JP7413802B2 - 不織布の製造装置 - Google Patents

不織布の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7413802B2
JP7413802B2 JP2020015431A JP2020015431A JP7413802B2 JP 7413802 B2 JP7413802 B2 JP 7413802B2 JP 2020015431 A JP2020015431 A JP 2020015431A JP 2020015431 A JP2020015431 A JP 2020015431A JP 7413802 B2 JP7413802 B2 JP 7413802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
filament
dispersion
manufacturing apparatus
fabric manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020015431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021123805A (ja
Inventor
暁師 徐
文夫 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2020015431A priority Critical patent/JP7413802B2/ja
Publication of JP2021123805A publication Critical patent/JP2021123805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7413802B2 publication Critical patent/JP7413802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

本発明は、フィラメント集合体を空気力学的に延伸させる延伸手段を備える不織布の製造装置に関する。
不織布の製造装置において、フィラメントから不織布を形成するものがある。例えば、その製造装置の一つであるスパンボンド製法によるものにおいては、紡糸手段により、紡糸口金の多数の紡糸孔から熱可塑性樹脂を溶融紡糸して、フィラメントの束であるフィラメント集合体を形成する。このフィラメント集合体は、冷却手段により、制御された一様流である冷却エアーが水平方向から供給され、所望の硬さに冷却された後に、延伸手段により、垂直方向に引っ張られる。その後、搬送手段により、直接捕集ベルト上に堆積するフィラメント集合体が搬送されるとともに、絡合手段により、フィラメント集合体同士を絡合させ不織布を形成している。
このような不織布の製造装置においては、フィラメント集合体を捕集ベルト上に堆積させる際に、フィラメント集合体の分散を制御することなく、単に、捕集ベルトに対して略垂直方向から衝突及び堆積させているため、不織布にはムラが生じ、肌触りが低下していた。よって、不織布には、肌触りを向上させるために、つまり、地合の均一性を向上させるために、フィラメント集合体を捕集ベルト上に均一に分散させることが要望されていた。
ここで、例えば、特許文献1には、スパンボンド不織布の製造装置において、通路と傾斜板とが作るエッジに接触及び帯電させることを前提として、イジェクターの吐出口に傾斜板を設け、コアンダ効果によりフィラメント集合体を、傾斜板に沿って湾曲させるものが記載されている。また、特許文献1(特に、第2頁右下欄第2-4行参照)には、傾斜板の角度θ及び長さlを適切に設定することにより、この接触摩擦帯電を制御しているものが記載されている。これにより、フィラメント集合体には、所望の帯電量が付与され、フィラメント同士の反発力が生じることにより、空中で分散状態となった後に、捕集ベルト上へと衝突及び堆積させるものである。
特開昭52-118068号公報
しかしながら、特許文献1は、以下の問題点を有していた。第1の問題点は、イジェクターと傾斜板とが作るエッジをフィラメント集合体に意図的に接触させて、フィラメント集合体に接触摩擦帯電を生じさせるものであるため、各フィラメントは、エッジと常時接触摩耗しており、糸切れが生じるおそれがあった(以下、「摩耗による糸切れ」という)。第2の問題点は、帯電したフィラメント集合体を、帯電により空中で分散状態とさせた後に、捕集ベルト上へと衝突させているため、この衝突により、捕集ベルトの搬送方向へと制御されていない過度の分散状態となってしまうおそれがあった(以下、「過度の分散状態」という)。
本発明の目的は、フィラメント集合体の摩耗による糸切れを抑制するとともに、捕集ベルトの搬送方向におけるフィラメント集合体の分散状態を制御可能な不織布の製造装置を提供することである。
上記課題を解決するために、不織布の製造装置は、溶融した熱可塑性樹脂をフィラメントから構成されるフィラメント集合体として押し出す紡糸手段と、前記フィラメント集合体を空気力学的に延伸させる延伸手段と、前記フィラメント集合体を堆積させ所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、を備え、前記延伸手段は、吸引口と、吐出口と、前記吐出口を画定する前記搬送方向の上流側の内壁と連続的に接続する上端部、及び、前記搬送方向の上流側に向けて湾曲又は傾斜する下端部を有する分散板と、を備え、前記フィラメント集合体は、前記分散板と非接触状態で、前記分散板の下端部より前記搬送方向の上流側に位置する前記搬送手段に向けて放出されるものである。
