JPH05331953A - 天井構造 - Google Patents
天井構造Info
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- JPH05331953A JPH05331953A JP4161882A JP16188292A JPH05331953A JP H05331953 A JPH05331953 A JP H05331953A JP 4161882 A JP4161882 A JP 4161882A JP 16188292 A JP16188292 A JP 16188292A JP H05331953 A JPH05331953 A JP H05331953A
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- JP
- Japan
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- equipment
- frame
- ceiling
- mounting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部材の削減を図り、設備機器同士を連結
して設備ラインの形成を容易にする。 【構成】 天井スラブから垂下される吊持金具4にて吊
持される設備機器配設用フレーム5を、下方開口5b及
び両側方が開口5cする断面ほぼ逆U字状部材にて形成
する。設備機器配設用フレーム5の両側開口端を閉塞す
る塞ぎ板6と設備機器取付板7とを連結する。これによ
り、設備機器配設用フレーム5と設備機器取付板7とを
ライン状に配設することができ、設備機器配設用フレー
ム5内に設備機器を配設すると共に、設備機器取付板7
に設備機器を取付けることができる。
して設備ラインの形成を容易にする。 【構成】 天井スラブから垂下される吊持金具4にて吊
持される設備機器配設用フレーム5を、下方開口5b及
び両側方が開口5cする断面ほぼ逆U字状部材にて形成
する。設備機器配設用フレーム5の両側開口端を閉塞す
る塞ぎ板6と設備機器取付板7とを連結する。これによ
り、設備機器配設用フレーム5と設備機器取付板7とを
ライン状に配設することができ、設備機器配設用フレー
ム5内に設備機器を配設すると共に、設備機器取付板7
に設備機器を取付けることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井構造に関するもの
で、更に詳細には、例えば照明機器、スピーカあるいは
空調機器等の設備機器をライン状に組込んだシステム式
の天井構造に関するものである。
で、更に詳細には、例えば照明機器、スピーカあるいは
空調機器等の設備機器をライン状に組込んだシステム式
の天井構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の天井構造として、天井ス
ラブから垂下される吊りボルトにて吊持されるボックス
内に天井設備を配設し、連結金具によってこのボックス
に連結される断面ほぼ逆U字状の天井バー内に天井設備
を配設してなる構造が知られている(特開昭54−31
914号公報参照)。このように構成される天井構造に
おいては、例えば照明機器,スピーカ,スプリンクラあ
るいは感知器等の設備機器を天井面にライン状に組込む
ことが可能である。
ラブから垂下される吊りボルトにて吊持されるボックス
内に天井設備を配設し、連結金具によってこのボックス
に連結される断面ほぼ逆U字状の天井バー内に天井設備
を配設してなる構造が知られている(特開昭54−31
914号公報参照)。このように構成される天井構造に
おいては、例えば照明機器,スピーカ,スプリンクラあ
るいは感知器等の設備機器を天井面にライン状に組込む
ことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設備機
器には種々の形状のものがあり、従来のこの種の天井構
造のように、断面形状が逆U字状のボックスや天井バー
内に全ての設備機器を一律に組込むためには取付用の補
助部材が必要となる。また、ボックスと天井バーとを連
結するために、別途に連結金具を用意しなければならな
いため、構成部材が多くなるという問題があった。
器には種々の形状のものがあり、従来のこの種の天井構
造のように、断面形状が逆U字状のボックスや天井バー
内に全ての設備機器を一律に組込むためには取付用の補
