JP7481399B2 - 車両用複合部材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はインストルメントパネルのアンダーカバーやエンジンアンダーカバー等に使用される車両用複合部材及びその製造方法に関する。
自動車等の車両には、樹脂製枠内に多孔質のシート材を展張して、軽量化目的や吸音性を付与させたインストルメントパネルのアンダーカバー、エンジンアンダーカバー等の車両用複合部材が存在する。そして、改良発明もいくつか提案されている(例えば特許文献1)。
特開2017-77637号公報
特許文献1はその図2(f)に示すような複合部材を製造する発明文献である。図14に上記図2(f)を簡略化した複合部材を示す。樹脂成形体92が板状繊維体91(本発明の基材7)に係る裏面の一部領域に重ねて形成され、繊維体91を補強する外延部分921(本発明の樹脂枠81)や内延部分929(本発明の桟89)の樹脂成形体92が射出成形されている。
しかるに、特許文献1は繊維体91の周囲端末919で品質トラブルが発生する虞がある。 射出成形工程の下型T1への繊維体91のセットでは、繊維体91をそのキャビティ部分C91に一致する全長Lのものを用意するは至難である。したがって、繊維体91の周囲端末919を、図15(イ)のごとく端末配置範囲に収まるようにして製造しているが、上下型T1,T2の型締め後、樹脂原料gの注入に伴い注入圧力が繊維体91の端末919に加わる(図15のロ)。その結果、図15(ハ)のように繊維体端末919が押し潰される。外延部分921の成形を終えると、各部位での押し潰される度合が微妙に変化して、図15(ニ)のように外延部分921と繊維体91との見切り位置Kにバラツキが生じる。見切り位置のバラツキで、図16のごとく繊維体91の周方向に繊維体周縁が曲がりくねる品質不具合が発生する。しかも、曲がりくねる箇所が繊維体91の意匠面側に現れるので、製品不良になり歩留まりの低下を招く。さらに、脱型後に、押し潰されていた繊維体端末919の部分が繊維体意匠面に繊維体919の密集凝固部分や隆起部分Mをつくってしまうこともある。
本発明は、上記問題を解決するもので、製品の意匠面側に現れる見切り位置のバラツキをなくして品質向上を図り、さらに歩留まり向上にも役立つ車両用複合部材及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、第1の発明の要旨は、多孔質シート材が立体賦形され、多孔質構造を維持して蓋天面を形成する蓋主部の周縁部位から蓋内面側へ屈曲して鍔部が延在し、前記蓋主部に対し該鍔部が起立してなる基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記蓋主部の周囲を枠状に取り囲んで前記基材と一体成形されている樹脂枠と、を具備することを特徴とする車両用複合部材にある。 第2の発明たる車両用複合部材は、第1の発明で、多孔質シート材が熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布からなることを特徴とする。第3の発明たる車両用複合部材は、第1又は2の発明で、樹脂枠の内面側に前記鍔部の外面から前記鍔部内に樹脂原料が含浸してなる前記含浸硬化部が形成され、且つ該鍔部の外面に該樹脂枠の樹脂単独層が積層形成されていることを特徴とする。第4の発明たる車両用複合部材は、第1~3の発明で、蓋主部の平面視形状を、略矩形からその四隅角部に切欠が設けられた形状とし、且つ該切欠を埋める板片部分が樹脂層のみにして前記樹脂枠と一体成形されていることを特徴とする。 