JP7495007B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP7495007B2
JP7495007B2 JP2023509957A JP2023509957A JP7495007B2 JP 7495007 B2 JP7495007 B2 JP 7495007B2 JP 2023509957 A JP2023509957 A JP 2023509957A JP 2023509957 A JP2023509957 A JP 2023509957A JP 7495007 B2 JP7495007 B2 JP 7495007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
storage case
door
egg storage
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023509957A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022208651A5 (ja
JPWO2022208651A1 (ja
Inventor
悠平 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2022208651A1 publication Critical patent/JPWO2022208651A1/ja
Publication of JPWO2022208651A5 publication Critical patent/JPWO2022208651A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7495007B2 publication Critical patent/JP7495007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers
    • F25D23/04Doors; Covers with special compartments, e.g. butter conditioners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

本発明は、貯蔵室を開閉する扉の裏面に収納容器を備える冷蔵庫に関する。
冷蔵庫は、卵を保管するための卵収納ケースを備えているものがある。卵収納ケースを配置する場所として冷蔵室棚や貯蔵室を開閉する扉がある。
従来技術として、卵収納ケース本体の両側面に係止凹部をL字状に形成して設け、卵ケ-ス本体を取り出す必要が生じた時、片手で前部を少し(1センチ程度)持ち上げるだけで抵抗なく容易に引き出し入れが出来る方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007-278679号公報
従来の卵収納ケースは、取付け先の凸部が、両側面に設けたL字状の係止凹部の水平部分を通るように卵収納ケースを移動させた後、取付け先の凸部とL字状の係止凹部の垂直部分とを嵌め合わせ、卵収納ケースを下方に移動させることで冷蔵庫内に固定される。
しかし、従来の卵収納ケースでは、L字状の係止凹部の水平部分が卵収納ケ-スの底面まで形成されている。そのため、卵収納ケースを冷蔵庫扉の裏面に取付ける場合、卵収納ケースの下に収納ポケットが取付けられている場合があり、そのような場合に収納ポケットから物品を取り出す際に物品が卵収納ケースの底面と接触し、物品により卵収納ケースが下から押し上げられることで支えとなる凸部がL字状の係止凹部から外れ、卵収納ケースが落下するリスクがあった。
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、貯蔵室を開閉する扉に取付け可能な収納容器を備え、収納容器に不意に力が加えられた場合でも収納容器の扉からの落下を抑制する冷蔵庫を得ることを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本開示に係る冷蔵庫は、前面に開口を有する貯蔵室が形成された箱体と、箱体の前面に回動可能に取り付けられ、貯蔵室を開閉し、貯蔵室を閉じた状態で、裏面に左右方向に所定の間隔を有して後方に延伸する一対のリブを備えた扉と、一対のリブの一つに取付けられる収納容器と、を備え、一対のリブの一つが、収納容器を係止可能な第1の係止手段と、第1の係止手段より下に収納容器を係止可能な第2の係止手段と、を内側壁に備え、収納容器は、リブの内側壁に取付けられる側面に、溝部と側面の底辺に沿って形成された凹部とを有し、溝部は、前後方向に延伸する第1の溝部と、第1の溝部より後方に、第1の溝部と連続し、第1の溝部よりも上に幅広であり、第1の溝部より上に幅広部を有する第2の溝部と、を有し、収納容器の底板が第2の係止手段上に載置されたとき、第1の係止手段は第1の溝部の上面と第1の溝部の下面の間にあり、第2の溝部は、下面と、下面より上に幅広部の上面である上面とを有し、第1の溝部に第1の係止手段が差し込まれ、収納容器を扉に対して前方へ移動させることで、第1の係止手段が前記幅広部に係合され、第2の係止手段が凹部に係合され、一対のリブの一つに収納容器が取付けられ、第1の係止手段が幅広部に係合された状態で、第1の係止手段は第2の溝部の下面と第2の溝部の上面との間にある。
本開示に係る冷蔵庫は、貯蔵室を開閉する扉のリブに、収納容器を係止可能な係止手段を有し、収納容器の側面に第1の溝部と、第1の溝部より後方に、第1の溝部と連続し、第1の溝部より上に幅広部を有する第2の溝部と、を有し、幅広部に係止手段が係合されて、リブに収納容器が取付けられる。このため、収納容器に不意に下から力が加えられても、収納容器が冷蔵室扉から外れることが抑制される。
