JP2007327244A - 水中構造物の仮締切工法及び構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】内側に広い空間を確保できる水中構造物の仮締切工法及び構造を提供する。
【解決手段】構造物1の水底基礎5の外径より大きな内径を有し且つ水底3から仮締切高さhに水密に積み上げ可能な複数段の筒状枠体10、11を設け、最下段の枠体10の内周面に仮締切高さhの柱材17の群を下端部が揃うように結合したうえで最下段枠体10及び柱材17を構造物基礎5の周縁の平坦な水底3上に沈設する。沈設した枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間に水中不分離コンクリート20を充填して柱材17の群を定着させ、上段の各枠体11を最下段枠体10上に積み上げると共にその内周面に柱材17の群を結合したのち、積み上げた枠体10、11の内部を排水する。好ましくは、各枠体10及び11をそれぞれ周方向に分割された複数の枠片10a、10b及び11a、11bの水密な連結により組み立て、基礎5の外周面に最下段枠体10を沈設するための拡径ブラケット6の群を取り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は水中構造物の仮締切工法及び構造に関し、とくに橋脚、基礎杭等の水中構造物を周囲の水から一時的に締め切る仮締切工法及び構造に関する。
沿岸域や河川内に構築された橋脚、基礎杭等の水中構造物を調査・補修・耐震補強等する場合に、周囲の水を一時的に締め切り、構造物の回りにドライな作業空間を創り出すため、構造物の外周を囲む仮締切工が必要となる。このような水中の仮締切工として従来から、水中構造物の外周の水底に鋼矢板を同心状に2列で打ち込み、その間に土砂を詰めて止水効果及び剛性を高めた二重締切工が用いられている。しかし二重締切工は、鋼矢板の設置・解体作業に手間がかかり、橋脚等のように上空(空頭)制限がある場合には鋼矢板の施工が難しくなり、比較的広い面積を占有するので水上交通等の妨げとなり得る等の問題がある。良好な止水効果が得られ、しかも設置・解体作業が簡単な仮締切工法の開発が求められている。
これに対し特許文献1は、図5(A)に示すように、橋脚等の水中構造物1の基礎(フーチング)5に複数の定着アンカー(アンカーボルト)40の一端を定着し、水中構造物1の鉛直方向及び周方向に沿って相互に連結可能な複数のプレキャストパネル30を定着アンカー40に挿通させながら水中構造物1の基礎5上に積層連結し、定着アンカー40にプレストレス力を導入して積層連結したプレキャストパネル30を基礎5と一体化することにより仮締切工を構築する方法を開示している。プレキャストパネル30は、例えば同図(C)に示すように構造物1を囲む環状断面を等角度間隔で分割した形状のものであり、円弧状に湾曲したスキンプレート31と、スキンプレート31の周方向両端と中央部分に固定された縦梁32と、スキンプレート31及び縦梁32の上下方向両端に固定された横梁33a、33bとを有する。横梁33a、33bには定着アンカー40を挿通させる挿通孔35を穿つ。
図5(A)の仮締切工を組み立てる際は、先ず基礎5の頂面に所要間隔を隔てて複数の定着アンカー40の下端をそれぞれ貫入固設したのち、複数のプレキャストパネル30を水面上で水中構造物1を囲むように環状に組み立て、その内周面と構造物1の外周面との間にリング状の支保工21を取り付ける。隣接するプレキャストパネル30の間には適当な止水 シール材を介在させ、更に縦梁32の凹部36、凸部37を相互に嵌合させて仮締切工の水密性を確保する。次に環状に組み立てた下段のプレキャストパネル30を水中に吊り下げ、その上段側に同様な方法でプレキャストパネル30を組み立てて順次積層する。上下のプレキャストパネル30の間にも適当な止水シール材を介在させて水密性を確保する。また、同図(B)に示すように最下段のプレキャストパネル30の下横梁33bの外側端には、基礎5の側面に沿って下方に延びるスカート部42を設ける。最下段プレキャストパネル30が基礎5の近傍に到達した段階で、各段のプレキャストパネル30の挿通孔35に定着アンカー40を挿通すると共に、最下段のスカート部42と基礎5の上面及び側面との間に注入管44経由で止水モルタル20aを打設して仮締切工の水密性を確保する。図示例の最下段プレキャストパネル30には、スカート部42と共に、スカート部42の背面側の補強プレート43と、モルタルの内側への流出を防止する可撓性部材41とが設けられている。
