JP7425961B2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽洗浄装置に係り、特に、浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
従来から、浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置として、例えば、特許文献1、2に記載されているように、洗剤水をノズルから噴射することにより浴槽を自動的に洗浄するものが知られている。
まず、特許文献1に記載されている従来の浴槽洗浄装置においては、洗剤を水で希釈して洗浄液を生成する洗浄液タンクを備えている。そして、この浴槽洗浄装置のすすぎ時には、すすぎ用水パイプを介して、すすぎ用水噴射ノズルから水を噴射することにより、浴槽の内壁面の洗浄液をすすぐことができるようになっている。これにより、洗浄液タンクには水のみが溜まることはない。
つぎに、特許文献2に記載されている従来の浴槽洗浄装置においては、濃縮された洗剤を希釈用水で希釈する希釈タンクを備えている。この浴槽洗浄装置では、洗浄水(給湯器からの水)と希釈洗剤とを交互に吹き付けることができるようになっており、洗浄水は、洗浄水供給制御弁側の流路を通ってノズルから浴槽内に吹き付けられるようになっている。
特開平4-269935号公報 特開平5-228095号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2に記載されている従来の浴槽洗浄装置においては、洗剤を供給する供給路の出口部に残留している洗剤が乾燥すると、この残留成分が固まることになる。そして、浴槽洗浄を何度も繰り返すことにより、洗剤供給路の出口部等に残留している洗剤成分の固まりが積層され、洗剤供給路を閉塞させるおそれがあるという問題がある。
また、このような洗剤供給路が閉塞すると、浴槽洗浄用の洗浄水における洗剤の十分な濃度が得られず、浴槽の洗浄性能が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、洗剤供給路の出口部に洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を防ぐことができる浴槽洗浄装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、洗剤を貯留する洗剤タンクと、この洗剤タンクから供給される洗剤と給水源から供給される湯又は水とを混合して上記洗剤水を生成する洗剤混合タンクと、上記洗剤水を浴槽の内壁面に噴射するノズル本体と、上記洗剤タンクと上記洗剤混合タンクとを接続し、上記洗剤タンク内の洗剤を上記洗剤混合タンクに供給可能にする洗剤供給路と、上記給水源と上記洗剤混合タンクとを接続し、上記給水源から供給される湯又は水を上記洗剤混合タンク内に供給可能にする水供給路と、上記洗剤混合タンクと上記ノズル本体とを接続し、上記洗剤混合タンク内の洗剤水、又は、湯若しくは水を浴槽洗浄用の洗浄水として上記ノズル本体に供給可能にする洗浄水供給路と、上記洗剤供給路から上記洗剤混合タンクへの洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部と、上記水供給路から上記洗剤混合タンクへの湯又は水の供給を制御する水供給制御部と、上記ノズル本体からの洗剤水、又は、湯若しくは水の噴射を制御する噴射制御部と、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する制御部と、を有し、上記制御部は、上記洗剤供給路の下流端側の洗剤出口部を湯又は水により洗浄する洗剤出口洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、制御部が、洗剤供給路の下流端側の洗剤出口部を湯又は水により洗浄する洗剤出口洗浄モードを実行するように、洗剤供給制御部、水供給制御部、及び噴射制御部を制御することができる。
また、洗剤出口洗浄モードを実行することにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤を除去することができ、或いは、洗剤出口部に残留している洗剤の濃度を低くすることができる。
したがって、洗剤出口部に残留している洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を防ぐことができる。
よって、洗剤供給路から洗剤混合タンクへの洗剤供給の不具合により、浴槽の洗浄性能が低下することを防ぐこともできる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードにおいて、上記洗剤混合タンク内に湯又は水を上記洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、制御部が、洗剤出口洗浄モードにおいて、洗剤混合タンク内に湯又は水を洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、洗剤供給制御部、水供給制御部及び噴射制御部を制御することができる。
これにより、洗剤出口洗浄モードにおいて、洗剤出口部を確実に浸水させて洗浄することができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードを実行することにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤を除去することができ、或いは、洗剤出口部に残留している洗剤の濃度を低くすることができる。
よって、洗剤出口部に残留している洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を効果的に防ぐことができると共に、洗剤供給の不具合による浴槽の洗浄性能の低下を効果的に防ぐこともできる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を上記洗剤混合タンク内から排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤混合タンク内の洗剤水を洗剤混合タンク内から排出し終わった後に洗剤出口洗浄モードを実行することができる。
これにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤が固着する前に洗剤出口部を洗浄することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、上記浴槽洗浄モードは、上記ノズル本体から上記洗剤水を噴射する本洗浄モードと、この本洗浄モードの後に実行され、上記ノズル本体から上記湯又は水を噴射して上記浴槽のすすぎを行うすすぎモードと、を備えており、上記洗剤出口洗浄モードは、上記すすぎモードとして実行される。
このように構成された本発明においては、浴槽洗浄モードのすすぎモードが実行される際には、洗剤出口洗浄モードについても実行されることになるため、洗剤出口洗浄モードについて浴槽のすすぎモードと兼用させながら実行させることができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードにおいて洗剤出口部の洗浄に利用された湯又は水について、浴槽洗浄モードのすすぎモードの浴槽洗浄用の洗浄水としても利用することができる。
よって、洗剤出口部の洗浄に利用される湯又は水の流路と、浴槽洗浄用の洗浄水の流路とを互いに直列に設けることができるため、互いに別系統の流路として分離させる必要がない。
これらの結果、簡易な構成により、洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードのすすぎモードの一部として実現することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードにおいて、上記洗剤混合タンク内に湯又は水を上記洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御し、上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、上記洗剤出口洗浄モードは、上記浴槽洗浄モードとして実行される。
このように構成された本発明においては、制御部が、洗剤出口洗浄モードにおいて、洗剤混合タンク内に湯又は水を洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、洗剤供給制御部、水供給制御部及び噴射制御部を制御することができる。
これにより、洗剤出口洗浄モードにおいて、洗剤出口部を確実に浸水させて洗浄することができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードを実行することにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤を除去することができ、或いは、洗剤出口部に残留している洗剤の濃度を低くすることができる。
よって、洗剤出口部に残留している洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を効果的に防ぐことができると共に、洗剤供給の不具合による浴槽の洗浄性能の低下を効果的に防ぐこともできる。
また、浴槽洗浄モードが実行される際には、洗剤出口洗浄モードについても実行されることになるため、洗剤出口洗浄モードについて浴槽洗浄モードと兼用させながら実行させることができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードにおいて洗剤出口部の洗浄に利用された湯又は水について、浴槽洗浄モードの浴槽洗浄用の洗浄水としても利用することができる。
よって、洗剤出口部の洗浄に利用される湯又は水の流路と、浴槽洗浄用の洗浄水の流路とを互いに直列に設けることができるため、互いに別系統の流路として分離させる必要がない。
これらの結果、簡易な構成により、洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードの一部として実現することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を上記洗剤混合タンク内から排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを上記浴槽洗浄モードとして実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤混合タンク内の洗剤水を洗剤混合タンク内から排出し終わった後に洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードとして実行することができる。
これにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤が固着する前に洗剤出口部を洗浄することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤出口部を湯又は水で浸水させた状態で上記浴槽洗浄モードを終了させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤出口部を湯又は水で浸水させた状態で浴槽洗浄モードを終了させることができるため、浴槽洗浄モードの終了後において、洗剤出口部に残留している洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を確実に防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードおいて、上記洗剤混合タンク内に供給された湯又は水を上記洗剤出口部に掛けるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤出口洗浄モードを実行した際に、洗剤混合タンク内に供給された湯又は水を洗剤出口部に掛けることができるため、洗剤出口部を動的な水によって洗浄することができる。
これにより、洗剤出口部に残留する洗剤を除去し易くすることができるため、洗剤出口部に残留している洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を効果的に防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤混合タンク内の洗剤水を排出し終わった後に洗剤出口洗浄モードを実行することができる。
これにより、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤が固着する前に洗剤出口部を洗浄することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、上記浴槽洗浄モードは、上記ノズル本体から上記洗剤水を噴射する本洗浄モードと、この本洗浄モードの後に実行され、上記ノズル本体から上記湯又は水を噴射して上記浴槽のすすぎを行うすすぎモードと、を備えており、上記洗剤出口洗浄モードは、上記すすぎモードとして実行される。
このように構成された本発明においては、浴槽洗浄モードのすすぎモードが実行される際には、洗剤出口洗浄モードについても実行されることになるため、洗剤出口洗浄モードについて浴槽のすすぎモードと兼用させながら実行させることができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードにおいて洗剤出口部の洗浄に利用された湯又は水について、浴槽洗浄モードのすすぎモードにおいても浴槽洗浄用の洗浄水として利用することができる。
よって、洗剤出口部の洗浄に利用される湯又は水の流路と、浴槽洗浄用の洗浄水の流路とを互いに直列に設けることができるため、互いに別系統の流路として分離させる必要がない。
これらの結果、簡易な構成により、洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードのすすぎモードとして実現することができる。
本発明において、好ましくは、上記洗剤出口部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水生成時の最高水位よりも上方の位置に設けられており、上記制御部は、上記洗剤混合タンク内において洗剤水を生成する洗剤水生成モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、上記制御部は、上記洗剤水生成モードにおいて、上記洗剤供給路の洗剤出口部から上記洗剤混合タンク内に洗剤が供給され、最後に上記水供給路の出口部から湯又は水が供給されて洗剤水が生成されるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する。
