JP2012185405A - 投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法 - Google Patents

投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】投写型表示装置において画素ずれ補正の指示操作を簡単で誤指示の起きにくいものとする。
【解決手段】投写型表示装置は、各画像形成パネル部の画像形成領域において矩形を構成する4頂点と複数の内側候補点との位置を示すパターン画像を表すパターン画像信号を記憶する画像記憶部と、4頂点と内側候補点との中から調整点を選択する調整点指示と、調整色の画像光と基準色の画像光との調整点における相対ずれの調整量を指示する調整量指示と、を取得する指示取得部と、調整点指示および調整量指示に基づき、調整色に対応する画像信号を補正するずれ補正部とを備える。指示取得部は、画像形成領域の矩形の4頂点が調整点として選択された後に、内側候補点を調整点として選択することを許可する。
【選択図】図10

Description

本発明は、投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法に関する。
スクリーンや壁面等の投写面上に画像を表示する投写型表示装置(プロジェクター)が広く普及している。投写型表示装置としては、例えば、光の三原色(赤(R)、緑(G)、青(B))のそれぞれに対応する3つの液晶パネルを備える3板式の投写型表示装置がある。3板式の投写型表示装置は、光源から射出された白色光をダイクロイックミラーを用いて赤、緑、青の3つの色光に分離し、各液晶パネルにおいて色光を画像信号に対応する画像光へと変調し、3つの液晶パネルから出力された画像光をダイクロイックプリズムによって合成し、合成された画像光を投写光学系によって投写面に投写する。3板式の投写型表示装置は、液晶パネルを1つだけ備える単板式の投写型表示装置と比較して、明るさや解像度の点で有利である。
3板式の投写型表示装置では、3つの液晶パネルの取り付け位置の相対ずれや投写光学系の倍率収差を原因として、投写される画像光を構成する各色の画像光の相対ずれ(以下、「画素ずれ」とも呼ぶ)が発生する場合がある。3板式の投写型表示装置において、基準色に対して画素ずれが発生している調整色に対応する液晶パネルに供給する画像信号を補正することにより、画素ずれを補正する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平8−201937号公報 特開平10−260389号公報
画素ずれ補正の方法としては、簡易なものから高精度のものまで、種々の方法が知られている。従来、複数の方法で画素ずれ補正を行う場合に、操作者は、複雑で誤指示の起きやすい指示操作を強いられる場合があった。
なお、この課題は、液晶パネルを3つ備える3板式の投写型表示装置に限らず、複数の色光に対応する複数の画像形成パネル部を備える投写型表示装置における画素ずれ補正に共通の問題であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、投写型表示装置において、複数の方法で画素ずれ補正を行う場合の指示操作を簡単で誤指示の起きにくいものとすることを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]投写面上に画像を表示する投写型表示装置であって、
画像信号を取得する画像取得部と、
複数色の色光を出力する色光出力部と、
前記複数色の色光のそれぞれに対応して設けられ、複数の画素により構成された画像形成領域を有する複数の画像形成パネル部と、
前記画像形成領域において前記色光が前記画像信号に対応する画像光へと変調されるように各前記画像形成パネル部を駆動するパネル駆動部と、
各前記画像形成パネル部から出力された前記画像光を合成する合成部と、
合成された前記画像光を投写する投写光学系と、
各前記画像形成パネル部の前記画像形成領域において矩形を構成する4頂点と前記画像形成領域内に設定された複数の内側候補点との位置を示すパターン画像を表すパターン画像信号を記憶する画像記憶部と、
前記画像形成領域の前記矩形の4頂点と前記内側候補点との中から調整点を選択する調整点指示と、前記複数色の中から選択された調整色の画像光と前記調整色とは異なる基準色の画像光との前記調整点における相対ずれの調整量を指示する調整量指示と、を取得する指示取得部と、
前記パターン画像信号を前記パネル駆動部に供給して前記パターン画像に対応する前記画像光を生成させると共に、前記調整点指示および前記調整量指示に基づき、前記調整色に対応する前記画像信号を補正して、前記基準色の画像光に対する前記調整色の画像光の相対ずれを補正するずれ補正部と、を備え、
前記指示取得部は、前記画像形成領域の前記矩形の4頂点のそれぞれが前記調整点として少なくとも1度選択された後に、前記内側候補点を前記調整点として選択することを許可する、投写型表示装置。
この投写型表示装置では、画像形成領域において矩形を構成する4頂点についての調整量指示に基づき画像全体の画素ずれ補正(第1の画素ずれ補正)を行うことができると共に、調整点として選択された内側候補点についての調整量指示に基づき内側候補点における画素ずれを考慮した画像全体の画素ずれ補正(第2の画素ずれ補正)を行うことができる。また、画像形成領域の矩形の4頂点のそれぞれが調整点として少なくとも1度選択された後に、内側候補点が調整点として選択されることが許可されるため、まず第1の画素ずれ補正の調整量指示が行われた後に、第2の画素ずれ補正の調整量指示が行われ、補正のための指示操作が簡単で誤指示の起きにくいものとなる。従って、この投写型表示装置では、複数の方法で画素ずれ補正を行う場合の指示操作を簡単で誤指示の起きにくいものとすることができる。
[適用例2]適用例1に記載の投写型表示装置であって、
前記パターン画像は、前記複数の内側候補点の内の前記調整量が指示された前記内側候補点を他の前記内側候補点と識別して表示する画像である、投写型表示装置。
この投写型表示装置では、操作者は、位置調整を行ったことのある内側候補点を容易に認識することができ、画素ずれ補正の指示操作をより容易に行うことができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の投写型表示装置であって、
前記パターン画像は、前記調整点指示と前記調整量指示との操作をガイドするガイド画像を含み、
前記ガイド画像は、前記パターン画像において、前記調整点として選択される前記内側候補点と干渉しない位置に配置される、投写型表示装置。
この投写型表示装置では、各種指示操作のガイドによる利便性の向上と内側候補点の選択のしやすさとを両立させることができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の投写型表示装置であって、
前記ずれ補正部は、前記指示取得部が前記内側候補点を前記調整点として選択することを許可したとき、以前に最後に前記調整点として選択された前記内側候補点を前記調整点に初期設定する、投写型表示装置。
一般に、画素ずれ補正の調整量の指示は、同じ調整点に対して連続して実行されたり近くの調整点に対して続けて実行されたりする場合が多いため、この投写型表示装置では、調整点の選択を簡単にかつ迅速に実行することができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の投写型表示装置であって、
前記ずれ補正部は、前記画像形成領域における前記矩形の4頂点と前記調整点として選択された前記内側候補点との内のいずれかを頂点とする多角形領域と、前記調整点が前記調整量指示により指示された調整量だけ移動した調整領域における前記多角形領域に対応する領域と、を対応付ける変換を用いて、前記画像信号を補正する、投写型表示装置。
この投写型表示装置では、画像形成領域の矩形の4頂点と内側候補点との少なくとも1つについて指示された調整量に基づき、画像全体の画素ずれ補正を実行することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
本発明の実施例における投写型表示装置としてのプロジェクター10の外観構成を示す説明図である。 プロジェクター10の光学的構成を概略的に示す説明図である。 プロジェクター10の内部構成を概略的に示すブロック図である。 操作部600の構成の一例を示す説明図である。 本実施例のプロジェクター10における画素ずれ補正処理の流れを示すフローチャートである。 メニュー画面MIの一例を示す説明図である。 パターン画像PIの一例を示す説明図である。 画素ずれ補正を概念的に示す説明図である。 選択画面SIの一例を示す説明図である。 パターン画像PI上での調整点の選択方法を示す説明図である。 内側候補点を調整点として選択した場合の画素ずれ補正を概念的に示す説明図である。 パターン画像PI上での調整点の選択方法を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A−1.装置構成:
A−2.画素ずれ補正処理:
B.変形例:
A.実施例:
A−1.装置構成:
図1は、本発明の実施例における投写型表示装置としてのプロジェクター10の外観構成を示す説明図である。プロジェクター10は、筐体800と、筐体800の前面に設けられた投写光学系340と、筐体800の外表面(例えば上面)に設けられた操作部600と、を有している。
図2は、プロジェクター10の光学的構成を概略的に示す説明図である。また、図3は、プロジェクター10の内部構成を概略的に示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクター10は、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、光の3原色(赤(R)、緑(G)、青(B))のそれぞれに対応する3つの液晶パネル部300(300R、300G、300B)と、ダイクロイックプリズム320と、投写光学系340と、を有している。
照明光学系100は、光源ランプを有しており、白色光を射出する。色光分離光学系200は、複数のダイクロイックミラーを有しており、照明光学系100から射出された白色光を赤、緑、青の3つの色光に分離する。色光分離光学系200およびリレー光学系220は、各色光を、対応する液晶パネル部300に導く。なお、照明光学系100と色光分離光学系200とリレー光学系220とは、本発明における色光出力部に相当する。
各液晶パネル部300は、複数の画素により構成された画像形成領域を有しており、画像形成領域において、入射された色光を画像信号に対応する画像を表す画像光へと変調する。なお、画像形成領域は、液晶パネル部300の有する画素マトリクス領域における全領域である必要はなく、画素マトリクス領域の一部の領域であるとしてもよい。液晶パネル部300は、本発明における画像形成パネル部に相当する。
ダイクロイックプリズム320は、各液晶パネル部300から出力された3つの画像光を合成する。ダイクロイックプリズム320は、本発明における合成部に相当する。投写光学系340は、ダイクロイックプリズム320により合成された画像光を投写する。これにより、投写光学系340の光軸方向に設置されたスクリーンSC上に画像が表示される。
図3に示すように、プロジェクター10は、メイン処理部400と、光源ランプ駆動部110と、パネル駆動部330と、投写光学系調整部350と、画像取得部412と、操作部600と、を有している。
光源ランプ駆動部110は、照明光学系100(図2)に含まれる光源ランプを駆動する。投写光学系調整部350は、投写光学系340の複数のレンズで構成されたレンズ群の配置を調整する。
メイン処理部400は、CPU401と、表示画像処理部410と、ROM430と、不揮発性メモリー450と、を含んでいる。CPU401は、プロジェクター10の全体を制御する。
画像取得部412は、画像を表す画像信号を取得し、表示画像処理部410に供給する。例えば、画像取得部412は、コンピューターからのRGB信号やビデオレコーダーからのコンポジット信号などを取得したり、メモリーカードMC内に記憶された画像信号を読み出して取得したりする。
表示画像処理部410は、画像取得部412から供給された画像信号に所定の処理を施し、液晶パネル部300を駆動するための画像信号を生成してパネル駆動部330に供給する。パネル駆動部330は、供給された画像信号に基づき、各液晶パネル部300を駆動する。
メイン処理部400のROM430には、画素ずれ補正部440が含まれている。画素ずれ補正部440は、後述する画素ずれ補正処理を実行するためのコンピュータープログラムである。CPU401は、ROM430から画素ずれ補正部440を読み出して実行することにより、画素ずれ補正部として機能する。画素ずれ補正部440は、指示取得部442と、パターン画像信号446と、を含んでいる。メイン処理部400の不揮発性メモリー450には、画素ずれ補正における調整量を特定する調整データ452が格納される。画素ずれ補正の詳細については、後述する。
操作部600は、操作者の指示操作を受け付け、操作に応じた信号をメイン処理部400に出力する。画素ずれ補正部440の指示取得部442は、操作者によって操作部600から入力された画素ずれ補正に関する指示を取得する。図4は、操作部600の構成の一例を示す説明図である。図4に示すように、本実施例では、操作部600は、方向ボタン群610と、ENTERボタン620と、ESC(エスケープ)ボタン630と、DEFAULTボタン640とを含んでいる。方向ボタン群610は、上ボタン612と、下ボタン614と、左ボタン616と、右ボタン618とを含んでいる。
A−2.画素ずれ補正処理:
図5は、本実施例のプロジェクター10における画素ずれ補正処理の流れを示すフローチャートである。プロジェクター10は、3つの液晶パネル部300を有した3板式の投写型表示装置であるため、3つの液晶パネル部300の取り付け位置の相対ずれや投写光学系340の倍率収差を原因として、投写される画像光を構成する各色の画像光の相対ずれ(画素ずれ)が発生する場合がある。画素ずれ補正処理は、パネル駆動部330に供給される画像信号を補正することにより、投写される画像光における基準色の画像光に対する調整色の画像光の相対ずれ(画素ずれ)を補正する処理である。
画素ずれ補正処理では、まず始めに、調整色の選択が行われる(ステップS110)。調整色は、画素ずれ補正の対象となる色である。本実施例では、基準色は緑(G)に設定されており、調整色は赤(R)と青(B)とから選択される。
操作者が操作部600を介して所定の操作を行うと、画素ずれ補正部440は、表示画像処理部410およびパネル駆動部330を制御して、スクリーンSC上にメニュー画面MIを投写表示させる。図6は、メニュー画面MIの一例を示す説明図である。メニュー画面MIは、補正を有効(オン)とするか無効(オフ)とするかの選択ボタンや、調整色の選択ボタンを含んでいる。操作者は、操作部600を介して、補正の有効/無効や調整色を選択する。画素ずれ補正部440は、操作部600から入力された信号に応じて、調整色を設定する。
また、後述するように、本実施例では、画素ずれ補正処理の際にパターン画像PIの投写が行われる。メニュー画面MIは、パターン画像PIの表示色の選択ボタンも含んでいる。パターン画像PIの表示色としては、調整色と基準色のみか、すべての色かを選択することができる。例えば、調整色が赤の場合には、パターン画像PIの表示色として、赤と緑のみか、赤と緑と青のすべてかを選択することができる。
操作者が、調整色の選択やパターン画像PIの表示色の選択を行った後、メニュー画面MIの開始ボタンを選択すると、画素ずれ補正部440は、パターン画像信号446をパネル駆動部330に供給して、スクリーンSC上にパターン画像PIを投写表示させる(ステップS120)。
図7は、パターン画像PIの一例を示す説明図である。図7に示すように、本実施例のパターン画像PIは、液晶パネル部300の画像形成領域の外周4頂点の位置を示す画像となっている。すなわち、パターン画像PIは、4つの頂点PP1,PP2,PP3,PP4を有する矩形の外周線を含んでおり、この外周線の4頂点は、各液晶パネル部300において色光の変調が行われる画像形成領域の外周線の4頂点に対応している。なお、パターン画像PIの外周線は、実質的に各液晶パネル部300の画像形成領域の外周線に対応していればよい。すなわち、パターン画像PIの外周線は、厳密に各液晶パネル部300の画像形成領域の外周線に対応している必要はなく、例えば、画像形成領域の外周線から所定数の画素だけ内側に位置する線に対応しているとしてもよい。
パターン画像PIは、また、液晶パネル部300の画像形成領域内に設定された複数の内側候補点の位置を示す画像となっている。すなわち、パターン画像PIは、外周線で囲まれた領域を縦横に所定数に分割する格子状の線を含んでおり、この格子状の線の各交点は、画像形成領域に設定された内側候補点に対応している。本実施例では、内側候補点は、液晶パネル部300の画像形成領域を横方向および縦方向に均等に10分割する線の各交点に設定されている。
パターン画像信号446は、パターン画像PIの各線の位置における各色の階調値が最高階調値であり、パターン画像PIの各線以外の部分における各色の階調値が最低階調値であるような画像信号である。従って、パターン画像PIの表示色をすべての色に設定したとき、3色相互間に画素ずれがない場合には、パターン画像PIの各線は白色で表示され、3色相互間に画素ずれがある場合には、パターン画像PIの各線は3色の線(または2色の線)がずれて表示される。なお、パターン画像PIの表示色を調整色と基準色のみに設定したときには、3色相互間に画素ずれがない場合には、パターン画像PIの各線は調整色と基準色との合成色で表示される。例えば、調整色が赤の場合には、各線は赤と緑の合成色である黄色となる。このようなパターン画像PIを用いれば、操作者は、パターン画像PI内の各線の色が白色(または調整色と基準色との合成色)となることを目標にして、画素ずれ補正の指示を行うことができる。パターン画像PI内の各線の太さは、適宜設定可能であるが、本実施例では液晶パネル部300の1画素に対応した太さとなっている。
また、本実施例のパターン画像PIは、格子状の線に重畳表示されるガイド画像GIを含んでいる。ガイド画像GIは、調整色として選択されている色や水平方向および垂直方向に沿った現在のずれ調整値を示す画像であり、操作者による各種指示操作をガイドする画像である。
パターン画像PIが投写表示されると、次に、調整点の指示が行われる(ステップS130)。調整点は、画素ずれ補正における調整量を指示するための点である。本実施例では、この時点では、液晶パネル部300の画像形成領域の外周4頂点のみが調整点として選択可能となっている。なお、調整点の指示は、操作者によって操作部600を介して行われ、指示取得部442によって取得される。
調整点の指示は、図7に示すパターン画像PI上で行われる。パターン画像PIが投写表示された時点では、外周線の左上の点PP1に対応する点がデフォルトの調整点として選択されている。操作者により操作部600のENTERボタン620が押下される毎に、液晶パネル部300の画像形成領域の外周4頂点のそれぞれが順番に調整点として選択される。パターン画像PIにおいて、現在の調整点の位置にはカーソルCUが表示される。
調整点の指示の後、画素ずれ補正の調整量の指示が行われる(ステップS140)。調整量は、調整点をどの方向にどれだけ移動させるかを特定する値である。すなわち、本実施例における「調整量」は、調整点の移動量だけでなく、調整点の移動方向をも含む概念である。なお、調整量の指示は、操作者によって操作部600を介して行われ、指示取得部442によって取得される。
調整量の指示は、パターン画像PI上が投写表示されているときに行われる。操作部600の方向ボタン群610を構成するボタン(上ボタン612、下ボタン614、左ボタン616、右ボタン618)のいずれかが押下されると、現在の調整点の調整量として、押下ボタンに対応する方向について1単位の調整量が指定される。本実施例では、1単位の調整量は、液晶パネル部300の画素間隔の4分の1に設定している。
調整色の画素ずれがある場合には、パターン画像PIの各線の位置で、調整色の画像と基準色の画像とが一致せずに二重に表示される。操作者は、パターン画像PIを参照して、調整色の画像を基準色の画像に近づける方向のボタンを押下して、調整量の指示を行う。
操作部600の方向ボタン群610のいずれかが押下され、指示取得部442により調整量の指示が取得されると、画素ずれ補正部440は、画素ずれ補正を実行する(ステップS150)。具体的には、画素ずれ補正部440は、調整点および調整量の指示に基づいて、調整色に対応する画像信号(パターン画像信号446)を補正することにより、基準色の画像光に対する調整色の画像光の相対ずれを補正する。
図8は、画素ずれ補正を概念的に示す説明図である。図8には、液晶パネル部300の画像形成領域IA(点A0,B0,C0,D0で囲まれた領域)と、画像形成領域IAの各頂点の位置が指示に従い調整された調整領域AA(点A1,B1,C1,D1で囲まれた領域)とを示している。
画素ずれ補正部440は、画像形成領域IAを、画像形成領域IAの外周4頂点のいずれかを頂点とする複数の三角形領域に分割し、調整点の位置調整前後の三角形領域を対応付けるアフィン変換を算出する。例えば、頂点B0や頂点C0の調整指示が取得された場合には、頂点A0,B0,C0を頂点とする三角形領域と頂点A1,B1,C1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、頂点B0,C0,D0を頂点とする三角形領域と頂点B1,C1,D1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換とが算出される。また、頂点A0や頂点D0の調整指示が取得された場合には、頂点A0,B0,D0を頂点とする三角形領域と頂点A1,B1,D1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、頂点A0,C0,D0を頂点とする三角形領域と頂点A1,C1,D1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換とが算出される。このようなアフィン変換は、画像形成領域IAの座標系における4頂点A0〜D0の座標値と、調整領域AAの座標系における4頂点A1〜D1の座標値との対応関係によって、一意に定まる。
画素ずれ補正部440は、算出された変換を用いて補正後の画像の各画素の座標値を補正前の画像の各画素の座標値に変換し、変換された座標値における補正前画像信号の階調値を補間により算出して、補正後の画像信号を生成する。画素ずれ補正部440は、補正後のパターン画像信号446をパネル駆動部330に供給する。これにより、投写表示されるパターン画像PIが補正後のパターン画像信号446に対応した画像に更新され、基準色の画像光に対する調整色の画像光の相対ずれが、指示された補正量分だけ補正される。
