JP7001824B2 - 部品実装システムおよび部品供給ユニットの配置指示方法 - Google Patents

部品実装システムおよび部品供給ユニットの配置指示方法 Download PDF

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Description

本明細書は、部品実装システムおよび部品供給ユニットの配置指示方法を開示する。
従来、部品を供給するカセット式のフィーダ(部品供給ユニット)が着脱可能に装着され、生産ジョブに基づいて部品供給ユニットから採取部材で部品を採取して基板に実装する実装処理を行う部品実装機と、フィーダを自動交換するロボットなどのユニット交換装置とを備える部品実装システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、基板の実装処理中に、部品を採取して基板に実装する際の採取部材の動作距離ができるだけ短くなる位置に部品供給ユニットを順次入れ替えることで、実装処理の効率を向上させるものとしている。
WO2017/85782
ところで、基板の実装処理中に上述したような位置に部品供給ユニットを順次入れ替えるものに限られず、実装処理に適した並びの所定配置に複数の部品供給ユニットを装着した状態のままで実装処理を行うものもある。そのようにするものでは、生産ジョブが切り替わる度に、新たな生産ジョブに基づく実装処理に適した所定配置となるように、実装処理に必要な複数の部品供給ユニットを装着する必要がある。このため、実装処理に多数の部品供給ユニットが用いられる場合などでは、部品供給ユニットの並べ替えなどに時間が掛かり実装処理の開始が遅れることがある。
本開示は、生産ジョブの切り替わり時に実装処理を速やかに開始しつつ実装処理の効率低下を抑制することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の部品実装システムは、複数の部品供給ユニットが着脱可能に並んで装着され、生産ジョブに基づいて前記部品供給ユニットから部品を採取して基板に実装する実装処理を行う部品実装機を備える部品実装システムであって、前記部品実装機との間で前記部品供給ユニットを自動交換するユニット交換装置と、新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットを前記実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して前記部品実装機に装着するように前記ユニット交換装置を制御し、前記実装処理の開始後に、前記仮位置に装着された前記部品供給ユニットを前記所定配置に基づいて装着し直すように前記ユニット交換装置を制御する交換制御装置と、を備えることを要旨とする。
本開示の部品実装システムでは、新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、必要な部品供給ユニットを実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して部品実装機に装着する。また、実装処理の開始後に、仮位置に装着された部品供給ユニットを所定配置に基づいて装着し直す。これにより、生産ジョブの切り替わり時において、必要な部品供給ユニットの全てを所定配置に装着してから実装処理を開始する場合に比べて、部品供給ユニットの装着に要する時間を短くして実装処理を速やかに開始することができる。また、実装処理の開始後に、部品供給ユニットを所定配置に装着し直して実装処理に適した並びとするから、実装処理の効率が大きく低下するのを抑制することができる。したがって、生産ジョブの切り替わり時に実装処理を速やかに開始しつつ実装処理の効率低下を抑制することができる。
部品実装システム10の構成の概略を示す構成図。 部品実装機20の構成の概略を示す構成図。 フィーダ30の構成の概略を示す構成図。 ローダ50の構成の概略を示す構成図。 部品実装システム10の制御に関する構成図。 フィーダ管理情報の一例を示す説明図。 フィーダ配置指示処理の一例を示すフローチャート。 実装処理開始前の配置指示処理の一例を示すフローチャート。 フィーダ30の最適配置の一例を示す説明図。 先の生産ジョブに基づく実装処理が終了した場合のフィーダ30の配置状況を示す説明図。 実装処理開始前の配置指示によるフィーダ30の配置状況を示す説明図。 実装処理開始後の配置指示処理の一例を示すフローチャート。 遅延時間ΔTとフィーダ30の配置変更の様子を示す説明図。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の部品実装システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2は部品実装機20の構成の概略を示す構成図であり、図3はフィーダ30の構成の概略を示す構成図である。また、図4はローダ50の構成の概略を示す構成図であり、図5は部品実装システム10の制御に関する構成図である。なお、図1の左右方向がX方向であり、前後方向がY方向であり、上下方向がZ方向である。
