JP7411217B2 - 設備プレート、及びシステム天井 - Google Patents

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Description

本発明は、設備プレート、及びシステム天井に関する。
従来のシステム天井(ライン型システム天井)では、例えば、数十ミリの間隔を隔てて平行に配置された一対の天井支持バーが、複数組平行に配置される。また、隣り合う組の天井支持バーの間に、照明器具、スプリンクラー及びスピーカー等の設備器具を組み込むための設備プレートが配置される。
特開2013-83064号公報
前述のシステム天井においては、設備器具及び設備プレートをシステム天井に配置するために、天井支持バーが一対で必要となるため、施工の工数が増加し、施工性が悪化する可能性がある。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、施工の工数の増加を抑制し、施工性を良好にすることができる設備プレート、及びシステム天井を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様に係る設備プレートは、天井材に吊りボルトにより支持される設備プレートであって、設備器具を収容可能なプレート本体と、前記吊りボルトが接続される接続部と、を備える。前記プレート本体は、室内側に前記設備器具を収容する凹部が形成され、前記プレート本体における前記凹部の裏側に形成される凸部は、前記接続部が取り付けられる支持部を構成する。
本発明の第二の態様に係る設備プレートは、第一の態様の設備プレートにおいて、前記プレート本体は、長手方向に隣接する別の前記プレート本体と締結するためのフランジ部と、長手方向に隣接する別の前記プレート本体が嵌め合わされる嵌合部と、を有する。
本発明の第三の態様に係る設備プレートは、第二の態様の設備プレートにおいて、前記プレート本体の長手方向端部と前記フランジ部とが、面一に形成される。
本発明の第四の態様に係るシステム天井は、第一乃至第三のいずれかの態様の前記プレート本体を直列に複数接続してなる設備プレートを有し、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数の前記設備プレートを配した、システム天井である。
本発明によれば、施工の工数の増加を抑制し、施工性を良好にすることができる設備プレート、及びシステム天井を提供することができる。
一実施形態に係るシステム天井を天井裏側から見た斜視図である。 図1に示すシステム天井の要部を拡大した斜視図である。 設備プレートの分解斜視図である。 図1に示すシステム天井の別の要部を拡大した斜視図である。 設備プレートの分解斜視図である。 別の実施形態に係るシステム天井を天井裏側から見た斜視図である。 図6に示すシステム天井の要部を拡大した斜視図である。 設備プレートの分解斜視図である。
以下、本実施形態に係るシステム天井について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1に示すシステム天井1Aは、ライン型システム天井(ラインタイプ)とも称されるものである。なお、図1において、矢印UPRは上方側(天井裏側)を示し、矢印LWRは下方側(室内側)を示すものとする。また、図1において、矢印Yは前後方向(直列の方向)を示し、矢印Xは側方向(直列の方向に対して直交する方向)を示すものとする。
図1に示すように、システム天井1Aは、設備器具が配備可能な構成を具備するプレート本体8A1,8A2を直列に複数接続してなり、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数配置される設備プレート3A1,3A2を備える。また、システム天井1Aは、プレート本体8A1,8A2に前記直列の方向に対して直交して接続され、設備プレート3A1,3A2の間を接続するクロスバー4を備える。
設備プレート3A1,3A2は、天井材(天井スラブ)から垂下する複数の吊りボルト2で支持されてなる。設備プレート3A1,3A2に配備される設備器具は、例えば、照明器具、スピーカー、感知器及び非常灯等である。なお、これらの設備器具はあくまでも一例であり、これらの設備器具に限定されるものではない。
クロスバー4は、例えばTバーから構成される。クロスバー4の両端部には、設備プレート3A1,3A2との接続のために、クロスジョイントとも称される固定部品6(図2及び図4参照)が取り付けられる。
システム天井1Aは、照明器具7を配備するための設備プレート(以下、第一設備プレートともいう)3A1と、照明器具7以外の設備器具を配備するための設備プレート(以下、第二設備プレートともいう)3A2と、を備える。
