JP2005042480A - 仮締切構造体および仮締切工法 - Google Patents

仮締切構造体および仮締切工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成によりせん断力に対抗すること。
【解決手段】 仮締切構造体は、橋梁基礎などの水中構造物の外周を囲撓する仮締切工を備え、仮締切工の内部を排水して、改修を行う際に用いる。仮締切工は、複数の環状組立体20と、アンカー22とを有している。組立体20は、所定高さの環状体を周方向に沿って、複数に分割したプレキャストパネルユニット26を周方向の端部間に縦シール材28を介装して、相互に連結したものであり、上下方向に積層される組立体20の上下接合面には、横シール材30を介装するとともに、相互に嵌合する嵌合部32が設けられている。嵌合部32は、凹部33と、凸部34とからなる凹凸嵌合構造となっている。嵌合部32は、上および下横梁26c,26dに設けられていている。凹部33と凸部34は、各横梁26c,26bの幅方向の中央部分にあって、その全長に亘って形成されている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、仮締切構造体および仮締切工法に関するものである。
仮締切構造体は、橋梁基礎などの水中構造物の改修を行う際に用いられ、プレキャストパネルを利用した仮締切構造体が、例えば、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている仮締切構造体は、上空制限のある個所に好適に用いられるものであって、このような制限に対応するために、パネルを上下に分割し、施工現場でこれを積層するようにしていた。
ところが、このような従来の仮締切構造体および仮締切工法には、以下に説明する課題があった。
特開平11−21908号公報
すなわち、特許文献1に開示されている仮締切構造体では、上下に分割したプレキャストパネルを、改修対象となる橋梁基礎の外周に積層状態で組立て、アンカーで締め付けるようにしていた。
ところが、水中においては、積層したパネルには、せん断方向の力がかかるが、この際に、アンカーの締め付けだけでこれに対抗させる場合には、アンカーの挿通孔との間にクリアランスがあると、せん断力によるズレが発生し、クリアランスがないとアンカーの挿通が非常に困難になる。
そこで、実際の施工に当たっては、上下方向のパネル間をボルトで結合して、せん断方向の力に対抗させていたが、ボルト結合の作業性が悪く、そのため、仮締切工構造体の設置や撤去に大きなコストがかかり、工期も長くなっていた。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、コストの増加や工期の長期化を招くことなく、せん断方向の力に対抗することができる仮締切構造体および仮締切工法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、橋梁基礎などの水中構造物の外周を囲撓する仮締切工を備え、前記仮締切工の内部を排水して、前記水中構造物の修理,補強などの改修を行う際に用いる仮締切構造体であって、前記仮締切工は、前記水中構造物の外周を囲繞する複数の環状組立体と、前記水中構造物の基礎部分に立設され、前記複数の環状組立体間を上下に貫通するように設置されて、緊張力を導入して、最上段の前記環状組立体に定着されるアンカーとを有し、前記環状組立体は、所定高さの環状体を周方向に沿って、複数に分割したプレキャストパネルユニットを周方向の端部間に縦シール材を介装して、相互に連結したものであり、上下方向に積層される前記環状組立体の上下接合面には、横シール材を介装するとともに、相互に嵌合する嵌合部を設けた。
このように構成した仮締切構造体によれば、上下方向に積層される環状組立体の上下接合面には、横シール材を介装するとともに、相互に嵌合する嵌合部を設けているので、嵌合部は、上下方向に積層される環状組立体間に作用するせん断力に対して、ボルト結合に替わるせん断キーとして機能する。
前記プレキャストパネルユニットは、周方向に連結された状態で外周面を隔成するスキンプレートと、前記スキンプレートの内面に垂設固定された複数の縦梁と、前記プレキャストパネルの上下方向の内面に固設され、連結状態で環状に形成される上および下横梁とを有し、前記横梁の上,下面に前記嵌合部を設けることができる。
前記嵌合部は、凹凸嵌合構造であって、前記凹凸部が嵌合した際に、前記横シール材の圧壊を防止するクリアランスを設けることができる。
また、本発明は、橋梁基礎などの水中構造物の外周を仮締切工で囲撓し、前記仮締切工の内部を排水して、前記水中構造物の修理,補強などの改修を行う仮締切工法において、前記仮締切工は、所定高さの環状体を周方向に沿って、複数に分割したプレキャストパネルユニットと、前記水中構造物の基礎部分に立設された複数のアンカーとを備え、前記プレキャストパネルユニットを前記水中構造物の改修現場まで運搬した後に、前記プレキャストパネルユニットの周方向の端部に縦シール材を介装して、相互に連結することにより環状組立体を形成し、形成された前記環状組立体は、横シール材を介装させながら、上下接合面に設けられた嵌合部を相互に嵌合させて順次積層載置され、積層された前記環状組立体を上下に貫通するように配置される前記アンカーに緊張力を導入して、最上段の前記環状組立体に定着するようにした。