第5の発明の要旨は、一方の型に、そのキャビティ面に薄板状基材の蓋主部に係る蓋天面の賦形面になる底面が形成された蓋主部用凹所を有し、且つ該凹所の四方外側に前方型面を前記底面に対し起立させた進退動自在にしたスライド型を有し、他方の型との型締めで、該他方の型のキャビティ面と前記凹所とによって、前記蓋主部のキャビティ部分が該凹所の周縁沿いに隙を残して形成される一対の型からなる金型を備えた射出成形機を用いて、基材の必要大きさに裁断された多孔質シート材を、その外周部が前記隙を形成する前記凹所の部位からはみ出すようにして、前記一方の型にセットした後、他方の型とで型締めし、多孔質構造を保って厚みを小さくした前記蓋主部を成形し、次に、前記スライド型の前方型面を進出させて、前記外周部を該蓋主部に対し起立させ、且つ多孔質構造は残して圧縮した鍔部に賦形し、その後、該前方型面を退動させ、この退動でできた空所に、樹脂原料を注入し前記鍔部内に含浸、硬化させて、前記蓋主部の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠を成形したことを特徴とする車両用複合部材の製造方法にある。第6の発明たる車両用複合部材の製造方法は、第5の発明で、多孔質シート材が熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布であることを特徴とする。第7の発明たる車両用複合部材の製造方法は、第5又は6の発明において、型締めで、前記隙を形成する前記凹所の部位からはみ出す前記外周部の付け根域と対向する前記他方の型のキャビティ面に凸部を設け、その型締めで、前記蓋主部を成形すると共に、該凸部が前記付け根域に食い込んで、前記外周部を該蓋主部に対し起立付勢させることを特徴とする。
第1,5の発明のごとく、蓋主部から屈曲して鍔部が延在し、前記蓋主部に対し該鍔部が起立すると、蓋主部に対し屈曲した鍔部の端末を樹脂枠の枠周端面近くに配することができるので、樹脂原料の注入圧力をかわすことが可能になる。蓋主部と鍔部との見切り位置を安定させ、蓋主部の周縁が、その周方向で曲がりくねるのを回避できる。
本発明の車両用複合部材及びその製造方法は、製品の意匠面側に現れる見切り位置のバラツキをなくして品質向上を図り、さらに見切り位置が製品意匠面に現れることから、歩留まり向上にも役立つなど優れた効果を発揮する。
本発明の車両用複合部材及びその製造方法の一形態で、裏面側から見た複合部材の斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 図1の裏面図である。 図1で使用した多孔質シート材の平面図である。 (イ)が図2の部分拡大図、(ロ)が(イ)に代わる他態様図である。 (イ),(ロ)共に、図5(イ)に代わる別態様図である。 型開状態下で、多孔質シート材を金型にセットした説明断面図である。 図7の後、一方の型と他方の型で型締めした説明断面図である。 図8の後、スライド型を進出させ、外周部を圧縮した説明断面図である。 図9の後、スライド型の後退で空所を形成した説明断面図である。 図10後、樹脂原料を注入し、合成樹脂製成形体の射出成形を終えた説明断面図である。 図7に代わる他態様図である。 図8に代わる他態様図である。 従来技術の説明断面図である。 従来技術の部分断面図である。 従来技術の説明画像図である。
以下、本発明に係る車両用複合部材(以下、単に「複合部材」ともいう。)及びその製造方法について詳述する。図1~図13は本発明の複合部材及びその製造方法の一形態で、図1~図3は複合部材の斜視図、要部断面図、及び裏面図、図4は多孔質シート材の平面図、図5,図6は、図5(イ)が図2の拡大図で、他が他態様図、図7は多孔質シート材を金型にセットした断面図、図8は一方の型と他方の型で型締めした断面図、図9はスライド型を進出させた断面図、図10は空所を形成した断面図、図11は合成樹脂製成形体を成形した断面図、図12,図13は図7,図8に代わる他態様図を示す。尚、基材7は断面表示用ハッチングを省く。また各図は判り易くするため、簡略化し且つ発明要部を強調図示する。
