JP2015206220A - アンカー構造体 - Google Patents

アンカー構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015206220A
JP2015206220A JP2014087880A JP2014087880A JP2015206220A JP 2015206220 A JP2015206220 A JP 2015206220A JP 2014087880 A JP2014087880 A JP 2014087880A JP 2014087880 A JP2014087880 A JP 2014087880A JP 2015206220 A JP2015206220 A JP 2015206220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor structure
core material
core
bearing
pulled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014087880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6316643B2 (ja
Inventor
石橋 忠良
Tadayoshi Ishibashi
忠良 石橋
古山 章一
Shoichi Furuyama
章一 古山
忠 山本
Tadashi Yamamoto
忠 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JR East Consultants Co
Original Assignee
JR East Consultants Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JR East Consultants Co filed Critical JR East Consultants Co
Priority to JP2014087880A priority Critical patent/JP6316643B2/ja
Publication of JP2015206220A publication Critical patent/JP2015206220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6316643B2 publication Critical patent/JP6316643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

【課題】 周囲の固化体にかかる応力を低減するアンカー構造体を提供する。
【解決手段】 アンカー構造体1は、芯材2と、芯材2が挿通される移動支圧部材4、及び、芯材2が挿通され、移動支圧部材4に対して芯材2が引っ張られる側に設置される緩衝材5を有する支圧部3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート等の部材に取り付けるアンカー構造体に関する。
従来、アンカー本体に複数の耐荷体を設け、耐荷体ごとに個別の鋼材を用いることで荷重分散を図る荷重分散型のグラウンドアンカー構造が開示されている。(特許文献1参照)。
特開2002−038476号公報
しかしながら、荷重分散型のグラウンドアンカーは、耐荷体ごとに個別の鋼材を用いる必要があるため、部品点数及び施工手順等が増加し、コスト高になっていた。
本発明の目的は、このような問題点を解決するためになされたものであり、周囲の固化体にかかる応力を分散するアンカー構造体を提供することである。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
芯材と、
前記芯材が挿通される移動支圧部材、及び、前記芯材が挿通され、前記移動支圧部材に対して前記芯材が引っ張られる側に設置される緩衝材を有する支圧部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
複数の前記支圧部を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体では、
前記緩衝材は、前記芯材が引っ張られる側に配置されるほど軸方向の厚さが厚いことを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
前記緩衝材に対して前記芯材が引っ張られる側の前記芯材の外周に形成され、前記芯材と周囲の固化体との付着力を低減して力の伝達を低減するアンボンド部
を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
前記アンボンド部の外周に形成される補強部
