JP2013207215A - フィーダの配置位置決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個々の基板種の生産効率を考慮してフィーダの配置位置を決定することにより、全基板種の実装を通した生産効率を向上可能なフィーダの配置位置決定方法を提供する。
【解決手段】 本発明のフィーダの配置位置決定方法は、共通部品を収納する共通フィーダおよび非共通部品を収納する非共通フィーダを部品実装機に仮配置する暫定フィーダ配置工程と、暫定フィーダ配置工程のフィーダ配置における部品実装機毎のサイクルタイムを各基板種について算出し、サイクルタイムが許容サイクルタイムを超える特定部品実装機を基板種毎に抽出するボトルネック抽出工程と、特定部品実装機の特定共通フィーダを他の部品実装機に見直しフィーダとして少なくとも分割して装着し、複数の基板種の少なくとも一つの基板種について特定部品実装機のサイクルタイムが許容サイクルタイムより短くなるまで繰り返す共通フィーダ見直し工程と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、部品実装機が複数段直列に配設された部品実装ラインにおいて、複数の基板種の基板に複数の部品種の部品をそれぞれ実装する際のフィーダの配置位置決定方法に関する。
フィーダの配置位置決定方法の一例として、例えば、特許文献1に挙げられる発明が知られている。特許文献1に記載の発明では、基板種間の部品の共通性を求めて、部品の共通度レベルから部品を共通部品と非共通部品とに分類している。そして、共通部品を収容するフィーダは、全品種の基板の装着作業を通じて同一位置となるように配置位置が固定的に決定されている。一方、非共通部品を収容するフィーダは、基板種毎に対応する位置となるように配置位置が個別的に決定されている。これにより、基板種の切替え時に生じる段取り作業を低減して、多品種少量生産における生産効率の向上を図っている。
特開平9−107197号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、共通部品を収容するフィーダの配置位置を予め固定的に決定しているので、個々の基板種の生産効率から見ると、必ずしもフィーダが最適な配置位置であるとは限らない。例えば、一の基板種において、部品の実装に要するサイクルタイムが部品実装機毎に均等化されていても、他の基板種においては、部品実装機毎のサイクルタイムにばらつきが生じている可能性がある。特定の基板種において、サイクルタイムが極端に長い部品実装機が存在すると、当該部品実装機がボトルネックとなり、当該基板種の実装における生産効率は低下する。その結果、全基板種の実装を通した生産効率は低下する。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、個々の基板種の生産効率を考慮してフィーダの配置位置を決定することにより、全基板種の実装を通した生産効率を向上可能なフィーダの配置位置決定方法を提供することを課題とする。
請求項1に係るフィーダの配置位置決定方法は、基板を実装位置に搬入出する基板搬送装置と、異なる部品種の部品をそれぞれ収納する複数のフィーダを着脱可能に装着される部品供給装置と、前記部品供給装置から前記部品を吸着し前記実装位置に搬入された前記基板上に実装する部品移載装置と、を備えた部品実装機が複数段直列に配設された部品実装ラインにおいて複数の基板種の基板に複数の部品種の部品をそれぞれ実装する際の前記フィーダの配置位置決定方法であって、複数の基板種の基板に共通して実装される共通部品種の部品を収納する共通フィーダを前記共通部品種の部品を実装する前記部品実装機の前記部品供給装置に仮配置するとともに、前記共通部品種以外の非共通部品種の部品を収納する非共通フィーダを前記非共通部品種の部品を実装する前記部品実装機の前記部品供給装置に仮配置する暫定フィーダ配置工程と、前記暫定フィーダ配置工程のフィーダ配置で前記複数の部品種の部品を供給して前記各基板種の基板に実装したときの前記部品実装機毎のサイクルタイムを前記各基板種について算出し、前記サイクルタイムが許容サイクルタイムを超える特定部品実装機を前記基板種毎に抽出するボトルネック抽出工程と、前記各基板種について抽出された前記特定部品実装機に仮配置された前記共通フィーダのうちの全部または一部である特定共通フィーダを、当該特定共通フィーダに収納された部品種の部品を実装可能な他の部品実装機の部品供給装置に見直しフィーダとして少なくとも分割して装着し、前記複数の基板種の少なくとも一つの基板種について前記特定部品実装機のサイクルタイムが前記許容サイクルタイムより短くなるまで繰り返す共通フィーダ見直し工程と、を備える。
請求項2に係るフィーダの配置位置決定方法は、請求項1に記載のフィーダの配置位置決定方法において、前記複数種の基板は、一の基板のトップ面とボトム面である。
請求項1に係るフィーダの配置位置決定方法によれば、共通フィーダ見直し工程を有するので、ボトルネックとなっている特定部品実装機の特定共通フィーダを、他の部品実装機に見直しフィーダとして少なくとも分割して装着することができる。そのため、特定部品実装機のサイクルタイムを許容サイクルタイムより短くすることができ、個々の基板種の生産効率を考慮してフィーダの配置位置を決定することができる。これにより、全基板種の実装を通した生産効率を向上させることができる。
