JP4359851B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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本発明は、給紙トレイに載置された原稿を最上紙から1枚ずつ分離して搬送路へと繰り込む自動原稿搬送装置に関し、特に、モータの駆動力がコイルスプリングを介して伝達されることによりピックアップアームが揺動し、その先端部に回転自在に支持されたピックアップローラが記録紙に圧接される自動原稿搬送装置に関する。
コピー機、ファックス機、スキャナ等は、原稿画像の読み取りを行う画像読取装置を具備している。図11は、従来の画像読取装置の一例を示す概略縦断面図である。図に示すように、画像読取装置70は、給紙トレイ71から排紙トレイ72へと原稿Pを搬送する自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダー:ADF)73と、該ADF73によって搬送される原稿Pの画像を読み取る読取ユニット74とを具備してなるものである。
ADF73は、図11に示すように、給紙トレイ71上に積載された複数枚の原稿Pが、給紙ユニット75によって搬送路76へと順次繰り込まれ、搬送路76に沿って適宜配置された搬送ローラ77によって下流へと搬送され、搬送路76の最下流端に配置された排出ローラ78によって排紙トレイ72へと排出されるものとなっている。ここで、給紙ユニット75は、回転駆動されるセパレートローラ79と、該セパレートローラ79に対して揺動自在に設けられたピックアップローラ80とを備えてなるものであり、セパレートローラ79に対してリタードローラ81が圧接されている。これにより、原稿Pの読み取り開始に伴い、ピックアップローラ80が揺動して原稿Pの最上紙Ptに圧接され、該ピックアップローラ80の回転によって最上紙Ptから数枚の原稿Pが繰り出される。繰り出された原稿Pは、セパレートローラ79とリタードローラ81のニップ部で最上紙Ptだけが分離されて搬送路76に繰り込まれるものとなっている。ここで、ピックアップローラ80が原稿Pを繰り出す力の大きさは、ピックアップローラ80を原稿Pに圧接する力の大きさに依存している。
このようなADF73では、読み取ろうとする原稿Pの種類によっては、いわゆる繰り込み不良や分離不良と呼ばれる問題が発生する場合がある。より詳細に説明すると、原稿Pとしてはその用紙サイズや紙厚等が異なる種々のものが存在する。にも拘わらず、ADF73ではピックアップローラ80が原稿Pに対して一定の力で圧接される。従って、例えば紙厚の薄い原稿Pの場合、ピックアップローラ80の原稿繰り込み力が強過ぎて原稿Pの搬送速度が速くなり過ぎると、セパレートローラ79とリタードローラ81のニップ部において原稿Pが分離されずに複数枚の原稿Pが搬送路76に繰り込まれる分離不良が発生し、これにより搬送路76内で紙詰まりが発生する。一方、紙厚の厚い原稿Pの場合、ピックアップローラ80の原稿繰り出し力が不足して原稿Pが搬送路76に繰り込まれない繰り込み不良が発生する。
図12は、繰り込み不良や分離不良の発生を防止可能な従来の給紙ユニットの一例を示す図である(特許文献1参照)。図に示すように、給紙ユニット82は、支点83廻りに回動可能に設けられたアーム84と、該アーム84に対して時計廻りの回動力を付与するソレノイド85と、アーム84の先端部を上方へ付勢するスプリング86と、アーム84の反時計廻りの回動を規制するストッパ87と、ピックアップローラ88とフィードローラ89を回転自在に支持してなるピックアップアーム90と、アーム84の先端部とピックアップアーム90の基端部を連結するスプリング91と、を備えてなるものである。
