JP7425060B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本明細書は、部品実装機について開示する。
従来、この種の部品実装機としては、部品吸着のエラー発生時に部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返すものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。部品実装機は、複数台並べられて部品実装ラインを構成する。部品実装ラインは、生産管理システムによって管理される。生産管理システムは、作業者が担当する1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなくリトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備える。
また、吸着ノズルが部品を正常に吸着保持していない吸着ミスが所定回数以上連続して検出された場合に吸着ミス対応処理を実行するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。吸着ミス対応処理は、以下の工程によって行なわれる。まず、キャリアテープをピッチ送りしてポケットを撮像し、認識処理してポケット位置を検出する。続いて、ポケット位置が許容範囲内に収まるか否かを判定する。ポケット位置が許容範囲内に収まらない場合には、ポケット位置が許容範囲内に収まるまで、ポケットの撮像とポケット位置の検出とを反復実行し、収まる場合には、ポケット位置に基づいて吸着位置を補正する。
WO2016/194236A1 特開2015-211054号公報
リトライ動作は、吸着エラーが発生した部品の廃棄を伴うのが一般的である。生産機種を切り替える際などには、最初に生産が正常に行なわれるか否かを確認したい場合があるが、エラーが発生すると、リトライ動作によって部品が廃棄されるため、部品が無駄に消費されてしまう。
本開示は、部品の無駄な消費を抑制しつつ、生産を開始した際にその生産が正常に行なわれるかどうかの確認を行なうことが可能な部品実装機を提供することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の第1の部品実装機は、
部品を採取して基板に実装することで前記部品を実装した基板を生産する部品実装機であって、
前記部品を採取する採取部材と、
前記採取部材により前記部品を採取する採取動作を行なった後、所定のエラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、前記エラーの対象となった部品を前記採取部材に保持した状態で生産を停止する第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、前記採取部材に採取した部品を廃棄すると共に新たな部品を採取するリトライ動作を行ない、該リトライ動作を行なっても前記エラーが解消しないときに生産を停止する第2のエラー対応処理を実行する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本開示の第1の部品実装機は、採取部材により部品を採取する採取動作を行なった後、所定のエラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、エラーの対象となった部品を採取部材に保持した状態で生産を停止する第1のエラー対応処理を実行する。また、部品実装機は、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えている場合には、採取部材に採取した部品を廃棄すると共に新たな部品を採取するリトライ動作を行ない、リトライ動作を行なってもエラーが解消しないときに生産を停止する第2のエラー対応処理を実行する。部品実装機では、生産基板の機種変更などを行なった直後においては、生産が安定しないことがある。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合に、エラーの対象となった部品を採取部材に保持した状態で生産を停止することで、エラーの原因を確認することができると共に部品が無駄に廃棄されるのを防止することができる。一方、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品の廃棄を伴うリトライ動作を行なうことで、生産が停止されることによる生産効率の悪化を抑制することができる。ここで、所定枚数は、1枚であるものとしてもよい。
本開示の第2の部品実装機は、
部品供給装置により供給された部品を吸着して基板に実装することで前記部品を実装した基板を生産する部品実装機であって、
前記部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、
前記ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、
前記部品供給装置の部品供給位置を撮像可能な撮像装置と、
前記吸着ノズルにより前記部品を吸着する吸着動作を行なった後、吸着エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、前記部品供給位置を前記撮像装置で撮像し、得られた撮像画像に基づいて吸着位置を設定すると共に設定した吸着位置で前記部品が吸着されるよう前記ヘッドと前記移動装置とを制御し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、予め定められた吸着位置または以前に前記吸着動作を行なった際の吸着ずれ量に応じて補正された吸着位置で前記部品供給装置により供給された部品が吸着されるよう前記ヘッドと前記移動装置とを制御する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本開示の第2の部品実装機は、吸着ノズルにより前記部品を吸着する吸着動作を行なった後、吸着エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、部品供給位置を撮像し、得られた撮像画像に基づいて吸着位置を設定すると共に設定した吸着位置で部品を吸着ノズルに吸着させるリトライ動作を行なう。また、第2の部品実装機は、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えている場合には、予め定められた吸着位置または以前に吸着動作を行なった際の吸着ずれ量に応じて補正された吸着位置で部品を吸着ノズルに吸着させるリトライ動作を行なう。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合に、部品供給位置を撮像して吸着位置を設定してリトライ動作を行なうことで、部品の吸着精度を高めて、無駄な部品の廃棄が繰り返されるのを抑制することができる。一方、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品供給位置を撮像することなく、そのままリトライ動作を行なうことで、生産効率の悪化を抑制することができる。ここで、所定枚数は、1枚であるものとしてもよい。
本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。 部品実装機20の制御装置60と管理装置80との電気的な接続関係を示す説明図である。 部品実装処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の部品実装処理を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明する。
図1は、本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。図2は、部品実装機20の制御装置60と管理装置80との電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前(手前)後(奥)方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、図1に示すように、部品を供給する部品供給装置21と、基板Sを搬送する基板搬送装置22と、部品を吸着する吸着ノズル45を有するヘッド40と、ヘッド40をX軸方向およびY軸方向へ移動させるヘッド移動装置30と、実装機全体をコントロールする制御装置60(図2参照)とを備える。また、部品実装機10は、これらの他に、吸着ノズル45に吸着させた部品の吸着姿勢を撮像するためのパーツカメラ23や、交換用の吸着ノズル45を収容するノズルステーション24、吸着した部品にエラーが発生したときに当該エラーの対象となった部品を廃棄するための廃棄ボックス25、ヘッド40に設けられ基板Sに付された位置決め基準マークを撮像するためのマークカメラ43なども備えている。部品実装機10は、基板搬送方向(X軸方向)に複数台並べて配置されて、生産ラインを構成する。生産ラインは、管理装置80によって管理される。
部品供給装置21は、例えば、所定間隔で部品を収容したキャリアテープが巻回されたテープリールと、駆動モータの駆動によりテープリールからキャリアテープを引き出して部品供給位置まで送り出すテープ送り機構と、を備えるテープフィーダとして構成される。この部品供給装置21(テープフィーダ)は、部品実装機10が備える図示しないフィーダ台に着脱可能に取り付けられる。
基板搬送装置22は、Y軸方向に間隔を空けて配置される一対のコンベアレール22aを備えており、一対のコンベアレール22aを駆動することにより基板Sを図1の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。一対のコンベアレール22aの間には、搬入された基板Sを裏面側からバックアップするバックアッププレート22bが設けられている。
ヘッド移動装置30は、図1に示すように、一対のX軸ガイドレール31と、X軸スライダ32と、X軸アクチュエータ33(図2参照)と、一対のY軸ガイドレール35と、Y軸スライダ36と、Y軸アクチュエータ37(図2参照)と、を備える。一対のY軸ガイドレール35は、Y軸方向に互いに平行に延在するように筐体11の上段に設置される。Y軸スライダ36は、一対のY軸ガイドレール35に架け渡され、Y軸アクチュエータ37の駆動によりY軸ガイドレール35に沿ってY軸方向に移動する。一対のX軸ガイドレール31は、X軸方向に互いに平行に延在するようにY軸スライダ36の前面に設置される。X軸スライダ32は、一対のX軸ガイドレール31に架け渡され、X軸アクチュエータ33の駆動によりX軸ガイドレール31に沿ってX軸方向に移動する。X軸スライダ32にはヘッド40が取り付けられており、ヘッド移動装置30は、X軸スライダ32とY軸スライダ36とを移動させることで、ヘッド40をX軸方向とY軸方向とに移動させる。
