JPH06115748A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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Publication number
JPH06115748A
JPH06115748A JP4297954A JP29795492A JPH06115748A JP H06115748 A JPH06115748 A JP H06115748A JP 4297954 A JP4297954 A JP 4297954A JP 29795492 A JP29795492 A JP 29795492A JP H06115748 A JPH06115748 A JP H06115748A
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JP
Japan
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stopper
sheet
separating
roller
sheets
Prior art date
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Application number
JP4297954A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Suzuki
信隆 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動給紙装置において、積載シートを送り出
すとき、複数枚のシートが相互に密着されて不送りや重
送を生ずる事態の発生を防止する。 【構成】 上構造体10bのガイド凹部10d内に圧縮
バネ25を配置してその上端を押し当て、その下端にス
トッパ26の上端26aを押し当ててガイド凹部10d
内に入れ、適宜部材に当てて下端26bを分離ローラ2
1に近接させて配置する。そして、ストッパ26をガイ
ド凹部10dに沿って直線移動自在に支持する。しかし
て、給紙時、繰り出した原稿11の食い込みによりスト
ッパ26に所定以上の力が加わったとき、その力でスト
ッパ26を圧縮バネ25に抗して上方に直線移動して退
避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ・複写機・
ファクシミリ・スキャナなど、用紙等のシートを供給し
て印字・転写・印刷・画像読取り等を行うシート処理装
置に適用しうる。詳しくは、そのようなシート処理装置
において、積載シートを分離して一枚ずつ送り出す自動
給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動給紙装置の中には、
たとえば積載シートの最下位のシートに給紙ローラを押
し当て、ストッパで通過枚数を制限しながらその給紙ロ
ーラを回転してシートを繰り出し、その繰り出したシー
トを分離手段で分離して一枚ずつ送り出すものがあっ
た。そして、この自動給紙装置は、たとえば図15に示
すように、ストッパ1を装置本体2に固定し、前記分離
手段を分離ローラ3とそれに押し当てる図示しない分離
ブレードとで構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
積載シートSが束になって繰り出されると、図16に示
すように、その束状のシートSがストッパ1と分離ロー
ラ3との隙間4に入り込んでシートS相互間の密着力を
高め、ロック状態となってシートSの通過が困難となっ
て不送りを引き起こしたり、また、分離手段での分離が
困難となって重送を引き起こしたりする問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、自動給紙装置
において、積載シートを送り出すとき、複数枚のシート
が相互に密着されて不送りや重送を生ずる事態の発生を
防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
たとえば以下の図示実施例に示すとおり、原稿11のよ
うな積載シートの最上位または最下位のシートに給紙ロ
ーラ20を押し当て、ストッパ26で通過枚数を制限し
ながらその給紙ローラ20を回転してシートを繰り出
し、その繰り出したシートを分離手段31で分離して一
枚ずつ送り出す自動給紙装置13において、前記ストッ
パ26を直線移動自在に支持し、前記繰り出したシート
の喰い込みにより所定以上の力が加わったとき退避可能
に一移動方向に付勢してなる、ことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、原稿11のような積載シート
の最上位または最下位のシートに給紙ローラ20を押し
当て、ストッパ26で通過枚数を制限しながらその給紙
ローラ20を回転してシートを繰り出し、その繰り出し
たシートを分離手段31で分離して一枚ずつ送り出す自
動給紙装置13において、前記ストッパ26を回動自在
に支持し、前記繰り出したシートの喰い込みにより所定
以上の力が加わったとき退避可能に一回動方向に付勢し
てなる、ことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項1または請求項2に記
