JP7452326B2 - 読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本開示は、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る読取装置および当該読取装置を備えた画像形成装置に関する。
原稿の画像を読み取るスキャナー等の読取装置には、自動原稿搬送装置(以下「ADF」という。)が、読取装置の原稿載置台の奥手側に配されたヒンジなどの軸支機構を介して手前側が上下に開閉可能に軸支されているものがある。
このような読取装置において、ADFを使用せずに原稿画像を読み取るときには、ユーザーは、まず、ADFを上方に開放し、原稿載置台のプラテンガラスに原稿を載置してから、ADFを閉じる。このとき、ADFの底面部が原稿押圧部材として機能する。
しかしながら、通常、従来の軸支機構は、開放角(原稿載置台とADFの原稿押圧面のなす角度)が所定の角度より小さくなると、ADFの自重によって落下して閉じるように設計されており、当該開放角未満のときユーザーがADFから手を離すと、ADFがそのまま落下して閉じられてしまい、原稿載置台との間で、大きな衝撃音を発生させ、ユーザーに不快感を与えるおそれがあった。
このような大きな衝撃音の発生を抑制するため、たとえば特許文献1には、ADFを軸支するヒンジに、オイルダンパーを設け、オイルダンパーの抵抗によって、ADFが閉じる際の落下速度を緩和させる構成が開示されている。
特開平7-120845号公報
しかしながら、オイルダンパーは、確かに緩衝性に優れているが、その反面、抵抗が大きく、ユーザーが多数の原稿のコピー作業を急いでいる場合に、ADFを早く閉じたいと思って、ADFを下方に押しつけても、オイルダンパーの抵抗により、思ったように早くADFを閉じることができず、操作性が悪いという問題がある。
上記では、原稿押圧部材として、ADFを例にして説明したが、これに限らず、例えば、安価な読取装置においては、ADFが付属しておらず、板状の原稿押圧部材が開閉可能に設けられている場合が多い。このような板状の原稿押圧部材であったとしても、これを閉じる際に開放角が所定値よりも小さくなった段階で、手を離せば、やはり落下して、原稿載置台との衝撃音が少なからず発生する。このような衝撃音を回避するため、オイルダンパーを使用しても上記と同じように操作性の劣化が避けられない。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであって、原稿押えを閉じる際に、自重によって落下する速度を抑制して衝撃音の発生を可及的に抑制すると共に、早く原稿押えを閉めたいユーザーによって、違和感なく閉じ動作が行える読取装置および当該読取装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る読取装置であって、原稿載置台に載置された原稿をその上から押圧する原稿押えを、前記原稿載置台に対して開閉可能に軸支する軸支機構と、前記原稿押えの閉じる方向に対して抵抗力を付与する抵抗力付与手段と、を備え、前記抵抗力付与手段は、前記軸支機構における支軸の外周と当該支軸を軸承する軸受部の内周のうち、少なくとも一方の周面における一部または全部に、溝もしくは粗面を含む表面積増加部が形成されると共に、せん断速度の増加に応じて粘性が低下するチキソトロピー特性を有するグリスが、当該表面積増加部が形成された範囲において、前記支軸外周と前記軸受部内周との間に充填されていることを特徴としている。
また、前記表面積増加部は、前記支軸の外周面および前記軸受部の内周面のどちらか一方に螺旋溝が形成され、他方に、前記螺旋溝に螺合する螺旋山が形成されているとしてもよい。
さらに、前記原稿載置台には、原稿の載置基準位置があり、前記原稿押えを閉じる動作に応じて、前記原稿押えが、前記載置基準位置に向けて移動するように、前記螺旋溝の螺旋方向が設定されているとしてもよい。
また、前記グリスは、Na石けん基グリス、Al石けん基グリス、Ca石けん基グリスのいずれかであるとしてもよい。
また、前記抵抗力付与手段は、重力の作用により、前記原稿押えが閉じる方向に生じる第1モーメントに対し、弾性材料の付勢力により、前記原稿押えに前記第1モーメントに抗する第2モーメントを生成する付勢機構を、さらに有し、前記付勢機構は、前記原稿押えが開放基準位置から閉じられて、その開放角が所定値になるまでは、前記第2モーメントを前記第1モーメントより大きいか、もしくは、双方のモーメントを等しくして、前記原稿押えが自重により閉じるのを阻止し、前記原稿押えの開放角が所定値以下になると、前記第2モーメントが前記第1モーメントよりも小さいとしてもよい。