を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
複数の前記アンボンド部、及び前記補強部を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
前記支圧部は、前記緩衝材に対して前記芯材が引っ張られる側に設置される抑え支圧部材を有することを特徴とする。
本発明に係る一実施形態のアンカー構造体は、
前記芯材の端部に設置される端部支圧部材を備えることを特徴とする。
本発明に係る一実施形態によれば、一本の芯材で周囲の固化体にかかる応力を分散するアンカー構造体を提供することが可能となる。
第1実施形態のアンカー構造体を示す概略図である。 第1実施形態のアンカー構造体を示す断面図である。 第1実施形態のアンカー構造体が引っ張られている状態を示す断面図である。 第2実施形態のアンカー構造体の断面図を示す。 第3実施形態のアンカー構造体を示す概略図である。 第3実施形態のアンカー構造体を示す断面図である。 第3実施形態のアンカー構造体が引っ張られている状態を示す断面図である。 第4実施形態のアンカー構造体を示す概略図である。
以下、第1実施形態のアンカー構造体1について説明する。
図1は、第1実施形態のアンカー構造体1を示す概略図である。図2は、第1実施形態のアンカー構造体1を示す断面図である。図3は、第1実施形態のアンカー構造体1の芯材2が引っ張られている状態を示す断面図である。
第1実施形態のアンカー構造体1は、芯材2と、芯材2が挿通される移動支圧部材としての移動支圧板4、及び、芯材2が挿通され、移動支圧板4に対して芯材2が引っ張られる側に設置される緩衝材5、並びに移動支圧板4に固着され芯材2に取り付けられるナット6を有する支圧部3と、を備える。
芯材2は、棒状の鋼等からなり、ナット6を取り付ける箇所には螺子が形成されてナット6を固定する。移動支圧板4は、円柱の中央に孔が形成された環状の部材であり、芯材2が挿通される。移動支圧板4は、緩衝材5に隣接して芯材2が引っ張られる側と反対側に配置され、芯材2が引っ張られると緩衝材5を圧縮する部材である。
移動支圧板4の緩衝材5とは反対側には同心にナット6が固着されている。なお、ナット6が移動支圧板4を兼ねる構造としてもよい。この場合、移動支圧板4を兼ねるナット6が移動支圧部材を構成し、ナット6と緩衝材5のみを用いればよい。また、径の大きい移動支圧板4と径の小さいナット6を一体の移動支圧部材として構成してもよい。
緩衝材5は、円柱の中央に孔が形成された環状の部材であり、芯材2が挿通される。また、緩衝材5は、移動支圧板4の他方で同心に取り付けられ、移動支圧板4に応力が加わった際に変形し、移動支圧板4を移動可能にする部材である。緩衝材5は、移動支圧板4の周囲にある固化体12と比較して柔らかく、圧縮に対する変形係数が周囲の固化体12の変形係数よりも小さい材料を用いる。具体的には、移動支圧板4からの応力によって変形できるコルク又はスポンジ等の材料が好ましい。緩衝材5は、周囲の固化材が浸透しないようにする。また、緩衝材5は、浮き輪のように、中空な可撓性の部材に空気を注入して形成してもよい。
第1実施形態のアンカー構造体1を組み立てるには、芯材2が異形鋼棒の場合と芯材2がアンボンド鋼材の場合で異なる。芯材2が異形鋼棒の場合、一本の芯材2にナット6を所定の位置に取り付け、支圧部3を挿入し、固定する。芯材2がアンボンド鋼材の場合、複数の短い鋼棒の端部の被覆を剥がしてねじ切りして、支圧部3を挿入し、ナット6又はカップラーによってつなぐ。
第1実施形態のアンカー構造体1は、図2に示すように、構造物11に形成した孔に設置され、コンクリート等の固化材を打ち込むことで固定される。
このような第1実施形態のアンカー構造体1の芯材2が引っ張られると、図3に示すように、芯材2が伸びてナット6を移動させる。移動支圧板4は、ナット6に押されて緩衝材5側に移動し、緩衝材5が圧縮されて固化体12に応力を伝達する。
緩衝材5を用いない場合は、引っ張り側の支圧板に応力が集中するが、緩衝材5を用いることでこれが緩和され、他の応力伝達部と共に荷重を分担することになる。したがって、周囲に打ち込んだコンクリート等の固化体12に割裂破壊が生じることが抑制される。
図4は、第2実施形態のアンカー構造体1の断面図を示す。
第2実施形態のアンカー構造体1は、図4に示すように、芯材2が第1構造物11aと、第1構造物11aとは異なる第2構造物11bとに跨がるように設置される。すなわち、芯材2の第1構造物11a側には、第1支圧部3aが取り付けられ、芯材2の第2構造物11b側には、第2支圧部3bが取り付けられる。第1支圧部3aと第2支圧部3bは、第1緩衝材5aと第2緩衝材5bが向かい合うように取り付けられる。
