JP7401895B2 - 台車用車輪受部材および台車 - Google Patents

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本発明は、建設資材などを積載して運搬する台車に備えられる台車用車輪受部材と、この台車用車輪受部材を備える台車に関する。
資材や荷物を積載して運搬するための台車として、例えば、均一な厚みの単板として形成されて上面に荷を載置する水平な荷支持板と、該荷支持板の下面に取り付けられて偏心回動する4個の自在輪とを有する運搬台車が知られている(特許文献1参照)。
特開平7-291132号公報
ところで、特許文献1の台車では、荷支持板が均一な厚みの単板として形成されるとともに各自在輪が荷支持板の下面に直にボルトによって固定されており、荷支持板に載置される資材などの荷重を荷支持板のみによって受け支える構造であるため、積載荷重が小さい値に制限されるという問題があり、また、積載荷重を大きくしようとすると荷支持板全体の厚みが厚くなって台車自体が非常に重くなってしまうという問題がある。
そこで本発明は、部品点数の増加を抑制しつつ効率的に台車の強度を向上させることが可能な台車用車輪受部材および台車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、長方形の板状に形成されたベースフランジと、前記ベースフランジの下面の前記長方形の長手方向に沿う両側縁部それぞれから離間しつつ下向きに突出して対向する一対のウェブと、前記ウェブ各々の下端と連接して前記ベースフランジと対向する一対の下フランジと、を有し、前記一対の下フランジのそれぞれは、前記ウェブから、前記ウェブの長手方向と直交する方向の両側に突出するものとして形成され、台車の荷台の下面側に差し渡されて配置されて車輪が取り付けられる、ことを特徴とする台車用車輪受部材である。
請求項2に記載の発明は、長方形の板状に形成されたベースフランジと、前記ベースフランジの下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部のうちの一方から下向きに突出するウェブと、前記ウェブの下端と連接して前記ベースフランジと対向する下フランジと、を有し、前記下フランジは、前記ウェブから、前記ウェブの長手方向と直交する方向の両側に突出するものとして形成され、台車の荷台の下面側に、各々の前記ベースフランジの下面の長方形の長手方向が相互に平行になっている一対の部材として差し渡されて配置されて車輪が取り付けられる、ことを特徴とする台車用車輪受部材である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の台車用車輪受部材において、前記ベースフランジ、前記一対のウェブ、および前記一対の下フランジが、ダイカストにより一体成形される、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載の台車用車輪受部材を備える、ことを特徴とする台車である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の台車において、前記荷台の一部を構成するフレーム体と前記台車用車輪受部材との間に隙間が設けられて手持ち用間隙が形成されている、ことを特徴とする。
請求項1、請求項2、および請求項4に記載の発明によれば、ベースフランジの長手方向に沿う両側縁部それぞれにウェブおよび下フランジを有することによって単なる平板材と比べて断面係数が大きい形態として構成される車輪受部材が台車の荷台の下面側に於いて差し渡されて台車を受け支えるので、この車輪受部材が両端固定の梁として機能し、台車全体としての強度を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、一対の部材として並べられて配設された状態における、台車用車輪受部材それぞれの下フランジ同士の間隔を調節することができるので、台車用車輪受部材に対して取り付けられる車輪が、特にトッププレート(取付台座)が、どのような大きさであっても、下フランジ同士の間隔を調節して対応することが可能となる。
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、車輪受部材が特に良好な強度を発揮し、台車全体としての強度を一層向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、台車を持ち運ぶ際に手持ち用間隙に手を差し入れて把手として利用することができるので、例えば台車の寸法が大きい場合でも、台車を容易に持ち運ぶことが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る台車用車輪受部材を示す斜視図である。 図1に示す台車用車輪受部材の正面図である。 図1に示す台車用車輪受部材の側面図である。 図1に示す台車用車輪受部材の平面図である。 図1に示す台車用車輪受部材の底面図である。 図1に示す台車用車輪受部材が組み付けられた状態の台車の正面図である。 図1に示す台車用車輪受部材が組み付けられた状態の台車の側面図である。 図1に示す台車用車輪受部材が組み付けられた状態の台車の平面図である。 図1に示す台車用車輪受部材が組み付けられた状態の台車の底面図である。 この発明の実施の形態2に係る台車用車輪受部材(一対の状態)を示す側面図である。 図10に示す台車用車輪受部材(一対の状態)の平面図である。 図10に示す台車用車輪受部材(一対の状態)の底面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。以下の説明では、各図に表す矢印方向の通りに前後方向、左右方向、および上下方向を定義する。
(実施の形態1)
図1~図5はこの発明の実施の形態1に係る台車用車輪受部材1を示す図であり、図6~図9はこの実施の形態に係る台車用車輪受部材1が組み付けられた台車10を示す図である。この台車用車輪受部材1は、台車10に組み付けられて、台車10に対して車輪17を取り付けるための車輪受具として機能する部材である。
台車10は、複数のフレーム部材によって構成されるフレーム体11と、該フレーム体11の上面側に取り付けられる荷受板16と、フレーム体11の下面側に取り付けられる車輪17とを有する。この実施の形態では、台車10の荷台が、フレーム体11と荷受板16とによって構成されている。
台車10のフレーム体11は、管状(筒状,棒状)のフレーム部材が枠体状(額縁状)に組み合わされ結合されて構成される枠フレーム12と、該枠フレーム12の内側に管状(筒状,棒状)のフレーム部材が格子状に組み合わされ結合されて構成される格子フレーム13とを有する。
枠フレーム12は、4本のフレーム部材が連結されて平面視において方形の枠体状(額縁状)をなしている。具体的には、各々が左右方向に沿って配置されるとともに前後方向において相互に離間する前フレーム部材12aおよび後フレーム部材12bと、各々が前後方向に沿って配置されるとともに左右方向において相互に離間して前フレーム部材12aおよび後フレーム部材12bの左端同士の間に配設されたり右端同士の間に配設されたりする左右一対の側辺フレーム部材12cとが、平面視において方形の枠体(額縁)をなすように組まれている。
平面視において方形をなす枠フレーム12の四隅のそれぞれにコーナー部材14が配設される。コーナー部材14は、枠フレーム12を構成するフレーム部材同士を連結して結合するためのものであり、左右方向と前後方向とのそれぞれに沿って設けられた2つの連結間隙部141と、上下方向に沿って設けられた差込穴部142とを有する。
コーナー部材14の連結間隙部141は、枠フレーム12を構成するフレーム部材が嵌合する中空部として形成される。コーナー部材14の2つの連結間隙部141のそれぞれには、前フレーム部材12aと側辺フレーム部材12cとが差し込まれたり、後フレーム部材12bと側辺フレーム部材12cとが差し込まれたりする。コーナー部材14と枠フレーム12を構成するフレーム部材のそれぞれとは、ねじ等の締結部材によって相互に固定される。
コーナー部材14の差込穴部142は、パイプ(単管パイプ,鋼管パイプなど;図示していない)が抜き差し自在に差し込まれる中空部として形成される。差込穴部142の下端にはボルトが水平方向に差し込まれ、差込穴部142の上端開口から上下方向に沿って差し込まれたパイプが前記ボルトに突き当たることによって支持される。差込穴部142に差し込まれて支持されるパイプは、台車10を移動させる際に掴まれてハンドルのように機能する操作棒として使用される。
格子フレーム13は、方形の枠体をなす枠フレーム12の内側に6本のフレーム部材が組まれて平面視において格子状をなしている。具体的には、各々が左右方向に沿って配置されるとともに前後方向において相互に離間する4本の左右方向フレーム13aと、各々が前後方向に沿って配置されるとともに左右方向において相互に離間する2本の前後方向フレーム13bとが、相互に直交するように交差して平面視において格子体をなすように組まれている。
格子フレーム13の左右方向フレーム13aと前後方向フレーム13bとは、例えば、溶接によって接合されたり、ねじ等の締結部材によって相互に固定されたりする。また、格子フレーム13は、枠フレーム12に対して、例えば、溶接によって接合されたり、ねじ等の締結部材によって固定されたりする。
フレーム体11を構成する各フレーム部材(管材,筒材,棒材)の材質は、特定の種類の素材に限定されるものではなく、例えば強度や重量が考慮されるなどした上で適当な素材が適宜選択される。フレーム体11を構成する各フレーム部材の材質としては、具体的には例えば、アルミニウム合金が挙げられる。また、フレーム体11を構成する各フレーム部材として、例えば、角パイプ状に形成された部材が用いられる。
台車10の荷受板16は、資材や荷物などを載せるためのものであり、板状に形成されて、フレーム体11の上面側に取り付けられる。荷受板16は、フレーム体11に対して、例えば、ねじ等の締結部材によって固定される。
荷受板16は、左右一対の側辺フレーム部材12c同士の間に張り渡される前部分16aおよび後部分16bと、これら前部分16aと後部分16bとの間の中央部分16cとを有し、平面視において概ねエ字形に形成される。平面視において方形をなすフレーム体11の上面のうち、前端寄りの部分および後端寄りの部分は荷受板16で塞がれず、また、荷受板16の中央部分16cの左右側方部分であって前部分16aと後部分16bとの間の部分も荷受板16で塞がれない。
台車10の車輪17は、フレーム体11の下面側に、台車用車輪受部材1を介して取り付けられる。つまり、台車用車輪受部材1は、フレーム体11と車輪17との間に介在してフレーム体11に対して車輪17を取り付けるための部材である。
この実施の形態に係る台車用車輪受部材1は、長方形の板状に形成されたベースフランジ2と、ベースフランジ2の下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部それぞれから離間しつつ下向きに突出して対向する一対のウェブ3と、ウェブ3各々の下端と連接してベースフランジ2と対向する一対の下フランジ4と、を有し、台車10の荷台の下面側に差し渡されて配置されて車輪17が取り付けられるようにしている。この実施の形態では、台車10の荷台が、フレーム体11と荷受板16とによって構成されている。
台車用車輪受部材1は、左右方向に沿って配置され(即ち、左右方向が長手方向である)、フレーム体11の下面側の前端寄りの位置(符号18A)、後端寄りの位置(符号18B)、および前後方向における中間の位置(符号18C)のそれぞれに取り付けられる。台車用車輪受部材1は、フレーム体11に対して、例えば、溶接によって接合されたり、ねじ等の締結部材によって固定されたりする。
台車用車輪受部材1のベースフランジ2は長方形の板状をなし、この長方形の長手方向が左右方向に沿った姿勢で台車用車輪受部材1はフレーム体11へと取り付けられる。ベースフランジ2の下面の、長手方向(言い換えると、台車10の荷台の下面側に於ける差渡し方向)に沿う両側縁部それぞれの端寄りの位置に、離間しつつ下向きに突出/延出するウェブ3が一対のものとして形成される。すなわち、一対のウェブ3は、ベースフランジ2の下面に、該ベースフランジ2の長手方向に沿って相互に平行に且つ対向して形成される。一対のウェブ3各々の下端に、該ウェブ3を挟んでベースフランジ2と対向する下フランジ4が一対のものとして形成される。一対の下フランジ4のそれぞれは、ウェブ3から、該ウェブ3の長手方向と直交する方向の両側に突出/延出するものとして形成される。
台車用車輪受部材1は、ベースフランジ2に加えてウェブ3および下フランジ4を有するので、ベースフランジ2のみのような単なる平板材と比べて、断面係数が大きく、したがって高い強度を発揮する。
フレーム体11の下面側の前端寄りの位置に取り付けられる前側車輪受部材1Aは、前フレーム部材12aと、格子フレーム13を構成する一番前側の左右方向フレーム13aとの間に配設される。また、フレーム体11の下面側の後端寄りの位置に取り付けられる後側車輪受部材1Bは、後フレーム部材12bと、格子フレーム13を構成する一番後ろ側の左右方向フレーム13aとの間に配設される。さらに、フレーム体11の下面側の前後方向における中間の位置に取り付けられる中間車輪受部材1Cは、格子フレーム13を構成する前後方向における中間の2本の左右方向フレーム13a同士の間に配設される。なお、図に示す例では、前側車輪受部材1Aおよび後側車輪受部材1Bは左右一対の側辺フレーム部材12cに対して一体の部材として架け渡されて配設され、中間車輪受部材1Cは左右一対の側辺フレーム部材12cそれぞれ寄りの位置の各々に別体の部材として配設される(即ち、中間車輪受部材1Cは左右一対のものとして配設される)。ただし、中間車輪受部材1Cも、左右一対の側辺フレーム部材12cに対して一体の部材として架け渡されて配設されるようにしてもよい。
平面視において方形をなすフレーム体11の上面のうち荷受板16によっては塞がれない、前端寄りの部分が前側車輪受部材1Aによって荷受板16の上面よりも一段下がった位置で塞がれ、また、後端寄りの部分が後側車輪受部材1Bによって荷受板16の上面よりも一段下がった位置で塞がれ、さらに、荷受板16の中央部分16cの左右側方部分が中間車輪受部材1Cによって荷受板16の上面よりも一段下がった位置で塞がれる。
