JP2009258452A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2009258452A JP2008108296A JP2008108296A JP2009258452A JP 2009258452 A JP2009258452 A JP 2009258452A JP 2008108296 A JP2008108296 A JP 2008108296A JP 2008108296 A JP2008108296 A JP 2008108296A JP 2009258452 A JP2009258452 A JP 2009258452A
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Atsushi Fukumura
淳 福村
Yoshihiko Kotani
嘉彦 小谷
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Abstract

【課題】画像形成装置において、操作パネルを自由に変位操作できるようにしながら、操作パネル用の配電線が剥き出しになるを防いで外観上の印象を向上し、さらに配電線の傷付きを防止する。
【解決手段】操作パネルを支持するパネル支持装置を有する。パネル支持装置はヒンジ構造と、ヒンジ構造の外面を覆う中空のヒンジカバーとで構成する。ヒンジカバーの機体側の端部と操作パネル側の端部とのそれぞれに、第1配線開口と第2配線開口とを開口する。以て、機体と操作パネルを接続するための配電線を、第1配線開口とヒンジカバーの内部空間と第2配線開口を経由して配線して、ヒンジカバーで配電線を隠蔽する。ヒンジカバーは、ヒンジ構造を上下両面から覆う上ヒンジカバーと下ヒンジカバーとで扁平な中空体状に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、姿勢や向きを自由に変更できる操作パネルを備えている、複写機やファクシミリ機などに代表される画像形成装置に関する。操作パネルは、複写条件やファクシミリ条件などのパラメータを入力し、あるいは入力データやユーザーによって選定されたデータなどを表示できる。
本発明に関して、姿勢や向きを自由に変更できる操作パネルを備えた画像形成装置は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、操作パネルの背面下部を第2ヒンジを介して昇降アームの上端に連結し、さらに昇降アームの下端を第1ヒンジを介してプリンターの本体部上面に連結している。第1ヒンジの回りに昇降アームを揺動操作し、さらに操作パネルを第2ヒンジの回りに傾動揺動操作することにより、操作パネルを本体部の外面に沿って傾斜する姿勢と、起立または横臥する姿勢などに操作パネルを姿勢変更できる。
上記の支持構造に比べて、さらに高い自由度を備えた表示装置の支持構造が公知である(特許文献2)。そこでは、第1から第4の各アームを3個のヒンジで連結し、垂直に支持される第1アームを縦軸回りに回転自在に軸支している。さらに、第4アームと表示装置とをボール継手で連結して、表示装置の支持位置と姿勢を自由に変更できるようにしている。表示装置は、タッチパネル式の表示部を備えている。
本発明に関して、給電線および制御用リード線など(以下配電線という)を、操作パネルを支持するヒンジ構造に沿って配線することは特許文献2および特許文献3に公知である。特許文献2においては、第1アームの基端にボルトで締結されるスペーサーリングに配線穴を設け、この配線穴を介して配電線を第1アームの内部に導入している。特許文献3においては、第1筐体のヒンジ凹部と、第2筐体のヒンジ凸部と、これら両者を連結するヒンジ軸とでヒンジを構成し、ヒンジ凸部に設けた開口を介して配電線を第1筐体の内部に導入している。
特開2003−231328号公報(段落番号0009、図2) 特開平11−45052号公報(段落番号0012、0013、図2、図3) 特開平11−73118号公報(段落番号0020、図6)
特許文献1の支持構造によれば、操作パネルを平行な2軸回りに変位操作することができ、昇降アームを上下に揺動し、さらに操作パネルを前後に傾動することにより、操作パネルをユーザーの側へ指向させて見やすい姿勢に変位できる。問題は、操作パネルを昇降アームで直接支持するので、プリンターと操作パネルを接続する配電線が剥き出しになり、見た目の印象が煩雑になるのを避けられない。しかも、操作パネルの前後傾動を許す状態で余裕を持って配電線をたるませておく必要があるため、昇降アームを上下揺動するとき配電線の一部が本体部と昇降アームとの間に挟み込まれて傷つくおそれがある。
本発明の目的は、操作パネルを自由に変位操作できるようにしながら、配電線が剥き出しになるを防いで、見た目の印象が煩雑になるのを解消し、さらに、操作パネルを変位操作するとき配電線がパネル支持構造に挟み込まれて傷つくのを確実に防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、機体の一側に配置した操作パネルが、機体と操作パネルとを連結するパネル支持装置で姿勢変更自在に支持してある。パネル支持装置はヒンジ構造と、ヒンジ構造の外面を覆う中空のヒンジカバーとで構成する。ヒンジカバーの機体側の端部と操作パネル側の端部とのそれぞれに、第1配線開口と第2配線開口とを開口する。以て、機体と操作パネルを接続する配電線を、第1配線開口とヒンジカバーの内部空間と第2配線開口を経由する状態で配線して、ヒンジカバーで配電線を隠蔽する。
ヒンジカバーは、ヒンジ構造を上面側から覆う上ヒンジカバーと、ヒンジ構造を下面側から覆う下ヒンジカバーとを蓋合わせ状に接合して扁平な中空体状に形成する。上ヒンジカバーと下ヒンジカバーの接合縁に、第1配線開口と第2配線開口とを開口する。
ヒンジ構造を構成する基端ブラケットの外面を、機体に固定した基端カバーで覆う。基端カバーに、ヒンジカバーと同行揺動する配電線の上下揺動を許す長穴を形成する。ヒンジカバーの第2配線開口を、操作パネルと同行揺動する配電線の前後傾動を許す長穴で形成する。
ヒンジ構造は、機体に固定される基端ブラケットと、操作パネルに固定される先端ブラケットと、両ブラケットに対して平行な第1・第2の揺動軸を介して連結される揺動アームを含む2軸ヒンジで構成する。揺動アームは、左右一対の側壁と、両側壁の上下縁の少なくとも一方を繋ぐ主面壁とで構成する。配電線は、一対の側壁と主面壁とで囲まれる空間を縦断する状態で、揺動アームの内部に配置する。
揺動アームおよび操作パネルがそれぞれ起立操作されて、操作パネルの表示面が機体の前方へ向かって指向する状態において、操作パネルの後面に設けた膨み部を、ヒンジカバーに設けた規制凹部で受け止め保持する。
本発明の画像形成装置においては、操作パネルを姿勢変更自在に支持するためのパネル支持装置を、ヒンジ構造と、ヒンジ構造の外面を覆う中空のヒンジカバーとで構成し、機体と操作パネルを接続する配電線をヒンジカバーの内部に配置した。また、ヒンジカバーの機体側の端部と操作パネル側の端部とのそれぞれに、第1配線開口と第2配線開口とを開口し、配電線が第1配線開口とヒンジカバーの内部空間と第2配線開口を経由して、操作パネルへ導入されるように配線した。このように、配電線をカバー内部に配線してヒンジカバーで隠蔽すると、配電線がパネル支持装置の外面に剥き出しになるを防止して、見た目の印象が煩雑になるのを解消できる。さらに、配電線をヒンジ構造と共にヒンジカバーの内部に収容するので、操作パネルを変位操作するとき、配電線がヒンジ構造と機体の間や、ヒンジ構造と操作パネルとの間に挟み込まれるのを一掃でき、これにより配電線が傷つくのを確実に防止できる。
上ヒンジカバーおよび下ヒンジカバーでヒンジカバーを扁平な中空体状に形成し、両ヒンジカバーの接合縁に第1配線開口と第2配線開口とを開口するカバー構造によれば、配電線の配線に要する手間と、ヒンジカバーの組立の手間とを省くことができる。例えば、剥き出しの状態のヒンジ構造に沿って配電線を配線したのち、上下のヒンジカバーをヒンジ構造に被せつけ、先の配電線を第1・第2の両配線開口に位置させた状態で上下のヒンジカバーを固定することにより、配電線をヒンジカバーの内部に適正に配線できる。このように、剥き出しの状態のヒンジ構造に沿って配電線を配線すると、配線状況を目視しながら少ない手間で的確に配線作業を行なえる。また、配電線の中途部を、第1・第2の両配線開口に掛止した状態で上下のヒンジカバーを固定すればよいので、ヒンジカバーをより少ない手間で簡便に組み立ることができる。なお、第1・第2の両配線開口が上下のヒンジカバーの接合縁以外の場所に開口してある場合には、両配線開口に配電線を通す必要があり、その分だけ余分な手間が掛かる。
基端ブラケットの外面を覆う基端カバーに長穴を形成し、さらにヒンジカバーの第2配線開口が長穴で形成してあると、配電線がヒンジカバーおよび操作パネルに同行して変位するとき、先の長穴および第2配線開口で配電線の変位動作を吸収できる。したがって、ヒンジ構造が上下に揺動操作され、さらに操作パネルが前後に傾動操作されるとき、配電線に無理な力が掛かり、あるいは大きく変形するのを防止して、長期にわたって配電線を適正な状態に維持できる。また、ヒンジ構造や操作パネルが変位するとき、配電線を円滑に追随変位させることができるので、操作パネルを軽快にしかも自由に変位操作できる。
基端ブラケットと、先端ブラケットと、第1・第2の揺動軸と、揺動アームなどでヒンジ構造を2軸ヒンジとして構成し、揺動アームを構成する一対の側壁と主面壁とで囲まれる空間に配電線を配置すると、ヒンジ構造が占める空間を利用して配電線を揺動アームの内部に配置できる。このように、揺動アームの内部に配電線を配置すると、一対の側壁と主面壁とで囲まれる空間の任意位置に配電線を配置できるので、機体側の配線条件や、操作パネル側の配線状況に応じて配電線の配線位置を適宜変更して好適化できる。
揺動アームおよび操作パネルがそれぞれ起立操作する状態において、操作パネルの後面に設けた膨み部をヒンジカバーに設けた規制凹部で受け止め保持するパネル支持装置によれば、操作パネルの後面2個所をヒンジ構造とヒンジカバーで受け止めて、安定した状態の許に姿勢保持できる。したがって、入力ボタンやディスプレイによって制御パラメータを入力するような場合に、操作パネルが揺れ動くのを規制して、制御パラメータの入力などを確実にしかも簡便に行なうことができる。また、画像形成装置の稼動に伴う運動慣性力によって操作パネルが揺れ動くのを規制して、ディスプレイの表示を明確に視認できる。
(実施例)図1から図9は、本発明に係る画像形成装置をコピー機能とファクシミリ機能を備えた複合機に適用した実施例を示す。図2において画像形成装置は、機体の大半の部分を占める記録部1と、記録部1の上方に設けられる画像読取部2などで構成する。記録部1は、画像記録装置や定着装置などで構成する。画像読取部2の上面には、原稿読取面を開閉するプラテンカバー3と、プラテンカバー3に設けられて画像読取部2に原稿を送る自動原稿搬送部(ADF)4が配置してある。画像読取部2の前面一側には、パネル支持台5が設けられ、その上面に操作パネル6が配置してある。
記録部1の内部には、給紙カセット9から画像記録装置および定着装置を経て排紙空間Sに至る用紙搬送経路が設けてある。記録部1は、給紙カセット9が組み付けられる四角箱型のハウジング10と、該ハウジング10の右側端から上方に連設されるサイドハウジング11とを有し、ハウジング10と画像読取部2との間に排紙空間Sが形成してある。これらハウジング10・11の前面には、化粧パネル12が装着される。化粧パネル12の前面の給紙カセット9よりも上方位置には前カバー13が設けられている。前カバー13は図示していないヒンジでハウジング10に対して上開き揺動可能に吊持されている。記録部1、画像読取部2、自動原稿搬送部4、両ハウジング10・11などによって画像形成装置の機体が構成されている。
図2に示すように、排紙空間Sは機体の前面および左側面において開口しており、排紙空間Sの右側面はサイドハウジング11によって、さらに後面側はサイドハウジング11に連続する筐体構造によって塞がれている。排紙空間Sの前開口面の右側上部に隣接して、先の操作パネル6が配置してある。なお、本発明における前後方向および左右方向は、図2に示す十字線と前・後・左・右の表記で定義する。このように、機体の前面一側に排紙空間Sを設け、排紙空間Sに隣接する機体の前面他側に操作パネルを配置することにより、排紙空間Sに排出されたプリント用紙などを取り出す際に、操作パネル6が邪魔になるのを防止できる。また、排紙空間Sを視認するときの視野が操作パネル6によって遮られることも防止できる。
先に説明したパネル支持台5は、ハウジング10の右側端に設けられるサイドハウジング11の前面上部に設けてあり、その左右寸法はサイドハウジング11の幅より大きく設定してある。パネル支持台5の上面は、前方下側に向けて下り傾斜してあり、その前端部は、閉じ状態における前カバー13の前端位置よりも後方側に位置している。
図2に示すように、操作パネル6は、扁平四角箱状のパネル本体15の上面にタッチパネル式のディスプレイ16と一群の入力ボタン17などを配置して構成する。ディスプレイ16、および入力ボタン17を操作することにより、複写条件やファクシミリ条件などを入力し、あるいは入力データなどを表示することができる。パネル本体15の前後寸法および左右寸法は、パネル支持台5の前後寸法および左右寸法よりも大きく設定してある。パネル本体15は、ディスプレイ16の表示面側を覆う上パネル18と、ディスプレイ16の下面側を覆う下パネル19とで構成する。下パネル19の下面の左右中央には膨み部20が外膨み状に形成してある(図3参照)。
上記の操作パネル6の姿勢や向きを変更自在とするために、操作パネル6とパネル支持台5との間に、操作パネル6を姿勢変更自在に支持するパネル支持装置を設ける。図3から図5に示すようにパネル支持装置は、2軸ヒンジからなるヒンジ構造21と、ヒンジ構造21の外面を覆う中空のヒンジカバー22とで構成する。図6においてヒンジ構造21は、パネル支持台5に固定される基端ブラケット23と、操作パネル6の下面に固定される先端ブラケット24と、これら両ブラケット23・24に第1・第2の揺動軸25・26を介して連結される揺動アーム27などで構成する。第1揺動軸25の中心軸線と第2揺動軸26とは平行になっている。
揺動アーム27は、左右一対の側壁30と、これら側壁30の上縁を繋ぐ繋ぐ主面壁31とを一体に備えたプレス成形品からなる。主面壁31の基端ブラケット23側の端縁寄りには、ヒンジカバー22を締結するための挿通穴32が左右2個所に開口してある。基端ブラケット23は、機体に締結固定されるブラケットベース33の左右2個所に折り起こし形成してあり、左右の基端ブラケット23のそれぞれに、先の側壁30が左右一対の第1揺動軸25で上下揺動可能に連結してある。左右の第1揺動軸25の中心軸は同一直線上に設けてある。基端ブラケット23の上縁後部と、前縁下部には、揺動アーム27の上下の揺動限界を規定するストッパー片34が折り曲げ形成してある。また、ブラケットベース33には、後述する配電線55を導出する開口38が形成してある(図6参照)。
揺動アーム27を任意の変位位置で位置保持するために、第1揺動軸25は摩擦抵抗付与手段を介してナット35で締結する。摩擦抵抗付与手段は、複数個の皿ばね36と、これら皿ばね36の両端に介装される平座金とで構成する。先のナット35を第1揺動軸25の雄ねじ部分に締め込むと、複数個の皿ばね36が扁平に弾性変形されて平座金と密着する。その結果、左右の側壁30と左右の基端ブラケット23とが密着して所定の摩擦抵抗を生じる。これにより揺動アーム27は、設定値を超える操作力が作用する状態でのみ基端ブラケット23に対して揺動変位でき、常態においては先の摩擦抵抗によって任意の変位位置を保持できる。
先端ブラケット24はL字状のプレス金具からなり、その一方の面壁がディスプレイ16の下面に締結固定してある。左右の先端ブラケット24のそれぞれに、揺動アーム27の左右の側壁30が左右一対の第2揺動軸26で上下揺動可能に連結してある。左右の第2揺動軸26の中心軸は同一直線上に設けてある。操作パネル6を任意の変位位置で位置保持するために、第2揺動軸26は摩擦抵抗付与手段を介してナット37で締結する。皿ばね36を含む摩擦抵抗付与手段は、先に説明した摩擦抵抗付与手段と同じであるのでその説明を省略する。
図5においてヒンジカバー22は、ヒンジ構造21を上面側から覆う上ヒンジカバー40と、ヒンジ構造21を下面側から覆う下ヒンジカバー41とで扁平な中空体状に構成する。上ヒンジカバー40は、揺動アーム27の主面壁31と先端ブラケット側の側壁30を同時に覆うシェル状部42と、シェル状部42の後縁両側から後向きに張り出されて、揺動アーム27の基端ブラケット側の側壁30を覆う突腕部43とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。シェル状部42の内面には4個のねじボス44が突設してあり、シェル状部42の前端左右には先端ブラケット24の傾動を許す逃げ溝45が切り欠き形成してある。
下ヒンジカバー41は、上ヒンジカバー40と同様のシェル状部48と左右一対の突腕部49とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。シェル状部48の内面には4個のねじボス50が突設してあり、シェル状部48の前端左右には先端ブラケット24の傾動を許す逃げ溝51が切り欠き形成してある。シェル状部48の下面前端寄りの左右中央には、規制凹部52が上向きに凹み形成してある。図1に示すように、揺動アーム27を垂直姿勢に起立させ、さらに操作パネル6を僅かに後傾させた状態においては、パネル本体15に設けた膨み部20が規制凹部52で受け止められて、位置保持されている。
図8に示すように、上ヒンジカバー40と下ヒンジカバー41とは、蓋合わせ状に接合されて、下ヒンジカバー41側のねじボス50に挿通したビス54を、上ヒンジカバー40のねじボス44にねじ込むことにより分離不能に一体化される。この状態のヒンジカバー22は、上ヒンジカバー40のねじボス44を主面壁31の左右の挿通穴32に挿通することで前後、および左右に位置決めされている。
