JP7438166B2 - 補強方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋の入っていないコンクリート構造物であって、打ち継目が存在する程度の大きさのコンクリート構造物(例えば、ダム、堰堤、擁壁)の補強、例えば耐震補強や凍上に対する補強等を行う方法に関する。
前記コンクリート構造物として、例えばダムは、コンクリートを積層して構築されている。そして、積層されたコンクリートの高さ方向の区分(リフト:1つのブロックで1回に連続して打ち込む部分のコンクリート1回分の高さ)の境界に打ち継目が形成されている。
ここで、例えば寒冷地に構築されたダムにおいては、打ち継目に水が浸入すると、凍上によりクラック(コンクリート構造物におけるコンクリート同士が一体化していない箇所)が生成されてしまうことがある。そしてクラックが生成されてしまうと、例えば地震によりリフトが分離してしまう恐れがあり、耐震性が劣化してしまうという問題が生じる。
この様なクラックが生成した場合に、従来技術では、クラックが生成されたリフトに掘削孔を削孔し、当該掘削孔に丸鋼棒を挿入し、グラウト材を注入して、クラックの上下のリフトの相対移動を防止する様に補強して、耐震性を向上していた。
しかし、丸棒はグラウト材に対する付着強度が低いため、十分な補強効果が得られない、という問題を有している。
また、従来技術では55mmを超える外径の丸鋼棒を使用することはせず、それよりも大きなサイズの構造材を用いるべき場合には、例えばH鋼の様な鋼材を用いていた。しかし、丸鋼棒を挿入するための孔に比較すると、H鋼を挿入するために孔の内径寸法は大きく、大径の掘削孔を削孔しなければならないために施工性を低下させてしまうという問題を有している。
ここで、丸鋼棒材に代えて鋼製のワイヤーを用いることも考えられるが、鋼製のワイヤーはアンカーのテンドン(張力支持材)として使用されるのが前提であり、アンカーの定着部は地山或いは地盤であるため、鋼製のワイヤーを用いて補強する場合にはダムの地山に到達する長さの掘削孔を削孔しなければならない。そのため、校正のワイヤーを挿入するための掘削孔を削孔する工程に多大な労力を費やさなければならないという問題が存在する。
この様に、(例えばダムの様な)鉄筋を用いないコンクリート構造物におけるクラックが生成された場合における補強について、従来は有効な対応策が存在しなかった。
その他の従来技術として、張力を付加したテンドンによりコンクリート躯体を外力から保護する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、係る従来技術(特許文献1)はアンカーによるコンクリート躯体の補強であるため、上述した様に、テンドンを挿入するために非常に長い掘削孔を削孔しなければならない。
特開2012-26120号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、十分な補強効果が得られ、しかも、地盤或いは地山に到達するような掘削孔を削孔する必要がない補強方法の提供を目的としている。
本発明の補強方法は、
内部に鉄筋が入っておらず、少なくとも高さ方向に複数回のコンクリート打設作業を繰り返すことによって構築されたコンクリート構造物(10:例えば、ダム、堰堤、擁壁)のための補強方法であって、
各回の前記コンクリート打設作業に由来して前記コンクリート構造物(10)の内部や表面に形成される打ち継目(5)のいずれかに、コンクリート同士が一体化していない箇所であるクラック(CR)が発生した場合、前記コンクリート構造物(10)の頂面から、前記クラック(CR)が発生した全ての打継ぎ目(5)を貫き、所定の深さにまで至る掘削孔(H)を前記コンクリート構造物(10)に削孔する工程と、
前記掘削孔(H)に鋼棒(2)を挿入する工程と、
鋼棒(2)を挿入した前記掘削孔(H)に固化材(C:グラウト材、モルタル等)を充填する工程を含み、
