JP2001061058A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001061058A
JP2001061058A JP23344399A JP23344399A JP2001061058A JP 2001061058 A JP2001061058 A JP 2001061058A JP 23344399 A JP23344399 A JP 23344399A JP 23344399 A JP23344399 A JP 23344399A JP 2001061058 A JP2001061058 A JP 2001061058A
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scaling
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circuit
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Yoshinobu Sato
佳宣 佐藤
Masato Kosugi
真人 小杉
Hideyuki Rengakuji
秀行 蓮覚寺
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを異なるサイズに変倍し、それぞ
れ記録及び表示する。 【解決手段】 DRAM20には撮像素子224による
撮影画像データが格納される。DMA制御回路34は、
DRAM20の矩形領域から画像データを読み出し、変
倍回路30,32に供給する。変倍回路30は、圧縮記
録用に画像サイズを変更し、変倍回路32は表示用に画
像サイズを変更する。変倍回路30の出力はラスタ/ブ
ロック変換回路36及び圧縮回路40により圧縮され、
DMA制御回路42によりDRAM20にDMA転送さ
れる。DMA制御回路44は変倍回路32の出力をDR
AM20の矩形領域に二次元的にDMA転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、より具体的には、映像信号を任意サイズで拡大縮小
する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカメラには、一般的に、ラー
ジ(1600×1200ピクセル)、ミドル(1280
×960ピクセル)及びスモール(800×600ピク
セル)というように、数種類の記録サイズを選択できる
のが普通である。ディジタルカメラはまた、ファインダ
用及び再生画像の表示用に、液晶表示パネルを具備す
る。
【0003】ミドルサイズの画像を記録するには、撮像
素子で撮像されたフルサイズの画像データをカメラ信号
処理の後、内蔵DRAMに一時記憶し、記憶されたフル
サイズの画像データを読み出しミドルサイズに縮小した
後に記録媒体に記録する。DRAMに一時記憶されてい
るフルサイズの画像データは、再度、読み出され、液晶
表示モニタへの出力用に画像サイズを縮小されて、液晶
表示モニタに印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、画像デー
タの記録処理の後に表示処理が行われるので、画像の記
録から表示までに長い時間がかかる。多くのDRAMア
クセスを必要とし、消費電力が増大する。
【0005】本発明は、これらの問題点を解決し、高速
に画像サイズを変更する画像処理装置を提示することを
目的とする。
【0006】本発明はまた、任意の画像サイズの画像デ
ータを、より少ないメモリで、高速に圧縮伸長、変倍及
び記録再生再生する画像処理装置を提示することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、データを記憶するデータ記憶手段と、画像データ
を変倍する第1の変倍手段と、画像データを変倍する第
2の変倍手段と、当該データ記憶手段からデータを当該
第1及び第2の変倍手段に二次元転送する第1の転送手
段と、当該第1の変倍手段の出力画像を圧縮する画像圧
縮手段と、当該画像圧縮手段の出力を当該データ記憶手
段へ順次、転送する第2の転送手段と、当該第2の変倍
手段の出力データを当該データ記憶手段へ二次元転送す
る第3の転送手段とを具備することを特徴とする。
【0008】本発明に係る画像処理装置はまた、データ
を記憶するデータ記憶手段と、当該データ記憶手段から
データを二次元転送する第1の転送手段と、当該第1の
転送手段により転送される画像データを変倍する第1の
変倍手段と、当該第1の変倍手段の出力画像データを圧
縮する画像圧縮手段と、当該第1の変倍手段の出力及び
当該画像圧縮手段の出力の一方を選択する第1の選択手
段と、当該第1の選択手段の出力を当該データ記憶手段
に転送する第2の転送手段と、当該第1の転送手段によ
り転送される圧縮画像データを伸長する画像伸長手段
と、当該第1の転送手段の出力及び当該画像伸長手段の
出力の一方を選択する第2の選択手段と、当該第2の選
択手段の出力画像を変倍する第2の変倍手段と、当該第
2の変倍手段の出力データを当該データ記憶手段に二次
元転送する第3の転送手段とを具備し、当該データ記憶
手段に記憶されるデータを圧縮するときには、当該第1
の選択手段が当該画像圧縮手段の出力を選択すると共
に、当該第2の選択手段は、当該第1の転送手段の出力
を選択し、当該データ記憶手段の圧縮画像データを伸長
するときには、当該第2の選択手段は当該画像伸長手段
の出力を選択することを特徴とする。
【0009】本発明に係る画像処理装置はまた、データ
を記憶するデータ記憶手段と、当該データ記憶手段から
データを転送する第1の転送手段と、当該データ記憶手
段からデータを転送する第2の転送手段と、当該第2の
転送手段からの圧縮画像データを伸長する画像伸長手段
と、当該第1の転送手段の出力、当該第2の転送手段の
出力及び当該画像伸長手段の出力の何れかを選択する第
1の選択手段と、当該第1の転送手段の出力、当該第2
の転送手段の出力及び当該画像伸長手段の出力の何れか
を選択する第2の選択手段と、当該第1の選択手段から
の画像データを変倍する第1の変倍手段と、当該第2の
選択手段からの画像データを変倍する第2の変倍手段
と、当該第1及び第2の変倍手段の出力の一方を選択す
る第3の選択手段と、当該当該第3の選択手段の出力画
像データを圧縮する画像圧縮手段と、当該第1の変倍手
段の出力、当該第2の変倍手段の出力及び当該画像圧縮
手段の出力の何れかを選択する第4の選択手段と、当該
第1の変倍手段の出力、当該第2の変倍手段の出力及び
当該画像圧縮手段の出力の何れかを選択する第5の選択
手段と、当該第4の選択手段の出力データを当該データ
記憶手段に転送する第3の転送手段と、当該第5の選択
手段の出力データを当該データ記憶手段に転送する第4
の転送手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。10は、全体を制御するCPU、12は
CPU10をシステムバス14に接続するインターフェ
ース、16はメモリカード等の記録媒体、18は記録媒
体16をバス14に接続するインターフェース、20は
画像データ及びプログラム等を記憶するDRAM、22
は、システムのシーケンシャル制御及びバス調停制御等
を司るシステム制御回路、24は撮像素子、26は撮像
素子24のアナログ出力をディジタル信号に変換するA
/D変換器、28は、D/A変換器26の出力データを
DRAM20にDMA転送するDMA(ダイレクトメモ
リアクセス)制御回路である。
【0012】30,32は線形補間等によって水平及び
垂直方向に画像を変倍する変倍回路、34は、DRAM
20上の画像データを変倍回路30,32に二次元的に
DMA転送するDMA制御回路、36は、変倍回路30
によって変倍されたラスタスキャン画像データをブロッ
クスキャン画像データに変換するラスタ/ブロック変換
回路、38はラスタ/ブロック変換回路36の作業用の
バッファメモリである。バッファメモリ38は、Ha×
8ワードの容量を持ち、従って、ラスタ/ブロック変換
回路36は、水平ピクセルHaまでのラスタデータを一
度にブロックスキャンデータに変換できる。
【0013】40はラスタ/ブロック変換回路36から
出力されるブロックスキャン画像データをJPEG方式
で圧縮する圧縮回路、42は、圧縮回路40の出力デー
タをDRAM20にDMA転送するDMA制御回路であ
る。44は、変倍回路32によって変倍された画像デー
タをDRAM20に二次元的にDMA転送するDMA制
御回路である。
【0014】46は、画像データに変調、同期信号の付
加及びD/A変換等の処理を施してビデオ信号を生成す
る再生回路、48は、DRAM20の画像データを再生
回路46に二次元DMA転送するDMA制御回路、50
