JP6919392B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、双方向スイッチの回路構造を有する半導体モジュールに関する。
双方向スイッチが知られている。双方向スイッチは、トランジスタ素子とダイオード素子とが直列に接続された二つの経路が、互いに反転させた向きで並列に接続された構造を有する。このような双方向スイッチは、例えば電力系の回路に用いることができる。一例として、特許文献1には、双方向スイッチを用いた電力変換装置が開示されている。
特開2013−150425号公報
電力系の回路では、比較的に大きな電流が流れることから、回路を構成する半導体素子の発熱量も比較的に大きい。そのことから、両面冷却型の半導体モジュールに半導体素子を実装することで、半導体素子の過熱を防止することが行われている。ここでいう両面冷却型の半導体モジュールとは、半導体素子の両側にヒートシンクを有する半導体モジュールを意味する。双方向スイッチについても同様に、トランジスタ素子やダイオード素子を、両面冷却型の半導体モジュールに実装することが考えられる。しかしながら、双方向スイッチの回路構造は比較的に複雑であり、そのような回路構造を簡素に実現した半導体モジュールは未だ開発されていない。従って、本明細書は、双方向スイッチの回路構造を有する両面冷却型の半導体モジュールを簡素に実現し得る技術を提供する。
本明細書が開示する半導体モジュールは、双方向スイッチの回路構造を有する半導体モジュールである。この半導体モジュールは、各々が外部への接続端子を有する第1下側ヒートシンク及び第2下側ヒートシンクと、第1下側ヒートシンクに対向する第1上側ヒートシンク及び第2下側ヒートシンクに対向する第2上側ヒートシンクとを備える。また、本明細書が開示する半導体モジュールは、第1トランジスタ素子及び第1ダイオード素子と、第2トランジスタ素子及び第2ダイオード素子とをさらに備える。
第1下側ヒートシンクと第1上側ヒートシンクとの間には、第1トランジスタ素子及び第1ダイオード素子とが重畳的に配置され、第2下側ヒートシンクと第2上側ヒートシンクとの間には、第2トランジスタ素子及び第2ダイオード素子とが重畳的に配置される。ここで、第2トランジスタ素子及び第2ダイオード素子は、それぞれ第1トランジスタ素子及び第1ダイオード素子と同じ向きで配置されている。第1下側ヒートシンクと第2上側ヒートシンクとは、それらの少なくとも一方に設けられた継ぎ手を介して、互いに電気的に接続されている。第2下側ヒートシンクと第1上側ヒートシンクとは、それらの少なくとも一方に設けられた継ぎ手を介して、互いに電気的に接続されている。
上記した半導体モジュールでは、対を成す第1下側ヒートシンクと第1上側ヒートシンクとの間に、第1トランジスタ素子と第1ダイオード素子とが重畳的に(即ち、重ね合わせて)配置されている。同様に、対を成す第2下側ヒートシンクと第2上側ヒートシンクとの間に、第2トランジスタ素子と第2ダイオード素子とが重畳的に配置されている。これにより、半導体モジュールの内部における配線を簡略化しつつ、トランジスタ素子とダイオード素子とが直列に接続された経路が、二つ形成されている。そして、第1上側ヒートシンクが、第2下側ヒートシンクに電気的に接続されているとともに、第2上側ヒートシンクが、第1下側ヒートシンクに電気的に接続されている。これにより、トランジスタ素子とダイオード素子とが直列に接続された二つの経路が、互いに反転させた向きで並列に接続されている。即ち、双方向スイッチの回路構造が形成されている。このように、一対のヒートシンクの間に二つの素子を重ねて実装することで、双方向スイッチの回路構造を有する両面冷却型の半導体モジュールを簡素に実現することができる。
実施例1の半導体モジュール10を示す平面図である。 半導体モジュール10の平面図であるが、半導体モジュール10の構造を示すために、モールド樹脂50についてはその輪郭のみを示す。 図1の半導体モジュール10をIII−III線で切断したときの断面図を示す。モールド樹脂50についてはその輪郭のみが示されている。 図1の半導体モジュール10をIV−IV線で切断したときの断面図を示す。モールド樹脂50についてはその輪郭のみが示されている。 半導体モジュール10の電子回路図を示す。 半導体モジュール10の製造工程の第1工程である、下側ヒートシンク18、38等を有するリードフレーム72を用意する工程を図示する。 半導体モジュール10の製造工程の第2工程である、下側ヒートシンク18、38の上面18a、38aに半導体素子等を重畳的に配置する工程を図示する。 半導体モジュール10の製造工程の第3工程である、トランジスタ素子12、32から信号端子群24、44に亘ってボンディングワイヤ28、48を接続する工程を図示する。 