JP7438066B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
筐体10は、例えば、内箱と、外箱と、断熱材と、を含む。
内箱は、例えば、合成樹脂製であり、複数箇所において前側から後側に向かって凹んだ形状を有している。内箱の各凹所は、複数の冷蔵室(貯蔵室)27を形成している。図1に示す例では、複数の冷蔵室27は、冷蔵室27A、野菜室27B、上冷凍室27C、下冷凍室27Dおよび製氷室27Eを含む。冷蔵室27A、野菜室27B、上冷凍室27Cおよび下冷凍室27Dは、上側から下側に向かってこの順に配置されている。製氷室27Eは、上冷凍室27Cの左横に位置する。
外箱は、筐体10の前方側を除く他の三方の外面部を形成する直方体状である。外箱は、例えば、金属または金属と樹脂との複合材料で形成される。
断熱材は、例えば発泡ウレタンのような発泡断熱材であり、内箱と外箱との間に充填されている。これにより、筐体10は断熱性を有する。
野菜室27Bの前面は、引き出し式の野菜室扉11Bによって開閉可能に覆われている。
野菜室扉11Bの内部には断熱材が配置されている。野菜室扉11Bの内面側の外縁部には、野菜室27Bの前面の開口を形成する内箱の前面に当接するガスケットが設けられている。
野菜室扉11Bが閉じられると、野菜室27Bの開口は断熱的に閉止される。
野菜室扉11Bの内面側に野菜室容器が連結されている。野菜室扉11Bは、野菜室容器が載置されるガイドレールに沿って、野菜室容器とともに、奥行方向に移動可能である。
上冷凍室27C、下冷凍室27Dおよび製氷室27Eの前面は、引き出し式の上冷凍室扉11C、下冷凍室扉11Dおよび製氷室扉11Eによって開閉可能に覆われている。
上冷凍室扉11C、下冷凍室扉11Dおよび製氷室扉11Eの内部には、断熱材が配置されている。上冷凍室扉11C、下冷凍室扉11Dおよび製氷室扉11Eの内面側の外縁部には、上冷凍室27C、下冷凍室27Dおよび製氷室27Eの前面の開口を形成する内箱の前面に当接するガスケットがそれぞれ設けられている。
上冷凍室扉11C、下冷凍室扉11Dおよび製氷室扉11Eが閉じられると、上冷凍室27C、下冷凍室27Dおよび製氷室27Eの各開口は断熱的に閉止される。
上冷凍室扉11C、下冷凍室扉11Dおよび製氷室扉11Eの内面側に冷凍室容器が連結されている。上冷凍室扉11Cおよび下冷凍室扉11Dは、冷凍室容器が載置されるガイドレールに沿って、冷凍室容器とともに奥行方向に移動可能である。
本実施形態では、左側の冷蔵室扉12側だけに切り欠き部3を有する扉収容ケース56が設置されているが、右側の冷蔵室扉13側にも切り欠き部3を有する扉収容ケース54を設置してもよい。
次に、冷蔵室扉の詳細構成について説明する。
図1に示した左右の冷蔵室扉12,13の基本的な構造は同じであるため、以下の説明では左側の冷蔵室扉12を中心に述べる。
図2に示すように、冷蔵室扉12は、例えば、外郭部材50Aと、ガスケット55A(図3)と、を備えている。外郭部材50Aは、箱状に形成されている。本明細書でいう「箱状」とは、扁平な箱状も含む。外郭部材50Aは、例えば、枠体51A、表面板52Aおよび内面部材53を有する。
枠体51Aは、上辺部材51a、下辺部材51b、側辺部材51c,51dを含む。冷蔵室扉12が閉じられた状態において、上辺部材51aは、横幅方向および奥行方向に沿う板状であり、冷蔵室扉12の上面を形成している。また、下辺部材51bは、横幅方向および奥行方向に沿う板状であり、冷蔵室扉12の下面を形成している。さらに、側辺部材51c,51dは、上下方向および奥行方向に沿う板状であり、冷蔵室扉12の左右両側の側面をそれぞれ形成している。これら上辺部材51a、下辺部材51b、側辺部材51c,51dが互いに組み合わされることで、矩形の枠体51Aが形成されている。枠体51Aは、例えば合成樹脂製である。
なお、冷蔵室扉13にもその下辺部材51bに上方へ向かって凹む凹状の溝部8が形成されている。溝部8は、冷蔵室扉13を閉じた状態で冷蔵室扉12に近い側に形成されている。
表面板52Aは平板でもよいし、湾曲板でもよい。以下では、表面板52Aが平板の例で説明する。
内面部材53は、冷蔵室扉12が筐体10に対して閉じられた状態で、上記冷蔵室27A側を向く平面状の内面53aと、内面53aの外周縁から冷蔵室27A側へ向かって突出したリブ61と、を有する。
なお、本明細書において「リブ」とは、説明の便宜上の名称であり、内面部材53から後方に突出した部分を広く意味し、特定の形状や作用のものに限定されない。
ガスケット55Aは、枠体51Aの外周を取り囲む環状をなして内面部材53に取り付けられている。ガスケット55Aの取り付け方は特に限定されない。例えば、ガスケット55Aは、ガスケット55Aに設けられた取付用の凸部と、内面部材53に設けられた取付用の凹部との凹凸嵌合によって取り付けられてもよい。
ここで、内面部材53の詳細構成について説明する。