図5(A)において、複数段に積層したプレキャストパネル30は、その間に挿通された定着アンカー40と、構造物1の外周面との間に多段状に設置されたリング状の支保工21とにより、基礎5と一体化されて安定する。基礎5と一体化した仮締切工が完成した後その内部を排水し、水中構造物1の周囲にドライな作業空間を創り出して水中構造部1の改修作業等を行う。改修作業の終了後は、仮締切工内に水を導入し、組み立て時と逆の順序で仮締切工の解体・撤去を行う。図5(A)は水中構造物1の基礎5の頂端面上にアンカー40を定着しているが、特許文献2が開示するように、基礎5の周縁の水底にアンカー40を定着し、基礎5より大径の仮締切工を構築する工法も提案されている。特許文献1及び2の仮締切工によれば、従来の二重締切工に比し、設置・解体作業の簡単化、迅速化を図ることが期待できる。
特開平11−117316号公報 特開2004−316133号公報 特開2005−042480号公報 特開平11−117315号公報
しかし、特許文献1及び2の仮締切工は複数段のプレキャストパネル30を定着アンカー40により一体化しているため、周囲の水からせん断方向の力が加わるとプレキャストパネル30の相互間に漏水の原因となるズレを生じるおそれがある。プレキャストパネル30の挿通孔35の口径と定着アンカー40の太さとの間には挿通のためのクリアランスが必要であり、このクリアランスがズレの一因となる。この場合、プレキャストパネル30の内周面と構造物1の外周面との間に設置する支保工21の数を増やすことで、プレキャストパネル30のズレ防止が期待できる。ただし、支保工21の数を増やすと仮締切工内部の作業空間が狭くなり、改修作業等の支障となり得る。
特許文献3は、図5(D)に示すように、プレキャストパネル30の上横梁33a及び下横梁33bに相互に嵌合する嵌合部38(図示例では、凹部38aと凸部38b)を設け、その嵌合部38a、38bの嵌合によりプレキャストパネル30の相互間のズレを防止する方法を提案している。しかし、同図のように嵌合部38を設けるためにはプレキャストパネル30の厚さ(横梁33a、33bの幅)を大きくする必要があり、パネル30の厚さが増大すると仮締切工内部の作業空間が圧迫されて狭くなってしまう。改修作業に十分なスペースを確保するためには、周囲の水の圧力に対して良好な止水性を維持できると共に内側に広い空間を確保できる仮締切工の開発が必要である。
そこで本発明の目的は、内側に広い空間を確保できる水中構造物の仮締切工法及び構造を提供することにある。
図1及び図3の実施例を参照するに、本発明による水中構造物の仮締切工法は、水中構造物1を周囲の水から一時的に締め切る仮締切工法において、構造物1の水底基礎5の外径より大きな内径を有し且つ水底3から仮締切高さhに水密に積み上げ可能な複数段の筒状枠体10、11を設け、最下段の枠体10の内周面に仮締切高さhの柱材17の群を下端部が揃うように結合したうえで最下段枠体10及び柱材17を構造物基礎5の周縁の平坦な水底3上に沈設し(図3(C)参照)、沈設した枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間に水中不分離コンクリート20を充填して柱材17の群を定着させ(図3(D)参照)、上段の各枠体11を最下段枠体10上に積み上げると共にその内周面に柱材17の群を結合したのち(図3(E)参照)、積み上げた枠体10、11の内部を排水してなるものである(図3(F)参照)。
また図1の実施例を参照するに、本発明による水中構造物の仮締切構造は、水中構造物1を周囲の水から一時的に締め切る仮締切構造において、構造物1の水底基礎5の外径より大きな内径を有し且つ水底3から仮締切高さhに水密に積み上げ可能な複数段の筒状枠体10、11、最下段の枠体10の内周面に下端部が揃うように結合された仮締切高さhの柱材17の群、最下段枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間に充填して柱材17の群を定着させる水中不分離コンクリート20、及び最下段枠体10上に積み上げる上段の各枠体11の内周面を柱材17の群に結合する結合具16(図2(C)参照)を備えてなるものである。
