JP2018170556A - プロジェクター及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像を形成する画素領域上の範囲を設定した後に行う画像の形状を補正する処理を簡易に行う。【解決手段】画素領域117を備え、画素領域117に形成された画像をスクリーンSCに投射する投射部110と、入力画像データが形成される画像形成領域304を画素領域117に設定する第1設定部163と、投射部110のスクリーンSCに対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、スクリーンSCに歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域305を画像形成領域304内に設定する第2設定部165と、入力画像データを第1歪み補正領域305に形成する光変調装置駆動部122とを備えるプロジェクター100。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター及びプロジェクターの制御方法に関する。
従来、画素領域に画像を形成し、形成された画像を投射面に投射するプロジェクターでは、投射面に投射される画像の歪みを補正する処理や、投射面に投射される画像の大きさや位置を変更する処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の装置は、投影画像を投影する際に、スクリーン上で投影画像が占める範囲である投影範囲を矩形に設定し、投影によって投影範囲に対応する画像形成パネル上の範囲を取得する。そして、取得した範囲に投影元となる画像を形成することによってキーストン補正を行う。また、デジタルシフトの指示を受け付けた場合には、受け付けた指示に従ってスクリーン座標系で投影範囲を移動させ、移動後の投影範囲のスクリーン座標系での座標をパネル座標系での座標へ変換する。これにより、スクリーン上での投影範囲に対応する画像形成パネル上での範囲の位置を求める。
特開2007−215029号公報
ところで、投射面に投射される画像の大きさや位置を設定して、画像が形成される画素領域上の範囲を設定した後に、画像の歪みを補正する処理を行う場合、画素領域に形成する画像が、画素領域に設定した範囲から外れてしまう場合がある。画素領域に形成する画像が、画素領域に設定した範囲から外れると、画像の一部が投射面から外れてしまう場合がある。
本発明は、画像を形成する画素領域上の範囲を設定した後に行う画像の形状を補正する処理を簡易に行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、画素領域を備え、前記画素領域に形成された画像を投射面に投射する投射部と、入力画像が形成される画像形成領域を前記画素領域に設定する第1設定部と、前記投射部の前記投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する第2設定部と、前記入力画像を前記第1歪み補正領域に形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、投射部の投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域が画像形成領域内に設定される。このため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理により投射面内に収めた画像が、歪み補正によりはみ出してしまうことを抑制できる。
また、本発明は、操作を受け付ける操作受付部を有し、前記第1設定部は、前記操作受付部により受け付けた操作に応じて、前記画素領域内に設定される前記画像形成領域の位置及び大きさの少なくとも一方を変更する。
本発明によれば、操作受付部により受け付けた操作に応じて、画像が形成される画素領域内の画像形成領域の位置及び大きさを変更できる。
また、本発明は、前記第2設定部は、前記角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第2歪み補正領域を前記画素領域に設定し、前記第2歪み補正領域の左辺と右辺とを延長した延長線の交点を垂直消失点とし、前記第2歪み補正領域の上辺と下辺とを延長した延長線の交点を水平消失点とするとき、前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の左辺と右辺とを延長した延長線が前記垂直消失点を通り、前記第1歪み補正領域の上辺と下辺とを延長した延長線が前記水平消失点を通るように、前記第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する。
本発明によれば、第1歪み補正領域の左辺と右辺とを延長した延長線が垂直消失点を通り、第1歪み補正領域の上辺と下辺とを延長した延長線が水平消失点を通るように第1歪み補正領域が設定される。従って、画素領域内における画像形成領域の位置や大きさに関わらず、常に矩形の画像を投射面に投射できる。
また、本発明は、前記垂直消失点及び前記水平消失点を通る直線と、前記第2歪み補正領域の対角線の延長線との交点を対角線消失点とするとき、前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の対角線を延長した延長線が前記対角線消失点を通るように、前記第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する。
本発明によれば、画素領域内における画像形成領域の位置や大きさに関わらず、常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形の画像を投射面に投射できる。
前記第2設定部が設定する前記第1歪み補正領域は、左辺と右辺とを延長した延長線の交点である第1交点の位置と、上辺と下辺とを延長した延長線の交点である第2交点の位置とが、前記画像形成領域の位置及び大きさによらず一定である。
本発明によれば、画素領域内にける画像形成領域の位置や大きさに関わらず、常に矩形の画像を投射面に投射できる。
また、本発明は、前記第2設定部が設定する前記第1歪み補正領域は、前記第1交点及び前記第2交点を通る直線と、前記第1歪み補正領域の対角線の延長線との交点である第3交点の位置が、前記画像形成領域の位置及び大きさによらず一定であることを特徴とする。
本発明によれば、画素領域内における画像形成領域の位置や大きさに関わらず、常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形の画像を投射面に投射できる。
また、本発明は、前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の幅又は高さが、前記画像形成領域に一致するように前記第1歪み補正領域を設定する。
