JP6844072B1 - 建物管理装置、建物管理システム及びプログラム - Google Patents

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    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services

Abstract

建物の提供者側が建物の利用者からの問合せの内容を有効利用できるよう情報を提供する。管理装置(10)は、ビル利用者からの問合せに関する問合せ情報と当該ビルに関するビル情報とを含む問合せ履歴情報を記憶する問合せ履歴情報記憶部(18)と、ビルオーナー等のユーザにより指定された検索条件に従って問合せ履歴情報記憶部(18)から抽出した問合せ履歴情報から、問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する表示情報生成部(14)と、問合せ実績情報をユーザのPCに表示させる表示制御部(152)と、を有する。

Description

本発明は、建物管理装置、建物管理システム及びプログラム、特に建物の利用者からの問合せに関する情報の可視化に関する。
ビル管理会社は、ビル利用者からの要望や不満などを含む問合せや設備保守の予定などを日報として記録し、例えばビルのオーナー企業に提出している。
特開平10−069507号公報 特開2003−091576号公報 特開2004−094299号公報
ビル等の建物のオーナーや建築会社等の建物の提供者側は、例えば新築やリノベーションをする際に建物の利用者のニーズに適合できるよう設備投資できるのが望ましい。
しかしながら、従来においては、利用者のニーズを推定しうる情報として利用者からの問合せを有効利用できると考えられるものの、問合せの内容を利用できるような形式で情報が提供されていなかった。
本発明は、建物の提供者側が建物の利用者からの問合せの内容を有効利用できるよう情報を提供することを目的とする。
本発明に係る建物管理装置は、管理対象とする建物の設備に対する利用者からの問合せに関する問合せ情報及び当該問合せの対象となった建物に関する建物情報を含む問合せ履歴情報を参照し、ユーザにより指定された条件に応じて前記問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する生成手段と、前記問合せ実績情報の表示を制御する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記ユーザにより選択された建物に対応する築年数を検索条件として前記ユーザにより指定可能に表示させ、前記生成手段は、検索条件として前記ユーザにより指定された築年数が前記ユーザにより選択された建物の築年数を超えている場合、前記ユーザにより選択された建物と同じ属性を持つ他の建物であって指定された築年数の他の建物の前記問合せ履歴情報を参照して前記ユーザにより選択された建物の前記問合せ実績情報を推定して生成することを特徴とする。
また、前記問合せ履歴情報には、当該問合せを所定の区分に分類するための問合せ区分が設定されており、前記建物情報には、当該建物の場所、規模及び用途が設定されており、前記生成手段は、ユーザにより指定された問合せ区分、建物の場所、規模又は用途の少なくとも1つを検索条件として前記問合せ履歴情報を検索した結果に基づき前記問合せ実績情報を生成することを特徴とする。
また、前記問合せ実績情報には、前記問合せの対象となった建物の設備、前記問合せがされた原因、前記問合せの件数の少なくとも1つに関する統計情報が含まれることを特徴とする。
また、前記問合せ実績情報には、前記検索条件に合致する建物のリストが含まれることを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記建物のリストの中からユーザにより選択された建物に対応する前記問合せ履歴情報を参照して前記問合せ実績情報を生成することを特徴とする。
また、前記問合せ実績情報には、前記ユーザにより選択された建物に対応する問合せ件数に関する統計情報が含まれることを特徴とする。
また、前記問合せ件数に関する統計情報は、当該建物の問合せ件数の推移を示す情報、当該建物の階毎の問合せ件数を示す情報、又は前記問合せ履歴情報を構成する所定の項目毎の問合せ件数を示す情報の少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明に係る建物管理システムは、上記いずれかの建物管理装置と、前記ユーザに前記条件を指定させると共に前記問合せ実績情報を表示するユーザ端末装置と、を有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、管理対象とする建物の設備に対する利用者からの問合せに関する問合せ情報及び当該問合せの対象となった建物に関する建物情報を含む問合せ履歴情報を参照し、ユーザにより指定された条件に応じて前記問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する生成手段、前記問合せ実績情報の表示を制御する表示制御手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記ユーザにより選択された建物に対応する築年数を検索条件として前記ユーザにより指定可能に表示させ、前記生成手段は、検索条件として前記ユーザにより指定された築年数が前記ユーザにより選択された建物の築年数を超えている場合、前記ユーザにより選択された建物と同じ属性を持つ他の建物であって指定された築年数の他の建物の前記問合せ履歴情報を参照して前記ユーザにより選択された建物の前記問合せ実績情報を推定して生成することを特徴とする。