この給紙ユニット82では、図示しない紙厚センサによって原稿が厚紙だと検知されると、ソレノイド85がOFFされる。これにより、図12(a)に示すように、アーム84はスプリング86の付勢力を受けてその先端がストッパ87に当接した位置で保持される。この時、ピックアップローラ88は、スプリング91の長さに応じた所定の力で原稿に圧接される。一方、紙厚センサによって原稿が薄紙だと検知されると、ソレノイド85がONされる。これにより、図12(b)に示すように、ピックアップアーム90が時計廻りに回動し、スプリング91が弛緩することにより、ピックアップローラ88の原稿への圧接力が弱められる。このように、原稿の紙厚に応じてピックアップローラ88の原稿への圧接力を調整することにより、原稿をその紙厚によらず確実に搬送路へ繰り込むことができる。
特開平11−171354号公報
しかし、従来の自動原稿搬送装置では、給紙ユニット82が紙厚センサやソレノイド85等を含んだ複雑な構成となるため、コストアップにつながり、また不具合も生じ易いという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、給紙トレイに載置された原稿を給紙ユニットで最上紙から順次搬送路へ繰り込む自動原稿搬送装置において、原稿の紙厚等の違いによって繰り込み不良や分離不良が発生するのを防止して、搬送路への確実な繰り込みを可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の自動原稿搬送装置は、給紙トレイと排紙トレイを連通する搬送路の上流部にピックアップローラを回転可能に支持したピックアップアームが揺動可能に設けられ、モータによって回転駆動される回転体と前記ピックアップアームの間に、摩擦板を介してコイルバネが介在されることにより前記回転体の回転が前記ピックアップアームに伝達され、該ピックアップアームの揺動によって前記給紙トレイ上の原稿に圧接された前記ピックアップローラが前記搬送路に原稿を繰り込む自動原稿搬送装置において、原稿の種類に応じて前記コイルバネを伸長させ又は圧縮させることによりそのバネ圧を調整するためのバネ圧調整具を備え、該バネ圧調整具が略階段状に形成されたバネ受け面を備えるとともに前記ピックアップアームに回転可能に挿通され、前記コイルバネがその一端側の前記摩擦板を前記バネ受け面に圧接したものである。
請求項2記載の自動原稿搬送装置は、前記原稿の種類が、原稿の紙厚に応じて決定されるものである。
請求項3記載の自動原稿搬送装置は、前記バネ圧調整具が、高さの異なる複数の前記バネ受け面と、一の前記バネ受け面から他の前記バネ受け面に向かって傾斜して設けられた傾斜面と、を備えるものである。
本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、読み取るべき原稿の種類に応じてユーザがバネ圧調整具を操作してコイルバネのバネ圧を調整することにより、ピックアップローラを原稿に圧接する力を原稿種類に応じた適正な大きさとすることができる。これにより、ピックアップローラの原稿繰り込み力が小さ過ぎて原稿の繰り込み不良が発生したり、原稿繰り込み力が大き過ぎて原稿の分離不良が発生するのを防止することができ、確実な原稿繰り込みが可能となる。
また、本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、バネ圧調整具が略階段状に形成されたバネ受け面を備えるとともにピックアップアームに回転可能に挿通され、コイルバネがその一端側の摩擦板をバネ受け面に圧接したものなので、バネ圧調整具を回してコイルバネの一端をバネ受け面に沿って滑らせることで、コイルバネを伸長し又は圧縮してそのバネ圧を調整することができる。
以下、本発明の実施例に係る自動原稿搬送装置(ADF)1について図面に基づいて説明する。図1は、本ADF1を具備する画像読取装置2の構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、ADF1は、読取載置台3と原稿押圧板4とから構成される画像読取装置2における原稿押圧板4の内部に設けられている。ADF1は、シート状の原稿Pを読み取る場合に用いられるものであり、給紙トレイ5にセットされた原稿Pが最上紙Ptから1枚ずつ分離されて搬送路6へと送られ、この原稿Pの表面の画像が読取手段7により読み取られ、裏面の画像が密着型イメージセンサ(CIS)8により読み取られ、排紙トレイ9へと排出される構成となっている。一方、読取載置台3にはフラットベッドスキャナ(以下、「FBS」という)10が設けられている。FBS10は、図に詳細は示さないが、厚みのある原稿P等を読み取る場合に用いられるものであり、読取載置台3のプラテンガラス11上に載置された原稿Pの画像が、読取手段7により読み取られるものとなっている。