図3は、内面部材53の詳細構成を示す斜視図である。
図3に示すように、冷蔵室扉12の内面部材53に設けられたリブ61は、例えば、枠体51Aの外形よりも一回り小さな環状のリブ群を含んでいる。本明細書でいう「環状」とは、全周が完全に連続している場合に限定されず、切り欠きなどが設けられて一部が途切れている場合も含む。
側方リブ61Dは、上下方向において突出量が部分的に異なっており、+Y方向における突出高さが異なる第1先端部61aと第2先端部61bと、これらの間に形成される段部61cと、によってリブ先端側が形成されている。
側面S1,S2は、各々の下端側に傾斜面Saをそれぞれ有している。側面S1,S2に設けられた各傾斜面Saは、下方へ行くにしたがって傾斜面Sa同士が互いに近づく方向へ傾斜しており、側方リブ61C,61Dの下端側の厚みが増している。
他方の側方リブ61Dに設けられた段部53c(図2)は、側面S2から一方の側方リブ61Cへ向かって+X方向へ突出している。
側方リブ61C,61Dに設けられた各段部53cの-X方向における端面53cyは側面S1,S2と略平行である。各段部53cの側面S1,S2からのX方向の突出高さは特に限定されない。例えば、各段部53cの側面S1,S2からのX方向の突出高さは、後述するレール部64のX方向の突出高さを少し超えてもよい。この場合、段部53cにおけるX方向の端面は、後述する上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56BのX方向の側面に近づき、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bの横幅方向のガイド面として機能することができる。
段部53cは、段部53cの上端は、上方リブ61Fの下面61g(図2)に接続している。段部53cの下端は、後述するレール部64の下端位置と等しい。
側方リブ61Cに設けられるレール部64は、図3に示すように、側方リブ61Cの側面S1から-X方向に垂直に突出し、全体として上下方向に細長く線状に延びる突起である。側方リブ61Dに設けられるレール部64は、図3に示すように、側方リブ61Dの側面S2から+X方向に垂直に突出し、全体として上下方向に細長く線状に延びる突起である。
左右両側の一対のレール部64は、後述する上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bを上下方向へ移動させる際に、奥行方向(Y方向)の位置を規制した状態で上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bを上下方向に案内する。
図3に示すように、レール部64は、奥行方向で段部53cの端面53cyとの間に隙間を空けて、端面53cyと平行に延びている。各レール部64の上端は、側方リブ61C,61Dの上端にどちらも達しておらず、側方リブ61C,61Dの上端から下方へ離れた所に位置する。
レール部64の下端は、段部53cと略同じ位置まで延びている。
レール部64は、第1レール部64aと、第2レール部64bと、を有する。
第1レール部64aは、第1ガイド64c、第2ガイド64d、複数の係止板64e、上端板64g、下端板64kおよび複数の傾斜リブ64faを有する。
第2ガイド64dは、レール部64における+Y方向の側面を形成する。第2ガイド64dは、側面Sから-X方向に突出し、上下方向に延びる平板状である。第2ガイド64dは、第1ガイド64cに平行である。第2ガイド64dは、第1ガイド64cと同様、第2レール部64bまで延びている。
第1ガイド64cおよび第2ガイド64dの先端は、奥行方向に直交する同一平面上に位置している。
図3に示す例では、各係止板64eは、17個配置されている。
各係止板64eの突出方向の先端は、各係止板64eの幅方向両側に位置する第1ガイド64cおよび第2ガイド64dの先端と同一平面上に位置している。
各傾斜リブ64faの下端は、上記ピッチの中間に位置する。
本実施形態では、同一の下面に設けられた傾斜リブ64faの個数は、2個であるが、同一の下面に設けられる傾斜リブ64faの奥行方向における個数は、1以上であれば特に限定されない。
複数の傾斜リブ64faの傾斜面64jは、上方へ行くほど扉中央側へ突出する傾きとなっている。扉収容ケース56が上昇する際に、後述の第1係止部70が傾斜リブ64faの傾斜面64jに沿って移動するとともに水平方向に押圧されて引っ込む。
係止板64eの係止面64iは、後述する係止部材73が係止可能であれば、平面でもよいし、湾曲面でもよい。係止面64iにおいて係止部材73が係止する部位の接触形態は、係止部材73を係止できれば、面接触、線接触、および点接触のいずれでもよい。
傾斜リブ64faの傾斜面は、後述する係止部材73が摺動可能であれば、平面でもよいし、湾曲面でもよい。複数の傾斜面において係止部材73が摺動する部位の接触形態は、係止部材73が摺動できれば、面接触、線接触、および点接触のいずれでもよい。