部品実装システム10は、図1に示すように、印刷機12と、印刷検査機14と、複数の部品実装機20と、実装検査機(図示略)と、ローダ50と、フィーダ保管庫60と、管理装置80(図5参照)とを備える。印刷機12は、基板S上にはんだを印刷する。印刷検査機14は、印刷機12で印刷されたはんだの状態を検査する。部品実装機20は、基板Sの搬送方向(X方向)に沿って複数並べて設置され、フィーダ30から供給された部品を基板Sに実装する。実装検査機は、部品実装機20で実装された部品の実装状態を検査する。ローダ50は、複数の部品実装機20に対して必要なフィーダ30を補給したり部品実装機20から使用済みのフィーダ30を回収したりする。フィーダ保管庫60は、部品実装機20で使用予定のフィーダ30や使用済みのフィーダ30を保管する。管理装置80は、システム全体を管理する。印刷機12と印刷検査機14と複数の部品実装機20と実装検査機は、この順番で基板Sの搬送方向に並べて設置されて生産ラインを構成する。フィーダ保管庫60は、部品実装システム10の生産ライン内に組み込まれており、複数の部品実装機20のうち基板Sの搬送方向の最も上流側の部品実装機20と印刷検査機14との間に設置されている。本実施形態では、作業者がフィーダ保管庫60にフィーダ30を補給したり、フィーダ保管庫60からフィーダ30を回収したりする。なお、部品実装システム10が、これらの装置以外に部品が実装された基板Sのリフロー処理を行うリフロー装置などを備えてもよい。
部品実装機20は、図2に示すように、基板SをX方向に搬送する基板搬送装置21と、フィーダ30が供給した部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッド22と、ヘッド22をXY方向に移動させるヘッド移動機構23と、吸着ノズルに吸着された部品を下方から撮像するパーツカメラ25とを備える。また、部品実装機20は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され装置全体を制御する実装制御装置28(図5参照)を備える。実装制御装置28は、パーツカメラ25により撮像された画像を入力したり、基板搬送装置21やヘッド22、ヘッド移動機構23などに駆動信号を出力したりする。また、部品実装機20は、前方にフィーダ30を取り付け可能な上下2つのエリアを有する。上のエリアはフィーダ30が部品を供給可能な供給エリア20Aであり、下のエリアはフィーダ30をストック可能なストックエリア20Bである。供給エリア20Aとストックエリア20Bには、側面視がL字状に形成され、それぞれ複数のフィーダ30が取り付けられるフィーダ台40が設けられている。なお、部品実装機20がストックエリア20Bを備えないものとしてもよい。
フィーダ30は、図3に示すように、部品を所定ピッチで収容するテープを送り出すテープフィーダとして構成されている。フィーダ30は、テープが巻回されたテープリール32と、テープリール32からテープを送り出すテープ送り機構33と、2本の位置決めピン34を有するコネクタ35と、下端に設けられたレール部材37と、フィーダ制御装置39(図5参照)と、を備える。なお、フィーダ台40は、図2に示すように、フィーダ30のレール部材37が挿入可能な間隔でX方向に複数配列されたスロット42と、2つの位置決め穴44と、2つの位置決め穴44の間に設けられたコネクタ45とを備える。フィーダ台40のスロット42にフィーダ30のレール部材37が挿入されて、フィーダ30の2本の位置決めピン34が2つの位置決め穴44に挿入されると、コネクタ35とコネクタ45が接続される。フィーダ制御装置39は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、テープ送り機構33に駆動信号を出力する。また、フィーダ制御装置39は、コネクタ35,45の接続を介してフィーダ30の取付先の制御部(実装制御装置28や管理装置80など)と通信可能となる。
ローダ50は、図1に示すように、複数の部品実装機20の前面およびフィーダ保管庫60の前面に基板の搬送方向(X方向)に対して平行に設けられたX軸レール18に沿って移動可能となっている。なお、図2では、X軸レール18の図示を省略した。ローダ50は、図4,図5に示すように、ローダ移動機構51と、フィーダ移載機構53と、エンコーダ57と、ローダ制御装置59とを備える。ローダ移動機構51は、X軸レール18に沿ってローダ50を移動させるものであり、駆動用ベルトを駆動するサーボモータなどのX軸モータ52aと、X軸レール18に沿ったローダ50の移動をガイドするガイドローラ52bとを備える。フィーダ移載機構53は、フィーダ30を部品実装機20やフィーダ保管庫60に移載するものである。このフィーダ移載機構53は、フィーダ30をクランプするクランプ部54と、Y軸モータ55aの駆動によりクランプ部54をY軸ガイドレール55bに沿って前後方向(Y方向)に移動させるY軸スライダ55とを備える。フィーダ移載機構53は、2つのY軸スライダ55を備えており、複数のクランプ部54により複数のフィーダ30を同時に移載可能となっている。また、フィーダ移載機構53は、クランプ部54およびY軸スライダ55がスライド可能に取り付けられたスライドベース56を、Z軸ガイドレール56bに沿って上下方向(Z方向)に移動させるZ軸モータ56aを備える。エンコーダ57は、ローダ50のX方向の移動位置を検出する。ローダ制御装置59は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成されている。ローダ制御装置59は、エンコーダ57や監視センサ58a,58bからの検知信号を入力し、ローダ移動機構51(X軸モータ52a)やフィーダ移載機構53(クランプ部54、Y軸モータ55a、Z軸モータ56a)に駆動信号を出力する。
ローダ制御装置59は、フィーダ30の自動交換を行う場合、まず、X軸モータ52aを制御して自動交換を行う部品実装機20のスロット42に、ローダ50のY軸スライダ55が対向することとなる位置までローダ50を移動させる。また、ローダ制御装置59は、部品実装機20の供給エリア20Aとの間で自動交換を行う場合には、Z軸モータ56aを制御して供給エリア20Aに対向する上部移載エリア50Aにスライドベース56(Y軸スライダ55)を移動させる。一方、ローダ制御装置59は、部品実装機20のストックエリア20Bとの間で自動交換を行う場合には、Z軸モータ56aを制御してストックエリア20Bに対向する下部移載エリア50Bにスライドベース56を移動させる。ローダ制御装置59は、ローダ50内のフィーダ30を部品実装機20に取り付ける場合には、クランプ部54でフィーダ30をクランプさせた状態で、Y軸モータ55aを制御してY軸スライダ55を部品実装機20側(後方)へ移動させる。これにより、フィーダ30のレール部材37がフィーダ台40のスロット42に挿入される。続いて、ローダ制御装置59は、クランプ部54によるフィーダ30のクランプを解除させることで、フィーダ30を部品実装機20のフィーダ台40に取り付ける。また、ローダ制御装置59は、フィーダ30を部品実装機20から取り外してローダ50内に回収する場合には、Y軸モータ55aを制御してY軸スライダ55を部品実装機20側(後方)へ移動させる。続いて、ローダ制御装置59は、フィーダ台40に取り付けられているフィーダ30をクランプ部54にクランプさせてから、Y軸モータ55aを制御してY軸スライダ55を前方へ移動させる。これにより、フィーダ30がフィーダ台40から取り外されて、ローダ50内に回収される。
フィーダ保管庫60は、複数のフィーダ30を収容するために、部品実装機20に設けられるフィーダ台40と同じ構成のフィーダ台40が設けられている。ローダ50は、部品実装機20のフィーダ台40に対してフィーダ30を着脱するのと同じ動作で、フィーダ保管庫60のフィーダ台40に対してフィーダ30を着脱することができる。また、フィーダ保管庫60の後方には、基板SをX方向に搬送する基板搬送装置62が設けられている。基板搬送装置62は、印刷検査機14の基板搬送装置から受け取った基板Sを搬送して隣接する部品実装機20の基板搬送装置21に受け渡すことが可能となっている。
管理装置80は、図5に示すように、周知のCPU80aやROM80b、HDD80c、RAM80dなどで構成され、LCDなどのディスプレイ82と、キーボードやマウスなどの入力デバイス84とを備える。管理装置80は、基板Sの生産ジョブやフィーダ管理情報などを記憶している。生産ジョブには、各部品実装機20においてどの部品種の部品をどういう順番で基板Sに実装するか、また、そのように実装した基板Sを何枚作製するかなどが定められている。また、生産ジョブには、各部品実装機20において実装すべき部品種に対応する複数のフィーダ30を供給エリア20Aのフィーダ台40に装着する際に、実装処理に適したフィーダ30の並びを示す最適配置なども定められている。フィーダ30の最適配置は、例えば、複数のフィーダ30から供給される部品を用いた基板1枚当たりの実装予定時間Tsをシミュレーション(机上計算)により求め、その実装予定時間Tsが最も短くなる効率のよい配置として定められる。シミュレーションでは、ヘッド22の吸着ノズルがフィーダ30から部品を採取する際の採取位置や採取順、部品を採取してから実装位置までの移動距離、移動速度、部品種毎の実装数などに応じた実装予定時間Tsが求められる。フィーダ管理情報は、各部品実装機20やフィーダ保管庫60が保有するフィーダ30に関する情報である。図6は、フィーダ管理情報の一例を示す説明図である。フィーダ管理情報には、図示するように、各フィーダ30が装着されるフィーダ台40のスロット番号(位置情報)や各スロット42に装着されているフィーダ30のフィーダID(識別情報)、各フィーダ30が保有する部品種、部品残量などが含まれる。なお、各実装制御装置28も同様に自機のフィーダ管理情報を管理している。
また、管理装置80は、実装制御装置28と有線により通信可能に接続されると共にローダ制御装置59と無線により通信可能に接続される他、印刷機12や印刷検査機14、実装検査機の各制御装置と通信可能に接続される。管理装置80は、実装制御装置28から部品実装機20の実装状況に関する情報や着脱されたフィーダ30に関する情報を受信したり、ローダ制御装置59からローダ50の駆動状況に関する情報を受信したりする。管理装置80は、部品実装機20のフィーダ台40に取り付けられたフィーダ30やフィーダ台40から取り外されたフィーダ30に関する情報を実装制御装置28から受信すると、その部品実装機20のフィーダ管理情報を更新する。また、管理装置80は、フィーダ保管庫60の基板搬送装置62に駆動信号を出力して基板搬送装置62に基板Sを搬送させる。また、管理装置80は、フィーダ保管庫60のフィーダ台40に取り付けられたフィーダ30のフィーダ制御装置39とコネクタ35,45を介して通信可能に接続され、フィーダ30の情報を取得可能となっている。管理装置80は、フィーダ保管庫60のフィーダ台40に取り付けられたフィーダ30やフィーダ台40から取り外されたフィーダ30に関する情報を取得すると、フィーダ保管庫60のフィーダ管理情報を更新する。
こうして構成された部品実装システム10の動作について、特にローダ50にフィーダ30の配置を指示する際の動作について説明する。図7はフィーダ配置指示処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、管理装置80のCPU80aにより実行される。フィーダ配置指示処理では、CPU80aは、生産ジョブの切り替えタイミングであるか否かを判定し(S100)、切り替えタイミングでないと判定すると、S110に進む。CPU80aは、切り替えタイミングであると判定すると、新たな生産ジョブに基づく実装処理に必要なフィーダ30を部品実装機20に配置させるための実装処理開始前の配置指示処理を実行して(S105)、S110に進む。生産ジョブの切り替えタイミングでは、S105の指示に基づくフィーダ30の交換や、ノズルの交換などの段取り替えが行われる。段取り替えが完了すると、CPU80aは、生産ジョブに基づく実装処理の開始を各部品実装機20に指示する。次に、CPU80aは、生産ジョブに基づく実装処理が部品実装機20で開始されたか否かを判定し(S110)、実装処理が開始されていないと判定すると、S100に戻る。また、CPU80aは、実装処理が開始されたと判定すると、実装処理開始後の配置指示処理を実行して(S115)、S100に戻る。なお、フィーダ配置指示処理では、使用中のフィーダ30の部品残量がなくなった場合にそのフィーダ30の自動交換を指示する処理なども行われるが、本開示の要旨をなさないため説明を省略する。以下、S105の処理とS115の処理の詳細を順に説明する。
S105の実装処理開始前の配置指示処理は、図8のフローチャートに基づいて実行される。この処理では、CPU80aは、新たな生産ジョブから各部品実装機20で必要な部品種に対応するフィーダ30とそれらの最適配置とを取得する(S200)。図9はフィーダ30の最適配置の一例を示す説明図であり、1の部品実装機20における最適配置を示し、図中の数字はスロット位置(番号)を示す。この最適配置は、スロット位置2~10に部品種a~iのフィーダ30がその順に並び、スロット位置1,11にはフィーダ30が装着されない配置となっている。なお、ノズルがフィーダ30から部品を吸着すると、ヘッド22はパーツカメラ25上を経由して基板S上に移動する。このため、フィーダ30の最適配置は、通常はパーツカメラ25により近いスロット位置6を中心とした配置となっている。
次に、CPU80aは、フィーダ管理情報から処理対象の部品実装機20におけるフィーダ30の配置状況を取得する(S205)。なお、実装処理開始前の配置指示処理は段取り替え時に行われるから、部品実装機20の供給エリア20Aの各スロット42には先の生産ジョブに基づく実装処理で使用されたフィーダ30などが装着されている。このため、S205では、先の生産ジョブで既に装着済みのフィーダ30のフィーダIDやスロット位置などが取得される。続いて、CPU80aは、実装処理に必要なフィーダ30のうち部品実装機20の供給エリア20Aに既に装着済みのフィーダ30を除いた残りを取り付け対象のフィーダ30に選定し(S210)、取り付け対象のフィーダ30の最適配置に対応するスロット位置を特定する(S215)。
図10は先の生産ジョブに基づく実装処理が終了した場合のフィーダ30の配置状況を示す説明図である。図10では、スロット位置3~8に部品種e,d,a,b,c,iのフィーダ30が配置され、スロット位置1,2,9~11は空きスロットとなっている。部品種a~iのフィーダ30が実装処理に必要な場合、装着済みの部品種a~e,iのフィーダ30を除いた残りの部品種f,g,hのフィーダ30が取り付け対象に選定される。CPU80aは、S215で部品種f,g,hのフィーダ30の最適配置に対応するスロット位置として、スロット位置7,8,9を特定する。なお、既に装着済みの部品種a~e,iのフィーダ30のスロット位置は、いずれも図9の最適配置と異なる位置となっているが、本実施形態では実装処理の開始前に最適配置への入れ替えは行わない。このため、装着済みの部品種a~e,iのフィーダ30は、最適配置と異なる仮位置のままで実装処理が開始されることになる。
そして、CPU80aは、S215で特定したスロット位置が空きスロットに該当するフィーダ30があるか否かを判定する(S220)。CPU80aは、該当するフィーダ30があると判定すると、該当するフィーダ30をその空きスロットに取り付ける指示をローダ50に出力して(S225)、S220に戻る。図9では、部品種hのフィーダ30の最適配置にスロット位置9が対応し、図10では、スロット位置9が空きスロットとなっている。このため、CPU80aは、S225で部品種hのフィーダ30を、スロット位置9の空きスロットを指定して取り付けるように指示を出力する。なお、S225の指示には、取り付け対象のフィーダ30を取り外すスロット42がフィーダ保管庫60や部品実装機20の供給エリア20Aやストックエリア20Bのいずれであるかも含む。ローダ50は、S225の指示に基づいて、取り付け対象のフィーダ30をスロット42から取り外し、最適配置に対応する空きスロットに取り付けることで自動交換を行う。