本発明によれば、第1歪み補正領域の大きさを画像形成領域内に設定可能な最大の大きさに設定できる。
上記課題を解決するために本発明は、画素領域を備え、前記画素領域に形成された画像を投射面に投射する投射部を備えるプロジェクターの制御方法であって、入力画像が形成される画像形成領域を前記画素領域に設定する第1設定ステップと、前記投射部の前記投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する第2設定ステップと、前記入力画像を前記第1歪み補正領域に形成する画像形成ステップと、を有する。
本発明によれば、投射部の投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域が画像形成領域内に設定される。このため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理により投射面内に収めた画像が、歪み補正によりはみ出してしまうことを抑制できる。
プロジェクターの構成を示す構成図。 プロジェクターとスクリーンとの位置関係を示す図。 プロジェクターとスクリーンとの位置関係を示す図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 RAMに形成された画素領域を示す矩形画像を示す図。 RAMに形成された矩形画像及び歪み補正画像を示す図。 消失点を示す図。 画素領域を示す矩形画像内に画像形成領域を形成した状態を示す図。 画像形成領域内に歪み補正画像を形成した状態を示す図。 スクリーン上の座標と、液晶パネル上の座標との関係を示す図。 液晶パネルに形成される歪み補正画像を示す図。 液晶パネルに形成される歪み補正画像を示す図。 液晶パネルに形成される歪み補正画像を示す図。 液晶パネルに形成される歪み補正画像を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用したプロジェクター100の構成を示す機能ブロック図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置200に接続され、画像供給装置200から供給される画像データに基づく画像を投射面に投射する。
画像供給装置200は、例えば、ビデオ再生装置や、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等である。
本実施形態では、スクリーンSCを投射面とし、プロジェクター100がスクリーンSCに画像を投射する場合について説明する。スクリーンSCは平面又は幕で構成され、具体的形状は任意である。投射面は、壁面、天井面、床面などの一様な平面であってもよい。また、プロジェクター100が画像を投射可能なスクリーンSC上の範囲を、表示領域10という。
プロジェクター100は、画像供給装置200に接続する画像インターフェース部(以下、I/F部と表記する)141を備える。画像I/F部141は、有線又は無線で画像供給装置200に接続される。以下の説明では、画像I/F部141がケーブルにより画像供給装置200に有線接続される場合について説明する。
画像I/F部141は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも不図示)を備える。画像I/F部141には、画像供給装置200から供給される画像データが入力される。この画像データを入力画像データという。画像I/F部141のインターフェースは、データ通信用のインターフェースであってもよいし、画像通信用のインターフェースであってもよい。データ通信用のインターフェースとして、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等が挙げられる。また、画像通信用のインターフェースとして、例えば、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等が挙げられる。
また、画像I/F部141は、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像I/F部141は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合に、A/D変換回路によりアナログ映像信号をデジタルの入力画像データに変換して、後述する画像処理部143に出力する。
プロジェクター100は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する投射部110を備える。投射部110は、光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。
光源部111は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等からなる光源を備える。光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも不図示)を備えていてもよい。
プロジェクター100は、光源部111を駆動する光源駆動部121を備える。光源駆動部121は、光源部111及びバス170に接続され、同じくバス170に接続された制御部160の制御に従って光源部111の点灯、消灯を制御する。
光変調装置112は、例えばRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネル115を備える。液晶パネル115は、画像供給装置200から供給された入力画像データに基づく画像が形成される複数の画素を有する画素領域117を有する。光源部111が発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルは、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルを通過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に射出される。
プロジェクター100は、光変調装置112を駆動する光変調装置駆動部122を備える。光変調装置駆動部122は、本発明の「画像形成部」として動作する。光変調装置駆動部122は、光変調装置112及びバス170に接続され、制御部160の制御に従って動作する。
光変調装置駆動部122は、後述する画像処理部143から入力されるR,G,Bの表示データに基づいて、光変調装置112の対応する液晶パネル115を駆動して各液晶パネル115に画像を描画する。
投射光学系113は、光変調装置112により変調された画像光をスクリーンSC方向に投射して、スクリーンSC上に結像させる投射レンズ(不図示)を備える。
プロジェクター100は、操作・表示パネル131、リモコン受光部133及び入出力I/F部135を備える。入出力I/F部135は、操作・表示パネル131、リモコン受光部133及びバス170に接続される。操作・表示パネル131、リモコン受光部133及び入出力I/F部135は、本発明の「操作受付部」として動作する。