本発明によれば、建物の提供者側が建物の利用者からの問合せの内容を有効利用できるよう情報を提供することができる。
本実施の形態におけるビル運営管理システムの全体構成図である。 本実施の形態における管理装置を示すブロック構成図である。 本実施の形態における問合せ情報記憶部に記憶される問合せ情報のデータ構成例を示す図である。 本実施の形態におけるビル情報記憶部に記憶されるビル情報のデータ構成例を示す図である。 本実施の形態における問合せ履歴情報記憶部に記憶される問合せ履歴情報のうち問合せ情報から抽出される項目の構成例を示す図であり、各項目の設定例を示す図である。 本実施の形態における問合せ履歴情報記憶部に記憶される問合せ履歴情報のうち問合せ情報を解析することによって得られる項目の構成例を示す図であり、各項目の設定例を示す図である。 本実施の形態における問合せ履歴情報記憶部に記憶される問合せ履歴情報のうちビル情報から抽出される項目の構成例を示す図であり、各項目の設定例を示す図である。 本実施の形態における表示処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における検索画面の表示例を示す図である。 本実施の形態におけるフィルターダッシュボードの表示例を示す図である。 図10に示すフィルターダッシュボードに表示される検索結果の一部の拡大図である。 図10に示すフィルターダッシュボードに表示される検索結果の他の一部の拡大図である。 図10に示すフィルターダッシュボードに表示される検索結果の他の一部の拡大図である。 図10に示すフィルターダッシュボードに表示される検索結果の他の一部の拡大図である。 本実施の形態における単体ダッシュボードの表示例を示す図である。 図15に示す単体ダッシュボードに表示される検索結果の一部の拡大図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。本実施の形態では、管理対象とする建物としてビルを例にして説明する。
図1は、本実施の形態におけるビル管理システムの全体構成図である。図1には、ビル管理会社1、ユーザ2、及び複数のビル3がそれぞれネットワーク4で接続されているシステム構成が示されている。ネットワーク4は、インターネットやVPN(Virtual Private Network)等で構築される。
各ビル3には、空調、照明、昇降機等種々の設備31が設置されており、ビル管理会社1は、管理装置10を用いてユーザ2との契約に従って各設備31の監視、管理等を行う。本実施の形態では、以下に説明する機能をビル管理会社1に設置された管理装置10が提供するものとして説明するが、ビル管理会社1は、例えばクラウド等外部に存在するコンピュータを利用して提供してもよい。
ユーザ2は、管理装置10が提供する情報(後述する「問合せ実績情報」)を参照するユーザである。ユーザ2は、例えばビルオーナー、建築会社、設備のメーカ等ビル3を提供する側に位置する企業である。ユーザ2は、パーソナルコンピュータ(PC)21を有している。本実施の形態におけるPC21は、管理装置10が提供するビル3の利用者(以下「ビル利用者」という)からの問合せの内容を有効利用できる形式で参照するために用いられる。また、ユーザ2は、管理装置10からの情報を取得するための条件をPC21から指定できる。なお、PC21の持つ問合せ実績情報の表示及び検索条件の指定の各機能を管理装置10に持たせてもよい。
ユーザ2は、複数存在するかもしれないが、図1では、一ユーザ2のみを図示している。また、ユーザ2は、ユーザ端末装置としてPC21を使用する場合を例にして説明するが、スマートフォンやタブレット端末等管理装置10からの情報を表示し、また、情報を表示させるための条件を入力可能なユーザインタフェースを有する機器であればよい。
図2は、本実施の形態における管理装置10を示すブロック構成図である。本実施の形態における管理装置10は、日報収集部11、問合せ情報生成部12、統合部13、表示情報生成部14、ユーザインタフェース(UI)制御部15、問合せ情報記憶部16、ビル情報記憶部17及び問合せ履歴情報記憶部18を有している。なお、本実施の形態において説明に用いない構成要素については図から省略している。
本実施の形態における管理装置10は、PC等従前から存在する汎用的な情報処理装置のハードウェア構成で実現できる。すなわち、管理装置10は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、通信手段として設けられたネットワークインタフェースを内部バスに接続して構成される。また、マウスやキーボード等の入力手段やディスプレイとの表示手段を含むユーザインタフェースを必要により設けてもよい。
日報収集部11は、各ビル3から送られてくる日報を収集する。日報には、設備保守のスケジュール等問合せ以外の内容を含む日報があるが、本実施の形態では、問合せに着目して処理するので、以降の説明では、日報と問合せとをほぼ同義に用いる。
