JP7441072B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に設けられるステータに関する。
電動機や発電機等の回転電機は、ステータコイルが巻き付けられたステータを備えている。このようなステータコイルとして、略U字状に曲げられた複数のセグメントコイルからなるステータコイルが提案されている(特許文献1参照)。
特開2013-81351号公報
ところで、ステータコイルには、複数のバスバーによって構成されるバスバーユニットが接続されている。また、バスバーユニットには、ステータコイルの中性点を互いに接続するバスバーや、インバータからの動力線に接続されるバスバーが設けられている。このようなバスバーユニットを備えたステータの小型化を図るため、バスバーユニットについても小型化が求められている。
本発明の目的は、バスバーユニットの小型化を達成することにある。
本発明のステータは、回転電機に設けられるステータであって、複数のスロットが形成される円筒形状の固定子コアと、前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第1相巻線と、前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第2相巻線と、前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第3相巻線と、を有する。前記ステータは、前記第1相巻線の動力点に接続される第1動力バスバーと、前記第2相巻線の動力点に接続される第2動力バスバーと、前記第3相巻線の動力点に接続される第3動力バスバーと、前記第1相巻線、前記第2相巻線および前記第3相巻線の中性点に接続される中性バスバーと、を備えるバスバーユニットを有する。前記固定子コアの周方向において、前記第3相巻線の中性点は、前記第1相巻線の動力点と前記第2相巻線の動力点との間に配置され、かつ前記第3相巻線の動力点は、前記第1相巻線の中性点と前記第2相巻線の中性点との間に配置されている。前記第3相巻線の中性点、前記第1相巻線の動力点および前記第2相巻線の動力点からなる第1接続点群と、前記第3相巻線の動力点、前記第1相巻線の中性点および前記第2相巻線の中性点からなる第2接続点群と、がある。前記第1接続点群を構成する前記第3相巻線の中性点、前記第1相巻線の動力点および前記第2相巻線の動力点に関し、これら中性点および動力点の前記固定子コアに対する径方向位置は互いに一致している。前記第2接続点群を構成する前記第3相巻線の動力点、前記第1相巻線の中性点および前記第2相巻線の中性点に関し、これら動力点および中性点の前記固定子コアに対する径方向位置は互いに一致している。前記第1接続点群の前記固定子コアに対する径方向位置と、前記第2接続点群の前記固定子コアに対する径方向位置とは、互いに相違している。前記第1接続点群と前記第2接続点群とは、前記固定子コアの径方向に互いに重ならずに配置されている。
本発明によれば、固定子コアの周方向において、第3相巻線の中性点は、第1相巻線の動力点と第2相巻線の動力点との間に配置され、第3相巻線の動力点は、第1相巻線の中性点と第2相巻線の中性点との間に配置される。これにより、バスバーユニットの小型化を達成することができる。
本発明の一実施の形態であるステータを備えた回転電機の一例を示す断面図である。 図1のA-A線に沿ってステータを示す断面図である。 U相コイルを備えたステータコアを示す断面図である。 V相コイルを備えたステータコアを示す断面図である。 W相コイルを備えたステータコアを示す断面図である。 セグメントコイルの一例を示す斜視図である。 ステータを示す斜視図である。 (A)および(B)は、セグメントコイルの接続状況の一例を示す図である。 ステータコイルの結線状態の一例を示す図である。 U相コイルのコイル構造の一例を示す図である。 U相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 U相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 V相コイルのコイル構造の一例を示す図である。 V相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 V相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 W相コイルのコイル構造の一例を示す図である。 W相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 W相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 バスバーユニットの内部構造を示す斜視図である。 バスバーユニットの内部構造を示す側面図である。 バスバーユニットの接続構造を簡単に示す図である。 比較例のステータに設けられるバスバーユニットの内部構造を示す側面図である。 比較例のステータに設けられるバスバーユニットの接続構造を簡単に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、本発明の一実施の形態であるステータ10を備える回転電機11として、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される三相交流同期型のモータジェネレータを例示するが、これに限られることはなく、セグメントコイル40が組み付けられるステータを備えた回転電機であれば、如何なる回転電機であっても良い。
[回転電機構造]
図1は本発明の一実施の形態であるステータ10を備えた回転電機11の一例を示す断面図である。図1に示すように、モータジェネレータである回転電機11は、モータハウジング12を有している。モータハウジング12は、底付き円筒形状のハウジング本体13と、ハウジング本体13の開口端を閉じるエンドカバー14と、を備えている。ハウジング本体13内に固定されるステータ10は、複数枚のケイ素鋼鈑等からなる円筒形状のステータコア(固定子コア)15と、ステータコア15に巻き付けられる三相のステータコイルSCと、を有している。
ステータコイルSCのコイルエンドには、後述するバスバーユニット20が接続されている。このバスバーユニット20は、ステータコイルSCに設けられる3つの動力点Pu,Pv,Pwに接続される3つの動力バスバー21~23と、ステータコイルSCが備える3つの中性点Nu,Nv,Nwを互いに接続する中性バスバー24と、これらのバスバー21~24を一体に保持する絶縁部材25と、を備えている。また、動力バスバー21~23の端部はモータハウジング12から外部に突出しており、それぞれの動力バスバー21~23にはインバータ26等から延びる電力ケーブル27が接続されている。
また、ステータコア15の中央には、円柱形状のロータ30が回転自在に収容されている。このロータ30は、複数枚のケイ素鋼鈑等からなる円筒形状のロータコア31と、ロータコア31に埋め込まれる複数の永久磁石32と、ロータコア31の中央に固定されるロータシャフト33と、を有している。ロータシャフト33の一端部は、ハウジング本体13に設けられる軸受34によって支持されており、ロータシャフト33の他端部は、エンドカバー14に設けられる軸受35によって支持されている。
[ステータ構造]
図2は図1のA-A線に沿ってステータ10を示す断面図である。また、図3はU相の相巻線(以下、U相コイルCuと記載する。)を備えたステータコア15を示す断面図であり、図4はV相の相巻線(以下、V相コイルCvと記載する。)を備えたステータコア15を示す断面図であり、図5はW相の相巻線(以下、W相コイルCwと記載する。)を備えたステータコア15を示す断面図である。さらに、図6はセグメントコイル40の一例を示す斜視図である。なお、U相コイルCu、V相コイルCvおよびW相コイルCwは、ステータコイルSCの各相(U相,V相,W相)を構成する相巻線である。
図2に示すように、円筒形状のステータコア15の内周部には、周方向に所定間隔で複数のスロットS1~S48が形成されている。各スロットS1~S48には後述するセグメントコイル(セグメント導体)40が収容されており、複数のセグメントコイル40を互いに接続することでステータコイルSCが構成されている。図3~図5に示すように、U相コイルCuを構成するセグメントコイル40はスロットS1,S2,S7,S8・・に収容されており、V相コイルCvを構成するセグメントコイル40はスロットS5,S6,S11,S12・・に収容されており、W相コイルCwを構成するセグメントコイル40はスロットS3,S4,S9,S10・・に収容されている。
図6に示すように、略U字状に曲げられるセグメントコイル40は、何れかのスロット(例えばスロットS1)に収容されるコイルサイド41と、所定のコイルピッチで他のスロット(例えばスロットS7)に収容されるコイルサイド42と、を有している。また、セグメントコイル40は、一対のコイルサイド41,42を互いに連結する曲げ部43と、一対のコイルサイド41,42のそれぞれから延びる溶接端部44,45と、を有している。なお、セグメントコイル40は銅等の導電材料からなる平角線によって構成されており、セグメントコイル40には溶接端部44,45の先端部を除きエナメルや樹脂被膜等の絶縁被膜が設けられている。また、セグメントコイル40が備える曲げ部43は、図3に示す折り曲げ形状に限られることはなく、ステータコア15に対する組み付け位置に応じて様々な形状に折り曲げられている。
ここで、図7はステータ10を示す斜視図であり、図8(A)および(B)はセグメントコイル40の接続状況の一例を示す図である。図2および図7に示すように、ステータコア15の各スロットS1~S48には、複数のセグメントコイル40が組み付けられている。また、図7および図8に示すように、ステータコア15にセグメントコイル40が組み付けられると、セグメントコイル40の溶接端部44,45はステータコア15の一端面(端面)50から突出して配置され、セグメントコイル40の曲げ部43はステータコア15の他端面51から突出して配置される。
そして、図8(A)および(B)に示すように、ステータコア15の一端面50から突出する溶接端部44,45は、他のセグメントコイル40の溶接端部44,45に接触するように曲げられた後に、接触する他のセグメントコイル40の溶接端部44,45に対して溶接される。これにより、複数のセグメントコイル40は互いに接続され、各相コイルCu,Cv,Cwを構成する1つの導体になる。つまり、複数のセグメントコイル40によってU相コイルCuが構成され、複数のセグメントコイル40によってV相コイルCvが構成され、複数のセグメントコイル40によってW相コイルCwが構成される。なお、溶接加工が施された溶接端部44,45には、導体を覆うように樹脂被膜等を形成する絶縁被覆処理が施される。
[ステータコイル構造]
図9はステータコイルSCの結線状態の一例を示す図である。なお、前述の説明では、セグメントコイルに「40」の符号を付して説明したが、以下の説明では、個々のセグメントコイルを区別する観点から、セグメントコイルに「u1~u64,v1~v64,w1~w64」の符号を付して説明する。
図9に示すように、ステータコイルSCは、U相コイルCu、V相コイルCvおよびW相コイルCwによって構成されている。U相コイルCuは、互いに直列接続される複数のセグメントコイルu1~u64によって構成される。このU相コイルCuの一端部は動力点Puとなっており、U相コイルCuの他端部は中性点Nuとなっている。また、V相コイルCvは、互いに直列接続される複数のセグメントコイルv1~v64によって構成される。このV相コイルCvの一端部は動力点Pvとなっており、V相コイルCvの他端部は中性点Nvとなっている。さらに、W相コイルCwは、互いに直列接続される複数のセグメントコイルw1~w64によって構成される。このW相コイルCwの一端部は動力点Pwとなっており、W相コイルCwの他端部は中性点Nwとなっている。そして、U相コイルCuの中性点Nu、V相コイルCvの中性点NvおよびW相コイルCwの中性点Nwは互いに接続されており、各相コイルCu,Cv,CwによってステータコイルSCが構成されている。
[U相コイル構造]
U相コイルCuの構造について詳細に説明する。図10はU相コイルCuのコイル構造の一例を示す図であり、図10に記載されたスロット番号はセグメントコイルu1~u64が収容されるスロットを示している。また、図11および図12はU相コイルCuを構成するセグメントコイルu1~u64のスロットS1,S2,S7,S8・・に対する収容位置を示す図である。図11にはセグメントコイルu1~u32の収容位置が示されており、図12にはセグメントコイルu33~u64の収容位置が示されている。
図11および図12に示される「動力線側」とは、図1および図7に示すように、セグメントコイル40の溶接端部44,45が位置する側、つまりバスバーユニット20が位置する側である。また、図11および図12に示される「反動力線側」とは、図1および図7に示すように、動力線側とは反対側、つまりセグメントコイル40の曲げ部43が位置する側である。また、図11および図12に示される「内側」とは、図3に示すように、ステータコア15の径方向内側であり、図11および図12に示される「外側」とは、ステータコア15の径方向外側である。さらに、図11および図12においてハッチングを付した箇所は、セグメントコイルu1~u64の溶接箇所である。
図10に示すように、U相コイルCuは、8つのセグメントコイル(例えばu1~u8,u9~u16,u17~u24,・・)の接続パターンを繰り返すコイル構造を有している。ここで、図10に符号X1で示すように、セグメントコイルu1~u8の接続パターンについて説明する。
図11に符号X1で示すように、セグメントコイルu1は、スロットS1,S43の1番目の位置(外側の位置)に収容されており、セグメントコイルu2は、スロットS1の2番目の位置とスロットS43の3番目の位置とに収容されている。また、セグメントコイルu3は、スロットS1の4番目の位置とスロットS43の5番目の位置とに収容されており、セグメントコイルu4は、スロットS1の6番目の位置とスロットS43の7番目の位置とに収容されており、セグメントコイルu5は、スロットS1,S43の8番目の位置に収容されている。さらに、セグメントコイルu6は、スロットS37の7番目の位置とスロットS43の6番目の位置とに収容されており、セグメントコイルu7は、スロットS37の5番目の位置とスロットS43の4番目の位置とに収容されており、セグメントコイルu8は、スロットS37の3番目の位置とスロットS43の2番目の位置とに収容されている。
そして、動力線側におけるスロットS1,S43の間では、スロットS43からのセグメントコイルu1とスロットS1からのセグメントコイルu2とが互いに溶接され、スロットS43からのセグメントコイルu2とスロットS1からのセグメントコイルu3とが互いに溶接される。また、スロットS43からのセグメントコイルu3とスロットS1からのセグメントコイルu4とが互いに溶接され、スロットS43からのセグメントコイルu4とスロットS1からのセグメントコイルu5とが互いに溶接される。さらに、動力線側におけるスロットS37,S43の間では、スロットS43からのセグメントコイルu5とスロットS37からのセグメントコイルu6とが互いに溶接され、スロットS43からのセグメントコイルu6とスロットS37からのセグメントコイルu7とが互いに溶接され、スロットS43からのセグメントコイルu7とスロットS37からのセグメントコイルu8とが互いに溶接される。
このような接続パターンを繰り返してセグメントコイルu1~u64を接続することにより、図10~図12に示すように、セグメントコイルu1~u64によってU相コイルCuが構成される。このように構成されるU相コイルCuは、図10に示すように、スロットS1,S43間から巻き始められ、スロットS25,S19間等を経て、スロットS7,S1間に到達する。その後、スロットS2,S44間からスロットS26,S20間等を経て、スロットS8,S2間に到達する。つまり、図3に示すように、U相コイルCuは、動力点Puから中性点Nuにかけて、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながら、2周に渡ってステータコア15に巻き付けられる。また、図3、図11および図12に示すように、U相コイルCuの動力点Puは、スロットS1の1番目の位置から延びており、U相コイルCuの中性点Nuは、スロットS8の2番目の位置から延びている。
[V相コイル構造]
V相コイルCvの構造について詳細に説明する。図13はV相コイルCvのコイル構造の一例を示す図であり、図13に記載されたスロット番号はセグメントコイルv1~v64が収容されるスロットを示している。また、図14および図15はV相コイルCvを構成するセグメントコイルv1~v64のスロットS5,S6,S11,S12・・に対する収容位置を示す図である。図14にはセグメントコイルv1~v32の収容位置が示されており、図15にはセグメントコイルv33~v64の収容位置が示されている。
図14および図15に示される「動力線側」とは、図1および図7に示すように、セグメントコイル40の溶接端部44,45が位置する側、つまりバスバーユニット20が位置する側である。また、図14および図15に示される「反動力線側」とは、図1および図7に示すように、動力線側とは反対側、つまりセグメントコイル40の曲げ部43が位置する側である。また、図14および図15に示される「内側」とは、図3に示すように、ステータコア15の径方向内側であり、図14および図15に示される「外側」とは、ステータコア15の径方向外側である。さらに、図14および図15においてハッチングを付した箇所は、セグメントコイルv1~v64の溶接箇所である。
図13に示すように、V相コイルCvは、8つのセグメントコイル(例えばv1~v8,v9~v16,v17~v24,・・)の接続パターンを繰り返すコイル構造を有している。ここで、図13に符号X2で示すように、セグメントコイルv1~v8の接続パターンについて説明する。
図14に符号X2で示すように、セグメントコイルv1は、スロットS5,S47の1番目の位置に収容されており、セグメントコイルv2は、スロットS5の2番目の位置とスロットS47の3番目の位置とに収容されている。また、セグメントコイルv3は、スロットS5の4番目の位置とスロットS47の5番目の位置とに収容されており、セグメントコイルv4は、スロットS5の6番目の位置とスロットS47の7番目の位置とに収容されており、セグメントコイルv5は、スロットS5,S47の8番目の位置に収容されている。さらに、セグメントコイルv6は、スロットS41の7番目の位置とスロットS47の6番目の位置とに収容されており、セグメントコイルv7は、スロットS41の5番目の位置とスロットS47の4番目の位置とに収容されており、セグメントコイルv8は、スロットS41の3番目の位置とスロットS47の2番目の位置とに収容されている。
そして、動力線側におけるスロットS5,S47の間では、スロットS47からのセグメントコイルv1とスロットS5からのセグメントコイルv2とが互いに溶接され、スロットS47からのセグメントコイルv2とスロットS5からのセグメントコイルv3とが互いに溶接される。また、スロットS47からのセグメントコイルv3とスロットS5からのセグメントコイルv4とが互いに溶接され、スロットS47からのセグメントコイルv4とスロットS5からのセグメントコイルv5とが互いに溶接される。さらに、動力線側におけるスロットS41,S47の間では、スロットS47からのセグメントコイルv5とスロットS41からのセグメントコイルv6とが互いに溶接され、スロットS47からのセグメントコイルv6とスロットS41からのセグメントコイルv7とが互いに溶接され、スロットS47からのセグメントコイルv7とスロットS41からのセグメントコイルv8とが互いに溶接される。