第2実施形態のアンカー構造体1は、あらかじめ芯材2に第1緩衝材5aと第2緩衝材5bが向かい合うように第1支圧部3aと第2支圧部3bを取り付けておく。そして、第1構造物11aに孔を形成し、第1支圧部3aを第1構造物11aの孔に設置し、固化体12を形成するコンクリートを打ち込む。その後、第2構造物11bを形成する。なお、第2構造物11bもコンクリート等によって形成してもよい。
このように、第2実施形態のアンカー構造体1は、第1構造物11と第2構造物11bに対応するように、芯材2に第1支圧部3aと第2支圧部3bを向かい合ってそれぞれ設置することで、芯材2の軸方向のそれぞれの引っ張りに対する応力を低減することが可能となる。
図5は、第3実施形態のアンカー構造体1を示す概略図である。図6は、第3実施形態のアンカー構造体1を示す断面図である。図7は、第3実施形態のアンカー構造体1が引っ張られている状態を示す断面図である。図7(a)は、第3実施形態のアンカー構造体1の状態を示す断面図であり、図7(b)は、図7(a)の状態で芯材2に発生する応力を示す図である。
第3実施形態のアンカー構造体1は、図5に示すように、芯材2の一端に挿通される端部支圧部材としての端部支圧板40と、端部支圧板40が固着されて芯材2の一端に取り付けられる端部ナット60と、が設置される。
また、芯材2には、端部支圧板40に対して間隔をあけて第1支圧部3aが設置される。第3実施形態の第1支圧部3aは、芯材2が挿通される移動支圧部材としての第1移動支圧板41a、第1緩衝材5a、及び抑え支圧部材としての第1抑え支圧板42a、並びに第1移動支圧板41aに固着され芯材2に取り付けられる第1ナット6aを有する。なお、第1ナット6aが第1移動支圧板41aを兼ねる構造としてもよい。この場合、第1移動支圧板41aを兼ねる第1ナット6aが移動支圧部材を構成し、第1ナット6aと第1緩衝材5aのみを用いればよい。また、径の大きい第1移動支圧板41aと径の小さい第1ナット6aを一体の移動支圧部材として構成してもよい。
第1移動支圧板41a及び第1抑え支圧板42aは、円柱の中央に孔が形成された環状の部材であり、芯材2が挿通される。第1移動支圧板41aの第1緩衝材5aとは反対側には同心に第1ナット6aが固着されている。第1移動支圧板41は、第1緩衝材5aに隣接して芯材2が引っ張られる側と反対側に配置され、芯材2が引っ張られると第1緩衝材5aを圧縮する部材である。第1抑え支圧板42aは、第1緩衝材5aに隣接して芯材2が引っ張られる側に配置され、第1緩衝材5aの圧縮応力を固化体に伝達する部材である。
第1緩衝材5aは、円柱の中央に孔が形成された環状の部材であり、芯材2が挿通される。また、第1緩衝材5aは、第1移動支圧板41aと第1抑え支圧板42aの間に同心に取り付けられ、第1移動支圧板41aに応力が加わった際に変形し、第1移動支圧板41aを移動可能にする部材である。第1緩衝材5aは、移動支圧板4の周囲にある固化体12と比較して柔らかく、圧縮に対する変形係数が周囲の固化体12の変形係数よりも小さい材料を用いる。具体的には、移動支圧板4からの応力によって変形できるコルク又はスポンジ等の材料が好ましい。緩衝材5は、周囲の固化材が浸透しないようにする。また、第1緩衝材5aは、浮き輪のように、中空な可撓性の部材に空気を注入して形成してもよい。
端部支圧板40と第1支圧部3aの間の芯材2の外周には、第1アンボンド部7aが形成される。第1アンボンド部7aは、図6に示すように、芯材2と固化体12とを離し、付着力を小さくする部分である。第3実施形態の第1アンボンド部7aは、管で覆う構造とポリエチレン等によって被覆する構造等が考えられる。第1管状部材71aが管の場合、第1管状部材71aの両端をそれぞれ隣り合う支圧部3に密着させて取り付ければよい。第1管状部材71aの内側に空気、グリース、又はポリマー等を充填させることが好ましい。第1管状部材71aがポリエチレン等の伸縮可能な材料で被覆する構造の場合、第1管状部材71aで被覆された芯材2にねじ節を付けて、ねじ節に支圧部3を取り付ければよい。
なお、第1アンボンド部7aは、第1管状部材71aに限らず、芯材2と周囲の固化体12との付着力を小さくする構造であればよい。付着力を小さくすることで、芯材2の伸びを許容し、第1移動支圧板41aの移動を許容することができ、応力を分散することが可能となる。
第1アンボンド部7aの外周側には、第1補強部8aが形成される。第3実施形態の第1補強部8aは、第1螺旋筋81aを用いる。第1螺旋筋81aは、端部支圧板40と第1移動支圧板41aの間で、芯材2及び第1アンボンド部7aの外周に設置されることが好ましい。なお、第1補強部8aは、第1螺旋筋81aに限らず、固化体12を補強するものであればよい。芯材2の周囲の固化体12を補強することによって、第1移動支圧板41aが移動したときの支圧応力による割裂破壊の発生を抑制することが可能となる。