このように構成した仮締切工法によれば、環状組立体は、上下接合面に設けられた嵌合部を嵌合させて順次積層載置され、この嵌合部は、上下方向に積層される環状組立体間に作用するせん断力に対して、ボルト結合に替わるせん断キーとして機能するものであって、この機能は、嵌合部を相互に嵌合させることにより得られ、ボルト結合のように作業時間が掛からない。
本発明にかかる仮締切構造体および仮締切工法によれば、コストの増加や工期の長期化を招くことなく、せん断方向の力に対抗することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図6は、本発明にかかる仮締切構造体および仮締切工法の一実施例を示している。これらの図に示す仮締切工法は、水中構造物である橋梁10の修理,補強などの改修工事を行う際に適用した場合を例示している。
橋梁10は、橋脚12と、その下端に一体的に形成された基礎部分であるフーチング14とを備えている。橋脚12は、その水平断面が略円形のものであり、フーチング14は、平面形状が円形に形成されていて、その下端の一部が水底地盤16中に埋没している。
本実施例の仮締切構造体は、仮締切工18を備えている。この仮締切工18は、橋脚12の外周を囲撓するように設置され、その内部側の水を排水して、橋脚12の外周にドライな環境条件を創出し、橋脚12の修理,補強などの改修を行う際に使用される。
仮締切工18は、複数の環状組立体20a〜20fと、アンカー22と、支保工24とをを備えている。環状組立体20a〜20fは、橋脚12と同形状の同心円状の構造体であって、橋脚12の外周を囲繞するように組み立てられる。
環状組立体20a〜20fは、所定高さの環状体を周方向に沿って複数に分割したプレキャストユニット26(図3参照)を、周方向の端部に縦シール材28を介装して、相互に連結したものである。
環状組立体20a〜20fは、橋脚12の上下方向に沿って、複数が積層されるものであり、各環状組立体20a〜20fの上下接合面には、横シール材30が介装されるとともに、相互に嵌合する嵌合部32が設けられている。
プレキャストユニット26の詳細を図3に一部を分解した状態で示している。同図に示したプレキャストユニット26は、環状体を周方向に沿って8分割してものであって、スキンプレート26aと、複数の縦梁26bと、上および下横梁26c,26dとを有している。
スキンプレート26aは、湾曲した曲板から構成され、複数が周方向に連結された状態で外周面を隔成するものである。縦梁26bは、スキンプレート26aの内面側に所定の間隔を設けて、垂設固定されている。上および下横梁26c,26dは、スキンプレート26aの上下端の内面側に、水平方向を指向するようにして固設されている。
なお、図2に符号26eで示した部分は、縦シール材28の嵌着用凹溝であって、縦梁26bの中央部分に凹設されている。環状組立体20a〜20fの上下接合面に設けられる嵌合部32は、本実施例の場合、凹部33と、凸部34とからなる凹凸嵌合構造となっている。
この嵌合部32は、上および下横梁26c,26dに設けられていて、本実施例の場合には、下横梁26dに凸部34が設けられ、上横梁26cに凹部33が設けられている。
本実施例の場合、凹部33と凸部34は、各横梁26c,26bの幅方向の中央部分にあって、その全長に亘って形成されている。なお、図2において、符号26fで示した部分は、後述するアンカー22の挿通孔であり、本実施例の場合には、凹凸部33,34の中心に設けられており、上下方向に積層される環状組立体20a〜20f間において、相互に一致するように配置されている。
横シール材30は、本実施例の場合、嵌合部32の両側に2条配置されている。この横シール材30は、環状組立体20を形成した際には、周方向に分断されたプレキャストユニット26間で、相互にオーバラップすることなどにより、止水性が確保される。
本実施例の凹凸部33,34は、環状組立体20を上下方向に積層する際に、相互に嵌合させる。この際に、上下方向に隣接するプレキャストユニット26の挿通孔26f間に、例えば、図3に示すように、仮設ワイヤロープ35を挿通係止して、位置合わせ用に用いることもできる。
図5は、凹凸部33,34を相互に嵌合させて、環状組立体20a〜20fを上下に積層した際の断面図であり、本実施例の場合、凸部34の突出長さと、凹部34の深さとの間に差が設けられていて、凸部34の先端が、凹部33の内面に当接した時に、上横梁26cの上面と、下横梁26dの下面との間に所定のクリアランスδが設けられるようになっている。
