JP7390607B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本開示は、ウイルス等の空気感染する病気に感染するリスクを低減する椅子に関する。
近年、高いホスピタリティの提供を行うクリニックが出てきており、そのクリニックでは、薬剤師も受付に常駐し、クリニック内の待合室で待っている患者に対して、医師による診断後の薬の処方を、薬剤師自らが患者の待っている待合室まで足を運んで丁寧に説明しつつ薬の処方をしている。
クリニック内の待合室での患者への薬の引き渡しの際に、薬剤師は、薬の説明のためにおのずと患者の顔近辺まで近接しなければいけない必要が生じる。そのため、薬剤師は、例えば、患者が空気感染する病気に罹患しているような場合、患者周辺に浮遊する高濃度にウイルスを含む空気に暴露される機会が多く発生する。これにより、患者が感染している病気に薬剤師が感染するリスク(つまり、感染リスク)が高まる。
従来、椅子の周辺を気流で囲うように、当該椅子の周囲の空気を循環させることで、椅子の周囲の空気の移動が制限されたパーソナルスペースを当該椅子の周囲に設けることで、椅子に着座している人(つまり、在席者)の周囲の空気と着座していない人の周囲の空気との空気の移動を抑制する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された椅子は、空気吸込口から吸いこんだ空気を、ダクト内を移動させ、上部に設置された空気吹出パネルより下方向の向きに移動させることで、椅子に着座した人の周りに空気を循環させる。
特許文献2及び特許文献3には、椅子の周囲に気流を生成する構成が開示されている。
実開平2-85930号公報 特開2000-175772号公報 特開2005-348783号公報
しかしながら、従来の構成の椅子では、上述した薬剤師のように、着座している患者に対して、上述したパーソナルスペースの内側へ積極的に近づいてくる人に対する感染リスクを低減することはできない。
本開示は、空気感染をする病気に罹患している在席者に接近する近接者への感染リスクを低減できる椅子を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る椅子は、背もたれと、前記椅子の在席者の頭の高さに対応する位置で前記背もたれに設置され、前記背もたれの前方から後方に向かう気流を生成する送風ファンと、を備える。
本開示に係る椅子によれば、空気感染をする病気に罹患している在席者に接近する近接者への感染リスクを低減することができる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
本開示の実施の形態1に係る椅子の概略斜視図 本開示の実施の形態1に係る椅子の概略側面図 本開示の実施の形態2に係る椅子の概略斜視図 本開示の実施の形態2に係る椅子の概略側面図 本開示の実施の形態3に係る椅子の概略側面図 本開示の実施の形態3に係る椅子が実行する送風ファンの制御の処理手順を説明するフローチャート 本開示の実施の形態4に係る椅子の概略斜視図 本開示の実施の形態4に係る椅子の概略側面図 本開示の実施の形態5に係る椅子の概略側面図 本開示の実施の形態5に係る椅子が実行する送風ファンの制御の処理手順を説明するフローチャート 第1面、第2面、側面、支持部、第1領域、第2領域を説明するための図 筒、中心軸、第1距離、第2距離、第3距離を説明するための図 第1仮想面、交点を説明するための図
まず、本開示発明の種々の態様について説明する。
本開示の一態様に係る椅子は、背もたれと、前記椅子の在席者の頭の高さに対応する位置で前記背もたれに設置され、前記背もたれの前方から後方に向かう気流を生成する送風ファンと、を備える。
本構成によって、ソファ等の本開示の一態様に係る椅子に座っている在席者の一例である病気に感染している患者に、薬剤師が薬の説明等のために近接した場合に、在席者の頭(具体的には、顔)周辺の空気を背もたれの後方に排除することができるようになる。空気感染する病気の病原となるウイルス等は、特に、患者の呼気、つまり、患者の顔周辺の空気に多く含まれる。そのため、ウイルス濃度が高い空気が存在する在席者の頭周辺の空気を椅子の後方に排除することで、患者の正面から当該患者に近づいてくる薬剤師等の近接者に空気感染する感染リスクを低減することができる。これにより、本開示の一態様に係る椅子によれば、空気感染をする病気に罹患している在席者に接近する近接者への感染リスクを低減することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る椅子は、前記送風ファンを複数備え、複数の前記送風ファンは、それぞれ前記背もたれの左右方向に離れて同じ高さに設置されている。
本構成によって、例えば、本開示の一態様に係る椅子がソファ等の複数人が座ることのできる長椅子である場合においても、複数の送風ファンを、好適に距離を設けて背もたれに配置することで、在席者に接近する近接者への感染リスクを低減することができる。また、複数の送風ファンを、当該複数の送風ファンの間に距離を設けて背もたれに配置することで、椅子に座る在席者によって送風ファンが生成する気流が遮られることを抑制することができる。そのため、在席者に気流が当たることによる座り心地の低減を抑制し、且つ、在席者の顔周辺の空気を背もたれの後方に排除することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る椅子は、さらに、前記在席者の頭の高さを検出する在席者検出部と、前記送風ファンの高さを調節する昇降モータと、前記昇降モータを制御する昇降制御部と、を備え、前記昇降制御部は、前記在席者検出部により検出された前記在席者の頭の高さに前記送風ファンの高さを合わせるように、前記昇降モータを制御する。
本構成によって、在席者の座高が異なる場合にも、在席者の座高に合わせた適切な高さに送風ファンを配置することができる。そのため、このような構成によれば、在席者の顔周辺の空気を適切に背もたれの後方に排除することができる。
また、例えば、前記在席者検出部は、水平方向における所定距離までの物体の有無を検出する複数のセンサから構成され、前記複数のセンサは、前記椅子の背もたれの前側を検出するように上下方向に配列されており、前記複数のセンサのうち、前記物体を検出した最も上のセンサの高さを前記在席者の頭の高さとして検出する。
