JP2018081980A - 半導体装置 - Google Patents

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真輝 山成
Naoki Yamanari
真輝 山成
優太 市倉
Yuta Ichikura
優太 市倉
伊東 弘晃
Hiroaki Ito
弘晃 伊東
大部 利春
Toshiharu Obe
利春 大部
和靖 瀧本
Kazuyasu Takimoto
和靖 瀧本
渡邉 尚威
Naotake Watanabe
尚威 渡邉
関谷 洋紀
Hironori Sekiya
洋紀 関谷
久里 裕二
Yuuji Kuri
裕二 久里
尚隆 飯尾
Hisataka Iio
尚隆 飯尾
仁嗣 松村
Hitotsugu Matsumura
仁嗣 松村
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Abstract

【課題】安全性が高い大電流出力が可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】第1方向および第2方向に延伸する第1面を有する第1金属板10と、第2面を有する第2金属板20と、第1金属板10と前記第2金属板20との間に接続された2つ以上の半導体ユニット30と、第1金属板10と各半導体ユニット30とを電気的に接続する第1接続部材51と、第2金属板20と各半導体ユニット30とを電気的に接続する第2接続部材52と、を備える。各半導体ユニット30は、第1端子から第3方向に延伸して設けられた第1金属部材と、第2端子から第3方向に延伸して設けられた第2金属部材と、第1金属部材と第2金属部材との間に積層され、それぞれに電気的に接続された半導体素子と、第1金属部材、第2金属部材、半導体素子を覆う第1絶縁部材を含む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
数キロボルト(kV)の高電圧や数キロアンペア(kA)の大電流を取り扱う半導体装置では、動作時の温度上昇を極力抑制する必要があり、スイッチング素子を多数個並列接続して動作させる場合がある。
並列に接続された複数のスイッチング素子を単一のパッケージに搭載した半導体モジュールがある。このような半導体モジュールでは、低熱抵抗を実現するとともに、高い安全性を確保する必要がある。
特許第3258200号公報 特許第4385324号公報
実施形態の目的は、安全性が高い大電流出力が可能な半導体装置を提供することである。
実施形態に係る半導体装置は、第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延伸する第1面を有する第1金属板と、前記第1面に対向する第2面を有する第2金属板と、前記第1金属板と前記第2金属板との間に接続された2つ以上の半導体ユニットと、前記第1金属板と前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれとの間に設けられ、互いに電気的に接続する第1接続部材と、前記第2金属板と前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれとの間に設けられ、互いに電気的に接続する第2接続部材と、を備える。前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれは、一方の端部に、前記第1面に前記第1接続部材を介して接続された第1端子を含み、前記第1端子から、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に延伸して設けられた第1金属部材と、一方の端部に、前記第2面に前記第2接続部材を介して接続された第2端子を含み、前記第2端子から前記第3方向に延伸して設けられた第2金属部材と、半導体基板の一方の面である第1主面に設けられた第1電極と前記第1主面とは反対側の第2主面に設けられた第2電極とを含み、前記第1金属部材と前記第2金属部材との間で前記第1方向または前記第2方向に積層され、前記第1電極を前記第1金属部材に電気的に接続され、前記第2電極を前記第2金属部材に電気的に接続された半導体素子と、前記第1端子以外の前記第1金属部材、前記第2端子以外の前記第2金属部材および前記半導体素子を覆う第1絶縁部材と、を含む。
第1の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 図2(a)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する断面図である。図2(b)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する平面図である。図2(c)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する底面図である。 図3(a)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する平面図である。図3(b)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の特性を例示するグラフである。 第1の実施形態の半導体装置を例示する一部分解組立図である。 図6(a)は、第1の実施形態の半導体装置における沿面距離を説明するための断面図である。図6(b)は、比較例の半導体装置における沿面距離を説明するための断面図である。 第2の実施形態の半導体装置を例示する断面図である。 図8(a)および図8(b)は、第2の実施形態の半導体装置に発生した亀裂の伸展を説明するための断面図である。図8(c)は、比較例の半導体装置に発生した亀裂の伸展を説明する断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 図10(a)は、第4の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。