JP7398594B1 - トンネル防水工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業員を苦渋作業から解放しつつ高品質の覆工コンクリートを設置可能なトンネル防水工法を提供すること。
【解決手段】本発明のトンネル防水工法は、略半筒状の型枠体20の外周面を吹付コンクリート面Bに近接して配置する、配置工程S1と、型枠体20の外周面に防水シートAを展張する、展張工程S2と、型枠体20の前後端と両下端において、吹付コンクリート面Bと型枠体20の隙間を遮蔽して、型枠体20の表面と吹付コンクリート面Bの間に打設空間Dを画設する、遮蔽工程S3と、吹付コンクリート面Cと防水シートAの背面の間の空気を吸引して、防水シートAを吹付コンクリート面Bに吸着させる、吸引工程S4と、打設空間D内にコンクリートを打設する、打設工程S5と、を備え、吸引工程S4において、打設空間Dの天端側から両側に向けて防水シートAを順次吸着させることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、トンネル防水工法に関し、特に作業員を苦渋作業から解放しつつ高品質の覆工コンクリートを設置可能なトンネル防水工法に関する。
山岳トンネル工事において、トンネルの防水性を確保するため、トンネルの吹付コンクリート面に防水シートを張付けるシート防水工法が採用されている。
近年、シート防水工法では、施工性の向上を目的として、幅10m程度の長尺防水シートが開発され活用されている。この長尺防水シートは、展開したまま取り扱うことができないため、幅方向に複数回折り返して長手方向に長い帯状に折り畳み、トンネル周方向に沿ってシート台車上に配置する。
張付け時には、防水シート背面の固定片(「ヒレ」等と呼ばれる)を、吹付コンクリート面へ釘留めし、続いて、シート台車を切羽側に移動して折り畳んだ防水シートを繰り出し、これらの工程を繰り返して、防水シートを全長にわたって吹付コンクリート面に張付ける。
特許文献1には、幅方向に内外に折り畳んだのち長さ方向に内外に折り畳んだ防水シートをシート台車側方の路盤上に配置し、これを反対側へウィンチで牽引してシート台車の外周面に掛け渡し、続いてシート台車の前端部から後方へ展開する技術が開示されている。
特開2016-69862号公報
従来技術には以下の問題点がある。
<1>施工品質の問題
吹付コンクリート面には掘削による多数の凹凸やロックボルトキャップの突起が存在するところ、釘留めでは防水シートを吹付コンクリート面の凹凸に追従させることができず、覆工コンクリートの打設後、吹付コンクリート面と防水シートの背面の間に隙間が生じるおそれがあった。
<2>苦渋作業の問題
防水シートの固定作業では、複数人の作業員が折り畳んだ防水シート背面の固定片(ヒレ)を掴み上げて防水シートを持ち上げ、吹付コンクリート面に押し付けて釘打ちしていた。これは上方を見上げ両手を使う作業となるため、作業員の肉体的負担が大きい苦渋作業となっていた。
本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決するためのトンネル防水工法を提供することにある。
本発明のトンネル防水工法は、略半筒状の型枠体の外周面を吹付コンクリート面に近接して配置する、配置工程と、型枠体の外周面に防水シートを展張する、展張工程と、型枠体の前後端と両下端において、吹付コンクリート面と型枠体の隙間を遮蔽して、型枠体の表面と吹付コンクリート面の間に打設空間を画設する、遮蔽工程と、吹付コンクリート面と防水シートの背面の間の空気を吸引して、防水シートを吹付コンクリート面に吸着させる、吸引工程と、打設空間内にコンクリートを打設する、打設工程と、を備え、吸引工程において、打設空間の天端側から両側に向けて防水シートを順次吸着させることを特徴とする。
本発明のトンネル防水工法は、吸引工程において、吹付コンクリート面と防水シートの背面の間に、トンネル軸方向に吸引管を挿入し、吸引管を介して空気を吸引してもよい。
本発明のトンネル防水工法は、防水シートが、不織布層と、防水層と、を貼り合わせてなり、吹付コンクリート面に不織布層を固定する、固定工程と、略半筒状の型枠体の外周面を不織布層に近接して配置する、配置工程と、型枠体の外周面に防水層を展張する、展張工程と、型枠体の前後端と両下端において、吹付コンクリート面と型枠体の隙間を遮蔽して、型枠体の表面と吹付コンクリート面の間に打設空間を画設する、遮蔽工程と、不織布層と防水層の背面の間の空気を吸引して、防水層を不織布層に吸着させる、吸引工程と、打設空間内にコンクリートを打設する、打設工程と、を備え、吸引工程において、打設空間の天端側から両側に向けて防水層を順次吸着させることを特徴とする。
