JP7390735B2 - 組成物 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 日本農芸化学会2015年度大会(平成27年3月26~29日 岡山大学にて開催) 日本農芸化学会2015年度大会要旨集(平成27年3月5日、日本農芸化学会発行) 東洋新薬 ニュースリリース(平成27年4月9日、株式会社東洋新薬発行) 健康産業新聞(平成27年8月19日、UBMメディア株式会社発行) ヘルスライフビジネス(平成27年7月1日、株式会社ヘルスライフビジネスマガジン社発行) ヘルスライフビジネス(平成27年6月15日、株式会社ヘルスライフビジネスマガジン社発行) 健康産業流通新聞(平成27年6月11日、株式会社健康産業流通新聞社発行) 日本流通産業新聞(平成27年6月4日、株式会社日本流通産業新聞社発行) 健康ジャーナル(平成27年4月21日、株式会社健康ジャーナル社発行) 食品新聞(平成27年4月20日、株式会社食品新聞社発行)
本発明は、整腸剤等の組成物に関する。
近年、食生活の変化、食事内容の偏り、ストレスなどから様々な生活習慣病が蔓延している。その一つとして便秘や下痢などの腸の不調がある。便秘は、腸内で便が長く滞留することにより生じる。また、重度の便秘は、腸内の有害細菌の増加や有害物質の吸収の増加などを引き起こし、大腸ガンの誘因となる可能性がある。そこで、腸の不調を改善する整腸作用のある物質を有効成分とする整腸剤の開発が進められている。
整腸剤の有効成分の一つとして、例えば、不溶性食物繊維を多く含む植物が知られている。不溶性食物繊維は便通改善作用を有する。このような不溶性食物繊維としては、例えば、小麦ふすまなどの植物外皮由来物質が知られている。
また、植物粉末の粒度が便通改善作用に影響することが知られている。例えば、非特許文献1では、粒度の異なる小麦ふすま(小麦粒の表皮部分)を用いて排便頻度や排便量を比較し、小麦ふすまの粒度が大きくなると保水量が増すことから、排便頻度や排便量が増加することが記載されている。同様に、特許文献1には、平均粒径が50~200μmと比較的大きい、トウモロコシ外皮に由来する不溶性食物繊維を10%以上含有することを特徴とする整腸作用性食品が記載されている。
特開平4-281762号公報
British Medical Journal,1974,4,187-189
確かに、特許文献1及び非特許文献1に記載されている、粒度が比較的大きい植物外皮由来粉末を使用すれば、便通改善作用などの整腸作用を有する整腸剤が製造できる可能性がある。しかし、これらの物質は、被験体の体質によっては、下痢などの副作用が生じる場合があることから、整腸作用が見られる程度にまで摂取量を増加することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、従前の整腸作用を有する物質に比べて、天然素材を用いながら、安全性が高く、かつ、優れた整腸作用を示す物質を含有する整腸剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、大麦の茎葉に着眼するに至った。そして、大麦の茎葉を粉末にして粒度の違いにより整腸作用を調べてみたところ、驚くべきことに、非特許文献1に記載の小麦ふすまや特許文献1に記載のトウモロコシ外皮由来物とは真逆に、大麦の茎葉は粒度を小さくすることによって、便通改善作用、腸内環境改善作用及び腸管免疫賦活化作用といった整腸作用が高められることを見出した。かかる知見を基に、本発明者らは、粒度が比較的小さい麦類の茎葉の粉末を含有する整腸剤を創作することに成功した。本発明は、この成功例に基づき、完成された発明である。
したがって、本発明によれば、麦類の葉及び/又は茎の粉末を含有する整腸剤であって、
前記粉末は、平均粒子径が25μm以下である粉末である、前記整腸剤が提供される。
本発明の別の側面によれば、麦類の葉及び/又は茎の粉末を含有する整腸剤であって、
前記粉末は、粒子径20μm以下の累積頻度が25体積%以上である累積粒度分布、粒子径30μm以下の累積頻度が37体積%以上である累積粒度分布、粒子径40μm以下の累積頻度が48体積%以上である累積粒度分布及び粒子径50μm以下の累積頻度が60体積%以上である累積粒度分布からなる群から選ばれる少なくとも1種の体積基準の累積粒度分布を有する粉末である、前記整腸剤が提供される。
本発明の別の側面によれば、麦類の葉及び/又は茎の粉末を含有する整腸剤であって、
前記粉末は、10体積%粒子径が8μm以下である累積粒度分布、50体積%粒子径が41μm以下である累積粒度分布及び90体積%粒子径が87μm以下である累積粒度分布からなる群から選ばれる少なくとも1種の体積基準の累積粒度分布を有する粉末である、前記整腸剤が提供される。
好ましくは、本発明の整腸剤が、便通改善剤、腸内環境改善剤又は腸管免疫機能活性化剤である。
好ましくは、本発明の整腸剤において、前記麦類が、大麦、小麦、えん麦及びらい麦からなる群から選ばれる少なくとも1種の麦類である。
好ましくは、本発明の整腸剤において、前記粉末は、50.5°以上である安息角を有する粉末である。
好ましくは、本発明の整腸剤において、前記粉末は、0.220g/cm以下である嵩密度を有する粉末である。
本発明によれば、粒度の小さい麦類の茎葉の粉末を含有することにより、糞便量の増加、糞中IgA量の増加及び腸内有用細菌の増加がみられ、便通改善作用、腸内環境改善作用及び腸管免疫賦活化作用を含む整腸作用を有する整腸剤が得られる。また、麦類の茎葉を含有することを特徴とする本発明の整腸剤は安全性の高いものである。
本発明の整腸剤は、整腸作用によって、便秘、下痢、排便障害などの腸機能不全、腸管免疫不全、腸内の有害微生物代謝産物や有害酵素の発生、生活習慣病、アレルギーなどの腸組織の異常に関連する種々の疾病及び異常の改善、緩和、治療及び予防することが期待できる。
