JP7419139B2 - 車両の装備品取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、サイドスポイラやリヤドアガーニッシュなどの装備品を車両に取り付ける車両の装備品取付け構造に関する。
特許文献1には、リヤスポイラとリヤドアガーニッシュとがバックドアに設けられたバックドア構造が開示されている。リヤスポイラは、車幅方向に延びる本体部の両側から下方に延びる一対のサイドスポイラを有している。一方、リヤドアガーニッシュも車幅方向に延びている。
デザインニーズの観点から、例えば、バックドアにおけるバックドアガラスの側端部に沿って延びサイドスポイラなどの第1装備品と、バックドアガラス下方に配置され、車幅方向に延びるリヤドアガーニッシュなどの第2装備品との連続一体感を持たせたいという要望があった。
このように、第1装備品と第2装備品とを連続一体感が得られるように車両に取り付けるには、第1装備品と第2装備品との合わせ部における間隙をできるだけ小さく設定する必要がある。しかしながら、第1装備品と第2装備品との合わせ部における間隙をできるだけ小さくすると、第1装備品と第2装備品との熱膨張による互いの干渉当接を防止する必要があった。
特開2015-58877号公報
そこで本発明は、第1装備品と第2装備品との合わせ部における互いの干渉当接を簡易な構造で防止できる車両の装備品取付け構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、車両の所定位置に装備する第1装備品と第2装備品とを合わせ部で合わせて取り付ける車両の装備品取付け構造であって、前記第1装備品における前記合わせ部の近傍に、前記車両に固定する固定部が設けられ、前記第2装備品は、前記合わせ部の合わせ面に沿う方向に交差する交差方向に、熱膨張によって変位し、前記固定部は、前記熱膨張によって変位する前記第2装備品が当接し、前記第2装備品の前記変位を規制する規制部として機能し、前記第1装備品は、前記車両のバックドアガラスの周縁部に沿って側部から下部に亘って装着されるサイドスポイラであり、前記第2装備品は、前記車両のバックドアパネルに装着されるリヤドアガーニッシュであることを特徴とすることができる。
上記車両は、例えば、バックドア、サイドドア、ボンネット、トランクフード、ボディなどの車体の一部を構成する鋼製パネルなどをいう。
この発明により、第1装備品と第2装備品との合わせ部における互いの干渉当接を簡易な構造で防止することができる。
詳述すると、剛性のある固定部と、前記第2装備品とは、熱膨張によって、互いに前記交差方向に変位するが、当該変位によって前記第2装備品が第1装備品の前記固定部に当接して、前記交差方向の変位を規制することができる。
より具体的には、熱膨張による前記第2装備品の熱膨張による伸びを、規制部として機能する前記固定部に当接することで規制できる。したがって、第1装備品と第2装備品との合わせ部における間隙をできるだけ小さくでき、両者を連続一体感が得られるように前記車両に取り付けることができる。
上述したように、前記第1装備品は、前記車両のバックドアガラスの周縁部に沿って側部から下部に亘って装着されるサイドスポイラであり、前記第2装備品は、前記車両のバックドアパネルに装着されるリヤドアガーニッシュとすることで、バックドアパネルにサイドスポイラを固定する固定部に、リヤドアガーニッシュの一部を当接させて、熱膨張によるリヤドアガーニッシュの変位を規制することができ、サイドスポイラとリヤドアガーニッシュとをより連続一体感が得られるように前記車両に取り付けることができる。
この発明の態様として、前記第1装備品及び前記第2装備品は樹脂製であってもよい。
この発明により、熱膨張変位を確実に防止することができる。
詳述すると、前記第1装備品及び前記第2装備品が樹脂製であるため、鋼製パネルに固定する高剛性の固定部で前記第2装備品の熱膨張による変位を確実に規制することができる。