ADF1は、図1に示すように、読み取るべき原稿Pの束が載置される給紙トレイ5と、給紙トレイ5と排紙トレイ9とを連通する横U字形状の搬送路6と、セパレートローラ12及びピックアップローラ13を備えてなり、原稿Pの束から最上紙Ptを分離して搬送路6へ繰り込む給紙ユニット14と、セパレートローラ12に圧接された分離パッド15と、セパレートローラ12の上流側にて原稿Pの先端位置を規制するシャッタ16と、搬送路6に適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ17と、搬送路6の最下位置に配置された読取手段7と、読取手段7の下流側に配置されたCIS8と、原稿PをCIS8に密着させるプラテンローラ18と、搬送路6の最下流端に配置された排出ローラ対19と、排出された原稿Pを受ける排紙トレイ9と、を具備してなるものである。
このように構成されるADF1は、図1に示すように、ADFカバー20によって覆われることで内部が保護されており、該ADFカバー20は、ヒンジ21を支点として開閉可能に設けられている。これにより、搬送路6内で原稿詰まりが発生した場合や、ADF1のメンテナンスを行う場合は、図2に示すように、ADFカバー20を開いて内部を露呈させることで、詰まった原稿Pを除去する作業やメンテナンス作業を容易に行うことが可能となっている。
図3及び図4は、第1実施例に係る給紙ユニット14の外観構成を示す図であり、図3は概略斜視図、図4は概略平面図である。各図に示すように、給紙ユニット14は、図示しないモータによって回転駆動される駆動軸22と、該駆動軸22に回転自在に軸支されたセパレートローラ12と、該セパレートローラ12の左右両側に設けられ、基端部が駆動軸22に揺動自在に取り付けられたピックアップアーム23と、該各ピックアップアーム23の先端部に回転自在に支持された回転軸24と、該回転軸24に回転自在に軸支されたピックアップローラ13と、セパレートローラ12及びピックアップローラ13を回転させるためのローラ駆動機構25と、ピックアップアーム23を揺動させるためのアーム揺動機構26と、ピックアップアーム23のスラスト方向の移動を規制するためのeリング27と、を具備してなるものである。
前記セパレートローラ12は、前記分離パッド15と一体として働き、ピックアップローラ13によって繰り出された複数枚の原稿Pのうち最上紙Ptのみを分離して搬送路6へ繰り込むものである。図5及び図6は、給紙ユニット14の内部構成を示す概略横断面図であるが、セパレートローラ12は、駆動軸22の周囲に回転自在に設けられたセパレートコア28と、このセパレートコア28の周囲に圧着嵌合されたセパレートローラ本体29とを有してなり、駆動軸22に対して回転自在となっている。また、セパレートコア28は、前記ローラ駆動機構25の取り付けを考慮して、その一端側が陥没した形状となっている。また、図1及び図3に示す分離パッド15は、原稿Pに対する摩擦係数がセパレートローラ本体29の原稿Pに対する摩擦係数より低く、且つ原稿P同士の摩擦係数より高いものであり、例えばウレタン系樹脂で成型することが可能である。このような分離パッド15が、図1に示すように、分離パッドホルダ30の上面に貼設されている。この分離パッドホルダ30は、コイルバネ31により上方向に付勢されることでセパレートローラ12に圧接されるとともに、該圧接部分を通過する原稿Pの紙厚に応じて上下動可能となっている。
前記ピックアップローラ13は、給紙トレイ5に載置された原稿Pの束から、最上層に位置する数枚の原稿Pを繰り出してセパレートローラ12と分離パッド15のニップ部に供給するものである。ピックアップローラ13は、図5に示すように、回転軸24の周囲に回転自在に設けられたピックアップコア32と、このピックアップコア32の周囲に圧着嵌合されたピックアップローラ本体33とを有してなり、回転軸24に対して回転自在となっている。また、ピックアップコア32も前記セパレートコア28と同様に、ローラ駆動機構25の取り付けを考慮して、その一端側が陥没した形状となっている。