は再生回路46から出力されるビデオ信号を画像表示す
る画像表示装置である。画像表示装置は、例えば、液晶
表示パネルからなる。
【0015】図2は、変倍回路30,32の概略構成ブ
ロック図を示す。60は線形補間等により水平方向に変
倍する水平変倍回路、62は線形補間などにより垂直方
向に変倍する垂直変倍回路、64は垂直変倍回路62の
作業用のバッファメモリ、66は、入力信号又は垂直変
倍回路62の出力を選択して水平変倍回路60に供給す
るスイッチ、68は、入力信号又は水平変倍回路60の
出力を選択して垂直変倍回路62に供給するスイッチ、
70は水平変倍回路60又は垂直変倍回路62の出力を
選択するスイッチである。バッファメモリ64は、Hb
ワードの容量を具備し、水平Hbピクセルで2ライン分
のディレイラインからなる。
【0016】スイッチ66,68,70により、水平変
倍回路60と垂直変倍回路62のどちらを先に作用させ
るかを切り換えることができる。即ち、スイッチ66,
68,70を全てA側に接続すると、入力画像は水平変
倍回路60及び垂直変倍回路62の順番で変倍され、ス
イッチ66,68,70を全てB側に接続すると、入力
画像は垂直変倍回路62及び水平変倍回路60の順番で
変倍される。縮小処理のときにはスイッチ66,68,
70を全てA側に接続し、拡大処理のときにはスイッチ
66,68,70を全てB側に接続する。
【0017】図3は、水平変倍回路60の概略構成ブロ
ック図を示す。80は水平変倍回路60への入力データ
を取り込むDフリップフロップであり、実際にはシフト
レジスタを構成する。82はDフリップフロップ80の
出力データを8チャンネルに割り振る1:8のセレク
タ、84はセレクタ82の各出力をラッチするラッチ、
86はラッチ回路84の8出力の1つを選択する8:1
のセレクタである。セレクタ82,86及びラッチ回路
84は、データ記憶回路88を構成する。
【0018】90は、Dフリップフロップの出力又はデ
ータ記憶回路88の出力を選択するセレクタ、92は、
セレクタ90の出力を取り込むDフリップフロップであ
り、Dフリップフロップ80と同様に、実際にはシフト
レジスタを構成する。94は、Dフリップフロップ8
0,92の出力から線形補間する線形補間回路、96
は、線形補間回路94の補間比率Khを記憶する位相記
憶回路である。
【0019】Dフリップフロップ80は入力データPを
取り込む。Dフリップフロップ80の出力データは、デ
ータ記憶回路88のセレクタ82と線形補間回路94に
印加される。データ記憶回路88は、Dフリップフロッ
プ80からのデータをラッチ84に一時記憶し、所望の
タイミングのデータをセレクタ90を介してDフリップ
フロップ92に供給する。Dフリップフロップ92の出
力は線形補間回路94の別の入力に印加される。このよ
うにして、線形補間回路94には、2つのタイミングの
画像データP,Pi+1が入力する。線形補間回路9
4は、これらの画像データP,Pi+1を線形補間し
て、データQを出力する。
【0020】図4は、縮小比率N/M=3/7の時の入
力画素Pと出力画素Qの対応例を示す。図5は、線
形補間回路94の動作フローチャートを示す。図4及び
図5を参照して、実際の縮小動作を説明する。
【0021】定数Kh,Ihを初期設定する(S1)。
Kh,Ihは、初期設定後、変化しない。Ihは縮小比
率N/Mの逆数の整数部分、すなわち、int(M/
N)に設定され、Khは、縮小比率N/Mの逆数の小数
部分に設定される。縮小比率が3/7のとき、Ih=
2、Kh=1/3である。
【0022】入力画素カウンタi、出力画素カウンタj
及び補間係数kを0で初期化する(S2)。下記式の線
形補間処理、 Q=(Pi+1−P)×k+P を実行する(S3)。この式は、 Q=Pi+1×k+P×(1−k) と展開できる。これは、線形補間そのものであり、i=
0、j=0及びk=0では、Q=Pとなる。
【0023】出力画素カウンタjをインクリメントし、
入力画素カウンタiにIhを加算し、補間係数kにKh
を加算する(S4)。これにより、i=2、j=1、k
=1/3となる。kが1未満であるので(S5)、再
度、線形補間する(S3)。この結果、 Q=P×1/3+P×2/3 となる。出力画素カウンタjをインクリメントし、入力
画素カウンタiにIhを加算し、補間係数kにKhを加
算する(S4)。その結果、i=4、j=2、k=2/
3となる。この段階でも、kが1未満であるので(S
5)、再度、線形補間する(S3)。この結果、 Q=P×2/3+P×1/3 となる。
【0024】出力画素カウンタjをインクリメントし、
入力画素カウンタiにIhを加算し、補間係数kにKh
を加算する(S4)。これにより、i=6、j=3、k
=1となる。kが1以上になったので(S5)、kをデ
クリメントし、iをインクリメントする(S6)。この
結果、k=0、i=7となる。この後、線形補間処理を
実行する(S3)。これにより、 Q=P となる。
【0025】以後、同様の処理により、水平方向に画像
を縮小できる。
【0026】図6は、垂直変倍回路62及びバッファメ
モリ64の概略構成ブロック図を示す。110,112
はそれぞれ、Hbワード、即ち、水平Hbピクセルから
なる1ラインの画像データを記憶可能なラインメモリで
ある。ライン・メモリ110、112はバッファメモリ
64の一部である。114は、繰り返しのライン数Lを
記憶するレジスタ、116は、1ラインのピクセル数A
を記憶するレジスタ、118は1ラインのピクセル数を
記憶するレジスタ、120はアドレスの分割管理数Dを
記憶するレジスタ、122は、レジスタ114〜120
の記憶値に従って、ラインメモリ110,112に対す
るアドレスを発生し、ライン・メモリ110,112の
メモリアクセスを制御するアドレス発生回路である。
【0027】垂直変倍回路62の入力データは、交互に
ライン・メモリ110,112に書き込まれる。ライン
・メモリ110が書き込み動作するとき、ライン・メモ
リ112は読み出し動作する。セレクタ124は、垂直
変倍回路62の入力データ又は、ラインメモリ110の
出力データを選択し、その選択出力が、ラインメモリ1
12及び線形補間回路126に印加される。これによ
り、ラインメモリ110,112の同じアドレスに記憶
されるデータPi,u+1,Pi,uが、同時に読み出
されて線形補間回路126に印加される。この読み出し
の直後にラインメモリ112に次の入力データP
i,u+2が書き込まれる。
【0028】ラインメモリ110,112の容量Hbと
パラメータA,B,Dの間には、 Hb=A×(D−1)+B の関係がある。
【0029】線形補間回路126は、線形補間回路94
と類似する機能又は構成からなる。但し、垂直変倍回路
62は、ライン単位で処理を行うので、カウンタの更新
はライン単位になる。位相記憶回路128は、垂直走査
の不連続点における線形補間回路126の状態を位相情
報として記憶する。
【0030】図7は、アドレス発生回路122の動作フ
ローチャートである。ライン数レジスタ114の設定値
をL、ピクセル数レジスタ116の設定値をA、ピクセ
ル数レジスタ118の設定値をB、分割数レジスタの設
定値をDとする。hはピクセルカウンタ、cはラインカ
ウンタ、dは分割ブロック数カウンタ、iはアドレス出
力カウンタである。
【0031】HにAをセットし、h,d,cを0で初期
化し、位相記憶回路128から線形補間回路126に初
期位相情報をロードする(S11)。下記式に従い、
h,A,dからiを算出する(S12)。即ち、 i=h+A・d そして、hをインクリメントし(S13)、h=Hにな
るまで、S12,S13を繰り返す(S14)。
【0032】h=Hになると(S14)、アドレス発生
回路122は、ピクセルカウンタhをリセットし、ライ
ンカウンタcをインクリメントし、線形補間回路126
にHRSTを発行する(S15)。ラインカウンタcが
設定値Lと等しくなるまで、S12〜S15を繰り返す
(S16)。c=Lになると、1分割ブロックの終了と
なる。
【0033】c=Lになると(S16)、ラインカウン
タcをリセットし、ブロックカウンタdをインクリメン
トし、位相記憶回路128から線形補間回路126へ位
相情報がロードされる(S17)。
【0034】ブロックカウンタdがD−1及びDのどち
らとも等しくない場合には(S18)、そのままS12
以降を繰り返す。ブロックカウンタdがD−1と等しい
場合(S18)、HにBをセットして、S12に戻る
(S19)。これにより、最後のブロックでは1ライン
のピクセル数はBとなる。dがDと等しい場合(S1
8)、ブロック数dをリセットし、線形補間回路126
の位相情報が位相記憶回路128にストアされて、S1
2に戻る(S20)。ストアされた位相情報は、次回
に、線形補間回路126にロードされる。
【0035】図8は、垂直縮小動作のフローチャートを
示す。uが入力画素カウンタ、vが出力画素カウンタと
なっているのが、図5とは異なる。iはバッファメモリ
64のアドレスであって水平方向の画素位置を示す。ア
ドレスiは、アドレス発生回路122によって管理さ
れ、図7のS12に示すように、 i=h+A×d で与えられる。
【0036】また、アドレス発生回路122から出力さ
れるHRSTによってラインの終了を判定しており(S
24)、ライン終了までの1ライン分の線形補間処理を
連続して行っている。この他は、図5と同様に動作す
る。
【0037】位相記憶回路128のロード/ストアは、
アドレス発生回路122によって制御される。ロード時
には、u,v,kが位相情報として位相記憶回路128
から線形補間回路126にロードされ、ストア時には逆
にu,v,kが位相情報として線形補間回路126から
位相記憶回路128にストアされる。
【0038】図9はDMA制御回路34の動作概念図で
ある。DMA制御回路34は、DRAM20の記憶領域
を2次元平面とみなした時に、DRAM20上の矩形領
域からデータを読み出す。図9において、P1,P2,
P3,P4,P5,P6はアドレスを、Nはデータ転送
する矩形領域のライン数を、Mは1ラインのピクセル数
(ワード数)をそれぞれ示す。また、破線で示す距離J
は全て等しい。。従って、矩形領域のDMAは、左端の
ポインタから始まるMワードのDMAをN回繰り返すこ
とによって実現できる。
【0039】図10は2次元DMA転送の動作フローチ
ャートを示す。P1,M,N,Jは図9に示すパラメー
タ値に対応し、2次元DMA制御回路34内のレジスタ
にセットされる。カウンタh,cをリセットし(S3
1)、h,cからアドレスaを算出する(S32)。ア
ドレスaにデータを書き込み(S33)、カウンタhを
インクリメントする(S34)。h=M、すなわち、ラ
インの終了に到達するまで(S35)、S32〜S34
を繰り返す。これにより、1ライン分の線形補間処理を
連続して実行する。1ラインの処理を終了すると(S3
5)、hをリセットし、cをインクリメントする(S3
6)。c=N、即ち、全ラインの転送を終了するまで
(S37)、S32〜S36を繰り返す。
【0040】次に、撮影画像の圧縮記録及び再生動作を
具体的に説明する。画像サイズの縦横比が4:3、水平
2048ピクセル、垂直1536ピクセルで、Y:U:
V=4:2:2の画像データを、変倍回路30で102
4×768ピクセルに縮小し、変倍回路32で752×
485ピクセルに縮小する場合を想定する。
【0041】1024×768ピクセルに縮小する場
合、バッファメモリ38の水平方向の容量Ha=32
0、変倍回路30の垂直変倍用バッファメモリ64の水
平方向の容量Hb=1024とするとき、変倍回路30
では、水平方向の縮小率が、 1024/2048=1/2 となり、垂直方向の縮小率が、 768/1536=1/2 となる。従って、水平変倍回路60のIh,Khは、 Ih=int(2/1)=2 Kh=2/1−2=0 となり、垂直変倍回路62のIv,Kvは、 Iv=int(2/1)=2 Kv=2/1−2=0 となる。
【0042】752×485に縮小する場合で、変倍回
路32の垂直変倍用バッファメモリ64の水平方向の容
量Hb=752とするとき、変倍回路32では、水平方
向の縮小率が、 752/2048=47/128 となり、垂直方向の縮小率が、 485/1536〜7/22 となる。従って、水平変倍回路60のIh,Khは、 Ih=int(128/47)=2 Kh=128/47−2=34/47 となり、垂直変倍回路62のIv,Kvは、 Iv=int(22/7)=3 Kv=22/7−3=1/7 となる。
【0043】ラスタ/ブロック変換回路36の水平方向
の処理単位Ha’を256に設定する。これは、256
が、変倍回路30の水平縮小率1/2の分母2、変倍回
路32の水平縮小率47/128の分母128、及びJ
PEGデータのMCU(Minimum Coded
Unit)の水平方向のピクセル数16(Y:U:V=
4:2:2の場合)の最小公倍数であり、且つ、Ha以
内の最大値だからである。ライン数レジスタ114に
は、JPEGデータのMCUの垂直方向のピクセル数で
ある8(Y:U:V=4:2:2の場合)に設定する。
【0044】変倍回路30のピクセル数レジスタ11
6,118に256に設定する。これは、ラスタ/ブロ
ック変換回路36の水平方向の処理単位Ha’に等し
く、水平縮小後に512ピクセルが256ピクセルにな
ることを意味する。分割数レジスタ120に4を設定す
る。これは、元画像の水平サイズ1024をHa’で除
算し、切り上げした値である。位相記憶回路128の初
期位相情報u,v,kを全て0にリセットする。
【0045】同様に、変倍回路32のピクセル数レジス
タ116,118に188を設定する。これは、変倍回
路30の水平方向の入力処理単位512ピクセルが18
8ピクセルになることを意味する。分割数レジスタ12
0に4を設定する。これは、変倍回路30の分割数レジ
スタ120の設定値と同じである。変倍回路30と同様
に、位相記憶回路128の初期位相情報u,v,kを全
て0にリセットする。2次元DMA制御回路34の設定
レジスタMに変倍回路30のピクセル数レジスタ116
の設定値の2倍の512を設定し、Nには16を設定す
る。2次元DMA制御回路44の設定レジスタMには変
倍回路32のピクセル数レジスタ116の設定値と同じ
188を設定し、Nには5を設定する。但し、Nは、処
理の進行に合わせて5又は6に再設定される。それは、
垂直縮小率7/22に垂直処理単位16を乗算すると、
5.1程度になり、これは16ライン入力に対して5ラ
イン又は6ラインを出力されることを意味するからであ
る。
【0046】スタートポインタP1は、図11のPbに
設定され、オフセットJは適宜に設定される。以上の初
期設定での動作を図11を参照して説明する。
【0047】CPU10は先ず、撮像データ用のメモリ
領域、JPEGデータ用のメモリ領域、及び再生縮小デ
ータ用のメモリ領域をDRAM20上に確保する。撮像
素子24で撮像された画像は、A/D変換器26及びD
MA制御回路28を介してDRAM20上のアドレスP
a以降に順次、書き込まれる。
【0048】2次元DMA制御回路34は、512×1
6ピクセルの矩形画像データをアドレスPaを左上の角
とする512×16の矩形領域から読み出し、変倍回路
30,32に転送する。これで、1分割矩形領域の処理
が終了する。次の矩形領域のデータを転送するため、2
次元DMA制御回路34は、そのスタートポインタP1
を図11のPbに再設定する。M,N,Jは変更の必要
はない。Pbは、Pa+Mによって2次元DMA制御回
路34自身で再設定することもできる。
【0049】変倍回路30では、スイッチ66,68,
70は全てAに接続する。従って、DMA制御回路34
からの512×16の矩形画像データは、先ず、水平変
倍回路60に順次入力され、水平方向で縮小処理され
る。1ラインは、512×1/2=256ピクセルに縮
小され、水平変倍回路60は、256ピクセル×16ラ
インの画像データを出力する。水平変倍回路60の出力
は垂直変倍回路62に入力し、垂直変倍回路62は、図
7及び図8に示すフローチャートに従って入力画像を垂
直方向に縮小する。A及びBは256に設定され、Lは
16、Dは4にそれぞれ設定されているので、アドレス
発生回路122は、256×16の矩形画像データに対
して0から255の繰り返しを16回、行って垂直方向
に縮小し、256×8の矩形画像データをラスタ/ブロ
ック変換回路36へ出力する。
【0050】ラスタ/ブロック変換回路36は、Ha’
×8ワード単位でラスタデータをブロックデータに変換
する。Ha’=256であるから16MCU分のデータ
が入力すると、順次、ブロックスキャンデータに変換し
て出力する。16MCU分のブロックスキャンデータ
は、256×8ワード、即ち、1ラインが256ピクセ
ルで、8ラインのデータとなる。ブロックスキャンに変
換されたデータは、圧縮回路40に入力する。圧縮回路
40は、回路36からのデータを順次、JPEG圧縮し
てDMA制御回路42に出力する。DMA制御回路42
は、圧縮回路40からのJPEGデータをDRAM20
上の、JPEGデータ用のメモリ領域(ポインタPd)
に転送する。
【0051】CPU10は、DRAM20上のポインタ
PdからJPEGデータを読み出し記録媒体16にJP
EGファイルとして書き込む。
【0052】変倍回路32には、変倍回路30と同じ
く、512×16の矩形画像データが入力する。変倍回
路32では、スイッチ66,68,70は全てAに接続
する。512×16の矩形画像データは、先ず水平変倍
回路60に順次入力され、水平方向に縮小処理される。
ここで、1ラインは512×47/128=188ピク
セルに縮小される。水平変倍回路60は、188ピクセ
ル×16ラインの画像データを垂直変倍回路62に供給
する。垂直変倍回路62は、図7及び図8に示すフロー
チャートに従って入力データを垂直方向に縮小する。A
及びBは188に設定され、Lは16、Dは4にそれぞ
れ設定されているので、アドレス発生回路122は、1
88×16の矩形画像データに対して0から187の繰
り返しを16回、行って垂直方向に縮小し、188×5
の矩形画像データをラスタスキャンで順次、出力する。
【0053】2次元DMA制御回路44は、変倍回路3
2から出力される188×5の矩形画像データを、DR
AM20上のポインタPeを左上の角とする188×5
の矩形領域に転送する。これで、1分割矩形領域の処理
が終了する。
【0054】次の矩形領域の処理を行うため、2次元D
MA制御回路44は、そのスタートポインタP1を図1
1のPfに再設定する。M,N,Jは変更の必要はな
い。Pfは、Pb+Mによって2次元DMA制御回路4
4自身で再設定することもできる。2回目の矩形処理で
は、1回目と同様に、DMA制御回路34から512ピ
クセル×16ラインの矩形画像データが出力され、水平
変倍回路60から188ピクセル×16ラインの矩形画
像データが出力される。垂直変倍回路62は、188か
ら375のアドレス発生を16回繰り返して、188×
5の矩形画像データを出力する。2次元DMA制御回路
44は、変倍回路32からの画像データを、DRAM2
0上のPfを左上の角とする188×5の矩形領域に転
送する。これで、2回目の処理が終了する。
【0055】以後、同様にして、4回目の転送処理まで
終了すると、元画像で2048ピクセル×16ライン、
縮小画像にして752×5ラインの処理が終了する。こ
のとき、位相情報u=15、v=5、k=5/7が位相
記憶回路128にストアされ、次回の処理では、この位
相情報が最初に線形補間回路126ロードされて、垂直
縮小処理に使用される。バッファメモリ64には、元画
像の16ライン目が水平752ピクセルに縮小されて蓄
積されており、このデータが次回の垂直縮小処理に使用
される。
【0056】次に、2次元DMA制御回路44のスター
トポインタP1を図11のPgに設定し、Nを2に設定
する。Pgは、Pe+(J+M)×Nによって2次元D
MA制御回路44自身で再設定することもできる。5回
目の処理では、1回目と同様に、2次元DMA制御回路
34から512ピクセル×16ラインの矩形画像データ
が出力され、水平変倍回路60から188ピクセル×1
6ラインの矩形画像データが出力される。垂直変倍回路
62は、0から187のアドレス発生を16回繰り返し
て、188×5の矩形画像データを出力する。2次元D
MA制御回路44は、変倍回路32からの画像データ
を、DRAM20上のPgを左上の角とする188×5
の矩形領域に転送する。これで、5回目の処理が終了す
る。
【0057】以後、同様の処理を50回、繰り返す。5
1回目の処理では、1回目と同様に2次元DMA制御回
路34から512ピクセル×16ラインの矩形画像デー
タが出力され、水平変倍回路60から188ピクセル×
16ラインの矩形画像データが出力される。垂直変倍回
路62は、0から187のアドレス発生を16回繰り返
し188×5の矩形画像データを出力する。2次元DM
A制御回路44は、変倍回路32からの画像データを、
DRAM20上のPhを左上の角とする188×6の矩
形領域に転送する。これで、51回目の処理が終了す
る。
【0058】以後、51回目の処理と同様の処理を55
回目まで繰り返す。これにより、元画像で2048ピク
セル×16ライン、縮小画像で752×6ラインの処理
が終了する。
【0059】上述の55回の処理を繰り返すことによっ
て、元画像を水平方向に4分割、垂直方向に96分割し
て処理することができ、全再生縮小画像データとして7
52ピクセル×489ラインの画像データを得ることが
できる。485〜489の4ラインは誤差であるので、
上下2ラインを削除するか、又は、下4ライン分の処理
を行わないことにして、調整すればよい。
【0060】全再生縮小画像データが準備できたら、D
MA制御回路48は、そのスタートポインタを図11の
Peに、水平ピクセル数を752に、垂直ライン数を2
43に、オフセットをDMA制御回路44に設定したJ
×2+752にそれぞれ設定して、DRAM20から再
生回路46に1フィールド分の画像データを転送する。
再生回路46は、入力した画像データを変調し、同期信
号を付加し、アナログ信号に変換して、所定形式のビデ
オ信号を生成し、画像表示装置50に供給する。
【0061】次のTVフィールドでは、DMA制御回路
48は、スタートポインタをPeの直下に設定すると共
に、垂直ライン数を242に再設定し、再生回路46に
1フィールド分の画像データを転送する。以後、2フィ
ールドのDMA転送を繰り返す。
【0062】以上の動作によって、2048ピクセル×
1536ラインの画像データに対して4:3縦横比のま
ま、フル画面のビデオ信号を生成し、画像再生すること
ができる。
【0063】水平変倍回路60による拡大処理を説明す
る。図12は水平方向に4/3倍拡大する処理の概念図
を示す。図12において、ラスタ/ブロック変換が矩形
領域Aと矩形領域Bに分割されて行われる時、矩形領域
A’と矩形領域B’はその拡大処理後の分割を示す。矩
形領域B’の三角で示された画素は、矩形領域A及び矩
形領域Bの両方を参照しなければ補間できない。従っ
て、矩形領域Aの白丸で示される画素の値とその時の補
間比率Khを、矩形領域Bを処理するときまで記憶して
おく必要がある。
【0064】拡大の場合、図5に示すフローチャート
で、Ih=0とすればよい。セレクタ82を制御するこ
とで、図12の白丸のデータをラッチ84に順次蓄積す
る。最下位ラインの白丸のときのKhを位相記憶回路9
6にストアする。矩形領域Bの各ラインの先頭でKhを
線形補間回路94にロードする。セレクタ90でデータ
記憶回路88側を選択し、セレクタ86を適宜選択する
ことによって、白丸のデータを線形補間回路94に供給
する。この状態で、線形補間回路94は、水平拡大処理
を実行する。
【0065】垂直変倍回路62による拡大処理を説明す
る。拡大の場合、図8のフローチャートで、Iv=0と
する。ライン数レジスタ114には、入力ライン数では
なく出力ライン数が設定される。セレクタ6124をA
に接続すると、垂直変倍回路62の入力データはライン
メモリ110のみに書き込まれ、線形補間回路126に
は、ラインメモリ112から読み出されたデータだけが
入力される。ラインメモリ110,112は、HRST
によってスワップされる。その他の動作は、垂直縮小処
理と同様である。
【0066】図13は、垂直方向に5/2倍に拡大する
処理の概念図を示す。例えば、出力の第2ライン及び第
3ラインはどちらも、入力の第1ライン及び第2ライン
から補間される。従って、垂直方向に拡大してラスタ出
力するためには、入力のラインバッファを2ライン分設
ける必要がある。アドレス発生回路122はそのような
時、第3入力ラインのバッファメモリ110への書き込
みをデイセーブルし、2つのラインメモリ110,11
2からの読み出しのみを行う。従って、図13の場合、
アドレスのスキャンを6回繰り返すことにより、垂直拡
大処理を実現することができる。
【0067】変倍回路60,62の前段にLPF(ロー
パスフィルタ)を配置することによって、エイリアスの
少ない、良好な縮小拡大画像を得ることができる。
【0068】図14は、水平変倍回路60の前段に挿入
する水平LPF回路の概略構成ブロック図を示す。13
0は水平LPF回路の入力データPを記憶するデータ記
憶回路、132は、入力データP又はデータ記憶回路1
30の出力データを選択するスイッチ、134はスイッ
チ132からのデータを記憶するフリップフロップ、1
36はフリップフロップ134の出力を記憶するデータ
記憶回路、138はフリップフロップ134の出力デー
タ又はデータ記憶回路136の出力データを選択するス
イッチ、140はスイッチ138の出力データを記憶す
るフリップフロップ、142は、係数αを発生するレジ
スタ、144はフリップフロップ134の出力データに
係数αを乗算する乗算器、146は入力データPにフリ
ップフロップ140の出力データを加算する加算器、1
48は係数βを発生するレジスタ、150は加算器14
6の出力に係数βを乗算する乗算器、152は乗算器1
44,150の出力を加算する加算器である。加算器1
52の出力が、本回路の出力Qになる。
【0069】フリップフロップ134,140は、1画
素分の水平遅延回路として機能する。データ記憶回路1
36は、データ記憶回路88と同様に、分割矩形領域の
境界において右端の8つのデータを記憶し、データ記憶
回路130は右端の1つ手前の8つのデータを記憶す
る。そして、データ記憶回路130,132は、右とな
りの矩形領域の処理を行う時に各ラインの最初にそれぞ
れスイッチ132,138に記憶データを読み出す。
【0070】レジスタ142,148の発生する係数
α,βが、水平フィルタ特性を決定する。α,βによっ
て、フィルタ係数[121],[111]及び[10
1]等のフィルタ特性を実現できる。レジスタ142,
148及び乗算器144,150からなる部分は、シフ
ト加算等の組み合わせでも実現できる。
【0071】例えば、α=0.5、β=0.25とする
と、出力Qは、 Q=0.25×Pi−1+0.5×P+0.25×
i+1 となり、フィルタ係数[1/4,1/2,1/4]のフ
ィルタとなる。
【0072】データ記憶回路130,136及びスイッ
チ132,138により、分割矩形領域の境界でも出力
が不連続にならずに、入力を帯域制限できる。
【0073】図15は、水平変倍回路62の前段に挿入
される垂直LPF回路の概略構成ブロック図を示す。1
60,162はラインメモリ、164はラインメモリ1
60,162のアドレスを発生するアドレス発生回路、
166はライン数Lを保持するライン数レジスタ、16
8はピクセル数Aを保持するピクセル数レジスタ、17
0はピクセル数Bを保持するピクセル数レジスタであ
る。ラインメモリ160,162は、アドレス発生回路
164のアドレス制御下で、1ライン分の遅延回路とし
て機能する。
【0074】172は係数αを発生するレジスタ、17
4はラインメモリ160又は同162からのデータP
i,uに係数αを乗算する乗算器、176は、入力デー
タP ,u+1にラインメモリ160又は162からの
i,u−1を加算する加算器、178は係数βを発生
するレジスタ、180は加算器176の出力に係数βを
乗算する乗算器、182は乗算器174,180の出力
を加算する加算器である。加算器182の出力が本回路
の出力になる。
【0075】α,βの値によって、フィルタ係数[12
1]、[111]及び[101]等の垂直フィルタを実
現できる。レジスタ172,178及び乗算器174,
180からなる部分は、シフト加算等の組み合わせでも
実現できる。
【0076】ラインメモリ160,162はそれぞれ、
水平Hbピクセルの1ライン分の容量を具備する。例え
ば、アドレス発生回路164の発生するアドレスに従
い、ラインメモリ160からデータPi,u−1が読み
出されると同時に、ラインメモリ162からデータP
i,uが読み出され、ラインメモリ160の同じアドレ
スに入力データPi,u+1が書き込まれる。
【0077】例えば、α=0.5、β=0.25とする
と、出力は、 0.25×Pi,u−1+0.5×Pi,u+0.25
×Pi,u+1 となり、フィルタ係数[1/4,1/2,1/4]のフ
ィルタとなる。
【0078】図6の場合と同様に、アドレス発生回路1
64がHRSTを発生すると、ラインメモリ160,1
62は書き込みと読み出しが切り換えられる。これによ
り、次のラインに対しても同様のデータフローで同一係
数のフィルタ処理を行うことができる。
【0079】補間方法として線形補間を用いた実施例を
説明したが、キュービック補間法を用いてもよい。
【0080】変倍回路32から出力される矩形画像デー
タをDRAM20に書き込むとき、2次元DMA制御回
路44のスタートポインタP1を図11のPeとした
が、縮小処理を行う場合には、2次元DMA制御回路4
4のスタートポインタP1を撮像データ用記憶領域のP
aに設定しても良い。
【0081】図16は、本発明の第2実施例の概略構成
ブロック図を示す。210は全体を制御するCPU、2
12はCPU210をシステムバス214に接続するイ
ンターフェース、216はメモリカード等の記録媒体、
218は記録媒体216をバス214に接続するインタ
ーフェース、220は画像データ及びプログラム等を記
憶するDRAM、222は、システムのシーケンシャル
制御及びバス調停制御等を司るシステム制御回路、22
4は撮像素子、226は撮像素子224のアナログ出力
をディジタル信号に変換するA/D変換器、228は、
D/A変換器226の出力データをDRAM220にD
MA転送するDMA制御回路である。
【0082】230はDRAM220上のデータをDM
A転送で読み出すDMA制御回路、232は、DMA制
御回路230により二次元DMA転送された画像データ
を、線形補間等によって水平及び垂直方向に変倍する変
倍回路である。変倍回路232は、変倍回路30と全く
同じ構成からなる。234は、変倍回路232によって
変倍されたラスタスキャン画像データをブロックスキャ
ン画像データに変換するラスタ/ブロック変換回路、2
36はラスタ/ブロック変換回路234の作業用のバッ
ファメモリである。バッファメモリ236は、Ha×8
ワードの容量を持ち、従って、ラスタ/ブロック変換回
路234は、水平ピクセルHaまでのラスタデータを一
度にブロックスキャンデータに変換できる。
【0083】238はラスタ/ブロック変換回路234
から出力されるブロックスキャン画像データをJPEG
方式で圧縮する圧縮回路、240は、変倍回路232の
出力データ又は圧縮回路40の出力データを選択するセ
レクタ、242は、セレクタ240の出力データをDR
AM220にDMA転送するDMA制御回路である。
【0084】244はDMA制御回路230によりDR
AM220からDMA転送されたJPEGデータを伸長
する伸長回路、246は、伸長回路244によって復元
されたブロックスキャン画像データをラスタスキャン画
像データに変換するブロック/ラスタ変換回路、248
はブロック/ラスタ変換回路246の作業用のバッファ
メモリである。バッファメモリ248はHa×8ワード
の容量を持ち、従って、ブロック/ラスタ変換回路24
6は、水平ピクセルHaまでのブロックデータを一度に
ラスタスキャンデータに変換できる。
【0085】250はブロック/ラスタ変換回路246
の出力画像データ又はDMA制御回路230によりDR
AM220からDMA転送される画像データを選択する
セレクタ、252は、セレクタ250の出力画像データ
を変倍する変倍回路である。変倍回路252は変倍回路
32と全く同じ機能を具備する。254は、変倍回路2
52によって変倍された画像データをDRAM220に
二次元的にDMA転送するDMA制御回路である。DM
A制御回路254は、DMA制御回路44と同様に動作
する。
【0086】256は、画像データに変調、同期信号の
付加及びD/A変換等の処理を施してビデオ信号を生成
する再生回路、258は、DRAM220の画像データ
を再生回路256に二次元DMA転送するDMA制御回
路、260は再生回路256から出力されるビデオ信号
を画像表示する画像表示装置である。画像表示装置は、
例えば、液晶表示パネルからなる。
【0087】図16に示す第2実施例の圧縮記録及び再
生動作を具体的に説明する。画像サイズの縦横比が4:
3、水平2048ピクセル、垂直1536ピクセルで、
Y:U:V=4:2:2の画像データを変倍回路234
で1024×768ピクセルに縮小すると共に、変倍回
路252で752×485ピクセルに縮小し、変倍回路
232で縮小した1024×768ピクセルの画像デー
タをJPEG圧縮ファイルにする場合を想定する。バッ
ファメモリ236の水平方向の容量Ha=320、変倍
回路232の垂直変倍用バッファメモリ(図2のバッフ
ァメモリ64に対応する。)の容量Hb=1024、変
倍回路252の垂直変倍用バッファメモリ(図2のバッ
ファメモリ64に対応する。)の容量Hb=768とし
たとする。
【0088】セレクタ240が圧縮回路238のJPE
Gデータ出力を選択し、セレクタ250がDMA制御回
路230の出力を選択し、変倍回路232の水平垂直変
倍率を1/2に、変倍回路252の水平変倍率を47/
128、垂直変倍率を7/22にそれぞれ設定する。
【0089】撮像素子224による撮影画像データは、
第1実施例と同様にDRAM220に転送される。DM
A制御回路230が、DRAM220上の撮像データは
変倍回路232、及びセレクタ250を介して変倍回路
252に二次元DMA転送する。以後の動作は、第1実
施例と同様であり、1024×768ピクセルの画像を
圧縮したJPEGデータを記録媒体216に記録し、7
52×485ピクセルのフル画面のビデオ信号を画像表
示できる。
【0090】図17を参照して、伸長再生動作を説明す
る。図17は、第2実施例の伸長再生動作の概念を示す
図である。JPEG圧縮ファイルの元画像サイズの縦横
比が4:3、水平2048ピクセル、垂直1536ピク
セル、Y:U:V=4:2:2の画像データを、752
×485ピクセルに縮小する場合であって、バッファメ
モリ248の水平方向の容量Ha=320、変倍回路2
52の垂直変倍用バッファメモリ(図2のバッファメモ
リ64に対応する。)の容量Hb=752であるとす
る。
【0091】ブロック/ラスタ変換回路246の水平方
向の処理単位Ha’を256に、変倍回路252の水平
変倍率を47/128、垂直変倍率を7/22にそれぞ
れ設定し、セレクタ250にブロック/ラスタ変換回路
246の出力を選択させたとする。
【0092】CPU210はDRAM220上にJPE
Gデータ用のメモリ領域と再生縮小データ用の領域を確
保する。記録媒体216に蓄積されているJPEGファ
イルを読み出し、DRAM220上のポインタPaから
順に書き込むことによって、JPEGデータ領域にその
JPEGファイルを転送する。DMA制御回路230
は、ポインタPaから順次、JPEGデータを読み出
し、伸長回路244に供給する。伸長回路244は、D
MA制御回路230からのデータを順次、伸長し、これ
により復元された画像データをブロック・スキャンでブ
ロック/ラスタ変換回路246に供給する。ブロック/
ラスタ変換回路246は、256×8ワード単位でブロ
ックスキャンデータをラスタ・スキャンに変換し、その
変換結果は、256ピクセル×8ラインの矩形領域のラ
スタスキャン画像データとしてセレクタ250を介して
変倍回路252に供給される。
【0093】変倍回路252は、水平256ピクセルを
47/128に縮小して94ピクセルにすると共に、垂
直8ラインを7/22に縮小して3(又は2)ラインに
する。94ピクセル×3(又は2)ラインの縮小画像デ
ータがDMA制御回路254に供給される。DMA制御
回路254は、94ピクセル×3(又は2)ラインの縮
小画像データをDRAM220の再生縮小データ用の領
域に2次元DMA転送する。
【0094】1画面内の全伸長縮小処理が終了すると、
752×489の再生縮小データが得られる。垂直方向
の誤差4ラインは、上下2ラインを削除するか、又は下
4ライン分の処理を行わない等の方法で調整される。
【0095】DMA制御回路258は、DRAM220
のポインタPbからTVフィールド毎に順次、画像デー
タを2次元DMA転送方式で読み出し、再生回路256
に供給する。再生回路256は、入力画像データに変
調、同期信号の付加、及びD/A変換等の処理を施して
ビデオ信号を生成し、生成されたビデオ信号が画像表示
装置260に印加され、画像表示される。
【0096】以上の動作によって、2048ピクセル×
1536ラインのJPEG伸長データから縦横比4:3
のままフル画面のビデオ信号を生成し、再生表示するこ
とができる。
【0097】縮小の場合を説明したが、変倍回路252
で拡大処理を行うことも可能である。変倍回路232と
変倍回路252に、それぞれ異なる倍率で同じ又は異な
る画像の拡大を同時に実行させてもよい。
【0098】変倍回路232,252の入力段にLPF
を挿入することで、エイリアスの少ない良好な画像を得
ることができる。補間方法は、線形補間以外にキュービ
ック補間法でもよい。
【0099】図18は、本発明の第3実施例の概略構成
ブロック図を示す。310は全体を制御するCPU、3
12はCPU310をシステムバス314に接続するイ
ンターフェース、316はメモリカード等の記録媒体、
318は記録媒体316をバス314に接続するインタ
ーフェース、320は画像データ及びプログラム等を記
憶するDRAM、322は、システムのシーケンシャル
制御及びバス調停制御等を司るシステム制御回路、32
4は撮像素子、326は撮像素子324のアナログ出力
をディジタル信号に変換するA/D変換器、328は、
D/A変換器326の出力データをDRAM320にD
MA転送するDMA制御回路である。
【0100】330,332はDRAM320上のデー
タをDMA転送で読み出すDMA制御回路、334はD
MA制御回路332によりDRAM320からDMA転
送されたJPEGデータを伸長する伸長回路、336
は、伸長回路334によって復元されたブロックスキャ
ン画像データをラスタスキャン画像データに変換するブ
ロック/ラスタ変換回路、338はブロック/ラスタ変
換回路336の作業用のバッファメモリである。バッフ
ァメモリ338はHa×8ワードの容量を持ち、従っ
て、ブロック/ラスタ変換回路336は、水平ピクセル
Haまでのブロックデータを一度にラスタスキャンデー
タに変換できる。
【0101】340,342は、DMA制御回路330
の出力(A)、DMA制御回路332の出力(B)又は
ブロック/ラスタ版権回路336の出力(C)を選択す
るセレクタ、344,346はそれぞれセレクタ34
0,342の出力を変倍する変倍回路である。変倍回路
344,346は、変倍回路30と全く構成からなる。
348は変倍回路344,346の出力を選択するセレ
クタである。
【0102】350は、セレクタ350により選択され
たラスタスキャン画像データをブロックスキャン画像デ
ータに変換するラスタ/ブロック変換回路、352はラ
スタ/ブロック変換回路350の作業用のバッファメモ
リである。バッファメモリ350は、Ha×8ワードの
容量を持ち、従って、ラスタ/ブロック変換回路350
は、水平ピクセルHaまでのラスタデータを一度にブロ
ックスキャンデータに変換できる。354はラスタ/ブ
ロック変換回路350から出力されるブロックスキャン
画像データをJPEG方式で圧縮する圧縮回路である。
【0103】356,358は、変倍回路344の出力
(A)、変倍回路346の出力(B)又は圧縮回路35
4の出力(C)を選択するセレクタ、360,362は
それぞれ、セレクタ356,358の出力データをDR
AM320に二次元DMA転送するDMA制御回路であ
る。DMA制御回路360,362は、DMA制御回路
254と同様に動作する。
【0104】364は、画像データに変調、同期信号の
付加及びD/A変換等の処理を施してビデオ信号を生成
する再生回路、366は、DRAM320の画像データ
を再生回路364に二次元DMA転送するDMA制御回
路、368は再生回路364から出力されるビデオ信号
を画像表示する画像表示装置である。画像表示装置は、
例えば、液晶表示パネルからなる。
【0105】図18に示す実施例は、セレクタ340,
342,348,356,358が追加挿入されたこと
を除いて、図16に示す実施例とほぼ同じ構成からな
る。
【0106】本実施例の圧縮記録及び再生動作を具体的
に説明する。画像サイズの縦横比が4:3、水平204
8ピクセル、垂直1536ピクセルで、Y:U:V=
4:2:2の画像データを変倍回路344で1024×
768ピクセルに縮小し、変倍回路346で752×4
85ピクセルに縮小し、変倍回路344で縮小した10
24×768ピクセルの画像データをJPEG圧縮ファ
イルにする場合であって、バッファメモリ352の水平
方向の容量Ha=320、変倍回路344の垂直変倍用
バッファメモリ(図2のバッファメモリ64に対応す
る。)の容量Hb=1024、変倍回路346の垂直変
倍用バッファメモリ(図2のバッファメモリ64に対応
する。)の容量Hb=768であるとする。
【0107】セレクタ340,342,348をAに接
続し、セレクタ356をCに接続し、セレクタ358を
Bに接続する。これにより、DRAM320、DMA制
御回路330、第変倍回路344、ラスタ/ブロック変
換回路350、圧縮回路354、DMA制御回路360
及びDRAM320というようにデータが流れる第1の
処理の間に、DMA制御回路330、変倍回路346、
DMA制御回路362及びDRAM320というように
データが流れる第2の処理が実行される。
【0108】セレクタ340,342,348,35
6,358の上記接続状態では、図18に示す実施例
は、図1に示す第1実施例と同じ回路配置になり、DM
A制御回路330、変倍回路344,346、ラスタ/
ブロック変換回路350、圧縮回路354及びDMA制
御回路360,362はそれぞれ、第1実施例(図1)
のDMA制御回路34、変倍回路30,32、ラスタ/
ブロック変換回路36、圧縮回路40及びDMA制御回
路42,44に対応する。
【0109】第1実施例と同様に設定し、変倍回路34
4の水平垂直変倍率を1/2、変倍回路346の水平変
倍率を47/128、垂直変倍率を7/22に設定す
る。その後の動作は、第1実施例と同様に、DRAM3
20上に撮像データを転送し、DMA制御回路330が
その撮像データをDRAM320から二次元DMA転送
により、セレクタ340,342を介して変倍回路34
4,346に供給する。以後の動作は、第1実施例と同
様である。
【0110】変倍回路344で水平垂直方向に1/2倍
に縮小された画像データは、セレクタ348及びラスタ
/ブロック変換回路350を介して圧縮回路354に印
加され、ここで圧縮され、DMA制御回路360により
DRAM320に転送される。他方、変倍回路346で
水平方向に47/128倍、垂直方向に7/22倍で縮
小された画像データは、セレクタ回路358及びDMA
制御回路362を介してDRAM320に転送される。
【0111】以後の動作は第1実施例と同様であり、1
024×768ピクセルの画像を圧縮したJPEGデー
タが記録媒体316に記録され、752×485ピクセ
ルのフル画面のビデオ信号が画像表示装置368に印加
されて再生表示される。
【0112】図18に示す実施例の伸長再生動作を具体
的に説明する。JPEG圧縮ファイルの元画像サイズの
縦横比が4:3、水平2048ピクセル、垂直1536
ピクセル、Y:U:V=4:2:2の画像データを、7
52×485ピクセルに縮小する場合であって、バッフ
ァメモリ338の水平方向の容量Ha=320、変倍回
路346の垂直変倍用バッファメモリ(図2のバッファ
メモリ64に対応する。)の容量Hb=752であると
する。
【0113】セレクタ342をCに接続し、セレクタ3
58をBに接続する。これにより、データは、DRAM
320、DMA制御回路332、伸長回路334、ブロ
ック/ラスタ変換回路336、変倍回路346、DMA
制御回路362、及びDRAM320というように流れ
る。このとき、第2実施例と同様の回路構成となり、D
MA制御回路332、伸長回路334、ブロック/ラス
タ変換回路336、変倍回路346及びDMA制御回路
362は、それぞれ、第2実施例のDMA制御回路23
0、伸長回路244、ブロック/ラスタ変換回路24
6、変倍回路252及びDMA制御回路254に対応す
る。
【0114】第2実施例の伸長再生動作と同様の設定を
行い、変倍回路346の水平変倍率を47/128、垂
直変倍率を7/22に設定する。その後の動作は、第2
実施例の伸長再生動作と同様である。すなわち、CPU
310はDRAM320上にJPEGデータ用のメモリ
領域と再生縮小データ用の領域を確保し、記録媒体31
6からJPEGファイルを読み出してDRAM320に
書き込む。DMA制御回路332はDRAM320から
JPEGデータを読み出し、伸長回路334が、そのJ
PEGデータを伸長する。伸長回路334の出力データ
は、ブロック/ラスタ変換回路336及びセレクタ34
2を介して変倍回路346に印加される。変倍回路34
6は、入力画像データを水平方向に47/128倍、垂
直方向に7/22倍に縮小する。変倍回路346の出力
データは、セレクタ358及びDMA制御回路362を
介してDRAM320に転送される。
【0115】以後の動作は第2実施例の伸長再生動作と
同様である。全での伸長縮小処理が終了すると、752
×489の再生縮小データが得られる。垂直方向の誤差
4ラインは、上下2ラインを削除するか、又は下4ライ
ン分の処理を行わない等の方法で調整される。
【0116】DMA制御回路366は、DRAM320
のポインタPbからTVフィールド毎に順次、画像デー
タを2次元DMA転送方式で読み出し、再生回路364
に供給する。再生回路364は、入力画像データに変
調、同期信号の付加、及びD/A変換等の処理を施して
ビデオ信号を生成し、生成されたビデオ信号が画像表示
装置368に印加され、画像表示される。
【0117】以上の動作によって、2048ピクセル×
1536ラインのJPEG伸長データから縦横比4:3
のままフル画面のビデオ信号を生成し、再生表示するこ
とができる。
【0118】縮小の場合を説明したが、変倍回路346
で拡大処理を行うことも可能である。変倍回路344と
変倍回路346に、それぞれ異なる倍率で同じ又は異な
る画像の拡大を同時に実行させてもよい。
【0119】変倍回路344,346の入力段にLPF
を挿入することで、エイリアスの少ない良好な画像を得
ることができる。補間方法は、線形補間以外にキュービ
ック補間法でもよい。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、画像を少量のメモリで高速に、変
倍、圧縮及び再生することができる。また任意の画像サ
イズのJPEG圧縮データを少量のメモリで高速に、伸
長及び変倍して再生することができる。変倍回路を共用
することにより回路規模を削減できる。メモリアクセス
が減少するので、消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 変倍回路30,32の概略構成ブロック図で
ある。
【図3】 水平変倍回路60の概略構成ブロック図であ
る。
【図4】 水平縮小処理の概念図である。
【図5】 水平変倍処理の動作フローチャート図であ
る。
【図6】 垂直変倍回路62のブロック図である。
【図7】 アドレス発生回路122の動作フローチャー
ト図である。
【図8】 垂直変倍処理の動作フローチャート図であ
る。
【図9】 2次元DMAデータ転送の概念図である。
【図10】 2次元DMA転送の動作フローチャート図
である。
【図11】 画像データの全体的な転送動作を示す模式
図である。
【図12】 分割処理における水平拡大の概念図であ
る。
【図13】 分割処理における垂直拡大の概念図であ
る。
【図14】 水平LPF回路の概略構成ブロック図であ
る。
【図15】 垂直LPF回路の概略構成ブロックであ
る。
【図16】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図
である。
【図17】 第2実施例の動作概念図である。
【図18】 第3の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
10:CPU 12:インターフェース 14:システムバス 16:記録媒体 18:インターフェース 20:DRAM 22:システム制御回路 24:撮像素子 26:A/D変換器 28:DMA制御回路 30,32:変倍回路 34:DMA制御回路 36:ラスタ/ブロック変換回路 38:バッファメモリ 40:圧縮回路 42:DMA制御回路 44:DMA制御回路 46:再生回路 48:DMA制御回路 50:画像表示装置 60:水平変倍回路 62:垂直変倍回路 64:バッファメモリ 66,68,70:スイッチ 80:Dフリップフロップ 82:セレクタ 84:ラッチ 86:セレクタ 88:データ記憶回路 90:セレクタ 92:Dフリップフロップ 94:線形補間回路 96:位相記憶回路 110,112:ラインメモリ 114,116,118,120:レジスタ 122:アドレス発生回路 124:セレクタ 126:線形補間回路 128:位相記憶回路 130:データ記憶回路 132:スイッチ 134:フリップフロップ 136:データ記憶回路 138:スイッチ 140:フリップフロップ 142:レジスタ 144:乗算器 146:加算器 148:レジスタ 150:乗算器 152:加算器 160,162:ラインメモリ 164:アドレス発生回路 166:ライン数レジスタ 168:ピクセル数レジスタ 170:ピクセル数レジスタ 172:レジスタ 174:乗算器 176:加算器 178:レジスタ 180:乗算器 182:加算器 210:CPU 212:インターフェース 214:システムバス 216:記録媒体 218:インターフェース 220:DRAM 222:システム制御回路 224:撮像素子 226:A/D変換器 228:DMA制御回路 230:DMA制御回路 232:変倍回路 234:ラスタ/ブロック変換回路 236:バッファメモリ 238:圧縮回路 240:セレクタ 242:DMA制御回路 244:伸長回路 246:ブロック/ラスタ変換回路 248:バッファメモリ 250:セレクタ 252:変倍回路 254:DMA制御回路 256:再生回路 258:DMA制御回路 260:画像表示装置 310:CPU 312:インターフェース 314:システムバス 316:記録媒体 318:インターフェース 320:DRAM 322:システム制御回路 324:撮像素子 326:A/D変換器 328:DMA制御回路 330,332:DMA制御回路 334:伸長回路 336:ブロック/ラスタ変換回路 338:バッファメモリ 340,342:セレクタ 344,346:変倍回路 348:セレクタ 350:ラスタ/ブロック変換回路 352:バッファメモリ 354:圧縮回路 356,358:セレクタ 360,362:DMA制御回路 364:再生回路 366:DMA制御回路 368:画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 G09G 5/00 555A 5C076 5/262 5/36 520E 5C082 7/24 H04N 7/13 Z (72)発明者 蓮覚寺 秀行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AB02 BB06 CA23 EA01 EA05 EB17 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD06 CD07 CG01 CH11 CH14 5C022 AA13 AB36 AB66 AC00 AC75 5C023 AA02 BA02 DA04 EA14 EA17 5C059 KK08 KK38 LB05 LB15 MA00 SS15 TA06 TA72 TB09 TC24 TD17 UA37 5C076 AA21 AA22 BA03 BA05 BA08 BB04 BB06 CB02 CB04 5C082 AA00 AA27 BA12 BB15 BB25 BB44 CA32 DA26 DA51 MM02 MM04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するデータ記憶手段と、 画像データを変倍する第1の変倍手段と、 画像データを変倍する第2の変倍手段と、 当該データ記憶手段からデータを当該第1及び第2の変
    倍手段に二次元転送する第1の転送手段と、 当該第1の変倍手段の出力画像を圧縮する画像圧縮手段
    と、 当該画像圧縮手段の出力を当該データ記憶手段へ順次、
    転送する第2の転送手段と、 当該第2の変倍手段の出力データを当該データ記憶手段
    へ二次元転送する第3の転送手段とを具備することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像を縮小するときには、前記第3の転
    送手段による転送先は、当該第1の転送手段によって当
    該データ記憶手段からデータを読み出された記憶領域で
    あり、画像を拡大するときには、前記第3の転送手段に
    よる転送先は、当該第1の転送手段による当該データ記
    憶手段の転送元とは異なる記憶領域である請求項1に記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 当該画像圧縮手段は、当該第1の変倍手
    段から出力されるラスタスキャンデータをブロックスキ
    ャンデータに変換するラスタ/ブロック変換手段と、当
    該ラスタ/ブロック変換手段の出力を情報圧縮する圧縮
    手段とからなる請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 データを記憶するデータ記憶手段と、 当該データ記憶手段からデータを二次元転送する第1の
    転送手段と、 当該第1の転送手段により転送される画像データを変倍
    する第1の変倍手段と、 当該第1の変倍手段の出力画像データを圧縮する画像圧
    縮手段と、 当該第1の変倍手段の出力及び当該画像圧縮手段の出力
    の一方を選択する第1の選択手段と、 当該第1の選択手段の出力を当該データ記憶手段に転送
    する第2の転送手段と、 当該第1の転送手段により転送される圧縮画像データを
    伸長する画像伸長手段と、 当該第1の転送手段の出力及び当該画像伸長手段の出力
    の一方を選択する第2の選択手段と、 当該第2の選択手段の出力画像を変倍する第2の変倍手
    段と、 当該第2の変倍手段の出力データを当該データ記憶手段
    に二次元転送する第3の転送手段とを具備し、 当該データ記憶手段に記憶されるデータを圧縮するとき
    には、当該第1の選択手段が当該画像圧縮手段の出力を
    選択すると共に、当該第2の選択手段は、当該第1の転
    送手段の出力を選択し、 当該データ記憶手段の圧縮画像データを伸長するときに
    は、当該第2の選択手段は当該画像伸長手段の出力を選
    択することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 当該画像圧縮手段は、当該第1の変倍手
    段から出力されるラスタスキャンデータをブロックスキ
    ャンデータに変換するラスタ/ブロック変換手段と、当
    該ラスタ/ブロック変換手段の出力を情報圧縮する圧縮
    手段とからなる請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 当該画像伸長手段は、圧縮画像データを
    伸長する伸長手段と、当該伸長手段により伸長されたブ
    ロックスキャンデータをラスタスキャンデータに変換す
    るブロック/ラスタ変換手段とからなる請求項4に記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 データを記憶するデータ記憶手段と、 当該データ記憶手段からデータを転送する第1の転送手
    段と、 当該データ記憶手段からデータを転送する第2の転送手
    段と、 当該第2の転送手段からの圧縮画像データを伸長する画
    像伸長手段と、 当該第1の転送手段の出力、当該第2の転送手段の出力
    及び当該画像伸長手段の出力の何れかを選択する第1の
    選択手段と、 当該第1の転送手段の出力、当該第2の転送手段の出力
    及び当該画像伸長手段の出力の何れかを選択する第2の
    選択手段と、 当該第1の選択手段からの画像データを変倍する第1の
    変倍手段と、 当該第2の選択手段からの画像データを変倍する第2の
    変倍手段と、 当該第1及び第2の変倍手段の出力の一方を選択する第
    3の選択手段と、 当該当該第3の選択手段の出力画像データを圧縮する画
    像圧縮手段と、 当該第1の変倍手段の出力、当該第2の変倍手段の出力
    及び当該画像圧縮手段の出力の何れかを選択する第4の
    選択手段と、 当該第1の変倍手段の出力、当該第2の変倍手段の出力
    及び当該画像圧縮手段の出力の何れかを選択する第5の
    選択手段と、 当該第4の選択手段の出力データを当該データ記憶手段
    に転送する第3の転送手段と、 当該第5の選択手段の出力データを当該データ記憶手段
    に転送する第4の転送手段とを具備することを特徴とす
    る画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像を圧縮するときは、当該第1及び第
    2の選択手段は当該第1の転送手段の出力を選択し、当
    該第3の選択手段は当該第1の変倍手段の出力を選択
    し、第4の選択手段は当該第2の変倍手段の出力を選択
    し、当該第5の選択手段は当該画像圧縮手段の出力を選
    択する請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 圧縮データを伸長するときは、当該第1
    及び第2の選択手段は当該画像伸長手段の出力を選択
    し、当該第4の選択手段は当該第1の変倍手段の出力を
    選択し、当該第5の選択手段は当該第2の変倍手段の出
    力を選択する請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 画像データを変倍するときは、当該第
    1の選択手段は当該第1の転送手段の出力を選択し、当
    該第2の選択手段は当該第2の転送手段の出力を選択
    し、当該第4の選択手段は当該第1の変倍手段の出力を
    選択し、当該第5の選択手段は当該第2の変倍手段の出
    力を選択する請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 当該画像圧縮手段は、当該第3の選択
    手段から出力されるラスタスキャンデータをブロックス
    キャンデータに変換するラスタ/ブロック変換手段と、
    当該ラスタ/ブロック変換手段の出力を情報圧縮する圧
    縮手段とからなる請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 当該画像伸長手段は、当該第2の転送
    手段からの圧縮画像データを伸長する伸長手段と、当該
    伸長手段により伸長されたブロックスキャンデータをラ
    スタスキャンデータに変換するブロック/ラスタ変換手
    段とからなる請求項7に記載の画像処理装置。
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