本実施の形態における「問合せ」には、ビル利用者から発信されるビル3の設備31に関する質問、要望、要求、苦情、発見した不具合の通知、報告等が含まれている。ビル管理会社1は、質問と同様にビル利用者からの要望や通知等に対しても何らかの応答をするので、本実施の形態では、ビル利用者から発信される情報を「問合せ」と総称する。「問合せ」には、例えば空調のリモコンが使えない(リモコンがすぐ壊れる)、室温を下げてほしい(設定温度を変更してほしい)などのビル利用者の設備31に対するニーズが内在していると考えられる。
ビル利用者は、基本的には、ビル3で働く従業員を想定しているが、ビルへの訪問客やビルの管理者等を含めてもよい。
問合せ情報生成部12は、収集した問合せから所定の項目の項目値を抽出し、抽出した項目値を含む問合せ情報を生成して問合せ情報記憶部16に保存する。また、問合せ情報生成部12は、問合せの記載内容を解析することによって当該問合せを所定のカテゴリに分類し、その分類した結果を問合せ情報に含める。
問合せ情報には、利用者によって問合せの対象となったビルを識別するための識別情報としてのビルIDが含まれている。また、ビル情報記憶部17には、管理対象とするビルに関するビル情報が記憶されているが、ビル情報には、当該ビルを識別するビルIDが付与されている。統合部13は、上記ビルIDによって問合せ情報とビル情報とを紐付け統合することによって問合せ履歴情報を生成して問合せ履歴情報記憶部18に登録する。
表示情報生成部14は、問合せ履歴情報記憶部18に記憶されている問合せ履歴情報を参照して、ユーザ2により指定された条件に応じてビル利用者からの問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する。
前述したように、ユーザ2は、問合せ実績情報をPC21に表示し、また問合せ実績情報を表示させる条件をPC21から指定するが、ユーザインタフェース制御部15は、PC21との間で授受されるデータの入出力制御を行う。ユーザインタフェース制御部15は、操作受付部151及び表示制御部152を有する。操作受付部151は、ユーザ2によるPC21への操作内容を受け付ける。その操作内容には、条件の指定が含まれる。表示制御部152は、表示情報生成部14により生成された問合せ実績情報の表示制御を行う。なお、本実施の形態では、PC21がブラウザを使って問合せ実績情報を表示することを想定している。
図3は、本実施の形態における問合せ情報記憶部16に記憶される問合せ情報のデータ構成例を示す図である。図4は、本実施の形態におけるビル情報記憶部17に記憶されるビル情報のデータ構成例を示す図である。そして、図5乃至図7は、本実施の形態における問合せ履歴情報記憶部18に記憶される問合せ履歴情報のデータ構成例を示す図であり、各項目の設定例を示す図である。このうち、図5には日報から抽出される項目の設定例が示され、図6には日報の記載内容を、AI(Artifical Intelligence)を利用した解析を行うことによって得られる問合せの分類項目の設定例が示され、図7にはビル情報から抽出される項目の設定例が示されている。
まず、図3に示す問合せ情報は、日報から得られる項目と、日報の記載内容を入力としAIを利用した解析によって当該問合せが分類され当該問合せに付与される属性項目(以下、「付与属性」ともいう)とに大別される。図3に示す問合せ内容(日報原文)は、前述した日報の記載内容に相当し、ビル利用者による記述内容である。項目「対応・処置」には、問合せに対する応答や処置の具体的内容がビル保守員等によって事後的に設定される。項目「フォロー事項」には、応答や処置の時系列な情報がビル保守員等によって事後的に設定される。
付与属性は、日報原文、対応・処置及びフォロー事項の各項目への設定内容が解析されることによって得られる項目である。本実施の形態では、付与属性を、問合せ情報生成部12がAIを利用して設定するが、ビル利用者や各ビル3の管理者に設定させて、日報収集部11が収集する日報に含ませるようにしてもよい。ここで、付与属性に含まれる各項目について説明する。
「問合せ区分」は、当該問合せを所定の区分に分類するための項目である。分類される区分は予め定められているので、問合せ情報生成部12は、日報原文を解析することによって、当該問合せをいずれかの区分に振り分けることになる。後述する「問合せ者区分」においても同様である。「顧客ニーズ」は、問合せ内容から得られるビル利用者の設備31に対する要求や要望である。例えば、「暑い」という顧客ニーズは、その裏返しの設定温度を下げてほしいというニーズが内在されていると考えられる。同様に、「危険」という顧客ニーズは、その裏返しの安全にしてほしいというニーズが内在されていると考えられる。「問合せ階」及び「問合せ部屋」は、問合せの対象となる設備31が設定されているビル3の階及び部屋である。「問合せ者」は、問合せをしたビル利用者である。「問合せ者区分」は、問合せ者を区分に分類するための項目である。分類される区分は、予め定められている。「問合せ設備」は、問合せの対象となる設備31である。
「問合せ原因」は、ビル利用者が問合せをした原因である。「処置」は、問合せに対して実施した処置である。「対応日時」は問合せに対応した日時、「対応完了時間」は当該対応の完了日時、「対応時間」は当該対応に要した時間長である。
