JP2009290432A - 画像形成装置 - Google Patents

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淳 福村
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Abstract

【課題】画像形成装置において、操作パネルを自由に変位操作できるようにして、あらゆるユーザーにとってディスプレイの表示の視認や制御パラメータの入力などを確実にしかも簡便に行えるようにする。
【解決手段】操作パネルを支持するパネル支持構造を有する。パネル支持構造は、ヒンジ構造と、ヒンジ構造の揺動先端に連結されるスライド構造を含む。ヒンジ構造は、機体に固定される基端ブラケットと、スライド構造に連結される先端ブラケットと、両ブラケットに対して平行な第1・第2の揺動軸を介して連結される揺動アームとで構成する。操作パネルを、先端ブラケットでスライド構造を介して支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やファクシミリ機などに代表される画像形成装置に関し、複写条件やファクシミリ条件などのパラメータを入力し、あるいは入力データや、ユーザーによって選定されたデータなどを表示する操作パネルの支持構造を改良したものである。
本発明に関して、操作パネルの姿勢や向きを変更可能として、操作パネルをユーザーの側へ指向させることは例えば特許文献1に公知である。そこでは、表示部をL字形の支柱で変位可能に支持している。L字形の支柱の基端は、第1の接続部を介して固定支柱で旋回可能に支持されており、支柱の先端は、第2の接続部を介して表示部に連結してある。さらに表示部と第2の接続部との間にチルト接続部を設けてある。第1の接続部回りにL字支柱を左右に旋回操作し、さらに第2の接続部回りに左右に揺動操作することにより、表示部を平行な垂直2軸回りに変位操作することができる。加えて、表示部を上下に揺動操作して、チルト接続部の横軸回りに姿勢変更できる。
特許文献2のディスプレイ装置では、表示部を支持軸を介して軸支持部に連結し、さらに軸支持部を支持部材を介してスタンドの立上部に連結している。軸支持部を上下に揺動操作することにより、表示部を上下に姿勢変更できる。加えて、支持軸を軸芯回りに回転操作することにより、長方形の表示部を横長状態と縦長状態とに姿勢変更できる。特許文献1および2のいずれにおいても回転軸部分には支持軸の回動角度を制限する回動規制手段が設けられている。
特開2006−268036号公報(図22、図23) 特開2007−058031号公報(図12)
特許文献1の支持構造によれば、表示部を平行な垂直2軸回りに変位操作することができる。したがって表示部をユーザー側へ指向させたままで、表示部の位置を左右に揺動変位できる。しかし、表示部はL字支柱のアーム部長さの回転半径範囲内を変位するので、表示部の位置によってはユーザーとの距離が変化してしまう。表示部を見やすい位置に調整するには、ユーザー自身が移動して距離を調整しなければならず、煩わしい。回動規制手段はそれぞれの接続部、すなわち回転軸部分に一体に設けられている。そのため、表示部が回動限界まで変位操作されるような場合に、回動規制手段に揺動モーメントが集中するのを避けられず、回動規制手段を構成する突起や回転軸部分が破損しやすい不利がある。
特許文献2の支持構造によれば、表示部を上下揺動でき、さらに揺動軸線に対して直交する軸線回りに回転操作して、長方形の表示部を横長状態と縦長状態とに姿勢変更できる。しかし、表示部を左右方向に移動させるには、表示部を支持しているスタンドごと移動させなければならず不便である。回動規制手段は、支持軸すなわち回転軸部分に設けられているので、特許文献1と同様に破損しやすい。
近年の画像形成装置における操作パネルのディスプレイは、表示すべき情報量が増加するのに伴って大形化する傾向にある。この種のディスプレイにおいては、長方形状を呈しているものが多く、例えばスキャナー機能によって読み込んだ複数ページの画像データを縮小して一覧表示し、あるいは選定された画像データの印刷プレビューを表示できる。このように大形のディスプレイを備えた画像形成装置は、オフィスのコーナー部分や、操作パネルが壁面に沿って配置されるような場合などに、操作パネルの姿勢を自由に変更できない。そのため、使用状態において操作パネルやディスプレイの表示を明確に視認できないことがある。場合によっては、ユーザー自身が立ち位置を変更してディスプレイの表示を確認しなければならないこともある。