請求項2に係るフィーダの配置位置決定方法によれば、複数種の基板は、一の基板のトップ面とボトム面である。この場合、一枚の基板のトップ面とボトム面とに交互に部品を実装して、順次基板を完成することができる。この際に、フィーダの配置位置を共通化しつつ、各部品実装機のサイクルタイムを均等化(最適化)することができる。そのため、一の基板のトップ面とボトム面との切替え時に生じる段取り作業を低減することができるとともに、トップ面およびボトム面の実装中の生産効率の低下を抑制することができる。したがって、少量生産時のみならず、大量生産時においても生産効率を向上させることができる。
部品実装ライン1の全体構成の一例を示す斜視図である。 図1のシステムベース11の部品実装機27、28を示す斜視図である。 フィーダ41の配置位置を決定する手順の一例を示すフローチャートである。 暫定フィーダ配置工程の手順の一例を示すフローチャートである。 暫定フィーダ配置工程後の基板種A〜C毎の各部品の実装個数と部品実装機21〜28のサイクルタイムTsの一例を示す説明図である。 ボトルネック抽出工程の手順の一例を示すフローチャートである。 共通フィーダ見直し工程の手順の一例を示すフローチャートである。 共通フィーダ見直し工程後の基板種A〜C毎の各部品の実装個数と部品実装機21〜28のサイクルタイムTsの一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図は概念図であり、細部構造の寸法まで規定するものではない。
(1)部品実装ライン1の構成
図1は、部品実装ライン1の全体構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1のシステムベース11の部品実装機27、28を示す斜視図である。部品実装ライン1は、2台の同一構造の部品実装機を搭載したシステムベース11が4個列設されている。したがって、部品実装ライン1は、8台の部品実装機21〜28が直列に配置されている。図1の紙面左方向奥側の部品実装機21を前段側、紙面右方向手前側の部品実装機28を後段側とするとき、基板は、前段側の部品実装機21から搬入されて、後段側の部品実装機28から搬出される。部品実装機21〜28において基板が順次搬送される間に基板に部品が装着される。
同図では、基板の搬送方向を横方向(矢印X方向)とし、水平面内で横方向(矢印X方向)に直交する方向を縦方向(矢印Y方向)とする。また、水平面の法線方向を高さ方向(矢印Z方向)とする。以下、後段側の部品実装機28を例に部品実装機の構成について説明する。なお、部品実装機21〜27は、部品実装機28と同様の構成を有している。
図2に示すように、部品実装機28は、基板搬送装置3、部品供給装置4、部品移載装置5、部品カメラ61、ノズル収容装置62および制御コンピュータ7を有しており、これらは基台9に組み付けられている。基台9は、システムベース11に対して縦方向(矢印Y方向)に移動可能に装架されている。
(基板搬送装置3)
基板搬送装置3は、基板を部品実装位置に搬入出する。基板搬送装置3は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の中央付近に配設されており、第1搬送装置31および第2搬送装置32が並設された、いわゆるダブルコンベアタイプの搬送装置である。第1搬送装置31は、基台9上に横方向(矢印X方向)と平行に並設される図示しない一対のガイドレールと、一対のガイドレールに案内され基板を載置して搬送する図示しない一対のコンベアベルトと、を有している。また、第1搬送装置31には、部品実装位置まで搬送された基板を基台9側から押し上げて位置決めする図示しないクランプ装置が設けられている。第2搬送装置32は、第1搬送装置31と同様の構成を有している。
(部品供給装置4)
部品供給装置4は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の前部(同図の紙面左方向側)に設けられており、カセット式の複数のフィーダ41がフィーダホルダに着脱可能に取り付けられている。フィーダ41は、部品収容部に相当する。フィーダ41は、フィーダ本体42と、フィーダ本体42に回転可能かつ着脱可能に装着された供給リール43と、フィーダ本体42の先端側(部品実装機28の中央寄り)に設けられた部品供給部44と、を備えている。フィーダホルダは、複数のフィーダ41を列設した状態で着脱可能な複数の装着スロット4Sを備えている。
供給リール43は部品を供給する媒体であり、所定個数の部品を一定の間隔で保持した図示しないキャリアテープが巻回されている。キャリアテープの先端が部品供給部44まで引き出されて、キャリアテープごとに異なる部品が供給される。フィーダ41は、例えば、チップ部品などの比較的小形の部品を供給することができる。なお、部品収容部には、フィーダ41以外にも、例えば、トレイユニットを用いることができる。トレイユニットは、例えば、IC素子やLSI素子などの比較的大形の部品をトレイに収納した状態で供給することができる。
(部品移載装置5)