本構成によって、センサ検出結果をもとに、簡便に在席者の頭の高さを検出することができる。そのため、このような構成によれば、送風ファンを簡便に在席者の頭の位置に配置することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る椅子は、さらに、前記椅子の後方に位置する対象者の頭の位置を検出する後方検出部と、前記送風ファンが生成する前記気流の角度を調整するための角度モータと、前記角度モータを制御する角度制御部と、を備え、前記角度制御部は、前記後方検出部により検出された前記対象者の頭の位置を回避する方向に前記送風ファンが気流を生成するように、前記角度モータを制御する。
本構成によって、椅子の後方に位置する対象者に対して、在席者の顔周辺の空気が直接当たることがないようにすることができる。そのため、このような構成によれば、椅子の後方に位置する対象者への感染リスクもまた低減することができる。
また、例えば、前記角度モータは、上下方向の角度を調整し、前記角度制御部は、前記後方検出部が検出した前記対象者の頭の高さに基づいて、前記気流の上下方向の角度を制御する。
本構成によって、より簡便な構成で椅子の後方に位置する対象者への感染リスクを低減することができる。
また、例えば、前記背もたれの少なくとも一部は、前記背もたれの前面から背面まで気体が移動可能に通じる通気構造になっており、前記送風ファンは、前記背もたれの内部に設置されている。
本構成によって、椅子の見た目がすっきりするとともに、在席者の顔周辺の空気を背もたれの後方に排除することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る椅子は、さらに、前記在席者が所持する前記在席者の属性を識別するための在席者識別タグから前記在席者の属性を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記在席者の属性を識別する識別部と、前記在席者の属性が所定属性を示すと前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる出力制御部と、を備える。
本構成によって、出力制御部は、椅子の周囲に空気感染するウイルス等が浮遊されると考えられるタイミングで、送風ファンに気流を生成させることができる。そのため、このような構成によれば、送風ファンを駆動するための消費電力を低減させ、且つ、在席者に接近する近接者への感染リスクを低減することができる。
また、例えば、前記取得部は、さらに、前記椅子に近接する近接者が所持する前記近接者の属性を識別するための近接者識別タグから前記近接者の属性を取得し、前記識別部は、さらに、前記近接者の属性を識別し、前記出力制御部は、前記在席者の識別結果と前記近接者の識別結果とが予め定められた識別結果の組み合わせであると前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる。
本構成によって、出力制御部は、椅子の周囲に空気感染するウイルス等が浮遊されると考えられるタイミングで、送風ファンを駆動させることができる。また、このような構成によれば、送風ファンは、特定の条件を満たさない場合にはオフされる(つまり、気流を生成しない)。そのため、このような構成によれば、消費電力をより低減させ、且つ、感染リスクを低減したい特定の近接者に対して、感染リスクを低減することができる。
また、例えば、前記在席者識別タグには、前記在席者が空気感染する病気に罹患しているか否かを示す在席者情報が前記在席者の属性として記録されており、前記近接者識別タグには、前記近接者が薬剤師であるか否かを示す近接者情報が前記近接者の属性として記録されており、前記出力制御部は、前記在席者情報から前記在席者が空気感染する病気に罹患しており、且つ、前記近接者情報から前記近接者が薬剤師であると前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる。
本構成によって、クリニックで行なわれる診察から薬処方までの一連の流れの中で、薬剤師に対する空気感染する病気に罹患した患者からの空気感染による病気の感染リスクを低減することができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、前方とは、椅子に着座した在席者から見て、背もたれとは反対の方向であるとする。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を表している。X軸及びY軸は、互いに直交し、且つ、いずれもZ軸に直交する軸である。
また、Z軸方向は、例えば、鉛直方向であり、また、Z軸正方向側は、上方と記載される場合がある。また、Y軸正方向側は、前方と記載され、Y軸負方向側は、後方と記載される場合がある。また、X軸方向は、左右方向と記載される場合がある。
また、本明細書において、椅子に座っている人を在席者と呼称し、椅子の前側に位置する人を近接者と呼称し、椅子の後ろ側に位置する人を対象者と呼称する。
(実施の形態1)
まず、図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る椅子について説明する。
図1は、本開示の実施の形態1に係る椅子100の概略斜視図である。図2は、本開示の実施の形態1に係る椅子100の概略側面図である。
椅子100は、椅子100の座部1に着座した在席者101の顔周辺の空気を拡散させる椅子である。具体的には、椅子100は、在席者101の頭(具体的には、顔)周辺に位置する空気を背もたれ102の後方へ移動させる椅子である。
椅子100は、座部1と、背もたれ102と、送風ファン103と、出力制御部106と、電源107と、を備える。
座部1は、椅子100に在席者101が着座する座面を有する。図1及び図2には、脚部と一体的に形成された箱体として座部1を示している。なお、例えば、椅子100は、脚部と、当該脚部と接続され、座面を有する座部とを備えてもよい。
背もたれ102は、座部1に着座した在席者101を支持する背もたれである。背もたれ102は、例えば、座部1に接続されており、座部1の座面に対して垂直に立設されている。
送風ファン103は、気流105を生成するファンである。具体的には、送風ファン103は、椅子100の在席者101の頭の高さ104に対応する位置に所定の高さで背もたれ102に設置されている。また、送風ファン103は、背もたれ102の前方から後方に向かう気流105を生成する。