また、前記原稿押えは、原稿搬送装置であるとしてもよい。
また、前記軸支機構は、その支軸の中心線に沿って配置された複数のヒンジ機構を含み、少なくとも1個のヒンジ機構に前記抵抗力付与手段が設けられているとしてもよい。
さらに、前記複数のヒンジ機構のうち、前記支軸の中心線に沿った方向において、前記原稿押えの重心位置に近いヒンジ機構に、前記抵抗力付与手段が設けられているとしてもよい。
また、本開示の画像形成装置は、上記の読取装置を、原稿画像の読取部として備え、当該読取装置で読み取った原稿画像を用いて画像を形成することを特徴としている。
上記の構成により、グリスの特性を利用して、原稿押えが自重によって閉じる速度を低減して、衝撃音の発生を抑えることができる。その一方で、早く原稿押えを閉めたいユーザーによって原稿押えに力が加えられたときには、グリスに対するせん断速度の増加によってその粘性が低下するので、ユーザーの押し下げ動作に追随して、スムーズに原稿押えを閉じることができ、操作性が向上し、ユーザーが違和感を感じなくできる。
画像形成装置の全体構成を、概略的に示す斜視図である。 ADFがスキャナー部の原稿載置台に対して開いた状態を示す斜視図である。 ヒンジ部の外観斜視図である。 ADFを閉じる際において、その開放角に応じて、付勢機構によって生じるモーメントの変化を説明するためのヒンジ部の概略側面図であり、(a)は、ADFが上限角度まで開いた状態を示す図であり、(b)は、ADFがフリーストップの下限の角度だけ開いた状態を示し、(c)は、ADFが完全に閉じられている状態を示す図である。 ADFの開放角に応じて、付勢機構によるモーメントと、ADFの自重によるモーメントが変化する様子を、示すグラフである。 可動ヒンジと支軸の連結構造を説明するための、ヒンジ部の分解斜視図である。 (a)は、図4(a)のD-D線矢視断面図であり、(b)は、(a)の円Eで囲んだ部分の拡大図である。 グリスの見かけ粘度が、せん断速度に応じて変化する様子を示す図である。 (a)は、支軸の螺旋溝の螺旋方向を示す図であり、(b)は、原稿載置台における載置基準位置から少し離され載置されていた原稿がADFが完全に閉じる過程において、載置基準位置に近づく様子を模式的に示す図である。
[1]実施の形態
本開示に係る一実施の形態としての画像形成装置1について図面を参照しながら説明する。
(1-1)画像形成装置1の構成
図1は、画像形成装置1の全体構成を概略的に示す斜視図である。同図では、X軸方向が画像形成装置1を正面側から見たときの左右方向に相当し、Y軸方向が上下方向に相当する。また、X軸とY軸の双方に直交する方向をZ軸方向(奥行方向)としている。
図1に示すように、画像形成装置1は、いわゆる複合機(MFP:Multi Function Peripheral)であって、原稿読取部100と、画像形成部200と給紙部300とを備える。原稿読取部100(読取装置)は、スキャナー部10と、その上方に配したADF20(原稿押え)とからなる。
画像形成部200は、スキャナー部10が生成したスキャンデータを用いて、給紙部300が供給する記録シートに画像を形成する。画像が形成された記録シートは、排紙トレイ201上に排出される。
なお、画像形成部200は、シート上に画像形成が可能なものであれば、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット方式のものであっても構わない。
図2は、ADF20がスキャナー部10の原稿載置台に対して開いた状態を示す斜視図である。
同図に示すように、スキャナー部10の筺体12の上面10aには、原稿を載置して画像を読み取るためのプラテンガラス11(原稿載置台)と、ADF20により搬送される原稿の画像を読み取るための原稿読取用ガラス窓13が設けられている。
プラテンガラス11の下方には、光源やミラー等を搭載したキャリッジ(不図示)が配されており、これをX方向に移動可能にしながら原稿の画像をスキャンして画像データーを生成する。
スキャナー部10の筺体12の上面10aの奥側の辺に沿って、ADF20を開閉可能に軸支する軸支機構60が配される。
プラテンガラス11に載置された原稿を読み取るときには、ADF20を開放して、原稿をプラテンガラス11上の基準位置に合わせて載置してからADF20を閉じて、その底部に配された押圧板22で原稿が浮かないように押圧しながら上記キャリッジを移動させて、原稿をスキャンして画像データーを生成する。