このクリアランスδは、上横梁26cの上面と下横梁26dの下面との間に挟圧される横シール材30の圧壊防止用のものであって、横シール材30を挟圧してシール性を確保しつつ、その圧壊が防げる間隔に設定されている。
アンカー22は、下端側がフーチング14に固定され、上下方向に積層された複数の環状組立体20を上下方向に貫通するように設置される。環状組立体20を貫通する際には、各プレキャストユニット26に設けられた挿通孔26fが使用され、挿通孔26f内に挿通して、他端側が最上段の環状組立体20fの上方まで延設される。
このような延設に際しては、適宜個所にカプラを使用して、継ぎ足し延設される。アンカー22の上端は、図6に示すように、定着板36を介装して、ナット38を螺着することで、緊張力を導入して、最上段の環状組立体20の上横梁26cに定着される。
支保工24は、ジャッキ24aと支保材24bとから構成され、環状組立体20を橋脚12の外周側に設置した際に、橋脚12と環状組立体20との間に介装されて、環状組立体20の安定性を確保する。
本実施例の場合、支保工24は、図2に示すように、橋脚12を中心として、放射状に複数配置されるるとともに、仮締切工18の上下方向に沿って多段状に設置される。なお、図2中に符号40で示した部材は、足場用ネットである。また、図1に符号42で示した部分は、最下段の環状組立体20とフーチング14との間に設置される架台であって、この架台42は、予め分断されて、各プレキャストパネル26の下側にボルトにより固定配置される。
さて、以上のように構成した仮締切構造体によれば、上下方向に積層される環状組立体20a〜20fの上下接合面には、横シール材30を介装するとともに、相互に嵌合する嵌合部32を設けているので、嵌合部32は、上下方向に積層される環状組立体20a〜20f間に作用するせん断力に対して、ボルト結合に替わるせん断キーとして機能する。このようにして、嵌合部32によりせん断耐力が増すと、従来の仮締切構造体のように組立環状体間をボルト結合する必要がなくなる。
次に、本発明にかかる仮締切工法について説明する。仮締切構造体を構築する際には、プレキャストユニット26は、橋梁10の改修現場近傍の製作ヤードで製造され、橋梁10の近傍まで運搬される。この場合のプレキャストユニット26の分割形態は、平面が4ないしは8分割、環状組立体20a〜20fの上下方向の積層は、数個程度とする。
運搬されたプレキャストユニット26は、台船上で平面2分割まで組立て、クレーン台船などにより、橋脚12を囲繞するように、それぞれ吊下げて、気中で環状組立体20a〜20fとする。
この際に、環状組立体20a〜20fに支保工24の一端側を、予め固定しておき、環状組立体20a〜20fを吊下げる際には、支保工24の他端側を橋脚12に仮固定して、ジャッキ24aを伸ばすことで、橋脚12との位置合わせを行いながら、下降させる。
最下段の環状組立体20aは、下端に架台42が設けられているので、これがフーチング14上に着底されると、水中コンクリートを巻き立てることにより、架台42とフーチング14との間の止水性を確保する。
最下段の環状組立体20aが設置されると、次に、2段目の環状組立体20bをその上方に積層することになるが、この際には、図4に示すように、各プレキャストユニット26の挿通孔26f内に仮設ワイヤロープ35を挿入係止して、嵌合部32を相互に嵌合させて積層する。
このような積層方法を採用すると、支保工24による径方向の位置決めと、挿通孔26f内に挿通された仮設ワイヤロープ35による周方向の位置決めとが、それぞれ行われるので、環状組立体20b〜20fの積層は、精度よくかつ正確に行うことができる。
そして、必要段数の環状組立体20a〜20fの積層が終了すると、フーチング14にアンカー22を打設し、カプラーにより、継ぎ足しながら、これを上方側に延長して、定着板36を介装して、ナット38を螺着することで、緊張力を導入して、最上段の環状組立体20fの上横梁26cに定着する。
アンカー22は、挿通孔26f内に挿通されて上方に延設され、定着が終了すると、仮締切工18の構築が完了し、その後は、仮締切工18の内部を排水して、橋脚12の修理,補強などの改修が行われ、改修工事が終了すると、上記手順を逆に行うことで、仮締切工18の撤去が行われる。
さて、以上のように構成した仮締切工法によれば、環状組立体20a〜20fは、上下接合面に設けられた嵌合部32を嵌合させて順次積層載置され、この嵌合部32は、上下方向に積層される環状組立体20a〜20f間に作用するせん断力に対して、ボルト結合に替わるせん断キーとして機能するものであって、この機能は、嵌合部32を相互に嵌合させることにより得られ、ボルト結合のように作業時間が掛からない。従って、コストの増加や工期の長期化を招くことなく、せん断方向の力に対抗することができる。
図7および図8は、本発明にかかる仮締切構造体および仮締切工法の第2実施例を示しており、上記実施例と同一若しくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