ユーザーインターフェースとして機能する操作・表示パネル131には、各種の操作ボタンや、LCD(Liquid Crystal Display)等を用いた表示パネルが設けられる。入出力I/F部135は、操作・表示パネル131の操作ボタンが操作されると、操作されたボタンに対応した操作信号を制御部160に出力する。また、操作・表示パネル131には、操作・表示パネル131への接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成されてもよい。この場合、入出力I/F部135は、ユーザーの指等が接触した操作・表示パネル131の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応した操作信号を制御部160に出力する。
また、入出力I/F部135は、制御部160から入力される制御信号に基づいて、操作・表示パネル131に各種画面を表示させる。
リモコン受光部133は、リモコン5から送信される赤外線信号を受信する。リモコン5は、各種のボタンを備え、これらのボタン操作に対応して赤外線信号を送信する。入出力I/F部135は、リモコン受光部133が受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示す操作信号を生成し、制御部160に出力する。リモコン5は、本発明の「操作受付部」として動作する。
プロジェクター100は、無線通信部137を備える。無線通信部137は、バス170に接続され、制御部160の制御に従って動作する。
無線通信部137は、図示しないアンテナやRF(Radio Frequency)回路等を備え、制御部160の制御の下、外部の装置との間で無線通信を実行する。無線通信部137の無線通信方式には、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式を採用できる。また、無線通信部137の無線通信方式として携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、画像処理系を備える。画像処理系は、投射部110に光学的な画像を形成させるため、画像I/F部141から出力された入力画像データを画像処理する。プロジェクター100の画像処理系は、プロジェクター100を制御する制御部160を中心に構成され、この他に、画像処理部143、フレームメモリー145、記憶部150を備える。制御部160、画像処理部143及び記憶部150は、バス170に接続される。
画像処理部143は、制御部160の制御に従って、画像I/F部141から入力される入力画像データの属性を判定する。例えば、画像処理部143は、入力画像データに対し、画像サイズや解像度の判定、2D(平面)画像か3D(立体)画像かの判定、静止画像か動画像かの判定、フレームレートの判定等を行う。画像処理部143は、入力画像データをフレームメモリー145に書き込み、書き込んだ画像に対して画像処理を実行する。
画像処理部143が実行する画像処理には、例えば、解像度変換(スケーリング)処理、フレームレート変換処理、色調補正処理、輝度補正処理、ガンマ補正処理等が含まれる。
解像度変換処理は、画像処理部143が、入力画像データの解像度を、制御部160により指定された解像度、例えば液晶パネル115の表示解像度に合わせて変換する処理である。
フレームレート変換処理は、画像処理部143が、入力画像データのフレームレートを、制御部160により指定されたフレームレートに変換する処理である。
色調補正処理は、入力画像データの色調を変換する処理である。画像処理部143は、制御部160により指定された色調に合わせて入力画像データに含まれる各画素のデータを変更する。
輝度補正処理は、画像処理部143が、入力画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、入力画像データの輝度が、光源部111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
また、画像処理部143は、ズーム・シフト補正部143Aと、形状補正部143Bとを備える。
ズーム・シフト補正部143Aは、ズーム処理とシフト処理とを実行する。ズーム処理は、リモコン5又は操作・表示パネル131が操作され、画像のデジタルズームが指示された場合に、制御部160の指示により入力画像データを拡大又は縮小する処理である。ズーム・シフト補正部143Aは、フレームメモリー145に展開された入力画像データを、制御部160により指示された倍率で拡大、又は縮小処理する。
シフト処理は、リモコン5又は操作・表示パネル131が操作され、画像のデジタルシフトが指示された場合に、プロジェクター100がスクリーンSCに投射する画像の投射位置をシフト(移動)する。ズーム・シフト補正部143Aは、フレームメモリー145に展開された入力画像データの位置を、制御部160により指示された位置に移動させる。
デジタルズーム処理により、入力画像データのサイズを縮小した場合、入力画像データが展開されるフレームメモリー145の領域が、フレームメモリー145の一部の領域になる。また、デジタルシフト処理を実行した場合、入力画像データが形成されるフレームメモリー145の領域が移動する。すなわち、デジタルシフト処理を実行前と実行後でフレームメモリー145の異なる領域に入力画像データが展開される。
形状補正部143Bは、制御部160から入力される補正パラメーターを用いて、フレームメモリー145に形成された入力画像データの歪みを補正する形状補正処理を実行する。以下の説明では、形状補正処理として、台形歪みを補正する補正処理について説明する。
画像処理部143は、画像処理の終了した入力画像データをフレームメモリー145から表示画像データとして読み出し、R,G,Bの色ごとに分離し、光変調装置駆動部122に出力する。これにより、光変調装置駆動部122は、入力された表示画像データに基づく画像を液晶パネル115に描画する。
フレームメモリー145の座標は、液晶パネル115の座標に対応付けられ、フレームメモリー145の画素は、液晶パネル115の画素と1対1で対応付けられている。
すなわち、画像処理部143により表示画像データが読み出されたフレームメモリー145の画素は、光変調装置駆動部122により液晶パネル115の対応する画素に書き込まれる。
記憶部150は、各種データやプログラムを不揮発的に記憶する。例えば、記憶部150は、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリーデバイスで構成される。記憶部150は、制御部160が処理するデータや、制御部160が実行する制御プログラム151を記憶する。
また、記憶部150は、データテーブル152を記憶する。データテーブル152は、プロジェクター100の垂直方向及び水平方向の投射角度と、表示領域10に投射される画像の台形歪みを補正するための補正パラメーターとを対応付けて登録したテーブルである。垂直方向及び水平方向の投射角度については後述する。
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)といった記憶装置等のハードウェア(いずれも図不図示)を備える。制御部160は、制御プログラムをCPUによって実行することにより、プロジェクター100を制御する。ROMは、不揮発性の記憶装置であり、CPUが実行する制御プログラム、及びこの制御プログラムで処理されるデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部150から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部160は、機能ブロックとして、投射制御部161と、第1設定部163と、第2設定部165とを備える。これらの機能ブロックは、CPUが制御プログラムを実行することで実現される機能をブロックとして便宜的に表現したものであり、特定のアプリケーションや、ハードウェア等を意味するものではない。
投射制御部161は、プロジェクター100の各部を制御して、スクリーンSCに画像を投射させる。例えば、投射制御部161は、画像処理部143を制御して、画像I/F部141から入力された入力画像データに基づく画像をフレームメモリー145に描画させる。また、光変調装置駆動部122を制御して光変調装置112の液晶パネル115に画像を描画させる。さらに、投射制御部161は、光源駆動部121を制御して光源部111の光源を点灯させ、光源の輝度を調整させる。また、投射制御部161は、投射光学系113の投射レンズのズームやフォーカスを調整する。
第1設定部163は、RAMの記憶領域を用いて演算を行い、表示画像データを描画する画素領域117の範囲を演算する。この範囲を以下では画像形成領域304という。画像形成領域304は、表示画像データが描画される画素領域117上の範囲を示す。
リモコン5又は操作・表示パネル131によりデジタルズーム処理の実行指示を受け付けた場合、画素領域117に描画する表示画像データのサイズが縮小される。また、リモコン5又は操作・表示パネル131によりデジタルシフト処理の実行指示を受け付けた場合、画素領域117に描画する表示画像データの位置が変更される。画像形成領域304は、表示画像データが描画される画素領域117上の範囲を示し、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理によってサイズや位置が変更される領域である。
第2設定部165もRAMの記憶領域を用いて演算を行う。
第2設定部165は、投射部110のスクリーンSCに対する相対的な角度情報に基づいて、スクリーンSCに歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域305及び第2歪み補正領域303を、それぞれ画像形成領域304内、画素領域117内に設定する。第1歪み補正領域305及び第2歪み補正領域303の詳細については後述する。
図2及び図3は、プロジェクター100とスクリーンSCとの相対的な位置関係を示す図である。ここで、まず図2及び図3を参照して垂直方向及び水平方向の投射角度について説明する。
図2及び図3では、スクリーンSCは、xy平面に沿って設けられており、プロジェクター100は、+z方向に向かって光を射出すると仮定する。図2に示すように、プロジェクター100の垂直方向の投射角度θは、スクリーンSCの法線nと、プロジェクター100の投射レンズの光軸LAとで形成される角度θで表される。また、図3に示すように、プロジェクター100の水平方向の投射角度φは、スクリーンSCの法線nと、プロジェクター100の投射レンズの光軸LAとで形成される角度φで表される。
プロジェクター100の2つの投射角度θ、φのうち、少なくとも一方の値が有意な値(ゼロでない値)である場合、すなわち、プロジェクター100の光軸LAと、スクリーンSCの法線nとが一致しない場合、あおり投射となる。この場合、プロジェクター100がスクリーンSCに投射する画像(以下、投射画像という)に歪みが生じる。
この歪んだ投射画像の形状を補正する方法の1つとして、上述の垂直方向の投射角度θと、水平方向の投射角度φとに対応する情報(角度情報)を使用者に入力させ、投射画像の歪みが相殺される形状を自動的に決定し、この形状の歪み補正画像を液晶パネル115に形成して、スクリーンSCに投射する方法が知られている。この方法では、投射画像がスクリーンSCからはみ出している場合には、台形歪みを補正するための入力操作(角度情報の入力)を行うことが困難であるため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理によりスクリーンSC内に投射画像が収まるように調整してから台形歪みを補正する場合が多い。しかし、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理の後に台形歪みを補正すると、スクリーンSC内に収めた投射画像が、台形歪み補正により再びはみ出してしまう場合がある。
図4は、プロジェクター100の動作を示すフローチャートである。
まず、プロジェクター100の電源をオンして、スクリーンSCの方向に向けて画像を投射する。ここでスクリーンSCに向けて投射される投射画像は、使用者が投射画像の範囲を認識できる画像であればよい。また、初期状態では、投射画像のサイズ調整や、投射位置の調整を行っていないため、投射画像は表示領域10又はスクリーンSCからはみ出している。
次に、使用者は、リモコン5又は操作・表示パネル131のボタンを操作して、プロジェクター100にデジタルズーム処理を実行させ、投射画像のサイズ調整を行う(ステップS1)。
使用者は、例えば、リモコン5又は操作・表示パネル131に設けられた縮小率、又は拡大率を指定するボタンを操作して、投射画像を縮小又は拡大させる縮小率又は拡大率を設定する。例えば、使用者は、調整前の投射画像のサイズを100%とする縮小率又は拡大率を指定する。制御部160は、液晶パネル115に描画される画像のサイズを、リモコン5又は操作・表示パネル131により指定されたサイズに縮小又は拡大する。これにより表示領域10には、使用者により指定されたサイズに調整された投射画像が投射される。使用者は、この処理を繰り返して、投射画像のサイズが表示領域10のサイズとほぼ同じか、少し小さいサイズとなるように調整する。また、使用者は、リモコン5又は操作・表示パネル131に設けられた縮小又は拡大ボタンを、投射画像のサイズが表示領域10に収まるサイズか少し小さいサイズとなるまで継続して押し続けてもよい。制御部160は、縮小又は拡大ボタンが押され続けている間、液晶パネル115に描画される画像のサイズを所定サイズごとに小さく、又は大きくする。
また、制御部160は、デジタルズーム処理が終了すると、サイズ調整による縮小率又は拡大率を算出する。制御部160は、サイズ調整前の投射画像のサイズを基準(100%)として、サイズ調整後の投射画像の縮小率又は拡大率を算出する。
次に、使用者は、リモコン5又は操作・表示パネル131のボタンを操作して、プロジェクター100にデジタルシフト処理を実行させ、投射画像の表示位置を調整する(ステップS2)。使用者は、リモコン5又は操作・表示パネル131に設けられた十字ボタンを操作して、投射画像が表示領域10内に収まるように表示位置を調整する。制御部160は、十字ボタンが押下されている間、投射画像を描画する液晶パネル115上の位置を、予め設定された距離ずつ、押下された十字ボタンに対応付けられた方向に移動させる。
制御部160は、デジタルシフト処理が終了すると、表示位置の調整による移動方向及び移動量を算出する。移動量は、例えば、液晶パネル115の画素領域117の中心から端までの距離を基準(100%)として、この基準となる距離に対して投射画像を移動させた移動距離の割合を求める。
上述のステップS1及びS2の処理は、第1設定部163の制御により行われる。ステップS1及びS2の処理が終了することで、投射画像の全体が、表示領域10内に表示されるようになる。このため、使用者は、投射画像の外形形状を把握することが可能となり、投射画像にどの程度の歪みが生じているのかを認識することが可能となる。従って、使用者は、台形歪みを補正するための入力操作を行うことが可能となる。
次に、制御部160は、投射画像の台形歪みを補正する(ステップS3)。この処理の詳細については、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図5は、台形歪み補正処理の動作を示すフローチャートである。
図5に示すフローの動作は、制御部160の第2設定部165による動作である。
まず、制御部160は、角度情報の入力を受け付ける(ステップS11)。使用者は、リモコン5又は操作・表示パネル131を操作して、垂直方向の投射角度θ及び水平方向の投射角度φに対応する角度情報を入力する。ここで、垂直方向及び水平方向の投射角度は、プロジェクター100に搭載された加速度センサー等により検出してもよい。なお、使用者が入力する角度情報は、投射角度θ、φに対応する情報であればよく、投射角度θ、φを直接入力する態様に限定されない。例えば、十字ボタンを操作することによって、投射角度θ、φに対応するパラメーター(設定値)を増加させたり減少させたりする態様を採用することができる。
図6は、RAMに形成された液晶パネル115の画素領域117を示す矩形領域302を示す図である。また、図7は、RAMの記憶領域に形成した矩形領域302及び第2歪み補正領域303を示す図である。
まず、制御部160は、入力された垂直方向及び水平方向の投射角度θ、φに基づいて、データテーブル152を参照し、投射画像の台形歪みを補正するための補正パラメーターを取得する。次に制御部160は、RAMの記憶領域に、液晶パネル115の画素領域117の形状に対応した矩形領域302を設定する(図6参照)。
次に、制御部160は、この矩形領域302は残したまま、矩形領域302の形状をデータテーブル152から取得した補正パラメーターを用いて補正し、垂直方向及び水平方向の歪みが相殺された形状の第2歪み補正領域303を記憶領域に設定する(ステップS12)(図7参照)。本実施形態では、補正パラメーターを用いて矩形領域302の形状を補正する場合について説明するが、他の一般的に知られた方法であってもよい。第2歪み補正領域303は、本発明の「第2歪み補正領域」に相当する。
次に、制御部160は、設定した第2歪み補正領域303に基づいて、消失点を算出する(ステップS13)。消失点とは、例えば、液晶パネル115(画素領域117)の座標系における2つの直線の交点であって、スクリーンSC上では平行線として投影される2つの直線が交わる点である。
図8は、消失点を示す図である。図8において、第2歪み補正領域303は、スクリーンSCに矩形の投射画像が表示される場合に、液晶パネル115上で画像が形成される領域を表している。第2歪み補正領域303の形状は、表示領域10に表示されている矩形を、斜めに傾けたプロジェクター100から見た状態に相当するため、左右辺と上下辺を延長すると、それぞれ、垂直消失点Vp、水平消失点Hpで交わる。言い換えれば、垂直消失点Vpを通る直線はスクリーンSC上では垂直線で表され、水平消失点Hpを通る直線は、スクリーンSC上では水平線で表される。液晶パネル115に形成すべき歪み補正画像の形状を、左右辺および上下辺がそれぞれ垂直消失点Vp、水平消失点Hpを通るように決定すると、スクリーンSC上に矩形の画像を表示できる。
制御部160は、設定した第2歪み補正領域303の左辺と右辺とを延長した直線の交点を求め、求めた交点を垂直消失点Vpとする。また、制御部160は、第2歪み補正領域303の上辺と下辺とを延長した直線の交点を求め、求めた交点を水平消失点Hpとする。さらに、制御部160は、垂直消失点Vpと水平消失点Hpとを通る直線と、第2歪み補正領域303の対角線を延長した直線との交点を求め、求めた交点を対角線消失点Dpとする。第2歪み補正領域303には2本の対角線があるが、どちらか一方の対角線を延長した直線との交点を求めればよい。
図9は、RAMに形成された画像形成領域304を示す図である。
次に、制御部160は、液晶パネル115の画素領域117上の画像形成領域304の範囲を取得する(ステップS14)。デジタルズーム処理による縮小や、デジタルシフト処理による移動によって、矩形領域302を縮小又は移動することで画像形成領域304が設定される。制御部160は、ステップS1のデジタルズーム処理で求めた縮小率に基づき、矩形領域302のサイズを縮小し、さらに、ステップS2のデジタルシフト処理で求めた移動量及び移動方向に基づいて、矩形領域302を移動させる。
図9には、矩形領域302を縮小率に基づいて縮小し、縮小した矩形領域302を移動量及び移動方向に基づいて移動させた領域を画像形成領域304として破線で示す。
図10は、画像形成領域304内に設定された第1歪み補正領域305を示す図である。
次に、制御部160は、垂直消失点Vp、水平消失点Hp、対角線消失点Dp及び画像形成領域304に基づいて第1歪み補正領域305を求める(ステップS15)。この第1歪み補正領域305は、画像形成領域304内に収まるように決定する。また、第1歪み補正領域305の左辺と右辺との延長線が垂直消失点Vpを通り、上辺と下辺との延長線が水平消失点Hpを通るように第1歪み補正領域305を決定する。また、第1歪み補正領域305の対角線が対角線消失点Dpを通るように第1歪み補正領域305を決定する。第1歪み補正領域305は、本発明の「第1歪み補正領域」に相当する。