背もたれ102が椅子100に設置される個数は、特に限定されず、1以上であればよい。図1及び図2には、椅子100が送風ファン103を2つ備える場合を例示している。図1及び図2に示すように、例えば、椅子100は、送風ファン103を複数備える。この場合、複数の送風ファン103は、例えば、それぞれ背もたれ102の左右方向に離れて同じ高さ104に設置されている。図1及び図2には、2つの送風ファン103が、背もたれ102の左右の側面のそれぞれに設置されている場合を例示している。複数の送風ファン103は、背もたれ102の上部に設置されてもよい。
椅子100が送風ファン103を2つ以上備えることによって、例えば、椅子100がソファ等の複数人が座ることのできる長椅子である場合においても、複数の送風ファン103の間の距離を好適に設定することで、在席者101に接近する人への感染リスクを低減することができる。また、複数の送風ファン103を複数の送風ファン103の間に距離を設けて背もたれ102に配置することで、椅子100に座る在席者101によって送風ファン103が生成する気流105が遮られることを抑制することができる。そのため、在席者101に気流105が当たることによる座り心地の低減を抑制し、且つ、在席者101の顔周辺の空気を椅子100の後方に排除することができる。
なお、複数の送風ファン103の間の距離は、特に限定されず、例えば、50cm~1m程度でもよい。
出力制御部106は、送風ファン103の駆動を制御するための制御装置である。具体的には、出力制御部106は、送風ファン103のオンオフを制御することで、送風ファン103に気流105を生成させる、又は、生成させない制御をする。出力制御部106は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを記憶するメモリとから実現される。
電源107は、椅子100が備える出力制御部106、送風ファン103等の電子装置に電力を供給するための電源回路である。電源107は、例えば、外部商用電源等から供給された電力を変換して、変換した電力を送風ファン103等の電子装置に供給する。電源107は、例えば、配線等により、出力制御部106及び送風ファン103と電気的に接続されている。なお、椅子100は、さらに、電源107に電力を供給する図示しないバッテリを備えてもよい。
出力制御部106及び電源107は、例えば、椅子100の内部に収容されている。なお、出力制御部106及び電源107は、椅子100の外部に設置されてもよい。
上記のように、実施の形態1に係る椅子100は、背もたれ102と、椅子100の在席者101の頭の高さ104に対応する位置で背もたれ102に設置され、背もたれ102の前方から後方に向かう気流105を生成することで、在席者101の顔周辺の空気を椅子100の後方に送風する気流105を生成する送風ファン103を備える。
このような構成によれば、在席者101の頭周辺の空気を背もたれ102の後方に排出することができるようになる。そのため、もし在席者101が空気感染する病気にかかっていた場合にも、接近する近接者への感染リスクを低減することができる。特に、送風ファン103を在席者101の頭(具体的には、顔)の高さ104で背もたれ102に設置することで、空気中のウイルス濃度が高いと考えられる在席者101の顔周辺の空気を背もたれ102の後方に排除することができるようになる。そのため、椅子100によれば、空気感染をする病気に罹患している在席者101に接近する近接者への感染リスクを低減することができる。
椅子100は、図1、図2、図11に示すように、第1面1001、第1面1001に対抗する第2面1002、第1面1001と第2面1002の間に設けられた側面1003を含む背もたれ102と、第1面1001に接続された支持部1004と、側面1003に設けられ、かつ、第1面1001に接する第1領域1011から第2面1002に接する第2領域1012への気流を発生させる送風ファン103を備えてもよい。なお、図11は、第1面1001、第2面1002、側面1003、支持部1004、第1領域1011、第2領域1012を説明するために、図2を簡易に描いた図である。送風ファン103は気流が通過する筒1031を有してもよい。
図2、図12、図13に示すように、筒1031の仮想中心軸1032と第1面1001を含む第1仮想面1033の交点1034と支持部1004の間の第1距離1035は、支持部1004に着座した在席者101の顔の下端と支持部1004の間の第2距離1036より大きく、かつ、在席者101の頭の先端と支持部1004の間の第3距離1037より小さくてもよい。なお、図12は、筒1031、中心軸1032、第1距離1035、第2距離1036、第3距離1037を説明するために、図2を簡易に描いた図である。なお、図13は、第1仮想面1033、交点1034を説明するための図である。
(実施の形態2)
続いて、図3及び図4を参照して、実施の形態2に係る椅子について説明する。
図3は、本開示の実施の形態2に係る椅子200の概略斜視図である。本開示の実施の形態2に係る椅子200の概略側面図である。なお、実施の形態2に係る椅子200の説明において、実施の形態1に係る椅子100と実質的に同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図3及び図4においては、在席者101の図示を省略している。
椅子200は、椅子100と同様に、椅子100の座部1に着座した在席者101の顔周辺の空気を拡散させる椅子である。具体的には、椅子200は、在席者101の顔周辺の空気を背もたれ102の前方から後方へ移動させる椅子である。
実施の形態2に係る椅子200は、実施の形態1に係る椅子100の構成に加えて、さらに、在席者検出部205と、昇降ガイド202と、昇降モータ203と、昇降制御部204と、を備える。
在席者検出部205は、在席者101の頭の高さ104を検出する。在席者検出部205は、例えば、複数のセンサ201を備える。
複数のセンサ201は、椅子200の背もたれ102の前側を検出するように上下方向に配列されており、検出した最も上のセンサ201の高さを在席者101の頭の高さ104として検出する。センサ201は、例えば、椅子200の前方であって、水平方向の所定の距離(例えば、10cm等)内における物体の有無を検出する距離センサである。センサ201は、例えば、光学式のアクティブ型センサでもよいし、超音波センサ、接触式センサ等でもよい。