また、上記不織布の製造装置は、前記搬送手段の上面における前記搬送方向と直交する方向からみた、前記分散板の下端部の仮想延長線と前記搬送手段の上面とのなす角度を、30~89(°)とするものとしてもよい。
また、上記不織布の製造装置は、前記分散板の下端部から前記搬送手段の上面への垂線長さを、50~300(mm)とするものとしてもよい。
また、上記不織布の製造装置は、前記搬送手段の上面における前記搬送方向と直交する方向からみて、前記分散板の上端部から下端部に向かうにつれて、前記分散板における接線方向と前記搬送手段の上面とのなす角度が、一定となる又は漸減するものとしてもよい。
また、上記不織布の製造装置は、前記分散板が、単一又は複数の曲面形状、単一又は複数の平面形状、又は、これらの組み合わせからなるものとしてもよい。
また、上記不織布の製造装置は、前記分散板が、前記搬送方向からみて、前記吐出口の下方を覆うように設けられているものとしてもよい。
本発明によれば、フィラメント集合体の摩耗による糸切れを抑制するとともに、捕集ベルトの搬送方向におけるフィラメント集合体の分散状態を制御可能な不織布の製造装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るスパンボンド不織布製造装置の一例を示す概略図である。 図1に示されるイジェクター及び捕集ベルトの詳細を説明する斜視図である。 図2に示される分散板を説明する側面図であり、(a)は不織布の製造状態、(b)は不織布の非製造状態をそれぞれ表す。
本発明の実施形態について、図1から図3を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
<不織布製造装置>
本実施形態による複数のフィラメントの束(以下、「フィラメント集合体」という)3及びこれを含む不織布6は、特別な装置を用いることなく、通常の複合溶融紡糸法による不織布製造装置により得ることができる。中でも、生産性に優れるスパンボンド法による不織布製造装置が好ましく用いられる。
図1は、本発明の一実施形態に係る不織布製造装置の一例としてスパンボンド不織布製造装置(以下、「不織布製造装置」という)100における概略図を、限定目的ではなく例示目的で示す。図中の白抜きの矢印A、矢印B、矢印C及び黒矢印Dは、フィラメント集合体3の紡出方向、フィラメント集合体4の偏向方向、捕集ベルト51の搬送方向(以下、「MD方向」ともいう)及び捕集ベルト51の周回方向をそれぞれ表している。また、図中のX軸方向は、搬送方向C(MD方向)を示すものであり、Y軸方向は、捕集ベルト51におけるMD方向と直交する方向(以下、「CD方向」ともいう)を示すものであり、Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と直交するとともに紡出方向Aと平行な方向を示すものである。
不織布製造装置100は、第1の押出機11及び第2の押出機12(紡糸手段)と、紡糸口金(紡糸手段)20と、冷却用送風機(冷却手段)30と、イジェクター(延伸手段)40と、捕集コンベア(搬送手段)50と、熱エンボスロール60と、ワインダー70と、から構成される。以下、それらの概要を順に説明する。
第1の押出機11は、第1の原料樹脂1を溶融しながら、螺旋状の第1のローター13の回転により、所定流量の溶融物を紡糸口金20へと送液する。同様に、第2の押出機12は、第2の原料樹脂2を溶融しながら、螺旋状の第2のローター14の回転により、所定流量の溶融物を紡糸口金20へと送液する。
(第1の原料樹脂)
第1の原料樹脂1は、熱可塑性樹脂を主成分とする。すなわち、第1の原料樹脂1は、第1の原料樹脂1の全固形分を基準にして90質量%以上100質量%以下の量で熱可塑性樹脂を含むことができる。第1の原料樹脂1に適用可能な熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系の樹脂が化学的に安定していて安全性が高いため、衛生材の用途として好ましく使用される。複合繊維からなるフィラメントの紡糸性等の観点から、熱可塑性樹脂には、ポリプロピレン(PP)がより好ましく使用される。
(第2の原料樹脂)
第2の原料樹脂2は、熱可塑性樹脂を主成分とする。詳細には、第2の原料樹脂2は、第2の原料樹脂2の全固形分を基準にして90質量%以上100質量%以下の量で熱可塑性樹脂を含む。
第2の原料樹脂2の主成分に適用可能な熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂は、1種類を使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。複合繊維からなるフィラメントの触り心地などの風合いの観点から、熱可塑性樹脂には、ポリエチレン(PE)を好ましく使用することができる。
(添加物)
複合繊維からなるフィラメントは、第1の原料樹脂1及び第2の原料樹脂2のそれぞれにおいて、熱可塑性樹脂に加えて、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて添加物を含有していてもよい。安全性を確保しつつ必要な機能を発揮させるために、添加物は第1の原料樹脂1及び第2の原料樹脂2を合わせた全固形分を基準にして1質量%以下とすることが好ましい。