助部材が必要となる。また、ボックスと天井バーとを連
結するために、別途に連結金具を用意しなければならな
いため、構成部材が多くなるという問題があった。
【0004】上記問題を解決する手段として、例えば照
明機器は断面逆U字状のフレーム内に配設し、スピー
カ,スプリンクラあるいは煙感知器等の設備機器は板状
部材に取付けることにより、設備機器の取付が容易とな
る。しかし、設備機器配設用フレームと設備機器取付板
とは、その形状が異なるため、互いに連結するには特殊
な連結金具が必要となり、構成部材が多くなると共に、
組立作業が面倒であるという問題がある。
明機器は断面逆U字状のフレーム内に配設し、スピー
カ,スプリンクラあるいは煙感知器等の設備機器は板状
部材に取付けることにより、設備機器の取付が容易とな
る。しかし、設備機器配設用フレームと設備機器取付板
とは、その形状が異なるため、互いに連結するには特殊
な連結金具が必要となり、構成部材が多くなると共に、
組立作業が面倒であるという問題がある。
【0005】また、上記照明機器やスピーカ等の設備機
器の他に空調機器を組込むためには、天井部に別途空調
機器取付部を設ける必要があり、そのため更に多くの構
成部材が必要になると共に、組立作業に手間がかかると
いう問題がある。
器の他に空調機器を組込むためには、天井部に別途空調
機器取付部を設ける必要があり、そのため更に多くの構
成部材が必要になると共に、組立作業に手間がかかると
いう問題がある。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、少ない構成部材によって設備機器同士を連結して設
備ラインを形成した天井構造を提供することを目的とす
るものである。
で、少ない構成部材によって設備機器同士を連結して設
備ラインを形成した天井構造を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の天井構造は、下方及び両側方が開口する
断面ほぼ逆U字状の設備機器配設用フレームと、上記設
備機器配設用フレームの側方開口端を閉塞する塞ぎ板
と、上記塞ぎ板に連結する設備機器取付板とを具備し、
上記天井スラブから垂下される吊持金具にて吊持される
複数の上記設備機器配設用フレームに、その側方開口端
を閉塞する上記塞ぎ板を介して上記設備機器取付板を適
宜連結して、設備ラインを形成してなるものである。
に、この発明の天井構造は、下方及び両側方が開口する
断面ほぼ逆U字状の設備機器配設用フレームと、上記設
備機器配設用フレームの側方開口端を閉塞する塞ぎ板
と、上記塞ぎ板に連結する設備機器取付板とを具備し、
上記天井スラブから垂下される吊持金具にて吊持される
複数の上記設備機器配設用フレームに、その側方開口端
を閉塞する上記塞ぎ板を介して上記設備機器取付板を適
宜連結して、設備ラインを形成してなるものである。
【0008】この発明において、上記設備ラインを並列
状に適宜間隔をもって配置し、これら設備ライン間に天
井パネルを架設する方が好ましい。
状に適宜間隔をもって配置し、これら設備ライン間に天
井パネルを架設する方が好ましい。
【0009】また、上記設備ラインを構成する設備機器
取付板に継ぎ材を係止して、この継ぎ材と設備機器配設
用フレームとによりグリッド状に形成する方が好まし
い。
取付板に継ぎ材を係止して、この継ぎ材と設備機器配設
用フレームとによりグリッド状に形成する方が好まし
い。
【0010】
【作用】上記のように構成されるこの発明の天井構造に
よれば、天井スラブから垂下される吊持金具にて吊持さ
れる複数の設備機器配設用フレームに、その側方開口端
を閉塞する塞ぎ板を介して設備機器取付板を適宜連結す
ることにより、設備ラインを形成することができ、少な
い構成部材にて設備機器同士を連結した設備ラインを形
成することができる。
よれば、天井スラブから垂下される吊持金具にて吊持さ
れる複数の設備機器配設用フレームに、その側方開口端
を閉塞する塞ぎ板を介して設備機器取付板を適宜連結す
ることにより、設備ラインを形成することができ、少な
い構成部材にて設備機器同士を連結した設備ラインを形
成することができる。
【0011】また、設備ラインを並列状に適宜間隔をも
って配置し、これら設備ライン間に天井パネルを架設す
ることにより、設備ラインを組込んだ天井を容易に組立
てることができる。
って配置し、これら設備ライン間に天井パネルを架設す
ることにより、設備ラインを組込んだ天井を容易に組立
てることができる。
【0012】また、設備ラインを構成する設備機器取付
板に継ぎ材を係止して、この継ぎ材と設備機器配設用フ
レームとでグリッド状に形成することにより、設備ライ
ン間のピッチを正確にすることができると共に、天井構
造体の補強を図ることができる。
板に継ぎ材を係止して、この継ぎ材と設備機器配設用フ
レームとでグリッド状に形成することにより、設備ライ
ン間のピッチを正確にすることができると共に、天井構
造体の補強を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0014】図1はこの発明の天井構造の天井裏側から
見た概略斜視図、図2は天井構造の要部断面図、図3は
図2の側断面図が示されている。
見た概略斜視図、図2は天井構造の要部断面図、図3は
図2の側断面図が示されている。
【0015】この発明の天井構造は、天井スラブ1にア
ンカー2をもって垂下される吊りボルト3に取付られる
吊持金具4にて設備機器配設用フレーム5(以下にフレ
ームという)を吊持し、同一ライン状に吊持されるフレ
ーム5の側方開口端を閉塞する塞ぎ板6を介して設備機
器取付板7(以下に取付板という)を連結して設備ライ
ン9を形成し、互いに平行に配置される設備ライン9の
取付板7に継ぎ材27を係止して、フレーム5とにより
グリッド状を形成してなり、フレーム5の側方に沿設さ
れる空調用枠材8に天井パネル10を架設してなる。
ンカー2をもって垂下される吊りボルト3に取付られる
吊持金具4にて設備機器配設用フレーム5(以下にフレ
ームという)を吊持し、同一ライン状に吊持されるフレ
ーム5の側方開口端を閉塞する塞ぎ板6を介して設備機
器取付板7(以下に取付板という)を連結して設備ライ
ン9を形成し、互いに平行に配置される設備ライン9の
取付板7に継ぎ材27を係止して、フレーム5とにより
グリッド状を形成してなり、フレーム5の側方に沿設さ
れる空調用枠材8に天井パネル10を架設してなる。
【0016】吊持金具4は、図1、図2及び図4に示す
ように、吊りボルト3の下端部側のねじ部3aを水平方
向に移動可能に嵌挿する水平長孔4aを有する上部水平
片4bと、取付孔4cを有する下部水平片4dと、これ
ら上部水平片4bと下部水平片4dとを連結する垂直片
4eとからなるコ字状本体4fの側辺に補強用リブ4g
を折曲した構造となっている。このように構成される吊
持金具4は、吊りボルト3のねじ部3aを水平長孔4a
内に嵌挿した状態で、上部水平片4bの上方側及び下方
側にねじ結合される上部ナット3bと下部ナット3cの
締結によって吊りボルト3に高さ調整可能に取付けられ
ている。
ように、吊りボルト3の下端部側のねじ部3aを水平方
向に移動可能に嵌挿する水平長孔4aを有する上部水平
片4bと、取付孔4cを有する下部水平片4dと、これ
ら上部水平片4bと下部水平片4dとを連結する垂直片
4eとからなるコ字状本体4fの側辺に補強用リブ4g
を折曲した構造となっている。このように構成される吊
持金具4は、吊りボルト3のねじ部3aを水平長孔4a
内に嵌挿した状態で、上部水平片4bの上方側及び下方
側にねじ結合される上部ナット3bと下部ナット3cの
締結によって吊りボルト3に高さ調整可能に取付けられ
ている。
【0017】フレーム5は、図2ないし図4に示すよう
に、下方及び両側方が開口する断面ほぼ逆U字状部材に
て形成されており、その内方には接続金具20を介して
蛍光灯等の照明機器21が配設されている。なお、照明
機器21の上方には反射板22が配設され、下方開口部
5bにはルーバー23が配設されている。このように構
成されるフレーム5の上面の中央部には取付孔5aが穿
設されており、この取付孔5aと吊持金具4の下部水平
片4dに穿設された取付孔4cとを貫通する固定ボルト
30と、この固定ボルト30に締結する固定ナット31
とによって吊持されるようになっている。
に、下方及び両側方が開口する断面ほぼ逆U字状部材に
て形成されており、その内方には接続金具20を介して
蛍光灯等の照明機器21が配設されている。なお、照明
機器21の上方には反射板22が配設され、下方開口部
5bにはルーバー23が配設されている。このように構
成されるフレーム5の上面の中央部には取付孔5aが穿
設されており、この取付孔5aと吊持金具4の下部水平
片4dに穿設された取付孔4cとを貫通する固定ボルト