好ましくは、複数段の各枠体10及び11をそれぞれ、周方向に分割された複数の枠片10a、10b及び11a、11bの水密な連結により組み立てる(図4(D)参照)。また、最下段の枠体10の沈設前に、構造物基礎5の外周面に最下段枠体10を沈設するための拡径ブラケット6の群を取り付けることが望ましい(図4(C)及び図3(A)参照)。更に好ましくは、図2(B)に示すように、最下段の筒状枠体10及び各柱材17の下端部にそれぞれコンクリート20の充填高さの埋込枠体14及び埋込柱材18をボルト15、19で接合し、一時的な締切りの開放時にボルト15、19の接合の解除により枠体10及び柱材17を撤去可能とする。
本発明による水中構造物の仮締切工法及び構造は、構造物1の水底基礎5の外径より大きな内径を有する筒状枠体10、11の最下段枠体10を、その内周面に下端部が揃うように仮締切高さhの柱材17の群を結合したうえで構造物基礎5の周縁の水底3上に沈設し、沈設した最下段枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間に水中不分離コンクリート20を充填して柱材17の群を定着したのち、上段の各枠体11を最下段枠体10上に順次積み上げると共にその内周面に各柱材17を結合して仮締切高さhの仮締切工を構築するので、次の顕著な効果を奏する。
(イ)各柱材17が水中不分離コンクリート20中にしっかりと埋め込まれて根固め工が強固であるため、枠体10、11自体の補強が最小限で済み、支保工21も最小限で足りるので、枠体10、11の内側に十分広い作業空間を確保できる。
(ロ)また、各枠体10、11をコンクリート20中にしっかりと根固めした柱材17の群と結合するので、枠体10、11(及びそれらの枠片10a、10b及び11a、11b)の相互間に漏水の原因となるズレが生じにくく、周囲の水の圧力に拘らず良好な止水性を確保できる。
(ハ)最下段枠体10及び各柱材17の下端部にそれぞれ埋込枠体14及び埋込柱材18をボルト接合しておけば、仮締切の開放時にボルト接合の解除により枠体10及び柱材17の撤去が容易となり、撤去した枠体10及び柱材17の再利用を図ることも可能となる。
(ニ)構造物1の基礎外周面に拡径ブラケット6を取り付け、その上に最下段枠体10を沈設することにより、仮締切工の安定化を図ると共に水平精度を高めることができる。
(ホ)また、水底3が軟弱地盤であっても、水底3又は拡径ブラケット6の下方に砕石等を敷均して支持基盤を形成したうえで最下段枠体10を沈設することにより、仮締切工の沈下量を小さく抑えることができる。
図1は、例えば図4(A)に示すような水上橋桁2の橋脚等の水中構造物1に本発明を適用した実施例を示す。図示例の構造物1の下端には上部工の荷重を水底地盤に伝えるための小判形断面の基礎(フーチング)5が設けられ、図4(B)に示すように基礎5の周囲には止水のための鋼管矢板4が設けられている。例えば同図(A)に浚渫域3aとして示すように、構造物基礎5の頂端部が現れるまで水底3を浚渫し、その基礎5の周縁の平坦な水底3上に仮締切工を沈設する。望ましくは同図(C)に示すように、基礎5の外周面(鋼管矢板4の外面)に複数の拡径ブラケット6を取り付け、そのブラケット6の下方及び周囲に砕石等を敷均して支持基盤7を形成し(同図(D)参照)、ブラケット6及び支持基盤7上に仮締切工を沈設する。拡径ブラケット6を設置することで仮締切工の水平を確実にとることができ、支持基盤7を設けることで仮締切工の沈下を小さく抑えることができる。ただし、水底基礎5の外径が十分大きい場合は、基礎5の頂端面上に本発明の仮締切工を設置することも可能である。
図示例の仮締切工は、水底3から仮締切高さhに水密に積み上げ可能な筒状の下段枠体10及び上部枠体11と、下段枠体10の内周面に結合した仮締切高さhの複数の柱材17と、水底3(又はブラケット6)に沈設した下段枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間に充填して各柱材17の下端部を定着させる水中不分離コンクリート20と、下段枠体10上に積み上げた上段枠体11の内周面を各柱材17に結合する結合具16とを有する。以下、図示例を参照して上下2段の枠体10、11を用いた仮締切工について説明するが、本発明は枠体10、11を3段以上とした場合にも適用可能である。