さらに、芯材2には、第1支圧部3aに対して間隔をあけて第2支圧部3bが設置される。第3実施形態の第2支圧部3bは、芯材2が挿通される移動支圧部材としての第2移動支圧板41b、第2緩衝材5b、及び抑え支圧部材としての第2抑え支圧板42b、並びに第2移動支圧板41bに固着され芯材2に取り付けられる第1ナット6bを有する。なお、第2支圧部3bの構造は、第1支圧部3aと同様なので説明は省略する。ただし、芯材2に他端側から引っ張られる引張力が作用した場合の第1支圧部3a及び第2支圧部3bの移動量は、芯材2が引っ張られる側、すなわち他端側の第2支圧部3bの方が大きいので、引っ張られる側に配置される第2緩衝材5bの軸方向の厚さは、第1緩衝材5aの軸方向の厚さよりも厚い方が好ましい。すなわち、芯材2が引っ張られる方向に向かうほど緩衝材5の厚さを厚くすることが好ましい。
また、第1支圧部3aと第2支圧部3bの間の芯材2の外周には、第2アンボンド部7bが形成され、第2アンボンド部7bの外周側には、第2補強部8bが形成される。第2アンボンド部7b及び第2補強部8bの構造は、第1アンボンド部7a及び第1補強部8aとそれぞれ同様なので説明は省略する。
さらに、芯材2の第2抑え支圧板42bの他端側の外周には、第3アンボンド部7cが形成され、第3アンボンド部7cの外周側には、第3補強部8cが形成される。第3アンボンド部7c及び第3補強部8cの構造は、第1アンボンド部7a及び第1補強部8aとそれぞれ同様なので説明は省略する。
第3実施形態のアンカー構造体1を組み立てるには、芯材2に端部ナット60、端部支圧板40、第1管状部材71a、第1螺旋筋81a、第1支圧部3a、第2管状部材71b、第2螺旋筋81b、第2支圧部3b、第3管状部材71c、及び第3螺旋筋81cを順番に取り付ければよい。
第3実施形態のアンカー構造体1は、図6に示すように、構造物11に形成した孔に設置され、コンクリート等の固化材を打ち込むことで固定される。
このような第3実施形態のアンカー構造体1の芯材2が引っ張られると、図7(a)に示すように、芯材2が伸びて第1ナット6aを移動させる。第1移動支圧板41aは、第1ナット6aに押されて第1緩衝材5a側に移動し、第1緩衝材5aを圧縮する。そして、第1移動支圧板41aが移動することによって第1抑え支圧板42aに荷重が加わり、固化体12に応力を伝達する。
また、図7(a)に示すように、第2移動支圧板41bは、第2ナット6bに押されて第2緩衝材5b側に移動し、第2緩衝材5bが圧縮されて第2抑え支圧板42bに荷重が加わり、固化体12に応力を伝達する。以上のように、芯材2の引っ張り応力は、各支圧部で固化体12に伝達されるので、芯材2の応力分布は、図7(b)に示すようになる。
緩衝材5を用いない場合は、引っ張り側の支圧板に応力が集中するが、緩衝材5を用いることでこれが緩和され、他の応力伝達部と共に荷重を分担することになる。したがって、周囲に打ち込んだコンクリート等の固化体12に割裂破壊が生じることが抑制される。
なお、支圧部の数、設置位置等は、変更してもよい。また、端部支圧板、第1抑え支圧板42a及び第2抑え支圧板42b、第1アンボンド部7a、第2アンボンド部7b、及び第3アンボンド7c、並びに、第1補強部8a、第2補強部8b、及び第3補強部8cは、それぞれ設置しなくてもよい。
図8は、第4実施形態のアンカー構造体1を示す概略図である。
図8に示す第4実施形態のアンカー構造体1では、ナット6が移動支圧板を兼ねる構造となっている。この場合、移動支圧板を兼ねるナット6が移動支圧部材を構成し、芯材2に、支圧部3としてナット6と緩衝材5と抑え支圧板42のみを設置すればよい。なお、このような構造の支圧部3を芯材2に複数設置してもよい。
以上、本実施形態のアンカー構造体1は、芯材2と、芯材2が挿通される移動支圧部材4、及び、芯材2が挿通され、移動支圧部材4に対して芯材2が引っ張られる側に設置される緩衝材5を有する支圧部3と、を備えるので、周囲の固化体12にかかる荷重を分散させることが可能となる。
本実施形態のアンカー構造体1は、複数の支圧部3を備えるので、芯材2に引っ張り応力がかかった場合であっても荷重を分散させることが可能となる。
本実施形態のアンカー構造体1では、緩衝材5は、芯材2が引っ張られる側に配置されるほど軸方向の厚さが厚いので、芯材2及び移動支圧板4の移動量に対応して的確に荷重を分散させることが可能となる。
本実施形態のアンカー構造体1は、緩衝材5に対して芯材2が引っ張られる側の芯材2の外周に形成され、芯材2と周囲の固化体12との付着力を低減して力の伝達を低減するアンボンド部7を備えるので、芯材2に引っ張り応力がかかった場合、芯材2と固化体12との付着力がなくなる。
本実施形態のアンカー構造体1は、アンボンド部7の外周に形成される補強部8を備えるので、周囲に打ち込んだコンクリート等の固化体12に割裂破壊が生じることが抑制される。