このように構成された本発明においては、洗剤出口部が洗剤混合タンク内の洗剤水生成時の最高水位よりも上方の位置に設けられているため、洗剤出口洗浄モードを実行した際に、洗剤混合タンク内に供給された湯又は水を洗剤出口部に掛けながら、洗剤混合タンク内で洗剤水を生成することができる。
また、洗剤水生成モードにおいて、洗剤供給路の洗剤出口部から洗剤混合タンク内に洗剤が供給され、最後に水供給路の出口部から湯又は水が供給されているため、洗剤供給路の洗剤出口部から洗剤が供給されなくなると直ぐに水供給路の出口部から供給された湯又は水で洗剤出口部を確実に洗浄することができる。
よって、洗剤供給路の洗剤出口部に残留している洗剤が固着する前に洗剤出口部を速やかに洗浄することができる。
したがって、洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合をより効果的に防ぐことができると共に、浴槽の洗浄性能の低下を効果的に防ぐこともできる。
本発明の浴槽洗浄装置によれば、洗剤供給路の出口部に洗剤が固着して洗剤供給路を閉塞させてしまう不具合を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽を示す全体構成図である。 本実施形態による浴槽洗浄装置のノズルユニットが浴槽の底面に取り付けられた状態を示す上方から見た平面図である。 図2のIII-III線に沿って見た浴槽洗浄装置のノズルユニットの断面図である。 図3の斜視図である。 本実施形態の浴槽洗浄装置のノズルユニットのカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 ノズル本体の噴射口から液体が噴射される様子を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置の洗剤混合タンク(シスターン)を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのフローチャートを示す。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードの前すすぎモード及び後すすぎモードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのフローチャートを示す。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける後すすぎモードのフローチャートを示す。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置の洗剤混合タンク(シスターン)を示す構成図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのフローチャートを示す。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモード及び後すすぎモードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのフローチャートを示す。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける後すすぎモードのフローチャートを示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置を説明する。
まず、図1により、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置及びこの浴槽洗浄装置が適用される浴槽を示す全体構成図である。
図1に示すように、符号1は、浴槽を示している。この浴槽1は、底面2と内側壁面4を備えている。これらの底面2及び内側壁面4は、後述するように洗剤水により洗浄がなされ、さらに、水によりすすぎがなされるようになっている。
また、浴槽1の内側壁面4には、給水口6が設けられ、浴槽1内に湯が給水されるようになっている。
さらに、浴槽1の底面2には、排水口8が設けられ、湯が外部に排水されるようになっている。
つぎに、浴槽1に対して洗剤水を供給して浴槽1を自動的に洗浄する浴槽洗浄装置10について説明する。
浴槽洗浄装置10は、洗剤水を噴射するためのノズルユニット12を備えている。このノズルユニット12は、浴槽1の底面2に取り付けられている。
また、ノズルユニット12は、詳細は後述するが、ノズル本体14、このノズル本体14を支持するためのケーシング16、及び、ノズル本体14を回転させるための電気モータ(ステッピングモータ等)18を備えている。
つぎに、浴槽洗浄装置10は、ノズルユニット12に洗剤水を供給するための3つ流路(水供給路F1、洗剤供給路F2、洗浄水供給路F3)をそれぞれ備えている。
まず、水供給路F1は、給水源である給湯器(図示せず)から湯又は水を供給するための流路である。
具体的には、水供給路F1には、上流側から下流側に向かって、フィルター付きの止水栓20、定流量弁22、開閉動作により湯又は水の供給を制御する水供給制御部(給水電磁弁24)、温度センサ26、及び、シスターン28(洗剤混合タンク)がそれぞれ設けられている。
これらにより、水供給路F1は、給水源(給湯器(図示せず))と洗剤混合タンク(シスターン28)とを接続し、給湯器(図示せず)から供給される湯又は水を洗剤混合タンク(シスターン28)内に供給可能になっている。
また、シスターン28は、縁切りタンクであり、洗剤と湯とを混合し、洗剤水を生成して貯留するための洗剤混合タンクである。
さらに、シスターン28内には、フロートスイッチ30が設けられており、このフロートスイッチ30により洗剤水の水位が測定できるようになっている。
つぎに、洗剤供給路F2は、液状の洗剤を供給するための流路である。
具体的には、洗剤供給路F2には、上流側から下流側に向かって、洗剤タンク32、洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部(洗剤電磁弁34)、オリフィス36、及び、洗剤の供給量を制御するための洗剤供給制御部(洗剤ポンプ38)がそれぞれ設けられている。
これらにより、洗剤供給路F2は、洗剤タンク32と洗剤混合タンク(シスターン28)とを接続し、洗剤タンク32内の洗剤を洗剤混合タンク(シスターン28)に供給可能になっている。
つぎに、洗浄水供給路F3は、シスターン28に貯留された洗剤水を上述したノズルユニット12に供給(給水)するための流路である。
具体的には、洗浄水供給路F3には、上流側から下流側に向かって、洗浄ポンプ40及び逆止弁42がそれぞれ設けられている。この洗浄ポンプ40により、ノズルユニット12に供給される洗剤水の流量、すなわち、後述するノズル本体14から噴射される洗剤水の流量が制御(調整)できる噴射制御部として機能するようになっている。
これらにより、洗浄水供給路F3は、洗剤混合タンク(シスターン28)とノズル本体14とを接続し、洗剤混合タンク(シスターン28)内の洗剤水、又は、湯若しくは水を浴槽洗浄用の洗浄水としてノズル本体14に供給可能にする洗浄水供給路として機能するようになっている。
なお、洗浄ポンプ40の代りに、電磁弁や「ポンプと電磁弁との組合せ」により、洗剤水の流量を制御するようにしてもよい。
つぎに、浴槽洗浄装置10は、制御部44を備えている。浴槽洗浄用の操作部(操作ボタン等)(図示せず)を使用者が操作すると、その操作信号が制御部44に送信され、この制御部44により、上述した電気モータ18、洗剤ポンプ38、洗浄ポンプ40等が制御されるようになっている。
なお、上述した例では、水供給路F1に対して給湯器(図示せず)から湯を供給しているが、給湯器を使用せず、水(冷水)を供給するようにしてもよい。
つぎに、図2~図6により、本実施形態の浴槽洗浄装置10のノズルユニット12の構造について説明する。
図2は、本実施形態による浴槽洗浄装置のノズルユニットが浴槽の底面に取り付けられた状態を示す上方から見た平面図である。また、図3は、図2のIII-III線に沿って見た浴槽洗浄装置のノズルユニットの断面図である。さらに、図4は、図3の斜視図である。また、図5は、本実施形態の浴槽洗浄装置のノズルユニットのカバーを取り外した状態を示す斜視図である。さらに、図6は、ノズル本体の噴射口から液体が噴射される様子を示す斜視図である。
図2~図5に示すように、ノズルユニット12は、ノズル本体14と、このノズル本体14を回転可能に収納するケーシング16と、ノズル本体14を回転させるための電気モータ18と、を備えている。
ケーシング16は、外筒46と、この外筒46の内側に取り付けられた中間筒48と、この中間筒48の内側に取り付けられた内筒50と、を備えている。
また、この外筒46の上部にはフランジ46aが設けられている。この外筒46は、パッキン52を介して、浴槽1の底面2に取り付けられ固定ナット54により固定されている。
電気モータ18は、中間筒48の下方部分に取り付けられている。この電気モータ18には出力軸18aが取り付けられている。
また、この出力軸18aの先端(上端)には、ノズル本体14が取り付けられている。 さらに、内筒50の下方部分には、ノズル本体14を支持するための筒状の支持部材56が取り付けられている。
つぎに、中間筒48の下側部分には、電気モータ18の下方及び側方に沿って断面がL字状の流路形成部材58が取り付けられている。
また、この流路形成部材58には、液体(洗剤水や水)が流れる流路58aが形成されている。
さらに、支持部材56と中間筒48との間には、流路56aが形成され、さらに、ノズル本体14の内部にも流路14aが形成されている。
上述した洗浄水供給路F3からノズルユニット12に供給された液体(洗剤水や水)は、流路形成部材58の流路58a、支持部材56と中間筒48との間の流路56a、ノズル本体14の内部の流路14aを通って、ノズル本体14の上部に形成された噴射口60に到達するようになっている。
ケーシング16は、さらに、外筒46のフランジ46aの上面、中間筒48の上面、内筒50の上面を覆うカバー62を備えている。
このように、ケーシング16は、これらの外筒46、中間筒48、内筒50及びカバー62を備えている。
なお、ケーシング16は、好ましくはカバー62を備えているが、カバーは備えなくてもよい。
つぎに、このノズルユニット12の浴槽1の底面2への取り付け方法を説明する。
まず、外筒46を、浴槽1の底面2に形成された取付用開口部O1に対して、浴槽1の上方から挿入する。
つぎに、浴槽1の下方から固定ナット54により浴槽1の底面2に固定する。そして、浴槽1の外部において、中間筒48に出力軸18aを上方から挿入し、電気モータ18及び流路形成部材58を下方から挿入する。そして、これらの中間筒48、出力軸18a、電気モータ18、流路形成部材58が一体となるように組み付けておく。
つぎに、浴槽1の外部において、内筒50、ノズル本体14、支持部材56を組み付け、この組付けて一体となった内筒50、ノズル本体14、支持部材56を、上方から上述した中間筒48の内部に挿入する。
つぎに、これらの一体となった中間筒48、出力軸18a、電気モータ18、流路形成部材58、内筒50、ノズル本体14、支持部材56を、上方から外筒46の内部に底面2の上方から挿入する。この後、カバー62を、外筒46、中間筒48、内筒50のそれぞれの上面に上方から覆うようにして取り付ける。
ここで、メンテナンス等のために、カバー62及び外筒46の内部に挿入された各部材(中間筒48、出力軸18a、電気モータ18、流路形成部材58、内筒50、ノズル本体14、支持部材56)は、浴槽1の底面2の上方から取り出し可能となっている。
つぎに、図5に示すように、ノズル本体14の上面には、中心からずれた位置から中心を通って外周縁まで延びる凹部64が形成されている。この凹部64の一端側には中心からずれた位置には、洗剤水や水を噴射する噴射口60が形成されている。
また、内筒50の上方の内周縁部にはドーナツ型の切欠空間66が形成され、ノズル本体14の外周側との間に空間が存在するようになっている。
さらに、内筒50、中間筒48、外筒46のフランジ46aの上面側には半径方向に延びる4本の溝68が形成され、これらの溝68と上述した切欠空間66が連通するようになっている。
ここで、図3に示すように、ノズル本体14と内筒50との間には、ノズル本体14が回転可能なように、隙間(摺動空間)Gが形成されている。この隙間Gからごみが侵入することを防止するためのごみ侵入防止部材として、この隙間Gを覆う環状パッキン70がノズル本体14の外周に取り付けられている。
この環状パッキン70は、その一端が保持端としてノズル本体14により保持され、その他端が内筒50の上面に自由端として接触している。
さらに、図6に示すように、ノズル本体14の噴射口60は、細長い形状であり、下方側から上方側に向かって延びるように形成されている。
噴射口60から噴射する洗剤水は、水平方向よりも上下方向に広がり、ほぼ扇形形状となる。
つぎに、図7により、洗剤混合タンクであるシスターン28の構造について説明する。 図7は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置の洗剤混合タンクであるシスターン28を示す概略構成図である。
シスターン28は、シスターンタンク72、給水部74、水受け部76、洗剤供給部78、洗浄水流出部80、フロートスイッチ30、及び、オーバーフロー管82をそれぞれ備えている。
まず、シスターンタンク72は、概ね縦長の直方体形状であり、下方に形成される壺部72aと、この壺部72aの一方側の上端から上方に延びる側壁部72bと、を備えている。
また、シスターンタンク72は、壺部72aの他方側の上端から斜め上方かつ外側に延びて側壁部72bに対して水平方向に対向する傾斜部72cと、この傾斜部72cの上端から上方に延びる側壁部72dと、両側壁部72b,72dの上端に設けられた蓋部72eと、を備えている。
なお、図7に示すシスターンタンク72は、概ね縦長の直方体形状のシスターンタンク72の縦断面視でもある。よって、図7に示すシスターンタンク72の側壁部については、左右両側の側壁部72b,72d以外にも、図7には示されていないが、縦断面視の奥行側と手前側のそれぞれに側壁部(以下「奥行側側壁部及び手前側側壁部(図示せず)」)が存在している。
つぎに、図7に示すように、シスターン28の給水部74は、シスターンタンク72の蓋部72eに設けられており、水供給路F1の下流側端部が接続されている水供給路F1の出口部である。
また、シスターン28の水受け部76は、シスターンタンク72内において壺部72aから蓋部72eまで上下方向に延びるように設けられたシャフト84に固定されている。この水受け部76は、プレート部材によって概ね笠状に形成されている。すなわち、水受け部76の上面は、その中心の頂部76aから外側に向けって下り傾斜するように形成されている。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された湯又は水は、水受け部76の上面に着水するようになっている。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の左右の側壁部72b,72d並びに奥行側及び手間側の側壁部(図示せず)との間を流下した後、傾斜部72cの傾斜面に沿って下方に流れ、壺部72a内に流れ込むようになっている。
つぎに、図7に示すように、シスターン28の洗剤供給部78は、洗剤供給路F2の下流側に設けられている。また、洗浄供給部78は、シスターンタンク72の壺部72aの側壁に設けられた洗剤出口部である洗剤供給口78aを備えている。これにより、洗剤供給口78aは、洗剤供給路F2の下流側端部に位置している。
さらに、シスターン28の洗浄水流出部80は、シスターンタンク72の壺部72aの側壁において洗剤供給部78よりも下方に設けられている。
つぎに、図7に示すように、シスターン28のフロートスイッチ30は、シスターンタンク72内の液体の水位を検出するためのフロートスイッチ30を備えている。
このフロートスイッチ30は、シスターンタンク72内の液体(洗剤、洗剤水、湯又は水)の水位と共に上下動するフロート86と、このフロート86の上下動をガイドするシャフト84と、を備えている。
また、フロートスイッチ30は、シャフト84内に設けられてシスターンタンク72内の液体の水位の所定の下方水位WL1を検知するための下検知用リードスイッチ88と、シャフト84内に設けられてシスターンタンク72内の液体の水位の所定の上方水位WL2を検知するための上検知用リードスイッチ90と、を備えている。
さらに、フロート86の内部には、マグネット86aが設けられている。
フロート86内のマグネット86aと下検知用リードスイッチ88が同じ高さになると、スイッチがオン状態となり、その信号が制御部44に送信されるようになっている。
これらのフロートスイッチ30により、シスターンタンク72内の液体の所定の下方水位WL1及び上方水位WL2のそれぞれを検知することができるようになっている。
なお、下検知用リードスイッチ88が検知するシスターンタンク72内の液体の所定の下方水位WL1については、洗剤水生成時の洗剤量を規定する水位となっており、シスターンタンク72内の洗剤水が空状態となる水位WL3(水位ゼロ)よりも上方に位置し、例えば、シスターンタンク72の壺部72a内における洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)の上端位置付近に設定されている。
なお、シスターン28内の液体の水位については、上述したフロートスイッチ30以外にも、例えば、シスターン28内に取り付けられた電極や、洗剤電磁弁34及び洗浄ポンプ40の駆動時間等により、検出するようにしてもよい。
つぎに、シスターン28のオーバーフロー管82は、シスターンタンク72内の傾斜部72cに対して鉛直方向に延びるように設けられている。
また、オーバーフロー管82の上端は、上検知用リードスイッチ90によって検知可能な所定の上方水位WL2よりも上方に位置しており、シスターンタンク72内の満水水位WL0を定めている。
これらにより、例えば、上検知用リードスイッチ90の故障や不具合等により、シスターンタンク72内の洗剤水、湯又は水が上検知用リードスイッチ90によって検知可能な上限位置WL2を超えてしまい、満水水位WL0に達した場合には、この満水水位WL0を超えた洗剤水、湯又は水をオーバーフロー管82から外部に排出することができるようになっている。
ここで、上検知用リードスイッチ90によって検知されるシスターンタンク72内の所定の上方水位WL2は、洗剤水生成時の最高水位となっている。
さらに、上述したように、水供給路F1に設けられた給水電磁弁24の開閉動作を制御部44が制御することにより、給水部74からシスターンタンク72に供給される湯又は水の量を制御することができるようになっている。
また、洗剤供給路F2に設けられた洗剤ポンプ38の回転数を制御部44が制御することにより、洗剤供給口78aからシスターンタンク72に供給される洗剤の量を制御することができるようになっている。
さらに、洗浄水供給路F3に設けられた洗浄ポンプ40の作動を制御部44が制御することにより、シスターンタンク72内の洗剤水のノズル本体14へ供給される量を制御することができるようになっている。
シスターン28において、上述したフロートスイッチ30からの信号により、給水電磁弁24、洗剤電磁弁34、洗剤ポンプ38等が制御され所望の供給量、且つ、所望の濃度の洗剤水が生成されるようになっている。
したがって、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10では、上述した各構成により、シスターン28からノズル本体14に浴槽洗浄用の洗浄水(洗剤水、湯又は水)を供給し、ノズル本体14から浴槽1内に洗浄水(洗剤水、湯又は水)を噴射して浴槽1を自動的に洗浄する浴槽洗浄モードを実行することができるようになっている。
つぎに、図1及び図7~図12を参照して、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードについて説明する。
まず、図8は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのフローチャートを示す。また、図9は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードの前すすぎモード及び後すすぎモードのシスターンの動作を示す概略図である。
つぎに、図10は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのフローチャートを示す。また、図11A~図11Cは、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。さらに、図12は、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける後すすぎモードのフローチャートを示す。
ここで、図8、図10及び図12における「S」は、各ステップを示す。
ここで、本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10により浴槽1を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄モードは、本洗浄モードと、この本洗浄モードの前後にそれぞれ実行されるすすぎモード(前すすぎモード及び後すすぎモード)と、を備えている。
浴槽洗浄モードが開始されると、まず、制御部44の制御により前すすぎモードが実行され、ノズル本体14から湯又は水が噴射されて浴槽1のすすぎ洗浄が行われるようになっている。
つぎに、前すすぎモードの後、本洗浄モードが実行され、ノズル本体14から洗剤水が噴射されて浴槽1の本洗浄が行われるようになっている。
さらに、本洗浄モードの後、後すすぎモードが実行され、ノズル本体14から湯又は水が噴射されて浴槽1のすすぎ洗浄が行われるようになっている。
以下、浴槽洗浄モードの各工程を具体的に説明する。
まず、浴槽洗浄モードが開始されると、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン28)について、制御部44の制御により前すすぎモードによる洗浄工程(以下「前すすぎ工程」)が実行される。
すなわち、図8及び図9に示すように、浴槽洗浄モードを開始するために、使用者が浴槽洗浄用の操作部(図示せず)を操作すると、その信号が制御部44に送信され、この制御部44により前すすぎモードが開始される。
ちなみに、図9の状態(I)に示すように、前すすぎモードが開始される前の状態では、シスターンタンク72内は空の状態となっており、フロート86は最低位置にある。
つぎに、前すすぎモードが開始されると、以後の図8のステップS1~S3により、前すすぎ工程の初期工程として、シスターンタンク72内に水を溜める工程(初期溜め工程)が実行される。
この初期溜め工程では、まず、図8のステップS1において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図9の状態(II)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下した後、傾斜部72cの傾斜面に沿って斜め下方に流れ、壺部72a内に流れ込む。
このとき、シスターンタンク72内の水位が上昇していくため、フロート86も上昇する。
なお、図8のステップS1では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された湯又は水が傾斜部72cから壺部72a内に流れ込む際に、洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)に付着している洗剤を洗い流す洗剤出口洗浄モードが実行されている。この洗剤出口洗浄モードは、前すすぎモードの一部となっている。
つぎに、図8のステップS2において、図9の状態(III)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に、洗剤供給口78aよりも上方に位置する所定の上方水位WL2まで上昇する。これにより、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図8のステップS3において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図9の状態(III)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止される。
つぎに、図8のステップS1~S3までの初期溜め工程が完了すると、以後のステップS4~S9までのすすぎ工程が実行される。
このすすぎ工程では、まず、図8のステップS4において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
これにより、図9の状態(IV)に示すように、シスターンタンク72内の湯又は水W1は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、噴射W2がノズル本体14から浴槽1内に噴射され、浴槽1に対してすすぎを行うすすぎ工程が実行される。
つぎに、図8のステップS5において、すすぎ工程が完了するまでは、シスターンタンク72内の湯又は水がノズル本体14から浴槽1内に噴射され、シスターンタンク72内の水位及びフロート86が下降するため、上検知用リードスイッチ90がオフ状態となる。なお、すすぎ工程が完了したか否かについては、制御部44により洗浄ポンプ40の駆動時間等に基づいて判断される。
そして、図8のステップS6において、上検知用リードスイッチ90がオフ状態となった後、所定の秒数が経過している場合には、ステップS7において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が再び開弁される。
これにより、図9の状態(V)に示すように、シスターンタンク72内の湯又は水Wが洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出している状態で、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水W1が再び開始される。
このとき、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内に給水されている給水量(流量Q1[L/min])は、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出してノズル本体14から噴射される噴射量(流量Q2[L/min])よりも大きく設定されている(Q1>Q2)。
したがって、シスターンタンク72内の水位及びフロート86は再び上昇する。
なお、ステップS7では、図9の状態(V)に示すように、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)により、洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)が水没(浸水)した状態となる。
すなわち、洗剤供給口78aに付着している洗剤が湯又は水Wにより洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。また、この洗剤出口洗浄モードは、前すすぎモードの一部となっている。
つぎに、図8のステップS8において、図9の状態(VI)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定の上方水位WL2まで上昇すると、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となる。
そして、図8のステップS9において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁され、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止される。
また、図9の状態(VII)に示すように、すすぎ工程が完了するまでは、シスターンタンク72内の湯又は水が洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、ノズル本体14から浴槽1内に噴射される図9の状態(V)及び(VI)に示すすすぎ動作が繰り返される。
つぎに、図8のステップS5において、制御部44がステップS5~S9までのすすぎ工程が完了したものと判断した場合には、以後のステップS10、S11によるシスターン28の排水工程が実行される。
この排水工程では、まず、図8のステップS10において、図9の状態(VIII)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位下降と共に所定の下方水位WL1まで下降する。これにより、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート下検知がオン状態となる。
そして、図8のステップS11の洗浄ポンプ40については、下検知用リードスイッチ88が水位WL1でオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になる時間)にオフ状態になるように制御部44により制御される。
これにより、シスターンタンク72内が空の状態で、シスターン28の排水工程が完了し、図8のステップS1~S11までの前すすぎモードが完了する。
なお、制御部44により、シスターンタンク72内が空以外の状態で排水工程を完了するように制御してもよい。
つぎに、上述した前すすぎ工程の全工程が終了した後、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン28)について、制御部44の制御により図10~図11Cに示す本洗浄モードによる洗浄工程(以下「本洗浄工程」)が実行される。
具体的には、まず、図11Aの状態(I)に示すように、シスターンタンク72内が空の状態で本洗浄工程が開始されると、以後の図10のステップS21~S23により、本洗浄工程の初期工程として、シスターンタンク72内に洗剤を溜める工程(洗剤溜め工程)が実行される。
この洗剤溜め工程では、まず、図10のステップS21において、制御部44の制御により、洗剤電磁弁34が開弁されると共に、洗剤ポンプ38がオン状態となる。
これにより、図11Aの状態(II)に示すように、洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)からシスターンタンク72内への洗剤Dの供給が開始される。
つぎに、図10のステップS22において、図11Aの状態(III)に示すように、シスターンタンク72内に供給された洗剤Dにより、シスターンタンク72内の水位及びフロート86が最低水位WL3(空状態の水位)から所定の下方水位WL1まで上昇すると、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート下検知がオン状態となる。
そして、ステップS23において、制御部44の制御により、洗剤電磁弁34が閉弁されると共に、洗剤ポンプ38がオフ状態となる。
これにより、図11Aの状態(III)に示すように、洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)からシスターンタンク72内への洗剤Dの供給が停止され、洗剤溜め工程が終了する。
つぎに、図10のステップS21~S23による洗剤溜め工程が終了すると、以後の図10のステップS24~S26により、シスターンタンク72内で洗剤水を生成する工程(洗剤水生成工程)が実行される。
この洗剤水生成工程では、まず、図10のステップS24において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図11Aの状態(IV)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下した後、傾斜部72cの傾斜面に沿って下方に流れ、壺部72a内に流れ込む。
そして、壺部72a内の洗剤Dと流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、1回目の洗剤水の生成が開始される。
つぎに、図10のステップS25において、図11Aの状態(V)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的高濃度の洗剤水DW1の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図10のステップS26において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図11Aの状態(V)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、1回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図10のステップS24~S26による1回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図10のステップS27~S29により、シスターンタンク72内の洗剤水DW1が洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、ノズル本体14から浴槽1内に噴射される工程(以下「洗剤水噴射工程」)が実行される。
この洗剤水噴射工程では、まず、図10のステップS27において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図11Bの状態(VI)に示すように、シスターンタンク72内の高濃度の洗剤水DW1は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水の噴射(噴射DW1)が開始され、高濃度の洗剤水DW1による浴槽1の1回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW1の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図11Bの状態(VI)参照)。
つぎに、図11Bの状態(VII)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW1の水位に伴いフロート86が所定水位WL4(すなわち、所定の上方水位WL2よりも低く且つ所定の下方水位WL1よりも高い水位WL4)まで下降する。
これにより、図10のステップS28において、浴槽1の1回目の洗浄が完了し、ステップS29において、洗浄ポンプ40がオフ状態になると、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3への洗剤水DW1の噴射が停止され、1回目の洗剤水噴射工程が終了する。
つぎに、図10のステップS27~S29による1回目の洗剤水噴射工程が終了すると、以後の図10のステップS30~S32により、2回目の洗剤水生成工程が実行される。
ここで、図10に示す2回目の洗剤水生成工程の各ステップS30~S32は、図10に示す1回目の洗剤水生成工程の各ステップS24~S26と同様である。
すなわち、2回目の洗剤水生成工程では、まず、図10のステップS30において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図11Bの状態(VIII)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
そして、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下する。
これにより、シスターンタンク72内の水位WL4の洗剤水DW1とこれに流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、2回目の洗剤水DW2の生成が開始される。
つぎに、図10のステップS31において、図11Bの状態(IX)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定水位WL4から所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的中濃度の洗剤水DW2の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図10のステップS32において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図11Bの状態(IX)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、2回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図10のステップS30~S32による2回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図10のステップS33~S35により、2回目の洗浄水噴射工程が実行される。
図10に示す2回目の洗浄水噴射工程の各ステップS33~S35は、図10に示す1回目の洗浄水噴射工程の各ステップS27~S29と同様である。
すなわち、2回目の洗浄水噴射工程では、まず、図10のステップS33において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図11Bの状態(X)に示すように、シスターンタンク72内の中濃度の洗剤水DW2は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水の噴射(噴射DW2)が開始され、中濃度の洗剤水DW2による浴槽1の2回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図11Bの状態(X)参照)。
つぎに、図11Cの状態(XI)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位及びフロート86が所定水位WL4(すなわち、所定の上方水位WL2よりも低く且つ所定の下方水位WL1よりも高い水位WL4)まで下降する。
これにより、図10のステップS34において、浴槽1の2回目の洗浄が完了し、ステップS35において、洗浄ポンプ40がオフ状態になると、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3への噴射DW2が停止され、2回目の洗剤水噴射工程が終了する。
つぎに、図10のステップS33~S35による2回目の洗剤水噴射工程が終了すると、以後の図10のステップS36~S38により、3回目の洗剤水生成工程が実行される。
ここで、図10に示す3回目の洗剤水生成工程の各ステップS36~S38は、図10に示す1回目の洗剤水生成工程の各ステップS24~S26及び2回目の洗剤水生成工程の各ステップS30~S32と同様である。
すなわち、3回目の洗剤水生成工程では、まず、図10のステップS36において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図11Cの状態(XII)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下する。
これにより、シスターンタンク72内の水位WL4の洗剤水DW2と流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、3回目の洗剤水の生成が開始される。
つぎに、図10のステップS37において、図11Cの状態(XIII)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定水位WL4から所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的低濃度の洗剤水DW3の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図10のステップS38において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図11Cの状態(XIII)に示すように、シスターン28の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、3回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図10のステップS36~S38による3回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図10のステップS39~S41により、3回目の洗浄水噴射工程が実行される。
この3回目の洗浄水噴射工程では、まず、図10のステップS39において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図11Cの状態(XIV)に示すように、シスターンタンク72内の低濃度の洗剤水DW3は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水DW3の噴射(噴射DW3)が開始され、低濃度の洗剤水DW3による浴槽1の3回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図11Cの状態(XIV)参照)。
つぎに、図11Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位及びフロート86が所定水位WL1まで下降し、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになると、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。これにより、制御部44は、図10のステップS40において、浴槽1の3回目の洗浄が完了したものと判断する。
そして、制御部44は、図10のステップS41において、下検知用リードスイッチ88が水位WL1でオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になるであろう時間)に洗浄ポンプ40をオフ状態にする。
このとき、図11Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW3のすべてが洗浄水流出部80から排出された状態となっている。すなわち、シスターンタンク72内の洗剤水DW3の水位及びフロート86は、最低水位WL3(水位ゼロ)まで下降し、シスターンタンク72内の洗剤水が空状態となっている。
これにより、3回目の洗剤水噴射工程が終了し、図10のステップS21~S41までの本洗浄モードが完了する。
つぎに、上述した本洗浄工程の全工程が終了した後、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン28)について、制御部44の制御により図9及び図12に示す後すすぎモードによる洗浄工程(以下「後すすぎ工程」)が実行される。
ここで、図12に示す後すすぎ工程の各ステップS51~S61は、図8に示す前すすぎ工程の各ステップS1~S11と同一ステップであるため、詳細な説明については省略する。
すなわち、図12に示す後すすぎ工程のステップS51~S53においては、図8に示す前すすぎ工程のステップS1~S3の初期溜め工程と同一の工程が実行される。
また、図12に示す後すすぎ工程のステップS54~S59においては、図8に示す前すすぎ工程のステップS4~S9のすすぎ工程と同一の工程が実行される。
さらに、図12に示す後すすぎ工程のステップS60,S61においては、図8に示す前すすぎ工程のステップS10,S11の排水工程と同一の工程が実行される。
また、後すすぎ工程における洗剤混合タンク(シスターン28)の一連の動作についても、図9の状態(I)~(VIII)に示す上述した前すすぎ工程における洗剤混合タンク(シスターン28)の一連の動作と同一である。
なお、ステップS51,S57では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が傾斜部72cから壺部72a内に流れ込む際に、洗剤供給部78の洗剤出口部(洗剤供給口78a)に付着している洗剤に湯又は水を掛けて洗い流す洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、後すすぎモードの一部となっている。
また、図12のステップS61の洗浄ポンプ40については、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となる。
そして、制御部44の制御により、この洗浄ポンプ40がオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になる時間)にオフ状態になる。
これにより、シスターンタンク72内が空の状態で、シスターン28の排水工程が完了し、図8のステップS51~S61までの後すすぎモードが完了する。
なお、制御部44により、シスターンタンク72内が空以外の状態で排水工程を完了するように制御してもよい。
以上により、後すすぎモードが完了すると、浴槽洗浄装置10による浴槽洗浄モードのすべての工程が完了する。
つぎに、上述した本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10の作用について説明する。
まず、本実施形態による浴槽洗浄装置10によれば、浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのステップS1,S7及び後すすぎモードのステップS51,57のそれぞれにおいて、制御部44が洗剤供給制御部(洗剤電磁弁34、洗剤ポンプ38)、水供給制御部(給水電磁弁24)、及び噴射制御部(洗浄ポンプ40)を制御することにより洗剤出口洗浄モードを実行し、洗剤供給路F2の下流端側の洗剤出口部(シスターンタンク72の洗剤供給口78a)を湯又は水により洗浄することができる。
これにより、洗剤供給路F2の洗剤供給口78aに残留している洗剤を除去することができ、或いは、洗剤供給口78aに残留している洗剤の濃度を低くすることができる。
したがって、洗剤供給口78aに残留している洗剤が固着して洗剤供給路F2を閉塞させてしまう不具合を防ぐことができる。
よって、洗剤供給路F2から洗剤混合タンク(シスターンタンク72)内への洗剤供給の不具合により、浴槽1の洗浄性能が低下することを防ぐこともできる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置10によれば、制御部44が、洗剤出口洗浄モード(図8の前すすぎモードのステップS1,S7及び図12の後すすぎモードのステップS51,S57)において、洗剤供給制御部(洗剤電磁弁34、洗剤ポンプ38)、水供給制御部(給水電磁弁24)、及び噴射制御部(洗浄ポンプ40)を制御することにより、シスターンタンク72内に湯又は水を洗剤供給口78aよりも上方の位置まで貯留させることができる(図9に示す前すすぎ工程及び後すすぎ工程の状態(II)~(VII)参照)。
これにより、洗剤出口洗浄モードにおいて、洗剤供給口78aを確実に浸水させて洗浄することができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードを実行することにより、シスターンタンク72の洗剤供給口78aに残留している洗剤を除去することができ、或いは、洗剤供給口78aに残留している洗剤の濃度を低くすることができる。
よって、洗剤供給口78aに残留している洗剤Dが固着して洗剤供給路F2を閉塞させてしまう不具合を効果的に防ぐことができると共に、洗剤供給の不具合による浴槽1の洗浄性能の低下を効果的に防ぐこともできる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置10によれば、図10のステップS41において、3回目の洗剤水噴射工程が終了し、図11Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW3のすべてが洗浄水流出部80から排出された後、後すすぎモードが実行される。
そして、この後すすぎモードでは、図12のステップS51,S57において、洗剤出口洗浄モードを実行することができる。
この洗剤出口洗浄モードにより、洗剤供給路F2の洗剤供給口78aに残留している洗剤Dが固着する前に洗剤供給口78aを洗浄することができる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置10によれば、浴槽洗浄モードの前すすぎモードの図8に示すステップS1,S7及び図12に示す後すすぎモードのステップS51,S57のそれぞれが実行される際には、洗剤出口洗浄モードについても実行されることになる。
これにより、洗剤出口洗浄モードについて、浴槽1のすすぎモードと兼用させながら実行させることができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードにおいてシスターン28の洗剤供給口78aの洗浄に利用された湯又は水について、浴槽洗浄モードのすすぎモードの浴槽洗浄用の洗浄水としても利用することができる。
よって、シスターンタンク72内における洗剤供給口78aの洗浄に利用される給水W1(湯又は水)の流路と、その下流側の浴槽洗浄用の洗浄水の流路(洗浄水供給路F3)とを互いに直列に設けることができるため、互いに別系統の流路として分離させる必要がない。
これらの結果、簡易な構成により、洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードのすすぎモードの一部として実現することができる。
なお、上述した本実施形態による浴槽洗浄装置10では、シスターンタンク72内が空の状態で浴槽洗浄モードの後すすぎモードの排水工程が完了する形態について説明した。
しかしながら、本実施形態による浴槽洗浄装置10の変形例として、制御部44により、洗剤供給口78aを湯又は水で浸水させた状態で後すすぎモードの排水工程を完了するように制御してもよい。
このような変形例によれば、洗剤供給口78aを湯又は水で浸水させた状態で浴槽洗浄モードを終了させることができるため、浴槽洗浄モードの終了後において、洗剤供給口78aに残留している洗剤Dが固着して洗剤供給路F2や洗剤供給部78を閉塞させてしまう不具合を確実に防ぐことができる。
つぎに、図13~図18を参照して、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置110について説明する。
まず、図13は、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置の洗剤混合タンク(シスターン)を示す構成図である。
ここで、図13に示す本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置110の洗剤混合タンク(シスターン128)について、図7に示す本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10の洗剤混合タンク(シスターン28)と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
図13に示すように、本実施形態による浴槽洗浄装置110の洗剤混合タンク(シスターン128)は、洗剤供給部178の洗剤出口部である洗剤供給口178aが、洗剤水生成時の最高水位WL2よりも上方の側壁部72dに設けられ、水受け部76の外縁76bに対して外側且つ下方近傍に位置している点で、上述した本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10のシスターン28の洗剤供給部78の洗剤供給口78aと異なっている。
また、洗剤供給口178aは、シスターンタンク72内の洗剤水の満水水位WL0よりも上方且つ水供給路F1の出口部(給水部74)よりも下方の位置に位置している。
つぎに、図14は、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのフローチャートを示す。また、図15は、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置のシスターンによって実行される浴槽洗浄モードにおける前すすぎモード及び後すすぎモードのシスターンの動作を示す概略図である。
つぎに、図16は、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのフローチャートを示す。また、図17A~図17Cは、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのシスターンの動作を示す概略図である。さらに、図18は、本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置によって実行される浴槽洗浄モードにおける後すすぎモードのフローチャートを示す。
ここで、図14、図16及び図18における「S」は、各ステップを示す。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置110によって実行される浴槽洗浄モードの各工程を具体的に説明する。
まず、浴槽洗浄モードが開始されると、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン128)について、制御部44の制御により前すすぎモードによる洗浄工程(以下「前すすぎ工程」)が実行される。
すなわち、図14及び図15に示すように、浴槽洗浄モードを開始するために、使用者が浴槽洗浄用の操作部(図示せず)を操作すると、その信号が制御部44に送信され、この制御部44により前すすぎモードが開始される。
ちなみに、図15の状態(I)に示すように、前すすぎモードが開始される前の状態では、シスターンタンク72内は空の状態となっており、フロート86は最低位置にある。
つぎに、前すすぎモードが開始されると、以後の図14のステップS101~S103により、前すすぎ工程の初期工程として、シスターンタンク72内に水を溜める工程(初期溜め工程)が実行される。
この初期溜め工程では、まず、図14のステップS101において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図15の状態(II)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、外側のシスターンタンク72の左右の側壁部72b,72d並びに奥行側及び手間側の側壁部(図示せず)との間を流下する。
このとき、水受け部76の外縁76bとシスターンタンク72の側壁部72dとの間を流れる給水W1(湯又は水)は、洗剤供給口178aに掛かかることにより、この洗剤供給口178aを洗い流した後、傾斜部72cの傾斜面に沿って斜め下方に流れ、壺部72a内に流れ込む。
このとき、シスターンタンク72内の水位が上昇していくため、フロート86も上昇する。
ここで、図14のステップS101では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給口178aが洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、前すすぎモードの一部となっている。
つぎに、図14のステップS102において、図15の状態(III)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に、洗剤供給口178aよりも下方に位置する所定の上方水位WL2まで上昇する。これにより、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図14のステップS103において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図15の状態(III)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止される。
つぎに、図14のステップS101~S103までの初期溜め工程が完了すると、以後のステップS104~S109までのすすぎ工程が実行される。
このすすぎ工程では、まず、図14のステップS4において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
これにより、図14の状態(IV)に示すように、シスターンタンク72内の湯又は水W1は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、噴射W2としてノズル本体14から浴槽1内に噴射され、浴槽1に対してすすぎを行うすすぎ工程が実行される。
つぎに、図14のステップS105において、すすぎ工程が完了するまでは、シスターンタンク72内の湯又は水がノズル本体14から噴射W2として浴槽1内に噴射され、シスターンタンク72内の水位及びフロート86が下降するため、上検知用リードスイッチ90がオフ状態となる。
そして、図14のステップS106において、上検知用リードスイッチ90がオフ状態となった後、所定の秒数が経過している場合には、ステップS107において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が再び開弁される。
これにより、図15の状態(V)に示すように、シスターンタンク72内の湯又は水Wが洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出している状態で、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水W1が再び開始される。
このとき、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内に給水されている給水量(流量Q1[L/min])は、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出してノズル本体14から噴射される噴射量(流量Q2[L/min])よりも大きく設定されている(Q1>Q2)。