前記ピックアップアーム23は樹脂等からなり、その先端部にピックアップローラ13を支持するものである。このピックアップアーム23は、図3及び図4に示すように、回転軸24の両端部をそれぞれ支持する左右一対の支持片34と、該支持片34を互いに連結する連結片35とが一体に成型されたものである。支持片34は、その基端部に駆動軸22が挿通されることで該駆動軸22に対して揺動自在に取り付けられる一方、その先端部に回転軸24が挿通されることで該回転軸24を回転自在に支持している。このように、支持片34の基端部を、ベアリングを介することなく駆動軸22に直接取り付けたことでピックアップアーム23を軽量化することができ、これによりピックアップアーム23を揺動させるための前記アーム揺動機構26も小型軽量化することができるので、給紙ユニット14ひいては自動原稿搬送装置1全体として軽量化を図ることができるという利点がある。
また、各支持片34には、図3及び図4に示すように、係止片36が突設されている。この係紙片35の頂部は、略90度外側へ曲折されて係止面37が形成されており、該係止面37が、図2に示すように、ADFカバー20の内側面に設けられた係止リブ38に係止されるものとなっている。この係止片36は、搬送路6に詰まった原稿Pを取り除いたり、ADF1のメンテナンスを行うべくADFカバー20を開いた時に、給紙ユニット14が所定範囲を超えて下方へ回動することを防止すものである。より詳細に説明するに、本実施例では、給紙ユニット14は、画像読み取り時以外の時は、上方へ揺動して、ピックアップアーム23が上方へ揺動して略水平となった状態で待機するものとなっている。ここで、本実施例では、図に詳細は示さないが、前記駆動軸22は、その一端部に取り付けられたギアに対して複数のギア群を介してモータの回転駆動力が伝達されるものとなっており、駆動軸22に取り付けられたギアには、隣接するギアと噛み合うことで所定の大きさの負荷がかかっている。従って、ピックアップアーム23が略水平となった状態においても、給紙ユニット14の重みによって駆動軸22が回転しないものとなっている。しかし、図2に示すように、ADFカバー20を上方に開いた場合、駆動軸22に取り付けられたギアと隣接するギアとの噛み合いが外れることで駆動軸22に対して負荷が加わらなくなるため、駆動軸22が給紙ユニット14の重みによって回転し、給紙ユニット14が下方へ回動する。ここで、給紙ユニット14の回動が無制限に許容されていると、給紙ユニット14はピックアップアーム23が略鉛直となるまで回動するので、メンテナンス等の作業の邪魔となったり、ADFカバー20を閉じる際にピックアップローラ13が給紙トレイ5と激しくぶつかり、その衝撃でピックアップローラ13が損傷する場合がある。従って、給紙ユニット14が所定範囲を超えて下方へ回動しないように規制することが好適である。一方、給紙ユニット14は、画像読取時における動作範囲、すなわち、ピックアップアーム23が略水平な状態から下方へ揺動してピックアップローラ13が給紙トレイ5に当接するまでの範囲、については回動自在となっている必要がある。従って、本実施例では、ADFカバー20を開いた時に、給紙ユニット14が画像読取時における動作範囲より若干下方へ回動した位置において、ピックアップアーム23の前記係止片36をADFカバー20の係止リブ38に係止させることで、給紙ユニット14がそれ以上下方へ回動しないよう規制している。