外周面に突起(2A:例えばネジ山、リブ)を形成した鋼棒(2-1:図5(A)の鋼棒)と、外周面に突起を形成していない鋼棒(2-2:図5(B)の鋼棒)と、外周面の一部に突起を形成した鋼棒(2-3:図5(C)の鋼棒)の何れか或いは全部を接続して前記掘削孔(H)に挿入される前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を構成する工程を含み、
前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を構成する工程では、前記掘削孔(H)に挿入した際に、前記クラック(CR)と対応する箇所及びその近傍箇所には鋼棒のネジ山(2A)が位置しない様に設定されていることを特徴としている。
本発明において、前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を構成する工程では、前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)の突起が形成された最下方(最も地中側)に板状部材(3:リング、ダブルナット)を配置する工程を有するのが好ましい。
ここで、板状の部材(3)に加えて、或いは板状の部材(3)に代えて、掘削孔(H)に挿入される鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を掘削孔(H)の中心に位置せしめる機能を有するスタビライザー(4)を設けることが好ましい。
上述した本発明の補強方法(請求項1~3の何れか1項の補強方法)で用いられる鋼棒(2:図2、図4の鋼棒)であって、
外周面に突起(2A:例えばネジ山、リブ)を形成した鋼棒(2-1:図5(A)の鋼棒)と、外周面に突起を形成していない鋼棒(2-2:図5(B)の鋼棒)と、外周面の一部に突起を形成した鋼棒(2-3:図5(C)の鋼棒)の何れか或いは全部を接続して構成されており、
前記コンクリート同士が一体化していない箇所(CR)に対応する長手方向箇所及びその近傍箇所には鋼棒のネジ山(2A)が位置しない様に設定されており、
(図3、図4の鋼棒2の)突起が形成された最下方に板状部材(3)が設けられていることを特徴としている。
ここで、板状部材(3)に加えて、或いは板状部材(3)に代えて、掘削孔(H)に挿入される鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を掘削孔(H)の中心に位置せしめる機能を有するスタビライザー(4)を設けることが好ましい。
上述の構成を具備する本発明によれば、鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)は外周面に突起(例えばネジ山、リブ)を形成した鋼棒(2-1:図5(A)の鋼棒)を有しているため、突起を形成した鋼棒(2-1)の箇所では、隣接する突起の間に固化材(C)が流入して固化するので、鋼棒(2-1)と固化した固化材(C)との摩擦力は、同一の外径であれば、突起を形成していない鋼棒(丸棒)に比較して大きくなる。
それに加えて、突起間に入り込んだ固化材(C)が固化すると、圧縮力に対して強い抵抗を有する。鋼棒(2)が引っ張られると、突起間の領域の固化材(C)は突起により圧縮力が作用するが、固化した固化材(C)は圧縮に対して大きな抵抗力を有するので、鋼棒(2)に作用する引張力(A)に対して強い抵抗力を有する。そのため、突起(凹凸)による摩擦力の増大と、(突起間の領域に存在する固化した)モルタル(C)の強い圧縮抵抗力により、ネジ山を形成した鋼棒(2)の付着強度が増大する。
その結果、同一の外径寸法であれば、丸棒鋼に比較して、本発明で用いられる突起を形成した鋼棒(2)の付着強度が大きく、丸棒鋼と同一の付着強度であれば突起を形成した鋼棒の外径寸法を小さくして、かぶり寸法を大きくすることが出来る。
鋼棒の外径寸法を小さくすることが出来るのであれば、鋼棒埋設用の掘削孔内径は一定であるため、内径が相対的に大きい掘削孔に外径が相対的に小さい鋼棒を挿入することになり、掘削孔に鋼棒を挿入する作業が容易となる。また、鋼棒の外径が小さく掘削孔の内径が大きいため、かぶり寸法が大きくなり、そのため掘削孔への固化材充填作業が効率的に行われ、作業効率が向上する効果が得られる。