一方、CPU80aは、S220でスロット位置が空きスロットに該当するフィーダ30がないと判定すると、他の空きスロットがあるか否かを判定する(S230)。図10では、CPU80aはスロット位置1,2,10,11などの空きスロットがあると判定する。CPU80aは、空きスロットがあると判定すると、その空きスロットを仮位置として取り付け対象のいずれかのフィーダ30を取り付ける指示をローダ50に出力して(S235)、S240に進む。なお、CPU80aは、空きスロットのうちできるだけ作業効率のよい位置、例えばパーツカメラ25により近い空きスロットを仮位置に指定する。ローダ50は、S235の指示に基づいて、取り付け対象のフィーダ30を指定されたスロット42から取り外し、仮位置としての空きスロットに取り付けることで自動交換を行う。このように、取り付け対象のフィーダ30の最適配置に対応するスロット位置が空きスロットでなくても、仮位置にフィーダ30を取り付けるから、フィーダ30を速やかに取り付けることができる。
次に、CPU80aは、取り付け対象の全てのフィーダ30を取り付けたか否かを判定し(S240)、取り付けていないと判定すると、S230に戻る。また、CPU80aは、S230で空きスロットがないと判定すると、装着済みのフィーダ30のうち新たな生産ジョブに基づく実装処理で使用予定のないフィーダ30を取り外す指示をローダ50に出力して(S245)、S230に戻る。なお、S245の指示には、取り外したフィーダ30の取り付け先の指定も含まれる。ローダ50によりフィーダ30が取り外されて空きスロットが生じると、CPU80aはS230で空きスロットがあると判定しS235の処理を行う。これらの処理により、新たな生産ジョブに基づく実装処理で必要なフィーダ30が部品実装機20の供給エリア20Aに取り付けられる。図11は実装処理開始前の配置指示によるフィーダ30の配置状況を示す説明図である。上述したように、部品種hのフィーダ30はスロット位置9に取り付けられ、部品種f,gのフィーダ30は、仮位置としてのスロット位置2,10に取り付けられる。そして、CPU80aは、S240で取り付け対象の全てのフィーダ30を取り付けたと判定すると、全ての部品実装機20における配置指示が完了したか否かを判定する(S250)。CPU80aは、全ての部品実装機20における配置指示が完了していないと判定すると、S205に戻り処理を繰り返し、全ての部品実装機20における配置指示が完了したと判定すると、実装処理開始前の配置指示処理を終了する。
S115の実装処理開始後の配置指示処理は、図12のフローチャートに基づいて実行される。この処理では、CPU80aは、生産ジョブから各部品実装機20における基板Sの1枚当たりの実装予定時間Tsを取得する(S300)。次に、CPU80aは、各部品実装機20における基板Sの1枚当たりの実装処理に実際に要した実装実績時間Trを取得する(S305)。実装実績時間Trは、例えば、各部品実装機20の実装制御装置28により計測された時間をCPU80aが通信により取得するものとする。続いて、CPU80aは、実装実績時間Trから実装予定時間Tsを減じることにより遅延時間ΔTを算出する(S310)。ここで、フィーダ30が最適配置であれば、実装予定時間Tsと殆ど差のない実装実績時間Trが取得される。しかし、部品実装システム10では、フィーダ30を仮位置に配置して実装処理を開始することがあるため、部品の採取に予定よりも時間がかかったり、採取した部品の実装に予定よりも時間がかかったりする場合がある。その場合、実装実績時間Trは実装予定時間Tsよりも長くなり、遅延時間ΔTが生じる。遅延時間ΔTは、最適配置に対応するスロット位置と仮位置との離間の程度や仮位置に装着されたフィーダ30の数、仮位置に装着されたフィーダ30から採取される部品数などによって異なる。
そして、CPU80aは、各部品実装機20のうち遅延時間ΔTが大きい部品実装機20を処理対象に特定する(S315)。S315では遅延時間ΔTが最大の部品実装機20即ちボトルネックとなる部品実装機20がが処理対象に特定される。ここで、図13は遅延時間ΔTとフィーダ30の配置変更の様子を示す説明図である。図13では、一例として5台の部品実装機20(1)~(5)における実装予定時間Tsと実装実績時間Trと遅延時間ΔTを示す。実装予定時間Tsは、部品実装機20で実装する部品種や部品数、基板S上の実装位置などによって異なるが、ここでは同じ時間とした。図13Aに示すように、部品実装機20(4),(5),(2),(3),(1)の順に遅延時間ΔTが大きくなっているため、CPU80aは、S315で部品実装機20(1)を処理対象に特定する。なお、部品実装機20(4)は、実装処理の開始前にフィーダ30が最適配置とされたものであり、遅延時間ΔTが0secとなっている。なお、各部品実装機20は上流側から順に基板Sを搬送しながら実装処理を行っていくため、実装処理開始後の配置指示処理の実行タイミングによっては、基板Sに実装処理をまだ行っておらず実装実績時間Trが取得されていない部品実装機20が存在する場合がある。その場合、CPU80aは、実装実績時間Trが取得された部品実装機20のうち遅延時間ΔTがより大きい部品実装機20を処理対象に特定すればよい。