図10(b)は、第4の実施形態の半導体装置の一部を例示する斜視図である。 第5の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 第6の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 第7の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 図14(a)は、第8の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。図14(b)は、第8の実施形態に係る半導体装置を例示する底面図である。 図15は、第8の実施形態の半導体装置の一部を例示する底面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。
図2(a)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する断面図である。図2(b)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する平面図である。図2(c)は、第1の実施形態の半導体装置の一部を例示する底面図である。
図3(a)は、本実施形態の半導体装置の一部を例示する平面図である。図3(b)は、本実施形態の半導体装置の一部を例示する断面図である。
図1に示すように、本実施形態の半導体装置1は、第1金属板10と、第2金属板20と、半導体ユニット30と、を備える。第1金属板10は、第1面10aと、第2面10bと、を有する。第2金属板20は、第1面20aと、第2面20bと、を有する。
以下では、次の座標を用いることがある。第1金属板10の一方の面である第1面10aに平行な座標軸をX軸およびY軸とする。そして、X軸およびY軸に直交する座標軸をZ軸とする。
第2金属板20は、一方の面である第1面20aが第1金属板10の第1面10aに平行に対向するように配置されている。つまり、第1面10a,20aは、ほぼ平行に配置されている。
第1金属板10は、XY平面に平行な第1面10aを有するほぼ長方形の平板である。第1金属板10は、Z軸方向の厚さを有する。
第2金属板20は、XY平面に平行な第1面20aを有する長方形の平板である。第2金属板20は、Z軸方向の厚さを有する。第2金属板20は、第1金属板10とほぼ同一の平板である。
第1金属板10および第2金属板20は、高導電率かつ高熱伝導度を有する金属で形成されている。たとえば、第1金属板10および第2金属板20は、銅(Cu)または銅合金を含む。第1金属板10および第2金属板20は、半導体装置1の2つの電極として機能する。
半導体ユニット30は、第1金属板10と第2金属板20との間に1つ以上設けられている。2つ以上の半導体ユニット30が設けられている場合には、半導体ユニット30は、第1金属板10および第2金属板20によって並列に接続されている。
図2(a)に示すように、半導体ユニット30は、第1金属部材31と、第2金属部材32と、第1接合部材33と、第2接合部材34と、絶縁部材35と、半導体素子40と、を含む。第1金属部材31、第1接合部材33、半導体素子40、第2接合部材34、および第2金属部材32は、この順でX軸方向に積層されている。第1金属部材31の一部、第2金属部材32の一部、第1接合部材33、第2接合部材34、および半導体素子40は、絶縁部材35によって覆われている。
半導体ユニット30は、第1端子31aと、第2端子32aと、を含む。第1端子31aは、絶縁部材35によって覆われていない第1金属部材31の一部である。第2端子32aは、絶縁部材35によって覆われていない第2金属部材32の一部である。
半導体ユニット30は、XY平面、XZ平面およびYZ平面に沿う面を含むほぼ直方体形状を有する。図2(b)に示すように、第2端子32aは、半導体ユニット30のXY平面に平行な露出面である。第2端子32aは、第2金属部材32の面であって、第2金属板20の第1面20aに対向し、第2金属部材32のXY平面に平行な面である。図2(c)に示すように、第1端子31aは、半導体ユニット30のXY平面に平行な露出面であり、第2端子32aが形成された面の反対側の面に形成された露出面である。第1端子31aは、第1金属部材31の面であって、第1金属板10の第1面10aに対向し、第1金属部材31のXY平面に平行な面である。第1端子31aおよび第2端子32aは、直方体において互いに反対側の面に離隔して露出された電極である。
図3(a)および図3(b)に示すように、半導体素子40は、半導体基板41と、第1電極42と、第2電極43と、第3電極44と、を含む。半導体素子40は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のような制御電極によってスイッチング制御されるスイッチング素子である。半導体素子40は、IGBT等のような三端子素子に限らず、FRD(Fast Recovery Diode)等のような第3電極を有しない二端子素子であってもよい。以下では、特に断らない限り、半導体素子40は、IGBTのような三端子素子であるものとして説明する。
半導体素子40では、半導体基板41の一方の面である第1主面41aに第1電極42が設けられている。第1電極42は、たとえばコレクタ電極やドレイン電極等である。半導体基板41の第1主面41aの反対側の面である第2主面41bに第2電極43および第3電極44が設けられている。第2電極43は、たとえばエミッタ電極やソース電極等である。第3電極44は、たとえばゲート電極である。これらの電極は、アルミニウム(Al)やニッケル(Ni)、金(Au)等を含み、蒸着やスパッタリング等によって半導体基板41上に形成されている。