またこの発明の態様として、前記固定部は、前記車両に嵌入するクリップを装着する装着部と、該装着部を第1装備品本体から支持する支持側壁と、前記支持側壁から延設され、前記合わせ面に対向するリブとが備えられ、前記リブが前記規制部として機能してもよい。
上記第1装備品本体とは、前記固定部が設けられた装備品の本体部分をいう。
この発明により、簡単な構造にて位置規制方向に対して前記固定部を高剛性化することができる。したがって、前記第2装備品の熱膨張による変位を確実に規制することができる。
またこの発明の態様として、前記リブは、前記合わせ面に沿う方向に所定間隔を隔てて複数配置され、複数配置された前記リブ同士の間に前記支持側壁を補強する補強リブが設けられてもよい。
この発明により、前記固定部における前記第2装備品が当接して規制する前記リブを設けた前記支持側壁の剛性を簡単な構造にて向上することができる。
またこの発明の態様として、前記リブが設けられた前記支持側壁の基部に、前記支持側壁を補強する補強部が設けられてもよい。
上記補強部は、支持側壁の基部に設けた段差部分や肉厚部分などで構成することができる。
この発明により、前記第2装備品の変位をより確実に規制することができる。
詳しくは、前記規制部として機能する前記固定部の剛性が向上するため、前記固定部に当接する前記第2装備品の変位をより確実に規制することができる。
またこの発明の態様として、前記装着部に、前記クリップを装着する装着孔が設けられ、前記装着孔は、前記車両に嵌入される前記クリップを、前記合わせ面に沿う方向に規制してもよい。
前記合わせ面に沿う方向に規制するとは、前記第1装備品と前記第2装備品とが対向する対向方向に交差する方向への変位を規制することをいい、対向方向への位置規制を行っても行わなくてもよい。
この発明により、簡単な構造で前記合わせ面に沿う方向の位置規制を行うことができる。詳述すると、前記固定部の装着部に設けた装着孔が前記車両に嵌入される前記クリップを前記合わせ面に沿う方向に規制することで、車両に対する前記第1装備品の合わせ面に沿う方向の変位を規制することができる。そのため、第1装備品と第2装備品とをより連続一体感が得られるように前記車両に取り付けることができる
本発明により、第1装備品と第2装備品との合わせ部における互いの干渉当接を簡易な構造で防止できる車両の装備品取付け構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両のバックドア構造の斜視図である。 リヤドアガーニッシュの車内側から視た正面図。 リヤドアガーニッシュにおける規制凸部の車内側から視た拡大斜視図。 サイドスポイラの車内側から視た正面図。 (a)は固定部の平面図であり、(b)は固定部の正面図であり、(c)は(a)におけるA-A断面図であり、(d)は固定部の側面図であり、(e)は固定部の背面図である。 (a)はバックドアパネルへサイドスポイラを組み付けた状態の車内側から視た斜視図であり、(b)はバックドアパネルへサイドスポイラ及びリヤドアガーニッシュ5を組み付けた状態の車内側から視た斜視図である。 図5(a)に示すA-A断面位置において、(a)はサイドスポイラとリヤドアガーニッシュをバックドアパネルに組み付ける前の状態の断面図であり、(b)はバックドアパネルに対してサイドスポイラ及びリヤドアガーニッシュを組み付けた状態の断面図であり、(c)はバックドアパネルに組み付けたサイドスポイラ及びリヤドアガーニッシュが熱膨張して位置規制している状態の断面図である。
本発明は、サイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5との合わせ部Xにおける互いの干渉当接を簡易な構造で防止するため、バックドアパネル2bの所定位置に装備するサイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5とを合わせ部Xで合わせて取り付ける車両の装備品取付け構造1であって、サイドスポイラ6における合わせ部Xの近傍に、バックドアパネル2bに固定する固定部61が設けられ、リヤドアガーニッシュ5は熱膨張によって車幅方向Wに変位し、固定部61は、熱膨張によって変位するリヤドアガーニッシュ5が当接して、リヤドアガーニッシュ5の変位を規制する規制部として機能している。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