添加物の原料としては、例えば、公知の耐熱安定剤及び耐候安定剤などの各種の安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、染料、顔料、天然油、合成油、ワックス等が挙げられる。
安定剤としては、例えば、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール(BHT)等の老化防止剤;テトラキス[メチレン-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、β-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アルキルエステル、2,2’-オキザミドビス[エチル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート等のフェノール系酸化防止剤;ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、1,2-ヒドロキシステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩;グリセリンモノステアレート、グリセリンジステアレート、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタエリスリトールトリステアレート等の多価アルコール脂肪酸エステルなどを挙げることができる。また、これらを組み合わせて用いることもできる。
滑剤としては、例えば、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド等が挙げられる。
また、シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、軽石粉、軽石バルーン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、硫酸カルシウム、チタン酸カリウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ケイ酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイト、グラファイト、アルミニウム粉、硫化モリブデン等の充填剤を含有していてもよい。
紡糸口金20は、所望の繊維構造を形成して吐出するように構成された複数の複合紡糸ノズル(不図示)を有する。このノズルより、第1の押出機11及び第2の押出機12からのそれぞれ溶融物が複合した複合繊維からなるフィラメント集合体3を重力方向に紡出する。
冷却用送風機30は、オープン型であり、紡出されたフィラメント集合体3に対し、紡出方向Aと直交する方向であるX軸方向から冷却エアー31を送風し、フィラメント集合体3を冷却する。また、フィラメント集合体3から排気される高温の分離ガス32は、紡出方向Aに沿わず、冷却用送風機30の上方へと排気されることから、フィラメント集合体3を効率的に冷却することができる。
イジェクター(延伸手段)40は、オープン型であり、吸引口42a及び吐出口42bを有するボディー42と、吐出口42b周縁における搬送方向Cの上流側に設けられる分散板43と、を備える。ボディー42内において、駆動流体であるイジェクター用高圧エアー41aを紡出方向Aの成分をもたせて噴射させることにより、ボディー42内に低圧部を生成させる。この生成された低圧部により、フィラメント集合体3は、吸引口42aからボディー42の内部に吸引され、圧力回復された駆動流体である吐出エアー41bとともに、吐出口42bから外部に吐出される。詳細は後述するが、この吐出エアー41bは、ボディー42の吐出口42bに設けられる分散板43によるコアンダ効果のため、分散板43に沿って流れる。これにより、イジェクター40から放出されたフィラメント集合体4は、紡出方向Aから偏向方向Bへと、搬送方向Cの上流側へと偏向されながら延伸される。
捕集コンベア50は、捕集ベルト51と、捕集ベルト51の逆台形型の周回軌道の頂点に掛け回される第1乃至第4のロール55~58と、上側周回軌道における捕集ベルト51の下方に対向配置される吸引ボックス59と、を備える。この捕集ベルト51は、第1乃至第4のロール55~58の少なくとも一つの駆動回転に伴い、時計回りに周回軌道を周回方向Dに移動する。イジェクター40により延伸されたフィラメント集合体4は、直接、捕集コンベア50の捕集ベルト51上に所定の厚さに堆積されるとともに、搬送方向Cにある熱エンボスロール60へと搬送される。
熱エンボスロール60は、所定温度に加熱された凹凸の円筒面と、平らな円筒面とを有する一対の円筒ロールを備える。一対の円筒ロールは、堆積されたフィラメント集合体5を圧搾し、圧力と熱によりフィラメント集合体5の一部を絡合させ、不織布6を形成する。この交絡処理は、熱エンボス法ともいわれ、この方法により得られる不織布6は、表面にエンボスのパターンが現れる。
本実施形態による不織布6には、熱エンボス法の他、繊維の交絡処理の方法として、ニードルパンチ、ウォータージェット、超音波等の手段を用いる方法、またはホットエアースルーにより熱融着させる方法を採用することができる。ニードルパンチ手段は、ニードルをフィラメント集合体5に差し込んで絡合させる方法である。ウォータージェット手段は、高圧の水をフィラメント集合体5に噴射して、絡合させる方法である。超音波手段は、超音波を利用して、一部のフィラメントを溶かして、絡合させる方法である。ホットエアースルーは、ホットエアーをフィラメント集合体5に吹き出して、一部のフィラメントを溶かして絡合させる方法である。
