JPH09226309A - キャスタ - Google Patents

キャスタ

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JPH09226309A
JPH09226309A JP6543796A JP6543796A JPH09226309A JP H09226309 A JPH09226309 A JP H09226309A JP 6543796 A JP6543796 A JP 6543796A JP 6543796 A JP6543796 A JP 6543796A JP H09226309 A JPH09226309 A JP H09226309A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
caster
sliding member
held
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6543796A
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English (en)
Inventor
Toshiro Takeshima
敏郎 竹島
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TAKESHIYOU PLUS KK
Original Assignee
TAKESHIYOU PLUS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立てが容易に行なえるとともに、充分な強度
が得られるキャスタの提供。 【解決手段】車輪2を回動自在に保持するキャスタ本体
3と、このキャスタ本体3の旋回軸部3aに上下方向に
挿入し保持するシャフト4とで構成したキャスタ1にお
いて、キャスタ本体3の旋回軸部3aに、摩擦抵抗の低
い合成樹脂からなる筒状の摺動部材7を装着し、該摺動
部材7の上部にスラストベアリング8を収容するととも
に、摺動部材7の軸孔15内に、シャフト4を上から挿
入して、カシメることなく保持したキャスタ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組立て作業が容
易であるとともに、大きな荷重が掛かっても充分使用に
耐え得るようなキャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】重荷重にも耐え得るようなキャスタで
は、通常はキャスタ本体の旋回が、大きな荷重が掛かっ
た状態のままでも円滑に行なえるようにすべくベアリン
グを用いている。
【0003】図7に示した構造はその一例で、金属製の
車輪取付け部材101を、上下2段の、多数の鋼球10
2…で挟持保持して旋回自在に支持し、シャフト103
の下端をカシメて組み付け状態を維持している。
【0004】また、図8に示したような構造のもの(特
開昭63−180501号)もある。この構造は、車輪
104を保持するキャスタ本体105をはじめとする各
部材を合成樹脂で形成するとともに、キャスタ本体10
5を相対旋回する保持部106を、相互に係合する2つ
の部材106a,106bに分割形成して、多数の鋼球
107…の保持を、上記2つの部材106a,106b
の組立て時に行なう構成である。
【0005】しかし、前者の構成では、所定形状に加工
した部材をバラバラの多数の鋼球102で挟むようにし
て組み付けた後、シャフト103の下端を大きな衝撃を
与えてカシメなければならず、作業は困難でコストも掛
かった。
【0006】また、後者の構成では、前者の場合に比し
て鋼球107の数が少なく、鋼球107を挟みながらの
組み付け作業も容易であるものの、車輪104を支持す
る車キャスタ本体105をはじめとする部材をすべて合
成樹脂で形成しているので、大きな荷重に対応しきれな
い場合があった。
【0007】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、上述のような難点をすべて解消でき、カシメの必要
もなく組立てが容易であるとともに、大きな荷重が掛か
るキャスタにも適用できるようなキャスタの提供を課題
とする。
【0008】そのための手段は、車輪を回動自在に保持
するキャスタ本体と、該キャスタ本体の旋回軸部に上下
方向に挿入し保持するシャフトとで構成したキャスタで
あって、前記キャスタ本体の旋回軸部に、合成樹脂製の
摺動部材を装着し、該摺動部材に、上下方向に延びる軸
孔を形成して、該軸孔に、前記シャフトを相対摺動自在
に挿入保持したキャスタであることを特徴とする。
【0009】また、前記キャスタ本体の少なくとも、シ
ャフトを保持する旋回軸部と、車輪を保持する車軸部と
を金属で一体に形成するとともに、上記旋回軸部に、上
下方向に貫通する取付け孔を形成して、該取付け孔に、
略筒状の合成樹脂製の摺動部材を取付け、該摺動部材に
前記シャフトを相対摺動自在に挿入保持するもよい。
【0010】さらに、前記摺動部材の上部に、スラスト
ベアリング収容用の、シャフトの対応部よりより大径の
収容段部を形成し、該収容段部に、スラストベアリング
を収容するとともに、該スラストベアリングを収容した
摺動部材の軸孔に、前記シャフトを相対摺動自在に挿通
保持するもよい。
【0011】
【作用及び効果】すなわち、上述の構成によると、組立
ては、キャスタ本体の旋回軸部に摺動部材を装着した
後、この摺動部材の軸孔にシャフトを挿入保持すればよ
い。請求項3のキャスタの場合には、摺動部材に形成し
た収容段部にスラストベアリングを収容した後、摺動部
材の軸孔にシャフトを挿入保持する。
【0012】軸孔に対するシャフトの挿入保持は、軸孔
を有する摺動部材が合成樹脂であるので、従来のような
カシメによらず、圧入による係止や、CリングまたはE
リングによる係止で行なえばよく、作業は容易である。
【0013】しかも、シャフトと相対摺動する部位(摺
動部材)を合成樹脂で形成しているので、キャスタ本体
の旋回は摩擦抵抗を少なくして円滑に行なえる。観点を
変えれば、キャスタ本体の旋回軸部以外の部位では強度
を重視し、旋回軸部では旋回の円滑度を重視して、目的
に応じた、所望の性能を有するキャスタを得ることがで
きる。
【0014】例えば、請求項2のように、少なくとも、
荷重に対して強度を要求される部位、すなわち、旋回軸
部と車軸部を金属で一体に形成た場合でも、合成樹脂製
の摺動部材により、旋回の円滑性を得ることができる。
【0015】また、強度を要求される部位を金属ではな
くポリカーボネートなどの強度の高い樹脂で形成した場
合には、ナイロンなどのような摩擦抵抗の低い合成樹脂
で摺動部材を形成することで、同様に旋回の円滑性を得
ることができる。
【0016】請求項3のように、摺動部材の上部にスラ
ストベアリング収容用の収容段部を形成して、スラスト
ベアリングを収容できるようにした場合には、キャスタ
本体の強度を所望通りに向上するとともに、ベアリング
の作用による旋回の円滑性を得ることができる。しか
も、従来のようにバラバラの鋼球を収納するのと異な
り、またカシメ作業を不要にできることと相俟って、作
業は極めて容易である。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図2は、一例として、門扉に用いるのに適する
ようなキャスタ1を示した斜視図であり、車輪2を回動
自在に保持したキャスタ本体3と、このキャスタ本体3
の旋回軸部3aに上下方向に挿入して保持するシャフト
4とで構成されている。
【0018】そしてこのキャスタ1は、組立てが容易に
行なえ、大きな荷重に耐え得るとともに、円滑な旋回が
行なえるように工夫されている。
【0019】すなわち、図1に示したようにキャスタ本
体3を金属製の基体部材5と、合成樹脂製のカバー部材
6と、同じく合成樹脂製の摺動部材7とで構成し、シャ
フト4との間にはスラストベアリング8を介在してい
る。このスラストベアリング8には、組立て作業をより
一そう容易にするため、分離しないようにパックして一
体化したものを用いるのが最も望ましい。
【0020】上述の基体部材5は、アルミのダイキャス
トにより形成され、図3に示したように、旋回軸部5a
と、車輪2を保持する車軸部5bとを一体に有してい
る。旋回軸部5aには上下方向に貫通する取付け孔9を
形成しており、上部は略筒状である。
【0021】また、これの下方に位置する車軸部5b
は、前方と下方とが開口した、相対向する2つの片から
なる袋状に形成され、車軸10(図1参照)を回動自在
に保持するための車軸孔11が形成されている。
【0022】カバー部材6は、基体部材5の取付け孔9
と下面を除く外側を覆う形状に形成された中空状で、キ
ャスタ本体3の外観を形成するものである。基体部材5
の前側面に対応する部位の両内側面には、図4に示した
ように、上下方向に適宜高さの突条12を形成するとと
もに、該突条12における、基体部材5の上端部に対応
する側の面には、係止用の凸部12aを形成している。
この凸部12aは、基体部材5との結合状態を維持する
ためのもので、基体部材5の対応部位には、係止用の凹
部13(図3参照)を形成している。なお、このカバー
部材6は、左右両側片の中間部を下方に向け円弧状に突
出しており、外側面に形成した虹形の凹溝14で意匠観
の向上を図っている。
【0023】前述の摺動部材7は、図3に示したように
筒状に形成されている。合成樹脂としてはナイロンのよ
うな摩擦抵抗の低いものであるのが、より円滑な旋回を
可能にするためには好ましい。内部には、上下方向に貫
通する、シャフト4の下部に対応する径の軸孔15を上
下方向に貫通して形成しており、上部と下部とでは上部
の方を大径にして、スラストベアリング8を収容するた
めの収容段部16を形成している。
【0024】また、下部の内周面には、シャフト4の挿
通状態を保持するための凸条17を形成しており、下端
の外周面には、基体部材5の取付け孔9に対する装着状
態を保持するための抜止め爪18を全周に形成してい
る。この摺動部材7は、基体部材5の取付け孔9に対し
て圧入して装着するもので、これが可能なように、上述
の取付け孔9は、その形状よおよび寸法を設定してい
る。図中19は、抜止め爪18が係止するための係止用
段部であるが、必ずしも形成する必要はなく、形成しな
くとも作用効果の点で何ら問題はないものである。
【0025】シャフト4は、上部に取付け用の雄ネジ2
0を形成し、中間部にはナット部21を、その下には挿
入部22を形成して、挿入部22の下端部には、上述し
た摺動部材7の凸条17と係止する凹溝23と、挿入を
容易にするテーパ面24とを形成している。
【0026】シャフト4の挿入保持は、上述例のほか、
次のように行なうもよい。例えば、軸孔15から下に突
出したシャフト4の先端にCリングやEリングを取付け
たり、またシャフト4の下部にあらかじめワイヤリング
を装着しておき、合成樹脂製の摺動部材7の軸孔15に
圧入したりする。また、図5に示したように、軸孔15
は貫通しておらず、下端を閉塞して形成し、内部には、
凸条17のほか、シャフト4の下端面を支持する支持突
起25を内側面の中心から上方に突設しておくもよい。
さらに、図6に示したように、シャフト4は、上下方向
に貫通した摺動部材7の軸孔15に対して下から挿入し
て、スラストベアリング8の上側の位置でナット26を
用いて適宜緊締し固定するもよい。
【0027】上述のような各部材からなるキャスタは、
次のようにして組み立てる。
【0028】まず、図3に示したように、基体部材5を
取付け孔9に対して摺動部材7を上から圧入し、抜止め
爪18を係止用段部19に係止して装着する。次に、こ
の上からスラストベアリング8を、摺動部材7の収容段
部16に収容し、さらにこの上からシャフト4を圧入す
る。摺動部材7の凸条17は、テーパ面24で広げられ
た後シャフト4の凹溝23内に収まり係止される。この
後は、基体部材5の車軸孔11に車輪2を保持した後、
上からカバー部材6を被着すればよい。
【0029】このように、従来のようなカシメも必要な
く、組立て作業は極簡単に行なえる。しかも、シャフト
4と相対摺動する部位(摺動部材7)を合成樹脂で形成
しているので、キャスタ本体3の旋回は摩擦抵抗を少な
くして円滑に行なえる。この効果は、スラストベアリン
グ8を介在していることによってより一そう向上でき、
しかも従来のようにバラバラの鋼球を配設するのと異な
り、作業の容易性も向上できる。
【0030】また、キャスタ本体3は金属製の基体部材
5を用いて構成しているので、キャスタ本体3に充分な
強度を付与することができる。さらにこの基体部材5に
は、合成樹脂からなるカバー部材6を被着しているの
で、基体部材5の使用量を低減してコストを押さえるこ
とができるとともに、所望の、良好な意匠観を得ること
が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を示す一部破断側面図。
【図2】キャスタの斜視図。
【図3】要部の分解図。
【図4】カバー部材の断面図。
【図5】他の例を示す要部の断面図。
【図6】他の例を示す要部の断面図。
【図7】従来技術の断面図。
【図8】従来技術の断面図。
【符号の説明】
1…キャスタ 2…車輪 3…キャスタ本体 3a…旋回軸部 4…シャフト 5…基体部材 5a…旋回軸部 5b…車軸部 6…カバー部材 7…摺動部材 8…スラストベアリング 9…取付け孔 15…軸孔 16…収容段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を回動自在に保持するキャスタ本体
    と、該キャスタ本体の旋回軸部に上下方向に挿入し保持
    するシャフトとで構成したキャスタであって、前記キャ
    スタ本体の旋回軸部に、合成樹脂製の摺動部材を装着
    し、該摺動部材に、上下方向に延びる軸孔を形成して、
    該軸孔に、前記シャフトを相対摺動自在に挿入保持した
    キャスタ。
  2. 【請求項2】前記キャスタ本体の少なくとも、シャフト
    を保持する旋回軸部と、車輪を保持する車軸部とを金属
    で一体に形成するとともに、上記旋回軸部に、上下方向
    に貫通する取付け孔を形成して、該取付け孔に、略筒状
    の合成樹脂製の摺動部材を取付け、該摺動部材に前記シ
    ャフトを相対摺動自在に挿入保持した請求項1記載のキ
    ャスタ。
  3. 【請求項3】前記摺動部材の上部に、スラストベアリン
    グ収容用の、シャフトの対応部よりより大径の収容段部
    を形成し、該収容段部に、スラストベアリングを収容す
    るとともに、該スラストベアリングを収容した摺動部材
    の軸孔に、前記シャフトを相対摺動自在に挿入保持した
    請求項1または請求項2記載のキャスタ。
JP6543796A 1996-02-26 1996-02-26 キャスタ Pending JPH09226309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101720456B1 (ko) * 2016-01-26 2017-04-11 주식회사 주경 다리 하단 부품의 연결장치
JP2021066278A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 大一機材工業株式会社 台車用車輪受部材および台車

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