(1)車両用複合部材の製造方法 複合部材6は、多孔質シート材5が型締め圧縮でそのシート厚みを小さくして、立体化されたシート状パネル体に賦形された基材7を、樹脂枠81が枠状に取り囲んで保形している自動車等の車両用製品である(図1)。複合部材6は、多孔質シート材5が立体賦形され、蓋天面71aを形成する蓋主部71の周縁部位から蓋内面71b側へ屈曲して鍔部76が延在した基材7と、鍔部76内に樹脂原料gが含浸、硬化して、蓋主部71の周囲を枠状に取り囲んで基材7と一体成形された樹脂枠81と、を備える。 本実施形態の複合部材6は、図1~図3に示すインストルメントパネルのアンダーカバーに適用する。その製造方法は、図7~図11のような金型2を有する射出成形機1を用いる。予め加熱した多孔質シート材5を一方の型3にセットした後、他方の型4とで型締めして、多孔質シート5を板厚方向に圧縮して蓋主部71に賦形する。次いで、スライド型36fの進出で鍔部76を賦形した基材7を成形し、その後、該基材7を保形し一体化する樹脂枠81を射出成形して、複合部材6を造る。
複合部材の製造方法に先立ち、複合部材用金型2を備えた射出成形機1を準備する(図3)。 射出成形機1の金型2は、一方の型3(ここでは下型側の固定型)と他方の型4(ここでは上型側の可動型)との一対の型を備える。そして、固定型3側には、そのキャビティ面30に複合部材6における薄板状基材7の蓋主部71に係る蓋天面71aの賦形面になる段差面状の底面311を有する蓋主部用凹所31が形成される。且つ該凹所31の四方外側に前方型面361を前記底面311に対し起立させて進退動自在にしたスライド型36fが設けられる(図7)。ここでは、スライド型36fの進退動に油圧シリンダ36dを用いる。固定型3と可動型4との型締めで、可動型4の蓋主部用キャビティ面401(キャビティ面40)と前記凹所31とによって、該凹所31の周縁沿いに多孔質シート材外周部56の付け根域に係る断面相当の隙εを残して、蓋主部71用のキャビティ部分C7と桟89用のキャビティ部分C89とが形成される(図8)。符号41は可動型4の蓋主部用キャビティ面401に設けた桟89用の溝部を示す。金型2への多孔質シート材5のセット後、型締めで薄板状の蓋主部71を賦形し、またスライド型36fのロッド36e進出によって鍔部76を賦形できる。その後、スライド型36fを退動させてできた空所Sを含むキャビティCへ合成樹脂原料g(以下、単に「樹脂原料」ともいう。)を注入して、基材7と一体の図1ごとくの樹脂枠81、さらにいえば該樹脂枠81や桟89を含む合成樹脂製成形体8を成形できる。
多孔質シート材5は、不織布や発泡シート等からなる多孔質シートを基材7の必要大きさにカットした多孔質構造を有するシート状体である。多孔質シート材5の「シート」には厚みがある板状のものも含む。本実施形態の複合部材6は、図1のような平面視ほぼ矩形とし、樹脂枠81の四隅角部に相手部材へ取付けるための樹脂製板片部分85を有して、樹脂枠81内に蓋主部71が展張される。よって、図4ごとく平面視矩形形状から四隅角部に板片部分85用の切欠50が設けられた蓋主部相当部51と、該蓋主部相当部51の各長辺から四方へそれぞれ延在する鍔部76用の矩形外周部56と、を有する多孔質シート材5とする。 ここでの多孔質シート材5は熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布としている。多孔質シート材5
には例えば低融点素材と高融点素材とが混ざり合った二成分複合型の熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布が用いられる。一本一本の繊維が高融点素材の芯と低融点素材の鞘との鞘芯構造の不織布があり、本実施形態はこれを採用する。該不織布からなる多孔質シート材5を加熱し鞘部を軟化させた後、金型2にセットし、型締めすれば、該加熱温度の鞘部で熱接着し、芯部で所定形状に賦形できる。
複合部材6は、前記射出成形機1及び多孔質シート材5を用いて、例えば次のように製造される。尚、以下の説明に用いる図7~図11は、図1のII-II線断面図における各製造工程図を表す。 まず、金型2の型開状態下、所定温度に加熱して軟らかくした状態の多孔質シート材5を下型側の固定型3にセットする(図7)。基材7の必要大きさに裁断された多孔質シート材5の蓋主部相当部51を凹所31の底面311に載せ、外周部56が前記隙εをつくる部位からはみ出すようにしてセットする。ここでは、凹所31からはみ出た外周部56が、スライド型36fの前方型面361にもたれかかった姿態とする。
