JP2024040656A - 部品実装システムおよび部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を向上させる。【解決手段】部品実装機を含む部品実装システムは、基板を基板搬送方向における複数の位置で位置決め可能な基板搬送部と、基板搬送部と間隔をおいて基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットのいずれかに着脱可能に装着されるフィーダと、採取部材を有するヘッドと、ヘッドを移動させるヘッド移動部と、を備え、基板を搬送して位置決めし、フィーダからの部品を採取部材で採取し、採取した部品を基板に実装するよう制御する実装制御に先だって、基板に実装する対象部品を収容したフィーダが複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように対象部品の配置を決定すると共に、対象部品の配置と基板搬送方向における同側で基板が位置決めされるように基板の位置決め位置を決定する。【選択図】図9

Description

本明細書は、部品実装システムおよび部品実装方法について開示する。
従来、部品を供給する部品供給部と、基板を搬送(搬入)して位置決めする基板搬送部と、部品を採取する採取部材(吸着ノズル)を有するヘッドと、ヘッドを移動させるヘッド移動部と、を備える部品実装機が知られている。例えば、特許文献1には、部品供給部と基板搬送部との間に基板搬送方向に平行な方向に移動可能な部品認識カメラを備え、部品供給部からの部品を吸着位置でノズルに吸着し、吸着した部品を部品認識カメラで撮像して基板の装着位置に装着するにあたり、事前に、部品の吸着位置と部品認識カメラと基板の装着位置とが一直線となるように部品認識カメラを移動させるものが開示されている。
また、特許文献2には、基板搬送方向における部品供給装置のほぼ中心または部品供給装置から使用頻度の大きな部品を取り出す作業位置と基板搬送方向で整合する位置に、基板を搬送して位置決めするものが開示されている。
特開平5-037191号公報 国際公開第2004/093514号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2には、部品実装機が有する複数のスロットに対するフィーダ(基板に実装する部品)の配置と基板搬送部による基板の位置決め位置との関係について、他の条件も考慮することについては言及されていない。
本開示は、採取部材を有するヘッドにより部品を採取して基板に実装するものにおいて、複数のスロットに対するフィーダの配置と基板搬送部による基板の位置決め位置との関係について他の条件も考慮して決定することで、生産性を向上させることを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の部品実装機は、
部品を基板に実装する部品実装機を含む部品実装システムであって、
前記基板を搬送すると共に搬送した前記基板を基板搬送方向における複数の位置で位置決め可能な基板搬送部と、
前記基板搬送部と間隔をおいて前記基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットのいずれかに着脱可能に装着されて前記部品を供給するフィーダと、
前記フィーダから供給された部品を採取する採取部材を有するヘッドと、
前記ヘッドを移動させるヘッド移動部と、
前記基板を搬送して位置決めし、前記フィーダから供給された部品を前記採取部材で採取し、採取した前記部品を前記基板に実装するよう前記基板搬送部と前記ヘッド移動部とを制御する実装制御を行なう制御部と、
前記実装制御に先だって、前記基板に実装する対象部品を収容したフィーダが前記複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように前記対象部品の配置を決定すると共に、前記対象部品の配置と前記基板搬送方向における同側で前記基板が位置決めされるように前記基板の位置決め位置を決定する決定部と、
を備えることを要旨とする。
この本開示の部品実装システムでは、基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットに対して基板に実装する対象部品を収容したフィーダをスロットの並び方向の一端側に寄せて装着すると共に、対象部品の配置と基板搬送方向における同側で基板を位置決めする。これにより、ヘッドの移動距離をより短縮して、生産性を向上させることができる。また、対象部品を収容したフィーダを、複数のスロットの並び方向における一端側に寄せるため、他の条件も考慮に入れた対象部品の配置とすることができる。
本開示の部品実装方法は、本開示の部品実装システムと同様の効果を奏することができる。
第1実施形態の部品実装システムの概略構成図である。 部品実装機の斜視図である。 部品実装機の上面図である 基板搬送装置の斜視図である。 フィーダの概略構成図である。 ローダの概略構成図である。 部品実装システムの電気的な接続関係を示すブロック図である。 第1実施形態に係る生産準備処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態において、対象部品の配置を決定する様子を示す説明図である。 他の実施形態に係る対象部品の配置を示す説明図である。 第2実施形態に係る生産準備処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態において、対象部品の配置を決定する様子を示す説明図である。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の部品実装システム10の概略構成図である。図2は、部品実装機20の斜視図である。図3は、部品実装機20の上面図である。図4は、基板搬送装置22の斜視図である。図5は、フィーダ30の斜視図である。図6は、ローダ50の概略構成図である。図7は、部品実装システム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1,2,4および6中、左右方向をX軸方向とし、前後方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