下段枠体10及び上段枠体11はそれぞれ構造物基礎5の断面とほぼ相似形の筒状構造物であり、基礎5の外径より所要径wだけ大きい内径を有する。枠体10、11の内径を基礎5の外径より所要径wだけ大きくすることにより、基礎5の周縁の水底3上に仮締切工を沈設した際に、図2(B)に示すように、下段枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間にコンクリート20を充填する所要径wの環状の樋状溝を形成することができる。構造物1の上空に橋桁2等がある場合は、図4(D)に示すように、各枠体10、11を周方向に分割された2以上の枠片10a、10b及び11a、11bにより構成し、それらの枠片10a、10b及び11a、11bを水密に連結して構造物1を囲う枠体10、11を形成する。
各柱材17は上述した所要径w以下の幅と仮締切高さhとを有し、下段枠体10の内周面に、下段枠体10及び各柱材17の下端部(底端)が揃うように結合する。各柱材17の下端部を下段枠体10の下端部と揃えることにより、下段枠体10と共に各柱材17を構造物基礎5の周縁に沈設した際に、上述した所要径wの樋状溝内に各柱材17を位置付け、樋状溝内へのコンクリート20の充填により各柱材17を根固めすることができる。ただし、下段枠体10の下端部と各柱材17の下端部とは厳密に同一レベルでなくてよく、各柱材17の確実な根固めが可能であれば、図2(B)に示すように下段枠体10の下端部を各柱材17の下端部より若干突出させてもよい。下段枠体10の下端部を各柱材17の下端部より下向きに突出させることにより、各柱材17の根固めコンクリート20中への埋込深さは小さくなるが、後述するスタットジベル等の接合金具8を設置するスペースを各柱材17の下方に確保することができる。
また各柱材17は、下段枠体10上に上段枠体11を積み上げた後、図2(C)に示すように、結合具16により上段枠体11の内周面に結合される。枠体10、11は複数の柱材17と結合することで剛性が得られるので、図5に示す従来のプレキャストパネル30に比し薄くすることができ、枠体自体の補強は最小限に抑えることができる。例えば図2(B)及び同図(C)に示すように、枠体10、11を比較的薄いスキンプレートの内周面に複数段の周方向梁材(断面H型のリング材)12を一体的に設けたシンプルな構造とすることができる。また柱材17もH鋼とし、しっかりと根固めされた柱材17をボルト等の結合具16で枠体10、11の周方向梁材12と結合することにより、枠体10、11の内側に十分広い作業空間を確保しつつ、枠体10、11の各枠片10a、10b及び11a、11bをしっかりと固定してズレを防ぐことができる。
図示例の仮締切工は、筒状枠体10、11と構造物1との間に支保工21を設けている。ただし本発明の仮締切工は、しっかりと根固めされた複数の柱材17に枠体10、11を結合しているので、支保工21の数は最小限に抑えることができ、従来の仮締切工に比し枠体10、11の内側で場所をとらない支保工21とすることができる。また、従来の仮締切工ではプレキャストパネル30の設置直後に支保工21を設置して安定させる必要があり、支保工21の設置作業を仮締切工からの排水前に水中で行わなければならなかったのに対し、本発明の仮締切工では枠体10、11が比較的安定しているので、仮締切工からの排水時又は排水後に支保工21を設置すれば足り、支保工21の設置作業の容易化も図れる。
図3は、水中構造物1の周囲の巻き立て部25(図1参照)に耐震補強を施すため、構造物1の外周に図1の仮締切工を設置する作業の流れ図を示す。以下、同図を参照して本発明の仮締切工法を説明する。図3(A)及び同図(B)は、仮締切工の設置準備作業を示す。先ず同図(A)に示すように水中構造物1の基礎周囲の水底3を浚渫し、構造物基礎5の頂端部分の外周面(図示例では鋼管矢板4の外側面)に複数の拡径ブラケット6を環状に配置して取り付ける(図4(C)参照)。基礎外周面上における拡径ブラケット6の取り付け位置は、上述した根固めコンクリート20を充填する樋状溝の深さを規定するので、各柱材17が根固めできるコンクリート埋設深さを考慮して定める。図中の符号28はブラケット6の取り付け作業を行う潜水士を示す。また構造物1の上方の橋桁2に、クレーン搭載船27a等を用いて、筒状枠体10、11の吊り下げ作業用の吊り下げ装置26(電動チェーンブロック等)を設置する。