載の自動給紙装置13において、前記繰り出したシート
が前記分離手段31に到達するまでのシートの搬送経路
35中に前記ストッパ26を喰い込ませて配置してな
る、ことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項2に記載の自動給紙装
置において、前記分離手段31を分離ローラ21とそれ
に押し当てる分離ブレード27とで構成し、前記分離ロ
ーラ21に前記ストッパ26の先端を押し当ててなる、
ことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項4に記載の自動給紙装
置13において、前記ストッパ26の先端であって前記
分離ローラ21への押し当て位置Pの手前にその押し当
て位置Pにおける前記分離ローラ21の接線Nに対して
開き方向Bに傾斜して前記繰り出したシートの先端が当
たる接触面26hを形成してなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項2に記載の自動給紙装
置13において、前記ストッパ26に、分離パッド29
のような分離部材を設け、その分離部材とそれを押し当
てるそれより摩擦係数の高い分離ローラ21とで前記分
離手段31を形成してなる、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、給紙時
に、給紙ローラ20で繰り出したシートの喰い込みによ
りストッパ26に所定以上の力が加わったとき、その力
でストッパ26を付勢力に抗して一方向に直線移動して
退避する。
【0012】請求項2に記載のものでは、給紙時に、給
紙ローラ20で繰り出したシートの喰い込みによりスト
ッパ26に所定以上の力が加わったとき、その力で該ス
トッパ26を付勢力に抗して一方向に回動して退避す
る。
【0013】請求項3に記載のものでは、繰り出したシ
ートのすべてが搬送経路35中でストッパ26の先端と
確実に接触する。
【0014】請求項4に記載のものでは、給紙時、スト
ッパ26と分離ローラ21間で通過枚数を制限しながら
給紙ローラ20でシートを繰り出す。
【0015】請求項5に記載のものでは、繰り出したシ
ートの先端がストッパ26の接触面26hに当たり、そ
の接触面26hに沿ってシートを導いて分離ローラ21
と分離ブレード27間へと送る。
【0016】請求項6に記載のものでは、繰り出したシ
ートの先端が分離部材に当たり、その分離部材に沿って
シートを導いてその分離部材と分離ローラ21間を通し
て一枚ずつ分離する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
につき説明する。図2は、この発明による自動給紙装置
を備えるスキャナで、その内部機構の全体構成概略図で
ある。
【0018】図中符号10で示すものは、スキャナの装
置本体である。装置本体10は、下構造体10aと、そ
の下構造体10aに対し開閉自在な上構造体10bとか
らなる。下構造体10aの図中右上側には、原稿(シー
ト)11を積載した原稿載置台10cを設ける。その原
稿載置台10cの上側には、原稿11を図中手前と奥側
で挟む一対のサイドガイド12を設ける。そして、その
サイドガイド12から図中矢印Aで示す原稿搬送方向に
順に、点線で囲んで示すこの発明の自動給紙装置13、
搬送ロ−ラ対14、読取機構15、排紙ロ−ラ対16を
順に並べて配置するとともに、その排紙ローラ対16の
下側から外向きに突出して排紙トレイ17を設けてな
る。
【0019】しかして、原稿11を自動給紙装置13に
より一枚ずつA方向に送り出し、搬送ローラ対14で搬
送し、その搬送途中で読取機構15により原稿11の原
稿面上の画像を読み取り、その読取り後、排紙ローラ対
16で排紙トレイ17上に排出する。
【0020】ところで、自動給紙装置13は、図1に示
すように、下構造体10aに給紙ロ−ラ20を回転自在
に設けるとともに、その原稿搬送方向A左側に分離ロー
ラ21を回転自在に設ける。給紙ロ−ラ20は、図示省
略するが、適宜図中上下に移動して下構造体10a上か
ら適宜窓孔を通して出没自在に設ける。
【0021】自動給紙装置13は、図2でも示すよう
に、上構造体10bに給紙ローラ20の上方で加圧板2
3を支軸24を中心として回動自在に設ける。そして、
その加圧板23を図示しない付勢部材で付勢して原稿載
置台10c上の積載原稿11に押し当ててなる。また、
図1に示すように、分離ローラ21の上方で上構造体1
0bにガイド凹部10dを図中上下方向に形成する。そ
して、そのガイド凹部10d内に圧縮バネ25を配置し
てその上端を押し当て、その下端にストッパ26の上端
26aを押し当ててガイド凹部10d内に入れ、適宜部
材に当てて下端(先端)26bを分離ローラ21の外周
面に近接させる。しかして、ストッパ26をガイド凹部
10dに沿って直線移動自在に支持してなる。ストッパ
26は、板状をなし、その右板面に原稿突当面26cを
形成するとともに、その原稿突当面26cの下側にガイ
ド面26dを形成する。そして、ガイド面26dをその
原稿搬送方向A右側で下端26bを先細に傾斜して形成
してなる。さらに、このストッパ26の図中左側には、
分離ブレード27を支軸27aを中心として上構造体1