図4において、ビル情報に含まれる「延べ床面積」は、ビル3の各階の床面積の合計値である。「延べ床規模」は、規模を示す範囲が予め決められており、「延べ床面積」を参照にいずれかの規模に割り振られる。また、「主要テナント属性」には、ビルに入居している企業の業態等が設定される。ビルがテナントビルの場合、主となるテナントの業態が設定される。「用途」は、ビルの用途が設定される。1つに特定できない場合は「複合」が設定される。本実施の形態では、後述するように問合せを項目値によって集計するので、「主要テナント属性」及び「用途」に設定される項目値は、予め定められているものの中から選択され設定される。「所在地(住所)」には、ビル3の住所が設定される。「都道府県」には、ビル3が所在する都道府県が設定される。「竣工年」には、ビル3が完成した年が設定される。「築年月」には、竣工年からの経過した年が計算され設定される。なお、ビルIDは、問合せ情報との対応付けがわかりやすいように便宜的に付けている。
管理装置10における各構成要素11〜15は、管理装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部16〜18は、管理装置10に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における動作について説明する。本実施の形態では、問合せ履歴情報記憶部18に保存されている問合せ履歴情報から、ユーザ2により指定された条件に応じて問合せ実績情報を生成し、PC21に表示させることによってビル利用者からの問合せ内容の実績を有効利用できるような形式にてユーザ2に提供することを特徴としている。このユーザ2に提供する問合せ実績情報の表示画面の構成例を図9,10,15に示しているが、問合せ実績情報の生成に必要な情報は、事前に用意されているものとして説明する。以下、本実施の形態において問合せ実績情報を表示させる処理について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザ2は、所定のアプリケーションを起動するなどの所定の操作をすることで図9に例示する検索画面をPC21に表示させる。より詳細は、PC21は、所定のアプリケーションが起動されたことに応じて画面送信要求を管理装置10へ送信する。管理装置10における表示情報生成部14は、問合せ履歴情報記憶部18から全ての問合せ履歴情報を抽出して問合せ実績情報を生成する。表示制御部152は、問合せ実績情報を含む検索画面表示用のHTML(HyperText Markup Language)データを送信することで、PC21のブラウザに検索画面を表示させる(ステップ101)。ここで、図9に示す検索画面50の構成について説明する。
本実施の形態では、検索条件としてビル3が設置されている場所、規模、築年数、用途及び問合せ区分を指定することができる。もちろん、他の項目を検索条件として指定できるようにしてもよい。なお、「検索条件」というのは、問合せ履歴情報記憶部18に記憶されている問合せ履歴情報の中から問合せ実績情報を生成するために用いる問合せ履歴情報を抽出する絞込条件に等しい。
図9に示すように、検索画面の上方には、各検索条件を指定するための指定領域51〜55が設けられている。指定領域51〜55の下方には、検索画面ボタン56とフィルターボタン57が用意されている。本実施の形態では、検索結果を検索画面上に表示するように画面構成しているので、その検索結果を表示するための結果表示領域58を検索画面の下方に設けている。そして、結果表示領域58の右上に検索結果の総数を表示するための総数表示領域59が設けられている。
まず、ユーザ2からの要求に応じて検索画面がPC21に表示されるとき、すなわち、検索条件がユーザ2によってまだ指定されていないときの検索画面の初期画面には、以下の情報が表示される。この初期画面について、検索画面の構成と合わせて説明する。なお、前述したように、検索画面に表示される問合せ実績情報は、表示情報生成部14によって生成され、表示制御部152による制御に従ってPC21に表示されるが、以降の説明では、表示情報生成部14及び表示制御部152の動作は、適宜省略する場合がある。
結果表示領域58には、表示情報生成部14により生成された問合せ実績情報が表示される。初期画面では、ユーザ2により条件が指定されていないときに生成された問合せ実績情報が表示される。具体的には、ビル3のリストが表示される。本実施の形態では、問合せ履歴情報に含まれているビル名、用途、都道府県及び問合せ設備の各項目を表示対象としている。結果表示領域58における表示項目の例では、1つのビル3に対して問合せの対象となる設備、すなわち問合せ設備は複数存在しうるので、総数表示領域59に表示される総数は、契約中のビル3の総数とは限らない。換言すると、表示項目から問合せ設備を除外すると、契約中のビル3の総数となる。また、問い合わせされていない設備31も存在しうることから管理対象の設備31の総数とは限らない。なお、結果表示領域58に表示する項目の構成は、この例に限る必要はない。
場所の検索条件を指定させるための指定領域(以下、「場所指定領域」という)51には、結果表示領域58に表示されている情報が場所毎に集計されて表示される。本実施の形態では、場所の初期位置として日本を表示し、集計単位を都道府県毎と初期設定しているので、表示情報生成部14は、問合せ履歴情報を都道府県毎に集計する。表示制御部152は、各都道府県に対応させて初期値としてPC21に表示させる。表示制御部152は、集計値を数値にて表示させてもよいが、集計値が取りうる値の範囲毎に異なる色を割り当て、各都道府県が該当する色で場所指定領域51に表示されている都道府県を表示させる。通常、大きい値ほど濃い色を配色することによって値が大きいことを直観的に示すが、これに限る必要はない。また、本実施の形態では、色という表示属性によって集計値が含まれる範囲を把握できるようにしたが、他の表示属性を用いてもよい。また、棒グラフ等集計値の大小の違いがわかるように表示してもよい。