制御部160が、第1歪み補正領域305を上述のように決定するため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理によって画像形成領域304の位置や大きさがどのように変更されても、第1歪み補正領域305の左辺と右辺の延長線の交点(第1交点)、上辺と下辺の延長線の交点(第2交点)、及びこれら2つの交点を通る直線と対角線の延長線との交点(第3交点)は、それぞれ垂直消失点Vp、水平消失点Hp、対角線消失点Dpと一致し、その位置は常に一定である。
上述のようにして決定した第1歪み補正領域305は、表示領域10上では常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形になることが射影幾何の性質から知られている。
すなわち、左辺と右辺との延長線の交点が垂直消失点Vpを通り、上辺と下辺の延長線の交点が水平消失点Hpを通り、対角線が対角線消失点Dpを通る液晶パネル115上の任意の四角形は、表示領域10上では常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形になる。
この理由について以下に説明する。
まず、図11を参照して、スクリーンSC上の座標(x,y)と液晶パネル115上の座標(X,Y)との関係について説明する。図11は、スクリーンSC上の座標(x,y)と液晶パネル115上の座標(X,Y)との関係を示す図である。
スクリーンSC上の座標(x,y)は、xyz座標系の原点とスクリーンSC上の点とを通る直線と、z=1の平面と、の交点の座標を示す。換言すれば、スクリーンSC上の座標(x,y)は、スクリーンSCがz=1の平面であると仮定したときの座標を示す。
液晶パネル115上の座標(X,Y)は、パネルを基準とする座標であり、図中、X軸は、液晶パネル115の横方向の辺と平行であり、Y軸は、液晶パネル115の縦方向の辺と平行である。X軸とY軸との交点は、液晶パネル115とプロジェクター100の光軸(すなわち投射光学系113の中心軸)との交点である。なお、図11では、X軸とY軸との交点は、液晶パネル115の中心からオフセットされている。これは、投射光学系113の中心軸が、液晶パネル115の中心を通る法線からオフセットされているためである。
座標(x,y)と座標(X,Y)との関係は、「射影変換」と呼ばれる座標変換で表すことができる。この関係は、以下の式(1)で表される。また、この関係は、式(1)を用いて式(2)で表される。
Figure 2018170556
Figure 2018170556
ここで、式(1)の行列は、回転行列の積で表すことができる。したがって、変換行列は、式(3)のように表される。式(3)から式(1)の行列の各係数A〜Iの値が得られる。
Figure 2018170556
次に、図12〜図15を参照して、第1歪み補正領域305が、表示領域10上では常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形になる理由を説明する。
図12は、2つの投射角度θ、φの双方がゼロである場合に、液晶パネル115の画素領域117に設定される第1歪み補正領域305を示す。図12に示すように、2つの投射角度θ、φの双方がゼロである場合、画素領域117上に正しいアスペクト比(1:m)を有する矩形の第1歪み補正領域305が設定されると、スクリーンSC上にも正しいアスペクト比(1:m)を有する矩形画像が表示される。
図13〜図14は、2つの投射角度θ、φの少なくとも一方が有意な値である場合に、画素領域117に形成される第1歪み補正領域305を示す。
図13、図14、図15に示すように、2つの投射角度θ、φの少なくとも一方が有意な値である場合、画素領域117上に歪んだ形状の第1歪み補正領域305が設定されると、スクリーンSC上に投射される投射画像は、アスペクト比(1:m)を有する矩形画像となる。
図12〜図15において、画素領域117上の第1歪み補正領域305は、矩形の画像形成領域304に形成されている。この第1歪み補正領域305の対向する2つの側辺は、垂直消失点Vpを通り、対向する上辺および下辺は、水平消失点Hpを通る。また、第1歪み補正領域305の対角線は、対角線消失点Dpを通る。なお、図12では、3つの消失点Vp、Hp、Dpは、無限遠に存在するため、図示されていない。同様に、図13では、水平消失点Hpが無限遠に存在し、図14では、垂直消失点Vpが無限遠に存在する。
液晶パネル115の3つの消失点Vp、Hp及びDpは、スクリーンSC上の平行な2直線を画素領域117上に射影した場合の交点である。スクリーンSC上において、点(x,y)を通り、方向ベクトル(a,b)を有する直線上に存在する無限遠点を考える。この直線は、媒介変数tを用いて、x=a・t+x,y=b・t+yで表される。媒介変数tを±∞としたときのスクリーン上の点が、上記の無限遠点である。このスクリーンSC上の無限遠点(x(=a・t+x),y(=b・t+y))に対応する画素領域117上の消失点の座標は、式(2)を用いて式(4)で表される。
Figure 2018170556
式(4)を用いれば、上記の3つの消失点Vp、Hp、Dpを求めることができる。スクリーンSC上の垂直(鉛直)方向(すなわち(a,b)=(0,1))の無限遠点に対応する画素領域117上の垂直消失点Vpの座標は、式(5)で表される。また、スクリーンSC上の水平方向(すなわち(a,b)=(1,0))の無限遠点に対応する画素領域117上の水平消失点Hpの座標は、式(6)で表される。スクリーンSC上の傾きmの方向(すなわち(a,b)=(1,m))の無限遠点に対応する画素領域117上の対角線消失点Dpの座標は、式(7)で表される。なお、スクリーンSC上に表示される正しいアスペクト比(1:m)を有する矩形の画像(正画像)の対角線は、傾きmを有する。
Figure 2018170556
Figure 2018170556
Figure 2018170556
上記の説明から分かるように、画素領域117上の垂直消失点Vpを通る任意の直線は、スクリーンSC上の垂直(鉛直)方向に沿った直線に対応し、画素領域117上の水平消失点Hpを通る任意の直線は、スクリーンSC上の水平方向に沿った直線に対応する。また、画素領域117上の対角線消失点Dpを通る任意の直線は、スクリーンSC上の傾きmを有する直線に対応する。
したがって、画素領域117上において、垂直消失点Vpを通る任意の2つの直線と、水平消失点Hpを通る任意の2つの直線とで囲まれる任意の四角形領域は、スクリーンSC上における矩形の領域に対応する。また、上記の任意の四角形領域のうち、その対角線が対角線消失点Dpを通る任意の四角形領域は、スクリーンSC上における1:mのアスペクト比を有する矩形の領域に対応する。
図5のフローチャートの説明に戻り、プロジェクター100の動作について引き続き説明する。制御部160は、画像形成領域304内での第1歪み補正領域305の位置及びサイズを決定するときに、以下のいずれか一方が成立するように第1歪み補正領域305の位置及びサイズを決定する。
(1)第1歪み補正領域305の左端が画像形成領域304の左辺に接し、第1歪み補正領域305の右端が画像形成領域304の右辺に接する。
(2)第1歪み補正領域305の上端が画像形成領域304の上辺に接し、第1歪み補正領域305の下端が画像形成領域304の下辺に接する。
上記(1)及び(2)のいずれか一方が成立するように、画像形成領域304内での第1歪み補正領域305の位置及びサイズを決定することで、第1歪み補正領域305を画像形成領域304内で最も大きくなるように設定することができる。
制御部160は、設定した第1歪み補正領域305及び画像形成領域304の座標を画像処理部143に通知する。画像処理部143は、制御部160により通知されたフレームメモリー145に、画像形成領域304及び第1歪み補正領域305を設定して、設定した第1歪み補正領域305に入力画像データを展開する。そして、画像処理部143は、展開した入力画像データを表示画像データとして読み出し、光変調装置駆動部122に出力する。
図4に戻って、台形歪み補正を行うと、画像が小さくなるので、台形歪みを補正した後に、微調整処理を行う(ステップS4)。この微調整処理は、デジタルズーム処理で画像を大きくしたり、デジタルシフト処理で位置を微調整したりする処理である。このとき、第1歪み補正領域305は、消失点の位置を常に保つように決定されるので、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理で画像形成領域304が変更されても、第1歪み補正領域305は、形状が補正された状態を保ち続けることができる。このため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理を容易に行うことができる。
以上説明したように本実施形態は、投射部110、第1設定部161、第2設定部165、光変調装置駆動部122を有する。
画素領域117を備え、画素領域117に形成された画像をスクリーンSCの表示領域10に投射する。第1設定部161は、入力画像データが形成される画像形成領域304を画素領域117に設定する。第2設定部165は、投射部110のスクリーンSCに対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、スクリーンSCに歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域305を画像形成領域304内に設定する。光変調装置駆動部122は、入力画像データを第1歪み補正領域305に形成する。
このように、第1歪み補正領域305を画像形成領域304内に設定するため、デジタルズーム処理やデジタルシフト処理によりスクリーンSC内に収めた投射画像が、台形歪み補正によりはみ出してしまうことを抑制できる。
また、プロジェクター100は、操作を受け付けるリモコン5又は操作・表示パネル131を備える。第1設定部163は、リモコン5又は操作・表示パネル131により受け付けた操作により、画素領域117内に設定する画像形成領域304の位置及び大きくの少なくとも一方を変更する。
従って、リモコン5又は操作・表示パネル131を操作して、画像が形成される画素領域117内の画像形成領域304の位置及び大きさを変更することができる。
また、第2設定部165は、角度情報に基づいて、スクリーンSCに歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第2歪み補正領域303を画素領域117に設定する。また、第2設定部165は、前記第2歪み補正領域303の左辺と右辺とを延長した延長線の交点を垂直消失点Vpとし、第2歪み補正領域303の上辺と下辺とを延長した延長線の交点を水平消失点HPとするとき、第1歪み補正領域305の左辺と右辺とを延長した延長線が垂直消失点Vpを通り、第1歪み補正領域305の上辺と下辺とを延長した延長線が水平消失点Hpを通るように、第1歪み補正領域305を画像形成領域304内に設定する。
このように、第1歪み補正領域305の左辺と右辺とを延長した延長線が垂直消失点Vpを通り、第1歪み補正領域305の上辺と下辺とを延長した延長線が水平消失点Hpを通るように、第1歪み補正領域305を設定するため、画素領域117内における画像形成領域304の位置や大きさに拘らず、常に矩形の投射画像をスクリーンSCに表示することができる。
また、第2設定部165は、垂直消失点Vp及び水平消失点Hpを通る直線と、第2歪み補正領域303の対角線の延長線との交点を対角線消失点Dpとするとき、第1歪み補正領域305の対角線を延長した延長線が対角線消失点Dpを通るように、第1歪み補正領域305を画像形成領域304内に設定する。
従って、画素領域117内における画像形成領域304の位置や大きさに拘らず、常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形の投射画像をスクリーンSCに表示することができる。
また、第2設定部165が設定する第1歪み補正領域305は、左辺と右辺とを延長した延長線の交点である第1交点の位置と、上辺と下辺とを延長した延長線の交点である第2交点の位置とが、画像形成領域304の位置及び大きさによらず一定である。
従って、画素領域117内における画像形成領域304の位置や大きさに拘らず、常に矩形の投射画像をスクリーンSCに表示することができる。
また、第2設定部165が設定する第1歪み補正領域305は、第1交点及び第2交点を通る直線と、第1歪み補正領域305の対角線の延長線との交点である第3交点の位置が、画像形成領域304の位置及び大きさによらず一定である。
従って、画素領域117内における画像形成領域304の位置や大きさに拘らず、常に同一のアスペクト比を持つ相似な長方形の投射画像をスクリーンSCに表示することができる。
また、第2設定部165は、第1歪み補正領域305が、画像形成領域304の幅又は高さに一致するように第1歪み補正領域305を設定する。
従って、第1歪み補正領域305の大きさを、画像形成領域304内に設定可能な最大の大きさに設定することができる。
上述した実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、異なる態様として本発明を適用することも可能である。
例えば、上記実施形態では、光変調装置112が液晶パネル115を備える構成を例示した。液晶パネル115は、透過型の液晶パネルであってもよいし、反射型の液晶パネルであってもよい。また、光変調装置112は、液晶パネル115に代えて、デジタルミラーデバイス(DMD)を用いた構成であってもよい。また、デジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた構成としてもよい。また、光変調装置112は、液晶パネルおよびDMD以外に、光源部111が発した光を変調可能な構成を採用しても良い。
また、上述した実施形態では、制御部160は、第1歪み補正領域305の左辺と右辺とを延長した延長線が垂直消失点Vpを通り、第1歪み補正領域305の上辺と下辺とを延長した延長線が水平消失点Hpを通り、第1歪み補正領域305の対角線が対角線消失点Dpを通るように、第1歪み補正領域を設定したが、これら3つの条件の全てを厳密に満たすことが困難な場合には、対角線が対角線消失点Dpを通る条件については満たされなくてもよい。この場合でも、常に矩形の投射画像をスクリーンSCに表示することができる。なお、左辺と右辺の延長線が垂直消失点Vpを通る条件と、上辺と下辺の延長線が水平消失点Hpを通る条件の両方を厳密に満たすことが困難な場合でも、左辺と右辺の延長線が垂直消失点Vpを通る条件を満たすようにすることが望ましい。これによれば、投射画像の縦線が傾いて不安定に見えてしまうことが抑制される。
また、上述した実施形態では、第1歪み補正領域305の形状を、消失点を用いて求めているが、第1歪み補正領域305の形状を求める方法は、この方法に限定されない。例えば、回転行列と透視投影とを用いて求めるようにしてもよい。
また、図1に示したプロジェクター100各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、また、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクターの他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図3又は図4に示すフローチャートの処理単位は、プロジェクター100の制御部160の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、制御部160の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
5…リモコン(操作受付部)、10…表示領域、100…プロジェクター、110…投射部、111…光源部、112…光変調装置、113…投射光学系、115…液晶パネル、117…画素領域、121…光源駆動部、122…光変調装置駆動部(画像形成部)、133…リモコン受光部(操作受付部)、135…入出力I/F部(操作受付部)、137…無線通信部、141…画像I/F部、143…画像処理部、143A…シフト補正部、143B…形状補正部、145…フレームメモリー、150…記憶部、151…制御プログラム、152…データテーブル、160…制御部、161…投射制御部、163…第1設定部、165…第2設定部、170…バス、200…画像供給装置、302…矩形領域、303…第2歪み補正領域、304…画像形成領域、305…第1歪み補正領域、Vp…垂直消失点、Dp…対角線消失点、Hp…水平消失点、SC…スクリーン。

Claims (8)

  1. 画素領域を備え、前記画素領域に形成された画像を投射面に投射する投射部と、
    入力画像が形成される画像形成領域を前記画素領域に設定する第1設定部と、
    前記投射部の前記投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する第2設定部と、
    前記入力画像を前記第1歪み補正領域に形成する画像形成部と、
    を備えるプロジェクター。
  2. 操作を受け付ける操作受付部を有し、
    前記第1設定部は、前記操作受付部により受け付けた操作に応じて、前記画素領域内に設定される前記画像形成領域の位置及び大きさの少なくとも一方を変更する請求項1記載のプロジェクター。
  3. 前記第2設定部は、前記角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第2歪み補正領域を前記画素領域に設定し、
    前記第2歪み補正領域の左辺と右辺とを延長した延長線の交点を垂直消失点とし、前記第2歪み補正領域の上辺と下辺とを延長した延長線の交点を水平消失点とするとき、
    前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の左辺と右辺とを延長した延長線が前記垂直消失点を通り、前記第1歪み補正領域の上辺と下辺とを延長した延長線が前記水平消失点を通るように、前記第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する請求項1又は2記載のプロジェクター。
  4. 前記垂直消失点及び前記水平消失点を通る直線と、前記第2歪み補正領域の対角線の延長線との交点を対角線消失点とするとき、
    前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の対角線を延長した延長線が前記対角線消失点を通るように、前記第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する請求項3記載のプロジェクター。
  5. 前記第2設定部が設定する前記第1歪み補正領域は、左辺と右辺とを延長した延長線の交点である第1交点の位置と、上辺と下辺とを延長した延長線の交点である第2交点の位置とが、前記画像形成領域の位置及び大きさによらず一定であることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
  6. 前記第2設定部が設定する前記第1歪み補正領域は、前記第1交点及び前記第2交点を通る直線と、前記第1歪み補正領域の対角線の延長線との交点である第3交点の位置が、前記画像形成領域の位置及び大きさによらず一定であることを特徴とする請求項5記載のプロジェクター。
  7. 前記第2設定部は、前記第1歪み補正領域の幅又は高さが、前記画像形成領域に一致するように前記第1歪み補正領域を設定する請求項1から6のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  8. 画素領域を備え、前記画素領域に形成された画像を投射面に投射する投射部を備えるプロジェクターの制御方法であって、
    入力画像が形成される画像形成領域を前記画素領域に設定する第1設定ステップと、
    前記投射部の前記投射面に対する相対的な角度に対応する角度情報に基づいて、前記投射面に歪みが補正された状態で投射されるような形状を有する第1歪み補正領域を前記画像形成領域内に設定する第2設定ステップと、
    前記入力画像を前記第1歪み補正領域に形成する画像形成ステップと、を有するプロジェクターの制御方法。
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