JP7138146B2 - 基礎構造物、環状体、鋼製セグメントの連結機構及び基礎構造物の施工方法 - Google Patents
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Description
上記の施工方法では、基礎構造物の施工位置を掘削し、掘削した立坑内で鋼製セグメントを周方向に連結して環状の土留壁を形成する。次いで、その掘削した立坑地盤をさらに掘削し、既存の土留壁の下側で同様に鋼製セグメントを周方向に連結して新たな環状の土留壁を形成すると共に上下に隣接する土留壁同士を連結する。次いで、立坑地盤をさらに掘削し、新たな環状の土留壁を形成して連結する。これらの工程を繰り返して、所望の深さまで土留壁を形成する。次いで、立坑地盤上に底盤コンクリートを打設する。次いで、鋼製セグメントの土留壁で囲まれた立坑内部に配筋(主筋、帯筋)を施し、コンクリートを打設する。打設されたコンクリートが固化することにより、鉄筋コンクリート製の基礎構造物が完成する。
基礎構造物1は、橋脚100の下側に構築されている。基礎構造物1は、例えば、円柱状に形成されている。基礎構造物1は、筒状に形成されたセグメント構造体10と、中詰部(コンクリート部)20と、主筋30と、を備える。
鋼製セグメント40は、鋼材により形成されている。鋼製セグメント40は、プレート41と、主桁42と、継手部43と、リブ(補剛材)44と、を有する。鋼製セグメント40において、プレート41、主桁42及び継手部43により、中詰部20を形成するコンクリートを充填する充填空間Sが画定されている。なお、主桁42、継手部43、リブ44は、いずれもプレート41に溶接によって接合されていてもよいし、一部がプレート41と一体に形成されていてもよい。
孔42aは、上下に隣接する他の鋼製セグメント40と連結するためのボルト等の連結具(図示せず)が挿通される連結用の孔である。孔42aは、例えば、円形状に形成されており、主桁42の厚さ方向(軸線xに沿った方向)に貫通している。孔42aは、連結具の横断面よりも若干大きな径を有するように形成されている(連結具の最外径+3~6mm程度)が、打設されるコンクリートが通過可能な大きさに形成する必要はない。もちろん、コンクリートに含まれる骨材が孔42aと連結具との間の隙間を通過できるような大きさとなるように孔42aを形成してもよい。なお、孔42aは、円形状に限らず、楕円状、長円状、矩形状に形成してもよく、その形状及び大きさは主桁42の設計強度を満たす範囲内で自由に変更可能である。
孔42aは、プレート41と主桁42との連結側に設けられている。孔42aは、主桁42の周方向Cにおける一端から他端に亘って、その延在方向において所定の間隔をあけて設けられている。軸線xに対向する各主桁42の孔42aは、互いに同軸となるように設けられている。
孔42bは、プレート41と主桁42との連結側に設けられている。孔42a及び孔42bは、軸線xを中心とした同じ仮想円上に形成されている。孔42bは、主桁42の周方向Cにおける一端から他端に亘って、リブ44の両近傍で孔42aと孔42aとの間に形成されている。すなわち、孔42bは、主桁42におけるリブ44との連結位置近傍に形成されている。さらに、孔42bは、主桁42の周方向Cにおける両端部近傍に形成されている。より具体的には、一部の孔42bは、主桁42における継手部43との連結位置と第2の継手部52(後述する)との連結位置とに挟まれた位置に形成されている。軸線xに対向する主桁42における孔42bは、互いに同軸上に設けられている。
ただし、孔42cは、打設されるコンクリートが通過可能な大きさに形成する必要はない。もちろん、コンクリートに含まれる骨材が孔42cと主筋との間の隙間を通過できるような大きさとなるように孔42cを形成してもよい。なお、孔42cは、円形状に限らず、楕円状、長円状、矩形状に形成してもよく、その形状及び大きさは主桁42の設計強度を満たす範囲内で自由に変更可能である。
孔42cは、孔42a及び孔42bが形成されている側とは反対の側、つまり、軸線xの側(プレート41との連結部とは反対側)の主桁42の縁部に設けられている。孔42cは、主桁42の周方向Cにおける一端から他端に亘って、所定の間隔をあけて設けられている。軸線xに対向する主桁42における孔42cは、互いに同軸上に設けられている。孔42cと孔42a及び孔42bとは、軸線xを中心とした互いに異なる仮想円上に形成されている。
継手部43は、プレート41から軸線xに向かって延びるようにプレート41の内面に立設されている。軸線xに沿って延びる継手部43の一端はプレート41に連結されてお
り、他端は主桁42の内側の縁の手前まで延びている。軸線xに向かって延びる継手部43の縁は、それぞれ主桁42に連結されている。
継手部43には、軸線xに沿って所定の間隔をあけて、ボルト等の連結部51(図2参照)を挿通する複数の3つの孔43aが軸線xに沿って二列に形成されている。
主桁42において各リブ44の周方向Cにおける両側にはそれぞれ孔42bが形成されている。孔42bは、リブ44とプレート41とにより形成される角部付近に形成されている。周方向Cにおいて最も外側にある孔42bは、継手部43と第2の継手部52(後述する)との間に形成されている。
連結部51は、継手部43及び第2の継手部52に挿通され、周方向C(長手方向)に隣接する鋼製セグメント40同士を連結する。連結部51は、例えば、ボルト51aとナット51bにより構成されている。連結部51は、継手部43に形成された孔43aと第2の継手部52に形成された孔52aに挿通される。
第2の継手部52は、鋼製セグメント40の周方向Cにおける両端部近傍において、各継手部43に対して周方向Cに所定の間隔をあけて、継手部43と互いに平行に設けられている。第2の継手部52は、プレート41の内面に設けられており、当該内面から軸線xに向かって延びるように立設されている。軸線xに沿って延びる第2の継手部52の一端は、プレート41に連結されており、他端は、主桁42の内側の縁の手前まで延びている。軸線xに向かって延びる第2の継手部52の両端縁は、それぞれ主桁42に連結されている。
なお、頭部を有するボルト51aを用いる場合には、ボルト51aの頭部が一方の第2の継手部52に当接し、ナット51bが他方の第2の継手部52に当接すると共に、ボルト51aに螺合される。これにより、鋼製セグメント40は、周方向Cにおいて互いに連結される。
ボルト51aの軸方向に沿って設けられている。各継手リブ53は、プレート41の内面に設けられており、当該内面から軸線xに向かって延びるように立設されている。各継手リブ53は、軸線xに交差する方向における一端が継手部43に連結され、他端が第2の継手部52に連結されている。
これにより、各継手リブ53は、継手部43と第2の継手部52とによって囲まれた空間V内を仕切っている。
また、鋼製セグメント40の高さあたりにおけるボルト51aの断面積の総和が、当該高さあたりにおける帯筋の断面積の総和以上となるように、各ボルト51aの径、数量が選択される。例えば、主筋の所定長さあたりにおける4本のD41(断面積1340mm2)の帯筋の断面積の総和が5360mm2である場合、M33(有効断面積694mm2)の規格のボルト51aを用いる場合には、少なくとも8本以上のボルト51aを用いて鋼製セグメント40を連結する必要がある。
ボルト51aは、M33よりも大きな規格のボルトを用いてボルト51aの使用本数を減らすことも可能であるが、ボルト51aが大きくなると締め付ける際に必要なトルクも大きくなるため、作業性が低下する。そこで、図6に示すように、セグメントの厚さ方向にボルト51aを複数配置する構造が好ましい。これにより、ボルト51aの締結作業の手間と、必要な締め付けトルクのバランスを考慮してボルト51aの大きさ、使用本数を決定することが可能となる。
なお、鋼製セグメント40の連結部以外の部分では、プレート41と主桁42の断面積の和及び強度が設計上の帯筋の断面積の和及び強度以上となるように厚さや材質が決定される。
グメント40と一体に形成されている。
次に、基礎構造物1の構築方法について説明する。基礎構造物1を構築する箇所に、例えば、油圧ジャッキ等によって構成された沈設装置(図示せず)を据え付ける。沈設装置は、環状の基礎構造物1の周方向Cにおいて複数箇所に設けられる。
次いで、沈設装置の内側において鋼製セグメント40を周方向C(長手方向)に連結して環状のリング体11を形成する。リング体11を形成する際には、ボルト51aを継手部43及び第2の継手部52に挿通し、ナット51bにて締結する。さらに、リング体11の上で別のリング体11を形成して両者を連結する。この別のリング体11の上にさらに別のリング体11を形成して両者を連結する。リング体11の内側の地盤をクラムシェル(図示せず)により掘削する。リング体11を地中へ沈設するために必要な深さの掘削が終わると、掘削を止め、沈設装置によってリング体11の上面を地中に向けて押圧して、リング体11を地中に圧入する。
また、コンクリートは、セグメント構造体10の内側に開口しているプレート41、主桁42、継手部43、第2の継手部52によって囲まれた空間V内にも流れ込むので、コンクリートが固化した後は、充填部54として、連結部51のボルト51aと一体化される。これにより、隣接する鋼製セグメント40同士を一体化し、連結を強固にする。
また、リング体11は、鋼製セグメント40を連結機構50にて連結しているので、鋼製セグメント40が連結されたリング体11を鉄筋コンクリート構造物の帯筋に代替して用いることができ、セグメント構造体10の継手部分の強度を大幅に高めることができる。これにより、従来は継手の強度が十分ではないために、基礎の一部として用いることができなかったセグメント構造体10を基礎構造物1の一部として用いることができる。
また、鋼製セグメント40の連結が帯筋代替部の設置となるので、主筋に帯筋を設けるという手間のかかる工程を省くことができ、基礎構造物1の構築にかかる時間を短縮できる。
また、連結機構50に空間Vを形成してコンクリートを充填し、当該コンクリートを拘束することで、鋼製セグメント40の連結強度を高めることができる。
同じ直径(断面)の基礎構造物を構築しようとした場合、従来の基礎構造物200は、セグメント210の分だけ外径が大きくなっており、基礎構造物200としてみなされない部分における材料(セグメント、コンクリート)コストが極めて大きかった。
礎構造物200に比べて小さくすることができる。
また、鋼製セグメント40及び連結機構50で本来設けられる帯筋を代替することができるので、基礎構造物1としての強度を下げずに、鋼材の使用量を大幅に削減することができる。
主桁間高さ600mmの鋼製セグメントが周方向及び高さ方向に複数連結された従来の基礎構造物において、当該基礎構造物の軸方向(高さ方向)に沿ってD41の帯筋(断面積1340mm2、降伏応力345N/mm2)が150mmピッチで配置される区間を対象とし、対応する上記実施の形態の基礎構造物1を想定して、試験体を3つ用意した。試験体として連結される鋼製セグメントは、プレートが湾曲されておらず、長手方向が直線状に延び、その長さが通常の鋼製セグメントの半分の長さのものを用いた。
図9に示すように、鋼製セグメント40の連結に連結機構50を用いた試験体No.1は、同じ載荷荷重に対する変位量が最も小さく、降伏荷重も4本の帯筋より遥かに大きいことから、高い剛性を有していることがわかる。また、試験体No.1は、4本の帯筋を用いた場合よりも変位量が小さくなることから、試験体No.1の構造を有するリング体を帯筋の代わりとして用いることができる。
連結機構50から充填部54(コンクリートの充填)を省いた試験体No.2が試験体No.1に次いで変位量が小さく、降伏荷重も4本の帯筋より遥かに大きいことから、高い剛性を有していることがわかる。また、試験体No.2は、4本の帯筋を用いた場合よりも変位量が大きくなる載荷荷重があるものの、4本の帯筋にほぼ近い剛性を有している。
一方で、単に継手部43をボルトで連結した試験体No.3においては、その変位量が帯筋よりも遥かに大きく、試験体No.3の構造を有するリング体を帯筋の代わりとして到底用いることはできない。
次に、基礎構造物の変形例について説明する。本変形例と上記の実施の形態との相違点は、図10~図12に示すように、継手部43と連結機構50の構成部材の少なくとも一つに孔を形成し、空間Vに充填されるコンクリートの充填性を高めたものである。したがって、以下では特徴的な部分について説明し、上記実施の形態と同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
孔43bは、例えば、孔43aを継手部43の長手方向から挟み込むように6個形成されている。なお、孔43bの数は限定されるものではなく、継手部43の設計強度を満たす範囲内で自由に変更可能である。
孔52bは、例えば、孔52aを第2の継手部52の長手方向から挟み込むように6個形成されている。なお、孔52bの数は限定されるものではなく、第2の継手部52の設計強度を満たす範囲内で自由に変更可能である。また、孔52bは、孔43bに対して周方向Cに沿って対向する位置に形成されていることが好ましいが、孔52bがこの位置に限定されるものではない。
孔53bは、例えば、継手リブ53の中央近傍に1個形成されている。なお、孔53bの数は限定されるものではなく、継手リブ53の設計強度を満たす範囲内で自由に変更可能である。また、各継手リブ53に形成された孔53bは、互いに埋設方向Aに沿って対向する位置に形成されていることが好ましいが、孔53bがこの位置に限定されるものではない。
ここで、ボルト51aは、強度の観点から曲げ加工をせず、直線状のものを用いることが一般的である。そのため、直線状のボルト51aを継手部43及び第2の継手部52に挿通するためには、継手部43と第2の継手部52を互いに平行に配置する必要があり、プレート41とボルト51aとが干渉しない範囲内で継手部43と第2の継手部52の間隔を決めることが必要となる。つまり、リング体11の曲率(リング体11の径)によってボルト51aの許容長さも変わり、空間Vの体積も変わる。また、帯筋代替部となるリング体11の一部である主桁42との連続性の観点から、基礎構造物1を横断面視した際に、ボルト51aが主桁42の内周縁から内側にはみ出さないようにすることが好ましい。
これらの点に鑑みると、継手部43と第2の継手部52との間隔は、鋼製セグメント40の高さ(軸線x方向の長さ)以下とすることが好ましい。
これにより、充填部54を形成する空間Vを適切な容量で形成することができ、上記の孔42b,43b,52b,53bによって空間Vへのコンクリートの充填性を大幅に高めることにより、連結機構50の強度を大幅に向上させることができ、帯筋代替部としてのリング体11の強度、ひいては基礎構造物1の強度を大幅に高めることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、上記実施の形態の各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。また、例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
また、上記の実施の形態において、鋼製セグメント40の主桁42に設けられている孔42cは、一の仮想円上に設けられていたが、主桁42に他の仮想円を想定し、さらに孔42cを設けてもよい。この場合、主筋30は、軸線xを中心として二重に設けられている。
また、鋼製セグメント40の主桁42自体に主筋30が予め取り付けられていてもよい。高さ方向において隣接する鋼製セグメント40におけるこれらの主筋30は、高さ方向において互いに連結する際に互いに接合すればよい。
また、空間V内へのコンクリートの充填性を高める各孔42b,43b,52b,53bは、上記の変形例のように全ての孔を形成する必要はなく、いずれか一つの孔だけでも良いし、いくつかの孔を組み合わせて形成してもよい。
10 セグメント構造体
11 リング体(帯筋代替部)
20 中詰部
30 主筋
40 鋼製セグメント
41 プレート
42 主桁
42a,42b,42c 孔
43 継手部
43a,43b 孔
44 リブ
50 連結機構
51 連結部
52 第2の継手部
52a,52b 孔
53 継手リブ
53b 孔
54 充填部
A 埋設方向
C 周方向
S,V 空間
x 軸線
Claims (11)
- 壁面を形成するプレートと、前記プレートの長手方向端部に立設された継手部と、前記プレートの短手方向端部に立設された主桁と、を有し、環状に配置された複数の鋼製セグメントと、隣接する前記鋼製セグメント同士を連結する連結機構と、を有し、帯筋を代替する環状体を軸線方向に複数配置して連結したセグメント構造体と、
前記セグメント構造体の軸線方向に沿って配置された主筋と、
前記セグメント構造体の内側に打設された中詰部と、
を備え、
前記連結機構、または前記連結機構と前記継手部には、コンクリートを流動させる孔が形成されており、
前記連結機構は、
前記継手部に挿通され、隣接する前記鋼製セグメントを連結する連結部と、
隣接する前記鋼製セグメントのそれぞれの前記プレートの内面に立設され、前記連結部が挿通される第2の継手部と、
前記プレート、前記主桁、前記継手部、前記第2の継手部によって囲まれた空間内に設けられ、前記連結部と一体化される充填部と、
を備えることを特徴とする基礎構造物。 - 前記連結機構は、前記空間内を仕切るリブを備えることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造物。
- 前記連結部は、前記鋼製セグメントの厚さ方向、短手方向の少なくとも一方にわたって複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎構造物。
- 前記継手部と前記第2の継手部は、互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の基礎構造物。
- 前記充填部は、コンクリートから形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の基礎構造物。
- 前記連結部のピッチ間隔は、設計上帯筋として必要なピッチ間隔以下としたことを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の基礎構造物。
- 前記連結部の断面積及び強度は、設計上帯筋として必要な断面積及び強度以上としたことを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載の基礎構造物。
- 請求項1から7までのいずれか一項に記載の基礎構造物の前記セグメント構造体を構成することを特徴とする環状体。
- 壁面を形成するプレートと、前記プレートの長手方向端部に立設された継手部と、前記プレートの短手方向端部に立設された主桁と、を有する鋼製セグメントの連結機構であって、
前記継手部に挿通され、隣接する前記鋼製セグメントを連結する連結部と、
隣接する前記鋼製セグメントのそれぞれの前記プレートの内面に立設され、前記連結部が挿通される第2の継手部と、
前記プレート、前記主桁、前記継手部、前記第2の継手部によって囲まれた空間内に設けられ、前記連結部と一体化される充填部と、
コンクリートを流動させるための孔と、
を備えることを特徴とする鋼製セグメントの連結機構。 - 請求項1から7までのいずれか一項に記載の基礎構造物の施工方法において、
複数の鋼製セグメントを長手方向及び短手方向に連結してセグメント構造体を構築する工程と、
前記セグメント構造体の軸線方向に沿って主筋を構築する工程と、
複数の鋼製セグメントを長手方向に沿って環状に連結して前記セグメント構造体を構成すると共に帯筋を代替する環状体を構築する工程と、
前記セグメント構造体の内側に中詰材を打設する工程と、
を有することを特徴とする基礎構造物の施工方法。 - 前記中詰材の打設時に、当該中詰材で隣接する鋼製セグメント同士を一体化させることを特徴とする請求項10に記載の基礎構造物の施工方法。
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