規模の検索条件を指定させるための指定領域(以下、「規模指定領域」という)52には、検索画面上、上下方向のバー52aが示されている。そして、規模の大きさは、バー52aのスライダー52bをユーザ2に操作させることによって指定させる。初期画面では、初期設定されていないことを示すためにスライダー52bを最下端に表示させるようにしてもよい。スライダー52bは、ユーザ2の操作に応じて伸縮可能であり、ユーザ2は、規模を範囲指定することが可能である。
築年数の検索条件を指定させるための指定領域(以下、「築年数指定領域」という)53には、検索画面上、左右方向のスライドバー53aが示されている。そして、築年数は、スライドバー53aのスライダー53bをユーザ2に操作させることによって指定させる。初期画面では、初期設定されていないことを示すためにスライダー53bを最左端に表示させるようにしてもよい。スライダー53bは、ユーザ2の操作に応じて伸縮可能であり、ユーザ2は、築年数を範囲指定することが可能である。
用途の検索条件を指定するための指定領域(以下、「用途指定領域」という)54には、問合せ履歴情報記憶部18に記憶されている全ての情報に設定されている用途が抽出されて表示される。図9には、事務所、複合等の用途が模式的に示されているが、複数の用途を選択しやすいように文字にてリスト表示するなど他の方法で表示させるようにしてもよい。初期画面では、いずれの用途も選択されていない状態で表示される。ユーザ2は、所定の操作を行うことで複数の用途を選択することができる。
問合せ区分の検索条件を指定するための指定領域(以下、「問合せ区分指定領域」という)55には、問合せ履歴情報記憶部18に記憶されている全ての情報に設定されている問合せ区分が抽出されて表示させる。表示制御部152は、該当する問合せの数に応じてワードクラウドによって問い合わせ区分を表示させるようにしている。すなわち、問い合わせ区分は、問合せ件数が多いほど大きい文字にて表示される。初期画面では、いずれの問合せ区分も選択されていない状態で表示される。ユーザ2は、所定の操作を行うことで複数の問い合わせ区分を選択することができる。図9に示す表示例では、問合せ区分をワードクラウドによって表示させているが、この形式にて表示させなくてもよい。例えば、問合せ区分を、問合せの内容によって複数のグループに分類する。これにより、ユーザ2は、1回の選択操作で複数の問合せ区分を検索条件として指定することができる。
検索画面の構成及び初期画面については、上記の通りである。ユーザ2は、検索画面の各指定領域51〜55から検索条件を指定することができる。なお、ユーザは、場所、規模、築年数、用途及び問合せ区分の各検索条件として指定する項目の全てを指定する必要はなく少なくとも1つの項目を検索条件として指定すればよい。以下、検索項目毎の条件の指定方法について説明する。
まず、場所についての条件を指定する場合、ユーザは、場所指定領域51から検索対象としたい場所、図9に示す例では、いずれかの都道府県を選択する。複数の都道府県を選択してもよい。
図9に示す表示例では、1又は複数の都道府県を選択することになるが、これに限るものではない。例えば、入力手段としてマウスを用いている場合、マウスホールを回転させるなどして場所指定領域51に表示させている地図を拡縮する。例えば、地図を拡大させることで、1つの都道府県に含まれる市、区、町などより狭い範囲が表示される、これにより、ユーザ2は、より狭い範囲の場所を指定することができる。
また、ユーザ2がドラッグ操作すると、表示されている地図は、その操作方向に移動する。これにより、ユーザ2は、日本のみならず、他の国の場所を検索条件として指定することができる。
規模についての条件を指定する場合、ユーザ2は、規模指定領域52内のスライダー52bを移動させて検索対象とする規模を指定させる。図7に示すように、ビル3の規模は、範囲によって指定されるので、スライダー52bは、移動に伴っていずれかの範囲を指定することになる。ユーザ2は、所定の操作を行うことで複数の規模の範囲を選択してもよい。
築年数についての条件を指定する場合、ユーザ2は、築年数指定領域53内のスライダー53bを移動させて検索対象とする築年数を指定させる。ユーザ2は、例えば5年から10年の間などのように築年数を範囲指定することができる。
用途についての条件を指定する場合、ユーザ2は、用途指定領域54に表示されている用途の中から検索条件としたい用途を選択する。ユーザ2は、複数の用途を選択することができる。
問合せ区分についての条件を指定する場合、ユーザ2は、問合せ区分指定領域55に表示されている問合せ区分の中から検索条件としたい問合せ区分を選択する。ユーザ2は、複数の問合せ区分を選択することができる。
以上のようにして検索条件が指定されると、操作受付部151は、ユーザ2による操作の内容を受け付ける(ステップ102)。これにより、表示情報生成部14は、ユーザ2が指定した検索条件を認識することができる。本実施の形態では、検索ボタン(図示せず)が押下されなくても、指定された検索条件に従って問合せ実績情報を表示情報生成部14に生成させ、生成された問合せ実績情報が反映された検索画面が逐次表示されるよう表示制御部152に表示制御させるようにした。このように、本実施の形態では、選択過程においても検索条件に合致した問合せ履歴情報に対応するビル3のリストが結果表示領域58に表示され、これに伴い、場所指定領域51の表示内容も更新される。