第1実施形態の部品実装システム10は、部品を実装した基板11を生産するものであり、図1に示すように、印刷装置12と、印刷検査装置14と、複数(5台)の部品実装機20と、実装検査装置(図示せず)と、ローダ50と、フィーダ保管庫60と、システム全体を管理する管理装置80と、を備える。印刷装置12は、基板11の表面に半田を印刷する。印刷検査装置14は、印刷装置12で印刷された半田の状態を検査する。部品実装機20は、フィーダ30から供給された部品を吸着ノズル(採取部材)25aで採取して基板11に実装する。実装検査装置は、部品実装機20で実装された部品の実装状態を検査する。印刷装置12と印刷検査装置14と複数の部品実装機20と実装検査装置といった各モジュールは、基板11の搬送方向に沿って上流からこの順に整列されて生産ラインを構成する。
部品実装機20は、図2,図3に示すように、フィーダ30が装着される被装着部21と、基板11をX軸方向に搬送して位置決め保持する基板搬送装置22と、フィーダ30から部品を採取して基板11に実装するヘッド25と、ヘッド25を水平方向(XY軸方向)に移動させるヘッド移動装置24と、実装制御装置29(図7参照)と、を備える。
基板搬送装置22は、図4に示すように、コンベアベルト124により基板11を搬送するベルトコンベア装置である。この基板搬送装置22は、前後方向(Y軸方向)に所定の間隔を隔てて配置された一対のサイドフレーム122と、一対のサイドフレーム122の各々に設けられたコンベアベルト124と、コンベアベルト124を周回駆動するベルト駆動装置126と、を備える。基板搬送装置22は、基板11がコンベアベルト124に乗せられた状態で、コンベアベルト124を周回駆動することにより、基板11を搬送する。一対のサイドフレーム122は、各々、左右方向(X軸方向)に並ぶ2本の支持柱121により支持されている。なお、一対のサイドフレーム122のうち一方(図中右側のサイドフレーム122)を支持する2本の支持柱121の下端部は、各々、前後方向(Y軸方向)に沿って設けられたガイドレール127上を移動可能なスライダ128が取り付けられている。基板搬送装置22は、2本の支持柱121を移動させて一対のサイドフレーム122の間隔を調整することにより、異なるサイズの基板11を搬送できるようになっている。
基板搬送装置22には、基板11を位置決めして保持するためのクランプ装置130が設けられている。クランプ装置130は、図4に示すように、基板11の縁部を2つの部材(基板押さえプレート132,クランパ134)で挟んで保持するものであり、一対のサイドフレーム122の上端部に各々設けられた一対の基板押さえプレート132と、一対のクランパ134と、モータの駆動により支持プレート135を介して一対のクランパ134を昇降させる昇降装置136と、を備える。なお、支持プレート135には、基板11がクランプされたときに、基板11の裏面を支持するための複数のバックアップピンが設けられる。クランパ134には、下端面に下方に突出する突出部134aが設けられており、昇降装置136によって支持プレート135が上昇すると、支持プレート135の上面が突出部134aに当接して、押し上げられるようになっている。基板11がコンベアベルト124上に乗せられている状態で、昇降装置136によってクランパ134が上昇することにより、クランパ134によって押し上げられた基板11は、基板押さえプレート132に押し付けられ、クランパ134と基板押さえプレート132との間に挟まれて、クランプ(位置決め)される。
このように、基板搬送装置22は、基板11を搬送してコンベアベルト124上の任意の位置で位置決めすることができるようになっている。基板搬送路における入口付近には、基板11の進入を検知するための基板検知センサ28が設けられている。基板検知センサ28は、本実施形態では、一対のサイドフレーム122のうち一方のサイドフレームに設けられた投光部28aと、投光部28aと向かい合うように他方のサイドフレームに設けられた受光部28bと、を有する光学センサとして構成される。基板検知センサ28は、投光部28aから受光部28bへ向かう光が基板11の通過によって遮光されるため、受光部28bでの光の受光の有無によって基板11を検知することができる。
ヘッド25は、吸着ノズル25aをそれぞれ保持する複数のホルダと、ホルダを昇降させる昇降装置と、を有する。ヘッド移動装置24は、左右方向(X軸方向)に移動するX軸スライダ24aと、前後方向(Y軸方向)に移動するY軸スライダ24bと、を有する。Y軸スライダ24bは、筐体20aの上段部に前後方向(Y軸方向)に延在するように設けられた一対のY軸ガイドレール23bに支持され、図示しないモータの駆動により前後に移動する。X軸スライダ24aは、Y軸スライダ24bに左右方向(X軸方向)に延在するように設けられた一対のX軸ガイドレール23aに支持され、図示しないモータの駆動により左右に移動する。X軸スライダ24aには、ヘッド25が取り付けられている。ヘッド移動装置24は、X軸スライダ24aとY軸スライダ24bとにより、ヘッド25を水平方向(XY軸方向)に移動させることができる。
