JP2001076132A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JP2001076132A
JP2001076132A JP2000161170A JP2000161170A JP2001076132A JP 2001076132 A JP2001076132 A JP 2001076132A JP 2000161170 A JP2000161170 A JP 2000161170A JP 2000161170 A JP2000161170 A JP 2000161170A JP 2001076132 A JP2001076132 A JP 2001076132A
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JP2000161170A
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English (en)
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Takushi Okuda
拓史 奥田
Toru Kurata
徹 倉田
Atsushi Kikuchi
敦 菊池
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラウン管で発生する画歪みの補正を、比較的
大きなずれにも柔軟に対応して行うことができる画像処
理装置を提供する。 【解決手段】3原色R(赤)、G(緑)、B(青)デー
タそれぞれの位相値と、RGBのうちの1つを基準と
し、当該基準としたデータのスキップ情報、および残り
の2つのデータの基準からのずれ量を含む画歪み補正用
パラメータを生成するコンピュータ画像処理部10と、
表示すべき画像データの各画像データを時系列に順次入
力するとともに、入力画像データに同期してパラメータ
メモリ21による画歪み補正用パラメータを入力し、入
力した画歪み補正用パラメータに基づいて各画素の水平
方向または垂直方向の画歪みを補正するDSP32,D
SP34とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば通常のカ
メラや魚眼レンズ等を備えた特殊なカメラ等で撮像した
画像をCRT等の画像表示装置に表示させる画像処理装
置およびその方法に関するものであり、また、表示装置
で発生する画歪を補正する画像処理装置およびその方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば陰極線管(CRT)表示装置に
おいては、電子銃から発せられたビームは偏向コイルに
よって偏向され、表示パネル上に走査される。このと
き、たとえば偏向されてから到達するパネル面までの距
離が遠いほどビームが大きく曲がることから、通常、パ
ネルの有効画面上の走査線パターン(ラスタ)は4隅が
外側に引っ張られるように歪む。このような画像の歪み
は、コイルの捲線方法や捲線数を変更し、あるいは偏向
コイルに歪み補正磁石としての永久磁石を配置して調整
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、これ
まで、ブラウン管で発生する画歪みは、偏向ヨークの発
生する偏向磁場を最適化することにより最小限に抑えて
いた。しかしながら、近年のブラウン管のフラット化や
広角偏向化により、偏向磁場の最適化による調整だけで
画歪みを補正することは困難になってきた。
【0004】また、監視用カメラや、大型バスなどの後
部に取り付けられたカメラ( バックアイ) は、広い視野
角を確保するために、広角の魚眼レンズが使われてい
る。このような魚眼レンズで撮影した画像はどうしても
画歪を生じてしまい、バックアイの映像をみると、玉乗
りをしているような映像になっている。これまでは、こ
のような映像をそのまま映していたため違和感のある映
像となっていた。本件はこのような魚眼カメラで発生す
る画歪みの補正を信号処理により行うことにより自然な
印象でみえるようにすることを目的とする。本件はこの
ような魚眼レンズで発生する画歪みの補正を信号処理に
より行い歪みのない映像にする。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、ブラウン管で発生する画
歪みの補正を信号処理により行うことができ、比較的大
きなずれにも柔軟に対応することができる画像処理装置
およびその方法を提供することにある。
【0006】また、本発明の第2の目的は、魚眼レンズ
を用いたカメラで発生する画歪みの補正を信号処理によ
り行うことができ、歪みのない自然な印象でみえる画像
を表示させることができる画像処理装置およびその方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、表示される画像の画歪みを補正する画像
処理装置であって、表示すべき画像の各画素の色の3原
色R(赤)、G(緑)、B(青)データそれぞれの画歪
み補正用パラメータを生成する補正用パラメータ生成手
段と、上記表示すべき画像データの各画素データを時系
列に順次入力するとともに、入力画像データに同期して
上記補正用パラメータ生成手段による画歪み補正用パラ
メータを入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基
づいて各画素の画歪みを補正する処理手段とを有する。
【0008】また、本発明は、表示される画像の画歪み
を補正する画像処理装置であって、表示すべき画像の各
画素の色の3原色R(赤)、G(緑)、B(青)データ
それぞれの画歪み補正用パラメータを生成する補正用パ
ラメータ生成手段と、上記補正用パラメータ生成手段で
生成された画歪み補正用パラメータを格納し、画像デー
タに同期して格納パラメータを出力するパラメータメモ
リと、上記表示すべき画像データの各画素データを時系
列に順次入力するとともに、入力画像データに同期して
上記パラメータメモリによる画歪み補正用パラメータを
入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて各
画素の画歪みを補正する処理手段とを有する。
【0009】また、本発明は、表示される画像の画歪み
を補正する画像処理装置であって、表示すべき画像の各
画素の色の3原色R(赤)、G(緑)、B(青)データ
それぞれの画歪み補正用パラメータを生成する補正用パ
ラメータ生成手段と、上記表示すべき画像データの各画
素データを時系列に順次入力するとともに、入力画像デ
ータに同期して上記補正用パラメータ生成手段による画
歪み補正用パラメータを入力し、入力した画歪み補正用
パラメータに基づいて各画素の水平方向の画歪みを補正
する第1の手段と、上記表示すべき画像データの各画素
データを時系列に順次入力するとともに、入力画像デー
タに同期して上記補正用パラメータ生成手段による画歪
み補正用パラメータを入力し、入力した画歪み補正用パ
ラメータに基づいて各画素の垂直方向の画歪みを補正す
る第2の手段とを有する処理手段と、上記処理手段の上
記第1の手段および第2の手段のうちのいずれか一方で
処理された画像データを、90°回転させて他方の手段
に供給可能な手段とを有する。
【0010】また、本発明は、表示される画像の画歪み
を補正する画像処理装置であって、表示すべき画像の各
画素の色の3原色R(赤)、G(緑)、B(青)データ
それぞれの画歪み補正用パラメータを生成する補正用パ
ラメータ生成手段と、上記補正用パラメータ生成手段で
生成された画歪み補正用パラメータを格納し、画像デー
タに同期して格納パラメータを出力するパラメータメモ
リと、上記表示すべき画像データの各画素データを時系
列に順次入力するとともに、入力画像データに同期して
上記パラメータメモリによる画歪み補正用パラメータを
入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて各
画素の水平方向の画歪みを補正する第1の手段と、上記
表示すべき画像データの各画素データを時系列に順次入
力するとともに、入力画像データに同期して上記パラメ
ータメモリによる画歪み補正用パラメータを入力し、入
力した画歪み補正用パラメータに基づいて各画素の垂直
方向の画歪みを補正する第2の手段とを有する処理手段
と、上記処理手段の上記第1の手段および第2の手段の
うちのいずれか一方で処理された画像データを、90°
回転させて他方の手段に供給可能な手段とを有する。
【0011】本発明では、上記画歪み用パラメータに
は、R、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、B
のうちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキ
ップ情報、および残りの2つのデータの基準からのずれ
量を含む。
【0012】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの倍率
情報が与えられ、当該倍率情報に基づいて上記R、G、
Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つ
を基準とし、当該基準としたデータのスキップ情報、お
よび残りの2つのデータの基準からのずれ量を生成す
る。
【0013】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、近傍画素間の倍率を滑らかに変化させて指
定する。
【0014】また、本発明では、上記画歪み用パラメー
タには、各画素のR、G、Bデータそれぞれの位相値
と、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準とし
たデータのスキップ情報、およびシフト量を含む。
【0015】また、本発明では、上記画歪み用パラメー
タには、各画素のR、G、Bデータそれぞれの位相値
と、位相値に基づく位相係数値、R、G、Bのうちの1
つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情報、
およびシフト量を含む。
【0016】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪
による位置のずれ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づ
いて各画素の倍率を求め、この倍率データに基づいて上
記各画素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、
G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準としたデータ
のスキップ情報、およびシフト量を含むパラメータを生
成する。
【0017】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪
による位置のずれ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づ
いて各画素の倍率を求め、この倍率データに基づいて上
記各画素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相
値に基づく位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準
とし、当該基準としたデータのスキップ情報、およびシ
フト量を含むパラメータを生成する。
【0018】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、一旦、画像の中心または、ある特定の位置
までのスキップ情報を求めることにより、画像の中心ま
たは、ある特定の位置を演算する位置を求め、そこの位
相を0にして、その位置から逆算してそこまでのパラメ
ータを求めなおし、続きを位相0から計算してパラメー
タを求めることにより画像の中心または、ある特定の位
置の位相を揃える。
【0019】また、本発明では、上記ずれ情報は、魚眼
レンズで格子パターンを撮影して求められた情報であ
る。
【0020】また、本発明では、上記ずれ情報は、タン
ジェント(tan) の関数として与えられる。
【0021】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指
定可能なGUIを有し、指定された補正位置データに基
づいて、R、G、Bデータそれぞれの補正用パラメータ
を生成する。
【0022】また、本発明では、上記補正用パラメータ
生成手段は、R、G、Bデータそれぞれの補正するため
のGUIを有し、画面を所定の格子に分割し、格子点を
動かすことにより画歪補正用パラメータを生成する。
【0023】また、本発明では、上記処理手段は、入力
データをスキップする機能を有する入力部を2系統を有
する要素プロセッサを1次元的に多並列にしたSIMD
制御プロセッサを有し、上記SIMD制御プロセッサの
一方の入力部にR、G、Bのデータを入力し、他方の入
力部に画素データと同期したパラメータを入力する。
【0024】また、本発明では、上記処理手段の上記第
1の手段および第2の手段のうちのいずれか他方の手段
で処理された画像データを、−90°回転させる手段を
有する。
【0025】また、本発明は、表示される画像の画歪み
を補正する画像処理方法であって、表示すべき画像の各
画素の色の3原色R(赤)、G(緑)、B(青)データ
それぞれの画歪み補正用パラメータを生成する第1のス
テップと、上記表示すべき画像データの各画素データを
時系列に順次入力するとともに、入力画像データに同期
して上記画歪み補正用パラメータを入力し、入力した画
歪み補正用パラメータに基づいて各画素の画歪みを補正
する第2のステップとを有する。
【0026】また、本発明は、表示される画像の画歪み
を補正する画像処理方法であって、表示すべき画像の各
画素の色の3原色R(赤)、G(緑)、B(青)データ
それぞれの画歪み補正用パラメータを生成する第1のス
テップと、上記表示すべき画像データの各画素データを
時系列に順次入力するとともに、入力画像データに同期
して上記画歪み補正用パラメータを入力し、入力した画
歪み補正用パラメータに基づいて各画素の水平方向また
は垂直方向の画歪みを補正する第2のステップと、上記
第2のステップで処理された画像データを、90°回転
させる第3のステップと、上記90°回転された画像デ
ータの各画素データを時系列に順次入力するとともに、
入力画像データに同期して上記画歪み補正用パラメータ
を入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて
各画素の垂直方向または水平方向の画歪みを補正する第
4のステップとを有する。
【0027】また、本発明では、上記画歪み用パラメー
タには、R、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、
G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準としたデータ
のスキップ情報、および残りの2つのデータの基準から
のずれ量を含む。
【0028】また、本発明では、上記第1のステップで
は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの倍率情報に基
づいて上記R、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、
G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準としたデータ
のスキップ情報、および残りの2つのデータの基準から
のずれ量を生成する。
【0029】また、本発明では、上記第1のステップで
は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位
置のずれ情報を与え、当該ずれ情報に基づいて各画素の
倍率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素の
R、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのう
ちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ
情報、およびシフト量を含むパラメータを生成する。
【0030】また、本発明では、上記第1のステップで
は、各画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位
置のずれ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画
素の倍率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素
のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づ
く位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当
該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量を
含むパラメータを生成する。
【0031】また、本発明では、上記第1のステップで
は、一旦、画像の中心または、ある特定の位置までのス
キップ情報を求めることにより、画像の中心または、あ
る特定の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0に
して、その位置から逆算してそこまでのパラメータを求
めなおし、続きを位相0から計算してパラメータを求め
ることにより画像の中心または、ある特定の位置の位相
を揃える。
【0032】また、本発明では、上記ずれ情報は、魚眼
レンズで格子パターンを撮影して求める。
【0033】また、本発明では、上記ずれ情報は、タン
ジェント(tan) の関数として与える。
【0034】また、本発明では、上記第1のステップで
は、GUI画面を所定の格子に分割し、格子点を動かす
ことにより画歪補正用パラメータを生成する。
【0035】本発明によれば、補正用パラメータ生成手
段において、たとえば表示すべき画像の各画素の色の3
原色R(赤)、G(緑)、B(青)データそれぞれの画
歪み補正用パラメータ、具体的には、R(赤)、G
(緑)、B(青)データそれぞれの位相値と、RGBの
うちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキッ
プ情報、および残りの2つのデータの基準からのずれ量
を含む画歪み補正用パラメータが生成され、処理手段に
出力またはパラメータメモリに格納される。そして、処
理手段においては、表示すべき画像データの各画素デー
タを時系列に順次入力されるとともに、入力画像データ
に同期して補正用パラメータ生成手段による画歪み補正
用パラメータ、またはパラメータメモリに格納された画
歪み補正用パラメータに基づいて各画素の画歪みが補正
される。これにより、ブラウン管で発生する画歪みの補
正を信号処理により行うことができ、比較的大きなずれ
にも柔軟に対応することができる。
【0036】本発明によれば、補正用パラメータ生成手
段において、たとえば魚眼レンズを介して撮影された表
示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
(緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
ータ、具体的には、R(赤)、G(緑)、B(青)デー
タそれぞれの位相値と、位相係数、RGBのうちの1つ
を基準とし、当該基準としたデータのスキップ情報、お
よびシフト量を含む画歪み補正用パラメータが生成さ
れ、処理手段に出力またはパラメータメモリに格納され
る。そして、処理手段においては、表示すべき画像デー
タの各画素データを時系列に順次入力されるとともに、
入力画像データに同期して補正用パラメータ生成手段に
よる画歪み補正用パラメータ、またはパラメータメモリ
に格納された画歪み補正用パラメータに基づいて各画素
の画歪みが補正される。これにより、魚眼レンズに起因
して発生する画歪みの補正を信号処理により行うことが
でき、違和感のない自然な印象の映像を表示させること
ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態の形態を説明する。
【0038】第1実施形態 図1は、本発明に係る画像処理装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
【0039】この画像処理装置は、コンピュータ画像処
理部10、パラメータメモリ部20、画像処理部30、
画像表示装置40、および画像ソース50により構成さ
れている。
【0040】コンピュータ画像処理部10は、パーソナ
ルコンピュータ本体(以下、単にコンピュータという)
11、コンピュータ用画像表示装置12、およびキーボ
ードやマウス等の入力装置13を有している。
【0041】コンピュータ画像処理部10は、GUI
(Graphical User Interfac
e)を有している。コンピュータ11は、画像処理部3
0でテレビジョン等の画像ソース50から画素データの
拡大および画歪み補正をR(赤),G(緑),B(青)
それぞれぞれ独立に行うためのパラメータを、GUI上
のデータから求め、パラメータメモリ部20および画像
処理部30に出力する。具体的には、コンピュータ11
は、ユーザが入力した補正位置データを元に、各画素点
での水平垂直方向の倍率を算出し、この倍率データか
ら、各画素点でのRGBそれぞれの位相値、Gのスキッ
プ情報、R,BのGからのデータのずれ量を算出し、パ
ラメータメモリ部20に転送する。
【0042】また、コンピュータ11は、後述するよう
に画像処理部30で、画像ソース50による画像信号を
インタレース信号からプログレッシブ信号に変換するI
P変換のためのパラメータを、画像処理部30に供給す
る。
【0043】コンピュータ11は、コンピュータ用画像
表示装置12上には、図2のような各画素の補正位置を
指定するためのウインドウを表示する。
【0044】図2中の左下のラジオボタンR,G,B
は、必ず1つが選択される。ここで選択されているプレ
ーンの補正の指定を調整できる。「初期化」ボタンを押
すと、システム全体が初期化される。「セット」ボタン
を押すと、コンピュータ11は、上述したように、ユー
ザが入力した補正位置データを元に、各画素点での水平
垂直方向の倍率を算出し、この倍率データから、各画素
点でのR・G・Bそれぞれの位相値、Gのスキップ情
報、R,BのGからのデータのずれ量を算出し、パラメ
ータメモリに転送する。「リセット」ボタンを押すとG
UI上の設定内容が初期状態(画歪みを補正しない状
態)に戻される。「終了」ボタンを押すと、画歪み補正
の調整を終了する。「保存」ボタンを押すと、現在のG
UI上の設定をコンピュータ上のファイルに保存する。
「読込」ボタンを押すと、以前にコンピュータ上のファ
イルに保存した設定内容を呼び出せる。また、図2に示
すように、画歪み補正ウインドウの格子のグラフィック
の交差点をマウスでドラッグすることにより、ラジオボ
タンで選択されているプレーンの画歪み補正を調整でき
る。
【0045】コンピュータ11は、図3に示すように、
画歪み補正用パラメータを算出する。
【0046】まず、GUI上で指定されたRGBそれぞ
れの補正位置データをX方向とY方向に分解する(ST
1)。次に、X方向の補正位置データから、各画素にお
ける水平方向の倍率のパラメータを求め(ST2)、Y
方向の補正位置データから各画素における垂直方向のパ
ラメータを求める(ST3)。
【0047】このあとのパラメータの生成の方法は、水
平(X)方向も垂直(Y)方向も同じなので、ここで
は、X方向で1ライン分のデータを生成するための手順
を説明する。なお、図4は、画歪み補正位置情報から倍
率情報に変換する処理の説明図である。また、図5〜図
9は、コンピュータにおける水平(X)方向の補正パラ
メータの算出処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0048】たとえばX方向の画素数を360画素から
480画素に拡大しつつ画歪みを補正するとする。この
例の場合、基本的な倍率は480/360=1.333
33...倍となる。つまり、画歪みをまったく補正し
ない場合、各ピクセルでの倍率は、一律1.3333
3...倍となる。
【0049】画歪み補正を行う場合は、図4に示すよう
な態様をもって、画歪み補正を行うピクセルの前後で
1.33333...倍からずらすことにより行う。図
4(B)は、一律1.33333...倍のときであ
る。ここから、たとえば、符号3で示すピクセルを少し
右に移動させようとした場合、図4(E)に示すよう
に、近傍のピクセルの倍率を滑らかに制御して与える。
【0050】このようにして求めたRGBそれぞれのピ
クセルの倍率をH_MAGR(X,Y)、H_MAGG
(X,Y)、H_MAGB(X,Y)とする。また、こ
こでは、倍率を12ビット精度で話を進めるものとす
る。
【0051】そして、図5に示すように、Xを(左端か
ら)順に増加させながら、 MR(X,Y)=4096÷H_MAGR(X,Y)、 MG(X,Y)=4096÷H_MAGG(X,Y)、 MB(X,Y)=4096÷H_MAGB(X,Y) を計算する(ST11〜ST19)。
【0052】次に、図6、図7、および図8に示すよう
に、RGBそれぞれのピクセルでの位相値とスキップを
求める。
【0053】まず、図6に示すように、それぞれのピク
セルでの位相値とスキップを求める。位相値に関する変
数PCを0に初期化し、Xを(左端から)順に増加させ
ながら以下の処理を行う(ST20〜ST23)。MA
G=4096−MG(X,Y)を計算する(ST2
4)。次に、PCからMAGを減算する(ST25)。
もし、PCが負の値になったときには(ST26)、S
G(X,Y)=1としてスキップを設定し、PCに40
96を加算する(ST27)。そうでないときは、SG
(X,Y)=0とする(ST28)。そして、PG
(X,Y)にPCの下位12ビットを代入する(ST2
9)。これを、横1ライン分繰り返し、それをさらに、
縦のライン数分繰り返す(ST30,ST31)。
【0054】次に、図7に示すように、Bピクセルでの
位相値とスキップを求める。PCを0に初期化し、Xを
(左端から)順に増加させながら以下の処理を行う(S
T32〜ST35)。MAG=4096−MB(X,
Y)を計算する(ST36)。次に、PCからMAGを
減算する(ST37)。もしPCが負の値になったとき
には(ST38)、SB(X,Y)=1としてスキップ
を設定し、PCに4096を加算する(ST39)。そ
うでないときは、SB(X,Y)=0とする(ST4
0)。そして、PB(X,Y)にPCの下位12ビット
を代入する。これを、横1ライン分繰り返し、それをさ
らに、縦のライン数分繰り返す(ST42,ST4
3)。
【0055】次に、図8に示すように、Rピクセルでの
位相値とスキップを求める。PCを0に初期化し、Xを
(左端から)順に増加させながら以下の処理を行う(S
T44〜ST47)。MAG=4096−MR(X,
Y)を計算する(ST48)。次に、PCからMAGを
減算する(ST49)。もし、PCが負の値になったと
きには(ST50)、SR(X,Y)=1としてスキッ
プを設定し、PCに4096を加算する(ST51)。
そうでないときは、SR(X,Y)=0とする(ST5
2)。そして、PR(X,Y)にPCの下位12ビット
を代入する(ST53)。これを、横1ライン分繰り返
し、それをさらに、縦のライン数分繰り返す(ST5
4,ST55)。
【0056】ここまでの処理では、位相の中心は画面の
左端になっている。ここでたとえば、位相の中心を24
0ピクセル目にもってきたい場合は、このあと、位相の
初期化をそれぞれ、 PC=4096−PG(240,Y)、 PC=4096−PB(240,Y)、 PC=4096−PR(240,Y) として上記処理をもう一度行う。
【0057】次に、図9および図10に示すように、上
記で求めたスキップ情報から各データの位置を算出す
る。
【0058】変数T1=0、T2=0、T3=0に初期
化し、Xを(左端から)順に増加させながら以下の処理
を行う(ST56〜ST59)。もし、SG(X,Y)
が1(スキップ)ならば(ST60)、T1はそのまま
の値とし(ST61)、そうでなければ(ST60)、
T1に1を加算する(ST62)。もし、SB(X,
Y)が1(スキップ)ならば(ST63)、T2はその
ままの値とし(ST64)、そうでなければ(ST6
3)、T2に1を加算する(ST65)。もし、SR
(X,Y)が1(スキップ)ならば(ST66)、T3
はそのままの値とし(ST67)、そうでなければ(S
T66)、T3に1を加算する(ST68)。
【0059】そして、配列変数TGのT1番目にXを代
入し、配列変数TBのX番目にT2を代入し、配列変数
TRのX番目にT3を代入する(ST69)。これを、
横1ライン分繰り返す(ST70,ST59)。
【0060】次に、B,RのGからのずれ量を算出す
る。Xを(左端から)順に増加させながら以下の処理を
行う(ST71,ST72)。 SB(X,Y)=TG(TB(X))−X、 SR(X,Y)=TG(TR(X))−X を、横1ライン分繰り返し、それをさらに、縦のライン
数分繰り返す(ST73〜ST76)。
【0061】さらに、たとえば位相の中心を240ピク
セル目にもってきたい場合は、先ほど求めたT1,T
2,T3の値が、X=240のところで同じ値になるよ
うに全体を横にシフトさせる。このシフト量をSFTG
(Y)、SFTB(Y)、SFTR(Y)とする。これ
らを縦のライン数分繰り返す。
【0062】このようにして求めた1画面分の水平方向
の補正パラメータである、位相値PG(X,Y)、PB
(X,Y)、PR(X,Y)、GのスキップデータSG
(X,Y)、B,RのGからのずれ量SB(X,Y)、
SR(X,Y)、およびシフト量SFTG(Y)、SF
TB(Y)、SFTR(Y)を、パラメータメモリ部2
0の第1のパラメータメモリ21に転送する(ST7
7)。
【0063】なお、実際にはライン遅延を考慮して、位
相値PG(X,Y−2)、PB(X,Y−2)、PR
(X,Y−2)、GのスキップデータSG(X,Y)、
B,RのGからのずれ量XB(X,Y−1)、XR
(X,Y−1)、およびシフト量SFTG(Y−2)、
SFTB(Y−2)、SFTR(Y−2)をセットにし
て転送する。
【0064】また、コンピュータ11は、上述したと同
様の処理により、1画面分の垂直方向の補正パラメータ
も求め、パラメータメモリ部20の第2のパラメータメ
モリ22に転送する。なお、垂直方向は、後述するよう
に、画像を90°回転させて、DSPに入力するため、
DSPから見た場合水平方向の場合と同等の処理であ
り、その詳細な説明については省略する。
【0065】パラメータメモリ部20は、第1のパラメ
ータメモリ21、および第2のパラメータメモリ22を
有している。
【0066】第1のパラメータメモリ21は、コンピュ
ータ11から転送された水平方向の画歪み補正パラメー
タを格納し、画像処理部30の第2のDSP32に入力
される画像データに同期して、第2のDSP32に出力
する。
【0067】第2のパラメータメモリ22は、コンピュ
ータ11から転送された垂直方向の画歪み補正パラメー
タを格納し、画像処理部30の第3のDSP34に入力
される画像データに同期して、第3のDSP34に出力
する。
【0068】画像処理部30は、第1のDSP31、第
2のDSP32、90°回転メモリ33、第3のDSP