ヘッド40は、吸着ノズル45をZ軸(上下)方向に移動させるZ軸アクチュエータ41(図2参照)と、吸着ノズル45をZ軸周りに回転させるθ軸アクチュエータ42(図2参照)と、を備える。吸着ノズル45の吸引口は、図1に示すように、電磁弁53を介して負圧源51と正圧源52とエア導入口とに選択的に連通するようになっている。ヘッド40は、吸着ノズル45の吸引口が負圧源51と連通するよう電磁弁53を駆動することで、吸引口に負圧を作用させて部品を吸着することができる。また、ヘッド40は、吸着ノズル45の吸引口が正圧源52と連通するよう電磁弁53を駆動することで、吸引口に正圧を作用させて部品の吸着を解除することができる。
パーツカメラ23は、吸着ノズル45に吸着させた部品がパーツカメラ23の上方を通過する際、部品を撮像し、得られた撮像画像を制御装置60へ出力する。制御装置60は、撮像画像において部品を認識する画像処理を行なうことで、吸着した部品の位置ずれ量(吸着ずれ量)を判定したり、吸着エラーの有無を判定したりする。ここで、吸着エラーには、吸着ノズル45に部品が吸着されていない吸着ミスや、吸着ノズル45に部品が立った状態で吸着されている立ち吸着エラー、吸着ノズル45に吸着されている部品に許容範囲を超える吸着ずれが発生している吸着ずれエラー、吸着ノズル45に吸着されている部品が正しい部品でない部品違いエラー等が含まれる。
制御装置60は、図2に示すように、CPU61を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU61の他に、ROM62と、HDD63と、RAM64と、入出力インタフェース65とを備える。これらは、バス66を介して電気的に接続されている。制御装置60には、X軸スライダ32の位置を検知するX軸位置センサ34からの位置信号や、Y軸スライダ36の位置を検知するY軸位置センサ38からの位置信号、マークカメラ43からの画像信号、パーツカメラ23からの画像信号などが入出力インタフェース65を介して入力されている。一方、制御装置60からは、部品供給装置21への制御信号や、基板搬送装置22への制御信号、X軸アクチュエータ33への駆動信号、Y軸アクチュエータ37への駆動信号、Z軸アクチュエータ41への駆動信号、θ軸アクチュエータ42への駆動信号、電磁弁53への駆動信号などが入出力インタフェース65を介して出力されている。また、制御装置60は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
管理装置80は、例えば、汎用のコンピュータであり、図2に示すように、CPU81とROM82とHDD83とRAM84と入出力インタフェース85などを備える。これらは、バス86を介して電気的に接続されている。この管理装置80には、マウスやキーボード等の入力デバイス87から入力信号が入出力インタフェース85を介して入力されている。また、管理装置80からは、ディスプレイ88への画像信号が入出力インタフェース85を介して出力されている。HDD83は、基板Sの生産ジョブを記憶している。ここで、基板Sの生産ジョブには、各部品実装機10においてどの部品をどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品を実装した基板Sを何枚作製するかなどの生産スケジュールが含まれる。また、生産ジョブには、生産する基板に関する基板データや使用するヘッド40に関するヘッドデータ、使用する吸着ノズル45に関するノズルデータ、実装する部品に関する部品データ、部品供給装置21の部品供給位置に関する供給位置データ、部品の目標実装位置に関する実装位置データ、その他の生産設定データなども含まれる。生産設定データには、上述した画像処理に用いられる部品認識データや、画像処理においてエラーが発生した場合の対応を定めたエラー対応設定データ(後述する部品救済機能や当該部品救済機能のオンオフを自動的に切り替える自動切替機能)等が含まれる。管理装置80は、オペレータが入力デバイス87を介して入力した各種データに基づいて生産ジョブを生成し、生成した生産ジョブを各部品実装機10へ送信することで、各部品実装機10に対して生産の開始を指示する。
次に、こうして構成された本実施形態の部品実装機10の動作について説明する。図3は、制御装置60のCPU61により実行される部品実装処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、オペレータによって生産の開始が指示されたときに実行される。制御装置60は、管理装置80から送信された生産ジョブを受信し、受信した生産ジョブに基づいて部品実装処理を実行する。