フィーダ30は、図5に示すように、カセット式のテープフィーダであり、テープリール32とテープ送り機構33とコネクタ35とフィーダ制御装置39(図7参照)とを備える。テープリール32は、部品が収容されたテープが巻回されている。部品は、テープの表面を覆うフィルムによって保護されている。テープ送り機構33は、テープリール32からテープを引き出して部品供給位置へ送り出す。テープに収容された部品は、部品供給位置の手前でフィルムが剥がされることで部品供給位置にて露出した状態となり、吸着ノズル25aにより採取される。フィーダ制御装置39は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、テープ送り機構33(送りモータ)に駆動信号を出力する。
被装着部21は、部品実装機20の正面側(前部)に設けられ、フィーダ30をセット可能な上下2つのエリアを有する。上のエリアは、ヘッド25が採取可能な位置(部品供給位置)にフィーダ30が部品を供給可能な供給エリア21Aであり、下のエリアは、フィーダ30を一時保管するバッファエリア21Bである。各エリア21A,21Bには、それぞれフィーダ台40が設置されている。各エリア21A,21Bのフィーダ台40は、図2に示すように、フィーダ30が着脱される複数のスロット42と、それぞれ対応するスロット42に装着されたフィーダ30のコネクタ35と電気的に接続される複数のコネクタ45と、を有する。供給エリア21Aには、実行中のジョブ(生産)で使用される部品を収容したフィーダ30が装着される。また、供給エリア21Aに空きスロット42がある場合には、生産途中で部品切れしたフィーダ30に代わって同種の部品を供給する予備のフィーダ30や、次回以降に実行されるジョブで使用される部品を収容したフィーダ30等も装着される。バッファエリア21Bは、次回以降に実行されるジョブで使用される部品を収容したフィーダ30を一時保管したり、使用済みのフィーダ30を一時保管したりするために用いられる。
また、部品実装機20は、マークカメラ26やパーツカメラ27なども備える。マークカメラ26は、基板11の位置を検知するために、基板11に付された基準マークを上方から撮像するものである。マークカメラ26は、X軸スライダ24aに取り付けられ、ヘッド移動装置24により、前後左右(XY軸方向)に移動可能である。
パーツカメラ27は、吸着ミスや吸着ずれを検知するために、吸着ノズル25aに吸着された部品を下方から撮像するものである。パーツカメラ27は、フィーダ30(供給エリア21A)と基板搬送装置22との間に設置されている。本実施形態では、パーツカメラ27は、カメラ移動装置27aにより、基板搬送方向に平行な左右方向(X軸方向)に移動可能である。なお、カメラ移動装置27aは、ボールねじ装置やリニアモータ装置により構成することができる。
実装制御装置29は、周知のCPU29aやROM29b、HDD29c、RAM29dなどで構成される。実装制御装置29は、マークカメラ26やパーツカメラ27からの画像信号や基板検知センサ28からの検知信号などを入力する。また、実装制御装置29は、基板搬送装置22(ベルト駆動装置126、クランプ装置130)やヘッド25、ヘッド移動装置24などに制御信号を出力する。
また、実装制御装置29は、フィーダ台40に装着されたフィーダ30のフィーダ制御装置39とコネクタ35,45を介して通信可能に接続される。実装制御装置29は、フィーダ30が装着されると、フィーダ30のフィーダ制御装置39に含まれるフィーダIDや部品種別、部品残数などのフィーダ情報を当該フィーダ制御装置39から受信する。また、実装制御装置29は、受信したフィーダ情報と、フィーダ30が装着された装着位置(スロット番号)とを管理装置80へ送信する。
実装制御装置29のCPU29aは、部品を基板11に実装する実装処理を実行する。CPU29aは、ヘッド移動装置24によりフィーダ30の部品供給位置の上方へヘッド25を移動させる。続いて、CPU29aは、昇降装置により吸着ノズル25aを下降させて当該吸着ノズル25aに部品を吸着させる。CPU29aは、吸着ノズル25aに吸着させた部品をヘッド移動装置24によりパーツカメラ27の上方へ移動させ、当該部品をパーツカメラ27で撮像する。CPU29aは、部品の撮像画像を処理して当該部品の吸着ずれを測定し、基板11への部品の実装位置を補正する。そして、CPU29aは、ノズルに吸着させた部品をヘッド移動装置24により補正後の実装位置の上方へ移動させ、昇降装置により吸着ノズル25aを下降させて部品を基板11に実装させる。
フィーダ保管庫60は、生産ラインに組み込まれ、複数のフィーダ30の一時保管する保管場所である。本実施形態では、フィーダ保管庫60は、2台設けられる。一方のフィーダ保管庫60は、各部品実装機20で使用される使用予定のフィーダ30が保管され、他方のフィーダ保管庫60は、各部品実装機20で使用された使用済みのフィーダ30が保管される。各フィーダ保管庫60には、部品実装機20のフィーダ台40と同様のスロット42やコネクタ45を複数備えたフィーダ台が設置されている。フィーダ保管庫60のコネクタ45にフィーダ30が装着されると、フィーダ30に含まれるフィーダIDや部品種別、部品残数などのフィーダ情報と、フィーダ30が装着された装着位置(スロット番号)とが管理装置80へ送信される。