図2及び図3に示すように、第一設備プレート3A1は、複数のプレート本体(第一プレート本体)8A1を長手方向に接続して構成される。第一プレート本体8A1は、平面視において長方形状に形成される。
第一プレート本体8A1に、後述する第一接続部10A1を支持するための支持部(第一支持部)9A1が配設され、第一支持部9A1は、吊りボルト2が接続される接続部(第一接続部)10A1を支持する。第一支持部9A1は、第一プレート本体8A1の長手方向に沿って延設される上方部分31A1と、上方部分31A1の両側方から垂下する一対の側方部分32A1と、を有する。
第一接続部10A1は、例えば、T字状の断面形状を有する金属板と角パイプとを組み合わせた、いわゆるTバーから構成され、第一支持部9A1の上方部分31A1に溶接等により接合される。なお、第一接続部10A1は、前述のような構成に限定はされず、例えば、板状の金属材(金属板)を折り曲げることで形成するようにしてもよい。
第一接続部10A1には、吊りボルト2がハンガー11を用いて接続される(図1参照)。
第一プレート本体8A1における室内側(下方側)には、照明器具7を収容するための凹部12Aが形成され、第一プレート本体8A1における凹部12Aの裏側(上方側)に形成される凸部13Aが、第一支持部9A1を構成する。照明器具7は、例えばライトバーから構成されて、少なくとも一部が凹部12Aに収容される。
第一支持部9A1の側方部分32A1に、クロスバー4(固定部品6)との接続のためのスリットを有する接合部品(第一接合部品)14A1が配設される。クロスバー4の固定部品6を前記スリットに挿入し、固定部品6を第一接合部品14A1にネジ(ボルト)33で締結することにより、第一設備プレート3A1とクロスバー4とを容易に取り付けることができる。
また、第一支持部9A1の側方部分32A1には、リターナーとも称される、空調設備のための開口部15Aが形成される。
また、第一プレート本体8A1には、天井パネル16及び輻射パネル17等を係合するための縁部(第一縁部)18A1が長手方向に沿って形成される。第一縁部18A1は、第一プレート本体8A1の縁部を上方側に折り曲げ、更に凸部13A側に折り曲げて、逆L字状に形成されている。
また、第一プレート本体8A1は、長手方向に隣接する別の第一プレート本体8A1と締結するためのフランジ部(第一フランジ部)19A1を有する。第一プレート本体8A1の長手方向端部20A1と第一フランジ部19A1とは、面一に形成される。
第一フランジ部19A1は、長手方向端部20A1と面一となるように、第一プレート本体8A1の端部を外側に折り曲げて凹部12Aの形状に沿って3か所に設けられている。また、第一フランジ部19A1には、隣接する別の第一プレート本体8A1の第一フランジ部19A1と接続するためのネジ止め部(ネジ穴)34A1がそれぞれ設けられている。
さらに、第一プレート本体8A1は、長手方向に隣接する別の第一プレート本体8A1が嵌め合わされる嵌合部(第一嵌合部)21A1を有する。
第一嵌合部21A1は、長手方向に隣接する第一プレート本体8A1の内、一方の第一プレート本体8A1の長手方向端部20A1から突出する嵌合補助部(第一嵌合補助部)22A1を有する。また、第一嵌合部21A1は、他方の第一プレート本体8A1の長手方向端部20A1に形成されて、第一嵌合補助部22A1を受容する受容部(第一受容部)23A1を有する。第一嵌合補助部22A1は、第一嵌合部21A1として機能するだけではなく、第一プレート本体8A1同士の接続部分の上側を第一嵌合補助部22A1が覆う。このため、第一嵌合補助部22A1は、第一プレート本体8A1同士の接続部分の隙間を通して室内側から天井裏側が見えないようにする目隠しとしても機能する。
第一嵌合部21A1は、第一嵌合補助部22A1を第一プレート本体8A1の長手方向端部20A1から少し飛び出すように設けることで構成される。第一嵌合部21A1の第一嵌合補助部22A1は、強度を確保するために板状の金属材を折り曲げてU字状に形成されている。第一嵌合部21A1の第一受容部23A1は、第一支持部9A1の側方部分32A1と第一縁部18A1との間に隣接する第一プレート本体8A1の第一嵌合補助部22A1を受容する空間部分である。
第一嵌合補助部22A1は、隣接する第一プレート本体8A1の第一受容部23A1に嵌合され、第一受容部23A1は、隣接する第一プレート本体8A1の第一嵌合補助部22A1に嵌合されるように位置する。言い換えると、第一プレート本体8A1の長手方向の一端部に設けられる第一嵌合補助部22A1と、当該第一プレート本体8A1の長手方向の他端部に設けられる第一嵌合補助部22A1とは、点対称の関係になる。また、第一プレート本体8A1の長手方向の一端部に設けられる第一受容部23A1と、当該第一プレート本体8A1の長手方向の他端部に設けられる第一受容部23A1とは、点対称の関係になる。
図4及び図5に示すように、第二設備プレート3A2は、複数のプレート本体(第二プレート本体)8A2を長手方向に接続して構成される。第二プレート本体8A2は、平面視において長方形状に形成される。
第二プレート本体8A2には、後述する第二接続部10A2を支持するための支持部(第二支持部)9A2が配設され、第二支持部9A2には、吊りボルト2が接続される接続部(第二接続部)10A2が支持される。第二支持部9A2は、例えばハット材から構成され、第二プレート本体8A2に溶接等により接合される。第二支持部9A2は、第二プレート本体8A2の長手方向に沿って延設される上方部分31A2と、上方部分31A2の両側方から垂下する一対の側方部分32A2と、を有する。
第二接続部10A2は、例えば、T字状の断面形状を有する金属板と角パイプとを組み合わせた、いわゆるTバーから構成され、第二支持部9A2の上方部分31A2に溶接等により接合される。なお、第二接続部10A2は、前述のような構成に限定はされず、例えば、板状の金属材(金属板)を折り曲げることで形成するようにしてもよい。
第二接続部10A2には、吊りボルト2がハンガー11を用いて接続される(図1参照)。
第二プレート本体8A2の長手方向中間部分に、スピーカー、感知器及び非常灯等の設備器具(照明器具以外の設備器具)を収容するための穴部24Aを有する設備器具収容部25が配設される。
第二支持部9A2の側方部分32A2に、クロスバー4(固定部品6)との接続のためのスリットを有する接合部品(第二接合部品)14A2が配設される。クロスバー4の固定部品6を前記スリットに挿入し、固定部品6を第二接合部品14A2にネジ33で締結することにより、第二設備プレート3A2とクロスバー4とを容易に取り付けることができる。
また、第二プレート本体8A2には、天井パネル16及び輻射パネル17等を係合するための縁部(第二縁部)18A2が長手方向に沿って形成される。第二縁部18A2は、第二プレート本体8A2の縁部を上方側に折り曲げ、更に第二支持部9A2側に折り曲げて、逆L字状に形成されている。
また、第二プレート本体8A2は、長手方向に隣接する別の第二プレート本体8A2と締結するためのフランジ部(第二フランジ部)19A2を有する。
第二フランジ部19A2は、第二プレート本体8A2の両方の第二縁部18A2の間に短手方向に沿って1か所に設けられている。また、第二フランジ部19A2には、隣接する別の第二プレート本体8A2の第二フランジ部19A2と接続するためのネジ止め部34A2が設けられている。
さらに、第二プレート本体8A2は、長手方向に隣接する別の第二プレート本体8A2が嵌め合わされる嵌合部(第二嵌合部)21A2を有する。
第二嵌合部21A2は、長手方向に隣接する第二プレート本体8A2の内、一方の第二プレート本体8A2の長手方向端部20A2から突出する嵌合補助部(第二嵌合補助部)22A2を有する。また、第二嵌合部21A2は、他方の第二プレート本体8A2の長手方向端部20A2に形成されて、隣接する第二プレート本体8A2の第二嵌合補助部22A2を受容する受容部(第二受容部)23A2を有する。第二受容部23A2は、第二フランジ部19A2を第二プレート本体8A2の長手方向端部20A2より内側に設けることで構成される。
この構成によって、一方の第二プレート本体8A2に設けられる第二フランジ部19A2と、隣接する第二プレート本体8A2に設けられる第二フランジ部19A2とが、長手方向端部20A2より第二プレート本体8A2の内側で接するので、第二プレート本体8A2同士の接続部分の上側を第二嵌合補助部22A2が覆う。このため、第二嵌合補助部22A2は、第二プレート本体8A2同士の接続部分の隙間を通して室内側から天井裏側が見えないようにする目隠しとしても機能する。
第二嵌合部21A2は、第二プレート本体8A2の両方の第二縁部18A2の間に位置させて第二プレート本体8A2の短手方向に沿って1か所に設けられている。第二嵌合部21A2の第二嵌合補助部22A2は、板状の金属材を折り曲げてU字状に形成されている。第二嵌合部21A2の第二受容部23A2は、第二プレート本体8A2の両方の第二縁部18A2の間の第二嵌合補助部22A2を受容する空間部分である。
前述の第二フランジ部19A2は、第二嵌合補助部22A2の突出側端部と、第二受容部23A2とにそれぞれ配設されて、これらの第二フランジ部19A2,19A2が突き合わされて締結される。
なお、これらの設備プレート3A1,3A2、及びクロスバー4は、例えば、アルミ製又はスチール製のものである。
そして、図1に示すように、平行に配置されて隣接する設備プレート3A1,3A2と、平行に配置されて隣接するクロスバー4,4とで囲まれた箇所に、天井パネル16及び輻射パネル17等が配設される。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)設備プレート3A1は、天井スラブより垂下する複数の吊りボルト2により支持される。設備プレート3A1は、設備器具(照明器具7)を収容可能なプレート本体8A1と、吊りボルト2が接続される接続部10A1と、を備える。プレート本体8A1は、室内側に照明器具7を収容する凹部12Aが形成され、プレート本体8A1における凹部12Aの裏側に形成される凸部13Aは、接続部10A1が取り付けられる支持部9A1を構成する。
本実施形態に係る設備プレート(第一設備プレート)3A1は、天井材に吊りボルト2により支持される。設備プレート3A1自体が天井パネル16を支持するための機能を持つため、設備プレート3A1を組み込むために従来のように一対の天井支持バーを敷設(配置)することなく、設備プレート3A1を敷設(配置)することができる。また、天井パネル16を配置するためにクロスバー4と直交する天井支持バーを敷設する必要がなくなる。
前述のようにプレート本体8A1の支持部9A1を構成することにより、接続部10A1を設備プレート3A1に対して比較的容易に配設することが可能になる。また、支持部9A1を設備プレート3A1に設けることにより、接続部10A1の設備プレート3A1からの高さを一定に保つことが可能となり、吊りボルト2との接続を容易にすることができる。
以上要するに、本実施形態に係る設備プレート3A1によれば、施工の工数の増加を抑制し、施工性を良好にすることが可能である。
(2)プレート本体8A1は、長手方向に隣接する別のプレート本体8A1と締結するためのフランジ部19A1を有する。また、プレート本体8A1は、長手方向に隣接する別のプレート本体8A1が嵌め合わされる嵌合部21A1を有する。
嵌合部21A1により隣接するプレート本体8A1を嵌め合わせた後に、作業者がプレート本体8A1から手を放してもプレート本体8A1の係合(嵌合)が維持される。このため、嵌合部21A1により隣接するプレート本体8A1を嵌め合わせた後において、フランジ部19A1によりプレート本体8A1を締結する際の施工性が向上する。
(3)プレート本体8A1の長手方向端部20A1とフランジ部19A1とが、面一に形成される。
設備プレート3A1において、プレート本体8A1の長手方向端部20A1の間に隙間を作ることなく、隣接するプレート本体8A1を接続することが可能になる。このため、システム天井1Aを室内側から見たときの美観を良好にすることが可能になる。
(4)システム天井1Aは、プレート本体8A1を直列に複数接続してなる設備プレート3A1を有し、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数の設備プレート3A1を配した、システム天井1Aである。
本実施形態に係るシステム天井1Aは、設備プレート3A1が天井材に吊りボルト2により支持される。このため、設備プレート3A1を組み込むために従来のように一対の天井支持バーを敷設(配置)することなく、設備プレート3A1を敷設(配置)することができる。
以上要するに、本実施形態に係るシステム天井1Aによれば、施工の工数の増加を抑制し、施工性を良好にすることが可能である。
[別の実施形態に係るシステム天井]
以下、別の実施形態に係るシステム天井について説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
なお、図6から図8に示す実施形態は図1から図5に示す実施形態とは別の実施形態を示すものであり、図1から図5に示す実施形態と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、図6において、矢印UPRは上方側(天井裏側)を示し、矢印LWRは下方側(室内側)を示すものとする。また、図6において、矢印Yは前後方向(直列の方向)を示し、矢印Xは側方向(直列の方向に対して直交する方向)を示すものとする。
図6に示すように、システム天井1Bは、照明器具、および照明器具以外の設備器具の両方が配備可能な構成を具備するプレート本体8Bを直列に複数接続してなり、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数配置される設備プレート3Bを備える。なお、図6においては、一列の設備プレート3Bのみが図示される。
設備プレート3Bと直交するように配置されるクロスバー4は、一端部が後述するクリップ26によって設備プレート3Bに固定され、他端部がいわゆるクロスジョイント等を用いてメインバー5に固定される。
図7及び図8に示すように、設備プレート3Bは、複数のプレート本体8Bを長手方向に接続して構成される。プレート本体8Bは、平面視において長方形状に形成される。
プレート本体8Bには、高さ調整のためのスペーサー27を介して支持部9Bが配設され、支持部9Bには、クリップ26を介して、吊りボルト2が接続される接続部10Bが支持される。支持部9B及び接続部10Bはそれぞれ、例えばチャンネル材から構成される。
クロスバー4と支持部9Bとは、クリップ26によって、直交する接続部10Bを挟み込むように配置されている。クリップ26の上部に設けられるネジ(ボルト)35によって支持部9B、接続部10B、クロスバー4を締め付けることで、クロスバー4と支持部9Bと接続部10Bとの3つの部材を固定している。また、支持部9Bとスペーサー27、スペーサー27とプレート本体8Bとは、溶接などにより固定されている。よって、プレート本体8Bは、接続部10Bからぶら下がっている状態で支持されている。
接続部10Bには、吊りボルト2がハンガー11を用いて接続される(図6参照)。つまり、吊りボルト2は、ハンガー11と接続されて、接続部10Bがハンガー11によって支持されている(図6参照)。クリップ26はクロスバー4の上部を挟むことで摺動可能にクロスバー4を保持するので、クロスバー4に沿って前述のクリップ26の位置を摺動させることによって調整することが可能となる。このため、吊りボルト2の位置が設備プレート3Bに対して左右方向(クロスバー4の長手方向)にばらついても、吊りボルト2の位置ばらつきを吸収することができる。
プレート本体8Bにおける室内側(下方側)に、照明器具を収容するための凹部12Bが形成され、プレート本体8Bにおける凹部12Bの裏側(上方側)に形成される凸部13Bは、支持部9Bの一部を構成する。凸部13Bは、プレート本体8Bの長手方向に沿って延設される上方部分31Bと、上方部分31Bの両側方から垂下する一対の側方部分32Bと、を有する。
支持部9Bは、凸部13Bに装着される、高さ調整のためのスペーサー27を有している。支持部9Bには、前述のクリップ26を介してクロスバー4が固定される。よって、前述のクリップ26が、クロスバー4との接合のための接合部品14Bを構成する。
また、凸部13Bの側方部分32Bには、リターナーとも称される、空調設備のための開口部15Bが形成される。
プレート本体8Bの長手方向中間部分に、前述の凸部13Bの側方に位置させて、スピーカー、感知器及び非常灯等の設備器具を収容するための穴部24Bが形成される。
また、プレート本体8Bには、天井パネル16との係合のための縁部18Bが長手方向に沿って形成される。縁部18Bは、プレート本体8Bの縁部を上方側に折り曲げ、更に凸部13B側に折り曲げて、逆L字状に形成されている。
また、プレート本体8Bは、長手方向に隣接する別のプレート本体8Bを締結するためのフランジ部(第一フランジ部)19B1を有する。プレート本体8Bの長手方向端部20Bと第一フランジ部19B1とは、面一に形成される。
第一フランジ部19B1は、長手方向端部20Bと面一となるように、プレート本体8Bの端部を外側に折り曲げて凹部12Bの形状に沿って3か所に設けられている。また、第一フランジ部19B1には、隣接する別のプレート本体8Bの第一フランジ部19B1と接続するためのネジ止め部(ネジ穴)34B1がそれぞれ設けられている。
さらに、プレート本体8Bは、長手方向に隣接する別のプレート本体8Bが嵌め合わされる嵌合部21Bを有する。
嵌合部21Bは、長手方向に隣接するプレート本体8Bの内、一方のプレート本体8Bの長手方向端部20Bから突出する嵌合補助部22Bを有する。また、嵌合部21Bは、他方のプレート本体8Bの長手方向端部20Bに形成されて、隣接するプレート本体8Bの嵌合補助部22Bを受容する受容部23Bを有する。受容部23Bは、後述する第二フランジ部19B2をプレート本体8Bの長手方向端部20Bより内側に設けることで構成される。
この構成によって、一方のプレート本体8Bに設けられる第二フランジ部19B2(後述する)と、隣接するプレート本体8Bに設けられる第二フランジ部19B2とが、長手方向端部20Bよりプレート本体8Bの内側で接するので、プレート本体8B同士の接続部分の上側を嵌合補助部22Bが覆う。このため、嵌合補助部22Bは、プレート本体8B同士の接続部分の隙間を通して室内側から天井裏側が見えないようにする目隠しとしても機能する。
嵌合部21Bは、凸部13Bの側方部分32Bと各縁部18Bとの間に位置させて2か所に設けられている。嵌合部21Bの嵌合補助部22Bは、板状の金属材を折り曲げてU字状に形成されている。嵌合部21Bの受容部23Bは、凸部13Bの側方部分32Bと縁部18Bとの間に隣接するプレート本体8Bの嵌合補助部22Bを受容する空間部分である。
嵌合補助部22Bの突出側端部と、受容部23Bとに、第一フランジ部19B1とは別のフランジ部(第二フランジ部)19B2がそれぞれ形成されて、これらの第二フランジ部19B2,19B2が突き合わされて締結される。
第二フランジ部19B2は、凸部13Bの側方部分32Bと各縁部18Bとの間に位置させて2か所に設けられている。また、第二フランジ部19B2には、隣接する別の第二プレート本体8A2の第二フランジ部19B2と接続するためのネジ止め部34B2がそれぞれ設けられている。
なお、これらの設備プレート3B、クロスバー4及びメインバー5は、例えば、アルミ製又はスチール製のものである。
そして、図6に示すように、設備プレート3Bと、平行に配置されて隣接するクロスバー4,4と、メインバー5とで囲まれた箇所に、天井パネル16が配設される。
以下に、図6から図8に示す実施形態による作用効果を説明する。
この実施形態に係る設備プレート3Bは、天井スラブから垂下する吊りボルト2により支持される。設備プレート3Bは、設備器具を収容可能なプレート本体8Bと、吊りボルト2が接続される接続部10Bと、を備える。プレート本体8Bは、室内側に設備器具を収容する凹部12Bが形成され、プレート本体8Bにおける凹部12Bの裏側に形成される凸部13Bは、接続部10Bが取り付けられる支持部9Bを構成する。
また、プレート本体8Bは、長手方向に隣接する別のプレート本体8Bと締結するためのフランジ部19B1,19B2を有する。また、プレート本体8Bは、長手方向に隣接する別のプレート本体8Bが嵌め合わされる嵌合部21Bを有する。
また、プレート本体8Bの長手方向端部20Bとフランジ部19B1とが、面一に形成される。
さらに、この実施形態に係るシステム天井1Bは、プレート本体8Bを直列に複数接続してなる設備プレート3Bを有し、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数の設備プレート3Bを配した、システム天井1Bである。
図6から図8に示す実施形態によれば、図1から図5に示す実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
したがって、この実施形態に係る設備プレート3B、及びシステム天井1Bによっても、施工の工数の増加を抑制し、施工性を良好にすることが可能である。
以上、本実施形態の内容を説明したが、本実施形態はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
1A,1B システム天井
2 吊りボルト
3A1,3B 設備プレート
4 クロスバー
7 照明器具(設備器具)
8A1,8B プレート本体
9A1,9B 支持部
10A1,10B 接続部
12A,12B 凹部
13A,13B 凸部
19A1,19A2,19B1,19B2 フランジ部
20A1,20B 長手方向端部
21A1,21B 嵌合部

Claims (4)

  1. 天井材に吊りボルトにより支持される設備プレートであって、
    設備器具を収容可能なプレート本体と、
    前記吊りボルトが接続される接続部と、を備え、
    前記プレート本体は、室内側に前記設備器具を収容する凹部が形成され、
    前記プレート本体における前記凹部の裏側に形成される凸部は、前記接続部が取り付けられる支持部を構成し、
    前記プレート本体は、長手方向に隣接する別の前記プレート本体と締結するためのフランジ部と、長手方向に隣接する別の前記プレート本体が嵌め合わされる嵌合部と、を有する、設備プレート。
  2. 前記プレート本体は、前記嵌合部を受容する受容部を有し、前記プレート本体の長手方向一端部に設けられた前記嵌合部と、前記プレート本体の長手方向他端部に設けられた前記嵌合部とは、点対称の関係にあり、前記プレート本体の前記長手方向一端部に設けられた前記受容部と、前記プレート本体の前記長手方向他端部に設けられた前記受容部とは、点対称の関係にある、請求項1に記載の設備プレート。
  3. 前記プレート本体における前記嵌合部を除く長手方向端部と前記フランジ部とが、面一に形成される、請求項に記載の設備プレート。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の前記プレート本体を直列に複数接続してなる設備プレートを有し、所定の間隔をもって前記直列の方向に対して平行に複数の前記設備プレートを配した、システム天井。
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