JP2013051300A - 半導体モジュール - Google Patents

半導体モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2013051300A
JP2013051300A JP2011188184A JP2011188184A JP2013051300A JP 2013051300 A JP2013051300 A JP 2013051300A JP 2011188184 A JP2011188184 A JP 2011188184A JP 2011188184 A JP2011188184 A JP 2011188184A JP 2013051300 A JP2013051300 A JP 2013051300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead frame
circuit pattern
semiconductor chip
lead
semiconductor module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011188184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5682511B2 (ja
Inventor
Tatsuya Itabashi
竜也 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2011188184A priority Critical patent/JP5682511B2/ja
Publication of JP2013051300A publication Critical patent/JP2013051300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5682511B2 publication Critical patent/JP5682511B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/2612Auxiliary members for layer connectors, e.g. spacers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

Landscapes

  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】低コストで信頼性の高いIPMを得る。
【解決手段】リードフレーム53が接合される回路パターン33(第2の回路パターン)は、リードフレーム53と比べて小さい。このため、リードフレーム53は、小さな回路パターン33が存在する箇所によってのみ局所的にはんだ層40によって部分的に接合される。リードフレーム53は回路パターン33が存在する狭い領域においてのみ固定されており、この狭い領域における平坦度を高くすることができる。逆に、この狭い領域以外においてははんだ層40は形成されていないため、リードフレーム53は長く、その面積は必ずしも小さくないにも関わらず、はんだ層40中のボイド等に起因する平坦性の劣化は少なくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体チップをリードフレーム上に搭載した構成をモールド層中に封止した構成を具備するモジュールの構造に関する。
半導体チップが使用される際には、リードフレーム上に半導体チップが搭載された構造が、絶縁性の高い樹脂材料で構成されたモールド層中に封止された構成の半導体モジュールとされる場合が多い。こうした半導体モジュールにおいては、例えば単純なスイッチング動作だけでなく、安全性等が考慮されたより複雑な動作をするIPM(Intelligent Power Module)とされる場合も多い。IPMにおいては、スイッチング素子(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)が構成された半導体チップと、このスイッチング素子を制御するための制御用の半導体チップとが同時に用いられ、これらが同じモールド層中に設けられる。
この場合には、リードフレームとこれらの半導体チップを用いてIPM中の電気回路が構成され、リードフレームはこれらの半導体チップの支持基板となるだけでなく、この電気回路における配線も構成する。このため、この半導体モジュールの構成においては、パターニングされたリードフレームが絶縁性の基板上に形成され、このリードフレームの一部に各半導体チップが搭載される。また、リードフレームの一部はモールド層から突出るように構成され、この突出した部分は、この半導体モジュールにおける入出力端子(リード)とされる。リードフレームは配線の一部となるため、伝導度の高い銅や銅合金で構成される。また、特にスイッチング素子が構成された半導体チップには大電流が流され、その発熱量が大きいために、この放熱特性が高いことも要求される。こうした構成の半導体モジュールの構成については、例えば特許文献1、2に記載されている。
特許文献1に記載された半導体モジュールにおいては、放熱板の上に絶縁層が設けられた基板(絶縁基板)の上に、金属で構成された回路パターンが形成され、半導体チップが搭載されたリードフレームがこの回路パターンの上に接合される。この構造全体はモールド層中に設けられ、リードフレームの一部はモールド層から突出してリードとされる。また、放熱板の裏面がモールド層から露出する形態とされ、この裏面から半導体チップの放熱を高効率で行うことができる。また、リードフレームと半導体チップはそれぞれ複数設けられる。放熱板は導電性であるが、回路パターンは絶縁層によって放熱板と絶縁されるため、絶縁基板上で所望の配線パターンを構成することができる。