画素ずれ補正部440は、画素ずれ補正後、選択された調整点についての調整が確定されたか否かを判断する(ステップS160)。具体的には、画素ずれ補正後に、操作者が、操作部600を介して、調整量の指示操作を行うと、画素ずれ補正部440は、調整が確定されていないと判断し、調整量指示の取得(ステップS140)および画素ずれ補正(ステップS150)を実行する。
このように、本実施例では、ある調整点についての調整量の指示は連続して実行可能である。例えば、ある方向のボタン(例えば下ボタン614)が1回押下されると、調整点の位置が当該方向に1単位の調整量だけずれるように画素ずれ補正が行われ、補正後のパターン画像PIが表示される。当該方向のボタンが再度押下されると、調整点の位置が当該方向にさらに1単位の調整量だけずれるように画素ずれ補正が行われ、補正後のパターン画像PIが表示される。また、他の方向のボタン(例えば右ボタン618)が1回押下されると、調整点の位置が当該他の方向に1単位の調整量だけずれるように画素ずれ補正が行われ、補正後のパターン画像PIが表示される。このようにして、操作者は、投写表示されるパターン画像PIを確認しつつ、調整色の画像が基準色の画像に重なる(あるいは最も近づく)ように、調整量の指示を行う。
画素ずれ補正(ステップS150)の後に、操作者が操作部600を介して現在の調整点についての調整の確定操作を行うと(ステップS160:YES)、画素ずれ補正部440は、現在の調整量を調整データ452として不揮発性メモリー450に格納する(ステップS170)。本実施例では、画素ずれ補正の後に、操作部600のENTERボタン620が押下されると、調整の確定が指示されたと判断される。
なお、操作者が操作部600のDEFAULTボタン640を押下すると、現在選択されている調整点において指示された調整量が初期値に戻される。
次に、画素ずれ補正部440は、画像形成領域の外周4頂点のすべてが選択されたか否かを判断する(ステップS180)。上述したように、本実施例では、操作部600のENTERボタン620が押下される毎に、画像形成領域の外周4頂点が順番に(例えば頂点PP1、PP2、PP3、PP4の順に)調整点として選択される。従って、最初に頂点PP1が調整点として選択され、必要により調整量の指示が行われた後、操作部600のENTERボタン620が押下されると、頂点PP1の調整が確定されると共に、次の頂点PP2が調整点として選択され(ステップS130)、必要により頂点PP2の調整量の指示(ステップS140)が行われる。なお、選択された調整点についての調整が必要ないときは、操作者は方向ボタン群610を操作することなくENTERボタン620を押下する。これにより、選択中の調整点の調整が(調整量がゼロであるとして)確定されると共に、次の調整点が選択される。また、ESCボタン630が押下されると、調整点が1つ前の点に戻る。このように、本実施例では、画像形成領域の外周4頂点のそれぞれを調整点として選択できると共に、各調整点の位置における画素ずれの調整量を個別に指示することができる。
このような操作が繰り返された後、最後の頂点PP4が調整点として選択されているときに操作部600のENTERボタン620が押下されると、画素ずれ補正部440は、画像形成領域の外周4頂点のすべてが選択されたと判断する(ステップS180:YES)。画素ずれ補正部440は、次に、他の点についての調整を行うか否かを判断する(ステップS190)。具体的には、画素ずれ補正部440は、表示画像処理部410およびパネル駆動部330を制御して、スクリーンSCに、他の点についての調整を行うか否かを確認する選択画面SIを投写表示させる。図9は、選択画面SIの一例を示す説明図である。選択画面SIにおいて、操作者が他の点の調整実行(「調整点追加」ボタン)を選択した場合には、画素ずれ補正部440は、他の点についての調整を行うと判断する(ステップS190:YES)。
他の点についての調整を行うと判断されると、調整点の指示が行われる(ステップS210)。本実施例では、この時点、すなわち、画像形成領域の外周4頂点のそれぞれが調整点として少なくとも1度選択された後の時点では、指示取得部442が内側候補点を調整点として選択することを許可し、画像形成領域の外周4頂点と内側候補点とが共に調整点として選択可能となる。
画像形成領域の外周4頂点および内側候補点からの調整点の選択(ステップS210)は、上述した外周4頂点からの調整点の選択(ステップS130)と同様に、パターン画像PI上で行われる。図10は、パターン画像PI上での調整点の選択方法を示す説明図である。パターン画像PIにおいて、現在調整点として選択されている点(外周4頂点または内側候補点)にはカーソルCUが表示される。操作者により操作部600の方向ボタン群610が押下されると、押下されたボタンの方向に応じてカーソルCUが移動する。操作者により操作部600のENTERボタン620が押下されると、現在のカーソルCUの位置が調整点として選択される。
なお、本実施例では、指示取得部442が内側候補点を調整点として選択することを許可して、画像形成領域の外周4頂点および内側候補点からの調整点の選択が開始されたとき、以前に最後に調整点として選択された内側候補点が調整点に初期設定され、パターン画像PIにおける初期設定された調整点の位置にカーソルCUが表示される。一般に、画素ずれ補正の調整量の指示は、同じ調整点に対して連続して実行されたり、近くの調整点に対して続けて実行されたりする場合が多い。本実施例では、以前に最後に調整点として選択された内側候補点が調整点に初期設定されるため、調整点の選択を簡単にかつ迅速に実行することができる。
調整点の選択指示の後、同様に、画素ずれ補正の調整量の指示が行われる(ステップS220)。調整量の指示は、操作部600の方向ボタン群610を介して行われる。調整量の指示が行われると、画素ずれ補正部440は、画素ずれ補正を実行する(ステップS230)。
図11は、内側候補点を調整点として選択した場合の画素ずれ補正を概念的に示す説明図である。図11(a)には、液晶パネル部300の画像形成領域IA(点A0,B0,C0,D0で囲まれた領域)を示しており、図11(b)には、画像形成領域IAの各頂点の位置が指示に従い調整された調整領域AA(点A1,B1,C1,D1で囲まれた領域)を示している。
画素ずれ補正部440は、画像形成領域IAを、画像形成領域IAの外周4頂点と調整点として選択された内側候補点とのいずれかを頂点とする複数の三角形領域に分割し、調整点の位置調整前後の三角形領域を対応付けるアフィン変換を算出する。例えば、内側候補点である頂点E0の調整指示が取得された場合には、頂点A0,B0,E0を頂点とする三角形領域と頂点A1,B1,E1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、頂点A0,C0,E0を頂点とする三角形領域と頂点A1,C1,E1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、頂点B0,D0,E0を頂点とする三角形領域と頂点B1,D1,E1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、頂点C0,D0,E0を頂点とする三角形領域と頂点C1,D1,E1を頂点とする三角形領域とを対応付けるアフィン変換と、が算出される。このようなアフィン変換は、画像形成領域IAの座標系における頂点A0〜E0の座標値と、調整領域AAの座標系における頂点A1〜E1の座標値との対応関係によって、一意に定まる。
画素ずれ補正部440は、算出された変換を用いて補正後の画像の各画素の座標値を補正前の画像の各画素の座標値に変換し、変換された座標値における補正前画像信号の階調値を補間により算出して、補正後の画像信号を生成する。画素ずれ補正部440は、補正後のパターン画像信号446をパネル駆動部330に供給する。これにより、投写表示されるパターン画像PIが補正後のパターン画像信号446に対応した画像に更新され、基準色の画像光に対する調整色の画像光の相対ずれが、指示された補正量分だけ補正される。
画素ずれ補正部440は、画素ずれ補正後、選択された調整点についての調整が確定されたか否かを判断する(ステップS240)。具体的には、画素ずれ補正後に、操作者が操作部600を介して調整量の指示操作を行うと、画素ずれ補正部440は、調整が確定されていないと判断し、調整量指示の取得(ステップS220)および画素ずれ補正(ステップS230)を実行する。このように、本実施例では、内側候補点についても調整量の指示を連続して実行可能である。
画素ずれ補正(ステップS230)の後に、操作者が操作部600を介して現在の調整点についての調整の確定操作を行うと(ステップS240:YES)、画素ずれ補正部440は、現在の調整量を調整データ452として不揮発性メモリー450に格納する(ステップS250)。本実施例では、画素ずれ補正の後に、操作部600のENTERボタン620が押下されると、調整の確定が指示されたと判断される。
ある調整点について調整の確定が指示されると、画素ずれ補正部440は、他の点についての調整を行うか否かを再度判断する(ステップS260)。具体的には、画素ずれ補正部440は、表示画像処理部410およびパネル駆動部330を制御して、スクリーンSCに、他の点についての調整を行うか否かを確認する選択画面SI(図9)を投写表示させ、選択画面SIにおいて、操作者が他の点の調整実行(「調整点追加」ボタン)を選択した場合には、画素ずれ補正部440は、他の点についての調整を行うと判断する(ステップS260:YES)。
他の点についての調整を行うと判断されると、再度、画像形成領域の外周4頂点および内側候補点からの調整点の選択(ステップS210)が行われる。図12は、パターン画像PI上での調整点の選択方法を示す説明図である。本実施例では、パターン画像PIにおいて、複数の内側候補点の内、以前に調整量が指示された(すなわち位置が調整された)内側候補点は、他の内側候補点と識別して表示される。具体的には、図12に示すように、以前に調整量が指示された内側候補点の位置には、調整済マークAMが表示される。従って、操作者は、位置調整を行ったことのある内側候補点を容易に認識することができ、画素ずれ補正の指示操作をより容易に行うことができる。
また、本実施例では、パターン画像PIにおけるガイド画像GIの位置は、カーソルCUの移動に伴い変化する。具体的には、ガイド画像GIは、調整点として選択される内側候補点を示すカーソルCUと干渉しない位置に配置される。図12の例では、カーソルCUが右下に移動したため、ガイド画像GIが、図7に示すパターン画像PIにおける位置から左上の位置に移動された様子を示している。
選択画面SI(図9)において、現在の調整色についての画素ずれ補正の完了が選択されると、画素ずれ補正部440は、現在の調整色についての画素ずれ補正が完了したと判断し(ステップS190またはS260:NO)、選択中の調整色についての画素ずれ補正を終了する。
その後は、メニュー画面MI(図6)が再度表示され、他の調整色についての画素ずれ補正の開始が選択されたら(ステップS200:NO)、選択された調整色についての画素ずれ補正(ステップS110以降の処理)が実行される。一方、メニュー画面MIにおいて、すべての色の画素ずれ補正の完了が選択されたら(ステップS200:YES)、画素ずれ補正部440は、画素ずれ補正処理を終了する。
以上説明したように、本実施例のプロジェクター10では、液晶パネル部300の画像形成領域の外周4頂点と画像形成領域内に設定された内側候補点とのそれぞれを調整点として選択できると共に、各調整点の位置における基準色の画像光に対する調整色の画像光の相対ずれの調整量を個別に指示することができる。このとき、指示取得部442は、画像形成領域の外周4頂点のそれぞれが調整点として少なくとも1度選択された後に、内側候補点を調整点として選択することを許可する。そのため、操作者は、最初に画像形成領域の外周4頂点のみを対象として調整量の指示を行うことにより、画像形成領域全体の画素ずれ補正のための指示操作を行うことができると共に、その後に内側候補点を調整点として選択して調整量の指示を行うことにより、内側候補点における画素ずれに着目した精度の高い画素ずれ補正のための指示操作を行うことができる。そのため、本実施例のプロジェクター10では、複数の方法で画素ずれ補正を行う場合の指示操作を簡単で誤指示の起きにくいものとすることができる。
また、本実施例のプロジェクター10では、パターン画像PIにおいて、複数の内側候補点の内の調整量が指示された(すなわち位置が調整された)内側候補点が他の内側候補点と識別して表示される。そのため、操作者は、位置調整を行ったことのある内側候補点を容易に認識することができ、画素ずれ補正の指示操作をより容易に行うことができる。
また、本実施例のプロジェクター10では、パターン画像PIが操作者による各種指示操作をガイドするガイド画像GIを含み、ガイド画像GIは、パターン画像PIにおいて調整点として選択される内側候補点と干渉しない位置に配置される。そのため、各種指示操作のガイドによる利便性の向上と内側候補点の選択のしやすさとを両立させることができる。
また、本実施例のプロジェクター10では、指示取得部442が内側候補点を調整点として選択することを許可して、画像形成領域の外周4頂点および内側候補点からの調整点の選択が開始されたとき、以前に最後に調整点として選択された内側候補点が調整点に初期設定され、パターン画像PIにおける初期設定された調整点の位置にカーソルCUが表示される。そのため、操作者による調整点の選択を簡単にかつ迅速に実行することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例におけるプロジェクター10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施例では、照明光学系100から射出された白色光を赤、緑、青の3つの色光に分離するとしているが、代わりに、赤、緑、青の3つの色光を射出可能な光源を用いてもよい。また、プロジェクター10は、赤、緑、青の3つの色光に限らず、合成すると白色となる複数色の色光を射出し、そのような複数色の色光のそれぞれに対応する画像光を液晶パネル部300により生成し、複数の画像光を合成して投写するものとしてもよい。
また、プロジェクター10は、液晶パネル部300に代えて、入力された色光を画像信号に対応する画像光へと変調する他のデバイスを有するとしてもよい。
また、プロジェクター10の操作部600の構成(図4)は、あくまで一例であり、操作部600が図4に示したボタンの一部を有さないとしてもよいし、他のボタンを有するとしてもよい。また、操作部600は、操作者の指示操作を受け付ける他のインターフェイス(例えば、タッチパネル)を有するとしてもよい。また、プロジェクター10は、操作者の指示操作を受け付けるインターフェイスとして、操作部600に加えて(または操作部600に代えて)、操作者によるリモコンの操作を受け付けるリモコンインターフェイスを有するとしてもよい。
また、上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、上記実施例では、画素ずれ補正部440は、CPU401がコンピュータープログラムを読み出して実行することにより実現されるとしているが、これらの機能部はハードウェアにより実現されるとしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
B2.変形例2:
上記実施例における内側候補点の位置はあくまで一例であり、内側候補点は、液晶パネル部300の画像形成領域内の任意の位置に設定可能である。
また、上記実施例におけるパターン画像PIの構成は、あくまで一例であり、液晶パネル部300の画像形成領域の外周4頂点および内側候補点の位置を示す画像であれば、他の画像であってもよい。
B3.変形例3:
上記実施例では、方向ボタン群610のいずれかが押下される毎に、調整点の位置が当該方向に1単位の調整量だけずれるように画素ずれ補正が行われて、パターン画像PIの表示更新が行われるとしているが、方向ボタン群610のいずれかが少なくとも1回押下された後に確定操作(例えばENTERボタン620の押下)が行われると、画素ずれ補正の実行およびパターン画像PIの表示更新が行われるものとしてもよい。
また、上記実施例では、ENTERボタン620が押下される毎に、調整点が順に選択されるとしているが、調整点の選択指示は方向ボタン群610によりカーソルCUを動かし、所望の点にカーソルCUを表示させてENTERボタン620を押下することにより行われるとしてもよい。
B4.変形例4:
上記実施例では、画素ずれ補正部440は、調整点の位置調整前後の三角形領域を対応付けるアフィン変換を用いて画素ずれ補正を行うとしているが、画素ずれ補正の方法はこれに限られない。例えば、画素ずれ補正部440は、画像形成領域IAと調整領域AAとを対応付ける射影変換を用いて画素ずれ補正を行うとしてもよい。このような射影変換は、画像形成領域IAの座標系における各頂点の座標値と、調整領域AAの座標系における各頂点の座標値との対応関係によって、一意に定まる。また、画素ずれ補正部440は、公知の補間方法を用いる他の方法によって画素ずれ補正を行うとしてもよい。
10…プロジェクター
100…照明光学系
110…光源ランプ駆動部
200…色光分離光学系
220…リレー光学系
300…液晶パネル部
320…ダイクロイックプリズム
330…パネル駆動部
340…投写光学系
350…投写光学系調整部
400…メイン処理部
401…CPU
410…表示画像処理部
412…画像取得部
430…ROM
440…画素ずれ補正部
442…指示取得部
446…パターン画像信号
450…不揮発性メモリー
452…調整データ
600…操作部
610…方向ボタン群
612…上ボタン
614…下ボタン
616…左ボタン
618…右ボタン
620…ENTERボタン
630…ESCボタン
640…DEFAULTボタン
800…筐体

Claims (6)

  1. 投写面上に画像を表示する投写型表示装置であって、
    画像信号を取得する画像取得部と、
    複数色の色光を出力する色光出力部と、
    前記複数色の色光のそれぞれに対応して設けられ、複数の画素により構成された画像形成領域を有する複数の画像形成パネル部と、
    前記画像形成領域において前記色光が前記画像信号に対応する画像光へと変調されるように各前記画像形成パネル部を駆動するパネル駆動部と、
    各前記画像形成パネル部から出力された前記画像光を合成する合成部と、
    合成された前記画像光を投写する投写光学系と、
    各前記画像形成パネル部の前記画像形成領域において矩形を構成する4頂点と前記画像形成領域内に設定された複数の内側候補点との位置を示すパターン画像を表すパターン画像信号を記憶する画像記憶部と、
    前記画像形成領域の前記矩形の4頂点と前記内側候補点との中から調整点を選択する調整点指示と、前記複数色の中から選択された調整色の画像光と前記調整色とは異なる基準色の画像光との前記調整点における相対ずれの調整量を指示する調整量指示と、を取得する指示取得部と、
    前記パターン画像信号を前記パネル駆動部に供給して前記パターン画像に対応する前記画像光を生成させると共に、前記調整点指示および前記調整量指示に基づき、前記調整色に対応する前記画像信号を補正して、前記基準色の画像光に対する前記調整色の画像光の相対ずれを補正するずれ補正部と、を備え、
    前記指示取得部は、前記画像形成領域の前記矩形の4頂点のそれぞれが前記調整点として少なくとも1度選択された後に、前記内側候補点を前記調整点として選択することを許可する、投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置であって、
    前記パターン画像は、前記複数の内側候補点の内の前記調整量が指示された前記内側候補点を他の前記内側候補点と識別して表示する画像である、投写型表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の投写型表示装置であって、
    前記パターン画像は、前記調整点指示と前記調整量指示との操作をガイドするガイド画像を含み、
    前記ガイド画像は、前記パターン画像において、前記調整点として選択される前記内側候補点と干渉しない位置に配置される、投写型表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の投写型表示装置であって、
    前記ずれ補正部は、前記指示取得部が前記内側候補点を前記調整点として選択することを許可したとき、以前に最後に前記調整点として選択された前記内側候補点を前記調整点に初期設定する、投写型表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の投写型表示装置であって、
    前記ずれ補正部は、前記画像形成領域における前記矩形の4頂点と前記調整点として選択された前記内側候補点との内のいずれかを頂点とする多角形領域と、前記調整点が前記調整量指示により指示された調整量だけ移動した調整領域における前記多角形領域に対応する領域と、を対応付ける変換を用いて、前記画像信号を補正する、投写型表示装置。
  6. 画像信号を取得する画像取得部と、複数色の色光を出力する色光出力部と、前記複数色の色光のそれぞれに対応して設けられ、複数の画素により構成された画像形成領域を有する複数の画像形成パネル部と、前記画像形成領域において前記色光が前記画像信号に対応する画像光へと変調されるように各前記画像形成パネル部を駆動するパネル駆動部と、各前記画像形成パネル部から出力された前記画像光を合成する合成部と、合成された前記画像光を投写する投写光学系と、を有する投写型表示装置の制御方法であって、
    各前記画像形成パネル部の前記画像形成領域において矩形を構成する4頂点と前記画像形成領域内に設定された複数の内側候補点との位置を示すパターン画像を表すパターン画像信号を準備する工程と、
    前記画像形成領域の前記矩形の4頂点と前記内側候補点との中から調整点を選択する調整点指示と、前記複数色の中から選択された調整色の画像光と前記調整色とは異なる基準色の画像光との前記調整点における相対ずれの調整量を指示する調整量指示と、を取得する工程と、
    前記パターン画像信号を前記パネル駆動部に供給して前記パターン画像に対応する前記画像光を生成させると共に、前記調整点指示および前記調整量指示に基づき、前記調整色に対応する前記画像信号を補正して、前記基準色の画像光に対する前記調整色の画像光の相対ずれを補正する工程と、を備え、
    前記指示を取得する工程は、前記画像形成領域の前記矩形の4頂点のそれぞれが前記調整点として少なくとも1度選択された後に、前記内側候補点を前記調整点として選択することを許可する工程である、方法。
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