図2(a)にもどって説明を続ける。第1金属部材31は、ほぼ方形の板材であり、YZ平面にほぼ平行な面で第1接合部材33を介して半導体素子40の第1電極42に電気的に接続される。
第2金属部材32は、部分32b,32cを含む。部分32bは、ほぼ方形の板状の部材であり、部分32cは、部分32bから半導体素子40の側に突出する凸部である。部分32cは、半導体素子40の第2電極43の平面視形状に応じて形成されており、半導体素子40が接続されている側に突出するように設けられている。
第2金属部材32は、YZ平面にほぼ平行な面を有する部分32b,32cおよび第2接合部材34を介して第2電極43に電気的に接続される。
第1接合部材33および第2接合部材34は、たとえばハンダである。
第1金属部材31と第2金属部材32との間に接続される半導体素子は、1つに限らない。同一の第1金属部材31と第2金属部材32との間に2つ以上の半導体素子が接続される場合には、同一の半導体素子を配置してもよいし、異なる半導体素子を配置してもよい。異なる半導体素子を配置する場合には、たとえば、IGBTとFRDとを逆並列に接続してもよい。
絶縁部材35は、積層された第1金属部材31、第1接合部材33、半導体素子40、第2接合部材34、および第2金属部材32を、直方体形状に封止している。絶縁部材35は、たとえばエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂である。絶縁部材35は、第1金属部材31、第1接合部材33、半導体素子40、第2接合部材34、および第2金属部材32の積層体を、たとえば真空状態の樹脂成型用金型内に封止樹脂を注入し、固化させる。これによって、積層体の周囲に気泡を残さずに封止することができる。
図1にすでに示したように、半導体ユニット30は、第1接続部材51を介して、第1金属部材31(第1端子31a)を第1金属板10の第1面10aに電気的に接続される。半導体ユニット30は、第2接続部材52を介して、第2金属部材32(第2端子32a)を第2金属板20の第1面20aに電気的に接続される。
複数の半導体ユニット30を接続するには、それぞれの第1端子31aが露出する方向および第2端子32aが露出する方向を一致させて、第1金属板10と第2金属板20の間に配置する。具体的には、たとえば、複数の半導体ユニット30のそれぞれの第1端子31aをZ軸の負方向に向けるように配置し、それぞれの第2端子32aをZ軸の正方向に向けるように配置する。
このように半導体ユニット30を配置することによって、各半導体ユニット30の第1端子31a同士は第1金属板10によって電気的に接続される。各半導体ユニット30の第2端子32a同士は、第2金属板20によって電気的に接続される。なお、半導体素子40がゲート端子を含む場合については後に詳述するが、樹脂封止前にボンディングワイヤによって電気的に接続されたゲート配線をゲート配線引出用の金属板に接続することによって互いに電気的に接続される。
第1金属板10、第2金属板20、半導体ユニット30、第1接続部材51、および第2接続部材52は、ケース60によって囲繞され、外部からの異物等の侵入が防止される。
図4は、本実施形態の半導体装置の特性を例示するグラフである。
第1金属部材31および第2金属部材32は、ヒートシンクとしても機能する。
図4に示すように、第1金属部材31および第2金属部材32の厚さが厚くなるにつれて半導体素子40の短絡通電時の最高温度は低下する。そして、第1金属部材31および第2金属部材32の厚さがそれぞれ3mm以上になると、半導体素子40の最高温度はほぼ一定となる。すなわち、第1金属部材31および第2金属部材32の厚さがそれぞれ3mm以上であれば、第1金属部材31および第2金属部材32はヒートシンクとして機能し、半導体素子40の発熱を外部に放出することができる。一方、第1金属部材31および第2金属部材32の厚さが3mmよりも薄くなると、熱の放散が抑制され、半導体素子40の温度が上昇する。したがって、第1金属部材31および第2金属部材32は、それぞれ厚さがたとえば4mm以上であることが望ましい。
本実施形態の半導体装置1の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態の半導体装置を例示する一部分解組立図である。
図5に示すように、本実施形態の半導体装置1では、まず、半導体ユニット30を組み立てる。第1金属板10および第2金属板20は、組み立てられた半導体ユニット30に電気的に接続される。その後、この組立体にケース60の部分61,62を取り付ける。なお、図5では、半導体ユニット30の構成を示すために、絶縁部材35を表示していない。
半導体ユニット30の組立では、たとえば第1金属部材31に第1接合部材33を介して半導体素子40を電気的に接続する。このとき、半導体素子40の第1電極42が第1金属部材31に接続される。
半導体ユニット30は、半導体素子40がIGBT等の三端子素子の場合には、制御端子を接続する必要がある。半導体素子40を第1金属部材31に接続した後に、第3電極44と第3金属部材36とをボンディングワイヤ37によって電気的に接続する。
その後、半導体素子40に第2接合部材34を介して第2金属部材32を電気的に接続する。なお、第2金属部材32を接続する場合に、第2金属部材32がボンディングワイヤ37に接触しないように、第2金属部材32の第3電極44に対応する箇所には、切欠32dが設けられている。
その後、第1金属部材31、第1接合部材33、半導体素子40、第2接合部材34および第2金属部材32を含む積層体は、第3金属部材36およびボンディングワイヤ37とともに、樹脂封入金型によって樹脂成形される(絶縁部材)。
組み立てられた半導体ユニット30は、第2金属板20の第1面20aに第2接続部材34を介して、第2端子32aで電気的に接続される。その後、第1金属板10の第1面10aに第1接続部材33を介して、第1電極で電気的に接続される。半導体ユニット30には、先に第1金属板10を接続して、その後第2金属板20を接続してもかまわないし、半導体ユニット30に、第1金属板10および第2金属板20を同時に接続してもよい。
その後、半導体ユニット30の第3金属部材36は、ゲート引出電極71にゲート接続部72を介して電気的に接続される。ゲート接続部72は、各半導体ユニット30の第3金属部材36と一体で形成されていた部分を、Z軸方向に屈曲させて形成される。
ゲート接続部72とゲート引出電極71とは、互いにハンダ等によって電気的に接続される。
上述によって形成された組立体は、たとえば2つの部分61,62に分割されたケース60によって囲繞される。2つの部分61,62は、たとえば接着剤等によって接続される。
本実施形態の半導体装置1の作用および効果について、比較例の半導体装置と比較しつつ説明する。
図6(a)は、本実施形態の半導体装置における沿面距離を説明するための断面図である。図6(b)は、比較例の半導体装置における沿面距離を説明するための断面図である。
ここで、沿面距離とは、IEC60664−1等によれば、異なる2つの導体間の絶縁材料表面に沿った最短距離と定義される。
半導体装置1では、沿面距離Lは、半導体ユニット30の異なる2つの導電性部分である第1端子31aと第2端子32aとの間の絶縁部材35の表面の最短距離である。ここで、実際に露出しているのは、第1端子31aの場合には第1接続部材51であり、第2端子32aの場合には、第2接続部材52であってもよい。
沿面距離Lは、距離L1,L2,L3の和で表される。距離L1は、第1端子31aの端部から絶縁部材35の端部までのX軸方向に沿う距離である。距離L2は、絶縁部材35のZ軸方向の長さである。距離L3は、第2端子32aの端部から絶縁部材35の端部までのX軸方向に沿う距離である。
同様に、図6(b)に示すように、比較例の半導体装置101の沿面距離L’は、L1’,L2’,L3’の和である。距離L1’は、第1端子131aの端部から絶縁部材135の端部までのX軸方向に沿う距離である。距離L2’は、絶縁部材135のZ軸方向の長さである。距離L3’は、第2端子132aの端部から絶縁部材135の端部までのX軸方向に沿う距離である。
比較例の半導体装置101において、沿面距離L’を確保するには、X軸方向の長さL1’,L2’を長くするか、Z軸方向の長さL3’を長くする必要がある。X軸方向の長さL1’,L2’を長くすることは、隣接して配置される半導体ユニット130との間の距離を長くとることを意味する。したがって、単位面積当たりに実装し得る半導体ユニット130の並列個数を増加させることが困難になる。
比較例の半導体装置101において、沿面距離L’を確保するために、Z軸方向の長さL2’を長くする場合には、第1金属部材131および第2金属部材132のうち少なくとも一方の厚さを厚くする必要がある。図5において説明したように、第1金属部材131および第2金属部材132は、ヒートシンクとして機能するには、厚さが4mmあれば十分であり、それ以上の厚さとしても放熱性能の向上を見込むことはできない。第1金属部材131および第2金属部材132の厚さを厚くすることは、半導体装置101の重量やコストを増大させることとなる。
これに対して、本実施形態の半導体装置1では、沿面距離Lは、第1端子31aの端部から絶縁部材35の端部までのX軸方向に沿う距離L1,L2および絶縁部材35のZ軸方向に沿う距離L3によって決定される。このうち、距離L3は、第1金属部材31または第2金属部材32の厚さによってほぼ決定される。一方、距離L2は、第1金属部材31または第2金属部材32のZ軸方向に沿う長さによってほぼ決定される。
距離L2は、半導体素子40の大きさ(チップサイズ)によってほぼ決定される。本実施形態の半導体装置1に用いる半導体素子40は、大電流を流すことを目的としており、通常、十分なチップサイズを有する。したがって、距離L2は、無駄な部材を追加することなく、十分な長さを確保することができるため、沿面距離Lを確保することに貢献することができる。なお、距離L1は、図5において説明したように、第1金属部材31および第2金属部材32の厚さは、4mm程度とされており、沿面距離として加算することができる。
本実施形態の半導体装置1では、半導体素子40や第1接合部材33、第2接合部材34の周囲を絶縁部材35によって、空気等の気体を排出するように封止している。そのため、電力集中等によって半導体素子40や第1接合部材33、第2接合部材34が高温状態になった場合であっても、膨張する気体が周囲に存在しないので、気体の膨張によって半導体装置1を破裂させるような急激な体積膨張を抑制することができる。つまり、簡素な構造で防爆構造を実現することができる。
本実施形態の半導体装置1では、複数の半導体ユニット30を第1金属板10および第2金属板20の間に配置してハンダ等の第1、第2接続部材51,52によって容易に電気的接続および熱的接続を行うことができる。ハンダ等の第1、第2接続部材51,52を用いて相互の接続をとることによって、半導体ユニット30の配置時の位置設定が容易になる。また、ハンダ等の第1、第2接続部材51,52を用いることによって、加圧することなく、各半導体ユニット30の熱抵抗および電気抵抗を一様にすることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本実施形態の半導体装置を例示する断面図である。
本実施形態の半導体装置201では、第1金属板210および第2金属板220の構成が第1の実施形態の場合と相違する。他の構成要素については、第1の実施形態の場合と同じであり、同一の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図7に示すように、本実施形態の半導体装置201は、第1金属板210と、第2金属板220と、半導体ユニット30と、を備える。
第1金属板210は、一方の面である第1面210aに凹部211を有する。凹部211は、半導体ユニット30の第1端子31aを接続する箇所に設けられている。したがって、凹部211は、並列接続し得る複数の半導体ユニット30の数だけ設けられている。
第2金属板220は、一方の面である第1面220aに凹部221を有する。凹部221は、半導体ユニット30の第2端子32aを接続する箇所に設けられている。したがって、凹部221は、並列接続し得る複数の半導体ユニット30の数だけ設けられている。
第1金属板210の凹部211には、第1接続部材251が充填されている。第2金属板220の凹部221には、第2接続部材252が充填されている。第1接続部材251および第2接続部材252は、第1の実施形態の場合の第1接続部材51および第2接続部材52と同一の部材でよい。第1接続部材251および第2接続部材252は、たとえばハンダであり、半導体ユニット30の第1接合部材33および第2接合部材34よりも低い融点を有することが好ましい。
半導体ユニット30の第1端子31aは、第1接続部材251と電気的に接続され、接続された後には、半導体ユニット30の第1端子31aを含む絶縁部材35の面は、第1金属板210の第1面210aと密着する。
半導体ユニット30の第2端子32aは、第2接続部材252と電気的に接続され、接続された後には、半導体ユニット30の第2端子32aを含む絶縁部材35の面は、第2金属板220の第1面220aと密着する。
このように、半導体ユニット30の第1端子31aを含む絶縁部材35の面および第2端子32aを含む絶縁部材35の面は、第1面210a,220aにそれぞれ密着させることができる。
本実施形態の半導体装置201の作用および効果について比較例の半導体装置101と比較しつつ説明する。
図8(a)および図8(b)は、本実施形態の半導体装置に発生した亀裂の伸展を説明するための断面図である。図8(c)は、比較例の半導体装置に発生した亀裂の伸展を説明する断面図である。
第1の実施形態の場合において説明したように、半導体ユニット30の周囲は、絶縁部材35によって覆われており、気体の急激な体積膨張によって半導体ユニット30が破裂することは防止される。しかし、半導体素子40に大電流が流れ、急激に温度が上昇した場合には、半導体素子40の近傍から絶縁部材35に亀裂が入ることがある。そして、亀裂が絶縁部材35の表面に達して、絶縁部材35の内部が解放された場合に破裂することがある。
図8(a)および図8(b)に示すように、本実施形態の半導体装置201では、亀裂C1は、もっとも激しく温度上昇する半導体素子40の周囲で発生し、外側に向かって伸展する。しかし、絶縁部材35の面が第1面220aに密着しているので、亀裂C1は、第2金属板220の第1面220aに到達してそれ以上伸展することができなくなる。したがって、亀裂C1は、半導体装置201の外部に達することがなく、半導体ユニット30の破裂を防止することができる。亀裂が第1金属板210の側に発生した場合も同様である。
一般に、亀裂は構造的に弱い部分に向かって進むため、絶縁部材35の端面までの距離が短い方向に向かって進展していく。本実施形態の半導体装置201では、距離L5が距離L4よりも長く設定されている。距離L4は、半導体素子40の端部から、第1金属板210または第2金属板220に密着している絶縁部材35の端部までの長さである。距離L5は、半導体素子40の端部から、第1金属板210および第2金属板220いずれにも接触していない面の側の絶縁部材35の端部までの長さである。距離L5を距離L4に比べて十分に長くすることによって、亀裂C2の伸展が抑えられ、半導体ユニット30の破裂を防止することができる。
図8(c)に示すように、比較例の半導体装置101では、亀裂C3は、半導体素子140の端部で発生し、絶縁部材135の端部まで伸展する。半導体素子140の端部から絶縁部材135の端部までの間に亀裂C3の伸展を抑えるものがないので、半導体ユニット130は、亀裂C3によって破裂するおそれがある。
(第3の実施形態)
図9は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。
図9に示すように、本実施形態の半導体装置301は、第1絶縁材53と、第2絶縁材54と、をさらに備える。第1絶縁材53は、絶縁部材35と第1金属板10の第1面10aとの間に設けられている。第2絶縁材54は、絶縁部材35と第2金属板20の第1面20aとの間に設けられている。
第1絶縁材53は、一方の面で、絶縁部材35の第1端子31aを含む面に密着して設けられ、他方の面で、第1金属板10の第1面10aに密着して設けられている。
第2絶縁材54は、一方の面で、絶縁部材35の第2端子32aを含む面に密着して設けられ、他方の面で、第2金属板20の第1面20aに密着して設けられている。
本実施形態の半導体装置301の作用および効果について説明する。
第1絶縁材53および第2絶縁材54は、半導体ユニット30の絶縁部材35を第1金属板10の第1面10aおよび第2金属板20の第1面20aにそれぞれ密着させることができる。そのため、半導体ユニット30の絶縁部材35に発生した亀裂の伸展を抑制して、半導体ユニット30の破裂を防止することができる。
本実施形態の半導体装置301では、第1絶縁材53を第1接続部材51とともに、半導体ユニット30の第1端子31aに応じて、第1金属板10の第1面10aに配置することができる。そのため、第1金属板10における半導体ユニット30の位置を容易に決定することができる。同様に、第2絶縁材54を第2接続部材52とともに、半導体ユニット30の第2端子32aに応じて、第2金属板20の第1面20aに配置することができる。そのため、第2金属板20における半導体ユニット30の位置を容易に決定することができる。
このように、本実施形態の半導体装置301では、第1絶縁材53および第2絶縁材54によって、亀裂の伸展を防止する機構を容易に半導体装置に組み込むことができる。そのため、亀裂の伸展を防止する機構を形成するために、接合不良等を生ずることなく、製造歩留りを向上させることができる。
(第4の実施形態)
図10(a)は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。図10(b)は、本実施形態の半導体装置の一部を例示する斜視図である。
図10(a)に示すように、本実施形態の半導体装置401は、半導体ユニット430を備える。半導体ユニット430は、凸面435aを有する絶縁部材435を含む。
図10(b)に示すように、絶縁部材435は、第1端子31aの側から第2端子32aの側に至る面を有している。換言すると、絶縁部材435は、第1端子31aを含む面の端部から、第2端子32aを含む面の端部までを含む凸面435aを有している。この例では、X軸方向に凸となる1つの凸面を含んでいるが、凹面であってもよく、1つ以上の凹凸を含む波状の面であってもよい。また、絶縁部材は、X軸方向に限らず、Y軸方向に凸面や凹面を有していてもよいし、X軸およびY軸の両方向に凸面や凹面を有していてもよい。
本実施形態の半導体装置401では、2つの導体である第1端子31aおよび第2端子32aの間の絶縁部材435の表面の距離を延長するように、絶縁部材435が凸面435aを有する。そのため、第1金属板10および第2金属板20の間の長さを延長することなく、沿面距離を長くすることができる。このような構成とすることにより、高耐圧の半導体素子40を用いた場合であっても、安定して沿面距離を確保することができる。
(第5の実施形態)
図11は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。
図11に示すように、本実施形態の半導体装置501は、ヒートシンク81,82をさらに備える。
ヒートシンク81は、第1金属板10の第2面10bに接続される。第2面10bは、第1面10aとは反対側の面である。ヒートシンク82は、第2金属板20の第2面20bに接続される。第2面20bは、第1面20aの反対側である。
ヒートシンク81,82の接続には、はんだ付けや、ろう付け、摩擦撹拌接合等の周知の接続技術が用いられる。好ましくは、ヒートシンク81,82は、第1金属板10および第2金属板20の間に絶縁板を設けずに接続される。これにより、熱抵抗を低減することができる。
ヒートシンク81,82は、熱伝導性および電気伝導性がよい材料によって形成されている。ヒートシンク81,82は、たとえば銅やアルミニウム等の金属を含む。
ヒートシンク81,82は、空冷でもよいし、水冷でもよい。水冷式のヒートシンクの場合には、好ましくは内部に純水を循環させて用いる。
本実施形態の半導体装置501の作用および効果について説明する。
本実施形態の半導体装置501では、第1金属板10および第2金属板20に絶縁板を介することなく、ヒートシンク81,82を接続する。そのため、半導体装置501の熱抵抗を低く抑えることができる。
純水による水冷式のヒートシンクを用いた場合には、純水は不導体であるために、漏電を考慮する必要がないので、冷却システムを簡易に構成することができる。
(第6の実施形態)
図12は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。
図12に示すように、本実施形態の半導体装置601は、第1金属板610と、第2金属板620と、半導体ユニット30と、ヒートシンク81,82と、を備える。
第1金属板610は、上述の他の実施形態の場合の第1金属板10が分割されたものである。第2金属板620は、上述の他の実施形態の場合の第2金属板20が分割されたものである。少なくとも1つの半導体ユニット30が第1金属板610と第2金属板620との間に電気的に接続されている。第1金属板610と半導体ユニット30の第1端子31aとの間の電気的接続のために第1接続部材51が設けられている。第2金属板620と半導体ユニットの第2端子32aとの電気的接続のために第2接続部材52が設けられている。
ヒートシンク81,82の間に複数個の組立体602が電気的および熱的に接続されている。組立体602は、第1金属板610と、半導体ユニット30と、第2金属板620と、を含む。
換言すれば、本実施形態の半導体装置601では、たとえば第1の実施形態の場合の半導体装置1を、第1金属板10および第2金属板20を1つ以上の半導体ユニット30を含むように分割して、ヒートシンク81,82によって、電気的に接続するとともに、熱的に接続する。
本実施形態の半導体装置601では、第1金属板610および第2金属板620を小形にすることができる。そのため、半導体ユニット30を接続する第1面610a,620aや、ヒートシンク81,82を接続する第2面610b,620bの平坦度等の精度を向上させることができる。したがって、半導体装置601の生産性を向上させることができる。
なお、第1金属板610および第2金属板620の分割単位は、それぞれ任意に設定することができる。たとえば、第1金属板610上に複数個の半導体ユニット30を接続し、それぞれの半導体ユニット30に対応する第2金属板620を設けるようにしても、同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
図13は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。
図13に示すように、本実施形態の半導体装置701では、ヒートシンク781,782が複数個に分割されている。好ましくは、ヒートシンク781は、1つの第1金属板610に接続され、ヒートシンク782は、1つの第2金属板620に接続されている。
半導体装置701は、複数個の組立体702を含んでいる。組立体702は、ヒートシンク781と、第1金属板610と、半導体ユニット30と、第2金属板620と、ヒートシンク782と、を含む。
複数個の組立体702は、同一極性に接続されているヒートシンク同士を互いにハンダ付け等によって電気的かつ熱的に接続される。
本実施形態の半導体装置701では、ヒートシンクも分割して組立体702を構成し、組立体702同士を接続するので、製造が容易になり、生産性が向上する。
(第8の実施形態)
図14(a)は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。図14(b)は、本実施形態に係る半導体装置を例示する底面図である。
図15は、本実施形態の半導体装置の一部を例示する底面図である。
図14(a)に示すように、本実施形態の半導体装置801は、上述の半導体ユニット30と異なる半導体ユニット830を備える。また、本実施形態の半導体装置801は、上述の他の実施形態の第1金属板10,610および第2金属板20,620に代えて、第1電極板810と、第2電極板820と、を備える。第1電極板810、第2電極板820、および半導体ユニット830の側面および上面には、ケース860が付設されている。
図14(b)に示すように、第1電極板810は、電極部810aと、接続部810bと、を含む。電極部810aは、半導体ユニット830の第1端子831aに対応する位置に設けられている。この例では、電極部810aは、X軸方向に一定の幅を有し、Y軸方向に延伸するほぼXY平面視で長方形の板である。電極部810aは、半導体ユニット830の数だけ設けられている。接続部810bは、1つの電極部810aの一方の端部と、隣接する他の電極部810aの一方の端部と、の間に設けられている。接続部810bは、隣接する電極部810a同士を電気的に接続する。
第2電極板820は、電極部820aと、接続部820bと、を含む。電極部820aは、半導体ユニット830の第2端子831aに対応する位置に設けられている。この例では、電極部820aは、X軸方向に一定の幅を有し、Y軸方向に延伸するほぼXY平面視で長方形の板である。電極部820aは、半導体ユニット830の数だけ設けられている。接続部820bは、1つの電極部820aの一方の端部と、隣接する他の電極部820aの一方の端部と、の間に設けられている。接続部820bは、隣接する電極部820a同士を電気的に接続する。
この例では、第1電極板810および第2電極板820は、X軸に沿って櫛の歯状に配列されている。
半導体ユニット830は、第1金属部材831と、第2金属部材832と、を含む。第1金属部材831は、第1端子831aを有し、第2金属部材832は、第2端子832aを有する。他の構成要素は、上述の他の実施形態の場合と同じである。図15に示すように、第1端子831aおよび第2端子832aは、絶縁部材835によって覆われていない第1金属部材831および第2金属部材832のそれぞれ一部である。
第1端子831aおよび第2端子832aは、絶縁部材835の1つの面に露出するように設けられている。つまり、本実施形態の半導体装置801では、第1端子831aおよび第2端子832aによって、同一面で電気的な接続がとられる。
第1端子831aは、対応する第1電極板810に第1接続部材51を介して電気的に接続される。第2端子832aは、対応する第2電極板820の第2接続部材52を介して電気的に接続される。
本実施形態の半導体装置801では、第1電極板810および第2電極板820が同一面に配置されるので、Z軸方向の長さ(半導体装置801の高さ)が低減され、小型化、省スペース化が可能になる。
なお、本実施形態の半導体装置801では、沿面距離は、第1金属部材831と第2金属部材832との間の距離でほぼ決定されるため、たとえば600V程度を超えない低電圧用途に用いることができる。
上述では、第1電極板810および第2電極板820については、それぞれ接続部810b,820bによって複数の電極部810a同士および電極部820a同士があらかじめ電気的に接続されている場合について説明した。第1電極板および第2電極板は、半導体ユニット830ごとに独立して設けられていてもよい。そのような場合においては、半導体装置801を実装する、たとえばプリント配線基板において、複数の第1電極板同士および複数の第2電極板同士の電気的接続をとるようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、安全性が高い大電流出力が可能な半導体装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 半導体装置、10 第1金属板、10a 第1面、10b 第2面、12 凹部、20 第2金属板、20a 第1面、20b 第2面、22 凹部、30 半導体ユニット、31 第1金属部材、32 第2金属部材、33 第1接合部材、34 第2接合部材、35 絶縁部材、36 第3金属部材、37 ボンディングワイヤ、40 半導体素子、41 半導体基板、42 第1電極、43 第2電極、44 第3電極、51 第1接続部材、52 第2接続部材、53 第1絶縁部材、54 第2絶縁部材、60 ケース、71 ゲート引出電極、72 ゲート接続部、81,82 ヒートシンク、201〜801 半導体装置、210,610 第1金属板、220,620 第2金属板、781,782 ヒートシンク、810 第1電極板、820 第2電極板、830 半導体ユニット

Claims (12)

  1. 第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延伸する第1面を有する第1金属板と、
    前記第1面に対向する第2面を有する第2金属板と、
    前記第1金属板と前記第2金属板との間に接続された2つ以上の半導体ユニットと、
    前記第1金属板と前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれとの間に設けられ、互いに電気的に接続する第1接続部材と、
    前記第2金属板と前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれとの間に設けられ、互いに電気的に接続する第2接続部材と、
    を備え、
    前記2つ以上の半導体ユニットのそれぞれは、
    一方の端部に、前記第1面に前記第1接続部材を介して接続された第1端子を含み、前記第1端子から、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に延伸して設けられた第1金属部材と、
    一方の端部に、前記第2面に前記第2接続部材を介して接続された第2端子を含み、前記第2端子から前記第3方向に延伸して設けられた第2金属部材と、
    半導体基板の一方の面である第1主面に設けられた第1電極と前記第1主面とは反対側の第2主面に設けられた第2電極とを含み、前記第1金属部材と前記第2金属部材との間で前記第1方向または前記第2方向に積層され、前記第1電極を前記第1金属部材に電気的に接続され、前記第2電極を前記第2金属部材に電気的に接続された半導体素子と、
    前記第1端子以外の前記第1金属部材、前記第2端子以外の前記第2金属部材および前記半導体素子を覆う第1絶縁部材と、
    を含む半導体装置。
  2. 前記第1絶縁部材は、前記第1端子の側で前記第1面に密着し、前記第2端子の側で前記第2面に密着して設けられた請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1金属板は、前記第1面に前記第1接続部材を充てんされた第1凹部を含み、
    前記第2金属板は、前記第2面に前記第2接続部材を充てんされた第2凹部を含み、
    前記第1端子は、前記第1面に対向する前記第1絶縁部材の面と同一面を形成し、
    前記第2端子は、前記第2面に対向する前記第1絶縁部材の面と同一面を形成する請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記第1絶縁部材は、
    前記第1面との間で密着して設けられた第2絶縁部材と、
    前記第2面との間で密着して設けられた第3絶縁部材と、
    を含む請求項2記載の半導体装置。
  5. 前記半導体素子の前記第1主面および前記第2主面が前記第2方向および前記第3方向に沿うように配置された場合に、
    前記第1絶縁部材の前記第2方向の側の端部と前記半導体素子の前記第2方向の側の端部との長さのうち最短の長さは、前記第1絶縁部材の前記第1面に密着している面と前記半導体素子の前記第3方向の側の端部との長さよりも長い請求項2〜4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記第1絶縁部材の表面は、前記第1面と前記第2面との間で凸面および凹面のうち少なくとも1つを含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記第1金属部材に接合された第1ヒートシンクと、
    前記第2金属部材に接合された第2ヒートシンクと、
    をさらに備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 前記第1金属板および前記第2金属板のうち少なくとも一方は、複数の分割された部分を含む請求項7記載の半導体装置。
  9. 前記第1ヒートシンクおよび前記第2ヒートシンクのうち少なくとも一方は、複数の分割された部分を含む請求項7または8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体素子は、前記第1電極の側に第3電極を有し、
    前記樹脂封止モジュールは、前記第1金属部材に接続された第3金属部材と、前記第3部材および前記第3金属部材を電気的に接続するボンディングワイヤと、をさらに含む請求項1〜9のいずれか1つに記載の半導体装置。
  11. 前記第1接合部材および前記第2接合部材の融点は、前記第1接続部材および前記第2接続部材の融点よりも高温である請求項1〜10のいずれか1つに記載の半導体装置。
  12. 第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延伸する第1面を有する第1電極板と、
    前記第1面と同一面内で同一方向に向く第2面を有する第2電極板と、
    前記第1電極板と前記第2電極板との間に設けられた半導体ユニットと、
    前記第1電極板と前記半導体ユニットとの間に設けられ、互いに電気的に接続する第1接続部材と、
    前記第2電極板と前記半導体ユニットとの間に設けられ、互い電気的に接続する第2接続部材と、
    を備え、
    前記半導体ユニットは、
    一方の端部に、前記第1面に前記第1接続部材を介して接続された第1端子を含み、前記第1端子から、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に延伸して設けられた第1金属部材と、
    一方の端部に、前記第2面に前記第2接続部材を介して接続された第2端子を含み、前記第2端子から前記第3方向に延伸して設けられた第2金属部材と、
    半導体基板の一方の面である第1主面に設けられた第1電極と前記第1主面とは反対側の第2主面に設けられた第2電極とを含み、前記第1金属部材と前記第2金属部材との間に積層され、前記第1電極を前記第1金属部材に電気的に接続され、前記第2電極を前記第2金属部材に電気的に接続された半導体素子と、
    前記第1端子以外の前記第1金属部材、前記第2端子以外の前記第2金属部材および前記半導体素子を覆う第1絶縁部材と、
    を含む半導体装置。
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