次いで、固定型3と可動型4とで型締めして、多孔質シート材5を圧縮して厚みを小さくし、多孔質構造が幾分潰されてもその多孔質構造が保たれた蓋主部71を成形する(図8)。型締め下、凹所31の底面311とこれと対向する可動型4の蓋主部用キャビティ面401との間隔を、多孔質シート材5の厚みt1よりも小に設定し、蓋主部71の成形を容易にしている。 可動型4のキャビティ面40、詳しくは蓋主部用キャビティ面401が、固定型3に係る凹所31のキャビティ面30との間に多孔質シート材5を挟んでこれを圧縮する。当初厚みt1の多孔質シート材5に係る蓋主部相当部51が吸音用の多孔質構造を残しながら厚み方向に圧縮され、圧縮硬化が進んで、図1に示す斜面61を形成しつつ厚みt2の蓋主部71へと立体賦形される。尚、固定型3と可動型4との型締めに伴い、蓋主部用キャビティ部分C7で蓋主部71を成形するが、該キャビティ部分C7は複合部材6の平面視大きさがあり、多孔質シート材5に係る切欠50の領域に板片部分85用の空部分が未だ残っている。 本発明では、吸音機能を有する多孔質シート材5を用い、該多孔質シート材を圧縮させて、図1のような斜面61を有する立体形状の蓋主部71に賦形するにあって、吸音機能を依然と保持させたままにする。ここでの多孔質シート材5は、目付が300g/m~1,600g/mの範囲の不織布とする。芯鞘構造繊維の不織布として、その芯の部分にPETを採用すると、へたり感が少なく、基材7の保形維持に優れる。シート状の不織布は、加熱により鞘の部分が熱融着性を有して、全体が厚みt2へと変化しつつ、芯の部分が蓋主部71の立体形状に変形し、温度降下にしたがって吸音用多孔質構造を保った蓋主部71へと賦形される。高融点PETの芯に、さらに低融点PETの鞘を配した芯鞘構造の繊維を用いた不織布を用いると、一層へたり感の少ない基材7になりより好ましく、本実施形態もこれを採用する。
続いて、スライド型36fの前方型面361を進出させて、該前方型面361と可動型4の樹脂枠用キャビティ面406とで、前記外周部56を鍔部76に起立賦形させる。樹脂枠用キャビティ面406は可動型4の側壁部に設けられる。図8の白抜矢印のごとくロッド36eを伸長させてスライド型36fを進出させる。この進出によって、傾倒していた外周部56が起立し、さらに多孔質構造を残して圧縮され、図9ごとくの鍔部76が蓋主部71の周縁部位から蓋内面71b側へ屈曲して、蓋主部71に対し起立するように賦形される。 本実施形態は、図8のようにスライド型36fが、その下面と、凹所31に続く固定型3の水平型面と、を当接させて滑動できるようにし、型締め下で、スライド型36fの下面が蓋主部71用のキャビティ面401と略同一面上を進退動するようにしている。かくして、起立した外周部56が厚み方向に圧縮されてその厚みを小にする。蓋主部71の周縁を残し、ここから鍔部76が蓋主部71の内側へ若干入った箇所で蓋主部71に対して起立し、多孔質シート材5から立体賦形された基材7が造られる(図9)。切欠き50を除いて、凹所31の底面全体に蓋主部71が埋まり、蓋主部71から鍔部76が延在起立する基材7ができる。蓋主部71の周縁が鍔部76よりも外方へ張り出し、複合部材6の平面視外周縁を形成して、立体賦形された基材7が造られる。
しかるに、厚みt1から厚みt2に圧縮して強度アップさせた前記基材7にしても(図9)、吸音用多孔質構造を維持した立体形状では、頑強とは言い難い。へたり感が少ない三次元網目構造のPET不織布を用いても、複合部材6に要求される剛性,機械的強度が不足する。 斯かる強度不足を解消すべく、本発明は、固定型3と可動型4の型締め状態下で、スライド型36fを退動させて、鍔部76が収まった樹脂枠81のキャビティ部分C81を設け、さらに該キャビティ部分C81へ射出成形機1のノズルからランナ22,ゲート21(図3参照)を通って樹脂原料gを注入し、該基材7を保形する樹脂枠81を一体成形する製法を採用する。
