JP3108661U - アルミ製自在キャスター - Google Patents

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繁樹 粟津
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株式会社粟津製作所
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Abstract

【課題】ボールベアリング回りを高い精度で容易に組み付け、円滑に旋回させれる自在キャスターを提供することを目的とする。更に、併せて、自重が軽く、錆び難く、外観が美しく、清潔感溢れる自在キャスターを提供する。
【解決手段】この自在キャスターは、取付け台座11、ヨーク16、ボールベアリングホルダーをアルミ引抜き材で加工して、更に外装としてアルマイト処理を施して完成させ、これらを旋回軸に外嵌して取付けられ、ボールベアリング15の下側にヨークの上部が旋回軸の下部に嵌込むように取付けられ、旋回軸の下端にナットを螺合し或は旋回軸の先端をカシメ、ヨークの上部を取付け台座に対しボールベアリングを介して取付けたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

考案の詳細な説明
本考案は、車輪を軸支するヨークが、上部の取付部に対して垂直軸(旋回軸)の回りで旋回自在に軸支されたキャスターに関するものである。
病院や24時間営業のコンビニエンスストアでの夜間の荷物の搬入等、静音性が要求される場所で使用する自在キャスターにおいては、騒音対策を施す必要があった。そのため、車輪を回転自在に保持するヨークを、取付け台座に対して旋回軸を中心に回転可能に保持する際に、旋回軸とヨークとの間にボールベアリングを介在させる方法が従来からなされていた。従来の技術としては、ドイツ特許出願公開2943697(DE,A1)に記載されている自在キャスターが一般的に知られている。
この公報に記載されている自在キャスターは、図1図4に示すように、鋼板にプレス加工した取付け台座6及びボールベアリング8のインナーレースに固着した旋回軸9に固着し、ボールベアリング8のアウターレースに固着したベアリングケース7に鋼板をプレス加工したヨーク4を固着することにより、前記取付け台座6の下側に、ボールベアリング8を介して、ヨーク4を旋回自在に取り付けた構造をなしている。
したがって、図3に示す旋回部分の組立前のカシメ部品の構成と形状および図4に示す旋回部分の組立後のカシメ状況を見ると明らかなように複数の部品を塑性加工で固着させているので、加工・組立に手間が掛かり、しかも組立精度が低いことが分かる。
考案が解決しようとする課題
上記のように構成される従来の自在キャスターは、その組み付け構造上、ヨーク4、取付け台座6及びベアリングケース7の材質を鋼板製にし、プレス加工を施してこれらの部材加工と組立をしなければ、得られない構造のものであった。
したがって、上記の組立を行う際、ベアリングケース7の中に上にボールベアリング8を入れた状態で、両部材を旋回軸9に嵌込み、その状態で旋回軸9の端部をカシメ組み付けているため、組み付け作業が非常に難しく、手間が掛かり、その上に、ボールベアリング8の周囲に間隙つまりガタツキが発生し、組付精度が低下すると言う問題があった。
更に、鋼板製であるため、自在キャスターの自重が重い、錆び易い、外観に美観を感じないなどの欠点を有していたので、これらが解消すべき課題として存在していた。
課題を解決するための手段
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、容易に組み付け作業を行うことができるとともに、ボールベアリング回りのガタツキなく高い精度で組み付けができ、円滑に旋回させることができる自在キャスターを提供することを目的とする。更に、併せて、自重が軽く、錆び難く、外観が美しく、清潔感溢れる自在キャスターを提供するものである。
上記課題を解決するために、本考案のキャスターは、取付け台座に対し垂直な旋回軸を介してヨークが旋回可能に支持され、ヨークの下部に車輪が軸支されてなる自在キャスターにおいて、取付け台座、ヨーク、ボールベアリングホルダーをアルミ引抜き材で加工して、更に外装としてアルマイト処理を施して完成させ、これらを旋回軸に外嵌して取付けられ、ボールベアリングの下側にヨークの上部が旋回軸の下部に嵌込むように取付けられ、旋回軸の下端にナットを螺合し或は旋回軸の先端をカシメ、ヨークの上部を取付け台座に対しボールベアリングを介して取付けたことを特徴とする。