したがって、シスターンタンク72内の水位及びフロート86は再び上昇する。
なお、ステップS107では、図15の状態(V)に示すように、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)が洗い流されている状態となる。
すなわち、ステップS107では、洗剤供給口178aに付着している洗剤Dが湯又は水Wにより洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。また、この洗剤出口洗浄モードは、前すすぎモードの一部となっている。
つぎに、図14のステップS108において、図15の状態(VI)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定の上方水位WL2まで上昇すると、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となる。
そして、図14のステップS109において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁され、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止される。
また、図15の状態(VII)に示すように、すすぎ工程が完了するまでは、シスターンタンク72内の湯又は水が洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、ノズル本体14から噴射W2として浴槽1内に噴射される図15の状態(V)及び(VI)に示すすすぎ動作が繰り返される。
つぎに、図14のステップS105において、制御部44がステップS105~S109までのすすぎ工程が完了したものと判断した場合には、以後のステップS110、S111によるシスターン128の排水工程が実行される。
この排水工程では、まず、図14のステップS110において、図15の状態(VIII)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位下降と共に所定の下方水位WL1まで下降する。これにより、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート下検知がオン状態となる。
そして、図14のステップS111の洗浄ポンプ40については、下検知用リードスイッチ88が水位WL1でオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になる時間)にオフ状態になるように制御部44により制御される。
これにより、シスターンタンク72内が空の状態で、シスターン128の排水工程が完了し、図14のステップS101~S111までの前すすぎモードが完了する。
なお、制御部44により、シスターンタンク72内が空以外の状態で排水工程を完了するように制御してもよい。
つぎに、上述した前すすぎ工程の全工程が終了した後、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン128)について、制御部44の制御により図16~図17Cに示す本洗浄モードによる洗浄工程(以下「本洗浄工程」)が実行される。
具体的には、まず、図17Aの状態(I)に示すように、シスターンタンク72内が空の状態で本洗浄工程が開始されると、以後の図16のステップS121~S123により、本洗浄工程の初期工程として、シスターンタンク72内に洗剤を溜める工程(洗剤溜め工程)が実行される。
この洗剤溜め工程では、まず、図16のステップS121において、制御部44の制御により、洗剤電磁弁34が開弁されると共に、洗剤ポンプ38がオン状態となる。
これにより、図17Aの状態(II)に示すように、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)からシスターンタンク72内への洗剤Dの供給が開始される。
つぎに、図16のステップS122において、図17Aの状態(III)に示すように、シスターンタンク72内に供給された洗剤Dにより、シスターンタンク72内の水位及びフロート86が最低水位WL3(空状態の水位)から所定の下方水位WL1まで上昇すると、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート下検知がオン状態となる。
そして、ステップS123において、制御部44の制御により、洗剤電磁弁34が閉弁されると共に、洗剤ポンプ38がオフ状態となる。
これにより、図17Aの状態(III)に示すように、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)からシスターンタンク72内への洗剤Dの供給が停止され、洗剤溜め工程が終了する。
つぎに、図16のステップS121~S123による洗剤溜め工程が終了すると、以後の図16のステップS124~S126により、シスターンタンク72内で洗剤水を生成する工程(洗剤水生成工程)が実行される。
この洗剤水生成工程では、まず、図16のステップS124において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図17Aの状態(IV)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下する。
このとき、水受け部76の外縁76bとシスターンタンク72の側壁部72dとの間を流れる給水W1(湯又は水)は、洗剤供給口178aに掛かかることにより、この洗剤供給口178aを洗い流した後、傾斜部72cの傾斜面に沿って斜め下方に流れ、壺部72a内の洗剤Dに流れ込む。
そして、壺部72a内の洗剤Dと流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、1回目の洗剤水DW1の生成が開始される。
このとき、シスターンタンク72内の水位が上昇していくため、フロート86も上昇する。
ここで、図16のステップS124では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給口178aが洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、本洗浄モードの一部となっている。
つぎに、図16のステップS125において、図17Aの状態(V)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的高濃度の洗剤水DW1の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図16のステップS126において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図17Aの状態(V)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、1回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図16のステップS124~S126による1回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図16のステップS127~S129により、シスターンタンク72内の洗剤水DW1が洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出した後、ノズル本体14から浴槽1内に噴射される工程(以下「洗剤水噴射工程」)が実行される。
この洗剤水噴射工程では、まず、図16のステップS127において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図17Bの状態(VI)に示すように、シスターンタンク72内の高濃度の洗剤水DW1は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水の噴射(噴射DW1)が開始され、高濃度の洗剤水DW1による浴槽1の1回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW1の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図17Bの状態(VI)参照)。
つぎに、図17Bの状態(VII)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW1の水位に伴いフロート86が所定水位WL4(すなわち、所定の上方水位WL2よりも低く且つ所定の下方水位WL1よりも高い水位WL4)まで下降する。
これにより、図16のステップS128において、浴槽1の1回目の洗浄が完了し、ステップS129において、洗浄ポンプ40がオフ状態になると、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3への洗剤水DW1の噴射が停止され、1回目の洗剤水噴射工程が終了する。
つぎに、図16のステップS127~S129による1回目の洗剤水噴射工程が終了すると、以後の図16のステップS130~S132により、2回目の洗剤水生成工程が実行される。
ここで、図16に示す2回目の洗剤水生成工程の各ステップS130~S132は、図16に示す1回目の洗剤水生成工程の各ステップS124~S126と同様である。
すなわち、2回目の洗剤水生成工程では、まず、図16のステップS130において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図17Bの状態(VIII)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
そして、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下する。
このとき、水受け部76の外縁76bとシスターンタンク72の側壁部72dとの間を流れる給水W1(湯又は水)は、洗剤供給口178aに掛かかることにより、この洗剤供給口178aを洗い流した後、下方の洗剤水DW1に流れ込む。
そして、シスターンタンク72内の洗剤水DW1とこれに流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、2回目の洗剤水DW2の生成が開始される。
このとき、シスターンタンク72内の水位が上昇していくため、フロート86も上昇する。
ここで、図16のステップS130では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dを洗い流す洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、本洗浄モードの一部となっている。
つぎに、図16のステップS131において、図17Bの状態(IX)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定水位WL4から所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的中濃度の洗剤水DW2の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図16のステップS132において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図17Bの状態(IX)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、2回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図16のステップS130~S132による2回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図16のステップS133~S135により、2回目の洗浄水噴射工程が実行される。
図16に示す2回目の洗浄水噴射工程の各ステップS133~S135は、図16に示す1回目の洗浄水噴射工程の各ステップS127~S129と同様である。
すなわち、2回目の洗浄水噴射工程では、まず、図16のステップS133において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図17Bの状態(X)に示すように、シスターンタンク72内の中濃度の洗剤水DW2は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水の噴射(噴射DW2)が開始され、中濃度の洗剤水DW2による浴槽1の2回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図17Bの状態(X)参照)。
つぎに、図17Cの状態(XI)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位及びフロート86が所定水位WL4(すなわち、所定の上方水位WL2よりも低く且つ所定の下方水位WL1よりも高い水位WL4)まで下降する。
これにより、図16のステップS134において、浴槽1の2回目の洗浄が完了し、ステップS135において、洗浄ポンプ40がオフ状態になると、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3への噴射DW2が停止され、2回目の洗剤水噴射工程が終了する。
つぎに、図16のステップS133~S135による2回目の洗剤水噴射工程が終了すると、以後の図16のステップS136~S138により、3回目の洗剤水生成工程が実行される。
ここで、図16に示す3回目の洗剤水生成工程の各ステップS136~S138は、図16に示す1回目の洗剤水生成工程の各ステップS124~S126及び2回目の洗剤水生成工程の各ステップS130~S132と同様である。
すなわち、3回目の洗剤水生成工程では、まず、図16のステップS136において、制御部44の制御により、水供給路F1の給水電磁弁24が開弁される。これにより、図17Cの状態(XII)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内の水受け部76に向けて給水W1が開始される。
これにより、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)は、水受け部76の上面に着水する。その後、水受け部76の上面に沿って外側に流れた湯又は水が、その外側のシスターンタンク72の側壁部72b,72dとの間を流下する。
