JP7425544B2 - プラスチック光ファイバおよびその製造方法、ならびに該プラスチック光ファイバを用いたプラスチック光ファイバコード - Google Patents

プラスチック光ファイバおよびその製造方法、ならびに該プラスチック光ファイバを用いたプラスチック光ファイバコード Download PDF

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Description

本発明は、プラスチック光ファイバおよびその製造方法、ならびに該プラスチック光ファイバを用いたプラスチック光ファイバコードに関する。
光伝送体として、コアおよびクラッドがともにプラスチックで構成されたプラスチック光ファイバ(Plastic Optical Fiber:以下、POFと称する場合がある)が注目されている。POFは、代表的には、アラミド繊維等の繊維抗張力体と複合化され、軟質塩化ビニル(PVC)樹脂等で被覆されて、コードまたはケーブルの形態で敷設および使用される。しかし、POFは、長手方向に直交する断面の直径方向に外力がかかった状態(例えば、屈曲状態、ケーブル化において他の線と強固に結束された状態)で長期間使用すると、クラックが発生する場合がある。
特開平5-11128号公報 特開2000-147272号公報 国際公開第2004/102243号 特開2005-326502号公報 特開2007-199420号公報 特開2011-232726号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、外力がかかった状態で長期間使用してもクラックが抑制されたプラスチック光ファイバを提供することにある。
本発明のプラスチック光ファイバは、コア部と、該コア部の外周に配置されたクラッド部と、該クラッド部の外周に配置されたオーバークラッド部と、を有し、該オーバークラッド部の複屈折Δnが0.002以上である。
1つの実施形態においては、上記オーバークラッド部はポリカーボネート系樹脂を含む。
1つの実施形態においては、上記プラスチック光ファイバは、曲率半径20mmで屈曲させ、かつ、ポリエチレングリコールまたは長鎖脂肪族炭化水素に接触させた状態で、1週間置いた後にクラックが発生しない。
本発明の別の局面によれば、上記のプラスチック光ファイバの製造方法が提供される。この製造方法は、プリフォームを形成すること、および、該プリフォームを延伸することを含み、該延伸の延伸倍率が1.2倍以下であり、延伸温度が上記オーバークラッド部のガラス転移温度未満である。
本発明のさらに別の局面によれば、プラスチック光ファイバコードが提供される。このプラスチック光ファイバコードは、上記のプラスチック光ファイバを含む。
本発明によれば、プラスチック光ファイバにおいてクラッド部を被覆するオーバークラッド部の配向状態を制御して複屈折Δnを所定値以上とすることにより、外力がかかった状態で長期間使用してもクラックが抑制されたプラスチック光ファイバを実現することができる。
本発明の1つの実施形態によるプラスチック光ファイバの長手方向に直交する面の概略断面図である。 本発明の1つの実施形態によるプラスチック光ファイバコードの長手方向に直交する面の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
A.プラスチック光ファイバ
A-1.プラスチック光ファイバの概要
図1は、本発明の1つの実施形態によるプラスチック光ファイバの長手方向に直交する面の概略断面図である。図示例のプラスチック光ファイバ(POF)10は、コア部12と、コア部12の外周に配置されたクラッド部14と、クラッド部14の外周に配置されたオーバークラッド部16と、を有する。代表的には、クラッド部14はコア部12の外周全体を覆い、オーバークラッド部16はクラッド部14の外周全体を覆っている。POFは、ステップインデックス(Step Index)型(SI型)であってもよく、屈折率分布(Graded Index)型(GI型)であってもよい。また、POFは、マルチモードであってもよくシングルモードであってもよい。
本発明の実施形態においては、オーバークラッド部16の複屈折Δnは0.002以上である。オーバークラッド部の複屈折Δnを0.002以上とすることにより、外力がかかった状態で長期間使用してもクラックが抑制されたプラスチック光ファイバを実現することができる。より詳細には以下のとおりである。POFは、代表的には、繊維抗張力体(例えば、アラミド繊維)と複合化され、軟質PVC樹脂等で被覆されて、コードまたはケーブルの形態で使用される。ここで、繊維抗張力体は繊維集束剤を含んでいるところ、当該繊維集束剤の影響によりオーバークラッド部にクラックが発生する場合がある。クラックは、代表的には長期間の使用により発生し、特に、直径方向に外力がかかる部位(例えば、屈曲部、ケーブル化において他の線と強固に結束された部分)において顕著である。繊維集束剤は、代表的には、ポリエーテル(例えば、ポリエチレングリコール)、長鎖脂肪族炭化水素が挙げられる。オーバークラッド部の複屈折Δnが0.002以上となるまでオーバークラッド部(を構成する材料)のファイバ長手方向の分子の配向状態を高めることにより、繊維集束剤に対する耐性を向上させることができ、結果としてクラックを抑制することができる(以下、このような特性を耐ソルベントクラック性と称する場合がある)。特に、外力がかかった状態で長期間使用してもクラックを良好に抑制することができる。理論的には明らかではないが、これは以下のように推察される:POFに応力が作用している状態で上記繊維集束剤などのオイル成分がPOFに接触することで、POF表面から吸収され小さなクラックがPOF断面方向に発生しやすくなり、そこからオイル成分が入り込みPOF断面方向にクラックが進展すると考えられる。オーバークラッドの分子配向状態をPOFの長手方向に高めることにより、POF断面方向のクラックの発生を抑制し、さらに、仮に小さなクラックが発生してもオーバークラッドを構成する材料の分子鎖がクラックの進展方向と直交方向に配向しているので、クラックの進展を抑制することができる。同様に、被覆材の軟質PVC樹脂等に含まれる可塑剤(例えば、トリメリット酸トリス(2-エチルヘキシル))が繊維抗張力体の隙間から移行してPOFに接触してクラックを発生させる場合があるところ、このような場合もクラックを抑制することができる。なお、複屈折Δnは、ピークバレー法によりオーバークラッド部の面内位相差値Δndを導出し、当該位相差値Δndをオーバークラッド部の厚みDOCで除して得ることができる。
1つの実施形態においては、POFは、曲率半径20mmで屈曲させ、かつ、ポリエチレングリコールまたは長鎖脂肪族炭化水素に接触させた状態で、1週間置いた後にクラックが発生しない。上記のとおり、オーバークラッド部の複屈折Δnが0.002以上となるまでオーバークラッド部(を構成する材料)のファイバ長手方向の分子の配向状態を高めることにより、このような耐ソルベントクラック性を実現することができる。屈曲の曲率半径は、上記のとおり好ましくは20mm以下であり、より好ましくは15mm以下であり、さらに好ましくは10mm以下である。曲率半径の下限は、例えば3mmであり得る。クラックが発生しない期間は、長ければ長いほど好ましい。当該期間の具体例は、上記のとおり好ましくは1週間以上であり、より好ましくは2週間以上であり、さらに好ましくは1か月以上である。本発明の実施形態によれば、このような長期間経過後であってもクラックが発生しないPOFを実際に得ることができる。POFに接触させる物質は、代表的には、繊維集束剤として使用され得る物質である。このような物質の具体例としては、上記のポリエチレングリコールおよび長鎖脂肪族炭化水素に加えて、水溶性エポキシ樹脂、イミダゾールシラン系化合物、不飽和カルボン酸エステルが挙げられる。本明細書において「長鎖脂肪族炭化水素」は、炭素数が12個以上の脂肪族炭化水素をいう。また、本明細書において「長鎖脂肪族炭化水素」は、カルボン酸の長鎖脂肪族炭化水素エステルも包含する。長鎖脂肪族炭化水素の具体例は、例えば、特開2009-74229号公報、特開平11-335972号公報に記載されている。これらの公報の記載は本明細書に参考として援用される。長鎖脂肪族炭化水素の代表例としては、フタル酸ジイソノニルが挙げられる。
以下、POFの構成要素を具体的に説明する。
A-2.コア部
コア部12は、任意の適切な材料で構成され得る。コア部は、代表的にはアクリル系樹脂で構成される。コア部は、1つの実施形態においては、モノマー成分の主成分としてトリクロロエチルメタクリレート(以下、TCEMAと称する場合がある)を含むアクリル系樹脂で構成される。この場合、アクリル系樹脂は、TCEMAと、共重合成分としてメチルメタクリレート(以下、MMAと称する場合がある)、メチルアクリレート(以下、MAと称する場合がある)、Nシクロヘキシルマレイミド(以下、N-cHMIと称する場合がある)、シクロヘキシルアクリレート(以下、cHAと称する場合がある)、トリクロロエチルアクリレート(以下、TCEAと称する場合がある)、イソボルニルアクリレート(以下、iBoAと称する場合がある)および/またはシクロヘキシルメタクリレート(以下、cHMAと称する場合がある)と、を含むモノマー成分を重合して得られ得る。ここで、「主成分」とは、モノマー成分において最も多重量の成分を意味する。TCEMAは、モノマー成分において、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%~100重量%の割合で含有され得る。TCEMAは、モノマー成分において、80重量%~95重量%の割合で含有されてもよい。TCEMAをモノマー成分において70重量%以上の割合で用いることにより、透明性に優れ、通信距離を増大させ得るコア部を形成することができる。
コア部12は、上記のアクリル系樹脂を主たる構成成分として形成される。ここで、「主たる構成成分」とは、コア部を構成する全成分において最も多重量の成分を意味し、主たる構成成分の他に、他の樹脂、後述するドーパント、添加剤等を含んでいてもよいことを意味する。
コア部12は、好ましくはドーパントを含む。ドーパントを含有させることにより、コア部に屈折率分布を付与することができる。すなわち、GI型のPOFを得ることができる。コア部に屈折率分布を付与することにより、通信速度を向上させることができる。屈折率分布を付与するには、コア部においてドーパントの濃度分布を調整することが有用であり得る。ドーパントは、好ましくは、コア部の主たる構成成分であるアクリル系樹脂と相溶性があり、かつ、アクリル系樹脂と屈折率が異なる化合物である。相溶性の良好な化合物を用いることにより、コア部の濁りを生じさせず、散乱損失を極力抑え、通信距離を増大させることができる。高い屈折率を有するドーパントの代表例としては、ジフェニルスルホン(DPSO)およびジフェニルスルホン誘導体(例えば、4,4'-ジクロロジフェニルスルホン、3,3',4,4'-テトラクロロジフェニルスルホン等の塩化ジフェニルスルホン)、ジフェニルスルフィド(DPS)、ジフェニルスルホキシド、ジベンゾチオフェン、ジチアン誘導体等の硫黄化合物;トリフェニルホスフェート(TPP)、リン酸トリクレジル等のリン酸化合物;安息香酸ベンジル;フタル酸ベンジルn-ブチル;フタル酸ジフェニル;ビフェニル;ジフェニルメタン等が挙げられる。低い屈折率を有するドーパントの代表例としては、トリス-2-エチルヘキシルホスフェート(TOP)等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。好ましくは、DPSO、DPS、TPP、TOPである。これらは、コア部の透明性、耐熱性を維持しながら通信速度を向上させることができる。より好ましくは、DPS、TPP、TOPである。DPSはTCEMAを主成分(主たる構成単位)とするアクリル系樹脂の熱分解を抑制する効果があり、TPPおよびTOPは熱負荷により脱離した塩酸を捕捉することができる。
コア部におけるドーパントの含有量は、POFの所望の構成、コア部の構成材料および所望の屈折率、ならびに、クラッド部の構成材料および所望の屈折率等に応じて適切に設定することができる。ドーパントの含有量は、コア部の構成材料100重量部に対して、例えば0.1重量部~25重量部、また例えば1重量部~20重量部、また例えば2重量部~15重量部であり得る。
コア部を構成するアクリル系樹脂およびドーパント等の詳細については、特開2011-232726号公報に記載されている。当該公報の記載は、本明細書に参考として援用される。
コア部の屈折率NCOは、好ましくは1.3~1.7であり、より好ましくは1.4~1.6である。コア部の屈折率がこのような範囲であれば、クラッド部の屈折率との差を適切なものとすることが容易である。
コア部の直径DCOは、好ましくは10μm~2000μmであり、より好ましくは30μm~1000μmである。コア部の直径がこのような範囲であれば、光源とPOFとを接続する場合の位置合わせの自由度が大きいという利点を有する。
A-3.クラッド部
クラッド部14は、任意の適切な材料で構成され得る。クラッド部は、代表的にはアクリル系樹脂で構成される。クラッド部は、1つの実施形態においては、モノマー成分としてMMAを含むアクリル系樹脂で構成される。この場合、アクリル系樹脂は、MMAと、共重合成分としてTCEMA、MA、N-cHMI、cHA、TCEA、iBoAおよび/またはcHMAと、を含むモノマー成分を重合して得られ得る。MMAは、モノマー成分において、好ましくは20重量%以上、より好ましくは30重量%~100重量%の割合で含有され得る。MMAは、モノマー成分において、30重量%~95重量%の割合で含有されてもよい。MMAをモノマー成分において20重量%以上の割合で用いることにより、可撓性に優れ、コア部よりも屈折率が適度に小さいクラッド部を形成することができる。その結果、POFの曲げ損失を抑え、かつ、通信速度を向上させることができる。