図に示す例では、フレーム体11の上面のうち前端寄りの部分および後端寄りの部分ならびに荷受板16の中央部分16cの左右側方部分が荷受板16で塞がれないようにされるとともに、フレーム体11と台車用車輪受部材1との間に隙間が複数生じるようにし、これらの隙間が手持ち用間隙18として利用されるようにしている。手持ち用間隙18は、台車10を持ち運ぶ際に手が差し入れられて把手として利用される。手持ち用間隙18が設けられることにより、例えばフレーム体11の寸法が大きい場合でも、台車10を容易に持ち運ぶことが可能となる。
台車用車輪受部材1の材質は、特定の種類の素材に限定されるものではなく、例えば強度や重量が考慮されるなどした上で適当な素材が適宜選択される。なお、台車用車輪受部材1は、複数の部品が組み合わされて形成されるようにしてもよいが、特に良好な強度を確保する観点からは一体成形されることが好ましい。台車用車輪受部材1は、例えば、アルミニウム合金を素材としてダイカストにより一体成形されて形成される。
フレーム体11の前端寄りの位置と後端寄りの位置とのそれぞれに取り付けられる台車用車輪受部材1A、1B各々の、ベースフランジ2の下面の左右両端部のそれぞれに、車輪17として、上下方向軸回りに転回可能な自在輪(キャスタ)17Aが取り付けられる。また、フレーム体11の前後方向における中間の位置に取り付けられる左右一対の台車用車輪受部材1Cそれぞれの、ベースフランジ2の下面に、車輪17として、前後方向固定の固定輪17Bが取り付けられる。車輪17は、台車用車輪受部材1に対して、例えば、トッププレート(取付台座)を介してねじ等の締結部材によって固定される。図に示す例では、車輪17は、台車用車輪受部材1のベースフランジ2に設けられた貫通孔21を介して、ベースフランジ2の下面に、一対のウェブ3および一対の下フランジ4によってトッププレート(取付台座)が挟まれる態様で取り付けられる。
この実施の形態では、上記により、平面視において方形をなすフレーム体11の下面側の、四隅の角部分のそれぞれに自在輪17Aが取り付けられるとともに、前後方向における中間の左右部分のそれぞれに固定輪17Bが取り付けられる。なお、各位置に、車輪17として自在輪(キャスタ)と固定輪とのうちのどちらが取り付けられるかは任意である。また、フレーム体11の前後方向における中間の位置には台車用車輪受部材1や車輪17が取り付けられないようにしてもよい。
なお、平面視において方形をなすフレーム体11の上面のうち、荷受板16で塞がれない、前端寄りの部分および後端寄りの部分、並びに、荷受板16の中央部分16cの左右側方部分は、荷受板16の上面よりも下がった位置で台車用車輪受部材1によって塞がれて凹みになる。そして、台車10を積み重ねる際に、荷受板16の上面において開口して台車用車輪受部材1の上面を底面とする凹みに車輪17が入り込み、積み重ねられた台車10が崩れてしまうことが防止される。
この実施の形態に係る台車用車輪受部材1や台車10によれば、台車10のフレーム体11の下面側に於いて左右方向に差し渡されてフレーム体11を受け支える3本の台車用車輪受部材1を有し、且つ、該台車用車輪受部材1は単なる平板材と比べて断面係数が大きい形態にしているので、これら3本の台車用車輪受部材1が両端固定の梁として機能し、台車10全体としての強度を向上させることが可能となる。
(実施の形態2)
図10~図12は、この発明の実施の形態2に係る台車用車輪受部材1Xを示す図である。図10~図12では、実施の形態2に係る台車用車輪受部材1Xが、一対の部材として並べられて用いられる状態を前提として図示されている。すなわち、この実施の形態の台車用車輪受部材1Xは、各々のベースフランジ2の長方形の長手方向が左右方向に沿った姿勢で、つまり各々の長手方向が左右方向に沿って相互に平行な姿勢で前後に並べられて配設された一対の状態で台車10に組み付けられて、台車10に対して車輪17を取り付けるための車輪受具として機能する部材である。
実施の形態2に係る台車用車輪受部材1Xは、実施の形態1に係る台車用車輪受部材1はベースフランジ2の下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部それぞれに一対のウェブ3および下フランジ4を有しているのに対し、ベースフランジ2の下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部のうちの一方のみにウェブ3および下フランジ4を有している点で、実施の形態1に係る台車用車輪受部材1と異なる。
すなわち、この実施の形態に係る台車用車輪受部材1Xは、長方形の板状に形成されたベースフランジ2と、ベースフランジ2の下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部のうちの一方から下向きに突出するウェブ3と、ウェブ3の下端と連接してベースフランジ2と対向する下フランジ4と、を有し、台車10の荷台の下面側に、各々のベースフランジ2の下面の長方形の長手方向が相互に平行になっている一対の部材として差し渡されて配置されて車輪17が取り付けられるようにしている。