部品移載装置5は、部品供給装置4から部品を吸着し部品実装位置に搬入された基板上に実装する。部品移載装置5は、横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に移動可能ないわゆるXYロボットタイプの移載装置である。部品移載装置5は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の後部(同図の紙面右方向奥側)から前部(同図の紙面左方向手前側)の部品供給装置4の上方にかけて配設されている。部品移載装置5は、ヘッド駆動機構51および部品装着ヘッド52を有している。
部品装着ヘッド52は複数種類有し、作業者は、部品装着ヘッド52の種類を選択して部品移載装置5に取り付けることができる。ヘッド駆動機構51は、部品装着ヘッド52を横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に駆動することができる。なお、第1搬送装置31および第2搬送装置32で交互に基板を搬入および搬出して、部品移載装置5で交互に部品の装着を行うことができる。
(部品カメラ61、ノズル収容装置62)
部品カメラ61は、部品装着ヘッド52の吸着ノズルが吸着した部品の適否および部品の吸着状態の良否を判定することができる。部品カメラ61は、部品供給部44と第1搬送装置31との間の基台9上に配設されている。また、部品カメラ61に隣接して、基台9上にノズル収容装置62が配設されている。
ノズル収容装置62は、複数のノズル保持穴を有し、ノズル保持穴に吸着ノズルを収容することができる。ノズル収容装置62では、吸着ノズルを交換することができる。吸着ノズルを交換する際は、部品装着ヘッド52がノズル収容装置62に移動して、不要になった吸着ノズルをノズル収容装置62に戻す。そして、交換する吸着ノズルをノズル収容装置62から取り出して、部品装着ヘッド52に搭載する。
(制御コンピュータ7)
制御コンピュータ7は、上部のカバー91の前側上部に配設されており、図示しないマイクロコンピュータを有している。マイクロコンピュータは、CPU、メモリおよび通信インターフェースを備えており、これらは、バスを介して接続されている。制御ブロックとして捉えると、マイクロコンピュータは、表示制御部、通信制御部および実装制御部を有している。表示制御部は、部品の装着状況、フィーダ41の配置位置情報などの部品実装機28に係る種々の情報をモニタに表示することができる。
各部品実装機21〜28の各制御コンピュータ7および図示しないホストコンピュータは、有線または無線の通信回線で接続されている。通信回線は、例えば、LANを用いることができる。通信制御部は、他の部品実装機21〜27およびホストコンピュータとの間の通信を制御することができ、各種データおよび制御信号を送受信することができる。各種データには、フィーダ41の配置位置情報、基板に装着する部品の部品情報、部品の装着順序、部品の装着位置、部品装着ヘッド52の種別および吸着ノズルの種別などが含まれる。
各部品実装機21〜28の通信制御部は、通信回線を介してホストコンピュータが作成したフィーダ41の配置位置情報および部品の装着プログラムをダウンロードすることができ、これらはメモリに記憶される。作業者は、モニタに表示されるフィーダ41の配置位置情報に基づいて、フィーダ41を装着スロット4Sに装着する。各部品実装機21〜28の実装制御部は、装着プログラムを実行することにより、他の部品実装機と協働して基板に部品を装着することができる。なお、ホストコンピュータの代わりに、部品実装機21〜28のうちの任意の部品実装機がフィーダ41の配置位置情報および装着プログラムを作成して、他の部品実装機にこれらを送信することもできる。
実装制御部は、装着プログラムに基づいて、基板搬送装置3、部品供給装置4および部品移載装置5を駆動して、基板に部品を装着することができる。実装制御部の指令により、部品移載装置5の部品装着ヘッド52は、まず部品供給装置4に移動して部品を吸着する。そして、部品装着ヘッド52は、部品カメラ61の撮像部に移動して、部品カメラ61は、部品の吸着状態を撮像する。部品カメラ61の画像判定部は、吸着した部品の適否および部品の吸着状態の良否を判定する。次に、部品装着ヘッド52は、基板搬送装置3によって位置決めされた基板の所定の装着位置に移動して部品を装着し、最後に部品供給装置4に戻る。各部品実装機21〜28でこの一連の動作を繰り返すことにより、複数の基板種の基板に複数の部品種の部品をそれぞれ実装することができる。本明細書では、複数の部品種の部品を供給して一の基板種の基板に実装するときの各部品実装機21〜28の所要時間をサイクルタイムTsという。
(2)フィーダ41の配置位置決定方法
本実施形態のフィーダ41の配置位置決定方法は、暫定フィーダ配置工程、ボトルネック抽出工程および共通フィーダ見直し工程を備えており、これらの工程はプログラムとしてホストコンピュータのメモリに記憶されている。ホストコンピュータは、プログラムを実行することによって、各部品実装機21〜28のフィーダ41の配置位置を決定し、各部品実装機21〜28のフィーダ41の配置位置情報を生成することができる。
図3は、フィーダ41の配置位置を決定する手順の一例を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、ステップS1で暫定フィーダ配置工程が行われ、ステップS2でボトルネック抽出工程が行われ、ステップS3で共通フィーダ見直し工程が行われる。本実施形態では、3種類の基板(基板種A〜C)に30種類の部品(部品種P1〜P30)をそれぞれ実装する場合を例に、フィーダ41の配置位置決定方法について詳説する。
(暫定フィーダ配置工程)
暫定フィーダ配置工程では、共通部品を実装する部品実装機に共通フィーダ41aを仮配置するとともに、非共通部品を実装する部品実装機に非共通フィーダ41bを仮配置する。そして、一の基板種について、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを均等化(最適化)する。
図4は、暫定フィーダ配置工程の手順の一例を示すフローチャートである。暫定フィーダ配置工程では、まず、ステップS11でフィーダ41のうち共通フィーダ41aを仮配置する。共通フィーダ41aとは、複数の基板種の基板に共通して実装される共通部品種の部品(以下、単に「共通部品」という。)を収納するフィーダ41をいう。共通フィーダ41aは、共通部品を実装する部品実装機の部品供給装置4に仮配置される。
本実施形態では、3種類の基板(基板種A〜C)に部品を実装するので、共通フィーダ41aとして、基板種Aと基板種Bに共通して実装される共通部品を収納するフィーダ41(基板種共通度2)、基板種Bと基板種Cに共通して実装される共通部品を収納するフィーダ41(基板種共通度2)、基板種Aと基板種Cに共通して実装される共通部品を収納するフィーダ41(基板種共通度2)および基板種Aと基板種Bと基板種Cに共通して実装される共通部品を収納するフィーダ41(基板種共通度3)が挙げられる。このように、少なくとも2種以上の基板種で共通して実装される共通部品を収納するフィーダ41を共通フィーダ41aという。なお、上記括弧内の基板種共通度は、フィーダ41の基板種間の共通度を表している。例えば、基板種共通度3は、基板種共通度2と比べて基板種間の共通度が高い。
共通フィーダ41aは、部品供給装置4の制約条件を充足する部品実装機に仮配置する必要がある。部品供給装置4の制約条件の一例として、例えば、部品収容部の種別が挙げられる。部品収容部には、フィーダ41やトレイユニットを装着することができる。共通フィーダ41aは、共通部品を収納するフィーダ41を装着することが可能な部品実装機に仮配置する。また、本工程では、同一の部品種の共通部品を収納する共通フィーダ41aは、複数の装着スロット4Sに分割して設けることなく、1つの装着スロット4Sに仮配置すると好適である。
さらに、前段側の部品実装機(部品実装機21)に小形の共通部品を収納するフィーダ41を仮配置し、後段側の部品実装機(部品実装機28)につれて徐々に大形の共通部品を収納するフィーダ41を仮配置するようにすると好適である。これにより、後段側の部品実装機で部品を実装する際に、既に実装されている部品が干渉することを防止できる。また、一般に、小形の部品は、大形の部品と比べて部品装着ヘッド52の移動速度を高速にすることができるので、前段側の部品実装機(部品実装機21)に装着速度の速い共通部品を収納するフィーダ41を仮配置し、後段側の部品実装機(部品実装機28)につれて徐々に装着速度の遅い共通部品を収納するフィーダ41を仮配置するようにすることもできる。
また、基板種共通度が高い共通フィーダ41aを部品カメラ61に近い装着スロット4Sに仮配置し、基板種共通度が低い共通フィーダ41aを部品カメラ61から離れた装着スロット4Sに仮配置することもできる。部品装着ヘッド52は、部品供給部44、部品カメラ61および部品実装位置を経路として移動する。そのため、複数の基板種で使用される基板種共通度の高い共通フィーダ41aを部品カメラ61に近い装着スロット4Sに仮配置することにより、部品装着ヘッド52が部品を採取する際の移動距離および移動時間を低減することができる。
次のステップS12では、共通フィーダ41aの交換を行う。そして、ステップS13で一の基板種(例えば、基板種A)について、部品実装機21〜28毎にサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えているか否かを判定する。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えている場合(Yesの場合)、ステップS12に戻る。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0以下の場合(Noの場合)、次のステップS14に進む。
具体的には、ホストコンピュータは、基板種Aについての各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを算出して、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが均等になるように、各部品実装機21〜28に仮配置された共通フィーダ41aの交換を行う。例えば、サイクルタイムTsが最も長い部品実装機に仮配置された共通フィーダ41aと、サイクルタイムTsが最も短い部品実装機に仮配置された共通フィーダ41aと、を交換する。これを繰り返すことにより、基板種Aについて、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを均等化(最適化)することができる。なお、サイクルタイムTsが均等であるか否かは、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsの差が所望の範囲にあるか否かによって判定することができる。本明細書では、この許容値を許容サイクルタイムTs0という。