本発明によれば、コンクリート同士が一体化していない箇所(クラック:CR)と対応する箇所及びその近傍箇所には鋼棒のネジ山(2A)が配置されない様に設定されている。コンクリート同士が一体化していない箇所(CR)では、鋼棒(2)に固化材(C)が付着した際の付着強度が要求されないからである。
ここで、発明者の実験によると、前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)の突起が形成され領域に板状部材(3:リング、ダブルナット)を配置すると、付着強度が低下することが判明した。
鋼棒(2)に対して上方に向かう引張力が作用すると、板状部材(3)よりも下方の固化材(C)には引張力が作用し、板状部材(3)より下方の領域の突起近傍の固化材(C)は引張力により破壊され、圧縮に対する抵抗力が喪失するためと推定される。
本発明において、前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)を構成する工程で、前記鋼棒(2:図3、図4の鋼棒)の突起が形成された最下方に板状部材(3:リング、ダブルナット)を配置すれば、半径方向外方に拡径した形状の板状部材(3)が引張に対して強い抵抗を有することに加えて、板状部材(3)よりも下方には突起が形成された箇所が存在しないため、板状部材(3)下方の突起の摩擦力と引張力に対する抵抗力の喪失というデメリットが無くなる。そのため、板状部材(3)を有さない場合に比較して、より強い引張力に耐えることが出来る。
本発明の実施形態が適用されるダムの説明図である。 図1のダムに補強用の鋼棒挿入用の孔を削孔した状態を示す説明図である。 図2の孔に鋼棒を挿入した状態を示す説明図である。 鋼棒を挿入した孔にグラウト材を充填した状態を示す説明図である。 図3、図4で示す鋼棒の説明図である。 グラウト材を充填した状態における鋼棒のネジ山形成箇所における説明断面図である。 鋼棒に形成されたネジ山とグラウト材との関係を示す説明図である。 鋼棒にリングを装着した状態の説明図である。 リングを装着した鋼棒に引張力が作用した状態の説明図である。 図1~図5の実施形態の第1変形例の要部を示す説明図である。 図1~図5の実施形態の第2変形例の要部を示す説明図である。 図1~図5の実施形態の第3変形例の要部を示す説明図である。 実施形態或いはその変形例で使用可能なスタビライザーの説明図である。 実施形態の第4変形例を示す説明図である。 実施形態の第5変形例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態を例えばダムに適用した場合における当該ダムを示す。換言すれば、図1は、鉄筋の入っていないコンクリート構造物であって、打ち継目が存在する程度の大きさのコンクリート構造物の一例として、ダムが示されている。
図1において、コンクリート構造物であるダム10は、複数のリフト1で構成されており、リフト1の境界が打ち継目5である。図1以降では、複数のリフト1を、それぞれ1-1、1-2、1-3、1-4、1-5の様に表示する。ここでリフトは、高さ方向の区分であり、1つのブロックで1回に連続して打ち込む部分のコンクリート1回分の高さである。
例えば寒冷地に構築されたダムにおいては、打ち継目5に水が浸入すると、凍上によりクラックCR(コンクリート構造物におけるコンクリート同士が一体化していない箇所)が生成されてしまうことがある。クラックCRが生成されてしまうと、地震によりリフト1が分離してしまう恐れがあり、耐震性が劣化してしまう。
ここで、ダム10の上方の領域には放水口6が設けられている。そして、打ち継目5に水が入り込むのは放水口6よりも下方の領域であり、放水口6よりも上方の打ち継目5には水が入らないのでクラックCRは生じない。
図面の煩雑化を防止するため、図示の実施形態において、クラックCRが表示されている箇所については、「打ち継目」を示す符号「5」の表示を省略している。
図示の実施形態に係る補強工事の施工に際しては、先ず、図1のダム10に補強用の鋼棒挿入用の掘削孔Hを削孔する(図2参照)。
図2において、クラックCR(コンクリート同士が一体化していない箇所)が、コンクリート構造物であるダム10のリフト1-2と1-3の境界、1-3と1-4の境界に生成されており、リフト1-1から1-5に到達する掘削孔Hが削孔されている。