作用・効果
このような構成の自在キャスターでは、製造時、組み付ける際、従来のように、取付け台座とヨークにボールベアリングを保持させながら旋回軸をカシメというような煩雑な作業は必要なく、予め組み立てされたアルミ引抜き材製のヨークを、旋回軸に嵌込むだけの作業で容易に組み付けることができ、また、ボールベアリングをガタツキなく高い精度で組み付けることができる。
この自在キャスターは、従来の鋼板製自在キャスターに比べて、アルミ製であるため、大幅な軽量化(1/2以下)が図れ、さらに腐食や錆びに強く、外観も美観に溢れている。また、ボールベアリング摩耗が少なく耐久性に優れている。
ボールベアリングをボールベアリングホルダーに圧入させ、このボールベアリングホルダーに一体化された状態で、アルミ引き抜き加工で形成したヨーク内の設けたボールベアリングホルダー挿入溝に固着することによってボールベアリングのグリス注入部への防塵効果と防水効果を高めることもできた。
取付け台座とヨークは共に、アルミ材の引き抜き加工の後、簡単な切削加工(切断と穴明けのみ)であるため、これらの部品加工費が極めて安価に出来ある上、アルミ材の引き抜き加工による部材の一体化図っているので、組立工費も極めて安価である。
次に、本考案の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。
図5は自在キャスターの正面図を示し、図6はその横断面図を示している。
11は台車等の底部等に取付けられる取付け台座であり、取付け台座板11の中央に穿設した孔に旋回軸12が上から嵌入される。その旋回軸12の下部にはボールベアリング15を介してヨーク16の上部が嵌入される。
ボールベアリング15は、図7に示すように、アルミ材で形成された外形正方形で内径がボールベアリング15を圧入出来る形状のボールベアリングホルダー17に圧入されている。このボールベアリングホルダー17を図5に示すヨーク16に設けた矩形状のボールベアリングホルダー挿入溝18に挿入することによって、図8に示すようにボールベアリング15のアウターレースの回転を静止し出来る。
図8に示す状態のヨーク16と図9に示す取付け台座11を旋回軸12で締結して、更に、車軸19を介してヨーク16に車輪20を締結すれば自在キャスターが完成する。
なお、上記実施例では、旋回軸12使用してカシメ組立の方法をとっているが、旋回軸12を旋回ボルトとナットで締結することもできる。
従来の技術による一実施例を示す自在キャスターの側面図である。 図1の自在キャスターの部分断面付き側面図である。 図2の旋回部分の組立前にカシメ部品の構成と形状を示す図である。 図2の旋回部分の組立後のカシメ状況を示す図である。 本考案の一実施例を示す自在キャスターの正面図である。 図5のその横断面図である。 ボールベアリングとベアリングホルダーの組立図である。 図7のベアリングホルダーをヨークに挿入した状態を示す平面図である。 取付け台座の平面図である。 ヨークと車輪の側面図である。
符号の説明
1−車輪
2−車軸
3−ヨーク
4−ヨークのかしめ部
6−取付け台座
7−ベアリングケース
8−ボールベアリング
9−旋回軸
11−取付け台座、
12−旋回軸、
15−ボールベアリング
16−ヨーク
17−ボールベアリングホルダー
18−ボールベアリングホルダー挿入溝
19−車軸
20−車輪

Claims (2)

  1. 取付け台座、ヨーク、ボールベアリングホルダーをアルミ引抜き材で加工して、更に外装としてアルマイト処理を施して完成させ、これらを旋回軸に外嵌して取付けられ、ボールベアリングの下側にヨークの上部が旋回軸の下部に嵌込むように取付けられ、旋回軸の下端にナットを螺合し或は旋回軸の先端をカシメることによって、ヨークの上部を取付け台座に対しボールベアリングを介して取付けたことを特徴とする自在キャスター。
  2. 前記ボールベアリングをボールベアリングホルダーに圧入させ、このボールベアリングホルダーに一体化された状態で、アルミ引き抜き加工で形成したヨーク内の設けたボールベアリングホルダー挿入溝に固着することによってボールベアリングのグリス注入部への防塵効果と防水効果を高めた請求項1記載の自在キャスター。
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