JP7268666B2 - 投射方法 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、平成30年7月19日、セイコーエプソン株式会社が、エプソンスクエア・ビジネススクエア・デモルーム(東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー29階)における、販売代理店向け新製品紹介にて、太田章彦および工藤裕介が発明した表示システム、制御装置、表示システムの制御方法、およびプログラムについて公開した。
特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、平成30年7月20日、セイコーエプソン株式会社が、ホテル イースト21東京(東京都江東区東陽6-3-3)における、日本映像機材レンタル協会(JVRA)会員向け新製品紹介にて、太田章彦および工藤裕介が発明した表示システム、制御装置、表示システムの制御方法、およびプログラムについて公開した。
本発明は、投射方法に関する。
従来、制御装置の表示部上で、プロジェクターが投射する画像の形状を補正することが提案されている。例えば、特許文献1には、制御装置の表示部が、プロジェクターが投射する画像のプレビュー画像を表示する表示システムが開示されている。このプレビュー画像には、長方形を含む。プロジェクターが投射する画像では、投射面に沿って、この長方形が歪む。ユーザーは、プレビュー画像の長方形を変形させて、プロジェクターが投射する画像内の長方形の歪みが相殺されるように補正する。また、特許文献2には、投射面に投射される画像内に、複数の格子点が配置され、格子点の位置を変更することにより、プロジェクターが投射する画像の形状を補正するプロジェクターが開示されている。
特開2004-320661号公報 特開2013-78001号公報
しかしながら、上述の従来技術において、表示部に表示されるプレビュー画像が、複数の格子点を含む場合、格子点が多くなると、ユーザーが選択したい格子点が、他の格子点と一部重なる、または近接し、ユーザーが選択したい格子点を選択することが困難になるという問題がある。
本発明の好適な態様にかかる表示システムは、プロジェクターと、前記プロジェクターに接続する制御装置とを含む表示システムであって、前記プロジェクターは、入力画像データに歪み補正を施して補正画像データを生成する補正部と、前記補正画像データに基づく補正画像を投射する投射部とを備え、前記制御装置は、前記プロジェクターから取得される前記歪み補正の内容を示す補正データに基づいて、複数の格子点を含む基準画像を示す基準画像データに、前記歪み補正を含む処理を施してプレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する生成部と、前記プレビュー画像データに基づいて前記プレビュー画像を表示する表示部と、前記プレビュー画像の拡大操作と、拡大されるプレビュー画像に含まれる複数の格子点のうち補正対象となる格子点を選択する選択操作と、選択される格子点に位置を変更する変更操作とを受け付ける受付部と、前記変更操作に応じて、前記補正部における歪み補正を変更する変更指令を生成し、前記変更指令を前記プロジェクターに送信する送信部と、を備える。
本発明の好適な態様にかかる制御装置は、入力画像データに歪み補正を施して補正画像データを生成し、前記補正画像データに基づく補正画像を投射するプロジェクターに接続する制御装置であって、前記プロジェクターから取得される前記歪み補正の内容を示す補正データに基づいて、複数の格子点を含む基準画像を示す基準画像データに、前記歪み補正を含む処理を施してプレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する生成部と、前記プレビュー画像データに基づいて前記プレビュー画像を表示する表示部と、前記プレビュー画像の拡大操作と、拡大されるプレビュー画像に含まれる複数の格子点のうち補正対象となる格子点を選択する選択操作と、選択される格子点に位置を変更する変更操作とを受け付ける受付部と、前記変更操作に応じて、前記歪み補正を変更する変更指令を生成し、前記変更指令を前記プロジェクターに送信する送信部と、を備える。
本発明の好適な態様にかかる表示システムの制御方法は、プロジェクターと、前記プロジェクターに接続する制御装置とを含む表示システムの制御方法であって、前記プロジェクターが、入力画像データに歪み補正を施して補正画像データを生成し、前記補正画像データに基づく補正画像を投射し、前記制御装置が、前記プロジェクターから取得される前記歪み補正の内容を示す補正データに基づいて、複数の格子点を含む基準画像を示す基準画像データに、前記歪み補正を含む処理を施してプレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成し、前記プレビュー画像データに基づいて前記プレビュー画像を表示し、前記プレビュー画像の拡大操作と、拡大されるプレビュー画像に含まれる複数の格子点のうち補正対象となる格子点を選択する選択操作と、選択される格子点に位置を変更する変更操作とを受け付け、前記変更操作に応じて、前記歪み補正を変更する変更指令を生成し、前記変更指令を前記プロジェクターに送信する。
本発明の好適な態様にかかるプログラムは、入力画像データに歪み補正を施して補正画像データを生成し、前記補正画像データに基づく補正画像を投射するプロジェクターに接続し、表示部を備える制御装置のプログラムであって、前記制御装置を、前記プロジェクターから取得される前記歪み補正の内容を示す補正データに基づいて、複数の格子点を含む基準画像を示す基準画像データに、前記歪み補正を含む処理を施してプレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する生成部、前記プレビュー画像データに基づいて前記プレビュー画像を前記表示部に表示させる表示制御部、前記プレビュー画像の拡大操作と、拡大されるプレビュー画像に含まれる複数の格子点のうち補正対象となる格子点を選択する選択操作と、選択される格子点に位置を変更する変更操作とを受け付ける受付部、および、前記変更操作に応じて、前記歪み補正を変更する変更指令を生成し、前記変更指令を前記プロジェクターに送信する送信部、として機能させる。