このとき、水受け部76の外縁76bとシスターンタンク72の側壁部72dとの間を流れる給水W1(湯又は水)は、洗剤供給口178aに掛かることにより、この洗剤供給口178aを洗い流した後、下方の洗剤水DW2に流れ込む。
そして、シスターンタンク72内の洗剤水DW2とこれに流れ込んだ給水W1(湯又は水)とが混合され、3回目の洗剤水DW3の生成が開始される。
このとき、シスターンタンク72内の水位が上昇していくため、フロート86も上昇する。
ここで、図16のステップS130,S136では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給口178aが洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、本洗浄モードの一部となっている。
つぎに、図16のステップS137において、図17Cの状態(XIII)に示すように、フロート86がシスターンタンク72内の水位上昇と共に所定水位WL4から所定の上方水位WL2まで上昇すると、シスターンタンク72内で比較的低濃度の洗剤水DW3の生成が完了する。
このとき、上検知用リードスイッチ90とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート上検知がオン状態となり、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。
そして、図16のステップS138において、制御部44の制御により水供給路F1の給水電磁弁24が閉弁される。これにより、図17Cの状態(XIII)に示すように、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内への給水が停止され、3回目の洗剤水生成工程が終了する。
つぎに、図16のステップS136~S138による3回目の洗剤水生成工程が終了すると、以後の図16のステップS139~S141により、3回目の洗浄水噴射工程が実行される。
この3回目の洗浄水噴射工程では、まず、図16のステップS139において、制御部44の制御により洗浄水供給路F3の洗浄ポンプ40がオン状態となる。
そして、図17Cの状態(XIV)に示すように、シスターンタンク72内の低濃度の洗剤水DW3は、洗浄ポンプ40の吸引により、洗浄水流出部80から洗浄水供給路F3に流出する。これにより、ノズル本体14から浴槽1内への洗剤水DW3の噴射(噴射DW3)が開始され、低濃度の洗剤水DW3による浴槽1の3回目の洗浄が行われる。
このとき、シスターンタンク72内の洗剤水DW3の水位は、所定の上方水位WL2から低下する(図17Cの状態(XIV)参照)。
つぎに、図17Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW2の水位及びフロート86が所定水位WL1まで下降し、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになると、その信号がフロートスイッチ30から制御部44に送信される。これにより、制御部44は、図16のステップS140において、浴槽1の3回目の洗浄が完了したものと判断する。
そして、制御部44は、図16のステップS141において、下検知用リードスイッチ88が水位WL1でオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になるであろう時間)に洗浄ポンプ40をオフ状態にする。
このとき、図17Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW3のすべてが洗浄水流出部80から排出された状態となっている。すなわち、シスターンタンク72内の洗剤水DW3の水位及びフロート86は、最低水位WL3(水位ゼロ)まで下降し、シスターンタンク72内の洗剤水が空状態となっている。
これにより、3回目の洗剤水噴射工程が終了し、図16のステップS121~S141までの本洗浄モードが完了する。
つぎに、上述した本洗浄工程の全工程が終了した後、浴槽1及び洗剤混合タンク(シスターン128)について、制御部44の制御により図15及び図18に示す後すすぎモードによる洗浄工程(以下「後すすぎ工程」)が実行される。
ここで、図18に示す後すすぎ工程の各ステップS151~S161は、図14に示す前すすぎ工程の各ステップS101~S111と同一ステップであるため、詳細な説明については省略する。
すなわち、図18に示す後すすぎ工程のステップS151~S153においては、図14に示す前すすぎ工程のステップS101~S103の初期溜め工程と同一の工程が実行される。
また、図18に示す後すすぎ工程のステップS154~S159においては、図14に示す前すすぎ工程のステップS104~S109のすすぎ工程と同一の工程が実行される。
さらに、図18に示す後すすぎ工程のステップS160,S161においては、図14に示す前すすぎ工程のステップS110,S111の排水工程と同一の工程が実行される。
また、後すすぎ工程における洗剤混合タンク(シスターン28)の一連の動作についても、図15の状態(I)~(VIII)に示す上述した前すすぎ工程における洗剤混合タンク(シスターン28)の一連の動作と同一である。
なお、図18のステップS151,S157では、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給口178aが洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行されている。すなわち、この洗剤出口洗浄モードは、後すすぎモードの一部となっている。
また、図18のステップS161の洗浄ポンプ40については、下検知用リードスイッチ88とフロート86のマグネット86aとが同じ高さになって、フロート下検知がオン状態となる。
そして、制御部44の制御により、この洗浄ポンプ40がオン状態になってから数秒後(すなわち、シスターンタンク72内が水位WL1から空状態の水位WL3(水位ゼロ)になる時間)にオフ状態になる。
これにより、シスターンタンク72内が空の状態で、シスターン28の排水工程が完了し、図18のステップS151~S161までの後すすぎモードが完了する。
なお、制御部44により、シスターンタンク72内が空以外の状態で排水工程を完了するように制御してもよい。
以上により、後すすぎモードが完了すると、浴槽洗浄装置10による浴槽洗浄モードのすべての工程が完了する。
つぎに、上述した本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置110の作用について説明する。
まず、本実施形態による浴槽洗浄装置110によれば、浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのステップS101,S107、本洗浄モードのステップS124,S130,S136、及び、後すすぎモードのステップS151,157のそれぞれにおいて、制御部44が洗剤供給制御部(洗剤電磁弁34、洗剤ポンプ38)、水供給制御部(給水電磁弁24)、及び噴射制御部(洗浄ポンプ40)を制御することにより洗剤出口洗浄モードを実行することができる。
これらの洗剤出口洗浄モードを実行することにより、洗剤混合タンク(シスターンタンク72)内に供給された給水W1(湯又は水)を洗剤供給口178aに掛けることができるため、この洗剤供給口178aを動的な水によって洗浄することができる。
これにより、洗剤供給口178aに残留する洗剤Dを除去し易くすることができるため、洗剤供給口178aに残留している洗剤Dが固着して洗剤供給路F2を閉塞させてしまう不具合を効果的に防ぐことができる。
よって、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aからシスターンタンク72内への洗剤供給の不具合により、浴槽1の洗浄性能が低下することを防ぐこともできる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置110によれば、浴槽洗浄モードにおける本洗浄モードのステップS141において、図17Cの状態(XV)に示すように、シスターンタンク72内の洗剤水DW3のすべてが洗浄水流出部80から排出された状態(シスターンタンク72内の洗剤水が空状態)で、洗浄ポンプ40がオフ状態となる。
これにより、3回目の洗剤水噴射工程が終了し、図16のステップS121~S141までの本洗浄モードが完了すると、制御部44が洗剤供給制御部(洗剤電磁弁34、洗剤ポンプ38)、水供給制御部(給水電磁弁24)、及び噴射制御部(洗浄ポンプ40)を制御することにより、後すすぎモードが実行される。
そして、後すすぎモードの図18のステップS151において、給水部74からシスターンタンク72内に給水された給水W1(湯又は水)が、洗剤供給部178の洗剤出口部(洗剤供給口178a)に付着している洗剤Dに掛かることにより、洗剤供給口178aが洗い流される洗剤出口洗浄モードが実行される。
したがって、本洗浄モードの最終工程(3回目の洗剤水噴射工程)においてシスターンタンク72内の洗剤水DW3を排出し終わった後に、後すすぎモードの一部である洗剤出口洗浄モードを実行することができるため、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aに残留している洗剤Dが固着する前に洗剤供給口178aを洗浄することができる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置110によれば、浴槽洗浄モードにおける前すすぎモードのステップS101,107(図14参照)及び後すすぎモードのステップS151,157(図18参照)が実行される際には、洗剤出口洗浄モードについても実行されることになる。よって、洗剤出口洗浄モードについて、浴槽洗浄モードのすすぎモードと兼用させながら実行させることができる。
したがって、洗剤出口洗浄モードにおいて、シスターンタンク72の洗剤供給口178aの洗浄に利用された湯又は水について、浴槽洗浄モードの前すすぎモード及び後すすぎモードにおいて浴槽を洗浄するための洗浄水(浴槽洗浄用の洗浄水)として利用することができる。
よって、シスターンタンク72内における洗剤供給口78aの洗浄に利用される給水W1(湯又は水)の流路と、その下流側の浴槽洗浄用の洗浄水の流路(洗浄水供給路F3)とを互いに直列に設けることができるため、互いに別系統の流路として分離させる必要がない。
これらの結果、簡易な構成により、洗剤出口洗浄モードを浴槽洗浄モードのすすぎモードの一部として実現することができる。
つぎに、本実施形態による浴槽洗浄装置110によれば、シスターンタンク72の洗剤供給口178aがシスターンタンク72内の洗剤水の満水水位WL0よりも上方且つ水供給路F1の出口部よりも下方の位置に設けられている。
これにより、洗剤出口洗浄モードを実行した際に、シスターンタンク72内に供給された給水W1(湯又は水)を洗剤供給口178aに掛けながら、シスターンタンク72内で洗剤水DW1,DW2,DW3を生成することができる。
また、例えば、洗剤水生成モードにおいて、図17Aの状態(II)に示すように、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aからシスターンタンク72内に洗剤Dが供給された後、図17Aの状態(IV)に示す1回目の洗剤水生成工程において、水供給路の出口部(給水部74)から供給された1回目の給水W1(湯又は水)が洗剤供給口178aを洗い流しながら、高濃度の洗剤水DW1が生成される。
その後、図17Bの状態(VIII)に示す2回目の洗剤水生成工程において、水供給路の出口部(給水部74)から給水W1(湯又は水)が洗剤供給口178aを洗い流しながら、中濃度の洗浄水DW2が生成される。
さらに、その後、図17Cの状態(XII)に示す3回目の洗剤水生成工程において、水供給路の出口部(給水部74)から供給された給水W1(湯又は水)が洗剤供給口178aを洗い流しながら、低濃度の洗浄水DW3が生成される。
よって、1回目の洗剤水生成工程(図17Aの状態(III))において、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aからの洗剤の供給が停止されると、直ぐに、図17Aの状態(IV)において、シスターン128の給水部74からシスターンタンク72内に給水W1が開始されるため、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aの洗剤が固着する前に洗剤供給口178aを湯又は水で速やかに洗浄することができる。
また、次の2回目の洗剤水生成工程(図17Bの状態(VIII))、さらに、最後の3回目の洗剤水生成工程(図17Cの状態(XII))においても、水供給路の出口部(給水部74)からシスターンタンク72内に再び給水W1が開始されるため、この給水W1(湯又は水)により洗剤供給口178aを確実に洗浄することができる。
よって、洗剤供給路F2の洗剤供給口178aに残留している洗剤が固着する前に洗剤供給口178aを速やかに洗浄することができる。
したがって、洗剤供給路F2を閉塞させてしまう不具合をより効果的に防ぐことができると共に、浴槽1の洗浄性能の低下を効果的に防ぐこともできる。
なお、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110については、浴槽洗浄モードにおける前すすぎモード及び後すすぎモードにおいて、洗剤混合タンク(シスターン28,128)を介して、ノズル本体14から湯又は水を噴射させる形態について説明したが、このような形態に限られず、洗剤混合タンク(シスターン28,128)を介さずに、ノズル本体14に直接的に供給した湯又は水を浴槽1内に噴射することにより、前すすぎモード及び後すすぎモードを実行してもよい。
また、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110においては、水供給路F1から洗剤混合タンク(シスターン28,128)に湯又は水を供給する給水源として、給湯器(図示せず)を採用した形態について説明したが、このような形態に限られず、他の形態の給水源でも適用可能である。
例えば、他の形態の給水源として、水供給路F1の上流側を給湯器を介さず水道に直結させてもよいし、水供給路F1の途中に湯又は水を貯留するタンクを設け、このタンクからシスターン28,128に湯又は水を供給する形態にしてもよい。
さらに、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110においては、洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部として、洗剤電磁弁34を採用した形態について説明したが、このような洗剤電磁弁34等の開閉弁のみを採用してもよいし、このような開閉弁に加えて流量調整弁等を備えていてもよい。