具体的には、図9で基材7を成形した後、蓋主部71の周縁に前方型面361の下端が略一致するまで、スライド型36fの前方型面361を退動させる(図10)。該退動によって、鍔部76が収容された樹脂枠81のキャビティ部分C81が形成され、鍔部76で埋められてない樹脂枠81用の空所Sが形成される。 ここで、本実施形態は多孔質シート材5の外周部56を樹脂枠81のキャビティ部分C81にセットし、外周部56から鍔部76へ移行させる際、樹脂枠81のキャビティ部分C81を越える高さにならぬようにしている。図10でいえば、樹脂枠81のキャビティ部分C81に収まった鍔部76の上方に前記空所Sの空きができるよう設定している。複合部材6が完成した時、図5(イ)のごとく樹脂枠81の枠周端面819にまで許容距離分αを残して鍔部76が蓋主部71に対し起立するよう、図4の外周部56の高さhが設定される。外周部高さhが寸法誤差で大きくなっても、外周部周縁569、いいかえれば鍔部76の端末769の位置が最大で図5(ロ)に示す樹脂枠81の枠周端面819に達するところまで許容できるからである。
しかる後、前記空所S(樹脂枠81のキャビティ部分C81)に、樹脂原料gを注入し鍔部76内に含浸、硬化させて、図1のごとく蓋主部71の周囲が枠状に取り囲まれる樹脂枠81を成形する。型締めによって、基材7の裏面7b側に形成された桟89のキャビティ部分C89や、蓋主部用キャビティ部分C7で未だ残っている板片部分85用空部分のキャビティCが形成されており、これらのキャビティCに樹脂原料gを注入し合成樹脂製成形体8を成形する。樹脂原料gにはポリプロピレン樹脂等の原料が用いられる。図3のゲート21を通って、キャビティCに樹脂原料gを注入して、樹脂枠81と共に、桟89、及び板片部分85の合成樹脂製成形体8が基材7と一体成形される。基材7に足りない剛性,機械的強度を、合成樹脂製成形体8の樹脂枠81,桟89が担う。
前記鍔部76が収容された樹脂枠81用キャビティ部分C81では、注入された樹脂原料gが空所Sを埋め、さらに多孔質構造を維持する鍔部76の外面76aから鍔部76内へ含浸し、含浸硬化部812を形成する。含浸硬化部812においては、これと鍔部76と結合して基材7と樹脂枠81との結合層Fができ、両者が強固に一体化する。空所Sに、樹脂原料gを注入し鍔部76内に含浸、硬化させ、さらに鍔部外面76aに空所Sを埋めた樹脂単独層811を形成して、蓋主部71を取り囲んだ樹脂枠81が一体成形される。
既述のごとく、切欠50の部位を除いて、多孔質シート材5は、凹所底面311を塞いで端末を有する外周部56が延在し、凹所底面311の全てに蓋主部71が収まっているので、樹脂枠81と蓋主部71の周縁部位との見切り位置に乱れが生じない。蓋主部71から上方へ延在起立する鍔部76を収容する空所S内で(図10)、その真下で凹所底面311を埋め尽くした蓋主部内面71bが在る下方へ向けて樹脂原料gが注入されるので、蓋主部71の周縁が、その周方向で図16のように曲りくねることがない。
かくして、基材7を保形する樹脂枠81及び桟89を有する合成樹脂製成形体8が一体成形される。一体成形後に脱型すれば、基材7の周囲を樹脂枠81が囲んで基材7を保形し、且つ樹脂枠81と蓋主部71との見切り位置に、バラツキのない所望の複合部材6を得る(図1,図2)。 符号36はスライド装置、符号36dはそのシリンダ、符号406は可動型4における樹脂枠用キャビティ面、符号42は食い込み用突起で、桟89の成形で樹脂原料gが桟89のキャビティ部分C89から不必要に蓋主部71内へ浸透するのを抑える。符号714は蓋主部71に現れた食い込み突起跡を示す。
図12,図13は、図7,図8に代わる他態様の複合部材6を示す。型締めで、前記隙εを形成する前記凹所31の部位からはみ出す外周部56の付け根域と対向する可動型4のキャビティ面40に凸部402を追加形成している。図13でいえば、外周部56の付け根域で紙面垂直方向に走る凸条の凸部402になっている。凸部402を設けて、型締めで、蓋主部71を成形すると共に、該凸部402が外周部56の付け根域に食い込んで、図13の矢印のごとく、外周部56を蓋主部71に対し起立付勢させる構成とする。他は、図7~図11にしたがって述べた本製法と同様の製法であり、外周部56が蓋主部71に対してより確実に起立して、鍔部76に円滑賦形された所望の複合部材6が得られる。