次に、CPU80aは、処理対象の部品実装機20の最適配置と配置状況から仮位置のフィーダ30を最適配置に対応するスロット位置に装着し直す指示をローダ50に出力する(S320)。ローダ50は、S320の指示を受信すると、仮位置からフィーダ30を取り出して、最適配置に対応するスロット位置に取り付けることで自動交換を行う。なお、CPU80aは、実装制御装置28から実装状況を取得し、基板Sを搬入あるいは搬出しているタイミングなど、装着し直すフィーダ30から部品を供給していないタイミングを見計らってS330の指示を出力する。こうすれば、実装処理を妨げることなくフィーダ30を装着し直すことができる。
そして、CPU80aは、フィーダ30の配置状況が最適配置に一致するか否かを判定し(S325)、配置状況が最適配置に一致しないと判定すると、S320の処理を繰り返す。これにより、実装処理の開始前に図11のように配置されたフィーダ30が、実装処理中に図9のような最適配置に変更される。また、CPU80aは、配置状況が最適配置に一致すると判定すると、全ての部品実装機20の処理が完了したか否かを判定する(S330)。CPU80aは、全ての部品実装機20の処理が完了していないと判定すると、S315に戻り処理を行う。このため、遅延時間ΔTが大きい部品実装機20から順にフィーダ30を装着し直すことになる。例えば、図13では、部品実装機20(1)のフィーダ30を装着し直すと、次に部品実装機20(3)のフィーダ30を装着し直し(図13B)、続いて部品実装機20(2)のフィーダ30を装着し直し(図13C)、さらに部品実装機20(5)のフィーダ30を装着し直すことになる。そして、CPU80aは、S330で全ての部品実装機20の処理が完了したと判定すると、実装処理開始後の配置指示処理を終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のフィーダ30が部品供給ユニットに相当し、部品実装機20が部品実装機に相当し、ローダ50がユニット交換装置に相当し、図7のフィーダ交換指示処理(図8の実装処理開始前の配置指示処理、図12の実装処理開始後の配置指示処理)を実行する管理装置80およびローダ制御装置59が交換制御装置に相当する。なお、本実施形態では、管理装置80の処理を説明することにより本開示の部品供給ユニットの配置指示方法の一例も明らかにしている。
以上説明した部品実装システム10は、新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、最適配置(所定配置)とは異なる仮位置を許容して部品実装機20にフィーダ30を装着する。また、実装処理の開始後に、仮位置に装着されたフィーダ30を最適配置に基づいて装着し直す。これにより、生産ジョブの切り替わり時にフィーダ30を最適配置としてから実装処理を開始する場合に比べて実装処理を速やかに開始することができる。また、実装処理の開始後にフィーダ30を最適配置に装着し直すから、実装処理の効率が大きく低下するのを抑制することができる。
また、フィーダ30が装着されていない空き位置を優先的に仮位置としてフィーダ30を装着するから、フィーダ30の装着に要する時間をさらに短くすることができる。
また、実装処理の開始後に、遅延時間ΔTの大きな部品実装機20を特定し、その部品実装機20からフィーダ30を装着し直すから、最適配置と異なる配置状態で実装処理を開始した際に、実装処理の効率低下に及ぼす影響を抑制することができる。また、基板1枚当たりの実装予定時間Tsと実装実績時間Trから算出した遅延時間ΔTに基づいて、実装処理の遅延箇所を適切に特定することができる。また、部品実装機20単位で装着し直すことで、ローダ50が部品実装機20間を頻繁に移動する移動ロスを抑えて、フィーダ30を速やかに最適配置に装着し直すことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、実装処理開始前の配置指示処理において、最適配置に対応するスロット位置が空きスロットとなっているフィーダ30をその空きスロットに装着するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、実装処理開始前の配置指示処理では、最適配置に対応するスロット位置か否かに拘わらず、いずれかの空きスロットにフィーダ30を取り付けるものとしてもよい。また、最適配置に対応するスロット位置が空きスロットでないフィーダ30については、他の空きスロットのいずれかに取り付けるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、他の空きスロットのうち、最適配置に対応するスロット位置に装着し直し易い空きスロットを選択し、その空きスロットに取り付けるものとしてもよい。例えば、最適配置に対応するスロット位置に装着し直す際のローダ50の移動量ができるだけ少ない空きスロットを選択するものとすればよい。
上述した実施形態では、実装処理開始後の配置指示処理において、遅延時間ΔTが最大の部品実装機20から順に処理対象に特定してフィーダ30を装着し直すものとしたが、これに限られるものではない。例えば、遅延時間ΔTに大差のない複数の部品実装機20がある場合、ローダ50の現在位置により近い部品実装機20から処理対象に特定することにより、ローダ50が部品実装機20間を頻繁に移動する移動ロスをより抑えるものなどとしてもよい。即ち、遅延時間Tとローダ50の移動距離とに基づいて処理対象の部品実装機20を特定するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、実装処理開始後の配置指示処理において、フィーダ30を装着し直す箇所を部品実装機20単位で特定するものとしたが、これに限られず、フィーダ30単位で特定するものとしてもよい。例えば、仮位置に配置された全てのフィーダ30について、最適配置の場合に部品の採取から実装までに要する時間と、仮位置の場合に部品の採取から実装までに要する時間との差に基づいて、遅延時間を導出する。そして、遅延時間の大きいフィーダ30を遅延箇所として大きい順に装着し直したり、遅延時間の大きいフィーダ30とその周りの仮位置のフィーダ30とを含む複数のフィーダ30を遅延箇所として装着し直したりすればよい。
上述した実施形態では、実装処理開始後の配置指示処理において、遅延時間ΔTの大きな箇所(部品実装機20)からフィーダ30を装着し直すものとしたが、これに限られるものではない。例えば、遅延時間ΔTを算出することなくフィーダ30が最適配置でない箇所から順にフィーダ30を装着し直すものとしてもよい。そのようにする場合、ローダ50の移動方向が一方向となるように、最適配置でない部品実装機20のうち上流側あるいは下流側から順にフィーダ30を装着し直していくものなどとすればよい。あるいは、遅延時間ΔTを算出することなく基板Sの1枚当たりの実装実績時間Trが最大の部品実装機20からフィーダ30を装着し直すものとしてもよい。このようにする場合、基板Sに実装処理をまだ行っておらず実装実績時間Trが取得されていない部品実装機20については、実装実績時間Trに代えて実装予定時間Tsを用いるものなどとすればよい。
上述した実施形態では、ローダ50がフィーダ30の自動交換を行うものにおいてローダ50に対してフィーダ30の配置指示を出力するものを説明したが、これに限られず、作業者に対してフィーダ30の配置指示を出力するものとしてもよい。このようにする場合、例えば作業者が有する携帯端末などの画面にフィーダ30の配置指示を表示することで、作業者に指示を出力するものなどとすればよい。
本開示の部品実装システムにおいて、前記交換制御装置は、前記実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットのうち実行済みの先の生産ジョブで装着済みの前記部品供給ユニットを除いた残りの前記部品供給ユニットを、前記部品供給ユニットが装着されていない空き位置を優先的に前記仮位置として装着するように前記ユニット交換装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、実装処理に必要な部品供給ユニットを速やかに装着することが可能となるから、装着に要する時間をさらに短くして実装処理をより速やかに開始することができる。
本開示の部品実装システムにおいて、前記交換制御装置は、前記実装処理の開始後に、前記部品供給ユニットが装着された前記仮位置を含む箇所のうち前記実装処理でより大きな遅延が生じている遅延箇所を特定し、前記遅延箇所から前記部品供給ユニットを装着し直すように前記ユニット交換装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、所定配置と異なる状態で実装処理を開始した際に、実装処理の効率低下に及ぼす影響を抑制することができる。
本開示の部品実装システムにおいて、前記交換制御装置は、前記部品供給ユニットが前記所定配置の状態で基板1枚当たりの実装処理に予定される予定時間と、前記部品供給ユニットが前記所定配置と異なる状態で基板1枚当たりの実装処理に要した実績時間との差に基づいて、前記遅延箇所を特定するものとしてもよい。こうすれば、実装処理の遅延箇所を適切に特定することができるから、実装処理の効率低下に及ぼす影響を適切に抑制することができる。
本開示の部品実装システムにおいて、前記ユニット交換装置は、複数の前記部品実装機の並び方向に沿って移動して自動交換を行うものであり、前記交換制御装置は、前記遅延箇所を前記部品実装機単位で特定するものとしてもよい。こうすれば、ユニット交換装置が部品供給ユニットを装着し直す際に部品実装機間を頻繁に移動する移動ロスを抑えて、部品供給ユニットを速やかに所定配置に装着し直すことができる。
本開示の部品供給ユニットの配置指示方法は、複数の部品供給ユニットが着脱可能に並んで装着され、生産ジョブに基づいて前記部品供給ユニットから部品を採取して基板に実装する実装処理を行う部品実装機における部品供給ユニットの配置指示方法であって、(a)新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットを前記実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して前記部品実装機に装着するように指示を出力するステップと、(b)前記実装処理の開始後に、前記仮位置に装着された前記部品供給ユニットを前記所定配置に基づいて装着し直すように指示を出力するステップと、を含むことを要旨とする。
本開示の部品供給ユニットの配置指示方法では、新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、必要な部品供給ユニットを実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して部品実装機に装着するように指示する。また、実装処理の開始後に、仮位置に装着された部品供給ユニットを所定配置に基づいて装着し直すように指示する。このため、指示通りに部品供給ユニットが配置されることで、上述した部品実装システムと同様に、生産ジョブの切り替わり時に実装処理を速やかに開始しつつ実装処理の効率低下を抑制することができるものとなる。なお、この部品供給ユニットの配置指示方法において、上述した部品実装システムの種々の態様を採用してもよいし、上述した部品実装システムの各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明は、部品実装システムの製造産業などに利用可能である。
10 部品実装システム、12 印刷機、14 印刷検査機、18 X軸レール、20 部品実装機、20A 供給エリア、20B ストックエリア、21 基板搬送装置、22 ヘッド、23 ヘッド移動機構、25 パーツカメラ、28 実装制御装置、30 フィーダ、32 テープリール、33 テープ送り機構、34 位置決めピン、35 コネクタ、37 レール部材、39 フィーダ制御装置、40 フィーダ台、42 スロット、44 位置決め穴、45 コネクタ、50 ローダ、50A 上部移載エリア、50B 下部移載エリア、51 ローダ移動機構、52a X軸モータ、52b ガイドローラ、53 フィーダ移載機構、54 クランプ部、55 Y軸スライダ、55a Y軸モータ、55b Y軸ガイドレール、56 スライドベース、56a Z軸モータ、56b Z軸ガイドレール、57 エンコーダ、59 ローダ制御装置、60 フィーダ保管庫、62 基板搬送装置、80 管理装置、80a CPU、80b ROM、80c HDD、80d RAM、82 ディスプレイ、84 入力デバイス、S 基板。

Claims (5)

  1. 複数の部品供給ユニットが着脱可能に並んで装着され、生産ジョブに基づいて前記部品供給ユニットから部品を採取して基板に実装する実装処理を行う部品実装機を備える部品実装システムであって、
    前記部品実装機との間で前記部品供給ユニットを自動交換するユニット交換装置と、
    新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットを前記実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して前記部品実装機に装着するように前記ユニット交換装置を制御し、前記実装処理の開始後に、前記仮位置に装着された前記部品供給ユニットを前記所定配置に基づいて装着し直すように前記ユニット交換装置を制御する交換制御装置と、
    を備え
    前記交換制御装置は、前記実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットのうち実行済みの先の生産ジョブで装着済みの前記部品供給ユニットを除いた残りの前記部品供給ユニットを、前記部品供給ユニットが装着されていない空き位置を優先的に前記仮位置として装着するように前記ユニット交換装置を制御する
    品実装システム。
  2. 請求項1に記載の部品実装システムであって、
    前記交換制御装置は、前記実装処理の開始後に、前記部品供給ユニットが装着された前記仮位置を含む箇所のうち前記実装処理でより大きな遅延が生じている遅延箇所を特定し、前記遅延箇所から前記部品供給ユニットを装着し直すように前記ユニット交換装置を制御する
    部品実装システム。
  3. 請求項に記載の部品実装システムであって、
    前記交換制御装置は、前記部品供給ユニットが前記所定配置の状態で基板1枚当たりの実装処理に予定される予定時間と、前記部品供給ユニットが前記所定配置と異なる状態で基板1枚当たりの実装処理に要した実績時間との差に基づいて、前記遅延箇所を特定する
    部品実装システム。
  4. 請求項またはに記載の部品実装システムであって、
    前記ユニット交換装置は、複数の前記部品実装機の並び方向に沿って移動して自動交換を行うものであり、
    前記交換制御装置は、前記遅延箇所を前記部品実装機単位で特定する
    部品実装システム。
  5. 複数の部品供給ユニットが着脱可能に並んで装着され、生産ジョブに基づいて前記部品供給ユニットから部品を採取して基板に実装する実装処理を行う部品実装機における部品供給ユニットの配置指示方法であって、
    (a)新たな生産ジョブに基づく実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットを前記実装処理に適した並びの所定配置とは異なる仮位置を許容して前記部品実装機に装着するように指示を出力するステップと、
    (b)前記実装処理の開始後に、前記仮位置に装着された前記部品供給ユニットを前記所定配置に基づいて装着し直すように指示を出力するステップと、
    を含み、
    前記ステップ(a)では、前記実装処理の開始前に、前記実装処理に必要な前記部品供給ユニットのうち実行済みの先の生産ジョブで装着済みの前記部品供給ユニットを除いた残りの前記部品供給ユニットを、前記部品供給ユニットが装着されていない空き位置を優先的に前記仮位置として装着するように指示を出力する
    品供給ユニットの配置指示方法。
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