中間リブ64hは、第1ガイド64cおよび第2ガイド64dと平行な平板状である。
中間リブ64hの上下方向の長さは、上端板64gから第1ガイド64cおよび第2ガイド64dの上端までの長さに等しい。中間リブ64hの下端は、上端板64gの上面に接続されている。中間リブ64hの突出高さは、第1ガイド64cおよび第2ガイド64dの突出高さに等しい。
中間リブ64hの本数は1以上であれば特に限定されない。図3に示す例では、中間リブ64hは1本である。
各側方リブ61C,61Dの側面Sから、横幅方向で対向する他方の側方リブへ向かってX方向に突出し、上下方向に延びる線状の突起を形成している。第2レール部64bにおける突出側の先端面は、横幅方向に直交する平面と同一平面上にある。
レール部64の下端部と、段部53cとの間には、下降位置規制部53dが設けられている。下降位置規制部53dは、中段扉収容ケース56Bの下降位置を規制するために設けられている。
下降位置規制部53dの上下方向の配置位置は、中段扉収容ケース56Bの最下降位置に応じた適宜位置である。
下降位置規制部53dの下面側には、一対の傾斜リブ64fbが設けられている。これら一対の傾斜リブ64fbは、上述した傾斜リブ64faよりも一回り大きく、下降位置規制部53dの補強も兼ねている。
各係止突起65の突出側の先端面は、上下方向に平行である。
次に、扉収容ケースの構成について説明する。
図1および図2に示すように、冷蔵室扉12に設置される3つの扉収容ケース56のうち、上段扉収容ケース56A、および中段扉収容ケース56Bは、側方リブ61C、61Dの間で、互いに対向するレール部64に沿って上下方向にそれぞれ移動可能である。
下段扉収容ケース56Cは、図3に示す後述の係止突起65に係止することで、下方リブ61G上に着脱可能に配置できる。ただし、装着時の下段扉収容ケース56Cの配置位置は、上下方向において固定されている。
図4は、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bの構成を示す分解図である。図5は、扉収容ケース56A,56Bの構成を示す断面図である。
図4に示すように、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bは、全体として上方に開口する箱型の容器である。上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bは、ケース本体57と、昇降台67と、を有する。上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bは、横幅方向において左右非対称な形状である。
昇降台67は、ケース本体57を着脱可能に支持し、ケース本体57を支持した状態で側方リブ61C、61Dの間で各レール部64に沿って上下方向に移動可能である。昇降台67は、各レール部64における複数の係止板64eのいずれかに係止することによって、上下方向の位置が固定される。
底面部57aは、水平に配置された平板状である。横幅方向における底面部57aの幅は、奥行方向における略中央よりも-Y方向側では、+Y方向側よりも狭い。
壁部57bは、底面部57aにおける+Y方向の外縁部から+Z方向および-Z方向に延びている。ただし、-Z方向に延びる壁部57bは、後述する昇降台67の底板部を-Y方向から覆う程度の長さである。
第1壁部57cは、ケース本体57の奥行方向で壁部57bとは反対側に位置する。第1壁部57cは、底面部57aにおける-Y方向の外縁端から+Z方向に延びている。第1壁部57cは、奥行方向に直交する平板状である。
底面部57aの+X方向側に位置する第1側壁部57fは、奥行方向(Y方向)における幅が-X方向側に位置する第1側壁部57fよりも狭く、+Y方向の端部が切り欠き壁部57xと接続されている。
切り欠き壁部57xは、上面視において、第1側壁部57fから+Y方向へ向かうにしたがって+X方向へ向かって壁部57b側へ傾斜しており、+X方向側に位置する第1側壁部57fと壁部57bとを斜めに接続している。切り欠き壁部57xは、奥行方向および横幅方向のそれぞれに対して傾斜する。
各第2側壁部57dの-Y方向の端部は、第1壁部57cの横幅方向の両端部と接続されている。第2側壁部57dは、奥行方向に平行する平板状である。
各フランジ部57gの下面側には、各第2側壁部57dから外側に突出するとともに、フランジ部57gから-Z方向に延びる係止突起57hが形成されている。係止突起57hは、昇降台67への装着時にケース本体57を奥行方向において位置決めするために用いられる。