部品実装処理が実行されると、制御装置60のCPU61は、まず、目標吸着位置で部品供給装置21から供給された部品を吸着ノズル45に吸着させる吸着動作を行なう(S100)。ここで、吸着動作は、具体的には、目標吸着位置の真上にヘッド40に装着された吸着ノズル45が来るようヘッド移動装置30を駆動制御した後、吸着ノズル45の先端(吸引口)が部品に当接するまで吸着ノズル45が下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御し、吸着ノズル45の吸引口に負圧が作用するよう電磁弁53を駆動制御することにより行なう。目標吸着位置は、初期位置として、供給位置データから特定される部品供給装置21の部品供給位置が定められる。続いて、CPU61は、吸着ノズル45に吸着させた部品がパーツカメラ23の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御して(S110)、当該部品をパーツカメラ23で撮像する(S120)。
そして、CPU61は、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を行ない(S130)、エラーの有無を判定する(S140)。ここで、画像処理は、部品認識データを用いて行なわれる。部品認識データには、部品本体の形状や大きさ、端子の位置等の部品の特徴部分に関するデータが含まれる。CPU61は、エラーが発生していないと判定すると、リトライ回数Nを値0に初期化する(S150)。そして、CPU61は、画像処理の結果に基づいて吸着ノズル45に吸着した部品の位置ずれ量(吸着ずれ量)を算出し(S160)、吸着ずれ量に基づいて目標実装位置を補正し(S170)、吸着した部品を目標実装位置に実装する実装動作を行なう(S180)。ここで、実装動作は、具体的には、吸着ノズル45に吸着させた部品が基板Sの目標実装位置の真上に来るようヘッド移動装置30を駆動制御した後、その部品が基板Sの表面に当接するまで吸着ノズル45が下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御し、吸着ノズル45の吸引口に正圧が作用するよう電磁弁53を駆動制御することにより行なう。CPU61は、こうして実装動作を行なうと、S160で算出した吸着ずれ量に基づいて次に同種部品を吸着する際に用いる目標吸着位置を更新して(S190)、本処理を終了する。
一方、CPU61は、S140においてエラーが発生していると判定すると、自動機能切替の設定がオンであるか否か(S200)、部品救済機能の設定がオンであるか否か(S210)、をそれぞれ判定する。CPU61は、自動切替機能の設定がオンでなくオフであり、且つ、部品救済機の設定がオンでなくオフであると判定すると、リトライ回数Nが規定回数Nth以上であるか否かを判定する(S220)。ここで、規定回数Nthは、許容されるリトライ処理の繰り返し回数である。CPU61は、リトライ回数Nが規定回数Nth未満であると判定すると、リトライ回数Nを値1だけインクリメントし(S230)、エラーの対象となった部品を廃棄する廃棄動作を行なってから(S240)、S100に戻って、新たな部品を吸着ノズル45に吸着させるリトライ処理を行なう。ここで、廃棄動作は、具体的には、エラーの対象となった部品が廃棄ボックス25の真上に来るようにヘッド移動装置30を駆動制御した後、吸着ノズル45の吸引口に正圧が作用するよう電磁弁53を駆動制御することにより行なう。これにより、エラーの対象となった部品は、吸着ノズル45の吸引口から離れ、廃棄ボックス25内に落下する。このように、規定回数Nthの範囲内でリトライ処理を繰り返すことで、生産効率の低下を防止することができる。
一方、CPU61は、S220においてリトライ回数Nが規定回数Nth以上であると判定すると、エラーの対象となった部品を吸着ノズル45に吸着させたまま異常停止(生産停止)を行なう(S250)。これにより、オペレータは、エラーの対象となった部品実装機10に調べ、異常の発生原因を確認することができる。そして、CPU61は、異常停止すると、部品認識データを編集するための編集モードへ移行する(S260)。ここで、編集モードは、本実施形態では、部品実装機10が管理装置80に対して停止信号を送信することにより、停止信号を受信した管理装置80で発生する。編集モードにおける部品認識データの編集は、部品の各方向の寸法や端子の位置座標等によって部品認識データを設定する場合には、オペレータが当該寸法や座標を変更することにより行なわれ、部品を予め撮像した撮像画像に基づいて部品認識データを設定する場合には、撮像画像を差し替えることにより行なわれる。次に、CPU61は、オペレータにより異常停止の解除操作がなされるのを待つ(S270)。ここで、解除操作は、例えば、オペレータが部品供給装置21(テープフィーダ)をフィーダ台から取り外して再装着させることで、フィーダ電源をリセットすることにより行なうことができる。CPU61は、解除操作がなされたと判定すると、リトライ回数Nを値0に初期化し(S280)、S100の処理(吸着動作)に戻る。これにより、部品実装機10は、異常停止の状態を解除し、生産を再開することとなる。
CPU61は、S210において部品救済機能の設定がオンであると判定すると、リトライ回数Nに関係なく、エラーの対象となった部品を吸着ノズル45に吸着させたまま異常停止(生産停止)を行なって(S250)、編集モードへ移行し(S260)、オペレータにより異常停止の解除操作がなされると(S270)、生産を再開する。これにより、部品救済機能の設定がオンであれば、部品実装機10は、部品を廃棄させないため、例えば、高価な部品が使用している場合等に、部品が無駄に消費されてしまうのを抑制することができる。