図示の実施形態では、ダム10が建設された地盤に対して概略鉛直方向に延在する掘削孔H1と、ダム10の斜面に対して概略平行に延在する掘削孔H2が示されている。図2では掘削孔Hは2本のみ示されているが、図面に垂直な方向について、それぞれ複数本の掘削孔H1、H2が削孔される。
図2で示す様に、掘削孔H(H1、H2)はダム10の頂面10Aから削孔されている。そして掘削孔H(H1、H2)は、少なくともクラックCRが生じたリフト1-2、1-3、1-4と、その上下のリフト1-1と1-5を削孔して構成されている。クラックCRが形成された打ち継目5の上下のリフトが相対移動するのを防止して、耐震性を劣化させない様にするためである。換言すると、掘削孔Hは、クラックCRを生じた打ち継目5の上下のリフト1-2、1-3、1-4と、リフト1-2の上方に隣接するリフト1-1と、リフト1-4の下方に隣接するリフト1-5を穿孔して構成されている。
掘削孔Hを削孔したならば、図3で示す様に、掘削孔Hに補強用の鋼棒2を挿入する。ここで、図示の実施形態で用いられる鋼棒2には、その一部に外周面に突起としてネジ山2Aが形成されている。鋼棒2の詳細については、図5を参照して後述する。
図3で示す様に、鋼棒2を掘削孔H内に配置するに際して、鋼棒2におけるネジ山2Aは、クラックCRが生成されている打ち継目近傍の領域には形成されていない。鋼棒2にネジ山2Aを形成するのは鋼棒2に固化材C(図4)が付着した際の付着強度を確保するためであるが、クラックCRが生成された部分については、鋼棒2との付着強度が要求されないからである。
図3において、各リフト1―1~1-5のそれぞれの厚さ1-1L、1-2L、1-3L、1-4L、1-5Lは予め判明している数値であるので、地盤に対して概略鉛直方向に延在する掘削孔H1内に配置される鋼棒2における各部分の掘削孔延在方向における位置も容易且つ正確に決定される。そのため、例えば、鋼棒2の地中側先端2Pの位置を、リフト4(厚さ1-4Lのリフト)とリフト5(厚さ1-5Lのリフト)の境界となる打ち継目5よりも距離5LAだけ下方に位置する様に設定することが出来る。そして、鋼棒2の地上側先端2Qの位置を、リフト1(厚さ1-1Lのリフト)とリフト2(厚さ1-2Lのリフト)の境界となる打ち継目5よりも距離2LAだけ下方の位置に設定することが出来る。さらに、例えば鋼棒2のネジ山2AがクラックCRの箇所とその近傍には位置しない様に、鋼棒2(鋼棒2-1、2-2、2-3)の組み合わせを設定することが出来る。
図3の例では、ネジ山2Aの位置は、鋼棒2の上端部近傍であってリフト2に対応する領域と、鋼棒2の下端部近傍であってリフト4からリフト5に跨る領域である。ここで、リフト4のリフト5の境界にはクラックCRは発生していない。
また、ダム10の斜面に平行に延在する掘削孔H2配置される鋼棒2の挿入方向位置については、掘削孔H1の延在方向(垂直方向)に対する掘削孔H2の延在方向の角度θに基づき、掘削孔H1内に配置される鋼棒2の挿入方向位置に基づいて決定することが出来る。例えば、「掘削孔H2の延在方向における地上面からの距離」は、「掘削孔H1の延在方向における地上面からの距離」に「(1/cosθ)」を乗じることにより演算される。
掘削孔Hに補強用の鋼棒2を挿入したならば、図4で示す様に、鋼棒2を挿入した掘削孔Hにグラウト材C(固化材)を充填する。図4においてグラウト材C(固化材)はハッチングを付して表現している。
グラウト材Cは、ダム10の頂面10Aまで充填される。
図示の実施形態で用いられる鋼棒2について、図5を参照して説明する。
図示の実施形態で用いられる鋼棒2は、図5(A)で示す様に全体にネジ山2Aが形成された鋼棒2-1と、図5(B)で示す様にネジ山2Aが形成されていない鋼棒2-2と、図5(C)で示す様に一部の領域にネジ山2Aが形成された鋼棒2-3とを適宜接続して構成されている。図5(A)~(C)の各鋼棒の全長は、例えば1500mmである。換言すると、掘削孔Hに挿入される鋼棒2(図3、図4の鋼棒)は、鋼棒2-1、2-2、2-3の何れか或いは全部を接続して鋼棒2を構成する工程を実行することによって、製造される。