ローダ50は、図1に示すように、部品実装システム10(生産ライン)の正面をラインに沿って移動して、フィーダ保管庫60から使用予定のフィーダ30を取り出して各部品実装機20へ補給したり、各部品実装機20から使用済みのフィーダ30を回収してフィーダ保管庫60へ運んだりする。ローダ50は、図6に示すように、ローダ移動装置51とフィーダ移載装置53とローダ制御装置59(図7参照)とを備える。ローダ移動装置51は、生産ラインの正面に配設されたガイドレール18に沿ってローダ50を移動させる。このローダ移動装置51は、ローダ50を移動させるための駆動用ベルトを駆動するX軸モータ52aと、ガイドレール18上を転動してローダ50の移動をガイドするガイドローラ52bと、を有する。フィーダ移載装置53は、ローダ50がいずれかの部品実装機20と向かい合う位置で当該部品実装機20とローダ50との間でフィーダ30を移載したり、ローダ50がフィーダ保管庫60と向かい合う位置でフィーダ保管庫60とローダ50との間でフィーダ30を移載したりする。このフィーダ移載装置53は、Y軸スライダ55と、Y軸スライダ55をZ軸ガイドレール56bに沿って移動させるZ軸モータ56aと、を有する。Y軸スライダ55は、フィーダ30をクランプするクランプ部54と、クランプ部54をY軸ガイドレール55bに沿って移動させるY軸モータ55aと、を含む。Y軸スライダ55は、Z軸モータ56aの駆動により昇降する。フィーダ移載装置53は、Y軸スライダ55を上昇させることにより、Y軸スライダ55が部品実装機20の供給エリア21Aのフィーダ台40やフィーダ保管庫60のフィーダ台40と向かい合い、この状態でフィーダ30をクランプ部54でクランプしてY軸スライダ55によりY軸方向に移動させることで供給エリア21Aやフィーダ保管庫60に対してフィーダ30を移載する。また、フィーダ移載装置53は、Y軸スライダ55を下降させることにより、Y軸スライダ55が部品実装機20のバッファエリア21Bと向かい合い、この状態でフィーダ30をクランプ部54でクランプしてY軸スライダ55によりY軸方向に移動させることでバッファエリア21Bに対してフィーダ30を移載する。ローダ制御装置59は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、走行位置を検知する位置センサ57や周辺の障害物の有無を検知する監視センサ58からの信号を入力し、ローダ移動装置51やフィーダ移載装置53に駆動信号を出力する。
管理装置80は、汎用のコンピュータであり、図7に示すように、CPU81とROM82とHDD83(記憶装置)とRAM84とを備える。管理装置80には、キーボードやマウスなどの入力デバイス85と、ディスプレイ86と、が電気的に接続される。HDD83には、ライン情報や生産計画、フィーダ保有情報、ジョブ情報、ステータス情報などが記憶されている。フィーダ保有情報やジョブ情報、ステータス情報は、部品実装機20ごとに管理されている。ここで、ライン情報は、基板11の搬送方向や部品実装機20の台数、部品実装機20に対してフィーダ保管庫60が設置される方向などが含まれる。生産計画は、各部品実装機20において、どの部品をどの順番で実装するか、また、そのように実装した基板11(製品)を何枚作製(生産)するかなどを定めた計画である。生産計画には、ジョブごとの生産数や生産に必要な部品(必要部品)、生産開始時刻が含まれる。フィーダ保有情報は、各部品実装機20やフィーダ保管庫60が保有するフィーダ30に関する情報である。フィーダ保有情報には、フィーダIDや部品種別、部品残数などのフィーダ情報と、フィーダ30(部品)を保有する装置(どの部品実装機20やどのフィーダ保管庫60であるか)やフィーダ30の装着位置(スロット番号)などの位置情報と、が含まれる。ジョブ情報は、各部品実装機20が実行すべき実装処理(ジョブ)に関する情報である。このジョブ情報には、生産する基板11の種別や、基板11に実装する対象部品の種別、対象部品の部品種ごとの部品点数、対象部品ごとの実装位置などが含まれる。ステータス情報は、各部品実装機20の動作状況を示す情報である。このステータス情報には、生産中や、段取り替え中、異常発生中などが含まれる。
管理装置80は、実装制御装置29と有線により通信可能に接続され、部品実装システム10の各部品実装機20と各種情報のやり取りを行なう。管理装置80は、各部品実装機20から動作状況を受信してステータス情報を最新の情報に更新する。また、管理装置80は、各部品実装機20のフィーダ台40に取り付けられたフィーダ30のフィーダ制御装置39と実装制御装置29を介して通信可能に接続される。管理装置80は、フィーダ30が部品実装機20やフィーダ保管庫60から取り外されたり、部品実装機20やフィーダ保管庫60に取り付けられたりしたときに、対応する部品実装機20やフィーダ保管庫60から着脱状況を受信してフィーダ保有情報を最新の情報に更新する。さらに、管理装置80は、ローダ制御装置59と無線により通信可能に接続され、ローダ50と各種情報のやり取りを行なう。また、管理装置80は、この他、印刷装置12や印刷検査装置14、実装検査装置の各制御装置とも通信可能に接続され、対応する機器からの各種情報のやり取りも行なう。
こうして構成された部品実装システム10の動作について説明する。特に、生産前の準備動作について説明する。図8は、第1実施形態に係る生産準備処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、管理装置80のCPU81により実行される。以下、生産準備処理ルーチンについて、図9を参照しながら説明する。
生産準備処理ルーチンが実行されると、管理装置80のCPU81は、まず、部品実装機20ごとに、ジョブ情報(対象部品の種別)に基づいて部品実装機20のX軸方向における中央(モジュール中央)を中心として基板11の生産に必要な対象部品を並べることにより対象部品の配置を作成する(S100、図9(a)参照)。この処理は、対象部品のうち実装点数が多い部品ほどモジュール中央に近くなるように対象部品の配置を作成することにより行なわれる。続いて、CPU81は、ライン情報から部品実装機20に対するフィーダ保管庫60の設置方向を取得する(S102)。そして、CPU81は、S100で作成したモジュール中央を中心とした対象部品の配置において、フィーダ保管庫60側のスロット42に空きが生じるか否かを判定する(S104)。CPU81は、フィーダ保管庫60側のスロット42に空きが生じると判定すると、対象部品の並びを維持したままS100で作成した対象部品の配置をフィーダ保管庫60側に詰める(S106、図9(b)参照)。一方、CPU81は、フィーダ保管庫60側のスロット42に空きが生じないと判定すると、S106をスキップする。