本発明のトンネル防水工法は、吸引工程において、不織布層と防水層の背面の間に、トンネル軸方向に吸引管を挿入し、吸引管を介して空気を吸引してもよい。
本発明のトンネル防水工法は、以下の効果の内少なくとも1つを備える。
<1>施工品質の向上
吹付コンクリート面と防水シートの背面の間の空気を吸引することで、防水シートを吹付コンクリート面の凹凸に追従して密着させた状態で、覆工コンクリートを打設することができる。これによって、防水シート背面への空隙の発生を防ぎ、高品質の覆工コンクリートを設置することができる。
また、防水シートの背面全体を同時に吸引するのではなく、天端から両下端へ順次吸引してゆくことで、複数の方向から防水シートを引っ張り合うことによる背面の空隙や、防水シートが寄り集まることによる皺の発生を抑止することができる。
<2>苦渋作業からの解放
作業員の肉体労働によらず、吸引手段によって防水シートを吹付コンクリート面に吸着させることができるため、作業員を防水シートの押し付けや釘打ち等の苦渋作業から解放することができる。
本発明に係るトンネル防水工法のフロー図 展張工程の説明図(1) 展張工程の説明図(2) 遮蔽工程の説明図 吸引工程の説明図(1) 吸引工程の説明図(2)
以下、図面を参照しながら本発明のトンネル防水工法について詳細に説明する。なお、本発明において、「前」とは、トンネル内における切羽側を、「後」とは、坑口側を意味する。また、防水シートの「長さ」とは、防水シートを展開した状態においてトンネル周方向に対応する寸法を意味し、「幅」とはトンネル軸方向に対応する寸法を意味する。更に、防水シート、防水層、及び不織布層の「背面」とは、型枠体上において、吹付コンクリート面に対面する側の面を意味し、「表面」とは、背面の反対面を意味する。
[トンネル防水工法]
<1>全体の構成(図1)
トンネル防水工法1は、山岳トンネル工事において、吹付コンクリート面Bに防水シートAを備える覆工コンクリートCを設置する工法である。
トンネル防水工法1は、配置工程S1と、展張工程S2と、遮蔽工程S3と、吸引工程S4と、打設工程S5と、を少なくとも備える。
トンネル防水工法1は、防水シートAを、打設空間Dの天端側から両側に向けて順次吸着して吹付コンクリート面Bに固定する点に1つの特徴を有する。
なお、以下では、前施工サイクルによって吹付コンクリート面B上に設けた覆工コンクリートCの切羽側に、新たに覆工コンクリートCを設ける1施工サイクルについて説明する。
<1.1>防水シート
本例では、防水シートAとして、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)製の防水層A1の一面に、長繊維不織布製の不織布層A2を張り合わせたシート材を採用する。ただし、防水シートAの構成はこれに限らず、所定の遮水性能と強度を備えれば、他の公知の各種シート材を採用してもよい。
防水シートAの全体幅は施工スパンに応じて任意に選択する。防水シートAの長さは吹付コンクリート面Bの内周長に対応させる。
本例では、防水シートAを、幅方向に内外相互に折り返して複数層に折り畳み、これをロール状に巻いておく。この他、防水シートAを幅方向に相互に折り畳んだ後、長さ方向に折り畳んだものを使用してもよい。
<2>移動型枠
移動型枠1は、吹付コンクリート面Bの内側に覆工コンクリートCを設置するための型枠(トンネルセントル)である。
移動型枠1は、トンネルの軸方向に沿って移動可能な基台10と、基台10上に昇降自在に配置した型枠体20と、閉塞体30と、吸引手段40と、を少なくとも備える。
基台10は、複数の門型の構台を梁材で長手方向に連結してなり、構台の下方には移動用の車輪を備える。
型枠体20は、概ね略半筒状の形状を呈し、外周面が吹付コンクリート面Bの曲率に対応する。
<2.1>閉塞体
閉塞体30は、吹付コンクリート面Bと型枠体20の間に打設空間Dを画設する部材である。
閉塞体30は、少なくとも型枠体20の外周面における褄部(前端縁)、及び型枠体20の外周面における両下端縁に沿って線状に配置する。
本例では閉塞体30として、気体の充填により膨張する長尺のエアバルクを採用する。この他、エアバルクに妻板を組み合わせてもよい。
<2.2>吸引手段
吸引手段40は、打設空間D内の空気を吸引する手段である。
本例では吸引手段40が、長尺の吸引管41と、吸引管41を介して空気を吸引する吸引装置と、を備える。
吸引管41は、例えば樹脂製チューブである。吸引管41は、狭い坑内で取り回し容易な柔軟性と、打設空間D内に抜き差し可能な剛性を兼ね備えた素材からなることが望ましい。本例では吸引管41の先端付近において、吸引管41の管体を内外に貫通する複数の通気孔を設ける。
吸引装置は、例えば電動吸引ポンプである。電動吸引ポンプは樹脂製チーブ(吸引管41)と接続する。
<3>配置工程
配置工程S1は、移動型枠1を吹付コンクリート面Bに近接して配置する工程である。配置工程S1は、具体的には例えば以下のように行う。
前施工サイクルで設置した覆工コンクリートCの切羽側端部に、移動型枠1を移動する。詳細には、型枠体20の坑口側端部が、覆工コンクリートCの切羽側端部の直下となる位置まで、移動型枠1を切羽側へ移動する。
移動型枠1後部側方の路上に防水シートA設置用の架台を配置し、ロール状に巻いた防水シートAの中心に芯材を通して、架台上に回転引き出し可能に搭載する。
<4>展張工程
展張工程S2は、型枠体20の外周面に防水シートAを展張する工程である。展張工程S2は、具体的には例えば以下のように行う。
ロール状の防水シートAの一端を挟持金具でワイヤに接続し、ワイヤを型枠体20の外周面上に経由させて移動型枠1の反対側へ掛け渡し、基台10に固定したウィンチと接続する。
ウィンチでワイヤを巻き取ると、防水シートAが架台上で回転しつつ引き出され、型枠体20の外周面上を牽引されて、型枠体20上に帯状に掛け渡される(図2)。配置後、防水シートAから挟持金具を取り外す。
続いて型枠体20上の防水シートAを幅方向に引き出して、型枠体20上に展開する(図3)。
防水シートAの前端縁は、型枠体20の褄部から前方に延出させる。
防水シートAの後端縁は、前施工サイクルの覆工コンクリートCの切羽側端部から延出する前施工サイクルの防水シートAの前端縁と溶着する。
なお、展張工程S2はこれに限らず、例えば折り畳まず広げた状態の防水シートAを長手方向にロール状に巻いた長尺状のロールを、型枠体20の周方向に架け渡して展張する方法等を採用してもよい。
<5>遮蔽工程
遮蔽工程S3は、型枠体20の外周面と吹付コンクリート面Bの間に打設空間Dを画設する工程である。遮蔽工程S3は、具体的には例えば以下のように行う。
型枠体20の外周面前端縁の閉塞体30に空気を充填し、型枠体20の褄部を閉塞する。エアバルクと型枠体20の隙間はウエス等で適宜養生する。
この際、予め閉塞体30(及び閉塞体30上に載った防水シートA)と吹付コンクリート面Bの間に、トンネル周方向に任意の間隔で、複数の吸引管41をトンネル軸方向に差し込んでおく。吸引管41は、少なくとも先端を吹付コンクリート面Bに近接させる。
型枠体20の外周面両下端縁の閉塞体30内に空気を充填し、型枠体20の両下端を閉塞する。なお、型枠体20の外周面後端縁は前施工サイクルの覆工コンクリートCの前端縁によって閉塞されている。
これによって、型枠体20の外周面、型枠体20褄部の閉塞体30、型枠体20両下端縁の閉塞体30、前施工サイクルの覆工コンクリートC、及び吹付コンクリート面Bによって、略半筒状の打設空間Dが画設される(図4)。
<5.1>吸引管の配置
本例では、閉塞体30上に5本の吸引管41を、トンネル周方向に沿って並列配置する。
詳細には型枠体20の天端部に第1吸引管41a、型枠体20の左右の肩部にそれぞれ第2吸引管41b、型枠体20の左右の肩部における第2吸引管41bの下方にそれぞれ第3吸引管41c、の計5本を配置する。
ただし吸引管41の配置はこれに限らず、トンネル周方向に沿って、任意の間隔で任意の本数の吸引管41を配置することができる。
各吸引管41の基端は、吸引装置(不図示)に接続する。
<6>吸引工程
吸引工程S4は、吹付コンクリート面Bと防水シートAの背面の間の空気を吸引する工程である。吸引工程S4は、具体的には例えば以下のように行う。
吸引装置を稼働して、まず型枠体20の天端部に配置した第1吸引管41aから打設空間Dの空気を吸引する。これによって、吹付コンクリート面Bと防水シートAの背面との間の空気が吸い出され、気密性の防水シートAが第1吸引管41a付近の吹付コンクリート面Bに吸着する(図5)。この際、防水シートA背面の不織布層A2内に負圧が作用することで、防水シートAが吹付コンクリート面Bの凹凸に追従して密着する。
続いて、第1吸引管41aの吸引を継続しつつ、型枠体20肩部に配置した2本の第2吸引管41bから打設空間Dの空気を吸引する。これによって、型枠体20肩部の防水シートAが第2吸引管41b付近の吹付コンクリート面Bに吸着する。
同様に、第1吸引管41a及び第2吸引管41bの吸引を継続しつつ、型枠体20肩部に配置した2本の第3吸引管41cから打設空間Dの空気を吸引する(図6)。これによって、型枠体20肩部の防水シートAが第3吸引管41c付近の吹付コンクリート面Bに吸着する。