前述したように、表示制御部152は、問合せ実績情報の表示が要求されたときの初期画面として、また、各画面から検索画面ボタン56が選択されたときに(ステップ103でY)、検索画面を表示させる。そして、表示情報生成部14は、ユーザ2により指定された検索条件に応じて問合せ実績情報を生成し(ステップ105)、表示制御部152は、生成された問合せ実績情報を検索画面に表示させる(ステップ106)。
次に、検索画面からフィルターボタン57が選択されると(ステップ102,103でN,107でY)、表示情報生成部14は、ユーザ2により指定された検索条件に従って問合せ実績情報を生成し(ステップ108)、表示制御部152は、生成された問合せ実績情報、すなわち検索結果表示するためにフィルターダッシュボード60をPC21に表示させる(ステップ109)。ここで、検索結果を表示するためのフィルターダッシュボード60について説明する。
図10は、本実施の形態におけるフィルターダッシュボード60の表示例を示す図である。「ダッシュボード」とは、複数の情報源からデータを集め、概要をまとめて一覧表示する画面やソフトウェアのことをいうが、本実施の形態においては、表示情報生成部14が問合せ履歴情報から検索条件に合致する問合せ履歴情報を抽出し、所定の処理を実施して生成された問合せ実績情報、すなわち検索結果を表示させるための画面のことを意味する。フィルターダッシュボード60に表示される問合せ実績情報には、後述するように問合せ実績情報を所定の項目に基づいて集計して得られる統計情報が含まれる。
フィルターダッシュボード60の画面上方には、図9に示す検索画面と同じ検索条件を設定するための各指定領域51〜55が表示され、各指定領域51〜55には、設定された検索条件が表示される。
フィルターダッシュボード60の画面下方は、検索結果を表示するための結果表示領域であり、結果表示領域には、各指定領域51〜55で指定された検索条件に従った検索結果が表示される。本実施の形態では、結果表示領域を4分割し、4種類の情報を各領域61〜64に表示させている場合を示している。各領域61〜64に表示される拡大図をそれぞれ図11〜14に示す。
まず、図11に示すように、領域61には、検索条件に合致した問合せ履歴情報を問合せ設備毎に集計して、各問合せ設備の全体を占める割合を求め、その割合の多い順に並べた結果が表示される。ユーザ2は、この表示された内容からどの設備に対する問合せが多いのかを認識することができる。
図12に示すように、領域62には、検索条件に合致した問合せ履歴情報を問合せ原因毎に集計して、各問合せ原因の全体を占める割合を求め、その割合の多い順に並べた結果が表示される。ユーザ2は、この表示された内容から何が原因で問合せが多いのかを認識することができる。
図13に示すように、領域62には、問合せ件数と、対応時間の時間的推移が表示される。棒グラフで示されている問合せ件数は、検索条件に合致した問合せ履歴情報を、1時間毎に集計して算出される。折れ線グラフで示されている対応時間は、問合せへの対応に要した時間である。対応時間は、検索条件に合致した問合せ履歴情報に含まれている対応時間を1時間毎に集計することで算出できる。例えば、午後において、問合せ件数は、14時をピークに減少しているのに対し、対応時間のピークは15時である。これは、14時台の問合せ件数が多いことから対応が15時台にずれ込んでいると推定できる。
図14に示すように、領域63には、問合せ件数と、対応時間の時間的推移が表示される。図13では、時間毎に集計しているが、図14では、月毎に集計した結果が表示される。このように、異なる期間で集計した結果で問合せ件数と対応時間を提供してもよい。なお、図13,14における集計単位とする時間長は、この例に限る必要はない。例えば、3時間毎や季節毎に集計してもよい。
以上説明したように、ユーザ2は、表示される問合せ実績情報から問合せの実績に基づく統計情報を得ることができるので、新築又はリノベーションする際には、設備を異なる機種やメーカの入れ替えや保守の管理体制の見直し等を検討することができる。この結果、ビル利用者の苦情を解消したり、要望を受け入れたりすることができ、新築又はリノベーション後のビル3においては、問合せの回数の削減、ひいては顧客ニーズを向上させることが可能となる。
ユーザ2は、フィルターダッシュボード60の検索画面ボタン56を選択することによって(ステップ103でY)、図8に示す検索画面に戻ることができる。なお、図10に示すフィルターダッシュボード60の各指定領域51〜55から検索条件を変更することによって、検索画面に遷移させることなく統計情報を更新できるようにしてもよい。
次に、検索画面の結果表示領域58からいずれかのビル3が選択されると(ステップ110でY)、表示情報生成部14は、ユーザ2により選択されたビル3に対応する問合せ履歴情報を参照して、ユーザ2により指定された検索条件に従って問合せ実績情報を生成し(ステップ111)、表示制御部152は、生成された問合せ実績情報、すなわち検索結果表示するために単体ダッシュボード70をPC21に表示させる(ステップ112)。ここで、検索結果を表示するための単体ダッシュボード70について説明する。