(2)車両用複合部材 図7~図13の上記製造方法等で得られる車両用複合部材6(ここでは「インストルメントパネルのアンダーカバー」)は、基材7と樹脂枠81と、を具備する(図1~図6)。 基材7は、一枚物の多孔質シート材5が多孔質構造を維持して賦形され、立体化したシート状パネル体である。多孔質シート材5がシート厚みt1を圧縮して立体賦形される。多孔質構造を維持して、蓋天面71aを形成する蓋主部71の周縁部位から蓋内面71b側へ屈曲して鍔部76が延在され、該蓋主部71に対し該鍔部76が起立した基材7になっている。多孔質シート材5を例えば図4のような基材7の大きさに予めカットして、既述製法等によって造られる。本実施形態は、蓋主部71がその平面視形状を略矩形からその四隅角部に切欠50を設けており、これに合わせた蓋主部相当部51と、該蓋主部相当部51から延在する外周部56と、を有する一枚物の多孔質シート材5とする。多孔質シート材5を熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布とし、多孔質構造を保って、該不織布の当初厚みt1よりも小の厚みt2にして、図1,図2ごとくの立体形状に賦形された基材7とする。
樹脂枠81は、鍔部76内に樹脂原料gの含浸硬化部812を形成して、蓋主部71の周囲を枠状に取り囲んで基材7と一体成形されている樹脂成形部である。 本実施形態は複合部材6が平面視略矩形にして、略矩形の樹脂枠81内に基材7の蓋主部71を展張させている。該蓋主部71から蓋内面71b側に屈曲し延在、起立した鍔部76を樹脂枠81の内面81b側に配して、該樹脂枠81が鍔部76(基材7)と一体成形される。詳しくは、樹脂枠81の内面81b側に鍔部外面76aから鍔部76内に樹脂原料gが含浸、硬化した含浸硬化部812を形成し、且つ鍔部外面76aに樹脂枠81の樹脂単独層811を積層形成している。
樹脂枠81は、(1)車両用複合部材の製造方法で述べたように、板片部分85と桟89と一緒に射出成形で造られた合成樹脂製成形体8の構成部である。該射出成形で、樹脂枠81、板片部分85、及び桟89が結合一体化する。 板片部分85は、相手部材へ複合部材6を取付けるためのもので、該板片部分85に透孔850が設けられる。蓋主部71の平面視形状を、略矩形からその四
隅角部に切欠50が設けられた形状とし、複合部材6の成形過程で該切欠50を板片部分85が埋める。図1,図2の複合部材6は切欠50を埋める板片部分85が意匠面6aを形成するが、これ以外の樹脂枠81内の意匠面6aは、既述の製法によって蓋主部71の蓋天面76aで意匠面6aを形成する。 桟89は、蓋主部71の蓋内面71b側で、帯幅方向を起立させて所定ピッチで複数(ここでは二本)配設し、両端を樹脂枠81に結合させた帯板である。図2でいえば、帯幅方向を起立させた帯板の下端面が蓋主部71に当接し、桟89の射出成形時に当接する蓋主部71に樹脂原料gが含浸、硬化して蓋主部71の保形強化を図る。
前記樹脂枠81については、図5(イ)のように蓋主部71の蓋内面71b側に鍔部76を配するが、多孔質シート材5に寸法許容範囲が設けられており、鍔部76が大きくなって、図5(ロ)のごとく樹脂枠単独層811の枠周端面819に鍔部76の端末769が達する複合部材6であってもよい。また、逆に鍔部76が小さくなっても、結合層Fによる鍔部76と樹脂枠81との一体強化が図られる限り、図6(イ)のごとく鍔部76の高さは低くなってもよい。さらに、鍔部76の圧縮度合を小にした図6(ロ)のような樹脂枠81を有する複合部材6とすることもできる。さらにいえば、樹脂枠81が形成できる限りにおいて、図示を省略するが、樹脂枠外面81aに鍔部外面76aが達するものでもよい。 他の構成は、(1)車両用複合部材の製造方法で述べた構成と同様で、その説明を省く。
(3)効果 このように構成した車両用複合部材及びその製造方法は、パネル本体部に当たる蓋主部71に多孔質構造を残すので、軽量化が図られ、且つ吸音特性を保持する。 また、蓋主部71の周縁部位から鍔部76が起立する基材7にあって、該鍔部76内に樹脂原料gが含浸、硬化して、蓋主部71の周囲を枠状に取り囲んで鍔部76と一体化した樹脂枠81が設けられるので、基材7を樹脂枠81で保形できる。樹脂枠81で基材7の剛性,機械的強度を補完できる。基材7の蓋主部71は、樹脂枠81の助けがあるので、多孔質シート材5を強力に圧縮して蓋主部71,基材7に本来必要な強度をもたせることまで要しない。蓋主部71の周囲を囲んで補強一体化する樹脂枠81、さらには桟89が蓋主部71に結合一体化して、蓋主部71の剛性,強度不足を補完する。よって、基材7は、自身に必要な剛性,機械的強度の厳しい制限を受けることなく、多孔質シート材5から形を整えて求める軽量化を実現し、また必要とする吸音用多孔質構造を保って吸音性能を発揮させた複合部材6にできる。 加えて、図7のような金型2を用い、多孔質シート材5を加熱後、これを金型2にセットし、型締めしてその状態のままでスライド型36fを進退動させた後、キャビティCへ樹脂原料gを注入して、樹脂枠81,桟89等の合成樹脂製成形体8を成形するので、複合部材6の製造時間を短縮できる。
そして、蓋主部71の周縁部位から蓋内面71b側へ屈曲して鍔部76が延在し、該鍔部76内に樹脂原料gが含浸、硬化した樹脂枠81が設けられると、屈曲ライン53で区分けできるので、鍔部76に集中して含浸硬化部812を設けた樹脂枠81を成形できる。屈曲ライン53を境にして蓋主部71側への樹脂原料gの含浸を抑えることができる。蓋主部71と樹脂枠81との見切り位置が蓋主部71の周縁周方向で乱れない。製品の意匠面6a側に現れる見切り位置のバラツキをなくして品質向上を図ることができる。 特に、樹脂枠81の成形で、図5のごとく外周部周縁569でもある鍔部端末769が鍔部76の上端に位置する形になると、樹脂原料の注入圧力をかわすことができ、図15(ハ)で見られた繊維体端末919が押し潰されて不具合を招く事態にならない。また、鍔部76の成形過程で、該鍔部76よりも蓋主部71の周縁が外方へ張り出し、既に複合部材6の平面視外周縁を形づくっているので(図10)、空所Sへの樹脂原料gの注入圧によって、蓋主部71の周縁に乱れは発生しない。空所Sに注入する樹脂原料gで樹脂単独層811の形成と並行して、蓋主部71につながる鍔部76に結合層Fを形成するので、該結合層Fによっても蓋主部71の周縁が乱れるのを規制する。複合部材6の意匠面6a側に出る蓋主部71の周縁が、周方向に曲がりくねらず、一様でなめらかな形になるので、品質的に安定し歩留まり向上にも役立つ。
また、多孔質シート材5が熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布からなると、図7のような金型2を有する射出成型機1を用いて、蓋主部71と鍔部76の立体化された基材7を容易に賦形できる。多孔質シート材5が低融点素材と高融点素材とが混ざり合った不織布からなると、該不織布を加熱した後、型締めし、さらにスライド型36fの進出によって、高融点の繊維素材で蓋主部71、鍔部76の形に変えて、その形を低融点繊維素材の接着性で簡単に保形維持できる。芯鞘構造繊維の不織布が用いられると、鞘部分を低融点繊維にして熱融着を担わせて、多孔質構造の蓋主部71、鍔部76へと円滑に賦形加工できる。 加えて、樹脂枠81の内面81b側に鍔部外面76aから樹脂原料gが鍔部76内に含浸してなる含浸硬化部812が形成されると、この含浸硬化部812で鍔部76と樹脂枠81の結合層Fができるので、樹脂枠81による蓋主部71の保形強化が図られる。且つ鍔部76の外面76aに樹脂枠81の樹脂単独層811が積層形成されると、空所Sを利用して、樹脂枠81用樹脂原料gを円滑注入できるようになるので、樹脂枠81の成形が容易になる。蓋主部71を囲む樹脂枠外面81aが光沢ある樹脂だけで形成されるので、見栄えが良くなる。しかも、スライド型36fを有する本金型2を用いて、図7から図11に至る一連動作で円滑に複合部材6を製造できるので、生産性向上に貢献する。
さらに、蓋主部71の平面視形状を、略矩形からその四隅角部に切欠50が設けられた形状とし、且つ該切欠50を埋める板片部分85が樹脂層のみにして樹脂枠81と一体成形されると、板片部分85に透孔850を設けることによって、該板片部分85は複合部材6を相手部材への取付けるための取付け板部を担える。 さらにいえば、板片部分85以外の意匠面6aが蓋主部71で構成されると、板片部分85を除けば、複合部材6の意匠面6aの全てを、図2のように蓋主部71で占めるので、軽量化,吸音特性に優れるだけでなく、外観向上にも役立つ。
尚、本発明は前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。多孔質シート材5の形状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。本実施形態では、蓋主部71が斜面61を有する立体形状に賦形されているが、蓋主部71は立体形状ではなく平面形状であってもよい。本実施形態では、多孔質シート材5を加熱してから金型2で賦形をしたが、多孔質シート材5の賦形に問題がなければ、加熱を省いてもよい。さらに、本実施形態では、一方の型3を固定型、他方の型4を可動型としたが、一方の型3は可動型、他方の型4が固定型であってもよい。本実施形態の複合部材6は、インストルメントパネルのアンダーカバーとしたが、エンジンアンダーカバー等にも勿論適用できる。
1 射出成形機 2 金型 3 一方の型(固定型) 31 凹所 36f スライド型 4 他方の型(可動型) 40 キャビティ面 402 凸部 5 多孔質シート材 50 切欠 56 外周部 6 車両用複合部材(複合部材) 7 基材 71 蓋主部 76 鍔部 81 樹脂枠 812 含浸硬化部 85 板片部分 C7 蓋主部のキャビティ部分(蓋主部用キャビティ部分)

Claims (7)

  1. 周縁部位が屈曲した鍔部を有する多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備することを特徴とする車両用複合部材であって、
    インストルメントパネルのアンダーカバー又はエンジンアンダーカバーである車両用複合部材。
  2. 周縁部位が屈曲した鍔部を有する、熱可塑性樹脂の繊維を含む不織布である多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備することを特徴とする車両用複合部材。
  3. 周縁部位が屈曲した鍔部を有しつつ、周縁が前記鍔部よりも外方へ張り出している多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備することを特徴とする複合部材。
  4. 周縁部位が屈曲し、周縁の内側方向に圧縮された鍔部を有する多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備することを特徴とする複合部材。
  5. 周縁部位が屈曲した鍔部を有する多孔質基材と、
    前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、
    前記樹脂枠をかけ渡し、前記樹脂枠に結合一体化した樹脂製の桟と、を具備し、
    前記桟は、前記多孔質基材に樹脂原料を含浸硬化させて、前記多孔質基材に結合一体化しており、
    前記多孔質基材は前記桟の周辺部分が凹んでいることを特徴とする複合部材。
  6. 周縁部位が屈曲した鍔部を有する多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備する複合部材を備える吸音材
  7. 周縁部位が屈曲した鍔部を有する発泡シートである多孔質基材と、前記鍔部内に樹脂原料の含浸硬化部を形成して、前記多孔質基材の周囲を枠状に取り囲む樹脂枠と、を具備し、
    前記発泡シートの表面及び裏面が露出されていることを特徴とする複合部材。
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