図1は、実施例に記載のコントロール群、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群の湿糞便重量(g)の測定結果を示した図である。数値は平均値を表わし、**はコントロール群に対して危険率1%で有意であることを表わし、#は粉砕末(粒度大)群に対して危険率5%で有意であることを表わす。 図2は、実施例に記載のコントロール群、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群の糞中IgA量(mg-IgA/day)の測定結果を示した図である。数値は平均値を表わし、**はコントロール群に対して危険率1%で有意であることを表わし、*はコントロール群に対して危険率5%で有意であることを表わす。 図3は、実施例に記載のコントロール群、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群の腸内フローラ(Lactbacillus属)の測定結果を示した図である。数値は平均値を表わし、*はコントロール群に対して危険率5%で有意であることを表わす。 図4は、実施例に記載のコントロール群、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群の腸内フローラ(Prevotella属)の測定結果を示した図である。数値は平均値を表わし、*はコントロール群に対して危険率5%で有意であることを示す。 図5は、実施例に記載のコントロール群、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群の腸内フローラ(Clostoridium Cluster XIVa)の測定結果を示した図である。数値は平均値を表わし、*はコントロール群に対して危険率5%で有意であることを示す。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明の整腸剤は、麦類の葉の粉末、茎の粉末又はその両方の粉末、すなわち、麦類の葉及び/又は茎の粉末を含有することを特徴とする。本明細書では、「葉及び/又は茎」を総称して茎葉とよぶ場合がある。本発明の整腸剤は、麦類の茎葉の粉末を含有すればよく、これらに加えて麦類の根などの他の部位の粉末を含有してもよい。
麦類は通常知られているとおりのものであれば特に限定されず、例えば、大麦、小麦、えん麦、らい麦などが挙げられ、これらの1種又は2種以上の組み合わせであり得る。麦類として好ましいのは大麦である。以下では、麦類について大麦を例にとって説明する場合があるが、本発明の整腸剤の有効成分として用いられる麦類は大麦に限定されるものではない。
大麦(Hordeum vulgare L.)は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本であり、穂形により、二条大麦や六条大麦などに大別される。また、品種も様々あり、二条大麦の例として、ニシノホシ、はるか二条、ニシノチカラ、はるしずくなどが挙げられ、六条大麦の例として倍取、シュンライ、サヌキハダカ、ダイシモチ、イチバンボシ、ファイバースノウ、シルキースノウ、はがねむぎ、カシマゴール、赤神力(登録商標)、ミノリムギ、マサカドムギ、すすかぜ、カシマムギなどが挙げられる。本発明に用いられる大麦は特に限定されず、上記した品種、野生種、交雑種などのいずれであってもよい。
麦類の茎葉はいずれの収穫時期に収穫されたものであってもよく、特に限定されないが、例えば、麦類が大麦である場合、成熟期前、すなわち、分けつ開始期から出穂開始前期に収穫されたものであることが好ましい。具体的には、品種の違いによっても異なるが、一般に、背丈が10cm以上、好ましくは10~90cm程度、特に好ましくは20~80cm程度、とりわけ30~70cm程度である大麦から、茎葉を収穫することが好ましいが、これらに限定されるものではない。
麦類の茎葉は、収穫後、直ちに粉末化することが好ましい。粉末化までに時間を要する場合、麦類の茎葉の変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵することが好ましい。
麦類の茎葉は、粉末化するに際して、粉砕処理に加えて、各種の処理に供してもよい。そのような処理として、例えば、乾燥処理、ブランチング処理、殺菌処理、細片処理、搾汁処理、抽出処理などが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の整腸剤で用いられる麦類の茎葉の粉末としては、麦類の茎葉の乾燥粉末、麦類の茎葉の細片化物の乾燥粉末、麦類の茎葉の搾汁の乾燥粉末、麦類の茎葉の抽出物の乾燥粉末などが挙げられる。なお、本発明において、粉末とは、必要に応じて賦形剤などを添加し顆粒化又は錠剤化したものを含むものとする。
例えば、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせることにより、麦類の茎葉を乾燥粉末化することができる。乾燥処理及び粉砕処理は同時に行ってもよく、又はいずれを先に行ってもよいが、乾燥処理を先に行った後に粉砕処理を行うことが好ましい。麦類の茎葉を乾燥粉末化するに際して、さらに必要に応じて、ブランチング処理、殺菌処理などの処理から選ばれる1種又は2種以上の処理を組み合わせて行ってもよい。また、粉砕処理を行う回数は特に限定されず、粗粉砕処理を行った後に、より細かく粉砕する微粉砕処理を行うなどのように、1回又は2回以上の処理として実施してもよい。
ブランチング処理は麦類の茎葉の緑色を鮮やかに保つための処理であり、ブランチング処理の方法としては、熱水処理や蒸煮処理などが挙げられる。
熱水処理としては、例えば、70~100℃、好ましくは80~100℃の熱水又は水蒸気中で、麦類の茎葉を60~240秒間、好ましくは90~180秒間処理する方法などが挙げられる。また、熱水処理に際して、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩や炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素塩を用いることが好ましく、炭酸水素の塩を熱水に溶解することにより、麦類の茎葉の緑色をより鮮やかにすることができる。