本実施形態のアンカー構造体1は、複数のアンボンド部7、及び補強部を備えるので、芯材2に引っ張り応力がかかった場合であっても、周囲に打ち込んだコンクリート等の固化体12に応力が集中せず、割裂破壊が生じることが抑制される。
本実施形態のアンカー構造体1では、支圧部3は、緩衝材5に対して芯材2が引っ張られる側に設置される抑え支圧部材42を有するので、固化体12に的確に力を伝達することが可能となる。
本実施形態のアンカー構造体1は、芯材2の端部に設置される端部支圧部材40を備えるので、より荷重を分散することが可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えてもよい。また、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
例えば、本実施形態のアンカー構造体1は、構造物11に形成した孔に設置され、コンクリート等の固化体12を打ち込むことで固定されるもので説明したが、グラウンドアンカーの芯材の付着力を補強する構造として用いてもよい。
1…アンカー構造体
11…構造物
11a…第1構造物
11b…第2構造物
12…固化体
2…芯材
3…支圧部
3a…第1支圧部
3b…第2支圧部
4…移動支圧板(移動支圧部材)
4a…第1移動支圧板(移動支圧部材)
4b…第2移動支圧板(移動支圧部材)
40…端部支圧板(端部支圧部材)
41a…第1移動支圧板(移動支圧部材)
41b…第2移動支圧板(移動支圧部材)
42…抑え支圧板(抑え支圧部材)
42a…第1抑え支圧板(抑え支圧部材)
42b…第2抑え支圧板(抑え支圧部材)
5…緩衝材
5a…第1緩衝材
5b…第2緩衝材
6…ナット(移動支圧板(移動支圧部材))
6a…第1ナット(第1移動支圧板(第1移動支圧部材))
6b…第2ナット(第2移動支圧板(第2移動支圧部材))
60…端部ナット
7…アンボンド部
7a…第1アンボンド部
7b…第2アンボンド部
7c…第3アンボンド部
71a…第1管状部材
71b…第2管状部材
71c…第3管状部材
8…補強部
8a…第1補強部
8b…第2補強部
8c…第3補強部
81a…第1螺旋筋
81b…第2螺旋筋
81c…第3螺旋筋

Claims (8)

  1. 芯材と、
    前記芯材が挿通される移動支圧部材、及び、前記芯材が挿通され、前記移動支圧部材に対して前記芯材が引っ張られる側に設置される緩衝材を有する支圧部と、
    を備える。
    ことを特徴とするアンカー構造体。
  2. 複数の前記支圧部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンカー構造体。
  3. 前記緩衝材は、前記芯材が引っ張られる側に配置されるほど軸方向の厚さが厚い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー構造体。
  4. 前記緩衝材に対して前記芯材が引っ張られる側の前記芯材の外周に形成され、前記芯材と周囲の固化体との付着力を低減して力の伝達を低減するアンボンド部
    を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のアンカー構造体。
  5. 前記アンボンド部の外周に形成される補強部
    を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンカー構造体。
  6. 複数の前記アンボンド部、及び前記補強部を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載のアンカー構造体。
  7. 前記支圧部は、前記緩衝材に対して前記芯材が引っ張られる側に設置される抑え支圧部材を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のアンカー構造体。
  8. 前記芯材の端部に設置される端部支圧部材を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のアンカー構造体。
JP2014087880A 2014-04-22 2014-04-22 アンカー構造体 Active JP6316643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087880A JP6316643B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 アンカー構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087880A JP6316643B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 アンカー構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015206220A true JP2015206220A (ja) 2015-11-19
