JP7424274B2 - 貼り合わせウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法 - Google Patents

貼り合わせウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、貼り合わせウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法に関する。
従来、撮像デバイスやパワーデバイス等に用いられる貼り合わせウェーハとして、デバイス形成領域に重金属が拡散するのを抑制するために、ゲッタリング能力を向上させたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-064057号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ゲッタリング性能を向上させることはできるものの、デバイスプロセス中に欠陥が発生する場合があり(以下、当該欠陥をPID:Process Induced Defectと称する)、PIDが組立工程後において残存した場合、デバイス特性不良を招くおそれがあった。特に撮像デバイスやパワーデバイスの性能は、PIDに非常に敏感であり、例えば、撮像デバイスの場合には暗電流が増加し、横型パワーデバイスの場合にはスタンバイリーク電流が増加する等の問題が生じる懸念があった。
そこで、本発明は、デバイス不良を抑制し得る、貼り合わせウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
(1)支持基板用ウェーハを準備する工程と、
活性層用ウェーハを準備する工程と、
前記支持基板用ウェーハと前記活性層用ウェーハとを、ウェーハ内部に1nm~10nmの厚さのアモルファス層が存在するように、真空常温接合により貼り合わせて真空常温接合ウェーハを作製する工程と、
前記真空常温接合ウェーハに対し、水素及び窒素のうち少なくとも1種類の雰囲気下において、100℃以上650℃以下の熱処理温度で、10分以上1時間以下の熱処理時間で熱処理する工程と、を含むことを特徴とする、貼り合わせウェーハの製造方法。
(2)ウェーハ内部に、1nm~10nmのアモルファス層を有し、
前記アモルファス層内に、SIMS分析による深さ方向のピーク濃度が、1×1019atoms/cm以上の窒素又は水素が存在することを特徴とする、貼り合わせウェーハ。
(3)前記アモルファス層が、前記貼り合わせウェーハの前記活性層用ウェーハ側の表面から深さ1μm以上の位置に存在する、上記(2)に記載の貼り合わせウェーハ。
(4)窒素及び水素のうち少なくとも1種類が、前記貼り合わせウェーハの前記活性層用ウェーハ側の表面から深さ1μm以上の位置に存在する、上記(2)又は(3)に記載の貼り合わせウェーハ。
本発明によれば、デバイス不良を抑制し得る、貼り合わせウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる貼り合わせウェーハの製造方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる貼り合わせウェーハの断面図である。 実施例で作製したpn接合ダイオードの模式図である。 従来例1-2のSIMSプロファイル結果を示す図である。 発明例2-2のSIMSプロファイル結果を示す図である。 比較例1-2のSIMSプロファイル結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に例示説明する。
<貼り合わせウェーハの製造方法>
図1は、本発明の一実施形態にかかる貼り合わせウェーハの製造方法のフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態では、まず、支持基板用ウェーハ1を準備する(工程(A))。支持基板用ウェーハ1は、例えばシリコンウェーハとすることができる。シリコンウェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)により育成された単結晶シリコンインゴット又は多結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスしたものを用いることができる。支持基板用ウェーハ1に、任意の不純物を添加して、n型又はp型とすることができる。支持基板用ウェーハの抵抗率は、特には限定されないが、例えば10~1000Ω・cmとすることができる。
また、本実施形態では、活性層用ウェーハ2を準備する(工程(B))。活性層用ウェーハ2も、例えばシリコンウェーハとすることができる。シリコンウェーハは、上記と同様に、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)により育成された単結晶シリコンインゴット又は多結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスしたものを用いることができる。活性層用ウェーハ2に、任意の不純物を添加して、n型又はp型とすることができる。活性層用ウェーハの抵抗率は、特には限定されないが、例えば1~10Ω・cmとすることができる。
次いで、本実施形態では、支持基板用ウェーハ1と活性層用ウェーハ2とを、ウェーハ4の内部に1nm~10nmの厚さのアモルファス層3が存在するように、真空常温接合により貼り合わせて真空常温接合ウェーハ4を作製する(工程(C))。
真空常温接合は、支持基板用ウェーハ1及び活性層用ウェーハ2を加熱することなく、真空常温下で貼り合わせる方法である。本実施形態では、支持基板用ウェーハ1の貼り合わせ面及び活性層用ウェーハ2の貼り合わせ面のそれぞれに、真空常温下でアルゴン等のイオンビーム等を照射する活性化処理をして、上記両方の貼り合わせ面を活性化する。これにより、活性化面にはアモルファス層が形成され、シリコンが本来持っているダングリングボンド(結合の手)が現れる。そのため、引き続き真空常温下で上記両方の活性化面を接触させることで、瞬時に接合力が働き、強固に接合された真空常温接合ウェーハ4を作製することができる。
ここで、アモルファス層3の厚さを1nm~10nmとするのは、例えば、上記貼り合わせ面の活性化処理におけるイオンビームの加速電圧を調整することにより行うことができ、特には限定されないが例えば100~5keVとすることができる。
ところで、本発明者が、上記の課題を解決すべく鋭意検討したところ、真空常温接合ウェーハに対して、所定の熱処理工程を施すことで、真空常温接合ウェーハに残存するPIDをパッシベーションし得ること、特に、当該熱処理を水素及び窒素のうち少なくとも1種類の雰囲気下において、比較的低温の温度範囲で熱処理を行うことにより、真空常温接合ウェーハ中のアモルファス層を消滅させることなく、当該アモルファス層内に、水素又は窒素の所定値以上の濃度ピークを形成し、これによりPIDをパッシベートすることが可能な水素や窒素を真空常温接合ウェーハ中に含有させることができるという知見を得た。
そこで、次いで、本実施形態では、上記工程(C)により作製された真空常温接合ウェーハ4に対し、水素及び窒素のうち少なくとも1種類(水素のみ、窒素のみ、又は、水素と窒素)の雰囲気下において、100℃以上650℃以下の熱処理温度で、10分以上1時間以下の熱処理時間で熱処理する(工程(D))。これにより、アモルファス層3を消滅させることなく、当該アモルファス層3内に、SIMS分析による深さ方向のピーク濃度が、1×1019atoms/cm以上の窒素又は水素が存在する領域5を形成することができる。すなわち、650℃超の熱処理温度だと、アモルファス層を消滅させてしまい、一方で、100℃未満の熱処理時間だと、アモルファス層はあっても水素や窒素を当該アモルファス層に十分に取り込ませることができない。また、10分未満の熱処理時間でも、水素や窒素を当該アモルファス層に十分に取り込ませることができず、一方で、1時間超の熱処理時間ではアモルファス層を消滅させてしまう。
本実施形態では、その後、真空常温接合ウェーハ4の活性層用ウェーハ2を研削・研磨してデバイス形成領域を形成する(工程(E))。本実施形態のように、熱処理(工程(C))の後に研削・研磨工程を行うことによれば、熱処理によって拡散され得るドーパント種(水素雰囲気下の場合)や窒化膜(窒素雰囲気下の場合)を除去することができる。
このようにして、薄厚化された活性層用ウェーハ21をデバイス形成領域とする、貼り合わせウェーハ6が完成する(工程(F))。
以下、本実施形態の貼り合わせウェーハの製造方法の作用効果について説明する。
本実施形態の貼り合わせウェーハの製造方法によれば、上記工程(D)の熱処理により、アモルファス層3内に、二次イオン質量分析法(SIMS:Secondary Ion Mass Spectrometry)による深さ方向のピーク濃度が、1×1019atoms/cm以上の窒素又は水素が存在する領域5を形成することができる。これにより、PIDをパッシベートする水素や窒素を貼り合わせウェーハに十分に含有させることができるため、PIDをパッシベーションして電気的に不活性化し、デバイス不良の発生を抑制することができる。また、アモルファス層によるゲッタリング効果も維持することができる。
ここで、上記工程(D)の熱処理における熱処理温度は、アモルファス層を十分に残存させてより高濃度の水素又は窒素のピークを形成する観点からは、500℃以下とすることがより好ましく、400℃以下とすることが特に好ましい。また、上記工程(D)の熱処理における熱処理時間は、20分以上50分以下とすることがより好ましい。熱処理時間を50分以下とすることで、より一層アモルファス層を残存させることができ、一方で、熱処理時間を20分以上とすることで、より十分にアモルファス層に水素や窒素を取り込ませることができるからである。
(変形例)
上記の実施形態では、熱処理工程(工程(D))の後に、研削・研磨工程(工程(E))を行っていたが、熱処理工程(工程(D))の前に研削・研磨工程(工程(E))を行っても良い。活性層用ウェーハ2を薄厚化してから熱処理を行うと、薄厚化された活性層用ウェーハ21の表面からアモルファス層3までの距離が短くなるため、水素や窒素がアモルファス層3に取り込まれる量を増大させて、パッシベーション効果を向上し、デバイス不良の発生をより一層抑制し得るからである。
上記の変形例において、特に、水素雰囲気下で熱処理を行う場合、研削・研磨工程(工程(E))の後に行う熱処理工程(工程(D))の後に、さらに再度の研削・研磨工程を行うことが好ましい。熱処理による外方拡散によりドーパント濃度が低くなってしまう箇所を研削・研磨して、デバイス領域の高品質化を図ることができるからである。
また、上記の変形例において、特に、窒素雰囲気下で熱処理を行う場合、研削・研磨工程(工程(E))の後に行う熱処理工程(工程(D))の後に、さらに再度の研削・研磨工程を行うことが好ましい。熱処理により生じ得る窒化膜を除去することができるからである。
<貼り合わせウェーハ>
以下、本発明の一実施形態にかかる貼り合わせウェーハについて説明する。図2は、本発明の一実施形態にかかる貼り合わせウェーハの断面図である。図2に示すように、この貼り合わせウェーハ6は、支持基板用ウェーハ1と(研削・研磨工程により)薄厚化された活性層用ウェーハ21とが貼り合わされてなる。薄厚化された活性層用ウェーハ21は、デバイス形成領域となる。上述したように、支持基板用ウェーハ1は、例えばシリコンウェーハとすることができる。支持基板用ウェーハ1に、n型又はp型とすることができる。支持基板用ウェーハの抵抗率は、特には限定されないが、例えば10~1000Ω・cmとすることができる。活性層用ウェーハ21も、例えばシリコンウェーハとすることができる。活性層用ウェーハ21に、n型又はp型とすることができる。活性層用ウェーハ21の抵抗率は、特には限定されないが、例えば1~10Ω・cmとすることができる。活性層用ウェーハ21の(薄厚化された)厚さは、特には限定されないが、例えば2~10μmとすることができる。
貼り合わせウェーハ6は、ウェーハ内部に、1nm~10nmのアモルファス層3を有し、アモルファス層3内に、SIMS分析による深さ方向のピーク濃度が、1×1019atoms/cm以上の窒素又は水素が存在する領域5を有する。上記のピーク濃度は、2×1019atoms/cm以上であることが好ましく、3×1019atoms/cm以上であることがさらに好ましい。
アモルファス層3は、貼り合わせウェーハ6の活性層用ウェーハ21側の表面から深さ1μm以上(より好ましくは2μm以上)の位置に存在することが好ましい。デバイス形成領域下に近接に形成することにより、拡散速度が遅い重金属(例えば、Ti,Mo,Wなど)に対するゲッタリング能力が増加するからである。同様に、窒素及び水素のうち少なくとも1種類が、貼り合わせウェーハ6の活性層用ウェーハ21側の表面から深さ1μm以上(より好ましくは2μm以上)の位置に存在することが好ましい。デバイス形成領域に対する水素や窒素の拡散量(パッシベーションする量)が増加するからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、工程(A)と工程(B)は、いずれを先に行っても良いし、あるいは、同時並行的に行うこともできる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されない。
(実施例1)
本発明の効果を確かめるため、支持基板用ウェーハとして、p型、抵抗率10Ωcm、厚さ750μmのCZシリコンウェーハ、及び活性層用ウェーハとして、p型、抵抗率1ΩcmのFZウェーハをそれぞれ作製した。これらを真空常温接合で貼り合わせて厚さ5nmのアモルファス層を有する真空常温接合ウェーハを作製した後、水素100%雰囲気下で、それぞれ100℃(発明例1-1、1-2)、400℃(発明例2-1、2-2)、650℃(発明例3-1、3-2)、700℃(比較例1-1、1-2)の熱処理温度で1時間の熱処理を実施した。従来例では熱処理をスキップして行わなかった(従来例1-1、1-2)。熱処理後、活性層用ウェーハを研削研磨し、厚さ5μmに仕上げた。
発明例1-1、2-1、3-1、比較例1-1、従来例1-1のそれぞれにおいて、活性層領域に図3に示すようなpn接合ダイオードを作製し、Metal間に電圧を印加(p+領域に0V、n+領域に-3V~3V)し、ダイオード特性を評価した。pn接合ダイオードは、まず、リンをドープしたn領域をフォトリソグラフィで形成し、窒素雰囲気下にて1000℃で2時間熱処理し、その後、フォトリソグラフィによるエッチングを行った後、CVD法によりSiOを堆積してSTI領域94を形成し、その後層間絶縁体93を堆積し、その後、フォトリソグラフィによるエッチングを行った後、リン及びホウ素を注入して窒素雰囲気下にて900℃で0.5時間熱処理してコンタクト領域n+及びp+を形成し、スルーホールビア92にメタル91を埋め込んで作製した。評価結果を表1に示している。その結果、表1に示すように、発明例1-1、2-1、3-1は逆方向電流(n+に3V印加)がおよそ1×10-10A/cm程度であるのに対し、比較例1-1は1×10-9A/cm、従来例1-1は1×10-8A/cmであった。発明例では逆リーク電流を抑制可能であることがわかった。
次に、評価解析として、発明例1-2、2-2、3-2、比較例1-2、従来例1-2に対してSIMS分析を用いてウェーハ表面から水素濃度プロファイルを評価した。その結果、発明例1-2、2-2、3-2では表面から深さ5μmの位置に水素ピーク濃度として1~4×1019atoms/cm、比較例1-2では7.2×1018atoms/cmを検出し、従来例1-2では検出下限値であった。この評価結果は、表1及び図4~6に示している。図4は、従来例1-2のSIMSプロファイル結果を示す図であり、図5は、発明例2-2のSIMSプロファイル結果を示す図であり、図6は、比較例1-2のSIMSプロファイル結果を示す図である。
さらに、発明例1-2、2-2、3-2、比較例1-2、従来例1-2に対して断面TEM観察した結果、発明例1-2、2-2、3-2、従来例1-2では表面から深さ5μmの位置にアモルファス層が観察され、比較例1-2では表面から深さ5μmの位置にアモルファス層は観察されず転位が観察された。この評価結果は、表1に示している。
Figure 0007424274000001
(実施例2)
実施例1の熱処理工程における水素雰囲気を窒素雰囲気に変更し、同様の実験を実施し、同様の評価を行った。評価結果を表2に示している。表2に示すように、窒素雰囲気下での熱処理でも、発明例では逆リーク電流を抑制可能であることがわかった。
Figure 0007424274000002
(実施例3)
真空常温接合時のアルゴンイオン照射条件(イオンビームの加速電圧)を調整し、アモルファス層の厚さを10nmとして、水素雰囲気下で実施例1と同様の実験を実施し、同様の評価を行った。評価結果を表3に示している。アモルファス層の厚さが10nmの場合でも、発明例では逆リーク電流を抑制可能であることがわかった。
Figure 0007424274000003
1:支持基板用ウェーハ、
2:活性層用ウェーハ、
3:アモルファス層、
4:真空常温接合ウェーハ、
5:領域、
6:貼り合わせウェーハ

Claims (4)

  1. 支持基板用シリコンウェーハを準備する工程と、
    活性層用シリコンウェーハを準備する工程と、
    前記支持基板用シリコンウェーハの貼り合わせ面及び前記活性層用シリコンウェーハの貼り合わせ面のそれぞれに真空常温下で活性化処理を施してアモルファス層を形成する工程と、
    前記アモルファス層が形成された両方の面を真空常温下で接触させてウェーハ内部に1nm~10nmの厚さのアモルファス層を形成した真空常温接合ウェーハを作製する工程と、
    前記真空常温接合ウェーハに対し、水素及び窒素のうち少なくとも1種類の雰囲気下において、100℃以上650℃以下の熱処理温度で、10分以上1時間以下の熱処理時間で熱処理する工程と、を含み、
    前記アモルファス層内に、SIMS分析による深さ方向のピーク濃度が、1×10 19 atoms/cm 以上の窒素又は水素が存在する貼り合わせウェーハを得ることを特徴とする、貼り合わせウェーハの製造方法。
  2. 活性層用シリコンウェーハと支持基板用シリコンウェーハとが接合された貼り合わせウェーハであって、
    前記活性層用シリコンウェーハと前記支持基板用シリコンウェーハとの間に1nm~10nmのアモルファス層を有し、
    前記アモルファス層内に、SIMS分析による深さ方向のピーク濃度が、1×1019atoms/cm以上の窒素又は水素が存在することを特徴とする、貼り合わせウェーハ。
  3. 前記活性層用シリコンウェーハの厚さが2~10μmであり、前記アモルファス層が前記活性層用シリコンウェーハ側の表面から深さ1μm以上の位置に存在する、請求項2に記載の貼り合わせウェーハ。
  4. 前記活性層用シリコンウェーハの厚さが2~10μmであり、窒素及び水素のうち少なくとも1種類が、前記活性層用シリコンウェーハ側の表面から深さ1μm以上の位置に存在する、請求項2又は3に記載の貼り合わせウェーハ。
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