蒸煮処理としては、常圧又は加圧下において、麦類の茎葉を水蒸気により蒸煮する処理と冷却する処理とを繰り返す間歇的蒸煮処理が好ましい。間歇的蒸煮処理において、水蒸気により蒸煮する処理は、例えば、20~40秒間、好ましくは30秒間行われる。蒸煮処理後の冷却処理は、直ちに行われることが好ましく、その方法は特に限定されないが、冷水への浸漬、冷蔵、冷風による冷却、温風による気化冷却、温風と冷風とを組み合わせた気化冷却などが用いられる。このうち温風と冷風とを組み合わせた気化冷却が好ましい。このような冷却処理は、麦類の茎葉の品温が、好ましくは60℃以下、より好ましくは50℃以下、さらに好ましくは40℃以下となるように行われる。また、ビタミン、ミネラル、葉緑素などの栄養成分に富んだ麦類の茎葉の粉末を製造するためには、間歇的蒸煮処理を2~5回繰り返すことが好ましい。
殺菌処理は当業者に通常知られている殺菌処理であれば特に限定されないが、例えば、温度、圧力、電磁波、薬剤などを用いて物理的又は化学的に微生物を殺滅させる処理であるということができる。
乾燥処理及び粉砕処理に追加してブランチング処理を行う場合、ブランチング処理は乾燥処理の前に行われることが好ましい。また、乾燥処理及び粉砕処理に追加して殺菌処理を行う場合、殺菌処理は、乾燥処理の後か、粉砕処理の前又は後に行われることが好ましい。
乾燥処理は特に限定されないが、例えば、麦類の茎葉の水分含量が10wt%以下、好ましくは5wt%以下となるように乾燥する処理が挙げられる。乾燥処理は、例えば、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの当業者に公知の任意の方法により行われ得る。加熱による乾燥は、例えば、40℃~140℃、好ましくは80~130℃にて加温により麦類の茎葉が変色しない温度及び時間で行われ得る。
粉砕処理は特に限定されないが、例えば、当業者が通常使用する任意の方法により植物体を粉砕する処理が挙げられる。麦類の茎葉の粉末は、必要に応じて篩にかけてもよく、例えば、100~150メッシュを通過するものを麦類の茎葉の粉末として用いることができる。粉砕処理に際して、粒度の均一化、粉砕時間の短縮など、粉砕効率を上げる観点から、粗粉砕及び微粉砕を組み合わせて行うことが好ましい。
粉砕処理において、粗粉砕工程では、麦類の茎葉をカッター、スライサー、ダイサーなどの当業者が通常用いる任意の粗粉砕用の機器又は器具を用いて、例えば、麦類の茎葉の長径が約20mm以下、好ましくは約0.1~10mmとなるように破砕する。微粉砕工程では、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などの当業者が通常用いる任意の微粉採用の機器や器具を用いて、90wt%以上が200メッシュ区分を通過するように麦類の茎葉を微粉砕することが好ましい。
麦類の茎葉を乾燥粉末化する方法としては、当業者が通常用いる方法により乾燥粉末化すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、麦類の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで乾燥及び粉砕する方法(特開2004-000210号公報を参照)、麦類の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで揉捻し、その後、乾燥し、粉砕する方法(特開2002-065204号公報を参照)、麦類の茎葉を乾燥し、粗粉砕した後、110℃以上で加熱し、更に微粉砕する方法(特開2003-033151号公報を参照)などが挙げられる。
麦類の茎葉を細片化する方法としては、当業者が通常用いる方法により細片化すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、植物体をスライス、細断などにより細片化する方法が挙げられる。細片化の一例として、スラリー化してもよい。スラリー化は、麦類の茎葉をミキサー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどにかけ、麦類の茎葉をどろどろした粥状(液体と固体の懸濁液)にする方法により行ってもよい。
麦類の茎葉の細片化物を乾燥する方法としては、当業者が通常用いる方法により乾燥すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、天日で乾燥する方法、乾燥機を用いて噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥、流動乾燥などにより乾燥する方法などが挙げられる。
麦類の茎葉を搾汁する方法としては、当業者が通常用いる方法により搾汁すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、麦類の茎葉又はその細片化物を圧搾する方法、麦類の茎葉の細片化物を遠心又はろ過する方法などが挙げられる。なお、搾汁物は必要に応じて濃縮してもよい。また、麦類の茎葉から搾汁処理を行った後に残る搾汁残渣を乾燥したものを麦類の茎葉の粉末として用いてもよい。
麦類の茎葉の搾汁物を乾燥粉末化する方法としては、当業者が通常用いる方法により搾汁物を乾燥粉末化すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、搾汁物をそのまま乾燥して粉末化してもよく、搾汁物に適切な結合剤や賦形剤などを添加してから乾燥して粉末化してもよい。また、搾汁物又は搾汁物の乾燥粉末に必要に応じて賦形剤などを添加して、公知の湿式、乾式などの顆粒造粒法によって顆粒に成形して粉末化してもよい。
麦類の茎葉を抽出する方法としては、当業者が通常用いる方法により抽出すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、麦類の茎葉又はその細片化物に、エタノール、水、含水エタノールなどの当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて加温して抽出する方法などが挙げられる。なお、抽出物は必要に応じて濃縮してもよい。また、特定成分の濃度を高めるため、当業者が通常用いる方法により抽出物を分画してもよく、当業者が通常用いる方法により特定成分を精製してもよい。また、麦類の茎葉から抽出処理を行った後に残る抽出残渣を乾燥したものを麦類の茎葉の粉末として用いてもよい。