CPU61は、S200で自動機能切替の設定がオンであると判定すると、生産開始してからの生産枚数が所定枚数以内である(例えば1枚目である)か否かを判定する(S290)。ここで、生産開始してからの生産枚数は、生産基板の機種変更がなされてからの生産枚数が該当する。また、部品実装機20の電源が一旦落とされて再度投入された場合には、電源投入されてからの生産枚数を生産開始してからの生産枚数としてもよい。
CPU61は、生産枚数が所定枚数以内である(1枚目である)と判定すると、エラーの対象となった部品を吸着ノズル45に吸着させたまま異常停止(生産停止)を行なって(S250)、編集モードへ移行し(S260)、オペレータにより異常停止の解除操作がなされると(S270)、生産を再開する。
CPU61は、生産枚数が所定枚数を超えている(2枚目以降である)と判定すると、リトライ回数Nが規定回数Nth以上であるか否かを判定する(S220)。CPU61は、リトライ回数Nが規定回数Nth以上でなく規定回数Nth未満であると判定すると、リトライ回数Nを値1だけインクリメントし(S230)、エラーの対象となった部品を廃棄してから(S240)、リトライ処理を行なう。一方、CPU61は、リトライ回数Nが規定回数Nth以上であると判定すると、エラーの対象となった部品を吸着ノズル45に吸着させたまま異常停止(生産停止)を行なって(S250)、編集モードへ移行し(S260)、オペレータにより異常停止の解除操作がなされると(S270)、生産を再開する。
すなわち、CPU61は、エラーが発生した際に、自動切替機能の設定がオンである場合、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内であれば、部品救済機能のオン設定と同様に、吸着した部品を保持したまま異常停止すると共に編集モードへ移行し、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えていれば、部品救済機能のオフ設定と同様に、リトライ回数が規定回数Nth以上となるまで、吸着した部品を廃棄して新たな部品を吸着するリトライ処理を行なうのである。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内で、生産が安定しづらい状況においては、エラーの対象となった部品を吸着ノズルに保持した状態で生産を停止することで、エラーの原因を確認することができると共に部品が無駄に廃棄されるのを防止することができる。また、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品の廃棄を伴うリトライ処理を行なうことで、生産が停止されることによる生産効率の悪化を抑制することができる。
ここで、実施形態の主要な要素と発明の開示の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、吸着ノズル45が採取部材に相当し、制御装置60が制御装置に相当する。また、パーツカメラ23が撮像装置に相当する。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、部品実装機10は、吸着動作を行なった後、エラーが発生した場合に、生産開始からの生産枚数に拘わらず、吸着ノズル45に部品Pを吸着させたまま生産を停止する部品救済機能を有するものとした。しかし、部品実装機10は、こうした部品救済機能を有さず、吸着動作を行なった後、エラーが発生した場合には、リトライ回数が規定回数Nth以上となるまで、吸着した部品を廃棄して新たな部品を吸着するリトライ処理を行なうものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、CPU61は、エラー(画像処理エラー)が発生した場合に、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内であれば、吸着ノズル45を部品を吸着させたまま生産を停止すると共に部品認識データを編集するための編集モードへ移行した。しかし、CPU61は、吸着ノズル45を部品を吸着させたまま生産を停止するものの、編集モードには移行しないものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、CPU61は、エラー(画像処理エラー)の発生によりリトライ処理を実行した場合、S220においてリトライ回数Nが規定回数Nth以上となったときに、エラーの対象となった部品を保持したまま異常停止(生産停止)するものとした。しかし、CPU61は、リトライ回数Nが規定回数Nth以上となったときに、エラーの対象となった部品を廃棄してから異常停止するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、CPU61は、エラーが発生した場合に、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内であれば、部品救済機能のオン設定と同様の処理を実行し、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えていれば、部品救済機能のオフ設定と同様の処理を実行するものとした。しかし、CPU61は、エラーが発生した場合に、以下のような処理を行なってもよい。図4は、制御装置60のCPU61により実行される変形例の部品実装処理を示すフローチャートである。
変形例の部品実装処理では、制御装置60のCPU61は、まず、S100~S120と同様に、目標吸着位置で部品を吸着ノズル45に吸着させる吸着動作を行ない(S300)、吸着させた部品をパーツカメラ23の上方へ移動させて(S310)、当該部品をパーツカメラ23で撮像する(S320)。そして、CPU61は、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を行ない(S330)、吸着エラーが発生しているか否かを判定する(S340)。
CPU61は、吸着エラーが発生していないと判定すると、S150~S190と同様に、リトライ回数Nを値0に初期化し(S350)、部品の吸着ずれ量を算出し(S360)、吸着ずれ量に基づいて目標実装位置を補正して(S370)、実装動作を行なうと共に(S380)、次に吸着する同種部品の目標吸着位置を更新して(S390)、本処理を終了する。
一方、CPU61は、吸着エラーが発生していると判定すると、リトライ回数Nが規定回数Nth以上であるか否かを判定する(S400)。CPU61は、リトライ回数Nが規定回数Nth以上でなく規定回数Nth未満であると判定すると、リトライ回数Nを値1だけインクリメントし(S410)、エラーの対象となった部品を廃棄する廃棄動作を行なう(S420)。そして、CPU61は、自動切替機能の設定がオンであるか否か(S430)、高精度吸着機能の設定がオンであるか否か(S440)、をそれぞれ判定する。変形例の自動切替機能の設定は、高精度吸着機能のオンオフを自動的に切り替えるものである。高精度吸着機能については後述する。
CPU61は、自動切替機能の設定がオンでなくオフであり、且つ、高精度吸着機能の設定がオンでなくオフであると判定すると、S300に戻って、吸着動作を繰り返すリトライ処理を行なう。CPU61は、リトライ処理の繰り返しの過程でS400においてリトライ回数Nが規定回数Nth以上であると判定すると、エラーの対象となった部品を吸着ノズル45に吸着させたまま異常停止(生産停止)を行なう(S480)。そして、CPU61は、異常停止すると、オペレータにより異常停止の解除操作がなされるのを待って(S490)、リトライ回数Nを値0に初期化し(S500)、S300の処理(吸着動作)に戻る。
CPU61は、S440において高精度吸着機能の設定がオンであると判定すると、マークカメラ43が部品供給装置21の部品供給位置の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御する(S450)。続いて、CPU61は、マークカメラ43で部品供給位置を撮像し(S460)、得られた撮像画像を処理して目標吸着位置を更新して(S470)、S300に戻り、更新した目標吸着位置で吸着動作を繰り返すリトライ処理を行なう。これにより、部品吸着位置に供給された部品の位置に若干の位置ずれが生じていても、適切な姿勢で部品を吸着ノズルに吸着させることができ、以降の吸着エラーの発生を防止することが可能となる。
CPU61は、S430において自動切替機能の設定がオンであると判定すると、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内である(例えば1枚目である)か否かを判定する(S510)。CPU61は、生産枚数が所定枚数以内である(1枚目である)と判定すると、部品供給位置を撮像し(S460)、得られた撮像画像を処理して目標吸着位置を更新してから(S470)、S300に戻ってリトライ処理を行なう。一方、CPU61は、生産枚数が所定枚数を超えている(2枚目以降である)と判定すると、目標吸着位置を更新することなく、S300に戻ってリトライ処理を行なう。すなわち、CPU61は、自動切替機能の設定がオンである場合、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内であれば、高精度吸着機能のオン設定と同様に、部品供給位置を撮像し、目標吸着位置を更新してから、リトライ処理(再吸着)を行ない、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えていれば、高精度吸着機能のオフ設定と同様に、目標吸着位置を更新することなく、リトライ処理を行なうのである。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内で、生産が安定しづらい状況においては、部品供給位置を撮像して吸着位置を設定してリトライ処理を行なうことで、部品の吸着精度を高めて、無駄な部品の廃棄が繰り返されるのを抑制することができる。一方、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品供給位置を撮像することなく、そのままリトライ処理を行なうことで、生産効率の悪化を抑制することができる。
以上説明したように、本開示の第1の部品実装機は、部品を採取して基板に実装することで前記部品を実装した基板を生産する部品実装機であって、前記部品を採取する採取部材と、前記採取部材により前記部品を採取する採取動作を行なった後、所定のエラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、前記エラーの対象となった部品を前記採取部材に保持した状態で生産を停止する第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、前記採取部材に採取した部品を廃棄すると共に新たな部品を採取するリトライ動作を行ない、該リトライ動作を行なっても前記エラーが解消しないときに生産を停止する第2のエラー対応処理を実行する制御装置と、を備えることを要旨とする。
この本開示の第1の部品実装機は、採取部材により部品を採取する採取動作を行なった後、所定のエラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、エラーの対象となった部品を採取部材に保持した状態で生産を停止する第1のエラー対応処理を実行する。また、部品実装機は、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えている場合には、採取部材に採取した部品を廃棄すると共に新たな部品を採取するリトライ動作を行ない、リトライ動作を行なってもエラーが解消しないときに生産を停止する第2のエラー対応処理を実行する。部品実装機では、機種変更などを行なった直後においては、生産が安定しないことがある。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合に、エラーの対象となった部品を採取部材に保持した状態で生産を停止することで、エラーの原因を確認することができると共に部品が無駄に廃棄されるのを防止することができる。一方、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品の廃棄を伴うリトライ動作を行なうことで、生産が停止されることによる生産効率の悪化を抑制することができる。ここで、所定枚数は、1枚であるものとしてもよい。
こうした本開示の第1の部品実装機において、前記採取部材に採取した部品を撮像可能な撮像装置を備え、前記制御装置は、前記採取動作を行なった後、採取した部品を撮像し、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を実行し、前記画像処理において画像処理エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数以内の場合には、前記第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、前記第2のエラー対応処理を実行し、前記第1のエラー対応処理は、生産を停止すると共に前記画像処理に用いられる部品認識データを編集するための編集モードに移行するものとしてもよい。編集モードにおいて部品認識データを編集できるようにすることで、画像処理エラーが再発生するのを抑制することができる。
また、本開示の第1の部品実装機において、前記制御装置は、生産設定を受け付け、前記生産設定として第1の設定がなされている状態で前記エラーが発生すると、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数以内の場合には、前記第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超える場合には、前記第2のエラー対応処理を実行し、前記生産設定として前記第1の設定とは異なる第2の設定がなされている状態で前記エラーが発生すると、生産開始からの生産枚数に拘わらず前記第2のエラー対応処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、ユーザは、部品の救済を優先させるか生産効率を優先させるかを選択することができる。例えば、ユーザは、高価な部品を使用して生産する場合には、部品の救済を優先させる選択をし、安価の部品を使用して生産する場合には、生産効率を優先させる選択をすることができる。
本開示の第2の部品実装機は、部品供給装置により供給された部品を吸着して基板に実装することで前記部品を実装した基板を生産する部品実装機であって、前記部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、前記ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、前記部品供給装置の部品供給位置を撮像可能な撮像装置と、前記吸着ノズルにより前記部品を吸着する吸着動作を行なった後、吸着エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、前記部品供給位置を前記撮像装置で撮像し、得られた撮像画像に基づいて吸着位置を設定すると共に設定した吸着位置で前記部品が吸着されるよう前記ヘッドと前記移動装置とを制御し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、予め定められた吸着位置または以前に前記吸着動作を行なった際の吸着ずれ量に応じて補正された吸着位置で前記部品供給装置により供給された部品が吸着されるよう前記ヘッドと前記移動装置とを制御する制御装置と、を備えることを要旨とする。