なお、ADF20を閉じた状態で、ADF20の原稿トレイ21(図1)に載置された原稿束から1枚ずつ原稿を搬送して、上記スキャナー部10の原稿読取用ガラス窓13の上(原稿読取位置)を通過させて、原稿画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式の原稿読取も可能である。このときには、キャリッジは、原稿読取用ガラス窓13の直下に移動させる。
(1-2)軸支機構60の構成
(1-2-1)概要
図2に示すように、軸支機構60は、2個のヒンジ部61、62(ヒンジ機構)からなり、それらの回動軸心は、スキャナー部10の筐体12の上面10aの奥側の辺に平行な仮想回動中心軸C(支軸の中心線)上に配される。
図3は、上記ヒンジ部61の外観斜視図である。
同図に示すように、ヒンジ部61は、固定ヒンジ611、可動ヒンジ612、支軸613、および付勢機構614等を備える。なお、ヒンジ部62は、ヒンジ部61と同様の構成であるため、以下では、ヒンジ部61の構造についてのみ説明する。
固定ヒンジ611は、台座6111の上面に、支軸613を保持する一対のフレーム部材6113、6114を立設すると共に、台座6111の下方に断面が矩形で有底の筒状部材6110を付設してなる。
一対のフレーム部材6113、6114の貫通穴6113a、6114a(図6参照)に、支軸613が挿通され、当該支軸613を介して、可動ヒンジ612が固定ヒンジ611に対して回動可能に連結される。
支軸613には螺旋山が形成され、可動ヒンジ612の螺旋溝を有する軸受部6124(図6参照)に、わずかな遊び(クリアランス)を有して螺合しており、当該クリアランスにグリスを充填させることにより、ADF20が開放角θ1(図5)より小さな範囲で、緩やかに閉じるように構成される(以下、「回転抵抗付与機構」という。)。詳しくは後述する。
そして、台座6111の下方の筒状部材6110が、スキャナー部10の筐体12の上面10a(図2)の奥側に設けられた筒状部材6110の外径断面より若干大きな角穴121に嵌挿され、台座6111の下面が、上面10aの角穴121の周縁部分に当接することにより、固定ヒンジ611が、スキャナー部10に装着される。
これにより固定ヒンジ611が上下方向に移動可能になり、プラテンガラス11に載置された原稿が本等の厚いものである場合に、上方向に固定ヒンジ611が移動し、ADF20の押圧板22と原稿との傾きの差を小さくして、押圧板22によりできるだけ原稿全体をプラテンガラス11に押圧させて、原稿が部分的にプラテンガラス11から離れることがないようにしている。
可動ヒンジ612は、突出カム6140を備えた中央部6121と、中央部6121から左右両側に伸びる翼部6122、6123を有しており、翼部6122、6123に穿設された貫通孔6122a、6123aを介して、ADF20の底面20a(図2)に設けられたネジ穴(不図示)にネジ留めされることにより、ADF20が、スキャナー部10に対して、開閉可能に軸支されている。
(1-2-2)付勢機構
付勢機構614は、可動ヒンジ612を付勢して、ADF20を閉める動作に対して、反対方向(矢印B)のモーメント(開放モーメント(第2モーメント))を生成するためのものであり、可動ヒンジ612の突出カム6140と、当該突出カム6140に当接する押上板6141と、押上板6141を上向き(Y軸方向)に付勢する圧縮バネ6142(弾性材料)とからなる。この弾性材料の付勢力によって、付勢機構614は、ADF20に、第2モーメントを生成している。
図4(a)~(c)は、ADF20を閉じる際において、その開放角に応じて、付勢機構614によって生じるモーメントの変化を説明するためのヒンジ部61の概略側面図であり、便宜上ADF20の図示は省略して、ヒンジ部61のみ示している。
なお、付勢機構において、弾性材料は、付勢力を発生するものであればよく、例えば、板バネや捩りバネを用いて付勢機構を構成することもできる。
図4(a)は、ADF20が上限角度(開放基準位置)まで開いた状態を示しており、図4(b)は、ADF20を開放角θまで閉じた状態を示し、図4(c)は、ADF20が完全に閉じられている状態を示している。
各図から分かるように、開放角が少なくなるに連れて、可動ヒンジ612の突出カム6140が、押上板6141を下方に押し下げる量が大きくなって、圧縮バネ6142からの反発力もF1からF3へと次第に大きくなるが、支軸613の中心軸Cから反発力の作用線への垂線の長さ(アーム長)は、r1、r2、r3へと徐々に短くなるため、ADF20を開放する方向へと作用するモーメントM1、M2、M3(反発力×アーム長)の大きさは、一旦大きくなった後、減少していく傾向にある。