半導体モジュール10の製造工程の第4工程である、第2工程で積層した半導体素子等の最上面に上側ヒートシンク20、40を接続し、上側ヒートシンク20、40に設けられている継ぎ手26、46を下側ヒートシンク18、38に接続する工程を図示する。 半導体モジュール10の製造工程の第5工程である、ヒートシンク18、20、38、40、半導体素子12、14、32、34、ボンディングワイヤ28、48などを封止する、モールド工程を図示する。 半導体モジュール10の製造工程の第6工程である、リードフレーム72の不要部を切除する工程を図示する。 実施例2の半導体モジュール100を図3と同様な態様で切断したときの断面図を示す。 実施例2の半導体モジュール100の電子回路図を示す。
(実施例1)図面を参照して、実施例1の半導体モジュール10を説明する。以下に説明するように、本実施例の半導体モジュール10は、双方向スイッチの回路構造を有する。図1〜4に示すように、半導体モジュール10は、第1下側ヒートシンク18及び第2下側ヒートシンク38と、第1下側ヒートシンク18に対向する第1上側ヒートシンク20及び第2下側ヒートシンク38に対向する第2上側ヒートシンク40とを備える。また、半導体モジュール10は、第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14と、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34とを備える。これらトランジスタ素子12、32及びダイオード素子14、34は、モールド樹脂50内に封止されている。モールド樹脂50を構成する材料は、例えばエポキシ樹脂といった熱硬化性の樹脂材料であってもよい。なお、図2〜4では、半導体モジュール10の内部構造を示すため、便宜的に、モールド樹脂50についてはその輪郭のみを示す。
第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14は、第1下側ヒートシンク18と第1上側ヒートシンク20との間に重畳的に配置されている。第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14との間には、導体スペーサ16が設けられている。導体スペーサ16は、必ずしも必要とされないが、後述するボンディングワイヤ28のためのスペースを形成している。本実施例では、第1トランジスタ素子12に対して第1ダイオード素子14が上方に位置しているが、第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14との位置関係は逆でもよい。この場合、導体スペーサ16は、第1トランジスタ素子12と第1上側ヒートシンク20との間に位置するとよい。
第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34は、第2下側ヒートシンク38と第2上側ヒートシンク40との間に重畳的に配置されている。ここで、第2トランジスタ素子32の上下方向の向き(言い換えると、表裏の向き)は、第1トランジスタ素子12の上下方向の向きと同じであり、第2ダイオード素子34の上下方向の向きについても、第1ダイオード素子14の上下方向の向きと同じである。第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34との間には、導体スペーサ36が設けられている。導体スペーサ36は、必ずしも必要とされないが、後述するボンディングワイヤ48のためのスペースを形成している。第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34との位置関係についても入れ替えが可能であり、それに応じて導体スペーサ36の位置も変更することができる。
トランジスタ素子12、32は、具体的な種類や構造は特に限定されないが、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。また、トランジスタ素子12、32と、ダイオード素子14、34とに用いられる半導体材料についても特に限定されず、例えばシリコン(Si)、炭化シリコン(SiC)、又は、窒化ガリウム(GaN)といった窒化物半導体であってよい。トランジスタ素子12、32は、それらの上面に設けられたエミッタ電極12a、32a(あるいはソース電極)と、それらの下面に設けられたコレクタ電極12b、32b(あるいはドレイン電極)とを備えている。ダイオード素子14、34は、それらの上面に設けられたカソード電極14a、34aと、それらの下面に設けられたアノード電極14b、34bとを備えている。トランジスタ素子12、32及びダイオード素子14、34の電極を構成する材料には、特に限定されないが例えばアルミニウム系又はその他の金属を採用することができる。また、トランジスタ素子12、32は、ボンディングワイヤ28、48を介して信号端子群24、44に接続されている。信号端子群24、44のそれぞれは、導電性を有しており、例えば銅といった金属材料で構成されている。信号端子群24、44は、モールド樹脂50から突出しているとともに、モールド樹脂50内でトランジスタ素子12、32と電気的に接続されている。
導体スペーサ16、36は、例えば銅又はその他の金属といった、導電性を有し、かつ熱伝導性に優れた材料を用いて構成されることができる。一方の導体スペーサ16は、概して板形状あるいはブロック形状の部材であり、上面16aと、上面16aとは反対側に位置する下面16bとを有する。導体スペーサ16の下面16bは、第1トランジスタ素子12のエミッタ電極12aにはんだ54を介して接合されている。また導体スペーサ16の上面16aは、第1ダイオード素子14のアノード電極14bにはんだ56を介して接合されている。これにより、導体スペーサ16は第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14と電気的及び熱的に接続されている。他方の導体スペーサ36もまた、概して板形状あるいはブロック形状の部材であり、上面36aと、上面36aとは反対側に位置する下面36bとを有する。導体スペーサ36の下面36bは、第2トランジスタ素子32のエミッタ電極32aにはんだ64を介して接合されている。また導体スペーサ36の上面36aは、第2ダイオード素子34のアノード電極34bにはんだ66を介して接合されている。これにより、導体スペーサ36は第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34と電気的及び熱的に接続されている。
下側ヒートシンク18、38は、導電性を有し、かつ、熱伝導性に優れた材料を用いて構成されている。このような材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金又はその他の金属が挙げられる。第1下側ヒートシンク18は、概して直方体形状の部材であり、上面18aとその上面18aとは反対側に位置する下面18bとを有する。第2下側ヒートシンク38もまた、概して直方体形状の部材であり、上面38aとその上面38aとは反対側に位置する下面38bとを有する。第1下側ヒートシンク18の上面18aは、第1トランジスタ素子12のコレクタ電極12bとはんだ52を介して接合されている。第2下側ヒートシンク38の上面38aは、第2トランジスタ素子32のコレクタ電極32bとはんだ62を介して接合されている。これにより下側ヒートシンク18、38は、トランジスタ素子12、32のコレクタ電極12b、32bと電気的に接続されている。また、下側ヒートシンク18、38の下面18b、38bの一部は、モールド樹脂50の外部に露出している。下側ヒートシンク18、38は、第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34と熱的にも接続されており、第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34で発生した熱を外部に放出する放熱板としても機能する。
第1下側ヒートシンク18は第1接続端子22を有し、第2下側ヒートシンク38は第1接続端子42を有する。これらの接続端子22、42は、外部への接続端子である。接続端子22、42は、モールド樹脂50から突出するように、各々の下側ヒートシンク18、38から延びている。接続端子22、42は、導電性を有しており、例えば銅といった金属材料で構成されている。本実施例における接続端子22、42は、下側ヒートシンク18、38に一体に形成されているが、他の実施形態として、接続端子22、42は、下側ヒートシンク18、38と別部材で形成され、下側ヒートシンク18、38に例えばはんだ接合されていてもよい。
下側ヒートシンク18、38と同様に、上側ヒートシンク20、40もまた、導電性を有し、かつ、熱伝導性に優れた材料を用いて構成されている。このような材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金又はその他の金属が挙げられる。第1上側ヒートシンク20は、概して直方体形状の部材であり、上面20aとその上面20aとは反対側に位置する下面20bとを有する。第2上側ヒートシンク40もまた、概して直方体形状の部材であり、上面40aとその上面40aとは反対側に位置する下面40bとを有する。第1上側ヒートシンク20の下面20bは、ダイオード素子14のカソード電極14aとはんだ58を介して接合されている。第2上側ヒートシンク40の下面40bは、第2ダイオード素子34のカソード電極34aとはんだ68を介して接合されている。これにより上側ヒートシンク20、40は、ダイオード素子14、34のカソード電極14a、34aと電気的に接続されている。また、上側ヒートシンク20、40の上面20a、40aの一部は、モールド樹脂50の外部に露出している。上側ヒートシンク20、40は、それぞれ第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34と熱的にも接続されており、第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34で発生した熱を外部に放出する放熱板としても機能する。即ち、本実施例の半導体モジュール10は、モールド樹脂50の両面に放熱板がそれぞれ露出する両面冷却構造を有する。
また、上側ヒートシンク20、40には、それぞれ継ぎ手26、46が設けられている。第1上側ヒートシンク20の継ぎ手26は、はんだ60を介して第2下側ヒートシンク38の端部38cに接合されている。即ち、第1上側ヒートシンク20と第2下側ヒートシンク38は電気的に接続されている。また第2上側ヒートシンク40の継ぎ手46は、はんだ70を介して第1下側ヒートシンク18の端部18cに接合されている。即ち、第2上側ヒートシンク40と第1下側ヒートシンク18は電気的に接続されている。本実施例において、上側ヒートシンク20、40に継ぎ手26、46が設けられているが、例えば、下側ヒートシンク18、38に継ぎ手26、46の一部又は全部が設けられていてもよい。これらの継ぎ手26、46は、半導体モジュール10を平面視したときに、第1上側ヒートシンク20と第2上側ヒートシンク40との間に位置する(図2参照)。
上述した構成により、図5に示すように、半導体モジュール10は双方向スイッチの回路構造を有する。即ち、第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14とが直列に接続された一方の経路と、第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34とが直列に接続された他方経路とが、互いに反転させた向きで並列に接続された構造を有する。これにより、第1接続端子22が第2接続端子42よりも高電位であるときは、第1トランジスタ素子12によってスイッチング(通電/遮断の切り替え)を行うことができ、第2接続端子42が第1接続端子22よりも高電位であるときは、第2トランジスタ素子32によってスイッチングを行うことができる。
上述したように、実施例1の半導体モジュール10では、対を成す第1下側ヒートシンク18と第1上側ヒートシンク20との間に、第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14とが重畳的に(即ち、重ね合わせて)配置されている。同様に、対を成す第2下側ヒートシンク38と第2上側ヒートシンク40との間に、第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34とが重畳的に配置されている。これにより、半導体モジュール10の内部における配線を簡略化しつつ、トランジスタ素子12、32とダイオード素子14、34とが直列に接続された経路が、二つ形成されている。そして、第1上側ヒートシンク20が、第2下側ヒートシンク38に電気的に接続されているとともに、第2上側ヒートシンク40が、第1下側ヒートシンク18に電気的に接続されている。これにより、トランジスタ素子12、32とダイオード素子14、34とが直列に接続された二つの経路が、互いに反転させた向きで並列に接続されている。即ち、双方向スイッチの回路構造が形成されている。このように、一対のヒートシンクの間に二つの素子を重ねて実装することで、双方向スイッチの回路構造を有する両面冷却型の半導体モジュール10を簡素に実現することができる。
図6〜11を参照して、半導体モジュール10の製造方法について説明する。まず第1工程として図6に示すように、接続端子22、42を有する下側ヒートシンク18、38と信号端子群24、44を有するリードフレーム72を用意する。リードフレーム72は、導電性を有する材料で構成されており、例えば下側ヒートシンク18、38の部分(この場合、接続端子22、42を除く)は1〜5mm程度であり、その他の部分は0.2〜1.0mm程度の厚みであるとよい。
第2工程では、図7に示すように、下側ヒートシンク18、38の上面18a、38aに半導体素子等を重畳的に配置させる。この積層工程は、図3を参照して説明する。第1工程で用意されたリードフレーム72の第1下側ヒートシンク18の上面18aに、第1トランジスタ素子12、導体スペーサ16及び第1ダイオード素子14をこの順に重ねて配置する。第1下側ヒートシンク18の上面18aと第1トランジスタ素子12のコレクタ電極12bとの間、第1トランジスタ素子12のエミッタ電極12aと導体スペーサ16の下面16bとの間、導体スペーサ16の上面16aと第1ダイオード素子14のアノード電極14bとの間は、それぞれはんだを溶融してはんだ付けする(順に、はんだ52、54、56に対応する)。ここで用いられるはんだ材料は、低融点接合材を用いて構成されている。例えば、スズ銀合金(SnAg)、スズ銅ニッケル合金(SnCuNi)などが挙げられる。同様にして、第2下側ヒートシンク38の上面38aに、第2トランジスタ素子32、導体スペーサ36及び第2ダイオード素子34をこの順に重ねて配置し、それらの間をはんだ付けする。
第3工程では、図8に示すように、第2工程で積層したトランジスタ素子12、32からリードフレーム72の信号端子群24、44に亘って、ボンディングワイヤ28、48をそれぞれ接続する。ボンディングワイヤ28、48は、例えば直径50〜500μmの寸法のアルミニウム製又は銅製のワイヤなどを用いればよい。またボンディングワイヤ28、48の接合方法には、例えば超音波接合などで採用することができる。
第4工程では、図9に示すように、第2工程で積層した半導体素子等の最上面(本実施例では、ダイオード素子14、34のカソード電極14a、34a)に上側ヒートシンク20、40をそれぞれ接続し、上側ヒートシンク20、40に設けられている継ぎ手26、46を下側ヒートシンク18、38に接続する。図3からわかるように、第1ダイオード素子14のカソード電極14aと第1上側ヒートシンク20の下面20bとの間、第2ダイオード素子34のカソード電極14aと第2上側ヒートシンク40の下面40bとの間は、それぞれはんだを溶融してはんだ付けする(順に、はんだ58、68に対応する)。また、第1上側ヒートシンク20の継ぎ手26と第2下側ヒートシンク38の端部38cとの間、第2上側ヒートシンク40の継ぎ手46と第1下側ヒートシンク18の端部18cとの間は、それぞれはんだを溶融してはんだ付けする(順に、はんだ60、70に対応する)。
第5工程では、図10で示すように、ヒートシンク18、20、38、40、半導体素子12、14、32、34、ボンディングワイヤ28、48などを例えばエポキシ樹脂等のモールド樹脂50で封止する。上述したが、このとき下側ヒートシンク18、38の下面18b、38b、上側ヒートシンク20、40の上面20a、40aは一部露出している。接続端子22、42、及び、信号端子群24の一部、信号端子群44の一部もまた同様にモールド樹脂50から突出して露出している。例えば、封止後に、これら各部分の表面が露出していない場合は、切削加工などでモールド樹脂50を削り落として、各表面を露出させればよい。
第6工程では、図11で示すように、リードフレーム72の不要部を切除する。これにより、各接続端子22、42及び信号端子群24、44は電気的に独立し、半導体モジュール10は電気的に機能する状態になる。
(実施例2)図12、13を参照して、実施例2の半導体モジュール100を説明する。図12は、実施例2の半導体モジュール100を図3と同様な形式で切断したときの断面図を示す。図12に示すように、半導体モジュール100は、実施例1の半導体モジュール10と同様に、第1下側ヒートシンク18及び第2下側ヒートシンク38と、第1下側ヒートシンク18に対向する第1上側ヒートシンク20及び第2下側ヒートシンク38に対向する第2上側ヒートシンク40とを備える。第1下側ヒートシンク18と第1上側ヒートシンク20との間には、第1トランジスタ素子12、第1ダイオード素子14及び導体スペーサ16が重畳的に配置されている。第2下側ヒートシンク38と第2上側ヒートシンク40との間には、第2トランジスタ素子32、第2ダイオード素子34及び導体スペーサ36が重畳的に配置されている。
実施例1と比較して、本実施例の半導体モジュール100では、トランジスタ素子12、32とダイオード素子14、34との位置関係が変更されている。即ち、本実施例では、第1ダイオード素子14に対して第1トランジスタ素子12が上方に位置しており、第1トランジスタ素子12と第1上側ヒートシンク20との間に導体スペーサ16が配置されている。同様に、第2ダイオード素子34に対して第2トランジスタ素子32が上方に位置しており、第2トランジスタ素子32と第2上側ヒートシンク40との間に導体スペーサ36が配置されている。但し、第2トランジスタ素子32及び第2ダイオード素子34は、それぞれ第1トランジスタ素子12及び第1ダイオード素子14と同じ向きで配置されており、この点では実施例1の半導体モジュール10と一致する。なお、半導体モジュール100の各構成部品については、実施例1と同様の構成を採用することができるため、ここでは重複する説明を省略する。
図13に示すように、本実施例の半導体モジュール100も双方向スイッチの回路構造を有する。即ち、第1トランジスタ素子12と第1ダイオード素子14とが直列に接続された一方の経路と、第2トランジスタ素子32と第2ダイオード素子34とが直列に接続された他方経路とが、互いに反転させた向きで並列に接続された構造を有する。これにより、第1接続端子22が第2接続端子42よりも高電位であるときは、第1トランジスタ素子12によってスイッチング(通電/遮断の切り替え)を行うことができ、第2接続端子42が第1接続端子22よりも高電位であるときは、第2トランジスタ素子32によってスイッチングを行うことができる。
上述したように、実施例2の半導体モジュール100では、対を成す第1下側ヒートシンク18と第1上側ヒートシンク20との間に、第1ダイオード素子14と第1トランジスタ素子12とが重畳的に(即ち、重ね合わせて)配置されている。同様に、対を成す第2下側ヒートシンク38と第2上側ヒートシンク40との間に、第2ダイオード素子34と第2トランジスタ素子32とが重畳的に配置されている。これにより、半導体モジュール100の内部における配線を簡略化しつつ、トランジスタ素子12、32とダイオード素子14、34とが直列に接続された経路が、二つ形成されている。そして、第1上側ヒートシンク20が、第2下側ヒートシンク38に電気的に接続されているとともに、第2上側ヒートシンク40が、第1下側ヒートシンク18に電気的に接続されている。これにより、トランジスタ素子12、32とダイオード素子14、34とが直列に接続された二つの経路が、互いに反転させた向きで並列に接続されている。即ち、双方向スイッチの回路構造が形成されている。このように、一対のヒートシンクの間に二つの素子を重ねて実装することで、双方向スイッチの回路構造を有する両面冷却型の半導体モジュール100を簡素に実現することができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
10、100:半導体モジュール
12:第1トランジスタ素子
12a:第1トランジスタ素子のエミッタ電極
12b:第1トランジスタ素子のコレクタ電極
14:第1ダイオード素子
14a:第1ダイオード素子のカソード電極
14b:第1ダイオード素子のアノード電極
16、36:導体スペーサ
16a、36a:導体スペーサの上面
16b、36b:導体スペーサの下面
18:第1下側ヒートシンク
18a:第1下側ヒートシンクの上面
18b:第1下側ヒートシンクの下面
18c:第1下側ヒートシンクの端部
20:第1上側ヒートシンク
20a:第1上側ヒートシンクの上面
20b:第1上側ヒートシンクの下面
22、42:接続端子
24、44:信号端子群
26、46:継ぎ手
28、48:ボンディングワイヤ
32:第2トランジスタ素子
32a:第2トランジスタ素子のエミッタ電極
32b:第2トランジスタ素子のコレクタ電極
34:第2ダイオード素子
34a:第2ダイオード素子のカソード電極
34b:第2ダイオード素子のアノード電極
38:第2下側ヒートシンク
38a:第2下側ヒートシンクの上面
38b:第2下側ヒートシンクの下面
38c:第2下側ヒートシンクの端部
40:第2上側ヒートシンク
40a:第2上側ヒートシンクの上面
40b:第2上側ヒートシンクの下面
50:モールド樹脂
52、54、56、58、60、62、64、66、68、70:はんだ
72:リードフレーム

Claims (1)

  1. 双方向スイッチの回路構造を有する半導体モジュールであって、
    各々が外部への接続端子を有する第1下側ヒートシンク及び第2下側ヒートシンクと、
    前記第1下側ヒートシンクに対向する第1上側ヒートシンク及び前記第2下側ヒートシンクに対向する第2上側ヒートシンクと、
    前記第1下側ヒートシンクと前記第1上側ヒートシンクとの間に重畳的に配置された第1トランジスタ素子及び第1ダイオード素子と、
    前記第2下側ヒートシンクと前記第2上側ヒートシンクとの間に重畳的に配置されているとともに、前記第1トランジスタ素子及び前記第1ダイオード素子とそれぞれ同じ向きで配置された第2トランジスタ素子及び第2ダイオード素子と、
    を備え、
    前記第1下側ヒートシンクと前記第2上側ヒートシンクとは、それらの少なくとも一方に設けられた継ぎ手を介して、互いに電気的に接続されており、
    前記第2下側ヒートシンクと前記第1上側ヒートシンクとは、それらの少なくとも一方に設けられた継ぎ手を介して、互いに電気的に接続されている、
    半導体モジュール。
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