0bに回動自在に設ける。分離ブレード27は、ホルダ
ー28と、そのホルダ28の先端に取り付けた分離パッ
ド29とからなる。そして、該分離ブレード27を付勢
バネ30で付勢して分離パッド29を分離ロ−ラ21の
外周面に押し当てる。しかして、それら分離ローラ21
と分離ブレード27と付勢バネ30とで分離手段31を
構成してなる。
【0022】さて、この発明の自動給紙装置13では、
給紙時、図2に示すごとく、原稿載置台10c上に原稿
11を積載し、その原稿11の両側縁をサイドガイド1
2で挟むとともに、図1に示すように、先端縁をストッ
パ26の原稿突当面26cに突き当てて加圧板23で給
紙ローラ20側に加圧してセットする。そして、図示し
ない駆動源から駆動力を適宜ギア列を介して給紙ロ−ラ
20に伝達してそれを図中反時計方向に回転駆動すると
ともに、その回転駆動力を図示しないアイドラギアを介
して分離ロ−ラ21に伝達してそれを反時計方向に回転
する。そのとき、給紙ローラ20を前記アイドラギアの
回転軸を中心に上昇して最下位の原稿11の下面に押し
当て、その回転に伴いストッパ26で通過枚数を制限し
ながら原稿11をガイド面26dで導いて繰り出す。そ
して、その繰り出した原稿11を分離ロ−ラ21と分離
ブレード27間に通して分離して一枚ずつA方向に送り
出す。
【0023】しかして、この自動給紙装置13では、こ
の給紙時に、仮に原稿11が束になって繰り出され、そ
の束状の原稿11がストッパ26の下端26bと分離ロ
ーラ21間の隙間Dに喰い込み、その喰い込みでストッ
パ26に所定以上の力が加わったときは、その力で圧縮
バネ25に抗してストッパ26を上方に直線移動して退
避する。そして、隙間Dを拡げて原稿11相互の密着力
が大きくなることを防止する。
【0024】ところで、上述した図示実施例では、スト
ッパ26を直線移動自在に支持したが、たとえば次の図
示実施例のごとく、ストッパ26を回動自在に支持する
構成とすることもできる。
【0025】この他の実施例では、図3に示すように、
ストッパ26を、分離ブレード27の支軸27aにそれ
を中心として回動自在に取り付ける。このストッパ26
は、支軸27aの両端に取り付ける取付部26eと、そ
の取付部26e間から一側に直角に延びる板状部26f
と、その板状部26fの先側縁から下向きに直角に延び
る規制板部26gとからなる。そして、上端を上構造体
10bに押し当てた圧縮バネ25の下端を板状部26f
に押し当て、適宜部材に当てて規制板部26gの先端を
分離ローラ21に近接させて保持する。しかして、その
規制板部26gの先端と分離ローラ21の外周面間に所
定の隙間Dを形成してなる。
【0026】そうして、この実施例の自動給紙装置13
では、原稿セット時には、積載原稿11の先端縁を、規
制板部26gの原稿突当面26cに突き当てる。そし
て、給紙時に、仮に束状の原稿11が隙間Dに喰い込
み、その喰い込みでストッパ26に所定以上の力が加わ
ったときは、その力で圧縮バネ25に抗してストッパ2
6を反時計方向に回動して上方に退避する。そして、隙
間Dを拡げて原稿11相互の密着力が大きくなることを
防止する。
【0027】なお、この図3のストッパ26は、図4で
も示すように、板状部26fを規制板部26gより比較
的長く形成して支軸27aと規制板部26g間距離Lを
長くする。そして、規制板部26gの原稿11の原稿面
に対する角度θの変化を小さくし、これにより、ストッ
パ26による繰出し原稿11の通過枚数の規制効果が下
がることを防止する。
【0028】また、給紙ローラ20によって原稿11を
繰り出すが、その原稿11が受けた繰り出し方向の力に
よってストッパ26は、原稿搬送方向Aの力が加わる。
しかし、図示実施例では、図5に示すように、ストッパ
26に加わるこの原稿搬送方向Aの力の合力Fがストッ
パ26の支点すなわち支軸27a方向を向くようにす
る。すると、原稿11の喰い込みによって生ずる以外の
力がストッパ26の回動のために作用しないこととな
る。
【0029】ところで、この発明では、たとえば図6に
示すように、上記した回動自在とするストッパ26を、
その規制板部26gの先端が、繰り出した原稿11が分
離手段31に到達するまでの搬送経路35中に喰い込む
傾斜位置で保持する構成としてもよい。この実施例で
は、図中鎖線で示すとおり、原稿11が搬送経路35を
通るとき、その原稿11のすべてが搬送経路35中でス
トッパ26の先端と確実に接触する。そして、原稿11
の規制効果を上げる。
【0030】なおまた、上述した図示実施例では、スト
ッパ26を分離ローラ21に向け近接させ、そのローラ
21との間に隙間Dを形成して原稿11の繰り出しを制
限した。しかし、たとえば図7および図8にそれぞれ示
すとおり、ストッパ26を原稿載置台10cに向け近接
させ、その原稿載置台10cとの間に隙間Dを形成して
原稿11の繰り出しを制限する構成としてもよい。
【0031】次に、この発明では、以下の図示実施例の
ごとく、回動自在とするストッパ26の先端を分離ロー
ラ21に押し当てる構成とすることもできる。
【0032】この他の実施例において、ストッパ26
は、たとえば図9に示すように、その規制板部26gの
先端に、分離ローラ21への押し当て位置Pの図中右手
前に、その押し当て位置Pにおける分離ローラ26の接
線Nに対して図中矢示する開き方向Bに傾斜して接触面
26hを形成する。そして、その接触面26hの入口と
分離ローラ21の外周面との間に、小さな隙間Dを調整
作業なく容易に形成することができる。
【0033】そして、この実施例では、給紙ローラ20
で原稿11を繰り出したとき、その原稿11の先端がス
トッパ26の接触面26hに当たり、その接触面26h
に沿って原稿11を導いて分離ローラ21と前記分離ブ
レード27間へとスムーズに送ることもできる。
【0034】また、ストッパ26は、たとえば図10に
示すように、接触面26hに丸みをつけて形成してもよ
い。さらに、たとえば図11に示すように、前記押し当
て位置Pを比較的長い押当面26iで形成してもよい。
【0035】さて、上述した図示実施例では、分離ブレ
ード27とは別に独立のストッパ26を設けたが、たと
えば図12に示す実施例のごとく、分離ブレード27に
一体にストッパ部26を設ける構成とすることもでき
る。
【0036】この他の実施例では、分離ブレード27の
ホルダ28の先端にストッパ部26を一体に形成してな
る。該ストッパ部26は、その右側に原稿突当面26c
を形成するとともに、上端側を上向きに突出する一方、
下端に下向きの凹部26jを形成してなる。そして、そ
の凹部26jに分離パッド29を接着等により取り付
け、その分離パッド(分離部材)29に接触面26hを
形成してなる。この分離バッド29は、分離ローラ21
より摩擦係数の低い、たとえばゴム等で形成する。そし
て、分離ブレード27を図示しない適宜付勢バネで付勢
して分離パッド29を押し当て位置Pで分離ロ−ラ21
に押し当ててなる。
【0037】しかして、この実施例では、給紙ローラ2
0で原稿11を繰り出したとき、その原稿11の先端が
分離パッド29の接触面26hに当たり、その接触面2
6hに沿って原稿11を導いてその分離パッド29と分
離ローラ21間を通して一枚ずつ分離する。
【0038】ところで、図12で示した実施例では、凹
部26jに分離パッド29を接着する接着面が比較的小
さいため、たとえば図13に示すごとく、分離ローラ2
1との間の摩擦で凹部26jから分離パッド29が剥が
れたりするおそれがある。
【0039】そこで、この発明では、たとえば図14に
示すように、ストッパ部26の図中右側のほぼ全体に大
きな凹部26jを設ける。そして、この凹部26jに分
離パッド29を接着して取り付け、分離パッド29の剥
がれ等を防止する構成とすることもできる。なお、この
分離パッド29には、その下端に原稿11の先端が当た
る接触面26hを形成するとともに、図中右側をメッキ
や塗装等によって仕上げてそこに低摩擦係数の原稿突当
面26cを形成してなる。
【0040】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載のものによ
れば、ストッパで通過枚数を制限しながらシートを繰り
出す自動給紙装置において、繰り出したシートの喰い込
みによりストッパに所定以上の力が加わったとき、該ス
トッパを一方向に直線移動して退避させることから、積
載シートを送り出すとき、複数枚のシート相互の密着力
が大きくなり、ロック状態となってシートの不送りを生
じたり、分離されずに重送したりする事態の発生を防止
することができる。
【0041】請求項2に記載のものによれば、ストッパ
で通過枚数を制限しながらシートを繰り出す自動給紙装
置において、繰り出したシートの喰い込みによりストッ
パに所定以上の力が加わったとき、該ストッパを一方向
に回動して退避させることから、繰り出した積載シート
を送り出すとき、複数枚のシートが相互に密着されて不
送りや重送を生ずる事態の発生を防止することができ
る。
【0042】請求項3に記載のものによれば、ストッパ
をシートの搬送経路中に喰い込ませて配置し、シートを
繰り出すときのストッパによる通過枚数の制限効果を増
大させることができる。
【0043】請求項4に記載のものによれば、繰り出し
たシートを分離ローラとそれに押し当てたストッパ間を
通し、そのストッパによる通過枚数の制限効果を一層増
大させることができる。
【0044】請求項5に記載のものによれば、積載シー
トを繰り出すとき、そのシートの先端がストッパの接触
面に当たり、その接触面に沿ってシートを導く構成と
し、これにより、繰り出したシートを分離ローラと分離
ブレード間へとスムーズに送ることができる。また、そ
の接触面の入口と分離ローラの外周面との間で、繰り出
したシートを導く小さな隙間を調整作業なく容易に形成
することができる。
【0045】請求項6に記載のものによれば、分離ロー
ラとそれより摩擦係数の低い分離部材間にシートを通し
て繰り出すことから、たとえシートが複数枚重なって繰
り出されても、そのシートが接触する分離ローラ間で生
ずる摩擦力と、シートと分離部材間で生ずる摩擦力との
違いに基づき重送シートを一枚ずつ確実に分離すること
ができる。また、分離手段とストッパを一体に形成して
部品点数を削減し、コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である自動給紙装置の概略
構成図である。
【図2】その自動給紙装置を備えるスキャナの全体概略
構成図である。
【図3】この発明の他の実施例である自動給紙装置の概
略構成図である。
【図4】その他の実施例における自動給紙装置のストッ
パの長さを説明する構成説明図である。
【図5】そのストッパが、繰り出した原稿によって受け
る力の方向を説明する構成説明図である。
【図6】そのストッパの先端を原稿の搬送経路中に食い
込ませて配置した例の状態説明図である。
【図7】図1においてストッパを原稿載置台に向けて近
接させて設けた例の概略構成図である。
【図8】図3においてストッパを原稿載置台に向けて近
接させて設けた例の概略構成図である。
【図9】ストッパの先端を分離ローラに押し当てた例の
構成説明図である。
【図10】その先端形状の異なるストッパの押し当て状
態図である。
【図11】その先端形状の異なるストッパの押し当て状
態図である。
【図12】分離ブレードにストッパ部を設けたこの発明
の更なる他の実施例であり、その分離ブレードの分離パ
ッドを分離ローラに押し当てた押し当て状態図である。
【図13】その分離パッドが剥がれる状態の状態説明図
である。
【図14】分離パッドの剥がれ防止の構成を有する分離
ブレードを分離ローラに押し当てた押し当て状態図であ
る。
【図15】従来の自動給紙装置の概略構成図である。
【図16】その自動給紙装置におけるストッパと分離ロ
ーラ間での原稿の喰い込み状態説明図である。
【符号の説明】
11 原稿(シート) 13 自動給紙装置 20 給紙ロ−ラ 21 分離ロ−ラ 26 ストッパ 26h 接触面 27 分離ブレード 29 分離パッド 31 分離手段 35 搬送経路 B 開き方向 N 分離ローラの接線 P 押し当て位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載シートの最上位または最下位のシー
    トに給紙ローラを押し当て、ストッパで通過枚数を制限
    しながらその給紙ローラを回転してシートを繰り出し、
    その繰り出したシートを分離手段で分離して一枚ずつ送
    り出す自動給紙装置において、前記ストッパを直線移動
    自在に支持し、前記繰り出したシートの喰い込みにより
    所定以上の力が加わったとき退避可能に一移動方向に付
    勢してなる、自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 積載シートの最上位または最下位のシー
    トに給紙ローラを押し当て、ストッパで通過枚数を制限
    しながらその給紙ローラを回転してシートを繰り出し、
    その繰り出したシートを分離手段で分離して一枚ずつ送
    り出す自動給紙装置において、前記ストッパを回動自在
    に支持し、前記繰り出したシートの喰い込みにより所定
    以上の力が加わったとき退避可能に一回動方向に付勢し
    てなる、自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記繰り出したシートが前記分離手段に
    到達するまでのシートの搬送経路中に前記ストッパを喰
    い込ませて配置してなる、請求項1または請求項2に記
    載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段を分離ローラとそれに押し
    当てる分離ブレードとで構成し、前記分離ローラに前記
    ストッパの先端を押し当ててなる、請求項2に記載の電
    子写真記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ストッパの先端であって前記分離ロ
    ーラへの押し当て位置の手前に、その押し当て位置にお
    ける前記分離ローラの接線に対して開き方向に傾斜して
    前記繰り出したシートの先端が当たる接触面を形成して
    なる、請求項4に記載の自動給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記ストッパに、分離部材を設け、その
    分離部材とそれを押し当てるそれより摩擦係数の高い分
    離ローラとで前記分離手段を形成してなる、請求項2に
    記載の自動給紙装置。
JP4297954A 1992-10-09 1992-10-09 自動給紙装置 Pending JPH06115748A (ja)

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JP4297954A JPH06115748A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 自動給紙装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465329B1 (ko) * 2002-08-16 2005-01-13 삼성전자주식회사 복합기의 자동 급지장치
JP2017052575A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP2020147387A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社リコー 被記録媒体給送装置及び画像形成装置

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