その一方で、上記のようにADF20は、スキャナー部10に対して開閉可能に軸支されているので、ADF20の自重によって、可動ヒンジ612を閉じる方向に作用するモーメント(閉じモーメント(第1モーメント))が、可動ヒンジ612に作用している。
図5は、開放角θの変化に応じて、付勢機構614による開放モーメントとADF20の自重による閉じモーメントの変化を示す図である。
横軸は開放角θの大きさを示し、縦軸は、ADF20に作用するモーメントの大きさを示している。
同図において、実線G1は、上記付勢機構614によってADF20を開放する方向に生じる開放モーメントの変化を示す。開放角θが大きくなるほど開放モーメントは増加し、開放角θ2で最大となって、その後減少する。
なお、開放モーメントが最大となる開放角θ2の値などを含む実線G1の形状は、突出カム6140の形状や圧縮バネ6142のばね係数などにより決定される。
一方、ADF20の自重により発生する閉じモーメントは、支軸613の軸心CからADF20の重心との距離をL、質量をm、重力加速度をgとした場合に、mg*Lcosθとなるため、図5における破線G2で示すように変化する。
開放モーメントと、閉じモーメントは、方向が反対であるが、説明の便宜上、図では、これらのモーメントの大きさだけを示している。
図5に示すように、閉じ状態では、実線で示された付勢機構614による開放モーメントよりも、破線で示されたADF20の自重による閉じモーメントの方が大きく、開放角がθ1(例えば15°~20°)の状態で、これらのモーメントが等しくなっている。
開放角がθ1よりも大きくなると、付勢機構614によるモーメントは、ADF20の自重による閉じモーメントよりも僅かに大きくなっており、この開放角の範囲では、ユーザーがADF20から手を離しても、開放角を保ったまま、ADF20が回動せずに静止した、いわゆるフリーストップ状態になっている。これにより、付勢機構614は、ADF20が開放基準位置から、閉じられて、その開放角が所定値(θ1)になるまでは、第2モーメントを第1モーメントより大きいか、もしくは、双方のモーメントを等しくして、ADF20が自重により閉じるのを阻止し、ADF20の開放角が所定値(θ1)以下になると、第2モーメントが第1モーメントよりも小さくなっている。
なお、フリーストップ状態において、付勢機構614による開放モーメントがADF20の自重による閉じモーメントよりも大きくなっているにも関わらず、ADF20が矢印Bで示す開放方向に回動しないのは、ヒンジ部61、62内の機械的な静止摩擦力があるためである。
図5に示すように、ADF20の開放角がθ1の状態から、閉じ状態に向かうにつれて、ADF20の自重によるモーメントと、付勢機構614によるモーメントとの差が大きくなっているため、ADF20が自重で落下するときの、落下速度を十分に低下させることができず、ADF20が閉められた時に、スキャナー部10との間で、大きな衝撃音が発生し、ユーザーが不快な思いをすることになる。
前述のように、大きな衝撃音を抑制するため、従来技術(特許文献1)ではヒンジ部にオイルダンパーを設け、オイルダンパーの抵抗によって、ADF20の落下速度を低下させていたが、ユーザーの閉操作に対抗するオイルダンパーの力は大きく、ADF20を早く閉めることができないため、これがユーザーのストレスとなっていた。
本実施形態では、可動ヒンジ612と支軸613の連結構造を工夫して、ADF20の開閉速度に応じた抵抗を付与することで、ユーザーに意図に沿ったADF20の閉動作を行えるようにしている。
(1-2-3)可動ヒンジ612と支軸613の連結構造
図6は、可動ヒンジ612と支軸613の連結構造(回転抵抗付与機構)を説明するための、ヒンジ部61の分解斜視図である。なお、付勢機構614における押上板6141、圧縮バネ6142ついては、図示を省略している。
同図に示すように、支軸613は、断面円形の軸部材の外周面に螺旋山6131a(表面積増加部)が形成された軸方向中央部6131と、軸方向中央部6131よりも小径の軸方向先端部6132を有している。
固定ヒンジ611のフレーム部材6113の貫通孔6113aの径は、支軸613の軸方向中央部6131の径よりも僅かに大きく、フレーム部材6114の貫通孔6114aは、貫通孔6113aと同軸であり、その径は、支軸613の軸方向先端部6132の径よりも僅かに大きくなっている。