実施の形態1における冷蔵庫を示す概略斜視図である。 実施の形態1における冷蔵庫の、奥行方向の概略断面図である。 実施の形態1における冷蔵庫の、冷蔵室とその周辺の、奥行方向の概略断面図である。 実施の形態1における冷蔵室右側扉に卵収納ケースが取付けられた状態を示す後方斜視図である。 実施の形態1における冷蔵室右側扉の後方斜視図である。 実施の形態1における右リブの内壁面を示す、冷蔵室右側扉の概略断面図である。 実施の形態1における卵収納ケースを示す概略斜視図である。 実施の形態1における卵収納ケースの概略側面図である。 実施の形態1における卵収納ケースを右リブに取り付ける時の、卵収納ケースと右リブの概略断面図である。 実施の形態1における卵収納ケースを右リブに取り付けるときの、冷蔵室右側扉と卵収納ケースの概略断面図である。 実施の形態1における卵収納ケースを右リブに取り付けたときの、冷蔵室右側扉と卵収納ケースの概略断面図である。 実施の形態1における右リブの内壁面を示す、冷蔵室右側扉の概略断面図である。 実施の形態2における右リブの内壁面を示す、冷蔵室右側扉の概略断面図である。 実施の形態2における卵収納ケースの概略側面図である。
以下、本開示に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明する。本明細書は以下の実施の形態のみに限定されることはなく、本明細書の趣旨を逸脱しない範囲で変形または省略することが可能である。そして、図面は実際の構造を簡略化して表す場合がある。さらに、図面では各構成物の大きさ、構成物同士の位置関係が実際のものとは異なる場合がある。また、参照符号について、同一の符号を付したものは、同一であり、このことは、明細書の全文において共通することである。
また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「上側」、「下」、「下側」、「左」、「左側」、「右」、「右側」、「前」、「前方」、「手前」、「後」、「後方」、「奥」、「奥行」、「内側」、「外側」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本発明を限定するものではない。また、本明細書において水平とは、2つの向きが0±5°の範囲内にあることを意味する。また、直角とは、2つの向きが90±5°の範囲内にあることを意味する。また、本明細書において方向が略一致するとは、2つの向きが0±5°の範囲内にあることを意味する。また、本明細書において高さや幅等が略一致するとは、2つの構成物の上下の位置や幅の長さが一致する場合だけでなく、2つの構成物の上下の位置や幅の長さの差が0±1mmの範囲内にあることを意味する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における冷蔵庫100を斜め上から見た概略斜視図である。図1に示すように、冷蔵庫100は、冷蔵庫本体である箱体1を備える。
図2は、冷蔵庫100の、切替室10を通る位置で奥行方向に垂直な断面を右側から見たときの概略断面図である。箱体1は、鋼板製の外箱2と、樹脂製の内箱3と、この外箱2及び内箱3の間に充填された断熱材4と、から構成される。図2に示すように、冷蔵庫100は、箱体1の内部に複数の貯蔵室を有する。
複数の貯蔵室として、上に、冷蔵室8が配され、冷蔵室8の下に、製氷室9(図示せず)と冷蔵温度帯を切替え可能な切替室10とが左右に並べて配される。製氷室9及び切替室10の下に、冷凍室11が配され、冷凍室11の下に野菜室12が配される。
冷蔵庫100は、冷蔵室8、製氷室9、切替室10、冷凍室11及び野菜室12に対応して、貯蔵室を開閉する扉である、冷蔵室左側扉13、冷蔵室右側扉14、製氷室扉15、切替室扉16、冷凍室扉17及び野菜室扉18を備える。冷蔵室左側扉13及び冷蔵室右側扉14は、それぞれがヒンジ5を介して箱体2に回動可能に固定されており、冷蔵室8を観音開き式に開閉する。製氷室扉15、切替室扉16、冷凍室扉17及び野菜室扉18はそれぞれ製氷室9、切替室10、冷凍室11及び野菜室12を開閉する扉であり、引き出し式の扉である。
なお、図1、2に示す冷蔵庫100の構造は一例であり、冷蔵庫100の構造は冷凍室11と野菜室12の上下を入れ替えてもよい。また、冷蔵室8を開閉する扉の構成は片開き式の一枚の扉でも良い。
冷蔵庫100は、箱体の背面19側の内部に、圧縮機20、冷却器21、凝縮器22(図示せず)、毛細管23(図示せず)等で冷凍サイクルを構成している。
図3は、図2の冷蔵室及び冷蔵室右側扉14の構成をさらに詳しく示した概略断面図である。冷蔵室右側扉14は、扉を閉めた状態で冷蔵室の前面を構成する面を裏面25、冷蔵庫100の前面の一部を構成する面を表面26とする。冷蔵室右側扉14の裏面25に、上から順に、食料品などを収納するフリーポケット30、卵を収納する収納容器である卵収納ケース31及び飲料物などを収納するボトルポケット32が取付けられている。
図3に示すように、冷蔵室8は内部に、複数の冷蔵室棚7a、冷蔵室8奥側に押し込み可能なスライド式冷蔵室棚7b、チルド室上冷蔵室棚7c、複数のチルド室7dを備え、複数の冷蔵室棚7aはそれぞれ高さを調節可能である。各冷蔵室棚7aの上下の距離は、卵収納ケース31の上下の幅以上の大きさである。
図4は、箱体2から冷蔵室右側扉14が開かれた状態で、冷蔵室右側扉14を後方から見たときの概略斜視図である。冷蔵室右側扉14の裏面25に、卵収納ケース31が取付けられている。卵収納ケース31は冷蔵室右側扉14から取り外しが可能である。図5は、図4と同じ視点で、冷蔵室右側扉14から卵収納ケース31を取り外したときの冷蔵室右側扉14の概略斜視図である。
図4及び図5に示すように、冷蔵室右側扉14(以下、扉14と記載する)は、扉14の表面26である、意匠面を形成する前面板35と、前面板35の周縁に沿って、前面板35の後方に設けられ扉14の側面27を形成する扉枠36と、扉枠36の後面に取付けられて扉14の裏面25を形成する内板37と、を備える。
図5に示すように、扉14は、裏面25に、裏面25を形成する内板37を折り曲げて形成され、後方に延伸して配設される、第1のリブである右リブ40及び第2のリブである左リブ41を有する。右リブ40は、扉14の表面26を前面視して、裏面25の後方に、扉14の左右の中心より右側(図5においては扉14の左右の中心より左側)に設けられるリブである。また、左リブ41は、扉14の表面26を前面視して、扉14の左右の中心より左側(図5においては扉14の左右の中心より右側)に設けられるリブである。なお、本明細書で「後方」とは、冷蔵庫100の奥行方向において後方の意味であり、扉14を開いて裏面25を前面視したとき、裏面25に対して手前側の向きに相当する。右リブ40及び左リブ41は、扉14に収納容器を取付けるための構造であり、互いに左右方向に所定の幅を有して裏面25に設けられる。