車両の装備品取付け構造1は、図1に示されるように、車体後部に上下方向Hに開閉自在に配置され、バックドアガラス3を有するバックドア2と、バックドア2におけるバックドアガラス3の上方の上縁部分2aを含む領域に設けられたリヤスポイラ4と、バックドア2におけるバックドアガラス3の下方の下縁部分3aを含む領域に設けられたリヤドアガーニッシュ5と、バックドアガラス3の側方の側縁部3bを含む領域に設けられた一対のサイドスポイラ6と、リヤドアガーニッシュ5の車幅方向Wの両側とサイドスポイラ6の下方との間に配置されたランプユニット7とを備えている。
リヤスポイラ4は、バックドア2の上縁部分2aに沿って配置され、車幅方向Wに延びるように配置されている。
リヤドアガーニッシュ5は、バックドアガラス3の下縁部分3aに沿って配置され、車幅方向W及び上下方向Hに延びるように配置されている。また、リヤドアガーニッシュ5の車幅方向Wの両側の上部には、ランプユニット7を配置するランプ配置凹部5aを形成している。
サイドスポイラ6は、バックドアガラス3の側縁部3bに沿って配置され、バックドア2の上縁部分2aに沿って配置されたリヤスポイラ4と、バックドアガラス3の下縁部分3aに沿って配置されたリヤドアガーニッシュ5とを上下方向Hに連結するように構成している。
詳しくは、サイドスポイラ6の上端部分6aは、リヤスポイラ4の車幅方向Wの側方に配置され、バックドアガラス3の側縁部3bに沿って延びるとともに、バックドアガラス3の下側の角部3cに沿って湾曲し、リヤドアガーニッシュ5の上部5bと、車幅方向Wに突き合わせされるように配置されている。
リヤスポイラ4、リヤドアガーニッシュ5及びサイドスポイラ6は、FRPなど剛性の高い樹脂材料などで製造されている。
以下において、リヤドアガーニッシュ5及びサイドスポイラ6について詳述する。
リヤドアガーニッシュ5は、車内側から視た正面図である図2に示すように、上下方向Hより車幅方向Wに長く、上下方向Hの上側における車幅方向Wの両側に、略三角状に凹んだランプ配置凹部5aが形成されている。また、上下方向Hの下側における車幅方向Wの中央には、アウタパネル8(図1参照)の形状に応じた凹部5cが形成されている。
リヤドアガーニッシュ5における車内側には、バックドアパネル2b(図5参照)に固定するための固定部51を複数、適宜の位置で配置している。図3に示すように、固定部51は、後述するサイドスポイラ6の固定部61と同様の構造であり、後述するクリップ62と同様のクリップ53でバックドアパネル2bに対して固定する構造であるため、その説明は省略する。
リヤドアガーニッシュ5の上部5bにおける車幅方向Wの両端部には、ランプ配置凹部5aに向かって車幅方向Wに突出する規制凸部52を備えている。
規制凸部52には、図3及び図7に示すように、サイドスポイラ6と大きくラップする延出部522と、車幅方向Wに交差する方向に屈曲する断面形状の当接壁面521が形成されている。
また、図3に示すように、リヤドアガーニッシュ5の上部5bにおける規制凸部52の近傍には固定部51が設けられている。
そして、上述のように構成されたリヤドアガーニッシュ5は、バックドアガラス3の下縁部分3aに沿って配置され、車幅方向Wの両側の上部に設けたランプ配置凹部5aと湾曲部分6cとの間にランプユニット7を配置することができるように、バックドアパネル2bに対して固定部51及びクリップ53によって取り付ける。
このように構成されたリヤドアガーニッシュ5は、上述したように、上下方向Hより車幅方向Wに長いため、熱膨張によって、上下方向Hよりも車幅方向Wに伸びることとなる。
サイドスポイラ6は、図4に示すように、リヤスポイラ4の車幅方向Wの側方に配置される上端部分6a、バックドアガラス3の側縁部3bに沿って延びる本体部分6b、及びリヤドアガーニッシュ5の上部5bと突き合わせされるように、バックドアガラス3の下側の角部3cに沿って湾曲し、車幅方向Wに向かう湾曲部分6cとで構成されている。