前記ローラ駆動機構25は、駆動軸22の回転駆動力をセパレートローラ12とピックアップローラ13に伝達するものである。該ローラ駆動機構25は、図5に示すように、駆動軸22に固定されて一体回転する第1プーリ(回転体)39と、回転軸24に固定されて一体回転する第2プーリ(回転体)40と、第1プーリ39と第2プーリ40間に張設された伝達ベルト41と、駆動軸22の回転をセパレートローラ12へ伝達/遮断する第1クラッチ42と、回転軸24の回転をピックアップローラ13へ伝達/遮断する第2クラッチ43と、を備えるものである。ここで、第1プーリ39と第2プーリ40は、図5に示すように、その一端側が凸状に形成され、該各凸状部分がセパレートコア28とピックアップコア32の一端側に形成された陥没部分にそれぞれ嵌合されている。尚、駆動軸22の回転駆動力を回転軸24に伝達する手段としては、本実施例のようないわゆるベルト伝達機構に限られず、例えば、複数のギアを噛合させてなるいわゆるギア伝達機構を用いることも可能である。
第1クラッチ42は、駆動軸22の正回転のみをセパレートローラ12に伝達するものであり、第2クラッチ43は、回転軸24の正回転のみをピックアップローラ13に伝達するものである。本発明において、駆動軸22及び回転軸24の正回転とは、給紙トレイ5に載置された原稿Pを搬送路6へ繰り込むように駆動軸22及び回転軸24が回転することをいい、これと逆向きに回転することを逆回転という。この第1クラッチ42は、所謂ワンウェイクラッチと呼ばれるものであり、図5に示すように、セパレートローラ12のセパレートコア28と第1プーリ39の凸状部分の周囲にワンウェイスプリング44を巻回し、その両端をセパレートコア28と第1プーリ39にそれぞれ固定したものである。このワンウェイスプリング44は、セパレートコア28及び第1プーリ39より若干径が大きく、駆動軸22の正回転によりその径が小さくなる向きに巻回されている。このように構成される第1クラッチ42では、駆動軸22が正回転すると、ワンウェイスプリング44の径が小さくなり、セパレートコア28と第1プーリ39を締め付けることにより、両者を一体的に回転可能に接続するものとなっている。これにより、第1プーリ39の正回転すなわち駆動軸22の正回転が、セパレートローラ12に伝達されるものとなっている。一方、駆動軸22が逆回転すると、ワンウェイスプリング44が弛緩してその径が大きくなり、セパレートコア28と第1プーリ39に対する締め付けを開放する。従って、駆動軸22の逆回転はセパレートローラ12には伝達されないものとなっている。同様に、第2クラッチ43は、ピックアップローラ13のピックアップコア32と第2プーリ40の凸状部分にワンウェイスプリング45を巻回して構成したものであり、その動作は第1クラッチ42と同様であるのでここでは詳細な説明を省略する。
前記アーム揺動機構26は、第2プーリ40の回転をピックアップアーム23に伝達することでピックアップアーム23を揺動させるものであり、図7はアーム揺動機構26の構成を示す概略分解斜視図である。アーム揺動機構26は、第2プーリ40の側面に当接して配置されたプーリ側摩擦板46と、ピックアップアーム23に形成されたネジ孔47に螺合されるバネ圧調整具48と、該バネ圧調整具48に当接して配置されたアーム側摩擦板49と、プーリ側摩擦板46とアーム側摩擦板49の間に介在されたコイルバネ50と、バネ圧調整具48が回転軸24のスラスト方向に位置ズレするのを防止するためのeリング51と、を具備するものである。尚、本実施例では、アーム揺動機構26を回転軸24側に設けて第2プーリ40の回転をピックアップアーム23の先端部に伝達することによって揺動させているが、アーム揺動機構26を駆動軸22側に設けて第1プーリ39の回転をピックアップアーム23の基端部に伝達することによって揺動させることも可能である。
プーリ側摩擦板46とアーム側摩擦板49は、第2プーリ40及びバネ圧調整具48を構成する樹脂等に対して高い摩擦係数を持つ部材がドーナツ型に形成されたものであり、図7に示すように、その中央部に回転軸24がそれぞれ挿通されている。また、コイルバネ50は、第2プーリ40の回転をピックアップアーム23に伝達するものである。このコイルバネ50は、図7に示すように、回転軸24を巻回して設けられ、その一端がプーリ側摩擦板46を付勢して第2プーリ40に圧接する一方、他端側がアーム側摩擦板49を付勢してバネ圧調整具48に圧接している。