本実施形態では、係止突起57hは、上段扉収容ケース56Aの装着時において、図3に示したレール部64と横幅方向に対向する位置に形成されている。ただし、係止突起57hの第2側壁部57dからの係止突起57hの突出高さは、各係止突起57hの横幅方向の距離が側方リブ61C、61Dの各レール部64間の横幅方向の間隔より狭くなる高さである。このため、上段扉収容ケース56Aの装着時および上下方向の移動時において、レール部64と係止突起57hとが接触するおそれはない。
フランジ部57j上には、横幅方向に延びる突条57iが+Z方向に突出している。
ケース本体57は、透明材料の成形品の表面に不透明または半透明の着色層、絵柄などが形成されてもよい。この場合、不透明または半透明の着色層、絵柄が形成された部位が外部から見えにくくなり、上段扉収容ケース56Aの美観が向上する。
図4に示すように、昇降台67は、ケース本体57を除く上段扉収容ケース56Aのすべての構成部材を有する。
例えば、昇降台67は、昇降台本体58、操作部材59、下カバー60、および第1係止部70を備える。+Z方向から見た上面視における昇降台67の形状は、横幅方向において左右非対称である。
底面部58aは、昇降台67の底板部の一部を構成し、上面にケース本体57の底面部57aを重ね合わせることができる大きさおよび形状を有する平板である。
底面部58aにおける+Y方向の端縁は、底面部57aにおける同様の端縁と同形状を有する。底面部58aにおける+X方向および-X方向の周縁であって、+Y方向側の広幅の部位の端縁(以下、広幅部端縁)は、底面部57aにおける同様の端縁と同形状を有する。
底面部58aにおける+X方向および-X方向の周縁であって、-Y方向側の狭幅の部位の端縁(以下、狭幅部端縁)は、底面部57aにおける同様の端縁よりもわずかに外側に拡張した形状を有する。底面部58aにおける-Y方向の端縁は、底面部57aにおける同様の端縁よりもわずかに外側に拡張した形状を有する。
図4に示す例では、+Z方向から見た上面視における底面部58aの外形は、横幅方向において非対称な形状である。
一対の第2側壁部(第2壁部)58dは、底面部58aの横幅方向の両側の外縁部に設けられる。
前端板部58bは、底面部58aにおける+Y方向の端縁から-Z方向に延びる。前端板部58bの長さは、ケース本体57の装着時にケース本体57の-Z方向に突出する壁部57bの内側に隠れる長さである。
側板部58fは、底面部58aにおける各広幅部端縁から-Z方向に延びる。側板部58fの長さは、ケース本体57の装着時に、ケース本体57の第2側壁部57dの内側に隠れる長さである。
切り欠き板部58xは、底面部58aの周縁のうち、前端板部58bと側板部58fとの間の端縁から-Z方向に延びる。切り欠き板部58xは、+Y方向へ行くにしたがって+X方向側へ傾斜しており、側板部58fと前端板部58bとを斜めに接続する。切り欠き板部58xの長さは、ケース本体57の装着時に、ケース本体57の第2側壁部57dの内側に隠れる長さである。
各第2側壁部58dの底面部58aからの+Z方向の高さは、ケース本体57の底面部57aの下面からフランジ部57gの下面までの高さに等しい。
各第2側壁部58dの-Z方向の高さは、各側板部58fの高さに等しい。
各第2側壁部58dの上端部には、上側に開口する凹溝58jが形成されている。凹溝58jには、ケース本体57における各係止突起57hが上方から進入可能であり係止突起57hを前後方向において嵌合する。
複数の突条58Abは、レール部64との接触面積を低減する目的で設けられている。複数の突条58Abのそれぞれにおいて、横幅方向に直交する断面は、例えば、+Y方向に凸の半円状である。
ガイド部58Bは、上下方向に延びる板状部58Baと、板状部58Baを+Y方向側から補強する複数の補強リブ58Bbと、を有する。
上段扉収容ケース56Aにおける各段部57eよりも-Y方向側は、図3に示す側方リブ61C,61Dの間に挿入される。このため、上段扉収容ケース56Aにおいて、各段部57eよりも+Y方向側は、側方リブ61C,61Dよりも+Y方向に突出している。
本実施形態において、各間隔規制ストッパ58cAは、昇降台本体58の第1壁部58cに設けられ、上下方向にそれぞれ延在する。これら一対の間隔規制ストッパ58cAは、第1壁部58cの横幅方向に間隔をあけて配置されている。
間隔規制ストッパ58cAは、第1壁部58cの下端よりも下方へ突出している。間隔規制ストッパ58cAは、上下方向の長さのうち、中央付近より上側の部位が第1壁部58cの外面に沿って+Z方向へ延びており、中央付近より下側の部位が第1壁部58cの下端よりも-Z方向へ突出している。
間隔規制ストッパ58cAのZ方向の長さのうち、第1壁部58cの下端、すなわち下カバー60の底板部60aよりも-Z方向へ突出する長さL(図5)は、大人の指の太さ以上の長さであることが好ましい。本実施形態における間隔規制ストッパ58cAの長さLは、例えば、25mm~30mmの範囲内とされている。
一対の間隔規制ストッパ58cAは、例えば昇降台67を射出成形する際に、昇降台本体58と一体に形成される。これにより、間隔規制ストッパ58cAの強度を確保しつつ、部品点数の削減および組み立て工程数の削減が可能である。