在席者検出部205が物体の有無を検出する複数のセンサ201により実現されることで、センサ201の検出結果をもとに、在席者101の頭の高さ104を簡便に検出することができる。そのため、このような構成によれば、送風ファン103を簡便に在席者101の頭の高さ104に配置することができる。
昇降ガイド202は、昇降制御部204が昇降モータ203を駆動させることで、送風ファン103を昇降させるためのガイドである。
昇降モータ203は、昇降ガイド202に沿って昇降することで、送風ファン103を昇降させるためのモータである。
昇降ガイド202及び昇降モータ203は、例えば、一軸ステージであり、送風ファン103と接続されている。
昇降制御部204は、昇降モータ203を駆動させることで、送風ファン103を昇降させるための制御装置である。昇降制御部204は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを記憶するメモリとから実現される。
送風ファン103、在席者検出部205、昇降モータ203、出力制御部106、昇降制御部204、及び、電源107は、配線等により電気的に接続されている。
上記のように、実施の形態2に係る椅子200は、実施の形態1に係る椅子100の構成に加えて、さらに、椅子200の背もたれ102の前面に、背もたれ102前方の向きに物体の有無を検出するセンサ201が上下方向に複数配列されている。在席者101が椅子200に着座した際には、センサ201に検出されることとなるため、最も高い高さで検出されたセンサ201における高さが在席者101の座高(つまり、頭の高さ104)を反映することとなる。このようにセンサ201により検出された検出結果を用いて、昇降制御部204により昇降モータ203を制御し、送風ファン103の高さを在席者101の頭の高さ104に調整する。
このような構成によれば、在席者101の座高に対応した高さ104に送風ファン103の高さを調整することができる。そのため、このような構成によれば、椅子200は、座高の異なる様々な在席者101に対しても、適切に在席者101の顔周辺の空気を背もたれ102の前方から後方へ排出することができる。
なお、本実施の形態において、在席者検出部205は、在席者101の頭の高さ104を距離センサによるセンサ201で検出したが、これに限定させるものではなく、例えば、センサ201は、カメラでもよい。当該カメラを用いて取得した画像の処理結果から、在席者検出部205は、在席者101の頭の高さ104を検出してもよい。
また、昇降制御部204は、複数のセンサ201の検出結果に基づいて送風ファン103の高さを調整した。ここで、出力制御部106もまた、センサ201の検出結果を用いてもよい。例えば、出力制御部106は、センサ201のすべてが物体を検出していない場合を在席者101がいない状態(つまり、椅子200に着座している人がいない状態)であるとして、送風ファン103をオフ(つまり、送風ファン103に気流を生成させない状態)にし、センサ201のいずれかが物体を検出した場合を在席者101がいる状態であるとして、送風ファン103をオン(つまり、送風ファン103に気流を生成させる状態)にしてもよい。
(実施の形態3)
続いて、図5及び図6を参照して、実施の形態3に係る椅子について説明する。
図5は、本開示の実施の形態3に係る椅子300の概略側面図である。なお、実施の形態3に係る椅子300の説明において、実施の形態1に係る椅子100又は実施の形態2に係る椅子200と実質的に同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図5においては、在席者101の図示を省略している。
椅子300は、椅子100と同様に、椅子300の座部1に着座した在席者101の顔周辺の空気を拡散させる椅子である。具体的には、椅子300は、在席者101の顔周辺の空気を背もたれ102の前方から後方へ移動させる椅子である。
実施の形態3に係る椅子300は、実施の形態2に係る椅子200の構成に加えて、さらに、角度モータ301と、後方検出部302と、角度制御部304と、を備える。
角度モータ301は、送風ファン103の向きを調整するためのモータである。具体的には、角度モータ301は、送風ファン103の姿勢を調整することで、送風ファン103が生成する気流105aの向きを制御する。つまり、角度モータ301は、送風ファン103が生成する気流105aの角度(制御角度305)を調整する。角度モータ301は、例えば、上下方向(X軸方向を軸とする回転方向)の角度を調整する。
後方検出部302は、椅子300の後方に位置する人物である対象者303が存在するか否かを検出する。具体的には、後方検出部302は、対象者303の頭の位置を検出する。例えば、後方検出部302は、対象者303の頭の高さ104aを検出する。
後方検出部302は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを有するカメラである。
角度制御部304は、角度モータ301を制御することで、椅子300の後方に位置する対象者303の頭部に向けて気流105aが生成されないように、送風ファン103の姿勢を変更させるための制御装置である。具体的には、角度制御部304は、後方検出部302により検出された対象者303の頭の位置を回避する方向に、送風ファン103が気流105aを生成するように、角度モータ301を制御する。例えば、角度制御部304は、後方検出部302が検出した対象者303の頭の高さ104aに基づいて、気流105aの上下方向(X軸方向を軸とする回転方向)の制御角度305を制御する。
角度制御部304は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを記憶するメモリとから実現される。
送風ファン103、角度モータ301、後方検出部302、角度制御部304、在席者検出部205、昇降モータ203、出力制御部106、昇降制御部204、及び、電源107は、配線等により電気的に接続されている。