このような構成によれば、第2プーリ40が回転しようとすると、プーリ側摩擦板46と第2プーリ40の間には所定の大きさの静止摩擦力が作用し、該静止摩擦力より小さい回転駆動力が作用している間は、プーリ側摩擦板46と第2プーリ40とが一体的に回転して回転駆動力が伝達される。一方、静止摩擦力を超える回転駆動力が作用した場合、プーリ側摩擦板46と第2プーリ40との間に滑りが生じ回転駆動力は伝達されない。また、これと同様に、アーム側摩擦板49とバネ圧調整具48も一体的に回転して回転駆動力を伝達し、滑りが生じることで回転駆動力の伝達が停止する。このように、第2プーリ40の回転が、プーリ摩擦板46、コイルバネ50、アーム側摩擦板49、及びバネ圧調整具48を介してピックアップアーム23に伝達されることによって、ピックアップアーム23がその先端を下降させるようにして駆動軸22廻りに揺動するものとなっている。
バネ圧調整具48は、ユーザがコイルバネ50のバネ圧を調整するためのものである。すなわち、前述のように読み取るべき原稿Pの種類の違い例えば原稿Pの紙厚の違いによって繰り込み不良や分離不良が生じることを防止するため、本発明では、原稿Pの紙厚に応じてユーザがピックアップローラ13の原稿繰り込み力を調整できるようにしている。ここで、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力の大きさは、ピックアップローラ13を原稿Pに圧接する力、すなわちピックアップアーム23を下方へ揺動させる力の大きさにより決まるが、このピックアップアーム23を下方へ揺動させる力の大きさは、コイルバネ50のバネ圧の大きさに依存している。例えば、コイルバネ50のバネ圧を強くすると、プーリ側摩擦板46の第2プーリ40への圧接力が強くなり、プーリ側摩擦板46と第2プーリ40の間の静止摩擦力が大きくなって両者の間にズレが生じにくくなる分、第2プーリ40からプーリ側摩擦板46により大きな力が伝達される。また、このことはアーム側摩擦板49とバネ圧調整具48の間についても同様である。従って、コイルバネ50のバネ圧を強くすると、ピックアップローラ13の原稿Pへの圧接力が強くなってその原稿繰り込み力が大きくなる。他方、コイルバネ50のバネ圧を弱くすると、ピックアップローラ13の原稿Pへの圧接力が弱くなってその原稿繰り込み力が小さくなる。
バネ圧調整具48は、図7に示すように、略三角柱形状を有する操作部52と略円筒形状を有するバネ当接部53とから構成され、操作部52とバネ当接部53を貫通して回転軸24を挿通させるための挿通孔54が形成されている。ここで、操作部52の3つの角部には、薄紙を表す「薄」の文字、普通紙を表す「普」の文字、厚紙を表す「厚」の文字がそれぞれ記されている。また、バネ当接部53は、その周面に雄ネジが切られ、軸方向長さがピックアップアーム23の厚みより大きくなっている。このように構成されるバネ圧調整具48が、図7に示すように、バネ当接部53をネジ孔47に螺合されることによりピックアップアーム23に取り付けられ、挿通孔54に挿通されて操作部52から突出した回転軸24にeリング51が嵌着されている。尚、本発明では、原稿Pの紙厚を3種類に分類してピックアップローラ13の圧接力を変化させており、ユーザの視認性・操作性を考慮して操作部52の形状を三角柱形状としているが、もちろん紙厚を更に多くの種類に分類することも可能であり、これに対応して操作部52の形状も任意に設計変更が可能である。
このようなバネ圧調整具48によれば、読み取るべき原稿Pが例えば厚紙の場合、ユーザは図2に示すようにADFカバー20を開いた上で、図7に示す操作部52を摘んで回すことにより、「厚」の文字が記された角部をピックアップアーム23に設けられた合わせ位置55に合わせる。すると、図5に示すように、バネ圧調整具48は、そのバネ当接部53がネジ孔47にねじ込まれる方向へ移動し、ピックアップアーム23の内側面から突出するバネ当接部53の長さが長くなる分、コイルバネ50の長さが短くなってそのバネ圧が強くなる。これにより、原稿Pが厚紙の場合にはピックアップローラ13の原稿繰り込み力を大きくして繰り込み不良の発生を防止することができる。