鋼棒2を構成するに際して、図3、図4で上述したに、鋼棒2のネジ山2Aはダム10のクラックCR(コンクリート同士が一体化していない箇所)に対応する箇所及びその近傍の領域には位置せず、クラックCRから離隔した領域(図3、図4では鋼棒2の両端部近傍)に形成される様に、図5の(A)~(C)の鋼棒2-1~2-3を適宜接続して得られる。ただし、上述した鋼棒2-1~2-3の全長1500mmは例示であり、必要に応じて各種数値に適宜調整して製造することが出来る。
本明細書において、図3、図4で示す鋼棒と、図5(A)、図5(B)、図5(C)で示す鋼棒2-1~2-3は、何れも「鋼棒」と表記する場合がある。
図5(A)~(C)で示す鋼棒2-1~2-3は、例えば両端が突出して当該突出した部分に雄ネジ部2Cを形成したタイプ(鋼棒2-1)、両端に凹部が設けられ当該凹部に雌ネジ部2Dが形成されたタイプ(鋼棒2-2)、雄ネジ部2Cを形成した突出部を一端に有し、雌ネジ部2Dが形成された凹部を他端に有するタイプ(鋼棒2-3)があり、凸部の雄ネジ部を凹部の雌ネジ部に螺合して接続/接続解除が可能に構成されている。鋼棒2-1~2-3の切り継ぎ、切り離しについては、公知の機器及び方法を用いて行う。
ただし、鋼棒2-1~2-3のそれぞれの一端部に、雄ネジ2C或いは雌ネジ2Dを形成することも可能である。
図5(A)、(C)で示すネジ山は、JIS規格に比較して、嵌合誤差を多めに設定している。図6、図7を参照して後述するように、図示の実施形態において、ネジ山は付着力の向上を目的に形成されており、隣接するネジ山の間にグラウト材が流入すれば足り、雌ネジとの高精度の嵌合を目的とはしていないからである。そのため、JIS規格に従った精密なネジ山を形成する必要はない。
図示の実施形態の鋼棒2-1、2-3では外周面に突起としてネジ山2Aを形成したが、ねじ山2Aに代えて複数の環状の突起を形成しても良い。
図1~図4では明示されていないが、図示の実施形態では、鋼棒2の地中側先端及び地上側先端に、センタリング機能を有するスタビライザー4を配置して、鋼棒2を掘削孔H内に容易に挿入し、且つ、掘削孔H内で偏寄せずに中心部に配置する様にしている。
図5(D)は、全体にネジ山2Aが形成された鋼棒2Aに、前記スタビライザー4を設けた(接続した)状態を示している。
スタビライザー4については、図13を参照して後述する。
図1~図5の実施形態において、鋼棒2を挿入した掘削孔Hにグラウト材Cを充填した状態における作用効果について、図6、図7を参照して説明する。
図6において、鋼棒2の外周2S(ネジ山2Aを形成している場合はネジ山2Aの頂点)から掘削孔Hの内壁面までに半径方向寸法Kが所謂「かぶり」である。ネジ山2Aを形成した鋼棒2(例えば鋼棒2-1)と、ネジ山2Aを形成していない鋼棒2(例えば鋼棒2-2)とを比較すると、同一の「かぶり」(同一の半径方向寸法Kを有する)であっても、ネジ山2Aを形成した鋼棒2の方が付着強度は大きい。
付着強度(付着度、付着応力度)は、グラウト材で埋まった鋼棒が外れる(剥がれる)限界の強度、応力であり、それ以上の引張力が作用すると鋼棒が外れる(剥がれる)という強度である。そして、許容付着強度(許容付着度)は付着強度を安全係数で除した数値である。
図7で示す様に、鋼棒2におけるネジ山2Aを形成した箇所では、隣接するネジ山2Aの間にグラウト材C(図7では濃いハッチングを付して示す)が流入した状態で固化するので、ネジ山2Aにおける摩擦力は、同一の外径であれば、ネジ山2Aを形成されておらず凹凸の無い鋼棒(丸棒)表面における摩擦力に比較して大きくなる。
それに加えて、図7で示す様に、ネジ山2A間に入り込んだグラウト材Cが固化すると、圧縮力に対して強い抵抗を有する。例えば、図7の矢印A方向に鋼棒2が引っ張られると、ネジ山2A間の領域のグラウト材Cは、各々の領域の(図7において)右側のネジ山2Aにより圧縮されて、固化したグラウト材Cに圧縮力が作用する。上述した様に、固化したグラウト材Cは圧縮に対して大きな抵抗力を有するので、引張力Aに対しても強い抵抗力を有する。