図15は、本実施の形態における単体ダッシュボード70の表示例を示す図である。単体ダッシュボード70に表示される問合せ実績情報は、後述するようにユーザ2により選択されたビル3に対応する問合せ件数に関する統計情報が含まれる。本実施の形態においては、ユーザ2により選択されたビル3に関する問合せ実績情報を4種類の形態にて各領域71〜76に表示させる。
まず、領域(以下、「件数推移表示領域」という)71には、検索画面からユーザ2により選択されたビル(以下、「選択ビル」という)3における問合せ件数の推移を示す情報が表示される。図15に示す表示例では、4月から翌年3月までの1年間の問合せ件数を月毎に集計して、3年分のデータを折れ線グラフにて表示させている。問合せ件数の推移から、問合せ件数の多い月に対する対応等を検討することができる。
領域(以下、「階別件数表示領域」という)72には、選択ビル3の階毎の問合せ件数を示す情報が表示される。表示情報生成部14は、選択ビル3の問合せ履歴情報に含まれる問合せ階を階毎に集計して算出する。図16は、階別件数表示領域72を拡大した図である。図面右側には、階毎の問合せ件数の総数が示されている。図面左側には、階毎の問合せ件数が時間毎に細分化して示されている。選択ビル3の9階に例示したように、問合せ件数の数に応じて色を変えている。問合せ件数の数が多いほど濃い色で表示することで、問合せ件数の多い時間帯がわかるようにしている。なお、他の階に関しては、表示を適宜省略している。本実施の形態では、問合せ件数を月単位で表示しているが、細分化する時間幅は、ユーザ2が指定できるようにしてもよい。
領域(以下、「評価表示領域」という)73には、選択ビル3に対する評価が表示される。図15に例示するユーザ指数というのは、ビル利用者からの問合せを所定の方法にて算出した評価値である。ユーザ指数の算出方法は、本実施の形態の特徴ではないので説明を省略するが、ユーザ2は、評価表示領域73に表示される選択ビル3の評価を参照することで、ビル利用者による評価を知ることができる。
領域(以下、「属性表示領域」という)74には、選択ビル3の属性情報が問合せ履歴情報から抽出されて表示される。図15には、築年数、用途、規模、主要テナント属性、所在地(都道府県)が表示される例が示されている。もちろん、このビル3に関する属性項目に限る必要はなく、問合せ履歴情報に含まれている項目、更に、問合せ履歴情報に含まれていないビル3に関する情報、例えば契約に関する情報や選択ビル3の提供者に関する情報等を表示対象としてもよい。
ところで、図15に示すように、表示制御部152は、属性表示領域74にスライドバー74aを表示させている。スライドバー74aは、築年数を示しており、表示窓74bに表示されている築年数に対応するスライドバー74aの位置にスライダー74cが位置付けされている。この例では、ビル3の築年数が10年の場合が例示されている。本実施の形態では、築年数の設定を変更できる機能を提供している。すなわち、ユーザ2は、スライダー74cを移動させることで、築年数の設定を変えることができるが、ユーザ2によってビル3の築年数(この例では、10年)を超えた築年数に変更された場合、表示情報生成部14は、問合せ履歴情報を参照し、選択ビル3と同じ属性を持つ他のビル3の築年数を参照して問合せ実績情報を更新する。
ここでいう「属性」というのは、問合せ履歴情報を構成するいずれかの項目である。本実施の形態において、同じ属性かどうかを判断するための項目は、予め決められている。例えば、規模及び用途が判断するための項目として設定されていた場合において、ユーザが築年数を15年に設定した場合、表示情報生成部14は、選択ビル3と規模及び用途の各項目値が同じでかつ築年数が15年のビルを、選択ビル3と同じ属性を持つ他のビルとして選択する。そして、表示情報生成部14は、選択した他のビル3に関する問合せ履歴情報を問合せ履歴情報記憶部18から抽出し、その抽出した問合せ履歴情報を参照して問合せ実績情報を生成する。これにより、各領域71〜74,76には、他のビル3に関する問合せ履歴情報から生成された問合せ実績情報が表示される。他のビルが複数存在する場合、表示情報生成部14は、例えば、平均値を算出するなどして問合せ実績情報を求める。
選択ビル3の築年数は、現在のところ10年であるが、この機能を利用することによって築年数が15年のときの、すなわち5年先の問合せに関する状況を推定してユーザ2に提供することが可能となる。なお、ユーザ2によってビル3の築年数(この例では、10年)より前の築年数、例えば5年に変更された場合、表示情報生成部14は、選択ビル3と規模及び用途の各項目値が同じでかつ築年数が5年のビルを、選択ビル3と同じ属性を持つ他のビルとして選択して、上記と同様にして問合せ実績情報を生成する。
領域(以下、「問合せ区分表示領域」という)75には、問合せ区分指定領域55と同じ内容が表示される。
領域(以下、「絞込件数表示領域」という)76には、問合せ履歴情報に含まれる問合せを所定の項目毎に集計して得られる問合せ件数が表示される。図15には、所定の項目として、問合せ設備、問合せ区分及び処置が用いられ、これらの項目の組合せに該当する問合せの件数が集計して求められる。図15では、問合せ件数の多い順に並べて表示された例が示されている。並び順は、これに限る必要はなく所定の規則に従って並び順を決めればよい。
以上説明したように、本実施の形態では、単体ダッシュボード70に、選択ビル3に関する問合せ実績情報として、問合せ件数の推移、階毎の問合せ件数及び所定の項目毎の問合せ件数、をそれぞれ示す情報を表示させるようにしたが、少なくとも1つの情報を表示させるようにしてもよい。