上記のように、実施の形態3に係る椅子300は、実施の形態1に係る椅子100の構成に加えて、さらに、椅子300の背もたれ102の後方に位置する対象者303の有無を検出するための後方検出部302を備える。また、椅子300の後方に対象者303が存在する場合は、後方検出部302によって対象者303の身長の高さ(具体的には、対象者303の頭部の位置)を検出し、角度制御部304は、後方検出部302の検出結果に基づいて角度モータ301を制御する。具体的には、角度制御部304は、少なくとも後方の対象者303の頭の高さとは異なる上下方向の制御角度305(具体的に例えば、後方の対象者303の頭の高さと送風ファン103の高さが同じ場合、20度程度上方の角度)になるように、角度モータ301を制御することで、送風ファン103の姿勢を制御する。こうすることで、角度制御部304は、少なくとも後方の対象者303の頭に気流105aが生成されないように、制御角度305を制御する。
図6は、本開示の実施の形態3に係る椅子300が実行する送風ファン103の制御の処理手順を説明するフローチャートである。
まず、在席者検出部205は、在席者101の頭の高さ(例えば、図4に示す高さ104)を検出する(ステップS101)。
次に、昇降制御部204は、在席者101の頭の高さ104まで送風ファン103を移動させる(ステップS102)。
次に、後方検出部302は、椅子300の後方に対象者303が存在するか否かを示す後方情報を取得する(ステップS103)。ここで、後方情報は、例えば、画像である。例えば、ステップS103では、後方検出部302は、椅子300の後方を撮像することで、後方情報を取得する。
次に、後方検出部302は、ステップS103で取得した後方情報から、椅子300の後方に対象者303が存在するか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104において、後方検出部302は、例えば、ステップS103で取得した後方情報の一例である画像を解析することで、椅子300の後方に対象者303が存在するか否かを判定する。
後方検出部302は、椅子300の後方に対象者303が存在すると判定した場合(ステップS104でYes)、さらに、対象者303の頭の位置(具体的には、対象者303の頭の高さ104a)を検出する(ステップS105)。ステップS105において、後方検出部302は、例えば、ステップS103で取得した後方情報が画像である場合、当該画像を解析することで対象者303の頭の高さ104aを検出する。
次に、角度制御部304は、ステップS105で後方検出部302が検出した対象者303の頭の高さ104aに基づいて、送風ファン103の向き(具体的には、姿勢)を制御する(ステップS106)。ステップS106において、角度制御部304は、例えば、送風ファン103が生成する気流105aが対象者303の頭部に向かないように、角度モータ301を制御することで、制御角度305を制御する。
ステップS106の次に、又は、後方検出部302が椅子300の後方に対象者303が存在しないと判定した場合(ステップS104でNo)、出力制御部106は、送風ファン103を駆動することで送風ファン103に気流105aを生成させる(ステップS107)。
上記のように、椅子300は、椅子200の構成に加えて、さらに、椅子300の後方に位置する対象者303の頭の位置を検出する後方検出部302と、送風ファン103が生成する気流105aの角度(制御角度305)を調整するための角度モータ301と、角度モータ301を制御する角度制御部304と、を備える。角度制御部304は、後方検出部302により検出された対象者303の頭の位置を回避する方向に送風ファン103が気流105aを生成するように、角度モータ301を制御する。
このような構成によれば、もし椅子300の後方に対象者303がいた場合にも、その角度を避けるように在席者101の顔周辺の空気を拡散させることができるため、つまり、椅子300によれば、椅子300の後方に位置する対象者303に対して、在席者101の顔周辺の空気が直接当たることがないようにすることができる。そのため、椅子300によれば、後方の対象者303に対する感染リスクを上昇させることなく、且つ、在席者101に接近する近接者の感染リスクを低減することができる。
なお、本実施の形態において、角度制御部304は、送風ファン103が生成する気流105aの上下方向の制御角度305を、角度モータ301を制御することで制御するとしたが、上下方向だけではなく、左右方向(Y軸方向を軸とする回転方向)の角度もまた制御されてよい。
このような構成によってもまた、後方の対象者303に対する感染リスクを、上昇させることなく、在席者101に前方から接近する近接者の感染リスクを低減することができる。
なお、角度モータ301は、上下方向の角度を調整し、角度制御部304は、後方検出部302が検出した対象者303の頭の高さに基づいて、気流105aの上下方向の角度(制御角度305)を制御してもよい。
このような構成によれば、より簡便な構成で椅子300の後方に位置する対象者303への感染リスクを低減することができる。
(実施の形態4)
続いて、図7及び図8を参照して、実施の形態4に係る椅子について説明する。
図7は、本開示の実施の形態4に係る椅子400の概略斜視図である。図8は、本開示の実施の形態4に係る椅子400の概略側面図である。なお、実施の形態4に係る椅子の説明において、実施の形態1に係る椅子100と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図7及び図8においては、在席者101の図示を省略している。
椅子400は、椅子100と同様に、椅子400の座部1に着座した在席者101の顔周辺の空気を拡散させる椅子である。具体的には、椅子400は、在席者101の顔周辺の空気を背もたれ401の前方から後方へ移動させる椅子である。
実施の形態4に係る椅子400は、背もたれ401が通気構造を有し、送風ファン103が椅子400(具体的には、背もたれ401)の内部に位置している点が、実施の形態1に係る椅子100とは異なる。
図7及び図8に示すように、椅子400の背もたれ401は、通気構造を有する。図7及び図8には、通気構造の一例として、メッシュ構造を有する布等により外面が形成された背もたれ401を例示している。
背もたれ401は、例えば、全面がメッシュ構造で形成されており、背もたれ401の前面から背面に向けて通気性を有する。また、送風ファン103は、背もたれ401内部であって、在席者101の頭の高さ104に配置されている。背もたれ401は、例えば、背もたれ401の骨格となる棒状のフレームと、当該フレームを覆い、メッシュ構造を有する布等とにより構成されている。