なお、サイクルタイムTsの均等化(最適化)の方法は限定されず、公知の最適化プログラムを用いることができる。また、本工程では、3種類の基板(基板種A〜C)のうち、最も生産枚数が多い基板種について、サイクルタイムTsを均等化(最適化)すると良い。本実施形態では、基板種Aが最も生産枚数が多く、基板種Cが最も生産枚数が少ないとする。
次のステップS14では、フィーダ41のうち非共通フィーダ41bを仮配置する。非共通フィーダ41bとは、共通部品種以外の非共通部品種の部品(以下、単に「非共通部品」という。)を収納するフィーダ41をいう。非共通フィーダ41bは、非共通部品を実装する部品実装機の部品供給装置4に仮配置される。非共通フィーダ41bは、共通フィーダ41aと同様の方法で仮配置することができる。なお、共通フィーダ41aを部品カメラ61に近い装着スロット4Sに仮配置し、非共通フィーダ41bを共通フィーダ41aと比べて、部品カメラ61から離れた装着スロット4Sに仮配置すると好適である。
次のステップS15では、非共通フィーダ41bの交換を行う。そして、ステップS16で基板種A(ステップS12、S13と同一の基板種)について、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えているか否かを判定する。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えている場合(Yesの場合)、ステップS15に戻る。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0以下の場合(Noの場合)、本工程を終了する。ホストコンピュータは、共通フィーダ41aと同様の方法で、非共通フィーダ41bについて各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを均等化(最適化)することができる。
以上により、一の基板種(本実施形態では基板種A)について、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが均等(最適)になるように、共通フィーダ41aおよび非共通フィーダ41bが各部品実装機21〜28の部品供給装置4に仮配置される。
図5は、暫定フィーダ配置工程後の基板種A〜C毎の各部品の実装個数と部品実装機21〜28のサイクルタイムTsの一例を示す説明図である。同図は、共通フィーダ41aおよび非共通フィーダ41bを仮配置して、基板種AについてサイクルタイムTsを均等化(最適化)した後の状態を示している。例えば、部品実装機21の装着スロット4S11には、部品種P1の部品を収納するフィーダ41が仮配置されており、基板種Aの基板に10個の部品種P1の部品を実装し、基板種Bの基板に8個の部品種P1の部品を実装し、基板種Cの基板に10個の部品種P1の部品を実装する。つまり、装着スロット4S11に装着されるフィーダ41は、基板種Aと基板種Bと基板種Cに共通して実装される部品種P1の共通部品を収納する共通フィーダ41aであり、基板種共通度は3である。
部品実装機21の装着スロット4S15には、部品種P5の部品を収納するフィーダ41が仮配置されており、基板種Cの基板のみに8個の部品種P5の部品を実装する。この場合、基板種Aの基板および基板種Bの基板には、部品種P5の部品を実装しない。つまり、装着スロット4S15に装着されるフィーダ41は、非共通フィーダ41bであり、基板種共通度は0とする。
また、同図では、基板種A〜C毎に各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが併記されている。サイクルタイムTsの単位は秒である。例えば、部品実装機21の基板種Aの基板については、部品種P1の部品を10個、部品種P2の部品を8個および部品種P3の部品を7個実装し、これに要するサイクルタイムTsは11秒である。
以上のことは、他の装着スロット4Sおよび他の部品実装機22〜28についても同様である。なお、部品実装機21の装着スロット4S11は、部品カメラ61に最も近接しており、装着スロット4S15にかけて装着スロット4Sと部品カメラ61との直線距離は長くなっている。また、他の部品実装機22〜28についても同様であり、装着スロット4S21、4S31、・・・、4S81は、部品カメラ61に最も近接している。一方、装着スロット4S25、4S35、・・・、4S85は、部品カメラ61から最も離間している。また、同図では、空きスロット(フィーダ41が装着されていない装着スロット4S)を「−」で示し、実装されない部品種の実装個数を「×」で示している。
同図に示すように、基板種Aについては、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが10〜11秒であり均等化(最適化)されている。一方、基板種Bについては、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが8〜14秒であり、サイクルタイムTsに、ばらつきが生じている。基板種Cについても同様であり、サイクルタイムTsに、ばらつきが生じている。
(ボトルネック抽出工程)
ボトルネック抽出工程では、暫定フィーダ配置工程のフィーダ配置で複数の部品種(P1〜P30)の部品を供給して各基板種A〜Cの基板に実装したときの部品実装機21〜28毎のサイクルタイムTsを算出する。サイクルタイムTsは、各基板種A〜Cについて算出する。そして、サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超える特定部品実装機2Aを基板種A〜C毎に抽出する。
図6は、ボトルネック抽出工程の手順の一例を示すフローチャートである。本工程は、まず、ステップS21でサイクルタイムTsの算出を行い、次に、ステップS22で各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えているか否かを判定する。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えている場合(Yesの場合)、次のステップS23に進む。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0以下の場合(Noの場合)、ステップS21に戻り、次の部品実装機のサイクルタイムTsを判定する。ステップS21、S22を繰り返して、すべての部品実装機21〜28についてサイクルタイムTsの判定を行う。
ステップS23では、サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超える部品実装機を特定部品実装機2Aとして抽出し、ホストコンピュータは、当該部品実装機を特定部品実装機2Aとしてメモリに記憶する。そして、次のステップS24に進む。ステップS24では、すべての基板種A〜Cについて特定部品実装機2Aの抽出が完了したか否かを判定する。すべての基板種A〜Cについて特定部品実装機2Aの抽出が完了した場合(Yesの場合)は、本工程を終了し、特定部品実装機2Aの抽出が完了していない場合(Noの場合)は、ステップS21に戻り、他の基板種について特定部品実装機2Aの抽出を行う。
例えば、許容サイクルタイムTs0を12秒とする。このとき、図5に示すように、基板種Aについては、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsがすべて12秒より短く、特定部品実装機2Aは抽出されない。一方、基板種Bについては、部品実装機21のサイクルタイムTsが14秒であり、許容サイクルタイムTs0の12秒を超えている。よって、ホストコンピュータは、基板種Bについて、部品実装機21を特定部品実装機2Aとして抽出する。基板種Cについても同様であり、ホストコンピュータは、基板種Cについて、部品実装機21を特定部品実装機2Aとして抽出する。
(共通フィーダ見直し工程)
共通フィーダ見直し工程では、特定部品実装機2Aに仮配置された共通フィーダ41aのうちの全部または一部の特定共通フィーダを、見直しフィーダ41cとして少なくとも分割する。見直しフィーダ41cとしての分割とは、特定共通フィーダと同一の部品種の共通部品を収納する共通フィーダ41aを複数の装着スロット4Sに設けて、これらの装着スロット4Sから部品を供給することをいう。見直しフィーダ41cとしての分割は、基板種A〜C毎に行われる。見直し対象の基板種については、新しく設けられた装着スロット4Sから部品を供給する。また、部品の一部を分割される前の装着スロット4Sから供給することもできる。
見直しフィーダ41cとしての分割に際して、特定部品実装機2A以外の部品実装機のフィーダ41を移転することもできる。特定共通フィーダを見直しフィーダ41cとして分割するためには、特定部品実装機2A以外の部品実装機に空きスロットが必要である。部品実装機に空きスロットがない場合は、特定部品実装機2A以外の部品実装機のフィーダ41を移転して空きスロットを設けることができる。見直しフィーダ41cは、見直しフィーダ41cに収納された部品種の部品を実装可能な他の部品実装機の部品供給装置4に装着される。そして、基板種A〜Cの少なくとも一つの基板種について特定部品実装機2AのサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0より短くなるまで繰り返す。
図7は、共通フィーダ見直し工程の手順の一例を示すフローチャートである。本工程では、まず、ステップS31で見直しフィーダ41cを選定し、見直しフィーダ41cとしての分割を試行する。見直しフィーダ41cとしての分割に際して、特定部品実装機2A以外の部品実装機のフィーダ41を移転することもできる。見直しフィーダ41cとして分割する場合は、特定部品実装機2Aでの実装個数が最も少ない又は実装時間が最も短い部品種の部品を収納している共通フィーダ41aから順次見直しフィーダ41cとして選定することができる。この場合は、見直しフィーダ41cとしての分割によるサイクルタイムTsの変動が小さくなる。逆に、特定部品実装機2Aでの実装個数が最も多い又は実装時間が最も長い部品種の部品を収納している共通フィーダ41aから順次見直しフィーダ41cとして選定することもできる。この場合は、見直しフィーダ41cとしての分割によるサイクルタイムTsの変動が大きくなる。
ホストコンピュータは、選定された見直しフィーダ41cについて、見直しフィーダ41cとしての分割を試行する。見直しフィーダ41cは、見直しフィーダ41cに収納された部品種の部品を実装可能な部品実装機であり、かつ、部品供給装置4に空きスロットを有する部品実装機に分割する。つまり、部品供給装置4の制約条件を充足する必要がある。部品供給装置4の制約条件は、暫定フィーダ配置工程で既述の条件と同様である。また、サイクルタイムTsが最も短い部品実装機から順次、見直しフィーダ41cとしての分割を試行すると好適である。
次のステップS32では、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えているか否かを判定する。サイクルタイムTsの判定は、まず特定部品実装機2Aについて行うと好適である。サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超えている場合(Yesの場合)は、ステップS31に戻り、新しく見直しフィーダ41cを選定し、選定された見直しフィーダ41cの分割を試行する。なお、例えば、特定部品実装機2A以外の部品実装機のフィーダ41を移転しても部品供給装置4に空きスロットを設けることができない等、見直しフィーダ41cを選定することができない場合は、次の基板種に移行する。そして、少なくとも特定部品実装機2Aを含む部品実装機のサイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0以下の場合(Noの場合)は、ステップS33に進む。
ステップS33では、すべての基板種についてフィーダ配置位置の見直しが完了したか否かを判定する。すべての基板種について見直しが完了した場合(Yesの場合)は、ステップS34に進み、フィーダ41の配置位置情報を制御コンピュータ7のモニタに表示して、本工程を終了する。作業者は、モニタに表示されるフィーダ41の配置位置情報に基づいて、フィーダ41を装着スロット4Sに装着する。すべての基板種について見直しが完了していない場合(Noの場合)は、ステップS31に戻り、他の基板種についてフィーダ配置位置の見直しを行う。
図8は、共通フィーダ見直し工程後の基板種A〜C毎の各部品の実装個数と部品実装機21〜28のサイクルタイムTsの一例を示す説明図である。同図は、図5に示すフィーダの配置位置において、共通フィーダ見直し工程を行った後の状態を示している。まず、基板種Bについて考える。基板種Bについての特定部品実装機2Aは、部品実装機21である。部品実装機21での実装個数が最も少ない部品種は、実装個数が8個の部品種P1およびP4である。このうち、例えば、基板種共通度が低い部品種P4の部品を収納している共通フィーダ41a(特定共通フィーダ)を見直しフィーダ41cとして選定する。
見直しフィーダ41cの分割先は、基板種BについてサイクルタイムTsが最も短い部品実装機23とする。なお、部品実装機23の部品供給装置4は、見直しフィーダ41cを装着可能であるものとする。この場合、部品実装機23の空きスロットである装着スロット4S34に見直しフィーダ41cとして分割する。これにより、部品実装機23の装着スロット4S34からは、基板種Bの基板に実装する部品種P4の8個の部品を供給する。部品実装機21の装着スロット4S14からは、基板種Cの基板に実装する部品種P4の5個の部品を供給する。
次に、基板種Cについて考える。基板種Cについての特定部品実装機2Aは、部品実装機21である。部品実装機21での実装個数が最も少ない部品種は、実装個数が3個の部品種P3である。よって、部品種P3の部品を収納している共通フィーダ41a(特定共通フィーダ)を見直しフィーダ41cとして選定する。
見直しフィーダ41cの分割先は、基板種CについてサイクルタイムTsが最も短い部品実装機22とする。なお、部品実装機22の部品供給装置4は、見直しフィーダ41cを装着可能であるものとする。この場合、部品実装機22の空きスロットである装着スロット4S25に見直しフィーダ41cとして分割する。これにより、部品実装機22の装着スロット4S25からは、基板種Cの基板に実装する部品種P3の3個の部品を供給する。部品実装機21の装着スロット4S13からは、基板種Aの基板に実装する部品種P3の7個の部品を供給する。
次に、すべての基板種A〜Cについて、各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを算出する。なお、基板種Aについては、見直しフィーダ41cとしての分割をしていないので、基板種Aについての各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsは変わらない。つまり、基板種Aについて各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsは、許容サイクルタイムTs0以下である。
同図に示すように、見直しフィーダ41cとしての分割によって、基板種Bについての特定部品実装機2Aである部品実装機21のサイクルタイムTsが14秒から11秒に減少し、許容サイクルタイムTs0の12秒より短くなっている。一方、見直しフィーダ41cとして分割された部品実装機23のサイクルタイムTsは8秒から11秒に増加しているが、許容サイクルタイムTs0の12秒より短くなっている。つまり、基板種Bについて各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを許容サイクルタイムTs0以下にすることができる。
また、見直しフィーダ41cとしての分割によって、基板種Cについての特定部品実装機2Aである部品実装機21のサイクルタイムTsが13秒から11秒に減少し、許容サイクルタイムTs0の12秒より短くなっている。一方、見直しフィーダ41cとして分割された部品実装機22のサイクルタイムTsは8秒から10秒に増加しているが、許容サイクルタイムTs0の12秒より短くなっている。つまり、基板種Cについて各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを許容サイクルタイムTs0以下にすることができる。以上により、すべての基板種A〜Cについて各部品実装機21〜28のサイクルタイムTsを許容サイクルタイムTs0以下にすることができ、いずれの基板種A〜Cについても特定部品実装機2Aは存在しなくなる。
本実施形態では、暫定フィーダ配置工程を有するので、共通部品を実装する部品実装機に共通フィーダ41aを仮配置して、非共通部品を実装する部品実装機に非共通フィーダ41bを仮配置することができる。そして、ボトルネック抽出工程により、各基板種A〜Cについて部品実装機21〜28毎のサイクルタイムTsを算出することができ、サイクルタイムTsが許容サイクルタイムTs0を超える特定部品実装機2Aを基板種A〜C毎に抽出することができる。
さらに、本実施形態では、共通フィーダ見直し工程を有するので、ボトルネックとなっている特定部品実装機2Aの特定共通フィーダを、他の部品実装機に見直しフィーダ41cとして少なくとも分割して装着することができる。そのため、特定部品実装機2AのサイクルタイムTsを許容サイクルタイムTs0より短くすることができ、個々の基板種の生産効率を考慮してフィーダ41の配置位置を決定することができる。これにより、全基板種A〜Cの実装を通した生産効率を向上させることができる。
(両面実装)
複数種の基板は、例えば、一の基板のトップ面とボトム面として捉えることもできる。例えば、図8において、一の基板のトップ面を基板種Aとし、一の基板のボトム面を基板種Bとすることができる。この場合、一枚の基板のトップ面とボトム面とに交互に部品を実装して、順次基板を完成することができる。この際に、フィーダ41の配置位置を共通化しつつ、各部品実装機21〜28のサイクルタイムを均等化(最適化)することができる。そのため、一の基板のトップ面とボトム面との切替え時に生じる段取り作業を低減することができるとともに、トップ面およびボトム面の実装中の生産効率の低下を抑制することができる。したがって、少量生産時のみならず、大量生産時においても生産効率を向上させることができる。
(3)その他
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。
1:部品実装ライン、
21〜28:部品実装機、2A:特定部品実装機、
3:基板搬送装置、
4:部品供給装置、
41:フィーダ、41a:共通フィーダ、41b:非共通フィーダ、
41c:見直しフィーダ、
5:部品移載装置

Claims (2)

  1. 基板を実装位置に搬入出する基板搬送装置と、異なる部品種の部品をそれぞれ収納する複数のフィーダを着脱可能に装着される部品供給装置と、前記部品供給装置から前記部品を吸着し前記実装位置に搬入された前記基板上に実装する部品移載装置と、を備えた部品実装機が複数段直列に配設された部品実装ラインにおいて複数の基板種の基板に複数の部品種の部品をそれぞれ実装する際の前記フィーダの配置位置決定方法であって、
    複数の基板種の基板に共通して実装される共通部品種の部品を収納する共通フィーダを前記共通部品種の部品を実装する前記部品実装機の前記部品供給装置に仮配置するとともに、前記共通部品種以外の非共通部品種の部品を収納する非共通フィーダを前記非共通部品種の部品を実装する前記部品実装機の前記部品供給装置に仮配置する暫定フィーダ配置工程と、
    前記暫定フィーダ配置工程のフィーダ配置で前記複数の部品種の部品を供給して前記各基板種の基板に実装したときの前記部品実装機毎のサイクルタイムを前記各基板種について算出し、前記サイクルタイムが許容サイクルタイムを超える特定部品実装機を前記基板種毎に抽出するボトルネック抽出工程と、
    前記各基板種について抽出された前記特定部品実装機に仮配置された前記共通フィーダのうちの全部または一部である特定共通フィーダを、当該特定共通フィーダに収納された部品種の部品を実装可能な他の部品実装機の部品供給装置に見直しフィーダとして少なくとも分割して装着し、前記複数の基板種の少なくとも一つの基板種について前記特定部品実装機のサイクルタイムが前記許容サイクルタイムより短くなるまで繰り返す共通フィーダ見直し工程と、
    を備えるフィーダの配置位置決定方法。
  2. 前記複数種の基板は、一の基板のトップ面とボトム面である請求項1に記載のフィーダの配置位置決定方法。
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