この本開示の第2の部品実装機は、吸着ノズルにより前記部品を吸着する吸着動作を行なった後、吸着エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、部品供給位置を撮像し、得られた撮像画像に基づいて吸着位置を設定すると共に設定した吸着位置で部品を吸着ノズルに吸着させるリトライ動作を行なう。また、第2の部品実装機は、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超えている場合には、予め定められた吸着位置または以前に吸着動作を行なった際の吸着ずれ量に応じて補正された吸着位置で部品を吸着ノズルに吸着させるリトライ動作を行なう。このため、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合に、部品供給位置を撮像して吸着位置を設定してリトライ動作を行なうことで、部品の吸着精度を高めて、無駄な部品の廃棄が繰り返されるのを抑制することができる。一方、生産開始からの生産枚数が所定枚数を超え、生産が安定した状況においては、部品供給位置を撮像することなく、そのままリトライ動作を行なうことで、生産効率の悪化を抑制することができる。ここで、所定枚数は、1枚であるものとしてもよい。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、11 筐体、21 部品供給装置、22 基板搬送装置、22a コンベアレール、22b バックアッププレート、23 パーツカメラ、24 ノズルステーション、25 廃棄ボックス、30 ヘッド移動装置、31 X軸ガイドレール、32 X軸スライダ、33 X軸アクチュエータ、35 Y軸ガイドレール、36 Y軸スライダ、37 Y軸アクチュエータ、40 ヘッド、41 Z軸アクチュエータ、42 θ軸アクチュエータ、43 マークカメラ、51 負圧源、52 正圧源、53 電磁弁、60 制御装置、61 CPU、62 ROM、63 HDD、64 RAM、65 入出力インタフェース、66 バス、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、S 基板。

Claims (4)

  1. 部品を採取して基板に実装することで前記部品を実装した基板を生産する部品実装機であって、
    前記部品を採取する採取部材と、
    前記採取部材により前記部品を採取する採取動作を行なった後、所定のエラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が所定枚数以内の場合には、前記エラーの対象となった部品を前記採取部材に保持した状態で生産を停止する第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、前記採取部材に採取した部品を廃棄すると共に新たな部品を採取するリトライ動作を行ない、該リトライ動作を行なっても前記エラーが解消しないときに生産を停止する第2のエラー対応処理を実行する制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数以内の場合には、前記リトライ動作を行なうことなく前記第1のエラー対応処理を実行する部品実装機。
  2. 請求項1に記載の部品実装機であって、
    前記所定枚数は、1枚である、
    部品実装機。
  3. 請求項1または2に記載の部品実装機であって、
    前記採取部材に採取した部品を撮像可能な撮像装置を備え、
    前記制御装置は、前記採取動作を行なった後、採取した部品を撮像し、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を実行し、前記画像処理において画像処理エラーが発生したとき、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数以内の場合には、前記第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超えている場合には、前記第2のエラー対応処理を実行し、
    前記第1のエラー対応処理は、生産を停止すると共に前記画像処理に用いられる部品認識データを編集するための編集モードに移行する、
    部品実装機。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、生産設定を受け付け、前記生産設定として第1の設定がなされている状態で前記エラーが発生すると、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数以内の場合には、前記第1のエラー対応処理を実行し、生産開始からの生産枚数が前記所定枚数を超える場合には、前記第2のエラー対応処理を実行し、前記生産設定として前記第1の設定とは異なる第2の設定がなされている状態で前記エラーが発生すると、生産開始からの生産枚数に拘わらず前記第2のエラー対応処理を実行する、
    部品実装機。
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