ネジ山2A(凹凸)による摩擦力の増大と、ネジ山間の固化したモルタルCの強い圧縮抵抗力により、ネジ山2Aを形成した鋼棒2は、付着強度が増大する。
鋼棒が同一の外径寸法であれば、ネジ山2Aを形成した鋼棒2の付着強度が大きく、同一の付着強度であればネジ山2Aを形成した鋼棒2の外径寸法を小さくして、かぶり寸法K(図6)を大きくすることが出来る。
鋼棒2の外径寸法を小さくすることが出来るのであれば、鋼棒2を埋設する掘削孔H(図6)の内径は一定であるため、内径が相対的に大きい掘削孔Hに外径が相対的に小さい鋼棒2を挿入することになり、鋼棒2を掘削孔Hに挿入する作業が容易となる。また、かぶり寸法Kが大きくなるため、グラウト材充填作業が効率的に行われる。その結果、図示の実施形態によれば、作業効率が向上する効果が得られる。
図8で示す様に、鋼棒2のネジ山2Aを形成した領域にリング3(板状部材)を装着することが可能である。図8で示すリング3(板状部材)は、鋼棒2の長手方向位置が変動しない様に、ダブルナットにより構成され、ダブルナット3は鋼棒2のネジ山2Aに螺合している。
発明者は、ネジ山2Aのみを形成した鋼棒2と、図8で示す様なダブルナット3で構成したリング3をネジ山2Aに装着した鋼棒2の付着強度を測定した。すると、ネジ山2Aを形成し且つリング3を装着した鋼棒2よりも、ネジ山2Aのみを形成した鋼棒2(リングを装着していない鋼棒)の付着強度の方が大きかった。
図9を参照して、その理由を考察する。
図9で示す様に、ダブルナットで構成されたリング3を装着した鋼棒2を上方に引っ張ると(矢印F)、リング3よりも下方(矢印F方向の反対側)のコンクリート(グラウト材C)、特に領域R1(ハッチングで示す)のコンクリートに引張力が作用する。
コンクリートは引張力に対して抵抗力が弱いので、領域R1のコンクリートは直ちに破壊する。そして、領域R1の下端RSには当該引張力が集中する。そのため、領域R1及びの下端RSよりも下方(地中側)の領域R2(図9において矢印R2で示す領域)のコンクリート(グラウト材C)には、引張力が常に集中して破壊される。そのため、図7で説明したネジ山2A間に侵入したコンクリートの圧縮に対する抵抗力が有効に作用しなかった(図9のリング3の下方のネジ山2Aは、引張力に対抗しなかった)と推定される。
換言すると、リング3(ダブルナット)を装着した場合には、半径方向外方に拡径した形状のリング3には、引張に対して強い抵抗を有するというメリットがある。しかし、係るメリットよりも、リング3の下方のネジ山2Aの摩擦力と引張力に対する抵抗力が喪失するというデメリットが大きかったため、ネジ山2Aを形成してリング3を装着した鋼棒2の付着強度は、ネジ山2Aのみ形成した場合よりも小さかったと推定される。
ここで、図9で説明したリング3(ダブルナット)の下方のネジ山2Aの摩擦力と引張力に対する抵抗力が喪失するというデメリットを小さくすれば、半径方向外方に拡径した形状のリング3(ダブルナット)は引張に対して強い抵抗を有するというメリットを生かすことが出来る。
そのため、図9においてリング3よりも下方の領域R2にネジ山2Aが存在しない様に構成すれば、リング3の下方のネジ山2Aの摩擦力と引張力に対する抵抗力の喪失というデメリットが無くなり、リング3が引張力に対して強い抵抗を示すので付着応力が増加する。
図10で要部を示す第1変形例及び図11で示す第2変形例は、係る知見に基づいて提案されている。
図10に示す第1変形例、図11に示す第2変形例において用いられる鋼棒2は、鋼棒2のねじ山2Aの最下方(最も地中側)の位置にダブルナットで構成されたリング3(板状部材)を配置している。換言すれば、第1変形例及び第2変形例を実施する場合は、リング3を構成するダブルナットを鋼棒2のねじ山2Aの最下方(最も地中側)の位置に螺合する工程が実行される。
図10で示す第1変形例では、鋼棒2のネジ山2Aの最下方(最も地中側の位置)にダブルナット3で構成されたリング3を螺合している。したがって、リング3(ダブルナット)の下方にはネジ山2Aは存在しない。