このような間隔規制ストッパ58cAが、扉12の内面部材53の内面53aに当接することで、ケース本体57内に収容された収容物の重さによって、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bの冷蔵室27側(+Y方向側)が下方(-Z方向)へ傾くのを規制することができる。
間隔規制ストッパ58cAの数は、2つに限らず、1つだけでもよいし、3つ以上設けてもよい。間隔規制ストッパ58cAの形状や大きさに応じて数を設定してもよい。
間隔規制ストッパ58cAの位置も、上述した位置に限らない。第1壁部58cの横幅方向中央に設けてもよいし、第1壁部58cの両側に位置する各第2側壁部58dの外面に設けてもよい。
本実施形態では、間隔規制ストッパ58cAを含む昇降台67を、射出成形により形成する。このため、間隔規制ストッパ58cAを別部品として昇降台本体58に取り付ける必要はなく、昇降台本体58に対して間隔規制ストッパ58cAを一体に成形することができるので、部品点数の削減、および工数の削減が可能となる。
ケース本体57は、昇降台本体58の底面部58a、各第2側壁部58d、および第1壁部58c上に載置されている。ケース本体57は、各第2側壁部58dの間に挟持されることで、横幅方向に位置決めされる。ケース本体57の各係止突起57hが、各凹溝58jに嵌合することで、ケース本体57は、昇降台本体58に対してY方向に位置決めされる。
次に、昇降台67の底板部の内部構造について、昇降台本体58の下面側の構成とともに説明する。
図6は、係止解除機構80の構成を示す斜視図である。図7は、係止解除機構80の構成を示す斜視図であって、+Z方向側から見た図である。図8は、昇降台本体58の底面側の構成を示す斜視図である。
図6および図7に示すように、昇降台67の底板部には、係止解除機構80が設けられている。
係止解除機構80は、第1係止部70を、上述のレール部64の係止板64eに係止できない係止不能位置に移動させ、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bを上下方向に移動可能にする。
係止解除機構80は、昇降台本体58(図4)と下カバー60(図7)との間に位置し、操作部材59と、付勢部材77とを備える。
底面部58aの下面には、第1ガイド部58n、係止部58p、第2ガイド部58t、吸振材ホルダ58m、および固定用ボス58q、58sが、-Z方向に突出している。第1ガイド部58n、係止部58p、第2ガイド部58t、吸振材ホルダ58m、および固定用ボス58q、58sの各突出量は、底面部58aの外周縁側における-Z方向の突出量よりも小さい。
第1ガイド部58nは、奥行方向に延びる4つのガイド溝58kを有する。各ガイド溝58kは-Z方向に開口している。ガイド溝58kの個数は、1個以上であればよく、4個には限定されない。第1ガイド部58nは、横幅方向に間隔をあけて位置する。
図8に示す例では、係止部58pは、横幅方向で隣り合うガイド溝58k1とガイド溝58k2との間にそれぞれ配置されている。各係止部58pの奥行方向における位置は、各ガイド溝58kの+Y方向の端と略同じである。
第2側壁部58dのうち、第2ガイド部58tの各壁体58t1どうしの間となる部分には、第1係止部70の係止部材73が配置されるガイド孔部58uが設けられている。第1係止部70の係止部材73は、ガイド孔部58u(図6、図8)から外側に突出しており、横幅方向に進退可能である。
このような第2ガイド部58tおよびガイド孔部58uは、底面部58aの横幅方向両側にそれぞれ位置している。
吸振材ホルダ58mの配置位置および個数は特に限定されない。図7に示す例では、吸振材ホルダ58mは、底面部58aの横幅方向における中心に位置する。吸振材ホルダ58mの奥行方向における位置は、各ガイド溝58kの+Y方向の端と略同じである。
図7に示す例では、吸振材78は、操作部材59からの衝撃力によって変形可能なヘッド部78aと、吸振材ホルダ58mの保持溝58vに挿着される取付部78bと、を有する。取付部78bは、ヘッド部78aとの間に吸振材ホルダ58mを挟持する。
固定用ボス58qは、吸振材ホルダ58mの-Y方向側において吸振材ホルダ58mと対向する位置に設けられている。
固定用ボス58sは、各第2ガイド部58tの-Y方向側において各第2ガイド部58tと対向する位置にそれぞれ設けられている。
操作部材59は、昇降台本体58と、後述する下カバー60との間において、奥行方向(Y方向)に移動可能に挟持される。
操作部材59は、操作部59a、付勢部材ホルダ59b、ガイドリブ59c、および押圧部材59dと、を有する。
操作部59aは、横幅方向に延びるフレーム状であり、昇降台本体58の前端板部58bと対向するように配置されている。操作部59aの下面側には、下方からユーザーの手先が入る溝部59h(図6)が開口している。
一対のガイドリブ59kは、ガイドリブ59cに平行し、それぞれが操作部59aの移動方向(Y方向)に沿って延びる突起である。各ガイドリブ59kは、ガイドリブ59cよりも狭い間隔をあけて配置され、各付勢部材ホルダ59bのX方向内側にそれぞれ位置する。
これらガイドリブ59c,59kは、昇降台本体58の裏面側に形成されたガイド溝58k内に挿入され、各ガイド溝58kに沿って奥行方向に移動可能である。
このようなガイドリブ59c,59kは、横幅方向に複数設けられるとともにこれらの間に位置する複数の板部59mを介して互いに接続されている。
押圧部材59dは、操作部材59の奥行方向の移動量に応じて、後述する第1係止部70を操作部材59の移動方向に交差する方向へ移動させる。
押圧部材59dは、ガイドリブ59kに平行な平板部59gと、平板部59gから外側に突出した突起部59e、とを有する。
突起部59eの奥行方向の幅は、操作部材59の移動距離の約2倍である。
突起部59eは、図8に示す昇降台本体58の第2ガイド部58t内に位置する。
図6及び図7に示すように、下カバー60は、昇降台本体58に、操作部材59、各付勢部材77、吸振材78、および各第1係止部70が装着された状態で、昇降台本体58の下面を覆う箱型である。下カバー60は、昇降台本体58とともに、昇降台67の底板部の外形を形成する。下カバー60は、横幅方向において非対称な形状である。
底板部60aのY方向から見た外形は、+Y方向の端部に操作部59aが挿入可能な切り欠き60hを有する以外は、昇降台本体58の底面部58aと略同様である。
底板部60aは、切り欠き60hを除いて、昇降台67の底面を形成している。
第1側板部60fおよび切り欠き壁部60xは、上記幅広部の横幅方向の-X側の端縁に設けられている。切り欠き壁部60xは、上面視において、第1側板部60fから+Y方向へ向かうにしたがって+X方向側へ傾斜しており、第1側板部60fから切り欠き60hにかけて斜めに設けられる。
段部60gは、奥行方向に直交する平板状である。段部60gは、底板部60aの横幅方向の両側にそれぞれ配置される。-X方向側に位置する段部60gは、第2側板部60bと第1側板部60eとを接続し、+X方向側に位置する段部60gは、第2側板部60bと、第1側板部60fとを接続する。
下カバー60の底板部60aは、一定の隙間を空けて底面部58aと平行に配置される。このため、底板部60aと底面部58aとに挟まれる各部材の位置を、上下方向において規制する。これにより、底板部60aと底面部58aとに挟まれる部材の上下方向の変位を抑制できる。例えば、底板部60aは、付勢部材ホルダ59b、付勢部材ホルダ59b内の付勢部材77、およびガイドリブ59cの上下方向への振れを抑制できる。この結果、操作部材59の奥行方向の移動が円滑になる。
次に、第1係止部70について説明する。
上述したように、第1係止部70は、横幅方向における昇降台67の両端部にそれぞれ設けられている。以下では、+X方向側に配置された第1係止部70の例で説明する。
係止部材73は、第1ホルダ71内に挿入される。
付勢部材は、第1係止部70において第1ホルダ71に挿入された係止部材73と、後述する第2ホルダ75との間に配置されており、係止部材73を+X方向に付勢する。付勢部材としては圧縮コイルバネを用いることができる。
第2ホルダ75は、突起部75aと、連結部75fと、を有する。突起部75aの外形は、+Z方向から見ると、突出方向に頂部75bを有する山形である。頂部75bは、平面でもよいし、+Z方向から見て凸円弧状の湾曲面でもよい。
図7に示す例では、突起部75aの山形形状は、二等辺三角形状であり、頂部75bは凸円弧状の湾曲面である。
突起部75aの傾斜は、突起部59eの傾斜以上であれば特に限定されない。図7に示す例では、突起部75aの傾斜は、上述の突起部59eの傾斜と略等しい。
連結部75fは、奥行方向における突起部75aの両端部から、それぞれ+X方向に突出する片状である。
上述したように、第1係止部70の係止位置では、横幅方向における第1ホルダ71および第2ホルダ75の位置が固定されている。これに対して、係止部材73は、第1ホルダ71および第2ホルダ75の内部において付勢部材に付勢されているが、+X方向には移動可能である。このため、係止部材73の+X方向の先端を付勢部材の付勢力よりも大きな力で-X方向に押圧すると、係止部材73が-X方向に移動し、その先端がガイド孔部58uの内部に引っ込む状態とすることができる。
各押圧部材59dが+Y方向に移動すると、付勢部材77によって押圧部材59dに向かって付勢された第1係止部70は、それぞれ押圧部材59dに向かって移動する。
押圧部材59dが、図8に示す第2ガイド部58tの開口から退避すると、各第1係止部70は、それぞれ平板部59gに向かって同時に移動し、頂部75bが平板部59gに当接する。これにより、本実施形態では、第1ホルダ71から突出した係止部材73も-X方向に平行移動することによって、ガイド孔部58uの内側に引っ込む。すなわち、係止部材73は、付勢部材によって横幅方向外側に向かって付勢されている状態で、ガイド孔部58uの内側に待避する。