本発明の目的は、操作パネルを自由に変位操作してディスプレイの位置や向きを変更でき、あらゆるユーザーにとってディスプレイの表示の視認や、制御パラメータの入力などを確実にしかも簡便に行える画像形成装置を提供することにある。本発明の目的は、操作パネルの表示方向を変更して長方形状のディスプレイの表示エリアを有効に活用でき、しかも視認性のよい操作パネルを備えた画像形成装置を提供することにある。本発明の目的は、車椅子に座った低い位置からでも操作パネルを自由に変位操作できるようにしてディスプレイを明確に視認できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、機体の一側に配置した操作パネルを、機体と操作パネルとの間に設けたパネル支持構造で姿勢変更自在に支持する。パネル支持構造は、ヒンジ構造と、該ヒンジ構造の揺動先端に連結されるスライド構造を含む。ヒンジ構造は、機体に固定される基端ブラケットと、スライド構造に連結される先端ブラケットと、両ブラケットに対して平行な第1・第2の揺動軸を介して連結される揺動アームとで構成する。操作パネルを、先端ブラケットでスライド構造を介して支持する。
スライド構造は、スライドレールと、スライドレールに対して相対スライド自在なスライドブロックとで構成する。スライドレールとスライドブロックとのいずれか一方で操作パネルを支持し、他方を先端ブラケットに装着する。
先端ブラケットに装着したスライドレールあるいはスライドブロックを、第2揺動軸の中心軸線に対して直交する回転軸で回転変位自在に支持する。回転軸の一端を先端ブラケットで支持する。
スライド構造と先端ブラケットとの間には、操作パネルの回転軸回りの回転限界を規定するストッパーを設ける。スライド構造のスライドレールとスライドブロックとの間に、スライド変位位置を位置保持するクリック機構を設ける。
本発明の画像形成装置においては、ヒンジ構造とスライド構造を含んでパネル支持構造を構成し、操作パネルをヒンジ構造の回りに姿勢変更自在に支持し、加えて、スライド構造でスライド変位できるように支持した。詳しくは、揺動アームを第1揺動軸の回りに上下揺動可能とし、同時に先端ブラケットを第2揺動軸の回りに前後揺動可能とした。さらに、操作パネルを任意の揺動位置においてヒンジ構造に対してスライド変位できるようにした。
上記のように、操作パネルを2個の中心軸回りに揺動変位できるように支持し、さらに操作パネルをスライド変位可能に支持すると、操作パネルをユーザーの多様な要請にこたえて自由に変位操作できる。したがって、あらゆるユーザーにとってディスプレイの表示の視認や制御パラメータの入力などを確実にしかも簡便に行え、使い勝手のよい操作パネルを備えた画像形成装置が得られる。また、操作パネルをスライド変位可能に支持するので、画像形成装置をオフィスのコーナー部分に配置する場合や、操作パネルが壁面に沿って配置されるような場合であっても、操作パネルを見やすい位置へ変位できる。操作パネルを左右にスライド移動させてもディスプレイとユーザーとの距離が変化しないので視認性が悪くなることもない。
スライドレールと、スライドブロックでスライド構造を構成し、これら両者のいずれか一方で操作パネルを支持し、他方を先端ブラケットに装着すると、スライドレールのレール長さの範囲内で操作パネルを自由にスライド操作しながら、操作パネルを安定した状態で支持できる。また、スライド構造の全体を簡素化して、その分だけ画像形成装置の製造に要するコストを節約できる。
先端ブラケットに装着したスライドレールあるいはスライドブロックを、回転軸で回転変位自在に支持し、回転軸の一端を先端ブラケットで支持すると、長方形状のディスプレイを横長状態と縦長状態とに姿勢変更できる。具体的には、例えばスキャナー機能によって複数ページの原稿を縦長方向に読み込んだ場合に、ディスプレイを横長にした状態で、縦長の画像データを縮小して複数ページを一覧表示できる。また、選定した個別ページをプレビューとして拡大表示したいときには、操作パネルを90度回転させて縦長状態にし、ディスプレイに拡大表示できる。したがって、操作パネルを2軸回りに揺動可能とし、さらに操作パネルをスライド変位可能としたうえで、回転軸の回りに回転できるようにすると、長方形状のディスプレイの表示エリアを有効に利用でき、視認性のよい操作パネルを備えた画像形成装置が得られる。
スライド構造と先端ブラケットとの間にストッパーを設けて、操作パネルの回転軸回りの回転限界を規定すると、操作パネルの回転範囲を適正な範囲内に規定できる。したがって、操作パネルが過剰に回転操作され、機体と操作パネルとを接続している配電線が必要以上に捻じれることがないので、配電線の破損を防止できる。また、スライド構造と先端ブラケットとの間にストッパーを設けるので、回転軸にストッパーを設ける場合に避けられない回転モーメントの集中を解消して、ストッパーの耐久性を向上できる。
スライドレールとスライドブロックとの間にクリック機構を設けると、ユーザーの好みの位置へ移動操作した操作パネルをクリック機構で位置保持でき、例えば、操作パネルに複写条件などのパラメーターを入力するような場合に、操作パネルがスライド遊動するのを規制できる。また、操作パネルが不用意にスライドして、視認性や操作性が損なわれるのを防止でき、さらに操作パネルが機体や壁面に衝突して破損するのを防止できる。
(実施例) 図1から図8は、本発明に係る画像形成装置をコピー機能とファクシミリ機能などを備えた複合機に適用した実施例を示す。図2において画像形成装置は、機体の大半の部分を占める記録部1と、記録部1の上方に設けられる画像読取部2などで構成する。記録部1は、画像記録装置や定着装置などで構成する。画像読取部2の上面には、原稿読取面を開閉するプラテンカバー3と、プラテンカバー3に設けられて画像読取部2に原稿を送る自動原稿搬送部(ADF)4が配置してある。画像読取部2の前面一側には、パネル支持台5が設けられ、その上面に操作パネル6が配置してある。
記録部1の内部には、給紙カセット9から画像記録装置および定着装置を経て排紙空間100に至る用紙搬送経路が設けてある。記録部1は、給紙カセット9が組み付けられる四角箱型のハウジング10と、該ハウジング10の右側端から上方に連設されるサイドハウジング11とを有し、ハウジング10と画像読取部2との間に排紙空間100が形成してある。これらハウジング10・11の前面には、化粧パネル12が装着される。化粧パネル12の前面の給紙カセット9よりも上方位置には前カバー13が設けられている。前カバー13は図示していないヒンジでハウジング10に対して上開き揺動可能に吊持されている。記録部1、画像読取部2、自動原稿搬送部4、両ハウジング10・11などによって画像形成装置の機体が構成されている。
図2に示すように、排紙空間100は機体の前面および左側面において開口しており、排紙空間100の右側面はサイドハウジング11によって、さらに後面側はサイドハウジング11に連続する筐体構造によって塞がれている。排紙空間100の前開口面の右側上部に隣接して、先の操作パネル6が配置してある。なお、本発明における前後方向および左右方向は、図2に示す十字線と前・後・左・右の表記で定義する。このように、機体の前面一側に排紙空間100を設け、排紙空間100に隣接する機体の前面他側に操作パネルを配置することにより、排紙空間100に排出されたプリント用紙などを取り出す際に、操作パネル6が邪魔になるのを防止できる。また、排紙空間100を視認するときの視野が操作パネル6によって遮られることも防止できる。
先に説明したパネル支持台5は、ハウジング10の右側端に設けられるサイドハウジング11の前面上部に設けてあり、その左右寸法はサイドハウジング11の幅より大きく設定してある。パネル支持台5の上面は、前方下側に向けて下り傾斜してあり、その前端部は、閉じ状態における前カバー13の前端位置よりも後方側に位置している。
図2に示すように、操作パネル6は、扁平四角箱状のパネル本体15の上面にタッチパネル式のディスプレイ16と一群の入力ボタン17などを配置して構成する。ディスプレイ16は、左右方向に長い長方形状となっている。ディスプレイ16、および入力ボタン17は、パネル本体15に収容されるフレーム18に設置してあり、複写条件やファクシミリ条件などを入力し、あるいは入力データや読み込み原稿の画像データなどを表示することができる。パネル本体15の前後寸法および左右寸法は、パネル支持台5の前後寸法および左右寸法よりも大きく設定してある。
上記の操作パネル6の姿勢や向きを変更自在とするために、操作パネル6とパネル支持台5との間に、操作パネル6を姿勢変更自在に支持するパネル支持構造を設ける。図3から図5に示すようにパネル支持構造は、2軸ヒンジからなるヒンジ構造20と、ヒンジ構造20の揺動先端側に連結されるスライド構造21と、回転軸54などで構成する。図3においてヒンジ構造20は、パネル支持台5に固定される基端ブラケット22と、スライド構造21に連結される先端ブラケット23と、これら両ブラケット22・23に第1・第2の揺動軸24・25を介して連結される揺動アーム26と、揺動アーム26の外面を覆うヒンジカバー27とで構成する。ヒンジカバー27は、上下のカバーを蓋合わせ状に接合して、中空状に形成してある。
図5に示すように揺動アーム26は、左右一対の側壁30と、これら側壁30の上縁を繋ぐ主面壁31とを一体に備えたプレス成形品からなる。基端ブラケット22は、機体に締結固定されるブラケットベース32の左右2箇所に折り起こし形成してあり、左右の基端ブラケット22のそれぞれに、先の側壁30が左右一対の第1揺動軸24で上下揺動可能に連結してある。左右の第1揺動軸24の中心軸は同一直線上に設けてある。基端ブラケット22の上縁後部と、前縁下部には、揺動アーム26の上下の揺動限界を規定するストッパー片33が折り曲げ形成してある。また、ブラケットベース32には、後述する配電線70を導出する開口34が形成してある。
揺動アーム26を任意の変位位置で位置保持するために、第1揺動軸24は摩擦抵抗付与手段を介してナット35で締結する。摩擦抵抗付与手段は、複数個の皿ばね36と、これら皿ばね36の両端に介装される平座金とで構成する。先のナット35を第1揺動軸24の雄ねじ部分に締め込むと、複数個の皿ばね36が扁平に弾性変形されて平座金と密着する。その結果、左右の側壁30と左右の基端ブラケット22とが密着して所定の摩擦抵抗を生じる。これにより揺動アーム26は、設定値を超える操作力が作用する状態でのみ基端ブラケット22に対して揺動変位でき、設定値を超える操作力が作用しない状態では、先の摩擦抵抗によって任意の変位位置を保持できる。
先端ブラケット23は、主壁39と、主壁39の両端に折り曲げ形成された左右一対の連結腕40とを一体に備えたプレス成形品からなる。主壁39の中央部にはスライド構造21を連結する取付座41が折り曲げ形成してある。左右の連結腕40のそれぞれに、揺動アーム26の左右の側壁30が左右一対の第2揺動軸25で上下揺動可能に連結してある。左右の第2揺動軸25の中心軸は同一直線上に設けてある。先端ブラケット23を任意の変位位置で位置保持するために、第2揺動軸25は摩擦抵抗付与手段を介してナット42で締結する。皿ばね36を含む摩擦抵抗付与手段は、先に説明した第1揺動軸24の摩擦抵抗付与手段と同じであるのでその説明を省略する。第1揺動軸24の中心軸線と第2揺動軸25の中心軸線とは平行になっている。
図4または図5に示すようにスライド構造21は、先端ブラケット23に装着されるスライドブロック44と、スライドブロック44で左右スライド可能に案内支持されるスライドレール45とで構成する。スライドブロック44は、四角柱状のブロック本体46と、ブロック本体46の上下面に突出されるレール支持部47とを一体に形成したプラスチック成形品からなる。
スライドブロック44は、回転軸54で先端ブラケット23に回転可能に連結してある。詳しくは、先端ブラケット23の取付座41に軸孔56を形成し、ブロック本体46の中央に支持孔57を前後貫通状に形成する。支持孔57は、回転軸54が挿通される直径寸法が小さな軸受穴と、後述する皿ばね36およびナット59などを収容する、軸受穴より大径の収容穴とで形成してある。回転軸54を取付座41の後方から軸孔56に挿通し、次いで支持孔57に挿通したのち、摩擦抵抗付与手段を介して回転軸54の先端に設けたねじ部58にナット59をねじ込んで締結する。皿ばね36を含む摩擦抵抗付与手段は、先に説明した各揺動軸24・25の摩擦抵抗付与手段と同じであるのでその説明を省略する。
スライドレール45は断面C字形のプレス成形品からなり、上下に一対のスライド枠49を備えている。これらのスライド枠49をスライドブロック44の上下の支持部47に側方から差し込むことで、スライドレール45がスライドブロック44でスライド可能に支持される。パネル本体15の裏面にはパネル窓51が形成してあり、パネル本体15の内部に収容したフレーム18の一部が、パネル窓51の内部空間に露出している。このパネル窓51にスライドレール45を挿入してフレーム18に固定することで、操作パネル6はスライド構造21を介してヒンジ構造20とスライド変位可能に連結される。操作パネル6のスライド限界は、スライドブロック44がパネル窓51の内面の両側壁に当接することで規定してある。
図6に示すように、操作パネル6の回転限界を規定するために回転軸54の近傍にストッパー61を設ける。ストッパー61は、スライドブロック44の裏面に形成した凹部62と、取付座41の前面に設けた突起63とで構成する。本実施例では、凹部62を半円状の円弧で形成し、先の回転軸54の一側に突起63を固定して、長方形状のディスプレイ16が横長の位置から左右に各90度ずつ回転できるようにした。操作パネル6を横長の位置から90度位置まで回転操作すると、スライドブロック44に設けた凹部62の端部が突起63に当接するので、それ以上操作パネル6を回転することはできない。
操作パネル6をスライドさせた状態で位置保持するために、スライド構造21にクリック機構65を設ける。クリック機構65は、スライドレール45の上下のスライド枠49にそれぞれ設けた複数個の孔66と、スライドブロック44の上下の支持部47にそれぞれ配置したボール67、およびばね69などで構成する。ボール67は、支持部47に形成した挿入穴68にばね69とともに挿入する。ボール67は、ばね69によって挿入穴68から突出する向きに付勢され、ボール67の一部が孔66に嵌り込むことでスライドレール45を位置保持できる(図6参照)。
機体と操作パネル6とは、ヒンジカバー27の内部空間に配置した配電線70で接続する。そのために、ヒンジカバー27の機体側の端部とスライド構造21側の端部とのそれぞれに、第1配線開口71と第2配線開口72とが開口してある。第1配線開口71は、上下のカバーの接合縁に丸孔上に形成され、第2配線開口72は、上下のカバーの接合縁に長孔上に形成してある。ヒンジ構造20の外面をヒンジカバー27で覆うのと同様に、ブラケットベース32と基端ブラケット22との外面は基端カバー73で覆われている。図4に示すように基端カバー73の先の第1配線開口71に臨む壁面には、配電線70の上下揺動を許す長孔74が形成してある。
第2配線開口72から導出した配電線70を、操作パネル6の内部へ導入する。そのために、回転軸54に配線通口75が形成され、スライドレール45に配線開口76が形成してある。配線通口75は、回転軸54の軸芯部分に貫通状に形成し、配線開口76は、スライドレール45の前面壁に横長の長孔として形成する。配電線70は、配線通口75と配線開口76とを経て、操作パネル6に接続される。横長の配線開口76を設けることにより、操作パネル6をスライド操作するとき、配電線70がスライドレール45で折り曲げられるのを解消できる。
以上のように構成した支持構造は、操作パネル6を3個の中心軸の回りに変位操作し、さらにスライド変位させて、ユーザーの立ち位置に応じて操作パネルの姿勢や位置を変更することができる。常態においては、操作パネル6を図3の想像線で示す基本使用姿勢にして使用する。基本使用姿勢においては、操作パネル6は横長状態に保持されており、揺動アーム26が下方限界まで揺動され、さらに、操作パネル6が第2揺動軸25の回りに操作パネル上端を後方へ倒してある。このとき、操作パネル6は前下がり傾斜姿勢になっており、その後面はパネル支持台5の受面77で支持されている。したがって基本使用姿勢における操作パネル6は安定した状態に保持されており、入力ボタン17やディスプレイ16によるデータ入力操作を確実に行なうことができる。
基本姿勢から、操作パネル6を第2揺動軸25の回りに起立操作することにより、操作パネル6のディスプレイ16を機体前方へ指向させることができる(図3参照)。この状態からさらに操作パネル6を第2揺動軸25の回りに揺動操作して、ディスプレイ16を斜め下前方に指向させることができる。したがって、車椅子に座った低い位置からでも、入力ボタン17やタッチパネルを簡単に操作することが可能となり、ディスプレイ16を明確に視認できる。ユーザーが上方位置での操作を望む場合には、揺動アーム26を第1揺動軸24を中心にして上方揺動操作することにより、揺動アーム26を起立させて垂直姿勢にし、さらに操作パネル6を斜め上方向に指向させればよい。この姿勢では、画像形成装置の前方に立った高い位置から、腰を屈めることなくディスプレイ16を明確に視認できる。
操作パネル6が受面77に支持されていない状態で、回転軸54の回りに回転操作することによりディスプレイ16を横長状態から縦長状態へと変更できる(図7参照)。したがって長方形状のディスプレイ16の表示エリアを有効に利用して、視認性のよい表示方法を選択することができる。各揺動軸24・25および回転軸54のそれぞれに摩擦抵抗付与手段を組み込んで、揺動アーム26、先端ブラケット23、スライド構造21を任意の変位位置に位置保持するので、入力ボタン17等を操作する場合の操作パネル6の揺れ動きを確実に規制できる。なお、摩擦抵抗付与手段による位置保持機能は、各中心軸線回りの任意の変位位置において均等に発揮できる。
以上のように、操作パネル6を、第1・第2の揺動軸24・25と回転軸54の回りに変位操作でき、さらにスライド変位できるようにすると、画像形成装置の設置場所とは無関係に、操作パネル6の操作性や視認性を良好にすることができる。例えば、画像形成装置がオフィスのコーナー部分に設置され、壁面が操作パネル6の近傍にある場合でも、操作パネル6を機体の中央付近に移動させて、その操作性や視認性を良好にすることができる。スライド構造21にクリック機構65を設けてあるので、操作パネル6が横長の状態の場合には、同パネル6が不用意に左右に移動することがなく、操作パネル6が縦長の状態の場合には、同パネル6が上下に移動することもない。
上記の実施例では、先端ブラケット23に回転軸54を介してスライドブロック44を連結したが、その必要はなく、スライドレール45を先端ブラケット23に回転軸54を介して連結することができる。先端ブラケット23と、スライドレール45とは一体に形成することができる。この場合には、スライドブロック44に組み付けた回転軸54で操作パネル6を回転できるように支持する。
パネル支持構造を示す図4におけるA−A線断面図である。 画像形成装置の斜視図である。 操作パネルを起立した状態のパネル支持構造の側面図である。 パネル支持構造の一部破断平面図である。 パネル支持構造の分解斜視図である。 操作パネルを90度回転させた状態のスライド構造を示す側面図である。 操作パネルを90度回転させた状態の正面図である。 上下の揺動限界における操作パネルの前後傾動限界を示す説明図である。
符号の説明
6 操作パネル
20 ヒンジ構造
21 スライド構造
22 基端ブラケット
23 先端ブラケット
24 第1揺動軸
25 第2揺動軸
26 揺動アーム
44 スライドブロック
45 スライドレール
54 回転軸
61 ストッパー構造
65 クリック機構

Claims (5)

  1. 機体の一側に配置した操作パネルが、前記機体と前記操作パネルとの間に設けたパネル支持構造で姿勢変更自在に支持してある画像形成装置であって、
    前記パネル支持構造は、ヒンジ構造と、該ヒンジ構造の揺動先端に連結されるスライド構造を含み、
    前記ヒンジ構造は、前記機体に固定される基端ブラケットと、前記スライド構造に連結される先端ブラケットと、前記両ブラケットに対して平行な第1・第2の揺動軸を介して連結される揺動アームとで構成されており、
    前記操作パネルが、前記先端ブラケットで前記スライド構造を介して支持されている画像形成装置。
  2. 前記スライド構造は、スライドレールと、スライドレールに対して相対スライド自在なスライドブロックとで構成してあり、
    前記スライドレールと前記スライドブロックとのいずれか一方に前記操作パネルが支持され、他方が前記先端ブラケットに装着してある請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記先端ブラケットに装着した前記スライドレールあるいは前記スライドブロックが、前記第2揺動軸の中心軸線に対して直交する回転軸で回転変位自在に支持されており、
    前記回転軸の一端が前記先端ブラケットで支持してある請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スライド構造と前記先端ブラケットとの間に、前記操作パネルの前記回転軸回りの回転限界を規定するストッパーが設けてある請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記スライドレールと前記スライドブロックとの間に、スライド変位位置を位置保持するクリック機構が設けてある請求項2から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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