可動ヒンジ612の中央部分6121には、固定ヒンジ611のフレーム部材6113の貫通孔6113aとフレーム部材6114の貫通孔6114aとの間に挟まれる軸受部6124が形成されており、軸受部6124の内周面には、支軸613の螺旋山6131aと螺合する螺旋溝6124a(表面積増加部)が形成されている。
支軸613と可動ヒンジ612の連結は、以下のようにして行われる。
まず、可動ヒンジ612の軸受部6124と、固定ヒンジ611のフレーム部材6113、6114の貫通孔6113a、6114aとが同軸になるように可動ヒンジ612を配置し、支軸613の軸方向先端部6132を、固定ヒンジ611のフレーム部材6113の貫通孔6113aに通過させる。
その後、さらに支軸613を進めると、可動ヒンジ612の軸受部6124の縁6124bに、支軸613の螺旋山6131aの縁6131bが当接する。
この状態から、支軸613を、螺旋山6131aと螺旋溝6124aとが螺合するようにねじ込む。ここで、螺旋山6131aと螺旋溝6124aの螺旋方向は、支軸613を反時計方向に回すと軸受部6124にねじ込まれる、いわゆる左巻きになっている(図9(a))。支軸613をねじ込んでいくと、軸方向先端部6132が、固定ヒンジ611のフレーム部材6114の貫通孔6114aを通過して、軸方向先端部6132に形成された周方向の溝部6133aが貫通孔6114aから突出し、かつ軸方向先端部6132の外周面に形成されたDカット面6132aが上を向いた姿勢になる位置で、支軸613のねじ込みが完了する。
次に、突出した溝部6133aにEリング6134を嵌め込み、さらに、軸方向先端部6132のDカット形状に合わせた貫通孔6133aを有する規制部材6133を、軸方向先端部6132に嵌め込み、Eリング6134を挟んだ状態で、規制部材6133と固定ヒンジ611のフレーム部材6114とが、ネジ留めにより固定される。
このEリング6134および規制部材6133によって、支軸613は、軸方向への移動および軸周りの回転が規制される。
このように、可動ヒンジ612と、支軸613は、螺旋溝6124aおよび螺旋山6131aを介して連結されており、可動ヒンジ612は、支軸613周りに、螺旋山6131aに沿って回動することができる。これにより、支軸613は、軸受部6124に軸承されている。
図7(a)は、図4(a)のD-D線矢視断面図であり、図7(b)は、図7(a)の円Eで囲まれた部分の拡大図である。
図7(b)に示すように、螺旋山6131aと螺旋溝6124aとのクリアランスには、グリス615が充填されている。なお、グリス615は、螺旋山6131aと螺旋溝6124aの、軸方向全域に充填されているが、これに限られず、螺旋山6131aと螺旋溝6124aの軸方向における一部に充填されていてもよい。
グリス615は、図8に示すような、せん断速度の増加に応じて、見かけ粘度(粘性)が低下する、いわゆるチキソトロピー特性を有するものであり、例えば、Na石けん基グリス、Al石けん基グリス、又は、Ca石けん基グリスである。なお、図7(b)に示すグリス615の膜厚tは、螺旋山6131aと螺旋溝6124aとの隙間の大きさに相当し、0.5mm~2mmの範囲が望ましい。
上記のように、表面積増加部が形成された範囲において、支軸613外周と軸受部6124内周との間にグリス615が充填されているので、可動ヒンジ612が支軸613周りに回動すると、螺旋山6131aと螺旋溝6124aとのクリアランスに充填されたグリス615に、可動ヒンジ612の回動方向(螺旋方向)の力(せん断力)が付与される。
また、上記のように支軸613の軸方向中央部6131の外周と、軸受部6124の内周を螺旋形状にすることで、軸方向中央部6131の外周と軸受部6124の内周の表面積を増加させ、グリス615と螺旋溝6124aとの接触面積およびグリス615と螺旋山6131aとの接触面積を増加させている。これにより、グリス615が、螺旋溝6124aおよび螺旋山6131aから受ける力を大きくすることができ、グリス615のせん断を効果的に行っている。
ADF20が閉じられる際、ADF20が、その自重によって落下し始める時は、グリス615のせん断速度はまだ小さく、上記のグリス615のチキソトロピー特性から、グリス615の粘性も高い状態であるので、高い粘性に応じた抵抗を付与して、ADF20の落下速度を低減するとともに、グリス615のせん断速度の上昇を抑えることができる。これにより、グリス615の高い粘性の状態がADF20が閉じ状態になるまでの間、維持され、ADF20が閉じられるときの、スキャナー部10との間の衝撃音を抑えることができる。
その一方で、早くADF20を閉めたいユーザーが、ADF20に下方への大きな力を加えると、グリス615のせん断速度が増加して、グリス615の粘性が低下するので、付与される抵抗が小さくなり、ユーザーの手によるADF20を押し下げる操作に追随するようにスムーズにADF20を閉じることができる。
このようなユーザーの意図に沿ったADF20の閉動作により、ユーザーのストレスを低減することができる。
(1-3)原稿の基準位置合わせ
図9(a)は、支軸613の螺旋山6131aの螺旋方向を示す図である。
上記のように、支軸613の螺旋山6131aの螺旋方向は、左巻きであり、同様に、可動ヒンジ612の螺旋溝6124aの向きも左巻きである。このため、可動ヒンジ612が閉じる方向に回動すると、可動ヒンジ612は、図7(a)に示す矢印Fで示す方向に移動する。
図2で、プラテンガラス11は、スキャナー部10の筐体12の上面10aよりも一段下がった位置に配されており、プラテンガラス11に原稿を載置する際、基準線11aにおける載置基準位置としての段差11bに、原稿の先端を合わせて載置できるようになっている。
図9(b)は、原稿70の先端71が段差11bからずれた様子を示す図である。原稿70の先端71を、プラテンガラス11に合わせてセットするとき、段差11bに原稿70の先端71を押しつけるユーザーの手の圧力によって、原稿が僅かに撓むことがある。このため、原稿70のセットが終わり、ユーザーが手を原稿70から離した瞬間、撓みを解消して元の真っ直ぐな姿勢に戻ろうとする原稿の腰による復元力が作用して、原稿全体が段差11bから左方へ動いて、原稿70の先端71が、図9(b)のずれGのように、11bから僅かにずれることがある。
原稿70のプラテンガラス11への載置後に原稿70を押圧するADF20の押圧板22(図2)は、柔らかいスポンジ等の弾性を有する材料を厚み方向に挟んで形成されており、押圧板22が厚み方向に圧縮変形されたときの弾性復元力によって、原稿を押圧するため、ADF20が閉じきる前に、原稿70に接触する構成になっている。
上記のように、可動ヒンジ612は、閉じるときに、矢印Fで示す方向に移動するため、押圧板22も同様に矢印Fで示す方向、つまり、段差11bに向けて移動する。
このため、押圧板22は、原稿70に接触してから、ADF20が閉じきるまでの間、原稿70を段差11bに向けて移動させる。この移動量は、螺旋山6131aおよび螺旋溝6124aの螺旋のピッチと、押圧板22が原稿70に接触してからADF20が閉じきるまでの開放角によって決まる。
この原稿70の段差11bに向けた移動により、原稿70の先端71と段差11bとのずれGを小さくすることができ、これにより、原稿の画像と、これをコピーして得られた記録シートの画像とのX軸方向における位置ズレを低減でき、より良好なコピー画像が得られる。また、セットされた原稿がスキューしていた場合も、段差11bとの接触によりそのスキューを低減することができる。
なお、支軸613の螺旋山6131aおよび可動ヒンジ612の螺旋溝6124aの螺旋方向は、左巻きに限られず、例えば、段差11bとは反対側の右側の段差11c(図2)が載置基準位置である場合は、螺旋方向を右巻きとすることで、原稿70を載置基準位置に移動させることができる。
また、上記では、段差11bが載置基準位置である構成例を説明したが、これに限られず、載置基準位置は、プラテンガラス11に原稿を載置する際に、原稿を載置すべき位置が分かる位置であればよく、例えば、プラテンガラス11上に目印となる位置決めシールが貼付され、この位置決めシールを載置基準位置とする構成をとることもできる。
この場合、ユーザーが原稿をプラテンガラス11にセットする際、位置決めシールに原稿70の先端71を近づけながらセットすることになり、このとき、位置決めシールが原稿70の先端71で隠れないように、原稿70の先端71が載置基準位置よりも僅かに離れた位置でセットしてしまうことが多い。
このため、位置決めシールを載置基準位置とした場合においても、上記のように段差を載置基準位置とした場合と同様に、原稿70の先端71と載置基準位置とのずれを小さくすることができる。
[2]変形例
以上、実施形態に基づいて説明してきたが、上述の構成に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(2-1)上記の実施形態では、付勢機構614による開放モーメントによって、フリーストップ状態を実現する構成例を説明したが、場合によっては、圧縮バネ6142を用いずに、グリス615の粘性による抵抗によって、フリーストップ状態を実現する構成をとることもできる。
これは、グリスにせん断力が作用していない状態では、グリスの粘性は高く、固体に近い状態になっていると考えられ、圧縮ばね6142の付勢力に相当する分、螺旋山および螺旋溝と、グリスとの接触面積を増加させて、グリスとの静止摩擦力を大きくすることで、ADF20の自重によるモーメントに対抗する力を発生させることができるからである。
また、ADF20の開放角がθ1のときに、フリーストップになり、θ1よりも小さな角度で、ADF20が緩やかに自重で閉じるような粘性を有するグリスを、ADF20の質量に応じて選定してもよい。
なお、螺旋山および螺旋溝とグリスとの接触面積の増加は、例えば、支軸の径を太くしたり、支軸の螺旋溝が形成されている部分の長さを長くしたりして、螺旋山と螺旋溝との表面積を増加させると共に、充填されるグリスの量を多くすることによって実現することが可能である。
(2-2)上記の実施形態では、支軸613の軸方向中央部6131の外周と、軸受部6124の内周を、凹凸面(表面積増加部)の一例として螺旋形状にしてグリス615との接触面積を増加させ、グリス615のせん断を効果的に行う構成例を説明したが、これに限られない。
例えば、支軸の軸方向中央部の外周と、軸受部の内周の少なくとも一方を粗面にしてグリス615との接触面積を増加させる構成をとることもできる。このように粗面によって、凹凸をつけることで、可動ヒンジの回動時に凸部がグリスにせん断力を作用させつつ、停止時にはグリスが凸部に回転抵抗を作用させることができる。なお、衝撃音を緩和するために必要な粗面の粗さは、実験などにより求めることができる。
また、上記の実施形態では、接触面積を増加させるため、支軸613の軸方向中央部6131の外周と、軸受部6124の内周の両方を螺旋形状にする構成例を説明したが、これに限られず、場合によっては、支軸613の軸方向中央部6131の外周と軸受部6124の内周のうちの少なくとも一方に、例えばスプライン溝などの溝を形成するようにしてもよい。塗布されたグリスとの接触面積が多少なりとも増大し、グリスによる回転抵抗を発生できるからである。
また、上記実施形態では、外周面に螺旋山6131aが形成された支軸613が、固定ヒンジ611に対して固定される構成例を説明したが、これに限られず、支軸が可動ヒンジに対して固定される構成をとることもできる。この場合、固定ヒンジに、内周面に螺旋溝が形成された軸受部が設けることにより、固定ヒンジ側の螺旋溝と可動ヒンジ側の螺旋山を介して、可動ヒンジを、固定ヒンジに対して回動可能に構成することができる。
(2-3)上記実施形態では、ADF20を原稿押えと兼用するようにしたが、ADF20はオプションにして、単に板状の原稿押えを軸支機構により原稿載置台に対して開閉可能なようにしてもよい。
(2-4)上記の実施形態では、ヒンジ部61とヒンジ部62とが同じ構成である構成例を説明したが、これに限られず、ヒンジ部が複数ある場合に、少なくとも一つのヒンジ部に上記付勢機構および回転抵抗付与機構(いずれの機構もADF20の自重による閉じモーメントに抗する力を付与する機能を有するので、「抵抗力付与手段」と総称する)を設けるようにしてもよい。この場合、ADF20は内部の繰り出しローラーや搬送ローラー、およびこれらを駆動するための駆動モータが配置されている部分に重心が偏っている場合、少なくとも当該重心に一番近いヒンジ部に、抵抗力付与手段を設けることが望ましい。
なお、上記(2-3)のように板状の原稿押えを使用する場合には、その重量は、小さいので、全てのヒンジ部において付勢機構を省略することも可能であり、回転抵抗付与機構のみで足りる場合がある。
(2-5)上記の実施形態では、外周面に螺旋山6131aが形成された支軸613が、固定ヒンジ611に対して固定される構成例を説明したが、これに限られず、支軸が可動ヒンジに対して固定される構成をとることもできる。この場合、固定ヒンジに、内周面に螺旋溝が形成された軸受部が設けることにより、固定ヒンジ側の螺旋溝と可動ヒンジ側の螺旋山を介して、可動ヒンジを、固定ヒンジに対して回動可能に構成することができる。
また、上記の実施形態では、図7(a)に示すように、支軸613の軸方向中央部6131の軸方向全域に螺旋山を形成していたが、これに限られない。上記同様のADF20のスムーズな開閉動作を実現できればよく、例えば、支軸613の軸方向中央部6131のうち、中央部のみ、などの一部に螺旋山を設けてもよい。軸受部6124の螺旋溝についても同様であり、また、上記の粗面やスプライン溝なども同様である。
≪補足≫