このような接続パターンを繰り返してセグメントコイルv1~v64を接続することにより、図13~図15に示すように、セグメントコイルv1~v64によってV相コイルCvが構成される。このように構成されるV相コイルCvは、図13に示すように、スロットS5,S47間から巻き始められ、スロットS29,S23間等を経て、スロットS11,S5間に到達する。その後、スロットS6,S48間からスロットS30,S24間等を経て、スロットS12,S6間に到達する。つまり、図4に示すように、V相コイルCvは、動力点Pvから中性点Nvにかけて、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながら、2周に渡ってステータコア15に巻き付けられる。また、図4、図14および図15に示すように、V相コイルCvの動力点Pvは、スロットS5の1番目の位置から延びており、V相コイルCvの中性点Nvは、スロットS12の2番目の位置から延びている。
[W相コイル構造]
W相コイルCwの構造について詳細に説明する。図16はW相コイルCwのコイル構造の一例を示す図であり、図16に記載されたスロット番号はセグメントコイルw1~w64が収容されるスロットを示している。また、図17および図18はW相コイルCwを構成するセグメントコイルw1~w64のスロットS3,S4,S9,S10・・に対する収容位置を示す図である。図17にはセグメントコイルw33~w64の収容位置が示されており、図18にはセグメントコイルw1~w32の収容位置が示されている。
図17および図18に示される「動力線側」とは、図1および図7に示すように、セグメントコイル40の溶接端部44,45が位置する側、つまりバスバーユニット20が位置する側である。また、図17および図18に示される「反動力線側」とは、図1および図7に示すように、動力線側とは反対側、つまりセグメントコイル40の曲げ部43が位置する側である。また、図17および図18に示される「内側」とは、図3に示すように、ステータコア15の径方向内側であり、図17および図18に示される「外側」とは、ステータコア15の径方向外側である。さらに、図17および図18においてハッチングを付した箇所は、セグメントコイルw1~w64の溶接箇所である。
図16に示すように、W相コイルCwは、8つのセグメントコイル(例えばw1~w8,w9~w16,w17~w24,・・)の接続パターンを繰り返すコイル構造を有している。ここで、図16に符号X3で示すように、セグメントコイルw1~w8の接続パターンについて説明する。
図18に符号X3で示すように、セグメントコイルw1は、スロットS10の2番目の位置とスロットS4の3番目の位置とに収容されており、セグメントコイルw2は、スロットS10の4番目の位置とスロットS4の5番目の位置とに収容されており、セグメントコイルw3は、スロットS10の6番目の位置とスロットS4の7番目の位置とに収容されている。また、セグメントコイルw4は、スロットS10,S16の8番目の位置に収容されており、セグメントコイルw5は、スロットS10の7番目の位置とスロットS16の6番目の位置とに収容されている。さらに、セグメントコイルw6は、スロットS10の5番目の位置とスロットS16の4番目の位置とに収容されており、セグメントコイルw7は、スロットS10の3番目の位置とスロットS16の2番目の位置とに収容されており、セグメントコイルw8は、スロットS10,S16の1番目の位置に収容されている。
そして、動力線側におけるスロットS4,S10の間では、スロットS4からのセグメントコイルw1とスロットS10からのセグメントコイルw2とが互いに溶接され、スロットS4からのセグメントコイルw2とスロットS10からのセグメントコイルw3とが互いに溶接され、スロットS4からのセグメントコイルw3とスロットS10からのセグメントコイルw4とが互いに溶接される。また、動力線側におけるスロットS16,S10の間では、スロットS16からのセグメントコイルw4とスロットS10からのセグメントコイルw5とが互いに溶接され、スロットS16からのセグメントコイルw5とスロットS10からのセグメントコイルw6とが互いに溶接される。さらに、スロットS16からのセグメントコイルw6とスロットS10からのセグメントコイルw7とが互いに溶接され、スロットS16からのセグメントコイルw7とスロットS10からのセグメントコイルw8とが互いに溶接される。
このような接続パターンを繰り返してセグメントコイルw1~w64を接続することにより、図16~図18に示すように、セグメントコイルw1~w64によってW相コイルCwが構成される。このように構成されるW相コイルCwは、図16に示すように、スロットS4,S10間から巻き始められ、スロットS28,S34間等を経て、スロットS46,S4間に到達する。その後、スロットS3,S9間からスロットS27,S33間等を経て、スロットS45,S3間に到達する。つまり、図5に示すように、W相コイルCwは、動力点Pwから中性点Nwにかけて、ステータコア15の周方向の他方(矢印β方向)に進みながら、2周に渡ってステータコア15に巻き付けられる。すなわち、ステータコア15の周方向において、W相コイルCwは、前述したU相コイルCuやV相コイルCvに対して逆向きとなってステータコア15に巻き付けられている。また、図5、図17および図18に示すように、W相コイルCwの動力点Pwは、スロットS10の2番目の位置から延びており、W相コイルCwの中性点Nwは、スロットS3の1番目の位置から延びている。
[バスバーユニット構造]
続いて、ステータコイルSCに接続されるバスバーユニット20について説明する。図19はバスバーユニット20の内部構造を示す斜視図であり、図20はバスバーユニット20の内部構造を示す側面図である。また、図21はバスバーユニット20の接続構造を簡単に示す図である。
図19および図20に示すように、バスバーユニット20は、銅等の金属材料からなる4つのバスバー21~24と、これらのバスバー21~24を保持する絶縁部材25と、を有している。バスバーユニット20に組み込まれるバスバー21~23として、U相コイル(第1相巻線)Cuの動力点Puに接続される第1動力バスバー21があり、V相コイル(第2相巻線)Cvの動力点Pvに接続される第2動力バスバー22があり、W相コイル(第3相巻線)Cwの動力点Pwに接続される第3動力バスバー23がある。また、バスバーユニット20に組み込まれるバスバー24として、U相コイルCuの中性点Nu、V相コイルCvの中性点NvおよびW相コイルCwの中性点Nwに接続される中性バスバー24がある。なお、バスバーユニット20の絶縁部材25は、ポリエチレン等の絶縁樹脂を用いて形成されている。
ここで、前述したように、U相コイルCuの動力点PuはスロットS1から延びており、U相コイルCuの中性点NuはスロットS8から延びている。また、V相コイルCvの動力点PvはスロットS5から延びており、V相コイルCvの中性点NvはスロットS12から延びている。さらに、W相コイルCwの動力点PwはスロットS10から延びており、W相コイルCwの中性点NwはスロットS3から延びている。つまり、図21に示すように、ステータコア15の周方向D1において、W相コイルCwの中性点Nwは、U相コイルCuの動力点PuとV相コイルCvの動力点Pvとの間に配置される。また、ステータコア15の周方向D1において、W相コイルCwの動力点Pwは、U相コイルCuの中性点NuとV相コイルCvの中性点Nvとの間に配置される。このように、中性点Nu,Nv間に動力点Pwを配置するとともに、動力点Pu,Pv間に中性点Nwを配置することにより、動力点Pu,Pv,Pwおよび中性点Nu,Nv,Nwを互いに近づけることができ、バスバーユニット20の小型化を達成することができる。
すなわち、図21に示すように、スロットS1から巻かれてスロットS8に到達するU相コイルCuは、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。また、スロットS5から巻かれてスロットS12に到達するV相コイルCvは、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。これに対し、スロットS10から巻かれてスロットS3に到達するW相コイルCwは、ステータコア15の周方向の他方(矢印β方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。このように、U相コイルCuやV相コイルCvに対して、W相コイルCwを逆向きにステータコア15に巻き付けることにより、中性点Nu,Nv間に動力点Pwを配置することができるとともに、動力点Pu,Pv間に中性点Nwを配置することができる。これにより、動力点Pu,Pv,Pwおよび中性点Nu,Nv,Nwを互いに近づけることができ、バスバーユニット20の小型化を達成することができる。
このように、バスバーユニット20の小型化を達成することにより、バスバーユニット20の質量低減やコスト低減を達成することができる。また、バスバーユニット20の小型化を達成することにより、バスバーユニット20の質量を低減させるとともに、バスバーユニット20を支持する動力点Pu,Pv,Pwおよび中性点Nu,Nv,Nwの間隔を狭めることができる。これにより、バスバーユニット20の固有振動数を高めることができ、バスバーユニット20の振動を抑えて耐久性を高めることができる。
また、図21に示すように、本実施形態のステータ10において、W相コイルCwの中性点Nw、U相コイルCuの動力点Pu、およびV相コイルCvの動力点Pvからなる第1接続点群G1と、W相コイルCwの動力点Pw、U相コイルCuの中性点Nu、およびV相コイルCvの中性点Nvからなる第2接続点群G2とは、ステータコア15の径方向D2において互いに重ならずに配置される。換言すれば、本実施形態のステータ10において、第1接続点群G1と第2接続点群G2とは、ステータコア15の周方向D1において互いに隣り合わずに配置されている。つまり、第1接続点群G1と第2接続点群G2とは、ステータコア15の周方向D1において前後に離れて配置されている。
[比較例]
続いて、比較例のステータ10xについて説明する。図22は比較例のステータ10xに設けられるバスバーユニット20xの内部構造を示す側面図であり、図23は比較例のステータ10xに設けられるバスバーユニット20xの接続構造を簡単に示す図である。なお、以下の説明では、比較例のステータ10xが備えるU相コイルCux、V相コイルCvx、動力点Pux,Pvxおよび中性点Nux,Nvxに関し、符号に「x」を追加して実施例との記載を分けているが、その構造や位置については、前述したU相コイルCu、V相コイルCv、動力点Pu,Pvおよび中性点Nu,Nvと同一である。
図22および図23に示される比較例のステータ10xは、U相コイルCux、V相コイルCvxおよびW相コイルCwxからなるステータコイルSCxを有している。これらの各相コイルCux,Cvx,Cwxは、前述した実施例のU相およびV相コイルCu,Cvと同一のコイル構造を有している。つまり、W相コイルCwxは、前述した実施例のW相コイルCwとは逆向きに、ステータコア15に対して巻き付けられている。すなわち、比較例のステータ10xにおいては、同一のコイル構造を備えたU相コイルCux、V相コイルCvxおよびW相コイルCwxが、位相を120°ずらしてステータコア15に巻き付けられている。
比較例のステータ10xにおいては、図23に示すように、スロットS1から巻かれてスロットS8に到達するU相コイルCuxが、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。また、スロットS5から巻かれてスロットS12に到達するV相コイルCvxが、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。さらに、スロットS9から巻かれてスロットS16に到達するW相コイルCwxが、ステータコア15の周方向の一方(矢印α方向)に進みながらステータコア15に巻き付けられる。これにより、U相コイルCuxの動力点PuxはスロットS1に配置され、U相コイルCuxの中性点NuxはスロットS8に配置される。また、V相コイルCvxの動力点PvxはスロットS5に配置され、V相コイルCvxの中性点NvxはスロットS12に配置される。さらに、W相コイルCwxの動力点PwxはスロットS9に配置され、W相コイルCwxの中性点NwxはスロットS16に配置される。
図22および図23に示すように、ステータコイルSCxに接続されるバスバーユニット20xは、U相コイルCuxの動力点Puxに接続される動力バスバー21xと、V相コイルCvxの動力点Pvxに接続される動力バスバー22xと、W相コイルCwxの動力点Pwxに接続される動力バスバー23xと、を有している。また、バスバーユニット20xは、U相コイルCuxの中性点Nux、V相コイルCvxの中性点NvxおよびW相コイルCwxの中性点Nwxに接続される中性バスバー24xを有している。
このように、比較例のステータ10xにおいては、動力点Pux,Pvx,Pwxが等間隔で配置されるとともに、中性点Nux,Nvx,Nwxが等間隔で配置されるため、動力点Pux,Pvx,Pwxおよび中性点Nux,Nvx,Nwxを互いに近づけることが困難であり、バスバーユニット20xの小型化を達成することが困難である。すなわち、比較例のステータ10xにおいては、図22および図23に示すように、角度A2(約120°)で拡がるバスバーユニット20xが必要であるのに対し、前述した実施例のステータ10においては、図20および図21に示すように、角度A2よりも小さな角度A1(約90°)で拡がりを抑えたバスバーユニット20を用いることができる。
また、図23に示すように、比較例のステータ10xにおいて、W相コイルCwxの中性点Nwx、U相コイルCuxの動力点Pux、およびV相コイルCvxの動力点Pvxからなる第1接続点群G1xと、W相コイルCwxの動力点Pwx、U相コイルCuxの中性点Nux、およびV相コイルCvxの中性点Nvxからなる第2接続点群G2xとは、ステータコア15の径方向D2において互いに重なって配置される。換言すれば、比較例のステータ10xにおいて、第1接続点群G1xと第2接続点群G2xとは、ステータコア15の周方向D1において互いに隣り合って配置されている。つまり、第1接続点群G1xと第2接続点群G2xとは、ステータコア15の周方向D1において前後に重なって配置されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、U相コイルCuを第1相巻線として用い、V相コイルCvを第2相巻線として用い、W相コイルCwを第3相巻線として用いているが、これに限られることはない。例えば、U相コイルCuを第2相巻線または第3相巻線として用いても良く、V相コイルCvを第1相巻線または第3相巻線として用い、W相コイルCwを第1相巻線または第2相巻線として用いても良い。また、前述の説明では、複数のセグメントコイル40を直列接続することで各相コイルCu,Cv,Cwを構成しているが、これに限られることはない。例えば、複数のセグメントコイル40を直列に接続して直列コイル群を構成し、複数の直列コイル群を並列に接続することで各相コイルCu,Cv,Cwを構成しても良い。
