JP2012069703A - 半導体モジュール及び半導体モジュールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 半導体モジュールは、その信頼性の向上が求められている。
【解決手段】 実施形態は、半導体素子11と、半導体素子11にはんだ19を介して接合されるヒートスプレッダ13と、ヒートスプレッダ13にはんだ19を介して接合されるバスバー15と、半導体素子11及びヒートスプレッダ13間、及び、ヒートスプレッダ13及びバスバー15間にそれぞれ設けられた複数の突起を有する突起部17と、を備え、半導体素子11とヒートスプレッダ13、及び、ヒートスプレッダ13とバスバー15は、互いに近接する方向に加圧された状態ではんだ19により接合される構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】 実施形態は、半導体素子11と、半導体素子11にはんだ19を介して接合されるヒートスプレッダ13と、ヒートスプレッダ13にはんだ19を介して接合されるバスバー15と、半導体素子11及びヒートスプレッダ13間、及び、ヒートスプレッダ13及びバスバー15間にそれぞれ設けられた複数の突起を有する突起部17と、を備え、半導体素子11とヒートスプレッダ13、及び、ヒートスプレッダ13とバスバー15は、互いに近接する方向に加圧された状態ではんだ19により接合される構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体モジュール及び半導体モジュールの製造方法に関する。
現在、車載用インバータ等において、半導体の放熱性を向上させるために、半導体素子、例えば、IGBT(Insulate Gate Bipolar Transistor)、IEGT(Injection Enhanced Transistor)、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の所謂パワー半導体素子を、ヒートスプレッダによりはんだ接合してパッケージ化した半導体装置が知られている。また、これら半導体装置を複数配列してバスバー等の導電材によりはんだ接合した所謂パワー半導体モジュールと呼ばれる半導体モジュールも知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した半導体モジュールは、信頼性の向上が求められている。
実施形態の半導体モジュールは、半導体素子と、前記半導体素子にはんだを介して接合されるヒートスプレッダと、前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間に設けられた複数の突起を有する突起部と、を備える。
実施形態の半導体モジュールの製造方法は、半導体素子及びヒートスプレッダを有する半導体モジュールの製造方法において、前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間に複数の突起を形成し、前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間にはんだを供給し、前記複数の突起を介在させて、前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダが互いに近接する方向に加圧し、前記加圧した状態で、前記はんだを加熱する。
実施形態に係る半導体モジュール1を、図1乃至図3を用いて説明する。図1は実施形態に係る半導体モジュール1の構成を模式的に示す断面図、図2は半導体モジュール1に用いられるヒートスプレッダ13及び突起部17の図1中II−II断面における構成を示す平面図、図3は半導体モジュール1に用いられるバスバー15及び突起部17の図1中III−III断面における構成を示す平面図である。
本実施形態に係る半導体モジュール1は、所謂パワー半導体モジュールと呼ばれ、車載用のインバータ等に用いられる。半導体モジュール1は、半導体素子11と、ヒートスプレッダ13と、バスバー15と、突起部17と、を備え、はんだ19により互いに接合されて形成されている。
半導体素子11は、所謂パワー半導体素子と呼ばれるIGBT素子が用いられる。半導体素子11は、その基板が、例えばSi,SiC又はGaN等により形成されている。半導体素子11の一方の主面には、エミッタ電極及びゲート電極が形成されている。半導体素子11の他方の主面には、コレクタ電極が形成されている。
半導体素子11は両主面のエミッタ電極及びコレクタ電極が、ヒートスプレッダ13とはんだ19により接合される。また、半導体素子11は、図示しないゲート電極が、ワイヤボンディング等によりリードフレーム等に接続される。なお、本実施形態においては、図1に示すように、半導体素子11を2つ用いた例にて説明する。
ヒートスプレッダ13は、高い導電性を有する材料、例えばCu系又はAl系の材料で形成されている。また、ヒートスプレッダ13は、はんだ付けしやすくするために、その表面にNiめっきやAuめっき等が施される場合もある。ヒートスプレッダ13は、半導体素子11の一方の主面に接合される第1ヒートスプレッダ21と、半導体素子11の他方の主面に接合される第2ヒートスプレッダ23と、を備えている。
第1ヒートスプレッダ21は、所謂エミッタ板である。例えば、図1に示す例では、第1ヒートスプレッダ21は、2つ設けられる。第1ヒートスプレッダ21は、その一方の主面に、半導体素子11のエミッタ電極がそれぞれはんだ19により接合される。また、第1ヒートスプレッダ21は、他方の主面が、はんだ19によりバスバー15に接合される。
第2ヒートスプレッダ23は、所謂コレクタ板である。第2ヒートスプレッダ23は、その一方の主面に、2つの半導体素子11のコレクタ電極がはんだ19により接合される。また、第2ヒートスプレッダ23は、他方の主面が、はんだ19によりバスバー15に接合される。
バスバー15は、高い導電性を有する材料、例えばCu系又はAl系の材料で形成されている。また、バスバー15は、はんだ付けをしやすくするために、その表面にNiめっきやAuめっき等が施される場合もある。バスバー15は、第1ヒートスプレッダ21と接合される第1バスバー25と、第2ヒートスプレッダ23と接合される第2バスバー27と、を備えている。
突起部17は、半導体素子11及び第1ヒートスプレッダ21間に設けられる第1突起部31と、半導体素子11及び第2ヒートスプレッダ23間に設けられた第2突起部33と、第1ヒートスプレッダ21及び第1バスバー25間に設けられた第3突起部35と、第2ヒートスプレッダ23及び第2バスバー27間に設けられた第4突起部37と、を備えている。
第1突起部31は、半導体素子11及び第1ヒートスプレッダ21間のはんだ接合面に設けられる。第1突起部31は、半導体素子11の一方の主面に、エポキシを主とする樹脂材料を用いてソルダレジストにより形成された複数、例えば4つの突起41により構成される。また、第1突起部31は、各突起41により、半導体素子11の一方の主面及び第1ヒートスプレッダ21の一方の主面を支持可能に形成されている。
第1突起部31は、各突起41の高さが25〜85μmの範囲に形成されている。また、第1突起部31は、突起41の総面積が、半導体素子11及び第1ヒートスプレッダ21間のはんだ接合面に対して5%以下に形成されている。
なお、第1突起部31は、エポキシ以外の材料、例えばポリイミドやフェノール系の樹脂材料を用いてもよく、第1ヒートスプレッダ21の一方の主面に設けてもよい。また、第1ヒートスプレッダ21に設ける場合には、打ち抜き加工や切削加工等により突起41を形成してもよい。
図2に示すように、第2突起部33は、第2ヒートスプレッダ23及び各半導体素子11間のはんだ接合面51にそれぞれ設けられている。第2突起部33は、各半導体素子11の他方の主面に、エポキシを主とする樹脂材料を用いてソルダレジストにより形成された複数、例えば4つの突起43により構成される。また、第2突起部33は、各突起43により半導体素子11の他方の主面及び第2ヒートスプレッダ23の一方の主面を支持可能に形成されている。
第2突起部33は、各突起43の高さが25〜85μmの範囲に形成されている。また、第2突起部33は、突起43の総面積が、第2ヒートスプレッダ23及び各半導体素子11間のはんだ接合面51に対して5%以下に形成されている。
なお、第2突起部33は、エポキシ以外の材料、例えばポリイミドやフェノール系の樹脂材料を用いてもよく、第2ヒートスプレッダ23の一方の主面に設けてもよい。また、第2ヒートスプレッダ23に設ける場合には、打ち抜き加工や切削加工等により突起43
を形成してもよい。
を形成してもよい。
第3突起部35は、第1ヒートスプレッダ21及び第1バスバー25間のはんだ接合面に設けられる。第3突起部35は、第1バスバー25の一方の主面に、エポキシを主とする樹脂材料を用いてソルダレジストにより形成された複数、例えば4つの突起45により構成される。また、第3突起部35は、突起45により、第1ヒートスプレッダ21の他方の主面及び第1バスバー25の一方の主面を支持可能に形成されている。
第3突起部35は、各突起45の高さが25〜85μmの範囲に形成されている。また、第3突起部35は、突起45の総面積が、第1ヒートスプレッダ21及び第1バスバー25間のはんだ接合面に対して5%以下に形成されている。
なお、第3突起部35は、第1バスバー25の打ち抜き加工や切削加工等により形成してもよく、また、第1ヒートスプレッダ21の他方の主面に設けてもよい。
図3に示すように、第4突起部37は、第2ヒートスプレッダ23及び第2バスバー27間のはんだ接合面53に設けられる。第4突起部37は、第2バスバー27の一方の主面に、エポキシを主とする樹脂材料を用いてソルダレジストにより形成された複数、例えば4つの突起47により構成される。また、第4突起部37は、各突起47により、第2ヒートスプレッダ23の他方の主面及び第2バスバー27の一方の主面を支持可能に形成されている。
第4突起部37は、各突起47の高さが25〜85μmの範囲に形成されている。また、第4突起部37は、突起47の総面積が、第2ヒートスプレッダ23及び第2バスバー27間のはんだ接合面53に対して5%以下に形成されている。
なお、第4突起部37は、第2バスバー27の打ち抜き加工や切削加工等により形成してもよく、また、第2ヒートスプレッダ23の他方の主面に設けてもよい。
はんだ19は、例えば、はんだペレットが用いられる。はんだ19は、Snを主材料とする金属材料である。このはんだ19は、半導体素子11用いられる基板材料、例えばSi,SiC又はGaN等と、第1、第2ヒートスプレッダ21、23の主材料であるCu系材料との熱膨張差に起因する応力を吸収可能に形成されている。また、はんだ19は、半導体素子11で発生する熱の第1、第2ヒートスプレッダ21、23への経路としての機能を有する。
次に、このように構成された半導体モジュール1の製造方法について説明する。
先ず、半導体素子11に第1突起部31及び第2突起部33を形成する。具体的には、半導体素子11の個片化のためのダイシングの前のウェハ状態において、印刷又はフォトリソグラフィーにより、ソルダレジストを形成する。これにより、複数の突起41、43が半導体素子11に形成される。なお、半導体素子11の製造方法についての詳細な説明は省略する。
先ず、半導体素子11に第1突起部31及び第2突起部33を形成する。具体的には、半導体素子11の個片化のためのダイシングの前のウェハ状態において、印刷又はフォトリソグラフィーにより、ソルダレジストを形成する。これにより、複数の突起41、43が半導体素子11に形成される。なお、半導体素子11の製造方法についての詳細な説明は省略する。
次に、第1、第2バスバー25、27に印刷又はフォトリソグラフィーにより、ソルダレジストを形成する。これにより、複数の突起45、47が形成される。
次に、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21、23及び第1、第2バスバー25、27間のそれぞれのはんだ接合面(51、53)に、はんだ19の基材であるはんだペレットを供給する。次に、はんだペレットの厚さ(はんだ19の厚さ)が突起41、43、45、47の高さまで減少するように、第1、第2バスバー25,27の他方の主面側から、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21、23及び第1、第2バスバー25、27を加圧する。即ち、半導体素子11と第1、第2ヒートスプレッダ21、及び、第1、第2ヒートスプレッダ21及び第1、第2バスバー25,27が互いに近接する方向に加圧される。
次に、この加圧状態を保持した状態で、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21、23及び第1、第2バスバー25、27を溶融温度まで加熱する。
なお、この加熱は、例えばはんだ接合のための加熱炉内等により行われる。また、はんだ19及びはんだ接合部(51,53)の酸化膜還元のために、はんだペレットに適したフラックスをはんだペレットに滴下させるか、又は、加熱炉内を還元ガス雰囲気下として加熱する。また、はんだ19の気泡を除去(冷却後のはんだ19内の気泡の発生を抑制)するために、加熱炉内を減圧させてはんだペレットの溶融を行う。
次に、はんだ19の溶融温度まで加熱後、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27を冷却させる。
はんだ19を冷却することにより、はんだ19の層がはんだ接合面(51、53)に形成され、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21、23及び第1、第2バスバー25、27が接合される。
これらの工程により、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27をはんだ19により接合することで、半導体モジュール1が製造されることとなる。
このように構成された半導体モジュール1によれば、突起部17により、半導体素子11と第1、第2ヒートスプレッダ21,23との間、及び、第1、第2ヒートスプレッダ21,23と第1、第2バスバー25,27との間の距離を管理することが可能となる。このため、はんだ19の厚さを制御することが可能となる。
即ち、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27を加圧した状態ではんだペレットを加熱して溶融させても、突起部17により、はんだ19の厚さは突起部17の高さ分確保されることから、溶融したはんだの不必要な流出を極力防止することが可能となる。
このように、はんだ19の厚さは、突起部17によりはんだ接合面(51,53)において略一定とすることが可能となることから、はんだ19の部分的な厚さの差による熱応力に対する脆弱部の発生を防止することが可能となる。
換言すると、使用による熱応力は、略一定の厚さに形成されたはんだ19に一定に加わるため、部分的な疲労破壊を抑制することが可能となる。このように、半導体モジュール1のはんだ19による接合部の疲労破壊を抑制することで、半導体モジュール1の信頼性を向上することが可能となる。
なお、本実施形態の半導体モジュール1に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態の突起41,43,45,47の高さは、25〜85μmの範囲に形成されているとしたが、これに限定されず、他の高さであってもよい。但し、上述した構成の半導体モジュール1に用いる場合には、放熱性及び耐熱疲労に対しては、突起41,43,45,46の高さが25〜85μmであることが望ましい。なお、上述した実施形態以外の他の構成の場合等、更なる効果的な高さがあれば、適宜設定可能である。
また、上述した実施形態の突起41,43,45,47のそれぞれの総面積は、各突起41,43,45,47が設けられるはんだ接合面(51,53)に対して5%以下に形成されているとしたが、これに限定されず、他の割合であってもよい。但し、上述した構成の半導体モジュール1に用いる場合には、はんだ19による接合強度、熱疲労及び放熱性において、当該面積が5%以下であることが望ましい。
また、上述した実施形態の半導体素子11は、IGBT素子を用いる構成を説明したが、これに限定されない。例えば、ダイオードやMOSトランジスタであってもよく、他の半導体素子であってもよい。ダイオードやMOSトランジスタ等の両主面にはんだ接合面を有する半導体素子であれば、上述した半導体モジュール1と同様の構成とすることができる。なお、片方の主面にのみはんだ接合面を有する半導体素子を用いる場合には、当該接合面に、上述した突起部を設ければよい。
また、上述した実施形態の突起部17は、それぞれ4つの突起41,43,45,47を設ける構成としたが、複数であればよい。但し、突起部17は、はんだ19の厚さの管理のために設けられることから、突起部17は、はんだ19の厚さを一定にすることが可能な構成が必要であることは言うまでもない。即ち、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27を加圧した際に、これらの主面が平行に確実に保持できるように、各突起41,43,45,47は3つ以上設ける構成が好ましい。
さらに、上述した実施形態の半導体モジュール1は、半導体素子11、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27を有し、半導体素子11及び第1、第2ヒートスプレッダ21,23間、及び、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27間に突起部17を設ける構成を説明したが、これに限定されない。
即ち、半導体モジュール1は、半導体素子11及び第1、第2ヒートスプレッダ21,23を備え、第1、第2バスバー25,27を有さない構成であってもよい。また、半導体素子11及び第1、第2ヒートスプレッダ21,23間、及び、第1、第2ヒートスプレッダ21,23及び第1、第2バスバー25,27間のいずれか一方にのみ突起部17を設ける構成であってもよく、他の組合せであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体モジュール、11…半導体素子、13…ヒートスプレッダ、15…バスバー、17…突起部、21…第1ヒートスプレッダ、23…第2ヒートスプレッダ、25…第1バスバー、27…第2バスバー、31…第1突起部、33…第2突起部、35…第3突起部、37…第4突起部、41、43、45、47…突起、51、53…はんだ接合面。
Claims (5)
- 半導体素子と、
前記半導体素子にはんだを介して接合されるヒートスプレッダと、
前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間に設けられる複数の突起を有する突起部と、
を備えることを特徴とする半導体モジュール。 - 前記ヒートスプレッダにはんだを介して接合されるバスバーをさらに備え、
前記突起部は、前記ヒートスプレッダ及び前記バスバー間にさらに設けられることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。 - 前記半導体素子と前記ヒートスプレッダ、及び、前記ヒートスプレッダと前記バスバーは、互いに近接する方向に加圧された状態で前記はんだにより接合されることを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。
- 半導体素子及びヒートスプレッダを有する半導体モジュールの製造方法において、
前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間に複数の突起を形成し、
前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間にはんだを供給し、
前記複数の突起を介在させて、前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダが互いに近接する方向に加圧し、
前記加圧した状態で、前記はんだを加熱することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 前記半導体モジュールは、バスバーをさらに備え、
前記ヒートスプレッダ及び前記ヒートスプレッダ間に前記複数の突起をさらに形成し、
前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間、及び、前記ヒートスプレッダ及び前記バスバー間に前記突起を形成後、前記はんだを前記半導体素子及び前記ヒートスプレッダ間、及び、前記ヒートスプレッダ及び前記ヒートスプレッダ間に供給し、
前記複数の突起を介在させて、前記半導体素子と前記ヒートスプレッダ、及び、前記ヒートスプレッダと前記バスバーを互いに近接する方向に加圧した状態で前記はんだを加熱することを特徴とする請求項4に記載の半導体モジュールの製造方法。
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