また、図11で示す第2変形例では、鋼棒2においてネジ山2Aを形成した領域のさらに下方(地中側)に、ネジ山が形成されていない領域R3を介して、ネジ山2Aが形成された領域R4が設けられており、領域R4のネジ山2Aの最下方にリング3(ダブルナット)が螺合している。
第1変形例及び第2変形例では、何れも、リング3よりも下方にはネジ山2Aは形成されておらず、リング3下方のネジ山2Aの摩擦力と引張力に対する抵抗力の喪失というデメリットは存在しない。そして、半径方向外方に拡径した形状のリング3が引張に対して強い抵抗を有するというメリットを充分に生かすことが出来る。
図10の第1変形例、図11の第2変形例におけるリング3(ダブルナット)のみならず、図12で示す様な部材であっても引張に対して強い抵抗を発揮することが出来る。
図12で示す第3変形例では、ダブルナットに代えて概略半円形の部材により引張に対する抵抗力を発揮して、付着強度を向上している。
図12において、鋼棒2のねじ山2Aが形成された領域より下方の領域に概略半円形部材41が設けられる。概略半円形部材41は鋼棒2の外周面から外方に向けて滑らかに突出している。
概略半円形部材41を形成するに際しては、鋼棒2の外周面に複数の概略半円形部材を円周方向に等間隔に形成しても良いし、円周方向全周に亘って単一の断面概略半球の環状部材を形成しても良い。また、概略半円形部材41は鋼棒2と別体でも良く、或いは、鋼棒2と一体的に形成することが出来る。
図12の第3実施形態においても、概略半円形部材41より下方(地中側)の領域R5にはネジ山2Aは形成されていない。係る概略半円形の部材41は、図5(D)で説明したスタビライザー4で用いることが出来る。
概略半円形の部材41或いはスタビライザー4は、ダブルナット(リング3)に代えて鋼棒2に設けることが出来る。或いは、ダブルナット(リング3)に加えて、鋼棒2に設けても良い。
図13を参照して、実施形態或いはその変形例で使用可能なスタビライザーについて説明する。
図13(A)は、鋼棒2を掘削孔H内に配置した際に地中側端部近傍に配置される第1のスタビライザー4ー1(図13(A)で左側のスタビライザー)と、地上側端部近傍に配置される第2のスタビライザー4-2(図13(A)で右側のスタビライザー)を包括的に示している。第1及び第2のスタビライザー4-1、4-2(を有する鋼管)はそれぞれ鋼棒2(図5に示す鋼棒2-1~2-3の何れか適切な鋼棒、図13(A)ではどちらも符号2で表す)に接続される。
スタビライザー4の断面形状を示す図13(B)において、スタビライザー4は円周方向に等間隔に複数(好ましくは3個以上)設けられる。等間隔に複数設けるのは、スタビライザー4を鋼棒の長手方向中心軸(図示せず)に対して点対称に配置させて、鋼棒2が掘削孔H内で偏寄せずに中心部に位置する様にせしめるためである。そのためスタビライザー4は、その最外側が図示しない掘削孔Hに近接するように設定するのが好ましい。
図3、図4において、図示されていないが、鋼棒2の長手方向の2か所、例えば地中側先端部近傍と地上側先端部近傍の各々に、第1のスタビライザー4-1、第2のスタビライザー4-2を配置することも出来る。
図13(A)において、図中の右方にワイヤー孔7が設けられている。ワイヤー孔7は、棒2を掘削孔H内に配置した際における地上側端部近傍となる位置に設けられている。
ワイヤー孔7は、鋼棒2を掘削孔H内に挿入、或いは抜き出す際に、図示しないワイヤーを係止するための係止用孔として機能する。図3で示す様に鋼棒2を掘削孔H内に挿入する際に、二つ折りしたワイヤーをワイヤー孔7に通して鋼棒2を吊り下げて、掘削孔H内に挿入する。鋼棒2を挿入してモルタルを打設した後、ワイヤーの一端を把持して引っ張れば、図示しないワイヤーを鋼棒2から外すことが出来る。
図14に示す第4変形例は、リフト1-1とリフト1-2の境界である打ち継目にクラックCRが発生した場合における補強である。図示の煩雑を防止するため、図14及び図15では掘削孔Hは図示しない。
図14において、図示しない掘削孔内に挿入された鋼棒2は、リフト1-1とリフト1-2に対応する領域にネジ山2Aが形成される。上述した実施形態及び変形例と同様に、鋼棒2において、クラックCR及びクラックCRの近傍に対応する領域にはネジ山2Aは形成されない。