機体と操作パネル6とは、ヒンジカバー22の内部空間に配置した配電線55で接続する。そのために、ヒンジカバー22の機体側の端部と操作パネル側の端部とのそれぞれに、第1配線開口56と第2配線開口57とが開口してある。第1配線開口56は、上下のヒンジカバー40・41の接合縁に丸穴状に形成され、第2配線開口57は、上下のヒンジカバー40・41の接合縁に長穴状に形成してある。第2配線開口57の殆どの部分は、下ヒンジカバー41の規制凹部52の側に形成される。
ヒンジ構造21の外面をヒンジカバー22で覆うのと同様に、基端ブラケット23の外面は基端カバー60で覆われている。図5に示すように基端カバー60は、主としてブラケットベース33の外面を覆う箱形のカバー基部61と、カバー基部61の前面に外膨み状に形成されて基端ブラケット23の外面を覆う前カバー部62とを一体に備えている。前カバー部62の左右両側には、揺動アーム27の上下揺動を許す逃げ溝63が形成され、先の第1配線開口56に臨む壁面には、配電線55の上下揺動を許す長穴64が形成してある。図4に示すように、基端カバー60は、カバー基部61と前カバー部62との隣接隅部に設けた締結座をビス65で締結することにより、パネル支持台5と一体化される。
第2配線開口57から導出した配電線55を、操作パネル6の内部へ導入するために、第2配線開口57に臨む下パネル19の壁面に配線口68が開口してある。図1に示すように、配線口68は下パネル19の膨み部20の上端に連続する部分円弧状の凹壁に長穴状に形成してある。基端カバー60の長穴64から導出された配電線55は、第1配線開口56とヒンジカバー22の内部空間と第2配線開口57を経由して配線され、配線口68から操作パネル6の内部へと導入してある。このような配線形態を採ることにより、配電線55をヒンジカバー22および基端カバー60で隠蔽して、配電線55がユーザーの目に触れるのを解消できる。
以上のように構成したパネル支持装置は、操作パネル6を第1揺動軸25と、第2揺動軸26の回りに変位操作して、ユーザーの立ち位置に応じて操作パネルの姿勢や向きを変更することができる。常態においては、操作パネル6を図2および図3に示す基本使用姿勢にして使用する。基本使用姿勢においては、揺動アーム27が下方限界まで揺動されてストッパー片34で受け止められ、操作パネル6は第2揺動軸26の回りに反転した状態になっている。このとき、操作パネル6は前下がり傾斜姿勢になっており、その下パネル19の左右両端が、パネル支持台5の左右両側に設けた受面71で支持されている。また、下パネル19に設けた段部72と、段部72に連続する凹部73とが、基端カバー60のカバー基部61と前カバー部62の上面で支持されている。したがって、基本使用姿勢における操作パネル6は安定した状態に保持されており、入力ボタン17やディスプレイ16によるデータ入力操作を確実に行なうことができる。
基本使用姿勢から、図7に示すように、操作パネル6を第2揺動軸26の回りに起立させることにより、操作パネル6のディスプレイ16を機体前方へ指向させることができる。このとき、操作パネル6に同行して移動する配電線55の動きを第2配線開口57で吸収することができる。図7に示す状態から、揺動アーム27を第1揺動軸25を中心にして起立揺動操作し、さらに、操作パネル6を前方傾動操作することにより、図1に示すように操作パネル6を最も高い位置で機体前方へ指向させることができる。このとき、揺動アーム27に同行して移動する配電線55の動きを第1配線開口56で吸収することができ、また、操作パネル6に同行する配電線55の動きを第2配線開口57で吸収することができる。
図1に示す状態から操作パネル6を機体側へと傾倒させると、図9に示すように操作パネル6の突端がプラテンカバー3の上方に被さる。この状態では、操作パネル6を、機体の最も前方に位置する前カバー13の前側外郭線より後方に位置させて、側面から見るときの機体外郭線の内側に収めることができ、しかも機体の最も上部に位置する自動原稿搬送部4の上側外郭線より下方に位置させることができる。このように、操作パネル6を折り畳み収納することにより、画像形成装置を輸送し、あるいは一時保管する際に装置全体が占めるスペースを小さくして、輸送または保管に要するコストを削減することができる。さらに、常態において機体の一側に張り出す操作パネル6を、機体の外郭線内に収容して通行の邪魔になるのを解消できる。図9には、揺動アーム27を下方揺動限界まで揺動し、さらに操作パネル6の表示面を床面側へ指向させた限界傾動状態を併せて示している。
