JP7392632B2 - 半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には、はんだにより半導体チップを接合するダイパッドを備えたリードフレームが開示されている。このリードフレームにおいて、ダイパッドの平坦な上面のうち半導体チップの配置領域には、上面から窪んではんだを収容する凹部が形成される。はんだは凹部内に収容されているため、濡れ広がることが無い。したがって、半導体チップをダイパッドに接合した状態においては、ダイパッドと半導体チップとの間に介在するはんだの厚みを十分に確保することができる。
特開2012-104709号公報
特許文献1では、半導体チップとダイパッドのチップ搭載領域との間のはんだ内に、ボイドが発生するおそれがある。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、半導体チップとダイパッドとの間のはんだ内においてボイドを抑制できる半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
第1の開示に係る半導体装置は、第1面と該第1面と反対側の面である第2面とを有し、該第1面に第1凹部が形成されたダイパッドと、半導体チップと、を備え、該ダイパッドのうち該第1凹部を形成する内面は、はんだの供給を受けるための第1部分と、該半導体チップが該はんだで接合され、該第1部分よりも該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が小さい第2部分と、該第1部分と該第2部分を繋ぎ、該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が該第1部分よりも大きく該第1面よりも小さい連結部と、を有する。
第2の開示に係るダイパッドは、第1面と該第1面と反対側の面である第2面とを有し、該第1面に凹部が形成されたダイパッドであって、該ダイパッドのうち該凹部を形成する内面は、はんだの供給を受けるための第1部分と、半導体チップが該はんだで接合され、該第1部分よりも該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が小さい第2部分と、該第1部分と該第2部分を繋ぎ、該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が該第1部分よりも大きく該第1面よりも小さい連結部と、を有する。
第3の開示に係る半導体装置の製造方法は、第1面と該第1面と反対側の面である第2面とを有し、該第1面に凹部が形成されたダイパッドを加熱した状態で、該ダイパッドのうち該凹部を形成する内面の第1部分にはんだを供給し、該凹部を形成する内面のうち該第1部分よりも該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が小さい第2部分に連結部を介して溶融した該はんだを流動させ、該第2部分に流動した該はんだの上に半導体チップを搭載し、該ダイパッドを冷却して該半導体チップを該第2部分に該はんだで接合し、該連結部は、該凹部を形成する内面のうち、該第1部分と該第2部分を繋ぎ、該第2面と垂直な方向での該第2面からの距離が該第1部分よりも大きく該第1面よりも小さい部分である。
第1の開示に係る半導体装置によれば、ダイパッドの第1部分に供給されたはんだを、連結部を介して第2部分に流動させることができる。これにより、第2部分にボイドが流入することを抑制できる。従って、半導体チップとダイパッドとの間のはんだ内においてボイドを抑制できる。
第2の開示に係るダイパッドでは、第1部分で供給を受けたはんだを、連結部を介して第2部分に流動させることができる。これにより、第2部分にボイドが流入することを抑制できる。従って、半導体チップとダイパッドとの間のはんだ内においてボイドを抑制できる。
第3の開示に係る半導体装置の製造方法では、ダイパッドの第1部分に供給されたはんだを、連結部を介して第2部分に流動させることができる。これにより、第2部分にボイドが流入することを抑制できる。従って、半導体チップとダイパッドとの間のはんだ内においてボイドを抑制できる。
実施の形態1に係る半導体装置の平面図である。 図1をA-B直線で切断することで得られる断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明する図である。 第2凹部がはんだで満たされた状態を示す図である。 半導体チップを搭載する工程を説明する図である。 第1の比較例に係るダイパッドの構造を説明する図である。 第2の比較例に係るダイパッドの構造を説明する図である。 実施の形態1に係るダイパッドの構造を説明する図である。 半導体装置を冷却する工程を説明する図である。 実施の形態2に係るダイパッドの平面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の平面図である。
各本実施の形態に係る半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る半導体装置100の平面図である。図2は、図1をA-B直線で切断することで得られる断面図である。半導体装置100は、例えばパワー半導体モジュールである。半導体装置100は、ダイパッド10と、半導体チップ45を備える。半導体チップ45は、例えばパワー半導体チップである。
ダイパッド10は、平面13と斜面15とを有する第1面16と、第1面16と反対側の面である第2面11とを有する。ダイパッド10の第1面16には、凹部50が形成される。凹部50は、第1凹部20と第2凹部30から形成される。ダイパッド10は、平坦部12と傾斜部14を有する。傾斜部14には第1凹部20が形成される。平坦部12には第2凹部30が形成される。
ダイパッド10のうち凹部50を形成する内面は、第1部分22、第2部分32および連結部25を有する。第1部分22は、ダイパッド10の凹部50を形成する内面のうち、第1凹部20を形成する部分である。第1部分22は、後述するように、はんだ40の供給を受けるための部分である。第2部分32は、ダイパッド10の凹部50を形成する内面のうち、第2凹部30を形成する部分である。第2部分32には、半導体チップ45がはんだ40で接合される。また、第2部分32は、第1部分22よりも第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が小さい。
連結部25は、ダイパッド10の凹部50を形成する内面のうち、第1部分22と第2部分32を繋ぐ部分である。連結部25は、第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が第1部分22よりも大きい。つまり、連結部25は、第1部分22の底部よりも高い位置で、第1部分22と第2部分32を繋いている。また、連結部25は、第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が平面13よりも小さい。
第1面16のうち第1部分22が設けられた部分である斜面15は、第1面16のうち第2部分32が設けられた部分である平面13に近づくほど、第2面11と垂直な方向での第2面11との距離が小さくなるように傾斜している。
第2部分32のうち第2面11と垂直な方向から見て半導体チップ45よりも外側に設けられる部分は、ダイパッド10の外側に向けて凸となるように湾曲している。具体的には、第2部分32のうち半導体チップ45の直下の平坦部33の周囲の側面34は湾曲している。
半導体装置100では、はんだ40を介して半導体チップ45がダイパッド10と接合されている。ダイパッド10は例えば金属から形成される。また、第1部分22と第2部分32にはメッキが施されても良い。
次に、半導体装置100の製造方法について説明する。図3は、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法を説明する図である。まず、ダイパッド10を高温プレート70の上に搭載する。なお、ダイパッド10は、図示しない還元状態の炉内に配置されている。このようにダイパッド10を加熱した状態で、第1部分22にはんだ40を供給する。これにより、第2部分32に連結部25を介して溶融したはんだ40を流動させる。
本実施の形態では、傾斜部14に第1部分22が設けられることで、第2部分32に効率よくはんだ40を流動させることができる。また、連結部25は平面13よりも低い位置にある。このため、第2凹部30の外側にはんだ40が乗り上げることを抑制できる。
はんだ40は、糸はんだ42から供給される。このとき、糸はんだ42の表面酸化膜によりボイド60が発生することがある。これに対し本実施の形態では、第1部分22と第2部分32は連結部25で隔てられる。このため、ボイド60が第2部分32に流動することを抑制できる。従って、品質の良いはんだ40をチップ搭載部に送ることができ、半導体チップ45とダイパッド10との間のはんだ40内においてボイド60を抑制できる。
図4は、第2凹部30がはんだ40で満たされた状態を示す図である。この状態での第2凹部30におけるはんだ40の厚さは、チップサイズが小さい場合は、30um以上が望ましい。ここでは、はんだ40として一般的な鉛フリー接合材を想定している。第1凹部20の底部と第2凹部30の底部との高低差80は、はんだ40の厚さ以上であることが望ましい。
次に、第2部分32に流動したはんだ40の上に半導体チップ45を搭載する。図5は、半導体チップ45を搭載する工程を説明する図である。このとき、矢印81に示されるように、はんだ40の上に、半導体チップ45を第2部分32に向かって押し込みながら搭載する。これにより、矢印82に示されるように、はんだ82が半導体チップ45の直下から外側に排出される。これに伴い、ボイド60をはんだ40と共に半導体チップ45の直下から外側に排出できる。その後、第2凹部30内のはんだ40は、張力により半導体チップ45の直下に戻る。
図6は、第1の比較例に係るダイパッド10aの構造を説明する図である。ダイパッド10aの第2部分32aの側面34aは、平坦な斜面である。このとき、第2凹部の半導体チップ45の外側部分の容積が小さい。このため、矢印83のように半導体チップ45を押し込んだとき、はんだ40が半導体チップ45上に這い上がり易い。また、矢印84のように張力ではんだ40が戻る際の戻り量は大きくなる。
図7は、第2の比較例に係るダイパッド10bの構造を説明する図である。ダイパッド10bの第2部分32bの側面34bは、平坦部33と垂直な平面である。このとき、第2凹部の半導体チップ45の外側部分の容積が大きい。このため、矢印83のように半導体チップ45を押し込んだとき、はんだ45が半導体チップ45上に這い上がりにくい。しかし、矢印84のように張力ではんだ40が戻る際の戻り量は少なくなる。このため、はんだ40の厚さが確保できないおそれがある。
図8は、実施の形態1に係るダイパッド10の構造を説明する図である。本実施の形態では、第2部分32の側面34は、外側に張り出した湾曲形状である。このような第2凹部30により、はんだ45が半導体チップ45上に這い上がることを抑制し、かつ、はんだ40の戻り量を確保してはんだ40の厚さを確保できる。なお、側面34は、曲面であっても良く、複数の平面を繋げて構成されていても良い。
図9は、半導体装置100を冷却する工程を説明する図である。この工程では、ダイパッド10を冷却して半導体チップ45を第2部分32にはんだ40で接合する。冷却は例えばダイパッド10を放熱板72の上に搭載することで行う。はんだ40は、放熱板72までの距離85が小さい部分から順に冷却される。このため、第2凹部30に設けられたはんだ40の方が第1凹部20に設けられたはんだ40よりも早く固化する。これにより、第2凹部30でのはんだ40の厚さを確保できる。
はんだ40は固化する際に収縮する。このとき、後に固化した部分には、先に固化した部分に引き寄せられることで、空洞が発生することがある。この空洞はひけすとも呼ばれ、ボイドの一因となる。本実施の形態では、半導体チップ45の直下のはんだ40は、他の部分よりも放熱板72に近い。このため、半導体チップ45の直下のはんだ40は、他の部分よりも早く固化する。従って、半導体チップ45の直下でボイドを抑制できる。
はんだ付け等の接合部に求められる性能として熱抵抗が低いことが挙げられる。特にパワー半導体モジュールでは、性能向上の観点から半導体チップが薄厚化する傾向にある。例えば100um以下の薄厚チップを搭載した半導体装置が、スイッチング素子としてインバータなどに組み込まれることがある。このとき、半導体チップの直下またはワイヤ接合部の直下にボイドがあると、局所的な熱集中により半導体装置が短寿命化するおそれがある。このため、パワー半導体モジュールにおいて効率よく放熱するためには、半導体チップの直下のはんだにボイドが無いことが望ましい。
本実施の形態では、図3に示されるはんだ供給時、図5に示されるチップ搭載時、および、図9に示される冷却時において、半導体チップ45とダイパッド10との間のはんだ40内においてボイド60を抑制できる。従って、半導体装置100を長寿命化できる。また、はんだ40の固化順を制御することで、半導体チップ45直下のはんだ40の厚さを確保できる。これにより、厚さばらつきにより薄すぎるはんだ部が発生することによる短寿命化を抑制することができる。
本実施の形態のダイパッド10には傾斜部14が設けられた。この変形例として、はんだ40を第1凹部20から第2凹部30に流動させることができれば、傾斜部14は設けられなくても良い。また、第1凹部20と第2凹部30の形状は図1、2に示されるものに限らない。
また、半導体チップ45はワイドバンドギャップ半導体によって形成されていても良い。ワイドバンドギャップ半導体は、例えば炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドである。ワイドバンドギャップ半導体によって形成された半導体チップ45は、特に高温で動作することが考えられる。この場合にも、本実施の形態によればボイド60を抑制して接合部の熱抵抗を低減させることで、半導体装置100の信頼性を向上できる。
これらの変形は、以下の実施の形態に係る半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法について適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る半導体装置、ダイパッドおよび半導体装置の製造方法については実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係るダイパッド210の平面図である。図11は、実施の形態2に係る半導体装置200の断面図である。図11は、図10に示されるC-D直線に該当する部分の断面図である。本実施の形態では、ダイパッド210の第1面16に凹部250が形成される。凹部250は、第1凹部20と第2凹部230から形成される。第2部分232は、ダイパッド210の凹部250を形成する内面のうち第2凹部230を形成する部分である。第2部分232にはスリット234が形成される。これ以外の構成は、実施の形態1の構成と同様である。
複数のスリット234は、第2凹部230の短手方向に並び、第2凹部230の長手方向に沿って延びる。スリット234は、断面形状がV字型である。スリット234は、第2面11と垂直な方向に対してダイパッド210の外側に広がる。また、複数のスリット234は、半導体チップ45の中央部の直下を避けて形成される。
本実施の形態では、半導体チップ45を搭載する際に空気の巻き込み等により発生するボイド60を、スリット234に留めることができる。特に、図5で示される半導体チップ45を押し込む動作を行う際に、ボイド60をスリット234で捕捉できる。このため、高温となり易い半導体チップ45の中央部の直下でボイド60を抑制でき、熱抵抗の増加を抑えることができる。また、スリット234が外側に広がる形状であることで、半導体チップ45の搭載時のボイド60の動きに対して、有効にボイド60を捕捉できる。
スリット234の幅86を抑制したいボイド60の径以下に設定しても良い。スリット234にボイド60が捕捉されることで、気泡のサイズが幅86以下に小さくなる。従って本実施の形態では、ボイド60を例えば半導体装置100の特性上問題となるサイズ以下にすることができる。
スリット234の数、形状、大きさは図10、11に示されるものに限らない。例えば、スリット234は断面形状がU字型等でも良い。また、スリット234は、発熱部である図示しないワイヤの直下を避けて形成されても良い。この場合も、熱抵抗の増加を抑えることができる。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る半導体装置300の断面図である。図13は、実施の形態3に係る半導体装置300の平面図である。本実施の形態では、ダイパッド310の第1面316に凹部350が形成される。凹部350は、第1凹部320と2つの第2凹部330から形成される。第2凹部330は、第1凹部320の両側に配置される。
ダイパッド310のうち凹部350を形成する内面は、第1部分322、第2部分332および連結部325を有する。第1部分322は、ダイパッド310の凹部350を形成する内面のうち、第1凹部320を形成する部分である。第2部分332は、ダイパッド310の凹部350を形成する内面のうち、第2凹部330を形成する部分である。各々の第2部分332には、半導体チップ45がはんだ40で接合される。第2部分332は、第1部分322よりも第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が小さい。本実施の形態では、1つの第1部分322に対して複数の第2部分332が設けられる。
連結部325は、ダイパッド310の凹部50を形成する内面のうち、第1部分322と第2部分332を繋ぐ部分である。連結部325は、第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が第1部分322よりも大きい。また、連結部325は、高低差87に示されるように、第2面11と垂直な方向での第2面11からの距離が第1面316よりも小さい。
第1部分322の直下において、第2面11には凹部352が形成される。つまり、ダイパッド310は、第1部分322の直下で搭載面に対して浮いている。
本実施の形態では、例えばダイパッド310を折り曲げることで、第1部分322と連結部325を形成する。つまり、フレームの曲げ加工によりダイパッド310は形成される。これにより材料の体積を減らし、コストを抑制できる。
また、第1部分322の直下では、放熱板72とダイパッド310が接触していない。このため、第1凹部320に設けられたはんだ40は、第2凹部330に設けられたはんだ40よりも、放熱板72との距離88が大きくなる。よって、第2凹部330に設けられたはんだ40の方が第1凹部320に設けられたはんだ40よりも早く固化する。従って、半導体チップ45の直下でのボイドの抑制およびはんだ40の厚さの確保が可能となる。
また、本実施の形態では、1つの第1凹部320に対して複数の半導体チップ45を設けることができる。このため、実施の形態1と比較して実装面積を低減できる。本実施の形態の変形例として、1つの第1凹部320に対して、第2凹部330は3つ以上設けられても良い。また、第1凹部320と第2凹部330の形状、配置は図12、13に示されるものに限らない。また、ダイパッド310に凹部352は形成されなくても良い。
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
10、10a、10b ダイパッド、11 第2面、12 平坦部、13 平面、14 傾斜部、15 斜面、16 第1面、20 第1凹部、22 第1部分、25 連結部、30 第2凹部、32、32a、32b 第2部分、33 平坦部、34、34a、34b 側面、45 半導体チップ、50 凹部、60 ボイド、70 高温プレート、72 放熱板、100、200 半導体装置、210 ダイパッド、230 第2凹部、232 第2部分、234 スリット、250 凹部、300 半導体装置、310 ダイパッド、316 第1面、320 第1凹部、322 第1部分、325 連結部、330 第2凹部、332 第2部分、350、352 凹部

Claims (14)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の面である第2面とを有し、前記第1面に第1凹部が形成されたダイパッドと、
    半導体チップと、
    を備え、
    前記ダイパッドのうち前記第1凹部を形成する内面は、
    はんだの供給を受けるための第1部分と、
    前記半導体チップが前記はんだで接合され、前記第1部分よりも前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が小さい第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分を繋ぎ、前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が前記第1部分よりも大きく前記第1面よりも小さい連結部と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1面のうち前記第1部分が設けられた部分は、前記第1面のうち前記第2部分が設けられた部分に近づくほど前記第2面と垂直な方向での前記第2面との距離が小さくなるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 1つの前記第1部分に対して複数の前記第2部分が設けられることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1部分の直下で、前記第2面には第2凹部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2部分のうち前記第2面と垂直な方向から見て前記半導体チップよりも外側に設けられる部分は、前記ダイパッドの外側に向けて凸となるように湾曲していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第2部分にはスリットが形成されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記スリットは、前記半導体チップの中央部の直下を避けて形成されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記スリットは、断面形状がV字型であり、前記第2面と垂直な方向に対して前記ダイパッドの外側に広がることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体チップはワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドであることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 第1面と前記第1面と反対側の面である第2面とを有し、前記第1面に凹部が形成されたダイパッドであって、
    前記ダイパッドのうち前記凹部を形成する内面は、
    はんだの供給を受けるための第1部分と、
    半導体チップが前記はんだで接合され、前記第1部分よりも前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が小さい第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分を繋ぎ、前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が前記第1部分よりも大きく前記第1面よりも小さい連結部と、
    を有することを特徴とするダイパッド。
  12. 第1面と前記第1面と反対側の面である第2面とを有し、前記第1面に凹部が形成されたダイパッドを加熱した状態で、前記ダイパッドのうち前記凹部を形成する内面の第1部分にはんだを供給し、前記凹部を形成する内面のうち前記第1部分よりも前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が小さい第2部分に連結部を介して溶融した前記はんだを流動させ、
    前記第2部分に流動した前記はんだの上に半導体チップを搭載し、
    前記ダイパッドを冷却して前記半導体チップを前記第2部分に前記はんだで接合し、
    前記連結部は、前記凹部を形成する内面のうち、前記第1部分と前記第2部分を繋ぎ、前記第2面と垂直な方向での前記第2面からの距離が前記第1部分よりも大きく前記第1面よりも小さい部分であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記ダイパッドを折り曲げることで、前記第1部分と前記連結部を形成することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2部分に流動した前記はんだの上に、前記半導体チップを前記第2部分に向かって押し込みながら搭載することを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置の製造方法。
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