第4実施形態では、鋼棒2におけるクラックCR及びクラックCRの近傍に対応する領域には溶射が可能な樹脂8(例えばエポキシ樹脂)が塗布されている。
エポキシ樹脂8を塗布することにより、クラックCRにおける浸水に対して鋼棒2を保護することが出来る。
図15で示す第5変形例では、リフト1-1とリフト1-2の境界の打ち継目、リフト1-2とリフト1-3の境界の打ち継目、リフト1-3とリフト1-4の境界の打ち継目に、それぞれクラックCRが生じた場合の補強である。
図1~図14の実施形態或いは変形例では、鋼棒2の上端部近傍及び下端部近傍にのみネジ山2Aが形成されているが、図15の第5変形例では、鋼棒2の上端部近傍と下端部近傍に加え、鋼棒2の上端部近傍と下端部近傍の間の領域(図15ではリフト1-2、1-3に相当する領域)においてもネジ山2Aが形成されている。
ただしクラックCR及びクラックCRの近傍に対応する領域では、鋼棒2においてネジ山2Aは形成されていない。
図15の第5変形例においても、図14の第4変形例と同様、鋼棒2におけるクラックCR及びクラックCRの近傍に対応する領域には溶射が可能な樹脂(例えばエポキシ樹脂)を塗布して、クラックCRの浸水に対して鋼棒2を保護している。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
例えば、鋼棒2におけるクラックCR及びクラックCRの近傍に対応する領域は溶射が可能な樹脂8(例えばエポキシ樹脂)を塗布することは、図14、図15の変形例のみならず、図1~図13における実施形態及び変形例で適用することが出来る。
1、1-1~1-5・・・リフト
2、2-1、2-2、2-3・・・鋼棒
2A・・・ネジ山(突起)
3・・・ダブルナット
4、4-1、4-2・・・スタビライザー
10・・・ダム
C・・・固化材(グラウト材)
CR・・・クラック
H・・・掘削孔

Claims (5)

  1. 内部に鉄筋が入っておらず、少なくとも高さ方向に複数回のコンクリート打設作業を繰り返すことによって構築されたコンクリート構造物のための補強方法であって、
    各回の前記コンクリート打設作業に由来して前記コンクリート構造物の内部や表面に形成される打ち継目のいずれかに、コンクリート同士が一体化していない箇所であるクラックが発生した場合、前記コンクリート構造物の頂面から、前記クラックが発生した全ての打継ぎ目を貫き、所定の深さにまで至る掘削孔を前記コンクリート構造物に削孔する工程と、
    前記掘削孔に鋼棒を挿入する工程と、
    鋼棒を挿入した前記掘削孔に固化材を充填する工程を含み、
    外周面に突起を形成した鋼棒と、外周面に突起を形成していない鋼棒と、外周面の一部に突起を形成した鋼棒の何れか或いは全部を接続して前記掘削孔に挿入される前記鋼棒を構成する工程を含み、
    前記鋼棒を構成する工程では、前記掘削孔に挿入した際に、前記クラックと対応する箇所及びその近傍箇所には鋼棒のネジ山が位置しない様に設定されていることを特徴とする補強方法。
  2. 前記鋼棒を構成する工程では、掘削孔に挿入される前記鋼棒の突起が形成された最下方に板状部材を配置する工程を有する請求項1の補強方法。
  3. 板状部材に加えて、或いは板状の部材に代えて、掘削孔に挿入される鋼棒を掘削孔の中心に位置せしめる機能を有するスタビライザーを設ける請求項2の補強方法。
  4. 請求項1~3の何れか1項の補強方法で用いられる鋼棒であって、
    外周面に突起を形成した鋼棒と、外周面に突起を形成していない鋼棒と、外周面の一部に突起を形成した鋼棒の何れか或いは全部を接続して構成されており、
    前記コンクリート同士が一体化していない箇所に対応する長手方向箇所及びその近傍箇所には鋼棒のネジ山が位置しない様に設定されており、
    突起が形成された最下方に板状部材を設けたことを特徴とする鋼棒。
  5. 板状部材に加えて、或いは板状部材に代えて、掘削孔に挿入される鋼棒を掘削孔の中心に位置せしめる機能を有するスタビライザーを設ける請求項4の鋼棒。

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