次に、CPU81は、対象部品のうち実装点数が最も多い部品の配置位置から最短距離となるように基板11の停止位置(基板停止位置)とパーツカメラ27の位置(カメラ位置)とを決定する(S108)。すなわち、CPU81は、対象部品のうち実装点数が最も多い部品を収容したフィーダ30(図9(c)中、左から2番目のフィーダ30)に対して、Y軸に平行な直線上に並ぶように基板停止位置とカメラ位置とを決定する(図9(c)参照)。そして、CPU81は、S100またはS106で決定した対象部品の配置に従って対象部品を収容したフィーダ30が配膳されるようにローダ50(ローダ制御装置59)に対して配膳指令を送信する(S110)。ローダ50(ローダ制御装置59)は、管理装置80から配膳指令を受信すると、対象部品を収容したフィーダ30をフィーダ保管庫60から取り出し、各部品実装機20に対して決定した対象部品の配置に対応するスロット42に配膳(装着)する。
CPU81は、ローダ50(ローダ制御装置59)に配膳指令を送信すると、ローダ50による部品の配膳作業が完了するのを待って(S112)、各部品実装機20の実装制御装置29に対して生産の開始を指示する生産指令を送信して(S114)、本ルーチンを終了する。生産指令を受信した各部品実装機20の実装制御装置29は、決定されたカメラ位置にパーツカメラ27が移動するようカメラ移動装置27aを制御し、基板11を搬入して生産(実装処理)を実行する際に、基板停止位置に基板11が位置決め保持されるように基板搬送装置22(クランプ装置130)を制御する。具体的には、実装制御装置29は、基板検知センサ28により基板11が検知されてから、基板11の検知位置と基板停止位置との距離に応じた搬送量だけ基板11が搬送されるように基板搬送装置22を制御した後、基板11がクランプされるようにクランプ装置130を制御する。これにより、フィーダ30から部品を吸着し、吸着した部品をパーツカメラ27で撮像した後、基板11に実装する実装処理において、ヘッド25の移動距離をより短くすることができる。このため、基板一枚あたりの生産時間(サイクルタイム)を短縮して、生産性をより向上させることができる。さらに、各部品実装機20において、対象部品の配置は、フィーダ保管庫60側に詰めるように作成されるため、ローダ50が各部品実装機20に対して部品を配膳する際のローダ50の移動距離も短くすることができる。このため、生産の準備を素早く完了させることができる。
ここで、本実施形態の主要な要素と請求の範囲の欄に記載した主要な要素との対応関係について説明する。即ち、本実施形態の部品実装システム10が本開示の部品実装システムに相当し、部品実装機20が部品実装機に相当し、クランプ装置130を含む基板搬送装置22が基板搬送部に相当し、フィーダ30がフィーダに相当し、ヘッド25がヘッドに相当し、ヘッド移動装置24がヘッド移動部に相当し、実装制御装置29が制御部に相当し、管理装置80が決定部に相当する。また、フィーダ保管庫60が保管庫に相当し、ローダ50が交換ロボットに相当する。また、パーツカメラ27とカメラ移動装置27aとが撮像部に相当する。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した第1実施形態では、CPU81は、基板11の生産に必要な対象部品のうち実装点数が多い部品ほどフィーダ30の並び方向における中央側に近くなるように対象部品の配置を作成した。しかし、CPU81は、図10に示すように、対象部品のうち実装点数が多い部品ほどフィーダ保管庫60側に近くなるように対象部品の配置を作成してもよい。
また、上述した第1実施形態では、部品実装機20は、バッファエリア21Bを備えるものとしたが、バッファエリア21Bを備えないものとしてもよい。
第2実施形態の部品実装システム10では、供給エリア21Aを、基板Aの生産に必要な基板A用対象部品が配置される基板A用供給エリアと、基板Bの生産に必要な基板B用対象部品が配置される基板B用供給エリアとに分け、基板A用対象部品を基板A用供給エリアに配膳して基板Aの生産を開始し、基板Aの生産中に基板B用対象部品を基板B用供給エリアに配膳するものである。
図11は、第2実施形態に係る生産準備処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。以下、第2実施形態に係る生産準備処理ルーチンについて、図12を参照しながら説明する。なお、第2実施形態において、基板A用供給エリアは、基板搬送方向における上流側のエリアに設定され、基板B用供給エリアは、基板搬送方向における下流側のエリアに設定される(図12(a)参照)。
第2実施形態に係る生産準備処理ルーチンでは、管理装置80のCPU81は、まず、基板A用対象部品のうち実装点数が多い部品ほど基板A用供給エリアの各スロット42の並び方向における中央に近くなるように基板A用対象部品の配置を作成する(S200)。続いて、CPU81は、基板A用対象部品のうち実装点数が最も多い部品の配置から最短距離となるように基板A用の基板11の停止位置(基板A用基板停止位置)と基板A用のパーツカメラ27の位置(基板A用カメラ位置)とを決定する(S202)。すなわち、CPU81は、基板A用対象部品のうち実装点数が最も多い部品の位置に対して、Y軸に平行な直線上に並ぶように基板A用基板停止位置と基板A用カメラ位置とを決定する(図12(b)参照)。そして、CPU81は、S200で決定した基板A用対象部品の配置に従って基板A用対象部品が配膳されるようにローダ50(ローダ制御装置59)に対して配膳指令を送信する(S204)。ローダ50(ローダ制御装置59)は、管理装置80から配膳指令を受信すると、基板A用対象部品を収容したフィーダ30をフィーダ保管庫60から取り出し、各部品実装機20に対して決定した基板A用対象部品の配置に対応するスロット42に配膳(装着)する。
CPU81は、ローダ50(ローダ制御装置59)に配膳指令を送信すると、ローダ50による基板A用対象部品の配膳作業が完了するのを待って(S206)、各部品実装機20の実装制御装置29に対して基板Aの生産の開始を指示する生産指令を送信して(S208)、本ルーチンを終了する。生産指令を受信した各部品実装機20の実装制御装置29は、決定された基板A用カメラ位置にパーツカメラ27が移動するようカメラ移動装置27aを制御し、基板Aを搬入して生産(実装処理)を実行する際に、基板A用基板停止位置に基板Aが位置決め保持されるように基板搬送装置22(クランプ装置130)を制御する。これにより、基板A用供給エリアから部品を吸着し、吸着した部品をパーツカメラ27で撮像した後、基板Aに実装する実装処理において、ヘッド25の移動距離をより短くすることができる。このため、基板Aの一枚あたりの生産時間(サイクルタイム)を短縮して、生産性をより向上させることができる。
次に、CPU81は、基板B用対象部品のうち実装点数が多い部品ほど基板B用供給エリアの各スロット42の並び方向における中央に近くなるように基板B用対象部品の配置を作成する(S210)。続いて、CPU81は、基板B用対象部品のうち実装点数が最も多い部品の配置から最短距離となるように基板B用の基板11の停止位置(基板B用基板停止位置)と基板B用のパーツカメラ27の位置(基板B用カメラ位置)とを決定する(S212)。すなわち、CPU81は、基板B用対象部品のうち実装点数が最も多い部品の位置に対して、Y軸に平行な直線上に並ぶように基板B用基板停止位置と基板B用カメラ位置とを決定する(図12(c)参照)。そして、CPU81は、S200で決定した基板B用対象部品の配置に従って基板B用対象部品が配膳されるようにローダ50(ローダ制御装置59)に対して配膳指令を送信する(S214)。ローダ50(ローダ制御装置59)は、管理装置80から配膳指令を受信すると、基板B用対象部品を収容したフィーダ30をフィーダ保管庫60から取り出し、各部品実装機20に対して決定した基板B用対象部品の配置に対応するスロット42に配膳(装着)する。
CPU81は、ローダ50(ローダ制御装置59)に配膳指令を送信すると、ローダ50による基板B用対象部品の配膳作業が完了したか否か(S216)、基板Aの生産が完了したか否か(S218)、をそれぞれ判定する。CPU81は、基板B用対象部品の配膳作業が完了していないと判定したり、基板Aの生産が完了していないと判定すると、完了まで待つ。一方、CPU81は、基板B用対象部品の配膳作業が完了し、且つ、基板Aの生産が完了したと判定すると、各部品実装機20の実装制御装置29に対して基板Bの生産の開始を指示する生産指令を送信して(S220)、本ルーチンを終了する。生産指令を受信した各部品実装機20の実装制御装置29は、決定された基板B用カメラ位置にパーツカメラ27が移動するようカメラ移動装置27aを制御し、基板Bを搬入して生産(実装処理)を実行する際に、基板B用基板停止位置に基板Bが位置決め保持されるように基板搬送装置22(クランプ装置130)を制御する。これにより、基板B用供給エリアから部品を吸着し、吸着した部品をパーツカメラ27で撮像した後、基板Bに実装する実装処理において、ヘッド25の移動距離をより短くすることができる。このため、基板Bの一枚あたりの生産時間(サイクルタイム)を短縮して、生産性をより向上させることができる。さらに、供給エリア21Aを基板A用供給エリアと基板B用供給エリアとに分け、基板Aの生産中に基板B用対象部品を基板B用供給エリアに配膳するため、基板Aの生産を完了した後、直ちに基板Bの生産を開始することが可能となり、生産性をさらに向上させることができる。
上述した第2実施形態では、供給エリア21Aを基板A用供給エリアと基板B用供給エリアとに分け、ローダ50は、基板A用供給エリアに基板Aの生産に必要な部品を配膳し、基板Aの生産中に、基板B用供給エリアに基板Bの生産に必要な部品を配膳するものとした。しかし、基板B用供給エリアに、基板Bの生産に必要な部品の全てを配置できない場合には、ローダ50は、残りの部品をバッファエリア21Bに配膳しておき、基板Aの生産が完了すると、当該残りの部品をバッファエリア21Bから供給エリア21Aに移載するようにしてもよい。この場合であっても、基板Aの生産中に基板Bの生産に必要な全ての部品をバッファエリア21Bに配膳し、基板Aの生産が完了した後に供給エリア21Aに移載するものに比して、段取り替えに必要な時間を短縮することができ、生産性をより向上させることができる。
上述した第2実施形態では、供給エリア21A(基板A用供給エリア、基板B用供給エリア)に対する対象部品の配膳をローダ50が行なうものとしたが、管理装置80がS200やS210で決定した対象部品の配置を指定して作業者に対象部品を収容したフィーダ30の配膳を指示することにより、作業者が手作業によって行なうようにしてもよい。
上述した第2実施形態では、部品実装システム10は、フィーダ保管庫60と部品実装機20のバッファエリア21Bとを備えるものとした。しかし、第2実施形態の部品実装システム10は、フィーダ保管庫60とバッファエリア21Bのいずれか一方のみを備えてもよい。
また、上述した第1実施形態や第2実施形態では、部品実装機20の実装制御装置29は、吸着ノズル25aに吸着された部品をパーツカメラ27で撮像して処理することにより部品の吸着状態(吸着姿勢や吸着ずれなど)を確認した。しかし、ヘッド25にカメラを設け、実装制御装置29は、ヘッド25が有する吸着ノズル25aに吸着された部品を当該カメラで撮像して処理することにより、部品の吸着状態を確認するようにしてもよい。この場合、パーツカメラ27を省略してもよい。
以上説明したように、本開示の部品実装システムでは、基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットに対して基板に実装する対象部品を収容したフィーダをスロットの並び方向の一端側に寄せて装着すると共に、対象部品の配置と基板搬送方向における同側で基板を位置決めする。これにより、ヘッドの移動距離をより短縮して、生産性を向上させることができる。また、対象部品を収容したフィーダを、複数のスロットの並び方向における一端側に寄せるため、他の条件も考慮に入れた対象部品の配置とすることができる。
こうした本開示の部品実装システムにおいて、前記基板搬送方向に並ぶ複数の前記部品実装機と、複数の前記部品実装機と共に前記基板搬送方向に配列され複数のフィーダを保管する保管庫と、前記基板搬送方向に移動して前記保管庫と前記部品実装機との間でフィーダの交換を行なう交換ロボットと、を備え、前記決定部は、前記対象部品を収容したフィーダが前記部品実装機の前記複数のスロットの並び方向における前記保管庫側に寄るように前記対象部品の配置を決定してもよい。こうすれば、保管庫と部品実装機との間で移動する交換ロボットの移動距離を短縮することができるため、実装準備をより短時間で行なうことが可能となる。
また、本開示の部品実装システムにおいて、前記決定部は、所定の規則に従って前記複数のスロットの並び方向における中央を中心とした前記対象部品の配置を仮決定し、前記対象部品の並びを維持しつつ前記対象部品を収容したフィーダが前記複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように前記対象部品の配置を決定してもよい。なお、「所定の規則」には、前記対象部品のうち実装点数が多い部品を収容したフィーダほど前記複数のスロットの並び方向における中央側に近くなるものが含まれる。こうすれば、簡単な仕様変更により対象部品の配置を決定することができる。あるいは、前記決定部は、前記対象部品のうち実装点数が多い部品を収容したフィーダから順に、前記複数のスロットの並び方向における前記一端から他端に向かって並ぶように前記対象部品の配置を決定してもよい。
あるいは、本開示の部品実装システムにおいて、前記決定部は、前記複数のスロットのうち並び方向における一端側の第1エリアに第1種類の基板に実装する第1対象部品を収容したフィーダが装着されると共に前記並び方向における他端側の第2エリアに第2種類の基板に実装する第2対象部品を収容したフィーダが装着されるように前記第1対象部品の配置と前記第2対象部品の配置とをそれぞれ決定し、前記第1種類の基板に前記第1対象部品を実装するにあたり、前記第1種類の基板の位置決め位置として前記第1エリアと前記基板搬送方向における同側の位置に決定し、前記第2種類の基板に前記第2対象部品を実装するにあたり、前記第2種類の基板の位置決め位置として前記第2エリアと前記基板搬送方向における同側の位置に決定してもよい。こうすれば、第1種類の基板と第2種類の基板のいずれを生産する場合でも、ヘッドの移動距離を短縮することができ、生産性をより向上させることができる。もとより、第1種類の基板を生産している最中に第2種類の基板に必要な部品を収容したフィーダを第2エリアに装着することで、第1種類の基板の生産が完了した後、直ぐに第2種類の基板の生産を開始することが可能となる。
また、本開示の部品実装システムにおいて、前記スロットに装着されたフィーダと前記基板搬送部との間に前記基板搬送方向と平行な方向に移動可能に設けられた撮像部を備え、前記制御部は、前記実装制御として、前記基板を搬送して位置決めし、前記フィーダから供給された部品を前記採取部材で採取し、採取した部品を前記撮像部で撮像した後、前記基板に実装するよう前記基板搬送部と前記ヘッド移動部と前記撮像部とを制御し、前記決定部は、前記実装制御に先だって、前記対象部品の配置と前記基板搬送方向と平行な方向における同側に位置するように前記撮像部の位置を決定してもよい。こうすれば、採取部材で採取した部品を撮像部で撮像した後、基板に実装する場合においても、ヘッドの移動距離を短縮することができる。
なお、本開示は、部品実装システムの形態とするものに限られず、部品実装方法の形態とすることもできる。
本明細書では、請求項6において「請求項1または5に記載の部品実装システム」を「請求項1ないし5のいずれか1項に記載の部品実装システム」に変更した技術思想も開示されている。
本開示は、部品実装システムや管理装置などの製造産業に利用可能である。
10 部品実装システム、11 基板、12 印刷装置、14 印刷検査装置、18 ガイドレール、20 部品実装機、20a 筐体、21 被装着部、21A 供給エリア、21B バッファエリア、22 基板搬送装置、23a X軸ガイドレール、23b Y軸ガイドレール、24 ヘッド移動装置、24a X軸スライダ、24b Y軸スライダ、25 ヘッド、25a 吸着ノズル、26 マークカメラ、27 パーツカメラ、27a カメラ移動装置、28 基板検知センサ、28a 投光部、28b 受光部、29 実装制御装置、29a CPU、29b ROM、29c HDD、29d RAM、30 フィーダ、32 テープリール、33 テープ送り機構、35 コネクタ、39 フィーダ制御装置、40 フィーダ台、42 スロット、45 コネクタ、50 ローダ、51 ローダ移動装置、52a X軸モータ、52b ガイドローラ、53 フィーダ移載装置、54 クランプ部、55 Y軸スライダ、55a Y軸モータ、55b Y軸ガイドレール、56a Z軸モータ、56b Z軸ガイドレール、57 位置センサ、58 監視センサ、59 ローダ制御装置、60 フィーダ保管庫、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入力デバイス、86 ディスプレイ、121 支持柱、122 サイドフレーム、124 コンベアベルト、126 ベルト駆動装置、127 ガイドレール、128 スライダ、130 クランプ装置、132 基板押さえプレート、134 クランパ、134a 突出部、135 支持プレート、136 昇降装置。

Claims (7)

  1. 部品を基板に実装する部品実装機を含む部品実装システムであって、
    前記基板を搬送すると共に搬送した前記基板を基板搬送方向における複数の位置で位置決め可能な基板搬送部と、
    前記基板搬送部と間隔をおいて前記基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットのいずれかに着脱可能に装着されて前記部品を供給するフィーダと、
    前記フィーダから供給された部品を採取する採取部材を有するヘッドと、
    前記ヘッドを移動させるヘッド移動部と、
    前記基板を搬送して位置決めし、前記フィーダから供給された部品を前記採取部材で採取し、採取した前記部品を前記基板に実装するよう前記基板搬送部と前記ヘッド移動部とを制御する実装制御を行なう制御部と、
    前記実装制御に先だって、前記基板に実装する対象部品を収容したフィーダが前記複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように前記対象部品の配置を決定すると共に、前記対象部品の配置と前記基板搬送方向における同側で前記基板が位置決めされるように前記基板の位置決め位置を決定する決定部と、
    を備える部品実装システム。
  2. 請求項1に記載の部品実装システムであって、
    前記基板搬送方向に並ぶ複数の前記部品実装機と、複数の前記部品実装機と共に前記基板搬送方向に配列され複数のフィーダを保管する保管庫と、前記基板搬送方向に移動して前記保管庫と前記部品実装機との間でフィーダの交換を行なう交換ロボットと、を備え、
    前記決定部は、前記対象部品を収容したフィーダが前記部品実装機の前記複数のスロットの並び方向における前記保管庫側に寄るように前記対象部品の配置を決定する、
    部品実装システム。
  3. 請求項1または2に記載の部品実装システムであって、
    前記決定部は、所定の規則に従って前記複数のスロットの並び方向における中央を中心とした前記対象部品の配置を仮決定し、前記対象部品の並びを維持しつつ前記対象部品を収容したフィーダが前記複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように前記対象部品の配置を決定する、
    部品実装システム。
  4. 請求項1または2に記載の部品実装システムであって、
    前記決定部は、前記対象部品のうち実装点数が多い部品を収容したフィーダから順に、前記複数のスロットの並び方向における前記一端から他端に向かって並ぶように前記対象部品の配置を決定する、
    部品実装システム。
  5. 請求項1に記載の部品実装システムであって、
    前記決定部は、前記複数のスロットのうち並び方向における一端側の第1エリアに第1種類の基板に実装する第1対象部品を収容したフィーダが装着されると共に前記並び方向における他端側の第2エリアに第2種類の基板に実装する第2対象部品を収容したフィーダが装着されるように前記第1対象部品の配置と前記第2対象部品の配置とをそれぞれ決定し、前記第1種類の基板に前記第1対象部品を実装するにあたり、前記第1種類の基板の位置決め位置として前記第1エリアと前記基板搬送方向における同側の位置に決定し、前記第2種類の基板に前記第2対象部品を実装するにあたり、前記第2種類の基板の位置決め位置として前記第2エリアと前記基板搬送方向における同側の位置に決定する、
    部品実装システム。
  6. 請求項1または5に記載の部品実装システムであって、
    前記スロットに装着されたフィーダと前記基板搬送部との間に前記基板搬送方向と平行な方向に移動可能に設けられた撮像部を備え、
    前記制御部は、前記実装制御として、前記基板を搬送して位置決めし、前記フィーダから供給された部品を前記採取部材で採取し、採取した部品を前記撮像部で撮像した後、前記基板に実装するよう前記基板搬送部と前記ヘッド移動部と前記撮像部とを制御し、
    前記決定部は、前記実装制御に先だって、前記対象部品の配置と前記基板搬送方向と平行な方向における同側に位置するように前記撮像部の位置を決定する、
    部品実装システム。
  7. 基板を搬送すると共に搬送した前記基板を基板搬送方向における複数の位置で位置決め可能な基板搬送部と、
    前記基板搬送部と間隔をおいて前記基板搬送方向と平行な方向に並ぶ複数のスロットのいずれかに着脱可能に装着されて前記部品を供給するフィーダと、
    前記フィーダから供給された部品を採取する採取部材を有するヘッドと、
    前記ヘッドを移動させるヘッド移動部と、
    を備える部品実装機における、前記部品を前記基板に実装する部品実装方法であって、
    前記基板を搬送して位置決めし、前記フィーダから供給された部品を前記採取部材で採取し、採取した部品を前記基板に実装するよう前記基板搬送部と前記ヘッド移動部とを制御する実装制御を行ない、
    前記実装制御に先だって、前記基板に実装する対象部品を収容したフィーダが前記複数のスロットの並び方向における一端側に寄るように前記対象部品の配置を決定すると共に、前記対象部品の配置と前記基板搬送方向における同側で前記基板が位置決めされるように前記基板の位置決め位置を決定する、
    部品実装方法。
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