また、図7に示すように、ユーザが操作部52を摘んで回すことにより、「薄」の文字が記された角部をピックアップアーム23の合わせ位置55に合わせると、図6に示すように、バネ圧調整具48は、そのバネ当接部53がネジ孔47から引き抜かれる方向へ移動し、ピックアップアーム23の内側面から突出するバネ当接部53の長さが短くなる分、コイルバネ50の長さが長くなってそのバネ圧が弱くなる。これにより、原稿Pが薄紙の場合にはピックアップローラ13の原稿繰り込み力を小さくして分離不良の発生を防止することができる。尚、ADFカバー20を開いてバネ圧調整具48にアクセスすることに代えて、図に詳細は示さないが、ADFカバー20に操作用の窓を貫通形成し、この窓を通してADFカバー20の外部からバネ圧調整具48にアクセス可能とすることもできる。
図8及び図9は、第2実施例に係る給紙ユニット56の外観構成を示す概略平面図であり、図8は厚紙原稿の読み取り時、図9は薄紙原稿の読み取り時を示している。各図に示すように、本実施例に係る給紙ユニット56は、バネ圧調整具57の構成が第1実施例のバネ圧調整具48とは異なっている。それ以外の構成については第1実施例と同様であるため図4と同じ符号を付し、ここでは説明を省略する。
図10は、バネ圧調整具57の構成を示す概略斜視図である。バネ圧調整具57は、略三角柱形状を有する操作部58と、階段状に切り欠かれた円筒形状を有するバネ当接部59とから構成されるものである。操作部58は、第1実施例に係るバネ圧調整具48の操作部52と同じ構成であって、図に詳細は示さないが、バネ当接部59の突出側と逆側の面に、「厚」・「普」・「薄」の文字が記されている。また、バネ当接部59は、図10に示すように、操作部58から所定高さ位置に操作部58と略平行して形成された厚紙用バネ受け面60と、該厚紙用バネ受け面60から段落ちして形成された普通紙用バネ受け面61と、該普通紙用バネ受け面61から更に段落ちして形成された薄紙用バネ受け面62と、厚紙用バネ受け面60から普通紙用バネ受け面61に向かって傾斜する第1傾斜面63と、普通紙用バネ受け面61から薄紙用バネ受け面62に向かって傾斜する第2傾斜面64と、薄紙用バネ受け面62から厚紙用バネ受け面60に向かって傾斜する第3傾斜面65と、を具備するものである。このように構成されるバネ圧調整具57は、図8及び図9に示すように、ピックアップアーム23に形成された挿通孔(不図示)にバネ当接部59が挿通されることにより、バネ当接部59の周方向には回転可能であるが軸方向には移動不能となるように、ピックアップアームに23に取り付けられている。尚、本実施例では、原稿Pの紙厚を3種類に分類することに対応して3つのバネ受け面60,61,62を設けているが、紙厚を更に多くの種類に分類する場合には、これに応じた数のバネ受け面を設けることが可能である。
このようなバネ圧調整具57によれば、ユーザが操作部58を摘んで回すことにより、「厚」の文字が記された角部をピックアップアーム23の前記合わせ位置55に合わせると、図8に示すように、操作部58からの突出高さが最も高い厚紙用バネ受け面60によってコイルバネ50の一端が位置決めされることにより、コイルバネ50の長さが短くなってそのバネ圧が強くなる。これにより、原稿Pが厚紙の場合にはピックアップローラ13の原稿繰り込み力を大きくして繰り込み不良の発生を防止することができる。そして、この状態からユーザが操作部58を摘んで回すことにより、「薄」の文字が記された角部をピックアップアーム23の合わせ位置55に合わせると、バネ当接部59の回転に伴って、コイルバネ50の一端が厚紙用バネ受け面60から第3傾斜面65に沿って滑り落ちる。そして、図9に示すように、操作部58からの突出高さが最も低い薄紙用バネ受け面62によってコイルバネ50の一端が位置決めされることにより、コイルバネ50の長さが長くなってそのバネ圧が弱くなる。これにより、原稿Pが薄紙の場合にはピックアップローラ13の原稿繰り込み力を小さくして分離不良の発生を防止することができる。
