JP2015005571A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接合部材を介して基板と半導体素子とを接合してなる半導体装置において、半導体チップに発生する熱応力を緩和しつつ、高温環境下であっても接合性および放熱性を適切に確保する。【解決手段】接合部材30は基板10の一面11と半導体チップ20との間に介在する。半導体チップ20は、駆動時における発熱により当該チップ内にて温度分布を持ち、半導体チップ20のうち温度分布における高温部分を第1の部位23、第1の部位23以外の残部の低温部分を第2の部位24とする。接合部材30は、第1の部位23の直下に位置する第1の接合部材31と、第2の部位24の直下に位置する第2の接合部材32とにより構成され、第1の接合部材31は、第2の接合部材32よりも高融点且つ高熱伝導性であり、第2の接合部材32は、第1の接合部材31よりも低融点且つ低弾性である。【選択図】図1
Description
本発明は、基板上に、接合部材を介して、半導体素子を接合してなる半導体装置に関する。
従来より、この種の半導体装置としては、リードフレーム等の基板と、基板の一面上に搭載された半導体よりなる半導体チップと、基板と半導体チップとの間に介在し、当該両部材を接合する接合部材としてのはんだと、を備えた半導体装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような半導体装置は、たとえば自動車に搭載される電子装置に適用されるが、高電圧での電流制御や高速動作等の観点から、高温環境下(たとえば250℃以上)における使用が求められている。
ところで、半導体チップには、温度サイクル等によって半導体チップと基板との線膨張係数差に起因する熱応力が発生し、この熱応力が大きくなるとダメージを受けるおそれがある。そこで、接合部材には、この熱応力を緩和する弾性を有するものが要望される。
ここで、従来では、接合部材であるはんだとしては、SnAgCu等のPbフリーはんだが用いられている。しかし、このPbフリーはんだは、一般に融点が低く(たとえばSnAgCuはんだの融点は223℃付近)、たとえば250℃の高温環境下では、半導体チップとリードフレームとの接合性および放熱性を確保することは困難である。
このようなはんだによりも高融点の接合部材としては、Ag焼結体が挙げられるが、このAg焼結体は、はんだに比べて弾性率が高く硬い。そのため、半導体チップに発生する上記熱応力も大きなものとなり、半導体チップのダメージが懸念される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、接合部材を介して基板と半導体チップとを接合してなる半導体装置において、半導体チップに発生する熱応力を緩和しつつ、高温環境下であっても接合性および放熱性を適切に確保できるようにすることを目的とする。
本発明者は、半導体チップにおいては、駆動時にチップ内に温度分布が生じ、最高温度となる部分を含む高温部分と、それ以外の低温部分とに区別されることに着目した。
このことから、高温部分にて高融点且つ高放熱の接合部材を配置し、低温部分では低融点且つ低弾性の接合部材を配置することで、1つの半導体チップ内にて接合性、放熱性、応力緩和の各機能を発揮させればよいと考え、本発明を創出するに至った。
すなわち、請求項1に記載の発明では、基板(10)と、基板の一面(11)上に搭載された半導体チップ(20)と、基板の一面と半導体チップとの間に介在し、これら両部材を接合する接合部材(30)と、を備え、
半導体チップは、駆動時における発熱により当該チップ内にて温度分布を持つものであり、半導体チップのうち温度分布において高温となる部分を第1の部位(23)、第1の部位以外の残部であって第1の部位よりも低温となる部分を第2の部位(24)としたとき、
接合部材は、第1の部位の直下に位置する第1の接合部材(31)と、第2の部位の直下に位置し、前記第1の接合部材と連続的に配置された第2の接合部材(32)とにより構成されており、第1の接合部材は、第2の接合部材よりも高融点且つ高熱伝導性を有するものであり、第2の接合部材は、第1の接合部材よりも低融点且つ低弾性を有するものであることを特徴とする。
半導体チップは、駆動時における発熱により当該チップ内にて温度分布を持つものであり、半導体チップのうち温度分布において高温となる部分を第1の部位(23)、第1の部位以外の残部であって第1の部位よりも低温となる部分を第2の部位(24)としたとき、
接合部材は、第1の部位の直下に位置する第1の接合部材(31)と、第2の部位の直下に位置し、前記第1の接合部材と連続的に配置された第2の接合部材(32)とにより構成されており、第1の接合部材は、第2の接合部材よりも高融点且つ高熱伝導性を有するものであり、第2の接合部材は、第1の接合部材よりも低融点且つ低弾性を有するものであることを特徴とする。
それによれば、半導体チップのうち比較的高温となる第1の部位においては、高融点且つ高熱伝導性の第1の接合部材によって、第1の接合部材が溶融せずに接合性および放熱性を確保する。一方、比較的低温となる第2の部位において、低融点且つ低弾性の第2の接合部材によって、上記熱応力を緩和する。