この構成においては、半導体チップの裏面(接合される側の面)に電極が形成され、この電極とリードフレームとの間の接合をはんだを用いて行うことにより、この電極とリードフレームとの間の電気的接続を容易にとることができる。また、半導体チップの表面に設けられた電極とその他の部分(他の半導体チップの表面に設けられた電極や他のリードフレーム等)との間の電気的接続は、ボンディングワイヤを接続することによって行うことができる。この半導体モジュールにおいては、回路パターン、リードフレーム、ボンディングワイヤが内部の配線として用いられる。これらのパターンを適宜設定することによって、複数の半導体チップを用いた電気回路を構成することができる。
特許文献2には、上記と同様の構成において、複数の半導体チップの一部(制御用半導体チップ)は直接リードフレーム上に搭載されず、この半導体チップを搭載するプリント基板がリードフレームに搭載された構造の半導体モジュールが記載されている。この構成においては、プリント基板を用いることにより、回路構成の自由度が高くなる。一方、プリント基板上に搭載された半導体チップからの放熱効率は低くなるものの、制御用半導体チップの発熱はスイッチング用半導体チップの発熱と比べて無視できるため、実質的な問題はない。
こうした技術を用いて、信頼性が高いIPMを得ることができる。
特開平9−129822号公報 特開平11−233712号公報
特許文献2に記載の技術においては、プリント基板を用いて複雑な配線パターンを実現することができるものの、リードフレームと別途にプリント基板を準備することが必要となるために、高コストとなる。このため、特許文献1に記載の構成において、同様の回路構成を絶縁基板上において実現することが、より好ましい。すなわち、絶縁基板上の回路パターンとこれに接合されたリードフレームを配線として用いる構成がより好ましい。
この場合、半導体モジュール内の複雑な配線を実現するためには、リードフレームとして、(1)半導体チップ(スイッチング用、制御用)を搭載するために用いられ、かつ配線としても機能するリードフレーム、(2)半導体チップが搭載されず、配線としてのみ用いられるリードフレーム、の2種類のリードフレームを絶縁基板(回路パターン)上に設けることが必要となる。
このうち、(2)配線としてのみ用いられるリードフレームに対する電気的接続は、一般にはボンディングワイヤを用いて行われる。このため、この半導体モジュールの信頼性を高くするためには、ボンディングワイヤとリードフレームとの間の接続の信頼性を高くすることが要求される。このためには、このリードフレーム表面の平坦性が高いことが要求される。
ところが、半導体チップを搭載するリードフレーム(1)においては、半導体チップが接合されることによってこの平坦性が確保されるのに対し、半導体チップが搭載されないリードフレーム(2)においては、この平坦性は必ずしも良好とはならない。この平坦性には、直下のはんだ層に発生したボイド等が大きく影響を与え、特にリードフレームの面積が広いほど、平坦性を良好とすることは困難である。一方、前記の通り、リードフレームの一部をモールド層から突出させてリードとして用いる場合には、必然的にリードフレームの面積は広くなる。この場合、このリードフレーム(2)に対する接合の信頼性を高くすることは困難であった。
このため、低コストで信頼性の高いIPMを得ることは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の半導体モジュールは、モールド層中において、少なくともその一部が半導体チップを搭載する複数のリードフレームが、絶縁基板上に形成された複数の回路パターンに、接合材によって接合された構成を具備する半導体モジュールであって、前記複数のリードフレームには、前記半導体チップを搭載する第1のリードフレームと、前記半導体チップを搭載せず、ボンディングワイヤが接続される第2のリードフレームと、が含まれ、前記複数の回路パターンには、前記第1のリードフレームと接合される第1の回路パターンと、前記第2のリードフレームと接合される第2の回路パターンと、が含まれ、前記第2のリードフレームにおける前記ボンディングワイヤが接続された領域の直下においては前記接合材及び前記第2の回路パターンが形成され、前記領域の周囲においては前記第2のリードフレームと前記絶縁基板との間に前記接合材及び前記第2の回路パターンが形成されていないように、前記第2のリードフレーム直下の前記絶縁基板上に局所的に前記第2の回路パターンが形成されたことを特徴とする。
本発明の半導体モジュールにおいて、前記半導体チップにはスイッチング素子が形成されたことを特徴とする。
本発明の半導体モジュールは、2つの前記第1のリードフレームを具備し、一方の前記第1のリードフレームには前記スイッチング素子が形成された半導体チップが搭載され、他方の前記第1のリードフレームには、前記スイッチング素子が形成された半導体チップを制御する制御用の半導体チップが搭載されたことを特徴とする。
本発明の半導体モジュールにおいて、前記第2のリードフレームは、前記2つの前記第1のリードフレームの間に設置されたことを特徴とする。
本発明の半導体モジュールにおいて、前記第1のリードフレーム、前記第2のリードフレームの一端は、それぞれ前記モールド層から突出するように延伸して形成されたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、低コストで信頼性の高いIPMを得ることができる。
本発明の実施の形態に係る半導体モジュールの上面図(上面からの透視図)である。 本発明の実施の形態に係る半導体モジュールのA−A方向の断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体モジュールのB−B方向の断面図である。
