JP2023108092A - 間仕切壁構造 - Google Patents

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英夫 永松
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Abstract

【課題】施工現場における作業性がよい間仕切壁構造を提供する。【解決手段】間仕切壁10は、上下方向1,2に離れて位置しており、前後方向3,4に沿ってそれぞれ延びる平板形状の一対のランナ15U,15Lと、前後方向3,4に間隔を隔てて位置しており、一対のランナ15U,15Lそれぞれから上下方向1,2へ延びる位置決め部材16Bと、位置決め部材16Bにより、前後方向3,4、および右向きにそれぞれ位置決めされて、前後方向3,4に間隔を隔てて位置する複数のスタッド17と、スタッド17に支持される一対の壁材18,18とを備えている。スタッド17は、左右方向5,6のうち位置決めされない左向きへ位置決め部材16Bに対してスライド可能である。【選択図】図6

Description

本発明は、建物の部屋を区画する間仕切壁構造に関する。
建物内における間仕切壁を施工する際、壁材を固定するために上下方向に延びるスタッドが建物内の上下に設置されたランナ間に複数間隔を隔てて設置される。
間仕切壁構造として、例えば特許文献1が開示されている。特許文献1に開示されている壁構造では、床板部1と天井部2のそれぞれに断面コの字状のランナ3が対向して設けられ、スタッドスペーサ9が取り付けられたスタッド4が対向するランナ3の延びる方向に複数嵌め込まれる。
特開2000-170296号公報
特許文献1に記載の構造では、スタッド4の両端にスタッドスペーサ9をそれぞれ取り付けてから、ランナ3に対してスライド移動させることとなり、施工現場における作業性がよくない。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、施工現場における作業性がよい間仕切壁構造を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る間仕切壁構造は、上下方向に離れて位置しており、第1方向に沿ってそれぞれ延びる平板形状の一対のランナと、上記第1方向に間隔を隔てて位置しており、上記一対のランナそれぞれから上下方向へ延びる位置決め部材と、上記位置決め部材により、上記第1方向と、上記第1方向と直交する第2方向のうちいずれか一方向きにそれぞれ位置決めされて、上記第1方向に間隔を隔てて位置する複数のスタッドと、上記第1方向に沿ってそれぞれ延び、上記スタッドに支持される一対の壁材と、を備えている。上記スタッドは、上記第2方向のうち位置決めされない他方向きへ上記位置決め部材に対してスライド可能である。
上記構成によれば、間仕切壁を組み立てる作業者は、平板形状の一対のランナ間においてスタッドを第2方向にスライドさせて位置決め部材に取り付けることができるため、取り付けが容易である。また、ランナに対するスタッドの取り付け位置を現場で調整する必要がない。
(2) 好ましくは、上記一対の壁材の一方は、上記複数のスタッドのうち一部に支持されており、上記一対の壁材の他方は、上記一方の壁材を支持しない上記スタッドに支持されている。
上記構成によれば、一対の壁材が同じスタッドに共に支持されていないので、間仕切壁において音がスタッドを伝って伝搬し難い。
(3) 好ましくは、上記一対の壁材は、支持されない上記スタッドから上記第2方向へ離間している。
上記構成によれば、壁材を支持しないスタッドから壁材が離間しているので、間仕切壁において音が伝搬し難い。
(4) 好ましくは、上記一対のランナの上記第2方向に沿った寸法は、上記スタッドの上記第2方向に沿った寸法より小さい。
上記構成によれば、一対の壁材がランナに当接しないので、間仕切壁において音がランナを伝って伝搬し難い。
(5) 好ましくは、上記位置決め部材は、上記第1方向に隔てられており、上記第2方向に沿って延びる一対の平板形状の部材であり、上記スタッドは、上記第1方向へ突出する突出部を有しており、上記スタッドは、上記位置決め部材に挟まれることにより上記第1方向に位置決めされ、かつ、上記突出部と上記位置決め部材とが上記第2方向において当接することにより上記第2方向の一方向きへ位置決めされる。
上記構成によれば、第2方向に沿って延びる一対の平板形状の位置決め部材にスタッドがスライドして取り付けられる際、作業者は、第1方向に突出するスタッドの突出部を位置決め部材に当接させて第2方向のスタッドの位置を容易に位置決めすることができる。
(6) 好ましくは、上記一対のランナは、上記第2方向に沿って延びて上記壁材を支持する支持部を有する。
上記構成によれば、壁材がより安定した状態で設置される。
本発明によれば、間仕切壁を簡単に組み立てることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る間仕切壁10の外観を示す斜視図である。 図2は、図1の間仕切壁10の壁材18を取り外した状態を示す斜視図である。 図3は、一対のランナ15U,15Lに配置された位置決め部材16Bを示す側面図である。 図4は、スタッド17を示す斜視図である。 図5は、左方から視たスタッド17を示す側面図である。 図6は、壁材18に対するスタッド17の左右方向5,6における位置を示す平面図である。 図7は、変形例1に係る間仕切壁のスタッド40の突出部42を示す斜視図である。 図8は、変形例2に係る間仕切壁のスタッド50の突出部52を示す斜視図である。 図9は、変形例3に係る間仕切壁のスタッド60を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態において、上下方向1,2は、鉛直方向であって、床から天井に向かう方向を上向き1とし、その逆向きを下向き2とする。前後方向3,4(第1方向の一例)は、建物の床面および天井面に沿う方向であり、床面および天井面に沿う任意の向きを前向き3とし、その逆向きを後向き4とする。左右方向5,6(第2方向の一例)は、上下方向1,2および前後方向3,4に直交する方向であり、スタッド17を位置決め部材16Bに対して挿入する方向を左向き5とし、その逆向きを右向き6とする。
間仕切壁10(間仕切壁構造の一例)は、建物内における1つの空間を複数の空間に仕切る壁である。図1に示されるように、間仕切壁10は、床および天井と連続して、上下方向1,2および前後方向3,4に沿って延びている。
間仕切壁10は、上ランナ15Uと、下ランナ15Lと、複数のスタッド17と、壁材18と、を備えている。なお、各図においては、上ランナ15U、下ランナ15L、スタッド17、および壁材18は、上下方向1,2、前後方向3,4の長さを一部省略して現しており、また、前後方向3,4におけるスタッド17の数も省略している。
上ランナ15Uは、建物の天井に固定されている。下ランナ15Lは、建物の床に固定されている。これにより、図2に示されるように、上ランナ15Uと下ランナ15Lとは、上下方向1,2に離れて位置する。上ランナ15Uと下ランナ15Lとは、配置が異なる他は後述する終面32の位置を除いて同じ形状であるので、下ランナ15Lを例に形状が説明される。
図2に示されるように、下ランナ15Lは、基部16Aと、位置決め部材16Bと、支持部16Cとを有している。
基部16Aは、前後方向3,4に細長な平板形状である。基部16Aの左右方向5,6の寸法は、スタッド17の左右方向5,6の寸法よりも小さい。基部16Aの左右方向5,6の寸法は、前後方向3,4において一定である。基部16Aは、スタッド17の下端面(上ランナ15Uではスタッド17の上端面)に当接する。
位置決め部材16Bは、基部16Aの上面(上ランナ16Uでは基部16Aの下面)に溶接によって固定されている。位置決め部材16Bは、スタッド17の前後方向3,4および左右方向5,6の位置を決めるものである。図2、図3に示されるように、位置決め部材16Bは、上向き1および左右方向5,6に開口するコの字形状の部材であり、平板形状の部材が折り曲げられて形成されている。位置決め部材16Bは、前後方向3,4に離れて対向する2つの起立片35と2つの起立片35を繋ぐ接続部36とを有する。位置決め部材16Bの左右方向5,6の寸法は、基部16Aの左右方向5,6の寸法と概ね同じである。接続部36が基部16Aの上面(上ランナ16Uでは基部16Aの下面)に重なるようにして、基部16Aの左右端と位置決め部材16Bの左右端とが揃う状態で、接続部36が基部16Aに固定されている。
起立片35は、基部16Aから上向き1にそれぞれ突出しており、各主面が上下方向1,2および左右方向5,6に拡がっている。2つの起立片35の前後方向3,4の間隔は、スタッド17の前後方向3,4の寸法より若干小さい。後述するように、スタッド17の凹部30が2つの起立片35の間に挿入可能である。スタッド17は、凹部30において2つの起立片35に挟まれることにより前後方向3,4に対して位置決めされる。
前述された位置決め部材16Bが、基部16Aにおいて前後方向3,4に間隔を隔てて複数が配置されている。位置決め部材16Bの配置は特に限定されないが、本実施形態では、壁材18の前後方向3,4の寸法の1/2である。
支持部16Cは、スタッド17とともに壁材18を支持している。支持部16Cは、下ランナ15Lの基部16Aの上面(上ランナ15Uでは基部16Aの下面)に溶接によって固定されている。支持部16Cは、隣り合う位置決め部材16Bの間に配置されている。支持部16Cは、板状部25と、固定部26とを有している。
板状部25は、左右方向5,6に延びる平板形状の部材である。
固定部26には、壁材18が固定される。固定部26は、板状部25に支持されており壁材18の裏面に沿っている。固定部26には、壁材18がビス(図示省略)などによって固定される。
図1、図2に示されるように、スタッド17は、上下方向1,2に延びる四角形柱である。複数のスタッド17が上ランナ15Uと下ランナ15Lにそれぞれ上端面および下端面が当接した状態で、前後方向3,4に間隔を空けて配置されている。スタッド17の左右方向5,6の寸法は、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lの各基部16Aの左右方向5,6の寸法よりも大きい。
図4、図5に示されるように、スタッド17は、上下方向1,2および左右方向5,6に拡がる2つの側面31(突出部の一例)の上端部および下端部に凹部30をそれぞれ有する。つまり、1つのスタッド17には、4つの凹部30が形成されている。
図4に示されるように、凹部30は、側面31の上端部および下端部において左右方向5,6の一方にオフセットして位置する。凹部30は、側面31から前後方向3,4に凹んでおり、左右方向5,6の一方にのみ開口している。図4、図5に示されるように、4つの凹部30のすべてが、左右方向5,6の左向きに開口しており、右向き6には開口していない。したがって、4つの凹部30においては、右向き6に終面32が位置する。4つの凹部30における各終面32の左右方向5,6の位置は同じであり、側面31の左右方向5,6の中央より右方である。
スタッド17の上端部または下端部において前後方向3,4に離れて位置する2つの凹部30は、位置決め部材16Bの2つの起立片35の間に挿入可能である。凹部30が起立片35によって挟まれることにより、スタッド17が前後方向3,4において位置決めされる。図4に示されるように、2つの凹部30が左向き5に開口する姿勢において、スタッド17は、左向き5にスライドされることにより、2つの凹部30に起立片35がそれぞれ進入する。
スタッド17において前後方向3,4に離れる2つの側面31の間の距離は、位置決め部材16Bの2つの起立片35間の前後方向3,4の距離よりも大きい。したがって、スタッド17において凹部30以外の部分は2つの起立片35の間に挿入できない。したがって、図4に示されるように、2つの凹部30が左向き5に開口する姿勢であれば、スタッド17が左向き5にスライドされて、2つの凹部30にそれぞれ進入した各起立片35は、凹部30の終面32にそれぞれ当接する。起立片35が終面32に当接することにより、スタッド17が左右方向5,6の一方向きに対して位置決めされる。図4に示されるスタッド17の姿勢であれば、スタッド17は左向き5に対して位置決めされる。この状態でスタッド17は、ビス等(図示省略)によって起立片35に対して固定される。
図6に示されるように、本実施形態における複数のスタッド17は、側面31の左右方向5,6の中央より右方である位置に終面32を有する第1スタッド17Aと、第1スタッド17Aよりも左右方向5,6における右方に終面32を有する第2スタッド17Bとを含んでいる。すなわち、第2スタッド17Bが基部16Aから左右方向5,6における左向き5に突出する寸法は、第1スタッド17Aが基部16Aから左右方向5,6における左向き5に突出する寸法よりも大きい。図2および図8に示されるように、第1スタッド17A、第2スタッド17Bは、凹部30が左右方向5,6における左向き5に開口する姿勢である。つまり、第1スタッド17A、第2スタッド17Bは、基部16Aの左右方向5,6の中央に対してオフセットしている。
図1に示されるように、壁材18は、壁下地材となる長方形のボードである。壁材18は、第1スタッド17A、第2スタッド17Bの左右方向5,6の両側位置に位置しビスなどによって固定される。第1スタッド17Aおよび第2スタッド17Bは、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lの各基部16Aから左右方向5,6に突出しているので、壁材18は基部16Aと当接しない。
図6に示されるように、壁材18は、基部16Aから左右方向5,6のうちの一方へ大きく突出するスタッド17に固定されている。前述されたように、第1スタッド17A、および第2スタッド17Bは、基部16Aの左右方向5,6の中心に対してそれぞれオフセットしているので、左右方向5,6のいずれか一方へ他方よりも大きく突出している。第1スタッド17Aおよび第2スタッド17Bが図4に示される姿勢のとき、第1スタッド17Aが左向き5に大きく突出し、第2スタッド17Bが右向き6に大きく突出する。また、図6に示される第1スタッド17Aおよび第2スタッド17Bは、位置決め部材16Bによって左向き5に対して位置決めされている。壁材18は、第1スタッド17Aの左側に配置されてビスなどによって固定され、また、第2スタッド17Bの右側に配置されてビスなどによって固定される。それぞれの壁材18は、上下方向1,2および前後方向3,4に沿って延びる。また、第1スタッド17Aが基部16Aから左向き5に突出する寸法は、右向き6に突出する寸法よりも小さい。第2スタッド17Bが基部16Aから右向き6に突出する寸法は、左向き5に突出する寸法よりも小さい。各スタッド17A,17Bの左右方向5,6の寸法はそれぞれ同じなので、第1スタッド17Aは、第2スタッド17Bに固定された壁材18とは当接せず、第2スタッド17Bは、第1スタッド17Aに固定された壁材18とは当接しない。換言すれば、第1スタッド17Aと、第2スタッド17Bに固定された壁材18との間には左右方向5,6において隙間S1があり、第2スタッド17Bと、第1スタッド17Aに固定された壁材18との間にも左右方向5,6において隙間S2がある。すなわち、一対の壁材18は、支持されないスタッド17に対して左右方向5,6において離間している。1枚の壁材18は、前後方向3,4の両端部が隣合う2本の第1スタッド17A、或いは隣合う2本の第2スタッド17Bにビス(図示省略)などによって固定される。
[間仕切壁10の施工方法]
以下、作業者が間仕切壁10を組み立てる施工方法について説明する。
間仕切壁10の組み立てにおいて作業者は、天井面に上ランナ15Uをビスなどによって固定し、床面に下ランナ15Lをビスなどによって固定する。
次に、作業者は、位置決め部材16Bの2つの起立片35の間にスタッド17を左右方向5,6にスライドして挿入する。複数のスタッド17は、ぞれぞれ左向き5に挿入される。位置決め部材16Bにより、各スタッド17は、前後方向3,4に対して位置決めされ、かつ左右方向5,6の一方に対して位置決めされる。つまり、各スタッド17は、左右方向5,6のうち位置決めされない右向き6にはスライド可能である。スタッド17は、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lに対してビスなどによって固定される。
作業者は、位置決め部材16Bにより前後方向3,4と左右方向5,6の一方とに位置決めされたスタッド17に壁材18を固定する。左右方向5,6の両側にそれぞれ位置する壁材18は、同じスタッド17には固定されず、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lの基部16Aから左右方向5,6の一方へ他方より大きく突出するスタッド17に固定される。なお、各図には示されていないが、壁材18には壁クロスなどの化粧材が設けられる。
[本実施形態の作用効果]
一対のランナ15U,15Lが平板形状であるため、スタッド17の左右方向5,6への動きが一対のランナ15U,15Lによって遮られることがない。このため、間仕切壁10を組み立てる作業者は、一対のランナ15U,15L間において複数のスタッド17を左右方向5,6にスライドさせて位置決め部材16Bに容易に取り付けることができる。また、スタッド17を一対のランナ15U,15Lに対して前後方向3,4にスライド移動させる必要がなく位置決め部材16Bに対して直接取り付けることができるため、一対のランナ15U,15Lに対するスタッド17の取り付け位置を現場で調整する必要もない。
一方の壁材18が第1スタッド17Aによって支持されており、他方の壁材18が第2スタッド17Bによって支持されている。このため、一方の壁材18と第2スタッド17Bとの間または他方の壁材18と第1スタッド17Aとの間において空間を形成することができ、一方の壁材18と他方の壁材18とが互いにつながらないようにできる。
左右に配置された壁材18と壁材18との間にスタッド17と離間する箇所が形成されるため、壁材18間において音が直接スタッド17を伝って伝搬しない。
壁材18が一対のランナ15U,15Lに当接しない状態で配置されるため、左右に配置された壁材18間において音が直接ランナ15U,15Lを伝って伝搬しない。
前後方向3,4に並んで配置される平板形状の位置決め部材16Bにスタッド17が左右方向5,6からスライド移動させて取り付けられて、スタッド17における前後方向3,4に位置する側面31が位置決め部材16Bに当接する。このため、作業者は一対のランナ15U,15Lに対して左右方向5,6におけるスタッド17の位置を容易に決めることができる。
壁材18が、一対のランナ15U,Lから左右方向5,6に延びる支持部16Cによって支持されることで壁材18がスタッド17に加えて複数箇所で固定されるため、より安定した状態で設置される。
[変形例1]
上述の実施形態では、突出部が側面31と凹部30とによって形成される場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。
例えば、図7に示されるように、突出部42は、スタッド40における前後方向3,4の面41から前後方向3,4に突出(図7において後向き4に延びる突出部42について省略)して形成されるものであってもよい。突出部42は、スタッド40の左右方向5,6における中央よりも右方に配置されており、スタッド40が位置決め部材16Bに挿入された状態においてスタッド40を左右方向5,6の一方向きに位置決めする。
[変形例2]
また、図8に示されるように、突出部52は、スタッド50を位置決め部材16B(図中において破線で示す)に配置した際に各起立片35を外側から覆うものであってもよい。
具体的には、突出部52は、スタッド17における前後方向3,4の面51から前後方向3,4に突出している。突出部52は、スタッド50に配置された位置決め部材16Bの前後方向3,4における外側において、上下方向1,2および左右方向5,6に延びる面53を有する。突出部52は、左側および上側で面51につながっており、右側および下側において開口している。
[変形例3]
また、上述の実施形態では、凹部30が、側面31から前後方向3,4に凹んで形成されており、左右方向5,6の一方にのみ開口している場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。
図9に示されるように、凹部61は、側面62から前後方向3,4に凹んでおり、左右方向5,6の両方において開口しないものであってもよい。すなわち、凹部61は、スタッド60の端部に向かってのみ開口するものであってもよい。スタッド60には、上向き1に下ランナ15Lを取り付け、下向き2に上ランナ15Uを取り付けた後に床面および天井面にビス(図示省略)によって固定される。
[その他の変形例]
また、本実施形態に係る間仕切壁10の一対のランナ15U,15Lが延びる方向が前後方向3,4である場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。一対のランナ15U,15Lが延びる方向は左右方向5,6であってもよく、また、前後方向3,4および左右方向5,6以外の水平な方向であってもよい。つまり、一対のランナ15U,15Lが延びる方向は、水平方向であればよい趣旨である。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の位置決め部材16Bや支持部16Cは、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lに対して、溶接で固定されている場合を例にあげて説明したがこの方法に限らない。位置決め部材16Bや支持部16Cは、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lに対して接着されていてもよく、また、ボルトおよびナットによって固定されていてもよい。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の上ランナ15Uおよび下ランナ15Lは、支持部16Cを有している場合を例にあげて説明したが、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lは,支持部16Cを有しないものであってもよい。
また、本実施形態では、位置決め部材16Bは、基部16Aとは別部材であるが、位置決め部材16Bは、基部16Aと一体に形成されてもよく、予めH字型や2つの対向するコの字型に切欠き加工されたランナ15Lから起立片35が基部16Aから切り起こされて形成されてもよい。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の位置決め部材16Bは、上向き1および左右方向5,6に開口するコの字形状の部材であり、平板形状の部材が折り曲げられて形成されている場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。位置決め部材16Bは、2つの断面L字形状の部材がコの字形状に組み合わされたものであってもよい。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の複数のスタッド17のうち第1スタッド17Aと第2スタッド17Bの終面32の左右方向5,6における位置が異なり、左右方向5,6の一方から位置決め部材16Bに挿入する場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。
複数のスタッド17の全てが同一形状であって、終面32の左右方向5,6における位置が同じであってもよい。この場合、前後方向3,4に並んで配置されるスタッド17が一対のランナ15U,15Lから左右方向5,6に交互にずれるように終面32の左右方向5,6の位置が設定される。これらの複数のスタッド17は、左右方向5,6が反転されて一対のランナ15U,15Lに配置される。複数のスタッド17は、右向き6にスライドされるものと左向き5にスライドされるものとが交互に配置される。これにより位置決め部材16Bに位置決めされたスタッド17は、上ランナ15Uおよび下ランナ15Lの基部16Aから左右方向5,6へそれぞれ異なる寸法で突出する。左右方向5,6に反転された姿勢のスタッド17と、反転されていない姿勢のスタッド17に固定された壁材18との間には左右方向5,6に隙間があり、反転されていない姿勢のスタッド17と、左右方向5,6に反転された姿勢のスタッド17にも左右方向5,6に隙間がある。
また、本実施形態においては説明の便宜上、第1スタッド17A、第2スタッド17Bの2つのスタッド17を用いて説明したが、複数のスタッド17は、前後方向3,4に並ぶ3つ以上で構成されてもよいのは勿論のことである。
また、本実施形態に係る間仕切壁10のスタッド17の両端部が、一対のランナ15U,15Lの前後方向3,4に沿って配置された位置決め部材16Bに固定されている場合を例にあげて説明したが、スタッド17は、配置された位置決め部材16Bのすべてに固定されていてもよいし、位置決め部材16Bの一部を使用して間引きされた状態で配置されていてもよい。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の支持部16Cは、一対のランナ15U,15Lの基部16Aに固定されている場合を例にあげて説明したが、この構成に限らない。例えば、支持部16Cは、一対のランナ15U,15Lと一体に形成されており左右方向5,6に延びるものであってもよい。また、支持部16Cは、一対のランナ15U,15Lのうちのいずれか一方のみに配置されたものであってもよい。支持部16Cは、一対のランナ15U,15Lの左右方向5,6の両側ではなくいずれか一方に延びるものであってもよい。さらに、支持部16Cは、一対のランナ15U,15Lの左右方向5,6における両側において、前後方向3,4における同じ位置に配置されていてもよいし、左右のそれぞれが前後方向3,4にずれるように配置されていてもよい。
また、本実施形態に係る間仕切壁10の壁材18が、左右方向5,6に交互にずれて前後方向3,4に並ぶスタッド17によって支持されている場合を例にあげて説明したがこの構成に限らない。例えば、壁材18が、左右方向5,6にずれるように不規則に前後方向3,4に並ぶスタッド17によって支持されるものであってもよい。
3,4・・・前後方向(第1方向)
5,6・・・左右方向(第2方向)
10・・・間仕切壁(間仕切壁構造)
15U・・・上ランナ(一対のランナ)
15L・・・下ランナ(一対のランナ)
16B・・・位置決め部材
16C・・・支持部
17・・・スタッド
18・・・壁材
31・・・側面(突出部)

Claims (6)

  1. 上下方向に離れて位置しており、第1方向に沿ってそれぞれ延びる平板形状の一対のランナと、
    上記第1方向に間隔を隔てて位置しており、上記一対のランナそれぞれから上下方向へ延びる位置決め部材と、
    上記位置決め部材により、上記第1方向と、上記第1方向と直交する第2方向のうちいずれか一方向きにそれぞれ位置決めされて、上記第1方向に間隔を隔てて位置する複数のスタッドと、
    上記第1方向に沿ってそれぞれ延び、上記スタッドに支持される一対の壁材と、を備えており、
    上記スタッドは、上記第2方向のうち位置決めされない他方向きへ上記位置決め部材に対してスライド可能である間仕切壁構造。
  2. 上記一対の壁材の一方は、上記複数のスタッドのうち一部に支持されており、
    上記一対の壁材の他方は、上記一方の壁材を支持しない上記スタッドに支持されている請求項1に記載の間仕切壁構造。
  3. 上記一対の壁材は、支持されない上記スタッドから上記第2方向へ離間している請求項2に記載の間仕切壁構造。
  4. 上記一対のランナの上記第2方向に沿った寸法は、上記スタッドの上記第2方向に沿った寸法より小さい請求項1から3のいずれかに記載の間仕切壁構造。
  5. 上記位置決め部材は、上記第1方向に隔てられており、上記第2方向に沿って延びる一対の平板形状の部材であり、
    上記スタッドは、上記第1方向へ突出する突出部を有しており、
    上記スタッドは、上記位置決め部材に挟まれることにより上記第1方向に位置決めされ、かつ、上記突出部と上記位置決め部材とが上記第2方向において当接することにより上記第2方向の一方向きへ位置決めされる請求項1から4のいずれかに記載の間仕切壁構造。
  6. 上記一対のランナは、上記第2方向に沿って延びて上記壁材を支持する支持部を有する請求項1から5のいずれかに記載の間仕切壁構造。
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