<6.1>段階的吸引
本発明のトンネル防水工法は、打設空間Dの天端側から両下端側に向けて、防水シートAを順次吸着させる構成に1つの特徴を有する。
最初に天端部を吸引して防水シートAの周方向中央の位置決めを行い、その後上方から下方へ順次防水シートAを吸着することによって、防水シートAを、トンネル周方向に沿って精度よく円滑に展張することができる。
これによって、複数の方向から防水シートAを引っ張り合うことで防水シートAの背面に空隙が発生したり、防水シートAが部分的に集まって皺が発生することを抑止することができる。
<7>打設工程
打設工程S5は、打設空間D内にコンクリートを打設する工程である。打設工程S5は、具体的には例えば以下のように行う。
吸引装置による吸引を維持したまま、打設空間D内に覆工コンクリートC用のコンクリートを打設する。コンクリートの打設は、例えば、移動型枠1の検査窓から打設空間D内にコンクリートポンプを差し入れて行う。
コンクリートを天端部まで打設し終えたら、吸引装置による吸引を停止し、複数の吸引管41を打設空間D内から引き抜く。
その後の工程は公知なのでここでは詳述しない。
[防水シートを別貼りにする実施例]
実施例1では、一枚ものの防水シートAを吸着したが、本例では、防水層A1と不織布層A2を別貼りとする。
本例では、配置工程S1より前に、不織布層A2を吹付コンクリート面Bに固定する、固定工程S0を備える。
固定工程S0では、シート台車等を用いて、不織布層A2をトンネルの天端まで搬送し、吹付コンクリート面Bに固定する。
詳細には、シート台車上において、不織布層A2の長手方向中央を吹付コンクリート面Bの周方向の中央に合わせ、コンクリート釘で固定する。続いて、中央から両側へ向けて、所定の間隔で不織布層A2の全長を吹付コンクリート面Bに釘留めする。
展張工程S2では、防水層A1のみを型枠体20上に展張する。
吸引工程S4では、吸引管41を、防水層A1と不織布層A2の間に差し入れて吸引する。吸引によって、防水層A1は不織布層A2の表面に吸着する。
なお、不織布層A2は1枚に限らず、1枚の防水層A1に複数の不織布層A2を組合せ、不織布層A2を吹付けコンクリート面Bに複数敷き並べ、複数の不織布層A2に1枚ものの防水層A1を吸着する構成としてもよい。
[吸引手段のその他の実施例]
実施例1では、吸引手段40として複数の吸引管41と吸引装置の組合せを採用したが、これに限られない。
例えば、防水シートAに両面を連通する吸引用のバルブを設け、バルブと吸引装置を吸引ホースで接続して吸引する構成であってもよい。又は、吸引管41を型枠体20の下方から、型枠体20の周方向に沿って配置する構成であってもよい。
要は、防水シートAを、打設空間Dの天端側から両下端側に向かって順次吸着可能な構成であればよい。
1 移動型枠
10 基台
20 型枠体
30 閉塞体
40 吸引手段
41 吸引管
41a 第1吸引管
41b 第2吸引管
41c 第3吸引管
A 防水シート
A1 防水層
A2 不織布層
B 吹付コンクリート面
C 覆工コンクリート
D 打設空間
S0 固定工程
S1 配置工程
S2 展張工程
S3 遮蔽工程
S4 吸引工程
S5 打設工程

Claims (1)

  1. 山岳トンネル工事において、吹付コンクリート面に防水シートを敷設し、防水シートの内面に覆工コンクリートを設置する、トンネル防水工法であって、
    略半筒状の型枠体の外周面を前記吹付コンクリート面に近接して配置する、配置工程と、
    前記型枠体の外周面に前記防水シートを展張する、展張工程と、
    前記型枠体の前後端と両下端において、前記吹付コンクリート面と前記型枠体の隙間を遮蔽して、前記型枠体の表面と前記吹付コンクリート面の間に打設空間を画設し、前記打設空間内における前記吹付コンクリート面と前記防水シートの背面の間に、トンネル周方向に並列するようにトンネル軸方向に沿って複数本の吸引管を挿入する、遮蔽工程と、
    前記吸引管を介して前記吹付コンクリート面と前記防水シートの背面の間の空気を吸引して、前記型枠体の外周面に展張した前記防水シートを前記吹付コンクリート面に吸着させる、吸引工程と、
    前記防水シートを前記吹付コンクリート面に吸着させつつ、前記打設空間内にコンクリートを打設する、打設工程と、を備え、
    前記吸引工程において、前記打設空間の天端側の前記吸引管から両側の前記吸引管に向けて前記防水シートを順次吸着させることを特徴とする、
    トンネル防水工法。
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