30と、この固定ボルト30に締結する固定ナット31
とによって吊持されるようになっている。
【0018】フレーム5の両側開口端を閉塞する塞ぎ板
6は、図3及び図4に示すように、フレーム5の側方開
口5c内に挿入される矩形状基部6aと、この矩形状基
部6aの各辺から同一方向に折曲される取付片6bとで
構成されており、かつ取付片6bに取付ねじ孔6cが設
けられている。なお、矩形状基部6aには取付ねじ40
を貫通する透孔6dが穿設されている。このように構成
される塞ぎ板6は、取付片6bをフレーム5の内面に摺
動させるようにして挿入し、そして、外方からフレーム
5の側端部に設けられた孔5dを貫通する取付ねじ40
を塞ぎ板6の取付ねじ孔6cに締結してフレーム5の側
方開口端を閉塞し得るようになっている。
6は、図3及び図4に示すように、フレーム5の側方開
口5c内に挿入される矩形状基部6aと、この矩形状基
部6aの各辺から同一方向に折曲される取付片6bとで
構成されており、かつ取付片6bに取付ねじ孔6cが設
けられている。なお、矩形状基部6aには取付ねじ40
を貫通する透孔6dが穿設されている。このように構成
される塞ぎ板6は、取付片6bをフレーム5の内面に摺
動させるようにして挿入し、そして、外方からフレーム
5の側端部に設けられた孔5dを貫通する取付ねじ40
を塞ぎ板6の取付ねじ孔6cに締結してフレーム5の側
方開口端を閉塞し得るようになっている。
【0019】一方、取付板7は、図3及び図4に示すよ
うに、例えばスピーカ24等の設備機器を取付ける断面
ハット状の設備プレート7aと、この設備プレート7a
の上面の対向する2辺側に立設される中空矩形状の取付
部7bとで構成されており、取付部7bの長手方向側端
面に取付ねじ孔7c設けてなる。また、取付部7bの上
面には、継ぎ材27の係止爪27aと係合する係止スリ
ット7dと固定ねじ28の固定ねじ孔7eが設けられて
いる。
うに、例えばスピーカ24等の設備機器を取付ける断面
ハット状の設備プレート7aと、この設備プレート7a
の上面の対向する2辺側に立設される中空矩形状の取付
部7bとで構成されており、取付部7bの長手方向側端
面に取付ねじ孔7c設けてなる。また、取付部7bの上
面には、継ぎ材27の係止爪27aと係合する係止スリ
ット7dと固定ねじ28の固定ねじ孔7eが設けられて
いる。
【0020】このように構成される取付板7は、取付部
7bを塞ぎ板6の矩形状基部6aに当接し、矩形状基部
6aの透孔6dを貫通する取付ねじ40を取付ねじ孔7
cに締結することによって塞ぎ板6に連結されるように
なっている。したがって、別途に連結金具を用いること
なく、フレーム5と取付板7とを連結することができ、
構成部材の削減を図ることができる。
7bを塞ぎ板6の矩形状基部6aに当接し、矩形状基部
6aの透孔6dを貫通する取付ねじ40を取付ねじ孔7
cに締結することによって塞ぎ板6に連結されるように
なっている。したがって、別途に連結金具を用いること
なく、フレーム5と取付板7とを連結することができ、
構成部材の削減を図ることができる。
【0021】なお、図3及び図4では、取付板7の取付
部7bが中空矩形状に形成される場合について説明した
が、必ずしもこのような構造である必要はなく、図5に
示すように、取付部7bを、設備プレート7aから起立
する矩形状の起立壁7fと、この起立壁7fの上端から
水平方向に折曲する水平片7gと、起立壁7fの両端か
ら直角に折曲される一対の取付片7hとで構成し、水平
片7gに上記と同様に係止スリット7dと固定ねじ孔7
eを設け、かつ取付片7hに取付ねじ孔7cを設けるよ
うにしてもよい。
部7bが中空矩形状に形成される場合について説明した
が、必ずしもこのような構造である必要はなく、図5に
示すように、取付部7bを、設備プレート7aから起立
する矩形状の起立壁7fと、この起立壁7fの上端から
水平方向に折曲する水平片7gと、起立壁7fの両端か
ら直角に折曲される一対の取付片7hとで構成し、水平
片7gに上記と同様に係止スリット7dと固定ねじ孔7
eを設け、かつ取付片7hに取付ねじ孔7cを設けるよ
うにしてもよい。
【0022】空調用枠材8は底面に空気吹出口8aまた
は空気吸込口8bを設けた空調用通路8cを有するアル
ミニウム合金製押出形材にて形成されており、一方の側
壁がフレーム5の外側面に当接されて図示しないねじ等
の固定部材によって固定され、他方の側壁8eの上端に
天井パネル10の係止凸条8dが設けられている。この
ように構成される空調用枠材8の一方の空調用枠材8の
空調用通路8cには空調チャンバ26が接続され、空調
チャンバ26から供給される清浄空気が空気吹出口8a
から室内に供給され、室内の汚染された空気が他方の空
調用枠材8の空気吸込口8bから吸込まれるようになっ
ている。
は空気吸込口8bを設けた空調用通路8cを有するアル
ミニウム合金製押出形材にて形成されており、一方の側
壁がフレーム5の外側面に当接されて図示しないねじ等
の固定部材によって固定され、他方の側壁8eの上端に
天井パネル10の係止凸条8dが設けられている。この
ように構成される空調用枠材8の一方の空調用枠材8の
空調用通路8cには空調チャンバ26が接続され、空調
チャンバ26から供給される清浄空気が空気吹出口8a
から室内に供給され、室内の汚染された空気が他方の空
調用枠材8の空気吸込口8bから吸込まれるようになっ
ている。
【0023】継ぎ材27は、図4及び図5に示すよう
に、断面逆U字状のスチール製部材にて形成され、その
先端部両側には取付板7の取付部7bに係合する係止爪
27aが設けられ、先端部上面には固定ねじ28の貫通
孔27bが設けられている。このように構成される継ぎ
材27は、取付板7の取付部7bに設けられた係止スリ
ット7dに係止爪27aを係合させた状態で、上方から
固定ねじ28を貫通孔27bを貫通して固定ねじ孔7e
に締結することによって取付板7に係止される。
に、断面逆U字状のスチール製部材にて形成され、その
先端部両側には取付板7の取付部7bに係合する係止爪
27aが設けられ、先端部上面には固定ねじ28の貫通
孔27bが設けられている。このように構成される継ぎ
材27は、取付板7の取付部7bに設けられた係止スリ
ット7dに係止爪27aを係合させた状態で、上方から
固定ねじ28を貫通孔27bを貫通して固定ねじ孔7e
に締結することによって取付板7に係止される。
【0024】なお、天井パネル10は、図2に示すよう
に、多数の小孔(図示せず)を穿設した矩形状の金属製
表面板11と、この金属製表面板11の裏面に配設され
るグラスウール等の断熱・吸音材12とで構成されてお
り、金属製表面板11の側辺に起立する起立縁13の上
端に鉤状に折曲される係止垂下片14が空調用枠材8の
係止凸条8dに着脱可能に係合されて、設備ライン9,
9間に架設されるようになっている。
に、多数の小孔(図示せず)を穿設した矩形状の金属製
表面板11と、この金属製表面板11の裏面に配設され
るグラスウール等の断熱・吸音材12とで構成されてお
り、金属製表面板11の側辺に起立する起立縁13の上
端に鉤状に折曲される係止垂下片14が空調用枠材8の
係止凸条8dに着脱可能に係合されて、設備ライン9,
9間に架設されるようになっている。
【0025】次に、上記のように構成されるこの発明の
天井構造の組立手順について説明する。
天井構造の組立手順について説明する。
【0026】まず、天井スラブ1にアンカー2をもって
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
を上部及び下部ナット3b,3cをもって取付けた後、
吊持金具4の下面に固定ボルト30及び固定ナット31
をもってフレーム5を固定する。
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
を上部及び下部ナット3b,3cをもって取付けた後、
吊持金具4の下面に固定ボルト30及び固定ナット31
をもってフレーム5を固定する。
【0027】次に、予め取付ねじ40によって連結され
た塞ぎ板6と取付板7とをフレーム5の近傍位置に搬送
し、塞ぎ板6の取付片6bをフレーム5の側方開口端内
に挿入し、取付ねじ40にて塞ぎ板6をフレーム5に固
定する。この際、フレーム5の外側面に空調用枠材8を
固定して空調機器を含む設備ライン9を形成する。
た塞ぎ板6と取付板7とをフレーム5の近傍位置に搬送
し、塞ぎ板6の取付片6bをフレーム5の側方開口端内
に挿入し、取付ねじ40にて塞ぎ板6をフレーム5に固
定する。この際、フレーム5の外側面に空調用枠材8を
固定して空調機器を含む設備ライン9を形成する。
【0028】そして、フレーム5内に照明機器21を配
設し、取付板7にスピーカ24あるいはスプリンクラ2
5等の設備機器を取付ける一方、空調用通路8cに空調
チャンバ26を接続する。また、対向する設備ライン9
の取付板7,7間に継ぎ材7を係止して、フレーム5と
継ぎ材27とでグリッド状に形成した後、設備ライン9
の空調用枠材8,8間に天井パネル10を架設して組立
作業は完了する。
設し、取付板7にスピーカ24あるいはスプリンクラ2
5等の設備機器を取付ける一方、空調用通路8cに空調
チャンバ26を接続する。また、対向する設備ライン9
の取付板7,7間に継ぎ材7を係止して、フレーム5と
継ぎ材27とでグリッド状に形成した後、設備ライン9
の空調用枠材8,8間に天井パネル10を架設して組立
作業は完了する。
【0029】なお、上記説明では、予め取付ねじ40に
よって連結された塞ぎ板6と取付板7とをフレーム5に
連結する場合について説明したが、塞ぎ板6を予めフレ
ーム5の開口端に組込んだ後に、塞ぎ板6に取付板7を
連結することも可能である。
よって連結された塞ぎ板6と取付板7とをフレーム5に
連結する場合について説明したが、塞ぎ板6を予めフレ
ーム5の開口端に組込んだ後に、塞ぎ板6に取付板7を
連結することも可能である。
【0030】上記実施例では、空調用通路8cを空調用
枠材8のみで構成する場合について説明したが、必ずし
もこのような構造である必要はなく、空調用通路8cの
一部を天井パネル10で構成することも可能である。す
なわち、図6に示すように、空調用枠材8のフレーム5
に固定される側壁と反対側の側壁8eの下部に開口を設
けると共に、この側壁8eの下端側に係止凸条8dを形
成し、この係止凸条8dに、内向きに折曲される天井パ
ネル10の係止垂下片14を係合させて天井パネル10
の起立縁13にて空調用通路8cの一部を構成するよう
にしてもよい。
枠材8のみで構成する場合について説明したが、必ずし
もこのような構造である必要はなく、空調用通路8cの
一部を天井パネル10で構成することも可能である。す
なわち、図6に示すように、空調用枠材8のフレーム5
に固定される側壁と反対側の側壁8eの下部に開口を設
けると共に、この側壁8eの下端側に係止凸条8dを形
成し、この係止凸条8dに、内向きに折曲される天井パ
ネル10の係止垂下片14を係合させて天井パネル10
の起立縁13にて空調用通路8cの一部を構成するよう
にしてもよい。
【0031】なお、図6において、その他の部分は上記
実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て、その説明は省略する。
実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て、その説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の天井
構造によれば、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
構造によれば、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0033】1)請求項1記載の天井構造によれば、天
井スラブから垂下される吊持金具にて吊持される複数の
設備機器配設用フレームに、その側方開口端を閉塞する
塞ぎ板を介して設備機器取付板を適宜連結して設備ライ
ンを形成するので、少ない構成部材にて設備機器同士を
連結した設備ラインを形成することができる。
井スラブから垂下される吊持金具にて吊持される複数の
設備機器配設用フレームに、その側方開口端を閉塞する
塞ぎ板を介して設備機器取付板を適宜連結して設備ライ
ンを形成するので、少ない構成部材にて設備機器同士を
連結した設備ラインを形成することができる。
【0034】2)請求項2記載の天井構造によれば、設
備ラインを並列状に適宜間隔をもって配置し、これら設
備ライン間に天井パネルを架設するので、設備ラインを
組込んだ天井を容易に組立てることができる。
備ラインを並列状に適宜間隔をもって配置し、これら設
備ライン間に天井パネルを架設するので、設備ラインを
組込んだ天井を容易に組立てることができる。
【0035】3)請求項3記載の天井構造によれば、設
備ラインを構成する設備機器取付板に継ぎ材を係止し
て、この継ぎ材と設備機器配設用フレームとでグリッド
状に形成するので、設備ライン間のピッチを正確にする
ことができると共に、天井構造体の補強を図ることがで
きる。
備ラインを構成する設備機器取付板に継ぎ材を係止し
て、この継ぎ材と設備機器配設用フレームとでグリッド
状に形成するので、設備ライン間のピッチを正確にする
ことができると共に、天井構造体の補強を図ることがで
きる。
【図1】この発明の天井構造の天井裏から見た概略斜視
図である。
図である。
【図2】この発明の天井構造の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図3】図2の側断面図である。
【図4】この発明における設備機器配設用フレーム、塞
ぎ板及び設備機器取付板を示す分解斜視図である。
ぎ板及び設備機器取付板を示す分解斜視図である。
【図5】この発明における設備機器取付板の別の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】この発明の天井構造の別の実施例を示す断面図
である。
である。
1 天井スラブ 4 吊持金具 5 設備機器配設用フレーム 5b 下方開口部 5c 側方開口部 6 塞ぎ板 7 設備機器取付板 8 空調用枠材 8c 空調用通路 9 設備ライン 10 天井パネル 21 照明機器(設備機器) 24 スピーカ(設備機器) 25 スプリンクラ(設備機器) 26 空調チャンバ(設備機器) 27 継ぎ材
Claims (3)
- 【請求項1】 下方及び両側方が開口する断面ほぼ逆U
字状の設備機器配設用フレームと、 上記設備機器配設用フレームの側方開口端を閉塞する塞
ぎ板と、 上記塞ぎ板に連結する設備機器取付板とを具備し、 上記天井スラブから垂下される吊持金具にて吊持される
複数の上記設備機器配設用フレームに、その側方開口端
を閉塞する上記塞ぎ板を介して上記設備機器取付板を適
宜連結して、設備ラインを形成してなることを特徴とす
る天井構造。 - 【請求項2】 設備ラインを並列状に適宜間隔をもって
配置し、 上記設備ライン間に天井パネルを架設してなることを特
徴とする請求項1記載の天井構造。 - 【請求項3】 設備ラインを構成する設備機器取付板に
継ぎ材を係止して、この継ぎ材と設備機器配設用フレー
ムとによりグリッド状に形成してなることを特徴とする
請求項1記載の天井構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4161882A JPH05331953A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 天井構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4161882A JPH05331953A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 天井構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05331953A true JPH05331953A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15743785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4161882A Withdrawn JPH05331953A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 天井構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05331953A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021116624A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | アイリスオーヤマ株式会社 | 設備プレート、及びシステム天井 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4161882A patent/JPH05331953A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021116624A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | アイリスオーヤマ株式会社 | 設備プレート、及びシステム天井 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |