JP2000322566A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

画像表示装置及びその制御方法

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JP2000322566A
JP2000322566A JP11126396A JP12639699A JP2000322566A JP 2000322566 A JP2000322566 A JP 2000322566A JP 11126396 A JP11126396 A JP 11126396A JP 12639699 A JP12639699 A JP 12639699A JP 2000322566 A JP2000322566 A JP 2000322566A
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JP11126396A
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Shunpei Kimura
俊平 木村
Hisatoshi Baba
久年 馬場
Masahiko Chatani
雅彦 茶谷
Takatoshi Suzuki
隆敏 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 JPEG規格で圧縮された画像を回転するた
めには、伸張画像を一旦画像用ワークメモリ等に配置す
る必要があるため、大容量のメモリを必要とし、さらに
回転後の画像再配置のために処理時間がかかってしま
う。 【解決手段】 JPEG圧縮された画像データを伸張し
て回転表示する際に、アドレスジェネレータ6及びUV
コンバータ7において、RAM2内のビデオ出力用領域
に格納されるべきY,U,Vデータの配列順序や、U,
Vデータ値の変更を制御することにより、伸張と同時
に、RAM2内に回転後の画像を配置することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置及び
その制御方法に関し、例えば圧縮された画像データを伸
張と同時に回転表示する画像表示装置及びその制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーの自然画像を対象とする静
止画符号化方式の国際標準規格であるジョイント・ホト
グラフィック・エキスパート・グループ(以下JPEG
規格と称する)においては、カラー静止画の膨大なデー
タ量を効率よく圧縮・伸張するために、離散コサイン符
号化、量子化およびハフマン符号化を組み合わせた符号
化方式を用いて符号化アルゴリズムを規定している。
【0003】JPEG規格においては、画像を扱う基本
単位として8×8(画素)のいわゆるMCUと呼ばれる
単位を用いる。従ってJPEG規格に基づいて圧縮され
た画像データが伸張される際には、図11において矢印
で示されるように、各画素に付した数字の昇順でデータ
が出力されて8×8(画素)の大きさの正方形状に配置
される。そして、このMCUの単位の画像伸張が複数回
繰り返されることにより、所望サイズの画像が得られ
る。
【0004】一般に、YUV(4:2:2)のカラー圧
縮形式では、Y(輝度信号)及びU,V(色差信号)の
データサンプリング方法は、図3のA−1に示すように
Y(輝度信号)が1画素毎にサンプリングされるのに対
して、U,V(色差信号)のサンプリング方法は図3の
B−1、C−1に示すように1画素おきである。即ち、
Yデータ2個とU,Vデータがそれぞれ1個で一つのセ
ットとなり、該1セットで2画素分の輝度と色を表現す
るわけである。
【0005】また、このYUVカラー圧縮形式のデータ
をTVモニタに出力する際には、TVの走査方向、即ち
表示する画像の横方向に対して、Y,U,Vのデータを
4:2:2の割合で出力する必要がある。
【0006】従来、JPEG規格で圧縮された画像を例
えば90°単位で回転させてTVモニタ等に表示するた
めには、図12に示すようにJPEG伸張ブロックから
出力されるY,U,Vデータを伸張して一旦ワークメモ
リ等に展開した後、回転に伴うデータ配列を考慮して、
再度ビデオメモリ上に配置し直すことが一般的であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、JPEG規格で圧縮された画像を回転す
るために一旦画像用ワークメモリ等に配置伸張すること
により、必要となるメモリ領域が大きくなり、さらに画
像再配置のために処理時間がかかってしまうという問題
があった。
【0008】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、JPEG規格で圧縮された画像を効
率良く回転表示する画像表示装置及びその制御方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像表示装置は以下の構成を
備える。
【0010】即ち、ビデオメモリ上に展開された画像デ
ータを表示する表示装置であって、圧縮された画像デー
タを伸張する伸張手段と、該伸張された画像データが回
転するように、各画素について前記ビデオメモリ上のア
ドレスを生成するアドレス生成手段と、前記伸張された
画像データの一部の画素値を変更する画素値変更手段
と、を有し、前記圧縮された画像データは、前記伸張手
段によって伸張されると同時に、前記画素値変更手段に
よって一部の画素値が変更され、前記アドレス生成手段
において生成されたアドレスに従って、前記ビデオメモ
リ上に展開されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】<第1実施形態>本実施形態においては、
JPEG規格に基づく静止画像符号化方式を用いて圧縮
された画像データを処理対象として説明を行うが、m×
nのブロック単位でデータを扱う符号化方式であれば、
特にJPEG規格に限定されるものではない。
【0013】図1に本実施形態における画像回転表示を
実現するための画像表示装置のブロック構成を示す。
【0014】本装置において、8および9の記憶装置1
及び記憶装置2に記録されている画像はJPEG規格に
基づいて圧縮されたデータ形式で保存されている。以
下、これらの記憶装置からモニタ5に画像を表示するま
でのデータの流れを説明する。
【0015】CPU1は、8の記憶装置1、あるいは9
の記憶装置2から読み出したJPEG圧縮された画像の
ワーク領域を有することは勿論、CPU1自身のワーク
領域、およびビデオ出力用データの領域も有している。
【0016】記憶装置1及び2からRAM2の画像ワー
ク領域に格納されたJPEG圧縮データはJPEGブロ
ック3に転送され、このブロック内で伸張される。伸張
されたデータは、それぞれY(輝度信号)、U(色差信
号)、V(色差信号)のデータで出力される。この時、
Y,U,Vデータの出力順はJPEGブロック3の仕様
によるが、一般的には8×8のMCU単位に基づいてい
る。例えば2つのMCUを1操作として、128個のY
データが出力され、次に64個のUデータ、64個のV
データといった出力順である。
【0017】従って、JPEGブロックから出力される
Y,U,VデータをRAM2のビデオ出力用領域(以
降、DRAM)に所望のデータ配列順に格納し、CPU
1からの画像出力命令があると、DRAMからY,U,
Vデータを読み出して、ビデオエンコ−ダ4に入力す
る。するとTV信号に変換されて、モニタ5上に画像が
表示される。
【0018】本実施形態の画像回転方式では、元画像に
対して90°,180°,270°の回転表示を可能と
するが、望まれる表示角度によって、DRAMに格納さ
れるべきY,U,Vデータの配列順序を変更したり、
U,Vデータの値の置き換えをアドレスジェネレータ
6、UVコンバータ7で行っている。尚、アドレスジェ
ネレータ6は、要求される表示角度に応じて、出力する
アドレスを切り替える手段を有している。
【0019】以下、回転操作におけるデータ配列の方法
を具体的に説明する。
【0020】まず、元画像を時計方向に90°回転させ
る場合を説明する。図2(a)に示す8×8画素のMCU
単位のブロックが横4ブロック、縦3ブロックで構成さ
れる画像を時計方向に90°回転させると、図2(b)に
示すように横3ブロック、縦4ブロックで構成されるこ
とになる。この時、各MCU単位のブロックに付した番
号により、図2(a)と図2(b)とにおいて同一番号が同
一ブロックを示すことが分かる。
【0021】MCU単位のブロック毎に回転後の各Y,
U,Vデータを配列する際に基準となるのが図中P
(X,Y)やP’(X’,Y’)で示す8×8画素ブロック
の一番左上の点(以降、ポインタと称する)である。
【0022】DRAM上にデータを格納する際に、この
ポインタのアドレスが確定していれば、このポインタを
基準として所望の位置にデータを配置すれば良く、ある
モデル化された方式で複数回同じ操作を繰り返せば大き
な画像データをDRAM上に格納することが可能であ
る。
【0023】図2に示すように例えば、MCUブロック
1のポインタP(1,1)は、時計方向に90°回転する
ことによりポインタP’(3,1)になる。この時、P
(X,Y)とP’(X’,Y’)の間には P’(X’,Y’)=P’(Ysize/8-Y+1,X) の関係がある。ここで、Ysizeは元画像のY方向のサイ
ズである。
【0024】従って、例えばDRAMのアドレス(Col,
Row)=(c_off,r_off)から画像データを格納するとする
と、その際のポインタP(X,Y)のDRAM上でのアド
レスは、(8×(X-1)+c_off,8×(Y-1)+r_off)となる。
従って、DRAM上での90°回転後のポインタP’
(X’,Y’)のアドレスは、 (Pcol,Prow)=(Ysize-8×Y+r_off,8×(X-1)
+c_orr) となる。本実施形態ではこのアドレス生成を、アドレス
ジェネレータ6によって実現する。
【0025】次に、元画像に対して時計方向に90°回
転した時のMCU単位ブロック内での各画素の配置に付
いて説明する。
【0026】一般に、YUV(4:2:2)のカラー圧
縮形式では、Y(輝度信号)、U,V(色差信号)のデ
ータサンプリング方法は、図3のA−1に示す様にY
(輝度信号)が1画素毎にサンプリングされるのに対し
て、U,V(色差信号)のサンプリング方法は図3のB
−1、C−1に示すように1画素おきである。即ち、Y
データ2個と、U,Vデータがそれぞれ1個で一つのセ
ットとなり2画素分の輝度と色を表現するわけである。
【0027】また、このYUVカラー圧縮形式のデータ
をTVモニタに出力する際にはTVの走査方向、即ち表
示する画像の横方向に対してY,U,Vのデータを、
4:2:2の割合で出力する必要がある。
【0028】上記のことを考慮して元画像に対して時計
方向に90°回転した時のMCU単位ブロック内での各
画素の配置を考えると、図3のA−3、B−3、C−3
の様になる。
【0029】Y(輝度信号)に関しては、元画像の座標
をYb(X,Y)、回転後の座標をYb’(X’,Y’)
とすると、 Yb’(X’,Y’)=Yb’(7−Y,X) で関係付けられる座標変換を、アドレスジェネレータ6
によって実行すれば良い。
【0030】一方、U,V(色差信号)に関して輝度信
号と同様の座標変換を実行すると、図3のB−2、C−
2に示す様に偶数列にはデータが配置されなくなってし
まうことが分かる。この状態では、画像横方向に対して
はY,U,Vのデータが、4:2:2の割合で出力され
ないので、図3のB−3、C−3に示す様に、U,Vの
データの配置だけでなく、データ値そのものも算出し直
す必要がある。
【0031】本実施形態では、そのデータの値を Un’=Un+4’=(Un+Un+4)/2 Vn’=Vn+4’=(Un+Un+4)/2 の関係式から算出した。本実施形態ではこのデータ算出
を、UVコンバータ7によって実現する。
【0032】また、各画素の配置に付いては元画像の座
標をU(X,Y),V(X,Y)とし、回転後の座標を
U’(X’,Y’),V(X’,Y’)とすると、 U'n,n+1,n+2,n+3(X',Y')=Un,n+1,n+2,n+3(6−Y,
X) U'2n,2n+1,2n+2,2n+3(X',Y')=U2n,2n+1,2n+2,2n+3
(7−Y,X+1) V'n,n+1,n+2,n+3(X',Y')=Vn,n+1,n+2,n+3(7−Y,
X) V'2n,2n+1,2n+2,2n+3(X',Y')=V2n,2n+1,2n+2,2n+3
(8−Y,X+1) で関係付けられる座標変換を行えばよい。但し、nは整
数である。
【0033】従って、元画像に対して時計方向に90°
回転させる場合には、画像を8×8画素のMCUブロッ
クに分割して考え、90°回転後のポインタの座標値を
算出し、そのポインタを基準にJPEGブロックから伸
張後出力されるY,U,Vデータの配列及びデータ値の
置き換えを複数回繰り返すことにより、90°回転した
所望の画像を得ることが可能である。
【0034】以上説明したアドレス生成とデータ算出の
操作を、本実施形態ではアドレスジェネレータ6及びU
Vコンバータ7で実現している。
【0035】また、この時DRAMへのデータの格納の
仕方は、Y,U,Vデータのビット数、使用するDRA
Mのビット数によって変わってくるが、本実施形態で
は、Y,U,Vデータはそれぞれ8ビット、使用するD
RAMのビット数は16ビットとした。従ってDRAM
へのデータ格納の一方法としては図4に示すように、下
位8ビットにYデータを格納し、上位8ビットにU,V
データを格納することによって、2ワードで2画素を表
すものとする。
【0036】次に、元画像に対して180°回転操作す
る時のデータ配列の方法を説明する。
【0037】まず、180°の回転を考えるとMCUの
各ブロックは図5に示すような順で配置されることにな
る。この時に各MCU内の基準となる所謂ポインタの座
標値を求め、次にMCU内でのY,U,Vデータの配列
を考慮すると、図6に示すようなデータ配列順になる。
【0038】さらに、各MCU内のポインターを基準に
DRAM上に2次元にデータを格納する際のアドレスを
アドレスジェネレータ6で生成し、DRAMにY,U,
Vデータを格納する。この時180°回転の際には、画
像の横方向に対して、Y,U,Vのデータの配列の仕方
が、4:2:2の割合になっているので90°回転時の
時のようなU,Vデータのデータ値の置き換えは必要と
しない。即ち、180°回転の時にはY,U,Vデータ
のDRAM上のビデオ出力領域への配置の仕方のアドレ
ッシングのみを考慮すればよい。
【0039】次に、元画像に対して270°回転走査す
る時のデータ配列の方法を説明すると、各MCUブロッ
クは図7に示すような順で配列されることになる。さら
に、各MCUブロック内でのY,U,Vデータの配列は
図8に示すようになり、MCUの基準となるポインタの
座標値を元にDRAM上に2次元にデータを格納する際
のアドレスをアドレスジェネレータ6で生成し、DRA
MにY,U,Vデータの配列の仕方が、4:2:2の割
合になっていないので、90°回転時と同様なデータ変
換をU,Vデータに対して行ったうえでDRAM上のビ
デオ出力領域へ格納すればよい。
【0040】以上説明したように本実施形態によれば、
JPEG圧縮されたYUV(4:2:2)画像データを
90°単位に回転表示する際に、伸張したデータを該回
転角度に応じてメモリのビデオ用領域に直接配列する。
これにより、伸張及び回転処理のために必要とするメモ
リ量を節約することができ、かつ高速処理が可能とな
る。
【0041】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0042】上述した第1実施形態においては、YUV
(4:2:2)形式の画像を回転表示する例について説
明したが、第2実施形態においては、YUV(4:2:
0)のカラー圧縮形式のJPEG規格に基づいて圧縮さ
れた画像を、90°単位で回転表示させる場合を例とし
て説明する。尚、上述した第1実施形態と重複する部分
については説明を省略する。
【0043】第2実施形態において、画像が保存されて
いる8の記憶装置1、および9の記憶装置2からTVモ
ニタ5に画像を出力するまでのデータの流れは、第1実
施形態と同様である。第2実施形態における第1実施形
態との大きな違いは、DRAMのビデオ出力領域へ配置
する際のU,Vデータの変換方式である。
【0044】YUV(4:2:0)のカラー圧縮形式の
場合、Y,U,Vデータのサンプリング方法は、図9の
A−1に示すように、Yデータについては1画素毎にサ
ンプリングする。一方、U,Vデータは図9のB−1、
C−1に示すように、正方形状に並んだ4つのYデータ
に対して1データしかサンプリングしない。
【0045】このことを考慮すると、YUV(4:2:
0)のカラー圧縮形式のJPEG規格に基づいて圧縮さ
れた画像データをJPEGブロックで伸張した時のY,
U,Vデータの割合は、当然4:1:1になる。従っ
て、TV表示を行なう場合を考えるとU,Vデータが
4:2:2の割合になるように補間する必要があること
が分かる。そこで第2実施形態においては、さらに90
°回転を考慮することにより、U,Vデータの補間方法
及びデータ配置の仕方を図9のB−2、C−2に示すよ
うにした。即ち、偶数列と奇数列のU,Vデータを同じ
値で表すことにした。これは、 U'n=U'n+4=Un V'n=V'n+4=Vn なる関係式で表せる。
【0046】尚、データ配列に関しては、第1実施形態
で説明したように、MCUブロック単位での回転を考え
る。即ち、まずポインタの座標値を算出し、次にMCU
内でのY,U,Vデータが、DRAMのビデオ出力領域
へ図9に示すように配置されるように、アドレッシング
すれば良い。
【0047】尚、元画像に対して180°回転、270
°回転するときにも、同様な考えで第2実施形態を実現
することが可能である。
【0048】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、JPEG圧縮されたYUV(4:2:0)形式の画
像データを90°単位に回転表示する際にも、第1実施
形態と同様に、効率的な処理が可能となる。
【0049】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。
【0050】第3実施形態においては、YUV(4:
4:4)のカラー圧縮形式のJPEG規格に基づいて圧
縮された画像を、90°単位で回転表示させる場合を例
として説明する。尚、上述した第1実施形態と重複する
部分については説明を省略する。
【0051】第3実施形態において、画像が保存されて
いる8の記憶装置1、および9の記憶装置2からTVモ
ニタ5に画像を出力するまでのデータの流れは、第1実
施形態と同様である。第3実施形態における第1実施形
態との大きな違いは、DRAMのビデオ出力領域へ配置
する際のU,Vデータの変換方式である。
【0052】YUV(4:4:4)のカラー圧縮形式の
場合、Y,U,Vデータのサンプリング方法は、図10
のA−1に示すように、Yデータについては1画素毎に
サンプリングする。一方、U,Vデータについても、図
10のB−1、C−1に示すように、1画素毎にサンプ
リングする。
【0053】このことを考慮すると、YUV(4:4:
4)のカラー圧縮形式のJPEG規格に基づいて圧縮さ
れた画像データをJPEGブロックで伸張した時のY,
U,Vデータの割合は、当然1:1:1になる。従っ
て、TV表示を行なう場合を考えるとU,Vデータが
4:2:2の割合になるようにデータを間引く必要があ
ることが分かる。そこで第3実施形態においては、さら
に90°回転を考慮することにより、U,Vデータの間
引き方法及びデータ配置の仕方を図10のB−2、C−
2に示すようにした。即ち、2列分のデータを平均化す
る。これは、 U'n=(Un+Un+1)/2 V'n=(Vn+Vn+1)/2 なる関係式で表せる。
【0054】尚、データ配列に関しては、第1実施形態
で説明したように、MCUブロック単位での回転を考え
る。即ち、まずポインタの座標値を算出し、次にMCU
内でのY,U,Vデータが、DRAMのビデオ出力領域
へ図10に示すように配置されるように、アドレッシン
グすれば良い。
【0055】尚、元画像に対して180°回転、270
°回転するときにも、同様な考えで第3実施形態を実現
することが可能である。
【0056】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、JPEG圧縮されたYUV(4:4:4)形式の画
像データを90°単位に回転表示する際にも、第1実施
形態と同様に、効率的な処理が可能となる。
【0057】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0058】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0059】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0060】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0061】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0063】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、J
PEG規格で圧縮された画像を効率良く回転表示するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像表示装置の構成を示すブロ
ック図、
【図2】90°回転時のMCU配列を示す図、
【図3】第1実施形態におけるYUV(4:2:2)画像
の90°回転時のMCU内データ配列を示す図、
【図4】DRAMへのデータ格納方法を示す図、
【図5】180°回転時のMCU配列を示す図、
【図6】180°回転時のMCU内データ配列を示す
図、
【図7】270°回転時のMCU配列を示す図、
【図8】270°回転時のMCU内データ配列を示す
図、
【図9】第2実施形態におけるYUV(4:2:0)画像
の90°回転時のMCU内データ配列を示す図、
【図10】第3実施形態におけるYUV(4:4:4)画
像の90°回転時のMCU内データ配列を示す図、
【図11】JPEG規格におけるMCUデータの伸張出
力順を説明する図、
【図12】従来の画像表示装置の構成を示すブロック
図、である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM(DRAM) 3 JPEGブロック 4 ビデオエンコーダ 5 モニタ 6 アドレスジェネレータ 7 UVコンバータ 8 記憶装置1 9 記憶装置2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶谷 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA18 CB01 CB16 CD04 CD20 CG07 CH11 5B069 AA01 BA01 BA04 BB16 BC02 BC09 DD13 HA13 LA08 5C076 AA24 BA03 5C082 BA20 BA34 BB44 CA42 DA26 DA87 MM02 MM04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオメモリ上に展開された画像データ
    を表示する表示装置であって、 圧縮された画像データを伸張する伸張手段と、 該伸張された画像データが回転するように、各画素につ
    いて前記ビデオメモリ上のアドレスを生成するアドレス
    生成手段と、 前記伸張された画像データの一部の画素値を変更する画
    素値変更手段と、を有し、 前記圧縮された画像データは、前記伸張手段によって伸
    張されると同時に、前記画素値変更手段によって一部の
    画素値が変更され、前記アドレス生成手段において生成
    されたアドレスに従って、前記ビデオメモリ上に展開さ
    れることを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮された画像データは、画像の列
    方向に順次サンプリングされて圧縮されたものであり、 前記伸張手段は、該画像データを列方向に順次出力する
    ように伸張することを特徴とする請求項1記載の画像表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮された画像データは、JPEG
    方式により圧縮されていることを特徴とする請求項2記
    載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮された画像データは、YUV形
    式の画像データであることを特徴とする請求項1記載の
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画素値変更手段は、UVデータの値
    を変更することを特徴とする請求項4記載の画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記アドレス生成手段は、前記画像デー
    タの所定のブロック単位でアドレスを生成することを特
    徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画素値変更手段は、前記アドレス生
    成手段において生成されたアドレスにより、前記ビデオ
    メモリ上の列方向のデータ欠落が発生する場合に、該列
    方向のデータを補間することを特徴とする請求項1記載
    の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画素値変更手段は、前記アドレス生
    成手段において生成されたアドレスにより、前記ビデオ
    メモリ上の列方向のデータが過剰となる場合に、該列方
    向のデータを間引くことを特徴とする請求項1記載の画
    像表示装置。
  9. 【請求項9】 ビデオメモリ上に展開された画像データ
    を表示する表示装置における画像表示制御方法であっ
    て、 圧縮された画像データを伸張する伸張工程と該伸張され
    た画像データが回転するように、各画素について前記ビ
    デオメモリ上のアドレスを生成するアドレス生成工程
    と、 前記伸張された画像データの一部の画素値を変更する画
    素値変更工程と、を有し、 前記伸張工程による伸張と同時に、前記アドレス生成工
    程及び前記画素値変更工程を実行することにより、前記
    ビデオメモリ上に前記伸張された画像データを展開する
    ことを特徴とする画像表示制御方法。
  10. 【請求項10】 ビデオメモリ上に展開された画像デー
    タを表示する表示装置における表示制御のプログラムコ
    ードを記録した記録媒体であって、該プログラムコード
    は少なくとも、 圧縮された画像データを伸張する伸張工程のコードと該
    伸張された画像データが回転するように、各画素につい
    て前記ビデオメモリ上のアドレスを生成するアドレス生
    成工程のコードと、 前記伸張された画像データの一部の画素値を変更する画
    素値変更工程のコードと、を有し、 前記伸張工程による伸張と同時に、前記アドレス生成工
    程及び前記画素値変更工程を実行することにより、前記
    ビデオメモリ上に前記伸張された画像データを展開する
    ことを特徴とする記録媒体。
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