JP5205865B2 - 投射画像の形状歪補正支援システム、投射画像の形状歪補正支援方法、及びプロジェクタ、並びにプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、設置環境に適した各種設定パラメータを記憶しているICチップを準備しておき、プロジェクタが設置されると、無線によりICチップ内の設定パラメータがプロジェクタに読み込まれ、プロジェクタ内部で各種設定パラメータ値に応じた動作設定が行われるものであるが、設定パラメータ中に形状歪補正(キーストン補正)に関する設定パラメータも含まれているので、プロジェクタを設置すると、自動的に形状歪補正を行ってくれる技術が開示されている。
一方、特許文献2では、表示手段を見る視聴者の位置情報を取得しておき、視聴者の位置に応じて生じる画像の歪を、取得した視聴者の位置情報に応じて補正画像を生成して表示することにより、視聴者に歪がない画像を視聴させる技術が開示されている。
また、その基準が定量化されていないという問題がある。
このような問題は、テレビ映像やプレゼンテーションデータの視聴では問題とならないが、CAD等の設計データを表示する場合、歪量1%未満の表示精度が要求されるため、画像の形状歪を視覚的、定量的に高精度に認識できることが要望されている。
プロジェクタから投射された投射画像の形状歪を補正する投射画像の形状歪補正支援システムであって、
前記投射画像の形状歪を補正するためのチャート画像を生成するチャート画像生成手段と、
前記チャート画像生成手段により生成されたチャート画像を、前記プロジェクタに投射させるチャート画像表示手段と、
前記プロジェクタから投射された投射画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像されたセンシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を、前記プロジェクタに表示させるブレンド画像表示手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、画像変形手段は、投射画像上にGUI(Graphic User Interface)を表示し、視聴者に投射画像を見ながら変形量の入力を促すように構成することもできるが、チャート画像及びセンシング画像の座標のずれ量を算出して、ずれ量に応じて自動的に変形量を算出するように構成することもできる。
この発明によれば、画像変形手段により、投射画像の形状歪量に応じた変形補正量で投射画像を変形させることができるため、適正に投射画像の形状歪を補正することができる。
この発明によれば、撮像手段で撮像されたセンシング画像がセンシング画像解析手段で解析され、センシング画像の座標を取得できるため、チャート画像の座標と、センシング画像との座標位置のずれ量を数値的に把握することができ、形状歪の補正をより高精度に行うことができる。
ここで、形状歪評価手段による形状歪の評価は、ある座標空間におけるチャート画像の座標とセンシング画像の座標との距離差を算出してこれを積算することにより行うことができ、例えば、チャート画像の位置座標とセンシング画像の位置座標との間の平均二乗誤差を求めることにより、評価することができる。
この発明によれば、形状歪評価手段により、チャート画像及びセンシング画像の形状歪に基づく位置座標のずれを数値としても把握できるので、より高精度に投射画像の形状歪を変形補正することができる。
ここで、異なる色としては視聴者に視認しやすい色とするのが好ましく、チャート画像及びセンシング画像の高輝度領域が白色で構成されている場合、例えば、重なり合う領域を赤色に変更することが考えられる。
この発明によれば、色表示変更部により、チャート画像及びセンシング画像の位置座標のずれの少ない部分が異なる色で表示されるため、形状歪に伴う位置座標のずれの状態を容易に視認することができ、視聴者による変形補正の調整を簡単かつ高精度に行うことができる。
具体的には、本発明に係る投射画像の形状歪補正支援方法は、
プロジェクタから投射された投射画像の形状歪を補正するための投射画像の形状歪補正支援方法であって、
前記投射画像の形状歪を補正するためのチャート画像を生成する手順と、
生成されたチャート画像を、前記プロジェクタに投射させる手順と、
前記プロジェクタから投射された画像を撮像手段を用いて撮像する手順と、
撮像されたセンシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を表示する手順とを実施することを特徴とする。
光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、拡大投射するプロジェクタであって、
拡大投射された投射画像の形状歪を補正するためのチャート画像を生成するチャート画像生成手段と、
前記チャート画像生成手段により生成されたチャート画像を投射するチャート画像表示手段と、
前記プロジェクタから投射された投射画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像されたセンシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を表示するブレンド画像表示手段とを備えていることを特徴とする。
これらの発明によっても、前述した作用及び効果と同様の作用及び効果を享受することができる上、プロジェクタに係る発明によれば、プロジェクタから画像を投射した状態で簡単に形状歪補正を高精度に行うことができる。
[第1実施形態]
(1)システム全体の構成
図1には、本発明の第1実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援システム1が示されている。この形状歪補正支援システム1は、コンピュータ2と、コンピュータ2のUSB等の入出力ポートにケーブル等で接続されるプロジェクタ3と、CCDカメラ4とを備えて構成される。
コンピュータ2は、汎用のコンピュータを基本構成とし、バス5を介して互いに通信可能とされる、CPU(Central Processing Unit)6、メモリ7、GPU(Graphics Processing Unit)8、キーボード9、ハードディスク10を備え、バス5には、本発明の形状歪補正支援処理を行う画像処理プロセッサ11が通信可能に接続されている。
投射制御回路31は、入力された画像情報の画像処理を行うブロック、プロジェクタ3全体の入出力制御を行うブロック、液晶パネル32の駆動制御を行うブロック、及び光源装置33の駆動制御を行うブロックに大別される。
液晶パネル32は、複数の画素がマトリクス状に配列された画像形成領域を備え、各画素で入力された画像情報に応じた階調表示を行う。
光源装置33は、放電発光管からなる光源ランプおよびリフレクタを備えて構成され、光源装置33から射出された光束の光路中には、均一照明光学系としてのインテグレータレンズ、色分離光学系としてのダイクロイックミラーが配置され、光源装置33から射出された光束は、面内照度が均一化されるとともに、赤色光、緑色光、青色光に分離され、それぞれの液晶パネル32に入射する。
撮像処理回路41は、CCD42で撮像された画像の画像処理を行う部分であり、CCD42で光電変換処理が行われた画像信号に対して、LUTに基づいてガンマ補正処理、色ムラ、輝度ムラ等の補正処理を行い、色再現性の良好なセンシング画像に変換する。
CCD42は、撮像レンズ43を介して入射した光学像の光量を検出して光電変換を行って画像信号を生成する部分であり、平面的に複数の検出画素が配列された構成を具備する。
前述した画像処理プロセッサ11は、演算処理装置上で動作するプログラムとしてのチャート画像生成部12、チャート画像表示部13、センシング画像解析部14、ブレンド画像表示部15、画像変形部16、及び色表示変更部17を備えて構成される。
チャート画像生成部12は、視聴者が指定した「格子点数(縦・横)」、「格子線の有無」等の情報に基づいて、チャート画像を生成する部分であり、例えば、「横11、縦7、格子線無し」と指定すると、図2に示されるように、画像形成領域の低輝度の背景画像領域A1上に高輝度の複数の格子点A2を表示したチャート画像G1を生成する。このチャート画像生成部12は、チャート画像G1に格子点数、各格子点の画像内の位置座標をメタデータとして担持させる。
チャート画像表示部13は、チャート画像生成部12で生成されたチャート画像をプロジェクタ3側に出力し、プロジェクタ3にチャート画像を表示させる部分である。
まず、センシング画像解析部14は、センシング画像中の最大輝度、及び最小輝度の画素を取得して、その中間輝度を閾値として設定し、この閾値に基づいて、センシング画像中のすべての画素の二値化処理を行う(処理ST1)。
次に、センシング画像解析部14は、二値化画像の輝度の最大値が連続する領域を取得して、各領域ごとにラベル付けを行う(処理ST2)。
最後に、センシング画像解析部14は、ラベリング処理により区画された領域に基づいて、センシング画像の各領域中の輝度の最大値を、その領域の座標として設定する(処理ST3)。尚、座標設定に際しては、二値化画像を用いてラベルづけされた各領域の輪郭に基づいて、重心位置を座標としてもよい。
尚、本実施形態におけるブレンド画像表示部15は、チャート画像とセンシング画像解析部14で解析されたセンシング画像とをブレンドするように構成されているが、これに限らず、撮像して得られたセンシング画像をそのままチャート画像とブレンドしてもよい。
画像変形部16は、プロジェクタ3の投射画像上に、視聴者に変形補正値の設定を促すGUIを提示して、変形補正操作を促す部分であり、具体的には、図4に示されるようなウィンドウG2を投射画像上に表示する。視聴者は、コンピュータ2に接続された不図示のマウスを操作することにより、このウィンドウ中のX軸、Y軸、Z軸についての「回転」、「移動」と記載されている部分のレバーを左右に移動させたり、コンボボックスのボタンで数値を変更することにより、形状歪を補正する変形補正値を設定することができる。尚、X軸は、プロジェクタ3の投射画像に正対した際の水平方向軸、Y軸は垂直方向軸、Z軸は投射画像の法線方向軸を意味している。
ブレンド画像=ブレンド比×センシング画像+(1−ブレンド比)×チャート画像…(1)
次に、前述した構成からなる形状歪補正支援システム1の作用を、図6に示されるフローチャートに基づいて説明する。
まず、チャート画像生成部12は、予め視聴者によって指定された「格子点数(縦・横)」、「格子線の有無」の情報に基づいて、チャート画像G1を生成する(手順S1)。尚、このときチャート画像G1には、指定された格子点数、各格子点の画像内の位置座標が担持される。
チャート画像表示部13は、生成されたチャート画像をプロジェクタ3に出力し、プロジェクタ3からチャート画像G1を投射画像として表示する(手順S2)。
センシング画像解析部14は、CCDカメラ4から送られてきたセンシング画像に基づいて、前述したように、二値化処理、ラベリング処理、位置座標算出処理を含むセンシング画像の解析を行う(手順S4)。
ブレンド画像表示部15は、チャート画像生成部12で生成されたチャート画像G1と、CCDカメラ4で撮像されたセンシング画像とをブレンドして表示する(手順S5)。チャート画像及びセンシング画像のブレンドは、例えば、チャート画像G1及びブレンド画像の角隅の一点を基準とし、これを原点として両画像を重ね合わせて表示すればよい。
続けて、色表示変更部17は、対応する格子点間の距離が所定の閾値以下であるか否かを判定し、所定の閾値以下にある格子点の色を赤色に変更して表示する(手順S7)。
視聴者は、色表示変更部17による色変更された格子点の数、チャート画像とセンシング画像の格子点の重なりを観察しながら、投射画像の形状歪が1%未満となっているかを判定し(手順S8)、画像変形部16で表示されたウィンドウG2をマウス等で操作してセンシング画像の変形補正値を設定する(手順S9)。
ここで、画像変形部16の操作による変形補正は、形状歪として視認される格子点間の位置座標のずれの方向とは逆方向の値を設定することにより行うことが可能であり、例えば、以下の表1のように設定することができる。
このような本実施形態では、チャート画像及びセンシング画像の格子点間の位置位置座標のずれに基づいて、投射画像の形状歪を視覚的に把握して、調整しているため、視聴者が画像変形部16を操作することにより、投射画像の形状歪を高精度に補正することができる。
特に、色表示変更部17により、チャート画像とセンシング画像のそれぞれの対応する格子点間距離が所定の閾値以下となったら、格子点の色を変更して表示しているため、視聴者は、投射画像を見ただけで、即座に形状歪の状態を認識でき、迅速にかつ高精度に投射画像の形状歪を補正することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述の第1実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援システム1では、基本的には、スクリーンSc上に投射された投射画像の形状歪量が1%であるか否かは、視聴者がブレンド画像を観察しながら、視覚的に判定していた。
これに対して、第2実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援システム1Aは、図7に示されるように、画像処理プロセッサ11が、チャート画像の座標及びセンシング画像の座標に基づいて、投射画像の形状歪の状態を評価する形状歪評価部19を備え、視聴者は、形状歪評価部19の評価結果を参照しながら判定している点が相違する。
また、前記第1実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援システム1では、画像変形部16は、CCDカメラ4で撮像されたセンシング画像を変形するようになっていた。
これに対して、第2実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援システム1Aにおける画像変形部18は、センシング画像ではなく、チャート画像の変形補正を行っている点が相違する。以下、これらについて詳説する。
視聴者は、ブレンド画像G4における格子点のずれを観察しながら、かつ、数値の変化も確認して画像の変形操作を行う。
それ以外のGUIを行うウィンドウの表示、視聴者の操作方法等については、第1実施形態と同様である。
チャート画像の生成(手順S1)からブレンド画像の表示(手順S5)までは、第1実施形態と同様なので、説明を省略する。
第2実施形態では、形状歪評価部19が格子点間距離を算出するとともに(手順S11)、上記式(2)に基づいて、評価値を算出する(手順S12)。
形状歪評価部19は、評価値をブレンド画像G4上の領域A5の部分に表示する。
変形補正値が設定されたら、画像変形部18は、変形補正値に基づいて、チャート画像を変形し(手順S14)、以下、第1実施形態と同様に形状歪が1%未満となるまで、手順3乃至手順S14を繰り返す。
本実施形態によれば、第1実施形態で述べた効果に加え、形状歪評価部19が評価値をブレンド画像G4上に表示するようになっているので、視聴者は、チャート画像とセンシング画像の位置座標のずれを、視覚的に感じるだけでなく、数値としても把握できるので、より高精度に投射画像の形状歪を変形補正することができる。
次に、第3実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、本発明に係る投射画像の形状歪補正支援方法を実行する画像処理プロセッサ11は、プロジェクタ3が接続されるコンピュータ2に内蔵され、コンピュータ側からプロジェクタにチャート画像やブレンド画像を出力するように構成されていた。
これに対して、第3実施形態に係る投射画像の形状歪補正支援方法は、図10に示されるように、プロジェクタ50に画像処理プロセッサ11とCCDカメラ4を内蔵し、プロジェクタ50内部で投射画像の形状歪支援方法を実施している点が相違する。以下、第3実施形態について詳述する。
このプロジェクタ50は、USB等の映像入力端子53から入力したRGB信号を変換器54によって周波数変換等を行い、フレームバッファ55でフレーム単位の画像信号として蓄積された後、画像補正器56に出力され、画像補正器56では液晶パネル32に応じた階調補正、輝度ムラ補正、色ムラ補正等を行い液晶パネル32を駆動制御する。
画像処理プロセッサ11は、第1実施形態の場合と同様に、チャート画像生成部12、チャート画像表示部13、センシング画像解析部14、ブレンド画像表示部15、画像変形部16、及び色表示変更部17を備えて構成される。
この画像処理プロセッサ11により、投射画像の形状歪補正支援方法を実施する場合、まず、チャート画像表示部13がチャート画像生成部12で生成されたチャート画像をフレームバッファ55に書き込むことにより、スクリーンSc上にチャート画像が表示される。
画像処理プロセッサ11のブレンド画像表示部15は、チャート画像生成部12で生成されたチャート画像と、入力したセンシング画像とのブレンドを行い、ブレンド画像をフレームバッファ55に書き込み、ブレンド画像をスクリーンSc上に投射する。
これ以外の画像処理プロセッサ11の構成、及び作用は第1実施形態と同様なので、省略する。
尚、従来の簡単な形状歪補正と併用することにより、ホームシアター、プレゼンテーション等の通常の表示方法では従来の形状歪補正方法で変形補正し、CADデータ等の高精度な表示が要求される場合、本発明の形状歪補正支援方法を用いて、高精度に投射画像の形状歪を補正することができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前述した第1実施形態では、チャート画像G1は、単純に円形の格子点を散点状に配置して構成されていたが、本発明は、これに限らず、図11に示されるように、格子点A6の形状を矩形状としてもよく、ブレンド画像表示部によるブレンド画像の表示に際して、スケールA7のようなものを追加してブレンド画像を表示してもよい。この場合、スケールA7によってチャート画像とセンシング画像の座標位置ずれを直接視認することができる。
また、チャート画像の形状は格子点を散点状に配列したものだけでなく、図12に示されるように、高輝度領域と低輝度領域が市松状に配列されたチャート画像G5を採用してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造、形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (8)
- プロジェクタから投射された投射画像の形状歪を補正するための、投射画像の形状歪補正支援システムであって、
チャート画像を前記プロジェクタに投射させるチャート画像表示手段と、
前記プロジェクタから投射された前記チャート画像を撮像し、センシング画像を得る撮像手段と、
前記センシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を、前記プロジェクタに表示させるブレンド画像表示手段と、
前記形状歪を補正するための変形補正値の設定を促すとともに、設定された前記変形補正値に基づいて、前記ブレンド画像に含まれる前記チャート画像及び前記センシング画像のうちいずれかの画像を変形させる画像変形手段と、
を備えていることを特徴とする投射画像の形状歪補正支援システム。 - 請求項1に記載の投射画像の形状歪補正支援システムにおいて、
前記センシング画像の解析を行い、該センシング画像の座標を取得するセンシング画像解析手段を備えていることを特徴とする投射画像の形状歪補正支援システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の投射画像の形状歪補正支援システムにおいて、
前記チャート画像の座標、及び前記センシング画像の座標に基づいて、前記プロジェクタから投射された投射画像の形状歪の状態を評価する形状歪評価手段を備えていることを特徴とする投射画像の形状歪補正支援システム。 - 請求項3に記載の投射画像の形状歪補正支援システムにおいて、
前記形状歪評価手段は、前記ブレンド画像上に評価結果を表示することを特徴とする投射画像の形状歪補正支援システム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の投射画像の形状歪補正支援システムにおいて、
前記チャート画像は、低輝度の背景画像上に高輝度の領域が散点状又は市松状に配置されて構成され、
前記チャート画像によって表示されるブレンド画像中の高輝度の領域の位置座標と、これに対応する前記センシング画像によって表示されるブレンド画像中の高輝度の領域の位置座標から求められる距離が所定の閾値以下となったら、異なる色に変更して表示させる色表示変更手段を備えていることを特徴とする投射画像の形状歪補正支援システム。 - プロジェクタから投射された投射画像の形状歪を補正するための、投射画像の形状歪補正支援方法であって、
チャート画像を前記プロジェクタに投射させる手順と、
前記プロジェクタから投射された前記チャート画像を撮像し、センシング画像を得る手順と、
前記センシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を表示する手順と、
前記形状歪を補正するための変形補正値の設定を促す手順と、
設定された前記変形補正値に基づいて、前記ブレンド画像に含まれる前記チャート画像及び前記センシング画像のうちいずれかの画像を変形させる手順と、
を実施することを特徴とする投射画像の形状歪補正支援方法。 - 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投射するプロジェクタであって、
チャート画像を投射するチャート画像表示手段と、
前記プロジェクタから投射された前記チャート画像を撮像し、センシング画像を得る撮像手段と、
前記センシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を表示するブレンド画像表示手段と、
前記形状歪を補正するための変形補正値の設定を促すとともに、設定された前記変形補正値に基づいて、前記ブレンド画像に含まれる前記チャート画像及び前記センシング画像のうちいずれかの画像を変形させる画像変形手段と、
を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - プロジェクタから投射された投射画像の形状歪を補正するためのプログラムであって、
チャート画像を前記プロジェクタに投射させる手順と、
前記プロジェクタから投射された前記チャート画像を撮像手段に撮像させ、センシング画像を得る手順と、
前記センシング画像と、前記チャート画像とをブレンドしたブレンド画像を表示させる手順と、
前記形状歪を補正するための変形補正値の設定を促す手順と、
設定された前記変形補正値に基づいて、前記ブレンド画像に含まれる前記チャート画像及び前記センシング画像のうちいずれかの画像を変形させる手順と、
をコンピュータに実施させることを特徴とするプログラム。
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