クラッド部14は、ドーパントを含んでいてもよい。ドーパントは、コア部に関してA-2項で説明したとおりである。クラッド部がドーパントを含む場合、その含有量は、POFの所望の構成、クラッド部の構成材料および所望の屈折率、ならびに、コア部の構成材料および所望の屈折率等に応じて適切に設定することができる。ドーパントの含有量は、クラッド部の構成材料100重量部に対して、例えば0~25重量部、また例えば0~20重量部、また例えば0~15重量部であり得る。
クラッド部を構成するアクリル系樹脂およびドーパント等の詳細については、特開2011-232726号公報に記載されている。当該公報の記載は、本明細書に参考として援用される。
クラッド部の屈折率NCLは、代表的には、コア部の屈折率NCOよりも小さい。クラッド部の屈折率NCLとコア部の屈折率NCOとの差(NCO-NCL)は、好ましくは0.002以上であり、より好ましくは0.005以上である。当該差の上限は、例えば0.02であり得る。当該差がこのような範囲であれば、
光伝送を行う際、コアからクラッドの外側へ抜ける光を低減させることができるという利点がある。
クラッド部14の厚みDCLは、好ましくは2μm~300μmであり、より好ましくは5μm~250μmである。クラッド部の厚みがこのような範囲であれば、通信に使用する光をコア内に良好に閉じ込めることができるので、光の伝送効率に優れたPOFを実現することができる。さらに、POF自体を細くすることができるので、屈曲性および軽量化の観点からも利点を有する。
A-4.オーバークラッド部
オーバークラッド部16は、その複屈折Δnが上記のとおり0.002以上であり、好ましくは0.003以上であり、より好ましくは0.004以上であり、さらに好ましくは0.005以上である。オーバークラッド部16の複屈折Δnの上限は、例えば0.020であり得る。オーバークラッド部の複屈折をこのような範囲とすることにより、上記のとおり、優れた耐ソルベントクラック性を実現することができる。さらに、複屈折の上限を上記の範囲に設定することにより、コア部およびクラッド部の破断を良好に抑制することができる。このような複屈折は、オーバークラッド部(を構成する材料)のファイバ長手方向の分子の配向状態を高めることにより実現され得る。具体的には、このようなオーバークラッド部は、後述のB項に記載のような特定の延伸処理を行うことにより形成され得る。
オーバークラッド部16は、上記のような複屈折を発現し得る限りにおいて任意の適切な材料で構成され得る。好ましくは、オーバークラッド部は、上記のような複屈折に加えて、優れた機械的特性とクラッド部に対する優れた密着性とを有する材料で構成され得る。このような材料の具体例としては、ポリカーボネート系樹脂が挙げられる。ポリカーボネート系樹脂でオーバークラッド部を構成することにより、透明性、耐熱性および可撓性に優れたPOFを実現することができる。ポリカーボネート系樹脂は、好ましくは、ポリエステルと複合化された変性ポリカーボネート系樹脂である。耐薬品性および流動性に優れるからである。
オーバークラッド部16の厚みDOCは、好ましくは50μm~500μmであり、より好ましくは70μm~300μmである。オーバークラッド部の厚みがこのような範囲であれば、コア部およびクラッド部を良好に保護するとともに、POFに要求される可撓性および柔軟性を満足することができる。
B.プラスチック光ファイバの製造方法
上記A項に記載のPOFは、例えば、あらかじめプリフォームを形成し、当該プリフォームを延伸することにより作製され得る。本明細書において「プリフォーム」は、コア部とクラッド部とオーバークラッド部とを有する、未延伸のPOFである。プリフォームは、任意の適切な方法により得られ得る。プリフォームの作製方法の代表例としては、溶融押出法、溶融紡糸法、溶融押出ドーパント拡散法、ロッドインチューブ法が挙げられる。これらの方法においては、業界で周知の手順が採用され得る。例えば、溶融押出法によれば、コア部を構成する材料、クラッド部を構成する材料およびオーバークラッド部を構成する材料をそれぞれ、同心円状の3層金型に供給し、所定の温度で溶融押出することにより、図1のような断面構造を有するプリフォームが作製され得る。また例えば、別の溶融押出法によれば、コア部を構成する材料およびクラッド部を構成する材料をそれぞれ、同心円状の2層金型に供給し、所定の温度で溶融押出を行い、さらに、別の2層金型を用いて、コア部およびクラッド部の溶融物の流路の外側に別途溶融押出したオーバークラッド部を構成する材料を合流させることにより、図1のような断面構造を有するプリフォームが作製され得る。溶融紡糸法は、金型の代わりに紡糸ノズル(代表的には、3層ノズル)を用いればよい。