また、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110においては、ノズルユニット12の設置場所、ノズル本体14の噴射口60の個数や形態については、例にすぎず、本明細書中や図面に開示された形態に限定されるものではない。
さらに、ノズル本体14については、電気モータ18により回転する形態に限られず、回転せずに、常時固定されていてもよい。
また、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110では、本洗浄モードにおいて、洗剤水生成工程を3回実行する形態について説明したが、このような形態に限られず、洗剤水生成工程については、1回だけ実行してもよいし、3回以外の複数回実行してもよい。
さらに、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110では、本洗浄モードにおいて、洗剤溜め工程の後に洗剤水生成工程を実行することにより、シスターン28,128に対して洗剤を供給した後に、湯又は水を供給することにより洗剤水を生成する形態について説明したが、シスターン28,128に対してまず湯又は水を供給した後に、洗剤を供給するような形態であってもよい。また、シスターン28,128に対して洗剤と湯又水とを交互に供給するような形態であってもよい。ただし、このように洗剤と湯又水とを交互に供給する場合には、湯又は水を最後に供給するのがよい。
さらに、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による浴槽洗浄装置10,110では、本洗浄モードにおいて、洗剤水噴射工程を3回実行する形態について説明したが、このような形態に限られず、洗剤水噴射工程については、1回だけ実行してもよいし、3回以外の複数回実行してもよい。
また、上述した本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置110では、洗剤供給口178aに水をかけるための構成の1つとして、水受け部76を採用することにより、この水受け部76に給水された湯又は水の方向を転換して洗剤供給口178aに湯又は水を掛ける形態について説明したが、洗剤供給口178aに湯又は水を掛ける他の形態でも適用可能である。
例えば、他の形態として、水供給路F1から供給された湯又は水について、水受け部を省略してシスターンタンクの蓋部や側壁部等に直接当てることにより湯又は水の方向を転換した後に洗剤供給口178aに湯又は水を掛けるようにしてもよい。或いは、水供給路F1の出口を洗剤供給口178aに差し向けることによって、水供給路F1の出口から供給された湯又は水が洗剤供給口178aに直接的に掛かるようにしてもよい。
さらに、上述した本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置10では、前すすぎモード及び後すすぎモードの両方において洗剤出口洗浄モードを実行し、上述した本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置110では、前すすぎモード及び後すすぎモード、並びに、本洗浄モードの洗剤水生成工程のそれぞれにおいて洗剤出口洗浄モードを実行する形態について説明した。
しかしながら、これらに対する変形例として、洗剤出口洗浄モードについては、前すすぎモードのみで実行してもよいし、後すすぎモードのみで実行してもよいし、本洗浄モードの洗剤水生成工程のみで実行してもよい。或いは、洗剤出口洗浄モードについては、後すすぎモードの後に実行してもよいし、前すすぎモードの後に実行してもよいし、これらの変形例を組み合わせて実行してもよい。
1 浴槽
2 底面
4 内側壁面
6 給水口
8 排水口
10 本発明の第1実施形態による浴槽洗浄装置
12 ノズルユニット
14 ノズル本体
16 ケーシング
18 電気モータ
20 止水栓
22 定流量弁
24 給水電磁弁(水供給制御部)
26 温度センサ
28 シスターン(洗剤混合タンク)
30 フロートスイッチ
32 洗剤タンク
34 洗剤電磁弁(洗剤供給制御部)
36 オリフィス
38 洗剤ポンプ(洗剤供給制御部)
40 洗浄ポンプ(噴射制御部)
42 逆止弁
44 制御部
46 外筒
46a フランジ
48 中間筒
50 内筒
52 パッキン
54 固定ナット
56 支持部材
56a 流路
58 流路形成部材
58a 流路
60 噴射口
62 カバー
64 凹部
66 切欠空間
68 溝
70 環状パッキン
72 シスターンタンク(洗剤混合タンク)
72a 壺部
72b 側壁部
72c 傾斜部
72d 側壁部
72e 蓋部
74 給水部(水供給路の出口部)
76 水受け部
76a 水受け部の頂部
76b 水受け部の外縁
78 洗剤供給部
78a 洗剤供給口(洗剤出口部)
80 洗浄水流出部
82 オーバーフロー管
84 シャフト
86 フロート
86a マグネット
88 下検知用リードスイッチ
90 上検知用リードスイッチ
110 本発明の第2実施形態による浴槽洗浄装置
128 シスターン(洗剤混合タンク)
178 洗剤供給部
178a 洗剤供給口(洗剤出口部)
D 洗剤
DW 洗剤水
DW1 高濃度の洗剤水、噴射
DW2 中濃度の洗剤水、噴射
DW3 低濃度の洗剤水、噴射
F1 水供給路
F2 洗剤供給路
F3 洗浄水供給路
O1 取付用開口部
Q1 給水量
Q2 噴射量
W1 給水(湯又は水)
W2 噴射
WL0 満水水位
WL1 下方水位
WL2 上方水位
WL3 最低水位(空状態の水位)

Claims (8)

  1. 浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、
    洗剤を貯留する洗剤タンクと、
    この洗剤タンクから供給される洗剤と給水源から供給される湯又は水とを混合して上記洗剤水を生成する洗剤混合タンクと、
    上記洗剤水を浴槽の内壁面に噴射するノズル本体と、
    上記洗剤タンクと上記洗剤混合タンクとを接続し、上記洗剤タンク内の洗剤を上記洗剤混合タンクに供給可能にする洗剤供給路と、
    上記給水源と上記洗剤混合タンクとを接続し、上記給水源から供給される湯又は水を上記洗剤混合タンク内に供給可能にする水供給路と、
    上記洗剤混合タンクと上記ノズル本体とを接続し、上記洗剤混合タンク内の洗剤水、又は、湯若しくは水を浴槽洗浄用の洗浄水として上記ノズル本体に供給可能にする洗浄水供給路と、
    上記洗剤供給路から上記洗剤混合タンクへの洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部と、
    上記水供給路から上記洗剤混合タンクへの湯又は水の供給を制御する水供給制御部と、
    上記ノズル本体からの洗剤水、又は、湯若しくは水の噴射を制御する噴射制御部と、
    上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する制御部と、を有し、
    上記制御部は、上記洗剤供給路の下流端側の洗剤出口部を湯又は水により洗浄する洗剤出口洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードにおいて、上記洗剤混合タンク内に湯又は水を上記洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を上記洗剤混合タンク内から排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御することを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記浴槽洗浄モードは、上記ノズル本体から上記洗剤水を噴射する本洗浄モードと、この本洗浄モードの後に実行され、上記ノズル本体から上記湯又は水を噴射して上記浴槽のすすぎを行うすすぎモードと、を備えており、
    上記洗剤出口洗浄モードは、上記すすぎモードとして実行される請求項1に記載の浴槽洗浄装置。
  3. 浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、
    洗剤を貯留する洗剤タンクと、
    この洗剤タンクから供給される洗剤と給水源から供給される湯又は水とを混合して上記洗剤水を生成する洗剤混合タンクと、
    上記洗剤水を浴槽の内壁面に噴射するノズル本体と、
    上記洗剤タンクと上記洗剤混合タンクとを接続し、上記洗剤タンク内の洗剤を上記洗剤混合タンクに供給可能にする洗剤供給路と、
    上記給水源と上記洗剤混合タンクとを接続し、上記給水源から供給される湯又は水を上記洗剤混合タンク内に供給可能にする水供給路と、
    上記洗剤混合タンクと上記ノズル本体とを接続し、上記洗剤混合タンク内の洗剤水、又は、湯若しくは水を浴槽洗浄用の洗浄水として上記ノズル本体に供給可能にする洗浄水供給路と、
    上記洗剤供給路から上記洗剤混合タンクへの洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部と、
    上記水供給路から上記洗剤混合タンクへの湯又は水の供給を制御する水供給制御部と、
    上記ノズル本体からの洗剤水、又は、湯若しくは水の噴射を制御する噴射制御部と、
    上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する制御部と、を有し、
    上記制御部は、上記洗剤供給路の下流端側の洗剤出口部を湯又は水により洗浄する洗剤出口洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードにおいて、上記洗剤混合タンク内に湯又は水を上記洗剤出口部よりも上方の位置まで貯留させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記洗剤出口洗浄モードは、上記浴槽洗浄モードとして実行され、
    上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を上記洗剤混合タンク内から排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを上記浴槽洗浄モードとして実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御することを特徴とする浴槽洗浄装置。
  4. 上記制御部は、上記洗剤出口部を湯又は水で浸水させた状態で上記浴槽洗浄モードを終了させるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する請求項2又は3に記載の浴槽洗浄装置。
  5. 浴槽を洗剤水で自動的に洗浄する浴槽洗浄装置であって、
    洗剤を貯留する洗剤タンクと、
    この洗剤タンクから供給される洗剤と給水源から供給される湯又は水とを混合して上記洗剤水を生成する洗剤混合タンクと、
    上記洗剤水を浴槽の内壁面に噴射するノズル本体と、
    上記洗剤タンクと上記洗剤混合タンクとを接続し、上記洗剤タンク内の洗剤を上記洗剤混合タンクに供給可能にする洗剤供給路と、
    上記給水源と上記洗剤混合タンクとを接続し、上記給水源から供給される湯又は水を上記洗剤混合タンク内に供給可能にする水供給路と、
    上記洗剤混合タンクと上記ノズル本体とを接続し、上記洗剤混合タンク内の洗剤水、又は、湯若しくは水を浴槽洗浄用の洗浄水として上記ノズル本体に供給可能にする洗浄水供給路と、
    上記洗剤供給路から上記洗剤混合タンクへの洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部と、
    上記水供給路から上記洗剤混合タンクへの湯又は水の供給を制御する水供給制御部と、
    上記ノズル本体からの洗剤水、又は、湯若しくは水の噴射を制御する噴射制御部と、
    上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する制御部と、を有し、
    上記制御部は、上記洗剤供給路の下流端側の洗剤出口部を湯又は水により洗浄する洗剤出口洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記洗剤出口洗浄モードおいて、上記洗剤混合タンク内に供給された湯又は水を上記洗剤出口部に掛けるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御することを特徴とする浴槽洗浄装置。
  6. 上記制御部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水を排出し終わったものと判断した場合には、上記洗剤出口洗浄モードを実行するように上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部及び上記噴射制御部を制御する請求項5記載の浴槽洗浄装置。
  7. 上記制御部は、上記ノズル本体から上記浴槽内に上記浴槽洗浄用の洗浄水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記浴槽洗浄モードは、上記ノズル本体から上記洗剤水を噴射する本洗浄モードと、この本洗浄モードの後に実行され、上記ノズル本体から上記湯又は水を噴射して上記浴槽のすすぎを行うすすぎモードと、を備えており、
    上記洗剤出口洗浄モードは、上記すすぎモードとして実行される請求項6記載の浴槽洗浄装置。
  8. 上記洗剤出口部は、上記洗剤混合タンク内の洗剤水生成時の最高水位よりも上方の位置に設けられており、
    上記制御部は、上記洗剤混合タンク内において洗剤水を生成する洗剤水生成モードを実行するように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御し、
    上記制御部は、上記洗剤水生成モードにおいて、上記洗剤供給路の洗剤出口部から上記洗剤混合タンク内に洗剤が供給され、最後に上記水供給路の出口部から湯又は水が供給されて洗剤水が生成されるように、上記洗剤供給制御部、上記水供給制御部、及び上記噴射制御部を制御する請求項5乃至7の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
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