これらの図に示した実施例は、環状組立体20の上下接合面に設けられる嵌合部32aの変形例であって、本実施例の嵌合部32aは、上記実施例と同様に、相互に嵌合する凹部33aと凸部34aとから構成される凹凸嵌合構造となっている。
凹部33aは、プレキャストユニット26の上横梁26cの上面に凹設され、凸部34aは、下横梁26dの下面側に突設されている。横シール材30aは、凹部33aの底面の中央部に固設されており、凹部33aに凸部34aを嵌合すると、凹部33a凸部34aとの間にこれが挟圧されてシール性が確保される。
なお、アンカー22の挿通孔26fは、凹部33aの中央に貫通形成されているが、この部分の横シール材30aには、挿通孔26fに位置対応する貫通孔が設けられている。このように構成された凹凸嵌合部32aにおいても、凸部34aの突出長さと、凹部33aの深さとの間に差が設けられ、横シール材30aの圧壊を防止するクリアランスδが設けられている。
以上のように構成された嵌合部32aを環状組立体20の上下接合面に設けると、実施例1と同等の作用効果が得られる。なお、上記実施例では、環状組立体20の平面形状が円形のものを例示したが、本発明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、楕円や多角形などの平面形状にも適用することができる。
本発明にかかる仮締切構造体および仮締切工法は、橋梁などの水中構造物の修理,補強などの改修を行う際に、有効に活用することができる。
本発明にかかる仮締切構造体の構築完了状態の一部断面側面斜視図である。 図1の要部水平断面図である。 図1に示した仮締切構造体に用いるプレキャストユニットの分解図である。 図1に示した仮締切構造体における環状組立体の積層前の説明図である。 図1に示した仮締切構造体における環状組立体の積層後の説明図である。。 図1の要部拡大図である。 本発明にかかる仮締切構造体の他の実施例を示す環状組立体の積層前の説明図である。 本発明にかかる仮締切構造体の他の実施例を示す環状組立体の積層後の説明図である。
符号の説明
10 橋梁
12 橋脚
14 フーチング
16 水底地盤
18 仮締切工
20 環状組立体
22 カンアー
24 支保工
26 プレキャストユニット
28 縦シール材
30 横シール材
32 嵌合部

Claims (4)

  1. 橋梁基礎などの水中構造物の外周を囲撓する仮締切工を備え、前記仮締切工の内部を排水して、前記水中構造物の修理,補強などの改修を行う際に用いる仮締切構造体であって、
    前記仮締切工は、前記水中構造物の外周を囲繞する複数の環状組立体と、前記水中構造物の基礎部分に立設され、前記複数の環状組立体間を上下に貫通するように設置されて、緊張力を導入して、最上段の前記環状組立体に定着されるアンカーとを有し、
    前記環状組立体は、所定高さの環状体を周方向に沿って、複数に分割したプレキャストパネルユニットを周方向の端部間に縦シール材を介装して、相互に連結したものであり、
    上下方向に積層される前記環状組立体の上下接合面には、横シール材を介装するとともに、相互に嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする仮締切構造体。
  2. 前記プレキャストパネルユニットは、周方向に連結された状態で外周面を隔成するスキンプレートと、
    前記スキンプレートの内面に垂設固定された複数の縦梁と、
    前記プレキャストパネルの上下方向の内面に固設され、連結状態で環状に形成される上および下横梁とを有し、
    前記横梁の上,下面に前記嵌合部を設けたことを特徴とする請求項2記載の仮締切構造体。
  3. 前記嵌合部は、凹凸嵌合構造であって、前記凹凸部が嵌合した際に、前記横シール材の圧壊を防止するクリアランスを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の仮締切構造体。
  4. 橋梁基礎などの水中構造物の外周を仮締切工で囲撓し、前記仮締切工の内部を排水して、前記水中構造物の修理,補強などの改修を行う仮締切工法において、
    前記仮締切工は、所定高さの環状体を周方向に沿って、複数に分割したプレキャストパネルユニットと、前記水中構造物の基礎部分に立設された複数のアンカーとを備え、
    前記プレキャストパネルユニットを前記水中構造物の改修現場まで運搬した後に、前記プレキャストパネルユニットの周方向の端部に縦シール材を介装して、相互に連結することにより環状組立体を形成し、
    形成された前記環状組立体は、横シール材を介装させながら、上下接合面に設けられた嵌合部を相互に嵌合させて順次積層載置され、積層された前記環状組立体を上下に貫通するように配置される前記アンカーに緊張力を導入して、最上段の前記環状組立体に定着することを特徴とする仮締切工法。
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