次いで、得られたプリフォームを、実質的に延伸することなく所定温度まで冷却する。冷却は、任意の適切な冷却手段を用いて行ってもよく、自然冷却(放冷)であってもよい。当該所定温度は、好ましくはオーバークラッド部のガラス転移温度(Tg)未満であり、より好ましくは(Tg-60℃)~(Tg-10℃)であり、さらに好ましくは(Tg-50℃)~(Tg-20℃)である。なお、コア部、クラッド部およびオーバークラッド部の構成材料、ならびに延伸倍率および延伸速度を適切に調整することにより、延伸温度がオーバークラッド部のTgを超える場合であっても所望の複屈折Δnを有するオーバークラッド部を形成できる場合がある。
次いで、当該所定温度でプリフォームを延伸する。通常、Tg未満の温度での延伸は実質的に困難であるところ、本発明の実施形態によれば、コア部、クラッド部およびオーバークラッド部の構成材料(したがって、コア部、クラッド部およびオーバークラッド部のTg)を適切に選択すること、ならびに、後述の延伸速度を調整することにより、1.2倍程度までの延伸が可能となる。しかも、このような低延伸倍率の延伸により、オーバークラッド部の配向状態(結果として、複屈折Δn)を劇的に高めることができる。これは、高分子加工の業界における技術常識からは想像できない予期せぬ優れた効果である。その結果、耐ソルベントクラック性に優れたPOFが得られ得る。
延伸倍率は、代表的には上記のとおり1.2倍以下であり、好ましくは1.02倍~1.18倍であり、より好ましくは1.05倍~1.15倍であり、さらに好ましくは1.08倍~1.12倍である。本発明の実施形態によれば、コア部、クラッド部およびオーバークラッド部の構成材料と延伸温度と後述の延伸速度とを適切に組み合わせることにより、このような低い延伸倍率であってもオーバークラッド部の配向状態(結果として、複屈折Δn)を劇的に高めることができる。その結果、耐ソルベントクラック性に優れたPOFが得られ得る。なお、コア部、クラッド部およびオーバークラッド部の構成材料、ならびに延伸温度を適切に調整することにより、延伸倍率が1.2倍を超える場合であっても所望の複屈折Δnを有するオーバークラッド部を形成できる場合がある。あるいは、形成されたプリフォームを延伸するのではなく、プリフォーム形成時に延伸することにより、所望の複屈折Δnを有するオーバークラッド部が形成され得る。具体的には、大径で押し出した溶融糸を所望の径となるまで溶融紡糸と同時に延伸することにより、所望の複屈折Δnを有するオーバークラッド部が形成され得る。この場合、形成されたプリフォームの延伸は省略され得る。また、押し出した溶融糸に対する延伸倍率は非常に大きいものとなる。例えば、溶融時の押出径が10mmであり、形成されるプリフォームの径が400μmである場合には、押し出した溶融糸に対する延伸倍率は625倍となる。
延伸速度は、好ましくは0.05m/分~0.20m/分であり、より好ましくは0.07m/分~0.15m/分であり、さらに好ましくは0.08m/分~0.12m/分である。このような延伸速度であれば、上記のような所望の延伸を実現することができる。このような延伸速度は通常に比べて格段に低速であり、このような低い延伸速度と上記のようなTg未満の延伸温度とを組み合わせることにより、プリフォームを破断させることなく、所望の複屈折Δnを有するオーバークラッド部を含むPOFを製造することができる。
以上のようにして、POFが作製され得る。なお、プリフォーム形成から延伸までの一連の操作は連続的に行ってもよく、一旦保管したプリフォームを延伸に供してもよい。
C.プラスチック光ファイバコード
上記A項およびB項に記載のPOFは、プラスチック光ファイバコードに用いられ得る。したがって、本発明の実施形態は、プラスチック光ファイバコードも包含する。図2は、本発明の1つの実施形態によるプラスチック光ファイバコード(以下、POFコードと称する場合がある)の長手方向に直交する面の概略断面図である。図示例のPOFコード100は、1つまたは複数(図示例では2つ)のPOF10と、POF10の外周を囲むようにして配置された繊維抗張力体20と、繊維抗張力体20を被覆する被覆部30と、を有する。POFは、上記A項およびB項に記載のPOFである。
繊維抗張力体20を構成する繊維としては、例えば、アラミド繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、炭素繊維、ガラス繊維が挙げられる。好ましくは、アラミド繊維である。剛性、柔軟性、および繰り返し曲げに対する破断防止性に優れるからである。繊維抗張力体を構成する繊維は、好ましくは、ASTM-D885Mで測定されるコードモジュラスが100GPa以上である。
被覆部30は、代表的には、繊維集束剤に対して化学的に安定な樹脂で構成される。樹脂としては、例えば、軟質PVC樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、シリコーン系シーリング剤、エポキシ系樹脂が挙げられる。被覆部の厚みは、例えば10μm~50μmであり得る。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。なお、各特性の測定方法は以下の通りである。
(1)オーバークラッド部の複屈折Δn
実施例および比較例で得られたPOFを2枚のスライドガラスの間に挟み、隙間をオーバークラッド部と同じ屈折率のマッチングオイルで満たしたものを試験サンプルとした。一対の検光子を用意し、検光子/試験サンプル/検光子となるように配置した。その際、一対の検光子がクロスニコル状態となるよう、かつ、検光子の光軸がPOFの長手方向に対して45°となるようにして配置した。この状態で、試験サンプルの上方から顕微分光光度計(Craic Technologies社製、製品名「308PV」)を用いて、オーバークラッド部のPOF中心部に近い部分の分光透過率を測定した。分光スペクトルのピークとバレーの波長からオーバークラッド部の面内位相差値Δndを導出した(ピークバレー法)。得られた面内位相差値Δndをオーバークラッド部の厚みDOCで除して、オーバークラッド部の複屈折Δnを算出した。
(2)耐ソルベントクラック性
実施例および比較例で得られたPOFを曲率半径20mmで屈曲させた状態で両端を固定した。屈曲部にフタル酸ジイソニル(DINP)を滴下し、屈曲部にDINPが存在する状態を維持しながら、クラックが発生するまでの時間を調べた。
<実施例1>
精製したTCEMAとドーパントとしてのDPSとを重量比でTCEMA:DPS=100:4の割合で混合した。さらに、全重量中の濃度がそれぞれ0.03重量%および0.2重量%となるように、重合開始剤としてジt-ブチルパーオキサイドおよび連鎖移動剤としてn-ラウリルメルカプタンを添加した。その後、細孔径0.2μmのメンブレンフィルタにより濾過を行った。この混合液を、超音波を与えながら減圧脱気した後、重合容器に入れ、重合容器の温度を120℃に維持しながら、40時間かけてモノマーを重合し、コア部ロッド(外径30mm)を得た。
一方、精製したTCEMAおよびMMAを重量比でTCEMA:MMA=20:80の割合で混合した。さらに、全重量中の濃度がそれぞれ0.5重量%および0.3重量%となるように、重合開始剤として過酸化ベンゾイルおよび連鎖移動剤としてn-ブチルメルカプタンを添加した。その後、細孔径0.2μmのメンブレンフィルタにより濾過を行った。この混合液を、超音波を与えながら減圧脱気した後、重合容器に入れ、重合容器の温度を120℃に維持しながら、40時間かけてモノマーを重合し、クラッド部ロッド(外径30mm)を得た。
得られたコア部ロッドとクラッド部ロッドとを、別々の押出成形機とそれらに連結された2層金型とを用いて、コア部とクラッド部との積層複層状を形成し、さらに加熱流路に一定時間通すことで、コア部に含有されるドーパントをクラッド部へ拡散させた。さらに、もう一台の押出成形機によりオーバークラッド材であるXYLEX X7300CL[製品名、SABIC Innovative Plastics社製、ポリエステル変性ポリカーボネート](以下、単にPCと称する場合がある)を溶融し、2層金型を用いて、上記のコア部およびクラッド部溶融物の流路と合流させることにより最外周にオーバークラッド部を形成した。金型から吐出された溶融樹脂を引き取り、コア部の直径が200μm、クラッド部の直径が280μmおよび外径が750μmである未延伸のGI型POF(プリフォーム)を得た。
得られたプリフォームを放冷した後、80℃(上記PCのTg-40℃)のオーブン中、延伸速度0.1m/分で1.12倍に延伸し、本実施例のPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.015であった。得られたPOFを上記(2)の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例2>
延伸倍率を1.12倍から1.10倍に変更したこと以外は実施例1と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.007であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例3>
延伸温度を80℃から110℃(上記PCのTg-10℃)に変更したこと以外は実施例2と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.006であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例4>
延伸温度を80℃から70℃(上記PCのTg-50℃)に変更したこと以外は実施例2と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.005であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<実施例5>
延伸温度を80℃から130℃(上記PCのTg+10℃)に変更したこと以外は実施例2と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.0025であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<比較例1>
延伸温度を80℃から170℃(上記PCのTg+50℃)に変更したこと以外は実施例2と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.0008であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<比較例2>
実施例1のプリフォームをそのままPOFとして用いた(すなわち、延伸しなかった)。このPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.0007であった。このPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<比較例3>
延伸温度を80℃から140℃(上記PCのTg+20℃)に変更したこと以外は実施例2と同様にしてPOFを得た。得られたPOFのオーバークラッド部の複屈折Δnは0.0015であった。得られたPOFを実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
<比較例4>
延伸温度を80℃から70℃(上記PCのTg-50℃)に変更したこと以外は実施例1と同様にしてPOFの作製を試みたが、プリフォームが破断してしまいPOFは得られなかった。
Figure 0007425544000001
<評価>
実施例および比較例の結果から明らかなように、本発明の実施例のPOFは、比較例に比べて耐ソルベントクラック性が劇的に改善されていることがわかる。すなわち、本発明の実施例のPOFは、屈曲した(外力がかかった)状態で、かつ、炭化水素系溶媒と接触した状態で長期間使用してもクラックが発生しない。
本発明のプラスチック光ファイバは、高速通信を意図する光ファイバケーブルの構成要素として有用である。さらに、形状を変化させることにより、光導波路等の光導性素子類、スチールカメラ用、ビデオカメラ用、望遠鏡用、眼鏡用、プラスチックコンタクトレンズ用、太陽光集光用等のレンズ類、凹面鏡、ポリゴン等の鏡類、ペンタプリズム類等のプリズム類等の光学部材として応用することが可能である。
10 プラスチック光ファイバ(POF)
12 コア部
14 クラッド部
16 オーバークラッド部

Claims (1)

  1. ラスチック光ファイバの製造方法であって、
    該プラスチック光ファイバは、コア部と、該コア部の外周に配置されたクラッド部と、該クラッド部の外周に配置されたオーバークラッド部と、を有し、該オーバークラッド部の複屈折Δnが0.002以上0.020以下であり、
    該製造方法は、
    プリフォームを形成すること、および、該プリフォームを延伸すること、を含み、
    該延伸の延伸倍率が1.2倍以下であり、延伸温度が前記オーバークラッド部のガラス転移温度未満である、
    製造方法。

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