以下、本発明の実施の形態となる半導体モジュールについて説明する。この半導体モジュールにおいては、スイッチング素子が形成された半導体チップ(スイッチング用半導体チップ)と、このスイッチング素子の制御を行う制御用の半導体チップ(制御用半導体チップ)とが、それぞれ別のリードフレーム上に搭載され、モールド層中に封止されている。リードフレームは、絶縁基板上にパターニングされて形成された金属層(回路パターン)上に接合される。リードフレームには、半導体チップ(スイッチング用、制御用)を搭載するために用いられ、かつ配線としても機能する第1のリードフレーム、半導体チップが搭載されず、配線としてのみ用いられる第2のリードフレーム、の2種類が存在する。また、リードフレームの一部はモールド層から突出し、この半導体モジュールにおける入出力端子であるリードとなっている。
図1は、この半導体モジュール10の構成を示す上面図であり、図2はそのA−A方向の断面図、図3はそのB−B方向の断面図である。
この半導体モジュール10においては、絶縁基板20が用いられる。絶縁基板20は、放熱板21とその上に形成された絶縁層22の2層構造となっている。放熱板21は、熱伝導率の高い銅や銅合金で厚く構成され、全体の支持基板ともなる。絶縁層22は、この上の回路パターンと放熱板21との間の絶縁性が確保されるような絶縁性の材料(例えばエポキシ樹脂等からなる無機フィラー)で構成される。
回路パターンは、配線として使用することができ、かつこの上において接合材を用いた接合(例えばはんだ付け)が可能な金属(例えば銅)で構成され、絶縁層22の上で薄膜状でパターニングされて構成される。図1の構成においては、回路パターンは、回路パターン31〜33の3つに分割されている。回路パターン31〜33はいずれも矩形形状であり、後述する半導体チップが搭載されたリードフレームと接合される回路パターン31と回路パターン32(第1の回路パターン)は同等の大きさ、形状である。一方、後述する半導体チップが搭載されないリードフレームと接合される回路パターン33(第2の回路パターン)は、回路パターン31、32と比べて小さい。また、回路パターン31〜33の厚さは、例えば200μm程度とされる。回路パターン31〜33は、この厚さの金属層を絶縁基板20(絶縁層22)上に一様に形成した後に、リソグラフィ、エッチングを施すことにより、容易に形成することができる。
回路パターン31〜33の上には、はんだ層(接合材)40を介して、リードフレーム51〜53がそれぞれ接合されている。リードフレーム51、52は、その表面には半導体チップが搭載される第1のリードフレームであり、リードフレーム53は、その表面に半導体チップが搭載されず、ボンディングワイヤが接続される第2のリードフレームとなる。リードフレーム51、52は、図1中の下側において互いが平行に突出するように延伸する部分が、矩形形状の部分に接続されて一体化された形態とされる。リードフレーム51、52におけるこの矩形形状の部分は、それぞれ回路パターン31、32に対応するが、この矩形形状の部分は、回路パターン31、32の矩形形状よりもわずかに小さい。このため、リードフレーム51、52における矩形形状の部分は、その裏面側の全面にわたり、はんだ層40によってそれぞれ回路パターン31、32と接合される。この構成により、リードフレーム51、52は、それぞれ回路パターン31、32と、はんだ層40を介して強固に接合される。
このはんだ層(接合材)40の材料としては、例えば190℃程度の温度で接合が可能なPbフリーはんだを用いることができる。この場合、はんだ層40の接合後の厚さは、例えば40μm程度とすることができる。
また、図1におけるリードフレーム51、52の下側には、これらと独立してそれぞれリード端子部54、55が設けられている。図1におけるリード端子部54、55の下端側は、リードフレーム51、52の下端部と同様に、図中下側に突出している。また、リード端子部54、55の上端部側は、この箇所におけるワイヤボンディングが容易なように、幅広形状とされている。
リードフレーム51〜53、リード端子部54、55は、配線として使用することができ、かつはんだ付けが可能な材料、例えば回路パターン31〜33と同様の銅板で構成することができる。また、実際にはリードフレーム51〜53、リード端子部54、55は、これら全てを取り囲む外枠部と一体化されて製造される。その後、この半導体モジュール10の製造工程の途中で、この一体化された構造が適宜切断加工されることによって図1の形態とされる。この一体化された構造は、例えば銅板の板金加工によって製造することができる。この一体化された構造は、製造工程においては、絶縁基板20等と別に独立して取り扱われる。また、後述するように、リードフレーム51〜53、リード端子部54、55の下端部は、この半導体モジュール10における入出力端子(リード)として用いられる。このため、リードフレーム51〜53、リード端子部54、55には高い機械的強度が要求され、リードフレーム51〜53、リード端子部54、55は、絶縁基板20上に直接形成される回路パターン31〜33よりも厚い。
リードフレーム51の表面には、スイッチング用半導体チップ(半導体チップ)61が、リードフレーム52の表面には制御用半導体チップ62が、それぞれはんだ層(接合材)40によって接合されて搭載される。スイッチング用半導体チップ61、制御用半導体チップ62の裏面側(はんだ層40によって接合される側)には、一つの電極が設けられており、この電極ははんだ層40を介してそれぞれリードフレーム51、52に接合される。なお、スイッチング用半導体チップ61、制御用半導体チップ62とリードフレーム51,52と間の接合に用いられるはんだ層40と、リードフレーム51、52と回路パターン31、32との間の接合に用いられるはんだ層40とで、製造が容易となるように、異なる材料を用いることも可能である。
また、スイッチング用半導体チップ61の表面にも電極が2つ設けられ、このうち一方の電極はリード端子部54の幅広部に、他方の電極はリードフレーム53に、それぞれボンディングワイヤ70によって接続される。制御用半導体チップ62の表面にも電極が2つ設けられ、そのうち一方の電極はリードフレーム53に、他方の電極はリード端子部55の幅広部に、それぞれボンディングワイヤ70によって接続される。ボンディングワイヤ70としては、Al、Au、Cu等、低抵抗でありかつ接合信頼性を高くできる材料を主成分とするものが用いられる。
また、上記の構成は、絶縁性の高い樹脂材料で構成されたモールド層100中に設けられる。図1は、このモールド層100を上面側から透視した透視図となっており、破線はモールド層100の外形を示している。リードフレーム51〜53、リード端子部54、55の下端部は、このモールド層100から突出し、この半導体モジュール10における入出力端子(リード)として用いられる。すなわち、この半導体モジュール10は、一つの側面にリードが配列されたSIP(Single Inline Package)型となっている。
なお、モールド層100の下面側においては、モールド層100から放熱板21の下面が露出する設定とされる。一般にモールド層100の熱伝導率は低いものの、この構成により、この半導体モジュール10における放熱性を高めることができる。例えば熱硬化性樹脂でモールド層100を構成することにより、こうした形状を容易に実現することができる。また、この半導体モジュール10を使用するに際しては、放熱板21が露出した側が例えば金属ブロック等に接合されて固定される。
上記の構成により、この半導体モジュール10においては、2つの半導体チップ(スイッチング用半導体チップ61、制御用半導体チップ62)を中心とした電気回路が構成される。回路パターン31〜33、リードフレーム51〜53、リード端子部54、55、ボンディングワイヤ70等は、この電気回路における配線として用いられる。
ここで、リードフレーム51、52(第1のリードフレーム)にはそれぞれスイッチング用半導体チップ61、制御用半導体チップ62が搭載される。一方、リードフレーム53(第2のリードフレーム)には半導体チップは搭載されず、その表面にはボンディングワイヤ70のみが接続される。図2はリードフレーム51(第1のリードフレーム)付近における断面構造を、図3はリードフレーム53(第2のリードフレーム)付近における断面構造を、それぞれ示している。
前記の通り、回路パターン31(第1の回路パターン)は、リードフレーム51における矩形形状の部分よりもわずかに大きい。このために、図2に示されるように、リードフレーム51における矩形形状の部分は、その裏面側の全面にわたりはんだ層40によって回路パターン31に接合される。この構成により、リードフレーム51から回路パターン31にかけての熱伝導の効率を高くすることができる。また、スイッチング用半導体チップ61は、リードフレーム51における矩形形状の部分に接合・搭載されている。このため、リードフレーム51の表面に搭載されたスイッチング用半導体チップ61の放熱を、絶縁基板20(放熱板21)を介して高効率で行うことができる。なお、図2はリードフレーム51付近における断面構造を示しているが、リードフレーム52付近の断面構造も同様である。
一方、図1、3に示されるように、リードフレーム53が接合される回路パターン33(第2の回路パターン)は、リードフレーム53と比べて小さい。このため、図3に示されるように、リードフレーム53は、小さな回路パターン33が存在する箇所によってのみ局所的にはんだ層40によって部分的に接合される。なお、図2、3においてはモールド層100の記載は省略されており、実際にはリードフレーム53と絶縁基板20(絶縁層22)の間の空隙は実際にはモールド層100を構成する樹脂材料で充填される。また、図1に示されるように、リードフレーム53におけるボンディングワイヤ70の接続は、直下に回路パターン33が存在する狭い領域において行われる。
すなわち、リードフレーム53におけるボンディングワイヤ70が接続された領域の直下においては、はんだ層40、回路パターン33が存在している。一方、この領域の周囲のリードフレーム53の直下においては、はんだ層40、回路パターン33が存在しない空隙が形成されている。こうした形態が実現されるように、回路パターン33は、リードフレーム53の直下に局所的に形成される。なお、この空隙にはモールド層100を構成する樹脂材料が充填される。あるいは、リードフレーム53においてボンディングワイヤ70が接続される領域を、回路パターン33が直下に存在する狭い領域とする。
この構成においては、リードフレーム53から放熱板21までの熱伝導効率は低下するものの、リードフレーム53には発熱源となる半導体チップは搭載されておらず、かつ、リードフレーム53自身は低抵抗であるためにその発熱量も小さい。このため、この部分の熱伝導効率が低下しても問題にはならない。
一方、図1に示されるように、ボンディングワイヤ70は、リードフレーム53における回路パターン33(はんだ層40)上に接続される。ボンディングワイヤ70をリードフレーム53に接続する際には、例えば、ボンディングワイヤ70の端部をリードフレーム53に押圧した状態で超音波が印加される。この際、この領域の直下には、はんだ層40、回路パターン33が存在しているために、この接合を強固に行うことができる。また、リードフレーム53は回路パターン33が存在する狭い領域においてのみ固定されており、この狭い領域における平坦度を高くすることができる。逆に、この狭い領域以外においてははんだ層40は形成されていないため、リードフレーム53は例えば図1における上下方向に長く、その面積は必ずしも小さくないにも関わらず、はんだ層40中のボイド等に起因する平坦性の劣化は少なくなる。このため、ボンディングワイヤ70とリードフレーム53との間の接合の信頼性を高めることができる。
また、前記の通り、リードフレーム53における発熱は無視できるものの、この半導体モジュール10を使用する際には、リードフレーム53を高電位とすることもある。この場合、リードフレーム53と、使用する際にこの半導体モジュール10が接合される金属ブロック等との間の耐圧が問題になる。これに対して、図3に示された構造によれば、金属ブロックと直接接合される放熱板21とリードフレーム53との間の沿面距離を大きくすることができる。このため、この半導体モジュール10における耐圧を高めることができる。
また、前記の通り、この半導体モジュール10を製造するに際しては、リードフレーム51〜53、リード端子部54、55は一体化して製造される。このため、この一体化された状態で、各リードフレームと各回路パターンとをはんだで接合することも容易である。すなわち、この半導体モジュールを容易に製造することができる。
すなわち、上記の半導体モジュール10における信頼性を高くすることができ、かつこれを容易に製造することができる。
なお、上記の構成においては、第1のリードフレームを2つ設け、これらの間に第2のリードフレームを用いたが、この構成は任意である。ただし、半導体チップを2種類設け、各々を搭載する2つの第1のリードフレームを用いた構成においては、これらの間に第2のリードフレームを設けることにより、ボンディングワイヤの接続を容易に行うことができるため、図1の構成が有効である。
また、上記の例はSIP型の半導体モジュールであるが、同様にDIP(Dual Inline Package)型の半導体モジュールを構成することができることも明らかである。
また、上記の例では、放熱板の表面に絶縁層が形成された絶縁基板が用いられたが、その表面に回路パターン(第1の回路パターン、第2の回路パターン)が形成できる限りにおいて、任意の構成の絶縁基板を用いることができる。
10 半導体モジュール
20 絶縁基板
21 放熱板
22 絶縁層
31、32 回路パターン(第1の回路パターン)
33 回路パターン(第2の回路パターン)
40 はんだ層(接合材)
51、52 リードフレーム(第1のリードフレーム)
53 リードフレーム(第2のリードフレーム)
54、55 リード端子部
61 スイッチング用半導体チップ(半導体チップ)
62 制御用半導体チップ(半導体チップ)
70 ボンディングワイヤ
100 モールド層

Claims (5)

  1. モールド層中において、少なくともその一部が半導体チップを搭載する複数のリードフレームが、絶縁基板上に形成された複数の回路パターンに、接合材によって接合された構成を具備する半導体モジュールであって、
    前記複数のリードフレームには、
    前記半導体チップを搭載する第1のリードフレームと、
    前記半導体チップを搭載せず、ボンディングワイヤが接続される第2のリードフレームと、が含まれ、
    前記複数の回路パターンには、
    前記第1のリードフレームと接合される第1の回路パターンと、
    前記第2のリードフレームと接合される第2の回路パターンと、が含まれ、
    前記第2のリードフレームにおける前記ボンディングワイヤが接続された領域の直下においては前記接合材及び前記第2の回路パターンが形成され、前記領域の周囲においては前記第2のリードフレームと前記絶縁基板との間に前記接合材及び前記第2の回路パターンが形成されていないように、前記第2のリードフレーム直下の前記絶縁基板上に局所的に前記第2の回路パターンが形成されたことを特徴とする半導体モジュール。
  2. 前記半導体チップにはスイッチング素子が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 2つの前記第1のリードフレームを具備し、
    一方の前記第1のリードフレームには前記スイッチング素子が形成された半導体チップが搭載され、他方の前記第1のリードフレームには、前記スイッチング素子が形成された半導体チップを制御する制御用の半導体チップが搭載されたことを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。
  4. 前記第2のリードフレームは、前記2つの前記第1のリードフレームの間に設置されたことを特徴とする請求項3に記載の半導体モジュール。
  5. 前記第1のリードフレーム、前記第2のリードフレームの一端は、それぞれ前記モールド層から突出するように延伸して形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の半導体モジュール。
JP2011188184A 2011-08-31 2011-08-31 半導体モジュール Expired - Fee Related JP5682511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011188184A JP5682511B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 半導体モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011188184A JP5682511B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 半導体モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013051300A true JP2013051300A (ja) 2013-03-14
JP5682511B2 JP5682511B2 (ja) 2015-03-11

Family

ID=48013138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011188184A Expired - Fee Related JP5682511B2 (ja) 2011-08-31 2011-08-31 半導体モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5682511B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017139406A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 富士電機株式会社 半導体装置
JP2018190930A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 三菱電機株式会社 パワー半導体モジュール及びその製造方法並びに電力変換装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6387846U (ja) * 1986-11-27 1988-06-08
JPH09129822A (ja) * 1995-10-26 1997-05-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2003100986A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Toshiba Corp 半導体装置
JP2003324176A (ja) * 2002-05-01 2003-11-14 Fuji Electric Co Ltd リードフレーム、半導体パワーモジュール、および、その製造方法
EP1881530A1 (en) * 2006-07-18 2008-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor apparatus

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6387846U (ja) * 1986-11-27 1988-06-08
JPH09129822A (ja) * 1995-10-26 1997-05-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
US5767573A (en) * 1995-10-26 1998-06-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device
JP2003100986A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Toshiba Corp 半導体装置
JP2003324176A (ja) * 2002-05-01 2003-11-14 Fuji Electric Co Ltd リードフレーム、半導体パワーモジュール、および、その製造方法
EP1881530A1 (en) * 2006-07-18 2008-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor apparatus
JP2008027993A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corp 電力用半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017139406A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 富士電機株式会社 半導体装置
JP2018190930A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 三菱電機株式会社 パワー半導体モジュール及びその製造方法並びに電力変換装置
JP7026451B2 (ja) 2017-05-11 2022-02-28 三菱電機株式会社 パワー半導体モジュール及びその製造方法並びに電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5682511B2 (ja) 2015-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5975180B2 (ja) 半導体モジュール
JP4438489B2 (ja) 半導体装置
JP4613077B2 (ja) 半導体装置、電極用部材および電極用部材の製造方法
EP3107120B1 (en) Power semiconductor module
JP6120704B2 (ja) 半導体装置
JP5212417B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP6261642B2 (ja) 電力半導体装置
US9159715B2 (en) Miniaturized semiconductor device
JP2015076562A (ja) パワーモジュール
JP2015005681A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2010034350A (ja) 半導体装置
JP2006261168A (ja) 半導体装置
JP2017123360A (ja) 半導体モジュール
JP2012074730A (ja) 電力用半導体モジュール
JP2007027404A (ja) 半導体装置
KR101766082B1 (ko) 파워모듈
JP5682511B2 (ja) 半導体モジュール
JP2006190728A (ja) 電力用半導体装置
JP5477157B2 (ja) 半導体装置
JP6248803B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP5429413B2 (ja) 半導体装置
JP5619232B2 (ja) 半導体装置および電極用部材の製造方法
JP5177174B2 (ja) 半導体装置
JP2016092100A (ja) 半導体装置
JP5485833B2 (ja) 半導体装置、電極用部材および電極用部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5682511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees