JP7439682B2 - 画像補正方法、及び、プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、画像補正方法、及び、プロジェクターに関する。
従来から、プロジェクターが、入力画像の形状を補正した投写画像を投写面に投写することが提案されている。例えば、特許文献1には、プロジェクターと接続されるコンピューターのユーザーインターフェース画面上に補助線を表示し、ユーザーが補助線の形状を変形することにより、投影画像の形状を補正するシステムが開示されている。このシステムは、補助線がディスプレイの表示範囲からはみ出した場合には、ユーザーインターフェース画面のエリアを縮小し、はみ出した補助線を表示する。
特開2004-320661号公報
しかしながら、従来のシステムはコンピューターを用いる必要があるので、プロジェクターのみで入力画像の形状を補正できない。また、ここで、入力画像の一部が、プロジェクターが投射可能な最大の大きさの領域である投写領域の外に位置する場合に、プロジェクターが、補助線を含む画像の全体を投写領域に含まれるように縮小し、縮小した補助線を含む画像を投写面に投写することを仮に想定する。この方法によれば、縮小する前と縮小した後では、補助線を含む画像の形状が異なる。従って、投写面の状態に合わせて、入力画像を所望の形状に補正することが困難である。
本発明の一態様に係る画像補正方法は、プロジェクターが行う画像補正方法であって、表示位置を補正する候補である複数の候補点を含む第1画像を、前記プロジェクターが投写可能な最大の大きさの領域である投写領域に含まれる大きさに縮小した第2画像を、投写面に投写することと、前記第2画像が前記投写面に投写されている状態において、前記複数の候補点のうち、表示位置を補正する対象である対象点を選択する第1入力を受け付けることと、前記第1入力を受け付けた後に、前記第2画像を前記第1画像の大きさに拡大した第3画像を前記投写面に投写することと、前記第3画像が前記投写面に投写されている状態において、前記対象点の表示位置を変更する第2入力を受け付けることと、前記第2入力に基づいて、入力画像の形状を補正した投写画像を前記投写面に投写することと、を含む。
また、本発明の一態様に係るプロジェクターは、プロジェクターであって、光を出射する光源と、前記光を変調することによって変調光を生成する光変調装置と、前記変調光を出射するレンズと、少なくとも1つの処理装置と、を有し、前記少なくとも1つの処理装置は、表示位置を補正する候補である複数の候補点を含む第1画像を、前記プロジェクターが投写可能な最大の大きさの領域である投写領域に前記第1画像の外周が含まれる大きさに縮小した第2画像を、前記光変調装置を制御することによって、投写面に投写することと、前記第2画像が前記投写面に投写されている状態において、前記複数の候補点のうち、表示位置を補正する対象である対象点を選択する第1入力を受け付けることと、前記第1入力を受け付けた後に、前記第2画像を前記第1画像の大きさに拡大した第3画像を、前記光変調装置を制御することによって前記投写面に投写することと、前記第3画像が前記投写面に投写されている状態において、前記対象点の表示位置を変更する第2入力を受け付けることと、前記第2入力に基づいて、入力画像の形状を補正した投写画像を、前記光変調装置を制御することによって前記投写面に投写することと、を行う。
表示システム1を示す図。 入力画像IGの一例を示す図。 プロジェクター10の構成を示す図。 初期状態の格子画像KGの一例を示す図。 初期状態の格子座標情報KCIの記憶内容の一例を示す図。 更新後の格子画像KGの一例を示す図。 更新後の格子座標情報KCIの記憶内容の一例を示す図。 投写装置16の一例を示す図。 プロジェクター10の機能を示す図。 縮小格子画像SKGの一例を示す図。 投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPの特定例と縮小率RRの算出例を示す図。 縮小格子画像SKGの投写例を示す図。 調整画像AGの一例を示す図。 調整画像AGの投写例を示す図。 入力画像IGに含まれる複数の単位領域UAの一例を示す図。 補正後の複数の単位領域UAの一例を示す図。 プロジェクター10の動作を示すフローチャート。 プロジェクター10の動作を示すフローチャート。 調整画像AGの投写例を示す図。 投写画像CGの投写例を示す図。 縮小格子画像SKGに縮小入力画像SIGを重畳させた画像の投写例を示す図。 調整画像AGに第1の態様における補助画像HGを重畳させた画像の投写例を示す図。 調整画像AGに第2の態様における補助画像HGを重畳させた画像の投写例を示す図。 第5変形例における縮小格子画像情報SKGIの生成例を示す図。 縮小率RR_jに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGの投写例を示す図。 縮小率RR_iに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGの投写例を示す図。 第6変形例における対象点選択モードの一例を示す図。 第6変形例における対象点調整モードの一例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
1.第1実施形態
本実施形態に係る表示システム1を説明する。
1.1.表示システム1の概要
図1は、表示システム1を示す図である。表示システム1は、画像提供装置4と、プロジェクター10とを含む。本実施形態では、コンピューターが有する画面を用いずに、プロジェクター10を利用するユーザーの操作によって、投写する画像の形状を補正可能とするプロジェクター10について説明する。
画像提供装置4は、入力画像IGを示す入力画像情報IGIを、プロジェクター10に提供する。プロジェクター10は、入力画像情報IGIに幾何学補正処理を実行して、入力画像IGの形状を補正した投写画像情報CGIを生成し、投写画像情報CGIが示す投写画像CGを、投写面SCに投写する。投写画像情報CGIは、「投写画像を示す画像情報」の一例である。画像提供装置4は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピューター、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の、画像情報をプロジェクター10に出力する通信装置を有する装置である。なお、投射画像情報CGIはプロジェクター10の記憶装置14に記憶されていてもよく、その場合には画像提供装置4はなくてもよい。
図1に示されるX軸及びY軸は、互いに直交する。X軸及びY軸は、投写面SCに平行である。図1の例では、X軸に沿う2つの方向のうち投写面SCに向かって右側に向かう方向を+X方向と称し、投写面SCに向かって左側に向かう方向を-X方向と称する。+X方向と-X方向とを、以下では縦または縦方向と総称する場合がある。同様に、Y軸に沿う2つの方向のうち図1において下側に向かう方向を+Y方向と称し、図1において上側に向かう方向を-Y方向と称する。+Y方向と-Y方向とを、以下では横と総称する場合がある。
幾何学補正処理は、画像の形状を幾何学的に補正する処理である。幾何学補正処理を実行することにより、画像の歪みを補正できる。画像の歪みが発生する状況としては、以下に示す2つの状況がある。第1状況は、投写面SCが曲面である場合、又は投写面SCに凹凸がある場合である。第2状況は、投写面SCの正面以外の位置からプロジェクター10が投写する場合である。さらに、幾何学補正処理は、入力画像IGのうち、ユーザーが表示させたくない箇所を表示させないことにも利用できる。図2を用いて、ユーザーが表示させたくない箇所を有する入力画像IGの一例を示す。
図2は、入力画像IGの一例である。図2に示すように、入力画像IGは、ユーザーが表示させたい表示対象画像ITGを有する。また、入力画像IGは、表示対象画像ITGの上部に付加された、帯状の黒色画像BG1と、表示対象画像ITGの下部に付加された、帯状の黒色画像BG2とを有する。黒色画像BG1および黒色画像BG2は、ユーザーが表示させたくない画像である。上下に帯状の黒色画像が付加された状態は、レターボックスと称されることがある。
幾何学補正処理を実行して、投写領域PA内に表示対象画像ITGのみを表示させるように入力画像IGの形状を補正することにより、プロジェクター10は、黒色画像BG1及び黒色画像BG2を投写面SCに表示しないことができる。投写領域PAは、プロジェクター10が投写可能な最大の大きさの領域である。投写面SCは、投写領域PAに対して十分に大きな領域を有する。投写領域PAの形状は、矩形である。ただし、投写領域PAの形状は、矩形に限られず、平行四辺形、及び、円形等でもよい。
1.2.プロジェクター10の構成
図3は、プロジェクター10の構成を示す図である。プロジェクター10は、少なくとも1つの処理装置12と、記憶装置14と、入力装置15と、投写装置16と、通信装置18とを有する。プロジェクター10の各要素は、情報を通信するためのバス19により相互に接続される。
処理装置12は、CPU等のコンピューターである。CPUは、Central Processing Unitの略である。なお、処理装置12は、1又は複数のプロセッサーによって構成されてもよい。
記憶装置14は、磁気的記憶装置又はフラッシュROM(Read only memory)等で構成される。記憶装置14は、処理装置12が読取可能な記録媒体であり、処理装置12が実行する制御プログラムを含む複数のプログラム、格子画像KGを示す格子画像情報KGI、格子座標情報KCI、及び、処理装置12が使用する各種の情報などを記憶する。格子画像KGは、「第1画像」の一例である。格子画像KGは、複数の格子点GPを含む。複数の格子点GPは、表示位置を補正する対象である対象点TPの候補である。格子座標情報KCIは、格子画像KGに含まれる複数の格子点GPの各々の座標を示す。この座標とは、投写領域PAを含むXY平面の座標である。格子画像KGの形状は、ユーザーの操作によって変更される可能性がある。格子画像KGの変更に応じて、格子座標情報KCIが更新される。図4及び図5を用いて、初期状態の格子画像KGの例を示し、図6及び図7を用いて、更新後の格子画像KGの例を示す。
図4は、初期状態の格子画像KGの一例を示す図である。格子画像KGは、複数の格子点GPを含む。格子点GPは、「候補点」の一例である。図4に示す格子画像KGは、X軸及びY軸に沿って隣り合う格子点GPを結ぶ線分が含まれる。なお、格子画像KGは、隣り合う格子点GPを結ぶ線分を含まなくてもよい。以下の記載では、格子画像KGが、格子点GP、及び、X軸及びY軸に沿って隣り合う格子点GPを結ぶ線分を含むとして説明する。図4には、煩雑化を避けるため、複数の格子点GPの一部にのみ符号を表示してある。初期状態における格子画像KGの大きさは、投写領域PAに略一致する。図4に例示する格子画像KGに含まれる格子点GP_0は、格子画像KGの左上の頂点に位置し、格子点GP_n-1は、格子画像KGの右下の頂点に位置する。以下の説明では、同種の要素を区別する場合には、格子点GP_0、格子点GP_n-1のように参照符号を使用する。一方、同種の要素を区別しない場合には、格子点GPのように、参照符号のうちの共通符号だけを使用する。nは、投写領域PAの大きさと、隣り合う格子点GPの間隔とに応じた1以上の整数である。以下では、投写領域PAにおいて、横方向の画素数が1280個であり、縦方向の画素数が800個である場合を例に説明する。例えば、横方向において隣り合う格子点GPの間隔が、160画素であり、縦方向において隣り合う格子点GPの間隔が、100画素である場合、横方向に並ぶ格子点GPの個数が、(1280÷160)+1=9個であり、縦方向に並ぶ格子点GPの個数が、(800÷100)+1=9個である。従って、nは、9×9=81である。
図5は、記憶装置14における、初期状態の格子座標情報KCIの記憶内容の一例を示す図である。格子座標情報KCIは、格子点GPを識別する格子点識別情報と、格子点GPの座標を示す座標情報とを対応付けた情報である。格子座標情報KCIは、n個のレコードを有する。図5に示すように、レコードKCIR_0は、格子点GP_0の座標が(0,0)であることを示す。レコードKCIR_n-1は、格子点GP_n-1の座標が(1279,799)であることを示す。
図6は、更新後の格子画像KGの一例を示す図である。図6では、初期状態の格子画像KGに対して、格子点GP_i及び格子点GP_jの位置が更新された後の格子画像KGを示す。さらに、図6では、更新後の格子画像KGとの投写領域PAとの位置関係を示すために、投写領域PAを破線で示す。実際には、格子画像KGには、投写領域PAを示す枠は含まれなくてよい。図6に例示する格子画像KGに含まれる格子点GP_i及び格子点GP_jは、投写領域PAの外に位置する。i及びjは、0からn-1までの整数である。
図7は、更新後の格子座標情報KCIの記憶内容の一例を示す図である。図7に示すレコードKCIR_iは、格子点GP_iの座標が(gp_ix,-40)であることを示し、レコードKCIR_jは、格子点GP_jの座標が(-160,gp_jy)であることを示す。gp_ixは、0から1279までの整数である。gp_jyは、0から799までの整数である。このように、格子点GPが、投写領域PA外に位置してもよい。
説明を図3に戻す。入力装置15は、ユーザーが情報を入力するための機器である。入力装置15は、例えば、機能一覧表示キー、上キー、下キー、左キー、右キー、決定キー、及びキャンセルキーを含む複数のボタンである。以下、上キー、下キー、左キー、及び、右キーを、方向キーと総称する。又は、入力装置15は、ポインティングデバイス、タッチパネル等の1種類以上の装置で構成されてもよい。又は、プロジェクター10は、入力装置15の替わりに、前述した複数のボタンを有するリモートコントローラーと通信してもよい。以下では、入力装置15は、機能一覧表示キー、方向キー、決定キー、及びキャンセルキーを含む複数のボタンであるとして説明する。
投写装置16は、投写画像CGを投写面SCに投写する。投写画像CGの大きさは、投写領域PAに含まれる大きさである。投写装置16の構成について、図8を用いて説明する。
図8は、投写装置16の一例を示す図である。投写装置16は、光源161と、光変調装置の一例である3つの液晶ライトバルブ162R、162G、及び162Bと、投写光学系の一例であるレンズ163と、ライトバルブ駆動部164等とを含む。投写装置16は、光源161から出射される光を、処理装置12の制御により液晶ライトバルブ162で変調した変調光を生成し、投写画像CGをレンズ163から拡大投写する。画像は、投写面SCに表示される。
光源161は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、又はレーザー光源等から形成される光源部161aと、光源部161aが放射する光の方向のばらつきを低減するリフレクター161bとを含む。光源161から出射される光は、不図示のインテグレーター光学系によって輝度分布のばらつきが低減され、その後、不図示の色分離光学系によって光の3原色である赤色、緑色、青色の色光成分に分離される。赤色、緑色、青色の色光成分は、それぞれ液晶ライトバルブ162R、162G、162Bに入射する。
液晶ライトバルブ162は、一対の透明基板間に液晶が封入される液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ162には、マトリクス状に配列された複数の画素162pからなる矩形の画素領域162aが形成されている。液晶ライトバルブ162では、液晶に対して画素162pごとに駆動電圧を印加することが可能である。ライトバルブ駆動部164が、投写画像情報CGIに応じた駆動電圧を各画素162pに印加すると、各画素162pは、投写画像情報CGIに応じた光透過率に設定される。このため、光源161から出射される光は、画素領域162aを透過することで変調され、投写面SCに投写する投写画像CGが色光ごとに形成される。投写領域PAの大きさは、画素領域162aの大きさに依存する。
説明を図3に戻す。通信装置18は、通信網を介して画像提供装置4又はリモートコントローラー等の他の装置と通信を行うための通信回路を有するハードウェアである。通信装置18は、例えば、Wi-Fi(登録商標)を介した無線通信や、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、HDMI(登録商標、HDMI:High-Definition Multimedia Interface)、USB、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に対応したコネクター又はアンテナと、通信回路とを含んでもよい。
1.3.プロジェクター10の機能
処理装置12は、記憶装置14から制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムを実行することによって、判定部121と、生成部122と、制御部124と、受付部126として機能する。
生成部122は、画像情報を生成する。生成部122は、第1生成部1222と、第2生成部1224と、を有する。制御部124は、液晶ライトバルブ162を制御する。制御部124は、第1制御部1242と、第2制御部1244とを有する。受付部126は、ユーザーの操作を受け付ける。受付部126は、第1受付部1262と、第2受付部1264とを有する。
図9は、プロジェクター10の機能を示す図である。プロジェクター10には、対象点選択モードと、対象点調整モードという2つの動作モードを有する。対象点選択モードは、複数の格子点GPのうち、表示位置を補正する対象点TPを選択するモードである。対象点調整モードは、選択された対象点TPの表示位置を変更するモードである。以下、対象点選択モードと、対象点調整モードとのそれぞれについて説明する。
1.3.1.対象点選択モード
幾何学補正処理の実行要求を示す入力を入力装置15が受け付けた場合、プロジェクター10は、対象点選択モードに遷移する。幾何学補正処理を実行する入力例として、機能一覧表示キーが押下された場合に、プロジェクター10は、幾何学補正処理を含む複数の処理の各々を示す文字列を投写面SCに表示する。ユーザーは、方向キー及び決定キーを操作することによって、幾何学補正処理を示す文字列を選択する。ユーザーが幾何学補正処理を示す文字列を選択することが、幾何学補正処理の実行要求を示す入力に相当する。
対象点選択モードに遷移した場合、判定部121は、格子画像KGに含まれる複数の格子点GPのうち、投写領域PAの外に位置する格子点GPがあるか否かを判定する。具体的な判定方法として、判定部121は、格子座標情報KCIを参照して、変数kを0とし、格子点GP_kが投写領域PAの外に位置するか否か判定する。kは整数である。本実施形態において、判定部121は、格子点GP_kの座標が下記条件を満たす場合に、格子点GP_kが投写領域PA内に位置すると判定し、条件を満たさない場合に、格子点GP_kが投写領域PA内に位置しないと判定する。
0≦gp_kx≦1279、かつ、0≦gp_ky≦799
ただし、gp_kxは、格子点GP_kのX座標値であり、gp_kyは、格子点GP_kのY座標値である。
判定部121は、格子点GP_kが投写領域PA内に位置する場合、変数kを1増加する。変数kを1増加した後、判定部121は、変数kがn未満である場合、格子点GP_kが投写領域PAの外に位置するか否か判定する。変数kを1増加した後、判定部121は、変数kがnに一致した場合、判定部121は、投写領域PAの外に位置する格子点GPがないと判定する。
一方、判定部121は、格子点GP_kが投写領域PAの外に位置する場合、投写領域PAの外に位置する格子点GPがあると判定する。例えば、格子座標情報KCIが図7に示す状態である場合、判定部121は、肯定であると判定する。また、格子座標情報KCIが図5に示す状態である場合、判定部121は、否定であると判定する。以下、判定部121の判定の結果が肯定である場合と、判定部121の判定の結果が否定である場合とについてそれぞれ説明する。
1.3.1.1.投写領域PAの外に位置する格子点GPがある場合
判定部121が投写領域PAの外に位置する格子点GPがあると判定した場合、第1生成部1222は、格子画像KGを投写領域PAに含まれる大きさに縮小した縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。縮小格子画像SKGは、「第2画像」の一例である。縮小格子画像情報SKGIは、「第2画像を示す画像情報」の一例である。第1実施形態では、第1生成部1222は、格子画像KGの縦横比を維持したまま、格子画像KGを縮小する。
図10は、縮小格子画像SKGの一例を示す図である。図10に示す縮小格子画像SKGは、図6に示す格子画像KGを縮小した画像である。縮小格子画像SKGには、複数の格子点SGPが含まれる。さらに、縮小格子画像SKGには、格子点SGPを結ぶ線分が含まれる。さらに、縮小格子画像SKGには、対象点TPの選択に用いる選択カーソルCUSが含まれる。図10では、縮小格子画像SKGと投写領域PAとの位置関係を示すために、投写領域PAを破線で示す。実際には、縮小格子画像SKGには、投写領域PAを示す枠は含まれなくてもよい。図10に示す選択カーソルCUSは、複数の格子点SGPのうちの1つの格子点SGPを囲む枠である。
複数の格子点SGPは、複数の格子点GPに1対1に対応する。例えば、格子点SGP_0は格子点GP_0に対応し、格子点SGP_iは格子点GP_iに対応し、格子点SGP_jは格子点GP_jに対応し、格子点SGP_n-1は格子点GP_n-1に対応する。図10の例では、選択カーソルCUSは、格子点SGP_jの+X方向の隣に位置する格子点SGP_j+1上に位置する。
第1生成部1222は、格子画像KGに含まれる格子点GP_jが投写領域PAの外周に接するように格子画像KGを縮小することにより、縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。格子点GP_jは、図6に示す格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPのうち投写領域PAの外周から最も遠い格子点GPである。格子点GP_jが、「第2候補点」の一例である。
縮小格子画像情報SKGIを生成するために、第1生成部1222は、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPを特定し、特定した格子点GPに基づいて縮小率RRを算出し、算出した縮小率によって格子画像KGを縮小することにより、縮小格子画像情報SKGIを生成する。
投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPの特定について、例えば、第1生成部1222は、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPの各々の格子点GP_mの位置に応じて、下記に示す投写領域PAとの8つの位置関係のうち、各々の格子点GP_mがいずれの位置関係にあるかを特定する。そして、第1生成部1222は、特定した位置関係に応じた算出式により、各々の格子点GP_mから投写領域PAの外周までの距離Dを算出し、距離Dが最も大きい格子点GPを、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPとして特定する。mは0からn-1までの整数である。
第1の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して-Y方向に位置する関係である。0≦gp_mx≦1279を満たし、かつ、gp_my<0を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第1の位置関係にある。gp_mxは、格子点GP_mのX座標値である。gp_myは、格子点GP_mのY座標値である。格子点GP_mが投写領域PAに対して第1の位置関係にある場合、第1生成部1222は、-gp_myを距離Dとして算出する。
第2の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して-Y方向と+X方向との間の方向に位置する関係である。gp_mx>1279を満たし、かつ、gp_my<0を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第2の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第2の位置関係にある場合、第1生成部1222は、((gp_mx-1279)+gp_my0.5を距離Dとして算出する。
第3の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して+X方向に位置する関係である。gp_mx>1279を満たし、かつ、0≦gp_my≦799を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第3の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第3の位置関係にある場合、第1生成部1222は、gp_mx-1279を距離Dとして算出する。
第4の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して+Y方向と+X方向との間の方向に位置する関係である。gp_mx>1279を満たし、かつ、gp_my>799を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第4の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第4の位置関係にある場合、第1生成部1222は、((gp_mx-1279)+(gp_my-799)0.5を距離Dとして算出する。
第5の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して+Y方向に位置する関係である。0≦gp_mx≦1279を満たし、かつ、gp_my>799を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第5の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第5の位置関係にある場合、第1生成部1222は、gp_my-799を距離Dとして算出する。
第6の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して+Y方向と-X方向との間の方向に位置する関係である。gp_mx<0を満たし、かつ、gp_my>799を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第6の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第6の位置関係にある場合、第1生成部1222は、(gp_mx+(gp_my-799)0.5を距離Dとして算出する。
第7の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して-X方向に位置する関係である。gp_mx<0を満たし、かつ、0≦gp_my≦799を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第7の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第7の位置関係にある場合、第1生成部1222は、-gp_mxを距離Dとして算出する。
第8の位置関係は、格子点GP_mが投写領域PAに対して-Y方向と-X方向との間の方向に位置する関係である。gp_mx<0を満たし、かつ、gp_my<0を満たす場合、格子点GP_mは投写領域PAに対して第8の位置関係にある。格子点GP_mが投写領域PAに対して第8の位置関係にある場合、第1生成部1222は、(gp_mx+gp_my0.5を距離Dとして算出する。
縮小率RRの算出について、第1生成部1222は、例えば、下記(1)式を実行して縮小率RRを算出する。
Figure 0007439682000001
ただし、(1)式内の重心Gは、投写領域PAの重心である。重心とは、対象となる形状において1次モーメントの総和がゼロになる点をいい、矩形形状であれば対角線の交点をいう。交点Cは、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GP_mと投写領域PAの重心Gとを結ぶ線分と、投写領域PAの外周との交点である。|G-GP_m|は、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GP_mと重心Gとを結ぶ線分の長さを示す。|G-C|は、重心Gと交点Cとを結ぶ線分の長さを示す。
(1)式を、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GP_mの座標値(gp_mx,gp_my)と、交点Cの座標値(pa_cx,pa_cy)と、重心Gの座標値(gx,gy)とを用いて表現すると、(2)式に変形できる。
Figure 0007439682000002
図11を用いて、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPの特定の具体例と縮小率RRの算出の具体例について説明する。
図11は、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPの特定例と縮小率RRの算出例を示す図である。図11に示す格子点GPは、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPである。説明の簡略化のため、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPのうち、格子点GP_i及び格子点GP_jについてのみ説明する。格子点GP_iは、上述した8つの位置関係のうち第1の位置関係にある。従って、格子点GP_iの距離D_iは、-gp_myであるから、図7に示した格子座標情報KCIを参照すると、距離D_i=-gp_my=-(-40)=40である。一方、格子点GP_jは、第7の位置関係にある。格子点GP_jの距離D_jは、-gp_mxであるから、図7に示した格子座標情報KCIを参照すると、距離D_j=-gp_mx=-(-160)=160である。従って、距離D_jが距離D_iより大きいので、第1生成部1222は、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPが、格子点GP_jであると特定する。次に、第1生成部1222は、(2)式に従って縮小率RRを算出する。図11では、投写領域PAの重心Gと、格子点GP_jの座標と投写領域PAの重心Gとを結ぶ線分Lと、投写領域PAの外周との交点Cとを示してある。
第1生成部1222は、格子画像KGを縮小率RRに従って縮小することにより、縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。
第1制御部1242は、縮小格子画像SKGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。具体的には、第1制御部1242は、液晶ライトバルブ162を制御して、縮小格子画像情報SKGIに応じて光源161から出射される光を変調させる。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、縮小格子画像SKGを投写面SCに投写する。
第1受付部1262は、縮小格子画像SKGが投写面SCに投写されている状態において、複数の格子点GPのうち、対象点TPを選択する入力を受け付ける。対象点TPを選択する入力は、「第1入力」の一例である。
図12は、縮小格子画像SKGの投写例を示す図である。図12に示す図は、図10に示す縮小格子画像SKGを投写面SCに投写した状態を示す。さらに、図12では、投写面SCに対する投写領域PAの位置を示すため、投写領域PAを破線で示す。図12の例では、選択カーソルCUSは、格子点SGP_j+1上に位置する。例えば、ユーザーが左キーを1回押下した場合、選択カーソルCUSは、格子点SGP_j+1の-X方向の隣に位置する格子点SGP_jに移動する。第1受付部1262は、決定キーの押下入力を、対象点TPを選択する入力として受け付ける。決定キーが入力された場合、処理装置12は、選択カーソルCUSに囲まれた格子点GPを、対象点TPとして選択する。
1.3.1.2.投写領域PAの外に位置する格子点GPがない場合
説明を図9に戻す。判定部121が投写領域PAの外に位置する格子点GPがないと判定した場合、第1制御部1242は、格子画像KGを投写面SCに投写する。具体的には、第1制御部1242は、液晶ライトバルブ162を制御して、格子画像情報KGIに応じて光源161から出射される光を変調させる。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、格子画像KGを投写面SCに投写する。
第1受付部1262は、格子画像KGが投写面SCに投写されている状態において、複数の格子点GPのうち、対象点TPを選択する入力を受け付ける。
1.3.2.対象点調整モード
第1受付部1262が対象点TPを選択する入力を受け付けた場合、プロジェクター10は、対象点調整モードに遷移する。対象点調整モードは、判定部121の判定の結果が肯定となり投写面SCに縮小格子画像SKGを投写している場合と、判定部121の判定の結果が否定となり投写面SCに格子画像KGを投写している場合とで、異なる動作となる。それぞれの場合について説明する。
1.3.2.1.投写面SCに縮小格子画像SKGを投写している場合
投写面SCに縮小格子画像SKGを投写している状態で対象点調整モードに遷移した場合、第2制御部1244は、調整画像AGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。調整画像AGは、「第3画像」の一例である。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、調整画像AGを投写面SCに投写する。
図13は、調整画像AGの一例である。調整画像AGは、縮小格子画像SKGを格子画像KGの大きさに拡大した画像である。具体的には、調整画像AGには、縮小格子画像SKGを拡大した画像と、選択カーソルCUSの替わりに補正カーソルCUCとが含まれる。縮小格子画像SKGを拡大した画像は、以下に示す2つの態様がある。第1の態様は、縮小格子画像SKGを実際に拡大して得られた画像である。第2の態様は、格子画像KGそのものである。以下の処理が可能であれば第1の態様、第2の態様のいずれであっても構わないが、以下では、縮小格子画像SKGを拡大した画像は、第1の態様であるとして説明する。処理装置12は、縮小格子画像情報SKGIに基づいて、調整画像AGを示す調整画像情報AGIを生成する。
補正カーソルCUCは、対象点TPの表示位置の変更に用いられる。図13に示す補正カーソルCUCは、対象点TPを囲む枠と、この枠の4辺に対して辺が隣り合う4個の略正三角形とにより構成される。図13の例では、補正カーソルCUCは、格子点GP_j上に位置する。すなわち、図13では、格子点GP_jが対象点TPである場合を示す。
図13に示す調整画像AGには、投写領域PAの外側に位置する部分がある。具体的には、格子点GP_i、格子点GP_j、及び、補正カーソルCUCは、投写領域PAの外に位置する。
第2受付部1264は、調整画像AGが投写面SCに投写されている状態において、対象点TPの表示位置を変更する入力を受け付ける。対象点TPの表示位置を変更する入力は、「第2入力」の一例である。
図14は、調整画像AGの投写例である。図14に示す図は、図13に示す調整画像AGを投写面SCに投写した状態を示す。さらに、図14では、投写面SCに対する投写領域PAの位置を示すため、投写領域PAを破線で示す。投写面SCには、調整画像AGのうち、投写領域PAに含まれる画像が投写される。格子点GP_i、格子点GP_j、及び、補正カーソルCUCは、投写領域PAの外に位置するため、投写面SCには表示されていない。
第2受付部1264は、ユーザーによる方向キーの押下入力を、対象点TPの表示位置を変更する入力として受け付ける。例えば、第2受付部1264が、上キーを1回押下する入力を受け付けた場合、格子点GP_j及び補正カーソルCUCの位置が-Y方向に移動する。ただし、移動後の格子点GP_j及び補正カーソルCUCは、投写領域PAの外に位置するため、投写面SCには表示されていない。図14の例において、投写領域PAに表示された画像のうち、ユーザーが上キーを1回押下した場合に更新される箇所は、格子点GP_jと格子点GP_j+1との間の線分である。更新後は、この線分の傾きが変化する。
第2生成部1224は、対象点TPの表示位置を変更する入力に基づいて、入力画像IGの形状を補正した投写画像CGを示す投写画像情報CGIを生成する。第2生成部1224の処理について、図15及び図16を用いて説明する。
図15は、入力画像IGに含まれる複数の単位領域UAの一例を示す図である。図15に示す格子点GP_a、格子点GP_a+1、格子点GP_a+2、格子点GP_b、格子点GP_b+1、格子点GP_b+2、格子点GP_c、格子点GP_c+1、及び、格子点GP_c+2は、単位領域UA1、単位領域UA2、単位領域UA3、及び、単位領域UA4のそれぞれにおいて頂点に位置する。a、b、及び、cは、0以上n-2以下の整数である。さらに、格子点GP_aの+Y方向の隣に格子点GP_bが位置し、格子点GP_bの+Y方向の隣に格子点GP_cが位置する。単位領域UA1、単位領域UA2、単位領域UA3、及び、単位領域UA4は、入力画像IGの一部である。図15に示すように、補正前の単位領域UAのそれぞれの形状は、矩形である。
図16は、補正後の複数の単位領域UAの一例を示す図である。図16では、複数の単位領域UAの形状の変形済みの状態を示す。具体的には、図16では、格子点GP_b+1が、-Y方向に移動して、単位領域UA1、単位領域UA2、単位領域UA3、及び、単位領域UA4が変形している。第2生成部1224は、変形前の単位領域UA内の画像を、変形後の単位領域UAに収まるように補正した画像を示す画像情報を生成する。さらに、第2生成部1224は、変形後の単位領域UAに収まるように補正した画像のうち、投写領域PAの外に位置する部分を削除することにより、投写画像CGを示す投写画像情報CGIを生成する。
また、第2生成部1224は、変更された対象点TPの表示位置に基づいて、格子画像情報KGI及び格子座標情報KCIを更新する。投写画像情報CGIを生成した後、プロジェクター10は、幾何学補正処理を終了する。幾何学補正処理の終了後、制御部124は、投写画像CGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、幾何学補正された投写画像CGを投写面SCに投写する。
1.3.2.2.投写面SCに格子画像KGを投写している場合
投写面SCに格子画像KGを投写している状態で対象点調整モードに遷移した場合、第2制御部1244は、調整画像AGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、調整画像AGを投写面SCに投写する。第2受付部1264は、調整画像AGが投写面SCに投写されている状態において、対象点TPの表示位置を変更する入力を受け付ける。
第2生成部1224は、変更された対象点TPの表示位置に基づいて、入力画像IGの形状を補正した投写画像CGを示す投写画像情報CGIを生成する。また、第2生成部1224は、変更された対象点TPの表示位置に基づいて、格子画像情報KGI及び格子座標情報KCIを更新する。投写画像情報CGIを生成した後、プロジェクター10は、幾何学補正処理を終了する。幾何学補正処理の終了後、制御部124は、投写画像CGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、投写画像CGを投写面SCに投写する。
1.4.プロジェクター10の動作
プロジェクター10の動作を、図17及び図18を用いて説明する。
図17及び図18は、プロジェクター10の動作を示すフローチャートである。処理装置12は、ステップS1において、幾何学補正処理の実行要求を示す入力を受け付ける。この入力を受け付けた場合、プロジェクター10は、対象点選択モードに遷移する。対象点選択モードに遷移後、処理装置12は、ステップS3において、格子画像KGに含まれる複数の格子点GPのうち、投写領域PAの外に位置する格子点GPがあるか否かを判定する。ステップS3の処理は、判定部121に相当する。
ステップS3の判定の結果が肯定である場合、すなわちステップS3でYesの場合には、処理装置12は、ステップS5において、選択カーソルCUSを含む縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。ステップS5の処理は、第1生成部1222に相当する。ステップS5の処理終了後、処理装置12は、ステップS7の処理において、縮小格子画像情報SKGIに基づいて、縮小格子画像SKGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、縮小格子画像SKGを投写面SCに投写する。
一方、ステップS3の判定の結果が否定である場合、すなわちステップS3でNoの場合には、処理装置12は、ステップS9において、選択カーソルCUSを含む格子画像KGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、格子画像KGを投写面SCに投写する。ステップS7の処理及びステップS9の処理が、第1制御部1242に相当する。
ステップS7の処理終了後、又は、ステップS9の処理終了後、処理装置12は、ステップS11において、ユーザーの操作による入力を待ち受ける。処理装置12は、ステップS13において、ユーザーの操作による入力として、ユーザーによる方向キーの押下入力を受け付けたか判定する。ユーザーによる方向キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS13がYesである場合、処理装置12は、ステップS15において、選択カーソルCUSを、方向キーの押下入力に応じて移動させる。ステップS15の処理終了後、処理装置12は、処理をステップS11に戻す。
ユーザーによる方向キーの押下入力を受け付けていないと判定した場合、すなわち、ステップS13がNoである場合、処理装置12は、ステップS17において、決定キーの押下入力を受け付けたか否かを判定する。決定キーの押下入力を受け付けていない場合、すなわち、ステップS17がNoである場合、例えば、決定キー及び方向キー以外のキーの押下入力を受け付けた場合、処理装置12は、処理をステップS11に戻す。ステップS17がYesである場合が、第1受付部1262に相当する。
決定キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS17がYesである場合、プロジェクター10は対象点調整モードに遷移し、処理装置12は、ステップS21において、投写面SCに縮小格子画像SKGを投写しているか否かを判定する。投写面SCに縮小格子画像SKGを投写していると判定した場合、すなわち、ステップS21がYesである場合、処理装置12は、ステップS23において、縮小格子画像SKGを格子画像KGの大きさに拡大して、調整画像AGを生成する。ステップS23の処理終了後、処理装置12は、ステップS25において、調整画像AGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、調整画像AGを投写面SCに投写する。
投写面SCに縮小格子画像SKGを投写していないと判定した場合、すなわち、ステップS21がNoである場合、処理装置12は、ステップS27において、格子画像KGに補正カーソルCUCを重畳した調整画像AGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、調整画像AGを投写面SCに投写する。ステップS25の処理及びステップS27の処理が、第2制御部1244に相当する。
ステップS25の処理終了後、又は、ステップS27の処理終了後、処理装置12は、ステップS29において、ユーザーの操作による入力を待ち受ける。処理装置12は、ステップS31において、ユーザーの操作による入力として、方向キーの押下入力を受け付けたか否かを判定する。方向キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS31がYesである場合、処理装置12は、ステップS33において、補正カーソルCUC及び対象点TPの位置を、方向キーの押下入力に応じて変更する。ステップS33の処理終了後、処理装置12は、ステップS35において、変更後の対象点TPの位置に応じて、入力画像IGを補正して得られた投写画像情報CGIを生成する。ステップS35の処理が、第2生成部1224に相当する。ステップS35の処理終了後、処理装置12は、処理をステップS29に戻す。
方向キーの押下入力を受け付けていないと判定した場合、すなわち、ステップS31がNoである場合、処理装置12は、ステップS37において、決定キーの押下入力を受け付けたか否かを判定する。決定キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS37がNoである場合、例えば、決定キー及び方向キー以外のキーの押下入力を受け付けた場合、処理装置12は、処理をステップS29に戻す。
決定キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS37がYesである場合、処理装置12は、ステップS39において、全ての補正が終了したかを問い合わせる文字列を、投写面SCに投写する。全ての補正が終了したかを問い合わせる文字列は、例えば、「全ての補正が終了した場合には決定キーを押下し、まだ補正する箇所がある場合にはキャンセルキーを押下して下さい。」である。処理装置12は、ステップS41において、ユーザーの操作による入力を待ち受ける。処理装置12は、ステップS43において、決定キーの押下入力を受け付けたか否かを判定する。決定キーの押下入力を受け付けていないと判定した場合、すなわち、ステップS43がNoである場合、具体的には、キャンセルキーを押下した場合、処理をステップS3に戻す。
決定キーの押下入力を受け付けたと判定した場合、すなわち、ステップS43がYesである場合、処理装置12は、ステップS45において、投写画像情報CGIが示す投写画像CGが投写面SCに投写されるように、液晶ライトバルブ162を制御する。液晶ライトバルブ162に対する制御の結果、投写装置16は、投写画像CGを投写面SCに投写する。ステップS45の処理終了後、処理装置12は、図17及び図18に示す一連の処理を終了する。
1.5.第1実施形態のまとめ
以上説明したように、プロジェクター10は、入力画像IGの形状を補正した投写画像CGを投写面SCに投写する。プロジェクター10が有する処理装置12は、第1生成部1222と、第1制御部1242と、第1受付部1262と、第2制御部1244と、第2受付部1264と、第2生成部1224として機能する。第1生成部1222は、表示位置を補正する候補である複数の格子点GPを含む格子画像KGを、プロジェクター10が投写可能な最大の大きさの領域である投写領域PAに含まれる大きさに縮小した縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。格子点GPは、「候補点」の一例である。格子画像KGは、「第1画像」の一例である。縮小格子画像SKGは、「第2画像」の一例である。縮小格子画像情報SKGIは、「第2画像を示す画像情報」の一例である。第1制御部1242は、液晶ライトバルブ162を制御して、縮小格子画像SKGを投写面SCに投写する。第1受付部1262は、縮小格子画像SKGが投写面SCに投写されている状態において、複数の格子点GPのうち、表示位置を補正する対象である対象点TPを選択する入力を受け付ける。対象点TPを選択する入力は、「第1入力」の一例である。第2制御部1244は、対象点TPを選択する入力を受け付けた後に、液晶ライトバルブ162を制御して、縮小格子画像SKGを格子画像KGの大きさに拡大した調整画像AGを投写面SCに投写する。調整画像AGは、「第3画像」の一例である。第2受付部1264は、調整画像AGが投写面SCに投写されている状態において、対象点TPの表示位置を変更する入力を受け付ける。対象点TPの表示位置を変更する入力は、「第2入力」の一例である。第2生成部1224は、変更された対象点TPの表示位置に基づいて、入力画像IGの形状を補正した投写画像CGを示す投写画像情報CGIを生成する。投写画像情報CGIは、「投写画像を示す画像情報」の一例である。制御部124は、液晶ライトバルブ162を制御して、投写画像CGを投写面SCに投写する。
第1実施形態によれば、対象点TPを選択する場合には縮小格子画像SKGが投写面SCに投写されるので、ユーザーは、本来であれば投写領域PAの外に位置する格子点GPを容易に選択できる。ただし、仮に、縮小格子画像SKGが投写された状態で対象点TPの座標を変更する場合、縮小格子画像SKGと、実際に補正に用いられる格子画像KGとでは異なる形状であるため、ユーザーは、入力画像IGを所望の形状に補正することが困難である。例えば、立体物の表面が投写面SCである場合、縮小格子画像SKGを立体物に投写して対象点TPの表示位置を変更しても、縮小格子画像SKGは格子画像KGと大きさが異なるため、入力画像IGを立体物の形状に合うように補正することはできない。そこで、第1実施形態では、調整画像AGが投写された状態で対象点TPの表示位置を変更するので、実際に補正に用いられる格子画像KGの形状のまま対象点TPの表示位置を変更することができ、ユーザーは、入力画像IGを所望の形状に補正することが容易になる。プロジェクター10は、画面を有するコンピューターに接続しなくても、格子画像KGの全体の形状の確認と、対象点TPの表示位置の変更による入力画像IGの形状の合わせこみを両立できる。
図2に示した入力画像IGにおいて、黒色画像BG1及び黒色画像BG2を表示されないようにする場合に、ユーザーによって更新された調整画像AGの投写例を図19に示し、更新された調整画像AGに基づき生成された投写画像情報CGIが示す投写画像CGの投写例を、図20に示す。
図19は、調整画像AGの投写例を示す図である。黒色画像BG1及び黒色画像BG2を表示されないようにするため、ユーザーは、調整画像AG内の最も+Y方向に位置する格子点GP群の表示位置を、+Y方向に移動させて、投写領域PA外となるように調整する。同様に、ユーザーは、調整画像AG内の最も-Y方向に位置する格子点GP群の表示位置を、-Y方向に移動させて、投写領域PA外となるように調整する。
図20は、投写画像CGの投写例を示す図である。第2生成部1224は、図19に示す調整画像AGに基づいて、投写画像情報CGIを生成する。黒色画像BG1及び黒色画像BG2が投写領域PA外に位置するため、投写面SCには、黒色画像BG1及び黒色画像BG2が表示されない。投写面SCには、表示対象画像ITGの下部が+Y方向に引き延ばされており、かつ、表示対象画像ITGの上部が-Y方向に引き延ばされた画像が表示される。
また、縮小格子画像SKGを投写面SCに投写することは、複数の格子点GPのうち、第1格子点が、投写領域PAの外周に接するように格子画像KGを縮小することを含む。第1格子点は、複数の格子点GPのうち、格子画像KGの外周に位置し、かつ、投写領域PAの外周から最も離れた格子点である。第1格子点は、「第2候補点」の一例である。
第1格子点が投写領域PAの外周に接するように格子画像KGを縮小することにより得られた縮小格子画像SKGを投写面SCに投写することにより、第1格子点よりも離れていない格子点が投写領域PAの外周に接するように格子画像KGを縮小して得られた縮小格子画像SKGを投写する態様と比較して、より多くの格子点SGPが投写面SCに表示される傾向にある。従って、ユーザーは、より多くの格子点GPを容易に選択できる。
2.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
2.1.第1変形例
第1実施形態において、判定部121の判定の結果が否定である場合、投写装置16は、調整画像AGを投写面SCに投写したが、これに限らない。例えば、判定部121の判定の結果が否定である場合、格子画像KGを投写してもよい。言い換えれば、プロジェクター10は、補正カーソルCUCを表示しなくてもよい。対象点TPを示すため、例えば、投写装置16は、対象点TPの色と、対象点以外の格子点GPの色とが互いに異なるような格子画像KGを投写する。同様に、プロジェクター10は、選択カーソルCUSを表示しなくてもよい。例えば、投写装置16は、現在選択されている格子点GPの色と、複数の格子点GPのうち現在選択されている格子点GP以外の格子点の色とが互いに異なるような格子画像KGを投写する。
以上、第1変形例におけるプロジェクター10が有する処理装置12は、判定部121と、第1生成部1222と、第1制御部1242と、第1受付部1262と、第2受付部1264と、第2生成部1224として機能する。判定部121は、格子画像KGに含まれる複数の格子点GPのうち、投写領域PAの外に位置する格子点GPがあるか否かを判定する。第1生成部1222は、判定部121の判定の結果が肯定である場合、縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。第1制御部1242は、判定部121が投写領域PAの外に位置する格子点GPがないと判定した場合、格子画像KGを投写面SCに投写する。第1受付部1262は、格子画像KGが投写面SCに投写されている状態において、複数の格子点GPのうち、対象点TPを選択する入力を受け付ける。第2受付部1264は、格子画像KGが投写面SCに投写されている状態において、対象点TPの表示位置を変更する入力を受け付ける。第2生成部1224は、対象点TPの表示位置を変更する入力に基づいて、入力画像IGの形状を補正した投写画像CGを示す投写画像情報CGIを生成する。制御部124は、投写画像CGを投写面SCに投写する。
第1変形例によれば、投写領域PAの外に位置する格子点GPがない場合には、格子画像KGを投写するため、実際に補正に用いられる格子画像KGの形状のまま対象点TPを選択できる。
2.2.第2変形例
上述の各態様において、処理装置12は、格子画像KGの大きさに対する縮小格子画像SKGの大きさに従って、入力画像IGを縮小した縮小入力画像SIGを生成し、縮小格子画像SKGに縮小入力画像SIGを重畳させた画像を投写するように、液晶ライトバルブ162を制御してもよい。縮小入力画像SIGは、「第4画像」の一例である。本変形例における第1格子点は、他の実施形態及び変形例における第1格子点と同じであっても、異なってもよい。第2変形例における「第1格子点」は、「第1候補点」の一例である。
第2変形例において、入力画像IGに格子画像KGを重畳した場合の、入力画像IGの第1部分の位置と複数の格子点GPのうちの第1格子点の位置との関係と、第1部分に対応する縮小入力画像SIGの部分の位置と縮小格子画像SKGにおける第1格子点の位置との関係は一致する。第1部分は、入力画像IG内の任意の部分である。
図21は、縮小格子画像SKGに縮小入力画像SIGを重畳させた画像の投写例を示す図である。第2変形例によれば、ユーザーは、縮小入力画像SIGを見ながら、表示位置を補正する対象である対象点TPを選択できる。また、縮小格子画像SKGと縮小入力画像SIGとは同一の縮小率で縮小されているため、格子画像KGに含まれる格子点GPの位置と入力画像IG内の一部分の位置との関係は、縮小格子画像SKGに含まれる格子点SGPの位置と縮小入力画像SIG内の一部分の位置との関係と一致する。例えば、格子画像KGに含まれる格子点SGP_jと重なる入力画像IGの部分に対応する、縮小入力画像SIGの部分は、縮小格子画像SKGに含まれる格子点SGP_jと重なる。従って、第2変形例によれば、縮小格子画像SKGに入力画像IGを重畳させた態様と比較して、ユーザーは、ユーザーが入力画像IGの形状を変更したい位置に対応する格子点GPを容易に特定できる。
2.3.第3変形例
上述の各態様において、処理装置12は、調整画像AGに、入力画像IGを重畳させた画像を投写するように、液晶ライトバルブ162を制御してもよい。
2.4.第4変形例
上述の各態様において、処理装置12は、調整画像AGに、対象点TPの表示位置を変更する入力を補助する補助画像HGを重畳させた画像を投写するように、液晶ライトバルブ162を制御してもよい。補助画像HGは、例えば、以下に示す2つの態様がある。
図22は、調整画像AGに、第1の態様における補助画像HGを重畳させた画像の投写例を示す図である。第1の態様における補助画像HGは、投写領域PA外に位置する補正カーソルCUCと対象点TPとを含む画像である。図22に示す補助画像HGは、対象点TPが格子点GP_jである例を示す。第1の態様における補助画像HGを重畳させる位置は、投写領域PA内のどの部分でもよいが、補正カーソルCUCが本来ある位置から離れた方が好ましい。処理装置12は、方向キーの押下入力を受け付けると、格子点GP_j及び補正カーソルCUCの位置を変更するとともに、補助画像HGが更新される。
第1実施形態では、対象点TPが投写領域PAの外にある場合に、ユーザーが方向キーを押下しても、投写領域PA内の画像が変化しない場合があり、ユーザーは、実際に方向キーが押下できたか不安になる場合がある。第1の態様における補助画像HGを調整画像AGに重畳させることにより、対象点TPが投写領域PAの外であっても、方向キーが押下された場合に第1の態様における補助画像HGが更新されるため、ユーザーは、実際に方向キーが押下できたことを確認できる。さらに、ユーザーは、第1の態様における補助画像HGを見ることにより、対象点TPの表示位置が変更できていることを確認できる。また、補助画像HGを補正カーソルCUCが本来ある位置から離れた位置に表示した場合には、調整画像AGの補正カーソルCUCに近い部分が投写面SCに表示されるので、ユーザーは方向キーを押下した際の調整画像AGの形状の変化を確認しやすい。
図23は、調整画像AGに、第2の態様における補助画像HGを重畳させた画像の投写例を示す図である。第2の態様における補助画像HGは、ユーザーが押下した方向キーを示す画像である。図23に示す補助画像HGは、-X方向を向く矢印であり、上キーが押下されたことを示す。第2の態様における補助画像HGを重畳させる位置は、投写領域PA内のどの部分でもよいが、補正カーソルCUCが本来ある位置から近い方が好ましい。処理装置12は、方向キーの押下入力を受け付けると、格子点GP_j及び補正カーソルCUCの位置を変更するとともに、押下された方向キーを示す補助画像HGを調整画像AGに重畳させる。処理装置12は、補助画像HGを調整画像AGに重畳させた後、所定数秒経過した後に、補助画像HGの重畳を停止する。
第2の態様における補助画像HGを調整画像AGに重畳させることにより、対象点TPが投写領域PAの外であっても、方向キーが押下された場合に第2の態様における補助画像HGが表示されるため、ユーザーは、実際に方向キーが押下できたことを確認できる。
2.5.第5変形例
上述の各態様において、第1生成部1222は、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPの各々の格子点GP_mから投写領域PAの外周までの距離Dを算出し、距離Dが最も大きい格子点GPを、投写領域PAの外周から最も離れた格子点GPとして特定して、縮小率RRを算出したが、これに限らない。例えば、第1生成部1222は、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPの各々の格子点GP_mに対して縮小率RRを算出し、最も小さい縮小率RRに従って、格子画像KGを縮小することにより、縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成してもよい。
図24は、第5変形例における縮小格子画像情報SKGIの生成例を示す図である。説明を簡略するため、図24では、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPのうち、格子点GP_i及び格子点GP_jについてのみ説明する。さらに、説明を簡略するため、重心Gの座標値が、(600,400)であり、格子点GP_iの座標値が、(600,0)であり、格子点GP_jの座標値が(-40,400)であるとして説明する。すなわち、格子点GP_iから投写領域PAの外周までの距離D_iと、格子点GP_jから投写領域PAの外周までの距離D_jとが同一の値であり、40であるとして説明する。
また、図24に示す交点C_iは、格子点GP_iと投写領域PAの重心Gとを結ぶ線分L_iと、投写領域PAの外周との交点である。交点C_iの座標値は、(600,0)である。同様に、図24に示す交点C_jは、格子点GP_jと投写領域PAの重心Gとを結ぶ線分L_jと、投写領域PAの外周との交点である。交点C_jの座標値は、(0,400)である。格子点GP_iの縮小率RR_iは、(1)式から、下記(3)式のように求められる。
Figure 0007439682000003
同様に、格子点GP_jの縮小率RR_jは、(1)式により、下記(4)式が示すように求められる。なお、第5変形例において、格子点GP_iは、「第1候補点」の一例である。線分L_iが、「第1線分」の一例である。縮小率RR_iが、「第1割合」の一例である。格子点GP_jは、「第2候補点」の一例である。線分L_jが、「第2線分」の一例である。縮小率RR_jが、「第2割合」の一例である。
Figure 0007439682000004
説明の簡略化のため、具体的な数値を用いて縮小率RR_iと縮小率RR_jとの大小関係を説明する。(3)式の|G-GP_i|が、440であり、|G-C_i|が400であるとすると、縮小率RR_iは、約0.90である。同様に、(4)式の|G-GP_j|が680であり、|G-C_j|が640であるとすると、縮小率RR_jは、約0.94と算出される。従って、第1生成部1222は、縮小率RR_iが縮小率RR_jより小さいと特定する。第1生成部1222は、縮小率RR_iに従って、格子画像KGを縮小することにより、縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成する。なお、上述の説明では、具体的な数値を用いて比較したが、投写領域PAの横方向の幅が投写領域PAの縦方向の幅よりも長い場合には、縮小率RR_iが縮小率RR_jと比較して小さくなる。
なお、上述の記載では、第1生成部1222は、縮小率RR_iと縮小率RR_jとの大小関係を特定したが、縮小率RR_iの二乗値と縮小率RR_jの二乗値との大小関係を特定してもよい。縮小率RR_iと縮小率RR_jとは正の値であるため、縮小率RR_iと縮小率RR_jとの大小関係と、縮小率RR_iの二乗値と縮小率RR_jの二乗値との大小関係とは同一であるためである。第1生成部1222は、縮小率RR_iの二乗値と縮小率RR_jの二乗値とのうち小さい二乗値を特定し、特定した二乗値の正の平方根値に従って格子画像KGを縮小することにより、縮小格子画像情報SKGIを生成してもよい。縮小率RR_iの二乗値と縮小率RR_jの二乗値とうち小さい二乗値を特定することにより、第1生成部1222は、平方根の演算処理の回数を削減できる。
格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPの各々の格子点GP_mに対して縮小率RRを算出し、最も小さい縮小率RRに従って格子画像KGを縮小することにより、第1生成部1222は、格子画像KGの外周に位置する複数の格子点GPの全てが投写領域PA内に含まれるような縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成できる。図25及び図26を用いて、縮小率RR_jに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGを投写した例と、縮小率RR_iに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGを投写した例とを示す。
図25は、縮小率RR_jに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGの投写例を示す図である。図25の例では、縮小格子画像SKGに含まれる全ての格子点SGPのうち、格子点SGP_iが投写領域PAの外に位置するため、投写面SCには格子点SGP_iが表示されない。
図26は、縮小率RR_iに従って格子画像KGを縮小した場合の縮小格子画像SKGの投写例を示す。図26の例では、縮小格子画像SKGに含まれる全ての格子点SGPが投写領域PA内に位置するため、投写面SCには全ての格子点SGPが表示される。なお、3つ以上の格子点GPが投写領域PAの外に位置している場合には、2つの格子点GPの縮小率を比較して小さい縮小率を選択すれば、少なくとも一部の格子点SGPを表示でき、全ての格子点GPの縮小率のうち最小の縮小率を用いれば、全ての格子点SGPを表示できる。
以上、第5変形例において、縮小格子画像SKGを投写面SCに投写することは、複数の格子点GPのうち、格子画像KGの外周に位置する第1格子点の第1縮小率RR1及び第2格子点の第2縮小率RR2のうち小さい縮小率に従って格子画像KGを縮小することを含む。第5変形例における第1格子点は、「第2候補点」の一例であり、第2格子点は、「第3候補点」の一例である。第1縮小率RR1は、「第1割合」の一例であり、第2縮小率RR2は、「第2割合」の一例である。第1縮小率RR1は、第1格子点と投写領域PAの重心Gとを結ぶ第1線分の長さに対する、第1線分と投写領域PAの外周との交点から重心Gまでの長さの割合である。第2縮小率RR2は、第2候補点と重心Gとを結ぶ第2線分の長さに対する、第2線分と投写領域PAの外周との交点から重心Gまでの長さの割合である。
第5変形例によれば、第1生成部1222は、第1格子点及び第2格子点が投写領域PAに含まれる縮小格子画像SKGを示す縮小格子画像情報SKGIを生成できる。
2.6.第6変形例
上述の各態様では、第1画像が、複数の格子点GPを含む画像であり、複数の候補点の一例が、複数の格子点GPであるとして説明したが、これに限らない。例えば、第1画像は、単色画像MGに第6変形例における選択カーソルCUSaが重畳した画像であり、複数の候補点は、この単色画像MG内の全ての点でもよい。
図27は、第6変形例における対象点選択モードの一例を示す図である。選択カーソルCUSaは、矢印の形状であり、矢印の先端が、対象点TPとして選択される点を示す。例えば、ユーザーが左キーを1回押下した場合、選択カーソルCUSaは、単色画像MG内の所定の画素数分-X方向に移動する。第1受付部1262は、決定キーの押下入力を、対象点TPを選択する入力として受け付ける。決定キーが入力された場合、処理装置12は、選択カーソルCUSaの先端の点を、対象点TPとして選択する。
図28は、第6変形例における対象点調整モードの一例を示す図である。対象点調整モードにおいて、第6変形例における調整画像AGaは、対象点TPと、対象点TPを囲む8つの格子点GPとを含む。但し、図28に示すように、対象点TPが単色画像MGの外周に位置する場合には、投写領域PAには、対象点TP及び8つの格子点GPの一部が表示される。第2受付部1264は、ユーザーによる方向キーの押下入力を、対象点TPの表示位置を変更する入力として受け付ける。以降の処理は、第1実施形態と同一である。
2.7.第7変形例
上述の態様では、第1生成部1222は、格子画像KGの縦横比を維持したまま、格子画像KGを縮小するが、これに限らない。例えば、第1生成部1222は、格子画像KGの縦横比を維持せずに、可能な限り縮小格子画像SKGが大きくなるように格子画像KGを縮小してもよい。
2.8.その他の変形例
上述の各態様における投写装置16では、光変調装置として液晶ライトバルブが用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネル又はDMDが用いられる場合には、色分離光学系や色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発する光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
また、上述の各態様において、処理装置12がプログラムを実行することによって実現される要素の全部又は一部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific IC)等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。また、上述の各態様にかかるプロジェクター10の画像補正方法としても特定される。
1…表示システム、10…プロジェクター、12…処理装置、14…記憶装置、121…判定部、122…生成部、124…制御部、126…受付部、161…光源、161a…光源部、162…液晶ライトバルブ、163…レンズ、164…ライトバルブ駆動部、1222…第1生成部、1224…第2生成部、1242…第1制御部、1244…第2制御部、1262…第1受付部、1264…第2受付部、AG…調整画像、AGI…調整画像情報、CG…投写画像、GP…格子点、HG…補助画像、IG…入力画像、IGI…入力画像情報、KG…格子画像、KGI…格子画像情報、PA…投写領域、SC…投写面、SIG…縮小入力画像、SKG…縮小格子画像、SKGI…縮小格子画像情報、TP…対象点。

Claims (7)

  1. プロジェクターが行う画像補正方法であって、
    表示位置を補正する候補である複数の候補点を含む第1画像を、前記プロジェクターが投写可能な最大の大きさの領域である投写領域に含まれる大きさに縮小した第2画像を、投写面に投写することと、
    前記第2画像が前記投写面に投写されている状態において、前記複数の候補点のうち、表示位置を補正する対象である対象点を選択する第1入力を受け付けることと、
    前記第1入力を受け付けた後に、前記第2画像を前記第1画像の大きさに拡大した第3画像を前記投写面に投写することと、
    前記第3画像が前記投写面に投写されている状態において、前記対象点の表示位置を変更する第2入力を受け付けることと、
    前記第2入力に基づいて、入力画像の形状を補正した投写画像を前記投写面に投写することと、を含む、
    画像補正方法。
  2. 前記第1画像に含まれる前記複数の候補点のうち、前記投写領域の外に位置する候補点があるか否かを判定することと、
    前記投写領域の外に位置する候補点があると判定された場合に、前記第2画像を前記投写面に投写することと、
    前記投写領域の外に位置する候補点がないと判定された場合に、前記第1画像を前記投写面に投写することと、
    前記第1画像が前記投写面に投写されている状態において、前記第1入力および前記第2入力を受け付けることと、
    前記第2入力に基づいて、前記投写画像を前記投写面に投写することと、を含む、
    請求項1に記載の画像補正方法。
  3. 前記第2画像を前記投写面に投写することは、前記入力画像を縮小した第4画像に前記第2画像を重畳させて投写することを含み、
    前記入力画像に前記第1画像を重畳した場合の、前記入力画像の第1部分の位置と前記複数の候補点のうちの第1候補点の位置との関係と、前記第1部分に対応する前記第4画像の部分の位置と前記第2画像における前記第1候補点の位置との関係は一致する、
    請求項1又は2に記載の画像補正方法。
  4. 前記第2画像を前記投写面に投写することは、前記複数の候補点のうち、前記第1画像の外周に位置し、かつ、前記投写領域の外周から最も遠い第2候補点が、前記投写領域の外周に接するように前記第1画像を縮小することを含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像補正方法。
  5. 前記第2画像を前記投写面に投写することは、前記複数の候補点のうち、前記第1画像の外周に位置する第2候補点の第1割合及び第3候補点の第2割合のうち小さい割合に従って前記第1画像を縮小することを含み、
    前記第1割合は、前記第2候補点と前記投写領域の重心とを結ぶ第1線分の長さに対する、前記第1線分と前記投写領域の外周との交点から前記重心までの長さの割合であり、
    前記第2割合は、前記第3候補点と前記重心とを結ぶ第2線分の長さに対する、前記第2線分と前記投写領域の外周との交点から前記重心までの長さの割合である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像補正方法。
  6. 前記第3画像に、前記第2入力を補助する補助画像を重畳させて投写する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の画像補正方法。
  7. プロジェクターであって、
    光を出射する光源と、
    前記光を変調することによって変調光を生成する光変調装置と、
    前記変調光を出射するレンズと、
    少なくとも1つの処理装置と、
    を有し、
    前記少なくとも1つの処理装置は、
    表示位置を補正する候補である複数の候補点を含む第1画像を、前記プロジェクターが投写可能な最大の大きさの領域である投写領域に前記第1画像の外周が含まれる大きさに縮小した第2画像を、前記光変調装置を制御することによって、投写面に投写することと、
    前記第2画像が前記投写面に投写されている状態において、前記複数の候補点のうち、表示位置を補正する対象である対象点を選択する第1入力を受け付けることと、
    前記第1入力を受け付けた後に、前記第2画像を前記第1画像の大きさに拡大した第3画像を、前記光変調装置を制御することによって前記投写面に投写することと、
    前記第3画像が前記投写面に投写されている状態において、前記対象点の表示位置を変更する第2入力を受け付けることと、
    前記第2入力に基づいて、入力画像の形状を補正した投写画像を、前記光変調装置を制御することによって前記投写面に投写することと、を行う、
    プロジェクター。
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