図5に示すように、右リブ40は、扉14の表面26を前面視して、右側から順に、右リブ40の外側壁42(図示せず)、右リブ40の後壁43及び右リブ40の内側壁44を有し、左リブ41は、左側から順に、左リブ41の外側壁45、左リブ41の後壁46及び左リブ41の内側壁47(図示せず)を有する。右リブ40の内側壁44と左リブ41の内側壁47に卵収納ケース31が取付けられ、卵収納ケース31が扉14の裏面25に取付けられる。
図5に示すように、右リブ40は、右リブ40の内側壁44に卵収納ケース31を取付けるための、第1の係止手段である第1の凸部50と、第1の凸部50より下に、右リブ40の内側壁44に卵収納ケース31を取付けるための、第2の係止手段である第2の凸部51と、を有する。同様に、左リブ41は、左リブ41の内側壁47に卵収納ケース31を取付けるための、第3の係止手段である第3の凸部52と、第3の凸部52より下に、左リブ41の内側壁4に卵収納ケース31を取付けるための、第4の係止手段である第4の凸部53と、を有する。
第1の凸部50、第2の凸部51、第3の凸部52及び第4の凸部53はフリーポケット30とボトルポケット32の間に位置する。第1の凸部50と第3の凸部52及び第2の凸部51と第4の凸部53とは、それぞれ左右に対称な構造を有する。第1の凸部50と第3の凸部52が設けられる高さは等しい。また、第2の凸部51と第4の凸部53が設けられる高さは等しい。
図6は、図5の、右リブ40の内側壁44の破線で示された領域を拡大した図である。
図6に示されるように、扉14は、前面板35と内板37と扉枠36(図示せず)とで前後と四方を囲まれた空間に配置された真空断熱材48と、空間に真空断熱材48を介在させて充填された発泡断熱材49とを備えて構成されている。
なお、図6では、右リブ40は、右リブ40の後壁43と右リブ40の内側壁44との間に側面43aを有している。側面43aを設けることで、卵収納ケース31を右リブ40に取付けるときに、側面43aに当接した第1の曲面部61や第3の曲面部63を、右リブ40の内側壁44へ誘導することができる。
第1の凸部50と、第2の凸部51とは、右リブ40の内側壁44に、扉14の表面26を前面視して、左向きに外側に凸となるように設けられ、奥行き方向に長手方向を有する。
第2の凸部51の後端51b(冷蔵庫100の、奥行き方向後方の端部)と、第1の凸部50の後端50b(冷蔵庫100の、奥行き方向後方の端部)は、後端51bの方が右リブ40の後壁43に近い。
一例として、第1の凸部50の大きさは、奥行き方向長さX1=20mm、上下方向長さX2=3mm、左右方向長さX3=3mmである。また、一例として、第2の凸部51の大きさは、奥行き方向長さY1=30mm、上下方向長さX2=3mm、左右方向長さY3=3mmである。
なお、図6では、第2の凸部51の奥行き方向長さY1は、第1の凸部50の奥行き方向長さX1よりも長く、第1の凸部50の前端50a(冷蔵庫100の、奥行き方向前方の端部)と、第2の凸部51の前端51a(冷蔵庫100の、奥行き方向前方の端部)とは、上下方向に略一致しているが、本実施の形態はこれに限られない。第1の凸部50の後端50bよりも第2の凸部51の後端51bの方が右リブ40の後壁43に近く、卵収納ケース31に収納物を収納して第1の凸部50が卵収納ケース31を支持が可能である限りにおいて、X1とY1の値は変更が可能である。
図7は、実施の形態1における卵収納ケース31を上から見た概略斜視図である。
図7に示すように、卵収納ケース31は、箱型の収納容器であり、収納物を支持する底板55と、収納容器の側面を構成する側面部56とを有する。卵収納ケース31は図7の矢印で示された前方に移動されて、右リブ40の内側壁44及び左リブ41の内側壁47に取付けられる。卵収納ケース31は樹脂により成形される。
底板55は、上面視して略長方形の平板形状を有し、底板55は4つのコーナーにおいて円弧形状の角部を有する。底板55の全周に亘って、底板55の上面55aに側面部56が形成されている。
側面部56は、底板55の長手方向に、第1の側面部57(前面部)を有する。第1の側面部57は、卵収納ケース31の前面56aを形成する。側面部56は、さらに、第1の側面部57と平行な第2の側面部58(後面部)を有する。第2の側面部58は、卵収納ケース31の後面56bを形成する。側面部56は、さらに、第1の側面部57を前面視して、向かって右側に第3の側面部59(右側面部)を有する。第3の側面部59は、卵収納ケース31の右側面56cを形成する。側面部56は、さらに、第1の側面部57を前面視して、向かって左側に第4の側面部60(左側面部)を有する。第4の側面部60は、卵収納ケース31の左側面56dを形成する。第1の側面部57(前面部)、第2の側面部58(後面部)、第3の側面部59(右側面部)及び第4の側面部60(左側面部)は、それぞれ略長方形の平板形状を有し、底板55の上面55aに略直角に設けられる。
側面部56は、第1の側面部57と第3の側面部59とに接する第1の曲面部61、第3の側面部59と第2の側面部58とに接する第2の曲面部62、第2の側面部58と第4の側面部60とに接する第3の曲面部63、及び第4の側面部60と第1の側面部57とに接する第4の曲面部64を有する。
側面部56は底板55と共に収納空間66を形成する。
卵収納ケース31は、収納空間66に、複数の卵を保持するための卵保持部67を収納する。卵保持部67は、卵を保持するための複数の開口68が形成された板状のトレー69と、トレー69周辺に、下方に起立する複数の脚部70とを有する。脚部70を卵収納ケース31の底板55上に設置したとき、トレー69は底板55の上面55aに対して所定の高さに配される。このような構成とすることで、各開口68に卵又は卵パックを挿入すると卵収納ケース31は卵を安定的に保持することができる。
卵収納ケース31および卵保持部67は、例えばポリスチレン、アクリロニトリルスチレンなどの透明な硬質プラスチックで形成されており、肉厚は3mm程度である。側面部56及び底板55は、樹脂成形により一体成形される。卵収納ケース31及び卵保持部67は樹脂成形品のため、意匠面の観点から樹脂注入ゲートは製品使用時に目立たない底板55の底面55bやトレー69の下面71(図示せず)に設けるのが望ましい。
卵収納ケース31の第1の曲面部61、第2の曲面部62、第3の曲面部63及び第4の曲面部64の曲率半径Rは、それぞれ、扉14が内板37と右リブ40の間に有する、曲面である接続面72の曲率半径よりも大きい。一例として、接続面72の曲率半径は5mmである。なお、接続面72は、フリーポケット65とボトルポケット66のコーナーを当接させ、フリーポケット65とボトルポケット66を扉14の裏面に取付けるために内板37と右リブ40の間に形成される曲面である。一例として、図7に示す卵収納ケース31における第1の曲面部61、第2の曲面部62、第3の曲面部63及び第4の曲面部64の曲率半径Rは、22mmである。
なお、卵収納ケース31及び卵保持部67は、第1の側面部57(前面部)を前面視して、左右対称の構成である。さらに、図8に示すように、卵収納ケース31及び卵保持部67は、第3の側面部59(右側面部)を前面視して、右側面部59の左右の中心線A-A´(図8に記載)に対して左右対称の構成である。なお、左右の中心線A-A´は、扉14が閉じられた状態で扉14の表面26を前面視して、前後の中心線に相当する。卵収納ケース31は、底板55を水平な向きに回転させ、第1の側面部57と第2の側面部58とを入れ替えるように180°回転させた場合、回転前と同じ構成を有する。
卵収納ケース31は、第3の側面部59(右側面部)、第1の曲面部61及び第2の曲面部62に、持手用開口73aを有する。同様に、卵収納ケース31は、第4の側面部60(右側面部)、第3の曲面部63及び第4の曲面部64に、持手用開口73bを有する。
持手用開口73a及び持手用開口73bの上下幅は、使用者が指を差し入れ可能であり、使用者が指の関節を差し入れて卵収納ケース31を持ち上げることが可能な幅に形成されており、一例として16mmである。持手用開口73aの左右幅は、扉14の裏面25(裏面)に設けられた右リブ40に卵収納ケース31が取付けられたときに、右リブ40の後壁43より後方(扉14の後ろ面(裏面)を前面視したとき手前側)に持手用開口73aの一部が突出し、持手用開口73aの一部に使用者が指を差し入れ可能な幅に形成されており、一例として80mmである。持手用開口73bも左リブ41に対して持手用開口73aと同様の構成である。
卵収納ケース31は、持手用開口73aの上方に把手部74aを有する。同様に、卵収納ケース31は、持手用開口73bの上方に把手部74bを有する。
このような構造とすることで、使用者が指を持手用開口73a及び持手用開口73bにさし入れ、把手部74a及び把手部74bを持ち上げることで、卵収納ケース31を右リブ40及び左リブ41に取り付け又は取り外しができる。そのため、実施の形態1の卵収納ケース31は、把手用のフランジを備える必要がなく、持手用のフランジを備える場合と比べて、卵収納ケース31の収納空間66を拡大することができる。なお、本開示では、卵収納ケース31は、第3の側面部59(右側面部)に、持手用開口73a及び把手部74aを有するが、持手用開口73a及び把手部74aに替えて、第3の側面部59(右側面部)の上部を卵収納ケース31の内側に折り曲げることで形成された把手部を備えていてもよい。
先に述べた通り、卵収納ケース31は、第1の側面部57と第2の側面部58とを入れ替えるように180°回転させた場合、回転前と同じ構成を有するので、持手用開口73b及び把手部74bの構成については、持手用開口73a及び把手部74aの構成と同じとして説明を省略する。
次に、図8で示される、卵収納ケース31の右側面部59について説明する。図8は、図7の視線の矢印の向きに、右側面部59を前面視したときの概略前面図である。右側面部59は、右リブ40の内側壁44に取付けられる卵収納ケース31の側面を形成する。図8の左右の向きは、卵収納ケース31を扉14の裏面25に取付け、扉14を閉じたときの冷蔵庫100の奥行方向の前後の向きと一致する。以降の説明では、卵収納ケース31を扉14の裏面25に取付け、扉14を閉じたときの冷蔵庫100の奥行方向における右側面部59の構成について説明する。なお、右側面部59及び左側面部60は、それぞれを前面視したとき互いに同じ構成を有するので、本実施の形態では右側面部59の構成のみ説明し、図7に示される、左側面部60の溝部82、溝部84、幅広部83、幅広部85及び載置用凹部86の構成については説明を省略する。
卵収納ケース31は、右側面部59及び第1の曲面部61に溝部75を有する。溝部75は、右リブ40の内側壁44に設けられた第1の凸部50を差し込み、係合するための溝である。図8において、破線枠B内に形成された溝が溝部75である。溝部75は、右側面部59の前後の中心線A-A´よりも前方に形成される。
溝部75は、第1の曲面部61に形成された第1の溝部75aと、第1の溝部75aの後方に形成され、右側面部59に形成された第2の溝部75bとを有する。図8において、溝部75の点線枠C内の領域が第2の溝部75bである。
第1の溝部75aは、右側面部59に、上下幅Z1を有して奥行方向に直線状に設けられた開口である。第2の溝部75bは、第1の溝部75aの後方に形成され、第1の溝部75aと連続し、第1の溝部75aと同じ向きに上下幅Z2を有して奥行方向に直線状に設けられた開口である。第2の溝部75bは、第1の溝部75aより上下方向の幅が大きく、第1の溝部75aよりも上に幅広であり、第1の溝部75aの上面75cより上に幅広部76を有する。
第1の溝部75aに第1の凸部50が差し込まれ、第2の溝部75bの幅広部76が第1の凸部50に係合することで、右リブ40に卵収納ケース31が取付けられる。
第1の溝部75aの下面75dと第2の溝部75bの下面75eとの高さは略一致している。第1の溝部75aの上下幅Z1は、第1の凸部50の上下幅より大きく、一例として4.5mmである。
さらに、右側面部59は、右側面部59の底辺79に沿って、矩形状の載置用凹部80を有する。載置用凹部80は、底板55の底面55bから右側面部59の表面である右側面56cにかけて形成され、卵収納ケース31の内側に凹となる凹部である。載置用凹部80は、右リブ40の内側壁44に設けられた第2の凸部51に係合し、右リブ40に卵収納ケース31を取付けるための凹部である。
幅広部76及び載置用凹部80は、卵収納ケース31を扉14に取付け、扉14が閉じられた状態で扉14の表面26を前面視して、奥行方向に長手方向を有する。幅広部76の奥行き方向長さは、第1の凸部50の奥行きY1に対して0.5mm~1mm大きく形成される。
溝部75は、右側面部59及び第1の曲面部61を表面から裏面まで貫通する開口により形成されるが、本実施の形態はこれに限られず、溝部75は、右側面部59及び第1の曲面部61の表面に形成された溝により形成されてもよい。
図8に示すように、右側面部59は、右側面部59の前後の中心線A-A´よりも後方に、前後の中心線A-A´に対して溝部75と対称な形状を有する、溝部77を有する。溝部77は、前後の中心線A-A´に対して第1の溝部75a及び第2の溝部75bと対称な形状を有する、第3の溝部77a及び第4の溝部77bを有する。また、溝部77は前後の中心線A-A´に対して幅広部76と対称な形状を有する、幅広部78を有する。
載置用凹部80は、右側面部59の前後の中心線A-A´と重なるように、右側面部59の底辺79に沿って形成される。載置用凹部は、右側面部59の前後の中心線A-A´に対して、対称な形状を有する。
なお、図8において、溝部75と溝部77は、第5の溝部81により連結されており、意匠性を高めている。本実施の形態はこれに限られず、溝部75と溝部77が独立して右側面部59に形成されていてもよい。
図9は、卵収納ケース31を右リブ40に取り付ける時の、卵収納ケース31と、第1の凸部50及び第2の凸部51との位置関係を示した概略断面図である。図9は、冷蔵庫100の奥行方向で上下の向きに、扉14及び卵収納ケース31の断面を示している。
、扉14の表面26を前面視して、卵収納ケース31及び右リブ40の断面を示している。図では、卵収納ケース31の載置用凹部の形状を示すため、図8のA-A´を断面線として、卵収納ケース31の断面を示している。また、図の右リブ40は、卵収納ケース31よりも手前の位置で断面を示したものであり、第1の凸部50及び第2の凸部51を通る位置で断面を示している。なお、図では、右リブ40の内部構造については簡略化のため、省略している。
図10は、図9と同じ構成で、冷蔵庫100の奥行方向に垂直な向きに、扉14及び卵収納ケース31の断面を示した概略断面図である。
図9、図10を用いて、卵収納ケース31を右リブ40の内側壁44に取り付けるときの、第1の溝部75a、第2の溝部75b、幅広部76及び載置用凹部80と、第1の凸部50及び第2の凸部51の位置関係について説明する。
使用者が、卵収納ケース31を右リブ40に取付けるときは、図10に示すように、卵収納ケース31の底板55を第2の凸部51の上面51cに載せる。このとき、第1の溝部75aの上面75cの高さと第1の溝部75aの下面75dの高さの間に、第1の凸部50が位置する。次に、使用者が、第2の凸部51の上面51cに底板55を載せながら卵収納ケース31を扉14の前方に押し込む。このとき、底板55の底面55bと第2の凸部51の上面51c、第1の溝部75aの長手方向、及び第1の凸部50の長手方向が略一致するので、スムーズに第1の凸部50を第1の溝部75aを通して、第2の溝部75b内まで進めることができる。また、第1の凸部50の前端50aと第2の凸部51の前端51aの奥行方向の距離と、幅広部76の前端76bと載置用凹部80の前端80bの奥行方向の距離が略一致する。また、幅広部76の奥行方向の幅は第1の凸部50の奥行方向の幅(すなわち、前端50aと後端50bの奥行方向の距離)に比して、一例として0.5mm広く形成されている。また、載置用凹部80の奥行方向の幅は第2の凸部51の奥行方向の幅(すなわち、前端51aと後端51bの奥行方向の距離)に比して大きい。このため、卵収納ケース31が扉14の前方に押し込まれ、第1の凸部50が第2の溝部75bに入ると、第2の凸部51の上面51cが底板55から離れるので、卵収納ケース31が自身の重量により下方に移動し、図11のように、第1の凸部50が幅広部76に係合し、第2の凸部51が載置用凹部80に係合する。以上のようにして、卵収納ケース31が右リブ40の内側壁44、すなわち扉14に取付けられる。
第1の溝部75a、第2の溝部75b、載置用凹部80、第1の凸部50及び第2の凸部51の上下方向の位置は以下の関係となるようにする。
第1の凸部50の上面50cと第2の凸部51の上面51cとの上下方向の距離をh11、第1の凸部50の下面50dと第2の凸部51の上面51dとの上下方向の距離をh12、底板55の底面55bと第1の溝部75aの上面75cとの上下方向の距離をh21、底板55の底面55bと第1の溝部75aの下面75dとの上下方向の距離をh22、載置用凹部80の上面80aと幅広部76の上面76aとの上下方向の距離をh23としたとき、h21≧h11、h11≧h23及びh12≧h22の関係である。このような構成とすることで、卵収納ケース31を右リブ40に取付けるとき、幅広部76の上面76aと第1の凸部50の上面50cの少なくとも一部を当接させ、第1の凸部50により卵収納ケース31を支持することが可能である。
なお、卵収納ケース31を扉14から取り外す際は、取り付ける動作の逆の動作をさせればよい。各冷蔵室棚7aの上下方向の間隔は、卵収納ケース31の上下方向の大きさより大きいので、卵収納ケース31は、各冷蔵室棚7aに載置が可能である。
さらに、左側面部60についても、左側面部60を前面視して右側面部59と同様の構成を有する。そのため、卵収納ケース31は前面部と後面部のどちらを手前にしても右リブ40及び左リブ41に取付けることができる。言い換えると、卵収納ケース31は前後に反転して扉14の裏面に取付けが可能であり、片側だけの場合と比べて、卵収納ケース31の取り付け性能が向上する。
なお、図6では、第2の凸部51の前端と第1の凸部50の前端とが垂直な向きに一致し、載置用凹部80の前端と幅広部76の前端とが垂直な向きに一致しているが、本実施の形態はこれに限定されない。第2の凸部51の前端と第1の凸部50の前端とが垂直な向きに一致していなくてもよい。