ユーザ2は、単体ダッシュボード70の検索画面ボタン56を選択することによって(ステップ103でY)、図8に示す検索画面に戻ることができる。
また、検索画面において、上記説明した以外の操作がされた場合(ステップ110でN)、管理装置10は、その操作に対応した処理を実施する(ステップ113)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ビル利用者からの問合せの実績を所定の形態にて提供できるようにした。また、提供する情報の構成を適宜絞り込めるように、ユーザ2が検索条件を指定できるようにした。これにより、ユーザ2は、ビル利用者の要望や苦情を統計的に把握することができるので、顧客のニーズを特定しやすくなる。そのため、新築やリノベーションを行う際に設備投資のポイントが絞りやすくなる。
1 ビル管理会社、2 ユーザ、3 ビル、4 ネットワーク、10 管理装置、11 日報収集部、12 情報生成部、13 統合部、14 表示情報生成部、15 ユーザインタフェース(UI)制御部、16 情報記憶部、17 ビル情報記憶部、18 履歴情報記憶部、31 設備。

Claims (9)

  1. 管理対象とする建物の設備に対する利用者からの問合せに関する問合せ情報及び当該問合せの対象となった建物に関する建物情報を含む問合せ履歴情報を参照し、ユーザにより指定された条件に応じて前記問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する生成手段と、
    前記問合せ実績情報の表示を制御する表示制御手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記ユーザにより選択された建物に対応する築年数を検索条件として前記ユーザにより指定可能に表示させ、
    前記生成手段は、検索条件として前記ユーザにより指定された築年数が前記ユーザにより選択された建物の築年数を超えている場合、前記ユーザにより選択された建物と同じ属性を持つ他の建物であって指定された築年数の他の建物の前記問合せ履歴情報を参照して前記ユーザにより選択された建物の前記問合せ実績情報を推定して生成することを特徴とする建物管理装置。
  2. 前記問合せ履歴情報には、当該問合せを所定の区分に分類するための問合せ区分が設定されており、
    前記建物情報には、当該建物の場所、規模及び用途が設定されており、
    前記生成手段は、ユーザにより指定された問合せ区分、建物の場所、規模又は用途の少なくとも1つを検索条件として前記問合せ履歴情報を検索した結果に基づき前記問合せ実績情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の建物管理装置。
  3. 前記問合せ実績情報には、前記問合せの対象となった建物の設備、前記問合せがされた原因、前記問合せの件数の少なくとも1つに関する統計情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の建物管理装置。
  4. 前記問合せ実績情報には、前記検索条件に合致する建物のリストが含まれることを特徴とする請求項2に記載の建物管理装置。
  5. 前記生成手段は、前記建物のリストの中からユーザにより選択された建物に対応する前記問合せ履歴情報を参照して前記問合せ実績情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の建物管理装置。
  6. 前記問合せ実績情報には、前記ユーザにより選択された建物に対応する問合せ件数に関する統計情報が含まれることを特徴とする請求項5に記載の建物管理装置。
  7. 前記問合せ件数に関する統計情報は、当該建物の問合せ件数の推移を示す情報、当該建物の階毎の問合せ件数を示す情報、又は前記問合せ履歴情報を構成する所定の項目毎の問合せ件数を示す情報の少なくとも1つであることを特徴とする請求項6に記載の建物管理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の建物管理装置と、
    前記ユーザに前記条件を指定させると共に前記問合せ実績情報を表示するユーザ端末装置と、
    を有することを特徴とする建物管理システム。
  9. コンピュータを、
    管理対象とする建物の設備に対する利用者からの問合せに関する問合せ情報及び当該問合せの対象となった建物に関する建物情報を含む問合せ履歴情報を参照し、ユーザにより指定された条件に応じて前記問合せの実績内容を示す問合せ実績情報を生成する生成手段、
    前記問合せ実績情報の表示を制御する表示制御手段、
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記ユーザにより選択された建物に対応する築年数を検索条件として前記ユーザにより指定可能に表示させ、
    前記生成手段は、検索条件として前記ユーザにより指定された築年数が前記ユーザにより選択された建物の築年数を超えている場合、前記ユーザにより選択された建物と同じ属性を持つ他の建物であって指定された築年数の他の建物の前記問合せ履歴情報を参照して前記ユーザにより選択された建物の前記問合せ実績情報を推定して生成することを特徴とするプログラム。
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