JP2006233463A - 防波堤、防潮堤の補修・補強構造および工法 - Google Patents

防波堤、防潮堤の補修・補強構造および工法 Download PDF

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Abstract

【課題】防波堤、防潮堤の補修・補強に際して、補強作業を簡易化し、かつ継ぎ目部分の耐久性の向上を図るようにした補修・補強構造とその工法を提供する。
【解決手段】上ブロック3の表面から継ぎ目4を通り下ブロック2の内部に向けて所定の深さに削孔16を開穿し、この削孔16内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材17を挿入し、PC鋼材17と削孔16の間隙に充填材18を充填し、該充填材18の硬化後においてPC鋼材17の上端部での操作により引張りプレストレスを開放し、これにより短縮プレストレスが導入されたPC鋼材17に基づき上ブロック3を下ブロック2に接続していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、防波堤、防潮堤の補修・補強に係り、特に堤を構成する上下のブロック間を強固に結合するようにした防波堤、防潮堤の補修・補強構造および工法に関するものである。
一般に海岸や河川などの各種の水域には、外海からの波浪や河川の氾濫や防ぐため防潮堤や防波堤といった堤構造が設けられている。このよう堤構造は、通常コンクリートによって構成されており、波の力に対してコンクリートの重量により抵抗する構造物である。堤構造は一般的には、長さ10m、高さ1m及び幅0.5〜1.0m程度のコンクリートのブロックを横に並べると共に縦に積み重ねて配置し、比較的少ない連結鉄筋でブロック間を縦、横に継ぎ合わせていく工法で構築されている。
従来の防波堤1を図7によって説明すると、コンクリート製の下ブロック2を海底に構築しその前後に補強ブロック5が設けられており、下ブロック2の上面に上ブロック3を構築して防波堤が構築されておいる。7が海側、8が陸側である。下ブロック2と上ブロック3の継ぎ目4には較的小径かつ短寸で、少ない本数の連結鉄筋6が埋設されていて、この連結鉄筋6によって上下のブロック3、2間が結合されている。この連結鉄筋6は上下のブロック2、3を連結するのが主たる機能であり、波力に対しては上下ブロック3、2の重量で抵抗するように設計されている。しかし、図7(c)の矢印に示すように海側7から想定以上の異常な波力が上ブロック3に作用したときは、連結鉄筋6が波力によって破断され、上ブロック3がずれたり図のように倒壊する危険性がある。
前記に対処する方法としては、上ブロック3がずれたり倒壊する前に、上ブロック3を下ブロック2に強固に接合し直してRC構造とする補修・補強工法と、上ブロック3がずれたり倒壊した後に補強鉄筋を用いて新設のブロックを再構築し、既設の下ブロック3に強固に接続する補修・補強工法がある。
図8は、図7の防波堤1において、上ブロック3がずれたり倒壊する前に、この上ブロック2を下ブロック3に強固に接合し直すRC構造で補修・補強する従来例を示す。この従来例では、上ブロック2の上面から継ぎ目4を通して下ブロック3内の所定深さに届く削孔10を穿ち、この削孔10に補強鉄筋11を埋設して充填材を充填することで、鉄筋量を増やしたRC構造として波力に抵抗する補強を行っている。また図示を省略するが、上ブロック2が倒壊して新たに上ブロック3を新設するときは、既設の下ブロック2の上面から所定深さの削孔を穿ち、この削孔にケミカルアンカー方式で補強鉄筋を設置して立ち上げ、その補強鉄筋が埋設されるようにコンクリートを打設して新設の上ブロックを構築することがある。しかし、前記のRC構造では多数本の鉄筋と削孔作業が必要であり、またブロック継ぎ目4に目開きが生じやすい問題がある。
図9は、従来の防潮堤12を示し、陸側8に設置した背面補強ブロック13の海側7の前面に下ブロック2aが構築されており、その上に上ブロック(頂部ブロック)3aが構築されている。この防潮堤12においても、海側7の方向から想定以上の異常な波力が上ブロック3aに作用したときは、上ブロック3aは背面側にずれ、または図9(b)のように倒壊することになる。
図10は、図9の防潮堤12において、上ブロック3aがずれたり倒壊した後に、新設のブロック14を再構築する例を示す。この場合は、残存する既設の下ブロック2aの表面から削孔10aを穿ち、この削孔10aにケミカルアンカー方式で補強鉄筋11aを設置した後、該補強鉄筋11aを所定長外方に突出させ、この補強鉄筋11aが埋るように既設の下ブロック2aの前面および、既設の上ブロックが存在していた高さ位置までコンクリートを打設して新設のブロック14を再構築する。しかし、このRC補修・補強構造でも多数本の鉄筋と削孔作業が必要になり、またブロック継ぎ目4aに目開きが生じやすい問題がある。なお、関連技術の参考例として、特開2002−332622(既設堤の嵩上げ方法)がある。
特開2002−332622号公報
防波堤や防潮堤のコンクリート堤構造では、異常時の波力に対してコンクリートの重量により抵抗することを前提に構造が設計されているので、当然のことながら、設計時の想定を遥かに超えるような異常に強い波が押し寄せた場合には、上下ブロックの継ぎ目を連結している比較的簡易な連結鉄筋が波力で破断し、その継ぎ目がずれたり上ブロックが倒壊する可能性があり、現実に、台風時の被害も発生している。
前記の問題に対処するための図8や図10の補修・補強工法は、鉄筋量を増やしたRC構造としたものであるが、この構造では補強鉄筋を設置するための削孔本数が多くなり、削孔の作業に手間取る問題がある。さらに、補強鉄筋を設置しただけでは、既存の下ブロックと補強する側のブロック間の継ぎ目を閉じるように締結力を作用させて接続できないので、継ぎ目には海水が浸入しやすい状態にあり、このため補強鉄筋の腐食等による継ぎ目部分の耐久性が問題となる可能性が残されている。
本発明は、防波堤、防潮堤の補修・補強に際して、従来のRC補強構造に代えて、既存の下ブロックと補強する側のブロックとの継ぎ目を繋ぐためにプレストレスを導入したPC鋼材を使用し、異常な波力に対しても十分に抵抗力を確保できるように補強することで、従来の補強鉄筋の量と削孔本数を大幅に減らして補強作業の簡易化を図り、さらに、継ぎ目部分の耐久性の向上を図るようにした補修・補強構造とその工法を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明は、つぎのように構成する。
第1の発明は、上下ブロックを連結した防波堤、防潮堤における補修・補強構造であって、予め開削された上ブロックの削孔に対応させて下ブロックの内部に向けて所定の深さに削孔を開穿し、この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後において上記与えられた引張りプレストレスを開放し、これにより圧縮プレストレスが導入された前記PC鋼材に基づいて上ブロックを下ブロックに接続していることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記削孔の内面を目荒したことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記PC鋼材は、中空PC鋼棒と、その内部に挿入された反力PC鋼棒と予め引張りプレストレスを中空PC鋼棒に与えるため該中空PC鋼棒の一端側に螺合され、前記反力PC鋼棒の先端を係止するエンドホルダーと、中空PC鋼棒の他端側の外周に螺合した支承筒と、この支承筒の雌ねじに螺合すると共に、前記反力PC鋼棒の他端に押圧力を付加できるストッパーとからなり、前記ストッパーを回すことで反力PC鋼棒とエンドホルダーと支承筒を介して中空PC鋼棒に引張りプレストレスが導入されていることを特徴とする請求項1または2記載の防波堤、防潮堤の補修・補強構造。
第4の発明は、上下ブロックを連結した防波堤、防潮堤における補修・補強工法であって、予め開削された上ブロックの削孔に対応させて下ブロックの内部に向けて所定の深さに削孔を開穿し、この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後において引張りプレストレスを開放することにより該PC鋼材に圧縮プレストレスを導入し、前記圧縮プレストレスを導入したPC鋼材に基づいて上ブロックを下ブロックに接続することを特徴とする。
第5の発明は、上下ブロックの継ぎ目を連結した防波堤、防潮堤における、位置ずれまたは倒壊した上ブロックを取り除き、新設ブロックを再構築する補修・補強工法であって、複数分割したプレキャスト版の新設下ブロックに予め開削された削孔に対応させて既設の下ブロック内にかけて削孔を開穿し、既設の下ブロックの前面に新設下ブロックを設置し、前記削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後においてPC鋼材の上端部での操作により引張りプレストレスを開放することにより該PC鋼材に圧縮プレストレスを導入し、前記圧縮プレストレスが導入されたPC鋼材に基づき新設下ブロックを既設の下ブロックの前面に接続し、さらに、既設と新設の各々の下ブロックの表面から各ブロック内に向けて所定の深さの削孔を開穿し、この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材の下部を挿入してアンカーで固定すると共に、このPC鋼材を既設と新設の下部ブロックの表面から所定の長さ外方に突出させると共にこのPC鋼材にシースを嵌合し、該シースの周囲を埋めるように新設上ブロックのコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化後においてシース内の間隙に充填材を充填し、充填材が硬化した後、PC鋼材の上端部での操作により引張りプレストレスを開放することによって該PC鋼材に圧縮プレストレス導入し、新設上ブロックを既設と新設の下ブロックに接続することを特徴とする。
本発明によると、上下ブロックを連結鉄筋で連結した防波堤、防潮堤において、異常な波力により位置ずれまたは倒壊するおそれのある既設の上ブロックを補修・補強する場合や、位置ずれまたは倒壊した上ブロックに代えて新設のブロックを再構築したうえ、既設の下ブロックに接続して補修・補強する場合に、上ブロックと下ブロックとの間にPC鋼材を挿入配置し、このPC鋼材に導入したプレストレスを介して締結力を伴って上ブロックを下ブロックに接続するので、想定外の異常な波力に対しても大きな抵抗力を確保するように補強できる。これに伴い使用するPC鋼材の本数を、従来のRC構造の補強鉄筋数に比べて大幅に低減でき、削孔本数を大幅に低減できるので、その開穿作業に要する手間を大幅に低減できて補修・補強に要する現場作業の軽減が図られる。
本発明の全体作業工程は、(1)削孔、(2)PC鋼材の設置、(3)充填材の充填、(4)プレストレスの開放(緊張力導入)、(5)後埋め工のみであるので、全体作業の面からも施工費と施工期間を大幅に低減できる。さらに、PC鋼材により上下ブロックの継ぎ目を閉じる方向に締結力が作用しているので目開きが生じず、継ぎ目に海水等が進入しずらくできてPC鋼材の腐食を少なくでき、継ぎ目部の耐久性を大幅に向上することができる。既設の上ブロックを補修・補強する場合は、現場堤防の形状を変更することなく補強が可能であり、景観性に優れる。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。なお、各図に示す防波堤、防潮堤の構造は従来例と同じなので、従来と同一要素には同一の符号を付して説明する。
図1〜図2は、本発明の実施形態1を示し、図7と同じ防波堤1において、下ブロック2の上に構築された上ブロック3が異常な波力で位置ずれまたは倒壊する前に、補修・補強する例を示す。
実施形態1では、上下ブロック3、2の継ぎ目4を通して、上ブロック3の上面15(上面以外の前面の場合もあり、総称して表面という)から下ブロック2の内部の所定深さ位置まで削孔16が設けられている。そして、削孔16の上端開孔部、つまり上ブロック3の上面15から削孔16の底部にかけて補強筋としてPC鋼材17が挿入されている。PC鋼材17と削孔16のすき間には無収縮モルタル等の経時硬化性の充填材18が充填される。ちなみに、この充填材18は経時効果性のものに限定されるものではない。この充填材18が硬化した後に、PC鋼材17に短縮プレストレスを導入することで上下ブロック3、2間の継ぎ目4に目開きが生じないように緊締力を保持させた状態で上ブロック3を下ブロック2に接続して補修・補強を行う。
前記の工法で防波堤1を補修・補強することにより、従来に比べて何倍もの強度をコンクリートに付与した状態で上下のブロック2、3を接続できるので、従来の補強鉄筋に比べて少ない本数のPC鋼材で補修・補強を完了できる。しかも、本発明のPC鋼材17で上下ブロック3、2を接続することにより、継ぎ目4を全面圧縮状態で閉じるように保持することができる。それにより継ぎ目4は海水等が進入しにくくでき、PC鋼材17の腐食の可能性を少なくして継ぎ目部の耐久性を向上させることできる。ちなみに、削孔16の下部においては、この削孔16と同心状に大径の環状溝51を内周面に均一に切削するようにしてもよい。これにより、充填材18と環状溝51との付着係止力を介して応力伝達性能を向上させることが可能となる。
補強用のPC鋼材17は、先端が閉じた削孔16に挿入し、削孔16との間隙に充填した充填材18が硬化した後に、削孔16の開放された上端側からの作業でプレストレスを導入するもので、このために特殊構造のPC鋼材が必要となる。この特殊構造のPC鋼材としては、本出願人に係る特許第2534195号に開示のPC鋼材があり、さらに、図2に示す実施形態のPC鋼材がある。
本発明に用いるPC鋼材17の具体的構造の一例を図2によって説明する。
このPC鋼材17は、中空PC鋼棒21とその内部に挿入するノンプル用反力PC鋼棒26を有している。中空PC鋼棒21における鋼製中空PC鋼棒本体21aの長手方向の先端部(図の右端部)に雄ねじ部24を有すると共に、基端部(図の左端部)外側にも雄ねじ部25を有している。中空PC鋼棒21の基端側には、先端部に小径雌ねじ孔36を有し、基端部に大径雌ねじ孔37を有する2つの異径雌ねじ孔を有した異径ホルダーからなる支承筒27が設けられている。前記の雄ねじ部25には、支承筒27における小径雌ねじ孔36が螺合されている。支承筒27は、六角形等の回動工具係合用外面28を備えている。
支承筒27の基端部の大径雌ねじ孔37には、ストッパー29の先端雄ねじ部30が螺合されている。また、ストッパー29の外端部には、六角等の回動工具係合用外面31が形成されている。また、支承筒27の内部において、ストッパー29の先端には押圧係止片33の後端面が係合されている。押圧係止片33の前端部には凹部32が設けられていて、この凹部32に撤去用反力PC鋼棒34の後端部が嵌合され、撤去用反力PC鋼棒34の前端部にはノンプル用反力PC鋼棒26の後端部が当接されている。ノンプル用反力PC鋼棒26は中空PC鋼棒21内に全体が収納された状態で配置される長さであり、このノンプル用反力PC鋼棒26の後端部に当接する撤去用反力PC鋼棒34の他端部は中空PC鋼棒21の後端部から突出するように配置されており、撤去用反力PC鋼棒34と前記ノンプル用反力PC鋼棒26とにより、押込み用反力PC鋼棒35が構成されている。
中空PC鋼棒21の先端部には内側と外側にねじ部が設けられていて、内側の雌ねじ孔46に雄ねじ部材からなるエンドホルダー48が螺合され、また、先端外側の雄ねじ部44にナット等からなるアンカー部材47が着脱可能に螺合固定されている。そしてノンプル用反力PC鋼棒26の先端部は、前記エンドホルダー48の内端面に当接されている。また、中空PC鋼棒21の基端側の雄ねじ部25の中間部には、ナット等からなるアンカー部材38が螺合されている。
前記PC鋼材17における中空PC鋼棒21に引張りプレストレスを導入する場合は、アンカー38を枠形フレーム(図示を省略する)に支承させた状態で該PC鋼材17を固定配置し、枠形フレームに装着された液圧ジャッキ(図示省略する)の可動ピストンの先端部に係合された押し込み鋼棒(図示省略する)をストッパー29の中央中空部23に挿入し、この押し込み鋼棒の先端で押圧係止片33を中空PC鋼棒21に向かって移動するように押圧する。そして、撤去用反力PC鋼棒34およびノンプル(据置)用反力PC鋼棒26を中空PC鋼棒21内に押し込むように短縮力を導入した後、その状態においてフリーになっている支承筒27またはストッパー29を押圧係止片33に向かって接近する方向(図2の右方向)に回転させる。これによりストッパー29を前進移動して、その前端部を押し込み係止片33に係合させ、枠形フレームから分離させることにより、中空PC鋼棒21に引張りプレストレスを導入することができる。なお、アンカー部材47は、PC鋼材17が挿入される削孔16(図1参照)内において充填材18を介して下ブロック2との一体化を確実にするために設けられている。
前記のPC鋼材17は、予め工場において中空PC鋼棒21に引張りプレストレスを導入した状態で、次の工程で組み立てられる。まず、引張りプレストレスを導入する前に、中空PC鋼棒21とノンプル用反力PC鋼棒26の間隙には、中空PC鋼棒21の端部開口部から予めあるいは適宜の時期に経時硬化型の合成樹脂製接着剤からなる接着剤兼用防錆材43が注入充填される。この接着剤兼用防錆材43は、中空PC鋼棒21とノンプル用反力PC鋼棒26との一体性を高め、コンクリート部材相互の終局耐力を向上させるためのもので、適宜遅延剤を硬化型接着剤に混合させてなり、PC鋼材17を削孔16に挿入した後、PC鋼材17の間隙に充填した充填材18が硬化した後に硬化するようにしておく。
次に、中空PC鋼棒21の奥側に配置される前記中空PC鋼棒21の長さ寸法よりも短いノンプル(据置)用反力PC鋼棒26が挿入され、その後に、短寸の撤去用反力PC鋼棒34がノンプル用反力PC鋼棒26と直列に、かつ中空PC鋼棒21の入口側の開口端部からの所定の押し込み量以上を突出するように配置する。さらにその後に、支承筒27を中空PC鋼棒21の基端部の雄ねじ部25に螺合させ、かつストッパー29を支承筒27の後部に螺合させた状態で中空PC鋼棒21に引張りプレストレスを導入して釣り合わせる。
本実施形態では、長尺のノンプル(据置)用反力PC鋼棒26と短尺撤去用反力PC鋼棒34の長短2本のPC鋼棒により、中空PC鋼棒21内に配置される押し込み用反力PC鋼材35を構成しており、ノンプル用反力PC鋼棒26の寸法と撤去用反力PC鋼棒34の寸法の和が、中空PC鋼棒21の寸法よりも長く構成し、中空PC鋼棒21の基端部の外側に、撤去用反力PC鋼棒34が突出するように構成している。この突出した寸法が、引張りプレストレスを導入用のジャッキにより間接的に押し込むことができるプレストレス量の最大値になる形態である。このように、本実施形態のPC鋼材17は、機械的に分解または組立てが自在な構成であり、かつPC鋼材17の一端側において、支承筒27とストッパー29を相互に調整して回動することにより中空PC鋼棒21に引張りプレストレスを導入・開放でき、かつ短縮プレストレスをこの中空PC鋼棒21に導入することができる。
PC鋼材17は、前記のように予め工場において中空PC鋼棒21に引張りプレストレスが導入された状態で製作され、厳重に監理されて施工現場に運搬される。そして、現場においてPC鋼材21のストッパー29を削孔16の上端開孔部に位置するようにして、この削孔16内に挿入する。削孔16の開穿は、専用のドリルを用いて上ブロック3において予め開削された削孔に対応させて下ブロックの内部へ向けて所定の深さに開削することにより行う。削孔16にPC鋼材17を挿入した後、削孔16とPC鋼材17の間隙に無収縮モルタル等の経時硬化性の充填材18を充填する。充填材18が硬化した後に、削孔16の上端開孔での作業により電動レンチ等の回動工具を用いて支承筒27を回して中空PC鋼棒21から取り外すことにより、中空PC鋼棒21に導入されている引張りプレストレスを開放する。
それにより中空PC鋼棒21には短縮プレストレスが導入されるので、PC鋼材17と削孔16の間隙に充填された充填材18を介して継ぎ目4を閉じるように接合力を作用させた状態で上部ブロック3を下部ブロック2に接続でき、こうして補修・補強をおこなうことができる。中空PC鋼棒21の短縮プレストレスを上下ブロック3、2に確実に伝達できるように削孔16内には例えば、凸凹面が上下深さ方向に連続するように内周面に溝を形成するようにした目荒し部20を設けておくのがよい(図3b参照)。また、PC鋼材17の先端にはアンカー部材47が外周に突出して設けられているので、充填材18を介して下ブロック2とPC鋼材17との一体化も確実となる。中空PC鋼棒21に短縮プレストレスを導入した後、削孔16の上部開孔端を詰め部材で塞いで補修・補強作業が完了する。図1ではPC鋼材17は鉛直方向に配置され、ブロックの長手方向に所定の間隔をあけて複数本設置される。
図3、図4は本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、上ブロック3は上部が前傾斜して設けられているため、この上ブロック3の傾斜した軸線に沿うようにPC鋼材17の上部を海側7に所定角度傾斜させて設置した例を示している。その他の構造は実施形態1と同じである。このように上ブロック3の傾斜に沿わせてPC鋼材17を設置することで、上部が前傾斜した上ブロック3を確実に下ブロック2に接合できる。なお、実施形態1、2の補修・補強工法は防波堤に限らず防潮堤にも適用できる。図3(b)には、削孔16の内面に形成する目荒し部20の一例を示している。
図5は本発明の実施形態3を示し、図10に示したものと同じ防潮堤12において、下ブロック2aの上に構築された上ブロック(頂部ブロック)3aが異常な波力で位置ずれまたは倒壊した後に、この上部ブロックを取り除き、新設ブロック14aを再構築して補修・補強する例を示す。すなわち、実施形態3では、上ブロック3aを取り除いたうえ、既設の下ブロック2aの表面から内部に向けて所定の深さに削孔16を開穿し、この削孔16内に、図2に示したPC鋼材17、つまり、予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材17の下部を挿入してケミカルアンカーで固定し、このPC鋼材17を下部ブロック2aの表面から所定の長さ外方に突出させると共に、このPC鋼材にシース(図示省略)を嵌合する。その後、シースの周囲を埋めるように新設ブロック14aのコンクリートを打設する。新設のブロック14aは、既設の下ブロック2aの前面と、倒壊した既設の上部ブロックが最初にあった高さまで構築される。
新設ブロック14aのコンクリートが硬化した後において、シース内の間隙に充填材を充填し、充填材が硬化した後に、シースの上端部でPC鋼材17の支持筒27とストッパー29を回動操作して引張りプレストレスを開放し、これによって該PC鋼材17に短縮プレストレス導入し、コンクリートの打ち継ぎ目4bが閉じるように新設ブロック14aを既存の下ブロック2aに接続する。その他の構造および作用は実施形態1同じである。
図6は本発明の実施形態4を示す。この実施形態4では、新設ブロック14bを複数に分割したプレキャスト版の新設下ブロック2cと、現場打ちコンクリートからなる新設上ブロック3bとに分割して構築した例を示す。すなわち、図6において、プレキャスト版の新設下ブロック2cを既設の下ブロック2aの前面に隙間なく設置し、各新設下ブロック2cに開穿された削孔16bと既設の下ブロック2aの前面に開穿された削孔を通してPC鋼材17を挿入し、このPC鋼材17により既設の下ブロック2aと新設下ブロック2cの継ぎ目4cをプレストレスを導入した状態で接合する。その後、既設の下ブロック2aの上部および新設下ブロック2cに開穿した削孔にPC鋼材17の下部を挿入してケミカルアンカーで固着してPC鋼材17を上方に突出させ、シースを介してPC鋼材17の周囲を埋めるように現場打ちでコンクリートを打設して新設ブロック14bを構築し、さらに、PC鋼材17に圧縮プレストレスを導入することで、継ぎ目を閉じるようにして新設ブロック14bを既設の下ブロック2aと新設下ブロック2cに接続するものである。その他の構造と作用は、実施形態3と同じである。また、実施形態3、4の補修・補強工法は防潮堤に限らず防波堤にも適用できる。
図3、図4に示す防波堤1aにおいて、堤体幅1mに波力100tf(1000kN)が等分布に作用した場合に、その波力に対して同じ抵抗力を確保できることを設計条件として、本発明のPC補修・補強工法と従来のRC構造の補修・補強工法を施工する場合に、それぞれの工法に必要なPC鋼材と補強鉄筋および削孔の諸表を比較した。補強鉄筋はJIS規格のD25−SD345を使用し、PC鋼材は、NAPP40T−ctc1200(本出願人に係るPC鋼材の商品名)を使用した。この場合、前記の補強鉄筋を挿入する削孔径が40φ程度、削孔本数が10m間隔で40箇所であるのに対し、前記のPC鋼材を挿入する削孔径は100φ程度、削孔本数が10m間隔で8.4箇所であった。前記から、本発明のPC補強構造とすることで削孔本数を低減でき、これに要する施工期間と施工費を大幅に低減できた。また、PC鋼材の使用本数が補強鉄筋に比べて大幅に少なにも拘わらず、波力に対して本数の多い補強鉄筋と同等の抵抗力を確保できることを確認した。
なお、上述した実施の形態では、あくまで防波堤、防潮堤に対して適用される場合を例に挙げて説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、上下ブロックを有するいかなる構造体に対して適用してもよいことは勿論である。
実施形態1として防波堤の補修・補強構造を示し、(a)(b)は、側面断面図と左右省略して示す正面断面図、(c)は、断面斜視図である。 本発明の実施形態に使用するPC鋼材の断面図である。 実施形態2に係る防波堤の補修・補強構造を示し、(a)は断面斜視図、(b)はPC鋼材を挿入する削孔の詳細図である。 図3(a)の側面断面図と正面断面図である。 実施形態3として防潮堤の補修・補強構造を示し、(a)は側面断面図、(b)は、断面斜視図である。 実施形態4として防潮堤の補修・補強構造を示す断面斜視図である。 従来の防波堤を示し、(a)(b)は、側面断面図と左右省略して示す正面断面図、(c)は、断面斜視図である。 図7の防波堤をRC構造で補強する例を示し、(a)(b)は、側面断面図と左右省略して示す正面断面図、(c)は、断面斜視図である。 従来の防潮堤を示し、(a)(b)は、側面断面図と断面斜視図である。 図8の防潮堤をRC構造で補強する例を示し、(a)(b)は、側面断面図と断面斜視図である。
符号の説明
1 防波堤
1a 防波堤
2 下ブロック
2a 下ブロック
2c 新設下ブロック
3 上ブロック
3a 上ブロック
3b 新設上ブロック
4 継ぎ目
4a 継ぎ目
4b 継ぎ目
5 補強ブロック
6 連結鉄筋
7 海側
8 陸側
10 削孔
10a 削孔
11 補強鉄筋
11a 補強鉄筋
12 防潮堤
13 背面補強ブロック
14 新設ブロック
14a 新設ブロック
14b 新設ブロック
15 上面
16 削孔
16a 削孔
16b 削孔
17 PC鋼材
18 充填材
21 中空PC鋼棒
21a中空PC鋼棒本体
23 中央中空部
24 雄ねじ部
25 雄ねじ部
26 ノンプル用反力PC鋼棒
27 支承筒
28 回動工具係合用外面
29 ストッパー
30 雄ねじ部
31 回動工具係合用外面
32 凹部
33 押圧係止片
34 撤去用反力PC鋼棒
35 押し込み用反力PC鋼棒
36 小径雌ねじ孔
37 大径雌ねじ孔
38 アンカー部材
43 接着材兼用防錆材
44 雄ねじ部
46 雌ねじ孔
47 アンカー部材
48 エンドホルダー
51 環状溝

Claims (5)

  1. 上下ブロックを連結した防波堤、防潮堤における補修・補強構造であって、予め開削された上ブロックの削孔に対応させて下ブロックの内部に向けて所定の深さに削孔を開穿し、この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後において上記与えられた引張りプレストレスを開放し、これにより圧縮プレストレスが導入された前記PC鋼材に基づいて上ブロックを下ブロックに接続していることを特徴とする防波堤、防潮堤の補修・補強構造。
  2. 前記削孔の内面を目荒したことを特徴とする請求項1記載の防波堤、防潮堤の補修・補強構造。
  3. 前記PC鋼材は、中空PC鋼棒と、その内部に挿入された反力PC鋼棒と予め引張りプレストレスを中空PC鋼棒に与えるため該中空PC鋼棒の一端側に螺合され、前記反力PC鋼棒の先端を係止するエンドホルダーと、中空PC鋼棒の他端側の外周に螺合した支承筒と、この支承筒の雌ねじに螺合すると共に、前記反力PC鋼棒の他端に押圧力を付加できるストッパーとからなり、前記ストッパーを回すことで反力PC鋼棒とエンドホルダーと支承筒を介して中空PC鋼棒に引張りプレストレスが導入されていることを特徴とする請求項1または2記載の防波堤、防潮堤の補修・補強構造。
  4. 上下ブロックを連結した防波堤、防潮堤における補修・補強工法であって、
    予め開削された上ブロックの削孔に対応させて下ブロックの内部に向けて所定の深さに削孔を開穿し、
    この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後において引張りプレストレスを開放することにより該PC鋼材に圧縮プレストレスを導入し、前記圧縮プレストレスを導入したPC鋼材に基づいて上ブロックを下ブロックに接続することを特徴とする防波堤、防潮堤の補修・補強工法。
  5. 上下ブロックを連結した防波堤、防潮堤における、位置ずれまたは倒壊した上ブロックを取り除き、新設ブロックを再構築する補修・補強工法であって、複数分割したプレキャスト版の新設下ブロックに予め開削された削孔に対応させて既設の下ブロック内にかけて削孔を開穿し、既設の下ブロックの前面に新設下ブロックを設置し、前記削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材を挿入し、PC鋼材と削孔の間隙に充填材を充填し、該充填材の硬化後においてPC鋼材の上端部での操作により引張りプレストレスを開放することにより該PC鋼材に圧縮プレストレスを導入し、前記圧縮プレストレスが導入されたPC鋼材に基づき新設下ブロックを既設の下ブロックの前面に接続し、さらに、既設と新設の各々の下ブロックの表面から各ブロック内に向けて所定の深さの削孔を開穿し、この削孔内に予め引張りプレストレスを与えた状態の補強用のPC鋼材の下部を挿入してアンカーで固定すると共に、このPC鋼材を既設と新設の下部ブロックの表面から所定の長さ外方に突出させると共にこのPC鋼材にシースを嵌合し、該シースの周囲を埋めるように新設上ブロックのコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化後においてシース内の間隙に充填材を充填し、充填材が硬化した後、PC鋼材の上端部での操作により引張りプレストレスを開放することによって該PC鋼材に圧縮プレストレス導入し、新設上ブロックを既設と新設の下ブロックに接続することを特徴とする防波堤、防潮堤の補修・補強工法。
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