なお本実施の形態では、扉14の内側に卵収納ケース31が取付けられる場合について記載したが、本実施の形態はこれに限定されず、冷蔵室左側扉15の内側に卵収納ケース31が取付けられてもよい。
また、本実施の形態では、右リブ40の内側壁44に、卵収納ケース31を取付けるための第2の凸部51及び第1の凸部50を1つずつ配したが、本実施の形態はこれに限定されない。右リブ40が、第1の凸部50に加えて第3の係止手段である第3の凸部150を、右リブ40の内側壁44に有していても良い。このとき、卵収納ケース31は、溝部75と同じ構成で、第3の凸部150に対応した溝部151を、右側面部59及び第1の曲面部61に有する。なお、卵収納ケース31の底面56aが第2の凸部51の上面50aに載置されたとき、第3の凸部150が、対応する溝部151の上面151aと下面151bとの間に位置する。
このような構成であっても、卵収納ケース31を扉14に取付けるときは、使用者が底板55を第2の凸部51の上面50cに載せ、底面56aを第2の凸部51の上面50cをスライドさせながら、卵収納ケース31を扉14の前方に押し込むことで、第3の凸部150が、溝部151の内側を通り、溝部151が有する幅広部152に係合するので、係止手段を増やした場合でも、卵収納ケース31が扉14の内側に取付けられる。
卵収納ケース31が扉14に取付けられたとき、第1の側面部57(前面部)と、内板37との距離は1mm程度である。そのため、卵収納ケース31を扉14に取付けた状態で、例えば、トレー69の複数の開口68のうち、扉14の後方側の複数の開口68にのみ卵が収納されるような状況では、卵の重量により、卵収納ケース31が、第1の凸部50に支えられながら回転し、内板37と第1の側面部57の下辺とが当接し、内板37により卵収納ケース31が支持される。よって、卵収納ケース31及び収納物による重心が第2の凸部51の後端より後ろに位置する場合でも、右リブ40に卵収納ケース31を取付けることができる。
また、本実施の形態では、図12に示すように、第1の凸部50の後端50bよりも第2の凸部51の後端51bのほうが後ろにあれば、第2の凸部51の前端51aが第1の凸部50の前端50aより後方にあってもよい。線Dは、第1の凸部50の後端50を通り、上下方向に引いた線である。このような構造においても、卵収納ケース31の底面55bを第2の凸部51の上面51cに載置することで、第1の溝部75aに対する第1の凸部50の位置決めが行えるので、使用者が第1の凸部50を溝部75に差し込むために、卵収納ケース31を上下に移動させる手間を省くことができる。
従来では、卵収納ケースを冷蔵庫扉から取り外すときに、卵収納ケースが上方にあるフリーポケットの底面と接触し、フリーポケットが卵収納ケースによって押し上げられ、フリーポケットが冷蔵庫扉から外れてしまうリスクがあった。本実施の形態では、溝部75の上下方向の幅が抑えられており、最大幅が10mm以下に抑えられるので、卵収納ケース31を扉14に取り外す際に必要な動作の上下方向の長さを抑えることができ、卵収納ケース31がフリーポケット65に接触することが抑制される。
さらに、本実施の形態では、卵収納ケース31を扉14に取付けた後、卵収納ケース31に下から力が加わった場合、幅広部76の上面76a(第2の溝部75bの上面)と第2の溝部75bの下面75eに第1の凸部50が当接する。このため、卵収納ケース31の移動が抑制され、卵収納ケース31が落下することが抑制される。よって、従来の卵収納ケースのように、第1の凸部50が外れないよう、側面に幅広部の上下幅を深く形成する必要がなく、幅広部の上下方向の長さを抑えることができるので、卵収納ケース31を扉14に取り付ける際に必要な動作の上下幅を縮小することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2の冷蔵庫200(図示せず)と収納容器である卵収納ケース201とについて図13及び図14を用いて説明する。なお、図13中、同一符号は同一部分を指す。この実施の形態2の冷蔵庫200の冷蔵庫右側扉213は、実施の形態1の、奥行き方向に長手方向を有する第1の凸部50及び第2の凸部51に替えて、第1の凸部202及び第2の凸部203を、右リブ40の内側壁44に形成する。第1の凸部202及び第2の凸部203は、奥行き方向に対し角度θの傾きに、長手方向を有する。さらに、この実施の形態2の卵収納ケース201は、実施の形態1の溝部75、第1の溝部75a、第2の溝部75b、幅広部76及び載置用凹部80に代えて、溝部204、第1の溝部204a、第2の溝部204b、幅広部205、載置用凹部206及び誘導用凹部207を、第1の曲面部208及び右側面部209に有する。その他の構成は実施の形態1と同様である。
卵収納ケース201は、底板212を水平な向きに180°回転させた場合、回転前と同じ構成を有する。
実施の形態2に示された卵収納ケース201は、第1の凸部202を右側面部209に差し入れるための、溝部204を右側面部209及び第1の曲面部208に有する。溝部204は、奥行き方向に対し角度θの傾きを有して延伸するように設けられた開口である。溝部204は、第1の溝部204a及び第2の溝部204bを有する。第1の溝部204aは、第1の曲面部208に、直線状に設けられた開口である。第2の溝部204bは、右側面部209に、直線状に設けられた開口である。第2の溝部204bは、第1の溝部204aの後ろに連続して形成され、第1の溝部204aより上下方向の幅が大きく、第1の溝部204aより上に幅広に形成され、第1の溝部204aの上面204cより上に幅広部205を有する。図8において、破線枠G内の溝が溝部204である。右側面部209における、溝部204の点線枠F内の領域が第2の溝部204bである。幅広部205は、平行四辺形状に形成される。幅広部205の上面205aは、奥行き方向に対し角度θの向きに傾斜している。
図14に示すように、卵収納ケース201は、右側面部209の前後の中心線E-E´に対して前後に対称の構成である。右側面部209は、前後の中心線A-A´よりも後方に、溝部204と前後に対称な形状を有する、溝部213を有する。溝部213は、前後の中心線A-A´に対して第1の溝部204a及び第2の溝部204bと対称な形状を有する、第3の溝部213a及び第4の溝部213bを有する。また、溝部213は前後の中心線A-A´に対して幅広部205と対称な形状を有する、幅広部214を有する。
卵収納ケース201は、第1の曲面部208の底辺210に沿って、奥行き方向に対し角度θの向きに傾斜した上面207aを有する誘導用凹部207を第1の曲面部208に有する。卵収納ケース201は、誘導用凹部207と連続して後方に、誘導用凹部207より上下方向の幅が大きく、誘導用凹部207よりも上に幅広に形成された載置用凹部206を右側面部209に有する。載置用凹部206は右側面部209の前後の中心線E-E´まで、底面212aの右端211に沿って形成される。載置用凹部206の上面206aと、誘導用凹部207の上面207aとは、奥行き方向に対し角度θの向きに傾斜している。
卵収納ケース201を扉14に取付ける場合、使用者が、誘導用凹部207の上面207aを、第2の凸部203の上面203aと少なくとも一部が接するように卵収納ケース201を第2の凸部203に載置する。
実施の形態2の卵収納ケース201は、第1の凸部202の上面202a、第2の凸部203の上面203a、第1の溝部204aの上面204c、幅広部205の上面205a、誘導用凹部207の上面207a及び載置用凹部206の上面206aの傾斜角度が一致するので、卵収納ケース201は、自身の重量により扉14の前方に移動し、第1の凸部202が幅広部205の上面205aと少なくとも一部が接して、幅広部205に係合される。このような構成により、実施の形態1の効果に加え、使用者が卵収納ケースをリブに取付ける際に必要な力を減らすことが出来る。
また、本開示は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、実施の形態1の冷蔵庫100は、右リブ40は、内側壁44に卵収納ケース31を取付けるための、第1の係止手段である第1の凸部50と、第2の係止手段である第2の凸部51と、を有し、左リブ41は、内側壁47に卵収納ケース31を取付けるための、第3の係止手段である第3の凸部52と、第4の係止手段である第4の凸部53と、を有する構成であるが、本開示はこれに限定されない。右リブ40又は左リブ41のどちらか一つに係止手段を設け、該係止手段により卵収納ケース31を右リブ40又は左リブ41のどちらか一つに支持可能である限りにおいて、右リブ40のみに第1の係止手段及び第2の係止手段を設け、左リブ41に係止手段を設けない構成とすることが可能である。又は、左リブ41のみに第3の係止手段及び第4の係止手段を設け、右リブ40に係止手段を設けない構成とすることが可能である。
1…箱体、2…外箱、3…内箱、4…断熱材、5…ヒンジ、7a…冷蔵室棚、7b…スライド式冷蔵室棚、7c…チルド室上冷蔵室棚、7d…チルド室、8…冷蔵室、13…冷蔵室左側扉、14…冷蔵室右側扉、25…裏面、26…表面、30…フリーポケット、31…卵収納ケース、32…ボトルポケット、35…前面板、36…扉枠、37…内板、40…右リブ、41…左リブ、42…外側壁、43…後壁、44…内側壁、45…外側壁、46…後壁、47…内側壁、48…真空断熱材、49…発泡断熱材、50…第1の凸部、51…第2の凸部、52…第3の凸部、53…第4の凸部、55…底板、55a…上面、56…側面部56、56a…前面、56b…後面、56c…右側面、56d…左側面、57…第1の側面部、58…第2の側面部、59…第3の側面部、60…第4の側面部、61…第1の曲面部、62…第2の曲面部、63…第3の曲面部、64…第4の曲面部、66…収納空間、67…卵保持部、68…開口、69…トレー、70…脚部、71…下面、72…接続面、73a…持手用開口、73b…持手用開口、74a…把手部、74b…把手部、75…溝部、75a…第1の溝部、75b…第2の溝部、75c…上面、75d…下面、75e…下面、76…幅広部76a…上面、76b…前端、77…溝部、77a…第3の溝部、77b…第4の溝部、78…幅広部、79…底辺、80…載置用凹部、80a上面、80b…前端、81…溝部、82…溝部、83…幅広部、84…溝部、85…幅広部、86…載置用凹部、100…冷蔵庫、201…卵収納ケース、202…第1の凸部、202a…上面、203…第2の凸部、203a…上面、204…溝部、204a…第1の溝部、204b…第2の溝部、204…上面、205…幅広部、205a…上面、206…載置用凹部、206a…上面、207…誘導用凹部を、207a…上面、208…第1の曲面部、209…右側面部、210…底辺、211…底辺、213…冷蔵室右側扉

Claims (7)

  1. 前面に開口を有する貯蔵室が形成された箱体と、
    前記箱体の前面に回動可能に取り付けられ、前記貯蔵室を開閉し、前記貯蔵室を閉じた状態で、裏面に左右方向に所定の間隔を有して後方に延伸する一対のリブを備えた扉と、
    前記一対のリブの一つに取付けられる収納容器と、を備え、
    前記一対のリブの一つが、前記収納容器を係止可能な第1の係止手段と、前記第1の係止手段より下に前記収納容器を係止可能な第2の係止手段と、を内側壁に備え、
    前記収納容器は、前記リブの前記内側壁に取付けられる側面に、溝部と前記側面の底辺に沿って形成された凹部とを有し、
    前記溝部は、前後方向に延伸する第1の溝部と、前記第1の溝部より後方に、前記第1の溝部と連続し、前記第1の溝部よりも上に幅広であり、前記第1の溝部より上に幅広部を有する第2の溝部と、を有し、
    前記収納容器の底板が前記第2の係止手段上に載置されたとき、前記第1の係止手段は前記第1の溝部の上面と前記第1の溝部の下面の間にあり、
    前記第2の溝部は、下面と、前記下面より上に前記幅広部の上面である上面とを有し、
    前記第1の溝部に前記第1の係止手段が差し込まれ、前記収納容器を前記扉に対して前方へ移動させることで、前記第1の係止手段が前記幅広部に係合され、前記第2の係止手段が前記凹部に係合され、前記一対のリブの一つに前記収納容器が取付けられ
    前記第1の係止手段が前記幅広部に係合された状態で、前記第1の係止手段は前記第2の溝部の前記下面と前記第2の溝部の前記上面との間にある、
    冷蔵庫。
  2. 前記扉が前記貯蔵室を閉じた状態で、前記第1の係止手段の後端よりも前記第2の係止手段の後端が後方にある、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記収納容器は、複数の卵を保持するための開口を有するトレーを収納する、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記収納容器は、前記側面と、前面との間に曲面を有し、
    前記溝部は、前記曲面及び前記側面に形成される、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記収納容器は、前記一対のリブの一つに対し前後に反転して取付けが可能である、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第1の溝部及び前記第2の溝部は、奥行き方向に対し角度θの傾きを有して延伸する、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  7. 前記収納容器は、前記側面の上方に持手用開口と、前記持手用開口の上に持手部と、を備え、
    前記一対のリブの一つに前記収納容器が取付けられた状態で、前記持手用開口の一部及び前記持手部の一部が前記一対のリブよりも後方に位置し、前記持手部の一部を把持が可能な、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
JP2023509957A 2021-03-30 2021-03-30 冷蔵庫 Active JP7495007B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/013509 WO2022208651A1 (ja) 2021-03-30 2021-03-30 冷蔵庫

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2022208651A1 JPWO2022208651A1 (ja) 2022-10-06
JPWO2022208651A5 JPWO2022208651A5 (ja) 2023-07-06
JP7495007B2 true JP7495007B2 (ja) 2024-06-04

Family

ID=83455738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023509957A Active JP7495007B2 (ja) 2021-03-30 2021-03-30 冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7495007B2 (ja)
WO (1) WO2022208651A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011084A1 (en) 2004-07-22 2006-02-02 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647192U (ja) * 1979-09-20 1981-04-27
JPS5841487U (ja) * 1981-09-14 1983-03-18 株式会社東芝 冷蔵庫用容器の支持装置
JPS5952381U (ja) * 1982-09-30 1984-04-06 三菱電機株式会社 冷蔵庫の扉棚装置
JPS6060687U (ja) * 1983-09-30 1985-04-26 シャープ株式会社 冷蔵庫等の扉ポケツト構造
JPH08303939A (ja) * 1995-05-08 1996-11-22 Hitachi Ltd 冷蔵庫

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011084A1 (en) 2004-07-22 2006-02-02 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022208651A1 (ja) 2022-10-06
JPWO2022208651A1 (ja) 2022-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2594874B1 (en) Refrigerator
EP2551617B1 (en) Refrigerator
US9500403B2 (en) Refrigerator with basket frame latched to the refrigerator door
KR102500293B1 (ko) 냉장고
KR102001929B1 (ko) 냉장고
US10495373B2 (en) Refrigerator
EP3686530B1 (en) Refrigerator
US20150040604A1 (en) Refrigerator
KR20080110938A (ko) 냉기 유출 방지장치를 갖는 냉장고
CN106662392B (zh) 冰箱
CN102042740A (zh) 带有分体式搁架的冰箱
KR101622231B1 (ko) 냉장고
WO2013084584A1 (ja) 冷蔵庫
US10330372B2 (en) Rail door storage system
JP7495007B2 (ja) 冷蔵庫
JP5312399B2 (ja) 冷蔵庫
KR101467271B1 (ko) 냉장고
CN113375392B (zh) 冰箱
JP7012873B2 (ja) 冷蔵庫
JP2021162285A (ja) 冷蔵庫用扉および冷蔵庫
KR20080064555A (ko) 냉장고 선반
KR101803625B1 (ko) 냉장고
JP7493982B2 (ja) 冷蔵庫用扉
US20210310722A1 (en) Refrigerator
WO2023157216A1 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240506