このような構成によれば、外から椅子400見た場合には、送風ファン103を背もたれ401の内部に隠すことができるため通常の椅子と変わりがないため見た目にすっきりするとともに、在席者101の頭に近接した位置に送風ファン103を位置させることができる。そのため、椅子400によれば、椅子400を見た人に送風ファン103の存在を気づかれにくくしつつ、且つ、在席者101の顔周辺の空気を椅子400の後方に排除することができるため、在席者101に接近する近接者の感染リスクを低減することができる。
なお、本実施の形態においては、背もたれ401の全面を通気構造としたが、必ずしも背もたれ401の全面が通気構造である必要はない。例えば、送風ファン103が生成する気流105が通過する背もたれ401の位置が通気性を有し、他の箇所は通気性を有しなくてもよい。
(実施の形態5)
続いて、図9及び図10を参照して、実施の形態5に係る椅子について説明する。
図9は、本開示の実施の形態5に係る椅子500の概略側面図である。なお、実施の形態5に係る椅子500の説明において、実施の形態1に係る椅子100と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
椅子500は、椅子100と同様に、椅子500の座部1に着座した在席者503の顔周辺の空気を拡散させる椅子である。具体的には、椅子500は、在席者503の顔周辺の空気を背もたれ102の前方から後方へ移動させる椅子である。
実施の形態5に係る椅子500は、実施の形態1に係る椅子100の構成に加えて、さらに、取得部505と、識別部506と、を備える。また、椅子500が備える出力制御部507は、識別部506の識別結果に基づいて送風ファン103のオンオフを制御する。
取得部505は、在席者503が所持する在席者503の属性を識別するための在席者識別タグ504から在席者503の属性を取得する。
例えば、取得部505は、さらに、椅子500に近接する近接者501が所持する近接者501の属性を識別するための近接者識別タグ502から近接者501の属性を取得する。
ここで、属性とは、在席者503又は近接者501の性別、年齢等を示すものでもよいし、在席者503又は近接者501の職業、疾患情報等でもよい。
在席者503は、例えば、空気感染する病気に罹患している患者であり、近接者501は、例えば、在席者503に薬を処方する薬剤師である。
在席者識別タグ504及び近接者識別タグ502は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグであり、在席者503又は近接者501の属性を示す情報を常時周囲に発信している。
在席者識別タグ504には、例えば、在席者503が空気感染する病気に罹患しているか否かを示す在席者情報が在席者503の属性として記録されている。また、近接者識別タグ502には、例えば、近接者501が薬剤師であるか否かを示す近接者情報が近接者501の属性として記録されている。
取得部505は、例えば、在席者識別タグ504及び近接者識別タグ502から、在席者503又は近接者501の属性を示す情報を無線通信で取得するための通信インターフェースである。
識別部506は、取得部505が取得した在席者503の属性を識別する。識別部506は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを記憶するメモリとから実現される。
出力制御部507は、例えば、識別部506が在席者503の属性が所定属性を示すと識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる。出力制御部507は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを記憶するメモリとから実現される。
識別部506は、例えば、在席者503の属性が所定属性を示すか否かを識別する。ここで、所定属性とは、予め任意に定められてよく、在席者503が罹患している病気の情報、在席者503の年齢、在席者503の性別等、特に限定されない。例えば、所定属性が、「在席者503が空気感染する病気に罹患している患者」であり、識別部506が、取得部505が取得した在席者情報を「在席者503が空気感染する病気に罹患している患者」を示す属性であると識別した場合、出力制御部507は、送風ファン103に気流105を生成させる。なお、所定属性は、単に、送風ファン103をオンさせる、又は、オフさせることを示す情報でもよい。
また、例えば、出力制御部507は、在席者503の識別結果と近接者501の識別結果とが予め定められた識別結果の組み合わせであると識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる。また、例えば、出力制御部507は、在席者503の識別結果と近接者501の識別結果とがあらかじめ定められた識別結果の組み合わせでないと識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させない。
ここで、あらかじめ定められた識別結果の組み合わせは、任意でよく、特に限定されない。例えば、あらかじめ定められた識別結果の組み合わせは、在席者503の識別結果が「空気感染する病気に罹患している患者」であり、近接者501の識別結果が「クリニックに勤務する勤務者」でもよい。また、例えば、あらかじめ定められた識別結果の組み合わせは、在席者503の識別結果が「空気感染する病気に罹患している患者」であり、近接者501の識別結果が「薬剤師」でもよい。
出力制御部507は、例えば、在席者情報から在席者503が空気感染する病気に罹患しており、且つ、近接者情報から近接者501が薬剤師であると識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる。
送風ファン103、取得部505、識別部506、出力制御部507、及び、電源107は、配線等により電気的に接続されている。
図10は、本開示の実施の形態5に係る椅子500が実行する送風ファン103の制御の処理手順を説明するフローチャートである。
まず、取得部505は、在席者503の属性を示す在席者情報を取得する(ステップS201)。