また、図示する例では、1つのスロットに対して8つのセグメントコイル40を挿入しているが、これに限られることはない。例えば、1つのスロットに対して8つを上回るセグメントコイル40を挿入しても良く、1つのスロットに対して8つを下回るセグメントコイル40を挿入しても良い。また、前述の説明では、スロット数が48のステータコア15を用いているが、これに限られることはなく、他のスロット数のステータコア15を用いても良い。
10 ステータ
11 回転電機
15 ステータコア(固定子コア)
20 バスバーユニット
21 第1動力バスバー
22 第2動力バスバー
23 第3動力バスバー
24 中性バスバー
25 絶縁部材
40 セグメントコイル(セグメント導体)
50 一端面(端面)
S1~S48 スロット
u1~u64 セグメントコイル(セグメント導体)
v1~v64 セグメントコイル(セグメント導体)
w1~w64 セグメントコイル(セグメント導体)
Cu U相コイル(第1相巻線)
Cv V相コイル(第2相巻線)
Cw W相コイル(第3相巻線)
Pu,Pv,Pw 動力点
Nu,Nv,Nw 中性点
D1 周方向
D2 径方向
G1 第1接続点群
G2 第2接続点群

Claims (3)

  1. 回転電機に設けられるステータであって、
    複数のスロットが形成される円筒形状の固定子コアと、
    前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第1相巻線と、
    前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第2相巻線と、
    前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなり、前記固定子コアの端面から突出する動力点および中性点を備える第3相巻線と、
    前記第1相巻線の動力点に接続される第1動力バスバーと、前記第2相巻線の動力点に接続される第2動力バスバーと、前記第3相巻線の動力点に接続される第3動力バスバーと、前記第1相巻線、前記第2相巻線および前記第3相巻線の中性点に接続される中性バスバーと、を備えるバスバーユニットと、
    を有し、
    前記固定子コアの周方向において、前記第3相巻線の中性点は、前記第1相巻線の動力点と前記第2相巻線の動力点との間に配置され、かつ前記第3相巻線の動力点は、前記第1相巻線の中性点と前記第2相巻線の中性点との間に配置されており、
    前記第3相巻線の中性点、前記第1相巻線の動力点および前記第2相巻線の動力点からなる第1接続点群と、前記第3相巻線の動力点、前記第1相巻線の中性点および前記第2相巻線の中性点からなる第2接続点群と、があり、
    前記第1接続点群を構成する前記第3相巻線の中性点、前記第1相巻線の動力点および前記第2相巻線の動力点に関し、これら中性点および動力点の前記固定子コアに対する径方向位置は互いに一致しており、
    前記第2接続点群を構成する前記第3相巻線の動力点、前記第1相巻線の中性点および前記第2相巻線の中性点に関し、これら動力点および中性点の前記固定子コアに対する径方向位置は互いに一致しており、
    前記第1接続点群の前記固定子コアに対する径方向位置と、前記第2接続点群の前記固定子コアに対する径方向位置とは、互いに相違しており、
    前記第1接続点群と前記第2接続点群とは、前記固定子コアの径方向に互いに重ならずに配置されている、
    ステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記第1相巻線と前記第2相巻線とは、動力点から中性点にかけて、前記固定子コアの周方向の一方に進みながら前記固定子コアに巻き付けられ、
    前記第3相巻線は、動力点から中性点にかけて、前記固定子コアの周方向の他方に進みながら前記固定子コアに巻き付けられる、
    ステータ。
  3. 請求項1または2に記載のステータにおいて、
    前記バスバーユニットは、前記第1動力バスバー、前記第2動力バスバー、前記第3動力バスバーおよび前記中性バスバーを保持する絶縁部材を備える、
    ステータ。
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