以上、本開示に係る読取装置および画像形成装置について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本開示は、上記の実施の形態および変形例に限定されるものではない。上記実施の形態および変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態および変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
10 スキャナー部
11 プラテンガラス(原稿載置台)
20 自動原稿搬送部(原稿押え)
22 押圧板
60 軸支機構
61、62 ヒンジ部(ヒンジ機構)
100 原稿読取部(読取装置)
611 固定ヒンジ
612 可動ヒンジ
613 支軸
614 付勢機構
615 グリス
6124 軸受部
6124a 螺旋溝
6131a 螺旋山
6141 押上板
6142 圧縮バネ

Claims (9)

  1. 原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る読取装置であって、
    原稿載置台に載置された原稿をその上から押圧する原稿押えを、前記原稿載置台に対して開閉可能に軸支する軸支機構と、
    前記原稿押えの閉じる方向に対して抵抗力を付与する抵抗力付与手段と、
    を備え、
    前記抵抗力付与手段は、
    前記軸支機構における支軸の外周と当該支軸を軸承する軸受部の内周のうち、少なくとも一方の周面における一部または全部に、溝もしくは粗面を含む表面積増加部が形成されると共に、せん断速度の増加に応じて粘性が低下するチキソトロピー特性を有するグリスが、当該表面積増加部が形成された範囲において、前記支軸外周と前記軸受部内周との間に充填されている
    ことを特徴とする読取装置。
  2. 前記表面積増加部は、
    前記支軸の外周面および前記軸受部の内周面のどちらか一方に螺旋溝が形成され、他方に、前記螺旋溝に螺合する螺旋山が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記原稿載置台には、原稿の載置基準位置があり、前記原稿押えを閉じる動作に応じて、前記原稿押えが、前記載置基準位置に向けて移動するように、前記螺旋溝の螺旋方向が設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
  4. 前記グリスは、Na石けん基グリス、Al石けん基グリス、Ca石けん基グリスのいずれかである
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の読取装置。
  5. 前記抵抗力付与手段は、
    重力の作用により、前記原稿押えが閉じる方向に生じる第1モーメントに対し、弾性材料の付勢力により、前記原稿押えに前記第1モーメントに抗する第2モーメントを生成する付勢機構を、さらに有し、
    前記付勢機構は、前記原稿押えが開放基準位置から閉じられて、その開放角が所定値になるまでは、前記第2モーメントを前記第1モーメントより大きいか、もしくは、双方のモーメントを等しくして、前記原稿押えが自重により閉じるのを阻止し、前記原稿押えの開放角が所定値以下になると、前記第2モーメントが前記第1モーメントよりも小さい
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の読取装置。
  6. 前記原稿押えは、原稿搬送装置である
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の読取装置。
  7. 前記軸支機構は、その支軸の中心線に沿って配置された複数のヒンジ機構を含み、少なくとも1個のヒンジ機構に前記抵抗力付与手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の読取装置。
  8. 前記複数のヒンジ機構のうち、前記支軸の中心線に沿った方向において、前記原稿押えの重心位置に近いヒンジ機構に、前記抵抗力付与手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の読取装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載の読取装置を、原稿画像の読取部として備え、当該読取装置で読み取った原稿画像を用いて画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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