上記の実施例では、上下のヒンジカバー40・41の接合縁のそれぞれに第1配線開口56と第2配線開口57を形成したがその必要はなく、いずれか一方の接合縁に限って両配線開口56・57を形成することができる。配電線55は、揺動アーム27の主面壁31と上ヒンジカバー40との間に配置することができる。その場合には、配電線55を配置するための溝を主面壁31に形成することができる。揺動アーム27は、一対の側壁30の下縁どうしを主面壁31で繋ぐ構造であってもよく、一対の側壁30の上下縁のそれぞれを主面壁31で繋ぐ構造であってもよい。主面壁31の内面や、ヒンジカバー22の内面に保持具を付加し、この保持具で配電線55の一部または複数箇所を保持固定することができる。第1配線開口56と第2配線開口57は、必要に応じてヒンジカバー22の任の位置に開口形成することができる。
揺動アームおよび操作パネルを起立した状態のパネル支持装置の縦断側面図である。 画像形成装置の斜視図である。 操作パネルを基本使用姿勢に傾倒した状態のパネル支持装置の一部破断側面図である。 パネル支持装置の一部破断平面図である。 パネル支持装置の分解斜視図である。 ヒンジ構造を示す斜視図である。 操作パネルの姿勢変更例を示す一部破断側面図である。 ヒンジカバーの固定構造を示す図4におけるA−A線断面図である。 上下の揺動限界における操作パネルの前後傾動限界を示す説明図である。
符号の説明
6 操作パネル
21 ヒンジ構造
22 ヒンジカバー
23 基端ブラケット
24 先端ブラケット
25 第1揺動軸
26 第2揺動軸
27 揺動アーム

Claims (5)

  1. 機体の一側に配置した操作パネルが、前記機体と前記操作パネルとを連結するパネル支持装置で姿勢変更自在に支持してある画像形成装置であって、
    前記パネル支持装置はヒンジ構造と、前記ヒンジ構造の外面を覆う中空のヒンジカバーとで構成されており、
    前記ヒンジカバーの前記機体側の端部と前記操作パネル側の端部とのそれぞれに、第1配線開口と第2配線開口とが開口されており、
    前記機体と前記操作パネルを接続する配電線が、前記第1配線開口と前記ヒンジカバーの内部空間と前記第2配線開口を経由して配線されて、前記ヒンジカバーで隠蔽してある画像形成装置。
  2. 前記ヒンジカバーが、前記ヒンジ構造を上面側から覆う上ヒンジカバーと、前記ヒンジ構造を下面側から覆う下ヒンジカバーとを蓋合わせ状に接合して扁平な中空体状に形成されており、
    前記上ヒンジカバーと前記下ヒンジカバーの接合縁に、前記第1配線開口と前記第2配線開口とが開口してある請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ヒンジ構造を構成する基端ブラケットの外面が、前記機体に固定した基端カバーで覆われており、
    前記基端カバーに、前記ヒンジカバーと同行揺動する前記配電線の上下揺動を許す長穴が形成されており、
    前記ヒンジカバーの前記第2配線開口が、前記操作パネルと同行揺動する前記配電線の前後傾動を許す長穴で形成してある請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ヒンジ構造が、前記機体に固定される前記基端ブラケットと、前記操作パネルに固定される先端ブラケットと、前記両ブラケットに対して平行な第1・第2の揺動軸を介して連結される揺動アームを含む2軸ヒンジで構成されており、
    前記揺動アームが、左右一対の側壁と、両側壁の上下縁の少なくとも一方を繋ぐ主面壁とで構成されており、
    前記配電線が、前記一対の側壁と主面壁とで囲まれる空間を縦断する状態で、前記揺動アームの内部に配置してある請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記揺動アームおよび前記操作パネルがそれぞれ起立操作され、前記操作パネルの表示面が前記機体の前方へ向かって指向する状態において、前記操作パネルの後面に設けた膨み部が、前記ヒンジカバーに設けた規制凹部で受け止め保持してある請求項2、3または4記載の画像形成装置。
JP2008108296A 2008-04-17 2008-04-17 画像形成装置 Pending JP2009258452A (ja)

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