次に、識別部506は、取得部505が取得した在席者属性から、在席者503が空気感染する病気に罹患しているか否かを識別する(ステップS202)。
識別部506によって在席者503が空気感染する病気に罹患していないと識別された場合(ステップS202でNo)、処理をステップS201へ戻す。
一方、識別部506によって在席者503が空気感染する病気に罹患していると識別された場合(ステップS202でYes)、取得部505は、さらに、近接者501の属性を示す近接者情報を取得する(ステップS203)。
次に、識別部506は、取得部505が取得した近接者情報から、近接者501が薬剤師であるか否かを識別する(ステップS204)。
識別部506によって近接者501が薬剤師ではないと識別された場合(ステップS204でNo)、処理をステップS201へ戻す。
一方、識別部506によって近接者501が薬剤師であると識別された場合(ステップS204でYes)、出力制御部507は、送風ファン103を駆動させることで、送風ファン103に気流105を生成させる(ステップS205)。
上記のように、実施の形態5に係る椅子500は、実施の形態1に係る椅子100の構成に加えて、さらに、在席者503が所持する在席者503の属性を識別するための在席者識別タグ504から在席者503の属性を取得する取得部505と、取得部505が取得した在席者503の属性を識別する識別部506と、在席者503の属性が所定属性を示すと識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる出力制御部507と、を備える。
このような構成によれば、出力制御部507は、椅子の周囲に空気感染するウイルス等が浮遊されると考えられるタイミングで、送風ファン103に気流105を生成させることができる。そのため、このような構成によれば、送風ファン103を駆動するための消費電量を低減させ、且つ、在席者503に接近する近接者501への感染リスクを低減することができる。
例えば、取得部505は、さらに、椅子500に近接する近接者501が所持する近接者501の属性を識別するための近接者識別タグ502から近接者501の属性を取得し、識別部506は、さらに、近接者501の属性を識別する。出力制御部507は、例えば、在席者503の識別結果と近接者501の識別結果とが予め定められた識別結果の組み合わせであると識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる。
このような構成によれば、在席者503と近接者501とがあらかじめ定めた組み合わせでなかった場合には、送風ファン103を止めておくことができる。また、椅子500によれば、椅子500の周囲に空気感染するウイルス等が浮遊されると考えられるタイミングで、送風ファン103を駆動させることができる。また、送風ファン103は、特定の条件を満たさない場合にはオフされる(つまり、気流105を生成しない)。そのため、椅子500によれば、消費電力をより低減させ、且つ、感染リスクを低減したい特定の近接者501に対して、感染リスクを低減することができる。
また、例えば、在席者識別タグ504には、在席者503が空気感染する病気に罹患しているか否かを示す在席者情報が在席者503の属性として記録されている。また、例えば、近接者識別タグ502には、近接者501が薬剤師であるか否かを示す近接者情報が近接者501の属性として記録されている。この場合、出力制御部507は、例えば、在席者情報から在席者503が空気感染する病気に罹患しており、且つ、近接者情報から近接者501が薬剤師であると識別部506が識別した場合、送風ファン103に気流105を生成させる。
このように、在席者503と近接者501との組み合わせは、例えば、インフルエンザ等の空気感染を起こす病気を罹患した患者と薬剤師との組み合わせが考えられる。このような組み合わせを識別部506が識別した場合に、送風ファン103に気流105を生成させるようにすることで、薬剤師が患者に対して薬の処方と薬に関する説明とをするためにやむを得ず接近する必要が生じた場合においても、薬剤師への病気の感染リスクを低減することができる。つまり、椅子500によれば、クリニックで行なわれる診察から薬処方までの一連の流れの中で、薬剤師に対する空気感染する病気に罹患した患者からの空気感染による病気の感染リスクを低減することができる。
なお、在席者識別タグ504の機能は、診察券、保険証等に組み込まれてもよいし、近接者識別タグ502の機能は、薬剤師の名札等に組み込まれてもよい。このようにすると、在席者503又は近接者501は、在席者識別タグ504又は近接者識別タグ502を別途所持する必要がなくなる。また、出力制御部507は、在席者識別タグ504から取得部505が在席者503の属性を取得し続けている場合に、送風ファン103を比較的弱く作動させ、さらに、取得部505が近接者識別タグ502から近接者501の属性を取得し、在席者503の属性と近接者501の属性との組み合わせが上記に示す条件を満たすと識別部506が識別した場合に、送風ファン103を比較的強く作動させるという制御を行ってもよい。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の実施の形態に係る椅子について、各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態において、出力制御部106、昇降制御部204、角度制御部304、識別部506等の実行部の構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、実行部の構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、例えば、本開示に係る椅子は、脚部を有していてもよいし、有していなくてもよい。また、本開示に係る椅子は、ひじ掛けを有していてもよいし、有していなくてもよい。
また、例えは、本開示に係る椅子は、一人がけ用の座席でもよいし、複数人が腰かけるためのソファ、ベンチ等でもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示に係る椅子は、在席者に接近する人に対する感染リスクを低減する機能を有し、病院又はクリニック等の待合室で使用する椅子として有用である。また、本開示に係る椅子は、診察室における担当医での感染リスクの低減用途にも応用できる。