なお、上端部分6a及び本体部分6bは略直線状に延び、湾曲部分6cは本体部分6bに対して湾曲するため、全体として屈曲形状で形成されている。
このように構成されたサイドスポイラ6の車内側には、図4に示すように、バックドアパネル2b(図5参照)に固定するための固定部61を複数、適宜の位置で配置している。具体的には、上端部分6a、及び本体部分6bにおいて所定間隔を隔てて2つ設けている。さらには、湾曲部分6cにおいて、バックドアガラス3の角部3cに対応する箇所と、端部と、その中間付近の3箇所に設けている。
以下で、複数配置した固定部61のうち、湾曲部分6cにおける端部に設けた固定部61Xについて、図5とともに説明する。なお、図5において、サイドスポイラ6を取り付けて固定するバックドアパネル2bを破線状に図示している。
固定部61は、図5に示すように、サイドスポイラ6の本体面60から車内側に向かって突出する略箱状体である。
詳しくは、固定部61Xは、本体面60に対して略平行に離間する装着面611、装着面611に対して略上下方向Hに配置された一対の支持側面612、及び端部60a側の当接側側面613で構成した略箱状体である。
装着面611は、図5(a)に示すように、車幅方向Wより上下方向Hに長い略長方形状で形成され、平面視中央付近に、クリップ62を装着する装着孔611aを設けている。なお、装着孔611aは、クリップ62の首部622に対して、上下方向Hのクリアランスは設定されず、車幅方向Wにわずかなクリアランスが設定された平面視略長円状で形成し、車幅方向Wの端部60a側には、後述する幅狭通過孔616が連通している。
支持側面612及び当接側側面613は、平面視略長方形状に形成し、本体面60から離間した装着面611を支持する側面であり、装着面611に対して上下方向Hに一対の支持側面612と、車幅方向Wにおける端部60a側の当接側側面613とで平面視略角形U字状に構成している。そのため、固定部61Xにおける当接側側面613が配置された車幅方向Wの端部60a側と反対側は開口している。
支持側面612は、車幅方向Wの端部60a側と反対側が本体面60に対して略垂直状となる略片傾斜台形状であり、本体面60に近い基部は、後述する段差突出部614に対応するように端部60a側に突出している。なお、略片傾斜台形状に形成した支持側面612における車幅方向Wの端部60a側の傾斜角度は、サイドスポイラ6を取り付けるバックドアパネル2bに対して略垂直状となる。
固定部61における端部60a側に配置され、サイドスポイラ6を取り付けるバックドアパネル2bに対して略垂直状となる傾斜角度の当接側側面613は、本体面60側の基部に端部60a側に突出する段差突出部614を設けている。
段差突出部614は、当接側側面613において、基部側の略1/3程度の高さ部分を上部側に対して端部60a側に向かって階段状に突出させている。
また、当接側側面613の上部には、図5(b)に示すようにクリップ62のフランジ623が通過する上下方向Hに長い正面視横長矩形状の通過孔615を構成している。この通過孔615の上端には、クリップ62の首部622が通過する幅狭の幅狭通過孔616が装着面611の装着孔611aと連通するように装着面611に亘って設けている(図5(a),(b)参照)。
さらに、図5(a)乃至(d)に示すように、当接側側面613における上下方向Hの中央には、段差突出部614の上端から通過孔615の下端まで延びる補強リブ617を設けるとともに、補強リブ617の上下方向Hの両側に、所定間隔を隔てて当接リブ618を設けている。
当接リブ618は、段差突出部614より車幅方向Wの端部60a側、且つ本体面60から装着面611の側に突出するリブであり、上方に向かって徐々に傾斜する傾斜部を上部に有する側面視片傾斜台形状に傾斜している。なお、当接リブ618において傾斜部より本体面60側は、本体面60に対して垂直状に延びる当接面619を構成している。
なお、他の固定部61は、固定部61Xにおける補強リブ617及び当接リブ618を備えていないだけであり、各要素の形状が異なりはするものの、その他の構成は同じであるため、その説明を省略する。なお、他の固定部61にも、補強リブ617や当接リブ618を設けてもよい。
このように構成した固定部61に装着され、バックドアパネル2bに設けた取付け穴2cに嵌入してサイドスポイラ6を取り付けるクリップ62は、図5及び図7に示すように、取付け穴2cに嵌入する略円錐状の嵌入先端部621、取付け穴2cを貫通する首部622、及び固定部61に装着した状態で固定部61に配置され、抜け出しを防止するフランジ623とで構成している。
首部622は、嵌入先端部621の基部及びフランジ623より径小な断面円形であり、フランジ623は、固定部61の通過孔615に挿入できる径の円盤状に形成している。
また、フランジ623から首部622に亘って、スリット624が設けられ、クリップ62を固定部61に装着する際、つまり、首部622が装着面611に設けた幅狭通過孔616を通過する際に縮径することができる。
上述のように構成されたサイドスポイラ6は、上端部分6aがリヤスポイラ4の車幅方向Wの側方に配置され、本体部分6bがバックドアガラス3の側縁部3bに沿って延び、及び湾曲部分6cは本体部分6bに対してバックドアガラス3の下側の角部3cに沿って湾曲し、車幅方向Wに向かい、その端部60aが合わせ部Xでリヤドアガーニッシュ5の上部5bと突き合わせされるように、固定部61及びクリップ62によってバックドアパネル2bに対して固定される(図6(b)及び図7(b)参照)。
このとき、湾曲部分6cにおける固定部61Xとリヤドアガーニッシュ5の規制凸部52の当接壁面521とは、車幅方向Wに対向する(図6(b)参照)。
詳しくは、図7(b)に示すように、サイドスポイラ6は、固定部61に装着したクリップ62の嵌入先端部621を取付け穴2cに嵌入して、バックドアパネル2bにサイドスポイラ6を取り付ける。このとき、固定部61に設けた当接リブ618の当接面619は、バックドアパネル2bに対して垂直な向きに沿う態様となる。なお、このように、バックドアパネル2bに対して垂直な向きに沿う面を合わせ面X1とする
また,上述のように固定部61の装着面611に設けた装着孔611aに装着したクリップ62をバックドアパネル2bの取付け穴2cに嵌入して取り付けたサイドスポイラ6は、装着孔611aにおいて上下方向Hのクリアランスが設定されていないため、熱膨張によって車幅方向Wに変位できるものの、バックドアパネル2bに対する上下方向Hの位置は規制されている。
一方、リヤドアガーニッシュ5は、固定部51に装着したクリップ53の嵌入先端部531を取付け穴2cに嵌入して、バックドアパネル2bに取り付けられており、上記サイドスポイラ6をバックドアパネル2bに取り付けたとき、図7(b)に示すように、合わせ部Xにおいて、リヤドアガーニッシュ5の規制凸部52の当接壁面521と、サイドスポイラ6の固定部61に設けた当接リブ618の当接面619とは車幅方向Wに対向する。なお、当接面619とは車幅方向Wに対向する、規制凸部52の当接壁面521もバックドアパネル2bに対して垂直な向き、つまり合わせ面X1と平行な向きとなる。
このようにバックドアパネル2bに対して取り付けたリヤドアガーニッシュ5及びサイドスポイラ6は、熱膨張によって伸びる変形が生じる。特に、上下方向Hより車幅方向Wに長いリヤドアガーニッシュ5は、車幅方向Wに伸びやすくなる。リヤドアガーニッシュ5が車幅方向Wに伸びると、規制凸部52の当接壁面521は、車幅方向Wにおいて、サイドスポイラ6の側に変位する。
リヤドアガーニッシュ5が熱膨張によって伸び、当接壁面521がサイドスポイラ6の側に変位すると、クリップ62によってバックドアパネル2bに固定されたサイドスポイラ6の固定部61における当接リブ618の当接面619と当接し(図7(c)参照)、規制凸部52の当接壁面521がこれ以上伸びて変位することを規制することができる。
このように、固定部61及びクリップ62は、サイドスポイラ6をバックドアパネル2bに固定するものの、バックドアパネル2bに固定された固定部61は、当接壁面521のさらなる変位を規制する規制部としても機能することができる。
なお、サイドスポイラ6も熱膨張によって変位した場合、サイドスポイラ6の端部60aの近傍に設けられた固定部61も車幅方向Wに変位し、リヤドアガーニッシュ5の規制凸部52と車幅方向Wに当接し、相互に車幅方向Wの位置変位を規制することができる。
上述のように装備品取付け構造1は、バックドア2の所定位置に装備するサイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5とを合わせ部Xで合わせて取り付ける取付け構造であって、サイドスポイラ6における合わせ部Xの近傍に、バックドアパネル2bに固定する固定部61が設けられ、リヤドアガーニッシュ5は合わせ部Xの上下方向Hに交差する車幅方向Wに、熱膨張によって変位し、固定部61は、熱膨張によって変位するリヤドアガーニッシュ5が当接して、リヤドアガーニッシュ5の変位を規制する規制部として機能するため、サイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5との合わせ部Xにおける互いの干渉当接を簡易な構造で防止することができる。
詳述すると、サイドスポイラ6において、剛性のある固定部61と、リヤドアガーニッシュ5とは、熱膨張によって、互いに車幅方向Wに変位するが、変位によってリヤドアガーニッシュ5が固定部61に当接して、車幅方向Wの変位を規制することができる。
より具体的には、図7(c)に示すように、熱膨張によるリヤドアガーニッシュ5の熱膨張による伸びを、規制部として機能する固定部61に当接することで規制できる。したがって、サイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5との合わせ部Xにおける間隙をできるだけ小さくでき、両者を連続一体感が得られるようにバックドア2に取り付けることができる。
また、サイドスポイラ6及びリヤドアガーニッシュ5は樹脂製であるため、熱膨張変位を確実に防止することができる。
詳述すると、サイドスポイラ6及びリヤドアガーニッシュ5が樹脂製であるため、バックドアパネル2bに固定する高剛性の固定部61でリヤドアガーニッシュ5の熱膨張による変位を確実に規制することができる。
また、固定部61は、図7に示すように、バックドアパネル2bの取付け穴2cに嵌入するクリップ62を装着する装着面611と、装着面611を本体面60から支持する当接側側面613と、当接側側面613から延設され、合わせ面X1に対向する当接リブ618とが備えられ、当接リブ618が規制部として機能するため、簡単な構造にて位置規制方向(車幅方向W)に対して固定部61を高剛性化することができる。したがって、リヤドアガーニッシュ5の熱膨張による変位を確実に規制することができる。
また、当接リブ618は、図5(a)に示すように、合わせ面X1に沿う方向(上下方向H)に所定間隔を隔てて複数配置され、複数配置された当接リブ618同士の間に当接側側面613を補強する補強リブ617が設けられているため、固定部61におけるリヤドアガーニッシュ5が当接して規制する箇所の剛性を簡単な構造にて向上することができる。
また、図5に示すように、当接リブ618が設けられた当接側側面613の基部に、当接側側面613を補強する段差突出部614が設けられているため、リヤドアガーニッシュ5の変位をより確実に規制することができる。
詳しくは、規制部として機能する当接リブ618を設けた当接側側面613の剛性が向上するため、固定部61に当接するリヤドアガーニッシュ5の変位をより確実に規制することができる。
また、図5(a)に示すように、装着面611に、クリップ62を装着する装着孔611aが設けられ、装着孔611aは、バックドアパネル2bに嵌入されるクリップ62を、上下方向Hに規制しているため、簡単な構造で上下方向Hの位置規制を行うことができる。
詳述すると、固定部61の装着面611に設けた装着孔611aがバックドアパネル2bに嵌入されるクリップ62を上下方向Hに規制することで、バックドアパネル2bに対するサイドスポイラ6の上下方向Hの変位を規制することができる。そのため、サイドスポイラ6とリヤドアガーニッシュ5とをより連続一体感が得られるようにバックドア2に取り付けることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の車両はバックドアパネル2bに対応し、
以下同様に、
第1装備品はサイドスポイラ6に対応し、
第2装備品はリヤドアガーニッシュ5に対応し、
合わせ部は合わせ部Xに対応し、
車両の装備品取付け構造は装備品取付け構造1に対応し、
固定部は固定部61に対応し、
合わせ面は合わせ面X1に対応し、
クリップはクリップ62に対応し、
装着部は装着面611に対応し、
第1装備品本体は本体面60に対応し、
支持側壁は当接側側面613に対応し、
リブは当接リブ618に対応し、
補強リブは補強リブ617に対応し、
補強部は段差突出部614に対応し、
装着孔は装着孔611aに対応し、
合わせ面に沿う方向は上下方向Hに対応し、
バックドアガラスはバックドアガラス3に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の説明では、バックドア2を構成するバックドアパネル2bにリヤドアガーニッシュ5及びサイドスポイラ6を取り付ける装備品取付け構造1について説明したが、例えば、サイドドア、ボンネット、トランクフード、ボディなどの車体の一部を構成する鋼製パネルに対して装備品を取り付ける取付け構造であってもよい。
また、当接側側面613を補強するために車幅方向Wに突出する段差突出部614を設けたが、当接側側面613の基部の厚みを肉厚に構成して補強してもよい。
1…装備品取付け構造
2b…バックドアパネル
3…バックドアガラス
5…リヤドアガーニッシュ
6…サイドスポイラ
60…本体面
61…固定部
62…クリップ
611…装着面
611a…装着孔
613…当接側側面
614…段差突出部
617…補強リブ
618…当接リブ
H…上下方向
X…合わせ部
X1…合わせ面

Claims (6)

  1. 車両の所定位置に装備する第1装備品と第2装備品とを合わせ部で合わせて取り付ける車両の装備品取付け構造であって、
    前記第1装備品における前記合わせ部の近傍に、前記車両に固定する固定部が設けられ、
    前記第2装備品は、前記合わせ部の合わせ面に沿う方向に交差する交差方向に、熱膨張によって変位し、
    前記固定部は、前記熱膨張によって変位する前記第2装備品が当接し、前記第2装備品の前記変位を規制する規制部として機能し、
    前記第1装備品は、前記車両のバックドアガラスの周縁部に沿って側部から下部に亘って装着されるサイドスポイラであり、
    前記第2装備品は、前記車両のバックドアパネルに装着されるリヤドアガーニッシュである
    車両の装備品取付け構造。
  2. 前記第1装備品及び前記第2装備品は樹脂製である
    請求項1に記載の車両の装備品取付け構造。
  3. 前記固定部は、前記車両に嵌入するクリップを装着する装着部と、該装着部を第1装備品本体から支持する支持側壁と、前記支持側壁から延設され、前記合わせ面に対向するリブとが備えられ、
    前記リブが前記規制部として機能する
    請求項1または請求項2に記載の車両の装備品取付け構造。
  4. 前記リブは、前記合わせ面に沿う方向に所定間隔を隔てて複数配置され、
    複数配置された前記リブ同士の間に前記支持側壁を補強する補強リブが設けられた
    請求項3に記載の車両の装備品取付け構造。
  5. 前記リブが設けられた前記支持側壁の基部に、前記支持側壁を補強する補強部が設けられた
    請求項3または請求項4に記載の車両の装備品取付け構造。
  6. 前記装着部に、前記クリップを装着する装着孔が設けられ、
    前記装着孔は、前記車両に嵌入される前記クリップを、前記合わせ面に沿う方向に規制する
    請求項3乃至請求項5のうちいずれかに記載の車両の装備品取付け構造
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