JP2022043523A - ステータ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022043523000001
【課題】固定子巻線の循環電流を抑制する。
【解決手段】相巻線は、互いに直列接続される複数の並列コイルからなり、並列コイルは、互いに並列接続される複数のセグメントコイルからなり、並列コイルの1つを並列コイルP1とし、且つ並列コイルP1を構成する複数のセグメントコイルをセグメントコイルA1,B1としたとき、セグメントコイルA1,B1のそれぞれは、複数のスロット内のスロットS1に収容されてコイル群G11を構成するコイルサイドa11,b11と、複数のスロット内のスロットS43に収容されてコイル群G12を構成するコイルサイドa12,b12と、を備え、セグメントコイルA1,B1のうちの1つは、コイル群G11の中で最も径方向外側に位置するコイルサイドa11を備え、コイル群G12の中で最も径方向内側に位置するコイルサイドa12を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、回転電機に設けられるステータに関する。
電動機や発電機等の回転電機には、ステータコアおよびステータコイルからなるステータが設けられている。ステータコアに巻き付けられるステータコイルとして、略U字状に曲げられた複数のセグメントコイルからなるステータコイルが提案されている(特許文献1~3参照)。
特開2012-130093号公報 特開2007-228708号公報 特開2007-267570号公報
ところで、回転電機のエネルギー効率を高める観点から、ステータコイルの循環電流を抑制することが求められている。そこで、共通のスロットに収容されるセグメントコイルを互いに並列接続し、セグメントコイル間の電位差を縮小することが考えられる。しかしながら、セグメントコイルを並列接続した場合であっても、セグメントコイルの配置によってはコイル間に微小な電位差が発生していた。このため、セグメントコイル間に生じる電位差を抑制することにより、固定子巻線であるステータコイルの循環電流を抑制することが求められている。
本発明の目的は、固定子巻線の循環電流を抑制することにある。
本発明のステータは、回転電機に設けられるステータであって、複数のスロットが形成される円筒形状の固定子コアと、前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなる相巻線を備えた固定子巻線と、を有し、前記相巻線は、互いに直列接続される複数の並列導体からなり、前記並列導体は、互いに並列接続される複数の前記セグメント導体からなり、前記並列導体の1つを基準並列導体とし、且つ前記基準並列導体を構成する前記複数のセグメント導体を基準セグメント導体としたとき、前記複数の基準セグメント導体のそれぞれは、前記複数のスロット内の第1スロットに収容されて第1導体部群を構成する第1導体部と、前記複数のスロット内の第2スロットに収容されて第2導体部群を構成する第2導体部と、を備え、前記複数の基準セグメント導体のうちの1つは、前記第1導体部として、前記第1導体部群の中で最も径方向外側に位置する外側導体部を備え、前記第2導体部として、前記第2導体部群の中で最も径方向内側に位置する内側導体部を備える。
本発明によれば、複数の基準セグメント導体のうちの1つは、第1導体部群の中で最も径方向外側に位置する外側導体部を備え、第2導体部群の中で最も径方向内側に位置する内側導体部を備える。これにより、基準セグメント導体間の電位差を縮小することができ、固定子巻線の循環電流を抑制することができる。
本発明の一実施の形態であるステータを備えた回転電機の一例を示す断面図である。 図1のA-A線に沿ってステータを示す断面図である。 U相コイルと共にステータコアを示す断面図である。 セグメントコイルの一例を示す斜視図である。 U相コイルおよびステータコアを動力線側から示す斜視図である。 (A)および(B)は、セグメントコイルの接続状況の一例を示す図である。 ステータコイルの結線状態の一例を示す図である。 U相コイルのコイル構造の一例を示す図である。 U相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 U相コイルを構成するセグメントコイルのスロットに対する収容位置を示す図である。 図9の範囲αを拡大して示した図である。 反動力線側からステータコアに対するセグメントコイルの組付状況を示す図である。 (A)は、実施例1として、ステータの一部を簡単に示すとともに、並列コイルに生じる誘起電圧を示した図であり、(B)は、比較例1として、ステータの一部を簡単に示すとともに、並列コイルに生じる誘起電圧を示した図である。 ステータコアに組み付けられた並列コイルを示す図である。 ステータコアとロータとの組立過程を示す図である。 (A)は、実施例2として、ステータの一部を簡単に示すとともに、並列コイルに生じる誘起電圧を示した図であり、(B)は、比較例2として、ステータの一部を簡単に示すとともに、並列コイルに生じる誘起電圧を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、本発明の一実施の形態であるステータ10を備える回転電機11として、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される三相交流同期型のモータジェネレータを例示するが、これに限られることはなく、セグメントコイル40が組み付けられるステータを備えた回転電機であれば、如何なる回転電機であっても良い。
[回転電機構造]
図1は本発明の一実施の形態であるステータ10を備えた回転電機11の一例を示す断面図である。図1に示すように、モータジェネレータである回転電機11は、モータハウジング12を有している。モータハウジング12は、底付き円筒形状のハウジング本体13と、ハウジング本体13の開口端を閉じるエンドカバー14と、を備えている。ハウジング本体13内に固定されるステータ10は、複数枚のケイ素鋼鈑等からなる円筒形状のステータコア(固定子コア)15と、ステータコア15に巻き付けられる三相のステータコイル(固定子巻線)SCと、を有している。
ステータコイルSCには、バスバーユニット20が接続されている。このバスバーユニット20は、ステータコイルSCに設けられる3つの動力点Pu,Pv,Pwに接続される3つの動力バスバー21~23と、ステータコイルSCが備える3つの中性点Nu,Nv,Nwを互いに接続する中性バスバー24と、これらのバスバー21~24を保持する絶縁部材25と、を備えている。また、動力バスバー21~23の端部はモータハウジング12から外部に突出しており、それぞれの動力バスバー21~23にはインバータ26等から延びる電力ケーブル27が接続されている。
また、ステータコア15の中央には、円柱形状のロータ30が回転自在に収容されている。このロータ30は、複数枚のケイ素鋼鈑等からなる円筒形状のロータコア31と、ロータコア31に埋め込まれる複数の永久磁石32と、ロータコア31の中央に固定されるロータシャフト33と、を有している。ロータシャフト33の一端部は、ハウジング本体13に設けられる軸受34によって支持されており、ロータシャフト33の他端部は、エンドカバー14に設けられる軸受35によって支持されている。
[ステータ構造]
図2は図1のA-A線に沿ってステータ10を示す断面図であり、図3はU相の相巻線(以下、U相コイルCuと記載する。)と共にステータコア15を示す断面図である。また、図4はセグメントコイル40の一例を示す斜視図である。後述するように、ステータコイルSCは、U相コイルCuの他に、V相の相巻線(以下、V相コイルCvと記載する。)およびW相の相巻線(以下、W相コイルCwと記載する。)によって構成されている。なお、図示するU相コイルCu、V相コイルCvおよびW相コイルCwは、互いに同一のコイル構造を有している。
図2に示すように、円筒形状のステータコア15の内周部には、周方向に所定間隔を空けて複数のスロットS1~S48が形成されている。各スロットS1~S48には複数のセグメントコイル40が挿入されており、複数のセグメントコイル40を互いに接続することによってステータコイルSCが構成されている。図2および図3に示すように、U相コイルCuを構成するセグメントコイル40は、スロットS1,S2,S7,S8・・に収容されている。また、図2に示すように、V相コイルCvを構成するセグメントコイル40は、スロットS3,S4,S9,S10・・に収容されており、W相コイルCwを構成するセグメントコイル40は、スロットS5,S6,S11,S12・・に収容されている。
図4に示すように、略U字状に曲げられるセグメントコイル(セグメント導体)40は、何れかのスロット(例えばスロットS1)に収容されるコイルサイド(第1導体部)41と、所定のコイルピッチで他のスロット(例えばスロットS7)に収容されるコイルサイド(第2導体部)42と、を有している。また、セグメントコイル40は、一対のコイルサイド41,42を互いに連結するエンド部43と、一対のコイルサイド41,42のそれぞれから延びる溶接端部44,45と、を有している。なお、セグメントコイル40は銅等の導電材料からなる平角線によって構成されており、溶接端部44,45の先端部を除いてセグメントコイル40にはエナメルや樹脂等の絶縁被膜が設けられている。また、セグメントコイル40に設けられるエンド部43は、図4に示された折り曲げ形状に限られることはなく、ステータコア15に対する組み付け位置に応じて様々な折り曲げ形状を有している。
ここで、図5はU相コイルCuおよびステータコア15を動力線側から示す斜視図である。なお、動力線側とは、バスバーユニット20が配置される側である。また、図6(A)および(B)はセグメントコイル40の接続状況の一例を示す図である。前述したように、ステータコア15には、複数のセグメントコイル40が組み付けられている。このように、ステータコア15にセグメントコイル40が組み付けられると、図5および図6に示すように、セグメントコイル40の溶接端部44,45は、ステータコア15の一端面50から動力線側に突出して配置され、セグメントコイル40のエンド部43は、ステータコア15の他端面51から反動力線側に突出して配置される。
また、図6(B)に示すように、ステータコア15の一端面50から突出する溶接端部44,45は、他のセグメントコイル40の溶接端部44,45に接触するように曲げられた後に、接触する他のセグメントコイル40の溶接端部44,45に対して溶接される。これにより、セグメントコイル40の溶接端部44,45は互いに溶接されて導体接合部52になり、複数のセグメントコイル40は互いに電気的に接続されて1つの導体になる。このように、複数のセグメントコイル40によってU相コイルCuが形成され、複数のセグメントコイル40によってV相コイルCvが形成され、複数のセグメントコイル40によってW相コイルCwが形成される。なお、TIG溶接等の溶接加工が施された導体接合部52には、導体を覆うように樹脂被膜等を形成する絶縁処理が施される。
[ステータコイル構造]
図7はステータコイルSCの結線状態の一例を示す図である。なお、前述の説明では、セグメントコイルに「40」の符号を付して説明したが、以下の説明では、個々のセグメントコイルを区別する観点から、U相コイルCuを構成するセグメントコイルに「A1~A32,B1~B32」の符号を付して説明する。以下、U相コイルCuについて主に説明するが、前述したように、各相コイルCu,Cv,Cwは同一のコイル構造を有している。
図7に示すように、ステータコイルSCは、U相コイルCu、V相コイルCvおよびW相コイルCwによって構成されている。U相コイルCuは、互いに直列接続される複数の並列コイル(並列導体)P1~P32によって構成されている。また、それぞれの並列コイルP1~P32は、互いに並列接続される2つのセグメントコイル(セグメント導体)A1,B1・・によって構成されている。例えば、並列コイルP1は2つのセグメントコイルA1,B1によって構成され、並列コイルP2は2つのセグメントコイルA2,B2によって構成される。また、並列コイルP31は2つのセグメントコイルA31,B31によって構成され、並列コイルP32は2つのセグメントコイルA32,B32によって構成される。このようなU相コイルCuの一端は動力点Puになり、U相コイルCuの他端は中性点Nuになる。
同様に、V相コイルCvは、互いに直列接続される複数の並列コイル(並列導体)によって構成されている。このようなV相コイルCvの一端は動力点Pvになり、V相コイルCvの他端は中性点Nvになる。また、W相コイルCwは、互いに直列接続される複数の並列コイル(並列導体)によって構成されている。このようなW相コイルCwの一端は動力点Pwになり、W相コイルCwの他端は中性点Nwになる。そして、U相コイルCuの中性点Nu、V相コイルCvの中性点NvおよびW相コイルCwの中性点Nwは互いに接続され、各相コイルCu,Cv,CwによってステータコイルSCが構成される。
[U相コイル構造(概要)]
図8はU相コイルCuのコイル構造の一例を示す図である。図8に記載されたスロット番号は、個々のセグメントコイルA1~A32,B1~B32が収容されるスロットを示している。また、図9および図10はU相コイルCuを構成するセグメントコイルA1~A32,B1~B32のスロットS1,S2,S7,S8・・に対する収容位置を示す図である。図9にはセグメントコイルA1~A16,B1~B16の収容位置が示されており、図10にはセグメントコイルA17~A32,B17~B32の収容位置が示されている。
図9および図10に示される「動力線側」とは、図1および図5に示されるように、セグメントコイル40の溶接端部44,45が位置する側である。また、図9および図10に示される「反動力線側」とは、図1および図5に示されるように、動力線側の反対側、つまりセグメントコイル40のエンド部43が位置する側である。さらに、図9および図10に示される「内側」とは、図3に示すように、ステータコア15の径方向内側であり、図9および図10に示される「外側」とは、ステータコア15の径方向外側である。なお、図9および図10には、セグメントコイルA1~A32が実線で示され、セグメントコイルB1~B32が破線で示されている。さらに、図9および図10に示される矢印の向きは、動力点Puから中性点Nuに向かう向きである。
また、図9および図10においてハッチングを付した箇所は、セグメントコイルA1~A32,B1~B32の溶接端部が互いに溶接される導体接合部52である。なお、前述の説明では、導体接合部に「52」の符号を付して説明したが、以下の説明では、導体接合部に「52」の符号を付して説明する以外に、特定の導体接合部を区別する観点から、特定の導体接合部に「W12,W23,W34,W45,W56」の符号を付して説明する。
図8に示すように、U相コイルCuは、コイル構造として、4つの並列コイル(例えばP1~P4)による接続パターンが繰り返されるコイル構造を有している。つまりU相コイルCuは、コイル構造として、8つのセグメントコイル(例えばA1~A4,B1~B4)による接続パターンが繰り返されるコイル構造を有している。以下、図8および図9に符号αで示すように、接続パターンの一単位であるセグメントコイルA1~A4,B1~B4の接続パターンについて説明する。
図9に示すように、各スロットには、8つのセグメントコイル40が収容されている。まず、セグメントコイルA1は、スロットS1の1番位置(外側の位置)およびスロットS43の2番位置に跨って収容されており、セグメントコイルB1は、スロットS1の2番位置およびスロットS43の1番位置に跨って収容されている。また、セグメントコイルA2は、スロットS1の3番位置およびスロットS43の6番位置に跨って収容されており、セグメントコイルB2は、スロットS1の4番位置およびスロットS43の5番位置に跨って収容されている。また、セグメントコイルA3は、スロットS1の7番位置およびスロットS43の8番位置に跨って収容されており、セグメントコイルB3は、スロットS1の8番位置およびスロットS43の7番位置に跨って収容されている。また、セグメントコイルA4は、スロットS43の4番位置およびスロットS37の5番位置に跨って収容されており、セグメントコイルB4は、スロットS43の3番位置およびスロットS37の6番位置に跨って収容されている。
そして、動力線側におけるスロットS1,S43の間では、スロットS1から延びるセグメントコイルA2,B2と、スロットS43から延びるセグメントコイルA1,B1とが、導体接合部W12を介して互いに溶接される。また、スロットS1から延びるセグメントコイルA3,B3と、スロットS43から延びるセグメントコイルA2,B2とが、導体接合部W23を介して互いに溶接される。さらに、スロットS43,S37の間では、スロットS43から延びるセグメントコイルA3,B3と、スロットS37から延びるセグメントコイルA4,B4とが、導体接合部W34を介して互いに溶接される。また、スロットS43から延びるセグメントコイルA4,B4と、スロットS37から延びるセグメントコイルA5,B5とが、導体接合部W45を介して互いに溶接される。そして、スロットS31から延びるセグメントコイルA5,B5には、導体接合部W56を介して次の接続パターンを構成するセグメントコイルA6,B6が溶接される。このような接続パターンを繰り返してセグメントコイルA1~A32,B1~B32を接続することにより、図8~図10に示すように、セグメントコイルA1~A32,B1~B32によってU相コイルCuが構成される。
[U相コイル構造(詳細)]
続いて、U相コイルCuのコイル構造について詳細に説明する。図11は図9の範囲αを拡大して示した図である。つまり、図11には、スロットS1,S37,S43に対するセグメントコイルA1~A7,B1~B7の収容位置が示されている。また、図12は反動力線側からステータコア15に対するセグメントコイルA1~A4,B1~B4の組付状況を示す図である。
・(並列コイルP1)
図11および図12に示すように、並列コイル(並列導体)P1は、セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体)A1およびセグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体)B1によって構成されている。一方のセグメントコイルA1は、2つのコイルサイドa11,a12を有しており、他方のセグメントコイルB1は、2つのコイルサイドb11,b12を有している。セグメントコイルA1のコイルサイドa11は、スロットS1の1番位置に収容されており、セグメントコイルA1のコイルサイドa12は、スロットS43の2番位置に収容されている。また、セグメントコイルB1のコイルサイドb11は、スロットS1の2番位置に収容されており、セグメントコイルB1のコイルサイドb12は、スロットS43の1番位置に収容されている。
ここで、並列コイルP1を基準並列コイル(基準並列導体)とし、且つ並列コイルP1を構成するセグメントコイルA1,B1を基準セグメントコイル(基準セグメント導体)とする。この場合に、セグメントコイルA1は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G11を構成するコイルサイド(第1導体部)a11と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G12を構成するコイルサイド(第2導体部)a12と、を有している。また、セグメントコイルB1は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G11を構成するコイルサイド(第1導体部)b11と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G12を構成するコイルサイド(第2導体部)b12と、を有している。さらに、コイル群G11を構成するコイルサイドa11,b11は互いに隣り合って配置されており、コイル群G12を構成するコイルサイドa12,b12は互いに隣り合って配置されている。
そして、コイル群(第1導体部群)G11においては、セグメントコイルA1のコイルサイドa11が最も径方向外側に位置しており、セグメントコイルB1のコイルサイドb11が最も径方向内側に位置している。また、コイル群(第2導体部群)G12においては、セグメントコイルA1のコイルサイドa12が最も径方向内側に位置しており、セグメントコイルB1のコイルサイドb12が最も径方向外側に位置している。つまり、並列コイルP1を構成するセグメントコイルA1は、第1導体部として、コイル群G11の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)a11を有しており、第2導体部として、コイル群G12の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)a12を有している。また、並列コイルP1を構成するセグメントコイルB1は、第1導体部として、コイル群G11の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)b11を有しており、第2導体部として、コイル群G12の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)b12を有している。
・・(並列コイルP1における循環電流)
図11および図12に示すように、セグメントコイルA1,B1のコイルサイドa11,a12,b11,b12を配置することにより、並列コイルP1における循環電流の発生を抑制することができる。ここで、図13(A)は、実施例1として、ステータ10の一部を簡単に示すとともに、並列コイルP1に生じる誘起電圧を示した図である。また、図13(B)は、比較例1として、ステータ10xの一部を簡単に示すとともに、並列コイルP1xに生じる誘起電圧を示した図である。
図13(A)に示すように、実施例1として示した並列コイルP1のセグメントコイルA1,B1は、互いに交差するようにステータコア15に組み付けられている。つまり、セグメントコイルA1のコイルサイドa11は、セグメントコイルB1のコイルサイドb11よりも径方向外側に位置する一方、セグメントコイルA1のコイルサイドa12は、セグメントコイルB1のコイルサイドb12よりも径方向内側に位置している。
すなわち、符号α1,β1で示すように、セグメントコイルA1のコイルサイドa11およびその近傍は、セグメントコイルB1のコイルサイドb11およびその近傍よりも、ロータ30の永久磁石32から離れている。このため、コイルサイドa11およびその近傍の誘起電圧は、セグメントコイルB1のコイルサイドb11およびその近傍の誘起電圧よりも低くなる。一方、符号α2,β2で示すように、セグメントコイルA1のコイルサイドa12およびその近傍は、セグメントコイルB1のコイルサイドb12およびその近傍よりも、ロータ30の永久磁石32に対して近づいている。このため、コイルサイドa12およびその近傍の誘起電圧は、セグメントコイルB1のコイルサイドb12およびその近傍の誘起電圧よりも高くなる。
前述したように、セグメントコイルA1においては、コイルサイドb11よりもコイルサイドa11の誘起電圧が低くなり、コイルサイドb12よりもコイルサイドa12の誘起電圧が高くなる。また、セグメントコイルB1においては、コイルサイドa11よりもコイルサイドb11の誘起電圧が高くなり、コイルサイドa12よりもコイルサイドb12の誘起電圧が低くなる。このため、セグメントコイルA1に生じる誘起電圧Vaと、セグメントコイルB1に生じる誘起電圧Vbとは、互いにほぼ一致することになる。このように、実施例1のステータ10においては、セグメントコイルA1,B1間に電位差が発生し難いことから、セグメントコイルA1,B1間に流れる循環電流を抑制することができ、回転電機のエネルギー効率を高めることができる。
これに対し、図13(B)に示すように、比較例1として示した並列コイルP1xのセグメントコイルA1x,B1xは、互いに平行になるようにステータコア15に組み付けられている。つまり、セグメントコイルA1xのコイルサイドa11xは、セグメントコイルB1xのコイルサイドb11xよりも径方向外側に位置するとともに、セグメントコイルA1xのコイルサイドa12xは、セグメントコイルB1xのコイルサイドb12xよりも径方向外側に位置している。
すなわち、符号αx,βxで示すように、セグメントコイルA1xは、セグメントコイルB1xよりもロータ30の永久磁石32から離れている。このため、セグメントコイルA1xの誘起電圧Vaxは、セグメントコイルB1xの誘起電圧Vbxよりも低くなる。つまり、セグメントコイルA1xに生じる誘起電圧Vaxと、セグメントコイルB1xに生じる誘起電圧Vbxとは、互いに相違することになる。このように、比較例1のステータ10xにおいては、セグメントコイルA1x,B1x間に電位差が発生することから、セグメントコイルA1x,B1x間に循環電流ixが発生し、回転電機のエネルギー効率を低下させることになる。
・(並列コイルP2)
続いて、並列コイルP2について説明する。図11および図12に示すように、並列コイル(並列導体)P2は、セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体)A2およびセグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体)B2によって構成されている。一方のセグメントコイルA2は、2つのコイルサイドa21,a22を有しており、他方のセグメントコイルB2は、2つのコイルサイドb21,b22を有している。セグメントコイルA2のコイルサイドa21は、スロットS1の3番位置に収容されており、セグメントコイルA2のコイルサイドa22は、スロットS43の6番位置に収容されている。また、セグメントコイルB2のコイルサイドb21は、スロットS1の4番位置に収容されており、セグメントコイルB2のコイルサイドb22は、スロットS43の5番位置に収容されている。
ここで、並列コイルP2を基準並列コイル(基準並列導体)とし、且つ並列コイルP2を構成するセグメントコイルA2,B2を基準セグメントコイル(基準セグメント導体)とする。この場合に、セグメントコイルA2は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G21を構成するコイルサイド(第1導体部)a21と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G22を構成するコイルサイド(第2導体部)a22と、を有している。また、セグメントコイルB2は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G21を構成するコイルサイド(第1導体部)b21と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G22を構成するコイルサイド(第2導体部)b22と、を有している。さらに、コイル群G21を構成するコイルサイドa21,b21は互いに隣り合って配置されており、コイル群G22を構成するコイルサイドa22,b22は互いに隣り合って配置されている。
そして、コイル群(第1導体部群)G21においては、セグメントコイルA2のコイルサイドa21が最も径方向外側に位置しており、セグメントコイルB2のコイルサイドb21が最も径方向内側に位置している。また、コイル群(第2導体部群)G22においては、セグメントコイルA2のコイルサイドa22が最も径方向内側に位置しており、セグメントコイルB2のコイルサイドb22が最も径方向外側に位置している。つまり、並列コイルP2を構成するセグメントコイルA2は、第1導体部として、コイル群G21の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)a21を有しており、第2導体部として、コイル群G22の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)a22を有している。また、並列コイルP2を構成するセグメントコイルB2は、第1導体部として、コイル群G21の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)b21を有しており、第2導体部として、コイル群G22の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)b22を有している。
このように、並列コイルP2を構成した場合であっても、前述した並列コイルP1と同様に、セグメントコイルA2においては、コイルサイドb21よりもコイルサイドa21の誘起電圧が低くなり、コイルサイドb22よりもコイルサイドa22の誘起電圧が高くなる。また、セグメントコイルB2においては、コイルサイドa21よりもコイルサイドb21の誘起電圧が高くなり、コイルサイドa22よりもコイルサイドb22の誘起電圧が低くなる。このため、セグメントコイルA2に生じる誘起電圧と、セグメントコイルB2に生じる誘起電圧とは、互いにほぼ一致することになる。このように、並列コイルP2においては、セグメントコイルA2,B2間に電位差が発生し難いことから、セグメントコイルA2,B2間に流れる循環電流を抑制することができ、回転電機のエネルギー効率を高めることができる。
・(並列コイルP3)
続いて、並列コイルP3について説明する。図11および図12に示すように、並列コイル(並列導体)P3は、セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体)A3およびセグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体)B3によって構成されている。一方のセグメントコイルA3は、2つのコイルサイドa31,a32を有しており、他方のセグメントコイルB3は、2つのコイルサイドb31,b32を有している。セグメントコイルA3のコイルサイドa31は、スロットS1の7番位置に収容されており、セグメントコイルA3のコイルサイドa32は、スロットS43の8番位置に収容されている。また、セグメントコイルB3のコイルサイドb31は、スロットS1の8番位置に収容されており、セグメントコイルB3のコイルサイドb32は、スロットS43の7番位置に収容されている。
ここで、並列コイルP3を基準並列コイル(基準並列導体)とし、且つ並列コイルP3を構成するセグメントコイルA3,B3を基準セグメントコイル(基準セグメント導体)とする。この場合に、セグメントコイルA3は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G31を構成するコイルサイド(第1導体部)a31と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G32を構成するコイルサイド(第2導体部)a32と、を有している。また、セグメントコイルB3は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G31を構成するコイルサイド(第1導体部)b31と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G32を構成するコイルサイド(第2導体部)b32と、を有している。さらに、コイル群G31を構成するコイルサイドa31,b31は互いに隣り合って配置されており、コイル群G32を構成するコイルサイドa32,b32は互いに隣り合って配置されている。
そして、コイル群(第1導体部群)G31においては、セグメントコイルA3のコイルサイドa31が最も径方向外側に位置しており、セグメントコイルB3のコイルサイドb31が最も径方向内側に位置している。また、コイル群(第2導体部群)G32においては、セグメントコイルA3のコイルサイドa32が最も径方向内側に位置しており、セグメントコイルB3のコイルサイドb32が最も径方向外側に位置している。つまり、並列コイルP3を構成するセグメントコイルA3は、第1導体部として、コイル群G31の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)a31を有しており、第2導体部として、コイル群G32の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)a32を有している。また、並列コイルP3を構成するセグメントコイルB3は、第1導体部として、コイル群G31の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)b31を有しており、第2導体部として、コイル群G32の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)b32を有している。
このように、並列コイルP3を構成した場合であっても、前述した並列コイルP1と同様に、セグメントコイルA3においては、コイルサイドb31よりもコイルサイドa31の誘起電圧が低くなり、コイルサイドb32よりもコイルサイドa32の誘起電圧が高くなる。また、セグメントコイルB3においては、コイルサイドa31よりもコイルサイドb31の誘起電圧が高くなり、コイルサイドa32よりもコイルサイドb32の誘起電圧が低くなる。このため、セグメントコイルA3に生じる誘起電圧と、セグメントコイルB3に生じる誘起電圧とは、互いにほぼ一致することになる。このように、並列コイルP3においては、セグメントコイルA3,B3間に電位差が発生し難いことから、セグメントコイルA3,B3間に流れる循環電流を抑制することができ、回転電機のエネルギー効率を高めることができる。
・(並列コイルP4)
続いて、並列コイルP4について説明する。図11および図12に示すように、並列コイル(並列導体)P4は、セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体)A4およびセグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体)B4によって構成されている。一方のセグメントコイルA4は、2つのコイルサイドa41,a42を有しており、他方のセグメントコイルB4は、2つのコイルサイドb41,b42を有している。セグメントコイルA4のコイルサイドa41は、スロットS37の5番位置に収容されており、セグメントコイルA4のコイルサイドa42は、スロットS43の4番位置に収容されている。また、セグメントコイルB4のコイルサイドb41は、スロットS37の6番位置に収容されており、セグメントコイルB4のコイルサイドb42は、スロットS43の3番位置に収容されている。
ここで、並列コイルP4を基準並列コイル(基準並列導体)とし、且つ並列コイルP4を構成するセグメントコイルA4,B4を基準セグメントコイル(基準セグメント導体)とする。この場合に、セグメントコイルA4は、スロット(第1スロット)S37に収容されてコイル群(第1導体部群)G41を構成するコイルサイド(第1導体部)a41と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G42を構成するコイルサイド(第2導体部)a42と、を有している。また、セグメントコイルB4は、スロット(第1スロット)S37に収容されてコイル群(第1導体部群)G41を構成するコイルサイド(第1導体部)b41と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G42を構成するコイルサイド(第2導体部)b42と、を有している。さらに、コイル群G41を構成するコイルサイドa41,b41は互いに隣り合って配置されており、コイル群G42を構成するコイルサイドa42,b42は互いに隣り合って配置されている。
そして、コイル群(第1導体部群)G41においては、セグメントコイルA4のコイルサイドa41が最も径方向外側に位置しており、セグメントコイルB4のコイルサイドb41が最も径方向内側に位置している。また、コイル群(第2導体部群)G42においては、セグメントコイルA4のコイルサイドa42が最も径方向内側に位置しており、セグメントコイルB4のコイルサイドb42が最も径方向外側に位置している。つまり、並列コイルP4を構成するセグメントコイルA4は、第1導体部として、コイル群G41の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)a41を有しており、第2導体部として、コイル群G42の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)a42を有している。また、並列コイルP4を構成するセグメントコイルB4は、第1導体部として、コイル群G41の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)b41を有しており、第2導体部として、コイル群G42の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)b42を有している。
このように、並列コイルP4を構成した場合であっても、前述した並列コイルP1と同様に、セグメントコイルA4においては、コイルサイドb41よりもコイルサイドa41の誘起電圧が低くなり、コイルサイドb42よりもコイルサイドa42の誘起電圧が高くなる。また、セグメントコイルB4においては、コイルサイドa41よりもコイルサイドb41の誘起電圧が高くなり、コイルサイドa42よりもコイルサイドb42の誘起電圧が低くなる。このため、セグメントコイルA4に生じる誘起電圧と、セグメントコイルB4に生じる誘起電圧とは、互いにほぼ一致することになる。このように、並列コイルP4においては、セグメントコイルA4,B4間に電位差が発生し難いことから、セグメントコイルA4,B4間に流れる循環電流を抑制することができ、回転電機のエネルギー効率を高めることができる。
[ステータコア中心からコイルサイドまでの距離]
次いで、並列コイルP1~P3を例に挙げ、ステータコア15の中心C1からコイルサイドまでの距離について説明する。ここで、図14はステータコア15に組み付けられた並列コイルP1~P3を示す図である。なお、図14に示した各距離Ra11,・・は、ステータコア15の中心C1から各コイルサイドa11,・・の中心までの距離である。
前述したように、並列コイルP1においては、セグメントコイルA1のコイルサイドa11が、セグメントコイルB1のコイルサイドb11よりも径方向外側に配置される一方、セグメントコイルA1のコイルサイドa12が、セグメントコイルB1のコイルサイドb12よりも径方向内側に配置される。これにより、セグメントコイルA1,B1間の電位差を縮小することができ、セグメントコイルA1,B1間の循環電流を抑制することができる。ここで、セグメントコイルA1,B1間の電位差を「0」に近づけるためには、ロータ30からコイルサイドa11,b12までの距離を合わせるとともに、ロータ30からコイルサイドa12,b11までの距離を合わせることが望ましい。つまり、図14に示すように、ステータコア15の中心C1からコイルサイドa11までの距離Ra11と、ステータコア15の中心C1からコイルサイドb12までの距離Rb12とを、互いに一致させるとともに、ステータコア15の中心C1からコイルサイドa12までの距離Ra12と、ステータコア15の中心C1からコイルサイドb11までの距離Rb11とを、互いに一致させることが望ましい。
また、並列コイルP2においては、セグメントコイルA2のコイルサイドa21が、セグメントコイルB2のコイルサイドb21よりも径方向外側に配置される一方、セグメントコイルA2のコイルサイドa22が、セグメントコイルB2のコイルサイドb22よりも径方向内側に配置される。これにより、セグメントコイルA2,B2間の電位差を縮小することができ、セグメントコイルA2,B2間の循環電流を抑制することができる。ここで、セグメントコイルA2,B2間の電位差を「0」に近づけるためには、ロータ30からコイルサイドa21,a22までの距離を合算した距離と、ロータ30からコイルサイドb21,b22までの距離を合算した距離と、を互いに一致させることが望ましい。つまり、図14に示すように、ステータコア15の中心C1からコイルサイドa21,a22までの距離を合算した距離(Ra21+Ra22)と、ステータコア15の中心C1からコイルサイドb21,b22までの距離を合算した距離(Rb21+Rb22)とを、互いに一致させることが望ましい。
また、並列コイルP3においては、セグメントコイルA3のコイルサイドa31が、セグメントコイルB3のコイルサイドb31よりも径方向外側に配置される一方、セグメントコイルA3のコイルサイドa32が、セグメントコイルB3のコイルサイドb32よりも径方向内側に配置される。これにより、セグメントコイルA3,B3間の電位差を縮小することができ、セグメントコイルA3,B3間の循環電流を抑制することができる。ここで、セグメントコイルA3,B3間の電位差を「0」に近づけるためには、ロータ30からコイルサイドa31,b32までの距離を合わせるとともに、ロータ30からコイルサイドa32,b31までの距離を合わせることが望ましい。つまり、図14に示すように、ステータコア15の中心C1からコイルサイドa31までの距離Ra31と、ステータコア15の中心C1からコイルサイドb32までの距離Rb32とを、互いに一致させるとともに、ステータコア15の中心C1からコイルサイドa32までの距離Ra32と、ステータコア15の中心C1からコイルサイドb31までの距離Rb31とを、互いに一致させることが望ましい。
[コイルエンドの小型化]
図11に示されるように、並列コイルP1~P4を形成するとともに、これらの並列コイルP1~P4を互いに直列接続するため、セグメントコイルA1~A5,B1~B5は導体接合部W12,W23,W34,W45を介して互いに接続される。つまり、導体接合部W12においては、セグメントコイルA1,A2,B1,B2の溶接端部a14,a23,b14,b23が一体に溶接され、導体接合部W23においては、セグメントコイルA2,A3,B2,B3の溶接端部a24,a33,b24,b33が一体に溶接される。また、導体接合部W34においては、セグメントコイルA3,A4,B3,B4の溶接端部a34,a43,b34,b43が一体に溶接され、導体接合部W45においては、セグメントコイルA4,A5,B4,B5の溶接端部a44,a53,b44,b53が一体に溶接される。
このように、4つの溶接端部によって1つの導体接合部W12,・・を構成することにより、溶接箇所である導体接合部W12,・・の個数を削減することができるため、導体接合部W12,・・を含むコイルエンドCe1の小型化を達成することができる。つまり、図5に示すように、導体接合部52間においては絶縁距離を確保することが必要であるため、導体接合部52の個数が増加するとコイルエンドCe1は径方向外側(矢印β方向)に拡大され易くなるが、導体接合部52の個数を削減することによってコイルエンドCe1の径方向外側への拡大を防止することができる。さらに、溶接箇所を削減することができるため、ステータ10の製造コストを下げることができる。
また、導体接合部W12を例に挙げて説明すると、図11に示すように、並列コイルP1を構成するセグメントコイルA1,B1のコイルサイドa12,b12は、スロットS43内において互いに隣り合って配置されており、並列コイルP2のセグメントコイルA2,B2のコイルサイドa21,b21は、スロットS1内において互いに隣り合って配置されている。これにより、セグメントコイルA1,B1によって並列コイルP1を形成する際には、溶接端部a14,b14をステータコア15の周方向に曲げるだけで、溶接端部a14,b14を簡単に重ね合わせることができる。また、セグメントコイルA2,B2によって並列コイルP2を形成する際には、溶接端部a23,b23をステータコア15の周方向に曲げるだけで、溶接端部a23,b23を簡単に重ね合わせることができる。このように、溶接端部a14,b14,a23,b23を周方向に折り曲げる簡単に重ね合わせて溶接することができるため、個々の溶接端部a14,b14,a23,b23が複雑に重なり合うことを抑制することができ、コイルエンドCe1の小型化を達成することができる。
さらに、導体接合部W12を例に挙げて説明すると、並列コイルP1を構成するセグメントコイルA1,B1のコイルサイドa12,b12は、スロットS43内の1番位置および2番位置に収容されている。また、並列コイルP2を構成するセグメントコイルA2,B2のコイルサイドa21,b21は、スロットS1内の3番位置および4番位置に収容されている。このように、コイルサイドa12,b12とコイルサイドa21,b21とを径方向にずらして配置することにより、溶接端部a14,b14,a23,b23を簡単に重ね合わせて接続することができる。このように、並列コイルP1,P2を互いに直列接続する場合であっても、溶接端部a14,b14,a23,b23を簡単に重ね合わせることができるため、個々の溶接端部a14,b14,a23,b23が複雑に重なり合うことを抑制することができ、コイルエンドCe1の小型化を達成することができる。
[コイルエンドの径寸法]
図15はステータコア15とロータ30との組立過程を示す図である。図15に示すように、ステータコア15に組み付けられるステータコイルSCは、ステータコア15の一端面50から突出する複数の溶接端部44,45からなるコイルエンドCe1と、ステータコア15の他端面51から突出する複数のエンド部43からなるコイルエンドCe2と、を有している。ここで、反動力線側に設けられるコイルエンドCe2の内径D2は、動力線側に設けられるコイルエンドCe1の内径D1よりも小さく形成されている。また、コイルエンドCe2の内径D2は、ステータコア15の内径D3よりも小さく形成されている。さらに、コイルエンドCe2の内径D2は、ロータ30の外径D4よりも小さく形成されている。なお、コイルエンドCe1の内径D1は、ロータ30の外径D4よりも大きく形成されている。
図10および図11に示すように、コイルエンドCe2を構成する反動力線側においては、スロット間を跨ぐセグメントコイルA1~A32,B1~B32の本数にバラツキがあるのに対し、コイルエンドCe1を構成する動力線側においては、スロット間を跨ぐセグメントコイルA1~A32,B1~B32の本数が均一に設定されている。つまり、コイルエンドCe2を構成する反動力線側では、セグメントコイルA1~A32,B1~B32が複雑に配置され易いことから、コイルエンドCe2の体積が大きくなり易くなっている。これに対し、コイルエンドCe1を構成する動力線側では、セグメントコイルA1~A32,B1~B32を簡潔に配置することができ、コイルエンドCe1の体積を小さくすることができる。
そこで、図15に示すように、コイルエンドCe2がステータコア15の径方向内側に拡大することを許容しつつ、コイルエンドCe1の外径D5を縮小するように体積を小さくしている。これにより、コイルエンドCe1が径方向外側に拡がることを回避することができるため、ハウジング本体13との絶縁距離を容易に確保することができる、つまり、ハウジング本体13を小型にすることができるため、回転電機11の体格を小さくすることができる。また、コイルエンドCe1を小さくすることの反動から、コイルエンドCe2を大きくする場合であっても、コイルエンドCe2を径方向内側に拡大することにより、回転電機11の体格を小さく維持することができる。さらに、コイルエンドCe2を径方向内側に拡大することにより、コイルエンドCe2の内径D2が、ステータコア15の内径D3やロータ30の外径D4より小さくなる場合であっても、図15に白抜きの矢印で示すように、ステータコア15にはコイルエンドCe1側からロータ30が挿入されるため、回転電機11を適切に組み立てることが可能である。
[他の実施形態]
前述の説明では、2つのセグメントコイルによって1つの並列コイルを構成しているが、これに限られることはなく、3つ以上のセグメントコイルによって1つの並列コイルを構成しても良い。ここで、図16(A)は、実施例2として、ステータ100の一部を簡単に示すとともに、並列コイルP100に生じる誘起電圧を示した図である。図16(B)は、比較例2として、ステータ100xの一部を簡単に示すとともに、並列コイルP100xに生じる誘起電圧を示した図である。なお、図16(A)においては、互いに直列接続される複数の並列コイルのうち、1つの並列コイルP100だけを図示している。
図16(A)に示すように、実施例2として示した並列コイルP100は、互いに並列接続される3つのセグメントコイルA100,B100,C100によって構成されている。つまり、並列コイル(並列導体)P100は、セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体)A100、セグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体)B100、およびセグメントコイル(セグメント導体,第3セグメント導体)C100によって構成されている。また、セグメントコイルA100は、2つのコイルサイドa110,a120を有しており、セグメントコイルB100は、2つのコイルサイドb110,b120を有しており、セグメントコイルC100は、2つのコイルサイドc110,c120を有している。
ここで、並列コイルP100を基準並列コイル(基準並列導体)とし、且つ並列コイルP100を構成するセグメントコイルA100,B100,C100を基準セグメントコイル(基準セグメント導体)とする。この場合に、セグメントコイルA100は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G110を構成するコイルサイド(第1導体部)a110と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G120を構成するコイルサイド(第2導体部)a120と、を有している。
また、セグメントコイルB100は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G110を構成するコイルサイド(第1導体部)b110と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G120を構成するコイルサイド(第2導体部)b120と、を有している。さらに、セグメントコイルC100は、スロット(第1スロット)S1に収容されてコイル群(第1導体部群)G110を構成するコイルサイド(第1導体部)c110と、スロット(第2スロット)S43に収容されてコイル群(第2導体部群)G120を構成するコイルサイド(第2導体部)c120と、を有している。また、コイル群G110を構成するコイルサイドa110,b110,c110は互いに隣り合って配置されており、コイル群G120を構成するコイルサイドa120,b120,c120は互いに隣り合って配置されている。
図16(A)に示すように、並列コイルP100を構成する3つのセグメントコイルA100,B100,C100は、互いに交差するようにステータコア15に組み付けられている。つまり、スロットS1内のコイル群G110においては、径方向外側から径方向内側に向けて、コイルサイドa110、コイルサイドb110、コイルサイドc110の順に配置されている。一方、スロットS43内のコイル群G120においては、径方向外側から径方向内側に向けて、コイルサイドc120、コイルサイドb120、コイルサイドa120の順に配置されている。つまり、コイル群G110とコイル群G120とでは、径方向におけるセグメントコイルA100,B100,C100の配置順序が互いに逆になっている。
すなわち、並列コイルP100を構成するセグメントコイルA100は、第1導体部として、コイル群G110の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)a110を有しており、第2導体部として、コイル群G120の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)a120を有している。また、並列コイルP100を構成するセグメントコイルC100は、第1導体部として、コイル群G110の中で最も径方向内側に位置するコイルサイド(内側導体部)c110を有しており、第2導体部として、コイル群G120の中で最も径方向外側に位置するコイルサイド(外側導体部)c120を有している。
換言すれば、セグメントコイルA100のコイルサイドa110は、セグメントコイルB100およびセグメントコイルC100のコイルサイドb110,c110よりも径方向外側に位置しており、セグメントコイルA100のコイルサイドa120は、セグメントコイルB100およびセグメントコイルC100のコイルサイドb120,c120よりも径方向内側に位置している。また、セグメントコイルB100のコイルサイドb110は、セグメントコイルC100のコイルサイドc110よりも径方向外側に位置しており、セグメントコイルB100のコイルサイドb120は、セグメントコイルC100のコイルサイドc120よりも径方向内側に位置している。
図16(A)に符号α1,β1,γ1で示すように、スロットS1内のコイル群G110においては、コイルサイドb110がコイルサイドa110よりもロータ30の近くに配置され、コイルサイドc110がコイルサイドb110よりもロータ30の近くに配置される。このため、コイルサイドおよびその近傍の誘起電圧は、コイルサイドb110がコイルサイドa110よりも高くなり、コイルサイドc110がコイルサイドb110よりも高くなる。また、符号α2,β2,γ2で示すように、スロットS43内のコイル群G120においては、コイルサイドb120がコイルサイドc120よりもロータ30の近くに配置され、コイルサイドa120がコイルサイドb120よりもロータ30の近くに配置される。このため、コイルサイドおよびその近傍の誘起電圧は、コイルサイドb120がコイルサイドc120よりも高くなり、コイルサイドa120がコイルサイドb120よりも高くなる。
このように、コイル群G110とコイル群G120とにおいて、セグメントコイルA100,B100,C100の配置順序を互いに逆にすることにより、セグメントコイルA100に生じる誘起電圧Vaと、セグメントコイルB100に生じる誘起電圧Vbと、セグメントコイルC100に生じる誘起電圧Vcとを、互いにほぼ一致させることができる。つまり、実施例2のステータ100においては、セグメントコイルA100,B100,C100間に電位差が発生し難いことから、セグメントコイルA100,B100,C100間に流れる循環電流を抑制することができ、回転電機のエネルギー効率を高めることができる。
これに対し、図16(B)に示すように、比較例2として示した並列コイルP100xのセグメントコイルA100x,B100x,C100xは、互いに平行になるようにステータコア15に組み付けられている。つまり、セグメントコイルA100xのコイルサイドa110x,a120xは、セグメントコイルB100xのコイルサイドb110x、b120xよりも径方向外側に位置している。また、セグメントコイルB100xのコイルサイドb110x,b120xは、セグメントコイルC100xのコイルサイドc110x、c120xよりも径方向外側に位置している。
すなわち、符号αx,βx,γxで示すように、セグメントコイルA100xは、セグメントコイルB100xよりもロータ30から離れており、セグメントコイルB100xは、セグメントコイルC100xよりもロータ30から離れている。このため、セグメントコイルA100xの誘起電圧Vaxは、セグメントコイルB100xの誘起電圧Vbxよりも低くなり、セグメントコイルB100xの誘起電圧Vbxは、セグメントコイルC100xの誘起電圧Vcxよりも低くなる。つまり、セグメントコイルA100xに生じる誘起電圧Vaxと、セグメントコイルB100xに生じる誘起電圧Vbxと、セグメントコイルC100xに生じる誘起電圧Vcxとは、互いに相違することになる。このように、比較例2のステータ100xにおいては、セグメントコイルA100x,B100x,C100x間に電位差が発生することから、セグメントコイルA100x,B100x,C100x間に循環電流ixが発生し、回転電機のエネルギー効率を低下させることになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、2つまたは3つのセグメントコイルによって1つの並列コイルを構成しているが、これに限られることはなく、4つ以上のセグメントコイルを並列接続することによって1つの並列コイルを構成しても良い。また、前述の説明では、スロット数が48のステータコア15を用いているが、これに限られることはなく、他のスロット数のステータコアを用いても良い。
10 ステータ
11 回転電機
15 ステータコア(固定子コア)
40 セグメントコイル(セグメント導体)
41 コイルサイド(第1導体部)
42 コイルサイド(第2導体部)
100 ステータ
SC ステータコイル(固定子巻線)
Cu U相コイル(相巻線)
Cv V相コイル(相巻線)
Cw W相コイル(相巻線)
S1~S48 スロット
S1 スロット(第1スロット)
S37 スロット(第1スロット)
S43 スロット(第2スロット)
P1~P32 並列コイル(並列導体)
P1~P4 並列コイル(並列導体,基準並列導体)
A1~A32 セグメントコイル(セグメント導体)
A1~A4 セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体,基準セグメント導体)
B1~B32 セグメントコイル(セグメント導体)
B1~B4 セグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体,基準セグメント導体)
G11 コイル群(第1導体部群)
G12 コイル群(第2導体部群)
G21 コイル群(第1導体部群)
G22 コイル群(第2導体部群)
G31 コイル群(第1導体部群)
G32 コイル群(第2導体部群)
G41 コイル群(第1導体部群)
G42 コイル群(第2導体部群)
a11 コイルサイド(第1導体部,外側導体部)
a12 コイルサイド(第2導体部,内側導体部)
a21 コイルサイド(第1導体部,外側導体部)
a22 コイルサイド(第2導体部,内側導体部)
a31 コイルサイド(第1導体部,外側導体部)
a32 コイルサイド(第2導体部,内側導体部)
a41 コイルサイド(第1導体部,外側導体部)
a42 コイルサイド(第2導体部,内側導体部)
b11 コイルサイド(第1導体部,内側導体部)
b12 コイルサイド(第2導体部,外側導体部)
b21 コイルサイド(第1導体部,内側導体部)
b22 コイルサイド(第2導体部,外側導体部)
b31 コイルサイド(第1導体部,内側導体部)
b32 コイルサイド(第2導体部,外側導体部)
b41 コイルサイド(第1導体部,内側導体部)
b42 コイルサイド(第2導体部,外側導体部)
P100 並列コイル(並列導体,基準並列導体)
A100 セグメントコイル(セグメント導体,第1セグメント導体,基準セグメント導体)
B100 セグメントコイル(セグメント導体,第2セグメント導体,基準セグメント導体)
C100 セグメントコイル(セグメント導体,第3セグメント導体,基準セグメント導体)
G110 コイル群(第1導体部群)
G120 コイル群(第2導体部群)
a110 コイルサイド(第1導体部,外側導体部)
a120 コイルサイド(第2導体部,内側導体部)
b110 コイルサイド(第1導体部)
b120 コイルサイド(第2導体部)
c110 コイルサイド(第1導体部,内側導体部)
c120 コイルサイド(第2導体部,外側導体部)

Claims (5)

  1. 回転電機に設けられるステータであって、
    複数のスロットが形成される円筒形状の固定子コアと、
    前記スロットに挿入される複数のセグメント導体からなる相巻線を備えた固定子巻線と、
    を有し、
    前記相巻線は、互いに直列接続される複数の並列導体からなり、
    前記並列導体は、互いに並列接続される複数の前記セグメント導体からなり、
    前記並列導体の1つを基準並列導体とし、且つ前記基準並列導体を構成する前記複数のセグメント導体を基準セグメント導体としたとき、
    前記複数の基準セグメント導体のそれぞれは、前記複数のスロット内の第1スロットに収容されて第1導体部群を構成する第1導体部と、前記複数のスロット内の第2スロットに収容されて第2導体部群を構成する第2導体部と、を備え、
    前記複数の基準セグメント導体のうちの1つは、前記第1導体部として、前記第1導体部群の中で最も径方向外側に位置する外側導体部を備え、前記第2導体部として、前記第2導体部群の中で最も径方向内側に位置する内側導体部を備える、
    ステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記複数の基準セグメント導体のうちの1つは、前記第1導体部として、前記第1導体部群の中で最も径方向外側に位置する外側導体部を備え、前記第2導体部として、前記第2導体部群の中で最も径方向内側に位置する内側導体部を備え、
    前記複数の基準セグメント導体のうちの他の1つは、前記第1導体部として、前記第1導体部群の中で最も径方向内側に位置する内側導体部を備え、前記第2導体部として、前記第2導体部群の中で最も径方向外側に位置する外側導体部を備える、
    ステータ。
  3. 請求項1または2に記載のステータにおいて、
    前記第1導体部群を構成する前記複数の第1導体部は互いに隣り合って配置され、前記第2導体部群を構成する前記複数の第2導体部は互いに隣り合って配置される、
    ステータ。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載のステータにおいて、
    前記複数の基準セグメント導体として、互いに並列接続される第1セグメント導体および第2セグメント導体があり、
    前記第1セグメント導体の前記第1導体部は、前記第2セグメント導体の前記第1導体部よりも径方向外側に位置し、
    前記第1セグメント導体の前記第2導体部は、前記第2セグメント導体の前記第2導体部よりも径方向内側に位置する、
    ステータ。
  5. 請求項1~3の何れか1項に記載のステータにおいて、
    前記複数の基準セグメント導体として、互いに並列接続される第1セグメント導体、第2セグメント導体および第3セグメント導体があり、
    前記第1セグメント導体の前記第1導体部は、前記第2セグメント導体および前記第3セグメント導体の前記第1導体部よりも径方向外側に位置し、
    前記第1セグメント導体の前記第2導体部は、前記第2セグメント導体および前記第3セグメント導体の前記第2導体部よりも径方向内側に位置し、
    前記第2セグメント導体の前記第1導体部は、前記第3セグメント導体の前記第1導体部よりも径方向外側に位置し、
    前記第2セグメント導体の前記第2導体部は、前記第3セグメント導体の前記第2導体部よりも径方向内側に位置する、
    ステータ。
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