次に図3(B)に示すように、構造物基礎5周囲の拡張ブラケット6の下方及び周囲に砕石等の基盤材7aを投入して敷均し、仮締切工を沈設する水平な支持基盤7を形成する(図4(D)参照)。また、上述した樋状溝内に打設する根固めコンクリート20と構造物基礎5との確実な結合を得るため、図2(A)に示すように、コンクリート20と接する基礎外周面に予めスタッドジベル等の結合金具8及び止水材9を取り付けておくことができる。スタッドジベル8は、水中で打設するコンクリート20と基礎外周面との間のせん断抵抗を高める作用を果たす。止水材9の一例は、一般の水中では溶解せず強アルカリ性のコンクリート20内でのみ溶解する包袋(例えばポリ乳酸繊維製)に封入された改質ベントナイトである。
構造物基礎5の周囲に水平な支持基盤7を形成したのち、図3(C)に示すように、内周面に柱材17が結合された下段枠片10a、10bをそれぞれ吊り下げ装置26により吊り下げ、水上又は水面部において両者を水密に連結して水中構造物1を囲む下段枠体10を組み立てる。そのような柱材17が結合された枠片10a、10bは、例えば構造物1の近くの適当なボックス船又は地上において、仮締切工の設置準備作業と並行して組み立て、艤装台船27cを用いて水中構造物1の近傍まで曳航することができる。図示例では、一対の枠片10a、10bをそれぞれ4台の吊り下げ装置26に吊り下げ、両枠片10a又は10bの連結部13a、13bをボルト接合することで両者を水密に連結している(図4(D)参照)。例えば図2(D)に示すように、枠体10aの両端に取り付けた連結用アングル部材13aと、枠体10bの両端の取り付けた連結用アングル部材13bとを、パッキン又はコーキング材13cを挟み込んだうえでボルト13dで結合することにより、水密に結合された下段枠体10を組み立てる。組み立てた下段枠体10は、吊り下げ装置26により位置合わせしながら水底3の拡径ブラケット6及び支持基盤7上に沈設する。必要に応じて、沈設後の下段枠体10の外側にも基盤材7aを追加補充的に投入して仮締切工の安定を増強することができる。
図3(D)は、支持基盤7上に沈設した下段枠体10の内周面と構造物基礎5の外周面との間の樋状溝に水中不分離コンクリート20を充填する作業を示す。例えば、橋桁2上のコンクリートポンプ車等から打設管20aを水底3まで延ばし、艤装台船27d上のクレーン等で補助しつつ、潜水士28の誘導によりコンクリート20を打設する。コンクリート20の充填により各柱材17の根固めが完了した後、同図(E)に示すように、上段枠片11a、11bを水上又は水面部において水密に連結して水中構造物1を囲む上段枠体11を組み立て、組み立てた上段枠体11を吊り下げ装置26で位置合わせしながら下段枠体10上に積み上げ、下段枠体10及び複数の柱材17と水密に結合する。上段枠体11の組立作業及びその連結部13の構造は、上述した下段枠片10の組立作業及び連結部13の構造(図2(D)参照)と同様である。例えば図2(C)に示すように、下段枠体10の上端部に取り付けた連結用アングル部材29aと、上段枠体11の下端部に取り付けた連結用アングル部材29bとを、パッキン又はコーキング材29cを挟み込んだうえでボルト29dで結合することにより、下段枠体10と上段枠体11とを水密に連結する。その後、各柱材17を上段枠体11の内周面に設けた周方向梁材12とボルト等の結合具16により結合する。
上段枠体11を下段枠体10上に積み上げて各柱材17と結合したのち、図3(F)に示すように、積み上げた枠体10、11の内部を排水してドライな作業環境を作る。排水作業は、支保工21の設置位置まで水位を低下させるステップと、その設置位置の枠体10、11と水中構造物1との間に支保工21を設置するステップとを、繰り返しながら段階的に行うことができる。図示例の支保工21は、構造物1の巻き立て部25に圧接するスルーサー22と、枠体10、11に結合するブラケット24と、両者の間のジャッキ23とを有する(図1参照)。このような支保工21を、排水時又は排水直後に枠体10、11と水中構造物1との間に架け渡す。排水の完了後、ドライな作業空間内に必要な足場等を組んで構造物1のRC巻き立て補強作業を開始する。
本発明の仮締切工は、巻き立て補強作業等の完了後に、上述した図3(A)〜(F)と逆の順序で根固めコンクリート20と共に解体・撤去することができる。また図2(B)に示すように、下段枠体10及び各柱材17の下端部にそれぞれコンクリート20の充填高さの埋込枠体14及び埋込柱材18をボルト(及びナット)15、19で接合し、ボルト15、19の接合の解除(ナットの解除)により下段枠体10及び各柱材17を根固めコンクリート20から撤去することも可能である。この場合、埋込枠体14及び埋込柱材18は根固めコンリート20と共に構造物基礎5の周縁に放置されるが、構造物1の構造上の問題となることはない。ボルト15、19の接合解除で枠体10、11及び柱材17を撤去可能とすることにより本発明の仮締切工の撤去作業の容易化を図ると共に、撤去した枠体10、11及び柱材17の再利用を図ることも可能となる。
こうして本発明の目的である「内側に広い作業空間を確保できる水中構造物の仮締切工法及び構造」が達成できる。
本発明構造の一実施例の説明図である。 図1の実施例の楕円部IIB及び楕円部IICの拡大断面図である。 本発明工法の一実施例の流れ図である。 水中構造物の基礎外周面に取り付ける拡径ブラケット群の説明図である。 従来の水中構造物の仮締切工法の説明図である。
符号の説明
1…水中構造物(橋脚) 1a…アンカー
2…橋桁 3…水底
3a…浚渫域 4…鋼管矢板
5…構造物基礎 6…拡径ブラケット
7…支持基盤(砕石層) 7a…基盤材(砕石)
8…接合金具(スタッドジベル) 9…止水材
10…下段筒状枠体 10a、10b…分割枠片
11…上段筒状枠体 11a、11b…分割枠片
12…周方向梁材(リング材) 13…連結部(シール部)
14…埋込枠体 15…ボルト
16…結合具 17…柱材
18…埋込柱材 19…ボルト
20…水中不分離コンクリート 20a…打設管
21…支保材(切梁) 22…スルーサー
23…ジャッキ 24…ブラケット
25…巻き立て部 26…吊り下げ装置(チェーンブロック)
27…台船 28…潜水士
29…連結部 30…プレキャストパネル
31…スキンプレート 32…縦梁
33a、33b…横梁 34…縦リブ
35…挿通孔 36…凹部
37…凸部 38…嵌合部
39…横シール材 40…アンカーボルト
41…可撓性部材 42…スカート部
43…補強プレート 44…注入管
h…仮締切高さ w…所要径

Claims (8)

  1. 水中構造物を周囲の水から一時的に締め切る仮締切工法において、前記構造物の水底基礎の外径より大きな内径を有し且つ水底から仮締切高さに水密に積み上げ可能な複数段の筒状枠体を設け、最下段の枠体の内周面に前記仮締切高さの柱材の群を下端部が揃うように結合したうえで最下段枠体及び柱材を前記構造物基礎周縁の平坦な水底上に沈設し、沈設した枠体内周面と前記構造物基礎の外周面との間に水中不分離コンクリートを充填して柱材群を定着させ、上段の各枠体を最下段枠体上に積み上げると共にその内周面に柱材群を結合したのち、積み上げた枠体内部を排水してなる水中構造物の仮締切工法。
  2. 請求項1の仮締切工法において、前記複数段の各枠体をそれぞれ、周方向に分割された複数の枠片の水密な連結により組み立ててなる水中構造物の仮締切工法。
  3. 請求項1又は2の仮締切工法において、前記最下段の枠体の沈設前に、前記構造物基礎の外周面に前記最下段の枠体を沈設するための拡径ブラケット群を取り付けてなる水中構造物の仮締切工法。
  4. 請求項1から3の何れかの仮締切工法において、前記最下段の筒状枠体及び各柱材の下端部にそれぞれ前記コンクリートの充填高さの埋込枠体及び柱材をボルト接合し、前記一時的な締切りの開放時にボルト接合の解除により枠体及び柱材を撤去可能としてなる水中構造物の仮締切工法。
  5. 水中構造物を周囲の水から一時的に締め切る仮締切構造において、前記構造物の水底基礎の外径より大きな内径を有し且つ水底から仮締切高さに水密に積み上げ可能な複数段の筒状枠体、最下段の前記枠体の内周面に下端部が揃うように結合された前記仮締切高さの柱材の群、前記最下段の枠体内周面と前記構造物基礎の外周面との間に充填して前記柱材群を定着させる水中不分離コンクリート、及び前記最下段枠体上に積み上げる上段の各枠体の内周面を柱材群に結合する結合具を備えてなる水中構造物の仮締切構造。
  6. 請求項5の仮締切構造において、前記複数段の各枠体をそれぞれ、周方向に分割された複数の枠片の水密な連結により組み立てたものとしてなる水中構造物の仮締切構造。
  7. 請求項5又は6の仮締切構造において、前記構造物基礎の外周面に前記最下段の枠体を沈設するための拡径ブラケット群を取り付けてなる水中構造物の仮締切構造。
  8. 請求項5から7の何れか仮締切構造において、前記最下段の筒状枠体及び各柱材の下端部にそれぞれ前記コンクリートの充填高さの埋込枠体及び柱材をボルト接合してなる水中構造物の仮締切構造。
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