JP6316643B2 JP6316643B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=54603231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014087880A Active JP6316643B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 アンカー構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6316643B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107576436A (zh) * 2017-09-12 2018-01-12 中国水利水电科学研究院 混凝土应力监测装置及方法
CN108589721A (zh) * 2018-04-18 2018-09-28 华侨大学 一种改进的后压式拉压复合型锚杆
CN109853553A (zh) * 2019-03-29 2019-06-07 华侨大学 胀壳承压板以及采用该胀壳承压板的锚杆
CN114411775A (zh) * 2022-01-29 2022-04-29 重庆交通大学 一种抗震锚索、抗震响应监测方法与边坡加固方法
JP7438166B2 (ja) 2021-05-26 2024-02-26 日特建設株式会社 補強方法
CN114411775B (zh) * 2022-01-29 2024-05-14 重庆交通大学 一种抗震锚索与边坡加固方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5072852U (ja) * 1973-11-09 1975-06-26
JPS5179920A (ja) * 1975-01-09 1976-07-12 Mitsui Constr
US4269010A (en) * 1979-11-21 1981-05-26 Glass Carl R Multi fin post anchor system
JPH0270821A (ja) * 1988-07-26 1990-03-09 Sanwa Doshitsu Kiso Kk アンカー引張材
JPH03115136U (ja) * 1990-03-05 1991-11-27
WO1994004787A2 (en) * 1992-08-11 1994-03-03 Geobrás S/A - Engenharia E Fundações Improvements in anchoring subject to tensile and/or compression stress, performed either in soil and/or rock
JPH0762654A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Sumitomo Electric Ind Ltd プレストレスコンクリート鋼材定着部構造
JPH1143940A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Hiromitsu Utsunomiya 地盤アンカー
JP2002105955A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Sansui Engineering Kk グラウンドアンカー
JP2008274730A (ja) * 2007-05-04 2008-11-13 Ym Kikaku:Kk グランドアンカーの引抜き力アップ方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5072852U (ja) * 1973-11-09 1975-06-26
JPS5179920A (ja) * 1975-01-09 1976-07-12 Mitsui Constr
US4269010A (en) * 1979-11-21 1981-05-26 Glass Carl R Multi fin post anchor system
JPH0270821A (ja) * 1988-07-26 1990-03-09 Sanwa Doshitsu Kiso Kk アンカー引張材
JPH03115136U (ja) * 1990-03-05 1991-11-27
WO1994004787A2 (en) * 1992-08-11 1994-03-03 Geobrás S/A - Engenharia E Fundações Improvements in anchoring subject to tensile and/or compression stress, performed either in soil and/or rock
