JP7478376B2 - 準備作業管理装置、準備作業管理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
図1に例示するように、準備作業管理システム1は、準備作業管理装置3、作業入力端末5(作業入力端末5A~作業入力端末5C)を含み、ネットワーク7を介して互いに接続している。
準備作業管理装置3は、コンピュータ端末であり、宿泊施設(ホテルA、旅館B、及びホテルC)の客室準備を行う作業員が充足しているか否かを判定する。具体的には、準備作業管理装置3は、客室準備を行う作業員の生産能力と、客室準備の作業量とに基づいて、必要な作業員の充足度を出力する。本発明に係る準備作業とは、宿泊施設の客室の準備作業をいう。また、準備作業管理装置3は、作業員の生産能力を管理し、準備作業の実績値に基づいて、作業員の生産能力を更新する。実績値とは、作業入力端末5により送信される実際の準備作業時間をいう。さらに、準備作業管理装置3は、準備作業の実績値に基づいて、労務情報及び給与情報を管理する。
作業入力端末5は、コンピュータ端末であり、客室準備を行う作業員が操作する端末である。具体的には、作業入力端末5は、準備作業の開始時刻及び終了時刻を準備作業管理装置3に送信する。より具体的には、作業入力端末5は、各作業員が携帯し、作業員を識別する作業員番号と準備作業の開始時刻及び終了時刻とを関連付けて準備作業管理装置3に送信する。
図2に例示するように、本例の準備作業管理装置3には、準備作業管理プログラム30がインストールされると共に、生産能力格納データベース600(生産能力格納DB600)、作業量情報格納データベース610(作業量情報格納DB610)、及び充足度情報格納データベース620(充足度情報格納DB620)が構成される。生産能力格納データベース600は、本発明に係る生産能力格納部の一例である。
準備作業管理プログラム30は、割当特定部300、充足度判定部302、充足度出力部304、実績値取得部306、生産能力更新部308、労務情報生成部310、及び給与計算部312を有する。
なお、準備作業管理プログラム30の一部又は全部は、ASICなどのハードウェアにより実現されてもよく、また、OS(Operating System)の機能を一部借用して実現されてもよい。
充足度判定部302は、生産能力格納DB600に格納された生産能力情報と、現場それぞれの客室の準備に要する作業量を示す作業量情報と、割当特定部300により特定された作業員とに基づいて、複数の現場それぞれについて、準備作業に必要な作業員の充足度を示す充足度情報を生成する。生産能力とは、各作業員の客室準備作業時間と客室準備作業の精度とを表す。作業量情報は、作業量情報格納DB610に格納され、宿泊施設毎の各客室における客室の準備作業量を示す。
また、充足度判定部302は、生産能力更新部308(後述)により更新された生産能力情報に基づいて、充足度情報を生成する。具体的には、充足度判定部302は、宿泊施設毎に、又は、1つ以上の宿泊施設が存在する地域毎に、充足度情報を生成する。例えば、充足度情報は、割合(%)により表示され、宿泊施設毎、又は地域毎に充足度情報を、日別及び月別で生成する。充足度判定部302は、生成した充足度情報を充足度情報格納DB620に格納する。
生産能力更新部308は、実績値取得部306により取得された各作業員の実績値に基づいて、生産能力格納DB600に格納されている生産能力情報を更新する。生産能力情報とは、作業員の準備作業の速度と作業の精度とをいうが、これらを能力値として数値化して表してもよい。具体的には、生産能力更新部308は、各作業員の日別、及び月別の実績値に基づいて、生産能力情報を更新する。
給与計算部312は、実績値取得部306により取得された開始時刻及び終了時刻に基づいて、各作業員の給与計算を行う。これにより、タイムカードを打刻した時刻ではなく、実際の稼働時間に基づいて、給与計算を行うことができる。
図3(a)に例示するように、準備作業管理装置3は、作業員情報を管理する。準備作業管理装置3は、作業員情報として、作業員を識別する作業員番号、作業員名、作業員が所属する宿泊施設、作業員の区分、作業員の給与区分、準備作業の速度(作業速度スキル)、準備作業の精度(作業精度スキル)、及び、準備作業の速度、準備作業の精度に基づいた能力値を関連付けて管理する。従業員情報として生産能力情報を管理しているため、人員の作業時間の予測をより正確に立てることができる。
準備作業管理装置3は、作業員の生産能力を管理しているため、作業員別の課題を抽出が容易である。また、生産能力情報は、実績値に基づいて更新されるため、作業員のスキルが向上しているか否かを把握できる。
図3(b)に例示するように、準備作業管理装置3は、作業員の勤怠情報を管理する。準備作業管理装置3は、勤怠情報として、作業員番号、1週間の出退勤、勤務時間、休憩時間、及び1日の準備作業量を関連付けて管理する。勤怠情報は予定を示す。
作業員情報、勤怠情報、及び準備作業実績情報は、準備作業管理装置3において表示可能であるため、管理者は、これらを確認可能である。
準備作業管理装置3は、宿泊施設情報と、各宿泊施設の客室の準備に要する作業量情報とを管理する。具体的には、図4(a)に例示するように、準備作業管理装置3は、宿泊施設情報として、宿泊施設を識別する宿泊施設コード、宿泊施設名、宿泊施設の住所、及び宿泊施設の地域(エリア)を関連付けて管理する。
さらに、図4(b)に例示するように、準備作業管理装置3は、作業量情報として、各宿泊施設の客室番号、客室タイプ、作業量に応じた時給、基準準備作業時間、及び客室の曜日毎の稼働率を関連付けて管理する。準備作業管理装置3が、シングルルーム、ツインルール、又はキングサイズ等の客室タイプを管理することにより、客室の広さ、タオル及びシーツの交換量、アメニティの補充及び交換量が明確になり、作業量を把握できる。また、客室タイプ毎の基準作業時間を管理しているため、作業時間の予測を立て易い。ここでは、客室タイプ、及び基準準備作業時間を作業量情報としているが、客室タイプ、及び基準準備作業時間に基づいて作業量を数値化して表示してもよい。宿泊施設情報、及び作業量情報は、作業量情報格納DB610に格納される。
宿泊施設情報、作業量情報、及び充足度情報は、準備作業管理装置3において表示可能であるため、管理者は、これらを確認可能である。
図5に例示するように、ステップ100(S100)において、宿泊施設における客室の準備作業の作業員は、実際の客室準備作業の作業開始時刻と作業終了時刻を作業入力端末5から準備作業管理装置3に送信する。より具体的には、作業入力端末5は、作業開始時刻と、作業終了時刻とに、作業員の作業員番号と宿泊施設を特定する情報と準備作業を行った客室番号とを関連付けて送信する。
ステップ105(S105)において、割当特定部300は、受信した情報に基づいて、作業員と準備作業内容とを特定する。
ステップ110(S110)において、一つの宿泊施設における1日の全ての準備作業の実績値を受信した場合に(S110:Yes)、充足度情報生成処理(S10)は、S115へ移行し、一つの宿泊施設における1日の準備作業の実績値を受信していない場合に(S110:No)、待機する。
ステップ120(S120)において、充足度判定部302は、割当特定部300により特定された作業員の客室の準備に要する作業量を作業量情報から取得する。
ステップ125(S125)において、実績値取得部306により取得された準備作業の実績値と、充足度判定部302により取得された作業量を示す作業量情報と、割当特定部300により特定された作業員の生産能力とに基づいて、充足度判定部302は、準備作業に必要な作業員の充足度を算出する。
ステップ130(S130)において、請け負っている全ての宿泊施設の1日の準備作業の充足度を算出した場合に(S130:Yes)、充足度情報生成処理(S10)は、S135へ移行し、全ての宿泊施設の1日の準備作業の充足度を算出していない場合に(S130:No)、待機する。
ステップ135(S135)において、充足度出力部304は、充足度判定部302により生成された全ての宿泊施設の充足度情報を出力する。
ステップ140(S140)において、労務情報生成部310は、準備作業の開始時刻と終了時刻とに基づいて、労務情報生成し、給与計算部312は、準備作業の開始時刻と終了時刻とに基づいて、実際の労働時間に対する給与を計算する。
3 準備作業管理装置
5 作業入力端末
7 ネットワーク
30 準備作業管理プログラム
300 割当特定部
302 充足度判定部
304 充足度出力部
306 実績値取得部
308 生産能力更新部
310 労務情報生成部
312 給与計算部
600 生産能力格納データベース
610 作業量情報格納データベース
620 充足度情報格納データベース
Claims (5)
- 客室の準備作業を行う作業員それぞれについて、準備作業の生産能力を示す生産能力情報を格納する生産能力格納部と、
複数の現場それぞれに割り当てられた作業員を特定する割当特定部と、
前記生産能力格納部に格納された生産能力情報と、前記現場それぞれの客室の準備に要する作業量を示す作業量情報と、前記割当特定部により特定された作業員とに基づいて、複数の前記現場それぞれについて、準備作業に必要な作業員の充足度を示す充足度情報を生成する充足度判定部と、
前記充足度判定部により生成された複数の現場の充足度情報を出力する充足度出力部と、
前記作業員それぞれが客室の準備作業に要した時間を実績値として取得する実績値取得部と、
前記実績値取得部により取得された各作業員の実績値に基づいて、前記生産能力格納部に格納されている生産能力情報を更新する生産能力更新部と
を有し、
前記充足度判定部は、前記生産能力更新部により更新された生産能力情報に基づいて、充足度情報を生成し、
前記充足度判定部は、宿泊施設毎に、又は、1つ以上の宿泊施設が存在する地域毎に、前記充足度情報を生成し、
前記充足度出力部は、前記充足度判定部により生成された充足度情報を、これらの充足度情報に対応する色で、複数の宿泊施設又は複数の地域について一覧表示する
準備作業管理装置。 - 前記実績値取得部は、作業員それぞれについて、準備作業の開始時刻及び終了時刻を取得し、
前記実績値取得部により取得された開始時刻及び終了時刻に基づいて、各作業員の労務管理情報を生成する労務情報生成部
をさらに有する請求項1に記載の準備作業管理装置。 - 前記実績値取得部は、作業員それぞれについて、準備作業の開始時刻及び終了時刻を取得し、
前記実績値取得部により取得された開始時刻及び終了時刻に基づいて、各作業員の給与計算を行う給与計算部
をさらに有する請求項1に記載の準備作業管理装置。 - コンピュータが、客室の準備作業を行う作業員それぞれについて、準備作業の生産能力を示す生産能力情報を格納する生産能力格納ステップと、
コンピュータが、複数の現場それぞれに割り当てられた作業員を特定する割当特定ステップと、
コンピュータが、前記生産能力格納ステップにより格納された生産能力情報と、前記現場それぞれの客室の準備に要する作業量を示す作業量情報と、前記割当特定ステップにより特定された作業員とに基づいて、複数の前記現場それぞれについて、準備作業に必要な作業員の充足度を示す充足度情報を生成する充足度判定ステップと、
コンピュータが、前記充足度判定ステップにより生成された複数の現場の充足度情報を出力する充足度出力ステップと、
コンピュータが、前記作業員それぞれが客室の準備作業に要した時間を実績値として取得する実績値取得ステップと、
コンピュータが、前記実績値取得ステップにより取得された各作業員の実績値に基づいて、前記生産能力格納ステップにより格納された生産能力情報を更新する生産能力更新ステップと
を有し、
前記充足度判定ステップは、前記生産能力更新ステップにより更新された生産能力情報に基づいて、充足度情報を生成し、
前記充足度判定ステップは、宿泊施設毎に、又は、1つ以上の宿泊施設が存在する地域毎に、前記充足度情報を生成し、
前記充足度出力ステップは、前記充足度判定ステップにより生成された充足度情報を、これらの充足度情報に対応する色で、複数の宿泊施設又は複数の地域について一覧表示する
準備作業管理方法。 - 客室の準備作業を行う作業員それぞれについて、準備作業の生産能力を示す生産能力情報を格納する生産能力格納ステップと、
複数の現場それぞれに割り当てられた作業員を特定する割当特定ステップと、
前記生産能力格納ステップにより格納された生産能力情報と、前記現場それぞれの客室の準備に要する作業量を示す作業量情報と、前記割当特定ステップにより特定された作業員とに基づいて、複数の前記現場それぞれについて、準備作業に必要な作業員の充足度を示す充足度情報を生成する充足度判定ステップと、
前記充足度判定ステップにより生成された複数の現場の充足度情報を出力する充足度出力ステップと、
前記作業員それぞれが客室の準備作業に要した時間を実績値として取得する実績値取得ステップと、
前記実績値取得ステップにより取得された各作業員の実績値に基づいて、前記生産能力格納ステップにより格納された生産能力情報を更新する生産能力更新ステップと
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記充足度判定ステップは、前記生産能力更新ステップにより更新された生産能力情報に基づいて、充足度情報を生成し、
前記充足度判定ステップは、宿泊施設毎に、又は、1つ以上の宿泊施設が存在する地域毎に、前記充足度情報を生成し、
前記充足度出力ステップは、前記充足度判定ステップにより生成された充足度情報を、これらの充足度情報に対応する色で、複数の宿泊施設又は複数の地域について一覧表示する
プログラム。
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