このようにして、操作部材59が係止解除位置に移動すると、第1係止部70が移動して各係止部材73の先端部が、ガイド孔部58uから飛び出さない状態が得られる。この状態では、各第1係止部70の係止部材73は、レール部64の係止板64eに係止できない(係止不能位置)。
図2に示すように、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bは、図3に示す一対のレール部64の上下方向にそれぞれ設けられた複数の係止板64eのうち、所定位置の係止板64eに対して上側から係止してそれぞれ装着されている。
図6に示すように、上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bの底面側に配置された操作部材59が係止位置にあるとき、第2側壁部58dのガイド孔部58uを通じてY方向外側に、係止部材73の本体部73aが突出している。本体部73aは、所定位置の係止板64eに上側から係止している。
装着時の上段扉収容ケース56Aおよび中段扉収容ケース56Bは、冷蔵室27側に引き抜き不能であり、-Z方向の下降が抑制されている。
上段扉収容ケース56A、および中段扉収容ケース56Bを上方へ移動させるためには、押し上げ操作を行う。
押し上げ操作は、ユーザーが、上段扉収容ケース56Aあるいは中段扉収容ケース56Bに上方に力を加えて、+Z方向に移動させる操作である。ユーザーは、上段扉収容ケース56Aあるいは中段扉収容ケース56Bのどこに力を加えてもよいが、昇降台67の下面に手を当てて上段扉収容ケース56Aあるいは中段扉収容ケース56Bを押し上げると、第1係止部70の係止位置の近くで上向きの力を加えることができるため、より円滑な操作が可能である。
係止解除操作は、レール部64に対する係止部材73による上下方向の係止を強制的に解除する操作である。
本操作では、ユーザーは、操作部材59を操作して操作部材59を係止解除位置に移動させる。例えば、ユーザーは、手で、操作部59aと、昇降台本体58の前端板部58bの下端と、を奥行方向に挟持することによって、操作部材59を+Y方向に移動させる。本実施形態では、操作部59aが前端板部58bに最も近づいたとき、操作部材59は係止解除位置に移動する。
係止解除位置では、各係止部材73が、昇降台本体58の第2側壁部58dの内側に引っ込むので、レール部64に対する係止部材73の係止が解除される。
ユーザーが、移動先において、操作部59aと、昇降台本体58の前端板部58bの下端との把持を解除すると、付勢部材77の付勢力によって、係止部材73が第2側壁部58dの外部に突出するので、最も近い下側の係止板64eの上側の凹部に係止部材73が突出する。この状態で手を離すことにより、移動先において最も近い下側の係止板64e上に係止部材73が係止する。
本実施形態における上段扉収容ケース56Aの最上位置は、レール部64の上端板64gの位置によって規制される。上段扉収容ケース56Aは、レール部64の上端板64gの真下に位置する最上位の係止板64eに対して係止した位置が、上方へ移動できる上限となる。
一方、上段扉収容ケース56Aの最下位置は、当該上段扉収容ケース56A側の一対の間隔規制ストッパ58cAによって規制される。すなわち、上段扉収容ケース56Aを下降させた際に、各間隔規制ストッパ58cAが、真下に位置する中段扉収容ケース56Bの上端に当接することによって、それより下方への移動が規制される。このため、上段扉収容ケース56Aの下限位置は、中段扉収容ケース56Bの位置によって変化する。
このように、上段扉収容ケース56Aは、一対の間隔規制ストッパ58cAによって下方への移動が規制され、真下に位置する中段扉収容ケース56Bに近づき過ぎるのを防いでいる。間隔規制ストッパ58cAによって、上段扉収容ケース56Aと中段扉収容ケース56Bとの間に所定の隙間が形成される構成とすることで、上段扉収容ケース56Aを下降させた際に、収容物の重さによって上段扉収容ケース56Aが中段扉収容ケース56Bに接近しすぎるのを防ぐことができる。これにより、上段扉収容ケース56Aと中段扉収容ケース56Bとの間にユーザーが手や指を挟む心配がなくなる。上段扉収容ケース56Aと中段扉収容ケース56Bとの間に形成される隙間の大きさは、上段扉収容ケース56Aにおける間隔規制ストッパ58cAの上下方向の長さにより変更することができる。
中段扉収容ケース56Bの最上位置は、上段扉収容ケース56Aの位置によって変化する。すなわち、中段扉収容ケース56Bを上昇させた際に、その上端側が、上段扉収容ケース56A側の間隔規制ストッパ58cAに当接することによって、それより上方への移動が規制される。