表示システム1を示す図。 表示システム1の構成例を示す図。 歪み補正前の複数の単位領域UAの一例を示す図。 歪み補正後の複数の単位領域UAの一例を示す図。 投射部88の一例を示す図。 基準画像KGを示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す図。 プレビュー画像PGの第1態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す図。 プレビュー画像PGの第2態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す図。 単位領域識別子の一例を示す図。 プレビュー画像PGの第3態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す図。 表示システム1の動作の内容を示すフローチャートを示す図。 拡大されるプレビュー画像PGを示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す図。 第2実施形態における表示システム1の構成例を示す図。 第2実施形態における補正画像CGの一例を示す図。 第3実施形態における表示システム1の構成例を示す図。 第3実施形態における補正画像CGの一例を示す図。 第1変形例における表示システム1の構成例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.第1実施形態
以下、第1実施形態にかかる表示システム1を説明する。
A.1.表示システム1の概要
図1に、表示システム1を示す。表示システム1は、プロジェクター8に接続する制御装置2と、画像提供装置4と、プロジェクター8とを含む。本実施形態では、ユーザーの操作によって、投射する画像の形状を補正可能とするプロジェクター8について説明する。
制御装置2は、プロジェクター8を制御する。画像提供装置4は、入力画像データGDを、プロジェクター8に提供する。プロジェクター8は、入力画像データGDに歪み補正を施して、図2に示す補正画像データCGDを生成し、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを、投射面SCに投射する。
歪み補正は、画像の歪みを補正する処理である。画像の歪みが発生する状況としては、以下に示す2つの状況がある。第1状況は、投射面SCが曲面である場合、または投射面SCに凹凸がある場合である。第2状況は、投射面SCの正面以外の位置からプロジェクター8が投射する場合である。制御装置2は、ユーザーの操作によって、投射面SCに投射される画像の歪みが相殺されるように歪み補正を変更し、プロジェクター8は、入力画像データGDに、この歪み補正を施して補正画像データCGDを生成する。この歪み補正は、画像の形状を幾何学的に補正する処理であるから、「幾何学歪み補正」とも称される。
以下の説明では、投射面SC上のX軸とY軸とを定義する。X軸およびY軸は、互いに直交する。
A.2.第1実施形態の構成
図2に、表示システム1の構成例を示す。以下では、プロジェクター8が、入力画像データGDを受け付けて、補正画像CGを投射面SCに投射するまでの一連の動作の説明と、制御装置2が歪み補正を示す補正データCDをプロジェクター8から取得して、歪み補正を変更するまでの一連の動作の説明とを行う。
A.2.1.プロジェクター8の動作の説明
プロジェクター8は、受信部82と、処理部84と、記憶部86と、投射部88とを有する。受信部82は、画像提供装置4から、入力画像データGDを受信する。
処理部84は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。処理部84は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理部84は、記憶部86に記憶されるプログラムを読み取り実行することによって、補正部841と、取得部845として機能する。
補正部841は、入力画像データGDに、歪み補正を施して、補正画像データCGDを生成する。歪み補正の内容は、記憶部86に記憶される補正データCDが示す。補正データCDの内容の具体例を示すため、具体的な歪み補正の方法について、説明する。
補正部841は、入力画像データGDが示す画像を、図3に示す複数の単位領域UAに分割し、それぞれの単位領域UAごとに補正処理を施す。
図3に、歪み補正前の複数の単位領域UAの一例を示す。図3に示す格子点GP1、格子点GP2、格子点GP3、格子点GP4、格子点GP5、格子点GP6、格子点GP7、格子点GP8、および、格子点GP9は、単位領域UA1、単位領域UA2、単位領域UA3、および、単位領域UA4のそれぞれにおいて頂点に位置する。図3に示すように、歪み補正前の単位領域UAのそれぞれの形状は、矩形である。
以下の説明では、同種の要素を区別する場合には、格子点GP1、格子点GP2のように参照符号を使用する。一方、同種の要素を区別しない場合には、格子点GPのように、参照符号のうちの共通符号だけを使用する。
格子点GPの個数は、2以上の単位領域UAが形成できればよい。図3の例では、説明を容易にするため、9個の格子点GPと、2個の単位領域UAを示す。
図4に、歪み補正後の複数の単位領域UAの一例を示す。図4では、複数の単位領域UAの形状の変形済みの状態を示す。具体的には、図4では、格子点GP5が、Y軸正方向に移動して、単位領域UA1、単位領域UA2、単位領域UA3、および、単位領域UA4が変形している。補正部841は、変形前の単位領域UA内の画像を、変形後の単位領域UAに収まるように補正する。補正データCDの内容は、それぞれの変形後の格子点GPの位置である。図4に示す変形後の格子点GPの位置に従って補正される補正画像CGは、仮に投射面SCが平面であれば、歪む。しかしながら、投射面SCが曲面である場合、または、投射面SCに凹凸がある場合、歪みの無い画像が得られる。