(不織布)
本実施形態による不織布6は、フィラメント集合体5からなり、1つの層からなる単層構成を有していてもよく、また、複数の層からなる多層構成を有していてもよい。
ワインダー70は、連続する不織布6に皺の発生させることなく、所定の巻き硬さで巻き取る。
<イジェクター及び捕集ベルトの詳細について>
図2は、図1に示されるイジェクター40及び捕集ベルト51の詳細を説明する斜視図であり、図3は、図2に示される分散板を説明する側面図である。ここで、図2中の黒矢印Eは、吸引ボックス59の吸引方向を表している。さらに、図3(a)中の(I)乃至(IV)は、フィラメント集合体4,5の堆積過程を順に表している。
(イジェクターの詳細について)
イジェクター(延伸手段)40は、ボディー42と、分散板43とを備える。このボディー42は、吸引口42aと、吐出口42bと、吸引口42a及び吐出口42bを連通させる内壁42c(図3参照)と、を有する。また、分散板43は、ボディー42の吐出口42b周縁における搬送方向Cの上流側に設けられ、吐出口42bを画定する搬送方向Cの上流側の内壁42cと連続的に接続する上端部43a(図3(a)参照)と、搬送方向の上流側に向けて湾曲又は傾斜する下端部43bと、を有する。
本実施形態における分散板43は、コアンダ効果を利用するために用いられる。ここで、コアンダ効果とは、噴流が粘性効果により、周囲の流体を引き込む現象であり、本実施形態のように、噴流である吐出エアー41bの一側に分散板43がある場合、周囲の流体の代わりに吐出エアー41b自体が分散板43の方に引き込まれることにより、分散板43に沿って流れる現象である。このコアンダ効果よって、フィラメント集合体4は、吐出エアー41bとともに分散板43と非接触状態で、紡出方向Aから偏向方向Bへと、搬送方向Cの上流側に向けて偏向されながら延伸される。したがって、本実施形態における不織布製造装置100は、フィラメント集合体4と分散板43とが、接触することがないため、フィラメント集合体4の摩耗による糸切れを抑制するという効果を奏すること、つまり、前述した特許文献1における第1の問題点(摩耗による糸切れ)を解消することができる。
本実施形態における分散板43は、コアンダ効果がより強く働くために、搬送方向Cの上流側の内壁42cと上端部43aとが、滑らかに連続的に接続されることが好ましい。また、本実施形態において、分散板43は、捕集ベルト51の上面における搬送方向Cと直交する方向(CD方向)からみて、同一形状となっており、この形状は、上端部43aから下端部43bに向かうにつれて、分散板43における接線方向と捕集ベルト51とのなす角度が、一定となる又は漸減するものが好ましい。具体的な分散板43の形状としては、上端部43aから下端部43bに向かうにつれて、連続的又は段階的に湾曲又は傾斜するもの、つまり、単一又は複数の曲面形状、単一又は複数の平面形状、又は、これらの組み合わせからなるものが好ましい。さらに、本実施形態の吐出口42bの延在方向(Y軸方向)におけるコアンダ効果を一様に働かせるために、搬送方向Cからみて、吐出口42bの下方を覆うように分散板43をY軸方向に延在させて設けることが好ましい。
(捕集ベルトの詳細について)
上側周回軌道の捕集ベルト51は、分散板43により偏向されたフィラメント集合体4が衝突する衝突領域αと、衝突したフィラメント集合体4の一部が搬送方向Cの上流側へと分散する分散領域βと、堆積されたフィラメント集合体5が搬送される搬送領域γと、に大別される。以下では、図3(a)中の(I)乃至(IV)を用いて、各領域におけるフィラメント集合体4,5の堆積過程を順次説明する。
(I)における衝突領域αでは、捕集ベルト51上の搬送方向Cの上流側へと偏向されたフィラメント集合体4が捕集ベルト51と衝突する。この際、衝突したフィラメント集合体4の一部が搬送方向Cの上流側へと分散されるとともに、フィラメント集合体4の他部が捕集ベルト51上へと堆積される。ここで、偏向されたフィラメント集合体4は、捕集ベルト51と相反する方向に移動していることから、フィラメント集合体4が受ける衝突エネルギーが比較的高くなるため、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側へと積極的に分散させることができる。
(II)における分散領域βでは、搬送方向Cの上流側へと分散したフィラメント集合体4の一部が、フィラメント集合体4の自重、吸引ボックス59による吸引方向Eへの吸引、及び、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との摩擦力等により運動エネルギーを失う。これにより、このフィラメント集合体4の一部を、X軸方向(搬送方向C)に制御された分散状態で堆積させることができる。
(III)における衝突領域αでは、(II)において堆積されたフィラメント集合体5の上に、(I)において捕集ベルト51上へと堆積されるフィラメント集合体4の他部が積層される。これにより、フィラメント集合体5は、Z軸方向(積層方向)に制御された分散状態で堆積させることができる。
(IV)における搬送領域γでは、(II)及び(III)において、X軸方向(搬送方向C)及びZ軸方向(積層方向)に制御された分散状態とされたフィラメント集合体5が搬送される。