1 座部
100、200、300、400、500 椅子
101、503 在席者
102、401 背もたれ
103 送風ファン
104、104a 高さ
105、105a 気流
106、507 出力制御部
107 電源
201 センサ
202 昇降ガイド
203 昇降モータ
204 昇降制御部
205 在席者検出部
301 角度モータ
302 後方検出部
303 対象者
304 角度制御部
305 制御角度
501 近接者
502 近接者識別タグ
504 在席者識別タグ
505 取得部
506 識別部

Claims (12)

  1. 椅子であって、
    背もたれと、
    前記椅子の在席者の頭の高さに対応する位置で前記背もたれに設置され、前記背もたれの前方から後方に向かう気流を生成する送風ファンと、
    前記在席者の頭の高さを検出する在席者検出部と、
    前記送風ファンの高さを調節する昇降モータと、
    前記昇降モータを制御する昇降制御部と、を備え、
    前記昇降制御部は、前記在席者検出部により検出された前記在席者の頭の高さに前記送風ファンの高さを合わせるように、前記昇降モータを制御する
    椅子。
  2. 椅子であって、
    背もたれと、
    前記椅子の在席者の頭の高さに対応する位置で前記背もたれに設置され、前記背もたれの前方から後方に向かう気流を生成する送風ファンと、
    前記椅子の後方に位置する対象者の頭の位置を検出する後方検出部と、
    前記送風ファンが生成する前記気流の角度を調整するための角度モータと、
    前記角度モータを制御する角度制御部と、を備え、
    前記角度制御部は、前記後方検出部により検出された前記対象者の頭の位置を回避する方向に前記送風ファンが気流を生成するように、前記角度モータを制御する
    椅子。
  3. 椅子であって、
    背もたれと、
    前記椅子の在席者の頭の高さに対応する位置で前記背もたれに設置され、前記背もたれの前方から後方に向かう気流を生成する送風ファンと、
    前記在席者が所持する前記在席者の属性を識別するための在席者識別タグから前記在席者の属性を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記在席者の属性を識別する識別部と、
    前記在席者の属性が所定属性を示すと前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる出力制御部と、を備える
    椅子。
  4. 前記送風ファンを複数備え、
    複数の前記送風ファンは、それぞれ前記背もたれの左右方向に離れて同じ高さに設置されている
    請求項1~3のいずれか1項に記載の椅子。
  5. 前記椅子は、さらに、前記在席者の頭の高さを検出する在席者検出部と、前記送風ファンの高さを調節する昇降モータと、前記昇降モータを制御する昇降制御部と、を備え、
    前記昇降制御部は、前記在席者検出部により検出された前記在席者の頭の高さに前記送風ファンの高さを合わせるように、前記昇降モータを制御する
    請求項2~4のいずれか1項に記載の椅子。
  6. 前記在席者検出部は、水平方向における所定距離までの物体の有無を検出する複数のセンサから構成され、
    前記複数のセンサは、前記椅子の背もたれの前側を検出するように上下方向に配列されており、前記複数のセンサのうち、前記物体を検出した最も上のセンサの高さを前記在席者の頭の高さとして検出する
    請求項1又は5記載の椅子。
  7. 前記椅子は、さらに、前記椅子の後方に位置する対象者の頭の位置を検出する後方検出部と、前記送風ファンが生成する前記気流の角度を調整するための角度モータと、前記角度モータを制御する角度制御部と、を備え、
    前記角度制御部は、前記後方検出部により検出された前記対象者の頭の位置を回避する方向に前記送風ファンが気流を生成するように、前記角度モータを制御する
    請求項1又は3に記載の椅子。
  8. 前記角度モータは、上下方向の角度を調整し、
    前記角度制御部は、前記後方検出部が検出した前記対象者の頭の高さに基づいて、前記気流の上下方向の角度を制御する
    請求項2又は7記載の椅子。
  9. 前記背もたれの少なくとも一部は、前記背もたれの前面から背面まで気体が移動可能に通じる通気構造になっており、
    前記送風ファンは、前記背もたれの内部に設置されている
    請求項1~8のいずれか1項に記載の椅子。
  10. 前記椅子は、さらに、
    前記在席者が所持する前記在席者の属性を識別するための在席者識別タグから前記在席者の属性を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記在席者の属性を識別する識別部と、
    前記在席者の属性が所定属性を示すと前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる出力制御部と、を備える
    請求項1又は2に記載の椅子。
  11. 前記取得部は、さらに、前記椅子に近接する近接者が所持する前記近接者の属性を識別
    するための近接者識別タグから前記近接者の属性を取得し、
    前記識別部は、さらに、前記近接者の属性を識別し、
    前記出力制御部は、
    前記在席者の識別結果と前記近接者の識別結果とが予め定められた識別結果の組み合わせであると前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる
    請求項3又は10記載の椅子。
  12. 前記在席者識別タグには、前記在席者が空気感染する病気に罹患しているか否かを示す在席者情報が前記在席者の属性として記録されており、
    前記近接者識別タグには、前記近接者が薬剤師であるか否かを示す近接者情報が前記近接者の属性として記録されており、
    前記出力制御部は、前記在席者情報から前記在席者が空気感染する病気に罹患しており、且つ、前記近接者情報から前記近接者が薬剤師であると前記識別部が識別した場合、前記送風ファンに気流を生成させる
    請求項11記載の椅子。
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