コイルバネ50の一端が薄紙用バネ受け面62によって位置決めされた状態から操作部58を更に回すと、図に詳細は示さないが、コイルバネ50の一端は、薄紙用バネ受け面62から第2傾斜面64を滑り上って普通紙用バネ受け面61によって位置決めされた状態となり、コイルバネ50の長さが長くなってそのバネ圧が強くなる。そして更に操作部58を回すと、コイルバネ50の一端は、普通紙用バネ受け面61から第1傾斜面63を滑り上がって厚紙用バネ受け面60で位置決めされた状態へと戻る。尚、操作部58を逆向きに回して、コイルバネ50の一端を、厚紙用バネ受け面60から第1傾斜面63を経て普通紙用バネ受け面61に、そこから第2傾斜面64を経て薄紙用バネ受け面62に、更にそこから第3傾斜面65を経て厚紙用バネ受け面60へと滑らせることももちろん可能である。
尚、本発明に係るバネ圧調整具48,57は、コイルバネ50を伸長させ又は圧縮させることによってそのバネ圧を調整可能なものであれば、本実施例に限定されず種々の設計変更が可能である。また、本実施例では原稿Pの紙厚の違いに応じてコイルバネ50のバネ圧を調整したが、これ以外に、原稿Pの用紙サイズや紙の材質等の違いに応じてコイルバネ50のバネ圧を調整してピックアップローラ13の原稿繰り込み力を適正な大きさとすることも可能である。
本発明は、モータの駆動力がコイルスプリングを介して伝達されることによりピックアップアームが揺動し、その先端部に回転自在に支持されたピックアップローラが記録紙に圧接される自動原稿搬送装置に適用可能である。
本発明の実施例に係る画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図。 ADFカバー20を開いた状態を示す概略縦断面図。 第1実施例に係る給紙ユニット14の外観構成を示す概略斜視図。 第1実施例に係る給紙ユニット14の外観構成を示す概略平面図。 厚紙原稿を読み取る際の給紙ユニット14を示す概略縦断面図。 薄紙原稿を読み取る際の給紙ユニット14を示す概略縦断面図。 アーム揺動機構26の構成を示す概略分解斜視図。 第2実施例に係る給紙ユニット56の外観構成を示す概略平面図であって、厚紙原稿読み取り時の状態を示す図。 第2実施例に係る給紙ユニット56の外観構成を示す概略平面図であって、薄紙原稿読み取り時の状態を示す図。 バネ圧調整具57の構成を示す概略斜視図。 従来例に係る画像読取装置70の一例を示す概略縦断面図。 従来例に係る給紙ユニット82を示す概略図。
符号の説明
1 自動原稿搬送装置
5 給紙トレイ
6 搬送路
9 排紙トレイ
13 ピックアップローラ
23 ピックアップアーム
40 第2プーリ(回転体)
46,49 摩擦板
48 バネ圧調整具
50 コイルバネ
P 原稿

Claims (3)

  1. 給紙トレイと排紙トレイを連通する搬送路の上流部にピックアップローラを回転可能に支持したピックアップアームが揺動可能に設けられ、モータによって回転駆動される回転体と前記ピックアップアームの間に、摩擦板を介してコイルバネが介在されることにより前記回転体の回転が前記ピックアップアームに伝達され、該ピックアップアームの揺動によって前記給紙トレイ上の原稿に圧接された前記ピックアップローラが前記搬送路に原稿を繰り込む自動原稿搬送装置において、
    原稿の種類に応じて前記コイルバネを伸長させ又は圧縮させることによりそのバネ圧を調整するためのバネ圧調整具を備え、
    該バネ圧調整具が略階段状に形成されたバネ受け面を備えるとともに前記ピックアップアームに回転可能に挿通され、前記コイルバネがその一端側の前記摩擦板を前記バネ受け面に圧接したことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記原稿の種類が、原稿の紙厚に応じて決定されることを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記バネ圧調整具が、高さの異なる複数の前記バネ受け面と、一の前記バネ受け面から他の前記バネ受け面に向かって傾斜して設けられた傾斜面と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動原稿搬送装置。
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