ここで、(I)において、分散領域βへと分散されるフィラメント集合体4の一部と、衝突領域αへと堆積されるフィラメント集合体4の他部との割合を制御するものとして、図3(b)に示すように、偏向されたフィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突角度(図3(b)中のθ参照)や、イジェクター40から放出されたフィラメント集合体4と捕集ベルト51との距離(図3(b)中のL参照)などが重要なパラメータとなっている。したがって、本実施形態における不織布製造装置100は、少なくとも搬送方向Cにおけるフィラメント集合体5の分散状態を制御するという効果を奏すること、つまり、前述した特許文献1における第2の問題点(過度の分散状態)を解消することができる。
<偏向されたフィラメント集合体と捕集ベルトとの衝突角度について>
偏向されたフィラメント集合体4は、分散板43の下端部43bの仮想延長線に沿って延伸され、捕集ベルト51と衝突する。よって、偏向されたフィラメント集合体と捕集ベルトとの衝突角度は、図3(b)に示すように、捕集ベルト51の上面における搬送方向Cと直交する方向(CD方向)からみた、分散板43の下端部43bの仮想延長線と捕集ベルト51の上面とのなす角度θと定義する。ここで、詳細は後述するが、衝突角度θを所定の数値範囲内とすることにより、衝突領域αの幅Wαを適切に制御することができる。これにより、偏向されたフィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態(適切な分散領域βの幅Wβ)で堆積させることができる。
<イジェクターから放出されたフィラメント集合体と捕集ベルトとの距離について>
分散板43の下端部43bにおいて、フィラメント集合体4が、イジェクター40から放出される。よって、イジェクター40から放出されたフィラメント集合体4と捕集ベルト51との距離は、図3(b)に示すように、分散板43の下端部43bから捕集ベルト51の上面への垂線長さLと定義する。ここで、詳細は後述するが、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との距離Lを所定の数値範囲内とすることにより、フィラメント集合体4が受ける衝突エネルギーを適切に制御することができる。これにより、偏向されたフィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態(適切な分散領域βの幅Wβ)で堆積させることができる。
<分散手段及び捕集ベルトの領域の比較評価について>
本発明の実施例1乃至実施例9の各実施例に係る分散手段及び捕集ベルト51の各領域において、物性に係る7個のパラメータについて、比較例1に対する比較評価を行った。この比較評価について、以下の表1に示す。ここで、比較評価における共通する条件として、フィラメント集合体4の材質は、ポリプロピレン樹脂とした。また、捕集ベルト51の搬送速度は、一定(200(m/min))で稼動した。さらに、捕集ベルト51への吸引圧は、一定(-130(Pa))とした。
<糸切れ難さの評価について>
フィラメントに糸切れが生じると、不織布5中に塊状のフィラメントとして出現する。よって、糸切れ難さの評価は、欠陥検出器(COGNEX社製のSmartView自動欠陥検査システム)を用いて、不織布5の面積1m2当たりの塊状(凸状)のフィラメントの個数、つまり、欠陥数を測定し、欠陥数が3個以上であれば、糸切れの発生が多いため「×」、2個であれば、糸切れの発生が少ないため「△」、1個であれば、糸切れの発生がほぼないため「○」、0個であれば、糸切れの発生がないため「◎」とした。
<地合の均一性の評価について>
不織布には、フィラメントの太さのばらつきなどによりムラが生じる。よって、地合の均一性の評価は、地合計(野村商事株式会社製のFMT-MIII地合評価システム)を用いて、不織布5の光透過画像を取得し、地合指数(吸光度の変数係数であり、値が小さいほど地合が良好)を測定し、平均値が200以上であれば「×」、平均値が185以上200未満であれば「△」、平均値が170以上185未満であれば「○」、平均値が170未満であれば「◎」とした。
<分散手段の種類について>
分散手段の種類は、フィラメント集合体4をコアンダ効果により非接触状態で分散させる分散板、または、フィラメント集合体4と直接接触させることにより、分散させる反射板を用いた。ここで、分散板及び反射板の上端部は、搬送方向Cの上流側の吐出口42bに配置する。また、分散板の下端部は、搬送方向の上流側に向けて傾斜させて配置する一方、反射板の下端部は、Z軸方向からみて、吐出口42bと重なるように、搬送方向の下流側に向けて傾斜させて配置する。この分散手段の種類は、「糸切れ難さ」に影響を及ぼすパラメータである。
本実施形態において、分散手段に分散板43が採用されていることが好ましい。ここで、分散板43が採用されていれば、非接触状態で捕集ベルト上にフィラメント集合体4を分散させることができる。これにより、フィラメント集合体4が分散手段と衝突し、摩耗による糸切れが抑制され、「糸切れ難さの評価」を向上させることができる。
<分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θ(°)について>
分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θ(°)は、図3(b)に示すように、捕集ベルト51の上面における搬送方向Cと直交する方向(CD方向)からみた、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突角度を示す。このフィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突角度θ(°)は、「衝突領域αの幅Wα」とは概ね反比例するとともに、「地合の均一性の評価」に影響を及ぼすパラメータである。
<分散手段の下端部から搬送手段の上面への垂線長さL(mm)について>
分散手段の下端部から搬送手段の上面への垂線長さL(mm)は、図3(b)に示すように、分散板43の下端部43b、つまり、イジェクター40から放出されたフィラメント集合体4と、捕集ベルト51との距離を示す。このイジェクター40から放出されたフィラメント集合体4と捕集ベルト51との距離L(mm)は、「分散領域βの幅Wβ」とは概ね反比例するとともに、「地合の均一性の評価」に影響を及ぼすパラメータである。
<衝突領域αの幅Wα(mm)について>
衝突領域αの幅Wα(mm)は、図3(a)に示すように、偏向されたフィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突が生じる搬送方向Cの幅を示す。この衝突領域αの幅Wα(mm)は、「地合の均一性の評価」に影響を及ぼすパラメータである。
<分散領域βの幅Wβ(mm)について>
分散領域βの幅Wβ(mm)は、図3(a)に示すように、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突により、上流側の捕集ベルト51上への分散及び堆積が生じる搬送方向Cの幅を示す。この分散領域βの幅Wβ(mm)は、「地合の均一性の評価」に影響を及ぼすパラメータである。
本実施形態の分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θ(表1参照)は、30~89(°)であるのが好ましい。ここで、分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θが30(°)以上であれば、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突角度θが浅くなること、つまり、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側に分散させる「衝突領域αの幅Wα」が極端に広くなることを抑制することができる。これにより、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態で堆積させ、「地合の均一性の評価」を向上させることができる。他方、分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θが89(°)以下であれば、フィラメント集合体4と捕集ベルト51との衝突角度θが深くなること、つまり、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側に分散させる「衝突領域αの幅Wα」が極端に狭くなることを抑制することができる。これにより、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態で堆積させ、「地合の均一性の評価」を向上させることができる。
本実施形態の分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さL(mm)(表1参照)は、50~300(mm)であるのが好ましい。ここで、分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さLが50(mm)以上であれば、フィラメント集合体4が受ける衝突エネルギーが極端に大きくなることを抑制すること、つまり、「分散領域βの幅Wβ」が極端に広くなることを抑制することができる。これにより、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態で堆積させ、「地合の均一性の評価」を向上させることができる。他方、分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さLが300(mm)以下であれば、フィラメント集合体4が受ける衝突エネルギーが極端に小さくなることを抑制すること、つまり、「分散領域βの幅Wβ」が極端に狭くなることを抑制することができる。これにより、フィラメント集合体4を搬送方向Cの上流側にある分散領域βへと制御された分散状態で堆積させ、「地合の均一性の評価」を向上させることができる。
<分散手段及び捕集ベルトの領域についての比較評価結果>
実施例1乃至実施例9の評価の対比から明らかなように、分散手段として分散板を採用することにより、「糸切れ難さの評価」を「◎」に高めることができるとの結論を得た。したがって、本実施形態における不織布製造装置100は、フィラメント集合体4と分散板43とが、接触することがないため、フィラメント集合体4の摩耗による糸切れを抑制するという効果を奏すること、つまり、前述した特許文献1における第1の問題点(摩耗による糸切れ)を解消することができる。
ここで、分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θが30~89(°)、または、分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さLが50~300(mm)であれば、「地合の均一性の評価」が「○」以上となり、さらに高めることができる(実施例1~5参照)。また、分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度θ(°)及び分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さL(mm)が、好ましい数値範囲の中央値よりの値であれば、「地合の均一性の評価」が「◎」となり、より一層高めることができる(実施例1参照)。したがって、本実施形態における不織布製造装置100は、少なくとも搬送方向Cにおけるフィラメント集合体5の分散状態を制御するという効果を奏すること、つまり、前述した特許文献1における第2の問題点(過度の分散状態)を解消することができる。
以上に対し、比較例1では、分散手段として反射板を採用することにより、「糸切れ難さの評価」が「×」となり、低下している。この際、糸切れが多いため、エンボスが均一かつ十分にかからず、不織布を作成することができない。よって、比較例1では、「地合の均一性の評価」は、評価不能となっている。
<その他>
本発明は、上述した各形態や、各実施例、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
1 第1の原料樹脂
2 第2の原料樹脂
3 フィラメント集合体(延伸状態)
4 フィラメント集合体(偏向状態)
5 フィラメント集合体(搬送状態)
6 不織布
11 第1の押出機
12 第2の押出機
20 紡糸口金
30 冷却用送風機
40 イジェクター
41a イジェクター用高圧エアー
41b 吐出エアー
42 ボディー
42a 吸引口
42b 吐出口
42c 内壁
43 分散板
43a 上端部
43b 下端部
50 捕集コンベア
59 吸引ボックス
100 スパンボンド不織布製造装置
L 分散手段の下端部から捕集ベルトの上面への垂線長さ
Wα 衝突領域の幅
Wβ 分散領域の幅
α 衝突領域
β 分散領域
γ 搬送領域
θ 分散手段の下端部の仮想延長線と捕集ベルトの上面とのなす角度

Claims (6)

  1. 溶融した熱可塑性樹脂をフィラメントから構成されるフィラメント集合体として押し出す紡糸手段と、
    前記フィラメント集合体を空気力学的に延伸させる延伸手段と、
    前記フィラメント集合体を堆積させ所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    を備え、
    前記延伸手段は、吸引口と、吐出口と、前記吐出口を画定する前記搬送方向の上流側の内壁と連続的に接続する上端部、及び、前記搬送方向の上流側に向けて湾曲又は傾斜する下端部を有する分散板と、を備え、
    前記フィラメント集合体は、前記分散板と非接触状態で、前記分散板の下端部より前記搬送方向の上流側に位置する前記搬送手段に向けて放出されることを特徴とする不織布の製造装置。
  2. 前記搬送手段の上面における前記搬送方向と直交する方向からみた、前記分散板の下端部の仮想延長線と前記搬送手段の上面とのなす角度を、30~89(°)とすることを特徴とする請求項1に記載の不織布の製造装置。
  3. 前記分散板の下端部から前記搬送手段の上面への垂線長さを、50~300(mm)とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不織布の製造装置。
  4. 前記搬送手段の上面における前記搬送方向と直交する方向からみて、前記分散板の上端部から下端部に向かうにつれて、前記分散板における接線方向と前記搬送手段の上面とのなす角度が、一定となる又は漸減することを特徴とする請求項1~3に記載の不織布の製造装置。
  5. 前記分散板は、単一又は複数の曲面形状、単一又は複数の平面形状、又は、これらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の不織布の製造装置。
  6. 前記分散板は、前記搬送方向からみて、前記吐出口の下方を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の不織布の製造装置。
JP2020015431A 2020-01-31 2020-01-31 不織布の製造装置 Active JP7413802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020015431A JP7413802B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 不織布の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020015431A JP7413802B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 不織布の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021123805A JP2021123805A (ja) 2021-08-30
JP7413802B2 true JP7413802B2 (ja) 2024-01-16

Family

ID=77458311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020015431A Active JP7413802B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 不織布の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7413802B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146502A (ja) 2003-11-17 2005-06-09 Nordson Corp 溶融紡糸装置用の安定化フィラメント延伸装置
JP2005336676A (ja) 2004-05-31 2005-12-08 Toray Ind Inc 不織布の製造方法および不織布製造装置
US20060202383A1 (en) 2005-03-12 2006-09-14 Saurer Gmbh & Co. Kg Method and apparatus for forming a non-woven web by deposition of synthetic filaments
JP2009161889A (ja) 2008-01-10 2009-07-23 Kasen Nozuru Seisakusho:Kk スパンボンドウェブの製造装置
JP2015076416A (ja) 2013-10-04 2015-04-20 旭化成せんい株式会社 不織布、及びそれを用いたセパレータ、並びに固体電解コンデンサ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146502A (ja) 2003-11-17 2005-06-09 Nordson Corp 溶融紡糸装置用の安定化フィラメント延伸装置
JP2005336676A (ja) 2004-05-31 2005-12-08 Toray Ind Inc 不織布の製造方法および不織布製造装置
US20060202383A1 (en) 2005-03-12 2006-09-14 Saurer Gmbh & Co. Kg Method and apparatus for forming a non-woven web by deposition of synthetic filaments
JP2009161889A (ja) 2008-01-10 2009-07-23 Kasen Nozuru Seisakusho:Kk スパンボンドウェブの製造装置
JP2015076416A (ja) 2013-10-04 2015-04-20 旭化成せんい株式会社 不織布、及びそれを用いたセパレータ、並びに固体電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021123805A (ja) 2021-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5475650B2 (ja) 被覆炭酸カルシウムを含むスパンレイド繊維、その製造方法、及び不織布製品
KR102270876B1 (ko) 흡수성 적층체 및 그 제조 방법
JP5009100B2 (ja) 極細繊維不織布及びその製造方法、並びにその製造装置
TWI602963B (zh) 液晶聚酯纖維及其製造方法
US20120238175A1 (en) Spunlaid fibers comprising coated calcium carbonate, processes for their production, and nonwoven products
JP7413802B2 (ja) 不織布の製造装置
JP7413803B2 (ja) 不織布の製造装置
KR102600842B1 (ko) 공업용 직물
JP6968614B2 (ja) 不織布製吸音材
KR20040111594A (ko) 비직조 직물의 제조에 사용되는 평평한 모양의 도전성단일섬사를 함유한 형성 직물
JP6716380B2 (ja) 長繊維不織布
JPH08302549A (ja) ポリフェニレンサルファイド不織布、その製造方法及びそれを用いたフィルター
JP2021085121A (ja) 嵩高糸
JP7272195B2 (ja) 不織布の製造装置
JP7251362B2 (ja) 不織布の製造方法
JP2021188200A (ja) 不織布の製造装置
JP7480568B2 (ja) 不織布の製造方法
JP2021152227A (ja) 不織布の製造装置
JP3842891B2 (ja) 油剤付与装置
JP2021143432A (ja) 偏芯芯鞘捲縮不織布の製造装置
JP2009161889A (ja) スパンボンドウェブの製造装置
JP2013249143A (ja) ポリエステルモノフィラメントパッケージ
JP2831499B2 (ja) 不織布の製造装置
JPS6215321A (ja) ポリエステル異断面混繊糸の製造方法
JP2006241621A (ja) 合成繊維の油剤付与方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7413802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150