この実施の形態に係る台車用車輪受部材1Xの場合には、一対の部材として並べられて配設された状態における、台車用車輪受部材1Xそれぞれの下フランジ4同士の間隔Lを、また、ベースフランジ2に設けられる貫通孔21同士の間隔dを、台車10の荷台の下面側への台車用車輪受部材1Xそれぞれの取り付け位置を調整することにより調節することができる。このため、台車用車輪受部材1Xに対して取り付けられる車輪17が、特にトッププレート(取付台座)が、どのような大きさであっても、下フランジ4同士の間隔L/貫通孔21同士の間隔dを調節して対応することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では本発明に係る台車用車輪受部材1が図に示す台車10に対して適用される場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る台車用車輪受部材1が適用され得る台車の具体的な構成は上記の実施の形態における台車10に限定されるものではなく、図に示す例としての台車10における荷台を構成するフレーム体11や荷受板16に相当する構造を有してフレーム体11や荷受板16の下面側に台車用車輪受部材1が組み付けられ得る台車であれば具体的な構成はどのような台車でもよい。例えば、上記の実施の形態では台車10が6輪であるが、4輪の台車でもよい(尚この場合は、台車用車輪受部材1は2本でもよい)。また、上記の実施の形態における荷受板16に相当する構造を有する一方でフレーム体11に相当する構造を有しない台車(即ち、荷台が荷受板のみによって構成される台車)でもよい。フレーム体11を有しない構造であっても、台車の用途によっては、台車用車輪受部材1によって必要な強度が確保され得る。
また、上記の実施の形態では台車10の荷受板16の長手方向(尚、通常想定される台車の走行方向である)を前後方向とした上で台車用車輪受部材1が左右方向に沿って配置される(即ち、荷受板16の長手方向と直交する方向に沿って配置される)ようにしているが、台車10の荷受板16の長手方向を左右方向とした上で台車用車輪受部材1が左右方向に沿って配置される(即ち、荷受板16の長手方向に沿って配置される)ようにしてもよい。
1 台車用車輪受部材(実施の形態1)
1A 前側車輪受部材
1B 後側車輪受部材
1C 中間車輪受部材
1X 台車用車輪受部材(実施の形態2)
2 ベースフランジ
21 貫通孔
3 ウェブ
4 下フランジ
10 台車
11 フレーム体
12 枠フレーム
12a 前フレーム部材
12b 後フレーム部材
12c 側辺フレーム部材
13 格子フレーム
13a 左右方向フレーム
13b 前後方向フレーム
14 コーナー部材
141 連結間隙部
142 差込穴部
16 荷受板
16a 前部分
16b 後部分
16c 中央部分
17 車輪
17A 自在輪
17B 固定輪
18 手持ち用間隙

Claims (5)

  1. 長方形の板状に形成されたベースフランジと、
    前記ベースフランジの下面の前記長方形の長手方向に沿う両側縁部それぞれから離間しつつ下向きに突出して対向する一対のウェブと、
    前記ウェブ各々の下端と連接して前記ベースフランジと対向する一対の下フランジと、を有し、
    前記一対の下フランジのそれぞれは、前記ウェブから、前記ウェブの長手方向と直交する方向の両側に突出するものとして形成され、
    台車の荷台の下面側に差し渡されて配置されて車輪が取り付けられる、
    ことを特徴とする台車用車輪受部材。
  2. 長方形の板状に形成されたベースフランジと、
    前記ベースフランジの下面の長方形の長手方向に沿う両側縁部のうちの一方から下向きに突出するウェブと、
    前記ウェブの下端と連接して前記ベースフランジと対向する下フランジと、を有し、
    前記下フランジは、前記ウェブから、前記ウェブの長手方向と直交する方向の両側に突出するものとして形成され、
    台車の荷台の下面側に、各々の前記ベースフランジの下面の長方形の長手方向が相互に平行になっている一対の部材として差し渡されて配置されて車輪が取り付けられる、
    ことを特徴とする台車用車輪受部材。
  3. 前記ベースフランジ、前記一対のウェブ、および前記一対の下フランジが、ダイカストにより一体成形される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の台車用車輪受部材。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の台車用車輪受部材を備える、
    ことを特徴とする台車。
  5. 前記荷台の一部を構成するフレーム体と前記台車用車輪受部材との間に隙間が設けられて手持ち用間隙が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の台車。
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