34、および−90°回転メモリ35により構成されて
いる。
【0069】第1のDSP31は、コンピュータ11に
よるパラメータに基づいて、画像ソース50による画像
信号をインタレース信号からプログレッシブ信号に変換
するIP変換を行い、第2のDSP32に出力する。こ
の第1のDSP31は、IP(インタレース/プログレ
ッシブ)変換の際のフィールド内補間で斜め線を検出
し、斜め線が検出された場合には、斜め方向にフィルタ
をかけることにより、画質良くIP変換を行う。たとえ
ば、画像のフィールド内データでインターレース信号か
らプログレッシブ信号に変換する際、画像中の斜め線を
検出する回路を有し、斜め線が検出された場合には、適
応的に、斜め方向にフィルタをかけ、それ以外のところ
では、縦方向にフィルタをかける。
【0070】第1のDSP31が上述したように、画像
中の斜め線を検出した場合、適応的に、斜め方向にフィ
ルタをかけ、それ以外のところでは、縦方向にフィルタ
をかけるように構成しているは、以下の理由による。
【0071】テレビジョンやビデオなど、世間の多くの
画像信号は、インターレースである。これに対し、コン
ピュータ信号は、プログレッシブであり、たとえば、コ
ンピュータの画像とテレビの画像を同時に同じコンピュ
ータディスプレイ上に表示するためにはインターレース
信号をプログレッシブ信号に変換しなければならない。
また、インターレース信号は、その特徴から、画像中に
細い横線があるとちらつきが生じてしまうが、プログレ
ッシブ信号では、そのようなことがなく、きれいに表示
されるため、最近では、家庭用のテレビ受像機でも内部
でインターレースからプログレッシブへの変換を行い、
プログレッシブで表示するようになっているものもあ
る。
【0072】IP変換について インターレス信号は、図11に示すように、互いにずれ
た1ラインおきのラインデータをもつ2つのフィールド
で一枚のフレームを構成する。これに対して、プログレ
ッシブ信号は、図12に示すように、最初からすべての
ラインデータが存在している(つまっている)。インタ
ーレース信号からプログレッシブに変換する場合、イン
ターレースでは、1ラインおきのデータしか存在しない
ため、データのないラインについて、補間データを作り
出力する。
【0073】この補間データは、いろいろな作り方があ
るが、一般的には、図13に示すように、通常は動き検
出を行い、動領域と静止領域に分け、動領域については
フィールド内のデータから補間データを作成し、静止領
域については、前フィールドの同じラインのデータをそ
のまま持ってくるという方法が用いられる。そして、一
般的には、IP変換を行う際のフィールド内での処理
は、図14に示すように、前後のラインからの線形補間
で求めるか、前ラインのデータをそのまま出力する。し
かし、この場合、フィールド内処理を行っている部分に
斜め線があると、どうしてもがたがたとした、階段のよ
うな画像になってしまう。そこで、本実施形態では、図
15に示すように、斜め線検出を行い、斜め方向へのデ
ータの相関が見られた場合には、斜め方向の補間を行う
ように構成している。
【0074】また、本実施形態では、図16に示すよう
に、第1のDSP31の画像データの入力段に、1フィ
ールド分のディレイを生成するためのメモリ31a(M
1)、31b(M2)を配置している。画像データの入
力ラインが、メモリ31aの入力端子と、第1のDSP
31の第1入力端子(I1)に接続されている。メモリ
31aの出力端子がメモリ31bの入力端子と第1のD
SP31の第2入力端子(I2)に接続されている。そ
して、メモリM31bの出力端子が第1のDSP31の
第3入力端子(I3)に接続されている。
【0075】第2のDSP32は、コンピュータ11に
より第1のパラメータメモリ21に格納された1画面分
の水平方向に関する補正パラメータである、位相値PG
(X,Y)、PB(X,Y)、PR(X,Y)、Gのス
キップデータSG(X,Y)、B,RのGからのずれ量
SB(X,Y)、SR(X,Y)、およびシフト量SF
TG(Y)、SFTB(Y)、SFTR(Y)に基づい
て、後で詳述するように、第1のDSP31によるプロ
グレッシブ画像信号の水平方向の画歪み補正を行い、9
0°回転メモリ33に出力する。
【0076】90°回転メモリ33は、第2のDSP3
2において水平方向の画歪み補正が施された画像データ
を90°回転させたデータ配列で格納する。
【0077】第3のDSP34は、コンピュータ11に
より第1のパラメータメモリ21に格納された1画面分
の垂直方向に関する補正パラメータである、位相値、ス
キップデータ、B,RのGからのずれ量、およびシフト
量に基づいて、90°回転メモリ33に格納された画像
データを読み出し、垂直方向の画歪み補正を行い(実質
的には、水平方向の画歪補正と同様)、−90°回転メ
モリ35に出力する。
【0078】−90°回転メモリ35は、第3のDSP
34において元画像に対して垂直方向の画歪補正が施さ
れた画像データを−90°回転させたデータ配列で格納
する。すなわち、−90°回転メモリ35は、元のデー
タ配列に戻して画像データを格納する。
【0079】第1のDSP31、第2のDSP32、お
よび第3のDSP34は、リニアアレイ(線型配列)型
DSP、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列に
したSIMD(Single Instruction Stream Multiple D
ata stream) 制御方式の並列プロセッサにより構成さ
れ、ソフトウェア的に画像処理を行う。
【0080】以下に、SIMD制御プロセッサの具体的
な構成、および第1のDSP31におけるIP変換処
理、並びに第2のDSP32および第3のDSP34に
おける画歪み補正処理の具体的な処理内容について、図
面に関連付けて順を追って説明する。
【0081】SIMD制御プロセッサの基本的な構成 以下、SIMD制御プロセッサの構成を、図17に関連
付けて説明する。このSIMD制御プロセッサ100
は、図17に示すように、入力ポインタ(入力スキップ
レジスタ)101、入力SAM(シリアルアクセスメモ
リ)部(入力レジスタ)102、データメモリ部(ロー
カルメモリ)103、ALU(Arithmetic
and Logic Unit)アレイ部104、出力
SAM部(出力レジスタ)105、出力ポインタ(出力
スキップレジスタ)106、およびプログラム制御部1
07により構成されている。
【0082】これらの構成部分のうち、入力SAM部1
02、データメモリ部103、および出力SAM部10
5は、主にメモリから構成される。入力SAM部10
2、データメモリ部103、ALUアレイ部104、お
よび出力SAM部105は、リニアアレイ(線形配列)
形式に並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の
画素数H以上)の要素プロセッサ110を構成する。要
素プロセッサ110それぞれ(単一エレメント)は、独
立したプロセッサの構成部分を有しており、図17にお
いて斜線を付して示す部分に対応する。また、複数の要
素プロセッサ110は、図17において横方向に並列に
配列され、要素プロセッサ群を構成する。
【0083】入力ポインタ(入力スキップレジスタ)1
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ110を指定し、指定した要素プロセッサ11
0の入力SAM部102(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
【0084】つまり、入力ポインタ101は、原画像の
1水平走査期間ごとに、まず、図17の左端の要素プロ
セッサ110に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図17に示したSI
MD制御プロセッサ100の左端の要素プロセッサ11
0の入力SAM部102に書き込み、さらにその後、ク
ロック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要
素プロセッサ110に対する論理値1の入力ポインタ信
号が右方にシフトして、要素プロセッサ110それぞれ
の入力SAM部102に、原画像の画像データを1画素
分ずつ書き込んでゆく。
【0085】入力SAM部(入力レジスタ)102は、
上述したように入力ポインタ101から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ110の入力SAM部102は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部102は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部107の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部103に対して転送する。
【0086】データメモリ部(ローカルメモリ)103
は、プログラム制御部107の制御に従い、入力ポイン
タ101から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部102から入力された原
画像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デ
ータ等を記憶し、ALUアレイ部104に対して出力す
る。
【0087】ALUアレイ部104は、プログラム制御
部107の制御に従って、データメモリ部103から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部103の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部104は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
【0088】出力SAM部(出力レジスタ)105は、
プログラム制御部107の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部103から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部105は、出力ポインタ106から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
【0089】出力ポインタ(出力スキップレジスタ)1
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部105に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
【0090】プログラム制御部107は、プログラムメ
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
102、データメモリ部103および出力SAM部10
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスデコデ
ータ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラ
ム制御部107は、これらの構成部分により、単一のプ
ログラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶
した単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成
し、生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッ
サ110を連動して制御することにより画像データに対
する処理を行う。このように、単一のプログラムに基づ
いて複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD
制御と称する。
【0091】各要素プロセッサ(プロセッサエレメン
ト)110は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ110全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部1
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ110は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ110の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
【0092】また、要素プロセッサ110は、隣接する
要素プロセッサ110と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ110とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ110
は、プログラム制御部107のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ110のデー
タメモリ部103等にアクセスして処理を行うることが
でき、また、右隣の要素プロセッサ110へのアクセス
を繰り返すことにより、要素プロセッサ110は直接接
続されていない要素プロセッサ110のデータメモリ部
103に対してアクセスし、データを読み出すことがで
きる。要素プロセッサ110は、隣接プロセッサ間の通
信機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全
体として実現する。
【0093】ここで、たとえば、水平方向に10画素程
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。したがって、プロセッサ間通信を行うFI
Rフィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率
になるということはほとんどあり得ない。
【0094】また、各要素プロセッサ110は、常に水
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部102から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部103の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ110
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
【0095】なお、要素プロセッサ110それぞれにお
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
102に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部107の制御に従って、入力SAM部102に記
憶された入力データのデータメモリ部103への転送処
理、ALUアレイ部104による演算処理、出力SAM
部105への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部105からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
【0096】以下、図17に示した画像処理用のリニア
アレイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明
する。
【0097】入力ポインタ101では、最初の水平走査
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ110に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ110が指定される。
【0098】原画像の画素データは、入力端子DINを
介して入力SAM部102に入力される。入力SAM部
102では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ110に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ110の全ての入力SAM部102に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
【0099】入力処理(第1の処理)が終了すると、水
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ110の入力SAM部102、データメモリ
部103、ALUアレイ部104および出力SAM部1
05がプログラム制御部107によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
【0100】すなわち、次の水平走査帰線期間(第2の
水平走査帰線期間)において、各入力SAM部102で
は、第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画
素データ(入力データ)がデータメモリ部103に転送
される。
【0101】なお、このデータ転送処理は、プログラム
制御部107が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部102の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部103の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部102およびデータメモリ部103を制御すること
により実現される。
【0102】次に、プログラム制御部107により、プ
ログラムに基づいて各要素プロセッサ110が制御さ
れ、データメモリ部103からデータがALUアレイ部
104に対して出力される。ALUアレイ部104で
は、算術演算処理および論理演算処理が行われ、処理結
果がデータメモリ部103の所定のアドレスに書き込ま
れる。プログラムに応じた算術演算処理および論理演算
処理が終了すると、プログラム制御部107では、デー
タメモリ部103の制御が行われて、次の水平走査帰線
期間に処理結果が出力SAM部105に転送される(こ
こまでが第2の処理)。さらに、次の水平走査期間(第
3の水平走査期間)において、出力SAM部105が制
御されて、処理結果(出力データ)が外部に出力される
(第3の処理)。
【0103】つまり、入力SAM部102に記憶された
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査帰線期
間において、必要に応じてデータメモリ部103に転送
され、記憶されて、その後の水平走査期間における処理
に用いられる。
【0104】次に、図17に示すような基本構成を有す
る第1のDSP31におけるIP変換の具体的な処理に
ついて、図16、図18〜図25に関連付けて説明す
る。
【0105】第1のDSPの処理 画像ソース50からのインターレース画像信号は、図1
6に示すように、メモリ31aに入力されるとともに、
第1のDSP31の第1の入力端子I1に入力される
(このデータをDI1とする)。また、メモリ31aに
格納されたデータは、メモリ31bに入力されるととも
に、第1のDSP31の第2の入力端子I2に入力され
る(このデータをDI2とする)。さらに、メモリ31
bに格納されたデータは、第1のDSP31の第3の入
力端子I3に入力される(このデータをDI3とす
る)。図18に関連付けて説明する。そして、第1のD
SP31のデータメモリ部に、データDI2を2ライン
分蓄える。これらのデータを、L1、L2とする(ST
101,ST102)。
【0106】データDI1とデータDI3のデータを比
較し(ST103)、データDI1とデータDI3の差
の絶対値があらかじめ設定したしきい値以下の場合、そ
の画素を「静止領域」とみなす。データDI1とデータ
DI3のデータを比較し(ST103)、データDI1
とデータDI3の差の絶対値が設定しきい値より大きい
場合、その画素を「動き領域」とみなす。「静止領域」
とみなされた画素は、データDI1、又はDI2を出力
する(ST104)。「動き領域」とみなされた画素
は、まず、斜め線検出を行い(ST105)、検出結果
に従って内部メモリに蓄積したデータL1、L2から、
補間データR1を作成し、データR1、DI2を出力す
る。
【0107】具体的な斜め線検出は、図19および図2
0に示すように行う。すなわち、2つ右の要素プロセッ
サのL1データと2つ左の要素プロセッサのL2データ
の差分の絶対値と、2つ左の要素プロセッサのL1デー
タと2つ右の要素プロセッサのL2データ差分の絶対値
と、1つ左の要素プロセッサのL1データと1つ右の要
素プロセッサのL2データの差分の絶対値と、1つ右の
要素プロセッサのL1データと1つ左の要素プロセッサ
のL2データの差分の絶対値と、同じ要素プロセッサの
L1データと同じ要素プロセッサのL2データの差分の
絶対値とを、T1〜T5に代入して、ソートし(ST1
06〜ST111)、ソートした結果の最大値から最小
値を減算し、その絶対値をT0に代入する(ST11
2)。T0〜T5の値をしきい値を含めて比較し(ST
113〜ST116)、T1〜T5の差分絶対値の値が
もっとも小さい方向に、相関が強いとみなす。
【0108】したがって、2つ右の要素プロセッサのL
1データと2つ左の要素プロセッサのL2データの差分
の絶対値がもっとも小さい場合には(ST114)、左
下45°方向を検出したものとし、2つ右の要素プロセ
ッサのL1データと2つ左の要素プロセッサのL2デー
タを加算平均した補間データR1とDI2を出力する
(ST122)。
【0109】2つ左の要素プロセッサのL1データを2
つ右の要素プロセッサのL2データの差分の絶対値がも
っとも小さい場合には(ST115)、右下45°方向
を検出したものとし、この場合、2つ左の要素プロセッ
サのL1データを2つ右の要素プロセッサのL2データ
を加算平均した補間データR1とDI2を出力する(S
T121)。
【0110】1つ右の要素プロセッサのL1データと1
つ左の要素プロセッサのL2データの差分の絶対値がも
っとも小さい場合には(ST116)、左45°以下の
方向を検出したものとし、この場合、1つ右の要素プロ
セッサのL1データと1つ左の要素プロセッサのL2デ
ータを加算平均した補間データR1とDI2を出力する
(ST120)。
【0111】1つ左の要素プロセッサのL1データと1
つ右の要素プロセッサのL2データの差分の絶対値がも
っとも小さい場合には(ST117)、右下45°以下
の方向を検出したものとし、1つ左の要素プロセッサの
L1データと1つ右の要素プロセッサのL2データを加
算平均した補間データR1とDI2を出力する(ST1
19)。
【0112】同じ要素プロセッサのL1データと同じ要
素プロセッサのL2データの差分の絶対値がもっとも小
さい場合には、右下または左下45°以上の方向、ま
た、これら5つの差分値の値が同程度の大きさの場合に
は、水平方向、つまり、斜め線なしを検出したものとす
る(ST113,ST117)。この場合、同じ要素プ
ロセッサのL1データと同じ要素プロセッサのL2デー
タを加算平均した補間データR1とDI2を出力する
(ST118)。
【0113】なお、図21〜図25に、上述した補間デ
ータR1とL1データとL2データとの関係を示す。右
下45°方向の斜め線が検出された場合、図21に示す
ように、1つ左の要素プロセッサのL1データと1つ右
の要素プロセッサのL2データを加算平均したもを補間
データR1とする。左下45°方向の斜め線が検出され
た場合、図22に示すように、1つ右の要素プロセッサ
のL1データと1つ左の要素プロセッサのL2データを
加算平均したものを補間データR1とする。右下45°
以下の斜め線が検出された場合、図23に示すように、
2つ左の要素プロセッサのL1データと2つ右の要素プ
ロセッサのL2データを加算平均したもを補間データR
1とする。左下45°以下の斜め線が検出された場合、
図24に示すように、2つ右の要素プロセッサのL1デ
ータと2つ左の要素プロセッサのL2データを加算平均
したものを補間データR1とする。右下または左下45
°以上の斜め線が検出された場合、または、斜め線が検
出されなかった場合、図25に示すように、同じ要素プ
ロセッサのL1データと同じ要素プロセッサのL2デー
タを加算平均したもを補間データR1とする。
【0114】以上の処理により、フィールド内処理を行
っている部分で斜め線があっても滑らかに補間され、精
度の高いIP変換を行うことができ、このようにIP変
換されたプログレッシブ画像信号は、次段の第2のDS
P32に供給される。
【0115】次に、第1のDSP31からプログレッシ
ブ画像信号が供給される第2のDSP32の水平方向の
画歪み補正の具体的な処理について、図26〜図45に
関連付けて説明する。なお、図26〜図44は、具体的
な処理を説明するためのフローチャートであり、図45
は、第2のDSP32の図17に示すSIMD制御プロ
セッサの基本構成部におけるデータの入出力状態を示す
図である。
【0116】第2のDSPの処理 最初に、パラメータメモリからのパラメータを入力する
入力レジスタの入力ポインタとしての入力スキップレジ
スタ101はスキップしないようにクリアしておく(S
T201)。そして、水平ブランキング(H BLAN
K)期間に(ST202)、入力SAM部102に入力
された画像のラインデータ(R)をDSPのプロセッサ
エレメント110内のローカルメモリ103上の変数D
Rに読み出す(ST203)。水平ブランキング期間に
(ST202)、入力SAM部102に入力された画像
のラインデータ(G)をDSPのプロセッサエレメント
110内のローカルメモリ103上の変数DGに読み出
す(ST204)。水平ブランキング期間に(ST20
2)、入力SAM部102に入力された画像のラインデ
ータ(B)をDSPのプロセッサエレメント110内の
ローカルメモリ103上の変数DBに読み出す(ST2
05)。なお、入力SAM部102は、図45に示すよ
うに、入力スキップレジスタ101が「1」が設定され
ているプロセッサエレメント100のところは飛ばして
(スキップして)入力する。
【0117】水平ブランキング期間に、入力画像データ
に同期して入力SAM部102に入力された第1のパラ
メータメモリ21からのパラメータをDSPのプロセッ
サエレメント110内のローカルメモリ103上の変数
PRにRの位相値を(ST206)、PGにGの位相値
を(ST207)、PBにBの位相値を(ST20
8)、さらに図27に示すように、SG2にGのスキッ
プ情報を(ST209)、MRにRのGからのデータの
ずれ量を(ST210)、MBにBのGからのデータの
ずれ量を(ST211)、VRにRのシフト量を(ST
212)、VGにGのシフト量を(ST213)、およ
びVBにBのシフト量を(ST214)、それぞれ読み
出す。水平ブランキング期間に、DSPのプロセッサエ
レメント110内のローカルメモリ103上の変数SG
2の内容を入力スキップレジスタ101に設定する(S
T215)。水平ブランキング期間に、DSPのプロセ
ッサエレメント110内のローカルメモリ103上の変
数RESR、RESG、RESBの内容を出力SAM部
105に転送する(ST216)。
【0118】DSPのプロセッサエレメント110内の
ローカルメモリ103上の変数SG1の内容を、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上の変数SGに代入する(ST216_1)。DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上の変数SG2の内容を、DSPのプロセッサエレメ
ント110内のローカルメモリ103上の変数SG1に
代入する(ST216_2)。そして、図28の処理を
行う。
【0119】変数SGが1ならば(ST217)、変数
DRに1つ左のプロセッサエレメント110の変数DR
の値を代入し(ST218)、変数SGが0ならば(S
T217)、変数DRに変数DRの値をそのまま代入す
る(ST219)。同様に、変数SGが1ならば(ST
217)、変数DGに1つ左のプロセッサエレメント1
10の変数DGの値を代入し(ST218)、変数SG
が0ならば(ST217)、変数DGに変数DGの値を
そのまま代入する(ST219)。変数SGが1ならば
(ST217)、変数DBに1つ左のプロセッサエレメ
ント110の変数DBの値を代入し(ST218)、変
数SGが0ならば(ST217)、変数DBに変数DB
の値をそのまま代入する(ST219)。変数MRのM
SBをDSPのプロセッサエレメント110内のローカ
ルメモリ上103のテンポラリ変数T2に保存する(S
T220)。
【0120】変数MRの値と、1つ左のプロセッサエレ
メント110の変数MRの値を比較し(ST221)、
1つ左のプロセッサエレメント110の変数MRの値の
ほうが大きければ、DSPのプロセッサエレメント内の
ローカルメモリ上の変数SRに1を代入する(ST22
2)。そうでなければ(ST221)、変数SRに0を
代入する(ST223)。そして、変数MRの値の絶対
値を変数MRに代入する(STT224)。
【0121】次に、図29の処理に移行する。変数MR
が0より大きいならば(ST225)、DSPのプロセ
ッサエレメント110内のローカルメモリ103上のテ
ンポラリ変数T1に1を代入し(ST226)、そうで
なければ(ST225)、0を代入する(ST22
7)。そして、DSPのプロセッサエレメント110内
のローカルメモリ103上のテンポラリ変数TLに1つ
左のプロセッサエレメントの変数DRの値を代入する
(ST228)。また、DSPのプロセッサエレメント
110内のローカルメモリ103上のテンポラリ変数T
Rに1つ右のプロセッサエレメントの変数DRの値を代
入する(ST228)。
【0122】変数T1の値が1ならば(ST229)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST230)、そうでなければ(ST22
9)、変数DRの内容を代入する(ST231)。同様
に、変数T1の値が1ならば(ST229)、DSPの
プロセッサエレメント110内のローカルメモリ103
上のテンポラリ変数TR1に、変数TRの内容を代入し
(ST230)、そうでなければ(ST229)、変数
DRの内容を代入する(ST231)。
【0123】変数MRが1より大きいならば(ST23
2)、DSPのプロセッサエレメント110内のローカ
ルメモリ103上のテンポラリ変数T1に1を代入し
(ST233)、そうでなければ(ST232)、0を
代入する(ST234)。そして、DSPのプロセッサ
エレメント110内のローカルメモリ103上のテンポ
ラリ変数TLに、1つ左のプロセッサエレメントの変数
TLの値を代入する(ST235)。同様に、DSPの
プロセッサエレメント110内のローカルメモリ103
上のテンポラリ変数TRに、1つ右のプロセッサエレメ
ントの変数TRの値を代入する(ST235)。
【0124】変数T1の値が1ならば(ST236)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST237)、そうでなければ(ST23
6)、変数TL1の内容を代入する(ST238)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST236)、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上のテンポラリ変数TR1に変数TRの内容を代入し
(ST237)、そうでなければ(ST236)、変数
TR1の内容を代入する(ST238)。
【0125】次に、図30の処理に移行する。変数MR
が2より大きいならば(ST239)、DSPのプロセ
ッサエレメント110内のローカルメモリ103上のテ
ンポラリ変数T1に1を代入し(ST240)、そうで
なければ(ST239)、0を代入する(ST24
1)。そして、DSPのプロセッサエレメント110内
のローカルメモリ103上のテンポラリ変数TLに、1
つ左のプロセッサエレメント110の変数TLの値を代
入する(ST242)。同様に、DSPのプロセッサエ
レメント110内のローカルメモリ103上のテンポラ
リ変数TRに、1つ右のプロセッサエレメントの変数T
Rの値を代入する(ST242)。
【0126】変数T1の値が1ならば(ST243)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST244)、そうでなければ(ST24
3)、変数TL1の内容を代入する(ST245)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST243)、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上のテンポラリ変数TR1に、変数TRの内容を代入
し(ST244)、そうでなければ(ST243)、変
数TR1の内容を代入する(ST245)。
【0127】同様に以下の処理を、RのデータのGから
のずれ量の最大をカバーできるところ(N)まで繰り返
す。変数MRがNより大きいならば(ST246)、D
SPのプロセッサエレメント110内のローカルメモリ
103上のテンポラリ変数T1に1を代入し(ST24
7)、そうでなければ(ST246)、0を代入する
(ST24)。DSPのプロセッサエレメント110内
のローカルメモリ103上のテンポラリ変数TLに、1
つ左のプロセッサエレメント110の変数TLの値を代
入する(ST249)。同様に、DSPのプロセッサエ
レメント110内のローカルメモリ103上のテンポラ
リ変数TRに、1つ右のプロセッサエレメント110の
変数TRの値を代入する(ST249)。
【0128】変数T1の値が1ならば(ST250)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST251)、そうでなければ(ST25
0)、変数TL1の内容を代入する(ST252)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST250)、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上のテンポラリ変数TR1に、変数TRの内容を代入
し(ST251)、そうでなければ(ST250)、変
数TR1の内容を代入する(ST252)。
【0129】変数T2の値が1ならば(ST253)、
変数DRに変数TL1の内容を代入し(ST254)、
そうでなければ(ST253)、TR1の内容を代入す
る(ST255)。
【0130】次に、図31の処理に移行する。変数MB
のMSBをDSPのプロセッサエレメント110内のロ
ーカルメモリ103上のテンポラリ変数T2に保存する
(ST256)。変数MBの値と、1つ左のプロセッサ
エレメント110の変数MBの値を比較し(ST25
7)、1つ左のプロセッサエレメント110の変数MB
の値のほうが大きければ、DSPのプロセッサエレメン
ト110内のローカルメモリ103上の変数SBに1を
代入し(ST258)、そうでなければ(ST25
7)、変数SBに0を代入する(ST259)。そし
て、変数MBの値の絶対値を変数MBに代入する(ST
260)。
【0131】変数MBが0より大きいならば(ST26
1)、DSPのプロセッサエレメント110内のローカ
ルメモリ103上のテンポラリ変数T1に1を代入し
(ST262)、そうでなければ(ST261)、0を
代入する(ST263)。そして、DSPのプロセッサ
エレメント110内のローカルメモリ103上のテンポ
ラリ変数TLに、1つ左のプロセッサエレメントの変数
DBの値を代入する(ST264)。同様に、DSPの
プロセッサエレメント110内のローカルメモリ103
上のテンポラリ変数TRに、1つ右のプロセッサエレメ
ント110の変数DBの値を代入する(ST264)。
【0132】変数T1の値が1ならば(ST265)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST266)、そうでなければ(ST26
5)、変数DBの内容を代入する(ST267)。同様
に、変数T1の値が1ならば(ST265)、DSPの
プロセッサエレメント110内のローカルメモリ103
上のテンポラリ変数TR1に、変数TRの内容を代入し
(ST266)、そうでなければ(ST265)、変数
DBの内容を代入する(ST267)。
【0133】変数MBが1より大きいならば(ST26
8)、DSPのプロセッサエレメント110内のローカ
ルメモリ103上のテンポラリ変数T1に1を代入し
(ST269)、そうでなければ(ST268)、0を
代入する(ST270)。そして、DSPのプロセッサ
エレメント110内のローカルメモリ103上のテンポ
ラリ変数TLに、1つ左のプロセッサエレメント110
の変数TLの値を代入する(ST271)。同様に、D
SPのプロセッサエレメント110内のローカルメモリ
103上のテンポラリ変数TRに、1つ右のプロセッサ
エレメント110の変数TRの値を代入する(ST27
1)。
【0134】変数T1の値が1ならば(ST272)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に、変数TLの内容
を代入し(ST273)、そうでなければ(ST27
2)、変数TL1の内容を代入する(ST274)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST272)、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上のテンポラリ変数TR1に、変数TRの内容を代入
し(ST273)、そうでなければ(ST272)、変
数TR1の内容を代入する(ST274)。
【0135】次に、図32の処理に移行する。変数MB
が2より大きいならば(ST275)、DSPのプロセ
ッサエレメント110内のローカルメモリ103上のテ
ンポラリ変数T1に1を代入し(ST276)、そうで
なければ(ST275)、0を代入する(ST27
7)。そして、DSPのプロセッサエレメント110内
のローカルメモリ103上のテンポラリ変数TLに、1
つ左のプロセッサエレメントの変数TLの値を代入する
(ST278)。同様に、DSPのプロセッサエレメン
ト110内のローカルメモリ103上のテンポラリ変数
TRに、1つ右のプロセッサエレメントの変数TRの値
を代入する(ST278)。
【0136】変数T1の値が1ならば(ST279)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に変数TLの内容を
代入し(ST280)、そうでなければ(ST27
9)、変数TL1の内容を代入する(ST281)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST279)、DSP
のプロセッサエレメント内のローカルメモリ103上の
テンポラリ変数TR1に変数TRの内容を代入し(ST
280)、そうでなければ(ST279)、変数TR1
の内容を代入する(ST281)。
【0137】同様に以下の処理を、BのデータのGから
のずれ量の最大をカバーできるところ(N)まで切り返
す。変数MBがNより大きいならば(ST282)、D
SPのプロセッサエレメント110内のローカルメモリ
103上のテンポラリ変数T1に1を代入し(ST28
3)、そうでなければ(ST282)、0を代入する
(ST284)。そして、DSPのプロセッサエレメン
ト110内のローカルメモリ103上のテンポラリ変数
TLに、1つ左のプロセッサエレメントの変数TLの値
を代入する(ST285)。同様に、DSPのプロセッ
サエレメント110内のローカルメモリ103上のテン
ポラリ変数TRに、1つ右のプロセッサエレメント11
0の変数TRの値を代入する(ST285)。
【0138】変数T1の値が1ならば(ST286)、
DSPのプロセッサエレメント110内のローカルメモ
リ103上のテンポラリ変数TL1に変数TLの内容を
代入し(ST287)、そうでなければ(ST28
6)、変数TL1の内容を代入する(ST288)。同
様に、変数T1の値が1ならば(ST286)、DSP
のプロセッサエレメント110内のローカルメモリ10
3上のテンポラリ変数TR1に変数TRの内容を代入し
(ST287)、そうでなければ(ST286)、変数
TR1の内容を代入する(ST288)。
【0139】変数T2の値が1ならば(ST289)、
変数DBに変数TL1の内容を代入し(ST290)、
そうでなければ(ST289)、TR1の内容を代入す
る(ST291)。
【0140】次に、図33以降の処理に移行する。な
お、以下の説明で、PR、PG、PBの小数点位置は、
MSBにあるものとする。
【0141】テンポラリ変数T1にパラメータPRの値
とパラメータPRの値を乗算した値を代入する(ST2
92)。テンポラリ変数T2にテンポラリ変数T1の値
とパラメータPRの値を乗算した値を代入する(ST2
93)。変数FR2にテンポラリ変数T2の値からテン
ポラリ変数T1の値を減算した値を代入する(ST29
4)。変数FCに変数FR2の値からテンポラリ変数T
1の値を減算した値を代入する(ST295)。変数F
L1にパラメータPRの値と変数FCの値を加算した値
を代入する(ST296)。変数FCに256(1)を
加算する(ST297)。変数FR2に変数FR2の値
に−1乗算した値を代入する(ST298)。
【0142】なお、ここでは8ビット精度で説明してい
るため位相を表すPRは、256で1を意味する。つま
り、PR=200の場合は、200/256の位相であ
る。したがって、T1にはPRの2乗、T2にはPCの
3乗を計算しているが、それぞれ、小数点位置は、PR
が、LSBから8ビット目と9ビット目の間、T1が、
LSBから16ビット目と17ビット目の間、T2が、
LSBから24ビット目と25ビット目の間となる。こ
こでは、FR2,FC,FL1も8ビット精度なので、
FCに256を加算しているステップST297では、
位相係数値という意味では1を加算していることにな
る。そして、図34に示すデータフェッチを行う。
【0143】(近傍画素の取り込みDC)変数SRが1
の場合(ST299)、SIMD制御プロセッサ100
のローカルメモリ103上の変数DCに1つ左のプロセ
ッサエレメント110のDRの値を代入し(ST30
0)、変数SRが0の場合(ST299)、SIMD制
御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数D
CにDRの値を代入する(ST301)。
【0144】(近傍画素の取り込みDL1)また、変数
SRが1の場合(ST302)、SIMD制御プロセッ
サ100のローカルメモリ103上の変数DL1に2つ
左のプロセッサエレメント110のDCの値を代入し
(ST303)、変数SRが0の場合(ST302)、
SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ103
上の変数DL1に1つ左のプロセッサエレメント110
のDCの値を代入する(ST304)。
【0145】(近傍画素の取り込みDR1)1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SRが0の場合(ST
305)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ103上の変数DR1に1つ右のプロセッサエレメ
ント110のDRの値を代入し(ST307)、1つ右
のプロセッサエレメント110の変数SRが1の場合
(ST305)、SIMD制御プロセッサ100のロー
カルメモリ103上の変数DR1に2つ右のプロセッサ
エレメント110のDRの値を代入する(ST30
6)。
【0146】(近傍画素の取り込みDR2)1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SRが0の場合(ST
308)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ103上の変数DR2に1つ右のプロセッサエレメ
ント110のDR1の値を代入し(ST310)、1つ
右のプロセッサエレメント110の変数SRが1の場合
(ST308)、SIMD制御プロセッサ100のロー
カルメモリ103上の変数DR2に2つ右のプロセッサ
エレメント110のDR1の値を代入する(ST30
9)。
【0147】ここで、最大倍率が2倍以上の場合は、上
記のそれぞれの近傍画素取り込みプロセスを同様に(最
大倍率−1)回繰り返す。たとえば、2.5倍までの倍
率のときには、2回行う。ただしこのとき、2回目以降
は1回前に求めたデータを使う。
【0148】次に、FR1を、FC+FR1−FL1−
FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×DR
1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し、演算結
果を0以上255以下にクリップし、SIMD制御プロ
セッサ100のローカルメモリ上103の変数DRに代
入する(ST311)。すなわち、畳み込み演算を行っ
て、図35の処理に移行する。
【0149】テンポラリ変数T1にパラメータPGの値
とパラメータPGの値を乗算した値を代入する(ST3
12)。テンポラリ変数T2にテンポラリ変数T1の値
とパラメータPGの値を乗算した値を代入する(ST3
13)。変数FR2にテンポラリ変数T2の値からテン
ポラリ変数T1の値を減算した値を代入する(ST31
4)。変数FCに変数FR2の値からテンポラリ変数T
1の値を減算した値を代入する(ST315)。変数F
L1にパラメータPGの値と変数FCの値を加算した値
を代入する(ST316)。変数FCに256(1)を
加算する(ST317)。変数FR2に変数FR2の値
に−1乗算した値を代入する(ST318)。
【0150】なお、ここでは8ビット精度で説明してい
るため、上述したと同様に、位相を表すPGは、256
で1を意味する。つまり、PG=200の場合は、20
0/256の位相である。したがって、T1には、PG
の2乗、T2にはPGの3乗を計算しているが、それぞ
れ、小数点位置は、PGが、LSBから8ビット目と9
ビット目の間、T1が、LSBから16ビット目と17
ビット目の間、T2が、LSBから、24ビット目と2
5ビット目の間となる。ここでは、FR2,FC,FL
1も8ビット精度なので、FCに256を加算してステ
ップST317 では、位相係数値という意味では1を
加算していることになる。そして、図36に示すデータ
フェッチを行う。
【0151】(近傍画素の取り込みDC)変数SGが1
の場合(ST319)、SIMD制御プロセッサ100
のローカルメモリ103上の変数DCに1つ左のプロセ
ッサエレメント110のDGの値を代入し(ST32
0)、変数SGが0の場合(ST319)、SIMD制
御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数D
CにDGの値を代入する(ST321)。
【0152】(近傍画素の取り込みDL1)変数SGが
1の場合(ST322)、SIMD制御プロセッサ10
0のローカルメモリ103上の変数DL1に2つ左のプ
ロセッサエレメントのDCの値を代入し(ST32
3)、変数SGが0の場合(ST322)、SIMD制
御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数D
L1に1つ左のプロセッサエレメントのDCの値を代入
する(ST324)。
【0153】(近傍画素の取り込みDR1)1つ右のプ
ロセッサエレメントの変数SGが0の場合(ST32
5)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数DR1に1つ右のプロセッサエレメント
110のDGの値を代入し(ST327)、1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SGが1の場合(ST
325)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ103上の変数DR1に2つ右のプロセッサエレメ
ント110のDGの値を代入する(ST326)。
【0154】(近傍画素の取り込みDR2)1つ右のプ
ロセッサエレメントの変数SGが0の場合(ST32
8)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数DR2に1つ右のプロセッサエレメント
110のDR1の値を代入し(ST330)、1つ右の
プロセッサエレメント110の変数SGが1の場合(S
T328)、SIMD制御プロセッサ100のローカル
メモリ103上の変数DR2に2つ右のプロセッサエレ
メントのDR1の値を代入する(ST329)。
【0155】ここで、最大倍率が2倍以上の場合は、上
記のそれぞれの近傍画素取り込みプロセスを同様に(最
大倍率−1)回繰り返す。たとえば、2.5倍までの倍
率のときには、2回行う。ただしこのとき、2回目以降
は1回前に求めたデータを使う。
【0156】次に、FR1を、FC+FR1−FL1−
FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×DR
1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し、演算結
果を0以上255以下にクリップし、SIMD制御プロ
セッサ100のローカルメモリ103上の変数DGに代
入する(ST331)。すなわち、畳み込み演算を行っ
て、図37の処理に移行する。
【0157】テンポラリ変数T1にパラメータPBの値
とパラメータPBの値を乗算した値を代入する(ST3
32)。テンポラリ変数T2にテンポラリ変数T1の値
とパラメータPBの値を乗算した値を代入する(ST3
33)。変数FR2にテンポラリ変数T2の値からテン
ポラリ変数T1の値を減算した値を代入する(ST33
4)。変数FCに変数FR2の値からテンポラリ変数T
1の値を減算した値を代入する(ST335)。変数F
L1にパラメータPBの値と変数FCの値を加算した値
を代入する(ST336)。変数FCに256(1)を
加算する(ST337)。変数FR2に変数FR2の値
に−1乗算した値を代入する(ST338)。
【0158】なお、ここでも8ビット精度で説明してい
るため、上述したと同様に、位相を表すPBは、256
で1を意味する。つまり、PB=200の場合は、20
0/256の位相である。したがって、T1には、PB
の2乗、T2にはPBの3乗を計算しているが、それぞ
れ、小数点位置は、PBが、LSBから8ビット目と9
ビット目の間、T1が、LSBから16ビット目と17
ビット目の間、T2が、LSBから、24ビット目と2
5ビット目の間となる。ここでは、FR2,FC,FL
1も8ビット精度なので、FCに256を加算している
ステップST337では、位相係数値という意味では1
を加算していることになる。そして、図38に示すデー
タフェッチを行う。
【0159】(近傍画素の取り込みDC)変数SBが1
の場合(ST339)、SIMD制御プロセッサ100
のローカルメモリ103上の変数DCに1つ左のプロセ
ッサエレメントのDBの値を代入し(ST340)、変
数SBが0の場合(ST339)、SIMD制御プロセ
ッサ100のローカルメモリ103上の変数DCにDB
の値を代入する(ST341)。
【0160】(近傍画素の取り込みDL1)変数SBが
1の場合(ST342)、SIMD制御プロセッサ10
0のローカルメモリ103上の変数DL1に2つ左のプ
ロセッサエレメント110のDCの値を代入し(ST3
43)、変数SBが0の場合(ST342)、SIMD
制御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数
DL1に1つ左のプロセッサエレメント110のDCの
値を代入する(ST344)。
【0161】(近傍画素の取り込みDR1)1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SBが0の場合(ST
345)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ103上の変数DR1に1つ右のプロセッサエレメ
ントのDBの値を代入し(ST347)、1つ右のプロ
セッサエレメント110の変数SBが1の場合(ST3
45)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモ
リ103上の変数DR1に2つ右のプロセッサエレメン
ト110のDBの値を代入する(ST346)。
【0162】(近傍画素の取り込みDR2)1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SBが0の場合(ST
348)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ110上の変数DR2に1つ右のプロセッサエレメ
ントのDR1の値を代入し(ST350)、1つ右のプ
ロセッサエレメント110の変数SBが1の場合(ST
348)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメ
モリ103上の変数DR2に2つ右のプロセッサエレメ
ント110のDR1の値を代入する(ST349)。
【0163】ここで、最大倍率が2倍以上の場合は、上
記のそれぞれの近傍画素取り込みプロセスを同様に(最
大倍率−1)回繰り返す。たとえば、2.5倍までの倍
率のときには、2回行う。ただしこのとき、2回目以降
は1回前に求めたデータを使う。
【0164】次に、FR1を、FC+FR1−FL1−
FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×DR
1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し、演算結
果を0以上255以下にクリップし、SIMD制御プロ
セッサ100のローカルメモリ103上の変数DBに代
入する(ST351)。すなわち、畳み込み演算を行っ
て、図39の処理に移行する。
【0165】テンポラリ変数T1に1つ左のプロセッサ
エレメント110の変数DRの値を代入する(ST35
2)。変数VRの0ビット目が1ならば(ST35
3)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数DRに変数T1の値を代入し(ST35
4)、そうでなければ(ST353)、変数DRの値を
代入する8ST355)。テンポラリ変数T1に2つ左
のプロセッサエレメント110の変数DRの値を代入す
る(ST356)。変数VRの1ビット目が1ならば
(ST357)、SIMD制御プロセッサ100のロー
カルメモリ103上の変数DRに変数T1の値を代入し
(ST358)、そうでなければ(ST357)、変数
DRの値を代入する(ST359)。テンポラリ変数T
1に4つ左のプロセッサエレメント110の変数DRの
値を代入する(ST360)。変数VRの2ビット目が
1ならば(ST361)、SIMD制御プロセッサ11
0のローカルメモリ103上の変数DRに変数T1の値
を代入し(ST362)、そうでなければ(ST36
1)、変数DRの値を代入する(ST363)。
【0166】次に、図40の処理に移行する。テンポラ
リ変数T1に8つ左のプロセッサエレメント110の変
数DRの値を代入する(ST364)。変数VRの3ビ
ット目が1ならば(ST365)、SIMD制御プロセ
ッサ100のローカルメモリ103上の変数DRに変数
T1の値を代入し(ST366)、そうでなければ(S
T365)、変数DRの値を代入する(ST367)。
テンポラリ変数T1に16個左のプロセッサエレメント
110の変数DRの値を代入する(ST368)。変数
VRの4ビット目が1ならば(ST369)、SIMD
制御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数
DRに変数T1の値を代入し(ST370)、そうでな
ければ(ST368)、変数DRの値を代入する(ST
371)。テンポラリ変数T1に32個左のプロセッサ
エレメント110の変数DRの値を代入する(ST37
2)。変数VRの5ビット目が1ならば(ST37
3)、SIMD制御プロセッサのローカルメモリ103
上の変数RESRに変数T1の値を代入し(ST37
4)、そうでなければ(ST373)、変数DRの値を
代入する(ST375)。
【0167】次に、図41の処理に移行する。テンポラ
リ変数T1に1つ左のプロセッサエレメント110の変
数DGの値を代入する(ST376)。変数VGの0ビ
ット目が1ならば(ST377)、SIMD制御プロセ
ッサ100のローカルメモリ103上の変数DGに変数
T1の値を代入し(ST378)、そうでなければ(S
T377)、変数DGの値を代入する(ST379)。
テンポラリ変数T1に2つ左のプロセッサエレメント1
10の変数DGの値を代入する(ST380)。変数V
Gの1ビット目が1ならば(ST381)、SIMD制
御プロセッサ110のローカルメモリ103上の変数D
Gに変数T1の値を代入し(ST382)、そうでなけ
れば(ST381)、変数DGの値を代入する(ST3
83)。テンポラリ変数T1に4つ左のプロセッサエレ
メント110の変数DGの値を代入する(ST38
4)。変数VGの2ビット目が1ならば(ST38
5)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数DGに変数T1の値を代入し(ST38
6)、そうでなければ(ST385)、変数DGの値を
代入する(ST387)。
【0168】次に、図42の処理に移行する。テンポラ
リ変数T1に8つ左のプロセッサエレメント110の変
数DGの値を代入する(ST388)。変数VGの3ビ
ット目が1ならば(ST389)、SIMD制御プロセ
ッサ100のローカルメモリ103上の変数DGに変数
T1の値を代入し(ST390)、そうでなければ(S
T389)、変数DGの値を代入する(ST391)。
テンポラリ変数T1に16個左のプロセッサエレメント
110の変数DGの値を代入する(ST392)。変数
VGの4ビット目が1ならば(ST393)、SIMD
制御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数
DGに変数T1の値を代入し(ST394)、そうでな
ければ(ST393)、変数DGの値を代入する(ST
395)。テンポラリ変数T1に32個左のプロセッサ
エレメント110の変数DGの値を代入する(ST39
6)。変数VGの5ビット目が1ならば(ST39
7)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数RESGに変数T1の値を代入し(ST
398)、そうでなければ(ST397)、変数DGの
値を代入する(ST399)。
【0169】次に、図43の処理に移行する。テンポラ
リ変数T1に1つ左のプロセッサエレメント110の変
数DBの値を代入する(ST400)。変数VBの0ビ
ット目が1ならば(ST401)、SIMD制御プロセ
ッサ100のローカルメモリ103上の変数DBに変数
T1の値を代入し(ST402)、そうでなければ(S
T401)、変数DBの値を代入する(ST403)。
テンポラリ変数T1に2つ左のプロセッサエレメント1
10の変数DBの値を代入する(ST404)。変数V
Bの1ビット目が1ならば(ST405)、SIMD制
御プロセッサ100のローカルメモリ103上の変数D
Bに変数T1の値を代入し(ST406)、そうでなけ
れば(ST405)、変数DBの値を代入する(ST4
07)。テンポラリ変数T1に4つ左のプロセッサエレ
メント110の変数DBの値を代入する(ST40
8)。変数VBの2ビット目が1ならば(ST40
9)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数DBに変数T1の値を代入し(ST41
0)、そうでなければ(ST409)、変数DBの値を
代入する(ST411)。
【0170】次に、図44の処理に移行する。テンポラ
リ変数T1に8つ左のプロセッサエレメントの変数DB
の値を代入する(ST412)。変数VBの3ビット目
が1ならば(ST413)、SIMD制御プロセッサ1
00のローカルメモリ103上の変数DBに変数T1の
値を代入し(ST414)、そうでなければ(ST41
3)、変数DBの値を代入する(ST415)。テンポ
ラリ変数T1に16個左のプロセッサエレメント110
の変数DBの値を代入する(ST416)。変数VBの
4ビット目が1ならば(ST417)、SIMD制御プ
ロセッサ100のローカルメモリ103上の変数DBに
変数T1の値を代入し(ST418)、そうでなければ
(ST417)、変数DBの値を代入する(ST41
9)。テンポラリ変数T1に32個左のプロセッサエレ
メント110の変数DBの値を代入する(ST42
0)。変数VBの5ビット目が1ならば(ST42
1)、SIMD制御プロセッサ100のローカルメモリ
103上の変数RESBに変数T1の値を代入し(ST
422)、そうでなければ(ST421)、変数DBの
値を代入する(ST423)。そして、図26のステッ
プS202の処理に戻る。
【0171】以上の処理を行うことにより水平方向の画
歪みが補正される。そして、第2のDSP32で水平方
向の画歪みが補正されたプログレッシブ画像データは、
90°回転メモリ33に出力され、データ配列を90°
回転させた状態で格納される。
【0172】この90°回転メモリ33に格納された画
像データに対して、第3のDSP34により垂直方向の
画歪み補正が行われる。この垂直方向の処理に関して
は、上述したように、画像を90°回転させて、第3の
DSP34に入力するため、DSPから見た場合、水平
方向の場合と同等の処理である。すなわち、第3のDS
P34においては、上述した第2のDSP32の処理と
同様の処理が行われる。したがって、ここではその詳細
な説明は省略する。
【0173】第3のDSP34で垂直方向の画歪み補正
が施された画像データは、−90°回転メモリ35に出
力され、元のデータ配列で格納される。
【0174】この−90°回転メモリ35に格納され
た、水平方向の画歪み補正および垂直方向の画歪み補正
が施されたプログレッシブ画像データは、画像表示装置
40に表示される。
【0175】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、表示すべき画像の各画素の色の3原色R
(赤)、G(緑)、B(青)データそれぞれの位相値
と、RGBのうちの1つを基準とし、当該基準としたデ
ータのスキップ情報、および残りの2つのデータの基準
からのずれ量を含む画歪み補正用パラメータを生成する
コンピュータ画像処理部10と、コンピュータ画像処理
部10で生成された画歪み補正用パラメータを格納し、
画像データに同期して格納パラメータを出力するパラメ
ータメモリ21と、表示すべき画像データの各画素デー
タを時系列に順次入力するとともに、入力画像データに
同期してパラメータメモリ21による画歪み補正用パラ
メータを入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基
づいて各画素の水平方向の画歪みを補正するDSP32
と、DSP32で処理された画像データを90°回転せ
さた画像データの各画素データを時系列に順次入力する
とともに、入力画像データに同期してパラメータメモリ
22による画歪み補正用パラメータを入力し、入力した
画歪み補正用パラメータに基づいて各画素の垂直方向の
画歪みを補正するDSP34とを設けたので、ブラウン
管で発生する画歪みの補正を、比較的大きなずれにも柔
軟に対応して行うことができる。
【0176】第2実施形態 図46は、本発明に係る画像処理装置の第2の実施形態
を示すブロック図である。
【0177】この画像処理装置1Aは、コンピュータ画
像処理部10A、パラメータメモリ部20A、画像処理
部30A、画像表示装置40A、および画像ソースとし
ての魚眼カメラ50Aにより構成されている。
【0178】コンピュータ画像処理部10Aは、パーソ
ナルコンピュータ本体(以下、単にコンピュータとい
う)11A、コンピュータ用画像表示装置12A、およ
びキーボード13aやマウス13b等の入力装置13A
を有している。
【0179】コンピュータ画像処理部10Aは、GUI
(Graphical UserInterface)
を有している。コンピュータ11は、画像処理部30A
で魚眼カメラ50Aから画素データの拡大縮小および画
歪み補正をR(赤),G(緑),B(青)それぞれぞれ
独立に行うためのパラメータを、GUI上のデータから
求め、パラメータメモリ部20Aおよび画像処理部30
Aに出力する。具体的には、コンピュータ11Aは、ユ
ーザが入力した補正位置データを元に、各画素点での水
平垂直方向の倍率を算出し、この倍率データから、各画
素点でのRGBそれぞれの位相値、係数値、Gのスキッ
プ情報、R,BのGからのデータのシフト量を算出し、
パラメータメモリ部20Aに転送する。
【0180】コンピュータ11Aは、コンピュータ用画
像表示装置12A上には、図47のような各画素の補正
位置を指定するためのウインドウを表示する。
【0181】このウインドウ上において、図47の白色
の格子(第1線)をマウスまたはキーボードで動かして
補正量を与える。白色と異なる色(たとえば緑色)の格
子(第2線)は、補正しないときの格子位置を表す。図
47において、マウスカーソルで指し示す丸印は、現在
動かそうとしている格子点をあらわす。これはマウス1
3bの左ボタンでクリックしたときもっとも近い格子点
が選ばれて、たとえばピンク色の丸がつく。また、キー
ボード13aのカーソルキーで動かすことができる。こ
のピンク色の丸をマウス13bでドラッグして動かす
か、キーボード13aでシフトキーを押しながらカーソ
ルキーを押すことにより、白色の格子を動かすことがで
きる。
【0182】各格子点は、隣の格子点との間隔が、補正
しない初期状態と比べて、1/ 2倍から2倍の範囲内で
動かすことができる。中央に交わる第3線(たとえば赤
線)は位相を揃えたい中心位置を表す。これはマウス1
3bの右ボタンでドラッグすることにより動かす。
【0183】また、図47中の左下のラジオボタン連動
「on」, 「off」は、必ず1つが選択される。「o
n」の場合は、GUI上である格子点(1点)を移動さ
せたときに、図47のウインドウの中央に交わる第3線
を基準として対照になるように4点が連動して動く。
「off」の場合は、GUI上である格子点(1点)を
移動させたときにその点だけが動く。
【0184】「初期化」ボタンを押すと、システム全体
が初期化される。「セットH」ボタンを押すと、コンピ
ュータ11Aは、ユーザーが入力した補正位置データを
元に、各画素点での水平方向の倍率を算出し、この倍率
データから、各画素点でのそれぞれの位相値、係数値、
スキップ情報、シフト量を算出し、パラメータメモリに
転送する。「セットV」ボタンを押すと、コンピュータ
11Aは、ユーザーが入力した補正位置データを元に、
各画素点での垂直方向の倍率を算出し、この倍率データ
から、各画素点でのそれぞれの位相値、スキップ情報、
シフト量を算出し、パラメータメモリに転送する。「リ
セット」ボタンを押すとGUI上の設定内容が初期状態
(画歪みを補正しない状態)に戻される。「終了」ボタ
ンを押すと、画歪み補正の調整を終了する。「保存」ボ
タンを押すと、現在のGUI上の設定をコンピュータ1
1A上のファイルに保存される。「読込」ボタンを押す
と、以前にコンピュータ11A上のファイルに保存した
設定内容を呼び出せる。
【0185】チェックボックスXにチェックしていると
き格子点をX方向に動かすことができる。チェックボッ
クスXにチェックしていないとき格子点のX方向の動き
は固定される。チェックボックスYにチェックしている
とき格子点をY方向に動かすことができる。チェックボ
ックスYにチェックしていないとき格子点のY方向の動
きは固定される。図47中の右下のラジオボタン「Cu
bic」,「Nearest」は、必ず1つが選択され
る。
【0186】そして、ここで選択されている補間方法で
図46の画像DSP1および画像DSP2が拡大、縮小
処理を行う。
【0187】図48は、本第2の実施形態に係る画歪み
補正を説明するための図である。図48(A)中の破線
は、画面全体をあらわしている。ここでは、この破線で
囲んだ画面中に歪んだ画像が実線のように表示されてい
るとする。これを歪み補正を行い、最終的には、図48
(B)のように表示したい。
【0188】そこでまず、本第2の実施形態において
は、縦方向の補正を行う。これは、画面全体を縦方向に
ドット単位で異なる倍率で拡大、縮小することにより、
図48(C)の破線で示すように補正する。その結果、
図48(D)に示すようになる。ここで、図48(D)
中の一点鎖線は、縦方向補正後の画面全体を表し、図4
8(D)中の実線は、縦方向補正後の歪んだ画像を表し
ている。
【0189】次に、本第2の実施形態においては、横方
向の補正を行う。これは、画面全体を横方向にドット単
位で異なる倍率で拡大、縮小することにより、図48
(F)中の破線で示すように補正する。その結果、図4
8(E)に示すようになり、歪んだ画像が画面全体に正
しく表示される。
【0190】上述したGUI上における第2線(緑色の
格子線)は、図48(A)中の破線に対応する。GUI
上の白色の水平線(第1線)は、図48中(C)中の破
線に、GUI上の白色の垂直線(第1線)は、図48
(F)中の破線に対応する。
【0191】コンピュータ11Aは、次のようにパラメ
ータを算出する。
【0192】まず、GUI上で指定されたRGBそれぞ
れの補正位置データをX方向とY方向に分解する。X方
向の補正位置データから、各画素における水平方向のパ
ラメータを求め、Y方向の補正位置データから各画素に
おける垂直方向のパラメータを求める。
【0193】このあとのパラメータの生成の仕方は、X
方向もY方向も同じなので、ここでは、X方向で1ライ
ン分のデータを生成するための手順を、図面に関連付け
て説明する。なお、図49は、GUIの格子の中からパ
ラメータを求める方法を説明するための図である。
【0194】まず、GUI上に設定された情報から、各
画素の水平方向の倍率を求める。ここで、GUI上に設
定された格子点(i,j)のX座標の値をRX(i,
j)とする。また、補正しない状態での格子間隔(ドッ
ト数)NNとする。
【0195】図49は、GUIの格子の中のパラメータ
を求める方法を説明するための図である。ここでは、図
49において、(i−1,j−1), (i,j−1),
(i−1,j), (i,j)で囲まれた格子の中の各ド
ットの倍率を求める方法を説明する。
【0196】(i−1,j−1)の格子点と、(i−
1,j)の格子点を結ぶ線上の(i,j−1)のライン
からlライン目のX座標の値(d1)は、d1=(RX(i-1,
j)-RX(i-1,j-1))*l/NN+RX(i-1,j-1) 、で与えられる。
(i,j−1)の格子点と、(i,j)の格子点を結ぶ
線上の(i,j−1)のラインからlライン目のX座標
の値(d2)は、d2=(RX(i,j)-RX(i,j-1))*l/NN+RX(i,j
-1) 、で与えられる。したがって、この区間の倍率z
は、z=(d2−d1)/NN、で与えられる。
【0197】ここで、DSP内では倍率を表すパラメー
タを倍率の逆数を使った関数として、MG=4096/
Z(12ビット精度)、で表すとする。このとき、1倍
は、Z=4096で表される。
【0198】次にDSPでの拡大時は、入力データをス
キップさせながら入力し、縮小時は、出力データをとび
とびに出力することから、上記倍率設定は、拡大時は、
拡大後のプロセッサエレメントの数だけ、縮小時は、N
Nの数だけ設定する必要がある。したがって、j ライン
目の左からx番目のプロセッサエレメントの倍率を表す
パラメータをMG(x,j)とすると、拡大時は、(d
2−d1)個、縮小時はNN個だけMGを設定する。こ
のようにして、各ラインで左から順に倍率パラメータを
求めてゆく。
【0199】図50および図51は、倍率パラメータを
求める手順を説明するためのフローチャートである。な
お、縦方向の格子数をYY、横方向の格子数をXXとす
る。
【0200】図50に示すように、jを1からYYまで
変化させながら以下を繰り返す(ST501,ST50
2)。lを0から(NN−1)まで変化させながら以下
を繰り返す(ST503,ST504)。xに0を代入
する(ST505)。iを1からXXまで変化させなが
ら以下を繰り返す(ST506,ST507)。d1=(RX
(i-1,j)-RX(i-1,j-1))*l/NN+RX(i-1,j-1)を計算する
(ST508)。d2=(RX(i,j)-RX(i,j-1))*l/NN+RX(i,j
-1)を計算する(ST509)。z=(d2−d1)/
NNを計算する(ST510)。
【0201】次に、図51の処理に移行する。MG=4
096/Zを計算する(ST511)。(d2−d1)
とNNのうち、大きいほうをmに代入する(ST512
〜ST514)。以下をm回繰り返す(ST515,S
T516)。MG(x,j)にZを代入する(ST51
7)。xを1増加させる(ST518,ST519)。
【0202】次に、上記のようにして求めた倍率パラメ
ータから、実際にDSPに送るパラメータ(スキップ情
報、位相、ずらし量)を求める。
【0203】図52〜図56は、倍率パラメータからス
キップ情報、位相を求める場合の手順を説明するための
フローチャートである。jを0から1づつ増加させなが
らライン数分以下を繰り返す(ST523〜ST52
4)。まず、画面の中央になるプロセッサエレメントを
求める。PC=0に初期化する(ST525)。IS
(0,j)=0に初期化する(ST526)。OS
(0,j)=0に初期化する(ST527)。T1=0
に初期化する(ST528)。T1がCENTERより
も小さい間、1を1から1づつ増加させながら以下を繰
り返す(ST529,ST530)。そして、図54に
示すように、MG(i,j)が4096以上のとき、す
なわち拡大のとき(ST531)、MAG=4096−
MG(i,j)を計算する(ST532)。PCからM
AGを減算する(ST533)。OS(i,j)に0を
代入する(ST534)。PCが負になったとき、IS
(i,j)に1を代入し、PCに4096を加える(S
T535〜ST537)。そうでない場合は、IS
(i,j)に0を代入する(ST538)。
【0204】図54のステップST531において、M
G(i,j)が4096以上のとき、すなわち縮小のと
き、図55に示すように、MAG=MG(i,j)−4
096を計算する(ST539)。IS(i,j)に0
を代入する(ST540)。OS(i−1,j)が1の
とき、OS(i,j)に0を代入する(ST541,S
T542)。OS(i−1,j)が1でないときは、P
CにMAGを加算し(ST543)、PCが4095よ
り大きくなったときは(ST544)、OS(i,j)
に1を代入し(ST545)、PCから4096を減算
する(ST546)。PCが4095より大きくないと
きは、OS(i,j)に0を代入する(ST647)。
【0205】次に、図56に示すようにPCに、PCを
4096で割った余りを代入する((ST548)。I
S(i,j)が0ならば(ST549)、T1に1を加
算する(ST550)。そして、上記iに関する繰り返
し計算( ループ) が終わったときのiの値が、画面の中
央になるプロセッサエレメントの番号となる(ST55
1,ST530)。
【0206】このあと、このプロセッサエレメントを基
準として、左右にパラメータを求めてゆく。まず、左側
のパラメータを求める。図57〜図61は倍率パラメー
タからスキップ情報、位相を求める場合の手順を説明す
るためのフローチャートであって、左側のパラメータを
求める場合の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【0207】まず、図57に示すように、T1にiを代
入する(ST552)。PCに0を代入する(ST55
3)。PCM(T1, j)に0を代入する(ST55
4)。PCM(T1+1, j)に0を代入する(ST5
55)。IS(T1,j)に0を代入する(ST55
6)。IS(T1+1,j)に0を代入する(ST55
7)。OS(T1,j)に0を代入する(ST55
8)。OS(T1+1,j)に0を代入する(ST55
9)。
【0208】iをT1−1から1づつ減算しながら0ま
で以下を繰り返す(ST560,ST561)。MG
(i,j)が4096未満のとき、すなわち拡大のとき
(ST562)、MAG=4096−MG(i,j)を
計算する(ST563)。PCにMAGを加算する(S
T564)。OS(i,j)に0を代入する(ST56
5)。PCが4095を超えたとき(ST566)、I
S(i,j)に1を代入し8ST567)、PCから4
096を減算する(ST568)。PCが4095を超
えない場合は(ST566)、IS(i,j)に0を代
入する(ST569)。
【0209】ステップST562において、MG(i,
j)が4096以上のとき、すなわち縮小のとき、図5
9に示すように、MAG=MG(i,j)−4096を
計算する(ST570)。IS(i,j)に0を代入す
る(ST571)。OS(i+1,j)が1のとき、O
S(i,j)に0を代入する(ST573)。OS(i
+1,j)が1でないときは(ST572)、PCから
MAGを減算する。(ST574)そして、PCが負に
なったときは(ST575)、OS(i,j)に1を代
入し(ST576)、PCに4096を加算する(ST
577)。PCが負でないときは(ST575)、OS
(i,j)に0を代入する(ST578)。
【0210】次に、図60に示すように、PCに、PC
を4096で割った余りを代入する(ST579)。P
CM(i ,j) にPCを代入する(ST580)。図6
1に示すように、iを(T1−1)から1づつ減算しな
がら0まで以下を繰り返す(ST582〜ST58
6)。そして、IS(i,j)にIS(i−1,j)を
代入する(ST584)。OS(i,j)にOS(i−
1,j)を代入する(ST585)。
【0211】次に、右側のパラメータを求める。図62
〜図67は倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【0212】まず、図62に示すように、PCに0を代
入する(ST587)。PCM(T1, j)に0を代入
する(ST588)。iを(T1+1)から1づつ加算
しながらDSPのプロセッサエレメントの数(W)まで
以下を繰り返す(ST589,ST590)。
【0213】MG(i,j)が4096以下のとき、す
なわち拡大のとき(ST591)、MAG=4096−
MG(i,j)を計算する(ST592)。PCからM
AGを減算する(ST593)。OS(i,j)に0を
代入する(ST594)。
【0214】次に、図63に示すように、PCが負にな
ったとき(ST595)、IS(i,j)に1を代入し
(ST596)、PCに4096を加える(ST59
7)。PCが負でない場合は(ST595)、IS
(i,j)にに0を代入する(ST5985)。
【0215】MG(i,j)が4096よりも大きいと
き、すなわち縮小のとき(ST591) 、図64に示す
ように、MAG=MG(i,j)−4096を計算する
(ST599)。IS(i,j)に0を代入する(ST
600)。OS(i−1,j)が1のとき(ST60
1)、OS(i,j)に0を代入する(ST602)。
OS(i−1,j)が1でないときは(ST601)、
PCにMAGを加算し(ST603)する。そして、P
Cが4095より大きくなったときは(ST604)、
OS(i,j)に1を代入し(ST605)、PCから
4096を減算する(ST606)。PCが4095よ
り大きくないときは(ST604)、OS(i,j)に
0を代入する(ST607)。
【0216】次に、図65に示すように、PCに、PC
を4096で割った余りを代入する(ST608)。P
CM(i ,j) にPCを代入する(ST609)。図6
6に示すように、ISC(0,j)に1を代入する(S
T611)。OSC(0,j)に1を代入する(ST6
12)。iを1から1づつ加算しながらDSPのプロセ
ッサエレメントの数(W)まで以下を繰り返す(ST6
13〜ST617)。 ISC(i,j)=(ISC(i-1,j)+IS(i,j)+1)%2; OSC(i,j)=(OSC(i-1,j)+OS(i,j)+1)%2;
【0217】そして、図67に示すように、MG(T1
−1,j)が4096より大きいとき、すなわち縮小の
とき(ST618)、OS(T1−1,j)に1を代入
する(ST619)。MG(T1−1,j)が4096
より大きくないとき(ST618)、OS(T1−1,
j)に0を代入する(ST620)。
【0218】次にずらし量を求める。図68および図6
9はずらし量を求める場合の手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0219】まず、図68に示すように、T1に0を代
入する(ST621)。iを1から1づつ加算しなが
ら、T1がCENTERを超えるまで以下を繰り返す
(ST622,ST623)。そして、IS(i,j)
が0ならば(ST624)、T1に1を加算する(ST
625)。さらに、図69に示すように、T1に0を代
入する(ST627)。iを1づつ減算しながら、iが
正で、かつT1がCENTER以下の間、以下を繰り返
す(ST628,ST629)。OS(i,j)が0な
らば(ST630)、T1に1を加算する(ST63
1,ST632)。また、ステップST629におい
て、iが正でなく(負)、またはT1がCENTER以
下でない場合には、SFT(j)にiを代入する(ST
633,ST634,ST524)。
【0220】このようにして求めた図70に示すような
1画面分のパラメータ、位相値PCM(i, j)、入力
スキップ情報IS(i, j)、出力スキップ情報OS
(i, j)、入力スキップ情報クロマ用ISC(i,
j)、出力スキップ情報クロマ用OSC(i, j)、ず
らし量SFT(j)をパラメータメモリ部20Aに転送
する。
【0221】なお、コンピュータ11A上で位相値から
位相係数をあらかじめ計算しておいて、位相係数FC
(i, j), FL1(i, j), FR1(i, j), F
R2(i, j)、 入力スキップ情報IS(i, j) 出力スキップ情報OS(i, j) 入力スキップ情報クロマ用ISC(i, j) 出力スキップ情報クロマ用OSC(i, j) ずらし量SFT(j) をパラメータメモリ部20Aに転送してもよい。
【0222】図71は、位相値PCM(i, j)から、
位相係数FC(i, j), FL1(i, j), FR1
(i, j), FR2(i, j)を求める手順を説明する
ためのフローチャートである。
【0223】位相係数を求めるには、図71に示すよう
に、PにPCM(i, j)÷4を代入する(ST63
6)。T1にP×Pを代入する(ST637)。T2に
T1×Pを代入する(ST638)。FR2にT2÷2
56−T1を代入する(ST639)。FCに(FR2
−T1)÷256を代入する(ST640)。FL1に
P+FCを代入する(ST641)。FCに256を加
算する(ST642)。FR2を−256で割る(ST
643)。以上のようにして求めた、位相係数FC
(i, j), FL1(i, j), FR1(i, j), F
R2(i, j)、および入力スキップ情報IS(i,
j)、出力スキップ情報OS(i, j)、入力スキップ
情報クロマ用ISC(i, j)、出力スキップ情報クロ
マ用OSC(i, j)、ずらし量SFT(j)をパラメ
ータメモリ部20Aに転送する(ST644)
【0224】このように、あらかじめ位相係数を計算し
ておく場合、画像DSP側の演算の負担が軽減され、遅
いクロック数で実行可能となる。
【0225】本第2の実施形態においては、コンピュー
タ11Aは、上述した処理により求めた1画面分の垂直
方向の補正パラメータをパラメータメモリ部20Aの第
1のパラメータメモリ21Aに転送する。同様に、コン
ピュータ11Aは、上述した処理により求めた1画面分
の水平方向の補正パラメータをパラメータメモリ部20
Aの第2のパラメータメモリ22Aに転送する。
【0226】パラメータメモリ部20Aは、第1のパラ
メータメモリ21A、および第2のパラメータメモリ2
2Aを有している。
【0227】第1のパラメータメモリ21Aは、コンピ
ュータ11Aから転送された垂直方向の画歪み補正パラ
メータを格納し、画像処理部30Aの第1の画像DSP
33Aに入力される画像データに同期して、第1の画像
DSP33Aに出力する。
【0228】第2のパラメータメモリ22Aは、コンピ
ュータ11Aから転送された水平方向の画歪み補正パラ
メータを格納し、画像処理部30Aの第2のDSP35
Aに入力される画像データに同期して、第2の画像DS
P35Aに出力する。
【0229】画像処理部30Aは、IP変換装置31
A、90°回転メモリ32A、第1の画像DSP33
A、−90°回転メモリ34A、および第2の画像DS
P35Aにより構成されている。
【0230】IP変換装置31Aは、画像ソースとして
の魚眼カメラ50Aによる画像信号をインタレース信号
からプログレッシブ信号に変換するIP変換を行い、9
0°回転メモリ32Aに出力する。このIP変換装置3
1Aは、たとえば第1の実施形態に場合と同様に、DS
Pにより構成され、たとえばIP(インタレース/プロ
グレッシブ)変換の際のフィールド内補間で斜め線を検
出し、斜め線が検出された場合には、斜め方向にフィル
タをかけることにより、画質良くIP変換を行う。たと
えば、画像のフィールド内データでインターレース信号
からプログレッシブ信号に変換する際、画像中の斜め線
を検出する回路を有し、斜め線が検出された場合には、
適応的に、斜め方向にフィルタをかけ、それ以外のとこ
ろでは、縦方向にフィルタをかける。この場合の具体的
な処理は、第1の実施形態の場合と同様であることか
ら、その詳細な説明は省略する。
【0231】90°回転メモリ32Aは、IP変換装置
31AにおいてIP変換された画像データを90°回転
させたデータ配列で格納する。
【0232】第1の画像DSP33Aは、コンピュータ
11Aにより第1のパラメータメモリ21Aに格納され
た1画面分の垂直方向に関する補正パラメータである、
たとえば位相値PCM(i, j)、入力スキップ情報I
S(i, j)、出力スキップ情報OS(i, j)、入力
スキップ情報クロマ用ISC(i, j)、出力スキップ
情報クロマ用OSC(i, j)、ずらし量SFT
(j)、あるいは位相係数FC(i, j), FL1
(i, j), FR1(i, j), FR2(i, j)、お
よび入力スキップ情報IS(i, j)、出力スキップ情
報OS(i, j)、入力スキップ情報クロマ用ISC
(i, j)、出力スキップ情報クロマ用OSC(i,
j)、ずらし量SFT(j)に基づいて、後で詳述する
ように、90°回転メモリ32Aにによるプログレッシ
ブ画像信号の垂直方向の画歪み補正を行い、−90°回
転メモリ34Aに出力する。
【0233】−90°回転メモリ34Aは、第1の画像
DSP33Aにおいて垂直方向の画歪補正が施された画
像データを−90°回転させたデータ配列で格納する。
すなわち、−90°回転メモリ34Aは、元のデータ配
列に戻して画像データを格納する。
【0234】第2の画像DSP35Aは、コンピュータ
11Aにより第2のパラメータメモリ22Aに格納され
た1画面分の水平方向に関する補正パラメータである、
たとえば位相値PCM(i, j)、入力スキップ情報I
S(i, j)、出力スキップ情報OS(i, j)、入力
スキップ情報クロマ用ISC(i, j)、出力スキップ
情報クロマ用OSC(i, j)、ずらし量SFT
(j)、あるいは位相係数FC(i, j), FL1
(i, j), FR1(i, j), FR2(i, j)、お
よび入力スキップ情報IS(i, j)、出力スキップ情
報OS(i, j)、入力スキップ情報クロマ用ISC
(i, j)、出力スキップ情報クロマ用OSC(i,
j)、ずらし量SFT(j)に基づいて、位相値、スキ
ップデータ、B,RのGからのずれ量、およびシフト量
に基づいて、後で詳述するように、−90°回転メモリ
34Aに格納された画像データを読み出し、水平方向の
画歪み補正を行い(実質的には、垂直方向の画歪補正と
同様)、画像表示装置40Aに出力する。
【0235】第1の画像DSP32A、および第2の画
像DSP35Aは、リニアアレイ(線型配列)型DS
P、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列にした
SIMD制御方式の並列プロセッサにより構成され、ソ
フトウェア的に画像処理を行う。
【0236】以下に、SIMD制御プロセッサの具体的
な構成、および第1の画像DSP33Aおよび第2の画
像DSP35Aにおける画歪み補正処理の具体的な処理
内容について、図面に関連付けて順を追って説明する。
【0237】SIMD制御プロセッサの基本的な構成 以下、SIMD制御プロセッサの構成を、図72に関連
付けて説明する。このSIMD制御プロセッサ200
は、図72に示すように、入力ポインタ(入力スキップ
レジスタ)201、入力SAM(シリアルアクセスメモ
リ)部(入力レジスタ)202、データメモリ部(ロー
カルメモリ)203、ALUアレイ部204、出力SA
M部(出力レジスタ)205、出力ポインタ(出力スキ
ップレジスタ)206、およびプログラム制御部207
により構成されている。
【0238】これらの構成部分のうち、入力SAM部2
02、データメモリ部203、および出力SAM部20
5は、主にメモリから構成される。入力SAM部20
2、データメモリ部203、ALUアレイ部204、お
よび出力SAM部205は、リニアアレイ(線形配列)
形式に並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の
画素数H以上)の要素プロセッサ210を構成する。要
素プロセッサ210それぞれ(単一エレメント)は、独
立したプロセッサの構成部分を有しており、図72にお
いて斜線を付して示す部分に対応する。また、複数の要
素プロセッサ210は、図72において横方向に並列に
配列され、要素プロセッサ群を構成する。
【0239】入力ポインタ(入力スキップレジスタ)2
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ210を指定し、指定した要素プロセッサ21
0の入力SAM部202(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
【0240】つまり、入力ポインタ201は、原画像の
1水平走査期間ごとに、まず、図72の左端の要素プロ
セッサ210に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図72に示したSI
MD制御プロセッサ200の左端の要素プロセッサ20
0の入力SAM部202に書き込み、さらにその後、ク
ロック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要
素プロセッサ210に対する論理値1の入力ポインタ信
号が右方にシフトして、要素プロセッサ210それぞれ
の入力SAM部202に、原画像の画像データを1画素
分ずつ書き込んでゆく。
【0241】そして、本第2の実施形態においては、図
72に示すように、入力スキップレジスタ201は、第
1系統の入力部を構成する画像データ用入力スキップレ
ジスタ201Aと第2系統の入力部を構成するパラメー
タ用入力スキップレジスタ201Bとを有しており、こ
れら画像データ用入力スキップレジスタ201Aとパラ
メータ用入力スキップレジスタ201Bはそれぞれ独立
に制御される。実際には、第1系統の画像データ用入力
スキップレジスタ201Aのみスキップ機能を活用し、
パラメータ用入力スキップレジスタ201Bはスキップ
機能は用いないように制御される。すなわち、パラメー
タに関してはスキップさせない。
【0242】入力SAM部(入力レジスタ)202は、
上述したように入力ポインタ201から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ210の入力SAM部202は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部202は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部207の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部203に対して転送する。
【0243】そして、本第2の実施形態においては、図
72に示すように、入力SAM部202は、第1系統の
入力部を構成する画像データ用入力SAM部202Aと
第2系統の入力部を構成するパラメータ用入力SAM部
202Bとを有しており、これら画像データ用入力SA
M部202Aとパラメータ用入力SAM部202Bはそ
れぞれ独立に制御される。実際には、第1系統の画像デ
ータ用入力SAM202Aのみスキップ機能を活用し、
パラメータ用入力スキップレジスタ202Bはスキップ
機能は用いないように制御される。すなわち、パラメー
タに関してはスキップさせない。
【0244】データメモリ部(ローカルメモリ)203
は、プログラム制御部207の制御に従い、入力ポイン
タ201から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部202から入力された原
画像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デ
ータ等を記憶し、ALUアレイ部204に対して出力す
る。
【0245】ALUアレイ部204は、プログラム制御
部207の制御に従って、データメモリ部203から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部203の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部204は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
【0246】出力SAM部(出力レジスタ)205は、
プログラム制御部207の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部203から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部205は、出力ポインタ206から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
【0247】出力ポインタ(出力スキップレジスタ)2
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部205に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
【0248】プログラム制御部207は、プログラムメ
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
202、データメモリ部203および出力SAM部20
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスデコデ
ータ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラ
ム制御部207は、これらの構成部分により、単一のプ
ログラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶
した単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成
し、生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッ
サ210を連動して制御することにより画像データに対
する処理を行う。このように、単一のプログラムに基づ
いて複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD
制御と称する。
【0249】各要素プロセッサ(プロセッサエレメン
ト)210は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ210全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部2
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ210は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ210の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
【0250】また、要素プロセッサ210は、隣接する
要素プロセッサ210と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ210とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ210
は、プログラム制御部207のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ210のデー
タメモリ部203等にアクセスして処理を行うることが
でき、また、右隣の要素プロセッサ210へのアクセス
を繰り返すことにより、要素プロセッサ210は直接接
続されていない要素プロセッサ210のデータメモリ部
203に対してアクセスし、データを読み出すことがで
きる。要素プロセッサ210は、隣接プロセッサ間の通
信機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全
体として実現する。
【0251】ここで、たとえば、水平方向に10画素程
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。したがって、プロセッサ間通信を行うFI
Rフィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率
になるということはほとんどあり得ない。
【0252】また、各要素プロセッサ210は、常に水
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部202から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部203の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ210
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
【0253】なお、要素プロセッサ210それぞれにお
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
202に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部207の制御に従って、入力SAM部202に記
憶された入力データのデータメモリ部203への転送処
理、ALUアレイ部204による演算処理、出力SAM
部205への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部205からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
【0254】以下、図72に示した画像処理用のリニア
アレイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明
する。
【0255】入力ポインタ201では、最初の水平走査
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ210に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ210が指定される。
【0256】原画像の画素データは、入力端子DINを
介して入力SAM部202に入力される。入力SAM部
202では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ210に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ210の全ての入力SAM部202に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
【0257】入力処理(第1の処理)が終了すると、水
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ210の入力SAM部202、データメモリ
部203、ALUアレイ部204および出力SAM部2
05がプログラム制御部207によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
【0258】すなわち、次の水平走査帰線期間(第2の
水平走査帰線期間)において、各入力SAM部202で
は、第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画
素データ(入力データ)がデータメモリ部203に転送
される。
【0259】なお、このデータ転送処理は、プログラム
制御部207が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部202の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部203の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部202およびデータメモリ部203を制御すること
により実現される。
【0260】次に、プログラム制御部207により、プ
ログラムに基づいて各要素プロセッサ210が制御さ
れ、データメモリ部203からデータがALUアレイ部
204に対して出力される。ALUアレイ部204で
は、算術演算処理および論理演算処理が行われ、処理結
果がデータメモリ部203の所定のアドレスに書き込ま
れる。プログラムに応じた算術演算処理および論理演算
処理が終了すると、プログラム制御部207では、デー
タメモリ部203の制御が行われて、次の水平走査帰線
期間に処理結果が出力SAM部205に転送される(こ
こまでが第2の処理)。さらに、次の水平走査期間(第
3の水平走査期間)において、出力SAM部105が制
御されて、処理結果(出力データ)が外部に出力される
(第3の処理)。
【0261】つまり、入力SAM部202に記憶された
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査帰線期
間において、必要に応じてデータメモリ部203に転送
され、記憶されて、その後の水平走査期間における処理
に用いられる。
【0262】次に、図72に示すような基本構成を有す
る第1の画像DSP33Aの垂直方向の画歪み補正の具
体的な処理について、図73〜図78に関連付けて説明
する。
【0263】第1の画像DSPの処理 最初に、入力SAM部202B用の入力スキップレジス
タ201Bはスキップしないようにクリアしておく(S
T650)。そして、水平ブランキング期間に(ST6
51)、入力SAM部202Aに入力された画像のライ
ンデータを多並列SIMD制御プロセッサ200のプロ
セッサエレメント210内のローカルメモリ203上の
変数DATAに読み出す(ST652)。このとき、入
力SAM部202Aでは、入力SAM部202A用の入
力スキップレジスタ201Aが「1」に設定されたプロ
セッサエレメント210のところは飛ばして(スキップ
して)入力する。
【0264】また、水平ブランキング期間に入力SAM
部202Bに入力されたパラメータメモリ21Aからの
パラメータを多並列SIMD制御プロセッサ200のプ
ロセッサエレメント210内のローカルメモリ203上
の変数PCに位相値をIS_2に入力スキップ情報をO
Sに出力スキップ情報をSFTにずらし量を読み出す
(ST653)。水平ブランキング期間に多並列SIM
D制御プロセッサ200のプロセッサエレメント210
内のローカルメモリ203上の変数IS_2の内容を入
力SAM部202A用の入力スキップレジスタ201A
に設定する(ST654)。水平ブランキング期間にD
SPのプロセッサエレメント210内のローカルメモリ
203上の変数OSの内容を出力SAM部206用の出
力スキップレジスタ201Aに設定する(ST65
5)。そして、水平ブランキング期間に多並列SIMD
制御プロセッサ200のプロセッサエレメント210内
のローカルメモリ203上の変数RESULTの内容を
出力SAM部205に転送する(ST656)。
【0265】次に、図74の処理に移行する。DSPの
プロセッサエレメント210内のローカルメモリ203
上の変数IS_1の内容を多並列SIMD制御プロセッ
サ200のプロセッサエレメント210内のローカルメ
モリ203上の変数ISに代入する(ST657)。D
SPのプロセッサエレメント210内のローカルメモリ
203上の変数IS_2の内容を多並列SIMD制御プ
ロセッサ200のプロセッサエレメント210内のロー
カルメモリ203上の変数IS_1に代入する(ST6
58)。
【0266】そして、以下の説明で、PCの小数点位置
は、MSBにあるものとする。テンポラリ変数T1にパ
ラメータPCの値とパラメータPCの値を乗算したもの
を代入する(ST659)。テンポラリ変数T2にテン
ポラリ変数T1の値とパラメータPCの値を乗算したも
のを代入する(ST660)。変数FR2にテンポラリ
変数T2の値からテンポラリ変数T1の値を減算した値
を代入する(ST661)。変数FCに変数FR2の値
からテンポラリ変数T1の値を減算した値を代入する
(ST662)。変数FL1にパラメータPCの値と変
数FCの値を加算した値を代入する(ST663)。変
数FCに256を加算する(ST664)。変数FR2
に変数FR2の値に−1乗算した値を代入する(ST6
65)。
【0267】ここでは8ビット精度で説明しているため
位相を表すPCは、256で1を意味する。つまり、P
C=200の場合は、200/256の位相である。し
たがって、T1には、PCの2乗、T2にはPCの3乗
を計算しているが、それぞれ、小数点位置は、PCが、
LSBから8ビット目と9ビット目の間、T1が、LS
Bから16ビット目と17ビット目の間、T2が、LS
Bから、24ビット目と25ビット目の間となる。ここ
では、FR2,FC,FL1も8ビット精度なので、F
Cに256を加算しているところは、位相係数値という
意味では1を加算していることになる。
【0268】次に、図75の処理に移行する。多並列S
IMD制御プロセッサ200のプロセッサエレメント2
10内のローカルメモリ203上の変数ISの内容と1
つ左のプロセッサエレメント210のISの内容の論理
和をDSPのプロセッサエレメント210内のローカル
メモリ203上の変数S1に代入する(ST666)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のプロセッサエレ
メント210内のローカルメモリ203上の変数ISの
内容の反転をDSPのプロセッサエレメント210内の
ローカルメモリ203上の変数S2に代入する(ST6
67)。
【0269】(近傍画素の取り込みDC)図75に示す
ように、変数ISが1の場合(ST668)、多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
の変数DCに1つ左のプロセッサエレメント210のD
ATAの値を代入する(ST669)。変数ISが0の
場合(ST668)、多並列SIMD制御プロセッサ2
00のローカルメモリ203上の変数DCにDATAの
値を代入する(ST670)。
【0270】(近傍画素の取り込みDL1)変数S1が
1の場合(ST671)、多並列SIMD制御プロセッ
サ200のローカルメモリ203上の変数DL1に2つ
左のプロセッサエレメント210のDCの値を代入する
(ST672)。変数S1が0の場合(ST671)、
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上の変数DL1に1つ左のプロセッサエレメント
210のDCの値を代入する(ST673)。
【0271】(近傍画素の取り込みDR1)1つ右のプ
ロセッサエレメント210の変数S2が1の場合(ST
674)、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上の変数DR1に1つ右のプロセッサ
エレメント210のDATAの値を代入する(ST67
F5)。1つ右のプロセッサエレメントの変数S2が0
の場合(ST674)、多並列SIMD制御プロセッサ
200のローカルメモリ203上の変数DR1に2つ右
のプロセッサエレメントのDATAの値を代入する(S
T676)。
【0272】(近傍画素の取り込みDR2)図76に示
すように、2つ右のプロセッサエレメント210の変数
ISが1の場合(ST677)、多並列SIMD制御プ
ロセッサ200のローカルメモリ203上の変数DR2
に3つ右のプロセッサエレメント210のDATAの値
を代入する(ST678)。2つ右のプロセッサエレメ
ントの変数ISが0の場合(ST677)、多並列SI
MD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上の
変数DR2に2つ右のプロセッサエレメント210のD
ATAの値を代入する(ST679)。
【0273】次に、FR1を、FC+FR1−FL1−
FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×DR
1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し(ST6
80)、データを0以上255以下にクリップし、多並
列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ20
3上の変数RESULTに代入する(ST681〜ST
684)。
【0274】次に、図77および図78の処理に移行す
る。変数SFTの0ビット目の値が1のとき、変数RE
SULTおよび、変数OSの値を1プロセッサエレメン
ト分右にずらす(ST685〜ST687)。変数SF
Tの1ビット目の値が1のとき、変数RESULTおよ
び、変数OSの値を2プロセッサエレメント分右にずら
す(ST688〜ST690)。変数SFTの2ビット
目の値が1のとき、変数RESULTおよび、変数OS
の値を4プロセッサエレメント分右にずらす(ST69
1〜ST693)。変数SFTの3ビット目の値が1の
とき、変数RESULTおよび、変数OSの値を8プロ
セッサエレメント分右にずらす(ST694〜ST69
6)。変数SFTの4ビット目の値が1のとき、変数R
ESULTおよび、変数OSの値を16プロセッサエレ
メント分右にずらす(ST697〜ST699)。変数
SFTの5ビット目の値が1のとき、変数RESULT
および、変数OSの値を32プロセッサエレメント分右
にずらす(ST700〜ST702)。
【0275】以上により第1の画像DSP33Aにおけ
る輝度に対する補正処理が終了する。また、第1の画像
DSP33Aでは、垂直方向の処理を行うことから、ク
ロマも輝度と同じ処理を行う。
【0276】次に、図72に示すような基本構成を有す
る第2の画像DSP35Aの水平方向の画歪み補正の具
体的な処理について、図79〜図116に関連付けて説
明する。
【0277】第2の画像DSPの処理 最初に、入力SAM部202B用の入力スキップレジス
タ201Bはスキップしないようにクリアしておく(S
T710)。そして、水平ブランキング期間に(ST7
11)、入力SAM部202Aに入力された画像の輝度
のラインデータを多並列SIMD制御プロセッサ200
のプロセッサエレメント210内のローカルメモリ20
3上の変数Yに読み出す(ST712)。また、水平ブ
ランキング期間に、入力SAM部202Aに入力された
画像のクロマのラインデータを多並列SIMD制御プロ
セッサ200のプロセッサエレメント210内のローカ
ルメモリ203上の変数Cbrに読み出す(ST71
2)。このとき、入力SAM部202Aでは、入力SA
M部202A用の入力スキップレジスタ201Aが
「1」に設定されたプロセッサエレメント210のとこ
ろは飛ばして(スキップして)入力する。
【0278】次に、水平ブランキング期間に、入力SA
M部202Bに入力されたパラメータメモリ22Aから
のパラメータを多並列SIMD制御プロセッサ200の
プロセッサエレメント210内のローカルメモリ203
上の変数FC、FL1、FR2に位相係数を、IS_1
に入力スキップフラグ(入力スキップ情報)を、ISC
_1にクロマ用入力データフラグ(入力スキップ情報)
を、OSに出力スキップフラグ(出力スキップ情報)
を、OSCにクロマ用出力データフラグ(出力スキップ
情報)を、SFTにずらし量を読み出す(ST71
3)。水平ブランキング期間に多並列SIMD制御プロ
セッサ200のプロセッサエレメント210内のローカ
ルメモリ203上の変数IS_1の内容を入力SAM部
202A用の入力スキップレジスタ201Aに設定する
(ST714)。水平ブランキング期間に多並列SIM
D制御プロセッサ200のプロセッサエレメント210
内のローカルメモリ203上の変数OSの内容を出力S
AM部202A用入力のスキップレジスタ201Aに設
定する(ST715)。水平ブランキング期間に多並列
SIMD制御プロセッサ200のプロセッサエレメント
210内のローカルメモリ203上の変数RESULT
Y, RESULTCの内容を出力SAM部205に転送
する(ST716)。
【0279】次に、図80の処理に移行する。多並列S
IMD制御プロセッサ200のプロセッサエレメント2
10内のローカルメモリ203上の変数ISの内容と1
つ左のプロセッサエレメント210のISの内容の論理
和をDSPのプロセッサエレメント210内のローカル
メモリ203上の変数S1に代入する(ST717)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のプロセッサエレ
メント210内のローカルメモリ203上の変数ISの
内容の反転(not)をDSPのプロセッサエレメント
210内のローカルメモリ203上の変数S2に代入す
る(ST718)。
【0280】(近傍画素の取り込みDC)図80に示す
ように、変数ISが1の場合(ST719)、多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
の変数DCに1つ左のプロセッサエレメント210のY
の値を代入する(ST720)。変数ISが0の場合
(ST719)、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上の変数DCにYの値を代入す
る(ST721)。
【0281】(近傍画素の取り込みDL1)変数ISが
1の場合(ST722)、多並列SIMD制御プロセッ
サ200のローカルメモリ203上の変数DL1に2つ
左のプロセッサエレメント210のDCの値を代入する
(ST723)。変数ISが0の場合(ST722)、
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上の変数DL1に1つ左のプロセッサエレメント
210のDCの値を代入する(ST724)。
【0282】(近傍画素の取り込みDR1)1つ右のプ
ロセッサエレメント210の変数S2が1の場合(ST
724)、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上の変数DR1に1つ右のプロセッサ
エレメント210のYの値を代入する(ST726)。
1つ右のプロセッサエレメント210の変数S2が0の
場合、多並列SIMD制御プロセッサ200のローカル
メモリ203上の変数DR1に2つ右のプロセッサエレ
メント210のYの値を代入する(ST727)。
【0283】(近傍画素の取り込みDR2)図81に示
すように、1つ右のプロセッサエレメント210の変数
S2が1の場合(ST728)、多並列SIMD制御プ
ロセッサ200のローカルメモリ203上の変数DR2
に1つ右のプロセッサエレメント210のDR1の値を
代入する(ST729)。1つ右のプロセッサエレメン
ト210の変数S2が0の場合(ST728)、多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上の変数DR2に2つ右のプロセッサエレメント210
のDR1の値を代入する(ST730)。
【0284】そして、FR1を、FC+FR1−FL1
−FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×D
R1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し(ST
731)、データを0以上255以下にクリップし、多
並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ2
03上の変数RESULTYに代入する(ST732〜
ST735)。
【0285】次に、図82および図83の処理に移行す
る。変数SFTの0ビット目の値が1のとき、変数RE
SULTYおよび、変数OSの値を1プロセッサエレメ
ント分左にずらす(ST736〜ST738)。変数S
FTの1ビット目の値が1のとき、変数RESULTY
および、変数OSの値を2プロセッサエレメント分左に
ずらす(ST739〜ST741)。変数SFTの2ビ
ット目の値が1のとき、変数RESULTYおよび、変
数OSの値を4プロセッサエレメント分左にずらす(S
T742〜ST744)。
【0286】変数SFTの3ビット目の値が1のとき、
変数RESULTYおよび、変数OSの値を8プロセッ
サエレメント分左にずらす(ST745〜ST74
7)。変数SFTの4ビット目の値が1のとき、変数R
ESULTYおよび、変数OSの値を16プロセッサエ
レメント分左にずらす(ST748〜ST750)。変
数SFTの5ビット目の値が1のとき、変数RESUL
TYおよび、変数OSの値を32プロセッサエレメント
分左にずらす(ST751〜ST753)。
【0287】次にクロマの処理を行う。(近傍画素の取
り込みDC)図84に示すように、変数ISCと変数O
SCの否排他的論理和(XNOR)をとり、多並列SI
MD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上の
テンポラリ変数T12に代入する(ST754)。変数
DCにCbrの値を代入する(ST755)。変数T1
2と変数S2の値の論理積をとり、多並列SIMD制御
プロセッサ200のローカルメモリ203上のテンポラ
リ変数T14に代入する(ST756)。多並列SIM
D制御プロセッサ200のローカルメモリ203上のテ
ンポラリ変数T1に、1つ左のプロセッサエレメント2
10の変数ISCの値を代入する(ST757)。多並
列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ20
3上のテンポラリ変数T11に、1つ左のプロセッサエ
レメント210の変数S2の値を代入する(ST75
8)。
【0288】変数OSCと変数T1の否排他的論理和
(XNOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ2
00のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12
に代入する(ST759)。変数T12と変数T11の
値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ20
0のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に
代入する(ST760)。変数T14の否定を変数T1
5に代入する(ST761)。変数T13と変数T15
の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ2
00のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16
に代入する(ST762)。変数T2に1つ左のプロセ
ッサエレメント210の変数Cbrの内容を代入する
(ST763)。
【0289】そして、図85に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST764)、変数DCに変数T2の
値を代入する(ST765)。変数T16の値が0のと
き(ST764)、変数DCに変数DCの値を代入する
(ST766)。変数T14と変数T13の論理和をと
り、多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T14に代入する(ST
767)。
【0290】次に、図86および図87の処理に移行す
る。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ上のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセッサエ
レメントの変数T1の値を代入する(ST768)。多
並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ2
03上のテンポラリ変数T11に、1つ左のプロセッサ
エレメントの変数T11の値を代入する(ST76
9)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(XNO
R)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代入す
る(ST770)。変数T12と変数T11の値の論理
積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入する
(ST771)。変数T14の否定を変数T15に代入
する(ST772)。変数T13と変数T15の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入す
る(ST773)。変数T2に1つ左のプロセッサエレ
メント210の変数T2の内容を代入する(ST77
4)。
【0291】そして、図87に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST775)、変数DCに変数T2の
値を代入する(ST776)。変数T16の値が0のと
き(ST775)、変数DCに変数DCの値を代入する
(ST777)。変数T14と変数T13の論理和をと
り、多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T14に代入する(ST
778)。変数T2の値を変数DL1に代入する(ST
779)。
【0292】次に、図88の処理に移行する。多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセッサエレメン
ト210の変数T1の値を代入する(ST780)。多
並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ2
03上のテンポラリ変数T11に、1つ左のプロセッサ
エレメント210の変数T11の値を代入する(ST7
81)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(XN
OR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代入
する(ST782)。変数T12と変数T11の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入す
る(ST783)。変数T14の否定を変数T15に代
入する(ST784)。変数T13と変数T15の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入
する(ST785)。変数T2に1つ左のプロセッサエ
レメント210の変数T2の内容を代入する(ST78
6)。
【0293】次に、図89の処理に移行する。変数T1
6の値が1のとき(ST787)、変数DCに変数T2
の値を代入する(ST788)。変数T16の値が0の
とき(ST787)、変数DCに変数DCの値を代入す
る(ST789)。
【0294】(近傍画素の取り込みDL1)次に、変数
T17の否定を変数T15に代入する(ST790)。
変数T13と変数T15の値の論理積をとり、多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
のテンポラリ変数T16に代入する(ST791)。変
数T16と変数T14の値の論理積をとり、多並列SI
MD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上の
テンポラリ変数T16に代入する(ST792)。変数
T16の値が1のとき(ST793)、変数DL1に変
数T2の値を代入する(ST794)。変数T16の値
が0のとき(ST793)、変数DL1に変数DL1の
値を代入する(ST795)。変数T17と変数T16
の値の論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ2
00のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17
に代入する(ST796)。
【0295】次に、図90および図91の処理に移行す
る。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセ
ッサエレメント210の変数T1の値を代入する8ST
797)。多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T11に、1つ左
のプロセッサエレメント210の変数T11の値を代入
する(ST798)。変数OSCと変数T1の否排他的
論理和(XNOR)をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T12に代入する(ST799)。変数T12と変数T
11の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッ
サ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T
13に代入する(ST800)。変数T17の否定を変
数T15に代入する(ST801)。変数T13と変数
T15の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T16に代入する(ST802)。変数T2に1つ左の
プロセッサエレメント210の変数T2の内容を代入す
る(ST803)。
【0296】そして、図91に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST804)、変数DL1に変数T2
の値を代入する(ST805)。変数T16の値が0の
とき(ST804)、変数DL1に変数DL1の値を代
入する(ST806)。変数T17と変数T16の値の
論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代入
する(ST807)。
【0297】次に、図92および図93の処理に移行す
る。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセ
ッサエレメントの変数T1の値を代入する(ST80
8)。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカル
メモリ203上のテンポラリ変数T11に、1つ左のプ
ロセッサエレメント210の変数T11の値を代入する
(ST809)。変数OSCと変数T1の否排他的論理
和(XNOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ
200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T1
2に代入する(ST810)。変数T12と変数T11
の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ2
00のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13
に代入する(ST811)。変数T17の否定を変数T
15に代入する(ST812)。変数T13と変数T1
5の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ
200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T1
6に代入する(ST813)。変数T2に1つ左のプロ
セッサエレメント210の変数T2の内容を代入する
(ST814)。
【0298】そして、図93に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST815)、変数DL1に変数T2
の値を代入する(ST816)。変数T16の値が0の
とき(ST815)、変数DL1に変数DL1の値を代
入する(ST817)。変数T17と変数T16の値の
論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代入
する(ST818)。
【0299】次に、図94および図95の処理に移行す
る。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセ
ッサエレメント210の変数T1の値を代入する(ST
819)。多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T11に、1つ左
のプロセッサエレメント210の変数T11の値を代入
する(ST820)。変数OSCと変数T1の否排他的
論理和(XNOR)をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T12に代入する(ST821)。変数T12と変数T
11の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッ
サ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T
13に代入する(ST822)。変数T17の否定を変
数T15に代入する(ST823)。変数T13と変数
T15の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T16に代入する(ST824)。変数T2に1つ左の
プロセッサエレメント210の変数T2の内容を代入す
る(ST825)。
【0300】そして、図95に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST826)、変数DL1に変数T2
の値を代入する(ST827)。変数T16の値が0の
とき(ST826)、変数DL1に変数DL1の値を代
入する(ST828)。変数T17と変数T16の値の
論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代入
する(ST829)。
【0301】次に、図96および図97の処理に移行す
る。多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメ
モリ203上のテンポラリ変数T1に、1つ左のプロセ
ッサエレメント210の変数T1の値を代入する(ST
830)。多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T11に、1つ左
のプロセッサエレメント210の変数T11の値を代入
する(ST831)。変数OSCと変数T1の否排他的
論理和(XNOR)をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T12に代入する(ST832)。変数T12と変数T
11の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッ
サ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T
13に代入する(ST833)。変数T17の否定を変
数T15に代入する(ST834)。変数T13と変数
T15の値の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセ
ッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変数
T16に代入する(ST835)。変数T2に1つ左の
プロセッサエレメントの変数T2の内容を代入する(S
T836)。
【0302】そして、図97に示すように、変数T16
の値が1のとき(ST837)、変数DL1に変数T2
の値を代入する(ST838)。変数T16の値が0の
とき(ST837)、変数DL1に変数DL1の値を代
入する(ST839)。
【0303】(近傍画素の取り込みDR1)図98に示
すように、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T1に、1つ右の
プロセッサエレメント210の変数ISCの値を代入す
る(ST840)。多並列SIMD制御プロセッサ20
0のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T11
に、1つ右のプロセッサエレメント210の変数S2の
値を代入する(ST841)。多並列SIMD制御プロ
セッサ200のローカルメモリ203上のテンポラリ変
数T2に、1つ右のプロセッサエレメント210の変数
Cbrの値を代入する(ST842)。変数OSCと変
数T1の否排他的論理和(XNOR)をとり、多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
のテンポラリ変数T12に代入する(ST843)。変
数DR1に変数T2の内容を代入する(ST844)。
変数T12と変数T11の値の論理積をとり、多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
のテンポラリ変数T14に代入する(ST845)。
【0304】次に、図99の処理に移行する。多並列S
IMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203上
のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメン
ト210の変数T1の値を代入する(ST846)。多
並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ2
03上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッサ
エレメント210の変数T11の値を代入する(ST8
47)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(XN
OR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代入
する(ST848)。変数T12と変数T11の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入す
る(ST849)。変数T14の否定を変数T15に代
入する(ST850)。変数T13と変数T15の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入
する(ST851)。変数T2に1つ右のプロセッサエ
レメント210の変数T2の内容を代入する(ST85
2)。
【0305】そして、図100に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST853)、変数DR1に変数T
2の値を代入する(ST854)。変数T16の値が0
のとき(ST853)、変数DR1に変数DR1の値を
代入する(ST855)。変数T14と変数T13の値
の論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T14に代
入する(ST856)。
【0306】次に、図101の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(ST857)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッサエレ
メント210の変数T11の値を代入する(ST85
8)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(XNO
R)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代入す
る(ST859)。変数T12と変数T11の値の論理
積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入する
(ST860)。変数T14の否定を変数T15に代入
する(ST861)。変数T13と変数T15の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入す
る(ST861)。変数T2に1つ右のプロセッサエレ
メントの変数T2の内容を代入する(ST863)。
【0307】そして、図102に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST864)、変数DR1に変数T
2の値を代入する(ST865)。変数T16の値が0
のとき(ST864)、変数DR1に変数DR1の値を
代入する(ST866)。変数T14と変数T13の値
の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代
入する(ST867)。変数T14と変数T13の値の
論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T14に代入
する(ST868)。変数T2の値を変数DR2に代入
する(ST869)。
【0308】次に、図103の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(870)。多並
列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ20
3上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッサエ
レメント210の変数T11の値を代入する(ST87
1)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(XNO
R)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代入す
る(ST872)。変数T12と変数T11の値の論理
積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロー
カルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入する
(ST873)。変数T14の否定を変数T15に代入
する(ST874)。変数T13と変数T15の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入す
る(ST875)。変数T2に1つ右のプロセッサエレ
メントの変数T2の内容を代入する(ST876)。
【0309】そして、図104に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST877)、変数DR1に変数T
2の値を代入する(ST878)。変数T16の値が0
のとき(ST877)、変数DR1に変数DR1の値を
代入する(ST879)。
【0310】(近傍画素の取り込みDR2)次に、図1
05に示すように、変数T17の否定を変数T15に代
入する(ST880)。変数T13と変数T15の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入
する(ST881)。変数T16と変数T14の値の論
理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200のロ
ーカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代入す
る(ST882)。そして、変数T16の値が1のとき
(ST883)、変数DR2に変数T2の値を代入する
(ST884)。変数T16の値が0のとき(ST88
3)、変数DR2に変数DR2の値を代入する(ST8
85)。変数T17と変数T16の値の論理和をとり、
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上のテンポラリ変数T17に代入する(ST88
6)。
【0311】次に、図106の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(ST887)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッ
サエレメント210の変数T11の値を代入する(ST
888)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(X
NOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代
入する(ST889)。変数T12と変数T11の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入
する(ST890)。変数T17の否定を変数T15に
代入する(ST891)。変数T13と変数T15の値
の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代
入する(ST892)。変数T2に1つ右のプロセッサ
エレメント210の変数T2の内容を代入する(ST8
93)。
【0312】そして、図107に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST894)、変数DR2に変数T
2の値を代入する(ST895)。変数T16の値が0
のとき(ST894)、変数DR2に変数DR2の値を
代入する(ST896)。変数T17と変数T16の値
の論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代
入する(ST897)。
【0313】次に、図108の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(ST898)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッ
サエレメント210の変数T11の値を代入する(ST
899)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(X
NOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代
入する(ST900)。変数T12と変数T11の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入
する(ST901)。変数T17の否定を変数T15に
代入する(ST902)。変数T13と変数T15の値
の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代
入する(ST903)。変数T2に1つ右のプロセッサ
エレメント210の変数T2の内容を代入する(ST9
04)。
【0314】そして、図109に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST905)、変数DR2に変数T
2の値を代入する(ST906)。変数T16の値が0
のとき(ST905)、変数DR2に変数DR2の値を
代入する(ST907)。変数T17と変数T16の値
の論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代
入する(ST908)。
【0315】次に、図110の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(ST909)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッ
サエレメント210の変数T11の値を代入する(ST
910)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(X
NOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代
入する(ST911)。変数T12と変数T11の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入
する(ST912)。変数T17の否定を変数T15に
代入する(ST913)。変数T13と変数T15の値
の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代
入する(ST914)。変数T2に1つ右のプロセッサ
エレメント210の変数T2の内容を代入する(ST9
15)。
【0316】そして、図111に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST916)、変数DR2に変数T
2の値を代入する(ST917)。変数T16の値が0
のとき(ST916)、変数DR2に変数DR2の値を
代入する(ST918)。変数T17と変数T16の値
の論理和をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T17に代
入する(ST919)。
【0317】次に、図112の処理に移行する。多並列
SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ203
上のテンポラリ変数T1に、1つ右のプロセッサエレメ
ント210の変数T1の値を代入する(ST920)。
多並列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ
203上のテンポラリ変数T11に、1つ右のプロセッ
サエレメント210の変数T11の値を代入する(ST
921)。変数OSCと変数T1の否排他的論理和(X
NOR)をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T12に代
入する(ST922)。変数T12と変数T11の値の
論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200の
ローカルメモリ203上のテンポラリ変数T13に代入
する(ST923)。変数T17の否定を変数T15に
代入する(ST924)。変数T13と変数T15の値
の論理積をとり、多並列SIMD制御プロセッサ200
のローカルメモリ203上のテンポラリ変数T16に代
入する(ST925)。変数T2に1つ右のプロセッサ
エレメントの変数T2の内容を代入する(ST92
6)。
【0318】そして、図113に示すように、変数T1
6の値が1のとき(ST927)、変数DR2に変数T
2の値を代入する(ST928)。変数T16の値が0
のとき(ST927)、変数DR2に変数DR2の値を
代入する(ST929)。
【0319】次に、FR1を、FC+FR1−FL1−
FR2=1の関係から求め、FC×DC+FR1×DR
1−FL1×DL1−FR2×DR2を演算し(ST9
30)、データを0以上255以下にクリップし、多並
列SIMD制御プロセッサ200のローカルメモリ20
3上の変数RESULTCに代入する(ST931〜S
T934)。
【0320】そして、図114に示すように、変数SF
Tの1ビット目の値が1のとき、変数RESULTCの
値を2プロセッサエレメント分右にずらす(ST935
〜ST937)。変数SFTの2ビット目の値が1のと
き、変数RESULTCの値を4プロセッサエレメント
分右にずらす(ST938〜ST940)。
【0321】さらに、図115に示すように、変数SF
Tの3ビット目の値が1のとき、変数RESULTCの
値を8プロセッサエレメント分右にずらす(ST941
〜ST943)。変数SFTの4ビット目の値が1のと
き、変数RESULTCの値を16プロセッサエレメン
ト分右にずらす(ST944〜ST946)。変数SF
Tの5ビット目の値が1のとき、変数RESULTCの
値を32プロセッサエレメント分右にずらす(ST94
7〜ST949)。
【0322】そして、図116に示すように、多並列S
IMD制御プロセッサ200のプロセッサエレメント2
10内のローカルメモリ203上の変数IS_1の内容
を、多並列SIMD制御プロセッサ200のプロセッサ
エレメント210内のローカルメモリ203上の変数I
Sに代入する(ST950)。多並列SIMD制御プロ
セッサ200のプロセッサエレメント210内のローカ
ルメモリ203上の変数ISC_1の内容を、多並列S
IMD制御プロセッサ200のプロセッサエレメント2
10内のローカルメモリ203上の変数ISCに代入す
る(ST951)。
【0323】以上の処理を行うことにより、水平方向の
画歪みが補正される。このようにして、第1の画像DS
P33Aで垂直方向の画歪みが補正され、第2の画像D
SP35Aで水平方向の画歪みが補正された、魚眼カメ
ラ50AによるIP変換後のプログレッシブ画像データ
は、画像表示装置40Aに歪みのない映像として表示さ
れる。
【0324】以下に、補正パラメータの求め方につい
て、GUIを使った方法と計算による方法を、図面に関
連付けて説明する。
【0325】GUIを使った方法 図117に示すような格子パターンを魚眼カメラで撮影
した結果、図118に示すような映像が得られたとす
る。このとき、図47に関連付けて説明したようにGU
Iを操作し、図117のような縦横の格子がそろうよう
に合わせる。
【0326】計算による方法(1) 図117に示すような格子パターンを魚眼カメラで撮影
した結果、図118に示すような映像が得られたとす
る。この得られた映像( 図118) を画像データとして
コンピュータ11A上のメモリに取り込む。次に取り込
んだ画像データから格子座標を抽出する。
【0327】ここでは、座標を抽出する方法として、た
とえば、図119中にLで示した線のライン上の格子点
(丸印)を抽出する方法を説明する。
【0328】それぞれのピクセルで図119で示した線
Lのラインの上下合わせて6ライン分のデータの加算平
均をとる。n番目のピクセルのその値をP(n)とす
る。
【0329】
【数1】 f(n,i)=P(n-i)-2*P(n)+P(n+i) …(1)
【0330】
【数2】 F(n)=f(n,3)+f(n,4)+f(n,5) …(2)
【0331】
【数3】 x=n-(F(n+1)-F(n-1))/(F(n+1)-2*F(n)+F(n-1))/2 …(3)
【0332】上記式(1),(2)により求めたF
(n)の極大の位置、つまり、F(n)>F(n-1) かつ F(n)>
F(n+1)の nにつき、式(3)により、縦線の位置を求め
る。
【0333】歪みのある位置をyとし、歪みのない位置
をxとし、それぞれレンズの中心からの座標にとる。上
記測定値の中心座標をy0,x0とし、フィッティング
関数を式(4)のように定義する。
【0334】
【数4】 x-x0=c*(y-y0)+b*(y-y0)3 +a*(y-y0)5 …(4)
【0335】最小二乗法により、パラメータ x0,y0,a,
b,cを求める。横線に関しても同様にフィッティング関
数を求めることができる。レンズが点対称ならば、縦線
に対する結果とほぼ同じような結果が得られる。
【0336】得られた関係式を使って、歪みのある座標
系での位置(RXo,RYo) を歪みのない座標系(RX,RY) に変
換する。
【0337】まず、縦方向の補正量は、各ピクセルで図
120に示すように、下記式のように求めることができ
る。
【0338】
【数5】 y=(RXo2+RYo2)1/2 z=RY-RYo =(a+(b+c*y2)*y2)*RYo-RYo …(5)
【0339】次に横方向の補正量は、図121の(RXo,R
Yo) から(RX,RYo)への変換となるが、求めた式は、(RX
o,RY)と (RX,RYo) の関係となるため、まず、(RXo,RYo)
から(RXo,RY)を求める必要がある。これは、縦方向の
補正を行う際に、変換データをテーブルとして持ってお
き、それを用いて、(RXo,RYo) から(RXo,RY)を求める。
(RXo,RY)が求まれば、縦方向のときと同様に、(RX,RYo)
を求めることができる。したがって、横方向の補正量 z
=RX-RXo を求めることができる。
【0340】このようにして各ピクセルでの縦方向の補
正量、横方向の補正量を求めたら、それらを各ピクセル
での倍率データに変換し、同様に図50からの処理を行
うことにより、いわゆる魚眼補正を実現することができ
る。
【0341】計算による方法(2) フィッティング関数を a*y=b*tan(c*x) とおいて計算に
よる方法(1)と同様に求める。
【0342】以上説明したように、本第2の実施形態に
よれば、ユーザが入力した補正位置データを元に、各画
素点での水平垂直方向の倍率を算出し、この倍率データ
から、各画素点での位相値、係数値、スキップ情報、シ
フト量を算出し、パラメータメモリ部20Aに転送する
コンピュータ画像処理部10Aと、コンピュータ画像処
理部10Aで生成された画歪み補正用パラメータを格納
し、画像データに同期して格納パラメータを出力するパ
ラメータメモリ部21Aと、魚眼カメラ50Aで撮像さ
れ90°回転せさた表示すべき画像データの各画素デー
タを時系列に順次入力するとともに、入力画像データに
同期してパラメータメモリ21Aによる画歪み補正用パ
ラメータを入力し、入力した画歪み補正用パラメータに
基づいて各画素の垂直方向の画歪みを補正する第1の画
像DSP32Aと、DSP32Aで処理された画像デー
タを−90°回転せさた画像データの各画素データを時
系列に順次入力するとともに、入力画像データに同期し
てパラメータメモリ22Aによる画歪み補正用パラメー
タを入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づい
て各画素の水平方向の画歪みを補正する第2の画像DS
P34Aとを設けたので、魚眼カメラで撮像することに
より発生した画歪みの補正を、信号処理によりリアルタ
イムに行うことができ、違和感のない自然な印象の映像
を表示することができる。
【0343】なお、本第2の実施形態では、垂直方向の
補正後に水平方向の補正を行うように構成したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、第1の実施形態と
同様に、水平方向の補正後に垂直方向の補正を行うよう
に構成しても上記した効果と同様の効果が得られること
はいうまでもない。
【0344】
【発明の効果】本発明によれば、ブラウン管で発生する
画歪みの補正を信号処理により行うことができ、比較的
大きなずれにも柔軟に対応することができる利点があ
る。また、本発明によれば、魚眼カメラで発生する画歪
みの補正を信号処理によりリアルタイムに行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
【図2】本第1の実施形態に係るGUI上の画歪み補正
ウインドウの例を示す図である。
【図3】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】画歪み補正位置情報から倍率情報に変換する処
理を説明するための図である。
【図5】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平方
向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】本第1の実施形態に係るコンピュータの水平
方向の補正パラメータ算出処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】インターレース信号の説明図である。
【図12】プログレッシブ信号の説明図である。
【図13】IP変換の説明図である。
【図14】IP変換の際の一般的なフィールド内補間処
理を説明するための図である。
【図15】本第1の実施形態に係るIP変換の際のフィ
ールド内補間処理を説明するための図である。
【図16】本第1の実施形態に係る第1のDSPの入力
段に1フィールド分のディレイを生成するためのメモリ
を配置した例を示す図である。
【図17】本第1の実施形態に係る第1〜第3のDSP
を構成するSIMD制御プロセッサの基本的な構成例を
示すブロック図である。
【図18】本第1の実施形態に係る第1のDSPにおけ
るIP変換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】本第1の実施形態に係る第1のDSPにおけ
るIP変換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図20】本第1の実施形態に係る第1のDSPにおけ
るIP変換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図21】IP変換時に右下45°方向の斜め線が検出
された場合の補間データR1とL1データとL2データ
との関係を示す図である。
【図22】IP変換時に左下45°方向の斜め線が検出
された場合の補間データR1とL1データとL2データ
との関係を示す図である。
【図23】IP変換時に右下45°以下の斜め線が検出
された場合の補間データR1とL1データとL2データ
との関係を示す図である。
【図24】IP変換時に左下45°以下の斜め線が検出
された場合の補間データR1とL1データとL2データ
との関係を示す図である。
【図25】IP変換時に右下または左下45°以上の斜
め線が検出された場合、または、斜め線が検出されなか
った場合の補間データR1とL1データとL2データと
の関係を示す図である。
【図26】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図27】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図28】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図29】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図30】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図31】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図32】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図33】本第1の実施形態にに係る第2のDSPの毎
ラインの水平方向の処理の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図34】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図35】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図36】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図37】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図38】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図39】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図40】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図41】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図42】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図43】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図44】本第1の実施形態に係る第2のDSPの毎ラ
インの水平方向の処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図45】本第1の実施形態に係る第2のDSPのSI
MD制御プロセッサの基本構成部におけるデータの入出
力状態を示す図である。
【図46】本発明に係る画像処理装置の第2の実施形態
を示すブロック図である。
【図47】本第2の実施形態に係るGUI上の画歪み補
正ウインドウの例を示す図である。
【図48】本第2の実施形態に係る画歪み補正を説明す
るための図である。
【図49】GUIの格子の中からパラメータを求める方
法を説明するための図である。
【図50】本第2の実施形態に係る倍率パラメータを求
める手順を説明するためのフローチャートである。
【図51】本第2の実施形態に係る倍率パラメータを求
める手順を説明するためのフローチャートである。
【図52】本第2の実施形態に係る倍率パラメータを求
める手順を説明するためのフローチャートである。
【図53】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図54】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図55】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図56】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図57】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、左側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図58】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、左側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図59】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、左側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図60】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、左側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図61】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、左側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図62】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図63】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図64】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図65】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図66】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図67】倍率パラメータからスキップ情報、位相を求
める場合の手順を説明するためのフローチャートであっ
て、右側のパラメータを求める場合の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図68】ずらし量を求める場合の手順を説明するため
のフローチャートである。
【図69】ずらし量を求める場合の手順を説明するため
のフローチャートである。
【図70】求めた1画面分のパラメータを示す図であ
る。
【図71】位相値PCM(i, j)から、位相係数FC
(i, j), FL1(i, j),FR1(i, j), F
R2(i, j)を求める手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【図72】本第2の実施形態に係る第1および第2の画
像DSPを構成するSIMD制御プロセッサの基本的な
構成例を示すブロック図である。
【図73】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図74】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図75】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図76】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図77】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図78】本第2の実施形態に係る第1の画像DSPの
垂直方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図79】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図80】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図81】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図82】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図83】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図84】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図85】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図86】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図87】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図88】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図89】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図90】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図91】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図92】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図93】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図94】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図95】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図96】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図97】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図98】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図99】本第2の実施形態に係る第2の画像DSPの
水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するための
フローチャートである。
【図100】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図101】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図102】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図103】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図104】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図105】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図106】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図107】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図108】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図109】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図110】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図111】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図112】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図113】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図114】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図115】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図116】本第2の実施形態に係る第2の画像DSP
の水平方向の画歪み補正の具体的な処理を説明するため
のフローチャートである。
【図117】本第2の実施形態においては補正パラメー
タを求める際に撮影する格子パターンを示す図である。
【図118】図117の格子パターンを魚眼カメラで撮
影して得られた格子パターンを示す図である。
【図119】魚眼カメラで撮影して得られた格子パター
ンの座標抽出の説明図である。
【図120】縦方向の補正量を求めるときの説明図であ
る。
【図121】横方向の補正量を求めるときの説明図であ
る。
【符号の説明】
1…画像処理装置、10…コンピュータ画像処理部、1
1…パーソナルコンピュータ本体(コンピュータ)、1
2…コンピュータ用画像表示装置、13…入力装置、2
0…パラメータメモリ部、30…画像処理装置、31…
第1のDSP、32…第2のDSP、33…90°回転
メモリ、34…第3のDSP、35…−90°回転メモ
リ、40…画像表示装置、50…画像ソース、100…
SIMD制御プロセッサ、101…入力ポインタ(入力
スキップレジスタ)、102…入力SAM部(入力レジ
スタ)、103…データメモリ部(ローカルメモリ)、
104…ALUアレイ部、105…出力SAM部(出力
レジスタ)、106…出力ポインタ(出力スキップレジ
スタ)、1A…画像処理装置、10A…コンピュータ画
像処理部、11A…パーソナルコンピュータ本体(コン
ピュータ)、12A…コンピュータ用画像表示装置、1
3A…入力装置、20A…パラメータメモリ部、30A
…画像処理装置、31A…IP変換装置、32A…90
°回転メモリ、33A…第1の画像DSP、34A…−
90°回転メモリ、35A…第2の画像DSP、40A
…画像表示装置、50A…魚眼カメラ、200…SIM
D制御プロセッサ、201…入力ポインタ(入力スキッ
プレジスタ)、201A…画像データ用入力スキップレ
ジスタ、201B…パラメータ用入力スキップレジス
タ、202…入力SAM部(入力レジスタ)、202A
…画像データ用入力レジスタ、202B…パラメータ用
入力レジスタ、203…データメモリ部(ローカルメモ
リ)、204…ALUアレイ部、205…出力SAM部
(出力レジスタ)、206…出力ポインタ(出力スキッ
プレジスタ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/36 G09G 5/36 520D (72)発明者 菊池 敦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CD12 5C082 AA12 BA12 BA41 BB15 BB25 CA85 DA51 DA86 MM09 MM10

Claims (140)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示される画像の画歪みを補正する画像
    処理装置であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する補正用パラメータ生成手段と、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記補
    正用パラメータ生成手段による画歪み補正用パラメータ
    を入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて
    各画素の画歪みを補正する処理手段とを有する画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上記画歪み用パラメータには、R、G、
    Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つ
    を基準とし、当該基準としたデータのスキップ情報、お
    よび残りの2つのデータの基準からのずれ量を含む請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記補正用パラメータ生成手段は、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの倍率情報が与えられ、
    当該倍率情報に基づいて上記RGBデータそれぞれの位
    相値と、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、および残りの2つのデー
    タの基準からのずれ量を生成する請求項2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 上記補正用パラメータ生成手段は、近傍
    画素間の倍率を滑らかに変化させて指定する請求項3記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記画歪み用パラメータには、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのう
    ちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ
    情報、およびシフト量を含む請求項1記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記画歪み用パラメータには、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づく
    位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該
    基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量を含
    む請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補正用パラメータ生成手段は、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ
    情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率
    を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、およびシフト量を含むパラメータを生成する請求項
    5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記補正用パラメータ生成手段は、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ
    情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率
    を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相
    係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパ
    ラメータを生成する請求項6記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項7記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項8記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項7記載の
    画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項8記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項7記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項8記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項1記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、RG
    Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請求項
    2記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項3記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項5記載の画
    像処理装置。
  19. 【請求項19】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項6記載の画
    像処理装置。
  20. 【請求項20】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項7記載の画
    像処理装置。
  21. 【請求項21】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項8記載の画
    像処理装置。
  22. 【請求項22】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項1記載の画像処
    理装置。
  23. 【請求項23】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項2記載の画像処
    理装置。
  24. 【請求項24】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項3記載の画像処
    理装置。
  25. 【請求項25】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項7記載の画像処
    理装置。
  26. 【請求項26】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項8記載の画像処
    理装置。
  27. 【請求項27】 表示される画像の画歪みを補正する画
    像処理装置であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する補正用パラメータ生成手段と、 上記補正用パラメータ生成手段で生成された画歪み補正
    用パラメータを格納し、画像データに同期して格納パラ
    メータを出力するパラメータメモリと、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記パ
    ラメータメモリによる画歪み補正用パラメータを入力
    し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて各画素
    の画歪みを補正する処理手段とを有する画像処理装置。
  28. 【請求項28】 上記画歪み用パラメータには、R、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、および残りの2つのデータの基準からのずれ量を含
    む請求項27記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの倍率情報が与えら
    れ、当該倍率情報に基づいて上記RGBデータそれぞれ
    の位相値と、RGBのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、および残りの2つのデー
    タの基準からのずれ量を生成する請求項28記載の画像
    処理装置。
  30. 【請求項30】 上記補正用パラメータ生成手段は、近
    傍画素間の倍率を滑らかに変化させて指定する請求項2
    9記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bの
    うちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキッ
    プ情報、およびシフト量を含む請求項27記載の画像処
    理装置。
  32. 【請求項32】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づ
    く位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当
    該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量を
    含む請求項27記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、およびシフト量を含むパラメータを生成する請求項
    31記載の画像処理装置。
  34. 【請求項34】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相
    係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパ
    ラメータを生成する請求項32記載の画像処理装置。
  35. 【請求項35】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項33記載の画像処理装置。
  36. 【請求項36】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項34記載の画像処理装置。
  37. 【請求項37】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項33記載
    の画像処理装置。
  38. 【請求項38】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項34記載
    の画像処理装置。
  39. 【請求項39】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項33記載の画像処理装
    置。
  40. 【請求項40】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項34記載の画像処理装
    置。
  41. 【請求項41】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項27記載の画像処理装置。
  42. 【請求項42】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項28記載の画像処理装置。
  43. 【請求項43】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項29記載の画像処理装置。
  44. 【請求項44】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項31記載の
    画像処理装置。
  45. 【請求項45】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項32記載の
    画像処理装置。
  46. 【請求項46】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項33記載の
    画像処理装置。
  47. 【請求項47】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項34記載の
    画像処理装置。
  48. 【請求項48】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項27記載の画像
    処理装置。
  49. 【請求項49】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項28記載の画像
    処理装置。
  50. 【請求項50】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項29記載の画像
    処理装置。
  51. 【請求項51】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項33記載の画像
    処理装置。
  52. 【請求項52】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項34記載の画像
    処理装置。
  53. 【請求項53】 表示される画像の画歪みを補正する画
    像処理装置であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する補正用パラメータ生成手段と、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記補
    正用パラメータ生成手段による画歪み補正用パラメータ
    を入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて
    各画素の水平方向の画歪みを補正する第1の手段と、上
    記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順次
    入力するとともに、入力画像データに同期して上記補正
    用パラメータ生成手段による画歪み補正用パラメータを
    入力し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて各
    画素の垂直方向の画歪みを補正する第2の手段とを有す
    る処理手段と、 上記処理手段の上記第1の手段および第2の手段のうち
    のいずれか一方で処理された画像データを、90°回転
    させて他方の手段に供給可能な手段とを有する画像処理
    装置。
  54. 【請求項54】 上記画歪み用パラメータには、R、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、RGBのうちの1つ
    を基準とし、当該基準としたデータのスキップ情報、お
    よび残りの2つのデータの基準からのずれ量を含む請求
    項53記載の画像処理装置。
  55. 【請求項55】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの倍率情報が与えら
    れ、当該倍率情報に基づいて上記R、G、Bデータそれ
    ぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、および残りの2
    つのデータの基準からのずれ量を生成する請求項54記
    載の画像処理装置。
  56. 【請求項56】 上記補正用パラメータ生成手段は、近
    傍画素間の倍率を滑らかに変化させて指定する請求項5
    5記載の画像処理装置。
  57. 【請求項57】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bの
    うちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキッ
    プ情報、およびシフト量を含む請求項53記載の画像処
    理装置。
  58. 【請求項58】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づ
    く位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当
    該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量を
    含む請求項53記載の画像処理装置。
  59. 【請求項59】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、およびシフト量を含むパラメータを生成する請求項
    57記載の画像処理装置。
  60. 【請求項60】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相
    係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパ
    ラメータを生成する請求項58記載の画像処理装置。
  61. 【請求項61】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項59記載の画像処理装置。
  62. 【請求項62】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項60記載の画像処理装置。
  63. 【請求項63】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項59記載
    の画像処理装置。
  64. 【請求項64】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項60記載
    の画像処理装置。
  65. 【請求項65】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項59記載の画像処理装
    置。
  66. 【請求項66】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項60記載の画像処理装
    置。
  67. 【請求項67】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項53記載の画像処理装置。
  68. 【請求項68】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項54記載の画像処理装置。
  69. 【請求項69】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項55記載の画像処理装置。
  70. 【請求項70】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項57記載の
    画像処理装置。
  71. 【請求項71】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項58記載の
    画像処理装置。
  72. 【請求項72】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項59記載の
    画像処理装置。
  73. 【請求項73】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項60記載の
    画像処理装置。
  74. 【請求項74】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項53記載の画像
    処理装置。
  75. 【請求項75】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項54記載の画像
    処理装置。
  76. 【請求項76】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項55記載の画像
    処理装置。
  77. 【請求項77】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項59記載の画像
    処理装置。
  78. 【請求項78】 上記処理手段は、入力データをスキッ
    プする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロセ
    ッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサ
    を有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部に
    R、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像データ
    と同期したパラメータを入力する請求項60記載の画像
    処理装置。
  79. 【請求項79】 上記処理手段の上記第1の手段および
    第2の手段のうちのいずれか他方の手段で処理された画
    像データを、−90°回転させる手段を有する請求項5
    3記載の画像処理装置。
  80. 【請求項80】 表示される画像の画歪みを補正する画
    像処理装置であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する補正用パラメータ生成手段と、 上記補正用パラメータ生成手段で生成された画歪み補正
    用パラメータを格納し、画像データに同期して格納パラ
    メータを出力するパラメータメモリと、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記パ
    ラメータメモリによる画歪み補正用パラメータを入力
    し、入力した画歪み補正用パラメータに基づいて各画素
    の水平方向の画歪みを補正する第1の手段と、上記表示
    すべき画像データの各画素データを時系列に順次入力す
    るとともに、入力画像データに同期して上記パラメータ
    メモリによる画歪み補正用パラメータを入力し、入力し
    た画歪み補正用パラメータに基づいて各画素の垂直方向
    の画歪みを補正する第2の手段とを有する処理手段と、 上記処理手段の上記第1の手段および第2の手段のうち
    のいずれか一方で処理された画像データを、90°回転
    させて他方の手段に供給可能な手段とを有する画像処理
    装置。
  81. 【請求項81】 上記画歪み用パラメータには、R、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、および残りの2つのデータの基準からのずれ量を含
    む請求項80記載の画像処理装置。
  82. 【請求項82】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの倍率情報が与えら
    れ、当該倍率情報に基づいて上記R、G、Bデータそれ
    ぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、および残りの2
    つのデータの基準からのずれ量を生成する請求項81記
    載の画像処理装置。
  83. 【請求項83】 上記補正用パラメータ生成手段は、近
    傍画素間の倍率を滑らかに変化させて指定する請求項8
    2記載の画像処理装置。
  84. 【請求項84】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bの
    うちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキッ
    プ情報、およびシフト量を含む請求項80記載の画像処
    理装置。
  85. 【請求項85】 上記画歪み用パラメータには、各画素
    のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づ
    く位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当
    該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量を
    含む請求項80記載の画像処理装置。
  86. 【請求項86】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの
    1つを基準とし、当該基準としたデータのスキップ情
    報、およびシフト量を含むパラメータを生成する請求項
    84記載の画像処理装置。
  87. 【請求項87】 上記補正用パラメータ生成手段は、各
    画素のR、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のず
    れ情報が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍
    率を求め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、
    G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相
    係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準
    としたデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパ
    ラメータを生成する請求項85記載の画像処理装置。
  88. 【請求項88】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項86記載の画像処理装置。
  89. 【請求項89】 上記補正用パラメータ生成手段は、一
    旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキップ
    情報を求めることにより、画像の中心または、ある特定
    の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、
    その位置から逆算してそこまでのパラメータを求めなお
    し、続きを位相0から計算してパラメータを求めること
    により画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃え
    る請求項87記載の画像処理装置。
  90. 【請求項90】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項86記載
    の画像処理装置。
  91. 【請求項91】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子パ
    ターンを撮影して求められた情報である請求項87記載
    の画像処理装置。
  92. 【請求項92】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項86記載の画像処理装
    置。
  93. 【請求項93】 上記ずれ情報は、タンジェント(tan)
    の関数として与えられる請求項87記載の画像処理装
    置。
  94. 【請求項94】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項80記載の画像処理装置。
  95. 【請求項95】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項81記載の画像処理装置。
  96. 【請求項96】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正位置を指定可能なGU
    Iを有し、指定された補正位置データに基づいて、R、
    G、Bデータそれぞれの補正用パラメータを生成する請
    求項82記載の画像処理装置。
  97. 【請求項97】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項84記載の
    画像処理装置。
  98. 【請求項98】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項85記載の
    画像処理装置。
  99. 【請求項99】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項86記載の
    画像処理装置。
  100. 【請求項100】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    R、G、Bデータそれぞれの補正するためのGUIを有
    し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことに
    より画歪補正用パラメータを生成する請求項87記載の
    画像処理装置。
  101. 【請求項101】 上記処理手段は、入力データをスキ
    ップする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロ
    セッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッ
    サを有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部
    にR、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像デー
    タと同期したパラメータを入力する請求項80記載の画
    像処理装置。
  102. 【請求項102】 上記処理手段は、入力データをスキ
    ップする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロ
    セッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッ
    サを有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部
    にR、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像デー
    タと同期したパラメータを入力する請求項81記載の画
    像処理装置。
  103. 【請求項103】 上記処理手段は、入力データをスキ
    ップする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロ
    セッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッ
    サを有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部
    にR、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像デー
    タと同期したパラメータを入力する請求項82記載の画
    像処理装置。
  104. 【請求項104】 上記処理手段は、入力データをスキ
    ップする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロ
    セッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッ
    サを有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部
    にR、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像デー
    タと同期したパラメータを入力する請求項86記載の画
    像処理装置。
  105. 【請求項105】 上記処理手段は、入力データをスキ
    ップする機能を有する入力部を2系統を有する要素プロ
    セッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッ
    サを有し、上記SIMD制御プロセッサの一方の入力部
    にR、G、Bデータを入力し、他方の入力部に画像デー
    タと同期したパラメータを入力する請求項87記載の画
    像処理装置。
  106. 【請求項106】 上記処理手段の上記第1の手段およ
    び第2の手段のうちのいずれか他方の手段で処理された
    画像データを、−90°回転させる手段を有する請求項
    80記載の画像処理装置。
  107. 【請求項107】 表示される画像の画歪みを補正する
    画像処理方法であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する第1のステップと、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記画
    歪み補正用パラメータを入力し、入力した画歪み補正用
    パラメータに基づいて各画素毎の画歪みを補正する第2
    のステップとを有する画像処理方法。
  108. 【請求項108】 上記画歪み用パラメータには、R
    (赤)、G(緑)、B(青)データそれぞれの位相値
    と、RGBのうちの1つを基準とし、当該基準としたデ
    ータのスキップ情報、および残りの2つのデータの基準
    からのずれ量を含む請求項107記載の画像処理方法。
  109. 【請求項109】 上記第1のステップでは、各画素の
    RGBそれぞれの倍率情報に基づいて上記RGBデータ
    それぞれの位相値と、RGBのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、および残りの2
    つのデータの基準からのずれ量を生成する請求項108
    記載の画像処理方法。
  110. 【請求項110】 上記画歪み用パラメータには、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、B
    のうちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキ
    ップ情報、およびシフト量を含む請求項107記載の画
    像処理方法。
  111. 【請求項111】 上記画歪み用パラメータには、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基
    づく位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量
    を含む請求項107記載の画像処理方法。
  112. 【請求項112】 上記第1のステップでは、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ情報
    を与え、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率を求め、
    この倍率データに基づいて上記各画素のR、G、Bデー
    タそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つを基準
    とし、当該基準としたデータのスキップ情報、およびシ
    フト量を含むパラメータを生成する請求項110記載の
    画像処理方法。
  113. 【請求項113】 上記第1のステップでは、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ情報
    が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率を求
    め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、G、B
    データそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相係数
    値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準とし
    たデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパラメ
    ータを生成する請求項111記載の画像処理方法。
  114. 【請求項114】 上記第1のステップでは、一旦、画
    像の中心または、ある特定の位置までのスキップ情報を
    求めることにより、画像の中心または、ある特定の位置
    を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、その位
    置から逆算してそこまでのパラメータを求めなおし、続
    きを位相0から計算してパラメータを求めることにより
    画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃える請求
    項112記載の画像処理方法。
  115. 【請求項115】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    一旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキッ
    プ情報を求めることにより、画像の中心または、ある特
    定の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にし
    て、その位置から逆算してそこまでのパラメータを求め
    なおし、続きを位相0から計算してパラメータを求める
    ことにより画像の中心または、ある特定の位置の位相を
    揃える請求項113記載の画像処理方法。
  116. 【請求項116】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子
    パターンを撮影して求める請求項112記載の画像処理
    方法。
  117. 【請求項117】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子
    パターンを撮影して求める請求項113記載の画像処理
    方法。
  118. 【請求項118】 上記ずれ情報は、タンジェント(ta
    n) の関数として与える請求項112記載の画像処理方
    法。
  119. 【請求項119】 上記ずれ情報は、タンジェント(ta
    n) の関数として与える請求項113記載の画像処理方
    法。
  120. 【請求項120】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項110記載の画像
    処理方法。
  121. 【請求項121】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項111記載の画像
    処理方法。
  122. 【請求項122】 上記第1のステップでは、GUIを
    有し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすこと
    により画歪補正用パラメータを生成する請求項112記
    載の画像処理方法。
  123. 【請求項123】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項114記載の画像
    処理方法。
  124. 【請求項124】 表示される画像の画歪みを補正する
    画像処理方法であって、 表示すべき画像の各画素の色の3原色R(赤)、G
    (緑)、B(青)データそれぞれの画歪み補正用パラメ
    ータを生成する第1のステップと、 上記表示すべき画像データの各画素データを時系列に順
    次入力するとともに、入力画像データに同期して上記画
    歪み補正用パラメータを入力し、入力した画歪み補正用
    パラメータに基づいて各画素毎の水平方向または垂直方
    向の画歪みを補正する第2のステップと、 上記第2のステップで処理された画像データを、90°
    回転させる第3のステップと、 上記90°回転された画像データの各画素データを時系
    列に順次入力するとともに、入力画像データに同期して
    上記画歪み補正用パラメータを入力し、入力した画歪み
    補正用パラメータに基づいて各画素毎の垂直方向または
    水平方向の画歪みを補正する第4のステップとを有する
    画像処理方法。
  125. 【請求項125】 上記画歪み用パラメータには、R
    (赤)、G(緑)、B(青)データそれぞれの位相値
    と、RGBのうちの1つを基準とし、当該基準としたデ
    ータのスキップ情報、および残りの2つのデータの基準
    からのずれ量を含む請求項124記載の画像処理方法。
  126. 【請求項126】 上記第1のステップでは、各画素の
    RGBそれぞれの倍率情報に基づいて上記RGBデータ
    それぞれの位相値と、RGBのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、および残りの2
    つのデータの基準からのずれ量を生成する請求項125
    記載の画像処理方法。
  127. 【請求項127】 上記画歪み用パラメータには、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、R、G、B
    のうちの1つを基準とし、当該基準としたデータのスキ
    ップ情報、およびシフト量を含む請求項124記載の画
    像処理方法。
  128. 【請求項128】 上記画歪み用パラメータには、各画
    素のR、G、Bデータそれぞれの位相値と、位相値に基
    づく位相係数値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、
    当該基準としたデータのスキップ情報、およびシフト量
    を含む請求項124記載の画像処理方法。
  129. 【請求項129】 上記第1のステップでは、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ情報
    を与え、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率を求め、
    この倍率データに基づいて上記各画素のR、G、Bデー
    タそれぞれの位相値と、R、G、Bのうちの1つを基準
    とし、当該基準としたデータのスキップ情報、およびシ
    フト量を含むパラメータを生成する請求項126記載の
    画像処理方法。
  130. 【請求項130】 上記第1のステップでは、各画素の
    R、G、Bデータそれぞれの画歪による位置のずれ情報
    が与えられ、当該ずれ情報に基づいて各画素の倍率を求
    め、この倍率データに基づいて上記各画素のR、G、B
    データそれぞれの位相値と、位相値に基づく位相係数
    値、R、G、Bのうちの1つを基準とし、当該基準とし
    たデータのスキップ情報、およびシフト量を含むパラメ
    ータを生成する請求項127記載の画像処理方法。
  131. 【請求項131】 上記第1のステップでは、一旦、画
    像の中心または、ある特定の位置までのスキップ情報を
    求めることにより、画像の中心または、ある特定の位置
    を演算する位置を求め、そこの位相を0にして、その位
    置から逆算してそこまでのパラメータを求めなおし、続
    きを位相0から計算してパラメータを求めることにより
    画像の中心または、ある特定の位置の位相を揃える請求
    項128記載の画像処理方法。
  132. 【請求項132】 上記補正用パラメータ生成手段は、
    一旦、画像の中心または、ある特定の位置までのスキッ
    プ情報を求めることにより、画像の中心または、ある特
    定の位置を演算する位置を求め、そこの位相を0にし
    て、その位置から逆算してそこまでのパラメータを求め
    なおし、続きを位相0から計算してパラメータを求める
    ことにより画像の中心または、ある特定の位置の位相を
    揃える請求項129記載の画像処理方法。
  133. 【請求項133】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子
    パターンを撮影して求める請求項128記載の画像処理
    方法。
  134. 【請求項134】 上記ずれ情報は、魚眼レンズで格子
    パターンを撮影して求める請求項129記載の画像処理
    方法。
  135. 【請求項135】 上記ずれ情報は、タンジェント(ta
    n) の関数として与える請求項128記載の画像処理方
    法。
  136. 【請求項136】 上記ずれ情報は、タンジェント(ta
    n) の関数として与える請求項129記載の画像処理方
    法。
  137. 【請求項137】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項126記載の画像
    処理方法。
  138. 【請求項138】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項127記載の画像
    処理方法。
  139. 【請求項139】 上記第1のステップでは、GUIを
    有し、画面を所定の格子に分割し、格子点を動かすこと
    により画歪補正用パラメータを生成する請求項128記
    載の画像処理方法。
  140. 【請求項140】 上記第1のステップでは、GUI画
    面を所定の格子に分割し、格子点を動かすことにより画
    歪補正用パラメータを生成する請求項130記載の画像
    処理方法。
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