JPH0762654A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Sumitomo Electric Ind Ltd プレストレスコンクリート鋼材定着部構造
JPH1143940A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Hiromitsu Utsunomiya 地盤アンカー
JP2002105955A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Sansui Engineering Kk グラウンドアンカー
JP2008274730A (ja) * 2007-05-04 2008-11-13 Ym Kikaku:Kk グランドアンカーの引抜き力アップ方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107576436A (zh) * 2017-09-12 2018-01-12 中国水利水电科学研究院 混凝土应力监测装置及方法
CN108589721A (zh) * 2018-04-18 2018-09-28 华侨大学 一种改进的后压式拉压复合型锚杆
CN109853553A (zh) * 2019-03-29 2019-06-07 华侨大学 胀壳承压板以及采用该胀壳承压板的锚杆
CN109853553B (zh) * 2019-03-29 2024-02-23 华侨大学 胀壳承压板以及采用该胀壳承压板的锚杆
JP7438166B2 (ja) 2021-05-26 2024-02-26 日特建設株式会社 補強方法
CN114411775A (zh) * 2022-01-29 2022-04-29 重庆交通大学 一种抗震锚索、抗震响应监测方法与边坡加固方法
CN114411775B (zh) * 2022-01-29 2024-05-14 重庆交通大学 一种抗震锚索与边坡加固方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6316643B2 (ja) 2018-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6316643B2 (ja) アンカー構造体
US9903433B2 (en) Anti-vibration structure
JP6419449B2 (ja) 免震装置
JP2016520184A5 (ja)
JP2012171568A (ja) インサートナットのパネルへの取り付け構造
WO2016042742A1 (ja) 構造物用振動減衰装置
TWI554667B (zh) 組合式鋼棒挫屈束制支撐
BR112019006367A2 (pt) dispositivo de amortecimento, método para fabricá-lo e sistema de direção assistida
JP6432271B2 (ja) 免震支持装置
US9127743B2 (en) Chassis bushing with integrated travel limiter
US11052446B2 (en) Method for joining members, and joint body
CN103459883A (zh) 防振装置
WO2016079214A3 (en) A reinforcement system and a method of reinforcing a structure with a tendon
JP6080361B2 (ja) 接合部構造
JP5703081B2 (ja) 定着構造および定着構造体
JP2010159844A (ja) ブッシュ
JP2008291867A (ja) 複合ダンパー
Agibayeva et al. Application of CFT pile foundation as an energy storage media
JP2019094953A (ja) 筒状構造体
JP6440976B2 (ja) 構造用部材
JP2023023583A (ja) ドーム構造
JP6526487B2 (ja) 防振装置
JP6195534B2 (ja) 支圧型ピン支承および補強方法
JP5151806B2 (ja) せん断補強構造、せん断補強方法、補強部材
JP4571567B2 (ja) ダイナミックダンパ及びその製造方法並びにプロペラシャフト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6316643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250