このように本発明によれば、1つの半導体チップ内で接合性、放熱性、応力緩和が確保されるため、半導体チップに発生する熱応力を緩和しつつ、高温環境下であっても接合性および放熱性を適切に確保することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の半導体装置において、基板の一面のうち第1の接合部材と第2の接合部材との境界には、当該一面から接合部材の厚さ方向の途中まで突出し当該境界を規定する突起(13)が設けられていることが好ましい。
それによれば、第1の接合部材と第2の接合部材とが互いの境界を越えてはみ出すのを極力防止することができ、当該境界を規定しやすい。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の半導体装置において、第1の接合部材および第2の接合部材は、ともに金属よりなり、第1の接合部材と第2の接合部材との境界では、これら両接合部材を構成する金属同士の合金よりなる合金部(30a)が形成されていることを特徴とする。
それによれば、両接合部材間の結合が強固になり、当該境界部分の剥離等による隙間の発生が防止されるので、放熱性向上等の点で好ましい。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置について、図1を参照して述べる。この半導体装置は、たとえば自動車などの車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用されるものである。なお、図1において、(a)では半導体チップ20の外郭と接合部材30の外郭とは、ほぼ一致しているが、(b)では、これら両外郭を便宜上ずらして示すことで識別の容易化を図っている。このことは、後述の図3も同様である。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置について、図1を参照して述べる。この半導体装置は、たとえば自動車などの車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用されるものである。なお、図1において、(a)では半導体チップ20の外郭と接合部材30の外郭とは、ほぼ一致しているが、(b)では、これら両外郭を便宜上ずらして示すことで識別の容易化を図っている。このことは、後述の図3も同様である。
本実施形態の半導体装置は、大きくは、基板10と、基板10の一面11上に搭載された半導体チップ20と、基板10の一面11と半導体チップ20との間に介在し、これら両部材10、20を接合する接合部材30と、を備えて構成されている。
本実施形態では、基板10は、Cuや42アロイ等の金属よりなるリードフレームであり、表裏の板面の一方を一面11、他方を他面12とする板状をなす。また、半導体チップ20は、SiCやSi等の半導体よりなるチップであり、半導体プロセスにより形成されたものである。
この半導体チップ20は、表裏の板面の一方を一面21、他方を他面22とする板状をなすもので、他面22を基板10の一面11に対向させて、基板10の一面11上に搭載されている。そして、ここでは、半導体チップ20は、中央部に発熱部20aを有するものとされている。
この発熱部20aは、MOSトランジスタやIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等のパワー素子層よりなるもので、半導体チップ20において駆動時に発熱し最高温度となる部分である。
つまり、この半導体チップ20は、駆動時における発熱により当該チップ内に温度分布を持つものであり、発熱部20aを含むチップの中央部が、当該温度分布において高温となる部分である。ここで、この半導体チップ20の高温部分を第1の部位23、この第1の部位23以外の残部であって第1の部位23よりも低温となる部分を第2の部位24とする。
具体的には、図1に示されるように、半導体チップ20の第1の部位23は、半導体チップ20の中央部に位置する円形状の部分であり、半導体チップ20の第2の部位24は、この第1の部位23の周囲に位置する部分である。つまり、本実施形態における半導体チップ20は、一部が発熱部20aとされたものであり、第1の部位23は発熱部20aを含む部分であり、第2の部位24は発熱部20aを含まない部分である。
接合部材30は、基板10と半導体チップ20とを接合するとともに、半導体チップ20の熱を基板10に伝熱して基板10から放熱する機能を有する。ここで、図1に示される例では、基板10および半導体チップ20と、接合部材30との濡れ性を確保する等の点から、接合部材30が位置する部分において、基板10の一面11および半導体チップ20の他面22にAuめっき40が施されている。
たとえば、基板10の一面11においては、リードフレームを構成するCuの上にNiめっきを施し、その上にAuめっき40を形成する。一方、半導体チップ20の他面22においては、SiC等の半導体の上に、Ti膜、Ni膜を順次形成し、その上にAuめっき40を形成する。なお、接合部材30と、基板10および半導体チップ20との濡れ性等が確保できるならば、このAuめっき40は省略されてもよい。
そして、本実施形態においては、図1に示されるように、接合部材30は、第1の部位23の直下に位置する第1の接合部材31と、第2の部位24の直下に位置し第1の接合部材31と連続的に配置された第2の接合部材32と、により構成されている。
つまり、図1に示されるように、半導体チップ20の第1の部位23と第1の接合部材31とは平面的に一致し、半導体チップ20の第2の部位24と第2の接合部材32とは、平面的に一致している。言い換えれば、半導体チップ20において、第1の接合部材31の直上部分が第1の部位23であり、第2の接合部材32の直上部分が第2の部位24である。