一方、中段扉収容ケース56Bの最下位置は、係止突起58Aの下端が下降位置規制部53dに上方から係止する位置である。本実施形態の中段扉収容ケース56Bは、上段扉収容ケース56Aと同様の形状であり、冷蔵室扉12に対して互いに付け替えることが可能である。そのため、中段扉収容ケース56Bにも一対の間隔規制ストッパ58cAが存在するが、最下位置に移動した際にも下段扉収容ケース56Cと当接することはない。すなわち、中段扉収容ケース56Bにおける係止突起58Aが下降位置規制部53dに係止した最下位置にあるとき、中段扉収容ケース56Bと下段扉収容ケース56Cとの上下方向の間隔は、上段扉収容ケース56Aの間隔規制ストッパ58cAが中段扉収容ケース56Bに当接した状態であって、上段扉収容ケース56Aと中段扉収容ケース56Bとが最も接近した位置にあるときの間隔と、同じか、それ以上の大きさとなる。
このように、中段扉収容ケース56Bでは、一対の間隔規制ストッパ58cAではなく、下降位置規制部53dによって下方への移動が規制され、真下に位置する下段扉収容ケース56Cに接近し過ぎるのを防いでいる。これにより、中段扉収容ケース56Bと下段扉収容ケース56Cとの間にユーザーが手や指を挟む心配がなくなる。中段扉収容ケース56Bと下段扉収容ケース56Cとの間に形成される隙間の大きさは、上下方向における下降位置規制部53dの位置により変更することができる。
なお、中段扉収容ケース56Bにおいても間隔規制ストッパ58cAがあることによって、収容物の重さによって中段扉収容ケース56Bの冷蔵室27側が下方へ傾くのを防ぐことができる。
また、上下に並ぶ各扉収容ケース56どうしの間隔を所定の間隔に規制することができれば、間隔規制ストッパ58cAの位置、数、形状等を適宜変更することが可能である。
また、例えば、中段扉収容ケース56B、下段扉収容ケース56Cにおける各昇降台本体58の第1壁部58cの上端よりも上方へ向かって突出するように間隔規制ストッパ58cAを設けて、それぞれの真上に位置する他の扉収容ケース56との間隔を規制する構成としてもよい。
例えば、上段扉収容ケース56A、中段扉収容ケース56Bにおける各第2側壁部58d側に間隔規制ストッパ58cAを設けてもよい。この場合、例えば、図4中の破線で示すように、第2側壁部58dの外面に設けられた係止突起58Aに連続して、その延長上に間隔規制ストッパ58cAが存在するように設けてもよい。
このように、第1壁部58cおよび第2側壁部58dのうち、少なくともいずれか一方に間隔規制ストッパ58cAを設けることによって、他の扉収容ケース56との間隔を規制することができる。
この場合、下カバー60の底板部60aから真下に位置する他の扉収容ケース56に向けて間隔規制ストッパ58cAを設けることが好ましい。間隔規制ストッパ58cAを下カバー60に設けることによって、損傷した場合など、下カバー60を付け替えるだけでよいことから交換作業が容易である。
Claims (5)
- 貯蔵室を含む冷蔵庫本体と、前記貯蔵室を開閉可能に閉じる扉と、前記扉の内側において上下方向に配置される複数の扉収容ケースと、を備える冷蔵庫において、
前記複数の扉収容ケースのうち少なくとも1つは昇降台を有し、
前記昇降台は、
前記扉に対して係止する係止部材と、
前記係止部材の前記扉に対する係止を解除する係止解除機構と、
前記扉に設けられるレール部に沿って上下方向に移動可能な昇降台本体と、
前記上下方向に配置された他の前記扉収容ケースに向かって突出し、前記他の扉収容ケースに当接可能な間隔規制ストッパと、を有し、
前記間隔規制ストッパは、前記昇降台本体と一体に形成されている、
冷蔵庫。 - 前記間隔規制ストッパは、
奥行方向において、前記昇降台本体における前記貯蔵室側とは反対側に位置する第1壁部と、前記昇降台本体における横幅方向の端部に位置する第2壁部とのうち少なくともいずれか一方に位置する、
請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記複数の扉収容ケースのうち少なくとも最上位の前記扉収容ケースは、
底部側に、前記係止部材、前記係止解除機構、および前記間隔規制ストッパを有し、
前記間隔規制ストッパは、下段側の前記他の扉収容ケースに向かって突出している、
請求項1または2に記載の冷蔵庫。 - 前記冷蔵庫本体の横幅方向の両側に、幅寸法が互いに異なる一対の前記扉が回動可能に取り付けられ、
幅の短い第1の前記扉側に設置される前記複数の扉収容ケースのうち、少なくとも1つが上下移動可能に構成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記間隔規制ストッパの前記上下方向の長さは、大人の指の太さ以上である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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