麦類の茎葉の抽出物を乾燥粉末化する方法としては、当業者が通常用いる方法により抽出物を乾燥粉末化すればよく、従来公知の方法を用いてもよい。例えば、抽出物を乾燥して粉末化してもよく、抽出物に適切な結合剤や賦形剤などを添加してから乾燥して粉末化してもよい。また、抽出物又は抽出物の乾燥粉末に必要に応じて賦形剤などを添加して、公知の湿式、乾式などの顆粒造粒法によって顆粒に成形して粉末化してもよい。
本発明の整腸剤は、上記した麦類の茎葉の粉末を含有するものである。ただし、該麦類の茎葉の粉末は、比較的粒度が小さいものであり、そのことによって、本発明の整腸剤は、腸管免疫賦活化作用及び腸内環境改善作用を含む整腸作用を有することができる。
麦類の茎葉の粉末は、比較的粒度が小さいものとして、次の三つの態様に分けることができる:
(1)平均粒子径が25μm以下である粉末;
(2)粒子径20μm以下の累積頻度が25体積%以上である累積粒度分布、粒子径30μm以下の累積頻度が37体積%以上である累積粒度分布、粒子径40μm以下の累積頻度が48体積%以上である累積粒度分布及び粒子径50μm以下の累積頻度が60体積%以上である累積粒度分布からなる群から選ばれる少なくとも1種の体積基準の累積粒度分布を有する粉末;及び/又は、
(3)10体積%粒子径が8μm以下である累積粒度分布、50体積%粒子径が41μm以下である累積粒度分布及び90体積%粒子径が87μm以下である累積粒度分布からなる群から選ばれる少なくとも1種の体積基準の累積粒度分布を有する粉末。
麦類の茎葉の粉末は、上記した三つの態様のうちいずれか一つの態様に該当するものであればよいが、二つの態様を兼ね備えたものであってもよく、三つの態様全てを兼ね備えたものであってもよい。
麦類の茎葉の粉末は、平均粒子径が25μm以下であることが好ましい。後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末の平均粒子径は、18.0μm以下がより好ましく、14.0μm以下がさらに好ましい。麦類の茎葉の粉末の平均粒子径の下限は特に限定されないが、例えば、1.0μ以上であり、好ましくは5.0μm以上であり、より好ましくは10.0μm以上である。
麦類の茎葉の粉末は、粒子径20μm以下の累積頻度が25体積%以上である累積粒度分布、粒子径30μm以下の累積頻度が37体積%以上である累積粒度分布、粒子径40μm以下の累積頻度が48体積%以上である累積粒度分布、粒子径50μm以下の累積頻度が60体積%以上である累積粒度分布又はこれらのいずれか2種、3種若しくは4種の体積基準の累積粒度分布を有することが好ましい。なお、例えば、粒子径20μm以下の累積頻度が25体積%以上である累積粒度分布を有する粉末とは、全粒子を粒子径の小さいものから大きいものへと並べたときに、粒子径が20μm以下である粒子が全粒子の25体積%以上を占めている粉末をいう。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、粒子径20μm以下の累積頻度が44.0体積%以上であることがより好ましく、60.0体積%以上であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、粒子径20μm以下の累積頻度の上限は特に限定されないが、例えば、90.0体積%以下であり、好ましくは80.0体積%以下であり、より好ましくは75.0体積%以下である。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、粒子径30μm以下の累積頻度が60.0体積%以上であることがより好ましく、80.0体積%以上であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、粒子径30μm以下の累積頻度の上限は特に限定されないが、例えば、99.0体積%以下であり、好ましくは95.0体積%以下であり、より好ましくは90.0体積%以下である。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、粒子径40μm以下の累積頻度が72.0体積%以上であることがより好ましく、88.0体積%以上であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、粒子径40μm以下の累積頻度の上限は特に限定されないが、例えば、99.0体積%以下であり、好ましくは98.0体積%以下であり、より好ましくは97.0体積%以下である。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、粒子径50μm以下の累積頻度が82.0体積%以上であることがより好ましく、93.0体積%以上であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、粒子径50μm以下の累積頻度の上限は特に限定されないが、例えば、99.9体積%以下であり、好ましくは99.5体積%以下であり、より好ましくは99.2体積%以下である。
麦類の茎葉の粉末は、10体積%粒子径が8μm以下である累積粒度分布、50体積%粒子径が41μm以下である累積粒度分布、90体積%粒子径が87μm以下である累積粒度分布又はこれらのいずれか2種若しくは3種の体積基準の累積粒度分布を有することが好ましい。なお、例えば、10体積%粒子径が8μm以下である累積粒度分布を有する粉末とは、全粒子を粒子径が小さいものから大きいものへと並べたときに、全粒子の10体積%を占める粒子の粒子径が8μm以下である粉末をいう。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、10体積%粒子径が5.0μm以下であることがより好ましく、4.0μm以下であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、10体積%粒子径の下限は特に限定されないが、例えば、1.0μm以上であり、好ましくは2.0μm以上であり、より好ましくは3.0μm以上である。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、50体積%粒子径が23.0μm以下であることがより好ましく、20.0μm以下であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、50体積%粒子径の下限は特に限定されないが、例えば、5.0μm以上であり、好ましくは8.0μm以上であり、より好ましくは12.0μm以上である。なお、50体積%粒子径は、一般に、メディアン径とよばれる粒子径である。
後述する実施例及び製造例の記載を鑑みて、粒度がより小さいものとするために、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布は、90体積%粒子径が62.0μm以下であることがより好ましく、50.0μm以下であることがさらに好ましい。また、麦類の茎葉の粉末が有する累積粒度分布について、90体積%粒子径の下限は特に限定されないが、例えば、10.0μm以上であり、好ましくは20.0μm以上であり、より好ましくは25.0μm以上である。
麦類の茎葉の粉末の平均粒子径や累積粒度分布などの粒度の測定は、例えば、レーザー回析散乱光式粒度分布測定装置、具体的には株式会社セイシン企業製のLMS-300やLMS-3000を用いて測定することができる。
麦類の茎葉の粉末は、他にもその安息角や嵩密度で特定することができる。麦類の茎葉の粉末の安息角は特に限定されないが、50.5°以上であることが好ましく、51.0°以上であることがより好ましい。また、麦類の茎葉の粉末の嵩密度(ゆるめ)は特に限定されないが、例えば、0.220g/cm以下であることが好ましく、0.210g/cm以下であることがより好ましく、0.170~0.210g/cmであることがさらに好ましい。なお、安息角及び嵩密度の測定方法は、後述する実施例の記載を参照して実施できる。
麦類の茎葉の粉末のうち麦類の茎葉の乾燥粉末は、例えば、乾燥した麦類の茎葉を、20.0~50.0kg/hrの割合でジェットミルに供給し、ジェットミルの吐出圧力を0.60~0.89MPa、好ましくは0.65~0.85Mpaとして粉砕処理に供することにより製造できる。
本発明の整腸剤に用いられる麦類の茎葉の粉末は、優れた整腸作用を有する。本発明の技術的範囲はいかなる推論にも拘泥されるわけではないが、例えば、麦類の茎葉の粉末を摂取することにより、総糞便量(乾燥糞便量)が増大し、さらに糞便中の水分含量が増加して排便に適した便を形成するという保水効果によって湿糞便量が増大し、排泄がスムーズになるという便通改善作用が得られ得る。実際に、後述する実施例に記載があるとおり、本発明の整腸剤を服用することにより、湿糞便量が増大する。
また、便通改善により、便秘による腸内悪玉細菌の増殖を抑制し、腸内環境が正常に維持及び改善され得る。腸内環境が改善されれば、腸内の有用細菌の働きにより、腸の動きの活性化がなされ、便通が改善されるようになるという腸内環境改善作用が得られ得る。実際に、後述する実施例に記載があるとおり、本発明の整腸剤を服用することにより、腸内の有用細菌であるLactobacillus属、Prevotella属及びClostoridium cluster XIVaの細菌数を増加することができる。
さらに、腸管には多くの免疫細胞が存在し、異物の排除や無毒化といった腸管免疫が働いているところ、本発明の整腸剤を服用することにより、腸管免疫を賦活化して、細菌やウイルスから感染を防ぐ作用があるIgA量が増えるという腸管免疫賦活化作用が得られ得る。
このように、本発明の整腸剤を摂取すると、便通改善作用及び腸内環境改善作用が相互作用的に発揮され、さらに腸管免疫賦活化作用さえ得られることから、結果として整腸作用が達成できる。また、保水効果やスムーズな排泄は、例えば、痔の防止などとしても有効である。
本発明の整腸剤が有する整腸作用は、例えば、後述する実施例に記載があるとおり、湿糞便量、糞中IgA量並びに糞中のLactbacillus属、Prevotella属、Clostoridium cluster XIVaなどの細菌数によって評価できる。すなわち、本発明の整腸剤が示す整腸作用は、例えば、本発明の整腸剤の投与群の湿糞便量が本発明の整腸剤の非投与群に対して、湿糞便量が2.2倍、好ましくは2.3倍になり;糞中IgA量が3.4倍、好ましくは3.8倍になり;糞中のLactbacillus属の細菌数が2.5倍、好ましくは2.8倍になり;糞中のPrevotella属の細菌数が6,000倍、好ましくは7,000倍になり;及び/又は、糞中のClostoridium cluster XIVaの細菌数が2.2倍、好ましくは2.3倍になる整腸作用である。
本発明の整腸剤は、便通改善作用、腸内環境改善作用及び腸管免疫賦活化作用を有することから、このようなお腹(胃腸)の調子を整える整腸作用を得ることを目的とした種々の形態で利用され得る。本発明の整腸剤は、例えば、特別な処理を加えることなく種々の目的に利用されてもよい。例えば、医薬品、医薬部外品などとして、又はこれらに配合して利用される。
本発明の整腸剤において、麦類の茎葉の粉末の含有量は、本発明の課題を解決し得る限り特に限定されないが、例えば、整腸剤全体の乾燥質量換算で、下限値としては、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以上がなおさらに好ましく、20質量%以上が特に好ましい。上限値としては、100質量%であってもよいが、例えば、99.9質量%以下、90質量%以下、80質量%以下であってもよい。麦類の茎葉の粉末の含有量が0.1質量%より少ない場合、整腸作用が十分に発揮されない場合がある。
本発明の整腸剤の1日の使用量は特に限定されず、使用態様や使用者の使用内容や腸内環境などに応じて適宜設定され得るが、例えば、整腸剤に対する麦類の茎葉の粉末の質量換算で、使用者の体重を基準として、1~6000mg/kgであり、好ましくは1~4000mg/kgであり、より好ましくは10~3000mg/kgであり、さらに好ましくは10~2000mg/kgである。本発明の整腸剤の1回の使用量についても同様に特に限定されず、例えば、整腸剤に対する麦類の茎葉の粉末の質量換算で、使用者の体重を基準として、0.5~3000mg/kgであり、好ましくは1~2000mg/kgであり、より好ましくは5~1000mg/kgである。
また、本発明の整腸剤の1日の使用量は、例えば、整腸剤に対する麦類の茎葉の粉末の質量換算で、0.01~100g、好ましくは0.05~70g、より好ましくは0.5~50g、さらに好ましくは1~30gとすることができる。同様に、本発明の整腸剤の1回の使用量は、例えば、整腸剤に対する麦類の茎葉の粉末の質量換算で、0.01~30g、好ましくは0.05~20g、より好ましくは0.1~10g、さらに好ましくは0.3~7gとすることができる。
本発明の整腸剤は、整腸作用を得ることを目的とした種々の形態で利用され得る。本発明の整腸剤は、例えば、経口用又は非経口用の整腸剤とすることができる。
本発明の整腸剤の形態は特に限定されず、任意の形態とすることができる。経口用の整腸剤の形態としては、例えば、経口的な使用に適した形態、具体的には、粉末状、粒状、顆粒状、錠状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、液状、飴状、ペースト状、クリーム状、ハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル状、カプレット状、ゲル状、チュアブル状、シロップ状などの各形態が挙げられる。
本発明の整腸剤の包装形態は特に限定されず、剤形などに応じて適宜選択できるが、例えば、PTPなどのブリスターパック;ストリップ包装;ヒートシール;アルミパウチ;プラスチックや合成樹脂などを用いるフィルム包装;バイアルなどのガラス容器;アンプルなどのプラスチック容器などが挙げられる。
本発明の整腸剤は、粉末状であって、水と混合することにより混合物として経口的に使用する形態であると、腐敗を防ぎ長期保存に適することから好ましい。また本発明の整腸剤が粉末状や錠状などの固体の形態である場合、上述したように、これを水と混合して液状体となし、経口的に使用することができるが、使用者の好みなどに応じて、固体のまま経口的に使用してもよい。
本発明の整腸剤は整腸作用を有することにより、これを使用することは、便秘や下痢などの腸に異常を有する者、排便障害者、さらには生活習慣病罹患者やアレルギー体質者及びそのリスクがある者に対しての健康維持に有用である。
本発明の整腸剤は、麦類の茎葉の粉末のみを含むものであってもよいし、麦類の茎葉の粉末に加えて、その他の成分を含んでもよい。その他の成分としては、例えば、種々の賦形剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、添加剤などを挙げることができる。その他の成分の含有量は、本発明の整腸剤の利用形態などに応じて適宜選択することができる。
本発明の整腸剤に配合されるその他の成分は、麦類の茎葉の粉末が有する作用と相加的若しくは相乗的に、又は補助的に便通改善作用、腸内環境改善作用、腸管免疫賦活化作用といった整腸作用を示す成分であることが好ましい。そのようなものとして、例えば、水溶性食物繊維やオリゴ糖などの天然物由来又は合成物質;乳酸菌などの有用微生物;乳酸菌などの有用微生物を増加又は活性化する物質などが挙げられる。本発明の整腸剤は、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌からなる群から選ばれる成分のうちいずれか1種又は2種以上を含むことが好ましく、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌の3成分すべてを含むことがより好ましい。
水溶性食物繊維としては従来知られているものを用いることができ、特に限定されない。そのような水溶性食物繊維の例としては、アルギン酸、難消化性デキストリン、ガラクトマンナン、グアーガム、グアーガム加水分解物、グルコマンナン、ペクチン、ポリデキストロース及びカラギーナンなどが挙げられる。これらの水溶性食物繊維は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
乳酸菌としては従来知られているものを用いることができ、特に限定されない。そのような乳酸菌としては、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium mongoliense、Lactbacillus brevis、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus buchneri、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus delbrueckii、Lactobacillus casei、Lactobacillus crispatus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus halivaticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus salivarius、Lactobacillus sporogenes、Lactobacillus sakei、Lactobacillus fructivorans、Lactobacillus hilgardii、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus fermentum、ストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis(Enterococcus faecalisと称されることもある))、Enterococcus faecium(Streptococcus faeciumと称されることもある)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactisと称されることもある)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc oenos、Pediococcus acidilactici、Pediococcus pentosaceus、Staphylococcus carnosus、Staphylococcus xylosus、Tetragenococcus halophilus、Bacillus coagulans、及びBacillus mesentericusなどが用いられる。これらの乳酸菌は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。乳酸菌の性質は特に限定されるものではなく、本発明の整腸剤の剤形や品質に応じて適宜選択することができ、例えば、耐熱性、耐酸性、耐糖性、耐塩性、有胞子性などが挙げられる。
オリゴ糖としては従来知られているものを用いることができ、特に限定されない。そのようなオリゴ糖としては、ラクチュロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース及びシクロデキストリンなどが挙げられる。これらのオリゴ糖は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本発明の整腸剤は、麦類の茎葉の粉末が有する整腸作用に加えて、やはり麦類の茎葉の粉末に由来するビタミン類、ミネラル類などを多く含むことから、これらに基づく副次的な効果を奏し、使用者の健康維持に資する。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得る限り、本発明は種々の態様をとることができる。
大麦茎葉の粒度の違いが腸内環境改善作用の活性化及び腸管免疫の賦活化に影響を与えることを以下のとおりに評価した。
1.被験物質
粒度の異なる3種類の大麦茎葉の乾燥粉末を用意し、これらをそれぞれ「粉砕末(粒度小)群」、「粉砕末(粒度中)群」及び「粉砕末(粒度大)群」と名付けた。
2.被験飼料の調製
背丈が約30cmで刈り取った大麦茎葉を水洗いし、付着した泥などを除去し、5~10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、90~100℃の熱湯で90秒間~120秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分含量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間~180分間、80℃~130℃の温風にて乾燥させた。乾燥した茎葉を、ミキサーを用いて、約1mmの大きさに粗粉砕処理した。得られた大麦の茎葉を、小型製粉機(製品名「ミクロ・パウダー KGW-G015」(有限会社ウエスト製)を用いて、平均粒子径が以下の表1に示す数値になるように、製粉機のダイヤル設定の粒度調整ツマミを操作して各群の大麦茎葉乾燥粉末を製造した。
得られた各群の大麦茎葉乾燥粉末を、以下の表2にその組成を示すAIN-76精製飼料と混合して、以下の表3に示す試験飼料を調製した。ここで、大麦茎葉乾燥粉末(被験物質)を加えないもの、すなわち、AIN-76精製飼料のみのものをコントロール群とした。なお、AIN-76精製飼料は乳鉢、乳棒及び混餌機(MT-30H;愛工舎製作所)を用いて作製した。また、大麦茎葉乾燥粉末とAIN-76精製飼料との混合は、乳鉢及び乳棒を用いて各成分が均一となるように混餌した。なお、各表中の数値はwt%を示す。
3.被験動物
4週齢の雄性ICR系マウス(九動株式会社)を6日間馴化させた。飼育環境として、照明時間は12時間とし、ケージは木材チップ(ソフトチップ;日本エスエルシー株式会社)を床じきとしたポリカーボネイト製平底ケージ(W220×D320×H135mm;東洋理工株式会社)又はステンレス製5連ケージ(W150×D210×H150mm;トキワ株式会社)を用いた。収容個体数は、平底ケージでは1ケージあたり2~3匹とし、5連ケージでは1区画に1匹とした。なお、5連ケージは、糞便回収用に用いた。
馴化期間において、給餌方法は原則として自由摂取とした。飼料はMF固形飼料(オリエンタル酵母工業株式会社)を用い、飲水は水道水を用いた。
馴化期間終了後に健常な被験動物を体重がほぼ均一となるように各群に分け、試験に供した。ただし、試験開始-1~0日目に回収した湿糞便重量に各群で差がみられないように考慮した。
4.試験手順
馴化期間終了後に群分けされた5週齢の被験動物について、試験開始日(0日目)より各被験物質を混餌した試験飼料を14日間自由摂取させた。飼育環境として、照明時間は12時間とし、ケージは木材チップ(ソフトチップ;日本エスエルシー株式会社)を床じきとしたステンレス製5連ケージを用いた。収容個体数は1区画に1匹とした。給餌器は摂餌量を測定しやすくするため、ローデンカフェ(オリエンタル酵母工業株式会社)を用いた。群構成をまとめたものを表4とした。
試験期間中は体重及び摂餌量を週2回測定した。試験開始前日(-1日目)~試験開始日(0日目)、試験開始6~7日目、13~14日目の24時間の糞便を回収し、各測定日ごとに糞便個数、湿糞便重量及び乾燥糞便重量を測定した。また、12~13日目の糞便を回収し、-30℃で冷凍し腸内フローラ解析サンプルとして保存した。
5.評価方法
(1)粒子特性
被験物質の平均粒子径及び粒度分布をレーザー回折・散乱式粒度分布測定器(LMS-300;株式会社セイシン企業)により測定した。
(2)安息角
被験物質の安息角について、 粉体特性評価装置(パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社)を用いて、被験物質を一定の高さの漏斗から水平な基板の上に落させ、生成した堆積物の角度を測定することにより求めた。なお、漏斗の下の部分から基板までの距離は約7cmであった。
(3)嵩密度
被験物質の嵩密度について、粉体特性評価装置(パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社)を用いて、篩にある被験物質を所定の高さから落下させて100cmのステンレス製容器に入れ、質量を測定することにより求めた。なお、篩から容器までの距離は約21cmであった。
(4)湿糞便重量
試験開始前(-1日目)~試験開始日(0日目)、試験開始6~7日目及び13~14日目の24時間の糞便を回収した。回収した糞便は、プラスチックトレイに置き、その重量を湿糞便重量として測定した。
(5)糞中IgA量
糞中IgA量はELISA定量キット(Bethyl Laboratories、モンゴメリー、TX)を用いて測定した。すなわち、試験13~14日目の糞便を回収し、プラスチックトレイに置いて室温で一晩乾燥させた後、-30℃で冷凍保存した。次いで、冷凍保存した糞便を室温下で吸引ポンプ及びデシケーターを用いて2日間乾燥させた。次いで、乳鉢及び乳棒を用いて乾燥糞便を粉砕した。次いで、粉砕糞便 0.1gあたり1mLのPBSを加え、1時間、室温で抽出した。次いで、固形分を除去するために遠心分離することにより、糞抽出液を得た。この糞抽出液を用いて、上記ELISA定量キットにより、糞中IgA量を定量した。
(6)腸内フローラ
次のようにしてリアルタイム PCR法により腸内フローラを解析した。すなわち、試験13~14日目の糞便を回収し、プラスチックトレイに置いて室温で一晩乾燥させた後、-30℃で冷凍保存した。次いで、冷凍糞便を凍結乾燥機にかけた後、粉砕を行った。1検体につき100mg量り取りDNA抽出キット(QIAamp(登録商標)DNA Stool Mini Kit;キアゲン)の取扱説明書に従い抽出を行った。DNA溶液を注射用水にて50倍希釈してテンプレートとした。
上記テンプレートについて、リアルタイムPCR用キット(QuantiNova SYBR Green master mix;Qiagen)の取扱説明書に従い、RoterGene Q(登録商標;Qiagen)を用いてリアルタイムPCRアッセイを行った(プレインキュベーション95℃・5分;PCRサイクル95℃・5秒、60℃・10秒×40サイクル)。解析対象は全菌種(total bacteria)、Lactobacillus属、Prevotella属及びClostoridium cluster XIVaとし、プライマー配列は下記表5に記載のとおりとした。
コントロールの一部をスタンダードとして用い、コントロールに対する相対値として計測した。
(7)統計処理
得られた数値は、各群で平均値(mean)、標準偏差(S.D.)及び標準誤差(S.E.)を算出した。検定は、コントロール群又は粉砕末(粒度小)群との多群比較(Bonferroni test)により行った。有意水準は、危険率5%又は1%とした。
6.結果
(1)粒子特性
粒子特性を測定した結果を表6に示す。表中の「粒度大」、「粒度中」及び「粒度小」はそれぞれ被験物質である「大麦茎葉乾燥粉末(粒度大)」、「大麦茎葉乾燥粉末(粒度中)」及び「大麦茎葉乾燥粉末(粒度小)」を表わす。
(2)安息角及び嵩密度
安息角及び嵩密度の測定結果を表7に示す。表中の「粒度大」、「粒度中」及び「粒度小」はそれぞれ被験物質である「大麦茎葉乾燥粉末(粒度大)」、「大麦茎葉乾燥粉末(粒度中)」及び「大麦茎葉乾燥粉末(粒度小)」を表わす。
(3)湿糞便重量、糞中IgA量及び腸内フローラ
試験開始13~14日目の24時間に回収した糞便を用いて測定した湿糞便重量の測定結果を図1に;糞中IgA量の測定結果を図2に;及び腸内フローラの測定結果を図3及び4にそれぞれ示す。なお、それぞれの測定値は各群の平均値を示す。
湿糞便重量、糞中IgA及び腸内フローラともに、コントロール群に対して、粉砕末(粒度小)群、粉砕末(粒度中)群及び粉砕末(粒度大)群は統計的有意に優れた値を示した。さらに、驚くべきことに、粉砕末(粒度小)群は、粉砕末(粒度中)群又は粉砕末(粒度大)群に対して、湿糞便重量、糞中IgA及び腸内フローラのいずれにおいても優れた値を示した。粉砕末(粒度中)群についてもまた、粉砕末(粒度大)群に対して、湿糞便重量、糞中IgA及び腸内フローラについて同等又はより優れた値を示した。
これらの結果から、大麦茎葉の乾燥粉末は、粒径がより小さく、安息角がより大きく、又は嵩密度がより小さいものほど、湿糞便重量、糞中IgA及び腸内フローラがより大きい、すなわち、便通改善作用、腸内環境改善作用、腸管免疫機能活性化作用といった整腸作用を示すことが明らかになった。
7.大麦茎葉乾燥粉末(粒度小)の製造例
平均粒子径が上記表1に示す数値になる微粉砕処理条件によって、大麦茎葉乾燥粉末(粒度小)を製造した。製造して得られた粉末(製造例1~6)の粒子特性を表8に示す。製造例1~6の粉末もまた、湿糞便重量、糞中IgA及び腸内フローラがより大きく、便通改善作用、腸内環境改善作用、腸管免疫機能活性化作用といった整腸作用を示すことが合理的に推測される。
本発明の整腸剤は、従前の整腸作用を有する物質に比べて、天然素材を用いながら、安全性が高く、かつ、優れた整腸作用を示す物質を含有するものであり、これにより便通改善作用、腸内環境改善作用及び腸管免疫賦活化作用を含む整腸作用を有するものである。したがって、本発明の整腸剤は、便秘、下痢、排便障害などの腸機能不全、腸管免疫不全、腸内の有害微生物代謝産物や有害酵素の発生、生活習慣病、アレルギーなどの腸組織の異常に関連する種々の疾病及び異常の改善、緩和、治療及び予防することが期待できることから、これらの疾病や異常を患う者の健康と福祉に貢献できるものである。

Claims (1)

  1. メディアン径が23.0μm以下である大麦の葉及び/又は茎の粉砕末を含有するIgA分泌促進剤(反芻動物用飼料を除く)
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