そして、第1の接合部材31は、第2の接合部材32よりも高融点且つ高熱伝導性を有するものとされ、第2の接合部材32は、第1の接合部材31よりも低融点且つ低弾性を有するものとされている。
限定するものではないが、たとえば第1の接合部材31としてはAg焼結体が挙げられ、第2の接合部材32としてはSnAgCu等のPbフリーはんだ等が挙げられる。たとえば、Ag焼結体は、融点が900℃以上、熱伝導率が100W/m・K程度、弾性率が50GPa以上であり、SnAgCuはんだは、融点は220℃程度、熱伝導率が50W/m・K程度、弾性率が30GPa程度である。
また、図1に示されるように、基板10の一面11のうち第1の接合部材31と第2の接合部材32との境界には、当該一面11から接合部材30の厚さ方向の途中まで突出する突起13が設けられている。
ここでは、突起13の配置パターンは、第1の接合部材31の外郭形状に対応した円形状とされている。この突起13は、たとえば基板10としてのリードフレームに対してプレス、切削、エッチング等の加工を施したり、あるいは、リードフレームとは別体の無機材料や有機材料を基板10の一面11上に付加したりすることにより形成される。
そして、この突起13により、第1の接合部材31と第2の接合部材32との境界が規定されている。ここでは、突起13は、突出方向に先窄まりとなった断面V字の形状をなすが、特に限定するものではない。
また、本実施形態では、第1の接合部材31および第2の接合部材32は、ともに金属よりなるものであるが、第1の接合部材31と第2の接合部材32との境界では、これら両接合部材31、32を構成する金属同士の合金よりなる合金部30aが形成されている。
たとえば、第1の接合部材31がAg焼結体であり、第2の接合部材32がSnAgCuはんだである場合、合金部30aは、AgSn合金よりなる。そして、この合金部30aにより、両接合部材31、32は隙間なく連続している。
このような半導体装置は次のようにして製造される。まず、突起13を有する基板10の一面11上に、第1の接合部材31を配置する。たとえば、円形状の突起13の内側にAg焼結体となるAg粒子を配置する。続いて、基板10の一面11上において突起13の外側に、第2の接合部材32を、はんだ塗布等の手法により配置する。
その後、第1の接合部材31および第2の接合部材32の上に、半導体チップ20を搭載し、加熱することにより、Ag粒子の焼結やはんだリフローを行う。これにより、接合部材30を介して基板10と半導体チップ20とが接合される。なお、この加熱により、上記の合金部30aが形成される。こうして、本実施形態の半導体装置ができあがる。
ところで、本実施形態によれば、半導体チップ20のうち比較的高温となる第1の部位23においては、高融点且つ高熱伝導性の第1の接合部材31によって、第1の接合部材31が溶融せずに接合性および放熱性を確保する。一方、比較的低温となる第2の部位24においては、低融点且つ低弾性の第2の接合部材32によって、半導体チップ20と基板10との線膨張係数差に起因する熱応力が緩和される。
このように、本実施形態によれば、1つの半導体チップ20内で接合性、放熱性、応力緩和が確保されるため、半導体チップ20に発生する熱応力を緩和しつつ、従来のはんだでは適応しきれない高温環境下であっても接合性および放熱性を適切に確保することができる。
また、本実施形態によれば、基板10の一面11のうち第1の接合部材31と第2の接合部材32との境界には、当該一面11から接合部材30の厚さ方向の途中まで突出する突起13が設けられている。それによれば、第1の接合部材31と第2の接合部材32とが互いの境界を越えてはみ出すのを極力防止できるため、当該境界を規定しやすい。
また、本実施形態では、第1の接合部材31および第2の接合部材32を、ともに金属よりなるものとし、これら両接合部材31、32の境界では、これら両接合部材31、32を構成する金属同士の合金よりなる合金部30aが形成されている。それによれば、両接合部材31、32間の結合が強固になり、当該境界部分の剥離等による隙間の発生が防止されるので、接合部材30を介した放熱性を確保する点で有利である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態にかかる半導体装置について、図3を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。なお、図3においては、Auめっき40は省略されているが、この場合でも、Auめっき40は必要に応じて、接合部材30が位置する部分において、基板10の一面11および半導体チップ20の他面22に施されていてもよい。
本発明の第2実施形態にかかる半導体装置について、図3を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。なお、図3においては、Auめっき40は省略されているが、この場合でも、Auめっき40は必要に応じて、接合部材30が位置する部分において、基板10の一面11および半導体チップ20の他面22に施されていてもよい。
本実施形態では、半導体チップ20は、一端側に片寄った部分に発熱部20aを有する。これにより、本実施形態の半導体チップ20においては、発熱部20aを含む当該一端側を第1の部位23とし、当該一端に対向する他端側の残部を第2の部位24とする。つまり、本実施形態では、第1の部位23は、半導体チップ20の中央部に位置するものではない。
この場合も、図3に示されるように、半導体チップ20の第1の部位23と第1の接合部材31とが平面的に一致し、半導体チップ20の第2の部位24と第2の接合部材32とが平面的に一致するように、両接合部材31、32が配置されている。そして、突起13も両接合部材31、32の境界に配置されている。
これにより、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様に、1つの半導体チップ20内で接合性、放熱性、応力緩和が確保されるため、半導体チップ20に発生する熱応力を緩和しつつ、高温環境下であっても接合性および放熱性を適切に確保することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態にかかる半導体装置について述べる。第2の接合部材32については、上記したはんだ等の金属ではなく、エポキシ樹脂等の有機材料より構成するようにしてもよい。
本発明の第3実施形態にかかる半導体装置について述べる。第2の接合部材32については、上記したはんだ等の金属ではなく、エポキシ樹脂等の有機材料より構成するようにしてもよい。
この場合、たとえば、第1の接合部材31であるAg焼結体で半導体チップ20を接合した後、いわゆるアンダーフィル樹脂の如く、半導体チップ20と基板10との間に第2の接合部材32であるエポキシ樹脂を充填してやればよい。
(他の実施形態)
なお、第1の接合部材31と第2の接合部材32とが互いの境界を越えて多少はみ出すことが許容される場合等には、突起13は省略された構成であってもよい。
なお、第1の接合部材31と第2の接合部材32とが互いの境界を越えて多少はみ出すことが許容される場合等には、突起13は省略された構成であってもよい。
また、第1の接合部材31が、第2の接合部材32よりも高融点且つ高熱伝導性を有するものであり、第2の接合部材32が、第1の接合部材31よりも低融点且つ低弾性を有するものであるならば、これら両接合部材31、32としては上記具体例以外にも、種々のものが適用できる。
また、半導体チップ20において第1の部位23は、半導体チップ20の駆動時の温度分布において高温となる部分であり、第2の部位24は第1の部位23以外の低温の残部であればよく、これら第1の部位23と第2の部位24との位置関係は、上記各実施形態に限定されるものではない。
また、基板10は上記したリードフレーム以外にも、セラミック基板やプリント基板等であってもよい。この場合、突起13は、たとえば半導体チップ20が接合される導体ランドの一部を、めっき、スパッタ、蒸着、エッチング等により加工することで形成されたものにできる。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能であり、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 基板
11 基板の一面
13 突起
20 半導体チップ
23 半導体チップの第1の部位
24 半導体チップの第2の部位
30 接合部材
31 接合部材における第1の接合部材
32 接合部材における第2の接合部材
11 基板の一面
13 突起
20 半導体チップ
23 半導体チップの第1の部位
24 半導体チップの第2の部位
30 接合部材
31 接合部材における第1の接合部材
32 接合部材における第2の接合部材
Claims (3)
- 基板(10)と、
前記基板の一面(11)上に搭載された半導体チップ(20)と、
前記基板の一面と前記半導体チップとの間に介在し、これら両部材を接合する接合部材(30)と、を備え、
前記半導体チップは、駆動時における発熱により当該チップ内にて温度分布を持つものであり、
前記半導体チップのうち前記温度分布において高温となる部分を第1の部位(23)、前記第1の部位以外の残部であって前記第1の部位よりも低温となる部分を第2の部位(24)としたとき、
前記接合部材は、前記第1の部位の直下に位置する第1の接合部材(31)と、前記第2の部位の直下に位置し、前記第1の接合部材と連続的に配置された第2の接合部材(32)とにより構成されており、
前記第1の接合部材は、前記第2の接合部材よりも高融点且つ高熱伝導性を有するものであり、前記第2の接合部材は、前記第1の接合部材よりも低融点且つ低弾性を有するものであることを特徴とする半導体装置。 - 前記基板の一面のうち前記第1の接合部材と前記第2の接合部材との境界には、当該一面から前記接合部材の厚さ方向の途中まで突出し当該境界を規定する突起(13)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1の接合部材および前記第2の接合部材は、ともに金属よりなり、前記第1の接合部材と前記第2の接合部材との境界では、これら両接合部材を構成する金属同士の合金よりなる合金部(30a)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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- 2013-06-19 JP JP2013128780A patent/JP2015005571A/ja active Pending
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