補正データCDの初期値は、以下に示す2つの態様がある。補正データCDの初期値の第1態様は、補正無しの格子点GPの位置である。補正データCDの初期値の第2態様は、湾曲面、斜面といった投射面SCの形状に合わせて予め定められた格子点GPの位置である。
説明を図2に戻す。投射部88は、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを投射する。
図5に、投射部88の一例を示す。投射部88は、光源881と、光変調装置の一例である3つの液晶ライトバルブ882R、882G、および882Bと、投射光学系の一例である投射レンズ883と、ライトバルブ駆動部884等を含む。投射部88は、光源881から射出される光を液晶ライトバルブ882で変調して補正画像CGを形成し、補正画像CGを投射レンズ883から拡大投射する。画像は、投射面SCに表示される。
光源881は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED、またはレーザー光源等から形成される光源部881aと、光源部881aが放射する光の方向のばらつきを低減するリフレクター881bとを含む。光源881から射出される光は、不図示のインテグレーター光学系によって輝度分布のばらつきが低減され、その後、不図示の色分離光学系によって光の3原色である赤色、緑色、青色の色光成分に分離される。赤色、緑色、青色の色光成分は、それぞれ液晶ライトバルブ882R、882G、882Bに入射する。
液晶ライトバルブ882は、一対の透明基板間に液晶が封入される液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ882には、マトリクス状に配列された複数の画素882pからなる矩形の画素領域882aが形成されている。液晶ライトバルブ882では、液晶に対して画素882pごとに駆動電圧を印加することが可能である。ライトバルブ駆動部884が、補正画像データCGDに応じた駆動電圧を各画素882pに印加すると、各画素882pは、補正画像データCGDに応じた光透過率に設定される。このため、光源881から射出される光は、画素領域882aを透過することで変調され、投射面SCに投射する補正画像CGが色光ごとに形成される。
説明を図2に戻す。記憶部86は、処理部84が読み取り可能な記録媒体である。記憶部86は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路の1種類以上で構成される。記憶部86は、補正データCDを記憶する。
A.2.2.制御装置2の動作の説明
制御装置2は、表示部22と、操作部24と、処理部26と、記憶部28とを有する。
表示部22は、処理部26と電気的に接続されており、液晶パネル、電子ペーパーパネルおよび有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示パネルで形成される。
操作部24は、ユーザーの操作を受け付ける。操作部24は、例えば、キーボードとマウスとである。
処理部26は、例えば、CPU等のコンピューターである。処理部26は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理部26は、記憶部28に記憶されたプログラムを読み取り実行することによって、生成部261と、表示制御部262と、受付部265と、送信部266として機能する。
生成部261は、プロジェクター8から補正データCDを取得し、図6に示す基準画像KGを示す基準画像データKGDに、補正データCDに応じた歪み補正を含む処理を施して、プレビュー画像PGを示すプレビュー画像データPGDを生成する。基準画像KGは、複数の格子点GPを含む。表示制御部262は、プレビュー画像PGを表示部22に表示させる。表示部22は、プレビュー画像データPGDに基づいて、プレビュー画像PGを表示する。受付部265は、プレビュー画像PGの拡大操作と、拡大されるプレビュー画像PGに含まれる複数の格子点GPのうち補正対象となる格子点GPを選択する選択操作と、選択される格子点GPに位置を変更する変更操作とを受け付ける。送信部266は、変更操作に応じて生成される補正部841における歪み補正を変更する変更指令HCをプロジェクター8に送信する。選択される格子点GPを、以下、「選択格子点SGP」と称する。
図6に、基準画像KGを示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す。歪み補正表示画面221は、基準画像KG、またはプレビュー画像PGを表示する画像表示領域2211と、スライダーバー2212と、パンズーム表示領域2213と、初期化ボタン2215と、変更指令ボタン2216とを含む。図6に示す画像表示領域2211は、基準画像KGを表示する。
以下の説明では、表示部22内の水平方向をx軸方向と定義し、表示部22内の垂直方向をy軸方向と定義して、投射面SC上のX軸とY軸と区別する。
図6では、煩雑化を避けるため、符号を示していないが、黒丸が、格子点GPである。図6以降に示す格子点GPは、x軸方向に沿って17個並んでおり、y軸方向に沿って17個並ぶ。従って、単位領域UAは、x軸方向に沿って16個並んでおり、y軸方向に沿って16個並ぶ。
スライダーバー2212は、スライダー2212aを含む。操作部24が、プレビュー画像PGの拡大操作として、スライダー2212aをx軸の正方向に移動させる操作を受け付けると、表示部22は、プレビュー画像PGを拡大し、拡大されるプレビュー画像PGを表示する。一方、スライダー2212aをx軸の負方向に移動させる操作を受け付けると、表示部22は、拡大されるプレビュー画像PGの替わりに、拡大されないプレビュー画像PGを表示する。パンズーム表示領域2213は、画像表示領域2211に、拡大されるプレビュー画像PGが表示される場合に使用される。初期化ボタン2215が押下されることによって、表示部22は、実施済みの歪み補正を取り消して、画像表示領域2211に基準画像KGを表示する。変更指令ボタン2216が押下されることによって、送信部266は、変更指令HCを、プロジェクター8に送信する。
説明を図2に戻す。プレビュー画像PGは、例えば、以下に示す4つの態様がある。プレビュー画像PGの第1態様は、基準画像KGに、歪み補正のみを施して得られる画像である。プレビュー画像PGの第2態様は、基準画像KGに、歪み補正と、選択格子点SGPを強調する処理とを施して得られる画像である。プレビュー画像PGの第3態様は、基準画像KGに、歪み補正と、複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域UAを識別する識別子を配置する処理とを施して得られる画像である。プレビュー画像PGの第4態様は、プレビュー画像PGの第2態様と、プレビュー画像PGの第3態様との組み合わせである。
図7に、プレビュー画像PGの第1態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す。プレビュー画像PGの第1態様は、基準画像KGに、歪み補正のみを施して得られる画像である。図7に示す画像表示領域2211は、プレビュー画像PGの第1態様を示す。
プレビュー画像PGは、各単位領域UAの辺を示す線分を含んでもよいし、含まなくてもよい。以下に示すプレビュー画像PGは、各単位領域UAの辺を示す線分を含む。
図8に、プレビュー画像PGの第2態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す。生成部261は、基準画像KGに、歪み補正と、選択格子点SGPを強調する処理とを施して、プレビュー画像PGの第2態様を示すプレビュー画像データPGDを生成する。図8に示す画像表示領域2211は、プレビュー画像PGの第2態様を表示する。選択格子点SGPを強調する処理は、例えば、以下に示す2つの態様がある。選択格子点SGPを強調する処理の第1態様は、選択格子点SGPを囲う枠を表示する。選択格子点SGPを強調する処理の第2態様は、選択格子点SGPの色を、他の格子点GPの色とは異なる色に変更する。図8の例では、選択格子点SGPを強調する処理の第1態様として、表示部22は、選択格子点SGPを囲う枠BDを表示する。
プレビュー画像PGの第3態様について、生成部261は、基準画像KGに、歪み補正と、複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域UAを識別する文字を配置する処理とを施して、プレビュー画像PGの第3態様を示すプレビュー画像データPGDを生成する。以下、単位領域UAを識別する識別子を、「単位領域識別子」と称する。識別子は、文字、数字、および符号を含む。
図9に、単位領域識別子の一例を示す。表T1で示すように、単位領域識別子は、アルファベット1文字と、1文字または2文字の数字とを結合した文字列である。具体的には、単位領域識別子の1文字目は、y軸の正方向の端から数えて、この各々が属する行が1番目であれば「A」であり、2番目であれば「B」であり、3番目であれば「C」であり、…、16番目であれば「P」である。同様に、単位領域識別子の2文字目以降は、x軸の負方向の端から数えて、この各々が属する行が1番目であれば「1」であり、2番目であれば「2」であり、3番目であれば「3」であり、…、16番目であれば「16」である。
図10に、プレビュー画像PGの第3態様を示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す。図10に示す画像表示領域2211は、プレビュー画像PGの第3態様を表示する。図10では、図面の煩雑化を抑えるため、複数の単位領域識別子のうち一部の単位領域識別子のみを代表して記載してある。
プレビュー画像PGの第4態様は、プレビュー画像PGの第2態様とプレビュー画像PGの第3態様との組み合わせである。すなわち、生成部261は、基準画像KGに、歪み補正と、選択格子点SGPを強調する処理と、単位領域識別子を配置する処理とを施して、プレビュー画像PGの第4態様を示すプレビュー画像データPGDを生成する。
説明を図2に戻す。取得部845は、送信部266から変更指令HCを取得し、変更指令HCに基づいて、補正データCDを更新する。補正データCDが更新されることにより、補正部841は、入力画像データGDに、更新後の歪み補正を施して補正画像データCGDを生成する。投射部88は、更新後の歪み補正が反映される補正画像CGを投射する。
A.3.第1実施形態における表示システム1の動作
次に、表示システム1の動作の内容を示すフローチャートを、図11を用いて説明する。
図11に、表示システム1の動作の内容を示すフローチャートを示す。生成部261は、ステップS1において、補正データCDに基づいて、基準画像データKGDに、歪み補正を施して、プレビュー画像PGを示すプレビュー画像データPGDを生成する。次に、表示部22は、ステップS2において、プレビュー画像データPGDが示すプレビュー画像PGを含む歪み補正表示画面221を表示する。受付部265は、ステップS3において、歪み補正表示画面221に対する操作を受け付ける。
受付部265は、ステップS4において、受付済の操作が、プレビュー画像PGの拡大操作か否かを判断する。プレビュー画像PGの拡大操作は、例えば、スライダー2212aをx軸の正方向に移動させる操作である。ステップS4:Yesの場合、すなわち受付済の操作がプレビュー画像PGの拡大操作である場合、表示部22は、ステップS5において、プレビュー画像PGを拡大し、拡大されるプレビュー画像PGを表示する。ステップS5の処理後、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
図12に、拡大されるプレビュー画像PGを示す場合の歪み補正表示画面221の一例を示す。図12に示す画像表示領域2211において、表示部22は、プレビュー画像PGを拡大する。パンズーム表示領域2213は、画像表示領域2211が、拡大されるプレビュー画像PGを表示する場合に、プレビュー画像PGのうち、拡大されるプレビュー画像PGが表示する領域を示す枠2213aを有する。
なお、図12では、画像表示領域2211は、プレビュー画像PGの第1態様を拡大して得られる画像を表示する。プレビュー画像PGの第2態様を拡大する場合、画像表示領域2211に表示される画像には、強調する処理が施される選択格子点SGPを含む。同様に、プレビュー画像PGの第3態様を拡大する場合、画像表示領域2211に表示される画像には、単位領域識別子が含まれる。
説明を図11に戻す。ステップS4:Noの場合、すなわち、受付済の操作がプレビュー画像PGの拡大操作でない場合、受付部265は、ステップS6において、受付済の操作が、プレビュー画像PGの縮小操作か否かを判断する。プレビュー画像PGの縮小操作は、例えば、スライダー2212aをx軸の負方向に移動させる操作である。ステップS6:Yesの場合、すなわち受付済の操作がプレビュー画像PGの縮小操作である場合、表示部22は、ステップS7において、拡大されるプレビュー画像PGを縮小する。すなわち、表示部22は、拡大されないプレビュー画像PGを表示する。ステップS7の処理後、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
ステップS6:Noの場合、すなわち受付済の操作がプレビュー画像PGの縮小操作でない場合、受付部265は、ステップS8において、受付済の操作が、格子点GPの選択操作か否かを判断する。格子点GPの選択操作は、例えば、格子点GP上でのマウスの押下操作である。ステップS8:Yesの場合、すなわち、受付済の操作が格子点GPの選択操作である場合、生成部261は、ステップS9において、選択格子点SGPを強調する処理を実施して、プレビュー画像データPGDを生成する。表示部22は、生成されるプレビュー画像データPGDが示すプレビュー画像PGを表示する。ステップS9の処理後、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
一方、ステップS8:Noの場合、すなわち受付済の操作が格子点GPの選択操作でない場合、受付部265は、ステップS10において、受付済の操作が、選択格子点SGPの位置の変更操作か否かを判断する。ステップS10:Yesの場合、すなわち受付済の操作が選択格子点SGPの位置の変更操作である場合、表示部22は、ステップS11において、選択格子点SGPの位置を移動し、移動後の選択格子点SGPを含むプレビュー画像PGを表示する。ステップS11の処理後、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
一方、ステップS10:Noの場合、すなわち、受付済の操作が格子点GPの位置の変更操作でない場合、受付部265は、ステップS12において、受付済の操作が、初期化ボタン2215の押下操作か否かを判断する。ステップS12:Yesの場合、すなわち受付済の操作が初期化ボタン2215の押下操作である場合、表示部22は、ステップS13において、実施済みの歪み補正を取り消して、画像表示領域2211に基準画像KGを表示する。ステップS13の処理後、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
一方、ステップS12:Noの場合、すなわち受付済の操作が初期化ボタン2215の押下操作でない場合、受付部265は、ステップS14において、受付済の操作が変更指令ボタン2216の押下操作か否かを判断する。ステップS14:Yesの場合、すなわち受付済の操作が変更指令ボタン2216の押下操作である場合、送信部266は、ステップS15において、変更操作に応じて生成される歪み補正の変更指令HCを、プロジェクター8に送信する。ステップS15の処理後、または、ステップS14:Noの場合、すなわち受付済の操作が変更指令ボタン2216の押下操作でない場合、処理部26は、処理をステップS3に戻す。
A.4.第1実施形態の効果
以上示すように、表示システム1の一つの態様では、表示システム1は、プロジェクター8と、プロジェクター8に接続する制御装置2とを含む。プロジェクター8は、入力画像データGDに歪み補正を施して補正画像データCGDを生成する補正部841と、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを投射する投射部88とを備える。制御装置2は、生成部261と、表示部22と、受付部265と、送信部266とを備える。生成部261は、プロジェクター8から取得される歪み補正の内容を示す補正データCDに基づいて、複数の格子点GPを含む基準画像KGを示す基準画像データKGDに、歪み補正を含む処理を施してプレビュー画像PGを示すプレビュー画像データPGDを生成する。表示部22は、プレビュー画像データPGDに基づいてプレビュー画像PGを表示する。受付部265は、プレビュー画像PGの拡大操作と、拡大されるプレビュー画像PGに含まれる複数の格子点GPのうち補正対象となる格子点GPを選択する選択操作と、選択される格子点GPに位置を変更する変更操作とを受け付ける。送信部266は、変更操作に応じて生成される補正部841における歪み補正を変更する変更指令HCをプロジェクター8に送信する。
以上の態様によれば、ユーザーが選択したい格子点GPが、他の格子点GPと一部重なる、または近接し、ユーザーが選択したい格子点GPを選択することが困難である場合でも、拡大されるプレビュー画像PGでは、格子点GP同士の間隔が広がるため、ユーザーが選択したい格子点GPを選択することが容易になる。ユーザーが選択したい格子点GPを選択することが容易になることにより、歪み補正の調整が容易になる。
また、表示システム1の一つの態様では、生成部261は、基準画像データKGDに、歪み補正と選択格子点SGPを強調する処理とを含む処理を施してプレビュー画像PGの第2態様を示すプレビュー画像データPGDを生成する。
以上の態様によれば、ユーザーは、プレビュー画像PGを見ることにより、複数の格子点GPのうち、選択格子点SGPがいずれであるかを容易に把握することが可能になる。
また、表示システム1の一つの態様では、複数の格子点GPが、複数の単位領域UAのそれぞれにおいて頂点に位置し、生成部261は、基準画像データKGDに、歪み補正と複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域UAを識別する識別子を配置する処理とを含む処理を施してプレビュー画像PGの第3態様を示すプレビュー画像データPGDを生成する。
以上の態様によれば、ユーザーは、プレビュー画像PG内の単位領域識別子を見ることにより、それぞれの単位領域UAを容易に識別することが可能になる。例えば、拡大されるプレビュー画像PGにおいて、単位領域識別子が配置されていない場合、ユーザーは、歪み補正表示画面221内に表示される単位領域UAが全体の単位領域UAのいずれであるかを特定し難いことがある。
一方、上述の態様では、単位領域UA内に単位領域識別子が配置されるため、ユーザーは、それぞれの単位領域UAを容易に識別することが可能になる。
なお、上述の「歪み補正と複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域UAを識別する識別子を配置する処理とを含む処理」は、さらに、選択格子点SGPを強調する処理を含んでもよい。
B.第2実施形態
第1実施形態では、プロジェクター8は、入力画像データGDに、変更指令HCによって変更される歪み補正を施して補正画像データCGDを生成し、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを、投射面SCに投射する。一方、第2実施形態では、プロジェクター8は、入力画像データGDに、歪み補正と、複数の格子点GPを配置する処理と、単位領域識別子を配置する処理とを施して補正画像データCGDを生成し、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを、投射面SCに投射する。
以下、第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態および各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用される符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第2実施形態に関する要素であるとする。
B.1.第2実施形態の構成
図13に、第2実施形態における表示システム1の構成例を示す。処理部26は、記憶部28に記憶されるプログラムを読み取り実行することによって、送信部266の替わりに、送信部266Aとして機能する。
送信部266Aは、変更指令HCと、第1位置情報PINFO1と、識別情報CINFOと、第2位置情報PINFO2とを、プロジェクター8に送信する。第1位置情報PINFO1は、複数の格子点GPのそれぞれの位置を示す。第1位置情報PINFO1が示す位置は、変更操作による変更後の格子点GPの位置である。識別情報CINFOは、単位領域識別子を示す。第2位置情報PINFO2は、単位領域識別子の位置を示す。単位領域識別子の位置は、例えば、単位領域UAの各格子点GPの平均値、または、単位領域UAの重心の位置である。
処理部84は、記憶部86に記憶されるプログラムを読み取り実行することによって、取得部845の替わりに、取得部845Aとして機能し、補正部841の替わりに補正部841Aとして機能する。
取得部845Aは、送信部266Aから、変更指令HCと、第1位置情報PINFO1と、識別情報CINFOと、第2位置情報PINFO2とを取得する。取得部845Aは、変更指令HCに基づいて、補正データCDを更新する。
補正部841Aは、入力画像データGDに、歪み補正と、第1位置情報PINFO1が示す位置に複数の格子点GPを配置する処理と、第2位置情報PINFO2が示す位置に識別情報CINFOが示す識別子を配置する処理とを施して、補正画像データCGDを生成する。例えば、補正部841Aは、入力画像データGDに、第1位置情報PINFO1が示す位置に複数の格子点GPを配置する処理、および、第2位置情報PINFO2が示す位置に識別情報CINFOが示す識別子を配置する処理を施す。これらの2つの処理により、入力画像データGDが示す画像に、複数の格子点GPおよび識別情報CINFOが示す識別子が配置される画像を示す画像データが生成される。次に、補正部841Aは、この画像データに、歪み補正を施して、補正画像データCGDを生成する。
図14に、補正画像CGの一例を示す。投射部88は、補正画像データCGDが示す補正画像CGを投射面SCに投射する。投射面SCの形状によって発生する画像の歪みは歪み補正によって相殺されるため、図14に示す補正画像CGには、歪みがない。さらに、図14に示す補正画像CGは、複数の格子点GPと、単位領域識別子とを含む。図14では、図面の煩雑化を抑えるため、複数の単位領域識別子のうち一部の単位領域識別子のみを代表して記載してある。
B.2.第2実施形態の効果
以上示すように、表示システム1の一つの態様では、送信部266Aは、変更指令HCと、複数の格子点GPのそれぞれの位置を示す第1位置情報PINFO1と、複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域UAを識別する識別子を示す識別情報CINFOと、識別情報CINFOが示す識別子の位置を示す第2位置情報PINFO2とを、プロジェクター8に送信する。補正部841は、入力画像データGDに、歪み補正と第1位置情報PINFO1が示す位置に複数の格子点GPを配置する処理と第2位置情報PINFO2が示す位置に識別情報CINFOが示す識別子を配置する処理とを施して、補正画像データCGDを生成する。
以上の態様によれば、ユーザーは、補正画像CG内の単位領域識別子を見ることにより、それぞれの単位領域UAを容易に識別することが可能になる。例えば、補正画像CG内に、歪みが完全に相殺できておらず、歪みが残っている箇所があるとする。ユーザーは、補正画像CG内の単位領域識別子を見ることにより、この歪みが残っている箇所の単位領域UAの格子点GPを容易に特定することができるため、ユーザーが実施する歪みの相殺作業を容易にすることが可能になる。
C.第3実施形態
第2実施形態では、プロジェクター8は、入力画像データGDに、歪み補正と、複数の格子点GPを配置する処理と、単位領域識別子を配置する処理とを施して補正画像データCGDを生成し、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを、投射面SCに投射する。一方、第3実施形態では、プロジェクター8は、入力画像データGDに、歪み補正と、複数の格子点GPを配置する処理と、選択格子点SGPを強調する処理とを施して補正画像データCGDを生成し、補正画像データCGDに基づく補正画像CGを、投射面SCに投射する。
以下、第3実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態および各変形例において作用や機能が第1実施形態または第2実施形態と同様である要素については、第1実施形態または第2実施形態で使用される符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第3実施形態に関する要素であるとする。
C.1.第3実施形態の構成
図15に、第3実施形態における表示システム1の構成例を示す。処理部26は、記憶部28に記憶されるプログラムを読み取り実行することによって、送信部266の替わりに、送信部266Bとして機能する。
送信部266Aは、変更指令HCと、第1位置情報PINFO1と、第3位置情報PINFO3とを、プロジェクター8に送信する。第3位置情報PINFO3は、選択格子点SGPの位置を示す。
処理部84は、記憶部86に記憶されるプログラムを読み取り実行することによって、取得部845の替わりに取得部845Bとして機能し、補正部841の替わりに補正部841Bとして機能する。
取得部845Bは、送信部266Bから、変更指令HCと、第1位置情報PINFO1と、第3位置情報PINFO3とを取得する。取得部845Bは、変更指令HCに基づいて、補正データCDを更新する。
補正部841Bは、入力画像データGDに、歪み補正と、第1位置情報PINFO1が示す位置に複数の格子点GPを配置する処理と、第3位置情報PINFO3が示す位置の格子点GPを強調する処理とを施して、補正画像データCGDを生成する。
図16に、補正画像CGの一例を示す。投射部88は、補正画像データCGDが示す補正画像CGを投射面SCに投射する。投射面SCの形状によって発生する画像の歪みは歪み補正によって相殺されるため、図16に示す補正画像CGには、歪みが無い。さらに、図16に示す補正画像CGは、複数の格子点GPを含む。さらに、図16に示す補正画像CGは、選択格子点SGPを強調する処理として、選択格子点SGPを囲う枠BDを表示する。
C.2.第3実施形態の効果
以上示すように、表示システム1の一つの態様では、複数の格子点GPは、複数の単位領域UAのそれぞれにおいて頂点に位置する。送信部266Bは、変更指令HCと、複数の格子点GPのそれぞれの位置を示す第1位置情報PINFO1と、選択格子点SGPの位置を示す第3位置情報PINFO3とを、プロジェクター8に送信する。補正部841は、入力画像データGDに、歪み補正と第1位置情報PINFO1が示す位置に複数の格子点GPを配置する処理と第3位置情報PINFO3が示す位置の格子点GPを強調する処理とを施して、補正画像データCGDを生成する。
以上の態様によれば、ユーザーは、補正画像CGを見ることにより、複数の格子点GPのうち、選択格子点SGPがいずれであるかを容易に把握することが可能になる。例えば、補正画像CG内に、歪みが完全に相殺できておらず、歪みが残っている箇所があるとする。ユーザーは、歪みを相殺するために、歪み補正表示画面221内の格子点GPを選択する。ユーザーの選択操作によって、補正画像CGが、強調する処理が施される選択格子点SGPを含む。ユーザーは、補正画像CGを見ることにより、強調する処理が施される選択格子点SGPと、歪みが残る位置の格子点GPとが同一か否かを容易に判断することができるため、ユーザーが実施する歪みの相殺作業を容易にすることが可能になる。
D.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
D.1.第1変形例
以上の各形態において、画像提供装置4が、入力画像データGDをプロジェクター8に提供するが、これに限らない。例えば、制御装置2が、入力画像データGDをプロジェクター8に提供してもよい。
図17に、第1変形例における表示システム1の構成例を示す。記憶部28は、入力画像データGDを記憶する。送信部266は、変更指令HCと、入力画像データGDとをプロジェクター8に送信する。制御装置2が提供する入力画像データGDは、例えば、調整用のテストパターンの画像を示す。また、この入力画像データGDが示す画像は、複数の格子点GPと、複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域を識別する単位領域識別子を含んでもよい。
以上示すように、表示システム1の一つの態様では、複数の格子点GPは、複数の単位領域UAのそれぞれにおいて頂点に位置し、入力画像データGDが示す画像は、複数の格子点GPと、複数の単位領域UAの各々において一つの単位領域を識別する識別子を含み、制御装置2は、入力画像データGDを記憶する記憶部28を備え、送信部266は、変更指令HCと、入力画像データGDとをプロジェクター8に送信する。入力画像データGDが示す画像は、複数の格子点GPと単位領域識別子とを含むため、投射部88は、複数の格子点GPと単位領域識別子とを含む補正画像CGを投射する。
以上の態様によれば、調整用のテストパターンの画像を投射面SCに投射する場合であっても、ユーザーは、それぞれの単位領域UAを容易に識別することが可能になる。
D.2.その他の変形例
歪み補正前の単位領域UAのそれぞれの形状は、矩形であるが、これに限らない。例えば、歪み補正前の単位領域UAのそれぞれの形状は、直角三角形でもよい。
上述各形態では、補正画像CGの形状が矩形であるが、これに限らない。例えば、補正画像CGの形状が台形もよいし、円形でもよい。
上述の第1実施形態において、プレビュー画像PGの第3態様は、全ての単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよいし、一部の単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよい。一部の単位領域UAの単位領域識別子を含む場合、例えば、プレビュー画像PGは、全ての単位領域UAのうち、x軸方向またはy軸方向に一つ置きの単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよいし、x軸方向かつy軸方向に一つ置きの単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよい。また、拡大されないプレビュー画像PGが、一部の単位領域UAの単位領域識別子を含み、拡大されるプレビュー画像PGが、全ての単位領域識別子を含んでもよい。
上述の第2実施形態も同様に、補正画像CGは、全ての単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよいし、一部の単位領域UAの単位領域識別子を含んでもよい。
上述の第1実施形態または第2実施形態において、単位領域識別子は、単位領域UA内に配置されることが好ましいが、単位領域識別子の一部または全部が単位領域UAの外側に配置されてもよい。
上述の各形態における投射部88では、光変調装置として液晶ライトバルブが用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、色分離光学系や色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発する光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
上述の各態様において、処理部26がプログラムを実行することによって実現される要素の全部または一部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific IC)等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。また、上述の各態様にかかる制御装置2の制御方法としても特定される。処理部84についても同様に、処理部84がプログラムを実行することによって実現される要素の全部または一部は、例えばFPGAまたはASIC等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。
1…表示システム、2…制御装置、8…プロジェクター、22…表示部、24…操作部、26…処理部、28…記憶部、82…受信部、84…処理部、86…記憶部、88…投射部、221…歪み補正表示画面、261…生成部、262…表示制御部、265…受付部、266…送信部、841…補正部、GP…格子点、HC…変更指令、KG…基準画像、KGD…基準画像データ、PG…プレビュー画像、PGD…プレビュー画像データ、PINFO1…第1位置情報、PINFO2…第2位置情報、PINFO3…第3位置情報。

Claims (7)

  1. 第1の格子点と、前記第1の格子点と隣り合う第2の格子点と、を含む第1プレビュー画像を制御装置が表示することと、
    前記第1プレビュー画像の一部を拡大するための拡大操作を受け付けることと、
    前記拡大操作によって前記第1プレビュー画像の一部が拡大された第2プレビュー画像であって前記第1の格子点と前記第2の格子点とを含む前記第2プレビュー画像を前記制御装置が表示することと、
    前記第2プレビュー画像に含まれる前記第1の格子点を選択する選択操作を受け付けることと、
    前記選択操作に応じて選択される前記第1の格子点の位置を変更する変更操作を受け付けることと、
    前記変更操作に応じて生成された第1の画像をプロジェクターが投射することと、
    を含み、
    前記第2プレビュー画像に含まれる前記第1の格子点と前記第2の格子点との間隔は、前記第1プレビュー画像に含まれる前記第1の格子点と前記第2の格子点との間隔より大きい、
    投射方法。
  2. 前記変更操作に応じて、第1補正データを更新することで第2補正データを生成し、
    前記第1の画像は、前記第2補正データに基づき第2の画像を補正することで生成され、
    前記第1プレビュー画像を示すプレビュー画像データは、第1の位置に備わる前記第1の格子点を含む基準画像を示す基準画像データについて、前記第1補正データに基づき前記第1の格子点の位置を前記第1の位置から第2の位置に移動させることで生成したものであること、
    を特徴とする請求項1に記載の投射方法。
  3. 前記第1補正データは、前記プロジェクターが前記第2の画像を投射する投射面の形状に合わせて予め定められた前記第1の格子点の位置を示し、
    前記第1の位置と前記第2の位置は異なること、
    を特徴とする請求項2に記載の投射方法。
  4. 前記選択操作を受け付けた場合、前記第1の格子点を強調する処理を施した前記第1プレビュー画像及び前記第2プレビュー画像を前記制御装置が表示すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の投射方法。
  5. 前記第1の格子点を強調する処理は、前記第1プレビュー画像及び前記第2プレビュー画像に、前記第1の格子点を囲う枠を重畳すること
    を特徴とする請求項に記載の投射方法。
  6. 記第1の格子点を強調する処理は、前記第1プレビュー画像及び前記第2プレビュー画像において、前記第1の格子点の色を、前記第2の格子点の色と異ならせること、
    を特徴とする請求項に記載の投射方法。
  7. 前記第1の格子点は、第1の領域において頂点に位置し、
    前記基準画像データに、前記第1の領域において前記第1の領域を識別する識別子を配置する処理を施した前記第1プレビュー画像及び前記第2プレビュー画像を前記制御装置が表示すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の投射方法。
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